JP2016018014A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
加熱体の非通紙部の温度低下による定着不良を防止し、画像形成装置として最大限使い続けることを可能とする。
【解決手段】
トナー像を担持する記録材Pを、加熱体201,295と加圧部材202とで形成されるニップ部Nを通過させる際に加熱し、トナー像を当該記録材に定着させる定着手段116と、ニップ部を通過して搬送される記録材のサイズが最大幅である記録材は通過するが最大幅の記録材より小さいサイズの記録材は通過しない、加熱体の非通紙部の温度を検知する非通紙部温度検知手段Th1と、加熱体の非通紙部へ送風を行う送風手段222,702と、加熱体と送風手段との間に記録材搬送方向に交差する方向に沿って移動可能に配され、記録材の幅に応じて移動することにより、送風手段からの送風を受ける加熱体の領域を変える遮蔽手段703,704と、遮蔽手段の故障を検知する検知手段と、を有する。
【選択図】 図11
加熱体の非通紙部の温度低下による定着不良を防止し、画像形成装置として最大限使い続けることを可能とする。
【解決手段】
トナー像を担持する記録材Pを、加熱体201,295と加圧部材202とで形成されるニップ部Nを通過させる際に加熱し、トナー像を当該記録材に定着させる定着手段116と、ニップ部を通過して搬送される記録材のサイズが最大幅である記録材は通過するが最大幅の記録材より小さいサイズの記録材は通過しない、加熱体の非通紙部の温度を検知する非通紙部温度検知手段Th1と、加熱体の非通紙部へ送風を行う送風手段222,702と、加熱体と送風手段との間に記録材搬送方向に交差する方向に沿って移動可能に配され、記録材の幅に応じて移動することにより、送風手段からの送風を受ける加熱体の領域を変える遮蔽手段703,704と、遮蔽手段の故障を検知する検知手段と、を有する。
【選択図】 図11
Description
本発明は、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置及び画像形成方法に関する。
電子写真方式を用いた画像形成装置では、記録材上の未定着トナー画像を定着する定着手段として、熱ローラ方式やフィルム定着方式の定着装置が多く用いられている。この定着装置においては、トナー像を担持して搬送される記録材を加熱体で加熱させ、その記録材上の未定着トナー画像を定着させている。
画像形成装置の製品仕様で使用できる搬送可能な最大幅の記録材の幅よりも小さい幅の記録材を定着する場合に、定着装置の加熱体の加熱領域の一部には、記録材が通過しない、いわゆる非通紙部と称される領域が生じる。そして、この非通紙部の領域の温度が過度に上昇するという課題が知られている。
定着装置では、記録材の未定着トナーが定着される際に加熱体から熱を奪うので、加熱体と記録材とが接する領域の温度が定着に必要な温度を維持できるように加熱体を発熱させている。しかしながら、記録材が通過しない領域では熱が奪われないので、非通紙部の温度が過剰に昇温する。これが上述の課題の原因となっている。
この課題に対して、特許文献1には、装置内に設けた送風ファンから加熱領域の非通紙部に対して、記録材の記録材搬送方向に直交する方向の幅の大きさに応じて送風域を変えて送風することで、異なった幅の記録材に対しても非通紙部の昇温を防止できる画像形成装置が記載されている。
更に、この特許文献1には、幅の異なった記録材を中央基準で搬送する際に、加熱体の両端に設けられたそれぞれの温度検知部で検知された温度の差が一定値を超えると、冷却のための送風を停止し、定着される記録材の数を減らして定着を続行する画像形成装置が記載されている。これにより、非通紙部を冷却する空冷手段が故障する等により加熱体の両端部への送風流にアンバランスが生じた場合でも、加熱体の長手方向(搬送される記録材の幅方向)に生じた温度差によって加熱体自体の破損や定着不良が発生しないように構成されている。
しかしながら、特許文献1に記載された定着手段においては、下記のような新たな課題が見出された。
この画像形成装置では、送風ファンの異常によって加熱体の両端部への送風量がアンバランスになった場合や片寄せ通紙による加熱体の長手方向の温度分布に異常を生じた場合は想定されている。
ところが、シャッタのホームポジションを検知するセンサが故障した場合や、シャッタそのもののポジションを検知するセンサが故障した場合には対応できていない。その際は、シャッタがどこにあるのかが分からないため、実際の送風領域がどのようになっているかを把握することができないので、最大幅の記録材を搬送して定着する際にシャッタが開いていると、送風される加熱領域の温度が定着に適した温度よりも低下し、定着不良が発生する可能性がある。
また、特許文献1の画像形成装置では、シャッタが開いたまま故障した場合に、加熱体の両端に設けられた温度検知部は同じ温度推移を示すために異常を検知することができず、定着不良を防止することができない。
更に、ユーザビリティの観点から、シャッタのみの故障が発生した場合に、サービスマンが故障対応するまで画像形成装置が使用できなくなることは避けたい。そこで、加熱体の破損や定着性の不良が発生しない範囲内で、画像形成装置を使い続けることを可能とする手段が必要となる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、加熱体の非通紙部の温度低下による定着不良を防止し、かつ画像形成装置として最大限使い続けることができるユーザビリティの良い画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明は、トナー像を担持する記録材を、加熱体と加圧部材とで形成されるニップ部を通過させる際に加熱し、前記トナー像を当該記録材に定着させる定着手段と、前記ニップ部を通過して搬送される記録材のサイズが最大幅である記録材は通過するが前記最大幅の記録材より小さいサイズの記録材は通過しない、前記加熱体の非通紙部の温度を検知する非通紙部温度検知手段と、前記加熱体の前記非通紙部へ送風を行う送風手段と、前記加熱体と前記送風手段との間に記録材搬送方向に交差する方向に沿って移動可能に配され、記録材の幅に応じて移動することにより、前記送風手段からの送風を受ける前記加熱体の領域を変える遮蔽手段と、前記遮蔽手段の故障を検知する検知手段と、を有し、前記検知手段が前記遮蔽手段の故障を検知することで、前記非通紙部温度検知手段により検知される温度が、前記ニップ部を通過して搬送可能な全てのサイズの記録材が通過する前記加熱体の通紙部の温度として予め設定された温度になるように、前記加熱体の発熱量を増やすことを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、加熱体の非通紙部の温度低下による定着不良を防止し、かつ画像形成装置として最大限使い続けることができるユーザビリティの良い画像形成装置及び画像形成方法を提供することができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を、各実施形態に基づいて詳しく説明する。
〔第1実施形態〕
(画像形成装置の構成)
本発明に係る第1実施形態の画像形成装置の全体の概略構成について、図1を参照して説明する。
(画像形成装置の構成)
本発明に係る第1実施形態の画像形成装置の全体の概略構成について、図1を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置の全体の概略構成である。
図1において、記録材Pは、画像形成装置としてのレーザービームプリンタ100のカセット101内に収容されている。その記録材Pの紙サイズは、カセット101内の紙サイズ検知センサ103により検知される。ピックアップローラ104で繰り出された記録材Pは、給送ローラ対105によってレジストローラ対109まで搬送される。
レーザースキャナ部111は、ビデオコントローラ128からの画像情報に基づいて感光ドラム1上を走査し、そこに潜像を形成する。感光ドラム1上に形成された潜像は、現像ローラ2によって現像されてトナー像となる。そして、感光ドラム1上に形成されたトナー像とタイミングが合うように、感光ドラム1と転写ローラ113で形成される転写ニップ部に搬送されてきた記録材Pの上に、未定着トナー像が転写される。
未定着トナー像が転写された記録材Pは、定着手段116により未定着トナー像が記録材Pに定着される。トナー像が定着された記録材Pは、排出ローラ対122で排出される。
なお、本画像形成装置の一連の制御は、エンジンコントローラ4に搭載されたCPU(中央演算処理装置)5によって行われる。
(定着手段の構成)
図2は、第1実施形態に係る定着手段116と冷却手段221との概略構成である。
図2は、第1実施形態に係る定着手段116と冷却手段221との概略構成である。
定着手段116は、筒形状のフィルム201を用いたフィルム加熱方式の定着装置である。
フィルム201は、厚さ40〜300μm程度のポリイミド若しくはSUSなどの金属の単層フィルムであり、またはその外周面にPFAなどをコーティング若しくはPFAチューブを被覆させた複合層フィルムである。205は2つの抵抗発熱体302a、302bを有するセラミックヒータ(以下、「ヒータ」と称する。)であり、フィルム201の内面と接触してフィルム201を加熱する。フィルム加熱方式の定着手段では、フィルム201及びヒータ205は、加熱体として機能する。
204はヒータ205を保持し、フィルム内面をガイドするフィルムガイドである。202は加圧部材としての加圧ローラで、芯金203の外周にシリコーンゴム等の耐熱性弾性層を設けた弾性ローラである。加圧ローラ202は、モータ(不図示)により回転駆動され、図2では反時計回りに回転する。フィルム201は、定着ニップ部Nにおいて加圧ローラ202に従動して、図2では時計周りに回転する。トナー像を担持した記録材Pは、搬送されながら定着ニップ部Nで加熱される。これにより、記録材P上に担持されたトナー像は、記録材Pに定着される。
221は、フィルム201の非通紙部昇温を抑制するための冷却手段である。冷却手段の内部には、送風手段としての送風ファン222が設けられている。送風ファン222による冷却用の送風は、ダクト223によってフィルム201に向かうように誘導され、フィルム201の非通紙部を冷却する。この非通紙部は、定着装置116で搬送可能な最大幅の記録材Pより幅の狭い記録材Pが定着装置116を通過する際に、その記録材Pが加熱体のフィルム201と接しない、そのフィルム201の表面領域をいう。
冷却手段221は、異なる幅の記録材Pを中央基準に規制して搬送する本装置においては、ヒータ205の長手方向(記録材搬送方向に直交する方向)の両端部にそれぞれ設けられている。冷却手段22の詳細構成については後述する。
(ヒータの構成)
図3は、第1実施形態に係るヒータ205の概略構成図である。
図3は、第1実施形態に係るヒータ205の概略構成図である。
ヒータ205は、記録材搬送方向に直交する方向(記録材Pの幅方向)に長く配設されている。ヒータ205は、基材301として窒化アルミを用いている。その基材301の一方の面には、印刷手法によって2つの発熱抵抗体302a及び302bが形成されている。また、発熱抵抗体302a及び302bは電気絶縁層としてのガラス保護膜によって被覆されている。
なお、発熱抵抗体302aで形成されたヒータ部をメインヒータ302a、発熱抵抗体302bで形成されたヒータ部をサブヒータ302bとして用いている。これらメインヒータ302aとサブヒータ302bとは、ヒータ205として加熱体の機能を奏する。
また、303a、303b、303cは給電電極であり、発熱抵抗体の両端に電圧を印加できるように形成されている。
ヒータ205の温度を検知するための温度検知部としてのサーミスタは、2個設けられている。各サーミスタは、ヒータ205の上に所定の圧で押し当てられている。
図4は、第1実施形態に係るヒータ205の発熱分布と記録材の幅との関係を示す図である。
サーミスタが配置されているヒータ205における位置を矢印D、Eで示す。サーミスタTh0はヒータ205の中央部Dに配置されている。この中央部は、定着装置116で搬送可能な記録材Pが全てフィルム201と接する通紙部となるフィルム201の表面領域である。また、サーミスタTh1は、ヒータ205の記録材搬送方向に直交する方向の一方の端部Eに配置されている。この端部は、定着装置116で搬送可能な記録材Pのうち、最大幅の記録材Pはフィルム201と接するが、その最大幅より小さい幅の記録材Pはフィルム201と接しない、非通紙部となるフィルム201の表面領域である。通紙部温度検知手段であるサーミスタTh0と非通紙部温度検知手段であるサーミスタTh1とからの出力は、それぞれ温度検出回路(不図示)を介して、CPU5に入力されている。
次に、ヒータ205に電力供給する電力制御回路について説明する。
図5は、第1実施形態に係るヒータ駆動回路の概略図である。
ここでは、メインヒータ302a及びサブヒータ302bへの電力供給量は独立して制御できる構成となっている。CPU5は、第1のトライアック502及び第2のトライアック503と接続されている。また、第1のトライアック502とメインヒータ302aは直列接続され、同様に第2のトライアック503とサブヒータ302bも直列接続され、それらをAC電源504に対して並列に接続している。
2つのトライアック502及び503は、それぞれCPU5からの第1のヒータ駆動信号S1及び第2のヒータ駆動信号S2でON/OFFすることができる。これにより、サーミスタTh0の検知結果に基づき、第1のヒータ駆動信号S1及び第2のヒータ駆動信号S2をON/OFF制御して、ヒータ205で検知される温度を予め設定された目標温度となるように制御することができる。本実施形態では、サーミスタTh0で検知される温度が200℃となるように制御される。
なお、第1実施形態では、図4に示すように、記録材Pをその幅の違いによってA群、B群、C群の3種類に分類している。例えば、A群は装置で搬送可能な最大サイズ(最大幅)の記録材であり、記録材幅がヒータ302a及び302bの幅にほぼ等しい記録材である。B群は、A群よりも記録材幅の小さい小サイズ記録材であり、C群は、更にB群よりも記録材幅の小さい小サイズ記録材である。
サーミスタTh1は、A群の端とB群の端との間に位置するように配置されており、A群より小サイズの記録材Pが通紙された場合に、ヒータ302a及び302bの端部の昇温を検知することができる。
記録材Pがヒータ205を通紙する際のサーミスタTh1の温度推移は、記録材Pのサイズ毎にメモリ505に予め保存されている。これを用いて、後述する送風手段222、702や、シャッタ703、704、またはシャッタ駆動機構に異常が生じた場合に、現在の温度推移と比較することにより、ヒータ302a、302bの端部の温度異常を検知することができる。
(冷却手段の構成)
次に、画像形成装置100に搭載されている冷却手段の221の構成について説明する。
次に、画像形成装置100に搭載されている冷却手段の221の構成について説明する。
図6は、第1実施形態に係る送風ファン駆動回路の概略図である。
<#INDENT =2> CPU5から出力される信号S8がHIGH状態の場合、抵抗804を介してトランジスタ803のベースに電流が流れ、トランジスタ803はON状態となる。更に、抵抗802を介してトランジスタ801のベース電流がON状態になり、ファン222、702に電圧Vdが印加され、それぞれのファンが駆動される。
一方、信号S8がLOW状態の場合、トランジスタ803、801はOFF状態となり、ファン222、702への電圧印加が停止され、それぞれのファンは停止状態となる。
図7は、第1実施形態に係る送風ファンとシャッタ位置Xと記録材の幅との関係を示す図である。
本実施形態では、冷却手段221は、送風手段としての送風ファン222、702や、シャッタ703、704を有している。送風ファン222、702やシャッタ703、704は、記録材Pのサイズ情報(幅情報)に基づいてそれぞれ駆動される。
ファン222、702の駆動による冷却風は、それぞれダクト715、716を通過してフィルム201に当たる。シャッタ703、704は、シャッタ駆動手段(不図示)により、ヒータ205(メインヒータ302a及びサブヒータ302b)の長手方向(記録材Pの幅方向)に沿って、それぞれ中央部と端部との間を互いに反対方向に移動可能に設けられている。このように、少なくともシャッタ703、704は、加熱体201、205と送風手段222、702との間に記録材搬送方向に交差する方向に沿って移動可能に配されている。そして、シャッタは、図7に示す位置X、図8に示す位置Y、または図9に示す位置Zにそれぞれ移動することで、送風領域の大きさを記録材Pの幅に合わせて、送風領域の大きさを切り替えることができる。
図7の位置Xは、B群の記録材Pを通紙する際の非通紙領域に冷却風を当てるためのシャッタ位置である。
図8の位置Yは、C群の記録材Pを通紙する際の非通紙領域に冷却風を当てるためのシャッタ位置である。位置Yでは、2つのシャッタ703、704は、ダクト715、716のそれぞれの吹き出し開口を全開としている。
図9の位置Zは、A群の記録材Pを通紙する際のシャッタ位置である。位置Zでは、2つのシャッタ703、704は、ダクト715、716のそれぞれの吹き出し開口を全閉としている。
このように、記録材Pの記録材搬送方向に直交する方向の幅に応じてシャッタ位置を設定し、幅の異なる記録材Pが定着ニップ部Nを通紙する際に、それぞれの記録材Pの幅に対応した大きさの非通紙部へ送風することで、その領域の昇温を抑制することが可能となる。
ここで、送風ファン222、702は、排出された後の記録材Pを冷却する目的もあるため、画像形成動作中は常に駆動している。そのため、シャッタ駆動手段(不図示)、またはシャッタの現在位置を判断するセンサ(不図示)が故障した場合(以下、「シャッタ系の故障」と称する。)等、ファン222、702から送られて来る風が必要でない領域に送られることで、その領域のフィルム201の温度が定着に適した温度よりも更に下がってしまうことがある。
(定着性の回復補正)
そこで、ヒータ205の中央部(通紙部)の温度を検知するサーミスタTh0と端部(最大幅の記録材P以外は通過しない非通紙部)の温度を検知するサーミスタTh1との検知温度の差分Δt1(サーミスタTh0の検知温度からサーミスタTh1の検知温度を引いた値)が想定した所定値よりも大きくなった場合に、画像不良が発生しないように補正動作を行う。これは、温度が低過ぎて定着に適さない温度になった非通紙部に対して、シャッタ系の故障等が無い正常状態のときと同等の定着状態の画像が得られるように温度を上げて、定着装置の性能を回復させる回復補正動作である。
そこで、ヒータ205の中央部(通紙部)の温度を検知するサーミスタTh0と端部(最大幅の記録材P以外は通過しない非通紙部)の温度を検知するサーミスタTh1との検知温度の差分Δt1(サーミスタTh0の検知温度からサーミスタTh1の検知温度を引いた値)が想定した所定値よりも大きくなった場合に、画像不良が発生しないように補正動作を行う。これは、温度が低過ぎて定着に適さない温度になった非通紙部に対して、シャッタ系の故障等が無い正常状態のときと同等の定着状態の画像が得られるように温度を上げて、定着装置の性能を回復させる回復補正動作である。
定着性回復補正の動作を具体的に挙げると、本実施形態においては、中央部の温度として予め設定された目標温度から更に10℃を加算し、新たな目標温度を210℃とすることで全体的に加熱部材の温度の底上げを行う、或いは送風を受けて冷却されていると予想される加熱体端部(非通紙部)温度が中央部の目標温度と同じ200℃となるように、ヒータ205全体を加熱する制御を行う。このように制御を変更することにより、加熱体端部の非通紙部の温度低下の回復を図る。
また、連続通紙による加熱体の温度低下を防止するために、単位時間当たりに通紙する記録材Pの枚数を、通常時の40枚から、例えば25枚程度に少なくすることで、ヒータ205の中央部の温度を目標温度まで復帰させ、定着不良を防止することを可能としても良い。
ヒータ205に通電し、温度の立ち上げ動作中に上述の差分Δt1が大きくなった場合の対応を以下に挙げる。
なお、本実施形態に係る制御フローに関わるΔt1の値は、図10に示すとおり、記録材A群については15℃、記録材B群については30℃となっている。この所定値は、Δt1の値として、通紙部のサーミスタTh0で検知された温度から非通紙部のサーミスタTh1で検知された温度を引いた差分の値について、予めメモリ505に保存されているもので、記録材Pの幅毎に想定された値である。
なお、上述の回復補正では、サーミスタTh1の位置がA群の端とB群の端との間に位置するように配置されているので、最小幅の記録材PとなるC群については対応していない。これに対しては、更に第3のサーミスタをB群の端とC群の端との間に配置し、中央部のサーミスタTh0と第3のサーミスタとの検知温度の差分を上述と同じように考慮した回復補正を適用することで、より精密な定着性の回復補正を行っても良い。
2つのヒータ302a、302bが押圧されるフィルム201の中央部温度を間接的に検知するサーミスタTh0と、同じくフィルム201の端部温度を間接的に検知するサーミスタTh1の検知温度の差分Δt1の値(サーミスタTh0の検知温度からサーミスタTh1の検知温度を引いた値)が想定よりも大きくなる原因としては、例えば、送風領域が必要以上に確保されていた場合が考えられる。このような場合、搬送可能最大幅の記録材Pを搬送する際に、記録材搬送方向に直交する方向に対して必要以上の送風領域が確保されていると、本来は送風領域でないのに送風を受ける領域(異常送風領域)が生じる。そして、この異常送風領域に対応する定着ニップ部Nの温度が低下することで、異常送風領域を通過する記録材Pの部位に、定着不良が発生する場合がある。本実施形態では、このような異常送風領域の温度は180℃に低下してしまうため、そこにA群の記録材Pを通紙させると、熱量不足で定着不良が発生してしまう。
本実施形態では、このような不具合を未然に防止するために、サーミスタTh0の検知温度からサーミスタTh1の検知温度を引いた差分Δt1の値に応じて、フィルム201の端部温度を検知するサーミスタTh1の検知温度が、サーミスタTh0で検知される中央部の目標温度と同じ200℃になるように、ヒータ205の発熱量を増やすように制御する。これにより、中央部(通紙部)の温度が200℃を超えることはあるものの、異常送風領域での定着ニップ部Nの温度を定着に適した温度となるように回復補正することで、定着不良の発生を防止することができる。
(定着性の回復補正のフロー)
次に、定着性向上の補正動作の制御について説明する。図11に画像形成(プリント)動作時の一連の制御フローを示す。
次に、定着性向上の補正動作の制御について説明する。図11に画像形成(プリント)動作時の一連の制御フローを示す。
まず、備えられているシャッタ703、704の駆動異常や、シャッタ703、704の現在位置を検知するセンサ(不図示)により、フィルム201の送風領域を決定するシャッタ703、704に異常がないかどうかの確認を行う(S1102)。
ここで、シャッタ703、704の駆動状態の異常や、シャッタ703、704の位置を検知するセンサの故障等により、シャッタ703、703が適正な位置にない、もしくは適正な位置にあることが確認できない場合は、シャッタ703、704の位置が適正な位置にあるとのセンサからの信号がCPU5に入力されないことにより、CPU5はシャッタ系の故障であると判断して定着性の回復補正動作を行わずに終了する(S1108)。このように、CPU5は、シャッタ系の故障を検知する検知手段としても機能する。
一方、シャッタ駆動系の異常が確認できた場合は、プリントする記録材Pの記録材搬送方向に直交する方向の幅のサイズ確認を行う(S1103)。ここで、記録材PがC群に属する場合は、上述したように本フローでは定着性の補正動作を行わずに終了する(S1108)。
他方、記録材PがA群及びB群に属する場合は、送風ファンを駆動させ(S1104)、フィルム201の温度を検知するサーミスタTh1の検知温度の監視を行う。これは、中央部の通紙部にあるサーミスタTh0の検知温度から端部の非通紙部にあるサーミスタTh1の検知温度を引いた差分Δt1の値を算出し、それが記録材Pの幅毎に決められた所定値より大きいかどうかを確認する(S1105)。
本実施形態では、A群であって差分Δt1の値が15℃より大きい場合、或いはB群であって差分Δt1の値が30℃より大きい場合には、ヒータ205への電力供給量を増やして発熱量を増やす(S1109)。その後、サーミスタTh1の検知温度がサーミスタTh0で検知される予め設定された目標温度である200℃に到達したかどうかを確認する(S1110)。到達していない場合はサーミスタTh1の監視を続け、サーミスタTh1の温度が目標温度200℃に到達すると、通紙動作を行い(S1111)、プリントを終了しても良いかどうかを判断する(S1112)。更に、プリントを継続する場合は、S1110へ戻ってサーミスタTh1の検知温度を監視し(S1110)、終了する場合は、一連の処理を終了する(S1108)。
S1105で、A群であって差分Δtが15℃以下の場合、或いはB群であって差分Δt1が30℃以下の場合、一旦通紙した後(S1106)、プリントを終了しても良いかどうかを判断する(S1107)。更に、プリントを継続する場合は、S1105に戻ってΔt1の監視を行う(S1105)。プリントを終了する場合は、一連の処理を終了する(S1108)。
なお、このフローには記載していないが、サーミスタTh1の検知温度が目標温度を下回った場合に、S1109で発熱量を増やすことと併せて、或いはそれに代えて、単位時間当たりの定着処理枚数を40枚から例えば25枚程度に減らすことによってフィルム201の温度の上昇回復を行っても良い。
更に、サーミスタTh0の目標温度を+10℃とし、210℃に設定し直すことで、フィルム201の全体的な温度の底上げを図っても良い。
以上、説明したように、第1実施形態の画像形成装置においては、記録材PがA群に属し、サーミスタTh0の検知温度からサーミスタTh1の検知温度を引いた差分Δt1の値が15℃より大きい場合は、サーミスタTh1の検知温度がサーミスタTh0で検知される目標温度である200℃に到達するまで、ヒータ205に電力を供給して、ヒータ205の発熱量を増やす制御を行う。また、記録材PがB群に属し、上述の差分Δt1の値が30℃より大きい場合は、サーミスタTh1の検知温度がサーミスタTh0で検知する目標温度の200℃に到達するまで、ヒータに電力を供給して、ヒータ205の発熱量を増やす制御を行う。
このような制御を行うことで、シャッタ系の故障の発生等により、送風ファンによる送風がフィルム201の非通紙領域に異常に多量に当たる等の原因により、フィルム201の端部温度の想定を超える温度低下が発生した場合でも、記録材Pの記録材搬送方向に直交する方向の端部の非通紙部の定着不良の発生を回避することができる。
従来の画像形成装置では、シャッタ等の送風遮蔽手段に故障が生じた場合、画像形成装置に故障通知を表示させ、サービスマンが対応するまで画像形成装置の使用を一時停止させることになっていた。
しかしながら、本実施形態の画像形成装置によると、シャッタ系の故障が発生した場合等によって非通紙部の温度が想定された温度より低くなっても、定着処理能力は多少低下するものの、サービスマンが故障対応するまでの間であっても、画像形成装置としての使用は継続させることが可能となる。また、記録材Pへのトナーの定着も十分に行うことができるので、定着不良や、定着不良に伴う画像の汚れ、本体内の汚れなどの無い、シャッタ系の故障の無い状態と同等の定着性及び対汚れ性を維持することができる。
なお、本実施形態は、オンデマンド定着を用いた定着装置に限定されるものではなく、IH方式やヒートローラ方式等、様々な構成の定着装置に対しても適応可能である。
〔第2実施形態〕
以下に、第2実施形態の構成について、第1の実施形態とは異なる構成部分について説明する。
以下に、第2実施形態の構成について、第1の実施形態とは異なる構成部分について説明する。
本実施形態における画像形成装置の基本的な構成は、第1実施形態の画像形成装置と同じものである。
図12は、第2実施形態に係る記録材Pの幅とシャッタ位置とメモリに記録された値からサーミスタTh1の検知温度を引いた差分Δt2の所定値との関係を示す図である。この所定値は、ヒータ205の発熱量を増やす制御を開始するときの閾値として、予めメモリ505に保存されている、記録材Pの幅毎に決められた値である。
なお、本実施形態では、記録材PのサイズがA群のものを例にして説明する。
(定着性の回復補正のフロー)
図13は、第2実施形態に係る、定着性を回復補正するために行う、送風ファンの制御フロー図である。
図13は、第2実施形態に係る、定着性を回復補正するために行う、送風ファンの制御フロー図である。
第1実施形態で説明した図11の制御と異なるのは、フィルム201(ヒータ302a及びヒータ302b)の端部(非通紙部)温度の状態を検知するサーミスタTh1のみを用いて制御を行うことである。
シャッタ703、704、またはこれらシャッタ駆動に異常が確認される等により非通紙部の温度制御が良好に行われないときであって、記録材PがA群またはB群に属する場合に、ヒータ205の非通紙部の温度を検知するサーミスタTh1の検知温度の監視を行う。具体的には、ヒータ通電開始から一定時間経過時点のサーミスタTh1の検知温度を監視し、記録材Pの坪量とサイズから予め予測されていた温度と比較を行う(S1205)。
ここで、本実施形態では、A群に属する記録材Pを例にして説明するので、予め想定されていたサーミスタTh1の端部検知温度は190℃である。
次に、予め予測されていた温度から実際のサーミスタTh1の検知温度を引いた値の差分Δt2が15℃(上述の所定値に相当)より大きい場合(記録材PがA群のため)は、ヒータ205への電力供給量を増やして発熱量を増やす(S1209)。
その後、サーミスタTh1の検知温度がサーミスタTh0で検知される温度である目標温度の200℃に到達したかどうかを確認する(S1210)。もし、200℃に到達していない場合には、サーミスタTh1の監視を続ける。サーミスタTh1の検知温度が目標温度200℃に到達していた場合には、通紙動作を行い(S1211)、プリントを終了しても良いかどうかを判断する(S1211)。更に、プリントを継続する場合は、S1210に戻ってΔt2の監視を行う(S1210)。プリントを終了する場合は、一連の処理を終了する(S1208)。
S1205で、差分Δt2が15℃以下の場合(記録材がA群のため)、一旦通紙した後(S1206)、プリントを終了しても良いかどうかを判断する(S1207)。更に、プリントを継続する場合は、S1205に戻ってΔt2の監視を行う(S1205)。プリントを終了する場合は、一連の処理を終了する(S1208)。
記録材PのサイズがB群の場合は、上述のS1205の説明にあった「15℃」を「30℃」と読み替えることで、上述の制御フローをB群の記録材Pにも適用することができる。
以上、説明したように、第2実施形態の画像形成装置においては、サーミスタTh1の温度と予め想定されている温度との差分を算出し、それが所定値より大きい場合に、サーミスタTh1の温度をサーミスタTh0の目標温度に到達するまでヒータに電力を供給してその発熱量を増やす制御を行うことで、第1実施形態の図11に示す制御で得られるのと同様の効果を得ることができる。
〔第3実施形態〕
以下に、第3実施形態の構成について、上述の各実施形態とは異なる構成部分について説明する。
以下に、第3実施形態の構成について、上述の各実施形態とは異なる構成部分について説明する。
本実施形態における画像形成装置の基本的な構成は、第1実施形態の画像形成装置と同じものである。
本実施形態では、備えられているシャッタ703、704の位置を検知するセンサ(不図示)が故障して、シャッタ703、704の位置が不明となった場合に、シャッタ703、704の位置が適正な位置にあるとの位置検知センサからの信号がCPU5に伝達されないことで把握される。シャッタ703、704の位置が把握されないと、送風ファン222、702からの送風が定着手段116のフィルム201の長手方向端部のどの領域を冷却しているのか、あるいはシャッタ703、704が全閉していて冷却していないのかが不明となる。
そこで、通常の定着のための加熱(定着温調)をしているときに、2つのヒータ302a、302bが押圧されるフィルム201の中央部温度を間接的に検知するサーミスタTh0と、同じくフィルム201の端部温度を間接的に検知するサーミスタTh1の検知温度の差分Δt3を求め、この差分Δt3の大小の程度に応じて以下のような制御を行うこととする。
差分Δt3が大きく、フィルム201の端部が冷えていると想定される場合には、シャッタ703、704は全開であると判断し、A群の記録材がニップ部Nを通紙する際にサーミスタTh1の検知温度が通常の定着温調温度(第1実施形態と同様の設定温度200℃)になるまで、ヒータ302a、302bを加熱する。このとき、中央部も同時に加熱されるために通常の定着温調温度より昇温するものの、問題は無い。
また、単位時間当たりの定着処理枚数を減らして通紙間隔を空けるよう調整することで、通紙により奪われた熱量の回復を図るものとする。
なお、B群及びC群の記録材を通紙する際には、上述の加熱制御及び通紙間隔の調整制御は行わない。
差分Δt3が中程度であって、フィルム201の端部が僅かに冷えていると想定される場合には、シャッタ703、704は半開であると判断し、A群の記録材がニップ部Nを通紙する際には、上述の差分Δt3が大きい場合と同様に、サーミスタTh1の検知温度が通常の定着温調温度になるまで、ヒータ302a、302bを加熱する。このときも、中央部も同時に加熱されるために通常の定着温調温度より昇温するものの、問題は無い。
但し、差分Δt3が中程度なので、単位時間当たりの定着処理枚数は通常の枚数から減らすことは行わない。
また、B群及びC群の記録材を通紙する際には、上述の加熱制御は行わない。
差分Δt3が小さく、フィルム201の端部の温度が通常時の温調温度であると想定される場合には、シャッタ703、704は全閉であると判断し、A群の記録材がニップ部Nを通紙する際における、ヒータ302a、302bの加熱は行わない。
また、B群及びC群の記録材を通紙する際には、単位時間当たりの定着処理枚数を減らすことで、フィルム201の中央部より端部の方が昇温することを避ける調整制御を行う。
1・・・感光ドラム
5・・・CPU
103・・・紙サイズ検知センサ
113・・・転写ローラ
116・・・定着手段
201・・・フィルム
202・・・加圧ローラ
205・・・ヒータ
221・・・冷却手段
222・・・送風ファン
223・・・ダクト
301・・・基材
302a・・・メインヒータ
302b・・・サブヒータ
505・・・メモリ
702・・・送風ファン
703・・・シャッタ
704・・・シャッタ
715・・・ダクト
716・・・ダクト
N・・・定着ニップ部
P・・・記録材
Th0・・・サーミスタ
Th1・・・サーミスタ
5・・・CPU
103・・・紙サイズ検知センサ
113・・・転写ローラ
116・・・定着手段
201・・・フィルム
202・・・加圧ローラ
205・・・ヒータ
221・・・冷却手段
222・・・送風ファン
223・・・ダクト
301・・・基材
302a・・・メインヒータ
302b・・・サブヒータ
505・・・メモリ
702・・・送風ファン
703・・・シャッタ
704・・・シャッタ
715・・・ダクト
716・・・ダクト
N・・・定着ニップ部
P・・・記録材
Th0・・・サーミスタ
Th1・・・サーミスタ
Claims (9)
- トナー像を担持する記録材を、加熱体と加圧部材とで形成されるニップ部を通過させる際に加熱し、前記トナー像を当該記録材に定着させる定着手段と、
前記ニップ部を通過して搬送される記録材のサイズが最大幅である記録材は通過するが前記最大幅の記録材より小さいサイズの記録材は通過しない、前記加熱体の非通紙部の温度を検知する非通紙部温度検知手段と、
前記加熱体の前記非通紙部へ送風を行う送風手段と、
前記加熱体と前記送風手段との間に記録材搬送方向に交差する方向に沿って移動可能に配され、記録材の幅に応じて移動することにより、前記送風手段からの送風を受ける前記加熱体の領域を変える遮蔽手段と、
前記遮蔽手段の故障を検知する検知手段と、
を有し、
前記検知手段が前記遮蔽手段の故障を検知することで、前記非通紙部温度検知手段により検知される温度が、前記ニップ部を通過して搬送可能な全てのサイズの記録材が通過する前記加熱体の通紙部の温度として予め設定された温度になるように、前記加熱体の発熱量を増やすことを特徴とする画像形成装置。 - 前記ニップ部を通過して搬送可能な全てのサイズの記録材が通過する前記加熱体の通紙部には、通紙部温度検知手段が配されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記ニップ部を通過する記録材のサイズに応じて、前記通紙部温度検知手段で検知された温度から前記非通紙部温度検知手段で検知された温度を引いた値が所定値より大きい場合に、前記加熱体の発熱量を増やすことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記所定値は、前記通紙部温度検知手段で検知された温度から前記非通紙部温度検知手段で検知された温度を引いた差分の値について、予め記録材の幅毎に想定された値であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 予め記録材の幅毎に想定されていた温度から前記非通紙部温度検知手段で検知された温度を引いた値が予め記録材の幅毎に想定した値より大きい場合に、前記加熱体の発熱量を増やすことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- トナー像を担持する記録材を、加熱体と加圧部材とで形成されるニップ部を通過させる際に加熱し、前記トナー像を当該記録材に定着させる画像形成方法において、
前記ニップ部を通過して搬送される記録材のサイズが最大幅である記録材は通過するが前記最大幅の記録材より小さいサイズの記録材は通過しない、前記加熱体の非通紙部の温度を検知し、
前記加熱体の前記非通紙部の温度を下げるための送風手段からの送風を遮蔽するために、前記加熱体と前記送風手段との間に記録材搬送方向に交差する方向に沿い、記録材の幅に応じて移動可能に遮蔽手段を配し、
前記遮蔽手段の故障を検知する検知手段を配し、
前記検知手段が前記遮蔽手段の故障を検知することで、前記加熱体の非通紙部の検知温度が、前記ニップ部を通過して搬送可能な全てのサイズの記録材が通過する前記加熱体の通紙部の温度として予め設定された温度になるように、前記加熱体の発熱量を増やすことを特徴とする画像形成方法。 - 前記通紙部の温度を検知し、検知された記録材のサイズに応じて、当該通紙部で検知された温度から前記非通紙部で検知された温度を引いた値が所定値より大きい場合に、前記加熱体の発熱量を増やすことを特徴とする請求項6に記載の画像形成方法。
- 前記所定値は、前記通紙部で検知された温度から前記非通紙部で検知された温度を引いた差分の値について、予め記録材の幅毎に想定された値であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成方法。
- 予め記録材の幅毎に想定されていた温度から前記非通紙部で検知された温度を引いた値が予め記録材の幅毎に想定した値より大きい場合に、前記加熱体の発熱量を増やすことを特徴とする請求項6に記載の画像形成方法。
Priority Applications (1)
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JP2014139314A JP2016018014A (ja) | 2014-07-07 | 2014-07-07 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
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JP (1) | JP2016018014A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017156407A (ja) * | 2016-02-29 | 2017-09-07 | キヤノン株式会社 | 像加熱装置 |
-
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