JP2016017813A - 物理量センサー装置、物理量センサー装置の製造方法、電子機器および移動体 - Google Patents

物理量センサー装置、物理量センサー装置の製造方法、電子機器および移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】装置構成の複雑化を低減しつつ、製造時の破損を低減することのできる物理量センサー装置、物理量センサー装置の製造方法、電子機器および移動体を提供する。
【解決手段】物理量センサー装置1は、ベース基板31、ベース基板31に接合されている蓋体32、およびベース基板31と蓋体32との間に配置されている素子片33、を有している加速度センサー素子3と、蓋体32上に配置され、平面視で蓋体32から延出している突出部41と、突出部41に配置されている端子42と、を有しているICチップ4と、を備え、平面視で、ベース基板31の端子42と重なる位置には、蓋体32と一括形成されている支持部39が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、物理量センサー装置、物理量センサー装置の製造方法、電子機器および移動体に関するものである。
例えば、特許文献1には、配線基板と、配線基板上に配置されている下段チップと、下段チップ上にスペーサを介して配置されている上段チップと、を有し、上段チップのパッド電極と配線基板のリード電極とがボンディングワイヤーによって電気的に接続されている半導体装置が開示されている。また、特許文献1の半導体装置では、パッド電極の直下にダミーバンプを設けることによって、ワイヤーボンディング時の応力によって上段チップが破損してしまうことを低減している。しかしながら、特許文献1の構成では、ダミーバンプを備えている分、装置の複雑化を招いてしまう。また、ダミーバンプを形成する工程が増える分、装置の製造が複雑化し、製造コストの増加を招いてしまう。また、ダミーバンプには比較的高価な金(Au)等が用いられるため、この点でも製造コストの増加を招いてしまう。
特開2009−194189号公報
本発明の目的は、装置構成の複雑化を低減しつつ、製造時の破損を低減することのできる物理量センサー装置、物理量センサー装置の製造方法、電子機器および移動体を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例の物理量センサー装置は、ベース基板、前記ベース基板に接合されている蓋体、および前記ベース基板と前記蓋体との間に配置されている素子片、を有しているセンサー素子と、
前記蓋体上に配置され、平面視で前記蓋体から延出している延出部と、前記延出部に配置されている第1回路側端子と、を有している電子部品と、を備え、
平面視で、前記ベース基板の前記第1回路側端子と重なる位置には、前記蓋体と一括形成されている支持部が設けられていることを特徴とする。
このように、支持部を設け、かつ、支持部を蓋体と一括形成することで、装置構成の複雑化を低減しつつ、製造時の破損を低減することのできる物理量センサー装置を提供することができる。
[適用例2]
本適用例の物理量センサー装置では、前記支持部は、前記蓋体と一体的に構成されていることが好ましい。
これにより、蓋体に対する支持部のアライメントずれを低減することができる。
[適用例3]
本適用例の物理量センサー装置では、前記支持部は、前記延出部の下面に接触していることが好ましい。
これにより、支持部によって、延出部の変形をより効果的に低減することができる。
[適用例4]
本適用例の物理量センサー装置では、前記蓋体と前記支持部とは離間しており、これらの間に樹脂が配置されていることが好ましい。
蓋体と支持部とを離間させることによって、例えば、第1回路側端子にボンディングワイヤーを接続する際に発生する応力や熱が蓋体を介して素子片に伝達され難くなる。そのため、素子片へのダメージが低減される。
[適用例5]
本適用例の物理量センサー装置では、前記蓋体および前記支持部は、シリコン基板をパターニングすることで形成されていることが好ましい。
これにより、簡単に、かつ、優れた寸法精度で蓋体および支持部を形成することができる。
[適用例6]
本適用例の物理量センサー装置では、前記ベース基板上に配置されている端子と前記第1回路側端子とを接続するワイヤーを有していることが好ましい。
これにより、センサー素子と電子部品とを簡単に電気的に接続することができる。
[適用例7]
本適用例の物理量センサー装置では、前記センサー素子と前記電子部品が配置されている基板を有し、
前記電子部品は、前記基板と電気的に接続される第2回路側端子を有し、
前記第2回路側端子は、平面視で、前記蓋体と重なる位置に配置されていることが好ましい。
これにより、第2回路側端子が蓋体で支持された状態となるため、例えば、第2回路側端子にボンディングワイヤーを接続する際の応力による電子部品の破損を低減することができる。
[適用例8]
本適用例の物理量センサー装置では、前記センサー素子は、加速度センサー素子および角速度センサー素子の少なくとも一方を含んでいることが好ましい。
これにより、加速度や角速度を検出することのできる物理量センサー装置となる。
[適用例9]
本適用例の物理量センサー装置の製造方法は、ベース基板上に素子片を配置する工程と、
蓋体と支持部とが一体的に構成されている基板を、前記蓋体と前記ベース基板との間で前記素子片を収容するように前記ベース基板に接合する工程と、
端子を有する電子部品を、平面視で、前記端子が前記支持部に重なるように前記蓋体に接合する工程と、
を含んでいることを特徴とする。
これにより、装置構成の複雑化を低減しつつ、製造時の破損を低減することができる。
[適用例10]
本適用例の電子機器は、上記適用例の物理量センサー装置を有していることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子機器が得られる。
[適用例11]
本適用例の移動体は、上記適用例の物理量センサー装置を有していることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い移動体が得られる。
本発明の第1実施形態に係る物理量センサー装置の断面図である。 図1に示す物理量センサー装置が有する加速度センサー素子の平面図である。 図2中のA−A線断面図である。 図2に示す加速度センサー素子の上面図である。 図2に示す加速度センサー素子が有する支持部の変形例を示す断面図である。 図1に示す物理量センサー装置の製造方法を説明する断面図である。 図1に示す物理量センサー装置の製造方法を説明する断面図である。 図1に示す物理量センサー装置の製造方法を説明する断面図である。 図1に示す物理量センサー装置の製造方法を説明する断面図である。 図1に示す物理量センサー装置の製造方法を説明する断面図である。 図1に示す物理量センサー装置の変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る物理量センサー装置の断面図である。 図12に示す物理量センサー装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用した携帯電話機(スマートフォン、PHS等も含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。 本発明の移動体を適用した自動車を示す斜視図である。
以下、本発明の物理量センサー装置、物理量センサー装置の製造方法、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る物理量センサー装置の断面図である。図2は、図1に示す物理量センサー装置が有する加速度センサー素子の平面図である。図3は、図2中のA−A線断面図である。図4は、図2に示す加速度センサー素子の上面図である。図5は、図2に示す加速度センサー素子が有する支持部の変形例を示す断面図である。図6ないし図10は、それぞれ、図1に示す物理量センサー装置の製造方法を説明する断面図である。図11は、図1に示す物理量センサー装置の変形例を示す断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1中の上側を「上」、下側を「下」とも言う。また、互いに直交する3つの軸をX軸、Y軸およびZ軸とし、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」とも言う。
図1に示す物理量センサー装置1は、基板2と、接着層91を介して基板2の上面に接合(配置)されている加速度センサー素子(センサー素子)3と、接着層92を介して加速度センサー素子3の上面に接合(配置)されているICチップ(電子部品)4と、を有している。そして、加速度センサー素子3とICチップ4とがボンディングワイヤーBW1によって電気的に接続されており、ICチップ4と基板2とがボンディングワイヤーBW2によって電気的に接続されている。また、物理量センサー装置1では、加速度センサー素子3およびICチップ4が基板2の下面を露出させた状態でモールド材Mによってモールドされている。
−基板−
基板2の上面には複数の端子21が配置され、下面には複数の実装端子22が配置されている。また、基板2には図示しない内部配線やキャスタレーションが必要に応じて形成されており、これらを介して、各端子21が対応する実装端子22と電気的に接続されている。このような基板2としては、特に限定されないが、例えば、シリコン基板、セラミック基板、樹脂基板、ガラス基板、ガラスエポキシ基板等を用いることができる。
−加速度センサー素子−
加速度センサー素子3は、例えば、半田、銀ペースト、樹脂系接着剤等からなる接着層91を介して上述した基板2の上面に接合されている。このような加速度センサー素子3は、図2および図3に示すように、ベース基板31と、蓋体32と、これらによって形成された内部空間Sに配置されている素子片33と、蓋体32と一括形成されている支持部39と、を有している。
ベース基板31は、例えば、ガラス基板(アルカリ金属イオンを含むガラス基板)であり、上面に開口する凹部311が設けられている。このような凹部311は、素子片33の可動部333および連結部334、335がベース基板31に接触するのを防止する逃げ部を構成する。また、ベース基板31の上面には凹部312、313、314が、凹部311の外周に沿って設けられている。また、凹部312内には、配線351および端子361が配置されており、凹部313内には、配線352および端子362が配置されており、凹部314内には、配線353および端子363が配置されている。また、端子361、362、363は、それぞれ、ベース基板31の蓋体32から露出している部分に配置されている。
なお、ベース基板31としては、ガラス基板に限定されず、例えば、絶縁性の高いシリコン基板等を用いてもよい。
また、素子片33は、素子片支持部331、332と、可動部333と、連結部334、335と、第1固定電極指338と、第2固定電極指339と、を有している。また、可動部333は、基部333aと、基部333aからY軸方向両側に突出している複数の可動電極指333bと、を有している。このような素子片33は、例えば、リン、ボロン等の不純物がドープされたシリコン基板から形成されている。
素子片支持部331、332は、それぞれ、ベース基板31の上面に接合されており、素子片支持部331が配線351との間に配置されている導電性バンプBを介して配線351と電気的に接続されている。そして、これら素子片支持部331、332の間に可動部333が設けられている。可動部333は、連結部334を介して素子片支持部331に連結されるとともに、連結部335を介して素子片支持部332に連結されている。これにより、可動部333は、素子片支持部331、332に対して矢印aで示すようにX軸方向に変位可能となっている。
また、第1固定電極指338は、可動電極指333bのX軸方向一方側に配置され、対応する可動電極指333bに対して間隔を隔てて噛み合う櫛歯状をなすように複数並んでいる。このような複数の第1固定電極指338は、その基端部にて、ベース基板31の上面に接合され、配線352との間に配置されている導電性バンプ(図示せず)を介して配線352に電気的に接続されている。
これに対して、第2固定電極指339は、可動電極指333bのX軸方向他方側に配置され、対応する可動電極指333bに対して間隔を隔てて噛み合う櫛歯状をなすように複数並んでいる。このような複数の第2固定電極指339は、その基端部にて、ベース基板31の上面に接合され、配線353との間に配置されている導電性バンプ(図示せず)を介して配線353に電気的に接続されている。
蓋体32は、例えば、シリコン基板であり、下面に開口する凹部321が設けられている。そして、蓋体32は、凹部321と凹部311とで素子片33を収容する内部空間Sを形成するようにして、その下面がベース基板31の上面に接合されている。なお、ベース基板31と蓋体32の接合方法としては、特に限定されないが、例えば、陽極接合を用いることができる。ここで、蓋体32をベース基板31に接合しただけの状態では、ベース基板31に形成されている凹部312、313、314を介して内部空間Sの内外が連通している。そのため、本実施形態では、TEOSCVD法等で形成されたSiO膜(無機膜)5によって凹部312、313、314を封止し、内部空間Sを気密封止している。ただし、内部空間Sを気密封止することができれば、膜5の材料は、SiOに限定されない。
なお、蓋体32としては、シリコン基板に限定されず、例えば、ガラス基板を用いてもよい。
支持部39は、シリコン基板をパターニングすることで、蓋体32と一括形成されており、平面視で、蓋体32と端子361、362、363との間に位置している。また、支持部39の上面39aは、蓋体32の上面32aと同じ面内に配置され、上面32a、39aが面一となっている。
また、支持部39は、蓋体32に対して−X軸側に離間しており、支持部39と蓋体32との間に、ベース基板31の上面が露出している露出部分31aが形成されている。そして、この露出部分31aに、前述したSiO膜5が形成されている。特に、本実施形態では、露出部分31aに繋がる蓋体32および支持部39の側面が共に傾斜面となっているため、これら両傾斜面と露出部分31aとに跨ってSiO膜5を形成することができ、内部空間Sをより確実に気密封止することができる。
また、支持部39は、図2に示すように、Y軸方向両端部において連結部381、382を介して蓋体32に連結されている。すなわち、支持部39は、前述したように蓋体32と一括形成されているのみならず、さらに、蓋体32と一体的に形成されている。これにより、蓋体32に対する支持部39の位置ずれが防止され、支持部39の位置精度を高めることができる。また、後述する製造方法でも説明するように、支持部39をシリコン基板から蓋体32と一括かつ一体的に形成することができるため、加速度センサー素子3の製造がより容易となる。
このような支持部39は、後述するように、ICチップ4を支持してICチップ4の破損を低減する機能を有する部位である。
−ICチップ−
ICチップ4には、例えば、加速度センサー素子3を駆動する(加速度を検出することができる状態とする)駆動回路や、加速度センサー素子3からの出力に基づいて加速度を検出する検出回路や、検出回路から出力される信号を所定の信号に変換して出力する出力回路等が含まれている。
このようなICチップ4は、図1に示すように、例えば、半田、銀ペースト、樹脂系接着剤等からなる接着層92を介して上述した加速度センサー素子3の上面に接合されている。より具体的には、ICチップ4は、蓋体32の上面32aと支持部39の上面39aとに跨って配置されており、この状態で接着層92を介して各上面32a、39aに接合されている。すなわち、ICチップ4は、平面視で、蓋体32(上面32a)から−X軸側へ突出している(はみ出している)突出部41を有し、この突出部41が下方から支持部39によって支持された構成となっている。
また、ICチップ4は、図1および図4に示すように、加速度センサー素子3の端子361、362、363と電気的に接続される複数の端子(第1回路側端子)42と、基板2の端子21と電気的に接続される複数の端子(第2回路側端子)43と、を有している。また、各端子42は、突出部41の、平面視で支持部39の上面39aと重なる領域に配置されており、各端子43は、平面視で蓋体32の上面32aと重なる領域に配置されている。そして、各端子42とそれに対応する端子361、362、363とがボンディングワイヤーBW1を介して電気的に接続され、各端子43とそれに対応する端子21とがボンディングワイヤーBW2を介して電気的に接続されている。なお、各端子42、43の数としては、特に限定されず、適宜設定することができる。
このように、端子42を支持部39と重なる位置に配置することにより、支持部39が支えとなり、圧着式、超音波圧着式等のワイヤーボンディング法を用いた端子42へのボンディングワイヤーBW1の接続の際に発生する応力(キャピラリーによる押圧)による突出部41の下方への撓みを低減することができる。よって、ICチップ4の破損を低減することができる。そのため、製造時の破損(機械的、電気的な破損)を低減することのできる物理量センサー装置1となる。また、支持部39によって、ICチップ4の強度が補われているため、その分、ICチップ4の薄型化を図ることができ、物理量センサー装置1の低背化を図ることができる。
特に、本実施形態では、支持部39の上面39aが接着層92を介してICチップ4の下面に接合されているため、上述のようなICチップ4の撓みをより効果的に低減することができる。なお、支持部39の上面39aは、本実施形態のようにICチップ4の下面に接合されていなくてもよく、例えば、図5(a)に示すように、ICチップ4の下面に接触しているだけでもよい。このような場合でも、本実施形態と同等の効果を発揮することができるし、さらには、熱膨張時に突出部41の下面と支持部39の上面39aとがずれることで、熱膨張により発生する応力を低減することができる。また、例えば、図5(b)に示すように、支持部39の上面39aは、ICチップ4の下面と僅かに離間していてもよい。このような場合でも、本実施形態と同等の効果を発揮することができる。この場合の支持部39の上面39aとICチップ4の下面との離間距離Dとしては、ICチップ4の強度によっても異なるが、例えば、1μm以上、50μm以下程度であることが好ましい。
また、前述したように、加速度センサー素子3において、支持部39を蓋体32から離間させていることで、端子42にボンディングワイヤーBW1を接続(熱圧着)する際にICチップ4が受ける応力や熱(超音波熱圧着の場合にはさらに超音波)が支持部39から蓋体32を介して素子片33に伝達され難くなる。そのため、素子片33が受けるダメージを低減することができる。
一方で、端子43を蓋体32の上面32aと重なる位置に配置することでも、同様の効果を発揮することができる。すなわち、蓋体32が支えとなり、端子43へのボンディングワイヤーBW2の接続の際に発生する応力によるICチップ4の下方への撓みを低減することができる。よって、ICチップ4の破損を低減することができ、製造時の破損を低減することのできる物理量センサー装置1となる。ここで、端子43の位置としては、蓋体32の上面32aと重なる位置の中でも、平面視で凹部321の周囲に位置し、ベース基板31に接合されている外縁部322と重なる位置であることが特に好ましい。外縁部322は、厚みが厚く、かつ、ベース基板31に接合されている部分であるため、蓋体32の中でも機械的強度に優れた部分である。そのため、このような外縁部322と重なる位置に端子43を配置することで、上述した効果がより向上する。
−モールド材−
モールド材Mは、基板2の下面(実装端子22)を露出させた状態で、基板2、加速度センサー素子3、ICチップ4およびボンディングワイヤーBW1、BW2をモールドしている。これにより、これら各部が保護されるとともに、ボンディングワイヤーBW1、BW2による電気接続が良好に維持される。モールド材Mとしては、例えば、熱硬化性のエポキシ樹脂等を用いることができ、また、トランスファーモールド法によってモールドされている。
以上、物理量センサー装置1の構成について詳細に説明した。このような物理量センサー装置1は、次のようにして加速度(物理量)を検出する。すなわち、X軸方向の加速度が物理量センサー装置1に加わると、その加速度の大きさに基づいて、可動部333が連結部334、335を弾性変形させながらX軸方向に変位する。このような変位に伴って、可動電極指333bと第1固定電極指338との隙間および可動電極指333bと第2固定電極指339との隙間がそれぞれ変化する。このような変位に伴って、可動電極指333bと第1固定電極指338との間の静電容量C1および可動電極指333bと第2固定電極指339との間の静電容量C2の大きさがそれぞれ変化する。これら静電容量C1、C2の変化(差動信号)に基づいて検出回路が加速度を検出し、検出された加速度が出力回路から出力される。
次に、上述した物理量センサー装置1の製造方法について、図6ないし図10に基づいて説明する。
物理量センサー装置1の製造方法は、加速度センサー素子3を得る第1工程と、基板2上に加速度センサー素子3を配置し、加速度センサー素子3上にICチップ4を配置し、これらを電気的に接続する第2工程と、加速度センサー素子3およびICチップ4をモールドする第3工程と、個片化する第4工程と、を含んでいる。
[第1工程]
まず、図6(a)に示すように、複数のベース基板31が一体形成されているガラス基板310を用意する。このガラス基板310は、例えば、板状のガラス基板をフォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いてパターニングすることで形成することができる。また、各ベース基板31に配置されている配線351、352、353および端子361、362、363は、例えば、スパッタ、蒸着等によってガラス基板310の上面に金属膜を製膜し、この金属膜をフォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いてパターニングすることで形成することができる。
次に、図6(b)に示すように、ガラス基板310の上面にシリコン基板330を陽極接合する。ただし、接合方法としては陽極接合に限定されない。次に、図6(c)に示すように、シリコン基板330をフォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いてパターニングすることで、各ベース基板31に対応する複数の素子片33を形成する。これにより、各ベース基板31上に素子片33が配置された状態となる。
次に、複数組の蓋体32、支持部39および連結部381、382が一括かつ一体的に形成されているシリコン基板320を用意し、図7(a)に示すように、このシリコン基板320をガラス基板310の上面に陽極接合する。これにより、素子片33を収容する内部空間Sが形成される。ただし、ガラス基板310とシリコン基板320の接合方法としては陽極接合に限定されない。また、シリコン基板320は、例えば、板状(ウエハ状)のシリコン基板をフォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いてパターニングすることで形成することができる。具体的には、例えば、まず、シリコン基板を上面側からエッチングをすることで、蓋体32と支持部39との間の開口37(言い換えると連結部381、382)を形成する。次に、シリコン基板を下面側からエッチングすることで、凹部321および凹部393を形成する。これにより、シリコン基板320が得られる。なお、凹部393は、ガラス基板310と接合した状態で端子361、362、363上に位置しており、これにより、端子361、362、363を露出させる際のハーフダイシングが行い易くなる。
次に、図7(b)に示すように、TEOSCVD法によって、開口37内にSiO膜5を製膜して、凹部312、313、314を塞ぐ。
次に、図8(a)に示すように、ダイシングブレード等を用いたハーフダイシングによって、シリコン基板320の一部(凹部393、端子361、362、363と重なっている領域)を除去して、端子361、362、363を外部に露出させる。ここで、前述したように、端子361、362、363と重なるように凹部393を形成していることで、例えば、ダイシングブレードがガラス基板310に接触し難くなり、ガラス基板310の損傷を低減することができる。
次に、例えば、ダイシングソーを用いて、図8(b)に示すように、ガラス基板310をベース基板31毎に個片化する。これにより、複数の加速度センサー素子3が得られる。
[第2工程]
次に、図9(a)に示すように、複数の基板2が一体形成されている基板20を用意し、加速度センサー素子3を各基板2に接着層91を介して接合する。次に、ICチップ4を用意して、図9(b)に示すように、ICチップ4を各加速度センサー素子3の上面に接着層92を介して接合する。この際、ICチップ4は、端子43が平面視で支持部39の上面39aと重なるように配置される。そして、ワイヤーボンディング法を用いて、ボンディングワイヤーBW1を介して加速度センサー素子3の端子361、362、363とICチップ4の端子42とを電気的に接続し、ボンディングワイヤーBW2を介してICチップ4の端子43と基板2の端子21とを電気的に接続する。
[第3工程]
次に、例えば、トランスファーモールド法によって、図10(a)に示すように、加速度センサー素子3およびICチップ4をモールド材M(例えば、熱硬化性のエポキシ樹脂)でモールドする。
[第4工程]
次に、例えば、ダイシングソーを用いて、図10(b)に示すように、基板20を基板2毎に個片化する。これにより、複数の物理量センサー装置1が得られる。
このような製造方法によれば、ICチップ4の端子42にボンディングワイヤーBW1を接続する際のICチップ4の破損を低減することができる。また、シリコン基板から支持部39および蓋体32を一括かつ一体的に形成しているため、物理量センサー装置1の構成の複雑化を低減することができる。
以上、物理量センサー装置1について説明したが、物理量センサー装置1の構成としては、これに限定されない。例えば、物理量センサー装置1としては、加速度センサー素子3およびICチップ4を有していれば、基板2およびモールド材Mを省略してもよい。すなわち、図11に示すような構成であってもよい。また、図11の構成から、さらにボンディングワイヤーBW1を省略してもよい。
また、例えば、本実施形態では、センサー素子として、X軸方向の加速度を検出することのできる1軸検出型の加速度センサー素子を用いているが、X軸方向およびY軸方向の加速度を検出することのできる2軸検出型の加速度センサー素子を用いてもよいし、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の加速度を検出することのできる3軸検出型の加速度センサー素子を用いてもよい。この場合、例えば、前述した素子片33をその検出軸が互いに直交するように内部空間Sに2つ以上配置すればよい。なお、Z軸(鉛直方向)の加速度を検出する場合は、所謂「シーソー揺動型」の素子片を用いることもできる。また、センサー素子として、所定の軸(例えば、X軸、Y軸およびZ軸の少なくとも1つの軸)まわりの角速度を検出することのできる角速度センサー素子を用いてもよい。また、加速度センサー素子および角速度センサー素子の両方を備えていてもよい。このように、センサー素子として、加速度センサー素子および角速度センサー素子の少なくとも一方を備えることにより、利便性の高い物理量センサー装置1となる。
<第2実施形態>
次に、本発明の物理量センサー装置の第2実施形態について説明する。
図12は、本発明の第2実施形態に係る物理量センサー装置の断面図である。図13は、図12に示す物理量センサー装置の製造方法を説明する断面図である。
本実施形態にかかる物理量センサー装置では、蓋体と支持部との間に樹脂材料(モールド材Mとは異なる工程で配置される樹脂材料)が充填されていることと、ICチップの端子の配置が異なること以外は、前述した第1実施形態にかかる物理量センサー装置と同様である。
なお、以下の説明では、第2実施形態の物理量センサー装置に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図12では前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
本実施形態の物理量センサー装置1では、図12に示すように、蓋体32と支持部39との間に形成されている開口37に、樹脂材料が充填(配置)されてなる樹脂部Rが設けられている。そして、ICチップ4の突出部41上であって、平面視で樹脂部Rの上面R1と重なっている領域にも、少なくとも1つの端子42が配置されている。このような樹脂部Rを配置することで、支持部39のみならず、樹脂部Rによっても突出部41を支持することができる。すなわち、樹脂部Rが支持部39と同様の機能を発揮するため、端子42を支持部39と重なる領域のみならず、樹脂部Rと重なる領域にも配置することができる。したがって、端子42の配置の自由度が向上する。
ここで、樹脂部Rを構成する樹脂材料としては、特に限定されないが、例えば、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコーン系樹脂等を用いることができる。ただし、これらの中でも、比較的硬い材料を用いることが好ましい。これにより、突出部41を支持する効果が向上する。また、例えば、接着層92として樹脂系接着剤(ダイアタッチ剤)を用いる場合には、接着層92と同様の材料を用いることも好ましい。これにより、接着層92を塗布するのと同時に、樹脂材料を開口37に充填することができるため、物理量センサー装置1の製造工程を低減することができる。また、モールド材Mと同様の材料を用いてもよい。これにより、材料を供用することができるので、製造コストの削減を図ることができる。
以上、本実施形態の物理量センサー装置1の構成について説明した。
次に、上述した物理量センサー装置1の製造方法について、図13に基づいて説明する。
まず、前述した第1実施形態と同様にして、加速度センサー素子3を基板20上に配置し、図13(a)に示すように、蓋体32の上面32aおよび支持部39の上面39aに樹脂系接着剤R’を塗布すると共に、開口37に樹脂系接着剤R’を充填する。次に、図13(b)に示すように、ICチップ4を加速度センサー素子3上に配置し、樹脂系接着剤R’を硬化することで、ICチップ4を加速度センサー素子3の上面に接合すると共に、樹脂部Rを形成する。次に、ICチップ4の端子42と加速度センサー素子3とをボンディングワイヤーBW1で電気的に接合すると共に、ICチップ4の端子43と基板2の端子21とをボンディングワイヤーBW2で電気的に接合する。この後は、前述した第1実施形態で説明した製造方法と同様の工程を行うことで、物理量センサー装置1が得られる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
(電子機器)
次に、本発明の電子機器を説明する。
図14は、本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備える表示ユニット1106と、により構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、物理量センサー装置1が内蔵されている。
図15は、本発明の電子機器を適用した携帯電話機(スマートフォン、PHS等も含む)の構成を示す斜視図である。この図において、携帯電話機1200は、アンテナ(図示せず)、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。このような携帯電話機1200には、物理量センサー装置1が内蔵されている。
図16は、本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部1310が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部は、被写体を電子画像として表示するファインダとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリ1308に転送・格納される。また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニタ1430が、データ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリ1308に格納された撮像信号が、テレビモニタ1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。このようなディジタルスチルカメラ1300には、例えば、手振れ補正に用いるための物理量センサー装置1が内蔵されている。
このような電子機器は、物理量センサー装置1を備えているので、優れた信頼性を有する。
なお、本発明の電子機器は、図14のパーソナルコンピューター、図15の携帯電話機、図16のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンタ)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレータ等に適用することができる。
(移動体)
次に、本発明の移動体を説明する。
図17は、本発明の移動体を適用した自動車を示す斜視図である。自動車1500には物理量センサー装置1が内蔵されており、例えば、物理量センサー装置1によって車体1501の姿勢を検出することができる。物理量センサー装置1の検出信号は、車体姿勢制御装置1502に供給され、車体姿勢制御装置1502は、その信号に基づいて車体1501の姿勢を検出し、検出結果に応じてサスペンションの硬軟を制御したり、個々の車輪1503のブレーキを制御したりすることができる。また、物理量センサー装置1は、他にもキーレスエントリー、イモビライザー、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター等の電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)に広く適用できる。
以上、本発明の物理量センサー装置、物理量センサー装置の製造方法、電子機器および移動体を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、前述した実施形態では、物理量センサー装置が1つの素子片を有している構成について説明したが、素子片の数は、特に限定されない。例えば、X軸およびY軸の加速度を検出するために、前述した第1実施形態の素子片を2つ配置してもよいし、さらに、Z軸の加速度を検出するために、前述した第2実施形態の素子片を配置してもよい。これにより、3軸の加速度を検出することのできる物理量センサー装置となる。
1……物理量センサー装置
2……基板
20……基板
21……端子
22……実装端子
3……加速度センサー素子
31……ベース基板
31a……露出部分
310……ガラス基板
311、312、313、314……凹部
32……蓋体
32a……上面
320……シリコン基板
321……凹部
322……外縁部
33……素子片
330……シリコン基板
331、332……素子片支持部
333……可動部
333a……基部
333b……可動電極指
334、335……連結部
338……第1固定電極指
339……第2固定電極指
351、352、353……配線
361、362、363……端子
37……開口
381、382……連結部
39……支持部
39a……上面
393……凹部
4……ICチップ
41……突出部
42、43……端子
5……SiO
91、92……接着層
1100……パーソナルコンピューター
1102……キーボード
1104……本体部
1106……表示ユニット
1108……表示部
1200……携帯電話機
1202……操作ボタン
1204……受話口
1206……送話口
1208……表示部
1300……ディジタルスチルカメラ
1302……ケース
1304……受光ユニット
1306……シャッタボタン
1308……メモリ
1310……表示部
1312……ビデオ信号出力端子
1314……入出力端子
1430……テレビモニタ
1440……パーソナルコンピューター
1500……自動車
1501……車体
1502……車体姿勢制御装置
1503……車輪
BW1、BW2……ボンディングワイヤー
D……離間距離
M……モールド材
R’……樹脂系接着剤
R……樹脂部
R1……上面
S……内部空間

Claims (11)

  1. ベース基板、前記ベース基板に接合されている蓋体、および前記ベース基板と前記蓋体との間に配置されている素子片、を有しているセンサー素子と、
    前記蓋体上に配置され、平面視で前記蓋体から延出している延出部と、前記延出部に配置されている第1回路側端子と、を有している電子部品と、を備え、
    平面視で、前記ベース基板の前記第1回路側端子と重なる位置には、前記蓋体と一括形成されている支持部が設けられていることを特徴とする物理量センサー装置。
  2. 前記支持部は、前記蓋体と一体的に構成されている請求項1に記載の物理量センサー装置。
  3. 前記支持部は、前記延出部の下面に接触している請求項1または2に記載の物理量センサー装置。
  4. 前記蓋体と前記支持部とは離間しており、これらの間に樹脂が配置されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の物理量センサー装置。
  5. 前記蓋体および前記支持部は、シリコン基板をパターニングすることで形成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の物理量センサー装置。
  6. 前記ベース基板上に配置されている端子と前記第1回路側端子とを接続するワイヤーを有している請求項1ないし5のいずれか1項に記載の物理量センサー装置。
  7. 前記センサー素子と前記電子部品が配置されている基板を有し、
    前記電子部品は、前記基板と電気的に接続される第2回路側端子を有し、
    前記第2回路側端子は、平面視で、前記蓋体と重なる位置に配置されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の物理量センサー装置。
  8. 前記センサー素子は、加速度センサー素子および角速度センサー素子の少なくとも一方を含んでいる請求項1ないし7のいずれか1項に記載の物理量センサー装置。
  9. ベース基板上に素子片を配置する工程と、
    蓋体と支持部とが一体的に構成されている基板を、前記蓋体と前記ベース基板との間で前記素子片を収容するように前記ベース基板に接合する工程と、
    端子を有する電子部品を、平面視で、前記端子が前記支持部に重なるように前記蓋体に接合する工程と、
    を含んでいることを特徴とする物理量センサー装置の製造方法。
  10. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の物理量センサー装置を有していることを特徴とする電子機器。
  11. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の物理量センサー装置を有していることを特徴とする移動体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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