JP2016017806A - 車載ネットワークに接続される車載機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】不的確な時刻修正の実行を防止するとともに、簡単な処理によって時刻を修正することができる車載機器を提供する。
【解決手段】車載ネットワークは、ラジオ11、デジタルタコグラフ、エンジン、及びログ記憶装置などの複数の車載機器を通信ライン8で接続して構成される。デジタルタコグラフは、内部に時計を備えない車載機器のために車載ネットワーク上に時計の時刻情報を所定時間毎に繰り返して提供する。ラジオ11のCPU16は、修正判定部20、及び時刻修正部22として機能する。修正判定部20は、時計の時刻を修正する必要がある要修正状態であるか否かを判定する。時刻修正部22は、修正判定部20が要修正状態であると判定した場合に、時計の時刻を、時刻情報取得部21が取得したデジタルタコグラフの時計の時刻情報が示す時刻に修正する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車載ネットワークに接続される車載機器に関する。
特許文献1には、複数の装置間で基準となる時刻(標準時刻)を発生する標準時計を備える標準時刻装置の時刻に、被設定装置の時刻を合わせる標準時刻設定装置が記載されている。この標準時刻設定装置では、所定時間ごとや、被設定装置を起動した直後等に標準時刻設定処理を行う。標準時刻設定処理では、被設定装置が標準時刻装置に対して標準時刻の提供を要求し、標準時刻装置が標準時刻を被設定装置へ送る。
特開2001−21676号公報
特許文献1に記載の標準時刻設定装置のように、所定時間ごとや、被設定装置を起動した直後等に一律に標準時刻設定処理を行うと、被設定装置の時刻を修正する必要性が低い状態であるにも拘らず、被設定装置の時刻を標準時刻装置の時刻に合わせてしまう可能性がある。被設定装置の時刻を修正する必要性が低い状態とは、例えば、標準時刻装置の標準時刻よりも被設定装置の時刻の方がその場所におけるその時の正確な時刻に近い場合である。このような場合に標準時刻設定処理が行われると、被設定装置の時刻よりも正確な時刻から乖離した標準時刻に被設定装置の時刻が変更されるという不的確な修正が実行されてしまう。
また、被設定装置の時刻を合わせる際には、被設定装置が標準時刻装置に対して標準時刻の提供を要求し、標準時刻装置に標準時刻を都度送信させる必要があり、時刻合わせのための処理が煩雑である。
そこで、本発明は、不的確な時刻修正の実行を防止するとともに、簡単な処理によって時刻を修正することが可能な車載機器の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、計時機能を有さない他の車載機器のために時刻情報が繰り返して提供される車載ネットワークに他の車載機器とともに接続され、車載ネットワークから時刻情報の取得が可能な車載機器であって、計時手段と判定手段と修正手段とを備える。計時手段は、車載ネットワークから独立して固有の時刻を計時する。判定手段は、計時手段の時刻を修正する必要がある要修正状態であるか否かを判定する。修正手段は、要修正状態であると判定手段が判定したとき、計時手段の時刻を、車載ネットワークから取得した時刻情報が示す時刻に修正する。計時手段は、修正手段によって時刻が修正されたとき、修正された時刻から計時を開始する。
車載機器(以下、本機器という)の計時手段が車載ネットワークから独立して固有の時刻を計時するので、計時手段の時刻と車載ネットワーク上の時刻情報が示す時刻(以下、単に、車載ネットワーク上の時刻という)とが一致しているとは限らない。また、計時手段の時刻や車載ネットワーク上の時刻が、その場所におけるその時の正確な時刻(以下、単に正確な時刻という)と一致しているか否かは不明であり、計時手段の時刻と車載ネットワーク上の時刻とのうちいずれの時刻が正確な時刻に近いかも不明である。
判定手段は、例えば、本機器が電源から外されて計時手段の時刻がリセットされたときや、長期間の使用により計時手段の計時誤差が累積したときなどのように、計時手段の時刻が正確な時刻から大きく乖離している可能性が高い場合に要修正状態であると判定する。
上記構成では、計時手段の時刻が正確な時刻から大きく乖離して明らかに間違った時刻を示している可能性が高い場合、判定手段は要修正状態であると判定し、修正手段は計時手段の時刻よりも正確な時刻に近い可能性を有する車載ネットワーク上の時刻に計時手段の時刻を修正する。従って、正確な時刻から大きく乖離した計時手段の時刻を、乗員等による修正操作を要することなく修正することができる。また、要修正状態ではないと判定手段が判定した場合、修正手段は計時手段の時刻を修正しないので、計時手段の時刻を修正する必要性が低い状態であるにも拘らず、計時手段の時刻よりも正確な時刻から乖離している可能性がある車載ネットワーク上の時刻に計時手段の時刻が変更されてしまうという不利益を未然に排除することができる。
また、本機器は、車載ネットワークから時刻情報の取得が可能であるので、車載ネットワーク上の計時機能を有する他の車載機器に対して時刻情報の送信要求等をする必要がなく、簡単な処理によって計時手段の時刻を修正することができる。
また、上記判定手段は、計時手段の時刻が予め設定された所定の時刻と一致する場合に要修正状態であると判定してもよい。
上記構成では、判定手段は、計時手段の時刻が所定の時刻と一致する場合に要修正状態であると判定する。所定の時刻は、例えば、正確な時刻から確実に大きく乖離する時刻であり、本機器が電源から外されて再度電源に接続されてリセットされた際の計時手段のデフォルトの時刻(例えば、正確な時刻から確実に大きく乖離した過去の時刻である1900年1月1日0時00分など)である。
従って、所定の時刻を計時手段のデフォルトの時刻に設定することにより、乗員等による修正操作を要することなくリセット後の計時手段の時刻を修正することができる。
また、車載ネットワーク上の時刻が正常に計時されている状態で本機器がリセットされた場合、車載ネットワーク上の時刻の方が本機器の計時手段の時刻よりも正確な時刻に近い蓋然性が高いため、計時手段の時刻を確実に修正することができる。
また、上記車載機器は、計時手段が計時する時刻を逐次記憶する不揮発性メモリを備えてもよく、上記判定手段は、不揮発性メモリに記憶されている時刻と車載ネットワーク上の時刻情報が示す時刻とを比較し、その差が予め設定された所定の閾値以上である場合に要修正状態であると判定してもよい。
上記構成では、不揮発性メモリは、計時手段が計時する時刻を逐次記憶するので、本機器が電源から外された場合、不揮発性メモリには本機器が電源から外される直前の計時手段の時刻が記憶される。本機器が電源から外されている間は、計時手段は時刻を計時せず、不揮発性メモリに記憶された計時手段の時刻は更新されないので、本機器が電源から外されている時間が長いほど、本機器が電源から外されることなく時刻を継続して計時していたと仮定した場合の計時手段の時刻に対し、不揮発性メモリに記憶された計時手段の時刻は大きく乖離する。本機器が電源から外されて再度電源に接続される(リセットされる)と、計時手段は、不揮発性メモリに記憶された時刻(本機器が電源から外される直前の計時手段の時刻)から計時を開始する。
本機器が電源から外される前の計時手段の時刻と車載ネットワーク上の時刻とが正確な時刻に近い状態で計時され、本機器が電源から外されている間も車載ネットワーク上の時刻が継続して計時される通常の使用状態では、本機器が電源から外されて再度電源に接続されるまでの時間が長くなるほど、不揮発性メモリに記憶された時刻は、判定手段による要修正状態であるか否かの判定時(以下、単に判定時という)の正確な時刻から乖離するとともに、判定時の車載ネットワーク上の時刻からも乖離する。このため、不揮発性メモリに記憶されている時刻と車載ネットワーク上の時刻とを比較することによって、不揮発性メモリに記憶されている時刻と判定時の正確な時刻とを間接的に比較することができる。
判定手段は、不揮発性メモリに記憶されている時刻と車載ネットワーク上の時刻との差(以下、単に時刻差という)が予め設定された所定の閾値以上である場合に要修正状態であると判定する。所定の閾値は、不揮発性メモリに記憶されている時刻と判定時の正確な時刻とを大きく乖離させる値である。すなわち、判定手段は、不揮発性メモリに記憶されている時刻と判定時の正確な時刻とを間接的に比較し、両時刻が大きく乖離している場合に要修正状態であると判定する。このため、判定時の正確な時刻から大きく乖離したリセット後の計時手段の時刻を、乗員等による修正操作を要することなく修正することができる。
また、本機器が電源から外されて再度電源に接続された場合であっても、時刻差が小さく、不揮発性メモリに記憶されている時刻が判定時の正確な時刻から大きく乖離しないときには、判定手段は要修正状態であると判定しないので、計時手段の時刻は修正されない。
また、通常時に長期間の使用により計時手段の計時誤差が累積することに起因して、時刻差が所定の閾値以上になった場合、計時手段の時刻を乗員等による修正操作を要することなく修正することができる。
また、上記判定手段は、車両のエンジンが始動する際に判定を行ってもよい。
上記構成では、判定手段は、車両のエンジンが始動する際に判定を行うので、車両を走行させる際には最初に必ず判定手段による判定が行われる。このため、車両のエンジンを始動する前に計時手段の時刻が正確な時刻から大きく乖離していても、車両を走行可能な状態にした時には計時手段の時刻が修正されているので、車両を走行させる際には修正された時刻から時刻の計時を開始することができる。
また、上記車載機器は、計時手段の時刻の修正指示が入力操作される入力手段を備えてもよく、上記修正手段は、入力手段に対する修正指示の入力操作に応じて、計時手段の時刻を、車載ネットワークから取得した時刻情報が示す時刻に修正してもよい。
上記構成では、修正手段は、判定手段の判定による時刻修正に加えて、入力手段に対する乗員等からの操作によっても計時手段の時刻を車載ネットワーク上の時刻に修正する。このため、例えば、本機器に表示されている時刻が明らかに遅れている(又は進んでいる)ことが目視でわかる場合、乗員等は、入力部を操作するという単純な操作によって、本機器の計時手段の時刻を車載ネットワーク上の時刻に修正することができる。
本発明によれば、不的確な時刻修正の実行を防止するとともに、簡単な処理によって時刻を修正することができる。
第1実施形態に係るラジオが接続される車載ネットワークの概略図である。 第1実施形態に係るラジオのブロック構成図である。 図2のラジオの時刻修正処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るラジオのメモリの構成図である。 第2実施形態に係るラジオの時刻修正処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るラジオの時刻修正処理の説明図である。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るラジオ(車載機器)11は、車両1の車室内の前方で起立するインストルメントパネル(図示省略)等に嵌め込まれて固定される車載機器であって、車両1に搭載される車載ネットワーク(例えば、CAN(Controller Area Network)2に接続される。車載ネットワーク2は、ラジオ11の他にも、メーター3、デジタルタコグラフ4、車内時計5、エンジン(計時機能を有さない他の車載機器)6、及びログ記憶装置(計時機能を有さない他の車載機器)7などの複数の車載機器を通信ライン8で接続して構成される。
ラジオ11、メーター3、デジタルタコグラフ4、及び車内時計5のそれぞれは、内部に時計11a,3a,4a,5aを備え、計時機能を有する。各時計11a,3a,4a,5aは、GPS(Global Positioning System)を利用した時計や電波時計などのように、その場所におけるその時の正確な時刻(以下、単に正確な時刻という)を外部から取得する時計ではなく、それぞれ独立して固有の時刻を計時する。すなわち、この車載ネットワーク2に接続される各時計11a,3a,4a,5aの時刻には、正確な時刻との完全な一致や、各時計11a,3a,4a,5a同士の完全な同期は求められず、各時計11a,3a,4a,5aは、それぞれの時刻が実用上問題ない程度に正確な時刻と近い時刻を計時する。
車載ネットワーク2に接続されるメーター3は、車両1の速度やエンジン6の回転数等を表示する。車内時計5は、車両1の車室内の運転者等に対して時刻を表示する。デジタルタコグラフ4は、車両1の速度やエンジン6の回転数等を時刻と共に記憶する装置であって、内部に時計を備えない車載機器(例えば、ログ記憶装置7やエンジン6等)のために車載ネットワーク2上に時計4aの時刻情報(年月日を含む)を所定時間毎(例えば、0.1秒毎)に繰り返して提供する。ログ記憶装置7は、デジタルタコグラフ4から車載ネットワーク2上に提供される時計4aの時刻情報を利用し、その時々のブレーキ(図示省略)の状態や故障診断の情報などを時刻情報と共に逐次記憶する。この車載ネットワーク2を介して送受信される各情報(時刻情報を含む)には、それぞれIDが付されており、車載ネットワーク2に接続される各種車載機器は、取得したい情報をIDによって選択して取得することができる。なお、デジタルタコグラフ4は、時計4aがリセットされている場合には、時計4aの時刻情報を車載ネットワーク2上に提供しないように設定される。また、本実施形態では、デジタルタコグラフ4が時計4aの時刻情報を車載ネットワーク2上に提供したが、これに限定されるものではなく、他の装置(例えば、メーター3や車内時計5やその他の計時機能を有する車載機器等)が時刻情報を車載ネットワーク2上に提供してもよい。また、デジタルタコグラフ4が時計4aの時刻情報を車載ネットワーク2上に提供できない際には、他の装置(例えば、メーター3や車内時計5やその他の計時機能を有する車載機器等)が時刻情報を車載ネットワーク2上に提供するように切り替え可能であってもよい。
図2に示すように、ラジオ11は、コントロールユニット15(以下、ECU(Electric Control Unit)と称する)と時刻修正ボタン(入力手段)14と表示部12とを有する。
ECU15は、時計(計時手段)11aとCPU(Central Processing Unit)16と記憶部17とを備える。記憶部17は、ROM(Read Only Memory)18及びRAM(Random Access Memory)19を含む。ROM18には、CPU16によって読み出される種々のプログラム(時刻修正プログラムを含む)や種々のデータ(時計11aのデフォルトの時刻T0(所定の時刻)を含む)を予め記憶している。RAM19は、ROM18から読み出されたプログラムの展開領域、CPU16の演算結果の一時記憶領域等として機能する。なお、ROM18に記憶される種々のデータは、各プログラムに含まれた状態で記憶されてもよい。
時計11aは、車載ネットワーク2から独立して固有の時刻を計時し、時刻情報(年月日を含む)をECU15へ逐次出力する。車両1のアクセサリスイッチ24を切っても時計11aにはバッテリ(図示省略)から電力が供給されるように設定され、時計11aは、車両1のアクセサリスイッチ24が切られても、継続して時刻を計時する。時計11aは、例えば、ラジオ11が車両1から取り外されてバッテリから電力が供給されなくなった後、再度電源に接続されてリセットされた際には、現在の時刻から大きく乖離した過去の時刻であるデフォルトの時刻T0(本実施形態では、例えば、1900年1月1日00時00分00秒)になるように設定される。なお、時計11aの時刻T1や、車載ネットワーク2上に提供される時計4aの時刻情報が示す時刻T2(以下、単に車載ネットワーク2上の時刻T2という)が、正確な時刻と一致しているか否かは不明であり、時計11aの時刻T1と車載ネットワーク2上の時刻T2とのうちいずれの時刻が正確な時刻に近いかも不明である。
CPU16は、車両1のエンジン6が始動する際(本実施形態では、アクセサリスイッチ24がONにされた時)に、ROM18に記憶された時刻修正プログラムに従って時刻修正処理を実行することによって、修正判定部(判定手段)20、時刻情報取得部21、及び時刻修正部(修正手段)22として機能する。なお、本実施形態では、車両1のエンジン6が始動する際を、アクセサリスイッチ24がONにされた時としたが、これに限定されるものではなく、イグニッションスイッチ(図示省略)がONにされた時であってもよい。
修正判定部20は、時計11aの時刻T1を修正する必要がある要修正状態であるか否かを判定する。具体的には、修正判定部20は、時計11aの時刻情報(時刻T1)を取得し、時刻T1とROM19に予め記憶されている所定の時刻(時計11aのデフォルトの時刻T0)とを比較する。時計11aの時刻T1がデフォルトの時刻T0と同一時刻である場合には、修正判定部20は、時計11aの時刻T1を修正する必要がある要修正状態であると判定する。
時刻情報取得部21は、車載ネットワーク2上に提供されている各種情報の中からIDによってデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報を認識して取得する。なお、IDを認識する手段は、ECU16の外部に設けられてもよい。
時刻修正部22は、時計11aの時刻T1を、時刻情報取得部21が取得したデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報が示す時刻T2に修正する。時計11aの時刻T1を時刻T2に修正する際、時刻修正部22は、時刻T2の秒のうち小数点以下を切り捨てて採用する。
時刻修正ボタン14は、乗員等が時計11aの時刻T1を車載ネットワーク2上の時刻T2に修正したい場合に、その修正指示を入力操作するための手動で操作可能なボタンである。乗員等が時刻修正ボタン14を押すと、ECU15は、修正判定部20の判定(要修正状態であるか否か)に関わらず、直ぐに時計11aの時刻T1を車載ネットワーク2上の時刻T2に修正する。具体的には、時刻修正ボタン14が押されると、時刻情報取得部21が車載ネットワーク2上に提供されているデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報を取得し、時刻修正部22が時計11aの時刻T1を、時刻情報取得部21が取得したデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報が示す時刻T2に修正する。なお、本実施形態では、時刻修正ボタン14を入力手段として機能させたが、これに限定されるものではなく、例えば、タッチパネル機能を有する表示装置の画面上に表示される図柄などを入力手段として機能させてもよい。
表示部12は、例えば、7セグメント液晶ディスプレイであって、時計11aの時刻情報に基づいて時刻T1が表示される。なお、表示部12は、7セグメント液晶ディスプレイに限定されず、時刻を表示可能な表示装置であればよい。
次に、ラジオ11のCPU16が実行する時刻修正処理について、図3のフローチャートに基づき説明する。
本処理は、車両1のアクセサリスイッチ24がONにされた時に実行される。
本処理が開始されると、先ず、修正判定部20が要修正状態であるか否かを判定する(ステップS1)。修正判定部20によって要修正状態ではないと判定された場合(ステップS1:NO)には、CPU16は本処理を終了する。
一方、修正判定部20によって要修正状態であると判定された場合(ステップS1:YES)には、時刻情報取得部21が車載ネットワーク2上に提供されているデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報の取得処理を開始し(ステップS2)、ステップS3へ移行する。
ステップS3では、時刻情報取得部21が車載ネットワーク2上に提供されているデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報を取得できたか否かを検出する。時刻情報取得部21がデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報を取得できない場合(ステップS3:NO)にはステップS2へ移行し、時刻情報取得部21は、デジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報の取得処理を継続する。すなわち、時刻情報取得部21は、デジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報を取得できるまで、該取得処理を繰り返す。一方、車載ネットワーク2上に提供されているデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報を時刻情報取得部21が取得できたことが検出された場合(ステップS3:YES)には、ステップS4へ移行する。
ステップS4では、時刻修正部22は、時計11aの時刻T1を、時刻情報取得部21が取得したデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報が示す時刻T2に修正し、CPU16は本処理を終了する。時刻修正部22によって時刻が修正された時計11aは、修正された時刻から計時を開始する。
上記のように構成されたラジオ11では、修正判定部20は、時計11aの時刻T1と所定の時刻(時計11aのデフォルトの時刻T0)とを比較し、時計11aの時刻T1がデフォルトの時刻T0と同一時刻である場合に要修正状態であると判定する。時計11aのデフォルトの時刻T0は、現在の時刻から大きく乖離した過去の時刻(本実施形態では、例えば、1900年1月1日00時00分00秒)であるので、時計11aの時刻T1が正確な時刻から大きく乖離して明らかに間違った時刻を示している場合に、修正判定部20が要修正状態であると判定し、時刻修正部22が時計11aの時刻T1を修正する。このため、正確な時刻から大きく乖離した時計11aの時刻T1を、乗員等による修正操作を要することなく修正することができる。
また、例えば、車載ネットワーク2上の時刻T2は正常に計時されている状態で、ラジオ11が車両1から取り外された後、ラジオ11が車両1に取付けられて再度電源に接続された場合、車載ネットワーク2上の時刻T2の方がラジオ11の時計11aの時刻T1よりも正確な時刻に近い蓋然性が高い。このため、時計11aの時刻T1を正確な時刻に近い蓋然性が高い時刻(車載ネットワーク2上の時刻T2)に確実に修正することができる。
また、時計11aの時刻T1がデフォルトの時刻T0と同一時刻でない場合には修正判定部20が要修正状態ではないと判定し、時刻修正部22が時計11aの時刻T1を修正しない。このように、時計11aの時刻T1が正確な時刻から大きく乖離しない限り、時刻修正部22が時計11aの時刻T1を修正しないので、少なくとも時計11aの時刻T1が正確な時刻に近い場合に、他の時刻に修正してしまうことを確実に防止することができる。すなわち、時計11aの時刻T1を修正する必要性が低い状態であるにも拘らず、時計11aの時刻T1よりも正確な時刻から乖離している可能性がある車載ネットワーク2上の時刻T2に時計11aの時刻T1が変更されてしまうという不利益を未然に排除することができる。
また、ラジオ11は、車載ネットワーク2から時刻情報の取得が可能であるので、車載ネットワーク2上の計時機能を有する他の車載機器(本実施形態では、メーター3、デジタルタコグラフ4、及び車内時計5)に対して時刻情報の送信要求等をする必要がなく、簡単な処理によって時計11aの時刻T1を修正することができる。
このように、本実施形態によれば、不的確な時刻修正の実行を防止するとともに、簡単な処理によって時刻を修正することができる。
また、CPU16は、車両1のエンジン6が始動する際に時刻修正処理を実行し、修正判定部20が要修正状態であるか否かの判定を行うので、車両1を走行させる際には最初に必ず修正判定部20による判定が行われる。このため、車両1のエンジン6を始動する前に時計11aの時刻T1が正確な時刻から大きく乖離していても、車両1を走行可能な状態にした時には時計11aの時刻T1が修正されているので、車両1を走行させる際には時計11aは修正された時刻から時刻の計時を開始することができる。
また、CPU16は、車両1のアクセサリスイッチ24がONにされた時に時刻修正処理を実行し、修正判定部20が要修正状態であるか否かの判定を行うので、エンジン6が始動する前(イグニッションスイッチがONにされる前)に時計11aの時刻T1を修正することができる。このため、車載ネットワーク2上にデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報が提供されている限り、エンジン6の始動時には、時計11aの時刻T1を正確な時刻から大きく乖離していない状態に確実にすることができる。
また、時刻修正部22は、修正判定部20が要修正状態であると判定した場合の時刻修正に加えて、時刻修正ボタン14に対する乗員等からの操作によっても時計11aの時刻T1を車載ネットワーク2上の時刻T2に修正する。このため、例えば、ラジオ11の表示部12に表示されている時刻が明らかに遅れている(又は進んでいる)ことが目視でわかる場合、乗員等は、時刻修正ボタン14を押すという単純な操作によって、ラジオ11の時計11aの時刻T1を車載ネットワーク2上の時刻T2に修正することができる。
また、時刻情報取得部21は、車載ネットワーク2上からデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報を取得できない場合に、デジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報を取得できるまで、該取得処理を繰り返す。このため、デジタルタコグラフ4がリセットされて車載ネットワーク2上に時計4aの時刻情報が提供されない場合であっても、デジタルタコグラフ4の時計4aが手動で時刻合わせされるなどして、車載ネットワーク2上へのデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報の提供が開始された際に、直ぐに時刻情報取得部21がデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報を取得して、時刻修正部22は時計11aの時刻T1を車載ネットワーク2上の時刻T2に修正することができる。
なお、ラジオ11以外の計時機能を有する複数の車載機器(メーター3や車内時計5を含む)にもラジオ11と同様に修正判定部20、時刻情報取得部21、及び時刻修正部22等を設けて、ラジオ11と同様の時刻修正処理を行わせてもよい。この場合、車両1のバッテリが車両1から取り外された後、再度バッテリが車両1に取付けられるなどして、計時機能を有する全ての車載機器の時計(時計3a,4a,5a,11aを含む)がリセットされても、車載ネットワーク2上に時刻情報を提供するデジタルタコグラフ4の時計4aを時刻合わせすることによって、或いは、時計4aを時刻合わせした後、アクセサリスイッチ24をオンにすることによって、計時機能を有する複数の車載機器の時刻を一斉に車載ネットワーク2上の時刻T2に修正することができる。
また、各時刻T0〜T2は、年月日を含まなくてもよい。
また、時計11aの時刻T1を時刻T2に修正する際、時刻修正部22は、時刻T2の秒のうち小数点以下を切り捨てることなく、時刻T2をそのまま採用してもよい。
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。第2実施形態のラジオ41は、ROM18及びRAM19に加えて記憶部17に不揮発性のRAM(Random Access Memory)42を備える点が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図4に示すように、ラジオ41は、ラジオ41の時計41aが計時する時刻T1を逐次記憶する不揮発性のRAM(不揮発性メモリ)42を備える。RAM42は、例えば、ラジオ41が車両1から取り外されてバッテリ(図示省略)から電力が供給されなくなり、時計41aが時刻を計時しなくなっても、記憶している情報(ラジオ41が車両1から取り外される直前の時刻T3)を失わない。
ラジオ41の時計41aは、車両1のアクセサリスイッチ24が切られている間もバッテリ(図示省略)から供給される電力によって時刻を計時し、時計41aが計時する時刻T1がRAM42に時刻T3として逐次記憶される。
ECU15は、時刻T1をRAM42に記憶させる際、既に記憶されている古い時刻T3を削除し、或いは上書きして、新しい時刻T1を時刻T3として記憶させる。
記憶部17のROM19には、後述する時刻修正処理で使用する所定の閾値(本実施形態では、例えば、30分)が予め記憶される。所定の閾値は、ラジオ41が電源から外される前の時計41aの時刻T1と車載ネットワーク2上の時刻T2とが正確な時刻と一致していると仮定した上で、ラジオ41を電源から外して再度取り付けた際にRAM42に記憶されている時刻T3と、修正判定部20による要修正状態であるか否かの判定時(以下、単に判定時という)の正確な時刻とを大きく乖離させる値が設定される。すなわち、ラジオ41を電源から外してから再度取り付けるまでの時間が長く、ラジオ41が車両1から取り外される直前の時刻T3が判定時の正確な時刻から大きく乖離している場合に要修正状態であると判定される。本実施形態では、ラジオ41を電源から外してから再度取り付けるまでの時間が30分以上である場合に要修正状態であると判定される。なお、所定の閾値は、30分に限定されるものではなく、実用上問題が生じる程度に時刻T3と判定時の正確な時刻とが大きく乖離する値(時間)であればよい。例えば、所定の閾値は、1時間や1日等であってもよい。
修正判定部20は、先ず、ROM19に記憶されている所定の閾値(30分)を、RAM42に記憶されている時刻T3に加算して時刻T4を算出する。次に、時刻情報取得部21が取得した車載ネットワーク2上の時刻T2と時刻T4とを比較し、時刻T4が時刻T2と同一、又は時刻T4が時刻T2よりも遅れている場合に、時刻T3が正確な時刻から大きく乖離しているとみなして、ラジオ41の時計41aの時刻T1を修正する必要がある要修正状態であると判定する。すなわち、RAM42に記憶されている時刻T3と、車載ネットワーク2上の時刻T2とを比較し、その差が所定の閾値(30分)以上である場合に要修正状態であると判定する。修正判定部20は、時刻T2と時刻T4とを比較する際、年、月、日、時間の順に比較し、時刻T4が時刻T2よりも遅れている(又は進んでいる)ことが分かった時点で最後まで比較することなく要修正状態であるか否かの判定結果を出して該判定を終了する。
次に、ラジオ41のCPU16が実行する時刻修正処理について、図5のフローチャートに基づき説明する。
本処理は、車両1のアクセサリスイッチ24がONにされた時に実行される。
本処理が開始されると、先ず、時刻情報取得部21が車載ネットワーク2上に提供されているデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報の取得処理を開始し(ステップS1)、ステップS2へ移行する。
ステップS2では、時刻情報取得部21が車載ネットワーク2上に提供されているデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報を取得できたか否かを検出する。時刻情報取得部21がデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報を取得できない場合(ステップS2:NO)にはステップS1へ移行し、時刻情報取得部21は、デジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報の取得処理を継続する。すなわち、時刻情報取得部21は、デジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報を取得できるまで、該取得処理を繰り返す。一方、車載ネットワーク2上に提供されているデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報を時刻情報取得部21が取得できたことが検出された場合(ステップS2:YES)には、ステップS3へ移行する。
ステップS3では、修正判定部20は、RAM42に記憶されている時刻T3に上記所定の閾値(30分)を加算して時刻T4を算出し、ステップS4へ移行する。
ステップS4では、修正判定部20は、算出した時刻T4と、時刻情報取得部21が取得したデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報が示す時刻T2とを比較し、時刻T4と時刻T2とが同一時刻である場合に、又は時刻T4が時刻T2よりも遅れている場合(ステップS4:YES)に要修正状態であると判定し、ステップS5へ移行する。一方、時刻T4が時刻T2よりも進んでいる場合(ステップS4:NO)には、CPU16は本処理を終了する。
ステップS5では、時刻修正部22は、時計41aの時刻T1を、時刻情報取得部21が取得したデジタルタコグラフ4の時計4aの時刻情報が示す時刻T2に修正し、CPU16は本処理を終了する。時刻修正部22によって時刻が修正された時計41aは、修正された時刻から計時を開始する。
上記のように構成されたラジオ41では、ラジオ41が電源から外されている間は、時計41aは時刻を計時せず、RAM42に記憶されている時刻T3は更新されないので、ラジオ41が電源から外されている時間が長いほど、ラジオ41が電源から外されることなく時計41aが時刻を継続して計時していたと仮定した場合の時計41aの時刻に対し、RAM42に記憶されている時刻T3は大きく乖離する。ラジオ41が電源から外されて再度電源に接続されると、時計41aは、RAM42に記憶されている時刻T3(ラジオ41が電源から外される直前の時計41aの時刻)から計時を開始する。
図6に示すように、ラジオ41の時計41aの時刻T1(3時04分)と車載ネットワーク2上の時刻T2(3時05分)とが正確な時刻(3時00分)に実用上問題ない程度に近い状態で計時され、ラジオ41が電源から外されている間も車載ネットワーク2上の時刻が継続して計時される通常の使用状態では、ラジオ41が電源から外されて、再度電源に接続されるまでの時間が長くなるほど、RAM42に記憶されている時刻T3は、判定時の正確な時刻から乖離するとともに、判定時の車載ネットワーク2上の時刻からも乖離する。例えば、図6中の(1)の時にラジオ41を電源から取り外した場合、5分後(図中の(2))にラジオ41を再度電源に接続すると、RAM42に記憶されている時刻T3(3時04分)は、車載ネットワーク2上の時刻T2(3時10分)から6分遅れ、30分後(図中の(3))にラジオ41を再度電源に接続すると、RAM42に記憶されている時刻T3(3時04分)は、車載ネットワーク2上の時刻T2(3時35分)から31分遅れる。このため、RAM42に記憶されている時刻T3と車載ネットワーク2上の時刻T2とを比較することによって、RAM42に記憶されている時刻T3と判定時の正確な時刻とを間接的に比較することができる。
修正判定部20は、RAM42に記憶されている時刻T3と車載ネットワーク2上の時刻T2とを比較し、時刻T3が時刻T2よりも30分以上遅れている場合に、時刻T3が正確な時刻からも30分以上遅れているとみなして要修正状態であると判定する。例えば、図6中の(1)の時にラジオ41を電源から取り外し、30分後の図6中の(3)時にラジオ41を再度電源に接続して修正判定部20が要修正状態であるか否かの判定を行った場合、RAM42に記憶されている時刻T3(3時04分)が車載ネットワーク2上の時刻T2(3時35分)よりも30分以上遅れているので、修正判定部20は、時刻T3(3時04分)が正確な時刻(3時30分)から大きく乖離しているとみなして要修正状態であると判定する。このため、判定時の正確な時刻から大きく乖離した時計41aの時刻T1を、乗員等による修正操作を要することなく修正することができる。
また、ラジオ41が電源から外されて再度電源に接続された場合であっても、RAM42に記憶されている時刻T3と車載ネットワーク2上の時刻T2との時刻差が小さく、RAM42に記憶されている時刻T3が判定時の正確な時刻から大きく乖離しないときには、修正判定部20は要修正状態であると判定しないので、時計41aの時刻T1は修正されない。例えば、図6中の(1)の時にラジオ41を電源から取り外し、5分後の図6中の(2)時にラジオ41を再度電源に接続して修正判定部20が要修正状態であるか否かの判定を行った場合、RAM42に記憶されている時刻T3(3時04分)が車載ネットワーク2上の時刻T2(3時10分)よりも30分以上遅れていないので、修正判定部20は、時刻T3(3時04分)が正確な時刻(3時05分)から大きく乖離していないとみなして要修正状態ではないと判定する。このため、時計11aの時刻T1を修正する必要性が低い状態であるにも拘らず、時計11aの時刻T1(時刻T3(3時04分))よりも正確な時刻(3時05分)から乖離している車載ネットワーク2上の時刻T2(3時10分)に時計11aの時刻T1(3時04分)が変更されてしまうという不利益を未然に排除することができる。
また、通常時に長期間の使用によりラジオ41の時計11aの計時誤差が累積することに起因して、RAM42に記憶されている時刻T3が車載ネットワーク2上の時刻T2よりも30分以上遅れた場合、ラジオ41の時計11aの時刻を乗員等による修正操作を要することなく修正することができる。
従って、本実施形態によれば、不的確な時刻修正の実行を防止するとともに、簡単な処理によって時刻を修正することができる。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、上記第1実施形態及び第2実施形態では、本発明に係る車載ネットワークに接続される車載機器をラジオ11,41に適用したが、これに限定されるものではない。
1:車両
2:車載ネットワーク
3:メーター
4:デジタルタコグラフ
5:車内時計
6:エンジン(他の車載機器)
7:ログ記憶装置(他の車載機器)
11,41:ラジオ(車載機器)
11a,41a:ラジオの時計(計時手段)
14:時刻修正ボタン(入力手段)
20:修正判定部(判定手段)
22:時刻修正部(修正手段)
42:RAM(不揮発性メモリ)

Claims (5)

  1. 計時機能を有さない他の車載機器のために時刻情報が繰り返して提供される車載ネットワークに前記他の車載機器とともに接続され、前記車載ネットワークから前記時刻情報の取得が可能な車載機器であって、
    前記車載ネットワークから独立して固有の時刻を計時する計時手段と、
    前記計時手段の時刻を修正する必要がある要修正状態であるか否かを判定する判定手段と、
    前記要修正状態であると前記判定手段が判定したとき、前記計時手段の時刻を、前記車載ネットワークから取得した時刻情報が示す時刻に修正する修正手段と、を備え、
    前記計時手段は、前記修正手段によって時刻が修正されたとき、修正された時刻から計時を開始する
    ことを特徴とする車載機器。
  2. 請求項1に記載の車載機器であって、
    前記判定手段は、前記計時手段の時刻が予め設定された所定の時刻と一致する場合に前記要修正状態であると判定する
    ことを特徴とする車載機器。
  3. 請求項1に記載の車載機器であって、
    前記計時手段が計時する時刻を逐次記憶する不揮発性メモリを備え、
    前記判定手段は、前記不揮発性メモリに記憶されている時刻と前記車載ネットワーク上の前記時刻情報が示す時刻とを比較し、その差が予め設定された所定の閾値以上である場合に前記要修正状態であると判定する
    ことを特徴とする車載機器。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車載機器であって、
    前記判定手段は、車両のエンジンが始動する際に前記判定を行う
    ことを特徴とする車載機器。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の車載機器であって、
    前記計時手段の時刻の修正指示が入力操作される入力手段を備え、
    前記修正手段は、前記入力手段に対する前記修正指示の入力操作に応じて、前記計時手段の時刻を、前記車載ネットワークから取得した時刻情報が示す時刻に修正する
    ことを特徴とする車載機器。
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