JP2016017185A - 半導体製造装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体製造装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体ウェハの位置がずれた場合であっても、復帰時間が短い半導体製造装置を提供する。
【解決手段】本実施形態による半導体製造装置は、基板を処理する反応チャンバと、反応チャンバ内において基板を載置可能なホルダ部と、ホルダ部が載置される回転筒を有し、ホルダ部上の基板を回転させる回転機構と、ホルダ部の外周で、ホルダ部の水平位置を含む上部に設けられた内壁部と、ホルダ部の下方から基板を該ホルダ部の上方へ持ち上げるリフト部と、リフト部上に基板を搬送し、あるいは、リフト部上から基板を搬送するアーム部と、反応チャンバの上部に設けられ、ホルダ部上の基板の有無を検知するためのセンサ部と、を備え、リフト部と内壁部との最大水平距離が、基板の直径以下であることを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明による実施形態は、半導体製造装置および半導体装置の製造方法に関する。
MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)装置やエピタキシャル装置等の半導体製造装置は、半導体ウェハを処理するために、半導体ウェハを反応チャンバ内のホルダ上に載せる。このとき、半導体ウェハはホルダ上に物理的に固定されていない。従って、半導体ウェハの処理時にホルダを半導体ウェハとともに高速回転させると、圧力等の外部要因によって半導体ウェハがホルダから外れ、半導体ウェハの位置がずれる場合がある。このような場合、反応チャンバ内の反応ガスを窒素ガスでパージし、かつ、反応チャンバ内の温度を安全な温度まで低下させた後、オペレータが反応チャンバを開放してホルダ上の半導体ウェハを回収する必要がある。
しかし、反応チャンバ内の真空状態を開放する時間、再度真空状態に戻す時間、反応チャンバ内の温度を低下させる時間、および、反応チャンバ内の温度を再度上昇させる時間等に長時間かかる。即ち、従来の半導体製造装置では、半導体ウェハの位置がずれた場合に、半導体製造装置の復帰(リカバリ)のために長時間かかるという問題があった。
特開2008−066372号公報
半導体ウェハの位置がずれた場合であっても、復帰時間が短い半導体製造装置を提供する。
本実施形態による半導体製造装置は、基板を処理する反応チャンバと、反応チャンバ内において基板を載置可能なホルダ部と、ホルダ部が載置される回転筒を有し、ホルダ部上の基板を回転させる回転機構と、ホルダ部の外周で、ホルダ部の水平位置を含む上部に設けられた内壁部と、ホルダ部の下方から基板を該ホルダ部の上方へ持ち上げるリフト部と、リフト部上に基板を搬送し、あるいは、リフト部上から基板を搬送するアーム部と、反応チャンバの上部に設けられ、ホルダ部上の基板の有無を検知するためのセンサ部と、を備え、リフト部と内壁部との最大水平距離が、基板の直径以下であることを特徴とする。
本実施形態による半導体装置の製造方法は、基板を反応チャンバ内に設けられるホルダ部上に載置し、ホルダ部上の前記基板のずれの有無を検知しながら、ホルダ部上の基板を第1の回転速度で回転させ、上方より基板の上面にプロセスガスを供給し、基板の裏面より加熱して、基板上に成膜処理を行い、検出されたホルダ部上の基板の有無より基板のずれが検出された場合に基板の成膜処理を中止し、基板を第1の回転速度より低速の第2の回転速度で回転させながら、基板が最大にずれているずれ方向を求めることを具備する。
本実施形態による半導体製造装置1の一例を示した斜視図。 反応チャンバ21の内部構成の一例を示す模式的な断面図。 搬送アーム180の構成の一例を示す図。 反応チャンバ21の概略的な上面図。 半導体ウェハWのずれを検知する手法を示す説明図。 ホルダ部140からずれた半導体ウェハWを回収するときの搬送アーム180および半導体ウェハWの様子を示す図。 内壁部120およびリフトピン160の位置関係を示す説明図。 本実施形態による半導体製造装置1の動作の一例を示すフロー図。 本実施形態の変形例を示す図。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
図1は、本実施形態による半導体製造装置1の一例を示した斜視図である。半導体装置1は、例えば、MOCVD装置、エピタキシャル装置等である。尚、本実施形態は、上記装置に限定されず、チャンバおよびウェハ搬送系を備えた任意の半導体製造装置に適用可能である。
半導体製造装置1は、ガス供給部10と、反応チャンバ21〜24と、ウェハ搬送部30と、カセット収容部40と、制御部50とを備えている。
ガス供給部10は、反応チャンバ21〜24のそれぞれに反応ガスを供給するように設けられている。
反応チャンバ21〜24は、その内部を真空状態に維持し、半導体ウェハを加熱および回転させながら、半導体ウェハへ反応ガスを供給する。これにより、半導体ウェハの表面上に任意の材料膜を堆積または成長させることができる。本実施形態では、4つの反応チャンバ21〜24が直線状に配列されている。即ち、本実施形態は、所謂、インライン型の半導体製造装置である。尚、反応チャンバの数は4つに限定されず、任意の数だけ設けてよい。
ウェハ搬送部30は、ウェハカセット収容部40から反応チャンバ21〜24へ半導体ウェハを搬送し、あるいは、反応チャンバ21〜24からカセット収容部40へ半導体ウェハを搬送する。
カセット収容部40は、複数の半導体ウェハを収容するウェハカセット(図示せず)を収容する。尚、ウェハ搬送部30およびカセット収容部40の内部は、反応チャンバ21〜24と同様に真空引きされている。これにより、半導体ウェハWの搬送は、ウェハ搬送部30内において真空中で行われる。
制御部50は、半導体製造装置1の全体を制御する。例えば、制御部50は、反応チャンバ21〜24やウェハ搬送部30等の動作を制御する。
図2は、反応チャンバ21の内部構成の一例を示す模式的な断面図である。反応チャンバ22〜24は、反応チャンバ21と同じ構成を有するので、以下、反応チャンバ21の構成のみを説明し、他の反応チャンバ22〜24の説明を省略する。
反応チャンバ21は、外壁部100と、シャワープレート110と、内壁部120と、ホルダ(サセプタ)140と、円筒部142と、回転部144と、モータ145と、ヒータ150と、センサ部170と、配線152、172とを備えている。
反応チャンバ21の外壁部100は、シャワープレート110とガス排気部112との間に設けられた円筒状の部材である。外壁部100には、被処理基板としての半導体ウェハWを搬入または搬出するための搬送口(ゲートバルブ)105が設けられている。半導体ウェハWは、搬送口105を介して搬送アームによって反応チャンバ21内に搬入され、あるいは、反応チャンバ21内から搬出される。また、外壁部100の内部は、真空状態に維持されている。尚、搬送アームについては、後で図3を参照して説明する。
シャワープレート110は、ガス供給部10からの反応ガスを半導体ウェハWの表面に供給する。反応ガスは、半導体ウェハWに供給された後、ガス排出部112を介して反応チャンバ21の外部へ排出される。シャワープレート110は、半導体ウェハW上に堆積または成長させるための原料となる複数種類の反応ガスを整流し、半導体ウェハWの表面に成膜を行う。
内壁部120は、ホルダ部140の外周において、ホルダ部140の水平位置を含む上部に設けられている。例えば、内壁部120は、反応チャンバ21の外壁部100とホルダ部140との間に設けられたリング状(円柱状)の部材(ライナー)である。内壁部は、このようなライナーに限定されず、半導体ウェハWがホルダ部140から外れたときに当接するようにホルダ部140の外周に設けられた部材であればよい。例えば、内壁部は、飛び出し防止用のローテーションリング、飛び出し防止爪、熱を反射するリフレクタ等であってよい。尚、飛び出し防止爪は、リング状ではなく、突起状のあるいはドット状の部材でよい。
図2に示す内壁部120は、半導体ウェハWの処理中に半導体ウェハWがホルダ部140から外れたときに障壁となるように外壁部100とホルダ部140との間に設けられている。従って、内壁部120は、ホルダ部140および半導体ウェハWの回転軸を中心軸とする円柱部材である。半導体ウェハWの搬送時には、内壁部120は下方に移動し、搬送口105を介して半導体ウェハWを搬送可能にする。また、半導体ウェハWの処理中において内壁部120は、半導体ウェハWの周囲を取り囲み、外壁部100の内面に反応ガスによる堆積物が付着することを抑制する機能も有する。内壁部120は、例えば、石英等の高耐熱性材料で形成されている。
ホルダ部140は、中心部に開口を有し、その開口の周囲に座ぐりを有する。この座ぐり上に半導体ウェハWの外周部を載せることによってホルダ部140は半導体ウェハWを支持することができる。ホルダ部140は、円筒部(回転筒)142によって支持されており、円筒部142は回転部144によって支持されている。回転部144は、モータ145によって回転される。このように、円筒部142、回転部144およびモータ145は、ホルダ部140上の半導体ウェハWを回転させる回転機構を構成している。これにより、ホルダ部140は、半導体ウェハWを載置した状態で円筒部142および回転部144とともに回転する。ホルダ部140は、例えば、等方性黒鉛の表面にSiCを被覆して形成される。
ヒータ150は、回転部144内に設けられた略円筒状のシャフト154の内部を通る配線152によって給電され、半導体ウェハWを加熱する。半導体ウェハWは、ホルダ部140に載置された状態で高速に回転され、ヒータ150によって加熱される。そして、半導体ウェハWは、シャワープレート110から反応ガスの供給を受ける。これにより、半導体ウェハWの表面上に所望の材料が成膜される。
センサ部170は、反応チャンバ21の上部に設けられており、ホルダ部140上における半導体ウェハWの有無を検知することによって、半導体ウェハWのずれの有無を検知する。反応チャンバ21の上部には、石英からなる窓が設けられており、センサ部170は、この窓を介して半導体ウェハWの状態を検知する。センサ部170は、例えば、画像センサ、光センサまたは温度センサのいずれでもよい。センサ部170は、配線172を介して制御部50に接続されている。これにより、センサ部170は、制御部50によって制御され、あるいは、半導体ウェハWの状態を示すデータを制御部50へ送信する。
図3は、搬送アーム180の構成の一例を示す図である。搬送アーム180は、半導体ウェハWを載置するアーム部であるブレード181と、ブレード181を支持するアーム軸182とを備えている。搬送アーム180は、図1に示すウェハ搬送部30内に設けられており、半導体ウェハWをカセット収容部40から反応チャンバ21〜24へ搬送し、あるいは、半導体ウェハWを反応チャンバ21〜24からカセット収容部40へ搬送する。半導体ウェハWを反応チャンバ21〜24内へ搬入するときに、あるいは、半導体ウェハWを反応チャンバ21〜24内から搬出するときに、搬送アーム180は、図2に示す搬送口105を介して反応チャンバ21〜24の内部へ挿入される。
搬送アーム180は、アーム軸182の延伸方向Darmに伸縮自在に設けられている。搬送口105にブレード181を挿入するときには、搬送アーム180はアーム軸182を延伸方向Darmに延伸する。搬送口105からブレード181を引き出すときには、搬送アーム180はアーム軸182を延伸方向Darmに収縮させる。
図4は、反応チャンバ21の概略的な上面図である。反応チャンバ21の上部には、上述の通り、石英からなる窓130が設けられている。窓130には、センサ部170が配置されている。センサ部170は、反応チャンバ21の外壁部110の外側に設けられており、窓130を通して半導体ウェハWの状態を検知する。
例えば、センサ部170は、温度センサ174a、174bおよびカメラ175を含む。温度センサ174aは、例えば、ホルダ部140の端部の上方に設けられた放射温度計である。温度センサ174aは、半導体ウェハWの端部の温度を検知する。温度センサ174bは、例えば、ホルダ部140の中心部の上方に設けられた放射温度計である。温度センサ174bは、半導体ウェハWの中心部の温度を検知する放射温度計である。制御部50は、温度センサ174aからの検知温度を受けてヒータ150の端部の温度を制御し、温度センサ174bからの検知温度を受けてヒータ150の中心部の温度を制御する。
また、制御部50は、センサ174aにおいて例えば所定周期ごとに検知された温度の差を算出する。これにより、制御部50は、後で図5(B)を参照して説明するように、ホルダ部140上における半導体ウェハWのずれの有無を検知することができる。
カメラ175は、半導体ウェハWの状態を撮像し、その画像情報を制御部50へ送信する。カメラ175は、例えば、ホルダ部140の端部の上方に設けられたCCD(Charge Coupled Device)センサである。制御部50は、カメラ175からの画像情報を用いてホルダ部140上における半導体ウェハWのずれの有無を検知してもよい。
本実施形態において、温度センサ174aおよびカメラ175の両方が設けられている。この場合、温度センサ174aおよびカメラ175の両方またはいずれか一方がホルダ部140上における半導体ウェハWのずれの有無を検知すればよい。
さらに、あるいは、代替的に、窓130に光センサ(図示せず)を設け、光センサを用いてホルダ部140上における半導体ウェハWのずれの有無を検知してもよい。
図5(A)および図5(B)は、半導体ウェハWのずれを検知する手法を示す説明図である。図5(A)および図5(B)は、内壁部120、ホルダ部140および半導体ウェハWを上方から見た状態を示している。図5(A)は、半導体ウェハWがホルダ部140の適正位置(座ぐりに受容された位置)に位置づけられている状態を示す。図5(B)は、半導体ウェハWの回転中に半導体ウェハWがホルダ部140の座ぐりから外れた状態を示す。便宜的に、図5(A)および図5(B)は、温度センサ174a、カメラ175およびリフトピン160のそれぞれの位置を示している。
リフトピン160は、ホルダ部140の下方に設けられており、ホルダ部140の開口部を介して半導体ウェハWをホルダ部140の座ぐりからその上方へ持ち上げることができる。この場合、半導体ウェハWの搬送ロボットの搬送アーム180を半導体ウェハWとホルダ部140との間に挿入した後、リフトピン160は、半導体ウェハWを下方へ下降させる。これにより、半導体ウェハWを搬送アーム180上に載せることができる。搬送アーム180は、図2に示す搬送口105から半導体ウェハWを搬出することができる。
逆に、リフトピン160は、搬送アーム180によって反応チャンバ21内に搬入された半導体ウェハWをホルダ部140上に載せることもできる。この場合、搬送アーム180によって反応チャンバ21内に搬入された半導体ウェハWをリフトピン160が一旦持ち上げる。そして、搬送アーム180を引っ込めた後に、リフトピン160は、下降することによって半導体ウェハWをホルダ部140上に載せる。これにより、図5(A)に示すように、半導体ウェハWをホルダ部140の座ぐりに適合した位置に配置することができる。
半導体ウェハWを処理するために、ホルダ部140が半導体ウェハWを高速回転させる。例えば、ホルダ部140は、半導体ウェハWを約900rpmで回転させる。半導体ウェハWはホルダ上に物理的に固定されないため、図5(B)に示すように、半導体ウェハWはホルダ部140から外れる場合がある。
また、半導体ウェハWがホルダ部140の座ぐりから外れると、半導体ウェハWは、内壁部120の内面に接触しながら回転する。従って、半導体ウェハWは、温度センサ174aの直下を周期的に横切ることになる。即ち、温度センサ174aは、半導体ウェハWの端部の温度を検知するときと、半導体ウェハW以外の部分(例えば、ホルダ部140の座ぐり部分または開口部)の温度を検知するときとがある。この場合、センサ174aが、図5(B)に示すように半導体ウェハW以外の部分の温度を検知しようとすると、非常に低い温度が検知される。従って、半導体ウェハWがホルダ部140の座ぐりから外れると、温度センサ174aによって周期的に測定される半導体ウェハWの端部の温度の差が非常に大きくなる。あるいは、半導体ウェハWの端部の温度差が検出不能になる。これにより、制御部50は、半導体ウェハWがホルダ部140から外れた、即ち半導体ウェハWが所定位置からずれたと判断することができる。例えば、温度差が100℃以上になった場合に、あるいは、温度差が検出不能になった場合に、制御部50は、半導体ウェハWがホルダ部140から外れたと判断してよい。このように、温度センサ174aによって検知される半導体ウェハWの端部の温度情報によって、制御部50は、ホルダ部140上における半導体ウェハWの有無を検知し、半導体ウェハWのずれの有無を検知することができる。
半導体ウェハWがホルダ部140の座ぐりから外れると、半導体ウェハWは、カメラ175の直下も周期的に横切ることになる。従って、カメラ175は、半導体ウェハWの画像を撮像するときと、半導体ウェハW以外の部分(例えば、ホルダ部140の座ぐり部分)を撮像するときとがある。この場合、カメラ175が、半導体ウェハW以外の部分を撮像しようとすると、半導体ウェハWとは全く異なる画像が得られる。従って、半導体ウェハWがホルダ部140の座ぐりから外れると、カメラ175によって半導体ウェハWの端部が撮像されない。制御部50は、画像処理を実行し、それらのコントラスト等の差によって、半導体ウェハWがホルダ部140から外れた、即ち半導体ウェハWが所定位置からずれたと判断することができる。このように、カメラ175により取得される半導体ウェハWの端部の画像情報によって、制御部50は、ホルダ部140上における半導体ウェハWの有無を検知し、半導体ウェハWのずれの有無を検知することができる。
本実施形態において、温度センサ174aおよびカメラ175の両方が設けられている。この場合、温度センサ174aおよびカメラ175の両方またはいずれか一方がホルダ部140上における半導体ウェハWのずれの有無を検知すればよい。
さらに、あるいは、代替的に、窓130に光センサ(図示せず)を設け、光センサを用いてホルダ部140上における半導体ウェハWのずれの有無を検知してもよい。この場合、半導体ウェハWがホルダ部140の座ぐりから外れると、半導体ウェハWは、光センサの直下も周期的に横切ることになる。従って、光センサは、半導体ウェハWの反射光を受光するときと、半導体ウェハW以外の部分(例えば、ホルダ部140の座ぐり部分)の反射光を受光するときとがある。あるいは、光センサは、半導体ウェハWの反射光を受光するときと、反射光をほとんど受光しないときとがある。例えば、光センサの直下にホルダ部140の開口部があるときには、光センサは、ほとんど反射光を受光しない。この場合、光センサは、半導体ウェハW以外の部分と半導体ウェハWとにおいて全く異なる波長の光を得る。従って、制御部50は、光センサから得た光の波長によって、半導体ウェハWがホルダ部140から外れたと判断することができる。このように、光センサにより検知される半導体ウェハWの端部の反射光量又はその波長の情報によって、制御部50は、ホルダ部140上における半導体ウェハWの有無を検知し、半導体ウェハWのずれの有無を検知することができる。
さらに、制御部50は、ホルダ部140の端部における半導体ウェハWの有無に基づいて該半導体ウェハWのずれ方向を検知することができる。例えば、制御部50は、ホルダ部140とともに半導体ウェハWを1回転させる。半導体ウェハWの成膜処理時におけるホルダ140および半導体ウェハWの回転速度を第1の回転速度とすれば、制御部50は、ホルダ部140を第1の回転速度よりも低速の第2の回転速度で回転させる。尚、第2の回転速度は、半導体ウェハWの位置をさらにずらすことがないように比較的低速である。そのときに、制御部50は、センサ部170からの情報により、半導体ウェハWの存在検知している始点P1から終点P2までの領域を検出する。そして、制御部50は、ホルダ部140の回転軸から中間地点Psへ向かう方向Dpsを半導体ウェハWのずれ方向(半導体ウェハWが最大にずれている方向)と判断する。例えば、制御部50は、ホルダ部140の回転軸、点P1およびP2からなる扇状の中心角をθとした場合に、θ/2を算出する。そして、制御部50は、点P1またはP2からθ/2だけホルダ部140を回転させた位置を半導体ウェハWのずれ方向Dpsと判断する。
このようにして検出された半導体ウェハWのずれ方向Dpsに基づき、半導体ウェハWを回収することができる。ホルダ部140は、半導体ウェハWのずれ方向Dpsを搬送アーム180の軸の延伸方向Darm(図3)に合わせるように半導体ウェハWを第3の回転速度で回転させる。即ち、制御部50は、半導体ウェハWのずれ方向Dpsを反応チャンバ21の搬送口(ゲート)105の方向に合せるように、半導体ウェハWを回転させる。尚、第3の回転速度も、第2の回転速度と同様に第1の回転速度よりも低速であり、半導体ウェハWの位置をさらにずらすことがないように比較的低速である。さらに、制御部50は、内壁部120を下方へ下降させ、半導体ウェハWの搬送口105を開ける。これにより、搬送アーム180は、ブレード181およびアーム軸182を反応チャンバ21内に挿入することが可能となる。
図6は、ホルダ部140からずれた半導体ウェハWを回収するときの搬送アーム180および半導体ウェハWの様子を示す図である。上述の通り、ホルダ部140は、半導体ウェハWのずれ方向Dpsを搬送アーム180の軸の延伸方向Darmに略一致させるように半導体ウェハWを回転させる。これにより、図6に示すように、半導体ウェハWは、ブレード181だけでなく、アーム軸182上に載置される。即ち、半導体ウェハWの位置がホルダ部140からずれていない場合、ブレード181が半導体ウェハWを載置し、アーム軸182は半導体ウェハWを載置しない。一方、半導体ウェハWの位置がホルダ部140からずれた場合、半導体ウェハWのずれ方向Dpsを搬送アーム180の軸の延伸方向Darmに略一致させることによって、搬送アーム180は、ブレード181とともにアーム軸182を用いて半導体ウェハWを載置することができる。これにより、搬送アーム180は、半導体ウェハWを反応チャンバ21から回収することができる。即ち、半導体ウェハWの処理は途中で中断させているものの、半導体ウェハWは、反応チャンバ21から搬送アーム180によって搬送口105を介して搬出され得る。従って、反応チャンバ21は真空状態を維持することができ、かつ、反応チャンバ21の内部の温度を必要以上に低下させる必要もない。
図7は、内壁部120およびリフトピン160の位置関係を示す説明図である。図7を参照して、内壁部120およびリフトピン160の条件をさらに説明する。本実施形態において、リフトピン160は、3つのピン160a〜160cを備えている。3つのピン160a〜160cは半導体ウェハWをその裏面から支持して持ち上げる。半導体ウェハWがホルダ部140からずれてもピン160a〜160cが半導体ウェハWを問題なく持ち上げるためには、ピン160a〜160cの全てが半導体ウェハWの裏面を支持する必要がある。従って、例えば、半導体ウェハWの直径をDwとし、リフトピン160(160a〜160c)と内壁部120との間の距離の最大値(最大水平距離)をD160とすると、距離D160は、直径Dw以下である必要がある。この場合、リフトピン160の任意の位置(160a〜160c)から内壁部120までの距離は、半導体ウェハWの直径Dw以下である。これにより、半導体ウェハWがホルダ部140からずれていたとしても、半導体ウェハWは内壁部120に対して接触する位置までずれるもののそれ以上ずれることはない。従って、半導体ウェハWが大きくずれたとしても、距離D160が直径Dw以下であることによって、ピン160a〜160cの全てが、半導体ウェハWの裏面を支持することができる。これにより、リフトピン160は半導体ウェハWを持ち上げることができ、搬送アーム180のブレード181およびアーム軸182を半導体ウェハWとホルダ部140との間に挿入することができる。
図8は、本実施形態による半導体製造装置1の動作の一例を示すフロー図である。図8を参照して、半導体製造装置1の一連の動作を説明する。
まず、搬送アーム160がカセット収容部40から反応チャンバ21へ半導体ウェハWを搬送する(S10)。搬送アーム160は、半導体ウェハWを搬送口105から反応チャンバ21内へ挿入し、リフトピン160上に載せる。搬送アーム160が反応チャンバ21から出た後、リフトピン160は、ホルダ部140の座ぐりに半導体ウェハWを載置する(S20)。また、内壁部120が半導体ウェハWと搬送口105との間の位置まで上昇する。
ホルダ部140は、半導体ウェハWを載置した状態で回転し、ヒータ150が半導体ウェハWを加熱する。このとき、モータ145は、第1の回転速度でホルダ部140上の半導体ウェハWを回転させる。そして、ガス供給部10がシャワープレート110から反応ガスを反応チャンバ21内へ供給し、半導体ウェハWを処理する(S30)。例えば、反応チャンバ21の上方から半導体ウェハWの上面に反応ガス(プロセスガス)を供給し、半導体ウェハWの裏面より加熱して、半導体ウェハW上に成膜処理を行う。
センサ部170により検知された情報により、制御部50が半導体ウェハWのずれを検知した場合(S40のYES)、半導体製造装置1は、半導体ウェハWの表面に均一な膜を形成できなくなるので、半導体ウェハWの成膜処理を中断する(S50)。このとき、反応ガスの供給、ホルダ部140の回転およびヒータ150への給電を停止する。
次に、制御部50は、半導体ウェハWを第2の回転速度で回転させながら半導体ウェハWの最大ずれ方向Dpsを検知し(S60)、ホルダ部140は、半導体ウェハWのずれ方向Dpsを搬送アーム180の軸の延伸方向Darm(反応チャンバ21の搬送口105の方向)に合わせるように半導体ウェハWを第3の回転速度で回転させる(S70)。
内壁部120を下方へ降下させ、リフトピン160が半導体ウェハWをホルダ部140から持ち上げる(S80)。
搬送アーム180が搬送口105から挿入され、リフトピン160とホルダ部140との間に挿入される(S90)。
搬送アーム180のブレード181およびアーム軸182上に半導体ウェハWを載置する(S100)。
その後、搬送アーム180は、半導体ウェハWを反応チャンバ21から搬出する(S110)。ブレード181およびアーム軸182上に載置された半導体ウェハWは、カセット収容部40へ搬送され、ウェハカセット内に収容される。あるいは、搬送部30またはカセット収容部40において、オペレータが半導体ウェハWをブレード181およびアーム軸182上から取り除いてもよい。この場合、反応チャンバ21の真空状態を維持したまま、搬送部30またはカセット収容部40を大気開放すればよい。
センサ部170が半導体ウェハWのずれを検知しない場合(S40のNO)、半導体ウェハWの処理を続行する(S130)。半導体ウェハWの処理後、半導体ウェハWは、通常通り、搬送アーム180によってカセット収容部40へ搬送される。
本実施形態において、リフトピン160の任意の位置(160a〜160c)から内壁部120までの距離は、半導体ウェハWの直径と略等しいかそれ以下である。これにより、リフトピン160は半導体ウェハWを持ち上げることができ、搬送アーム180のブレード181およびアーム軸182を半導体ウェハWとホルダ部140との間に挿入することができる。その結果、半導体製造装置1は、ブレード181およびアーム軸182を利用して、半導体ウェハWを反応チャンバ21〜24から回収することができる。
また、本実施形態によれば、センサ部170からの情報により、ホルダ部140上における半導体ウェハWの有無が検知される。これにより、半導体ウェハWのずれの有無を検知し、かつ、ホルダ部140の端部における半導体ウェハWのずれ方向Dpsを検知することができる。この半導体ウェハWのずれ方向Dpsと搬送アーム180のアーム軸182の延伸方向Darmとを略一致させることによって、半導体製造装置1は、ブレード181およびアーム軸182を利用して、半導体ウェハWを反応チャンバ21〜24から通常搬送することができる。
(変形例)
図9は、本実施形態の変形例を示す図である。本変形例は、2つの反応チャンバ21、22がウェハ搬送部35の周囲にクラスタ状に配列されている。即ち、本変形例は、所謂、クラスタ型の半導体製造装置である。尚、反応チャンバの数は2つに限定されず、任意の数だけ設けてよい。
クラスタ型の半導体製造装置2は、半導体ウェハWの搬送部において上記インライン型の半導体製造装置1と異なる。しかし、半導体製造装置2のその他の構成は、半導体製造装置1の対応する構成と同様でよい。従って、半導体製造装置2は、クラスタ型の装置であるが、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1、2・・・半導体製造装置、10・・・ガス供給部、21〜24・・・反応チャンバ、30・・・ウェハ搬送部、40・・・カセット収容部、50・・・制御部、100・・・外壁部、110・・・シャワープレート、120・・・内壁部、130・・・窓、140・・・ホルダ、142・・・円筒部、144・・・回転部、145・・・モータ、150・・・ヒータ、160・・・リフトピン、170・・・センサ部、152、172・・・配線、180・・・搬送アーム、181・・・ブレード、182・・・アーム軸

Claims (5)

  1. 基板を処理する反応チャンバと、
    前記反応チャンバ内において前記基板を載置可能なホルダ部と、
    前記ホルダ部が搭載される回転筒を有し、前記ホルダ部上の基板を回転させる回転機構と、
    前記ホルダ部の外周で、前記ホルダ部の水平位置を含む上部に設けられた内壁部と、
    前記ホルダ部の下方から前記基板を該ホルダ部の上方へ持ち上げるリフト部と、
    前記リフト部上に前記基板を搬送し、あるいは、前記リフト部上から前記基板を搬送するアーム部と、
    前記反応チャンバの上部に設けられ、前記ホルダ部上の前記基板の有無を検知するためのセンサ部と、
    を備え、
    前記リフト部と前記内壁部との最大水平距離が、前記基板の直径以下であることを特徴とする半導体製造装置。
  2. 前記基板の有無により、前記ホルダ部上における前記基板のずれの有無及び前記ずれの方向を検知する制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体製造装置。
  3. 前記センサ部は、画像センサ、光センサまたは温度センサであることを特徴とする請求項2に記載の半導体製造装置。
  4. 基板を反応チャンバ内に設けられるホルダ部上に載置し、
    前記ホルダ部上の前記基板のずれの有無を検知しながら、前記ホルダ部上の前記基板を第1の回転速度で回転させ、上方より前記基板の上面にプロセスガスを供給し、前記基板の裏面より加熱して、前記基板上に成膜処理を行い、
    検出された前記ホルダ部上の前記基板の有無より前記基板のずれが検知された場合に前記基板の成膜処理を中止し、
    前記基板を第1の回転速度より低速の第2の回転速度で回転させながら、前記基板が最大にずれているずれ方向を求めることを具備した半導体装置の製造方法。
  5. 前記ずれ方向を前記反応チャンバの搬送口の方向に合せるように、前記基板を回転させ、
    前記基板を上昇させるとともに、前記搬送口より前記基板を搬送するアーム部を挿入して、アーム部上に前記基板を載置し、前記基板を前記反応チャンバから回収することさらに具備することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
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