JP2016016030A - 美容処理装置 - Google Patents

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山▲崎▼ 岩男
Iwao Yamazaki
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Abstract

【課題】肌の吸引されている部分に対して、より多くの電流を流すことができる美容処理装置を提供する。【解決手段】美容処理装置1が、一端側に使用者の肌と接触し開口が形成された開口部を有し他端側に排気口を有する中空状の筐体100と、前記排気口に接続される排気ポンプと、前記筐体の中空部の内壁面から前記開口の径方向に沿う方向に向かって突設された第1の電極と、前記第1の電極と電気的に接続される第2の電極と、前記第1及び第2の電極に対して給電を行う給電部と、を具備する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、美容処理装置に関する。
底面に開口が形成され、当該底面に平面電極が配置された吸引カップと、当該吸引カップと接続されたエアーポンプを備える生体刺激装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような生体刺激装置では、エアーポンプの駆動によって、底面と接触した肌が、吸引カップ内部に吸引される。この結果、ユーザの皮膚、皮下組織、筋肉が刺激されて、皮下脂肪の燃焼が促される。
さらに、底面に配置された平面電極によって肌にパルス性の電気を流し、筋肉を収縮運動(EMS:Electrical Muscle Stimulation)させることにより、リンパ液の流れを促進させて疲労回復等のトリートメントを行ったり、筋肉の強化を図ったりすることができる。
特開2013−039447号公報
底面に配置された平面電極によって肌に電気を流す場合、肌の吸引されている部分と、吸引されていない部分の両方に電流が分散して流れることが多い。肌の吸引されている部分に対して、より多くの電流を流し、肌の吸引されている部分の皮下脂肪の燃焼を向上させることが望まれている。
本発明は、係る課題を解決するためになされたもので、肌の吸引されている部分に対して、より多くの電流を流すことができる美容処理装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態の美容処理装置は、一端側に使用者の肌と接触し開口が形成された開口部を有し他端側に排気口を有する中空状の筐体と、前記排気口に接続される排気ポンプと、前記筐体の中空部の内壁面から前記開口の径方向に沿う方向に向かって突設された第1の電極と、前記第1の電極と電気的に接続される第2の電極と、前記第1及び第2の電極に対して給電を行う給電部とを具備する。
第1の実施形態に係る美容処理装置1の斜視図。 図1のA−A断面図。 第1の実施形態に係る吸引カップ100を拡大して示す斜視図。 図3の切断線B−Bに沿う、吸引カップ100の一部の断面図。 第1の実施形態に係る制御基板140の機能を示すブロック図。 美容処理装置1の使用方法を説明する概念図。 第2の実施形態に係る吸引カップ200を示す斜視図。 第3の実施形態に係る吸引カップ300を示す斜視図。 第3の実施形態に係る制御基板340の機能を示すブロック図。 第4の実施形態に係る吸引カップ400の一部を拡大して示す斜視図。 第4の実施形態に係る保持筐体450aを正面から見た正面図。 図11のC−C断面図。 図10の切断線D−Dに沿った、ローラ電極412の断面図。 ローラ電極412が移動することを説明する概略図。 ローラ電極412及び保持筐体450a〜450fの変更例を示す概略図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る美容処理装置1の斜視図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、第1の実施形態に係る吸引カップ100を拡大して示す斜視図である。図4は、図3の切断線B−Bに沿う吸引カップ100の一部の断面図である。
図1及び図2に示すように、この実施形態に係る美容処理装置1は、吸引カップ100及び本体120を備えている。美容処理装置1は、ユーザの肌に例えば5[Hz]〜100[kHz]程度の低周波電流を流すことができる。以後、この低周波電流をEMS電流と称す。また、低周波電流を肌に流すための低周波電圧をEMS電圧と称す。
(吸引カップ100について)
図3、4に示すように吸引カップ100は、枠体110、カップ本体111、ローラ電極112、リング電極113、電極114a,114b、固定部115a,115b及び電気配線116a,116bを有する。
吸引カップ100は、プラスチックを射出成形することにより所望の形状に形成できる。吸引カップ100は、インサート成形によって形成することが望ましい。吸引カップ100をインサート成形によって形成することにより、樹脂部分と金属部分とを一つの工程で一体的に形成することができる。
例えば、枠体110を形成するときに、同時に電気配線116a,116bを枠体110内部に配設させることができる。枠体110とカップ本体111も一体的に形成することができる。
枠体110は、上面部110a、下面部110b及び柱部110c,110dを有する。
上面部110aは、略楕円形状を有する。上面部110aの略中央部には、略正円状の貫通孔110eが形成されている。上面部110aの内部または表面には、電気配線116a,116bの一部が配設される。
上面部110aの表面には、上面部110aの肉厚方向に沿って、電極保持壁110f及び110gが突設されている。
電極保持壁110f及び110gは、貫通孔110eを挟んで互いに対向して配置される。電極保持壁110f及び110gには、それぞれ電極114a及び114bが挿入される。電極114a及び114bは、金属で形成されている。電極114aは電気配線116aと接続する。電極114bは、電気配線116bと接続する。
下面部110bは、上面部110aよりも大きな略楕円形状を有する。下面部110bは、上面部110aと同軸的に配置される。下面部110bの略中央部には、略楕円形状の貫通孔110hが形成されている。
柱部110c及び110dは、上面部110aと下面部110bを接続する。柱部110c及び110dは、それぞれ上面部110aの外周部から下面部110bの貫通孔110hの内部に向かって設けられる。
カップ本体111は、透明または半透明のプラスチックである。カップ本体111を透明または半透明に形成することによって、カップ本体111内に吸引された肌の状態をユーザが目視することができる。
図2に示すようにカップ本体111は、内部が空洞の筒体である。カップ本体111は、下部から上部にかけてそれぞれ順に配置された胴体部111a、ドーム部111b及び係合部111cを有する。
カップ本体111は、略釣鐘形状を有する。カップ本体111は、胴体部111aから係合部111cにかけて、外形が階段状に縮径する。胴体部111aの下部には、肌をカップ本体111内に吸引するための開口111dが形成されている。カップ本体111の内部には、壁部111eが形成される。
ドーム部111bは、ドーム形状を有する。ドーム部111bは、胴体部111aの上面部の略中央に位置する。ドーム部111bは、胴体部111aの長手方向に沿って外側に向かって突設される。ドーム部111bは、枠体110の貫通孔110eから突出する(図3参照)。
係合部111cは、ドーム部111bの先端部に位置する。係合部111cには、ドーム部111bまで貫通する排気口111fが形成される。
係合部111cは、係止部111gを有する。係止部111gは、例えばねじ山である。係止部111gによって、吸引カップ100を本体120に固定することができる。
壁部111eは、胴体部111aとドーム部111bの境界に形成される。壁部111eは、カップ本体111の長手方向に沿って、開口111d方向に向かって突設される。壁部111eによって、胴体部111aを伝って流れた液体(例えば、美容処理を行うときに使用されるジェル状の潤滑剤)が、排気口111fに入り込むことを防止することができる。
図4に示すように、ローラ電極112は、本体部112a、軸部112b,112c及び突部112d,112eを有する。ローラ電極112は、肌にEMS電流を流すための電極である。ローラ電極112は、円柱形状を有する。ローラ電極112は、金属によって形成される。
ローラ電極112は、カップ本体111内に配置される。詳細には、ローラ電極112は、柱部110cから柱部110dにかけて、貫通孔110hを横断するように配置される。ローラ電極112は、軸axを回転軸として、回転自在に設けてもよいし、回転しないように設けてもよい。
本体部112a、軸部112b及び軸部112cはそれぞれ一体的に形成されている。
本体部112aは、肌と接触する。軸部112b,112cは、本体部112aの表面から、本体部112aの長手方向に沿って、外側に向かって突設される。軸部112cは、軸部112bと反対側に設けられる。
軸部112b,112cは、カップ本体111及び柱部110dを貫通する。軸部112b,112cが固定部115a,115bによって保持されることで、ローラ電極112が、カップ本体111に固定される。
突部112dは、軸部112bの先端側に設けられる。突部112dは、本体部112aの長手方向に直交するように、軸部112bの外周面から外側に向かって突設される。同様に、突部112eは、軸部112cの先端側に設けられる。突部112eは、本体部112aの長手方向に直交するように、軸部112cの外周面から外側に向かって突設される。
突部112d,112eによって、軸部112b,112cが、固定部115a,115bから脱落してしまうことを防止することができる。
次にローラ電極112の配置位置について具体的に説明する。ローラ電極112は、吸引カップ100の底面からわずかに高い位置(図4の高さH1参照)に配置されることが望ましい。高さH1は、リング電極113の底面からローラ電極112の本体部112aの表面までの最短距離を意味する。
ローラ電極112は、例えば、高さH1が、5〜10[mm]となるように配置されることが望ましい。高さH1を5〜10[mm]とすることで、肌に電流を流したときに、ユーザがピリピリとした不快感を覚えることを低減することができる。
リング電極113は、ローラ電極112と対となる電極である。リング電極113は、リング形状を有する。リング電極113は、枠体110の下面部110bと対応して、略楕円形状に形成される。リング電極113は、下面部110bの底面側に配設される。
電気配線116a,116bは、例えば、薄い(または細い)金属プレートである。電気配線116a,116bは、金属ペースト、電気ケーブルまたはFPC(Flexible printed circuits)であってもよい。
電気配線116a,116bは、枠体110内に配設される。電気配線116a,116bは、枠体110の表面に這わせるように設けてもよい。
電気配線116aは、電極114bを介して、ローラ電極112の軸部112bを本体120が有する制御基板140に接続する。同様に電気配線116bは、電極114aを介して、リング電極113を制御基板140に接続する。電気配線116bは、ローラ電極112の軸部112cと接触しないように軸部112cを迂回する。
(本体120について)
次に図1及び図2を参照して本体120について説明する。
本体120は、筐体121、表示部122、ボタン群123、エアーポンプ124、電磁弁装置125、三又管126、フィルタ127及び制御基板140を有している。
表示部122、ボタン群123、エアーポンプ124、電磁弁装置125、三又管126及び制御基板140は、図示を省略した保持具にそれぞれ保持される。本体120には、電池(燃料電池や充電可能な二次電池など)が収容されることもある。
筐体121は、上面121a、側面121b及び底面121cを有する。筐体121は、略円筒形状を有する。筐体121は、例えばプラスチックを射出成形することにより形成される。筐体121は、上面121aから底面121cにかけて徐々に縮径している。このことによって、デザイン性が向上するとともに、ユーザが筐体121を持ちやすくなる。
上面121aには、充電端子121d及び空気孔121eが形成されている。
充電端子121dには、ここでは図示を省略したACアダプタが接続される。空気孔121eは、筐体121内の空気を排気する。空気孔121eから、筐体121外の空気が、筐体121内に流入することもある。
側面121bには、表示部122及びボタン群123が配設される。
底面121cには、開口121fが形成される。開口121fには、吸引カップ120を機械的及び電気的に接続するための吸引カップ接続部130が形成される。
表示部122には、複数のLEDや液晶表示パネルが配置される。表示部122は、例えば、美容処理装置1の電源のONまたはOFFを表示する。表示部122は、二次電池の充電状態を表示することもできる。
ボタン群123は、ここでは、機械的なスイッチである。ボタン群123は、液晶パネルに表示されたタッチ式のスイッチであってもよい。
ボタン群123を操作することで、美容処理装置1の動作を制御することができる。詳細には、ボタン群123によって、肌に流れるEMS電流の強弱を変更できる。ボタン群123によって美容処理装置1の主電源のON及びOFFを切り替えることができる。ボタン群123によって、エアーポンプ124の動作を強制的に停止させることができる。
吸引カップ接続部130は、当接用凹部131、吸引カップ固定部132、フィルタ収容部133、管挿入部134、電気接点135a,135bを有する。
当接用凹部131、吸引カップ固定部132、フィルタ収容部133及び管挿入部134は連通している。電気接点135a,135bは、吸引カップ100の電極114a,114bと制御基板140とを接続するための電気的接点である。
当接用凹部131は、吸引カップ100のドーム部111b及び電極114a,114bの外形と対応する。
吸引カップ固定部132は、吸引カップ100の係合部111cと対応する係止部132aを有する。係止部132aは、例えばねじ山である
係止部132aと係止部111gが係止された結果、吸引カップ100の排気口111fがフィルタ収容部133に接続する。この結果、三又管126を介して、吸引カップ100の内部と、エアーポンプ124及び電磁弁装置125とがそれぞれ接続される。
フィルタ収容部133には、フィルタ127が交換可能に収容される。フィルタ127はメッシュ状に形成されている。フィルタ127によってゴミや皮脂,体毛等の異物が選別される。結果として、異物により三又管126が詰まってしまうことを防止することができる。
管挿入部134には三又管126の一端が接続される。
エアーポンプ124は、吸引カップ接続部130に接続された吸引カップ100内の空気を吸引する(図2の矢印Air1及びAir2参照)。エアーポンプ124は、吸引した空気を筐体121の内部に排出する(矢印Air3参照)。エアーポンプ124が動作中に吸引カップ100の開口111dを塞ぐことで、吸引カップ100内が減圧された状態になる。
電磁弁装置125は、通常時は閉じている。電磁弁装置125は、所定時間毎または、ボタン群123が押されたことに対応して、内部に設けられた弁(図示せず)が開状態となる。
吸引カップ100内が減圧状態のときに、エアーポンプ124が停止し、電磁弁装置125が開状態となった場合、電磁弁装置125内に筐体121内の空気が流入する(矢印Air4参照)。電磁弁装置125内に流入した空気は、三又管126を介して吸引カップ100内に流れる(矢印Air5参照)。この結果、吸引カップ100は減圧状態から解放される。
次に図5を用いて、制御基板140について説明する。図5は、制御基板140の機能を示すブロック図である。
図5に示すように制御基板140は、動作制御部141、操作受付部142、表示制御部143、タイマー部144、メモリ部145、電源制御部146及びこれらを制御する制御部147を有する。
制御基板140は、エアーポンプ124及び電磁弁装置125の駆動のON・OFFの制御を行う。制御基板140は、ローラ電極112及びリング電極113へのEMS電圧の印加のON・OFFを制御する。
動作制御部141〜制御部147は、電子素子(例えば、コンデンサ、コイル、ICチップなど)によって構成される。
動作制御部141は、EMS駆動部141a、電磁弁駆動部141b及びエアーポンプ駆動部141cを備える。
EMS駆動部141aは、DC−AC変換機能を有する。EMS駆動部141aは、EMS電圧をローラ電極112及びリング電極113に印加するための交流信号を生成する発振回路や昇圧回路などを備える。
EMS駆動部141aは、電源制御部146から得られる5[V]の直流電源に基づいてDC−AC変換を行う。このとき、EMS駆動部141aは、直流電源を10〜150[V]の範囲で昇圧することができる。
なお、ここで示す昇圧後の電圧の値は、Peak−to−Peak−Valueである。例えば、60[V]の交流電圧は、最大値が+30[V]から−30[V]となる交流電圧である。この電圧の最大値によって肌に流れるEMS電流の強さが変化する。
EMS駆動部141aは、EMS電圧を電気接点135a,135bに印加する。結果としてローラ電極112及びリング電極113にEMS電圧が印加される。
なお、EMS駆動部141aは、電極114a,114bに対してパルス状の電圧を印加するようにしてもよい。
電磁弁駆動部141bは、電磁弁装置125の動作のON・OFFを制御する。すなわち、電磁弁駆動部141bは、電磁弁装置125が有する弁を開状態または閉状態にする。
エアーポンプ駆動部141cは、エアーポンプ124の動作のON・OFFを制御する。
操作受付部142は、ボタン群123の押下操作を検知する。
表示制御部143は、表示部122を制御する。表示制御部143は、LEDの発光を制御できる。表示制御部143は、液晶ディスプレイに対して画像信号を出力できる。
タイマー部144は、時間を計測する。
メモリ部145には、美容処理装置1が動作するためのファームウェア、各種の閾値、EMS電圧の強さを示す情報及びタイマー部144が計測する時間の情報が予め記憶されている。
電源制御部146には、ACアダプタ148を着脱可能とする充電端子121d(図2参照)が接続される。電源制御部146には、二次電池の充電回路が形成されることもある。
制御部147は、操作受付部142が検知したボタン群123の押下操作に基づいて、種々の制御を行う。例えば、制御部147は、ボタン群123が押下操作されたことに対応して、表示制御部143を制御する。この結果、表示部122のLEDが点灯したり、液晶ディスプレイに種々の情報が表示されたりする。
制御部147は、タイマー部144を制御して、所定時間を計時させる。
例えば、制御部147は、タイマー部144に5秒を計時させる。タイマー部144は、5秒の計時を行ったことを制御部147に通知する。制御部147は、タイマー部144からの通知を受信したことに対応して、タイマー部144の計時を停止させる。制御部147は、タイマー部144の計時時間を0にリセットする。
制御部147は、タイマー部144が計測した時間に応じて、エアーポンプ124及び電磁弁装置125の動作のON・OFFやローラ電極112及びリング電極113に対するEMS電圧の印加のON・OFFを制御する。
制御部147による制御の具体例を、以下[パターン1]〜[パターン3]で示す。
[パターン1]
(1)ローラ電極112及びリング電極113へのEMS電圧の印加を5秒間ONにする。これと同時に、エアーポンプ124の動作をONにする。このとき、電磁弁装置125を、閉状態にする。
(2)5秒経過後に、ローラ電極112及びリング電極113へのEMS電圧の印加を5秒間OFFにする。これと同時に、エアーポンプ124の動作をOFFにする。このとき、電磁弁装置125を開状態にする。
(3)ボタン群123が押下されるまで、上記(1)〜(2)を繰り返す。
[パターン2]
(1)ローラ電極112及びリング電極113へのEMS電圧の印加を5秒間ONにする。これと同時に、エアーポンプ124の動作をONにする。このとき、電磁弁装置125を、閉状態にする。
(2)5秒経過後に、エアーポンプ124の動作を5秒間OFFにする。このとき電磁弁装置125を開状態にする。このとき、ローラ電極112及びリング電極113へのEMS電圧の印加をONのまま継続する。
(3)ボタン群123が押下されるまで、上記(1)〜(2)を繰り返す。
したがって、ローラ電極112及びリング電極113へのEMS電圧の印加は常時継続される。
[パターン3]
(1)エアーポンプ124の動作を5秒間ONにする。このとき電磁弁装置125は閉状態にする。この時ローラ電極112及びリング電極113へのEMS電圧の印加をOFFにする。
(2)5秒経過後に、ローラ電極112及びリング電極113へのEMS電圧の印加を5秒間ONにする。これと同時に、エアーポンプ124の動作をOFFにする。このとき、電磁弁装置125は閉状態のままである。
(3)さらに5秒経過後に、電磁弁装置125を開状態にする。
(4)ボタン群123が押下されるまで、上記(1)〜(3)を繰り返す。したがって、ローラ電極112及びリング電極113へのEMS電圧の印加とエアーポンプ124の作動が交互に繰り返される。
上記パターンを示す情報をメモリ部145に予め保持させておくことができる。上記[パターン1]〜[パターン3]または(1)〜(3),(1)〜(4)をボタン群123を押下することによって、順次切り替えるようにしてもよい。上記パターンを自動的に繰り返すようにしてもよい。
上記パターンで動作中に、ボタン群123が押下されたことに基づいて、制御部147は、EMS駆動部141aを制御して、EMS電圧の強弱を変更させることもできる。
上記パターンで動作中に、ボタン群123によってエアーポンプ124の強制停止操作がされた場合、制御部147は、直ちに電磁弁駆動部141bを制御して、電磁弁装置125を開状態にさせる。同時に、制御部147は、エアーポンプ駆動部141cを制御して、エアーポンプ124を停止させる。
この結果、吸引カップ100内が減圧状態のとき、電磁弁装置125に流入した空気が吸引カップ100内に供給され、吸引カップ100内の気圧が外気圧と平衡する。この結果、吸引カップ100を肌面から速やか離すことができる。
(美容処理装置1の使用方法及び効果)
次に図6を用いて、美容処理装置1の使用方法及び効果について説明する。図6は、美容処理装置1の使用方法を説明する概念図である。
ユーザがボタン群123を押下することによって、美容処理装置1は、上述した[パターン1]〜[パターン3]のいずれかで動作する。
ユーザは、吸引カップ100の開口111dを塞ぐように、美容処理装置1に肌面(図6のSK参照)を押し付ける。このとき、リング電極113は、肌面と接触する。
エアーポンプ124の動作により、吸引カップ100内が減圧状態となり、肌面が吸引カップ100内に吸引される。
美容処理装置1では、肌が吸引される方向にローラ電極112が、配設されているので、肌面とローラ電極112とが接触する。この結果、肌にEMS電流が流れる。
美容処理装置1によれば、ローラ電極112が肌の吸引方向に配置されているので、肌面にローラ電極112を確実に接触させることができる。このとき、吸引された肌が、ローラ電極112に押し付けられる形になるので、ローラ電極112と肌面との接触面積を増やしやすくなる。また、ローラ電極112が円筒形状を有することによって、ローラ電極112と肌面との接触面積を増やしやすくなる。この結果、より多くの電流を吸引された肌に流すことができる。また、肌にEMS電流が流れるときに、ユーザが、ピリピリ感を覚えることを低減させることができる。
美容処理装置1によれば、ローラ電極112が、肌の吸引されている部分と接触するので、肌の吸引されている部分に、より多くの電流を流すことができる。結果として、肌の吸引されている部分に対して、吸引と電流による刺激の相乗効果を得ることができる。
詳細には、肌が吸引されることによって、吸引方向(開口111dに対して垂直方向)に筋肉も持ち上げられる。筋肉が持ち上げられると、筋肉が収縮している状態に近づく。この状態の筋肉に対してEMS電流を流すことによって、伸張して弛緩している状態の筋肉にEMS電流を流す場合に比べて、筋肉により強い負荷を与えることができる。
美容処理装置1によれば、枠体110の下面部110bが略楕円形状を有しているので、枠体110の下面部110bが正円状に形成されている場合に比べて、ユーザの体の細い部位に開口111dを当接させた場合でも、開口111dを塞ぎやすくなる。
[第2の実施形態]
次に、図7を用いて本発明の第2の実施形態に係る美容処理装置2について説明する。図7は、第2の実施形態に係る吸引カップ200を示す斜視図である。
吸引カップ200以外の構成については、第1の実施形態に係る美容処理装置1と同様である。したがって、ここでは、本体120の図示を省略する。
以下、第1の実施形態の吸引カップ100と対応する箇所には同一の符号を付け詳細な説明は省略する。
第2の実施形態に係る吸引カップ200は、2つのローラ電極112を備える。
すなわち、図7に示すように、美容処理装置2に係る吸引カップ200は、枠体210、カップ本体111、二つのローラ電極112、電極114a,114b及び電気配線216a,216bを有する。
以後、2つのローラ電極112を個別に説明する場合には、それぞれローラ電極212a、ローラ電極212bと呼称する。
枠体210は、枠体110と対応する。枠体210は、上面部110a、下面部110b、柱部110c,110d及び固定部215a,215bを有する。
固定部215a,215bは、それぞれ固定部115a,115bに対応する。固定部215a,215bは、それぞれ柱部110c,110dと一体的に形成されている。固定部215a,215bは、ローラ電極212a,212bが、カップ本体111から脱落してしまわないようにローラ電極212a,212bをそれぞれ保持する。
2つのローラ電極112は、それぞれカップ本体111内に配置される。ローラ電極212a,212bは、貫通孔110h近傍に配置される。
詳細には、ローラ電極212a,212bは、それぞれ固定部215aから固定部215bにかけて、貫通孔110hを横断するように配置される。ローラ電極212a,212bは互いに並行して配置される。
ローラ電極212a,212bは、本体部112aの表面とカップ本体111の底面とが略面一または数[mm]程度の高低差となるように配置されることが望ましい。すなわち、ローラ電極212a,212bは、高さH2が略0〜3[mm]程度であることが望ましい。高さH2は、吸引カップ200の底面からローラ電極212aまたはローラ電極212bの本体部112aの表面までの最短距離を意味する。
またローラ電極212a,212bは、ローラ電極212a,212b間の長さL1が40[mm]程度となるように配置されることが望ましい。長さL1は、ローラ電極212aの本体部112aの表面からローラ電極212bの本体部112aの表面までの最短距離を意味する。
ローラ電極212a,212bをこのように配置することにより、肌にEMS電流を流したときに、ユーザがピリピリとした不快感を覚えることを低減することができる。
電気配線216a,216bは、電気配線116a,116bに対応する。電気配線216a,216bは、枠体210内に配設される。電気配線216aは、電極114bを介してローラ電極212aを制御基板140に接続する。電気配線216bは、電極114aを介してローラ電極212bを制御基板140に接続する。
以上のように構成された美容処理装置2では、肌が吸引される方向にローラ電極212a,212bが、共にカップ本体111内に配置されているので、肌面とローラ電極212a,212bとを確実に接触させることができる。
[第3の実施形態]
次に、図8及び図9を用いて本発明の第3の実施形態に係る美容処理装置3について説明する。
図8は、第3の実施形態に係る吸引カップ300を示す斜視図である。図9は、第3の実施形態に係る制御基板340の機能を示すブロック図である。
吸引カップ300及び制御基板340以外の構成については、第1の実施形態に係る美容処理装置1と同様である。したがって、ここでは、本体120の図示を省略する。なお、以下、第1または第2の実施形態の吸引カップ100または吸引カップ200と対応する箇所には同一の符号を付け詳細な説明は省略する。
第3の実施形態に係る美容処理装置3では、EMS電圧を印加する電極を複数の電極の中から自動的にまたはユーザの手によって適宜切り替えることができる。
すなわち、図8に示すように、吸引カップ300は、枠体210、カップ本体111、三つのローラ電極112、リング電極113、一対の電極部314及び電気配線316a〜316dを有する。以後、3つのローラ電極112を個別に説明する場合には、それぞれをローラ電極312a、ローラ電極312b、ローラ電極312cと呼称する。
3つのローラ電極112は、それぞれカップ本体111内に配置される。3つのローラ電極112は、貫通孔110h近傍に配置される。ローラ電極312a〜312cは、それぞれ固定部215aから固定部215bにかけて、貫通孔110hを横断するように配置される。
3つのローラ電極112は、それぞれの中心部が仮想的な三角形の頂点に位置するように配設される。
例えば、ローラ電極312a,312bは、高さH3が0〜3[mm]程度となるように配置される。高さH3は、吸引カップ300のリング電極113の底面からローラ電極312aまたはローラ電極312bの本体部112aの表面までの最短距離を意味する。
またローラ電極312a,312bは、ローラ電極212a,212b間の長さL2が、40[mm]程度となるように配置される。長さL2は、ローラ電極312aの本体部112aの表面からローラ電極312bの本体部112aの表面までの最短距離を意味する。
ローラ電極312cは、高さH4が、5〜10[mm]程度となるように配設される。高さH4は、吸引カップ300のリング電極113の底面から本体部112aの表面までの最短距離を意味する。
ローラ電極212a〜212cをこのように配置することにより、肌にEMS電流を流したときに、ユーザがピリピリとした不快感を覚えることを低減することができる。
一対の電極部314は、それぞれ制御基板340(図9参照)と接続される接続端子314a〜314dを備える。
電気配線316a〜316dは、枠体210内に配設される。電気配線316aは、接続端子314aを介してローラ電極312aを制御基板340に接続する。同様に電気配線316b〜316dは、接続端子314b〜314dを介してローラ電極312b〜リング電極113を制御基板340にそれぞれ接続する。
図9に示すように制御基板340は、動作制御部341、操作受付部142、表示制御部143、タイマー部144、メモリ部145、電源制御部146及びこれらを制御する制御部347を有する。
制御基板340は、エアーポンプ124及び電磁弁装置125の駆動のON・OFFの制御を行う。制御基板340は、ローラ電極312a〜312c及びリング電極113へのEMS電圧の印加を制御する。
動作制御部341は、EMS駆動部141a、電磁弁駆動部141b、エアーポンプ駆動部141c及び中継部342を備える。
中継部342はトランジスタやコンデンサなどによって構成されるリレー回路を備える。中継部342は、制御部347に制御されて、EMS駆動部141aに接続される電極(ローラ電極312a〜312c及びリング電極113)のペアを切り替える。例えば、ローラ電極312a及びリング電極113が、EMS電圧を印加される一対の電極として選ばれる。
制御部347は、ローラ電極312a〜312c及びリング電極113の内の一対の電極を所定時間毎(例えば数秒毎)に切り替えるように中継部342を制御する。ボタン群123を操作することで、一対の電極を選択できるように構成してもよい。
以上のように構成された美容処理装置3では、肌が吸引される方向に3つのローラ電極112が配設されているので、肌面を3つのローラ電極112のうちの少なくとも1つに確実に接触させることができる。
美容処理装置3によれば、EMS駆動部141aに対して接続されるローラ電極312a〜312c及びリング電極113の内の一対の電極を切り替えることによって被施術差の肌に種々の方向からEMS電流を流すことができる。この結果、筋肉が複雑に振動する。このことにより筋肉に十分な刺激を与えることが可能となる。
[第4の実施形態]
次に、図10〜図13を用いて本発明の第4の実施形態に係る美容処理装置4について説明する。図10は、第4の実施形態に係る吸引カップ400の一部を拡大して示す斜視図である。図11は、第4の実施形態に係る保持筐体450aを正面から見た正面図である。図12は、図11のC−C断面図である。図13は、図10の切断線D−Dに沿った、ローラ電極412の断面図である。
以下、第1〜第3の実施形態の吸引カップ100〜300と対応する箇所には同一の符号を付け詳細な説明は省略する。また以下、図を見やすくするため枠体110やリング電極113などの図示を省略する。
第4の実施形態に係る美容処理装置4では、肌に接触するローラ電極412が移動可能に設けられる。
図10及び図11に示すように、吸引カップ400は、カップ本体111、三つのローラ電極412及び電極保持部450を有する。以後、3つのローラ電極412を個別に説明する場合には、それぞれローラ電極412a、ローラ電極412b及びローラ電極412cと呼称する。
カップ本体111には、互いに対向配置された矩形の窓部411a及び411bが形成される。同様に、カップ本体111には、それぞれ対向配置された矩形の窓部411c及び411fが形成される。
電極保持部450は、保持筐体450a〜450fを備える。保持筐体450a〜450fは、例えば金属によって形成される。
保持筐体450a、450c及び450eは、図示を省略した配線によってそれぞれ制御基板140と接続される。
保持筐体450a〜450fは、窓部411a〜411fを覆うようにカップ本体111にそれぞれ設けられる。保持筐体450a〜450fによって、窓部411a〜411fは密封される。
保持筐体450a及び450bは、長手方向がカップ本体111の長手方向に沿うようカップ本体111にそれぞれ設けられる。保持筐体450c,450d及び保持筐体450e,450fは、長手方向がカップ本体111の長手方向に直交する方向に沿うようにカップ本体111にそれぞれ設けられる。
保持筐体450a〜450fは、一部の面が窓部411a〜411fからカップ本体111内にそれぞれ露出する。保持筐体450a,450bは互いに対向して配置される。同様に保持筐体450c,450d及び保持筐体450e,450fは互いに対向して配置される。
保持筐体450a及び450bは、ローラ電極412aを両側から挟むようにして保持する。同様に保持筐体450c,450d及び保持筐体450e,450fは、ローラ電極412b,412cを両側から挟むようにしてそれぞれ保持する。
図11及び図12に示すように、保持筐体450aは、カップ本体111内に露出する表面451を有する。表面451には、溝部452が形成される。溝部452の開口452aは、保持筐体450a内の溝部452よりも保持筐体450aの短手方向に狭くなっている(図11の幅w1参照)。
図12に示すように、溝部452は、平坦部452b及び斜面部452cを有する。斜面部452cは、平坦部に対して10°程傾斜している。
保持筐体450b〜450fは、保持筐体450aと同様の構成を有するのでここでは詳細な説明は省略する。
図13に示すように3つのローラ電極412は、それぞれ本体部413、軸部414,415及びばね416,417を備える。
本体部413は、円筒状に形成される。本体部413は、側面413a及びこの側面413aの反対側の側面413bを有する。
本体部413には、側面413aの略中央部に開口する空間413cが、本体部413の長手方向に沿って形成される。同様に本体部413には、側面413bの略中央部に開口する空間413dが、本体部413の長手方向に沿って形成される。
空間413c及び空間413dには、それぞればね416,417が配置される。空間413cには、軸部414の一端が挿入される。同様に空間413dには、軸部415の一端が挿入される。
軸部414は、棒状に形成されている。軸部414の空間413cに挿入される一端側には、フランジ414aが、本体部413の側面413aの面方向に沿って突設される。
軸部414の他端側は、保持筐体450a(保持筐体450b〜450f)の溝部452に挿入される。軸部414の他端側は、保持筐体450a(保持筐体450b〜450f)の溝部の底面(平坦部452b及び斜面部452cが形成された面)との摩擦を軽減するために、この底面側に膨らむ曲面が形成されている。軸部414の他端側には、曲面を囲うようにフランジ414bが形成される。なお、摩擦の低減のためにグリスを用いてもよい。
フランジ414aは、空間413cの開口の径よりも大きな径を有している。このことにより、軸部414の一端部が空間413cから脱落してしまうことを防止することができる。
フランジ414bは、溝部452の開口452aの幅w1よりも大きな径を有している。このことにより、保持筐体450a〜450fに挿入された軸部414の他端部が、保持筐体450a〜450fから脱落してしまうことを防止することができる。
軸部415は、軸部414と略同様の構成を有する。すなわち、軸部415はフランジ414aと対応するフランジ415a,415bを有する。
ばね416は、軸部414を常に保持筐体450a(保持筐体450c,保持筐体450e)の方向に押す。同様に、ばね417は、軸部415を常に保持筐体450b(保持筐体450d,保持筐体450f)方向に押す。ばね416は、特に限定されず、例えばコイルスプリングや板バネなどを適用できる。
(ローラ電極412の移動について)
次に図14を用いて、ローラ電極412が移動することについて説明する。図14は、ローラ電極412が移動することを説明する概略図である。なお、ここでは保持筐体450a,450b及びローラ電極412aを例に説明する。
ローラ電極412は初期位置として、保持筐体450a,450bの平坦部452bと接触する位置に配置される。
エアーポンプ124の駆動によって肌面(図14の「SK」)が吸引されると、肌面とローラ電極412aの本体部413が接触する。エアーポンプ124の駆動が継続されると肌面に押圧されて、ローラ電極412aは、斜面部452cの方に移動する。
軸部414,415が、斜面部452cに接触した場合、斜面部452cによって軸部414,415がそれぞれ本体部413の中心方向に押されて、ばね416,417が空間413c,413d内でそれぞれ縮む。結果として、軸部414,415が空間413c,413d内にそれぞれ入り込む。このようにして、ローラ電極412aは、肌面に押されて溝部452に沿って移動する。
ローラ電極412aが固定されていた場合、ローラ電極412aによって、相対的に吸引方向とは逆の方向に肌が押されて、ユーザが痛みを感じることがあった。
この実施形態に係る美容処理装置4によれば、肌の吸引に合わせてローラ電極412aが移動することにより、ユーザが痛みを感じることを防止することができる。
また、ローラ電極412aが移動中、ばね416,417の復元力によって軸部414,415は、それぞれが接触する斜面部452c方向に押される。ことによって、斜面部452cと軸部414,415との間に適度な抵抗が生まれる。結果として、ローラ電極412aを肌面にしっかりと接触させることができる。
以上、ローラ電極412が保持筐体450a,450bの溝部452に沿って移動することについて説明したが、保持筐体450c,450d(保持筐体450e,450f)及びローラ電極412b(ローラ電極412c)についても同様である。
以上、第1〜第4の実施形態を具体的に説明したが、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、カップ本体111の形状は、特に限定されず、ドーム部111bなどを備えない形状でもよい。枠体110、210を備えないように構成することもできる。この場合、電気配線116a,116bなどは、カップ本体111の表面または内部に配線される。各美容処理装置1〜4が、1〜4[MHz]で発振する発振回路を備えてもよい。
第4の実施形態の美容処理装置4が、中継部342を備えるようにしてもよい。
軸部414,415の先端に金属製の球体を転動可能に設けてもよい。このことによって、溝部452との間の摩擦が低減されローラ電極412が溝部452に沿ってスムーズに移動する。そして、この場合、斜面部452cに移動したローラ電極412は、ばね416,417の復元力によって自動的に平坦部452bに復帰する。
したがって、カップ本体111に吸引された肌が、吸引前の元の状態に戻るときに、ローラ電極412は、この肌に追従して平坦部452bに復帰する。結果として、肌が吸引前の元の状態に戻るまで、この肌にEMS電流を流すことができる。
また、図15に示すように、ローラ電極412及び電極保持部450の構成を適宜変更してもよい。図15は、ローラ電極412及び保持筐体450a〜450fの変更例を示す概略図である。
図15に示すように、ローラ電極412の変更例であるローラ電極512aには、空間413c,413dが形成されない。したがって、ローラ電極412は、ばね416,417を有しない。ローラ電極512aは、本体部413と軸部414,415が一体的に形成されている。
保持筐体450a,450bの変更例である保持筐体550a,550bには、斜面部452cが形成されていない。保持筐体550a,550bは、溝部452の長手方向に伸縮するばね516,517をそれぞれ有する。
ばね516,517は、軸部414,軸部415にそれぞれ接続される。
この変更例では、ローラ電極512aが肌面に押されて移動しても、ばね516,517の復元力によって、自動的にローラ電極512aを元の位置に復帰させることができる。保持筐体450c〜450fについても同様に構成を変更することができる。なお、ばね516,517は、溝部452内であれば、どこに配置してもよい。
[その他の変形例]
吸引カップ100及び本体120を一体的に形成してもよい。吸引カップ100及び本体120を含めた外観形状が、略L字状となるように構成することもできる。壁部111eの形成箇所を適宜変更してもよい。
リング電極113に替えて、下面部110bの形状に対応するU字状の2つの電極を下面部110bに配置してもよい。この場合、中継部342によって電極のペアとしてU字状の2つの電極も選択されるようにしてもよい。
1〜4…美容処理装置、100〜300…吸引カップ、110…枠体、111…カップ本体、112…ローラ電極、113…リング電極、120…吸引カップ、120…本体、121…筐体、122…表示部、123…ボタン群、124…エアーポンプ、125…電磁弁装置、126…三又管、127…フィルタ、127…フィルタ、130…吸引カップ接続部、131…当接用凹部、132…吸引カップ固定部、133…フィルタ収容部、134…管挿入部、140…制御基板、141…動作制御部、142…操作受付部、143…表示制御部、144…タイマー部、145…メモリ部、146…電源制御部、147…制御部、148…アダプタ、200…吸引カップ、210…枠体、212…ローラ電極、215a…固定部、215a,215b…固定部、215b…固定部、340…制御基板、341…動作制御部、342…中継部、347…制御部、400…吸引カップ、412…ローラ電極、414…軸部、415…軸部、450…電極保持部。

Claims (7)

  1. 一端側に使用者の肌と接触し開口が形成された開口部を有し他端側に排気口を有する中空状の筐体と、
    前記排気口に接続される排気ポンプと、
    前記筐体の中空部の内壁面から前記開口の径方向に沿う方向に向かって突設された第1の電極と、
    前記第1の電極と電気的に接続される第2の電極と、
    前記第1及び第2の電極に対して給電を行う給電部と、
    を具備することを特徴とする美容処理装置。
  2. 前記第1の電極が、棒状に形成され、
    当該第1の電極の一端部と他端部は前記内壁面の異なる位置にそれぞれ位置することを特徴とする請求項1に記載の美容処理装置。
  3. 前記第2の電極が、前記第1の電極と対応する形状を有し、前記第2の電極は、前記開口の径方向に前記第1の電極と並行するように前記筐体の内壁面から突設されること
    を特徴とする請求項2に記載の美容処理装置。
  4. 前記第2の電極が、前記開口の縁部に配設されること
    を特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の美容処理装置。
  5. 前記排気口と前記内壁面との間に形成された壁部材をさらに具備すること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の美容処理装置。
  6. 前記内壁面から複数の前記第1の電極が突設され、前記給電部は、複数の内の一対の前記第1の電極または、前記複数の内の1の第1の電極と前記第2の電極に対して給電を行うこと
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の美容処理装置。
  7. 前記第1の電極の端部を保持する保持部と、前記保持部によって保持された前記第1の電極を前記開口部の深さ方向または前記開口の径方向に沿って移動させるための溝部とを備える移動機構をさらに具備すること
    を特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の美容処理装置。
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