JP6006517B2 - 電気的刺激装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気的刺激装置に関するものである。
電気的刺激装置として、特許文献1に示すような低周波治療器が広く普及している。また、電気的刺激装置によって、交感神経、副交感神経の作用を抑制することも行われるようになっている。すなわち、身体の対角線上に位置する右手首と左足首との間、および左手首と右足首との間に微弱電流を流すことにより、交感神経および副交感神経の作用が抑制されることになる。
交感神経、副交感神経の作用を抑制するために用いられる電極は、手首、足首に装着されることになる。このための電極装置として、左右一対の挟持片を有する挟み込み式とされて、その内面ほぼ全周に渡って1つの電極部材が取付けられている。手首あるいは足首への装着状態では、1つの電極部材が、手首あるいは足首のほぼ全周を取り巻くようにされる。
特開2003−245363号公報
従来の電気的刺激装置による交感神経、副交感神経の抑制作用は、常に、交感神経の作用と副交感神経の作用とを同時に抑制するものであり、その一方のみを任意に抑制するということは考えられていないものである。この一方、最近では、例えば交感神経のみを抑制することや、副交感神経のみを抑制することが強く要求されるようになっている。例えば、痛みの軽減や睡眠障害の治療のために、もっぱら交感神経の作用を抑制することが望まれる。また、心因性の疾患に対しては、副交感神経の作用を抑制することが望まれる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、交感神経と副交感神経の任意の一方をもっぱら抑制することのできるようにした電気的刺激装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては、基本的に、手首、足首のうち、電極が装着される位置の相違によって、もっぱら交感神経を抑制したり、もっぱら副交感神経を抑制することが可能である、ということの知見に基づいてなされている。具体的には、交感神経の作用抑制は、電極を、手首の内側(手のひら側の面)と足首の内側(足の親指側の面)に装着して微弱電流を流すことにより得られる。逆に、副交感神経の作用抑制は、電極を、手首の外側(手の甲側の面)と足首の外側(足の小指側の面)に装着して微弱電流を流すことにより得られる。
本発明における電気的刺激装置にあっては、具体的には、次のような解決手法を採択してある。すなわち、請求項1に記載のように、
身体の対角線上にある左手首と右足首との間および右手首と左足首との間に微弱電流を流して、交感神経、副交感神経の作用を抑制するようにした電気的刺激装置であって、
手首の内側にのみ装着される左右一対の手首用内側電極部材と、
手首の外側にのみ装着される左右一対の手首用外側電極部材と、
足首の内側にのみ装着される左右一対の足首用内側電極部材と、
足首の外側にのみ装着される左右一対の足首用外側電極部材と、
前記各電極部材間での通電状態を切換制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、第1通電状態と第2通電状態との間で切換制御するように設定され、
前記第1通電状態が、前記左手首用外側電極部材と前記右足首用外側電極部材とを対として通電させつつ、前記右手首用外側電極部材と左足首用外側電極部材とを対として通電させる状態とされ、
前記第2通電状態が、前記左手首用内側電極部材と前記右足首用内側電極部材とを対として通電させつつ、右手首用内側電極部材と左足首用内側側電極部材とを対として通電させる状態とされている、
ようにしてある。上記解決手法によれば、第1通電状態とすることにより、もっぱら副交感神経の作用を抑制することができる。また、第2通電状態とすることにより、もっぱら交感神経の作用を抑制することができる。そして、この第1通電状態と第2通電状態とを任意に選択することができ、患者の症状に応じた適切な治療をより効果的に行うことができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、請求項2〜請求項9に記載のとおりである。すなわち、
前記第1通電状態において、前記左手首用外側電極部材がプラス極とされる一方、前記右足首用外側電極部材がマイナス極とされ、さらに、前記右手首用外側電極部材がマイナス極とされる一方、前記左足首用外側電極部材がプラス極とされ、
前記第2通電状態において、前記左手首用内側電極部材がマイナス極とされる一方、前記右足首用内側電極部材がプラス極とされ、さらに、前記右手首用内側電極部材がプラス極とされる一方、前記左足首用内側側電極部材がマイナス極とされる、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、各電極部材のプラス極とマイナス極との設定を、副交感神経の作用抑制と交感神経の作用抑制とのそれぞれについて、東洋医学の見地からもっとも好ましい設定とすることができる。
前記制御手段は、前記第1通電状態と第2通電状態との一方の通電状態を第1所定時間実行した後、、他方の通電状態を該第1所定時間とは異なる第2所定時間実行するように設定されている、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、副交感神経と交感神経との一方の作用抑制を重視した治療を行いつつ、他方の作用をも抑制して、全体としてバランスよい治療を一挙に行うことができる。
第1所定時間が、前記第2所定時間よりも長くされる、ようにしてある(請求項4対応)。この場合、請求項3に対応した効果を十分に発揮させる上で好ましいものとなる。
前記一方の通電状態として、前記第1通電状態と前記第2通電状態とのいずれかを選択するためのマニュアルスイッチを備えている、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、先に選択される通電状態をマニュアル選択することができる。
前記第1通電状態と前記第2通電状態とのいずれか一方を選択するためのマニュアルスイッチを備え、
前記制御手段は、前記マニュアルスイッチによって選択された通電状態のみを所定時間実行する、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、もっぱら副交感神経の作用抑制のみを行う治療と、もっぱら交感神経の作用抑制のみを行う治療とを任意に選択することができる。
マニュアル操作され、第1モードと第2モードとを選択するモード選択スイッチと、
マニュアル操作され、前記第1通電状態と前記第2通電状態とのいずれか一方を選択する通電状態選択スイッチと、
をさらに備え、
前記制御手段は、前記モード選択スイッチによって前記第1モードが選択されているときは、前記第1通電状態と第2通電状態とのうち前記通電状態選択スイッチによって選択された一方の通電状態を第1所定時間実行した後、他方の通電状態を該第1所定時間とは異なる第2所定時間実行し、
前記制御手段は、前記モード選択スイッチによって前記第2モードが選択されているときは、前記通電状態選択スイッチによって選択された通電状態のみを所定時間実行する、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、請求項3,請求項6に対応した効果を得ることができる。
所定周期毎に、所定の一定電流値まで徐々に電流値が増大された後に該一定電流値が維持されるように上限電流値が設定され、
前記第1通電状態と前記第2通電状態との通電波形が、前記所定周期よりも短い間隔で出力される矩形波とされると共に、該矩形波の電流値が前記設定された上限電流値とされ、
前記所定周期と前記矩形波の出力とが非同期とされている、
ようにしてある(請求項8対応)。この場合、好ましい通電波形が提供される。また、電流値の上限設定のための制御と矩形波の出力制御とを非同期としてあるので、制御上も簡単であり、しかも最終的に得られる治療波形を刻々を変化させることができる。
前記一定電流値と、徐々に前記一定電流値になるまでの時間と、前記矩形波の出力周波数とがマニュアル操作によって変更可能とされている、ようにしてある(請求項9対応)
。この場合、治療効果に影響を与えるパラメータをマニュアル選択可能として、患者に応じた適切な治療を行う上で好ましいものとなる。
本発明の電気的刺激装置によれば、もっぱら副交感神経の作用抑制ともっぱら交感神経の作用抑制とを任意に選択して行うことができる。
副交感神経作用抑制の通電状態を示す説明図。 交感神経作用抑制の通電状態を示す説明図。 各電極部材への通電制御系統例を示す図。 電極部材の組み合わせをまとめて示す図。 マニュアル変更可能なパラメータを示す図。 好ましい通電波形例を示す図。 電極装置の一例を示す側面図。 図7を上方から見た上面図。 図7に示す電極装置における一方の装着部材の分解断面図。 本発明の制御例を示すフローチャート。
図1は、副交感神経作用抑制のための電極部材の配置と通電状態とを示すものである。すなわち、右手首の外側(手の甲側の面)に電極部材D3が装着され、左足首の外側(足の小指側の面)に電極部材D4が装着される。この電極部材D3とD4とが一対の電極部材を構成する。また、左手首の外側に電極部材D8が装着され、右足首の外側に電極部材D7が装着される。この電極部材D8とD7とが一対の電極部材を構成する。
例えば、電極部材D3をマイナス極、電極部材D4をプラス極として通電することにより、矢印A1で示すように身体を対角線上に微弱電流が流れる。また、例えば、電極部材D8をプラス極、電極部材D7をマイナス極として通電することにより、矢印A2で示すように身体を対角線上に微弱電流が流れる。このような通電状態が例えば第1通電状態とされて、副交感神経の作用が抑制されることになる。
図2は、交感神経作用抑制のための電極部材の配置と通電状態とを示すものである。すなわち、右手首の内側(手のひら側の面)に電極部材D1が装着され、左足首の内側(足の親指側の面)に電極部材D2が装着される。この電極部材D1とD2とが一対の電極部材を構成する。また、左手首の内側に電極部材D6が装着され、右足首の内側に電極部材D5が装着される。この電極部材D6とD5とが一対の電極部材を構成する。
例えば、電極部材D1をプラス極、電極部材D2をマイナス極として通電することにより、矢印B1で示すように身体を対角線上に微弱電流が流れる。また、例えば、電極部材D6をマイナス極、電極部材D5をプラス極として通電することにより、矢印B2で示すように身体を対角線上に微弱電流が流れる。このような通電状態が例えば第2通電状態とされて、交感神経の作用が抑制されることになる。
図3は、前述したような第1通電状態と第2通電状態とを任意に得るための制御回路例が示される。なお、図2では、電源回路等は省略してあり、本発明に関連した要部のみが示される。この図2において、1は一定電流のマイクロカレント(微弱電流)を出力する出力回路である。この出力回路1からの出力が、互いに並列な出力部としてのチャネルCH1とCH2に入力される。
チャネルCH1のプラス出力部11に対しては、リレースイッチR1を介して、電極部材D1とD4とが選択的に接続される。チャネルCH1のマイナス出力部12に対しては、リレースイッチR2を介して、電極部材D2とD3とが選択的に接続される。
チャネルCH2のプラス出力部13に対しては、リレースイッチR3を介して、電極部材D5とD8とが選択的に接続される。チャネルCH2のマイナス出力部14に対しては、リレースイッチR4を介して、電極部材D6とD7とが選択的に接続される。
リレースイッチR1〜R4は互いに連動されて、電極部材D4、D3,D8,D7に通電される第1通電状態(図1の通電状態)と、電極部材D1、D2,D5,D6に通電される第2通電状態(図2の通電状態)とが選択的に切換えられる。リレースイッチR1〜R4は、マイクロコンピュータを利用して構成されたコントローラUの制御によって、上記第1通電状態と第2通電状態との切換制御が行われる。図4には、前述したチャネルCH1、CH2と、各電極部材D1〜D8と、手首足首の内側と外側との区別とが、まとめて示されている。
コントローラUには、マニュアル操作される各種スイッチからなるスイッチ群Sからの操作信号が入力される。スイッチ群Sに含まれるスイッチとしては、例えば、治療時間の設定(変更)用スイッチ、通電電流の周波数の設定(変更)用スイッチ、上限電流値の設定(変更)用スイッチ、後述するWave Slopeの設定(変更)用スイッチ、モード選択スイッチ、通電状態選択スイッチとされている。
図6は、1対の電極部材間における好ましい通電波形例が示される。この図6において、一点鎖線は、上限電流値の設定例を示す。上限電流値は、当初は、一定電流値まで徐々に(実施形態では線形的に)増大され、この一定電流値に増大されるまでの時間が、前述のWave Slopeとされる。Wave Slopeが小さいほど、一定電流値まで急激に上昇されることになる。そして、一定電流値まで上昇されると、所定周期(実施形態では2.5秒)が経過するまで、この一定電流値が継続され、以後同様のことが繰り返される。
一方、治療用の通電波形は、基本的に前記所定周期よりも短い周期(例えば1.11秒)で出力される矩形波(実施形態では例えばデューティ比50%とされる)。ただし、治療波形となる矩形波の電流値は、上述した上限電流値にしたがうものとなる。そして、設定上限電流値(の周期)と矩形波の出力(出力タイミング)とは、非同期とされている。つまり、上限電流値の設定は、例えば2.5秒周期で変化されるのに対して、矩形波は、例えば1.11秒周期でもって出力される(ただし、例えばデューティ比50%での出力)。したがって、上限電流値の所定周期でみたとき、実際に各チャネルCH1、CH2から出力される電流波形は、図6実線で示すようになり、出力される電流波形は、上限電流値を設定する周期毎に微妙に変化されることになる。図6実線で示したような電流波形は、出力回路1によって形成されて、各チャネルCH1、CH2に出力される。
図5には、出力回路1でもって変更される各種パラメータの一例が示される。この図5において、矩形波の周波数が変更される。また、上限電流値設定の際の一定電流値の大きさが変更される。さらに、Wave Slopeが変更される。なお、Wave Slopeは、短いときは急性の痛みに適しており、長いときは筋肉疲労に適しており、中間のときは一般痛に適している。
次に、図7〜図9を参照しつつ、手首、足首に装着される電極装置Vの一例について説明する。なお、電極装置Vは、手首用、足首用のそれぞれについて共通とされており、1つの電極装置Vが、内側用の電極部材と外側用の電極部材とを有するものとなっている。
電極装置Vは、まず、第1装着部材10と第20とを有する。各装着部材10、20は、例えば非導電性部材としての合成樹脂によって、図7左右方向に長く、その幅方向(図7紙面直角方向)には短く形成されている。装着部材10と20とは、回動軸30によって回動自在に連結されて、回動軸30周りを揺動することによって、その先端部(図7左方側端部)同士が開閉される。すなわち、操作部としての基端部(図7右方側端部)同士が接近するように外力を加えることにより、その先端部が開かれることになる。そして、例えば回動軸30周りに装備したコイルバネからなるリターンスプリング31によって、外力を加えない限り閉じ状態を維持するようになっている(図7は、閉じ状態からわずかに開いた状態を示す)。
第1装着部材10の先端部内面には、例えば導電性ゴムからなる第1電極部材11が、固定具12によって固定されている。同様に、第2装着部材20の先端部内面には、例えば導電性ゴムからなる第2電極部材21が、固定具22によって固定されている。各電極部材11と21とは、少なくとも装着部材10と20とが開かれた使用状態では非接触状態とされる。そして、各電極部材11,21は、手首あるいは足首の周囲の広い範囲に渡って極力接触するように、内面側に向けて凹となるように湾曲形成され、これに応じて各装着部材10,20の先端部も内面側に向けて凹となるように湾曲形成されている。
第1装着部材10の先端部外面には、外方に向けて膨出する膨出部10aが形成される一方、第1電極部材11の外面には、膨出部10a内に突出する突出部11aが形成されている。そして、膨出部10aの基端面側には、取付孔10bが形成され、この取付孔10bに対応して、第1電極部材11の突出部11aには接続孔11bが形成されている。
第1電極部材11用の配線15の先端部に、接続孔11b内にきつく嵌合される接続ピン15aが接続され、この接続ピン15aの基端部付近には、例えば合成樹脂等の非導電性部材からなる円筒状の取付把持部15bが形成されている。取付把持部15bを把持しつつ、接続ピン15aを、取付孔10bを通して接続孔11bに挿入することにより、配線15と第1電極部材11との接続が行われる。
同様に、第2装着部材20の先端部外面には、外方に向けて膨出する膨出部部20aが形成される一方、第2電極部材21の外面には、膨出部20a内に突出する突出部21aが形成されている。そして、膨出部20aの基端面側には、取付孔20bが形成され、この取付孔20bに対応して、第2電極部材21の突出部21aには接続孔21bが形成されている。
第2電極部材21用の配線25の先端部に、接続孔21b内にきつく嵌合される接続ピン25aが接続され、この接続ピン25aの基端部付近には、例えば合成樹脂等の非導電性部材からなる円筒状の取付把持部25bが形成されている。取付把持部25bを把持しつつ、接続ピン25aを、取付孔20bを通して接続孔21bに挿入することにより、配線25と第2電極部材21との接続が行われる。
第1装着部材10のうち、膨出部10aと回動軸30との間において、開口部10cが形成されている(図9参照)。一方、第1電極部材21の外面には、例えば合成ゴム等の非導電性部材からなりしかも弾力性を有する保持部材17が一体化されている。この保持部材17は、上記開口部10cを通して、第1装着部材10の外面側に突出されている。
保持部材17の表面には、保持溝18が形成されている。図8に示すように、保持溝18は、膨出部10aに向けて伸びる共通案内溝18aと、共通案内溝18aの基端部側に連なる左右一対の案内溝18b、18cから構成されている。共通案内溝18aは、第1装着部材10の長手方向(図7左右方向)にほぼまっすぐ伸びて、その先端側は膨出部10aに向けて開口(開放)されている。
一方、左案内溝18bは、共通案内溝18aから離間するにしたがって(第1装着部材10の基端部に向かうにつれて)、徐々に第1装着部材10の左側面に位置するように傾斜設定されており、その基端側は開口(開放)されている。また、右案内溝18cは、共通案内溝18aから離間するにしたがって(第1装着部材10の基端部に向かうにつれて)、徐々に第1装着部材10の右側面に位置するように傾斜設定されており、その基端側は開口(開放)されている。
第1電極部材11用の配線15は、共通案内溝18aに第1嵌合された後、左右いずれか一方の案内溝18bあるいは18cに嵌合されて、第1装着部材10の左右いずれか一方の側面側に導かれる。各案内溝18a〜18cに嵌合された配線15は、弾力的に保持されて、多少の外力を受けても各案内溝18a〜18cへの嵌合状態が維持される。
上述した第1電極部材11用の配線15を案内保持する保持部材は、第2電極部材21についても同様に設定されているので、その重複した説明は省略する。なお、保持部材17に対応した保持部材が符合27で示され、案内溝18に対応した案内溝が符合28で示される(案内溝28も、案内溝18と同様に、共通案内溝と左右一対の案内溝を有する)。図7、図8の例では、各電極部材11、21に連なる配線15,25が、装着部材10,20の左側側面に導かれている状態が示されているが、右案内溝を利用した配設態様とすることにより、装着部材10,20の右側側面に導くこともできる。
上述した電極装置Vは、基本的に、左手首用、右手首用、左足首用、右足首用とで共通とされて、合計4個用いられることになる。ただし、通電との関係に誤りが生じるのを防止すべく、4つの電極装置Vには、左右の区別と、手首、足首の区別と、内側、外側の区別とを行うための表示が施されている。図8では、電極装置Vが左足首用とされていることから、第1装着部材10(第1電極部材11)が、左足首の外側用であることを示すべく、「左足外」の表示αが目立つように表示されている。図示を略すが、第2装着部材20の先端部外面側には、「左足内」の表示が施されている。
上述した左足首用の電極装置V以外の電極装置については、例えば次のような表示とされる。まず、右足首用の電極装置にあっては、第1装着部材10に対して「右足外」の表示が施され、第2装着部材20に対して「右足内」の表示が施される。
左手首用の電極装置にあっては、第1装着部材10に対して「左手外」の表示が施され、第2装着部材20に対して「左手内」の表示が施される。
右手首用の電極装置にあっては、第1装着部材10に対して「右手外」の表示が施され、第2装着部材20に対して「右手内」の表示が施される。
なお、「右手外」のような表示はあくまで一例であり、左右の区別と、手首足首の区別と、内側外側の区別とを示すものであれば、適宜の表示とすることができる。
ここで、コントローラUには、第1通電状態と第2通電状態とを時間をずらして両方共に実行する第1モードと、第1通電状態と第2通電状態とのいずれか一方のみを実行する第2モードとが設定されている。そして、第1通電状態と第2通電状態との選択を行うスイッチの選択状態をも加味して、コントローラUは次のような制御を行う。なお、説明の都合上、通電時間は全て一定の2分間として説明することとする。
第1モードが選択され、かつ第1通電状態が選択された状態の場合。この場合は、第1通電状態を90秒継続して実行し、その後、第2通電状態を30秒継続して実行して、治療終了とされる。このように、第1通電状態を長く実行することにより副交感神経の作用抑制をもっぱら行いつつ、第2通電状態をも短い時間だけ実行して、全体のバランスをとる治療法となる。
第1モードが選択され、かつ第2通電状態が選択された状態の場合。この場合は、第2通電状態を90秒継続して実行し、その後、第1通電状態を30秒継続して実行して、治療終了とされる。このように、第2通電状態を長く実行することにより交感神経の作用抑制をもっぱら行いつつ、第1通電状態をも短い時間だけ実行して、全体のバランスをとる治療法となる。
第2モードが選択され、かつ第1通電状態が選択された状態の場合。この場合は、第1通電状態が120秒継続して実行された後、治療が終了される。このように、第1通電状態のみを長く実行することにより、副交感神経の作用抑制が強力に行われることになる。
第2モードが選択され、かつ第2通電状態が選択された状態の場合。この場合は、第2通電状態が120秒継続して実行された後、治療が終了される。このように、第2通電状態のみを長く実行することにより、交感神経の作用抑制が強力に行われることになる。
図10は、上述した第1モード、第2モードの選択と、第1通電状態、第2通電状態の選択とに応じたコントローラUの制御例を示すフローチャートであり、以下このフローチャートについて説明する。なお、以下の説明でQはステップを示す。
まず、Q1において、スイッチ群Sでの各スイッチの操作状況が読み込まれる。この後、Q2において、第1モードが選択されているか否かが判別される。このQ2の判別でYESのときは、Q3において、第1通電状態が選択されているか否かが判別される。このQ3の判別でYESのときは、Q4において、第1通電状態を長い時間継続して実行した後、第2通電状態が短い時間継続して実行される。Q3の判別でNOのときは、第2通電状態を長い時間継続して実行した後、第1通電状態が短い時間継続して実行される。
前記Q2の判別でNOのときは、Q6において、第2モードが選択されているか否かが判別される。このQ6の判別でYESのときは、Q7において、第1通電状態が選択されているか否かが判別される。このQ7の判別でYESのときは、第1通電状態(のみ)が所定時間継続して実行される。Q7の判別でNOのときは、Q9において4,第2通電状態(のみ)が所定時間継続して実行される。
前記Q6の判別でNOのときは、Q1にリターンされる。なお、合計の通電時間等は治療時間設定スイッチによって変更可能である。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。第1モードのみを選択できるようにしてもよく、逆に第2モードのみを選択できるようにしてもよい。第1モードのとき、始めに短い時間での通電状態を実行し、その後に長い時間での通電状態を実行するようにしてもよい(通電状態選択スイッチで選択された通電状態が、後に実行される)。第1モードのときの長い通電状態と短い通電状態との割合は適宜変更することができ、この変更のためのマニュアルスイッチを設けてもよい。
各電極部材D1〜D8は、個々独立して身体に装着される形式であってもよい。図6に示す通電波形以外の適宜の波形でもって治療を行うようにしてもよい。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明は、交感神経、副交感神経の作用抑制を効果的に行うことができる。
R1〜R4:リレースイッチ
D1〜D8:電極部材
S:スイッチ群
U:コントローラ
α:表示
11〜14:出力部
10:第1装着部材
11:第1電極部材
15:配線
17:保持部材
18:案内溝
18a:共通案内溝
18b:左案内溝
18c:右案内溝
20:第2装着部材
21:第2電極部材
25:配線
27:保持部材
28:案内溝
30:回動軸
31:スプリング

Claims (9)

  1. 身体の対角線上にある左手首と右足首との間および右手首と左足首との間に微弱電流を流して、交感神経、副交感神経の作用を抑制するようにした電気的刺激装置であって、
    手首の内側にのみ装着される左右一対の手首用内側電極部材と、
    手首の外側にのみ装着される左右一対の手首用外側電極部材と、
    足首の内側にのみ装着される左右一対の足首用内側電極部材と、
    足首の外側にのみ装着される左右一対の足首用外側電極部材と、
    前記各電極部材間での通電状態を切換制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、第1通電状態と第2通電状態との間で切換制御するように設定され、
    前記第1通電状態が、前記左手首用外側電極部材と前記右足首用外側電極部材とを対として通電させつつ、前記右手首用外側電極部材と左足首用外側電極部材とを対として通電させる状態とされ、
    前記第2通電状態が、前記左手首用内側電極部材と前記右足首用内側電極部材とを対として通電させつつ、右手首用内側電極部材と左足首用内側側電極部材とを対として通電させる状態とされている、
    ことを特徴とする電気的刺激装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1通電状態において、前記左手首用外側電極部材がプラス極とされる一方、前記右足首用外側電極部材がマイナス極とされ、さらに、前記右手首用外側電極部材がマイナス極とされる一方、前記左足首用外側電極部材がプラス極とされ、
    前記第2通電状態において、前記左手首用内側電極部材がマイナス極とされる一方、前記右足首用内側電極部材がプラス極とされ、さらに、前記右手首用内側電極部材がプラス極とされる一方、前記左足首用内側側電極部材がマイナス極とされる、
    ことを特徴とする電気的刺激装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記制御手段は、前記第1通電状態と第2通電状態との一方の通電状態を第1所定時間実行した後、、他方の通電状態を該第1所定時間とは異なる第2所定時間実行するように設定されている、ことを特徴とする電気的刺激装置。
  4. 請求項3において、
    第1所定時間が、前記第2所定時間よりも長くされる、ことを特徴とする電気的刺激装置。
  5. 請求項3または請求項4において、
    前記一方の通電状態として、前記第1通電状態と前記第2通電状態とのいずれかを選択するためのマニュアルスイッチを備えている、ことを特徴とする電気的刺激装置。
  6. 請求項1または請求項2において、
    前記第1通電状態と前記第2通電状態とのいずれか一方を選択するためのマニュアルスイッチを備え、
    前記制御手段は、前記マニュアルスイッチによって選択された通電状態のみを所定時間実行する、
    ことを特徴とする電気的刺激装置。
  7. 請求項1または請求項2において、
    マニュアル操作され、第1モードと第2モードとを選択するモード選択スイッチと、 マニュアル操作され、前記第1通電状態と前記第2通電状態とのいずれか一方を選択する通電状態選択スイッチと、
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記モード選択スイッチによって前記第1モードが選択されているときは、前記第1通電状態と第2通電状態とのうち前記通電状態選択スイッチによって選択された一方の通電状態を第1所定時間実行した後、他方の通電状態を該第1所定時間とは異なる第2所定時間実行し、
    前記制御手段は、前記モード選択スイッチによって前記第2モードが選択されているときは、前記通電状態選択スイッチによって選択された通電状態のみを所定時間実行する、
    ことを特徴とする電気的刺激装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
    所定周期毎に、所定の一定電流値まで徐々に電流値が増大された後に該一定電流値が維持されるように上限電流値が設定され、
    前記第1通電状態と前記第2通電状態との通電波形が、前記所定周期よりも短い間隔で出力される矩形波とされると共に、該矩形波の電流値が前記設定された上限電流値とされ、
    前記所定周期と前記矩形波の出力とが非同期とされている、
    ことを特徴とする電気的刺激装置。
  9. 請求項8において、
    前記一定電流値と、徐々に前記一定電流値になるまでの時間と、前記矩形波の出力周波数とがマニュアル操作によって変更可能とされている、ことを特徴とする電気的刺激装置。
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