JP5595562B1 - 電圧出力装置及び電圧出力ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】電流による多様な刺激を身体に対して行うことができる電圧出力装置及び電圧出力ユニットを提供する。
【解決手段】予め設定された値の電圧のパルスを出力する電圧出力部と、複数の電極とを備え、前記複数のうち一の電極に電圧出力部から電圧を出力し、他の電極を前記一の電極より低電位にする箱状の電圧出力装置100において、外面に平面を有し、前記複数の電極はN個(Nは3以上の整数)であり、前記平面に並設されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電圧を発生させる装置及びユニットに関する。
身体の美容あるいは治療を目的として、例えば頬等、身体を電流によって刺激する装置がある。特許文献1には、2つの電極を有する電流を発生させる装置と、該装置に接続するシート状電極を備えた電気的刺激装置が記載されている。
特開2005−245585号公報
しかし、斯かる電気的刺激装置は、治療器本体とパッドとが銅線で接続されているので、装置の作動中、治療器本体を手で把持する必要があり、煩わしいという問題があった。また、斯かる電気的刺激装置は、電極が2つのみであるために、電流による刺激が単調であり、治療又は美容の効果が不十分であるという問題があった。
本発明は斯かる問題に基づいてなされたものであり、電流による多様な刺激を身体に行う電圧出力装置の提供を目的とする。
本発明に係る電圧出力装置は、予め設定された値の電圧のパルスを出力する電圧出力部と、複数の電極とを備え、前記複数のうち一の電極に電圧出力部から電圧を出力し、他の電極を前記一の電極より低電位にする箱状の電圧出力装置において、外面に平面を有し、前記複数の電極はN個(Nは3以上の整数)であり、前記平面に並設されているN個の前記電極に一端が個別に接続され、個別にオン又はオフにすることができ、他端が前記電圧出力部と接続したN個のスイッチで構成される一のスイッチ群と、N個の前記電極に一端が個別に接続され、個別にオン又はオフにすることができ、他端が前記電圧出力部より低電位とすべきN個のスイッチで構成される他のスイッチ群と、前記一のスイッチ群におけるN個のスイッチ及び前記他のスイッチ群におけるN個のスイッチを周期的にオン又はオフにすることにより、前記一の電極、他の電極及び該一の電極及び他の電極とは異なる電極夫々が、一の電位、該一の電位より低電位及び前記電圧出力部との接続がオフ、のいずれか一つである電極から他の一つである電極に周期的に変更するよう制御するスイッチ制御部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る電圧出力装置は、出力する電圧の値を予め設定された複数の値のうち一の値にするよう前記電圧出力部に指示信号を出力する電圧制御部を備え、前記電圧出力部は、前記電圧制御部から出力された指示信号を入力し、該指示信号に従った値の電圧を出力するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る電圧出力装置は、前記電圧出力部が出力する電圧の値に基づいて、前記一の電極及び他の電極間のインピーダンス値を算出するインピーダンス算出部と、インピーダンスの閾値が記憶されている記憶部と、該記憶部に記憶されている閾値を読み出し、読み出した閾値と前記インピーダンス算出部が算出したインピーダンス値とを比較し、比較結果を前記電圧制御部に出力する比較部とを備え、前記電圧制御部は、前記比較部から入力した比較結果が前記インピーダンス値が前記閾値以上である場合に、動作を停止する指示信号を前記電圧出力部に出力するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る電圧出力装置は、前記電圧出力部が出力する電圧の値に対応して異なる表示を行う表示部を備えることを特徴とする。
本発明に係る電圧出力装置は、押下可能な第1ボタンと、該第1ボタンを押下することにより、前記電圧出力部が出力する電圧の値を上昇させるよう指示する指示信号を前記電圧制御部に出力する第1信号出力部と、大きさ又は形状が前記第1ボタンと異なり、押下可能な第2ボタンと、該第2ボタンを押下することにより、前記電圧出力部が出力する電圧の値を下降させるよう前記電圧制御部に指示する指示信号を出力する第2信号出力部とを備え、前記電圧制御部は、前記第1信号出力部又は第2信号出力部から入力された指示信号に従って、前記電圧出力部が出力する電圧の値を制御することを特徴とする。
本発明に係る電圧出力ユニットは、上述の電圧出力装置と、N個の前記電極夫々と接離するN個の端子が一面上に並設されている絶縁シート、及び該絶縁シートの他面側に設けられており、前記N個の端子と夫々導通するN枚の導電シートを有するシート状電極とを備えることを特徴とする。
本発明に係る電圧出力ユニットは、前記N枚の導電シートは、前記端子の並設方向に沿って設けられており、両端側夫々の導電シートは中央側のシート状電極と面積が異なることを特徴とする。
本発明に係る電圧出力ユニットは、上述の電圧出力装置と、N個の前記電極のいずれか一つと接離する一又は複数の端子が一面上に設けられている絶縁シート、及び該絶縁シートと略同じ形状及び大きさをなして前記絶縁シートの他面側に設けられており、前記電極のいずれか一つと接合した端子と導通する導電シートを夫々有するN枚のシート状電極とを備えることを特徴とする。
本発明に係る電圧出力ユニットは、前記外面には、N個の前記電極の間にリブが設けられていることを特徴とする。
本発明に係る電圧出力ユニットは、前記リブは、前記N枚のシート状電極のいずれか一つの周縁に沿った形状をなしていることを特徴とする。
本発明によれば、電圧出力装置が外面に平面を有し、前記複数の電極はN個(Nは3以上の整数)であるので、電流による多様な刺激を身体に対して行うことができる。
電圧出力装置を示す模式的上面斜視図である。 電圧出力装置を示す模式的下面斜視図である。 電圧出力装置を示す模式的側面図である。 電圧出力装置を示す模式的上面斜視図である。 電圧出力回路の構成を示すブロック図である。 シート状電極を示す模式的上面斜視図である。 シート状電極を示す模式的下面斜視図である。 シート状電極を示す模式的上面斜視図である。 電圧出力装置とシート状電極とが接合した状態を示す模式的平面図である。 電圧出力装置とシート状電極とが接合した状態を示す模式的下面図である。 電圧出力装置とシート状電極とが接合した状態を示す模式的側面図である。 電圧出力装置とシート状電極とを接合させて使用している状態を示す模式図である。 電圧出力装置及びシート状電極を示す模式的斜視図である。 電圧出力装置及びシート状電極を示す模式的斜視図である。 レベルテーブルを示す図表である。 電圧制御部の動作処理を示すフローチャートである。 モードテーブルを示す図表である。 モード1における第3電極と第2電極との電位差を示すグラフである。 電流の流れを示す説明図である。 電流の流れを示す説明図である。 スイッチ制御部の動作処理を示すフローチャートである。 電圧出力装置及びシート状電極を示す模式的上面斜視図である。 電圧出力装置及びシート状電極を示す模式的下面斜視図である。 電圧出力回路の構成を示すブロック図である。 電圧出力装置及びシート状電極を示す模式的上面斜視図である。 電圧出力装置及びシート状電極を示す模式的下面斜視図である。 電圧出力装置を示す模式的下面図である。 電圧出力装置及びシート状電極を示す模式的上面斜視図である。 電圧出力装置及びシート状電極を示す模式的下面斜視図である。 電圧出力装置及びシート状電極が接合した状態を示す模式的上面図である。
第1の実施形態
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、電圧出力装置100を示す模式的上面斜視図である。図2は、電圧出力装置100を示す模式的下面斜視図である。図3は電圧出力装置100を示す模式的側面図である。電圧出力装置100は、上側覆体1、下側覆体2、電源ボタン3、プラスボタン4、マイナスボタン5、第1表示部6、第2表示部7、電極8における第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8c並びに電池蓋9を備える。上側覆体1の外面には、第1表示部6、電源ボタン3、第2表示部7、プラスボタン4、マイナスボタン5の順に夫々が同一直線上に設けられている。下側覆体2の外面には、電池蓋9、第3電極8c、第2電極8b、第1電極8aの順に夫々が同一直線上に設けられている。
上側覆体1は、略楕円半球状をなしており、外面の中央部分が他の部分より突出している。上側覆体1は樹脂製である。
下側覆体2は、平面視略楕円形をなしており、略楕円形の平板の周縁に、該周縁に沿った枠体が接合した形状をなしている。下側覆体2の枠体と上側覆体1の周縁とが接合することにより、箱体である覆体を構成する。下側覆体2には螺子孔2a、2a、2aが設けられており、該螺子孔2a、2a、2aに螺子が螺合している。これにより、上側覆体1と下側覆体2とは固定されて一体となる。
電源ボタン3は、平面視円形であり、上面が上側覆体1に沿った曲面状をなしている。電源ボタン3は、覆体の内部から、上側覆体1における円形の孔を通じて突出するように設けられている。電源ボタン3は、押下することが可能である。電源ボタン3の上面の中央には、電源ボタン3であることを示す印の形をなす溝が設けられている。
プラスボタン4は、平面視楕円形をなしており、上面が周縁よりも中央の方が凹んだ形状をなしている。プラスボタン4は、覆体の内部から、上側覆体1における楕円形の孔を通じて突出するように設けられている。また、プラスボタン4は、押下することが可能である。プラスボタン4の上面の中央には、プラスボタン4であることを示す「+」形の溝が設けられている。
マイナスボタン5は、平面視楕円形をなしており、上面が周縁よりも中央の方が突出した形状をなしている。マイナスボタン5は、覆体の内部から、上側覆体1における楕円形の孔を通じて突出するように設けられている。また、マイナスボタン5は、押下することが可能である。マイナスボタン5の上面の中央には、マイナスボタン5であることを示す「−」形の溝が設けられている。
図4は、電圧出力装置100を示す模式的上面斜視図である。図4に示すように、プラスボタン4及びマイナスボタン5の大きさが異なっていてもよい。このように電源ボタン3、プラスボタン4及びマイナスボタン5は夫々の大きさ又は形状が異なっていればよく、その他は特に限定は無い。電源ボタン3、プラスボタン4及びマイナスボタン5の夫々の大きさ又は形状が異なることにより、使用者は、電源ボタン3、プラスボタン4及びマイナスボタン5を視認しなくとも、触った感覚でボタンを判別することができる。電源ボタン3、プラスボタン4及びマイナスボタン5を押下することによる動作については後述する。
図1における第1表示部6は、平面視円形をなし、赤色及び緑色が一体となったLEDを備える。第2表示部7は平面視円形をなし、緑色のLEDを備える。
図2における電極8は、第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cの3つである。電極8は平面視円形をなすスナップボタンの受け金具であり、外面中央に穴が設けられている。電極8は、例えば銅又はアルミニウム等、導電性を持つ金属製である。第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cは、外側覆体2における電源ボタン3、プラスボタン4、マイナスボタン5、第1表示部6及び第2表示部7が配置された面の裏面であって、下側覆体2に設けられた平面をなす外面に設けられている。
第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cは、平面視略楕円状である下側覆体2の長軸に沿って、一直線上に等間隔で配置されている。第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cは外面から外側へ突出しており、その突出量が3つ共に同じ量である。
電池蓋9は、平面視円形で外面が平面である板状をなしており、側面に螺子溝が設けられている。電池蓋9は、第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cの外側に並設されている孔に螺合する。該孔は周面に螺子溝が設けられている。
また、電池蓋9の外面中央には直線状の凹部9aが設けられている。凹部9aは、硬貨が嵌入される程度の幅であり、長手方向中央が深く端部が浅い円弧状の深さの溝である。使用者は、凹部9aに硬貨を嵌入し回転させることにより、電池蓋9を開閉することができる。電池蓋9を開けることにより、本件の電圧出力装置100の電源となる電池を収容することができる。
電池蓋9外面の周縁付近であって、直線状の凹部9aの長手方向の先には突起9b、9bが設けられている。突起9b、9bは、第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8c夫々の突出量より小さい。螺合した電池蓋9の外面と、下側覆体2の外面とは、凹部9a及び突起9b、9bが設けられた箇所以外は面一になっている。なお、電池蓋9は、第1電極8aと第2電極8bとの間、又は第2電極8bと第3電極8cとの間に設けられていてもよい。
図5は、電圧出力回路10の構成を示すブロック図である。電圧出力装置100は、さらに電圧出力回路10を備える。電圧出力回路10は、上側覆体1と下側覆体2により構成されている箱体の内部に設けられている。電圧出力回路10について説明する。電圧出力回路10は、第1表示部6、第2表示部7、電源信号出力部31、プラス信号出力部32、マイナス信号出力部33、昇圧部34、パルス出力部35、接地部36、電流計37、制御部40、記憶部50及びスイッチ部60を備える。
制御部40はさらに、動作制御部41、電圧制御部42、スイッチ制御部43、パルス制御部44、インピーダンス算出部45及び比較部46を備える。記憶部50はさらに、ROM(Read Only Memory)51及びRAM52(Random Access Memory)を備える。スイッチ部60はさらに第1スイッチ群61及び第2スイッチ群62を備え、第1スイッチ群61はスイッチ61a、61b、61cを有し、第2スイッチ群62はスイッチ62a、62b、62cを有する。また、電圧出力回路10は、電源30からの給電を受けて動作する。
電源30は、ボタン型のリチウムイオン電池であり、一次電池であっても二次電池であってもよい。電源30は、例えば3[V]の起電力を有し、電池蓋9を開けることにより、上側覆体1及び下側覆体2で構成される箱体の内部に収容される。電源30は、各部に電力を供給する。また、電源30は、電圧を昇圧部34に出力する。
電源信号出力部31は、電源ボタン3と接合しているスイッチであり、電源ボタン3が押下されることにより、電源ボタン3が押下されたことを示す2種類の指示信号を出力する。電源信号出力部31は、電源ボタン3を例えば2[秒]以上の長時間押した場合には起動信号を動作制御部41に出力し、電源ボタン3を例えば2[秒]未満の短時間押した場合にはモード信号をスイッチ制御部43及びパルス制御部44に出力する。
プラス信号出力部32は、プラスボタン4と接合しているスイッチであり、プラスボタン4が押下されることにより、プラスボタン4が押下されたことを示す指示信号を電圧制御部42に出力する。
マイナス信号出力部33は、マイナスボタン5と接合しているスイッチであり、マイナスボタン5が押下されることにより、マイナスボタン5が押下されたことを示す指示信号を電圧制御部42に出力する。
電源30は、ボタン型のリチウムイオン電池であり、一次電池であっても二次電池であってもよい。電源30は、例えば3[V]の起電力を有し、電池蓋9を開けることにより、上側覆体1及び下側覆体2で構成される箱体の内部に収容される。電源30は、各部に電力を供給する。また、電源30は、電圧を昇圧部34に出力する。
昇圧部34は、電源30から入力された電圧を昇圧する。昇圧部34が昇圧する電圧値は予め設定されており、例えば13、19、25、33、41、49[V]の6段階である。昇圧部34は、電圧制御部42の指示信号に従った電圧値に昇圧し、パルス出力部35に出力する。
パルス出力部35は、昇圧部34で昇圧された電圧の出力をオン又はオフにするよう制御する。パルス出力部35は、昇圧部34で昇圧された電圧を、パルス制御部44から入力された指示信号に従って一定周期のパルスを第1スイッチ群61に出力する。
接地部36は、電位が接地電位に維持されている部位である。接地部36は、第1スイッチ群62と接続されている。電流計37は、パルス出力部35に接続された電極と、接地部36に接続された電極との間に流れる電流値を測定する。電流計37は、測定した電流値をインピーダンス算出部45に出力する。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)である。記憶部50に記憶されたプログラムその他各種データを読み出して実行することにより各部を制御する。
ROM51は、マスクROM又はPROM(Programmable ROM)である。ROM51には制御部40の動作プログラムが記憶されている他、インピーダンス閾値、レベルテーブル及びモードテーブルが記憶されている。
RAM52は、DRAM(Dynamic RAM)又はSRAM(Static RAM)である。RAM52には制御プログラムの実行中に生成される各種データの他、レベルを示すレベル情報及びモードを示すモード情報が記憶される。
動作制御部41は、待機状態又は動作状態のいずれかにするよう電源30から各部への給電状態を制御する。待機状態は起動信号の入力を待機し、他の各部が動作していない状態であり、動作状態は、各部が動作している状態である。また、動作制御部41は、計時機能を有する。電源信号出力部31から動作制御部41に起動信号が入力された場合、動作制御部41は計時を開始する。動作制御部41は、インピーダンス算出部45から待機状態にするよう指示する指示信号が入力された場合、各部への給電を停止し、待機状態にする。
また、動作制御部41は、計時開始後例えば10[分]等、一定時間が経過した時点で、各部への給電を停止し、動作状態から待機状態にする。電流による刺激を長時間行うと、身体に支障が生じる場合がある。従って動作制御部41は、一定時間経過した場合には、強制的に電流による刺激を終了させる。
電圧制御部42は、昇圧部34及び第2表示部7を制御する。電圧制御部42は、プラス信号出力部32及びマイナス信号出力部33より入力された指示信号に従い、所定の電圧値を出力するよう指示する指示信号を昇圧部34に出力する。また、電圧制御部42は、電圧値に応じた表示を行うよう、第2表示部7に指示信号を出力する。
スイッチ制御部43は、電源信号出力部31から入力されたモード信号に従って、所定の周期で、第1スイッチ群61の各スイッチ61a、61b、61c及び第2スイッチ群62の各スイッチ62a、62b、62cをオン又はオフにするよう制御する。
パルス制御部44は、電源信号出力部31から入力されたモード信号に従って、パルス出力部35が所定の周期でパルス信号を出力するよう制御する。
インピーダンス算出部45は、電流計37から入力された電流値と、昇圧部34から入力された電圧値とに基づいてインピーダンス値を算出する。インピーダンス算出部45は、算出したインピーダンス値を比較部46に出力する。インピーダンス算出部45には、昇圧部34が昇圧した電圧値に代えて、電圧制御部42が設定した電圧値が、該電圧制御部42から入力されるようにしてもよい。
比較部46は、インピーダンス算出部45からインピーダンス値を入力した場合、ROM51から、インピーダンスについての閾値を読み出す。比較部46は、インピーダンス算出部45から入力されたインピーダンス値とROM51から読み出した閾値とを比較する。比較部46は、比較した結果、インピーダンス算出部45から入力されたインピーダンス値がROM51から読み出した閾値以上であると判定した場合は、動作を停止するよう指示する指示信号を、動作制御部41に出力する。
比較部46は、比較した結果、インピーダンス算出部45から入力されたインピーダンス値がROM51から読み出した閾値未満であると判定した場合は、特に指示信号を出力することなく、動作を継続する。
身体が乾燥している場合には、一般にインピーダンス値が高くなる。このような場合に身体に電流を流すと、使用者が痛みを感じることがある。従ってインピーダンス値が所定の閾値以上の場合は、動作制御部41は、比較部46から入力された指示信号に基づいて、電圧発生装置100の動作を停止させる。
スイッチ部60は、電極8と同数である3つが組になった第1スイッチ群61及び第2スイッチ群62の2組を備えている。第1スイッチ群61における各スイッチ61a、61b、61cは、一端がパルス出力部35と電気的に接続されており、他端が夫々第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cと接続されている。また、第2スイッチ群62における各スイッチ62a、62b、62cは、一端が接地部36と接続されており、他端が夫々第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cと接続されている。スイッチ61a、61b、61c及びスイッチ62a、62b、62cは、スイッチ制御部43から出力された指示信号に従い、夫々オン又はオフにする。第2スイッチ群62における各スイッチ62a、62b、62cの他端が接続する箇所は接地部36に限らず、昇圧部34から出力される電圧より低電位の箇所と接続されていればよい。
図5では、スイッチ61a及びスイッチ62bがオンになっている。そうすると、パルス出力部35と第1電極8aとが接続し、接地部36と第2電極8bとが接続する。斯かる場合に、後述するシート状電極を介して人体と接触すると、第1電極8a及び第2電極8b間に電流が流れると共に、人体によるインピーダンスが発生する。図5は一例であり、スイッチ61a、61b、61cのいずれか一つをオンにすることによりパルス出力部35と接続した電極と、スイッチ62a、62b、62cのいずれか一つをオンにすることにより接地部36と接続した電極との間に人体を介して電流が流れる。
続いて、シート状電極200について説明する。図6は、シート状電極200を示す模式的上面斜視図である。図7は、シート状電極200を示す模式的下面斜視図である。シート状電極200は、絶縁シート21、導電シート22及び端子23を備える。絶縁シート21は一面に端子23が設けられ、他面に導電シート22が貼り合わされている。絶縁シート21は、第1絶縁部21a、第2絶縁部21b、第3絶縁部21c及び接合部分21e、21fを備える。導電シート22は、第1導電部22a、第2導電部22b及び第3導電部22cを備える。端子23は、第1端子23a、第2端子23b及び第3端子23cを備える。
絶縁シート21は、不織布又はナイロン等の絶縁体であって、可撓性を有する生地が用いられて形成されている。絶縁シート21は、長手方向の一端側に第1絶縁部21a、中央側に第2絶縁部21b及び他端側に第3絶縁部21cが設けられており、全体が、中央から長手方向に沿った直線に対して線対称な形状をなす。
第1絶縁部21a、第2絶縁部21b及び第3絶縁部21cは夫々異なる形状をなしている。第1絶縁部21aは、平面視部分環状をなしており、絶縁シート21の短手方向に延びている。また、小弧側が絶縁シート21の端部にあたる。小弧側の中央には内側に向けて切り欠き200aが設けられている。大弧側と小弧側とを繋ぐ側部は略半円の弧状である。
第2絶縁部21bは、絶縁シート21の短手方向に延びているが、第1絶縁部21aより短い。絶縁シート21の短手方向の端部より中央の方が細くなった平板状をなしている。
第3絶縁部21cは、平面視部分環状をなしており、絶縁シート21の短手方向に延びているが、第1絶縁部21aより短い。また、小弧側が絶縁シート21の端部にあたる。小弧側の中央には内側に向けて切り欠き200cが設けられている大弧側と小弧側とを繋ぐ側部は略半円の弧状である。
第1絶縁部21a、第3絶縁部21c、第2絶縁部21bの順に短手方向側に延びており、全体の面積も大きい。
第1絶縁部21aの大弧側の中央は、接合部分21eの周縁と繋がっている。接合部分21eは、略正方形状をなしている。接合部分21eは、第1絶縁部21aと繋がっている周縁の反対側の周縁が、第2絶縁部21bの周縁の中央と繋がっている。
第2絶縁部21bにおける、接合部分21eと繋がっている周縁の反対側の周縁は、接合部分21fと繋がっている。接合部分21fは、接合部分21eと同じ形状をなしている。接合部分21fは、第2絶縁部21bと繋がっている周縁の反対側の周縁が、第3絶縁部21cの周縁の中央と繋がっている。
導電シート22は、アクリル、アルコール、安定剤を主成分とし、可撓性を有するシート状の導電体が用いられている。導電シート22は、第1導電部22a、第2導電部22b及び第3導電部22cに分離している。第1導電部22a、第2導電部22b及び第3導電部22cは夫々第1絶縁部21a、第2絶縁部21b及び第3絶縁部21cと略同じ形状である。第1導電部22a、第2導電部22b及び第3導電部22c夫々は、第1絶縁部21a、第2絶縁部21b、第3絶縁部21cと、シート状電極200と接着している。第1導電部22a、第2導電部22b及び第3導電部22c夫々の外面は、粘着性を有するゲル状の材料により被覆されている。
導電シート22は、第1導電部22a及び第3導電部22c両端側の面積を中央側の第2導電部22bより大きくすることにより、導電シート22を肌に接着させる場合に、該導電シート22が剥がれにくくなる。
第1端子23a、第2端子23b及び第3端子23cは、平面視円形であり中央に突起が設けられたスナップボタンの止め金具である。第1端子23a、第2端子23b及び第3端子23cは、例えば銅又はアルミニウム等、導電性を持つ金属製である。斯かる突起は、第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cに設けられている穴と嵌合可能であり、また離脱することもできる。なお、電極8が突起を有するスナップボタンの止め金具であり。端子23が穴を有するスナップボタンの受け金具であってもよい。また、電極8及び端子23は、スナップボタンに限らず、双方が接合することにより、電圧出力装置100がシート状電極200上に配置され、位置が固定される導電体の部材であれば特に限定は無い。
第1端子23a、第2端子23b及び第3端子23cは中央に外側に突出した突起が夫々設けられている。第1端子23aは、第1絶縁部21aと接合部分21eの境界上に設けられている。第2端子23bは、第2絶縁部21b上に設けられている。第3端子23cは、第3絶縁部21cと接合部分21fとの境界上に設けられている。
絶縁シート21には、長手方向に沿って一直線上に等間隔で孔が設けられており、該孔に、夫々第1端子23a、第2端子23b及び第3端子23cが夫々一直線上に等間隔で配置されている。第1端子23a、第2端子23b及び第3端子23cは、第1導電部22a、第2導電部22b及び第3導電部22cの一面と夫々接触している。
なお、図8は、シート状電極200を示す模式的上面斜視図である。また、両端側のシート状電極200には、切り欠き200a、200cの他に接続部分近傍に、線対称な切り込み200d、200dが設けられていてもよい。シート状電極200と接触する人間の肌は概ね曲面状になっていることが多い。従って切り欠き200a、200c又は切込み200d、200dが設けられることにより、シート状電極200と肌とを接触させやすくし、剥がれにくくすることができる。
図9は、電圧出力装置100とシート状電極200とが接合した状態を示す模式的平面図である。図10は、電圧出力装置100とシート状電極200とが接合した状態を示す模式的下面図である。図11は、電圧出力装置100とシート状電極200とが接合した状態を示す模式的側面図である。電圧出力装置100とシート状電極200とは、第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cに、第1端子23a、第2端子23b及び第3端子23cが夫々嵌合することによって接合される。
下側覆体2の外面は平面であり、かつ、電極が同じ量だけ突出している。従って、第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cと、第1端子23a、第2端子23b及び第3端子23cとが夫々嵌合した場合、絶縁シート21の外面と下側覆体2の外面とが対向する。なお、第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cと、第1端子23a、第2端子23b及び第3端子23cとが夫々嵌合した場合、絶縁シート21の外面と下側覆体2の外面とは接触していても間隔を置いて対向していてもよい。このように、下側覆体2の外面は平面であり、かつ電圧出力装置100とシート状電極200とが接合した場合に、絶縁シート21の外面と下側覆体2の外面とが接触又は対向するので、シート状電極200は、接触させる身体の形状に従って曲げやすくなる。これにより肌と導電シート22とが接着しやすくなる。
第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cと、第1端子23a、第2端子23b及び第3端子23cとは夫々一直線上に等間隔で設けられているので、電圧出力装置100及びシート状電極200の向きを逆にして嵌合させることもできる。即ち第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cに、夫々第3端子23c、第2端子23b及び第1端子23aを嵌合させることもできる。シート状電極200と接触する身体の部位によっては、電圧出力装置100及びシート状電極200の向きを逆向きにした方が、剥がれにくい又は操作しやすい場合もあるので、いずれの向きでも嵌合可能となるよう構成されている。
図12は、電圧出力装置100とシート状電極200とを接合させて使用している状態を示す模式図である。導電シート22の外面は粘着性を有しているため、人の肌に接着することができる。また、電圧出力装置100とシート状電極200とが、第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cと、第1端子23a、第2端子23b及び第3端子23cとが夫々嵌合することにより接合しているので、使用者が電圧出力装置100を把持する必要が無い。
シート状電極200は、図6及び図7に示す形状とは異なる形状であってもよい。図13は、電圧出力装置100及びシート状電極200を示す模式的斜視図である。図13は、図13Aが模式的上面斜視図であり、図13Bが模式的下面斜視図である。シート状電極200は、第1絶縁部21a及び第1導電部22aと、第3絶縁部21c及び第3導電部22cとが長手方向に膨らんだ形状をなしていてもよい。また、第2絶縁部21b及び第2導電部22bについて、短手方向の両端側が膨らんだ形状をなしていてもよい。このような形状により、身体を広い面積で刺激することができる。
図14は、電圧出力装置100及びシート状電極200を示す模式的斜視図である。図14は、図14Aが模式的上面斜視図であり、図14Bが模式的下面斜視図である。さらに、シート状電極200は、第1絶縁部21a及び第1導電部22aと、第3絶縁部21c及び第3導電部22cとが夫々細長の形状をなして二股に分かれた形状をなしていてもよい。このような形状により、シート状電極200は腕に回り込むように接触することができ、腕における特定の部位を全方位から刺激することができる。
電圧出力装置100の動作について説明する。まずは電圧出力装置100における電圧に関する動作について説明する。昇圧部34及び第2表示部7は、レベルテーブルに基づいて電圧制御部42が行う制御に従って動作する。図15は、レベルテーブルを示す図表である。レベルテーブルは「レベル」欄、「電圧値」欄及び「第2表示部」欄が設けられた表である。ここで、「レベル」欄は、1から6までのレベル数が示されている。「電圧値」は、レベル数に応じて昇圧部34が昇圧する電圧値を示している。「第2表示部」欄は、第2表示部7が、例えば1[秒]等一定期間内にレベル数に応じて点滅する回数を示している。レベル1の場合には電圧値が13[V]で第2表示部7が1回点滅し、レベル2の場合には電圧値が19[V]で第2表示部7が2回点滅し、レベル3の場合には電圧値が25[V]で第2表示部7が3回点滅し、レベル4の場合には電圧値が33[V]で第2表示部7が4回点滅し、レベル5の場合には電圧値が41[V]で第2表示部7が5回点滅し、レベル6の場合には電圧値が49[V]で第2表示部7が6回点滅する。本実施形態はレベル数を6つにしているが、その数に限定は無い。
電圧出力装置100が待機状態の際に電源ボタン3が押下された場合、電源信号出力部31は動作制御部41に起動信号を入力する。動作制御部41は、各部を起動する。電圧制御部42は、起動した場合に、レベル1を示すレベル情報を作成する。電圧制御部42はレベル1を示すレベル情報をRAM52に記憶する。
また、電圧制御部42は、起動した場合に、ROM51からレベルテーブルを読み出す。電圧制御部42は、レベルテーブルを参照し、電圧値をレベル1に対応した13[V]にするよう指示する指示信号を昇圧部34に出力する。昇圧部34は電圧制御部42から指示信号が入力された場合、電圧値を13[V]にする。また、電圧制御部42は、一定期間内に1回点滅するよう指示する指示信号を第2表示部7に出力する。第2表示部7は、電圧制御部42から入力された指示信号に従い、一定期間内に、第2表示部7を1回点滅する動作を連続して行う。
RAM52にレベル1を示すレベル情報が記憶されている状態で、プラス信号出力部32から指示信号が電圧制御部42に入力された場合、RAM52からレベル情報を読み出す。電圧制御部42は、読み出したレベル情報におけるレベルの値を1つ加算し、レベル2を示すレベル情報を作成する。電圧制御部42は、レベル2を示すレベル情報をRAM52に記憶する。
また、電圧制御部42は、斯かる指示信号がプラス信号出力部32から入力されることにより、ROM51からレベルテーブルを読み出す。電圧制御部42は、レベルテーブルを参照し、電圧値をレベル2に対応した19[V]にするよう指示する指示信号を昇圧部34に出力する。昇圧部34は、指示信号が電圧制御部42から入力された場合、電圧値を19[V]にする。また、電圧制御部42は、一定期間内に2回点滅するよう指示する指示信号を第2表示部7に出力する。第2表示部7は、電圧制御部42から入力された指示信号に従い、一定期間内に、第2表示部7を2回点滅する動作を連続して行う。
同様に、RAM52にレベル2を示すレベル情報が記憶されている状態で、プラス信号出力部32から指示信号が電圧制御部42に入力された場合、RAM52からレベル情報を読み出す。電圧制御部42は、読み出したレベル情報におけるレベルの値を1つ加算し、レベル3を示すレベル情報を作成する。電圧制御部42は、レベル3を示すレベル情報をRAM52に記憶する。
また、電圧制御部42は、斯かる指示信号がプラス信号出力部32から入力されることにより、ROM51からレベルテーブルを読み出す。電圧制御部42は、レベルテーブルを参照し、電圧値をレベル3に対応した25[V]にするよう指示する指示信号を昇圧部34に出力する。昇圧部34は、指示信号が電圧制御部42から入力された場合、電圧値を25[V]にする。また、電圧制御部42は、一定期間内に3回点滅するよう指示する指示信号を第2表示部7に出力する。第2表示部7は、電圧制御部42から入力された指示信号に従い、一定期間内に、第2表示部7を3回点滅する動作を連続して行う。
RAM52にレベル3を示すレベル情報が記憶されている状態で、プラス信号出力部32から指示信号が電圧制御部42に入力された場合、RAM52からレベル情報を読み出す。電圧制御部42は、読み出したレベル情報におけるレベルの値を1つ加算し、レベル4を示すレベル情報を作成する。電圧制御部42は、レベル4を示すレベル情報をRAM52に記憶する。
また、電圧制御部42は、斯かる指示信号がプラス信号出力部32から入力されることにより、ROM51からレベルテーブルを読み出す。電圧制御部42は、レベルテーブルを参照し、電圧値をレベル4に対応した33[V]にするよう指示する指示信号を昇圧部34に出力する。昇圧部34は、指示信号が電圧制御部42から入力された場合、電圧値を33[V]にする。また、電圧制御部42は、一定期間内に4回点滅するよう指示する指示信号を第2表示部7に出力する。第2表示部7は、電圧制御部42から入力された指示信号に従い、一定期間内に、第2表示部7を4回点滅する動作を連続して行う。
RAM52にレベル4を示すレベル情報が記憶されている状態で、プラス信号出力部32から指示信号が電圧制御部42に入力された場合、RAM52からレベル情報を読み出す。電圧制御部42は、読み出したレベル情報におけるレベルの値を1つ加算し、レベル5を示すレベル情報を作成する。電圧制御部42は、レベル5を示すレベル情報をRAM52に記憶する。
また、電圧制御部42は、斯かる指示信号がプラス信号出力部32から入力されることにより、ROM51からレベルテーブルを読み出す。電圧制御部42は、レベルテーブルを参照し、電圧値をレベル5に対応した41[V]にするよう指示する指示信号を昇圧部34に出力する。昇圧部34は指示信号が電圧制御部42から入力された場合、電圧値を41[V]にする。また、電圧制御部42は、一定期間内に5回点滅するよう指示する指示信号を第2表示部7に出力する。第2表示部7は、電圧制御部42から入力された指示信号に従い、一定期間内に、第2表示部7を5回点滅する動作を連続して行う。
RAM52にレベル5を示すレベル情報が記憶されている状態で、プラス信号出力部32から指示信号が電圧制御部42に入力された場合、RAM52からレベル情報を読み出す。電圧制御部42は、読み出したレベル情報におけるレベルの値を1つ加算し、レベル6を示すレベル情報を作成する。電圧制御部42は、レベル6を示すレベル情報をRAM52に記憶する。
また、電圧制御部42は斯かる指示信号がプラス信号出力部32から入力されることにより、ROM51からレベルテーブルを読み出す。電圧制御部42はレベルテーブルを参照し、電圧値をレベル6に対応した49[V]にするよう指示する指示信号を昇圧部34に出力する。昇圧部34は、指示信号が制御部から入力された場合、電圧値を49[V]にする。また、電圧制御部42は、一定期間内に6回点滅するよう指示する指示信号を第2表示部7に出力する。第2表示部7は、電圧制御部42から入力された指示信号に従い、一定期間内に、第2表示部7を6回点滅する動作を連続して行う。
一方、マイナスボタン5が押下された場合、マイナス信号出力部33から指示信号が電圧制御部42に入力された場合、RAM52からレベル情報を読み出す。電圧制御部42は、読み出したレベル情報におけるレベルの値を1つ減算し、減算したレベルを示すレベル情報を作成する。電圧制御部42は、減算したレベルを示すレベル情報をRAM52に記憶する。
例えば昇圧部34及び第2表示部7が、レベル6に対応した電圧値及び点滅回数である場合、マイナス信号出力部33から指示信号が入力されることにより、電圧制御部42は、レベル5に対応した電圧値及び点滅回数にするよう昇圧部34及び第2表示部7に指示信号を出力する。
なお、レベル1の状態でマイナスボタン5が押下された場合は、電圧制御部42は、マイナス信号出力部33から入力された指示信号によらず、レベル1の状態を維持する。同様に、レベル6の状態でプラスボタン4が押下された場合は、電圧制御部42は、プラス信号出力部32から入力された指示信号によらず、レベル6の状態を維持する。
電圧制御部42の動作処理について説明する。図16は電圧制御部42の動作処理を示すフローチャートである。電圧制御部42は、プラス信号出力部32から指示信号が入力されたか否かを判定する(S1)。電圧制御部42は、プラス信号出力部32から指示信号が入力されていない場合は(S1でNO)、マイナス信号出力部33から指示信号が入力されたか否かを判定する(S2)。電圧制御部42は、マイナス信号出力部33からも指示信号が入力されていない場合には(S2でNO)、ステップS1に戻す。電圧制御部42は、プラス信号出力部32から指示信号が入力された場合には(S1でYES)、RAM52からレベル情報を読み出す(S3)。
電圧制御部42は、レベル情報が示すレベル数が最高のレベル6か否かを判定する(S4)。電圧制御部42は、レベル6ではない場合には(S4でNO)、レベル数に1を加算する(S5)。電圧制御部42は、レベル6である場合(S4でYES)及びステップS5によりレベル数を1加えた場合には、RAM52にレベル情報を記憶する(S6)。
電圧制御部42は、マイナス信号出力部33から指示信号が入力された場合には(S2でYES)、RAM52からレベル情報を読み出す(S7)。電圧制御部42は、レベル情報が示すレベル数が最低のレベル1か否かを判定する(S8)。電圧制御部42は、レベル1ではない場合には(S8でNO)、レベル数から1を減算する(S9)。電圧制御部42は、レベル1である場合(S8でYES)及びステップS9によりレベル数を1減らした場合には、RAM52にレベル情報を記憶する(S6)。
電圧制御部42は、昇圧部34にレベル数に応じた電圧値に昇圧するよう指示信号を出力する(S10)。さらに、電圧制御部42は、第2表示部7にレベル数に応じた表示を行うよう指示信号を出力する(S11)。また、電圧制御部42は、ROM51から、インピーダンスの閾値を読み出す(S12)。電圧制御部42は、インピーダンスの閾値とインピーダンス算出部45が算出したインピーダンス値とを比較し、算出したインピーダンス値がROM51から読み出した閾値以上か否かを判定する(S13)。電圧制御部42は、判定した結果、算出したインピーダンス値が閾値以上の場合には(S13でYES)、処理を終了する。電圧制御部42は、閾値未満の場合には(S13でNO)、動作制御部41が待機状態になり、電圧制御部42の給電が停止されたか否かを判定する(S14)。電圧制御部42は、給電が停止されていない場合には(S14でNO)、S1に戻し、処理を継続する。電圧制御部42は、給電が停止された場合には(S14でYES)、処理を終了する。
続いて、電圧出力装置100におけるパルス及びスイッチに関する動作について説明する。パルス出力部35及び第1表示部6は、モードテーブルに基づいてパルス制御部44が行う制御に従って動作する。スイッチ60は、モードテーブルに基づいてスイッチ制御部43が行う制御に従って動作する。図17は、モードテーブルを示す図表である。モードテーブルは、「モード」欄、「パルスパターン」欄、「第1表示部」欄及び「スイッチパターン」欄が設けられた表である。「モード」欄にはモード数が1から6まで示されている。「パルスパターン」欄は、パルスの周波数を示す「周波数[Hz]」欄と、出力されるパルスの時間を示す「時間[秒]」欄が設けられている。「スイッチパターン」欄は、第1電極8aの電位を示す「第1電極」欄、第2電極8bの電位を示す「第2電極」欄、第3電極8cの電位を示す「第3電極」欄、時間を示す「時間[秒]」が設けられている。「第1電極」欄、「第2電極」欄及び「第3電極」欄において、「高」とあるのは、パルス出力部35と接続されることにより、レベル1から6までに対応した電位に昇圧され、高電位であることを示している。「低」とあるのは、接地部36と接続されることにより接地電位にされ、低電位であることを示している。さらに、「オフ」とあるのは、パルス出力部35及び接地部36のいずれとも接続されていないことを示している。
モード1では、パルスパターンは5[Hz]を8[秒]、25[Hz]を9.6[秒]の17.6[秒]を1周期として繰り返す。また、第1表示部6は、緑色に点灯する。さらに、スイッチパターンは、1周期における開始から8[秒]は、第1電極8aを高電位、第2電極8bをオフ、第3電極8cを低電位にする。その後3.2[秒]は、第1電極8aをオフ、第2電極8bを低電位、第3電極8cを高電位にする。その後3.2[秒]は、第1電極8aを低電位、第2電極8bを高電位、第3電極8cをオフにする。その後3.2[秒]は、第1電極8aをオフ、第2電極8bを低電位、第3電極8cを高電位にする。
モード2では、パルスパターンは25[Hz]を継続する。第1表示部6は、赤色に点灯する。スイッチパターンは、1周期における開始から4[秒]は、第1電極8aを高電位、第2電極8bを低電位、第3電極8cをオフにする。その後8[秒]は、第1電極8aをオフ、第2電極8bを高電位、第3電極8cを低電位にする。
モード3では、パルスパターンは5[Hz]を8[秒]、6.25[Hz]を8[秒]、8.2[Hz]を8[秒]、12.5[Hz]を8[秒]、25[Hz]を8[秒]の40[秒]を1周期とする。第1表示部6は、橙色に点灯する。第1電極8aを高電位、第2電極8bをオフ、第3電極8cを低電位にする。
モード4では、パルスパターンは25[Hz]を継続する。第1表示部6は、緑色に点滅する。スイッチパターンは、1周期における開始から2[秒]は、第1電極8aをオフ、第2電極8bを低電位、第3電極8cを高電位にする。その後3.2[秒]は、第1電極8aを低電位、第2電極8bを高電位、第3電極8cをオフにする。その後4.4[秒]は、第1電極8aをオフ、第2電極8bを低電位、第3電極8cを高電位にする。その後6[秒]は、第1電極8aを低電位、第2電極8bを高電位、第3電極8cをオフにする。
モード5では、パルスパターンは25[Hz]を0.2[秒]オンにし、0.2[秒]オフにして継続する。第1表示部6は、赤色に点滅する。スイッチパターンは、1周期における開始から10秒は、第1電極8aを高電位、第2電極8bをオフ、第3電極8cを低電位にする。その後10秒は、第1電極8aを低電位、第2電極8bをオフ、第3電極8cを高電位にする。
モード6では、パルスパターンは25[Hz]を0.4[秒]オンにし、0.1[秒]オフにして継続する。第1表示部6は、緑色に点滅する。スイッチパターンは、1周期における開始から10[秒]は、第1電極8aを高電位、第2電極8bをオフ、第3電極8cを低電位にする。その後10[秒]は、第1電極8aを低電位、第2電極8bをオフ、第3電極8cを高電位にする。
待機状態で電源ボタン3が長時間押下された場合、電源信号出力部31は、スイッチ制御部43及びパルス制御部44に起動信号を出力する。パルス制御部44は、起動信号が入力された場合、モード1を示す情報を作成する。パルス制御部44は、モード1を示すモード情報をRAM52に記憶する。
また、パルス制御部44は、起動した場合、ROM51からモードテーブルを読み出す。パルス制御部44は、モードテーブルを参照し、モード1に対応したパルスパターンで出力を行うよう指示する指示信号をパルス出力部35に出力する。
モード1に対応したパルスパターンは、開始から8[秒]までは、オンとオフとの周期を5[Hz]とし、続いて17.6[秒]までは、オンとオフとの周期を25[Hz]とするパルスを出力するものである。ここでオンとオフとの周期が5[Hz]の場合は、100[μ秒]の間オンにし100[μ秒]オフにする動作を繰り返す。オンとオフとの周期が25[Hz]の場合は、25[μ秒]の間オンにし15[μ秒]オフにする動作を繰り返す。
図18は、モード1における第3電極8cと第2電極8bとの電位差を示すグラフである。パルス出力部35からは、レベル1に対応する13[V]のパルスが出力されているとする。グラフの横軸は時間[秒]を表し、縦軸は電位差[V]を表している。開始から8[秒]までは、電位差が13[V]の状態と0[V]の状態とが夫々100[μ秒]毎に交互に繰り返される。8[秒]から17.6[秒]までは、電位差が13[V]が25[μ秒]続き、0[V]が15[μ秒]続く状態が交互に繰り返される。
また、パルス制御部44は、第1表示部6に緑色LEDを継続して点灯し、赤色LEDを消灯するよう指示する指示信号を出力する。第1表示部6は、電圧制御部42から斯かる指示信号を入力された場合、パルス制御部44から入力された指示信号に従い、緑色LEDを継続して点灯し、赤色LEDを消灯する。
また、スイッチ制御部43は起動した場合、ROM51からモードテーブルを読み出す。スイッチ制御部43は、モードテーブルを参照し、モード1に対応したスイッチパターンに従って出力を行うよう指示する指示信号をスイッチ部60に出力する。
モード1に対応したスイッチパターンについて説明する。モード1に対応したスイッチパターンは、開始から8[秒]は、第1電極を高電位、第2電極をオフ、第3電極を低電位にする。従って、スイッチ制御部43から指示信号を入力されたスイッチ部60は、パルス出力部35と第1電極8aとが接続するよう第1スイッチ群61のスイッチ61aをオンにする。また、接地部36と第3電極8cとが接続するよう第2スイッチ群62のスイッチ62cをオンにする。その他のスイッチはオフにする。
図19及び図20は、電流の流れを示す説明図である。図19及び図20では、肌の一部にシート状電極200が接着している。図19Aにおいて矢印で示す通り、第1電極8aが高電位、第2電極8bがオフ、第3電極8cが低電位の場合は、第1電極8aと導通した第1導電部22aから第3電極8cと導通した第3導電部22cに向けて電流が流れる。斯かる電流はパルス電流であり、パルス出力部35から出力される電圧がオンの場合に電流が流れ、オフの場合は、第1電極8aと第3電極8cとが等電位になるので、電流は流れない。従って、第1導電部22aから第3導電部22cへは、パルス電流が流れる。
8[秒]から11.2[秒]までは、第1電極8aをオフ、第2電極8bを低電位、第3電極8cを高電位にする。従って、スイッチ制御部43から指示信号を入力されたスイッチ部60は、パルス出力部35と第3電極8cとが接続するよう第1スイッチ群61のスイッチ61cをオンにする。また、接地部36と第2電極8bとが接続するよう第2スイッチ群62のスイッチ62bをオンにする。その他のスイッチはオフにする。図19Bにおいて矢印で示す通り、第1電極8aがオフ、第2電極8bが低電位、第3電極8cが高電位の場合は、身体の内部で第3電極8cと導通した第3導電部22cから第2電極8bと導通した第2導電部22bの方向に電流が流れる。
11.2[秒]から14.4[秒]までは、第1電極8aを低電位、第2電極8bを高電位、第3電極8cをオフにする。従って、スイッチ制御部43から指示信号を入力されたスイッチ部60は、パルス出力部35と第2電極8bとが接続するよう第1スイッチ群61のスイッチ61bをオンにする。また、接地部36と第1電極8aとが接続するよう第2スイッチ群62のスイッチ62aをオンにする。その他のスイッチはオフにする。図19Cにおいて矢印で示す通り、第1電極8aが低電位、第2電極8bが高電位、第3電極8cがオフの場合は、身体の内部で第2電極8bと導通した第2導電部22bから第1電極8aと導通した第1導電部22aの方向に電流が流れる。
14.4[秒]から17.6[秒]までは、8[秒]から11.2[秒]までの間と同様に、スイッチ制御部43は、第1電極8aをオフ、第2電極8bを低電位、第3電極8cを高電位にする。従って、スイッチ制御部43から指示信号を入力されたスイッチ部60は、図19Bに示す通りに電流が流れる。
スイッチ制御部43は、17.6[秒]を1周期として、上述の動作を周期的に繰り返すよう指示信号をスイッチ部60に出力する。スイッチ制御部43から指示信号が入力されたスイッチ部60は、斯かるスイッチパターンに従って第1スイッチ群61の各スイッチ61a、61b、61c及び第2スイッチ群62の各スイッチ62a、62b、62cのオン又はオフを制御する。このように双方向から電流が流れ、また異なる間隔で電流が流れるようなスイッチパターン及びパルスパターンによって動作することにより、使用者は、身体の凝りをほぐす効果を得られる。
RAM52にモード1を示すモード情報が記憶されている状態で電源ボタン3が短時間押下された場合、電源信号出力部31はスイッチ制御部43及びパルス制御部44にモード信号を出力する。パルス制御部44は、モード信号が電源信号出力部31から入力された場合、RAM52からモード1を示すモード情報を読み出す。パルス制御部44は、モードの値を1つ加算し、モード2であることを示すモード情報を作成して、RAM52に記憶する。
パルス制御部44は、モード信号が電源信号出力部31から入力されることにより、ROM51からモードテーブルを読み出す。パルス制御部44は、モードテーブルを参照し、モード2に対応したパルスパターンで出力を行うよう指示する指示信号をパルス出力部35に出力する。ここで、モード2に対応したパルスパターンは、オンとオフとの周期を25[Hz]とするパルスを連続して出力するものである。周期が25[Hz]の場合のオン又はオフにする時間は上述した時間と同じである。
また、パルス制御部44は、この場合に第1表示部6に赤色LEDを継続して点灯させ、緑色LEDを消灯させるよう指示する指示信号を出力する。第1表示部6は、パルス制御部44から入力された指示信号に従い、赤色LEDを点灯し、緑色LEDを消灯する。
また、スイッチ制御部43は、モード信号が電源信号出力部31から入力されることにより、ROM51からモードテーブルを読み出す。スイッチ制御部43は、モードテーブルを参照し、モード2に対応したスイッチパターンで出力を行うよう指示する指示信号をスイッチ部60に出力する。
モード2に対応したスイッチパターンについて説明する。モード2に対応したスイッチパターンは、開始から4[秒]は、第1電極8aを高電位、第2電極8bを低電位、第3電極8cをオフにする。従って、スイッチ制御部43から指示信号を入力されたスイッチ部60は、パルス出力部35と第1電極8aとが接続するよう第1スイッチ群61のスイッチ61aをオンにする。また、接地部36と第2電極8bとが接続するよう第2スイッチ群62のスイッチ62bをオンにする。図20Aにおいて矢印で示す通り、第1電極8aが高電位、第2電極8bが低電位、第3電極8cがオフの場合は、身体の内部で第1電極8aと導通した第1導電部22aから第2電極8bと導通した第2導電部22bの方向に電流が流れる。
4[秒]から12[秒]までは、第1電極8aをオフ、第2電極8bを高電位、第3電極8cを低電位にする。従って、スイッチ制御部43から指示信号を入力されたスイッチ部60は、パルス出力部35と第2電極8bとが接続するよう第1スイッチ群61のスイッチ61bをオンにする。また、接地部36と第3電極8cとが接続するよう第2スイッチ群62のスイッチ62cをオンにする。図20Bにおいて矢印で示す通り、第1電極8aが高電位、第2電極8bがオフ、第3電極8cが低電位の場合は、身体の内部で第2電極8bと導通した第2導電部22bから第3電極8cと導通した第3導電部22cの方向に電流が流れる。モード2に対応したスイッチパターンは、これら合計12[秒]を1周期として動作を繰り返す。
パルス制御部44から指示信号が入力されたスイッチ部60は、斯かるスイッチパターンに従って第1スイッチ群61の各スイッチ61a、61b、61c及び第2スイッチ群62の各スイッチ62a、62b、62cのオン又はオフを制御する。このように一方向に異なる間隔で電流を流すようなスイッチパターン及びパルスパターンによって動作することにより、使用者は、身体を揉まれるような感覚になることができる。
RAM52にモード2を示すモード情報が記憶されている状態で電源ボタン3が短時間押下された場合、電源信号出力部31はスイッチ制御部43及びパルス制御部44にモード信号を出力する。パルス制御部44は、モード信号が電源信号出力部31から入力された場合、RAM52からモード2を示すモード情報を読み出す。パルス制御部44は、モードの値を1つ加算し、モード3であることを示すモード情報を作成して、RAM52に記憶する。
パルス制御部44は、モード信号が電源信号出力部31から入力されることにより、ROM51からモードテーブルを読み出す。パルス制御部44は、モードテーブルを参照し、モード3に対応したパルスパターンで出力を行うよう指示する指示信号をパルス出力部35に出力する。
モード3に対応したパルスパターンについて説明する。モード3に対応したパルスパターンは、開始から8[秒]までは、オンとオフとの周期を5[Hz]とするパルスを出力し、続いて8[秒]から16[秒]まで周期を6.25[Hz]とするパルスを8[秒]間出力し、16[秒]から24[秒]までは8.2[Hz]とするパルスを8[秒]間出力し、24[秒]から32[秒]までは12.5[Hz]とするパルスを8[秒]間出力し、32[秒]から40[秒]までは、25[Hz]とするパルスを8[秒]間出力する。モード3に対応したパルスパターンは、このような合計40[秒]を1周期とする動作を繰り返す。
ここで周期が5[Hz]及び25[Hz]の場合におけるオンとオフとの時間は、上述した時間と同じである。周期が6.25[Hz]の場合は、80[μ秒]の間オンにし80[μ秒]オフにする動作を繰り返す。周期が8.2[Hz]の場合は、60[μ秒]の間オンにし60[μ秒]オフにする動作を繰り返す。周期が12.5[Hz]の場合は、40[μ秒]の間オンにし40[μ秒]オフにする動作を繰り返す。
また、パルス制御部44は、この場合に第1表示部6に赤色LED及び緑色LEDを連続して点灯させるよう指示する指示信号を出力する。第1表示部6は、パルス制御部44から入力された指示信号に従い、赤色LED及び緑色LEDを継続して点灯する。これにより、第1表示部6は、赤色及び緑色が混ざった橙色に点灯する。
また、スイッチ制御部43は、モード信号が電源信号出力部31から入力されることにより、ROM51からモードテーブルを読み出す。スイッチ制御部43は、モードテーブルを参照し、モード3に対応したスイッチパターンで出力を行うよう指示する指示信号をスイッチ部60に出力する。モード3のスイッチパターンは、開始から継続して第1電極を高電位、第2電極をオフ、第3電極を低電位にする。この場合は図19Aにて示した場合と同様に電流が流れる。
パルス制御部44から指示信号が入力されたスイッチ部60は、斯かるスイッチパターンに従って第1スイッチ群61の各スイッチ61a、61b、61c及び第2スイッチ群62の各スイッチ62a、62b、62cのオン又はオフを制御する。このように一方向に異なる周波数で電流を流すようなスイッチパターン及びパルスパターンによって動作することにより、使用者は、身体を揉まれるような感覚になることができる。
RAM52にモード3を示すモード情報が記憶されている状態で電源ボタン3が短時間押下された場合、電源信号出力部31はスイッチ制御部43及びパルス制御部44にモード信号を出力する。パルス制御部44は、モード信号が電源信号出力部31から入力された場合、RAM52からモード3を示すモード情報を読み出す。パルス制御部44は、モードの値を1つ加算し、モード4であることを示すモード情報を作成して、RAM52に記憶する。
パルス制御部44は、モード信号が電源信号出力部31から入力されることにより、ROM51からモードテーブルを読み出す。パルス制御部44は、モードテーブルを参照し、モード4に対応したパルスパターンで出力を行うよう指示する指示信号をパルス出力部35に出力する。ここで、モード4に対応したパルスパターンは、継続して25[Hz]のパルスを出力するものである。
また、パルス制御部44は、この場合に第1表示部6に緑色LEDを点滅し、赤色LEDを消灯するよう指示する指示信号を出力する。第1表示部6は、パルス制御部44から入力された指示信号に従い、緑色LEDを点滅し、赤色LEDを消灯する。
モード4に対応したスイッチパターンについて説明する。開始から2[秒]は、第1電極をオフ、第2電極を低電位、第3電極を高電位にする。この場合は図19Bにて示した場合と同様に電流が流れる。続いて、2[秒]から5.2[秒]までは、第1電極を低電位、第2電極を高電位、第3電極をオフにする。この場合は図19Cにて示した場合と同様に電流が流れる。
続いて、5.2[秒]から9.6[秒]までは、第1電極をオフ、第2電極を低電位、第3電極を高電位にする。この場合は図19Bにて示した場合と同様に電流が流れる。さらに、9.6[秒]から15.6[秒]までは、第1電極を低電位、第2電極を高電位、第3電極をオフにする。この場合は図19Cにて示した場合と同様に電流が流れる。モード4に対応したスイッチパターンは、このような合計15.6[秒]を1周期とする動作を繰り返す。
パルス制御部44から指示信号が入力されたスイッチ部60は、斯かるスイッチパターンに従って第1スイッチ群61の各スイッチ61a、61b、61c及び第2スイッチ群62の各スイッチ62a、62b、62cのオン又はオフを制御する。このように一方向に異なる間隔で電流を流し、かつ逆方向にも電流を流すようなスイッチパターン及びパルスパターンによって動作することにより、使用者は、身体を揉まれるような感覚になることができる。
RAM52にモード4を示すモード情報が記憶されている状態で電源ボタン3が短時間押下された場合、電源信号出力部31はスイッチ制御部43及びパルス制御部44にモード信号を出力する。パルス制御部44は、モード信号が電源信号出力部31から入力された場合、RAM52からモード4を示すモード情報を読み出す。パルス制御部44は、モードの値を1つ加算し、モード5であることを示すモード情報を作成して、RAM52に記憶する。
パルス制御部44は、モード信号が電源信号出力部31から入力されることにより、ROM51からモードテーブルを読み出す。パルス制御部44は、モードテーブルを参照し、モード5に対応したパルスパターンで出力を行うよう指示する指示信号をパルス出力部35に出力する。ここで、モード5に対応したパルスパターンは、オンとオフとの周期を25[Hz]とするパルスを0.2[秒]間出力し、続いて0.2[秒]間パルスをオフにする動作を継続して繰り返すものである。
また、パルス制御部44は、この場合に第1表示部6に赤色LEDを点滅し、緑色LEDを消灯するよう指示する指示信号を出力する。第1表示部6は、パルス制御部44から入力された指示信号に従い、赤色LEDを点滅し、緑色LEDを消灯する。
モード5に対応したスイッチパターンについて説明する。モード5に対応したスイッチパターンは、開始から10[秒]は、第1電極を高電位、第2電極をオフ、第3電極を低電位にする。この場合は図19Aにて示した場合と同様に電流が流れる。
続いて10[秒]から20[秒]までは、第1電極を低電位、第2電極をオフ、第3電極を高電位にするものである。従って、スイッチ制御部43から指示信号を入力されたスイッチ部60は、パルス出力部35と第3電極8cとが接続するよう第1スイッチ群61のスイッチ61cをオンにする。また、接地部36と第1電極8aとが接続するよう第2スイッチ群62のスイッチ62aをオンにする。図20Cにおいて矢印で示す通り、第1電極が低電位、第2電極がオフ、第3電極が高電位の場合は、身体の内部で第3電極8cと導通した第3導電部22cから第1電極8aと導通した第1導電部22aの方向に電流が流れる。モード5に対応したスイッチパターンは、20[秒]を1周期として、上述の動作を周期的に繰り返す。
スイッチ制御部43から指示信号が入力されたスイッチ部60は、斯かるスイッチパターンに従って第1スイッチ群61の各スイッチ61a、61b、61c及び第2スイッチ群62の各スイッチ62a、62b、62cのオン又はオフを制御する。このように連続して双方向に電流を流すようなスイッチパターン及びパルスパターンに従って動作することにより、使用者は、身体を叩かれるような感覚になることができる。
RAM52にモード5を示すモード情報が記憶されている状態で電源ボタン3が短時間押下された場合、電源信号出力部31はスイッチ制御部43及びパルス制御部44にモード信号を出力する。パルス制御部44は、モード信号が電源信号出力部31から入力された場合、RAM52からモード5を示すモード情報を読み出す。パルス制御部44は、モードの値を1つ加算し、モード6であることを示すモード情報を作成して、RAM52に記憶する。
パルス制御部44は、モード信号が電源信号出力部31から入力されることにより、ROM51からモードテーブルを読み出す。パルス制御部44は、モードテーブルを参照し、モード6に対応したパルスパターンで出力を行うよう指示する指示信号をパルス出力部35に出力する。モード6に対応したパルスパターンは、オンとオフとの周期を25[Hz]とするパルスを0.4[秒]間出力し、続いて0.1[秒]間パルスをオフにする動作を継続して繰り返すものである。
また、パルス制御部44は、この場合に第1表示部6に赤色LED及び緑色LEDを同じタイミングで点滅するよう指示する指示信号を出力する。第1表示部6は、パルス制御部44から入力された指示信号に従い、赤色LED及び緑色LEDを同じタイミングで点滅する。これにより、第1表示部6は、橙色の点滅表示を行う。
モード6に対応したスイッチパターンについて説明する。モード6に対応したスイッチパターンは、制御プログラムに従い、開始から10[秒]は、第1電極を高電位、第2電極をオフ、第3電極を低電位にし、続いて、10[秒]から20[秒]までは、第1電極を低電位、第2電極をオフ、第3電極を高電位にする。モード6に対応したスイッチパターンは、20[秒]を1周期として、上述の動作を周期的に繰り返す。スイッチ制御部43から指示信号が入力されたスイッチ部60は、斯かるスイッチパターンに従って第1スイッチ群61の各スイッチ61a、61b、61c及び第2スイッチ群62の各スイッチ62a、62b、62cのオン又はオフを制御する。このように連続して双方向に電流を流すようなスイッチパターン及びパルスパターンに従って動作することにより、使用者は、身体を叩かれるような感覚になることができる。
モード6の状態で電源ボタン3が短時間押下された場合、電源信号出力部31はパルス制御部44にモード信号を入力する。パルス制御部44はモード信号が入力された場合、パルス制御部44はRAM52からモード6を示すモード情報を読み出す。この場合、パルス制御部44は、モード1を示すモード情報を作成して、RAM52に記憶する。
次いで、電圧出力装置100が、インピーダンスの算出と動作停止とを行う動作について説明する。インピーダンス算出部45には、電流計37が測定した電流値が入力される。また、昇圧部34から電圧値が入力される。インピーダンス算出部45は、入力された電圧値及び電流値に基づいて、インピーダンス値を算出する。インピーダンス算出部45は、算出したインピーダンス値を比較部46に出力する。
比較部46は、インピーダンス値がインピーダンス算出部45から入力された場合、ROM51に記憶されているインピーダンス閾値を読み出す、比較部46は、入力されたインピーダンス値とROM51から読み出した閾値とを比較する。比較部46は、比較した結果インピーダンス算出部45から入力されたインピーダンス値の方が大きい場合は、動作状態から待機状態にするよう指示する指示信号を動作制御部41に出力する。動作制御部41は比較部46から斯かる指示信号が入力された場合、動作状態から待機状態に切り換え、各部への給電を停止する。
スイッチ制御部43の動作処理について説明する。図21は、スイッチ制御部43の動作処理を示すフローチャートである。スイッチ制御部43は、電源信号出力部31からモード信号が入力されたか否かを判定する(S21)。スイッチ制御部43は、電源信号出力部31からモード信号が入力されていない場合は(S21でNO)、ステップS1に戻す。スイッチ制御部43は、電源信号出力部31からモード信号が入力された場合は(S21でYES)、RAM52からモード情報を読み出す(S22)。スイッチ制御部43は、モード6であるか否かを判定し(S23)、モード6でない場合は(S23でNO)、スイッチ制御部43は、モード情報のモード数に1を加える(S24)。スイッチ制御部43は、モード6である場合(S23でYES)には、モード情報をモード1にする(S25)。RAM52にモード情報を記憶する(S26)。
スイッチ制御部43は、モード数に従って、スイッチ部60における第1スイッチ群61のスイッチ61a、61b、61c及び第2スイッチ群62のスイッチ62a、62b、62cをオン又はオフに制御するよう指示する指示信号を出力する(S27)。さらに、スイッチ制御部43は、第1表示部6にモード数に応じた表示を行うよう指示信号を出力する(S28)。スイッチ制御部43は、動作制御部41が待機状態になり、給電が停止したか否かを判定する(S29)。給電が停止されていない場合には(S29でNO)、S21に戻し、処理を継続する。スイッチ制御部43は、給電が停止された場合には(S29でYES)、処理を終了する。
なお、電極8及び端子23の数は3以上であれば特に制限はない。図22は、電圧出力装置100及びシート状電極200を示す模式的上面斜視図である。図23は、電圧出力装置100及びシート状電極200を示す模式的下面斜視図である。図24は、電圧出力回路100の構成を示すブロック図である。図22及び図23において、電圧出力装置100は第1電極8a、第2電極8b、第3電極8c及び第4電極8dの4つを備えている。また、シート状電極200は第1端子23a、第2端子23b、第3端子23c及び第4端子23dの4つを備えている。なお、第1スイッチ群61及び第2スイッチ群62も夫々端子23の数と同数の4つのスイッチを備えており、第1電極8a、第2電極8b、第3電極8c及び第4電極8dと接続している。また、シート状電極200は、第1端子23a、第2端子23b、第3端子23c及び第4端子23dと接触する導電シート22a、22b、22c、22dを備えている。このような電圧出力装置100においては、例えば、第1電極8a及び第3電極8cをパルス出力部35と接続させ、第2電極8b及び第4電極8dを接地部36と接続させるように、第1スイッチ群61及び第2スイッチ群62の夫々4つのスイッチを制御することも可能である。従って、電極が3つの場合よりもさらに多様な刺激を身体に対して行うことができる。
本実施の形態によれば、電圧出力装置100が外面に平面を有し、前記複数の電極はN個(Nは3以上の整数)であるので、電流による多様な刺激を身体に行うことができる。また、電圧出力装置100の外面に配設された電極8とシート状電極200における端子23とが接合するので、電圧出力装置100を把持することなく、シート状電極200を通じて身体に電流による刺激を与えることができる。
第2の実施形態
第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、シート状電極200が分離されている形態に関する。
図25は、電圧出力装置100及びシート状電極200を示す模式的上面斜視図である。図26は、電圧出力装置100及びシート状電極200を示す模式的下面斜視図である。図27は、電圧出力装置100を示す模式的下面図である。本実施の形態のシート状電極200は、第1の実施形態と異なり、接合部分21e、21fが設けられていないので、第1シート状電極20a、第2シート状電極20b、第3シート状電極20cに分離されている。第1シート状電極20a、第2シート状電極20b、第3シート状電極20cは、夫々第1絶縁部21aと第1導電部22aと、第2絶縁部21bと第2導電部22bと及び第3絶縁部21cと第3導電部22cとが略同じ形状をなしている。
第1絶縁部21a、第2絶縁部21b及び第3絶縁部21cは夫々異なる形状をなしている。
第1シート状電極20aは、平面視部分環状をなしており、大弧側の中央が突出し、小弧側の中央に切り欠きが設けられた形状をなしている。第1絶縁部21aにおける大弧側の突出した箇所に、第1電極23aが設けられている。
第2シート状電極20bは、端部より中央の方が細くなった平板状をなしている。第2絶縁部21bにおける中央に、第2電極23bが設けられている。
第3絶縁部21cは、平面視部分環状をなしており、大弧側の中央が突出し、小弧側の中央に切り欠きが設けられた形状をなしている。第3絶縁部21cにおける大弧側の突出した箇所に、第3電極23cが設けられている。
また、このようにシート状電極200が複数に分離されている場合、嵌合している電極8と端子23とが回転し、位置が固定されないという問題が生じ得る。そのために電圧出力装置100には、リブ2b、2cが設けられている。
リブ2bは、下側覆体2の外面であって、第1電極8aと第2電極8bとの間に設けられている。リブ2bは、第1電極8a側は第1シート状電極20aの周縁における中央付近の一部に沿った形状をなしており、第2電極8b側は第2シート状電極20bの周縁における中央付近の一部に沿った形状をなしている。リブ2cは、下側覆体2の外面であって、第2電極8bと第3電極8cとの間に設けられている。リブ2cは、第2電極8b側は第2シート状電極20bの周縁における中央付近の一部に沿った形状をなしており、第3電極8c側は第3シート状電極20cの周縁における中央付近の一部に沿った形状をなしている。
リブ2b、2cは第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cよりも突出量が大きい。従って、リブ2bにより、第1シート状電極20a及び第2シート状電極20bの位置を固定し、リブ2cにより第2シート状電極20b及び第3シート状電極20cの位置を固定する。一方、第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cの突出量とシート状電極200との厚さを合わせた量よりも突出量が小さく、シート状電極200と身体とが接触する場合に、身体と、リブ2b、2cとは接触しないような構成が望ましい。
電圧出力装置100及びシート状電極200が接合した場合は、第1の実施形態と同様に、第1絶縁部21a、第2絶縁部21b及び第3絶縁部21cは、夫々、下側覆体2の平面である外面とは接触していても間隔を置いて対向していてもよい。
なお、第1シート状電極20a、第2シート状電極20b、第3シート状電極20cの位置を固定する手段が、電圧出力装置100又はシート状電極200に設けられている場合には、リブ2b、2cは不要である。
本実施の形態によれば、シート状電極200が分離しており、電圧出力装置100の外面にリブが設けられている。これにより、シート状電極200を用途に応じて部分的に交換することができる。
また、シート状電極200が複数に分離した場合には、電圧出力装置100に対するシート状電極200と位置が固定されない場合がある。本実施の形態では、リブを設けることにより、電圧出力装置100に対するシート状電極200の位置を固定する。従って、シート状電極200が接着している肌から剥がれる、又は例えば第1シート状電極20aと第2シート状電極20bとが接触するといった問題が生じることなく、身体の内部に適切な電流を流すことができる。
第3の実施形態
第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、シート状電極700が分離しており、1つの導電シート当たり複数の端子が設けられている形態に関する。
図28は、電圧出力装置100及びシート状電極700を示す模式的上面斜視図である。図29は、電圧出力装置100及びシート状電極700を示す模式的下面斜視図である。シート状電極700は、第1シート状電極70a、第2シート状電極70b及び第3シート状電極70cに分離されている。第1シート状電極70a及び第3シート状電極70cは、平面視において周縁の一部が円弧状である部分環状をなしており、第2シート状電極70bは、平面視において周縁の一部が直線状である棒状をなしている。
第1シート状電極70aは、第1絶縁部71a、第1導電部72a及び第1端子73a、73a、73aを有する。第1端子73a、73a、73aは間隔を置いて第1絶縁部71aの外面上に設けられており、第1導電部72aと接触している。第2シート状電極70bは、第2絶縁部71b及び第2導電部72b及び第2端子73b、73b、73bを有する。第2端子73b、73b、73bは間隔を置いて第2絶縁部71bの外面上に設けられており、第2導電部72bと接触している。第3シート状電極70cは、第3絶縁部71c、第3導電部72c及び第3端子73c、73c、73cを有する。第3端子73c、73c、73cは間隔を置いて第3絶縁部71cの外面上に設けられており、第3導電部72cと接触している。
第1端子73a、73a、73a、第2端子73b、73b、73b及び第3端子73c、73c、73cはいずれも、第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cに嵌合可能である。
電圧出力装置100における下側覆体2の外面には、リブ2d、2eが設けられている。リブ2d、2eは夫々第2シート状電極20bの周縁における中央付近の一部に沿った形状をなしており、第2シート状電極70bの位置を固定する。なお、さらに、下側覆体2の外面には平面視円弧状であって、第1シート状電極70a又は第1シート状電極70cの位置を固定するリブが設けられていてもよい。
図30は、電圧出力装置100及びシート状電極700が接合した状態を示す模式的上面図である。図30では、第1電極8a、第2電極8b及び第3電極8cに夫々1つずつ第1端子73a、第2端子73b及び第3端子73cが嵌合している。
本実施の形態によれば、シート状電極700が複数分離されており、分離された複数のシート状電極が複数の端子を備えているので、電極に嵌合する端子を選択することができる。
刺激したい部位の位置又は形状によっては、シート状電極700が肌から剥がれやすい場合、及び肌と接着した状態で電源ボタン3、プラスボタン4又はマイナスボタン5を押下することが難しい場合がある。このような場合を防ぐべく、本実施形態によれば、電極に嵌合する端子を適切に選択して嵌合することにより、電圧出力装置100とシート状電極700との位置関係を好適にする。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものでは無いと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味では無く、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、各実施の形態に記載されている技術的特徴は、相互に組合せ可能であり、組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
100 電圧出力装置
200、700 シート状電極
1 上側覆体
2 下側覆体
2a 螺子孔
2b、2c、2d、2e リブ
3 電源ボタン
4 プラスボタン
5 マイナスボタン
6 第1表示部
7 第2表示部
8 電極
8a 第1電極
8b 第2電極
8c 第3電極
8d 第4電極
9 電池蓋
10 電圧出力回路
20a、70a 第1シート状電極
20b、70b 第2シート状電極
20c、70c 第3シート状電極
21 絶縁シート
21a、71a 第1絶縁部
21b、71b 第2絶縁部
21c、71c 第3絶縁部
21d 第4絶縁部
21e、21f 接合部分
22 導電シート
22a、72a 第1導電部
22b、72b 第2導電部
22c、72c 第3導電部
22d 第4導電部
23 端子
23a、73a 第1端子
23b、73b 第2端子
23c、73c 第3端子
23d 第4端子
30 電源
31 電源信号出力部
32 プラス信号出力部
33 マイナス信号出力部
34 昇圧部
35 パルス出力部
36 接地部
37 電流計
40 制御部
41 動作制御部
42 電圧制御部
43 スイッチ制御部
44 パルス制御部
45 インピーダンス算出部
46 比較部
50 記憶部
51 ROM
52 RAM
60 スイッチ部
61 第1スイッチ群
62 第2スイッチ群
61a、61b、61c、61d、62a、62b、62c、61d スイッチ

Claims (10)

  1. 予め設定された値の電圧のパルスを出力する電圧出力部と、
    複数の電極とを備え、
    前記複数のうち一の電極に電圧出力部から電圧を出力し、他の電極を前記一の電極より低電位にする
    箱状の電圧出力装置において、
    外面に平面を有し、
    前記複数の電極はN個(Nは3以上の整数)であり、前記平面に並設されているN個の前記電極に一端が個別に接続され、個別にオン又はオフにすることができ、他端が前記電圧出力部と接続したN個のスイッチで構成される一のスイッチ群と、
    N個の前記電極に一端が個別に接続され、個別にオン又はオフにすることができ、他端が前記電圧出力部より低電位とすべきN個のスイッチで構成される他のスイッチ群と、
    前記一のスイッチ群におけるN個のスイッチ及び前記他のスイッチ群におけるN個のスイッチを周期的にオン又はオフにすることにより、前記一の電極、他の電極及び該一の電極及び他の電極とは異なる電極夫々が、一の電位、該一の電位より低電位及び前記電圧出力部との接続がオフ、のいずれか一つである電極から他の一つである電極に周期的に変更するよう制御するスイッチ制御部とを備える
    ことを特徴とする電圧出力装置。
  2. 出力する電圧の値を予め設定された複数の値のうち一の値にするよう前記電圧出力部に指示信号を出力する電圧制御部を備え、
    前記電圧出力部は、前記電圧制御部から出力された指示信号を入力し、該指示信号に従った値の電圧を出力するようにしてある
    ことを特徴とする請求項1に記載の電圧出力装置。
  3. 前記電圧出力部が出力する電圧の値に基づいて、前記一の電極及び他の電極間のインピーダンス値を算出するインピーダンス算出部と、
    インピーダンスの閾値が記憶されている記憶部と、
    該記憶部に記憶されている閾値を読み出し、読み出した閾値と前記インピーダンス算出部が算出したインピーダンス値とを比較し、比較結果を前記電圧制御部に出力する比較部とを備え、
    前記電圧制御部は、前記比較部から入力した比較結果が前記インピーダンス値が前記閾値以上である場合に、動作を停止する指示信号を前記電圧出力部に出力するようにしてある
    ことを特徴とする請求項に記載の電圧出力装置。
  4. 前記電圧出力部が出力する電圧の値に対応して異なる表示を行う表示部を備える
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の電圧出力装置。
  5. 押下可能な第1ボタンと、
    該第1ボタンを押下することにより、前記電圧出力部が出力する電圧の値を上昇させるよう指示する指示信号を前記電圧制御部に出力する第1信号出力部と、
    大きさ又は形状が前記第1ボタンと異なり、押下可能な第2ボタンと、
    該第2ボタンを押下することにより、前記電圧出力部が出力する電圧の値を下降させるよう前記電圧制御部に指示する指示信号を出力する第2信号出力部とを備え、
    前記電圧制御部は、前記第1信号出力部又は第2信号出力部から入力された指示信号に従って、前記電圧出力部が出力する電圧の値を制御する
    ことを特徴とする請求項2から4までのいずれか一つに記載の電圧出力装置。
  6. 請求項1からまでのいずれか一つに記載の電圧出力装置と、
    N個の前記電極夫々と接離するN個の端子が一面上に並設されている絶縁シート、及び該絶縁シートの他面側に設けられており、前記N個の端子と夫々導通するN枚の導電シートを有するシート状電極とを備える
    ことを特徴とする電圧出力ユニット。
  7. 前記N枚の導電シートは、前記端子の並設方向に沿って設けられており、
    両端側夫々の導電シートは中央側のシート状電極と面積が異なる
    ことを特徴とする請求項に記載の電圧出力ユニット。
  8. 請求項1からまでのいずれか一つに記載の電圧出力装置と、
    N個の前記電極のいずれか一つと接離する一又は複数の端子が一面上に設けられている絶縁シート、及び該絶縁シートと略同じ形状及び大きさをなして前記絶縁シートの他面側に設けられており、前記電極のいずれか一つと接合した端子と導通する導電シートを夫々有するN枚のシート状電極とを備える
    ことを特徴とする電圧出力ユニット。
  9. 前記外面には、N個の前記電極の間にリブが設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載の電圧出力ユニット。
  10. 前記リブは、前記N枚のシート状電極のいずれか一つの周縁に沿った形状をなしている
    ことを特徴とする請求項に記載の電圧出力ユニット。
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