JP2016015645A - 照明装置、イメージセンサユニット、画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特性を不安定にすることなく拡散パターンの損耗を抑制または防止する。
【解決手段】照明装置9は、光源6と、光源6が発する光を線光源化する棒状の導光体3と、導光体3の一部を覆う棒状の導光体カバー8とを有し、導光体カバー8は、導光体3を所定の方向からスライド式に挿入可能であり、導光体3には、光源6が発する光を拡散する拡散パターン331が設けられる光拡散面33と、長手方向視において、少なくとも一部が拡散パターン331よりも光拡散面33の法線方向に高い突出部36とが設けられる。
【選択図】図7

Description

本発明は、照明装置、イメージセンサユニット、画像読取装置および画像形成装置に関する。
イメージセンサユニットに用いられる照明装置には、棒状の導光体によって点状光源を線光源化(線状化)するものがある。そして、このような導光体には、その長手方向で光の照射強度の均一化を図るために、その外周面に光を拡散する拡散パターンが設けられるものがある。拡散パターンとしては、例えば、外側に向かって突出するプリズムパターン(特許文献1参照)や印刷パターンが適用される。さらに導光体には、前述の拡散パターンが設けられる面を覆う導光体カバーが装着されることがある。例えば、導光体カバーには、導光体を挿入するための開口部が設けられており、この開口部から導光体をスライド式に挿入することによって、導光体に導光体カバーを装着する。
しかしながら、このような構成では、導光体に導光体カバーを装着する工程において、導光体に設けられる拡散パターンが導光体カバーに接触し、拡散パターンが損耗するおそれがある。拡散パターンの損耗を防止するために、拡散パターンと導光体カバーとの間の隙間を大きくすると、導光体と導光体カバーとの間でがたつきが大きくって相対的な位置関係が安定しなくなる。そうすると、導光体を通じて照射される光の特性が不安定になるおそれがある。
特開2014−033440号公報
上述した実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、特性を不安定にすることなく拡散パターンの損耗を抑制することである。
本発明の照明装置は、光源と、前記光源が発する光を線光源化する棒状の導光体と、前記導光体の一部を覆う棒状の導光体カバーと、を有する照明装置であって、前記導光体カバーは、前記導光体を所定の方向からスライド式に収容可能であり、前記導光体には、前記光源が発する光を拡散する拡散パターンが設けられ、長手方向に平行で前記所定の方向に対して傾斜する光拡散面と、長手方向視において、前記拡散パターンよりも前記所定の方向に直角な方向の外側に突出する突出部と、が設けられることを特徴とする。
本発明のイメージセンサユニットは、照明装置と、前記照明装置から出射されて被照明体で反射した反射光を集光する集光体と、前記集光体によって集光された反射光を受光して電気信号に変換するイメージセンサと、前記イメージセンサが実装された回路基板と、を有し、前記照明装置は、本発明の照明装置であることを特徴とする。
本発明の画像読取装置は、イメージセンサユニットと被照明体とを相対的に移動させながら、前記被照明体からの反射光を読み取る画像読取装置であって、前記イメージセンサユニットは、本発明のイメージセンサユニットであることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、イメージセンサユニットと被照明体とを相対的に移動させながら、前記被照明体からの反射光を読み取る画像読取手段と、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、を備える画像形成装置であって、前記イメージセンサユニットは、本発明のイメージセンサユニットであることを特徴とする。
本発明によれば、拡散パターンと他の部材との隙間のマージンを大きくすることなく、拡散パターンが導光体カバーに接触して損耗することを抑制できる。したがって、特性を低下させることなく、拡散パターンの損耗を抑制できる。
図1は、照明装置の構成例を模式的に示す分解斜視図である。 図2は、照明装置の構成例を模式的に示す外観斜視図である。 図3は、導光体の構成例を模式的に示す斜視図である。 図4は、導光体および導光体カバーの端部近傍の外観斜視図である。 図5は、導光体および導光体カバーの断面模式図であって、導光体カバーが導光体に取り付けられる前の状態を示す図である。 図6は、導光体および導光体カバーの断面模式図であって、導光体カバーが導光体に取り付けられた状態を示す図である。 図7は、導光体の拡散パターンおよび突出部の構成例を模式的に示す断面図である。 図8は、イメージセンサユニットの構成を模式的に示す分解斜視図である。 図9は、イメージセンサユニットの構成を模式的に示す外観斜視図である。 図10は、イメージセンサユニットの内部構造を模式的に示す断面図である。 図11は、本発明の実施形態である画像読取装置の外観斜視図である。 図12は、本発明の実施形態である画像形成装置の外観斜視図である。 図13は、本発明の実施形態である画像形成装置の筐体の内部に設けられる画像形成部を示す斜視図である。
以下、本発明を適用できる実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施形態では、照明装置と、この照明装置が適用されるイメージセンサユニットと、このイメージセンサユニットが適用される画像読取装置および画像形成装置とを示す。各図においては、三次元の各方向を、X,Y,Zの各矢印で示す。X方向は、イメージセンサユニットの主走査方向である。Y方向は、イメージセンサユニットの副走査方向である。Z方向は、イメージセンサユニットの上下方向である。ここでは、被照明体の例である原稿Pの側を上側とする。本発明の実施形態に係るイメージセンサユニットは、原稿Pに対して副走査方向に相対的に移動しながら、照明装置によって原稿Pに光を照射し、その反射光によって原稿Pの画像を読み取る。
(照明装置)
まず、照明装置9の構成例について説明する。図1は、照明装置9の構成例を模式的に示す分解斜視図である。図2は、照明装置9の組み付け構成の例を模式的に示す斜視図である。図1と図2に示すように、照明装置9は、光源6と、導光体3と、導光体カバー8とを有する。
光源6は、例えば、赤(R)と緑(G)と青(B)の各色の発光波長を有する発光素子を有する。各色の発光波長を有する発光素子には、公知の各種LEDが適用できる。なお、光源6の構成は、イメージセンサユニット1の仕様などに応じて適宜設定されるものであり、特に限定されない。また、光源6に含まれる発光素子の構成(例えば、発光波長の帯域など)や数も、特に限定されない。例えば、光源6は、前述のような赤と緑と青の各色の発光素子のほか、赤外線や紫外線を発する素子を有していてもよい。
導光体3は、光源6が発する光を線光源化(線状化)する光学部材である。導光体3は、主走査方向に細長い棒状の構成を有し、アクリル系の樹脂などといった透明な樹脂材料から一体に形成される。導光体3の主走査方向(長手方向)の端部には、光源6が発する光を入射させる光入射面31が設けられる。導光体3の側面には、入射した光を拡散する光拡散面33(図3参照)と、外部(被照明体の例である原稿P)に向けて出射する光出射面32とが設けられる。光拡散面33と光出射面32は、いずれも、主走査方向に細長い帯状の形状を有する。
導光体カバー8は、導光体3に取り付けられて導光体3の一部を覆う部材である。導光体カバー8は、導光体3と同様に、主走査方向に長い棒状の構成を有する。導光体カバー8は、例えば、酸化チタンの粉末が混合された白色のポリカーボネートなどといった、光の反射率が高い材料により一体に形成される。導光体カバー8を長手方向(主走査方向)に直角な面で切断した断面形状は略U字形状であり、長手方向に直角な所定の方向の一側が開口している。このため、導光体3を、主走査方向に直角な所定の方向(すなわち開口する側)から導光体カバー8の内周側にスライド式に挿入可能である。
そして、図2に示すように、導光体カバー8が導光体3に取り付けられ、光源6が導光体3の光入射面31に光を照射できる位置に設けられる。なお、照明装置9がイメージセンサユニット1に適用される構成であれば、図2に示すように、光源6は、イメージセンサユニット1の回路基板5(後述)の上面に実装される。そして、光源6が発する光は、光入射面31から導光体3の内部に入射し、光拡散面33において拡散し、最終的には光出射面32から外部(原稿P)に向けて出射する。光出射面32は、主走査方向に細長い帯状の形状を有しているため、光源6が発する光は、導光体3によって主走査方向に長くなるように線光源化(線状化)される。
次に、導光体3と導光体カバー8の構成の詳細について、図3と図4を参照して説明する。図3(a)は、導光体3の光拡散面の構成を模式的に示す斜視図であり、長手方向(主走査方向)の端部近傍を拡大して示す図である。図3(b)は、図3(a)のIII−B部拡大図である。図4は、導光体3および導光体カバー8の構成を模式的に示す斜視図であり、長手方向(主走査方向)の一方の端部近傍を拡大して示す図である。図4中の矢印Fは、導光体3を導光体カバー8に挿入する方向を示す。この方向を「挿入方向F」と記す。挿入方向Fについては後述する。
光入射面31は、導光体3の長手方向の端部に設けられる。本実施形態では、導光体3の長手方向の両端部に光入射面31が設けられる構成を示す(図1参照)。この場合には、照明装置9は2つの光源6を有し、2つの光源6のそれぞれが、両端部の光入射面31のそれぞれに向けて光を照射できる位置に配置される。ただし、光入射面31が、長手方向の一方の端部にのみ設けられる構成であってもよい。この場合には、照明装置9は1つの光源6を有し、この1つの光源6は導光体3の一方の端部に設けられる光入射面31に向けて光を照射できる位置に配置される。
光出射面32は、導光体3の側面に設けられる。そして、光出射面32は、長手方向に細長い形状(たとえば帯状)を有する。光出射面32の長さ(長手方向寸法)は、イメージセンサユニット1が対応する原稿Pの幅(主走査方向寸法)に応じて設定される。たとえば、A3サイズの原稿Pの読取に対応する場合には、光出射面32の長さは、A3サイズの原稿Pの幅に応じた寸法に設定される。そして、光出射面32は、原稿Pの読取ラインO(図10参照)を照射できるように、たとえば原稿Pの読取ラインOに向かって凸となる曲面に形成される。
光拡散面33も、導光体3の側面に設けられる。そして、光拡散面33も、主走査方向に細長い形状(たとえば帯状)を有する。図3(a)(b)に示すように、光拡散面33には、複数の拡散パターン331が設けられる。本実施形態では、拡散パターン331として、光入射面31から入射した光を外部(特に、後述する導光体カバー8の光反射面831)に向けて出射するプリズム構造が適用される。具体的には、プリズム構造は、断面形状が略三角形であり、光拡散面33の表面から突出し、長手方向に直角な方向に延伸するリブ状の構成を有する。また、プリズム構造の表面の傾斜角度(光拡散面33の表面に対する角度)は、光入射面31から入射してプリズム構造に到達した光が全反射しない角度に設定される。この角度は、光源6が発する光の波長帯域や、光入射面31とプリズム構造との相対的な位置関係などに応じて適宜設定される。このような構成によれば、光入射面31から入射してプリズム構造に到達した光の少なくとも一部は、プリズム構造から外部に出射することになる。なお、拡散パターン331としてのプリズム構造の数や間隔は、特に限定されるものではない。また、拡散パターン331としてのプリズム構造の寸法や間隔は均一でなくてもよい。さらに、拡散パターン331として、光を乱反射する塗料などからなる印刷パターンであってもよい。印刷パターンとしては、例えばドットパターンが適用できる。
また、光拡散面33は、導光体3の長手方向視において、導光体カバー8の挿入方向Fに対して傾斜している。なお、光拡散面33は、導光体3の長手方向視において導光体カバー8の挿入方向Fと平行でなければよく、導光体カバー8の挿入方向Fに対する傾斜角度は特に限定されない。
導光体カバー8は、導光体3に入射した光を拡散する機能と、光の利用効率の向上を図る機能を有する。また、照明装置9がイメージセンサユニット1に適用される構成においては、導光体カバー8は、導光体3をイメージセンサユニット1のフレーム2(後述)に位置決めする機能も有する。
導光体カバー8は、棒状の構成を有する。導光体カバー8を長手方向(主走査方向)に直角な面で切断した断面形状は略U字形状であり、長手方向に直角な所定の方向の一側が開口している。このため、長手方向に直角な所定の方向から、導光体3を導光体カバー8の内周側に挿入可能である。具体的には、次のとおりである。なお、ここでは、導光体カバー8がイメージセンサユニット1に組み付けられた状態の向きを基準として説明する。導光体カバー8は、側壁部81と上壁部82と下壁部83とを有する。側壁部81は、上下方向に起立し主走査方向に長い帯板状の構成を有する。上壁部82は、側壁部81の上端縁から副走査方向(側壁部81の表面の法線方向)の一方に突出する平板状または舌片状の構成を有する。下壁部83は、側壁部81の下端縁から副走査方向の一方(上壁部82と同じ方向)に突出する平板状または舌片状の構成を有する。このため、導光体カバー8は、副走査方向の一方が開口する断面略U字形状を有する。このような構成によれば、長手方向に直角な方向であって上壁部82および下壁部83の突出方向に平行な方向(換言すると、側壁部81の表面の法線方向)が、挿入方向F(長手方向に直角な所定の方向)となる。そして、長手方向に直角な所定の方向から、導光体3を導光体カバー8の内周側(側壁部81と上壁部82と下壁部83とに囲まれた領域)に挿入可能である。導光体カバー8がイメージセンサユニット1に組み付けられた状態を基準とすると、副走査方向の一方から、導光体3を導光体カバー8の内周側に挿入可能である。
ただし、導光体3の挿入方向Fは、副走査方向に平行な方向に限定されない。例えば、導光体3を導光体カバー8の長手方向(主走査方向)の端部から、主走査方向にスライド式に挿入可能な構成であってもよい。具体的には、導光体カバー8の長手方向の両端部に、導光体3の両端部のそれぞれを支持するブロック状または板状支持部が設けられ、これらの支持部に長手方向に貫通する貫通孔が形成される構成が適用できる。このような構成であれば、導光体3を支持部に形成される貫通孔に挿通することにより、導光体3を導光体カバー8にスライド式に挿入可能になる。なお、この場合には、挿入方向Fは主走査方向に平行な方向となる。
導光体カバー8の下壁部83の内周側には、光反射面831が設けられる。光反射面831は、光を乱反射する表面性状を有する。また、光反射面831は導光体カバー8の長手方向(主走査方向)に細長い形状(たとえば帯状)を有する。そして、導光体3が導光体カバー8に挿入されると、光反射面831と導光体3に設けられる光拡散面33とは平行となって対向する。ただし、略平行であればよく、厳密に平行でなくてもよい。このような構成を実現するため、光反射面831は、導光体カバー8の挿入方向F(長手方向に直角な所定の方向)に対して、導光体3の光拡散面33と同じ角度(または略同じ角度)だけ傾斜している。
このように、導光体3が導光体カバー8の内周側に挿入されると、導光体3の光拡散面33が導光体カバー8の光反射面831と対向する。また、導光体3の側面の一部が、導光体カバー8の側壁部の内周面と対向する。一方、導光体3の光入射面31および光出射面32は、導光体カバー8に覆われずに露出している。すなわち、導光体3が導光体カバー8の内周側に挿入されると、導光体3の外周の一部が導光体カバー8に覆われる。
導光体3が導光体カバー8に挿入されると、導光体3の光入射面31から入射した光を拡散させることができる。具体的には次のとおりである。光拡散面33に設けられる拡散パターン331は、光入射面31から入射した光が全反射しない形状を有する。このため、光入射面31から入射して拡散パターン331に到達した光の少なくとも一部は、拡散パターン331の表面から外部に出射する。拡散パターン331から外部に出射した光は、光反射面831において乱反射し、光拡散面33から再び導光体3の内部に入射する。このように、光反射面831において乱反射した光が再び導光体3に入射することから、導光体3に入射した光を拡散させることができる。そしてこのような構成によれば、光出射面32から出射する光の主走査方向の照度分布の均一化を図ることができる。
なお、導光体3と導光体カバー8には、それぞれ位置決め部35,84が設けられる。導光体3の位置決め部35としては、例えば、側面から挿入方向Fに突出する突起が適用される。一方、導光体カバー8の位置決め部84としては、導光体3の位置決め部35が係合可能な貫通孔または凹部が適用される。そして、導光体3の位置決め部35が導光体カバー8の位置決め部84に嵌まり込むことにより、導光体カバー8が導光体3に対して位置決めされる。
ところで、本実施形態では、導光体3を、導光体カバー8の長手方向に直角な所定の方向(副走査方向の一方)から、導光体カバー8の内周側に挿入できる。導光体3を導光体カバー8の内周側に挿入する際に、拡散パターン331が導光体カバー8の内周面(特に、下壁部83の内周面)と接触すると、拡散パターン331が損耗するおそれがある。なお、導光体3を導光体カバー8に主走査方向にスライドさせることにより挿入する構成においても、同様に拡散パターン331が損耗するおそれがある。
そこで、次に、拡散パターン331の損耗を抑制する構成について、図5〜図7を参照して説明する。図5と図6は、導光体3および導光体カバー8の断面構成を模式的に示す図であり、長手方向に直角な面で切断した図である。なお、図5は、導光体3を導光体カバー8に挿入する前の状態を示し、図6は、導光体3を導光体カバー8に挿入した後の状態を示す。図7は、導光体3の光拡散面33およびその近傍の構成を模式的に示す断面図である。
導光体3の光拡散面33および導光体カバー8の光反射面831は、長手方向視において、挿入方向F(本実施形態では副走査方向)に対して傾斜している。このため、導光体3を導光体カバー8の内周側に挿入する際に、導光体3の光拡散面33に設けられる拡散パターン331は、導光体カバー8の内周面に接触しない。したがって、拡散パターン331の損耗を抑制または防止できる。
さらに導光体3には、拡散パターン331よりも挿入方向Fに直角な方向の外側(図5〜図7においては下側)に突出する突出部36が設けられる。特に図6に示すように、突出部36の表面361は、導光体3の長手方向視において、挿入方向Fに平行(すなわち、長手方向および挿入方向Fに平行)である。そして、突出部36の表面361およびその延長面A(図7参照)は、拡散パターン331の頂点(光拡散面33の表面から最も高い点)を通過し挿入方向Fに平行な面Bよりも外側(図5〜図7においては下側)に位置する。
このような構成であれば、導光体3を導光体カバー8の内周側にスライド式に挿入する際に、突出部36の表面361が導光体カバー8の下壁部83の内周面に接触する。このため、拡散パターン331は、突出部36によって、下壁部83の内周面に接触しないように保持される。したがって、拡散パターン331の接触による損耗(例えば、摩耗など)を抑制できる。さらに、導光体3が導光体カバー8に収容された状態でも、拡散パターン331は、突出部36によって光反射面831に接触しないように保持される。なお、突出部36は、長手方向の全長にわたって設けられる。このため、光拡散面33の全域にわたって、拡散パターン331の損耗を抑制できる。このような構成によれば、光拡散面33と光反射面831とのマージンを大きくしなくても、拡散パターン331の損耗を抑制できる。したがって、マージンの拡大により特性が不安定になることを抑制できる。
また、突出部36の表面361は、導光体3を導光体カバー8に挿入する際に、導光体カバー8の内周側の面に接触する。ここで、突出部36の表面361が挿入方向Fに平行であると、導光体3の挿入がスムーズになる。
なお、図5〜図7においては、突出部36の表面361の全域が拡散パターン331よりも挿入方向Fに直角な方向の外側に位置する構成を示したが、このような構成に限定されない。すなわち、突出部36の表面361の少なくとも一部が、拡散パターン331よりも挿入方向Fに直角な方向の外側に位置する構成であればよい。要は、導光体3に、少なくとも一部が拡散パターン331よりも挿入方向Fに直角な方向の外側に突出する突出部36が設けられる構成であればよい。
なお、この構成は、次のようにも説明できる。図7に示すように、拡散パターン331は、光拡散面33から外部に向かって突出している。図7中の位置Cは、光拡散面33およびその延長面を示し、位置Dは、拡散パターン331の光拡散面33から最も高い位置(法線方向の距離が最も大きい位置)を示している。また、位置Eは、突出部36のうち、光拡散面33からの法線方向の距離が最も大きい位置を示している。なお、ここでいう法線方向とは、光拡散面33の法線方向をいう。そして、図7に示すように、位置Eは、位置Dよりも、光拡散面33およびその延長面(位置C)から遠い位置にある。換言すると、突出部36は、光拡散面33およびその延長面からそれらの法線方向に突出する部分を有している。そして、この部分の最大突出高さは、拡散パターン331の位置Cからの法線方向への最大突出高さよりも大きい。このような構成によれば、導光体3を導光体カバー8に挿入方向Fからスライド式に挿入する際に、導光体3の拡散パターン331が導光体カバー8の内周側の面に接触しない。さらに、導光体3を導光体カバー8に長手方向にスライド式に挿入する場合であっても、拡散パターン331は導光体カバー8の内周側の面(特に光反射面831)に接触しない。このような構成であれば、導光体3を導光体カバー8に挿入する際の方向に係わらず、拡散パターン331が導光体カバーの内周側の面に接触することを抑制できる。したがって、拡散パターン331の損耗を抑制できる。
また、図7に示すように、突出部36が設けられる側とは反対側においても、突出部37が設けられる。この突出部37は、位置Dよりも光拡散面33およびその延長面からそれらの法線方向に突出する部分である。位置Gは、突出部37のうち、光拡散面33(位置C)からの法線方向の距離が最も大きい位置を示している。このような構成によれば、導光体3を導光体カバー8に挿入する際に、導光体3の拡散パターン331が導光体カバー8の内周側の面に接触しない。
このように、本実施形態においては、光拡散面33の長手方向視の両側に、拡散面33からの突出高さ(拡散面33の法線方向の高さ)が、拡散パターン331の最大突出高さ(位置D)よりも大きい(または大きい部分を有する)突出部36,37が設けられる。突出部36,37が拡散面33の長手方向視の両側に設けられる構成であると、拡散パターン331の保護が強化される。
なお、突出部37は、必ずしも拡散面33の両側に設けられる構成でなくてもよい。すなわち、導光体3を導光体カバー8に挿入する際に、導光体3の外周面のうちの挿入方向Fに平行な面は、導光体カバー8の内周面と擦れ合いやすい。本実施形態では、図7中の下側の面が、導光体カバー8の内周面と擦れ合いやすい。したがって、拡散面33の長手方向視の両側のうち、導光体3の下側に位置する一方に突出部36が形成される構成であれば、拡散パターン331が導光体カバー8の内周面に接触することが抑制または防止されて保護される。これに対し、その反対側の面は、下側の面に比較すると、挿入時において導光体カバー8の内周面と擦れ合うことが少ない。このため、反対側には、突出部37が設けられなくてもよい。ただし、長手方向視の両側に突出部36,37が設けられる構成であれば、拡散パターン331の保護が強化される。
一方、挿入方向Fが主走査方向に平行な場合には、拡散面33が挿入方向Fと平行になる。このため、この場合には、拡散面33の長手方向視の両側に突出部36,37が設けられる構成であることが好ましい。このような構成によれば、導光体3を導光体カバー8に挿入する際に、拡散パターン331が導光体カバー8の内周面と擦れ合うことが抑制される。
また、拡散パターン331として印刷パターンが適用される構成であれば、突出部36の高さを、印刷パターンの厚さよりも大きくすればよい。
(イメージセンサユニット)
次に、イメージセンサユニット1の構成例について、図8〜図10を参照して説明する。図8は、イメージセンサユニット1の構成例を模式的に示す分解斜視図である。図9は、イメージセンサユニット1の構成例を模式的に示す外観斜視図である。図10は、イメージセンサユニット1の内部構造の例を模式的に示す断面図であり、主走査方向に直角な面で切断した図である。図8〜図10に示すように、イメージセンサユニット1は、主走査方向に長い直方体状の構成を有する。そして、イメージセンサユニット1は、照明装置9と、フレーム2と、集光体4と、回路基板5とを含む。回路基板5には、イメージセンサ7が設けられる。
フレーム2は、イメージセンサユニット1の筐体である。フレーム2には、導光体カバー8が取り付けられた導光体3と、集光体4と、イメージセンサ7および光源6が実装された回路基板5とが収容されて取り付けられる。フレーム2は、たとえば、黒色に着色された遮光性を有する樹脂材料により一体に形成される。樹脂材料には、たとえば、ポリカーボネートが適用できる。
フレーム2は、主走査方向に長い直方体状の形状を有する。そして、フレーム2には、導光体収容室27と、集光体収容室28と、回路基板収容室29(図10参照)とが形成される。導光体収容室27は、上側が開口する領域であり、導光体カバー8が取り付けられた導光体3を収容可能に構成される。集光体収容室28は、上側が開口する領域であり、集光体4を収容可能に構成される。回路基板収容室29は、下側が開口する領域であり、光源6およびイメージセンサ7が実装された回路基板5を収容可能に構成される。なお、フレーム2には、集光体収容室28と回路基板収容室29とを光が通過可能に連通する開口部Sが形成される。このほかフレーム2には、導光体収容室27に収容された導光体カバー8を位置決めして固定する押さえ爪21が形成される。押さえ爪21は、導光体収容室27の内部に向かって突出する弾性変形可能な構造物であり、フレーム2に一体に形成される。
集光体4は、原稿Pからの反射光をイメージセンサ7の表面に結像する光学部材である。集光体4には、たとえば、複数の正立等倍結像型の結像素子(ロッドレンズ)が主走査方向に直線状に配列された構成のロッドレンズアレイが適用される。なお、集光体4は、結像素子が直線的に配列される構成であればよく、構成は限定されない。たとえば、集光体4は、結像素子が複数列配列されている構成であってもよい。また、集光体4には、各種マイクロレンズアレイなど、従来公知の各種集光機能を有する光学部材が適用できる。
イメージセンサ7は、集光体4により結像した反射光を電気信号に変換する。イメージセンサ7には、たとえば、イメージセンサICアレイが適用される。イメージセンサICアレイは、複数のイメージセンサICが回路基板5の表面に主走査方向に直線状に実装されることによって構成される。イメージセンサICは、イメージセンサユニット1の読取の解像度に応じた複数の受光素子(光電変換素子と称することもある)から構成される。このように、イメージセンサ7は、複数のイメージセンサIC(受光素子)が、主走査方向に直線状に配列されて構成される。なお、イメージセンサ7は、複数のイメージセンサICが直線状に配列される構成のものであればよく、それ以外の構成は特に限定されない。たとえば、イメージセンサICが千鳥配列のように複数列配列される構成であってもよい。なお、イメージセンサ7およびイメージセンサICアレイを構成するイメージセンサICには、従来公知の各種イメージセンサおよびイメージセンサICが適用できる。
回路基板5は、主走査方向に長い矩形状の構成を有する。そして、回路基板5の上面には、イメージセンサ7と光源6とが実装される。図8に示すように、2つの光源6は、それぞれ回路基板5の主走査方向の端部近傍に、主走査方向中心に向かって光を照射できるように実装される。また、イメージセンサ7は、集光体4からの光を受光できるように、受光面を上側に向けて実装される。さらに、回路基板5には、外部との配線を接続するためのコネクタ類などが実装される。
このほか、イメージセンサユニット1には、画像読取装置10(後述)または画像形成装置50(後述)に取り付けるための取付部や、画像読取装置10または画像形成装置50に電気接続するためのコネクタなどが設けられる。なお、取付部やコネクタの構成は、特に限定されない。取付部は、イメージセンサユニット1を画像読取装置10または画像形成装置50に取り付けることができる構成であればよい。また、コネクタは、イメージセンサユニット1と画像読取装置10または画像形成装置50の所定の機器とを、電力や電気信号を送受信可能に接続できる構成であればよい。
そして、図8〜図10に示すように、導光体カバー8が取り付けられた導光体3が、フレーム2の導光体収容室27に収容される。そうすると、フレーム2に設けられる押さえ爪21が、導光体カバー8に係合する。これにより、導光体3および導光体カバー8は、導光体収容室27に収容された状態に保持される。また、図10に示すように、導光体3の側面が、導光体カバー8の付勢部85の付勢力によって、導光体収容室27の内周面に接触した状態に維持される。これにより、導光体3および導光体カバー8は、フレーム2に位置決めされる。
また、集光体4は、フレーム2の集光体収容室28に収容される。さらに、光源6とイメージセンサ7とが実装された回路基板5は、回路基板収容室29に収容される。
導光体3が導光体収容室27に収容され、2つの光源6が実装された回路基板5が回路基板収容室29に収容されると、2つの光源6のそれぞれが、導光体3bの両端部に形成される光入射面31のそれぞれに対向する。1つの光源6が実装された回路基板5が回路基板収容室29に収容されると、この1つの光源6は、導光体3の一方の端部の光入射面31に対向する。したがって、1つまたは2つの光源6が発する光は、導光体3の一方または両方の端部に形成される光入射面31に入射する。
原稿Pに光を照射する場合には、光源6は、各色の発光素子を順次点灯する。光源6が発する光は、導光体3の光入射面31からその内部に入射し、光拡散面33やその他の反射面において反射するなどして内部を伝搬する。そして、導光体3の光出射面32から原稿Pの読取ラインOに向けて出射する。なお、図10に示すように、イメージセンサユニット1が画像読取装置10または画像形成装置50に組み込まれた状態においては、イメージセンサユニット1の上側に原稿支持体105が配設される(後述)。イメージセンサユニット1の照明装置9は、原稿支持体105に載置された原稿Pの読取ラインOに向けて光を照射する。原稿Pの読取ラインOからの反射光は、集光体4によってイメージセンサ7の表面に結像される。イメージセンサ7は、集光体4によって結像した光学像を電気信号に変換する。イメージセンサユニット1は、原稿Pに対して副走査方向に相対的に移動しながら、このような動作を行う。これにより、イメージセンサユニット1は、原稿Pを読取ることができる。
(画像読取装置)
次に、本発明の実施形態に係る画像読取装置10について、図11を参照して説明する。本発明の実施形態に係る画像読取装置10には、本発明の実施形態に係るイメージセンサユニット1が適用される。図10は、本発明の実施形態に係る画像読取装置10の外観斜視図である。図10に示すように、本発明の実施形態に係る画像読取装置10は、フラットベッド方式のスキャナーであり、本発明の実施形態に係るイメージセンサユニット1が組み込まれる。画像読取装置10は、筐体102と、ユニット台100と、ユニット台駆動機構を有する。
ユニット台100は、イメージセンサユニット1が搭載される部材である。ユニット台駆動機構は、イメージセンサユニット1が搭載されるユニット台100を、副走査方向に移動させる機構である。たとえば、ユニット台駆動機構は、駆動モータ103と、駆動モータ103の動力をユニット台100に伝達するワイヤー104と、ユニット台100をガイドするガイドシャフト107とを含む。なお、ユニット台100およびユニット台駆動機構の構成は、特に限定されるものではなく、従来公知の構成が適用できる。また、筐体102の上面には、被照明体の例である原稿Pを支持する原稿支持体105が設けられる。原稿支持体105には、たとえば、透明のガラス板が適用される。さらに、筐体102の副走査方向の端部には、圧板106がヒンジなどによって開閉可能に取付けられる。圧板106は、原稿支持体105の上面に載置された原稿Pを押さえる機能を有する。
画像読取装置10の動作および使用方法は次のとおりである。原稿支持体105の上面に、原稿Pを下向きに載置し、圧板106を閉じる。そして、駆動モータ103を駆動させてワイヤー104を動かすことによって、イメージセンサユニット1を副走査方向に移動させる。この際、ユニット台100は、ガイドシャフト107によってガイドされる。これにより、イメージセンサユニット1は、原稿Pに対して副走査方向に相対的に移動する。そしてイメージセンサユニット1を移動させながら、原稿Pの画像を読取ライン毎に読み取る。イメージセンサユニット1が読み取った画像は、信号処理部109において必要に応じて画像処理を行った後、画像データとして記憶される。これにより、原稿Pの読み取りが完了する。
なお、本発明の実施形態である画像読取装置10において、説明を省略した部分には、従来公知の画像読取装置と同じ構成が適用できる。また、画像読取装置10としてフラットベッド方式のスキャナーについて説明したが、シートフィード方式のスキャナーについても適用できる。
(画像形成装置)
次に、本発明の実施形態に係る画像形成装置50について、図12と図13を参照して説明する。本発明の実施形態に係る画像形成装置50には、本発明の実施形態に係るイメージセンサユニット1が適用される。図12は、本発明の実施形態に係る画像形成装置50の外観斜視図である。図13は、本発明の実施形態に係る画像形成装置50の筐体の内部に設けられる画像形成部51を抜き出して示した斜視図である。図12と図13に示すように、画像形成装置50は、フラットベッド方式のスキャナーとインクジェット方式のプリンタとの複合機(MFP;Multifunction Printer)である。そして、画像形成装置50は、画像を読取る画像読取手段としての画像読取部59と、画像を形成する画像形成手段としての画像形成部51とを有する。画像形成装置50の画像読取部59には、本発明の実施形態に係るイメージセンサユニット1が組み込まれる。なお、画像形成装置50の画像読取部59は、前述の画像読取装置10と共通の構成が適用できる。したがって、画像読取装置10と共通の構成については同じ符号を付して示し、説明は省略する。
図12に示すように、画像形成装置50には、操作部501が設けられる。操作部501には、操作メニューや各種メッセージなどを表示する表示部502と、画像形成装置50を操作するための各種操作ボタン503が設けられる。
図13に示すように、画像形成装置50の筐体504の内部には、画像形成部51が設けられる。画像形成部51は、搬送ローラ52と、ガイドシャフト53と、インクジェットカートリッジ54と、モータ55と、一対のタイミングプーリ56とを有する。搬送ローラ52は、駆動源の駆動力によって回転し、記録媒体としての印刷用紙Rを副走査方向に搬送する。ガイドシャフト53は棒状の部材であり、その軸線が印刷用紙Rの主走査方向に平行となるように画像形成装置50の筐体に固定される。インクジェットカートリッジ54は、ガイドシャフト53上をスライドすることによって、印刷用紙Rの主走査方向に往復動できる。インクジェットカートリッジ54は、たとえば、シアンC、マゼンタM、イエローY、黒Kのインクを備えたインクタンク541(541C,541M,541Y,541K)と、これらのインクタンク541にそれぞれ設けられた吐出ヘッド542(542C,542M,542Y,542K)から構成される。一対のタイミングプーリ56の一方は、モータ55の回転軸に取り付けられる。そして、一対のタイミングプーリ56は、印刷用紙Rの主走査方向に互いに離れた位置に設けられる。タイミングベルト57は、一対のタイミングプーリ56に平行掛けに巻き掛けられ、所定の箇所がインクジェットカートリッジ54に連結される。
画像形成装置50の画像読取部59は、イメージセンサユニット1が読み取った画像を、印刷に適した形式の電気信号に変換する。そして、画像形成装置50の画像形成部51は、画像読取部59のイメージセンサユニット1が変換した電気信号に基づいて、搬送ローラ52、モータ55、インクジェットカートリッジ54を駆動し、印刷用紙Rに画像を形成する。このほか、画像形成装置50の画像形成部51は、外部から入力された電気信号に基づいて画像を形成することができる。なお、画像形成装置50のうち、画像形成部51の構成および動作は、従来公知の各種プリンタと同じ構成が適用できる。したがって、詳細な説明は省略する。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、前述の実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体例を示したに過ぎない。本発明の技術的範囲は、前述の実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。
たとえば、本発明に係る画像読取装置は、前述の実施形態に記載される構成のイメージスキャナーに限定されるものではない。また、画像形成装置も、インクジェット方式に限定されず、電子写真方式、熱転写方式、ドットインパクト方式などどのような方式であってもよく、前述の実施形態に記載される複合機に限定されるものではない。本発明に係るイメージセンサユニットが適用される複写機やファクシミリも、本発明に含まれる。
また、実施形態においては、光源と導光体とを有する照明装置を、被照明体の例である原稿Pに対する反射用光源として用いる構成を示したが、この構成に限定されない。たとえば、照明装置を透過用光源として用いる構成であってもよい。
本発明は、導光体を有する照明装置と、この照明装置が適用されるイメージセンサユニット、画像読取装置、画像形成装置(たとえば、イメージスキャナー、ファクシミリ、複写機、複合機など)に有効に利用できるものである。そして、本発明によれば、導光体と導光体に取り付けられる他の部材との隙間のマージンを大きくすることなく、導光体の拡散パターンに他の部材が接触することを抑制または防止できる。したがって、特性を低下させることなく、拡散パターンの損耗を抑制または防止できる。
1:イメージセンサユニット、2:フレーム、3:導光体、31:光入射面、32:光出射面、33:光拡散面、331:拡散パターン、4:集光体、5:回路基板、6:光源、7:イメージセンサ、8:導光体カバー、81:側壁部、82:上壁部、83:下壁部、831:光反射面、9:照明装置、P:原稿、O:読取ライン

Claims (9)

  1. 光源と、前記光源が発する光を線光源化する棒状の導光体と、前記導光体の一部を覆う棒状の導光体カバーと、を有する照明装置であって、
    前記導光体カバーは、前記導光体を所定の方向からスライド式に挿入可能であり、
    前記導光体には、
    前記光源が発する光を拡散する拡散パターンが設けられる光拡散面と、
    長手方向視において、少なくとも一部が前記拡散パターンよりも前記光拡散面の法線方向に高い突出部と、
    が設けられることを特徴とする照明装置。
  2. 前記導光体カバーの内周側には、前記導光体の前記光拡散面と対向し、前記拡散パターンを通じて出射する光を反射する光反射面が設けられ、
    前記拡散パターンは、前記突出部によって、前記光反射面と接触しないように保持されることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 長手方向視において、前記突出部は、前記拡散パターンの両側に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記導光体カバーは、長手方向に直角な所定の方向が開口する略U字形状の断面を有し、前記導光体を前記所定の方向から挿入可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記導光体カバーの内周側には、前記所定の方向に対して傾斜する光反射面が設けられ、
    前記導光体の前記光拡散面は、前記所定の方向に対して傾斜しており、
    前記導光体の前記光拡散面は、前記導光体カバーの前記光反射面と対向することを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記突出部は、前記所定の方向に平行な表面を有することを特徴とする請求項4または5に記載の照明装置。
  7. 照明装置と、
    前記照明装置から出射されて被照明体で反射した反射光を集光する集光体と、
    前記集光体によって集光された反射光を受光して電気信号に変換するイメージセンサと、
    前記イメージセンサが実装された回路基板と、
    を有し、
    前記照明装置は、請求項1から6のいずれか1項に記載の照明装置であることを特徴とするイメージセンサユニット。
  8. イメージセンサユニットと被照明体とを相対的に移動させながら、前記被照明体からの反射光を読み取る画像読取装置であって、
    前記イメージセンサユニットは、請求項7に記載のイメージセンサユニットであることを特徴とする画像読取装置。
  9. イメージセンサユニットと被照明体とを相対的に移動させながら、前記被照明体からの反射光を読み取る画像読取手段と、
    記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記イメージセンサユニットは、請求項7に記載のイメージセンサユニットであることを特徴とする画像形成装置。
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