JP2016014992A - 異常検出システム、表示装置、異常検出方法及び異常検出プログラム - Google Patents

異常検出システム、表示装置、異常検出方法及び異常検出プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016014992A
JP2016014992A JP2014136301A JP2014136301A JP2016014992A JP 2016014992 A JP2016014992 A JP 2016014992A JP 2014136301 A JP2014136301 A JP 2014136301A JP 2014136301 A JP2014136301 A JP 2014136301A JP 2016014992 A JP2016014992 A JP 2016014992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
processing
display
display unit
log data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014136301A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6387707B2 (ja
Inventor
一樹 ▲高▼橋
一樹 ▲高▼橋
Kazuki Takahashi
紗也香 諏訪
Sayaka Suwa
紗也香 諏訪
威彦 西村
Takehiko Nishimura
威彦 西村
善彦 西田
Yoshihiko Nishida
善彦 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2014136301A priority Critical patent/JP6387707B2/ja
Priority to TW104116811A priority patent/TWI550564B/zh
Priority to US14/723,119 priority patent/US10140836B2/en
Priority to CN201510363674.2A priority patent/CN105279038B/zh
Publication of JP2016014992A publication Critical patent/JP2016014992A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6387707B2 publication Critical patent/JP6387707B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B21/00Alarms responsive to a single specified undesired or abnormal condition and not otherwise provided for
    • G08B21/18Status alarms
    • G08B21/187Machine fault alarms

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)

Abstract

【課題】製造装置に関連する異常をリアルタイムに検出すること。【解決手段】算出部111は、ログデータ121を参照し、複数の製造装置のうちの第一の装置が実行する工程と、第一の装置の次に処理を行う第二の装置が実行する工程との間の、同一製品を製造する際の時間関係を算出する。検出部112は、記憶部120に格納されている第一の装置についてのログデータのうち最新のログデータと算出部111により算出された時間関係とからタイミングを算出する。検出部112は、第一の装置について最新のログデータが更新された後、タイミングが経過しても第二の装置についてログデータが更新されないことを検出する。表示部113は、検出部112からの検出結果を受けてアラームを表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、異常検出システム、表示装置、異常検出方法及び異常検出プログラムに関する。
複数の工程を経て製品を製造する製造システムにおいて、発生した異常から原因を推定することを支援する装置がある。かかる装置は、工程を横軸にとり、各工程で変化する変量について工程間の関係を表示することにより、工程の推移を可視化する。
特開2009−116842号公報
しかしながら、上述の従来技術では、製造システムに関連する異常をリアルタイムに検出できないという問題がある。例えば、上述の従来技術は、全工程の終了後に各工程で変化する変量について工程間の関係を表示するため、各工程において異常が発生した場合に、リアルタイムに異常を検出できない。
1つの側面では、本発明は、製造システムに関連する異常をリアルタイムに検出できる異常検出システム、表示装置、異常検出方法及び異常検出プログラムを提供することを目的とする。
第1の案では、異常検出システムは、製造ラインに複数の製造装置が含まれ、該複数の製造装置による処理が順に行われることで製造される製品がそれぞれの製造装置によって行われた製造に関する処理について少なくとも製造装置番号、イベント日時を対応づけて出力するログ装置から出力されたログデータを格納する記憶部を有する。異常検出システムは、記憶部に格納されたログデータを参照し、複数の製造装置のうちの第一の装置と、該第一の装置の次に処理を行う第二の装置との間の、同一製品を製造する際の時間関係を算出する算出部を有する。異常検出システムは、記憶部に格納されている第一の装置についてのログデータのうち最新のログデータと算出部により算出された時間関係とから求められるタイミングを経過し、かつ、記憶部に、第一の装置について最新のログデータが更新された以後で、第二の装置についてログデータが更新されないことを検出する検出部を有する。異常検出システムは、検出部により検出された場合に、アラームを表示する表示部を有する。
本発明の一実施態様によれば、製造システムに関連する異常をリアルタイムに検出できる。
図1は、実施例1に係る異常検出装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2は、異常検出システム全体のシステム構成の一例を示す図である。 図3は、ログデータのデータ構造の一例を示す図である。 図4は、グラフの生成を説明するための第1の図である。 図5は、グラフの生成を説明するための第2の図である。 図6は、グラフのリアルタイム表示を説明するための図である。 図7は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第1の例を示す図である。 図8は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第2の例を示す図である。 図9は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第3の例を示す図である。 図10は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第4の例を示す図である。 図11は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第5の例を示す図である。 図12は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第6の例を示す図である。 図13は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第7の例を示す図である。 図14は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の処理フローの一例を示す図である。 図15は、グラフに帯を表示する処理フローの一例を示す図である。 図16は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第8の例を示す図である。 図17は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第9の例を示す図である。 図18は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第10の例を示す図である。 図19は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第11の例を示す図である。 図20は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第12の例を示す図である。 図21は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第13の例を示す図である。 図22は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第14の例を示す図である。 図23は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第15の例を示す図である。 図24は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第16の例を示す図である。 図25は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第17の例を示す図である。 図26は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第18の例を示す図である。 図27は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第19の例を示す図である。 図28は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第20の例を示す図である。 図29は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第21の例を示す図である。 図30は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第22の例を示す図である。 図31は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第23の例を示す図である。 図32は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第24の例を示す図である。 図33は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第25の例を示す図である。 図34は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第26の例を示す図である。 図35は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第27の例を示す図である。 図36は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第28の例を示す図である。 図37は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第29の例を示す図である。 図38は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第30の例を示す図である。 図39は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第31の例を示す図である。 図40は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第32の例を示す図である。 図41は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第33の例を示す図である。 図42は、実施例1に係るグラフのリアルタイム表示の第34の例を示す図である。 図43は、リアルタイム表示の視覚的効果を比較するための図である。 図44は、実施例1に係るユーザインタフェースの第1の表示例を示す図である。 図45は、実施例1に係るユーザインタフェースの第2の表示例を示す図である。 図46は、実施例1に係るユーザインタフェースの第3の表示例を示す図である。 図47は、グラフの他の表示例を示す図である。 図48は、実施例2に係るグラフのリアルタイム表示の第1の例を示す図である。 図49は、実施例2に係るグラフのリアルタイム表示の第2の例を示す図である。 図50は、実施例2に係るグラフのリアルタイム表示の第3の例を示す図である。 図51は、実施例2に係るグラフのリアルタイム表示の第4の例を示す図である。 図52は、実施例2に係るグラフのリアルタイム表示の第5の例を示す図である。 図53は、実施例2に係るグラフのリアルタイム表示の第6の例を示す図である。 図54は、実施例3に係るグラフのリアルタイム表示の第1の例を示す図である。 図55は、実施例3に係るグラフのリアルタイム表示の第2の例を示す図である。 図56は、実施例1〜3に係る異常検出装置に係るコンピュータのハードウェア構成を示す図である。
以下に、本願の開示する異常検出システム、表示装置、異常検出方法及び異常検出プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
(異常検出装置の機能構成)
図1は、実施例1に係る異常検出装置の構成を示す機能ブロック図である。また、図2は、異常検出システム全体のシステム構成の一例を示す図である。異常検出装置100は、通信部101と、出力部102と、制御部110と、記憶部120とを有する。
通信部101は、例えばNIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部101は、ネットワークを介して後述するログ装置200と有線または無線で接続され、ログ装置200との間で情報の通信を司る通信インターフェースである。
出力部102は、例えば、モニタ、プリンタ等の各種の出力媒体に、制御部110において生成されたグラフを出力する処理部である。出力部102は、後述するユーザインタフェースにおける操作に応じてグラフの表示形式を変更してもよい。
実施例1に係る異常検出装置100は、通信部101を介してログ装置200と通信可能に接続される。また、ログ装置200は、製造装置300a〜300dに通信可能に接続される。
製造装置300a〜300dは、例えば、工程1〜4を実行して製品を製造する。製造装置300aは、製品に対して工程1を実行する。製造装置300aは、工程1の開始時刻と終了時刻とを含むログデータをログ装置200に出力する。製造装置300bは、製品に対して工程2を実行する。製造装置300bは、工程2の開始時刻と終了時刻とを含むログデータをログ装置200に出力する。製造装置300cは、製品に対して工程3を実行する。製造装置300cは、工程3の開始時刻と終了時刻とを含むログデータをログ装置200に出力する。製造装置300dは、製品に対して工程4を実行する。製造装置300dは、工程4の開始時刻と終了時刻とを含むログデータをログ装置200に出力する。
ログ装置200は、製造装置300a〜300dから出力されたログを収集し、収集したログに基づいてログデータ121を生成する。ログ装置200は、生成したログデータ121を異常検出装置100に送信する。異常検出装置100は、通信部101を介して受信したログデータ121を記憶部120に記憶する。ログデータ121のデータ構造に関しては、後述する。なお、異常検出装置100は、ログ装置200を介さずに直接製造装置300a〜300dから出力されたログを収集し、収集したログに基づいてログデータ121を生成してもよい。
(記憶部の各構成)
記憶部120は、ログ装置200が生成したログデータ121を有する。記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスクなどの記憶装置に対応する。
ログデータ121は、各工程の開始時刻および終了時刻を保持する。図3は、ログデータのデータ構造の一例を示す図である。図3の例に示すように、ログデータ121は、各製品に対して、各工程の開始時刻と終了時刻とが対応付けられる。例えば、ログデータ121は、製品番号「SN0001」に係る工程1の開始時刻「9:00:00」と、終了時刻「9:00:30」と、工程2の開始時刻「9:02:00」と、終了時刻「9:03:30」と、工程3の開始時刻「9:04:00」と、終了時刻「9:06:30」とを対応付ける。さらに、ログデータ121は、製品番号「SN0001」に係る工程4の開始時刻「9:07:30」と、終了時刻「9:08:30」とを対応付ける。ログデータ121は、製品番号「SN0002」および「SN0003」に関しても、製品番号「SN0001」と同様に各工程の開始時刻と終了時刻とを対応付ける。なお、図3の例では、各項目のデータがレコードとして関連づけられて記憶されている例を示したが、上記説明において互いに関連づけられた項目どうしの関係が保たれれば、データは他の記憶のされ方をしても構わない。
(制御部の各構成)
制御部110は、算出部111と、検出部112と、表示部113とを有する。制御部110の機能は、例えば、CPU(Central Processing Unit)が所定のプログラムを実行することで実現することができる。また、制御部110の機能は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現することができる。
異常検出装置100は、製造ラインに複数含まれ処理を順に行うことで製品を製造するそれぞれの製造装置に関するログデータであって、該それぞれの製造装置によって行われた製品の製造に関する処理について少なくとも製造装置番号、イベント日時が対応づけられたログデータを格納する記憶部120を有する。異常検出装置100は、記憶部120に格納されたログデータを参照し、複数の製造装置のうちの第一の装置と、該第一の装置の次に処理を行う第二の装置との、同一製品を製造する際の時間関係を算出する算出部111を有する。異常検出装置100は、記憶部120に格納されている第一の装置についてのログデータのうち最新のログデータと算出部111により算出された時間関係とから求められる基準時間を経過し、かつ、記憶部120に、第二の装置についてログデータが新たに格納されないことを検出する検出部112を有する。異常検出装置100は、検出部112により検出された場合に、アラームを表示する表示部113を有する。なお、異常検出装置100は、異常検出システムの一例である。
ログデータ121には、製造装置番号およびイベント日時と併せて、開始または終了の別を示す情報が含まれてもよい。
算出部111は、第一の装置が製造を開始する時刻と第二の装置が製造を開始する時刻との時間差分、第一の装置が製造を終了する時刻と第二の装置が製造を終了する時刻との時間差分、第一の装置が製造を終了する時刻と第二の装置が製造を開始する時刻との時間差分のいずれか一つまたは複数を算出する。
算出部111は、さらに、第一の装置が製造を開始する時刻と製造を終了する時刻との時間差分を算出する。検出部112は、さらに、記憶部120に格納されている第一の装置についてのログデータのうち開始のログデータと算出部111により算出された時間差分とから求められるタイミングを経過し、かつ、記憶部120に、第一の装置について終了のログデータが更新されないことを検出する。
検出部112は、タイミングと現在の時刻との比較に基づいてタイミングの経過を検出する。
表示部113は、記憶部120に格納されたログデータに基づいて、それぞれの製造装置300a〜dに配置された時間軸上に、製造装置300a〜dにおける製品の処理期間または待機期間を示す視認可能な表示物を生成する生成部を有する。表示部113は、生成部により生成された表示物を表示する。さらに、表示部113は、該表示物とは識別可能な状態で、ログデータに含まれる第一の装置における最新の処理期間と時間関係とから求められる基準時間に第二の装置における処理期間が開始または終了された場合の、該第二の装置における製品の処理期間の時間範囲を示す表示物を、該第二の装置に対応する時間軸上に表示する。なお、表示物とは、例えば、処理期間または待機期間を表す。帯状の領域である。帯状の領域に関しては、後述する。
表示部113は、タイミングと現在時刻との差分に応じたアラームを表示する。また、表示部113は、タイミングと現在時刻との差分が長くなるほど、面積が大きくなる図形または太さが太くなる線を表示してもよい。
表示部113は、装置における製造の開始または終了のいずれかのログデータが更新されないかに応じて異なるアラームを表示してもよい。
表示部113は、特定の製品についての第1の装置における処理イベントの実行に応じて出力されるログに基づいて、時間軸上の第1の時刻に対応づけて第1の装置で実行された処理イベントに対応する表示を行う。表示部113は、時間の経過に応じて、第1の時刻と現在時刻との隔たりが拡大するように時間軸上の現在時刻を示す表示を更新する。表示部113は、第1の装置から出力されたログに基づいて算出された基準時刻を越えるまでに、特定の製品についての第1の装置における処理の後の処理を行う第2の装置から特定の製品についての処理イベントの実行に応じたログが出力されない場合には、特定の製品についての第2の装置における予定処理イベントの発生推定時刻に対応づけて予定処理イベントに対応する表示を行なう。表示部113は、第1の装置から出力されたログに基づいて算出された基準時刻を越えるまでに、第2の装置から特定の製品についての処理イベントの実行に応じたログが出力された場合には、特定の製品についての第2の装置における基準時刻に対応付けた予定処理イベントに対応する表示を行わずに、第2の装置から出力されたログに基づいて時間軸上の第2の時刻に対応づけて第2の装置で実行された処理イベントに対応する表示を行なう。
以下、制御部110が有する各部の詳細な処理について説明する。
算出部111は、ログデータ121を参照し、複数の製造装置300a〜300dのうちの第一の装置が実行する工程と、第一の装置の次に処理を行う第二の装置が実行する工程との間の、同一製品を製造する際の時間関係を算出する。
ここで、時間関係とは、実施例1においては、第一の装置が製造を終了する時刻と第二の装置が製造を開始する時刻との時間差分を表す。なお、時間関係は、第一の装置が製造を開始する時刻と第二の装置が製造を開始する時刻との時間差分、もしくは第一の装置が製造を終了する時刻と第二の装置が製造を終了する時刻との時間差分であってもよい。
また、算出部111は、時間関係を複数算出してもよい。例えば、算出部111は、実施例1においては、時間関係としてLEVEL1とLEVEL2の2つを算出する。算出部111は、例えば、各工程の開始時刻と終了時刻との差の平均値を算出し、LEVEL1とする。算出部111は、例えば、各工程の開始時刻と終了時刻との差の確率分布を生成し、確率分布において80パーセンタイル値に該当する差をLEVEL2とする。なお、上記LEVEL1およびLEVEL2の設定方法は、一例であり、他の基準に基づいて設定されてもよい。
検出部112は、記憶部120に格納されている第一の装置についてのログデータのうち最新のログデータと算出部111により算出された時間関係とからタイミングを算出する。ここで、タイミングとは、例えば、最新のログデータに含まれる工程の開始時刻または終了時刻に、算出部111により算出された時間関係を加算することで求められる時刻である。タイミングは、例えば、アラームを表示するか否かを判定する際の閾値として用いられる。検出部112は、例えば、第一の装置について最新のログデータが更新された後、タイミングが経過しても第二の装置についてログデータが更新されないことを検出する。検出部112は、検出結果を表示部113に通知する。
表示部113は、検出部112からの検出結果を受けてアラームを表示する。ここで、アラームとは、ある製品に関し、ある工程における製造が遅延していることをユーザに知らせる際の通知である。例えば、実施例1においては、表示部113は、グラフを表示し、グラフ内にアラームを表示する。なお、アラームの表示例に関しては後述する。
表示部113は、ログデータ121に基づいて以下のようにしてグラフを表示する。例えば、表示部113は、製造ラインに含まれる第1の装置における処理のログデータを受け付ける。表示部113は、ログデータに基づいて第1の装置における処理期間を特定する。ここで処理期間とは、装置において製品を製造する期間である。そして、表示部113は、第1の装置における第1の時間軸上に処理期間を配置する。
表示部113は、製造ラインに含まれる第2の装置における処理のログデータを受け付ける。表示部113は、ログデータに基づいて第2の装置における処理期間を特定する。そして、表示部113は、第2の装置における第2の時間軸上に処理期間を配置する。
表示部113は、第1の時間軸および第2の時間軸に配置した処理期間のうち、共通する製品についての処理期間同士を連結し、第1のバンドを形成して表示する。なお、バンドとは、処理期間または待機期間を示す領域である。すなわち、バンドは、後述する帯の一例である。
表示部113は、検出部112によって第一の装置について最新のログデータが更新された後、タイミングを経過しても第二の装置についてログデータ121が更新されないことが検出された場合に、次の処理を行う。表示部113は、第1の時間軸上に配置された第1の処理期間と、第2の時間軸上でのタイミングを示す位置とを結ぶ第2のバンドを形成して表示する。表示部113は、第2のバンドに第1のバンドと異なる色を付すことで、グラフ内にアラームを表示する。なお、アラームの表示方法は、グラフ内に表示する場合に限定されない。例えば、表示部113は、アラームとしてグラフを表示する画面とは別にポップアップ画面を表示してもよい。
(グラフの表示例)
表示部113は、ログデータ121に基づいてグラフを生成する処理を行う。図4および図5を用いて表示部113によって生成されたグラフの表示例について説明する。図4は、グラフの生成を説明するための第1の図である。図4の例に示されるように、表示部113は、互いに平行に伸長される時間軸10a〜10dを配置する。時間軸10a、10b、10cおよび10dは、それぞれ工程1、工程2、工程3および工程4に対応する。
表示部113は、ログデータ121に基づいて時間軸10a〜10dに各製品の処理期間および待機期間を配置する。待機期間とは、工程においてある製品の製造後、次の製品を製造するまでの期間である。
処理期間は、ログデータ121に格納されている同一製品に関する各工程の開始時刻と終了時刻に基づいて配置される。一方、待機期間は、ログデータ121に格納されているある製品に関する工程の終了時刻と、次の製品に関する工程の開始時刻とに基づいて配置される。
例えば、表示部113は、時間軸10aにおいて以下のように処理期間と待機期間とを配置する。表示部113は、例えば、「SN0001」に係る工程1の開始時刻「9:00:00」と終了時刻「9:00:30」とに基づいて処理期間15aを配置する。また、表示部113は、「SN0002」に係る工程1の開始時刻「9:03:35」と終了時刻「9:04:05」とに基づいて処理期間15bを配置する。また、表示部113は、表示部113は、「SN0001」に係る工程1の終了時刻「9:00:30」と「SN0002」に係る工程1の開始時刻「9:03:35」とに基づいて待機期間16aを配置する。なお、表示部113は、同様に処理期間15cおよび待機期間16bを配置する。
また、表示部113は、時間軸10bにおいて以下のように処理期間と待機期間とを配置する。表示部113は、例えば、「SN0001」に係る工程2の開始時刻「9:02:00」と終了時刻「9:03:30」とに基づいて処理期間15dを配置する。また、表示部113は、「SN0002」に係る工程2の開始時刻「9:05:35」と終了時刻「9:07:05」とに基づいて処理期間15eを配置する。また、表示部113は、「SN0001」に係る工程2の終了時刻「9:03:30」と、「SN0002」に係る工程2の開始時刻「9:05:35」とに基づいて待機期間16cを配置する。なお、表示部113は、同様に処理期間15fおよび待機期間16dを配置する。
なお、表示部113は、時間軸10aおよび時間軸10bと同様に、時間軸10cにおいて処理期間15g〜15iと、待機期間16eおよび16fを配置する。また、表示部113は、時間軸10dにおいて処理期間15j〜15lと、待機期間16gおよび16hを配置する。
次いで、表示部113は、隣接する時間軸において同一製品の処理期間の始点同士を結ぶ線を生成するとともに、同一製品の処理期間の終点同士を結ぶ線を生成することで帯状の領域を生成する。以下では、生成された帯状の領域を「帯」と呼ぶ。
図5は、グラフの生成を説明するための第2の図である。例えば、図5の例に示すように、表示部113は、「SN0001」の各工程の処理期間の始点に対応する20a、20c、20eおよび20gを結ぶ線を生成する。また、表示部113は、「SN0001」の各工程の処理期間の終点に対応する20b、20d、20fおよび20hを結ぶ線を生成する。これにより、表示部113は、「SN0001」の各工程の処理期間を表す帯を生成する。表示部113は、周囲の領域と識別できるように「SN0001」に係る帯内に所定の色を付す。表示部113は、「SN0002」「SN0003」に対しても同様に帯を生成する処理を行う。
なお、表示部113は、帯同士の隙間の領域に色を付してもよい。例えば、表示部113は、帯が帯以外の領域と識別できるように帯に濃い色を付し、帯同士の隙間の領域に薄い色または白色を付してもよい。
表示部113によって生成されたそれぞれの帯は、各工程の処理期間を表す。一方、それぞれの帯同士の隙間の領域は、各工程の待機期間を表す。表示部113は、このようなグラフを出力することにより、各工程の処理期間および待機期間を製品ごとに可視化して表示することができる。なお、表示部113によって生成されたグラフの情報は、例えば、画像情報として記憶部120や制御部110のメモリに記憶される。ただし、線分の情報として記憶する情報は、画像情報に限らず、表示部101によって表示される画像において、線分が配置される座標を示す情報などであってもよい。
(グラフの表示例)
表示部113は、各製品に関し、各工程の開始時刻と終了時刻が全て格納されているログデータ121に基づいて、図5の例に示されるグラフを表示する。すなわち、図5の例においては、表示部113は、全製品の製造が完了した段階でグラフを表示する。図5の例には、図3の例に示されるログデータ121に基づいてグラフに「SN0001」、「SN0002」および「SN0003」に係る帯が表示される。
(グラフのリアルタイム表示)
図6を用いて、各段階におけるグラフの生成について説明する。図6は、グラフのリアルタイム表示を説明するための図である。図6の例に示される表1は、ログデータ121におけるデータの格納状況に応じたグラフの生成方法を示す。表1は、NO、状況および処理を対応付ける。「NO」は、各状況に付される番号である。「状況」は、ログデータ121の各状況を表す。「処理」は、各状況に応じたグラフの表示方法を表す。
例えば、「状況」は、大きく分けて、工程の開始時刻および終了時刻が全て格納されている場合(NO.1)、製品の工程の開始時刻が格納されていない場合(NO.2〜4)、製品の工程の終了時刻が格納されていない場合(NO.5〜7)の3つに分類される。以下、3つの場合についてそれぞれ説明する。なお、各状況に応じたグラフの表示例に関しては、後述する。
まず、「NO.1」に対応する、「製品の工程の開始時刻および終了時刻が全て格納されている」場合とは、例えば、ログデータ121の各製品に関し、各工程の開始時刻および終了時刻が全て格納されている状況である。表示部113は、工程の開始時刻および終了時刻が全て格納されている場合(NO.1)、各製品の処理期間を通常色の帯で表示する。
なおここで、帯の内部を表示する色である「通常色」は、適宜設定してよい。少なくとも、表示を行っている領域の背景色とは識別可能な色もしくは網掛けによって、帯と表現している閉形状の中を埋められ、かつ、後述するアラームを示す色とは識別可能な状態であれば良い。青色や緑色は通常色の一例である。
次に、「NO.2〜4」に対応する、「製品の工程の開始時刻が格納されていない」場合について説明する。「製品の工程の開始時刻が格納されていない」場合とは、ログデータ121のある製品に関し、一つ前の工程の開始時刻および終了時刻が格納されているが、それに後続するある工程の開始時刻以降が格納されていない状況である。例えば、一つ前の工程とある工程との間の搬送に問題があったり、ある工程の製造処理に問題があるために製品を投入できずに処理待ちの製品が滞留していたりする場合、このようなログデータとなって現れる。「製品の工程の開始時刻が格納されていない」場合は、さらに、ログデータが格納されていない工程の一つ前の工程の終了時刻と現在の時刻との差の大きさに応じてNO.2〜4の3つの場合に分けられる。
すなわち、一つ前の工程の終了時刻と現在の時刻との差が、待機期間LEVEL1より小さい場合(NO.2)、待機期間LEVEL1以上で待機期間LEVEL2より小さい場合(NO.3)、待機期間LEVEL2以上の場合(NO.4)の3つに分けられる。ここで、待機期間LEVEL1および待機期間LEVEL2は、ログデータが格納されていない工程の一つ前の工程の終了時刻と現在の時刻との差の大きさを判定する場合に用いられる閾値である。待機期間LEVEL1および待機期間LEVEL2は、算出部111によって算出される。
待機期間LEVEL1は、例えば、一つ前の工程における処理の終了時刻と、後続する工程における処理の開始時刻との差分の平均値である。別の表現をすれば、各工程における待機期間の平均値である。また、待機期間LEVEL2は、例えば、前記差分や前記待機時間の確率分布において80パーセンタイル値である。なお、待機期間LEVEL1および待機期間LEVEL2の上記基準は、一例である。待機期間LEVEL1および待機期間LEVEL2の基準は、適宜、変更されてもよい。
表示部113は、3つのいずれの場合においても(NO.2〜4)、ログデータ121の格納されている工程の開始時刻および終了時刻を通常色の帯で表示する。一方、表示部113は、ログデータ121が格納されていない工程よりも一つ前の工程の終了時刻と現在の時刻との差が、待機期間LEVEL1より小さい場合(NO.2)、グラフに、格納されていない工程部分を点線の帯で表示する。表示例は後述する。
また、表示部113は、ログデータ121が格納されていない工程よりも一つ前の工程の終了時刻と現在の時刻との差が、待機期間LEVEL1以上で待機期間LEVEL2より小さい場合(NO.3)、グラフに、格納されていない工程部分の帯の中を黄色で表示する。表示例は後述する。
また、表示部113は、ログデータ121が格納されていない工程よりも一つ前の工程の終了時刻と現在の時刻との差が、待機期間LEVEL2以上の場合(NO.4)、グラフに、格納されていない工程部分の帯の中を赤色で表示する。表示例は後述する。
次に、「NO.5〜7」に対応する、「製品の工程の終了時刻が格納されていない」場合について説明する。「製品の工程の終了時刻が格納されていない」場合とは、ログデータ121のある製品に関し、ある工程の開始時刻が格納されているが、終了時刻が格納されていない状況である。例えば、ある工程の製造処理に問題があるために処理が長時間化している場合、このようなログデータとなって現れる。「製品の工程の終了時刻が格納されていない」場合は、さらに、終了時刻が格納されていない工程の開始時刻と現在時刻との差の大きさに応じてNO.5〜7の3つの場合に分けられる。
すなわち、「製品の工程の終了時刻が格納されていない」場合は、以下の3つに分けられる。終了時刻が格納されていない工程の開始時刻と現在時刻との差が、処理期間LEVEL1より小さい場合(NO.5)、処理期間LEVEL1以上で処理期間LEVEL2より小さい場合(NO.6)、処理期間LEVEL2以上の場合(NO.7)の3つである。ここで、処理期間LEVEL1および処理期間LEVEL2は、終了時刻が格納されていない工程の開始時刻と現在時刻との差の大きさを判定する場合に用いられる閾値である。算出部111は、処理期間LEVEL1および処理期間LEVEL2を算出する。
処理期間LEVEL1は、例えば、各工程における処理期間の平均値である。また、処理期間LEVEL2は、例えば、各工程で作成された待機期間の確率分布において80パーセンタイル値である。なお、処理期間LEVEL1および処理期間LEVEL2の上記基準は、一例であり、処理期間LEVEL1および処理期間LEVEL2の基準は、適宜、変更してもよい。
表示部113は、3つのいずれの場合においても(NO.5〜7)、ログデータ121の格納されている工程の開始時刻および終了時刻を通常色の帯で表示する。一方、表示部113は、終了時刻が格納されていない工程の開始時刻と現在時刻との差が、処理期間LEVEL1より小さい場合(NO.5)、格納されていない工程部分を点線の帯で表示する。表示例は後述する。
また、表示部113は、終了時刻が格納されていない工程の開始時刻と現在時刻との差が、処理期間LEVEL1以上で処理期間LEVEL2より小さい場合(NO.6)、格納されていない工程部分の帯の中を黄色で表示する。表示例は後述する。
また、表示部113は、終了時刻が格納されていない工程の開始時刻と現在時刻との差が、処理期間LEVEL2より大きい場合(NO.7)、格納されていない工程部分の帯の中を赤色で表示する。表示例は後述する。なお、上記の帯の表示方法は一例であり、表示部113は、帯を他の形態または色で表示してもよい。
(グラフのリアルタイム表示の具体例)
図6の例に示したNO.1〜7までのグラフのリアルタイム表示に関し、図7〜図13に示される具体例を挙げて説明する。なお、図7〜図13においては、便宜上、製品番号「SN0001」の製品の帯を表示し、他の製品の帯の表示を省略する。
図7は、グラフのリアルタイム表示の第1の例を示す図である。図7は、図6の表1のNO.1に対応する表示例である。図7の例に示されるログデータ121aは、製品番号「SN0001」に関し、工程1〜4までの開始時刻および終了時刻が全て格納されている。表示部113は、工程1の時間軸10aに、ログデータ121aに基づいて処理期間の始点20aと終点20bとを配置する。表示部113は、工程2の時間軸10bに、処理期間の始点20cと終点20dとを配置する。表示部113は、工程3の時間軸10cに、処理期間の始点20eと終点20fとを配置する。表示部113は、工程4の時間軸10dに、処理期間の始点20gと終点20hとを配置する。
表示部113は、「SN0001」の各工程の処理期間の始点に対応する20a、20c、20eおよび20gを結ぶ線を生成する。また、表示部113は、「SN0001」の各工程の処理期間の終点に対応する20b、20d、20fおよび20hを結ぶ線を生成する。これにより、表示部113は、「SN0001」の各工程の処理期間を表す帯状の領域を生成する。このような、同一の製品に対して行われる各工程における処理期間同士もしくは、現在時刻に相当する位置を結んだ領域を、「帯」と表現している。表示部113は、周囲の領域と識別できるように「SN0001」に係る帯内に通常色を付す。
図8は、グラフのリアルタイム表示の第2の例を示す図である。図8は、図6の表1のNO.2に対応する表示例である。図8の例に示されるログデータ121bは、製品番号「SN0001」に関し、工程1〜3までの開始時刻および終了時刻が全て格納されているが、工程4の開始時刻および終了時刻は格納されていない。表示部113は、工程1の時間軸10aに、ログデータ121bに基づいて処理期間の始点20aと終点20bとを配置する。表示部113は、工程2の時間軸10bに、処理期間の始点20cと終点20dとを配置する。表示部113は、工程3の時間軸10cに、処理期間の始点20eと終点20fとを配置する。表示部113は、現在時刻を表すライン31aと工程4の時間軸10dとの交点30aを配置する。
表示部113は、各工程における処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、各工程における処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯を表示する。表示部113は、帯内に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31aとの差αが、待機期間LEVEL1より小さいので、表示部113への通知を実行しない。表示部113は、検出部112からの通知がないため、差αが待機期間LEVEL1より小さいと判定する。表示部113は、判定結果に基づいて、工程3の処理期間の始点20eと交点30aを結ぶ点線と、終点20fと交点30aを結ぶ点線とで形成される帯を表示する。
図9は、グラフのリアルタイム表示の第3の例を示す図である。図9は、図6の表1のNO.3に対応する表示例である。図9の例では、図8の例と同じログデータ121bが用いられる。表示部113は、図8の例と同様に各工程における処理期間の始点20a、20cおよび20eと、各工程における処理期間の終点20b、20dおよび20fと、交点30bとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31bとの差αが、待機期間LEVEL1以上で待機期間LEVEL2より小さいことを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、工程3の処理期間の始点20eと交点30bを結ぶ線と、終点20fと交点30bを結ぶ線とで形成される帯内に黄色を付す。この場合、黄色で表示される帯の部分は三角形の形状である。黄色は一例であり、アラーム状態であることが識別可能であれば、どのような色もしくはどのような網掛けで帯内を表示しても良い。
図10は、グラフのリアルタイム表示の第4の例を示す図である。図10は、図6の表1のNO.4に対応する表示例である。図10の例では、図8の例と同じログデータ121bが用いられる。表示部113は、図8の例と同様に各工程における処理期間の始点20a、20cおよび20eと、各工程における処理期間の終点20b、20dおよび20fと、交点30cとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31cとの差αが、待機期間LEVEL2以上であることを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、工程3の処理期間の始点20eと交点30cを結ぶ線と、終点20fと交点30cを結ぶ線とで形成される帯内に赤色を付す。この場合、赤色で表示される帯の部分は三角形の形状である。赤色は一例であり、No.3の状態よりもさらに異常の度合いが大きなアラーム状態であることが識別可能であれば、どのような色もしくはどのような網掛けで帯内を表示しても良い。
図11は、グラフのリアルタイム表示の第5の例を示す図である。図11は、図6の表1のNO.5に対応する表示例である。図11の例に示されるログデータ121cは、製品番号「SN0001」に関し、工程1および工程2の開始時刻および終了時刻と、工程3の開始時刻とが格納されているが、工程3の終了時刻以降が格納されていない。
表示部113は、ログデータ121cに基づいて工程1の時間軸10aに、ログデータ121cに基づいて処理期間の始点20aと終点20bとを配置する。表示部113は、工程2の時間軸10bに、処理期間の始点20cと終点20dとを配置する。表示部113は、工程3の時間軸10cに、処理期間の始点20eを配置する。表示部113は、現在時刻を表すライン31dと工程3の時間軸10cとの交点30dを配置する。
表示部113は、各工程における処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、各工程における処理期間の終点20b、20dおよび始点20eを結ぶ線とによって形成される帯を表示する。表示部113は、帯内に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の始点20eと、現在時刻を表すライン31dとの差αが、処理期間LEVEL1より小さいので、表示部113への通知を実行しない。表示部113は、検出部112からの通知がないため、差αが処理期間LEVEL1より小さいと判定する。表示部113は、判定結果に基づいて、工程3の処理期間の始点20eと交点30dを結ぶ点線と、工程2の処理期間の終点20dと交点30dを結ぶ点線とで形成される帯を表示する。
図12は、グラフのリアルタイム表示の第6の例を示す図である。図12は、図6の表1のNO.6に対応する表示例である。図12の例では、図11の例と同じログデータ121cが用いられる。表示部113は、図11の例と同様に各工程における処理期間の始点20a、20cおよび20eと、各工程における処理期間の終点20bおよび20dと、交点30eとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび始点20eを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の始点20eと、現在時刻を表すライン31eとの差αが、処理期間LEVEL1以上で処理期間LEVEL2より小さいことを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、工程3の処理期間の始点20eと交点30eを結ぶ線と、工程2の終点20dと交点30eを結ぶ線とで形成される帯内に黄色を付す。この場合、黄色で表示される帯の部分は三角形の形状である。黄色は一例であり、アラーム状態であることが識別可能であれば、どのような色もしくはどのような網掛けで帯内を表示しても良い。
図13は、グラフのリアルタイム表示の第7の例を示す図である。図13は、図6の表1のNO.7に対応する表示例である。図13の例では、図11の例と同じログデータ121cが用いられる。表示部113は、図11の例と同様に各工程における処理期間の始点20a、20cおよび20eと、各工程における処理期間の終点20bおよび20dと、交点30fとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび始点20eを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の始点20eと、現在時刻を表すライン31fとの差αが、処理期間LEVEL2以上であることを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、工程3の処理期間の始点20eと交点30fを結ぶ線と、工程2の終点20dと交点30fを結ぶ線とで形成される帯内に赤色を付す。この場合、赤色で表示される帯の部分は三角形の形状である。赤色は一例であり、No.6の状態よりもさらに異常の度合いが大きなアラーム状態であることが識別可能であれば、どのような色もしくはどのような網掛けで帯内を表示しても良い。
(リアルタイム表示の処理フロー)
図14は、グラフのリアルタイム表示の処理フローの一例を示す図である。図14の例は、表示部113が、ある製品に関する処理期間の帯を表示する処理のフローを示す。表示部113は、製品が複数ある場合、各製品に対して図14に示されるフローを実行する。
まず、表示部113は、最初の工程を実施する(ステップS10)。表示部113は、ログデータ121を参照し、製品の一工程の開始時刻および終了時刻が格納されているか否かを判定する(ステップS11)。表示部113は、製品の一工程の開始時刻および終了時刻が格納されている場合(ステップS11Yes)、通常色の帯を表示する(ステップS12)。なお、ステップS12の処理に関しては、後述のサブフローで説明する。
一方、表示部113は、製品の一工程の開始時刻および終了時刻が格納されていない場合(ステップS11No)、ステップS13の処理に移行する。表示部113は、ステップS13において、製品の工程開始時刻が格納されているか否かを判定する(ステップS13)。表示部113は、製品の工程開始時刻が格納されていない場合(ステップS13No)、ステップS14の処理に移行する。一方、表示部113は、製品の工程開始時刻が格納されている場合(ステップS13Yes)、ステップS19の処理に移行する。
表示部113は、ステップS14において、開始時刻が格納されていない工程の1つ前の工程の終了時刻と、現在時刻との差が待機期間LEVEL1よりも小さいか否かを判定する(ステップS14)。表示部113は、差が待機期間LEVEL1よりも小さい場合(ステップS14Yes)、格納されていない工程部分を点線の帯で表示する(ステップS15)。一方、表示部113は、差が待機期間LEVEL1以上の場合(ステップS14No)、ステップS16の処理に移行する。
表示部113は、ステップS16において、開始時刻が格納されていない工程の1つ前の工程の終了時刻と、現在の時刻との差が待機期間LEVEL2より小さいか否かを判定する(ステップS16)。表示部113は、差が待機期間LEVEL2より小さい場合(ステップS16Yes)、格納されていない工程部分を黄色の帯で表示する(ステップS17)。一方、表示部113は、差が待機期間LEVEL2以上の場合(ステップS16No)、格納されていない工程部分を赤色の帯で表示する(ステップS18)。
表示部113は、ステップS19において、終了時刻が格納されていない工程の開始時刻と、現在の時刻との差が処理期間LEVEL1より小さいか否かを判定する(ステップS19)。表示部113は、差が処理期間LEVEL1より小さい場合(ステップS19Yes)、格納されていない工程部分を点線の帯で表示する(ステップS20)。一方、表示部113は、差が処理期間LEVEL1以上の場合(ステップS19No)、ステップS21の処理に移行する。
表示部113は、ステップS21において、終了時刻が格納されていない工程の開始時刻と、現在の時刻との差が処理期間LEVEL2より小さいか否かを判定する(ステップS21)。表示部113は、差が処理期間LEVEL2より小さい場合(ステップS21Yes)、格納されていない工程部分を黄色の帯で表示する(ステップS22)。一方、表示部113は、差が処理期間LEVEL2以上の場合(ステップS21No)、格納されていない工程部分を赤色の帯で表示する(ステップS23)。
そして、表示部113は、全ての工程について処理済みであるか否かを判定する(ステップS24)。表示部113は、処理していない工程がある場合(ステップS24No)、次の工程に進み(ステップS25)、ステップS11に戻り、次の工程に対して処理を実行する。一方、表示部113は、全ての工程が処理済みの場合(ステップS24Yes)、処理を終了させる。
なお、表示部113は、他に処理対象の製品がある場合、他の処理対象の製品に対しても図14に係るフローを実行する。
(帯を表示する処理フロー)
図15は、グラフに帯を表示する処理フローの一例を示す図である。図15の例は、ステップS11の処理に対応する。
表示部113は、ある工程の開始時刻および終了時刻を取得する(ステップS30)。表示部113は、工程に対応する時間軸に開始時刻および終了時刻を配置する(ステップS31)。時間軸上に開始時刻と終了時刻とを配置することは、表示部113は、工程に対応する時間軸に処理期間(開始時刻から終了時刻までの期間)および待機期間(終了時刻から次の開始時刻までの期間)を配置するということもできる。
表示部113は、一つ前の工程と現工程の開始時刻同士を結ぶ線分と、一つ前の工程と現工程の終了時刻同士を結ぶ線分とを生成する(ステップS32)。表示部113は、生成された2つの線分で表される帯内に通常色を付す(ステップS33)。
(リアルタイム表示の他の例(1))
実施例1に係るリアルタイム表示の他の例について説明する。図16は、グラフのリアルタイム表示の第8の例を示す図である。図16は、図6の表1のNO.5に対応する表示例である。図16の例に示されるログデータ121dは、図11に係るログデータ121cと同一である。
表示部113は、工程1の時間軸10aに、ログデータ121dに基づいて処理期間の始点20aと終点20bとを配置する。表示部113は、工程2の時間軸10bに、処理期間の始点20cと終点20dとを配置する。表示部113は、工程3の時間軸10cに、処理期間の始点20eを配置する。表示部113は、現在時刻を表すライン31gと工程3の時間軸10cとの交点30gを配置する。
表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび始点20eを結ぶ線とによって形成される帯を表示する。表示部113は、帯内に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の始点20eと、現在時刻を表すライン31gとの差αが、処理期間LEVEL1より小さいので、表示部113への通知を実行しない。表示部113は、検出部112からの通知がないため、差αが処理期間LEVEL1より小さいと判定する。表示部113は、判定結果に基づいて、工程3の処理期間の始点20eと交点30gを結ぶ点線と、工程2の処理期間の終点20dと交点30gを結ぶ点線とで形成される帯を表示する。
図17は、グラフのリアルタイム表示の第9の例を示す図である。図17は、図6の表1のNO.6に対応する表示例である。図17の例では、図16の例と同じログデータ121dが用いられる。表示部113は、図16の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20bおよび20dと、交点30hとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび始点20eを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の始点20eと、現在時刻を表すライン31hとの差αが、処理期間LEVEL1以上で処理期間LEVEL2より小さいことを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、以下の処理を実行する。まず、表示部113は、時間軸10cにおいて工程3の開始時刻に処理期間LEVEL1を加算した位置に点32hを配置する。
表示部113は、工程3の処理期間の始点20eと交点32hを結ぶ点線と、工程2の終点20dと点32hを結ぶ点線とを表示する。表示部113は、工程2の終点20dと点32hとを結ぶ線と、工程2の終点20dと交点30hを結ぶ線とで形成される三角形の帯内に黄色を付す。これにより、表示部113は、グラフにおいて処理期間LEVEL1からどの程度の時間が経過したかを見やすく表示することができる。
図18は、グラフのリアルタイム表示の第10の例を示す図である。図18は、図6の表1のNO.7に対応する表示例である。図18の例では、図16の例と同じログデータ121dが用いられる。表示部113は、図16の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20bおよび20dと、交点30iとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび始点20eを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の始点20eと、現在時刻を表すライン32iとの差αが、処理期間LEVEL2以上であることを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、以下の処理を実行する。まず、表示部113は、時間軸10cにおいて工程3の開始時刻に処理期間LEVEL1を加算した位置に点32iを配置する。なお、点32iは、図17における点32hと同じ位置に配置されることになる。また、表示部113は、時間軸10cにおいて工程3の開始時刻に処理期間LEVEL2を加算した位置に点33iを配置する。
表示部113は、工程3の処理期間の始点20eと点32iを結ぶ点線と、工程2の終点20dと点32iを結ぶ点線とを表示する。表示部113は、工程2の終点20dと点32iとを結ぶ線と、工程2の終点20dと点33i結ぶ線とで形成される三角形の帯内に黄色を付す。また表示部113は、工程2の終点20dと点33iとを結ぶ線と、工程2の終点20dと交点30iを結ぶ線とで形成される三角形の帯内に赤色を付す。これにより、表示部113は、グラフにおいて処理期間LEVEL2からどの程度の時間が経過したかを見やすく表示することができる。
(リアルタイム表示の他の例(2))
図19は、グラフのリアルタイム表示の第11の例を示す図である。図19は、図6の表1のNO.2に対応する表示例である。図19の例に示されるログデータ121eは、図8に係るログデータ121bと同一である。
表示部113は、工程1の時間軸10aに、ログデータ121eに基づいて、処理期間の始点20aと終点20bとを配置する。表示部113は、工程2の時間軸10bに、処理期間の始点20cと終点20dとを配置する。表示部113は、工程3の時間軸10cに、処理期間の始点20eと終点20fとを配置する。表示部113は、現在時刻を表すライン31jと工程4の時間軸10dとの交点30jを配置する。表示部113は、現在時刻を表すライン31jと工程3の時間軸10cとの交点33jを配置する。
表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯を表示する。表示部113は、帯内に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31jとの差αが、待機期間LEVEL1より小さいので、表示部113への通知を実行しない。表示部113は、検出部112からの通知がないため、差αが待機期間LEVEL1より小さいと判定する。表示部113は、判定結果に基づいて、工程3の処理期間の始点20eと、交点30jと、交点33jとをそれぞれ点線で結び、始点20eと、交点30jと、交点33jとを頂点とする三角形を表示する。
図20は、グラフのリアルタイム表示の第12の例を示す図である。図20は、図6の表1のNO.3に対応する表示例である。図20の例に示されるログデータ121eは、図19に係るログデータ121eと同一である。表示部113は、図19の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20b、20dおよび20fと、交点30kと、交点33kとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31kとの差αが、待機期間LEVEL1以上で待機期間LEVEL2より小さいことを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、工程3の処理期間の始点20eと、交点30kと、交点33kとをそれぞれ点線で結び、始点20eと、交点30kと、交点33kとを頂点とする三角形を表示する。表示部113は、表示された三角形内に黄色を付す。
図21は、グラフのリアルタイム表示の第13の例を示す図である。図21は、図6の表1のNO.4に対応する表示例である。図21の例に示されるログデータ121eは、図19に係るログデータ121eと同一である。表示部113は、図19の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20b、20dおよび20fと、交点30lと、交点33lとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31lとの差αが、待機期間LEVEL2以上であることを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、工程3の処理期間の始点20eと、交点30lと、交点33lとをそれぞれ点線で結び、始点20eと、交点30lと、交点33lとを頂点とする三角形を表示する。表示部113は、表示された三角形内に赤色を付す。
(リアルタイム表示の他の例(3))
図22は、グラフのリアルタイム表示の第14の例を示す図である。図22は、図6の表1のNO.2に対応する表示例である。図22の例に示されるログデータ121fは、図8に係るログデータ121bと同一である。
表示部113は、工程1の時間軸10aに、ログデータ121fに基づいて、処理期間の始点20aと終点20bとを配置する。表示部113は、工程2の時間軸10bに、処理期間の始点20cと終点20dとを配置する。表示部113は、工程3の時間軸10cに、処理期間の始点20eと終点20fとを配置する。表示部113は、現在時刻を表すライン31mと工程4の時間軸10dとの交点30mを配置する。表示部113は、工程3の処理期間の終点20fから時間軸10dへ伸長される垂線と時間軸10dとの交点34mを配置する。
表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯を表示する。表示部113は、帯内に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31mとの差αが、待機期間LEVEL1より小さいので、表示部113への通知を実行しない。表示部113は、検出部112からの通知がないため、差αが待機期間LEVEL1より小さいと判定する。表示部113は、判定結果に基づいて、工程3の処理期間の終点20fと、交点30mと、交点34mとをそれぞれ点線で結び、終点20fと、交点30mと、交点34mとを頂点とする三角形を表示する。
図23は、グラフのリアルタイム表示の第15の例を示す図である。図23は、図6の表1のNO.3に対応する表示例である。図23の例に示されるログデータ121fは、図22に係るログデータ121fと同一である。表示部113は、図22の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20b、20dおよび20fと、交点30nと、交点34nとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31nとの差αが、待機期間LEVEL1以上で待機期間LEVEL2より小さいことを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、工程3の処理期間の終点20fと、交点30nと、交点34nとをそれぞれ点線で結び、終点20fと、交点30nと、交点34nとを頂点とする三角形を表示する。表示部113は、表示された三角形内に黄色を付す。
図24は、グラフのリアルタイム表示の第16の例を示す図である。図24は、図6の表1のNO.4に対応する表示例である。図24の例に示されるログデータ121fは、図22に係るログデータ121fと同一である。表示部113は、図22の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20b、20dおよび20fと、交点30oと、交点34oとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31oとの差αが、待機期間LEVEL2以上であることを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、工程3の処理期間の終点20fと、交点30oと、交点34oとをそれぞれ点線で結び、終点20fと、交点30oと、交点34oとを頂点とする三角形を表示する。表示部113は、表示された三角形内に赤色を付す。
(リアルタイム表示の他の例(4))
図25は、グラフのリアルタイム表示の第17の例を示す図である。図25は、図6の表1のNO.2に対応する表示例である。図25の例に示されるログデータ121gは、図8に係るログデータ121bと同一である。
表示部113は、工程1の時間軸10aに、ログデータ121gに基づいて処理期間の始点20aと終点20bとを配置する。表示部113は、工程2の時間軸10bに、処理期間の始点20cと終点20dとを配置する。表示部113は、工程3の時間軸10cに、処理期間の始点20eと終点20fとを配置する。表示部113は、現在時刻を表すライン31pと工程4の時間軸10dとの交点30pを配置する。表示部113は、工程3の処理期間の終点20fから時間軸10dへ伸長される垂線と時間軸10dとの交点34pを配置する。
表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯を表示する。表示部113は、帯内に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31pとの差αが、待機期間LEVEL1より小さいので、表示部113への通知を実行しない。表示部113は、検出部112からの通知がないため、差αが待機期間LEVEL1より小さいと判定する。表示部113は、判定結果に基づいて、工程3の処理期間の終点20fと、交点30pと、交点34pとをそれぞれ点線で結び、終点20fと、交点30pと、交点34pとを頂点とする三角形を表示する。
図26は、グラフのリアルタイム表示の第18の例を示す図である。図26は、図6の表1のNO.3に対応する表示例である。図26の例では、図25の例と同じログデータ121gが用いられる。表示部113は、図25の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20b、20dおよび20fと、交点30qとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31qとの差αが、待機期間LEVEL1以上で待機期間LEVEL2より小さいことを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、以下の処理を実行する。まず、表示部113は、時間軸10dにおいて工程3の終了時刻に待機期間LEVEL1を加算した位置に点35qを配置する。
表示部113は、工程3の処理期間の終点20fと点34qを結ぶ点線と、工程2の終点20fと点35qを結ぶ点線とを表示する。表示部113は、工程2の終点20fと点35qとを結ぶ点線と、工程2の終点20fと交点30qを結ぶ点線とで形成される帯内に黄色を付す。これにより、表示部113は、グラフにおいて待機期間LEVEL1からどの程度の時間が経過したかを見やすく表示することができる。
図27は、グラフのリアルタイム表示の第19の例を示す図である。図27は、図6の表1のNO.4に対応する表示例である。図27の例では、図25の例と同じログデータ121gが用いられる。表示部113は、図27の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20b、20dおよび20fと、交点30rとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31rとの差αが、待機期間LEVEL2以上であることを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、以下の処理を実行する。まず、表示部113は、時間軸10dにおいて工程3の終了時刻に待機期間LEVEL1を加算した位置に点35rを配置する。表示部113は、時間軸10dにおいて工程3の終了時刻に待機期間LEVEL2を加算した位置に点36rを配置する。
表示部113は、工程3の処理期間の終点20fおよび点34rを結ぶ点線と、工程3の終点20fおよび点35rとを結ぶ点線と、工程3の終点20fおよび点36rを結ぶ点線と、工程3の終点20fおよび交点30rを結ぶ点線とを表示する。表示部113は、工程3の終点20fおよび点35rを結ぶ線と、工程2の終点20fおよび点36rを結ぶ線とで形成される帯内に黄色を付す。また、表示部113は、工程3の終点20fおよび点36rを結ぶ線と、工程3の終点20fおよび交点30rを結ぶ線とで形成される帯内に赤色を付す。これにより、表示部113は、グラフにおいて待機期間LEVEL2からどの程度の時間が経過したかを見やすく表示することができる。
(リアルタイム表示の他の例(5))
図28は、グラフのリアルタイム表示の第20の例を示す図である。図28は、図6の表1のNO.2に対応する表示例である。図28の例に示されるログデータ121hは、図8に係るログデータ121bと同一である。
表示部113は、工程1の時間軸10aに、ログデータ121hに基づいて処理期間の始点20aと終点20bとを配置する。表示部113は、工程2の時間軸10bに、処理期間の始点20cと終点20dとを配置する。表示部113は、工程3の時間軸10cに、処理期間の始点20eと終点20fとを配置する。表示部113は、現在時刻を表すライン31sと工程4の時間軸10dとの交点30sを配置する。表示部113は、工程3の処理期間の終点20fから時間軸10dへ伸長される垂線と時間軸10dとの交点37sを配置する。
表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯を表示する。表示部113は、帯内に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31sとの差αが、待機期間LEVEL1より小さいので、表示部113への通知を実行しない。表示部113は、検出部112からの通知がないため、差αが待機期間LEVEL1より小さいと判定する。表示部113は、判定結果に基づいて、工程3の処理期間の始点20eと交点37sとを点線で結び、工程3の処理期間の始点20eと終点20fとを点線で結び、工程3の処理期間の終点20fと交点37sとを点線で結ぶ。表示部113は、工程3の処理期間の終点20fと交点30sとを点線で結び、交点30sと交点37sとを点線で結ぶ。これにより、表示部113は、工程3の処理期間の始点20e、終点20f、交点37sおよび交点30sを頂点とする台形を表示する。
図29は、グラフのリアルタイム表示の第21の例を示す図である。図29は、図6の表1のNO.3に対応する表示例である。図29の例に示されるログデータ121hは、図28に係るログデータ121hと同一である。表示部113は、図28の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20b、20dおよび20fと、交点30tと、交点37tとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31tとの差αが、待機期間LEVEL1以上で待機期間LEVEL2より小さいことを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、図28と同様に工程3の処理期間の始点20e、終点20f、交点37tおよび交点30tを点線で結び、始点20e、終点20f、交点37tおよび交点30tを頂点とする台形を表示する。表示部113は、表示された台形内に黄色を付す。
図30は、グラフのリアルタイム表示の第22の例を示す図である。図30は、図6の表1のNO.4に対応する表示例である。図30の例に示されるログデータ121hは、図28に係るログデータ121hと同一である。表示部113は、図28の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20b、20dおよび20fと、交点30uと、交点37uとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31uとの差αが、待機期間LEVEL2以上であることを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、図28と同様に工程3の処理期間の始点20e、終点20f、交点37uおよび交点30uを点線で結び、始点20e、終点20f、交点37uおよび交点30uを頂点とする台形を表示する。表示部113は、表示された台形内に赤色を付す。
(リアルタイム表示の他の例(6))
図31は、グラフのリアルタイム表示の第23の例を示す図である。図31は、図6の表1のNO.2に対応する表示例である。図31の例に示されるログデータ121iは、図8に係るログデータ121bと同一である。
表示部113は、工程1の時間軸10aに、ログデータ121iに基づいて処理期間の始点20aと終点20bとを配置する。表示部113は、工程2の時間軸10bに、処理期間の始点20cと終点20dとを配置する。表示部113は、工程3の時間軸10cに、処理期間の始点20eと終点20fとを配置する。表示部113は、現在時刻を表すライン31vと工程4の時間軸10dとの交点30vとを配置する。
表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯を表示する。表示部113は、帯内に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31vとの差αが、LEVEL1より小さいので、表示部113への通知を実行しない。表示部113は、検出部112からの通知がないため、差αが待機期間LEVEL1より小さいと判定する。表示部113は、判定結果に基づいて、工程3の処理期間の終点20fと、交点30vとを結んだ点線50aを表示する。
図32は、グラフのリアルタイム表示の第24の例を示す図である。図32は、図6の表1のNO.3に対応する表示例である。図32の例に示されるログデータ121iは、図31に係るログデータ121iと同一である。表示部113は、図32の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20b、20dおよび20fと、交点30wとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31wとの差αが、待機期間LEVEL1以上で待機期間LEVEL2より小さいことを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、工程3の処理期間の終点20fと、交点30wとを結んだ黄色の線50bを表示する。表示部113は、差αの大きさに応じて、差αが大きくなるほど黄色の線50bを太く表示する。
図33は、グラフのリアルタイム表示の第25の例を示す図である。図33は、図6の表1のNO.4に対応する表示例である。図33の例に示されるログデータ121iは、図31に係るログデータ121iと同一である。表示部113は、図33の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20b、20dおよび20fと、交点30xとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31xとの差αが、待機期間LEVEL2以上であることを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、工程3の処理期間の終点20fと、交点30xとを結んだ赤色の線50cを表示する。表示部113は、差αの大きさに応じて、差αが大きくなるほど赤色の線50cを太く表示する。
表示部113は、図31の例、図32の例、図33の例の順に差αが大きくなっているので、それに伴い、点線50a、黄色の線50b、赤色の線50cの順に線を太くして表示する。これにより、表示部113は、ある工程の終了時刻がどの程度遅れているか視覚的にわかりやすく表示することができる。
(リアルタイム表示の他の例(7))
図34は、グラフのリアルタイム表示の第26の例を示す図である。図34は、図6の表1のNO.5に対応する表示例である。図34の例に示されるログデータ121jは、図11に係るログデータ121cと同一である。
表示部113は、工程1の時間軸10aに、ログデータ121jに基づいて処理期間の始点20aと終点20bとを配置する。表示部113は、工程2の時間軸10bに、処理期間の始点20cと終点20dとを配置する。表示部113は、工程3の時間軸10cに、処理期間の始点20eを配置する。表示部113は、現在時刻を表すライン31yと工程3の時間軸10cとの交点30yを配置する。
表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび始点20eを結ぶ線とによって形成される帯を表示する。表示部113は、帯内に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の始点20eと、現在時刻を表すライン31yとの差αが、処理期間LEVEL1より小さいので、表示部113への通知を実行しない。表示部113は、検出部112からの通知がないため、差αが処理期間LEVEL1より小さいと判定する。表示部113は、判定結果に基づいて、工程2の処理期間の終点20dと、交点30yとを結んだ点線51aを表示する。
図35は、グラフのリアルタイム表示の第27の例を示す図である。図35は、図6の表1のNO.6に対応する表示例である。図35の例に示されるログデータ121jは、図34に係るログデータ121jと同一である。表示部113は、図34の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20bおよび20dと、交点30zとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび始点20eを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の始点20eと、現在時刻を表すライン31zとの差αが、処理期間LEVEL1以上でLEVEL2より小さいことを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、工程2の処理期間の終点20dと、交点30zとを結んだ黄色の線51bを表示する。表示部113は、差αの大きさに応じて、差αが大きくなるほど黄色の線51bを太く表示する。
図36は、グラフのリアルタイム表示の第28の例を示す図である。図36は、図6の表1のNO.7に対応する表示例である。図36の例に示されるログデータ121jは、図34に係るログデータ121jと同一である。表示部113は、図34の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20bおよび20dと、交点30Aとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび始点20eを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の始点20eと、現在時刻を表すライン31Aとの差αが、LEVEL2以上であることを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、工程2の処理期間の終点20dと、交点30Aとを結んだ赤色の線51cを表示する。表示部113は、差αの大きさに応じて、差αが大きくなるほど赤色の線51cを太く表示する。
表示部113は、図34の例、図35の例、図36の例の順に差αが大きくなっているので、それに伴い、点線51a、黄色の線51b、赤色の線51cの順に線を太くして表示する。これにより、表示部113は、次の工程の開始時刻がどの程度遅れているか視覚的にわかりやすく表示することができる。
(リアルタイム表示の他の例(8))
図37は、グラフのリアルタイム表示の第29の例を示す図である。図37は、図6の表1のNO.2に対応する表示例である。図37の例に示されるログデータ121kは、図8に係るログデータ121bと同一である。
表示部113は、工程1の時間軸10aに、ログデータ121kに基づいて処理期間の始点20aと終点20bとを配置する。表示部113は、工程2の時間軸10bに、処理期間の始点20cと終点20dとを配置する。表示部113は、工程3の時間軸10cに、処理期間の始点20eと終点20fとを配置する。表示部113は、現在時刻を表すライン31Bと工程4の時間軸10dとの交点30Bを配置する。
表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯を表示する。表示部113は、帯内に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31Bとの差αが、待機期間LEVEL1より小さいので、表示部113への通知を実行しない。表示部113は、検出部112からの通知がないため、差αが待機期間LEVEL1より小さいと判定する。表示部113は、判定結果に基づいて、工程3の処理期間の終点20fと、交点30Bとを結んだ点線52aを表示する。
図38は、グラフのリアルタイム表示の第30の例を示す図である。図38は、図6の表1のNO.3に対応する表示例である。図38の例に示されるログデータ121kは、図37に係るログデータ121kと同一である。表示部113は、図38の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20b、20dおよび20fと、交点30Cとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31Cとの差αが、待機期間LEVEL1以上で待機期間LEVEL2より小さいことを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、工程3の処理期間の終点20fと、交点30Cとを結んだ点線52bを表示する。表示部113は、工程4から垂直に伸長され、工程3の終了時刻から待機期間LEVEL1経過した時刻を表すライン53と、現在時刻を表すライン31Cとの間に棒グラフB1を表示する。表示部113は、棒グラフB1内に黄色を付す。これにより、表示部113は、グラフにおいて待機期間LEVEL1からどの程度の時間が経過したかを見やすく表示することができる。
図39は、グラフのリアルタイム表示の第31の例を示す図である。図39は、図6の表1のNO.4に対応する表示例である。図39の例に示されるログデータ121kは、図37に係るログデータ121kと同一である。表示部113は、図39の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20b、20dおよび20fと、交点30Dとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の終点20fと、現在時刻を表すライン31Dとの差αが、待機期間LEVEL2以上であることを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、工程3の処理期間の終点20fと、交点30Dとを結んだ点線52cを表示する。表示部113は、工程4から垂直に伸長され、工程3の終了時刻から待機期間LEVEL1経過した時刻を表すライン53と、工程3の終了時刻から待機期間LEVEL2経過した時刻を表すライン54との間に棒グラフB1を表示する。表示部113は、棒グラフB1内に黄色を付す。また、表示部113は、工程4から垂直に伸長され、工程3の終了時刻から待機期間LEVEL2経過した時刻を表すライン54と、現在時刻を表すライン31Dとの間に棒グラフB2を表示する。表示部113は、棒グラフB2内に赤色を付す。これにより、表示部113は、グラフにおいて待機期間LEVEL2からどの程度の時間が経過したかを見やすく表示することができる。
(リアルタイム表示の他の例(9))
図40は、グラフのリアルタイム表示の第32の例を示す図である。図40は、図6の表1のNO.5に対応する表示例である。図40の例に示されるログデータ121lは、図11に係るログデータ121cと同一である。
表示部113は、工程1の時間軸10aに、ログデータ121lに基づいて処理期間の始点20aと終点20bとを配置する。表示部113は、工程2の時間軸10bに、処理期間の始点20cと終点20dとを配置する。表示部113は、工程3の時間軸10cに、処理期間の始点20eを配置する。表示部113は、現在時刻を表すライン31Eと工程3の時間軸10cとの交点30Eを配置する。
表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび始点20eとを結ぶ線とによって形成される帯を表示する。表示部113は、帯内に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の始点20eと、現在時刻を表すライン31Eとの差αが、処理期間LEVEL1より小さいので、表示部113への通知を実行しない。表示部113は、検出部112からの通知がないため、差αが処理期間LEVEL1より小さいと判定する。表示部113は、判定結果に基づいて、工程2の処理期間の終点20dと、交点30Eとを結んだ点線55aを表示する。
図41は、グラフのリアルタイム表示の第33の例を示す図である。図41は、図6の表1のNO.6に対応する表示例である。図41の例に示されるログデータ121lは、図40に係るログデータ121lと同一である。表示部113は、図41の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20bおよび20dと、交点30Fとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび始点20eを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の始点20eと、現在時刻を表すライン31Fとの差αが、処理期間LEVEL1以上で処理期間LEVEL2より小さいことを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、工程3の処理期間の始点20eと、交点30Fとを結んだ点線55bを表示する。表示部113は、工程3から垂直に伸長され、工程3の開始時刻から処理期間LEVEL1経過した時刻を表すライン56と、現在時刻を表すライン31Fとの間に棒グラフC1を表示する。表示部113は、棒グラフC1内に黄色を付す。これにより、表示部113は、グラフにおいて処理期間LEVEL1からどの程度の時間が経過したかを見やすく表示することができる。
図42は、グラフのリアルタイム表示の第34の例を示す図である。図42は、図6の表1のNO.7に対応する表示例である。図42の例に示されるログデータ121lは、図40に係るログデータ121lと同一である。表示部113は、図40の例と同様に処理期間の始点20a、20cおよび20eと、処理期間の終点20bおよび20dと、交点30Gとを配置する。また、表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび始点20eを結ぶ線とによって形成される帯に通常色を付す。
検出部112は、工程3に対応する処理期間の始点20eと、現在時刻を表すライン31Gとの差αが、処理期間LEVEL2以上であることを通知する。表示部113は、検出部112からの通知を受けて、工程2の処理期間の終点20dと、交点30Gとを結んだ点線55cを表示する。表示部113は、工程3から垂直に伸長され、工程3の開始時刻から処理期間LEVEL1経過した時刻を表すライン56と、工程3から垂直に伸長され、工程3の開始時刻から処理期間LEVEL2経過した時刻を表すライン57との間に棒グラフC1を表示する。表示部113は、棒グラフC1内に黄色を付す。表示部113は、工程3の開始時刻から処理期間LEVEL2経過した時刻を表すライン57と、現在時刻を表すライン31Gとの間に棒グラフC2を表示する。表示部113は、棒グラフC2内に赤色を付す。これにより、表示部113は、グラフにおいて処理期間LEVEL2からどの程度の時間が経過したかを見やすく表示することができる。
(視覚的効果の比較)
図43を用いて、上記リアルタイム表示の他の例(1)〜(9)までの視覚的効果について説明する。図43は、リアルタイム表示の視覚的効果を比較するための図である。図43の例に示されるログデータ121mは、製品番号「SN0001」に関し、工程1〜3までの開始時刻および終了時刻が全て格納されているが、工程4の開始時刻および終了時刻は格納されていない。表示部113は、工程1の時間軸10aに、ログデータ121mに基づいて処理期間の始点20aと終点20bとを配置する。表示部113は、工程2の時間軸10bに、処理期間の始点20cと終点20dとを配置する。表示部113は、工程3の時間軸10cに、処理期間の始点20eと終点20fとを配置する。表示部113は、現在時刻を表すライン31Hと工程4の時間軸10dとの交点30Hを配置する。
表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線と、処理期間の終点20b、20dおよび20fを結ぶ線とによって形成される帯を表示する。表示部113は、帯内に通常色を付す。
実施例1においては、例えば、表示部113は、工程3の処理期間の始点20eと交点30Hを結ぶ線と、終点20fと交点30Hを結ぶ線とで形成される帯を表示する。かかる場合に、始点20e、終点20fおよび交点30Hを頂点とする三角形は、差αが大きくなっても、面積は変化しない。
これに対して、リアルタイム表示の他の例(1)〜(9)では、帯とともに表示される図形の面積または線の太さが差αの大きさに応じて、差αが大きくなるほど、面積が大きくもしくは線が太くなるように変化するので、図形または線によって工程内または工程間の遅延がどの程度であるかを視覚的に分かりやすく表示することができる。
(ユーザインタフェース)
図44は、実施例1に係るユーザインタフェースの第1の表示例を示す図である。図44の例に示されるように、表示画面151は、処理機器欄152、操作ボタン欄153およびグラフ表示欄154を含む。処理機器欄152は、製品に対して製造処理を実行する順に印刷機、高速機1、高速機2および多機能機が列挙される。また、印刷機には時間軸90aが設けられ、高速機1には時間軸90bが設けられ、高速機2には時間軸90cが設けられ、多機能機には時間軸90dが設けられる。出力部102は、操作ボタン欄153の操作によって指定された時刻のグラフを表示する。
操作ボタン欄153は、巻戻しボタン153a、再生ボタン153b、停止ボタン153c、一時停止ボタン153d、早送りボタン153e、現在ボタン153fおよび時計表示切り替えボタン153gを含む。例えば、出力部102は、巻き戻しボタン153aが押下されると、過去の状態に遡ってグラフを表示する。出力部102は、巻き戻しボタン153aが押下された回数に応じて、巻戻し速度を上げてもよい。
出力部102は、再生ボタン153bが押下されると、過去から現在まで時間の経過に従いグラフが生成されていく様子を再生する。出力部102は、停止ボタン153cが押下されると、グラフの再生を停止する。出力部102は、一時停止ボタン153dが押下されると、グラフの再生を一時的に停止する。出力部102は、早送りボタン153eが押下されると、グラフが生成されていく様子を早送り再生する。出力部102は、早送りボタン153eが押下された回数に応じて、早送り再生の速度を上げてもよい。出力部102は、現在ボタン153fが押下されると、現在の状態のグラフを表示する。出力部102は、時計表示切り替えボタン153gが押下されると、表示されているグラフに対応する時刻を示す時計の表示および非表示を切り替える。
図45は、実施例1に係るユーザインタフェースの第2の表示例を示す図である。図45の例は、表示画面151の高速機1の時間軸91bおよび高速機2の時間軸91cの部分の表示をクローズアップしている。表示部113は、各製品の処理期間を示す帯を表示するとともに、各機器の処理の開始時刻と終了時刻とを表示してもよい。例えば、表示部113は、高速機1の処理の開始時刻「13:00」と終了時刻「15:00」とを表示する。また、表示部113は、高速機2の処理の開始時刻「15:00」と終了時刻「15:30」とを表示する。表示部113は、高速機2の処理の終了時刻が遅延している場合、終了時刻「15:30」を枠で囲んだり、色を変えたりして表示態様を変更して表示する。
図46は、実施例1に係るユーザインタフェースの第3の表示例を示す図である。図46の例において、表示部113は、図45と同様に、高速機1の処理の開始時刻「13:00」と終了時刻「15:00」とを表示する。表示部113は、終了時刻「15:00」から開始時刻「13:00」を差し引いて高速機1の処理期間「2:00」を算出する。そして、表示部113は、高速機1の処理期間「2:00」を表示してもよい。
(実施例1の効果)
異常検出装置100は、製造ラインに複数含まれ処理を順に行うことで製品を製造するそれぞれの製造装置に関するログデータであって、該それぞれの製造装置によって行われた製品の製造に関する処理について少なくとも製造装置番号、イベント日時が対応づけられたログデータを格納する記憶部120を有する。異常検出装置100は、記憶部に格納されたログデータを参照し、複数の製造装置のうちの第一の装置と、該第一の装置の次に処理を行う第二の装置との、同一製品を製造する際の時間関係を算出する算出部111を有する。異常検出装置100は、記憶部に格納されている第一の装置についてのログデータのうち最新のログデータと算出部111により算出された時間関係とから求められる基準時間を経過し、かつ、記憶部120に、第二の装置についてログデータが新たに格納されないことを検出する検出部112を有する。異常検出装置100は、検出部112により検出された場合に、アラームを表示する表示部113を有する。これにより、製造装置に関連する異常をリアルタイムに検出できる。また、ログのみで遅延が生じている装置を特定することができる。
表示部113は、記憶部に格納されたログデータに基づいて、それぞれの製造装置における製品の処理期間または待機期間を表す1以上の帯を有する帯グラフを生成する生成部をさらに有する。生成部は、アラームの表示の仕方として、帯グラフ上に、正常時の処理の流れを示す帯とは識別可能な状態で、正常に処理が実行された場合の処理期間または待機期間を表す帯を表示する。これにより、実際に各装置でどの程度の遅延が生じているかを見やすく表示することができる。
ログデータには、製造装置番号およびイベント日時と併せて、開始または終了の別を示す情報が含まれていてもよい。これにより、各装置または各工程における処理期間および待機期間を特定することができる。
算出部111は、第一の装置が製造を開始する時刻と第二の装置が製造を開始する時刻との時間差分、第一の装置が製造を終了する時刻と第二の装置が製造を終了する時刻との時間差分、第一の装置が製造を終了する時刻と第二の装置が製造を開始する時刻との時間差分のいずれか一つまたは複数を算出する。これにより、アラームを表示する時期を精度よく制御することができる。
算出部111は、さらに、第一の装置が製造を開始する時刻と製造を終了する時刻との時間差分を算出する。検出部112は、さらに、記憶部120に格納されている第一の装置についてのログデータのうち開始のログデータと算出部111により算出された時間差分とから求められるタイミングを経過し、かつ、記憶部120に、第一の装置について終了のログデータが更新されないことを検出する。これにより、アラームを表示する時期を精度よく制御することができる。
表示部113は、タイミングと現在時刻との差分に応じたアラームを表示する。これにより、異常の程度を表示できる。異常の程度とは、例えば、処理の開始や終了がどれぐらい遅れているかを表す。
表示部113は、タイミングと現在時刻との差分が長くなるほど、面積が大きくなる図形または太さが太くなる線を表示する。これにより、異常の程度を分かりやすく表示できる。
表示部113は、装置における製造の開始または終了のいずれかのログデータが更新されないかに応じて異なるアラームを表示する。これにより、異常の種類を表示できる。例えば、表示部113は、処理の開始遅れのアラームを表示する場合に線を用い、処理の終了遅れのアラームを表示する場合に三角形等の図形を用いることで、アラームが処理の開始遅れによるものか処理の終了遅れによるものかを区別可能に表示する。
表示部113は、特定の製品についての第1の装置における処理イベントの実行に応じて出力されるログに基づいて、時間軸上の第1の時刻に対応づけて第1の装置で実行された処理イベントに対応する表示を行う。表示部113は、時間の経過に応じて、第1の時刻と現在時刻との隔たりが拡大するように時間軸上の現在時刻を示す表示を更新する。表示部113は、第1の装置から出力されたログに基づいて算出された基準時刻を越えるまでに、特定の製品についての第1の装置における処理の後の処理を行う第2の装置から特定の製品についての処理イベントの実行に応じたログが出力されない場合には、特定の製品についての第2の装置における予定処理イベントの発生推定時刻に対応づけて予定処理イベントに対応する表示を行なう。表示部113は、第1の装置から出力されたログに基づいて算出された基準時刻を越えるまでに、第2の装置から特定の製品についての処理イベントの実行に応じたログが出力された場合には、特定の製品についての第2の装置における基準時刻に対応付けた予定処理イベントに対応する表示を行わずに、第2の装置から出力されたログに基づいて時間軸上の第2の時刻に対応づけて第2の装置で実行された処理イベントに対応する表示を行なう。これにより、各装置における処理期間または待機期間の遅延をリアルタイムに分かりやすく表示することができる。
(グラフの他の表示例との比較)
図47は、グラフの他の表示例を示す図である。図47の例では、ログデータ121に開始時刻および終了時刻が格納された工程に基づいてグラフに帯が表示される。一方、ログデータ121に開始時刻、終了時刻の一方または両方が格納されていない工程に関しては、帯が表示されない。
図47の例に示されるように、表示画面151には、グラフが表示されている。グラフには、印刷機の時間軸91aと、高速機1の時間軸91bと、高速機2の時間軸91cと、多機能機の時間軸91dとが平行に設けられており、「SN0001」の処理期間を示す帯が表示されている。
ログデータ121(図示なし)には、「SN0001」に関し、印刷機、高速機1、高速機2の開始時刻および終了時刻が格納されているが、多機能機の開始時刻、終了時刻の一方または両方が格納されていない。この場合において、グラフには「SN0001」に関し、軸91a−軸91b−軸91c間には帯が表示されるが、軸91c−軸91d間には何も表示されない。このため、多機能機で「SN0001」の製造が開始されていないのか、「SN0001」の製造が開始されているが製造が終了していないのかがグラフから判別できない。
これに対して、実施例1の異常検出装置100は、多機能機で「SN0001」の製造が開始されている場合と、「SN0001」の製造が開始されていない場合とで、軸91c−軸91d間に異なる図形または線を表示する。このため、異常検出装置100は、軸91c−軸91d間に図形または線を表示することによって、「SN0001」の製造が開始されていないか、製造が開始されているが製造が終了していないのかを視覚的に区別できるように表示することができる。
実施例2においても実施例1と同様に、ログデータ121に基づいて各製品に関し、工程ごとの開始時刻と終了時刻が特定される。特定された開始時刻と終了時刻とに基づいて処理期間が配置され、処理期間を結ぶ帯がグラフに表示される。一方、実施例2においては、各工程に対応する時間軸に、製品の処理期間または待機期間を配置する際に、製品の処理期間または待機期間を表す印を配置する点で実施例1と異なる。なお、実施例2に係る異常検出装置の機能構成は実施例1と同じであるので機能ブロック図の説明を省略する。
(実施例2に係るグラフの表示例)
実施例2に係るグラフの表示例について説明する。図48は、実施例2に係るグラフのリアルタイム表示の第1の例を示す図である。図48の例において、ログデータ121は、「SN0001」および「SN0002」に関し、工程1〜4に係る開始時刻と終了時刻とを全て有する。
かかる場合において、表示部113は、工程1における「SN0001」の開始時刻と終了時刻とに基づいて印21aを配置する。表示部113は、工程1における「SN0002」の開始時刻と終了時刻とに基づいて印21bを配置する。同様に、表示部113は、工程2〜4においても各製品の開始時刻と終了時刻とに基づいて印21c〜21hを配置する。例えば印21aに示されるように、一つの工程において、開始時刻から終了時刻までの線分に示される期間は、その工程における製造の処理期間に相当する。
表示部113は、「SN0001」に対応する印21a、印21c、印21eおよび印21gの開始時刻を結ぶ線分を生成する。また、表示部113は、「SN0001」に対応する印21a、印21c、印21eおよび印21gの終了時刻を結ぶ線分を生成する。表示部113は、生成した2つの線分によって表される帯に通常色を付す。このようにして、表示部113は、「SN0001」に係る帯を表示する。また、表示部113は、「SN0001」に係る帯と同様にして「SN0002」に係る帯を表示する。
図49は、実施例2に係るグラフのリアルタイム表示の第2の例を示す図である。図49の例において、ログデータ121は、「SN0001」に関し、工程1〜4に係る開始時刻と終了時刻とを全て含む。一方、ログデータ121は、「SN0002」に関し、工程1および工程2に係る開始時刻と終了時刻を含むが、工程3に係る開始時刻以降のログデータを有さない。
表示部113は、各工程において、ある製品の終了時刻と次の製品の開始時刻とに基づいて待機期間を示す印を配置する。例えば、表示部113は、工程1の「SN0001」の終了時刻と「SN0002」の開始時刻とに基づいて待機期間を示す印21iを配置する。また、表示部113は、工程2の「SN0001」の終了時刻と「SN0002」の開始時刻とに基づいて待機期間を示す印21jを配置する。例えば印21iに示されるように、一つの工程において、ある製品についての製造の終了時刻から、ある製品の次に処理が行われる製品についての製造の開始時刻までの線分に示される期間は、その工程における待機期間に相当する。
一方、表示部113は、ある製品の終了時刻のログが記録されているが、次の製品の開始時刻のログが記録されていない場合に、次の処理を行う。表示部113は、ある製品の終了時刻と現在時刻とに基づいて待機期間を示す印を配置する。例えば、表示部113は、工程3の「SN0001」の終了時刻と現在時刻を表すライン31Pとに基づいて印21kを配置する。また、表示部113は、工程4の「SN0001」の終了時刻と現在時刻とに基づいて印21lを配置する。
これにより、表示部113は、製品の製造開始が遅れている工程をリアルタイムに分かりやすく表示することができる。
図50は、実施例2に係るグラフのリアルタイム表示の第3の例を示す図である。図50の例は、印21kおよび印21lに色が付されている点で図49と相違する。図50の例のように現在も待機期間が継続している場合に印に、待機期間の長さに応じた色を付けることで、待機期間がどの程度長引いているか工程毎に分かりやすく表示することができる。
図51は、実施例2に係るグラフのリアルタイム表示の第4の例を示す図である。図51の例は、「SN0001」および「SN0002」に係る帯を表示せず、待機期間を示す帯を表示した例である。図51の例に示されるように、表示部113は、図49の例と同様に印21i、印21j、印21kおよび印21lを配置する。
表示部113は、印21i、印21j、印21kおよび印21lの上端部を結ぶ線分を生成する。表示部113は、印21i、印21j、印21kおよび印21lの下端部を結ぶ線分を生成する。表示部113は、生成された2つの線分によって表される帯に色を付す。このように、表示部113は、待機期間を示す帯を表示する。
これにより、表示部113は、無駄な待ち時間が大きい工程を視覚的に分かりやすく表示することができる。なお、各工程が滞りなく進んだ場合、待機期間を示す帯は、細く直線的な形となる。
図52は、実施例2に係るグラフのリアルタイム表示の第5の例を示す図である。図52の例は、待機期間を示す帯のうち、特に遅延が生じている工程2および工程3間の領域に他の部分と違う色を付した点で図51と相違する。このように、表示部113は、待機期間を示す帯のうち、特に待ち時間が大きい工程間に対応する領域に他の部分と異なる色を付してもよい。
なお、工程2および工程3間の異なる色を付した領域の形状が三角形に近いほど、自工程における遅延が大きい傾向がある。また、異なる色を付した領域の形状が平行四辺形に近いほど、前工程からの遅延の影響が大きい傾向がある。このように、表示部113は、色だけでなく、各工程間の領域の形状によっても、遅延している工程を区別可能に表示できる。
図53は、実施例2に係るグラフのリアルタイム表示の第6の例を示す図である。図53の例は、図51等と同様に待機期間を示す帯を表示すると共に、各工程における処理期間を示す帯を表示した例である。表示部113は、処理期間を示す帯と待機期間を示す帯とで帯内の色を色分けして表示する。例えば、表示部113は、「SN0001」および「SN0002」の処理期間を示す帯に薄い色を付し、待機期間を示す帯に濃い色を付して、グラフに各帯を表示する。
実施例1では、図2に示す製造装置300a〜300dが開始時刻および終了時刻の両方をログデータ121に出力する場合について説明したが、これに限定されない。製造装置300a〜300dは、開始時刻または終了時刻の一方をログデータ121に出力してもよい。製造装置300a〜300dが、開始時刻または終了時刻の片方を出力する例に関して、実施例3として説明する。
かかる場合においてログデータ121は、各工程の開始時刻のみもしくは終了時刻のみを記憶する。算出部111は、ログデータ121に基づいて第一の装置が製造を開始する時刻と第二の装置が製造を開始する時刻との時間差分、もしくは第一の装置が製造を終了する時刻と第二の装置が製造を終了する時刻との時間差分を算出する。開始時刻が記憶されている場合は、第一の装置における平均的な処理期間の長さと、第一の装置と第二の装置との間の平均的な待機期間の長さとを足したものが、時間差分として表現されることになる。一方、終了時刻が記憶されている場合は、第一の装置と第二の装置との間の平均的な待機期間の長さと、第二の装置における平均的な処理期間の長さとを足したものが、時間差分として表現されることになる。
検出部112は、記憶部120に格納されている第一の装置についてのログデータのうち最新のログデータと、算出部111によって算出された時間差分とからタイミングを求める。検出部112は、第一の装置について最新のログデータが更新された後、タイミングを経過しても第二の装置についてログデータが更新されないことを検出する。表示部113は、検出部112からの検出結果を受けてアラームを表示する。
ログデータとして開始時刻が記憶されている場合には、このタイミングは例えば、ログデータ121に記憶されている開始時刻のデータから求められる時間差分で第二の装置が製造を開始する場合の、第二の装置で想定される開始時刻に相当するタイミングである。即ち、ログデータ121に記憶されている通りの製造ラインの状態で、第一の装置および第二の装置で製造処理が行われた場合、第二の装置で製造が開始されるはずの時刻である。一方、ログデータとして終了時刻が記憶されている場合には、このタイミングは例えば、ログデータ121に記憶されている終了時刻のデータから求められる時間差分で第二の装置が製造を終了する場合の、第二の装置で想定される終了時刻に相当するタイミングである。即ち、ログデータ121に記憶されている通りの製造ラインの状態で、第一の装置および第二の装置で製造処理が行われた場合、第二の装置で製造が終了されるはずの時刻である。
ログデータ121が各工程の開始時刻のみもしくは終了時刻のみを記憶する場合のグラフの表示について、以下、具体例を挙げて説明する。図54は、実施例3に係るグラフのリアルタイム表示の第1の例を示す図である。ログデータ121nは、各工程の開始時刻のみを記憶し、各工程の終了時刻を記憶しない。また、図54の例に示されるように、ログデータ121には、工程1〜工程3の開始時刻が格納されているが、工程4の開始時刻は格納されていない。
表示部113は、工程1の時間軸10aに、ログデータ121nに基づいて処理期間の始点20aを配置する。表示部113は、時間軸10bに処理期間の始点20cを配置する。表示部113は、時間軸10cに処理期間の始点20eを配置する。表示部113は、現在時刻を表すライン31Uと工程4の時間軸10dとの交点30Uを配置する。
表示部113は、処理期間の始点20a、20cおよび20eを結ぶ線を表示する。表示部113は、処理期間の始点20eと交点30Uとを結ぶ線θを表示する。表示部113は、実施例1と同様に、工程3の開始時刻20eと現在時刻を表すライン31Uとの差αの大きさに応じて線θを太く表示する。
また、実施例1と同様の表現の仕方として、時間差分に関する基準を、複数段階にしてもよい。例えば、算出部111によって算出された処理期間の平均と待機期間の平均との合計である時間差分を差分LEVEL1、処理期間の確率分布における80パーセンタイル値と待機期間の確率分布における80パーセンタイル値との合計を差分LEVEL2とすることができる。なお、差分LEVEL1および差分LEVEL2の上記基準は、一例であり、差分LEVEL1および差分LEVEL2の基準は、適宜、変更してもよい。
表示部113は、差αが差分LEVEL1より小さい場合、即ち30Uが、算出部111によって算出されたタイミングに満たない場合、線θを点線とする。また、表示部113は、例えば、差αが差分LEVEL1以上で差分LEVEL2より小さい場合、線θに黄色を付す。また、表示部113は、例えば、差αが差分LEVEL2以上である場合、即ち30Uが、算出部111によって算出されたタイミングの確率分布の80パーセンタイル値を超えて遅延している場合、線θに赤色を付す。なお、図54の例では、差αが差分LEVEL1以上で差分LEVEL2より小さいので、線θに黄色が付されている。
図55は、実施例3に係るグラフのリアルタイム表示の第2の例を示す図である。ログデータ121nは、図54の例にかかるログデータ121nと同一である。
表示部113は、工程1の時間軸10aに、ログデータ121nに基づいて処理期間の始点20aを配置する。表示部113は、時間軸10bに処理期間の始点20cを配置する。表示部113は、時間軸10cに処理期間の始点20eを配置する。表示部113は、現在時刻を表すライン31Vと工程4の時間軸10dとの交点30Vを配置する。表示部113は、工程3の処理期間の始点20eから時間軸10dへ伸長される垂線と時間軸10dとの交点34Vを配置する。
表示部113は、処理期間の始点20eと、交点30Vと、交点34Vとを頂点とする三角形μを表示する。表示部113は、例えば、差αが差分LEVEL1以上で差分LEVEL2より小さい場合、三角形μに白色を付す。表示部113は、例えば、差αが差分LEVEL1以上で差分LEVEL2より小さい場合、三角形μに黄色を付す。表示部113は、例えば、差αが差分LEVEL2以上である場合、三角形μに赤色を付す。なお、図55の例では、差αが差分LEVEL1以上で差分LEVEL2より小さいので、三角形μに黄色が付されている。なお、実施例3においては、表示部113は、三角形を用いて差αの大きさを表現したが、これに限定されない。表示部113は、他の図形を用いて差αの大きさを表現してもよい。
(他の実施態様)
さてここで、待機期間LEVEL1、処理期間LEVEL1、差分LEVEL1のいずれかを指してLEVEL1、待機期間LEVEL2、処理期間LEVEL2、差分LEVEL2のいずれかを指してLEVEL2、と表現する。表示部113は、差αがLEVEL1以上でLEVEL2より小さい場合、線または図形に黄色を付し、差αがLEVEL2以上である場合、線または図形に赤色を付す旨を説明したが、これに限定されない。表示部113は、差αの大きさに応じて線または図形に他の色を付してもよい。
また、算出部111は、LEVEL1、LEVEL2の2段階ではなく、LEVEL3以降のLEVELを設け、さらに詳細にアラームを表示してもよい。
実施例1〜3において、表示部113は、グラフに各辺が点線の図形を表示する旨を説明したが、一例にすぎない。表示部113は、グラフに表示する図形に各種の線を用いることができる。
(表示端末のハードウェア構成)
図56は、実施例1〜3の異常検出装置に係るコンピュータのハードウェア構成を示す図である。図56が示すように、コンピュータ400は、各種演算処理を実行するCPU401と、ユーザからのデータ入力を受け付ける入力装置402と、モニタ403とを有する。また、コンピュータ400は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置404と、他の装置と接続するためのインターフェース装置405と、他の装置と無線により接続するための無線通信装置406とを有する。また、コンピュータ400は、各種情報を一時記憶するRAM(Random Access Memory)407と、ハードディスク装置408とを有する。また、各装置401〜408は、バス409に接続される。
ハードディスク装置408には、図1に示した制御部110の算出部111、検出部112および表示部113の各処理部と同様の機能を有する表示プログラムが記憶される。また、ハードディスク装置408には、表示プログラムを実現するための各種データが記憶される。
CPU401は、ハードディスク装置408に記憶された各プログラムを読み出して、RAM407に展開して実行することで、各種の処理を行う。また、これらのプログラムは、コンピュータ400を、図1に示した制御部110の算出部111、検出部112および表示部113として機能させることができる。
なお、上記のコロニー検査プログラムは、必ずしもハードディスク装置408に記憶されている必要はない。例えば、コンピュータ400が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムを、コンピュータ400が読み出して実行するようにしてもよい。コンピュータ400が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD−ROMやDVDディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN(Local Area Network)等に接続された装置にこのプログラムを記憶させておき、コンピュータ400がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
100 異常検出装置
101 通信部
102 出力部
110 制御部
111 算出部
112 検出部
113 表示部
120 記憶部
121 ログデータ

Claims (11)

  1. 製造ラインに複数含まれ処理を順に行うことで製品を製造するそれぞれの製造装置に関するログデータであって、該それぞれの製造装置によって行われた製品の製造に関する処理について少なくとも製造装置番号、イベント日時が対応づけられたログデータを格納する記憶部と、
    前記記憶部に格納されたログデータを参照し、複数の前記製造装置のうちの第一の装置と、該第一の装置の次に処理を行う第二の装置との、同一製品を製造する際の時間関係を算出する算出部と、
    前記記憶部に格納されている前記第一の装置についてのログデータのうち最新のログデータと前記算出部により算出された前記時間関係とから求められる基準時間を経過し、かつ、前記記憶部に、前記第二の装置についてログデータが新たに格納されないことを検出する検出部と、
    前記検出部により検出された場合に、アラームを表示する表示部と
    を有することを特徴とする製造装置の異常検出システム。
  2. 前記表示部は、前記記憶部に格納されたログデータに基づいて、それぞれの製造装置ごとに配置された時間軸上に、該それぞれの製造装置における製品の処理期間または待機期間を示す視認可能な表示物を生成する生成部をさらに有し、
    前記表示部は、前記生成部により生成された表示物に加え、該表示物とは識別可能な状態で、前記ログデータに含まれる前記第一の装置における最新の処理期間と前記時間関係とから求められる基準時間に前記第二の装置における処理期間が開始または終了された場合の、該第二の装置における製品の処理期間の時間範囲を示す表示物を、該第二の装置に対応する時間軸上に表示することを特徴とする請求項1に記載の異常検出システム。
  3. 前記ログデータには、製造装置番号およびイベント日時と併せて、製造装置における処理の開始または終了の別を示す情報が含まれていることを特徴とする請求項1または2に記載の異常検出システム。
  4. 前記算出部は、前記第一の装置が製造を開始する時刻と前記第二の装置が製造を開始する時刻との時間差分、前記第一の装置が製造を終了する時刻と前記第二の装置が製造を終了する時刻との時間差分、前記第一の装置が製造を終了する時刻と前記第二の装置が製造を開始する時刻との時間差分のいずれか一つまたは複数を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の異常検出システム。
  5. 前記算出部は、さらに、前記第一の装置が製造を開始する時刻と製造を終了する時刻との時間差分を算出し、
    前記検出部は、さらに、前記記憶部に格納されている前記第一の装置についてのログデータのうち開始のログデータと前記算出部により算出された前記時間差分とから求められるタイミングを経過し、かつ、前記記憶部に、前記第一の装置について終了のログデータが更新されないことを検出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の異常検出システム。
  6. 前記表示部は、前記タイミングと現在時刻との差分に応じたアラームを表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の異常検出システム。
  7. 前記表示部は、前記タイミングと現在時刻との差分が長くなるほど、前記処理期間または待機期間を表す帯に、前記処理期間または待機期間が経過する程に面積が大きくなる図形または太さが太くなる線を表示することを特徴とする請求項6に記載の異常検出システム。
  8. 前記表示部は、前記装置における製造の開始または終了のいずれかのログデータが更新されないかに応じて異なるアラームを表示することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の異常検出システム。
  9. 製造ラインに含まれる第1の装置における処理のログデータを受け付けると、該ログデータに基づいて特定された、該第1の装置における処理期間を、該第1の装置における処理期間を示す第1の時間軸上に配置して表示し、
    前記製造ラインに含まれ、前記第1の装置に続いて処理を行う第2の装置における処理のログデータを受け付けると、該ログデータに基づいて特定された、該第2の装置における処理期間を、前記第1の時間軸と平行であって、前記第2の装置における処理期間を示す第2の時間軸上に配置して表示し、
    前記第1の時間軸と第2の時間軸とにそれぞれ配置された処理期間のうち、前記第1の装置と前記第2の装置とで共通する製造物についての処理期間同士を連結する第1のバンドを形成して表示し、
    前記第一の装置のログデータと前記第二の装置のログデータとに基づいて、前記第一の装置と前記第二の装置との間で共通する製造物についての処理タイミングの時間差分を特定するとともに、前記第1の時間軸に配置された第一の処理期間と該時間差分とに基づいて特定されるタイミングを経過しても、該第一の処理期間に対応する、共通する製造物についての第二の装置での第二の処理期間が存在しない場合に、前記第1の時間軸上の第一の処理期間と、前記第2の時間軸上での前記タイミングを示す位置とを結ぶ第2のバンドを形成して帯グラフを表示する
    コンピュータにより実行される製造装置の異常検出方法。
  10. 製造ラインに含まれる第1の装置における処理のログデータを受け付けると、該ログデータに基づいて特定された、該第1の装置における処理期間を、該第1の装置における処理期間を示す第1の時間軸上に配置して表示し、
    前記製造ラインに含まれ、前記第1の装置に続いて処理を行う第2の装置における処理のログデータを受け付けると、該ログデータに基づいて特定された、該第2の装置における処理期間を、前記第1の時間軸と平行であって、前記第2の装置における処理期間を示す第2の時間軸上に配置して表示し、
    前記第1の時間軸と第2の時間軸とにそれぞれ配置された処理期間のうち、前記第1の装置と前記第2の装置とで共通する製造物についての処理期間同士を連結する第1のバンドを形成して表示し、
    前記第一の装置のログデータと前記第二の装置のログデータとに基づいて、前記第一の装置と前記第二の装置との間で共通する製造物についての処理タイミングの時間差分を特定するとともに、前記第1の時間軸に配置された第一の処理期間と該時間差分とに基づいて特定されるタイミングを経過しても、該第一の処理期間に対応する、共通する製造物についての第二の装置での第二の処理期間が存在しない場合に、前記第1の時間軸上の第一の処理期間と、前記第2の時間軸上での前記タイミングを示す位置とを結ぶ第2のバンドを形成して帯グラフを表示する
    処理をコンピュータにより実行させる製造装置の異常検出プログラム。
  11. 特定の製品についての第1の装置における処理イベントの実行に応じて出力されるログに基づいて、時間軸上の第1の時刻に対応づけて前記第1の装置で実行された処理イベントに対応する表示を行い、
    時間の経過に応じて、前記第1の時刻と現在時刻との隔たりが拡大するように時間軸上の現在時刻を示す表示を更新し、
    前記第1の装置から出力されたログに基づいて算出された基準時刻を越えるまでに、前記特定の製品についての前記第1の装置における処理の後の処理を行う第2の装置から前記特定の製品についての処理イベントの実行に応じたログが出力されない場合には、前記特定の製品についての前記第2の装置における予定処理イベントの発生推定時刻に対応づけて予定処理イベントに対応する表示を行ない、
    前記第1の装置から出力されたログに基づいて算出された基準時刻を越えるまでに、前記第2の装置から前記特定の製品についての処理イベントの実行に応じたログが出力された場合には、前記特定の製品についての前記第2の装置における前記基準時刻に対応付けた前記予定処理イベントに対応する表示を行わずに、前記第2の装置から出力された前記ログに基づいて時間軸上の第2の時刻に対応づけて前記第2の装置で実行された処理イベントに対応する表示を行なう、
    ことを特徴とする処理状況の表示装置。
JP2014136301A 2014-07-01 2014-07-01 異常検出システム、表示装置、異常検出方法及び異常検出プログラム Active JP6387707B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014136301A JP6387707B2 (ja) 2014-07-01 2014-07-01 異常検出システム、表示装置、異常検出方法及び異常検出プログラム
TW104116811A TWI550564B (zh) 2014-07-01 2015-05-26 異常檢測系統、顯示裝置、異常檢測方法、及記錄媒體
US14/723,119 US10140836B2 (en) 2014-07-01 2015-05-27 Abnormality detection system, display device, abnormality detection method, and recording medium
CN201510363674.2A CN105279038B (zh) 2014-07-01 2015-06-26 异常检测系统、显示装置和异常检测方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014136301A JP6387707B2 (ja) 2014-07-01 2014-07-01 異常検出システム、表示装置、異常検出方法及び異常検出プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016014992A true JP2016014992A (ja) 2016-01-28
JP6387707B2 JP6387707B2 (ja) 2018-09-12

Family

ID=55017390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014136301A Active JP6387707B2 (ja) 2014-07-01 2014-07-01 異常検出システム、表示装置、異常検出方法及び異常検出プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10140836B2 (ja)
JP (1) JP6387707B2 (ja)
TW (1) TWI550564B (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018205948A (ja) * 2017-06-01 2018-12-27 株式会社日立製作所 トレーサビリティシステムおよびトレーサビリティの方法
WO2019003524A1 (ja) * 2017-06-26 2019-01-03 株式会社 東芝 可視化システム
WO2019013224A1 (ja) * 2017-07-12 2019-01-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 製造状況可視化方法、製造状況可視化装置及び製造システム
WO2019064892A1 (ja) * 2017-09-26 2019-04-04 株式会社日立製作所 製造の管理を支援するシステム及び方法
KR20190090028A (ko) 2017-01-25 2019-07-31 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 공격ㆍ이상 검지 장치, 공격ㆍ이상 검지 방법, 및 공격ㆍ이상 검지 프로그램
JP2020027374A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 株式会社日立製作所 製造の管理を支援するシステム及び方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7054824B2 (ja) * 2016-10-24 2022-04-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 製品の製造システム、マルウェア検知システム、製品の製造方法及びマルウェア検知方法
JP6476228B2 (ja) * 2017-04-14 2019-02-27 オムロン株式会社 産業用制御装置、制御方法、プログラム、包装機、および包装機用制御装置
JP6583341B2 (ja) * 2017-04-14 2019-10-02 オムロン株式会社 包装機、包装機のための制御装置、制御方法、およびプログラム
DE112017007606T5 (de) 2017-06-30 2020-02-27 Mitsubishi Electric Corporation Instabilitätsdetektionvorrichtung, instabilitätsdetektionssystem und instabilitätsdetektionsverfahren
WO2019123510A1 (ja) * 2017-12-18 2019-06-27 三菱電機株式会社 表示制御装置、表示システム、表示装置、表示方法および表示プログラム
CN108536520A (zh) * 2018-04-02 2018-09-14 郑州云海信息技术有限公司 一种基于告警提示的应用程序管控方法
WO2020003460A1 (ja) * 2018-06-28 2020-01-02 日本電気株式会社 異常検知装置
CN112601934B (zh) 2018-09-03 2023-02-17 三菱电机株式会社 信号显示控制装置以及计算机可读取的记录介质
JP6957669B2 (ja) * 2019-09-04 2021-11-02 株式会社東芝 可視化システム
CN111103003B (zh) * 2019-11-04 2022-03-22 南京赛玻特信息技术有限公司 实验仪器监控数据的甄别方法、装置、设备及存储介质
CN112581729B (zh) * 2020-12-14 2023-01-20 中冶京诚工程技术有限公司 一种生产线的报警诊断方法及系统
CN114627627B (zh) * 2020-12-14 2024-07-09 深圳Tcl新技术有限公司 设备异常处理方法、装置、终端及计算机可读存储介质
US12032683B2 (en) * 2021-07-29 2024-07-09 Micro Focus Llc Abnormality detection in log entry collection

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10263996A (ja) * 1997-03-19 1998-10-06 Toshiba Corp 生産ライン状態表示装置及び生産ライン状態表示方法
JP2006302096A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Omron Corp 工程異常検知システム
JP2007140625A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Omron Corp 生産管理装置、生産管理システム、生産管理方法、制御プログラム、および記録媒体
JP2009157673A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Hitachi Ltd ボトルネック装置抽出方法およびボトルネック装置抽出支援装置
JP2010040007A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Hitachi Ltd 作業管理システムおよび作業管理方法
JP2010176369A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Hitachi Ltd 作業管理システムおよび作業管理方法
JP2014002705A (ja) * 2012-05-23 2014-01-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 生産管理システム及び方法
JP2014099075A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Kobe Steel Ltd スケジュール作成装置及びスケジュール作成方法
JP2015075795A (ja) * 2013-10-04 2015-04-20 富士通株式会社 可視化方法、表示方法、表示装置及び表示プログラム
JPWO2013111329A1 (ja) * 2012-01-27 2015-05-11 株式会社日立製作所 作業管理システムおよび作業管理方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69029193D1 (de) * 1989-08-10 1997-01-02 Fujitsu Ltd Steuerungssystem für herstellungsverfahren
FR2698470B1 (fr) * 1992-11-26 1995-02-10 Kodak Pathe Procédé et installation de surveillance en continu et en temps réel d'un processus complexe de fabrication.
US7380213B2 (en) * 2001-12-28 2008-05-27 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. User interface for reporting event-based production information in product manufacturing
JP4384093B2 (ja) * 2004-09-03 2009-12-16 株式会社東芝 プロセス状態管理システム、管理サーバ、プロセス状態管理方法及びプロセス状態管理用プログラム
EP1873604B1 (en) * 2005-04-20 2013-09-04 Mitsubishi Electric Corporation Data collection device and gateway device
JP2007219692A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Omron Corp プロセス異常分析装置およびプロセス異常分析システム並びにプログラム
US8572472B2 (en) * 2006-09-28 2013-10-29 Mitsubishi Electric Corporation Fault detection apparatus, fault detection method, and fault detection program
CN101414186A (zh) 2007-03-09 2009-04-22 欧姆龙株式会社 要因估计支持装置及其控制方法
EP1967996A1 (en) 2007-03-09 2008-09-10 Omron Corporation Factor estimating support device and method of controlling the same, and factor estimating support program
JP2009042691A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び管理システム

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10263996A (ja) * 1997-03-19 1998-10-06 Toshiba Corp 生産ライン状態表示装置及び生産ライン状態表示方法
JP2006302096A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Omron Corp 工程異常検知システム
JP2007140625A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Omron Corp 生産管理装置、生産管理システム、生産管理方法、制御プログラム、および記録媒体
JP2009157673A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Hitachi Ltd ボトルネック装置抽出方法およびボトルネック装置抽出支援装置
JP2010040007A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Hitachi Ltd 作業管理システムおよび作業管理方法
JP2010176369A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Hitachi Ltd 作業管理システムおよび作業管理方法
JPWO2013111329A1 (ja) * 2012-01-27 2015-05-11 株式会社日立製作所 作業管理システムおよび作業管理方法
JP2014002705A (ja) * 2012-05-23 2014-01-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 生産管理システム及び方法
JP2014099075A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Kobe Steel Ltd スケジュール作成装置及びスケジュール作成方法
JP2015075795A (ja) * 2013-10-04 2015-04-20 富士通株式会社 可視化方法、表示方法、表示装置及び表示プログラム

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11467565B2 (en) 2017-01-25 2022-10-11 Mitsubishi Electric Corporation Attack/abnormality detection device, attack/abnormality detection method, and attack/abnormality detection program
KR20190090028A (ko) 2017-01-25 2019-07-31 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 공격ㆍ이상 검지 장치, 공격ㆍ이상 검지 방법, 및 공격ㆍ이상 검지 프로그램
DE112017006528T5 (de) 2017-01-25 2019-09-26 Mitsubishi Electric Corporation Angriff/abnormalität-detektionsvorrichtung, angriff/abnormalität-detektionsverfahren und angriff/abnormalität-detektionsprogramm
US11157821B2 (en) 2017-06-01 2021-10-26 Hitachi, Ltd. Traceability system and method for traceability
JP2018205948A (ja) * 2017-06-01 2018-12-27 株式会社日立製作所 トレーサビリティシステムおよびトレーサビリティの方法
JP7140468B2 (ja) 2017-06-01 2022-09-21 株式会社日立製作所 トレーサビリティシステムおよびトレーサビリティの方法
WO2019003524A1 (ja) * 2017-06-26 2019-01-03 株式会社 東芝 可視化システム
JPWO2019003524A1 (ja) * 2017-06-26 2020-04-23 株式会社東芝 可視化システム
US11216995B2 (en) 2017-06-26 2022-01-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Visualization system
WO2019013224A1 (ja) * 2017-07-12 2019-01-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 製造状況可視化方法、製造状況可視化装置及び製造システム
JPWO2019064892A1 (ja) * 2017-09-26 2019-11-14 株式会社日立製作所 製造の管理を支援するシステム及び方法
JP2021157815A (ja) * 2017-09-26 2021-10-07 株式会社日立製作所 製造の管理を支援するシステム、方法及びコンピュータプログラム
JP7147012B2 (ja) 2017-09-26 2022-10-04 株式会社日立製作所 製造の管理を支援するシステム、方法及びコンピュータプログラム
WO2019064892A1 (ja) * 2017-09-26 2019-04-04 株式会社日立製作所 製造の管理を支援するシステム及び方法
JP2020027374A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 株式会社日立製作所 製造の管理を支援するシステム及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW201614599A (en) 2016-04-16
US10140836B2 (en) 2018-11-27
US20160005298A1 (en) 2016-01-07
JP6387707B2 (ja) 2018-09-12
TWI550564B (zh) 2016-09-21
CN105279038A (zh) 2016-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6387707B2 (ja) 異常検出システム、表示装置、異常検出方法及び異常検出プログラム
JP2019123052A5 (ja) 情報処理装置、および情報処理方法
JP6287018B2 (ja) 可視化方法、表示方法、情報処理装置、可視化プログラム及び表示プログラム
JP6209959B2 (ja) 表示方法、表示装置及び表示プログラム
US8638212B2 (en) Method and device for identification of correlations between alarm messages or between alarm messages and operator actions
JP2015513129A5 (ja)
US11369884B2 (en) Distribution server, distribution system, distribution method, and program
WO2017107447A1 (zh) 在直播应用中显示聊天消息的方法及装置
JP2021101844A5 (ja)
WO2006067711A2 (en) Method and device for displaying animated buttons
WO2016078390A1 (zh) 一种截图图像输出方法、装置及存储介质
CN104503877A (zh) 一种对智能终端进行评测的方法和装置
JP2021101842A5 (ja)
JP2021101841A5 (ja)
CN103869936B (zh) 信息的显示方法及电子设备
EP3208727B1 (en) Information processing apparatus, information processing method and program
CN106249980B (zh) 基于弹幕的信息呈现方法、信息呈现装置及用户设备
CN106331689B (zh) Vr视频播放时定位对象方法及vr视频播放时定位对象装置
RU2008140163A (ru) Устройство и способ для предоставления последовательности видеокадров, устройство и способ для предоставления модели сцены, модель сцены, устройство и способ для создания структуры меню и вычислительная программа
CN101833937B (zh) 一种图片显示方法及图片显示装置
CN106368972A (zh) 一种风扇状态监控方法、装置及网络摄像机
CN105279038B (zh) 异常检测系统、显示装置和异常检测方法
JP2021101830A5 (ja)
JP2021101834A5 (ja)
JP2021101836A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180717

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6387707

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150