JP2016014597A - ガス濃度測定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】構成を簡素にでき、かつ製造コストを低減できるガス濃度測定システムを提供する。
【解決手段】NOxセンサ2と、温度制御部3と、算出部4とを備える。NOxセンサ2は、被測定ガス室20と、センサセル24sと、ガス導入部26と、ヒータ25とを備える。センサセル24sは、ガス導入部26における被測定ガスgの温度が、還元反応よりも酸化反応の方が進行する第1温度域T1に属するように制御されたときと、酸化反応よりも還元反応の方が進行する第2温度域T2に属するように制御されたときとにおいて、それぞれ上記室内NOx濃度cを測定する。算出部4は、被測定ガスgの温度が第1温度域T1に属するときに測定された室内NOx濃度cと、第2温度域T2に属するときに測定された室内NOx濃度cとを用いて、本来NOx濃度aとNH濃度bを算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、NOxとNHとを含有する被測定ガス中の、NOx濃度とNH濃度とをそれぞれ測定するガス濃度測定システムに関する。
近年、NOxとNHとを含有する被測定ガス中の、NOx濃度とNH濃度とをそれぞれ測定するガス濃度測定システムが開発されている。このガス濃度測定システムは、例えば、尿素SCRシステムを搭載する車両に用いられる。尿素SCRシステムは、NOxを含む排気ガスに尿素水を噴射し、この尿素水から発生したNHとNOxとを化学反応させることにより、NOxを無害なNやHO等に変化させるシステムである。尿素SCRシステムによって処理された排気ガスには、反応しきれなかったNOxとNHとが含まれる。そのため、上記ガス濃度測定システムを用いて、排気ガス(被測定ガス)に含まれるNOx濃度とNH濃度とを測定し、これらの測定結果を、尿素水の噴射量等の制御に利用することが検討されている。
上記ガス濃度測定システムとして、例えば、酸化触媒と脱硝触媒との、2種類の触媒を用いるものが知られている(下記特許文献1参照)。このガス濃度測定システムでは、被測定ガスを上記酸化触媒に接触させることにより、NHを酸化してNOにする反応(酸化反応)を生じさせ、この酸化反応が生じた後の被測定ガスに含まれるNOxの濃度を、NOxセンサによって測定する。また、被測定ガスを上記脱硝触媒に接触させることにより、NHとNOxとを反応(還元反応)させ、この還元反応が生じた後の被測定ガスに含まれるNOxの濃度を、NOxセンサによって測定する。そして、得られた2つの濃度測定値を用いて、被測定ガスに元々含まれるNOxの濃度(本来NOx濃度)と、NH濃度とを算出する。
つまり、上記ガス濃度測定システムでは、2種類の触媒を用いることにより、上記酸化反応と上記還元反応とを選択的に進行させ、その反応後のNOx濃度を測定することにより、上記本来NOx濃度とNH濃度とを算出している。
特許第3335802号公報
しかしながら、上記ガス濃度測定システムでは、2種類の触媒とNOxセンサとが必要になるため、構成が複雑になりやすいという問題がある。また、触媒には、Pt、Au、Rh等の貴金属が用いられるため、ガス濃度測定システムの製造コストが上昇しやすい。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、構成を簡素にでき、かつ製造コストを低減できるガス濃度測定システムを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、NOxとNHとを含有する被測定ガス中の、NOx濃度とNH濃度とを測定するガス濃度測定システムであって、
上記被測定ガスが導入される被測定ガス室と、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体の表面に電極を設けてなるセンサセルと、上記固体電解質体を加熱すると共に、上記被測定ガスをも加熱するヒータと、センサ外から上記被測定ガス室へ導入される上記被測定ガスの通路をなすガス導入部とを備え、上記センサセルによって、上記被測定ガス室内の上記NOxの濃度である室内NOx濃度を測定するNOxセンサと、
上記ガス導入部における上記被測定ガスの温度を制御する温度制御部と、
上記ガス導入部に導入される前における上記被測定ガス中の、上記NOxの濃度である本来NOx濃度と、上記NH濃度とを算出する算出部とを備え、
上記センサセルは、上記温度制御部によって、上記ガス導入部における上記被測定ガスの温度が、上記NHとNOとが反応してNが発生する還元反応よりも上記NHが酸化して上記NOになる酸化反応の方が進行する第1温度域に属するように制御されたときと、上記酸化反応よりも上記還元反応の方が進行する第2温度域に属するように制御されたときとにおいて、それぞれ上記室内NOx濃度を測定し、
上記算出部は、被測定ガスの温度が上記第1温度域に属するときに測定された上記室内NOx濃度と、上記第2温度域に属するときに測定された上記室内NOx濃度とをそれぞれ用いて、上記本来NOx濃度と上記NH濃度とを算出するよう構成されていることを特徴とするガス濃度測定システムにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、NOxとNHを含む被測定ガスには、上記酸化反応が主に進行する温度域(第1温度域)と、上記還元反応が主に進行する温度域(第2温度域)とがあることを見出した。
上記酸化反応と上記還元反応は、特に、上記ガス導入部において進行する。そのため、ガス導入部における被測定ガスの温度を、上記第1温度域または第2温度域に属するように制御すれば、酸化反応と還元反応とを選択的に進行させることができる。
したがって、従来のように、酸化反応と還元反応とを選択的に進めるために、貴金属製の触媒を用いる必要がなくなる。そのため、ガス濃度測定システムの構成を簡素にでき、かつ製造コストを低減することができる。
なお、上記算出部を用いて、上記本来NOx濃度とNH濃度とを算出する方法については、後述する。
以上のごとく、本発明によれば、構成を簡素にでき、かつ製造コストを低減できるガス濃度測定システムを提供することができる。
実施例1における、NOxセンサの断面図。 図1のII-II断面図。 図1のIII-III断面図。 実施例1における、ガス濃度測定システムを、尿素SCRシステムと共に描いた概念図。 実施例1における、NHの酸化反応と還元反応との、温度特性を表したグラフ。 実施例1における、ガス濃度測定システムのフローチャート。 実験例1における、NO濃度とNO濃度との、測定値および理論値をグラフにしたもの。 実験例2における、NO濃度とNO濃度との、測定値および理論値をグラフにしたもの。 実施例2における、ガス濃度測定システムを、尿素SCRシステムと共に描いた概念図。 実施例3における、ガス濃度測定システムのフローチャート。 実施例4における、ガス濃度測定システムの概念図。 実施例4における、ガス濃度測定システムのフローチャート。
上記ガス濃度測定システムは、尿素SCRシステムを搭載した車両に用いることができる。そして、上記ガス濃度測定システムを用いて、尿素SCR触媒を通過した排気ガス中のNOx濃度とNH濃度とをそれぞれ測定するよう構成することができる。
(実施例1)
上記ガス濃度測定システムに係る実施例について、図1〜図6を用いて説明する。図1〜図3に示すごとく、本例のガス濃度測定システム1は、NOxセンサ2と、温度制御部3と、算出部4とを備える。
NOxセンサ2は、被測定ガス室20と、センサセル24sと、ガス導入部26と、ヒータ25とを備える。被測定ガス室20には、被測定ガスgが導入される。センサセル24sは、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体22の表面221に電極23を設けたものである。ヒータ25は、固体電解質体22を加熱すると共に、被測定ガスgをも加熱する。ガス導入部26は、センサ外から被測定ガス室20に導入される被測定ガスgの通路をなしている。また、上記センサセル24sによって、被測定ガス室20内のNOxの濃度である室内NOx濃度cを測定するよう構成されている。
算出部4は、ガス導入部26に導入される前における被測定ガスg中の、NOxの濃度である本来NOx濃度aと、NH濃度bとを算出する。
センサセル24sは、温度制御部3によって、ガス導入部26における被測定ガスgの温度が、NHとNOとが反応してNが発生する還元反応よりもNHが酸化してNOになる酸化反応の方が進行する第1温度域T1(図5参照)に属するように制御されたときと、酸化反応よりも還元反応の方が進行する第2温度域T2に属するように制御されたときとにおいて、それぞれ上記室内NOx濃度cを測定する。
算出部4は、被測定ガスgの温度が第1温度域T1に属するときに測定された室内NOx濃度cと、第2温度域T2に属するときに測定された室内NOx濃度cとを用いて、本来NOx濃度aとNH濃度bとを算出する。
本例のガス濃度測定システム1は、尿素SCRシステム10(図4参照)を備える車両に搭載される。上記ガス濃度測定システム1は、尿素SCR触媒11を通過した排気ガス(被測定ガスg)中の本来NOx濃度aとNH濃度bとをそれぞれ測定するために用いられる。
センサセル24sは、被測定ガスgの温度が第1温度域T1に属するときには、後述するように、上記室内NOx濃度cを、上記本来NOx濃度aとNH濃度bとの合計濃度c1として測定することになる。また、被測定ガスgの温度が第1温度域T2に属するときには、上記室内NOx濃度cを、上記本来NOx濃度aとNH濃度bとの差分の濃度である差分濃度c2として測定することになる。上記算出部4は、上記合計濃度c1と差分濃度c2を用いて、本来NOx濃度aとNH濃度bとを算出している。
図5に示すごとく、NHとNOxを含有する被測定ガスg中のNHは、第1温度域T1において、その殆どがNOに変化する。これは、第1温度域T1において下記の酸化反応が主に進行するためである。
4NH+5O→4NO+6HO ・・・(化1)
また、被測定ガスg中のNHは、第2温度域T2において、その殆どがNに変化する。これは、第2温度域T2において、下記の還元反応が主に進行するためである。
4NH+4NO+O→4N+6HO ・・・(化2)
なお、上記酸化反応と還元反応は、上記ガス導入部26において進行する。
酸化反応が主に進行する場合は、NHがNOになるため、被測定ガス室20内のNOx濃度(室内NOx濃度c)は、被測定ガスgに元々含まれるNOxの濃度である本来NOx濃度aと、NHが酸化して発生したNOの濃度(NH由来NO濃度)との合計濃度c1になる。そのため、下記式が成立する。
室内NOx濃度c=合計濃度c1=本来NOx濃度a+NH由来NO濃度
ここで、NH由来NO濃度はNH濃度bと等しいため、上記式は、以下のように書き換えることができる。
室内NOx濃度c=合計濃度c1=本来NOx濃度a+NH濃度b
すなわち、
c=c1=a+b ・・・(数1)
が成立する。
また、還元反応が主に進行する場合は、NHとNOが反応してNになる。Nはセンサセル24sによって測定されない。そのためセンサセル24sは、上記室内NOx濃度cを、本来NOx濃度aとNH濃度bとの差分濃度c2として測定することになる。ここで、本来NOx濃度a>NH濃度bの場合は、NOxの一部がNHによって消費されるため、下記式が成立する。
室内NOx濃度c=差分濃度c2=本来NOx濃度a−NH濃度b
すなわち、
c=c2=a−b ・・・(数2)
が成立する。
また、本来NOx濃度a<NH濃度bの場合は、NHの一部がNOxによって消費される。そして、残余のNHが酸化されてNOになる。したがって、下記式が成立する。
室内NOx濃度c=差分濃度c2=−本来NOx濃度a+NH濃度b
すなわち、
c=c2=−a+b ・・・(数3)
が成立する。
本来NOx濃度a>NH濃度bの場合は、上記数式1と数式2から、本来NOx濃度aとNH濃度bは、下記式によって算出できることが分かる。
a=(c1+c2)/2
b=(c1−c2)/2
・・・(数4)
また、本来NOx濃度a<NH濃度bの場合は、上記数式1と数式3から、本来NOx濃度aとNH濃度bは、下記式によって算出できることが分かる。
a=(c1−c2)/2
b=(c1+c2)/2
・・・(数5)
後述する尿素SCRシステム10(図4参照)において、尿素水12を噴射している場合は、NHの量が増加する。そのため本例では、この場合は、本来NOx濃度a<NH濃度bと判断し、上記数式5を用いて、本来NOx濃度aとNH濃度bを算出する。また、尿素SCRシステム10において、尿素水12を噴射していない場合は、NHの量が少ないため、本来NOx濃度a>NH濃度bと判断し、上記数式4を用いて、本来NOx濃度aとNH濃度bを算出する。
次に、NOxセンサ2の構造について説明する。図1に示すごとく、NOxセンサ2は、上記被測定ガス室20の他に、大気等の基準ガスが導入される基準ガス室21を備える。基準ガス室21と被測定ガス室20との間に、上記固体電解質体22が介在している。固体電解質体22は、例えばジルコニアからなる。
図1〜図3に示すごとく、固体電解質体22の表面221,222には、複数の電極23が形成されている。電極23には、固体電解質体22の、被測定ガス室20側の表面221に形成されたポンプ電極23p、センサ電極23s、モニタ電極23mと、固体電解質体22の、基準ガス室21側の主面222に形成された基準電極23bとがある。ポンプ電極23pとモニタ電極23mは、例えばPt−Au合金からなる。また、センサ電極23sは、例えばPt−Rh合金からなる。基準電極23bは、例えばPtからなる。
基準電極23bと固体電解質体22とポンプ電極23pとにより、被測定ガス室20内の酸素濃度を低減するためのポンプセル24pが形成されている。また、基準電極23bと固体電解質体22とセンサ電極23sとによって、上記センサセル24sが形成されている。基準電極23bと固体電解質体22とモニタ電極23mとによって、モニタセル24mが形成されている。
また、本例のNOxセンサ2は、ガス導入部26を備える。ガス導入部26は、例えば多孔質のアルミナ等からなる。被測定ガスgは、センサ外から、ガス導入部26を通って、被測定ガス室20へ導入される。ガス導入部26は、被測定ガスgの流速を制限するために設けられている。
次に、NOxセンサ2によってNOx濃度を測定する原理について説明する。被測定ガス室20に導入された被測定ガスgには、Oが含まれる。そのため、NOx濃度を測定するにあたって、まず、ポンプセル24sを用いて、このOを除去する。すなわち、ポンプ電極23pにおいてOを分解して酸素イオンにし、この酸素イオンを、固体電解質体22を介して基準ガス室21側に排出する。これにより、被測定ガス室20内の酸素濃度を低減させる。
次いで、ポンプセル24pによって除去しきれなかったOの濃度を、モニタセル24mを用いて測定する。すなわち、モニタ電極23mにおいてOを分解して酸素イオンにし、この酸素イオンを、固体電解質体22を介して基準ガス室21側に排出する。このときに流れる電流を測定することにより、残留O濃度を測定する。
また、ポンプセル24pによってOを除去した後の被測定ガスgに含まれるNOxの濃度を、センサセル24sを用いて測定する。すなわち、センサ電極23sにおいてNOxを分解して酸素イオンを発生させ、この酸素イオンを、固体電解質体22を通して、基準ガス室21側に排出する。この際、被測定ガスgに残留するOが分解して酸素イオンになり、固体電解質体22を流れる。そのため、ポンプセル24sに流れる電流を測定すると、室内NOx濃度cと残留O濃度との合計の濃度が求まる。この濃度から、モニタセル24mによって測定した残留O濃度を減算することにより、室内NOx濃度cを算出する。
次に、NOxセンサ2を取り付ける位置について説明する。図4に示すごとく、本例のNOxセンサ2は、車両の排ガス管13に取り付けられる。排ガス管13には、尿素SCRシステム10が設けられている。尿素SCRシステム10は、尿素SCR触媒11と、尿素水噴射弁14とから構成されている。尿素SCR触媒11の下流に、NOxセンサ2が取り付けられている。
尿素SCRシステム10では、尿素水噴射弁14から被測定ガスg(排気ガス)に尿素水12を噴射する。尿素水12に含まれる尿素が分解し、NHが発生する。被測定ガスgに含まれるNOxは、尿素SCR触媒11においてNHと反応し、無害なNやHO等に変化する。尿素SCR触媒11を通過した被測定ガスgには、未反応のNOxとNHが含まれる。このNOxとNHの濃度(本来NOx濃度a及びNH濃度b)を、ガス濃度測定システム1によって測定している。そして、測定した本来NOx濃度a及びNH濃度bの値を、尿素水12の噴射量等の制御に利用している。
次に、本来NOx濃度aとNH濃度bを測定する際のフローチャートについて説明する。図6に示すごとく、まず、被測定ガスgの温度が第1温度域T1に属するように、温度制御をする(ステップS1)。すなわち、上記温度が第1温度域T1に属するように、ヒータ25(図1参照)の発熱量を制御する。その後、センサセル24sを用いて、室内NOx濃度c、すなわち合計濃度c1(=a+b)を測定する(ステップS2)。
次いで、被測定ガスgの温度が第2温度域T2に属するように、温度制御をする(ステップS3)。その後、ステップS4に移り、センサセル24sを用いて、室内NOx濃度c、すなわち差分濃度c2を測定する。
その後、ステップS5に移り、尿素水噴射弁14から尿素水12を噴射しているか否かを判断する。ここでNo、すなわち尿素水12を噴射していないと判断したときは、ステップS6に進み、上記数式4を用いて、本来NOx濃度aとNH濃度bとを算出する。つまり、尿素水12を噴射していないときは、NHの量が少ないため、本来NOx濃度a>NH濃度bとなる。そのため、差分濃度c2は、c2=a−bとなる。したがって、本来NOx濃度aとNH濃度bは、上記数式4によって算出される。
また、ステップS5においてYes、すなわち尿素水12を噴射していると判断したときは、ステップS7に進み、上記数式5を用いて、本来NOx濃度aとNH濃度bを算出する。つまり、尿素水12を噴射しているときは、NHの濃度が多いため、本来NOx濃度a<NH濃度bとなる。そのため、差分濃度c2は、c2=−a+bとなる。したがって、本来NOx濃度aとNH濃度bは、上記数式5によって算出される。
本例の作用効果について説明する。本例では、温度制御部3によって、ガス導入部26における被測定ガスgの温度を、上記第1温度域T1と第2温度域T2とのいずれかに属するように制御することにより、上記酸化反応と上記還元反応とを選択的に進めるようにしてある。そのため、従来のように、酸化反応と還元反応とを選択的に進めるために、貴金属製の触媒を用いる必要がなくなる。したがって、ガス濃度測定システム1の構成を簡素にでき、かつ製造コストを低減することができる。
また、本例においては、第1温度域T1を400〜600℃に設定し、第2温度域T2を600〜900℃に設定してある。図5に示すごとく、被測定ガスgの温度が400〜600℃のときは、殆どのNHがNOに変化する。つまり、酸化反応を充分に進めることができる。また、被測定ガスgの温度が600〜900℃のときは、殆どのNHがNに変化する。つまり、還元反応を充分に進めることができる。なお、被測定ガスgの温度が900℃を超えると、NOxセンサ2に大きな熱ストレスが加わりやすくなる。そのため、第2温度域T2を900℃以下にすることにより、NOxセンサ2に大きな熱ストレスが加わることを抑制しつつ、還元反応を充分に進めることが可能となる。
また、本例では図6に示すごとく、第1温度域T1と第2温度域T2の2つの温度域のうち、一方の温度域から他方の温度域へ移るように、被測定ガスgの温度を時間的に変化させている。
このようにすると、1個のNOxセンサ2を用いて、合計濃度c1と差分濃度c2とを測定することが可能になる。そのため、ガス濃度測定システム1の製造コストを低減することができる。
また、本例の温度制御部3は、ヒータ25の電気抵抗を測定し、該電気抵抗を制御することにより、被測定ガスgの温度を制御している。すなわち、被測定ガスgの温度とヒータ25の電気抵抗には一定の関係がある。ヒータ25の温度が上昇すると、ヒータ25の電気抵抗が上昇すると共に、被測定ガスgの温度も上昇する。また、ヒータ25の温度が低下すると、ヒータ25の電気抵抗が低下すると共に、被測定ガスgの温度も低下する。そのため、ヒータ25の電気抵抗を制御すれば、被測定ガスgの温度を制御することが可能になる。これにより、被測定ガスgの温度を測定するための専用の温度センサを設ける必要がなくなり、ガス濃度測定システム1の製造コストを低減することが可能になる。
以上のごとく、本例によれば、構成を簡素にでき、かつ製造コストを低減できるガス濃度測定システムを提供することができる。
なお、本例では、上述したように、ヒータ25の電気抵抗を制御することにより、被測定ガスgの温度を制御しているが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、被測定ガスgの温度を測定するための温度センサを設け、この温度センサの出力を用いて、被測定ガスgの温度を制御してもよい。この場合には、被測定ガスgの温度をより正確に測定することが可能になる。
(実験例1)
本発明の効果を確認するための実験を行った。まず、NO濃度とNH濃度とをそれぞれ下記表1に示すように調整した、被測定ガスgのサンプル1、2、3を用意した。各サンプル1、2、3のNO濃度及びNH濃度は、NO濃度>NH濃度となっている。そして、ガス濃度測定システム1を用いて、被測定ガスgのNO濃度(本来NOx濃度aに相当)と、NH濃度bとを測定した。測定にあたって、第1温度域T1を500℃に設定し、第2温度域T2を700℃に設定した。
Figure 2016014597
各サンプル1、2、3について、NO濃度(本来NOx濃度aに相当)及びNH濃度bの、測定値と理論値とをグラフにしたものを図7に示す。理論値は、NO濃度とNH濃度の正確な値であり、この値になるように、各サンプルが作成されている。図7に示すごとく、各サンプルにおける、NO濃度及びNH濃度の測定値は、理論値と略等しいことが分かる。すなわち、各サンプル1、2、3について、NO濃度及びNH濃度を正確に測定できていることが分かる。
なお、サンプル1のNO濃度及びNH濃度の測定値は、それぞれ191ppmと90ppmであった。また、サンプル2のNO濃度及びNH濃度の測定値は、それぞれ284ppmと188ppmであった。サンプル3のNO濃度及びNH濃度の測定値は、それぞれ418pppmと275ppmであった。
(実験例2)
本発明の効果を確認するための実験を行った。まず、NO濃度とNH濃度とをそれぞれ下記表2に示すように調整した、被測定ガスgのサンプル4、5、6を用意した。各サンプル4、5、6のNO濃度及びNH濃度は、NO濃度<NH濃度となっている。そして、ガス濃度測定システム1を用いて、被測定ガスgのNO濃度(本来NOx濃度aに相当)と、NH濃度bとを測定した。測定にあたって、第1温度域T1を500℃に設定し、第2温度域T2を700℃に設定した。
Figure 2016014597
各サンプル4、5、6について、NO濃度(本来NOx濃度aに相当)及びNH濃度bの、測定値と理論値とをグラフにしたものを図8に示す。同図に示すごとく、各サンプルにおける、NO濃度及びNH濃度の測定値は、理論値と略等しいことが分かる。すなわち、各サンプル4、5、6について、NO濃度及びNH濃度を正確に測定できていることが分かる。
なお、サンプル4のNO濃度及びNH濃度の測定値は、それぞれ95ppmと195pmであった。また、サンプル5のNO濃度及びNH濃度の測定値は、それぞれ89ppmと145ppmであった。サンプル6のNO濃度及びNH濃度の測定値は、それぞれ105pppmと120ppmであった。
(実施例2)
以下の実施例においては、図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例は、NOxセンサ2の数を変更した例である。図9に示すごとく、本例のガス濃度測定システムは、第1NOxセンサ2aと第2NOxセンサ2bとの、2個のNOxセンサ2を備える。第1NOxセンサ2aは、ガス導入部26における被測定ガスgの温度が第1温度域T1に属するように、温度制御部3によって制御される。また、第2NOxセンサ2bは、ガス導入部26における被測定ガスgの温度が第2温度域T2に属するように、温度制御部3によって制御される。そして、第1NOxセンサ2aを用いて合計濃度c1を測定し、第2NOxセンサ2bを用いて差分濃度c2を測定している。算出部4は、これら合計濃度c1と差分濃度c2とを用いて、本来NOx濃度aとNH濃度bとを算出するよう構成されている。
本例の作用効果について説明する。上記構成にすると、合計濃度c1と差分濃度c2を同時に測定できるため、本来NOx濃度aとNH濃度bを短時間で算出できる。そのため、応答性を向上させることができる。つまり、被測定ガスg中の本来NOx濃度aとNH濃度bが変化したとき、その変化後の値を短時間で算出することが可能になる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、1本のNOxセンサ2を用いて、尿素水12が噴射されているときのみ、本来NOx濃度aとNH濃度bを測定するようにした例である。図10に示すごとく、本例では、まずステップS10において、尿素水噴射弁14(図4参照)から尿素水12を噴射しているか否かを判断する。ここでYesと判断したときのみ、ステップS1以降を処理する。ステップS11〜S13は、実施例1のステップS1〜S3と同一なので、説明を省略する。
ステップS13を行った後、ステップS14に移る。このステップでは、NOxセンサ2のセンサセル24sを用いて、差分濃度c2を測定する。上述したように、尿素水12が噴射されているため、NHの量は多く、本来NOx濃度a<NH濃度bとなっている。そのため、差分濃度c2は、c2=−a+bとして測定される。
ステップS14を行った後、ステップS15に移る。このステップでは、合計濃度c1と差分濃度c2とを上記数式5に代入することにより、本来NOx濃度aとNH濃度bとを算出する(ステップS5)。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、NOxセンサ2を取り付ける車両を変更した例である。図11に示すごとく、本例では、尿素SCRシステムを搭載しない車両の排ガス管13に、NOxセンサ2を取り付けてある。本例の車両は、ガソリンエンジン車である。排ガス管13には、ガソリンエンジン車用の三元触媒110を搭載してある。この三元触媒110の下流に、NOxセンサ2が取り付けられている。三元触媒110によっては、被測定ガスg(排気ガス)に含まれるNOxの一部がNHに変化する場合がある。このNHとNOxの濃度を、ガス濃度測定システム1によって測定するようになっている。
図12を用いて、本例のフローチャートの説明をする。このフローチャートでは、ステップS21〜S25を順次行う。ステップS21〜S23は、実施例1のステップS1〜S3と同一なので、説明を省略する。ステップS24では、差分濃度c2を測定する。本例では、尿素を噴射しないため、NHの発生量は少ない。そのため、本来NOx濃度a>NH濃度bである。したがって、差分濃度c2は、c2=a−bとして測定される。
ステップS24の後、ステップS25に移る。ここでは、合計濃度c1と差分濃度c2を上記数式4に代入することにより、本来NOx濃度aとNH濃度bとを算出する。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
1 ガス濃度測定システム
2 NOxセンサ
20 被測定ガス室
22 固体電解質体
23 電極
24s センサセル
25 ヒータ
26 ガス導入部
3 温度制御部
4 算出部
a 本来NOx濃度
b NH濃度
c 室内NOx濃度

Claims (5)

  1. NOxとNHとを含有する被測定ガス中の、NOx濃度とNH濃度とを測定するガス濃度測定システムであって、
    上記被測定ガスが導入される被測定ガス室(20)と、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体(22)の表面に電極(23)を設けてなるセンサセル(24s)と、上記固体電解質体(22)を加熱すると共に、上記被測定ガスをも加熱するヒータ(25)と、センサ外から上記被測定ガス室(20)へ導入される上記被測定ガスの通路をなすガス導入部(26)とを備え、上記センサセル(24s)によって、上記被測定ガス室(20)内の上記NOxの濃度である室内NOx濃度(c)を測定するNOxセンサ(2)と、
    上記ガス導入部(26)における上記被測定ガスの温度を制御する温度制御部(3)と、
    上記ガス導入部(26)に導入される前における上記被測定ガス中の、上記NOxの濃度である本来NOx濃度(a)と、上記NH濃度(b)とを算出する算出部(4)とを備え、
    上記センサセル(24s)は、上記温度制御部(3)によって、上記ガス導入部(26)における上記被測定ガスの温度が、上記NHとNOとが反応してNが発生する還元反応よりも上記NHが酸化して上記NOになる酸化反応の方が進行する第1温度域(T1)に属するように制御されたときと、上記酸化反応よりも上記還元反応の方が進行する第2温度域(T2)に属するように制御されたときとにおいて、それぞれ上記室内NOx濃度(c)を測定し、
    上記算出部(4)は、上記被測定ガスの温度が上記第1温度域(T1)に属するときに測定された上記室内NOx濃度(c)と、上記第2温度域(T2)に属するときに測定された上記室内NOx濃度(c)とをそれぞれ用いて、上記本来NOx濃度(a)と上記NH濃度(b)とを算出するよう構成されていることを特徴とするガス濃度測定システム(1)。
  2. 上記第1温度域(T1)は400〜600℃であり、上記第2温度域(T2)は600〜900℃であることを特徴とする請求項1に記載のガス濃度算出システム(1)。
  3. 上記温度制御部(3)によって、上記ガス導入部(26)における上記被測定ガスの温度を、上記第1温度域(T1)と上記第2温度域(T2)との2つの温度域のうち一方の上記温度域から他方の上記温度域へ移るように時間的に変化させるよう構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガス濃度算出システム(1)。
  4. 上記温度制御部(3)によって、上記ガス導入部(26)における上記被測定ガスの温度が上記第1温度域(T1)に属するように制御される第1NOxセンサ(2a)と、上記ガス導入部(26)における上記被測定ガスの温度が上記第2温度域(T2)に属するように制御される第2NOxセンサ(2b)とを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガス濃度算出システム(1)。
  5. 上記温度制御部(3)は、上記ヒータ(25)の電気抵抗を測定し、該電気抵抗を制御することにより、上記ガス導入部(26)における上記被測定ガスの温度を制御するよう構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のガス濃度算出システム(1)。
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