JP2016014404A - 車両用変速装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本明細書における有段変速機構とは、多段変速機構と同義ではなく、変速段が単段のものを含む概念である。
同文献に記載された車両用変速装置は、ベルト式無段変速機構、変速比が固定の歯車式変速機構、遊星歯車機構、および走行モード切替え用のクラッチを備えている。車両走行モードとしては、ベルト走行モードと、トルクスプリット走行モードとがある。前者においては、前記2種類の変速機構のうち、ベルト式無段変速機構のみを利用してエンジン出力が車軸側に伝達される。後者においては、エンジン出力がベルト式無段変速機構および歯車式変速機構の双方を利用して変速された上で、遊星歯車機構を利用してそれらの駆動力が合成され、この合成駆動力が車軸側に出力される。
第1の動作として、ベルト式無段変速機構の変速比をロー側(変速比が大きい側)からハイ側(変速比が小さい側)に変更させる動作、第2の動作として、クラッチの切り替え動作、および第3の動作として、ベルト式無段変速機構の変速比をハイ側からロー側に変更する動作が順次行なわれている。第1の動作は、第2の動作におけるクラッチの切り替え動作時に、クラッチの差回転を小さくすべく、ベルト式無段変速機構の変速比を、たとえば歯車式変速機構の変速比に一致させるための動作である。
ところが、前記したような第1ないし第3の動作を完了させるには、やや長い時間を要することとなる。たとえば、キックダウン操作がなされたことに対応して走行モードを変更するような場合には、変速制御についての素早い応答性が要求される。これに対し、従来においては、そのような要求に十分に応え得るとは言い難いものとなっている。ドライバビリティをよくする観点からすると、走行モード変更時における変速制御の応答性を速くすることが求められる。
まず、ベルト式無段変速機構のベルト挟圧力を通常時よりも高くし、ベルト式無段変速機構のプライマリプーリ側のベルト巻き掛け径を増大させると、このこと自体によってベルト式無段変速機構の変速比がロー側からハイ側に変化する。したがって、ベルト式無段変速機構の変速比をハイ側の所定の値に変更する動作の迅速化が図られ、かかる動作の所要時間の短縮化を図ることができる。本発明によれば、トルクスプリット走行モード時において、たとえばキックダウン操作がなされたことに対応してベルト走行モードへの変更を行なうような場合に、前記したベルト挟圧力を高くする制御が実行される。このため、前記した走行モードの変更動作を迅速に完了させることが可能となり、変速制御の応答性を従来よりも速め、ドライバビリティの向上を図ることができる。
歯車式変速機構5は、本発明でいう「有段変速機構」の一例に相当する。
ベルト走行モードは、歯車式変速機構5を利用することなく、ベルト式無段変速機構4のみを利用したモードである。このベルト走行モードは、スプリットクラッチC1をオフ、ドライブクラッチC2をオンにすることにより設定される。前後進切り替え用のブレーキB1は、車両後進時にオンとされるものであり、車両前進時にはオフのままとされる。ベルト走行モード時においては、たとえば車速、スロットル開度、および目標エンジン回転数などをパラメータとする3次元マップに基づいて変速比γBが決定され、かつこの決定された変速比γBとなるようにベルト式無段変速機構4が制御される。
れた場合には、ベルト挟圧力Fを通常時よりも高くする制御は実行されない(S4:NO,S6)。このことにより、ベルト41が強く挟圧される頻度を少なくすることができる。
本発明でいう有段変速機は、歯車式変速機構に代えて、たとえばチェーン方式の変速機構とすることもできる。
C1 スプリットクラッチ
C2 ドライブクラッチ
2 差動歯車装置
3 制御部
4 ベルト式無段変速機構
5 歯車式変速機構(有段変速機構)
6 遊星歯車機構
9a,9b 車軸
10 エンジン
Claims (1)
- ベルト式無段変速機構と、変速比が固定の有段変速機構と、これら両変速機構を利用してエンジン出力が車軸側へ伝達する経路を切り替えるためのクラッチと、を備えており、
前記クラッチの切り替えにより設定される車両の走行モードとして、
前記両変速機構のうち、前記ベルト式無段変速機構のみを利用し、かつ車速の低速域側に設定されるベルト走行モードと、
前ベルト式無段変速機構および前記有段変速機構を併用し、かつ車速の高速域側に設定されるトルクスプリット走行モードと、
が選択可能とされている、車両用変速装置であって、
前記トルクスプリット走行モード時の所定の条件下において、前記ベルト式無段変速機構と前記有段変速機構とのトータルの変速比を大きくすべく前記ベルト式無段変速機構の変速比をロー側からハイ側に変更する際には、前記ベルト式無段変速機構のベルト挟圧力を通常時よりも高くし、前記ベルト式無段変速機構のプライマリプーリ側のベルト巻き掛け径を増大させる制御が実行される構成とされていることを特徴とする、車両用変速装置。
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