JP2016011143A - 泡吐出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容器内の内容物と空気を合流泡立てる気液合流空間と外気とを複雑な装置を用いずに容易に遮断することができ、安定的かつ衛生的に使用することができる泡吐出容器を提供すること。
【解決手段】 泡状内容物の吐出口64を有するノズルキャップC2は、容器本体Aに装着固定されたキャップ本体C1に回動可能に装着され、内部に泡状内容物の流路Kを有する可撓性筒状栓体Pの一端にノズルキャップC2が、他端にキャップ本体C1がそれぞれ回動不能に連結され、ノズルキャップC2が回動されることにより、筒状栓体Pがねじり変形されて内容物の流路断面が変形縮小された遮断状態となることを特徴とする構成を採用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内容物と空気とを混合して発泡させ、泡を吐出する泡吐出容器に関し、とくに、可撓性を有する容器本体を圧搾して泡を吐出するスクイズタイプの泡吐出容器に関するものである。
シャンプーやボディソープなどの各種液体洗浄剤や整髪料などを内容物とする容器として、容器本体の胴部を圧搾することによって内容物と空気とを気液合流空間Gで混合し、メッシュなどの発泡部材を通過させて泡状になった内容物をノズルから吐出する泡吐出容器が従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−52880号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の泡噴出容器では、ノズル36が常に前記合流空間Gと連通しているため、容器本体10を倒したり、胴部12を強く把持したりすると、泡状内容物が不用意に噴出してしまうという問題があった。
また、泡噴出容器を長く使用しないときには、発泡部材40やシリンダ本体22内部に残留していた内容物が乾燥して固化し、均一に泡立てることができなかったり、安定して内容物を吐出することができない場合があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、容器本体の胴部を圧搾することによって、内容物と空気とを混合させつつ泡立てノズルから吐出する泡吐出容器において、気液合流空間と外気とを複雑な装置を用いずに容易に遮断することができ、安定的かつ衛生的に使用することができる泡吐出容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、泡吐出容器として、可撓性を有する胴部を有し内容物を充填する容器本体と、容器本体に装着され、内容物を空気と混合して吐出する泡吐出器とからなり、泡吐出器は、内容物と空気とを合流させる気液合流空間を形成するシリンダ部と、容器本体の口部に装着固定されるキャップ本体と、泡状内容物の吐出口を有するノズルキャップと、シリンダ部とノズルキャップを連結して内容物の流路を形成する可撓性の筒状栓体とからなり、ノズルキャップは、キャップ本体に回動可能に装着されるとともに、筒状栓体の一端と回動不能に連結され、シリンダ部と、シリンダ部に連結される筒状栓体の他端とは、キャップ本体に対して回動不能に配設されていることを特徴とする構成を採用する。
泡吐出容器の具体的実施形態として、ノズルキャップがキャップ本体に対して回動されることにより、筒状栓体は、ねじり変形されて内容物の流路断面が変形縮小された遮断状態となり、ノズルキャップのストッパ係合部が、キャップ本体のストッパに係合して当該遮断状態を維持することを特徴とする構成、また、ストッパは、ノズルキャップの回転周方向に略垂直に突出するリブ状突起であり、ストッパ係合部は、ノズルキャップの回転周方向にストッパを嵌合し得る所定幅の間隙を挟んで突設された大突起と、小突起とからなることを特徴とする構成、さらに、小突起の突出高さは大突起より低く、ノズルキャップの回動操作によって乗り越え可能であるとともに、筒状栓体の復帰弾性力によってもストッパとの係合を保ち遮断状態を維持するように設定されていることを特徴とする構成を採用する。
泡吐出容器のさらなる実施形態として、キャップ本体は、容器本体の口部に取り付け固定される装着部と、装着部から内方に延びる上壁と、上壁に立設される摺接筒とからなり、摺接筒は、ノズルキャップの頂壁から垂設された内筒に回動可能かつ分離不能に嵌合する嵌合部と、下部外周面に突設されたストッパとを備えており、ノズルキャップには、内筒の外側に頂壁から垂設された外筒の内周面にストッパ係合部が突設されていることを特徴とする構成、シリンダ部は、シリンダ部をキャップ本体に支持するとともに貫通孔が設けられたフランジと、フランジより下方に設けられた逆止弁とを備え、摺接筒の内周の少なくとも1箇所には、回り止めリブが摺接筒の内周側に突設され、筒状栓体の下端連結部の外周には、該回り止めリブに嵌合可能な下端溝が設けられていることを特徴とする構成、また、シリンダ部は、シリンダ部をキャップ本体に支持するとともに貫通孔が設けられたフランジを備え、該フランジの上面には径方向に延びる回り止めリブが設けられており、筒状栓体には、フランジ上面に当接する下端鍔部に逆止弁が一体に設けられるとともに、下端鍔部の下面には、前記回り止めリブに嵌合する嵌合溝が設けられていることを特徴とする構成、さらに、ノズルキャップの吐出口を形成するノズルは、ノズルキャップの外周面より突出して外方に延びており、ノズルキャップを回動するための把持部を兼ねていることを特徴とする構成を採用する。
本発明の泡吐出容器は、ノズルキャップが、容器本体の口部に装着固定されるキャップ本体に回動可能に装着され、シリンダ部とノズルキャップを連結して内容物の流路を形成する筒状栓体が可撓性を有しており、筒状栓体の一端はノズルキャップと回動不能に連結され、他端はシリンダ部とともにキャップ本体に対して回動不能に配設されているから、ノズルキャップがキャップ本体に対して回動されると、筒状栓体がねじり変形され、内容物の流路断面が変形縮小された遮断状態となり、気液合流空間が外気と遮断されて、容器胴部を強く把持したり容器を倒したりしても、不用意に内容物が漏出することを防ぐことができ、しかも、容器を使用状態と非使用状態とに容易に切り替えることができる。
泡吐出容器として、ノズルキャップのストッパ係合部が、キャップ本体のストッパに係合して筒状栓体の遮断状態を維持する実施形態では、容器を非使用状態に維持することができる。
また、吐出口を形成するノズルが、ノズルキャップの外周面より突出して外方に延び、ノズルキャップを回動するための把持部を兼ねている実施形態では、ノズルキャップを小さな力で回動することができ、容器を非使用状態に容易に切り替えることができるという作用効果を奏する。
泡吐出容器の第1実施例の使用状態を示す図であり、(a)は図(b)のa−a線における下向き矢視断面図、(b)は部分断面側面図である。 第1実施例泡吐出容器の泡吐出器の組み立て配列図を示す、半断面図である。 第1実施例泡吐出容器の使用状態を示す図であり、(a)は図1(b)のa−a線における上向き矢視断面図、(b)は図1(b)のb−b線における矢視断面図である。 第1実施例泡吐出容器のノズルキャップを示す図であり、(a)は断面側面図、(b)は下面図である。 第1実施例泡吐出容器の筒状栓体を示す図であり、(a)は上面図、(b)は半断面側面図、(c)は下面図である。 第1実施例泡吐出容器のキャップ本体を示す図であり、(a)は上面図、(b)は断面側面図である。 第1実施例泡吐出容器のシリンダ部を示す図であり、(a)は上面図、(b)は断面側面図である。 (a)は図7(b)のc−c線矢視断面図、(b)は図7(b)のd−d線矢視断面図、(c)は図7(b)における内側壁30上部を示す部分斜視図である。 第1実施例泡吐出容器の非使用状態を示す図であり、(a)は図(b)のe−e線における矢視断面図、(b)は部分断面側面図である。 泡吐出容器の第2実施例の使用状態を示す図であり、(a)は図(b)のf−f線における矢視断面図、(b)は部分断面側面図、(c)は図(b)の要部拡大図である。
次に、本発明の泡吐出容器について、実施例を示した図面を参照して説明する。
図1〜9において、Aは容器本体、Bは容器本体Aに装着された泡吐出器である。
図2に示すように、泡吐出器Bは、内容物と空気とを合流させる気液合流空間Gを形成するシリンダ部Sと、容器本体Aの口部2に装着固定されるキャップ本体C1と、泡状内容物の吐出流路Hを形成するノズルキャップC2と、シリンダ部SとノズルキャップC2を連結して気液合流空間Gと吐出流路Hとに連通する混合流路Kを形成する筒状栓体Pと、外気を容器内の充填空間Mに取り込む逆止弁39とからなっている。
図1、9に示すように、容器本体Aは、図示しない底部を有する筒状の胴部1の上部に、内部の充填空間Mと連通する開口を形成する口部2を有する。
胴部1は、合成樹脂等により成形された可撓性素材からなり、把持して押圧すると変形して内部の充填空間Mに充填された内容物を空気とともに圧搾する役割を果たす。
口部2には外周におねじ部3が形成され、泡吐出器Bを装着することができる。
また、口部2のおねじ部3の下方には、周方向所定箇所に係止リブ4が口部2の軸方向に突設されている。
図7,図8に示すように、シリンダ部Sは、下部に内容物を吸引する吸引口を形成する吸引管13と、吸引管13を連結するシリンダ底体14と、下部にシリンダ底体14が装着され、上部外周にフランジ15を有するシリンダ本体10とからなっている。
シリンダ本体10は、小径の下部筒17と大径の上部筒18とが段部19により連結されている。
図8(a)に示すように、下部筒17の内周には、リング板21が内方に向けて突設され、リング板21の内側には連結片22によって保持された棒体23が設けられている。
また、連結片22は周方向に間隔をあけて複数設けられており、リング板21の内縁から斜め上方に起立し、棒体23の上部に連設している。
シリンダ底体14は、下部筒17の下部外周に嵌合される嵌合筒28と、嵌合筒28の下端で連設し内側に延びる段部29と、段部29の内側に立設された内側壁30と、段部29から垂設され吸引管13を嵌合保持する保持筒31とからなっている。
嵌合筒28と段部29の連設部位には、周方向に4カ所に空気を取り込む流入孔35が、下部筒17の下端に同じく周方向4カ所に設けられた切欠き部36に対応するように配置されている。
図8(b)、図8(c)に示すように、内側壁30の内周面には、棒体23を支持するリブ38が、周方向に間隔をあけて周方向4カ所に設けられている。
また、内側壁30には、空気流入孔35および切欠き部36に一致する周方向位置において、外周面に設けられた外側溝部37aと、該外側溝部37aに連通して上面に設けられた上側溝部37bとからなる溝部37が、同様に周方向4カ所に設けられている。
これらの空気流入孔35および切欠き部36、溝部37は、本実施例では周方向4カ所に設けられているが、4カ所に限定されることはなく、相互に連通していれば1カ所でもよい。
このように、シリンダ部Sには、充填空間M内の内容物を、吸引管13、リブ38の相互間の隙間、連結片22の相互間の隙間の順に流通する内容物流路、および充填空間M内の空気を、空気流入孔35、切欠き部36、外側溝部37a、上側溝部37b、連結片22の相互間の隙間の順に流通する空気流路とが形成される。
図7に示すように、上部筒18は、上端外周からフランジ15が張り出し、フランジ15には貫通孔20が設けられるとともに、外周縁にはキャップ本体C1に保持される嵌合壁25が連設されている。
上部筒18の内周には筒状栓体Pの下端部が嵌合される嵌合面が形成され、嵌合面には軸方向に凹設された下部縦溝26が周方向4箇所に設けられている。
また、上部筒18には、上端から段部29の上面まで、下部縦溝26相互の間の周方向4箇所に内外を貫通するスリット溝27が設けられている。
上部筒18の外周には、フランジ15から垂設される位置決めリブ16が設けられ、逆止弁39が下方から嵌合されるとき、逆止弁39の高さ位置を決定する役割を果たす。
本実施例では、これら下部縦溝26,スリット溝27,位置決めリブ16は周方向4箇所に設けられているが、4箇所に限定される必要はなく適宜数の箇所に配設することができる。
図6に示すように、キャップ本体C1は、容器本体Aの口部2に螺着される装着部41と、装着部41の上端から段部49を経て内方に延びる環状の上壁42と、上壁42の段部49より内周側に立設された摺接筒43を備えている。
装着部41の内周には、口部2のおねじ部3に螺合するめねじ部45が設けられ、下端には口部2の係止リブ4に嵌合してねじ部のゆるみを阻止する係止部46が設けられている。
摺接筒43が上壁42に連設する下部には、シリンダ部Sの嵌合壁25を内周に嵌合して上壁42より下方まで延びる支持筒47と、筒状栓体Pの下端部と内周側で連結する下部連結筒48とを備える基部44が設けられ、支持筒47の外周には、上壁42の上方にリブ状のストッパ51が径方向外方に突設されている。
摺接筒43のストッパ51より上方の外周面には、後述するノズルキャップC2の摺動凹条61に嵌合する摺動凸条52が環状に突設され、摺接筒43の内周面には、軸方向上下に延びる回り止めリブ53が径方向に突設されている。
回り止めリブ53は、周方向4箇所に所定の間隙を挟んで2枚ずつ設けられ、当該間隙は、径方向内側に向けて小さくなるように形成されている。
また、回り止めリブ53の下部は、摺接筒基部44の下部連結筒48よりさらに下方に延び、シリンダ部Sの段部19付近まで垂設されている。
図3,4に示すように、ノズルキャップC2は、その上部を形成する頂壁55の裏面から、外周面を形成する外筒56、内筒57、上部連結筒58が内方に向け順に垂設されている。
外筒56の内周には、下端に上壁42の段部49に嵌合する嵌合端部59が設けられ、嵌合端部59の上方には、ストッパ51に係合可能なストッパ係合部60が内方に突設されている。
ストッパ係合部60は、ストッパ51が嵌入可能な間隙を挟んで周方向に配置された小突起60aと大突起60bとを備えている。
内筒57の内周下端付近には、摺動凸条52が回動可能に嵌合する摺動凹条61が設けられている。
上部連結筒58は、下部で筒状栓体Pの上端部に連結するとともに、上部で泡状内容物の吐出流路Hに連通し、吐出流路Hを形成するノズル63に連設している。
ノズル63は、上部連結筒58の側面から平面視で径方向外方に延び、先端の吐出口64は、外筒56よりも外側に突出するように配設されている。
上部連結筒58の内周面には、ノズル63と連設する上部に補強リブ67が設けられ、筒状栓体Pの上端部が嵌入する下部に、軸方向に延びる上部縦溝65が周方向4箇所に設けられ、上部縦溝65に一致する周方向位置には、上部連結筒58下端が上方に切り欠かれて突き当て部66が形成されている。
なお、本実施例では、キャップ本体C1は螺合により容器本体Aの口部2に装着されているが、このようなねじ部による連結手段に限定されず、フック状部に係合するアンダーカット嵌合など、他の連結手段を採用してもよいことはもちろんである。
図3,5に示すように、筒状栓体Pは、ゴムやエラストマーなどの軟材質で成形されており、キャップ本体C1の下部連結筒48に嵌合する下端連結部70と、ノズルキャップC2の上部連結筒58に嵌合する上端連結部71と、下端連結部70と上端連結部71とに連設して可撓性を有する比較的薄肉の可撓筒部72からなっている。
筒状栓体Pの内周には内容物と空気との混合流路Kが形成され、下端連結部70と上端連結部71の内周には、内容物を泡立てる発泡部材を構成するメッシュ73を取着したメッシュリング74がそれぞれ配設されている。
上下2つのメッシュ73は、必ずしも下端連結部70と上端連結部71の両端に設けられる必要はなく、どちらか一方側にのみに連結して配設されてもよいが、下端連結部70側にのみ設けるようにすれば、混合流路Kが遮断されたときメッシュ73はほとんど外気に触れることがないので、残留した内容物が固化して目詰まりするようなことがなく、安定して内容物を泡立てることができる。
下端連結部70の外周には、互いにキャップ本体C1の回り止めリブ53が嵌入する下端溝75を挟んで周方向4箇所にシリンダ部Sの下部縦溝26に嵌合する下端凸条76が設けられ、その上部には下端凸条76より外方に張り出した下張出部77が設けられている。
上端連結部71の外周には、ノズルキャップC2の上部縦溝65に嵌入する上端凸条78が周方向4箇所に設けられ、その下部には上端凸条78より外方に張り出した上張出部79が設けられている。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
容器内に充填された内容物を泡状にして吐出するには、胴部1を把持して圧搾し、充填空間Mの内圧を高める。
内容物は、吸引管13から吸引されて上昇し、シリンダ本体10の内周に配置された内側壁30から突出するリブ38と棒体23によって制限された、リブ38相互間の隙間を通過していく。
同時に、充填空間M内の空気は、シリンダ底体14の空気流入孔35とシリンダ本体10下端の切欠き部36から内側壁30の外側溝部37aに流入し、上部溝部37bを通ってリブ38相互間の隙間から上昇してきた内容物と合流し、ともに連結片22の相互間の隙間を通過していく。
空気と混合されながら気液合流空間Gを上昇してきた内容物は、筒状栓体Pの混合流路K内に配置されたメッシュ73を通過することによって泡立てられ、さらに、可撓筒部72内を通ってノズル63内の吐出流路Hから吐出口64を経て外部に吐出される。
このとき、充填空間Mの内圧により、逆止弁39は嵌合壁25の下端面に強く押圧されるため、フランジ15の貫通孔20およびスリット溝27から空気が漏れることはない。
泡状内容物を吐出した後、容器本体Aの胴部1から手を離すと、圧搾により変形した胴部1が元の形状に復帰しようとするので、充填空間M内の内圧が負圧となる。
そのため、逆止弁39が開状態となり、外気が貫通孔20およびスリット溝27から充填空間M内に流入し、充填空間Mの負圧を解消して、胴部1を速やかに元の形状へ復帰させる。
なお、本実施例では、スリット溝27は上部筒18の内外を貫通しているが、スリット溝27は回り止めリブ53が嵌入する形状であればよく、必ずしも貫通していなくてもよい。
スリット溝27が内外を貫通していなければ、外気は貫通孔20のみから充填空間M内に流入することになる。
その後、容器を使用しないときは、ノズル63を把持して図1の矢印Y方向に回動する。
ノズルキャップC2は、キャップ本体C1の摺動凸条52に摺動凹条61が分離不能かつ回動可能に嵌合しているので、キャップ本体C1に対して軸方向回りに回転していく。
このとき、筒状栓体Pの上端連結部71はノズルキャップC2の上部連結筒58に嵌合し、上端凸条78が上部縦溝65に嵌入しているから、上端連結部71はノズルキャップC2とともに回動する。
一方、筒状栓体Pの下端連結部70は、下端溝75がキャップ本体C1の回り止めリブ
53に嵌合するとともに、下端凸条76がシリンダ部Sの下部縦溝26に嵌入している。
そして、シリンダ部Sのスリット溝27も回り止めリブ53に嵌合しているから、筒状栓体Pの下端連結部70は、シリンダ部Sとともに、キャップ本体C1に回動不能に装着固定されている。
そのため、ノズルキャップC2のY方向への回転角度が大きくなるのにともなって、図9に示すように、可撓筒部72がねじられて変形し、ついにはほぼ扁平になって、混合流路Kの断面が変形縮小された遮断状態となる。
混合流路Kが遮断された非使用状態では、気液合流空間Gを外気から遮断することができ、泡吐出容器内部を外気から守ることができる。
本実施例では、ノズル63がノズルキャップC2の外周面を形成する外筒56より突出しているので、可撓筒部72がねじり変形されることによって筒状栓体Pの復元力が働いても、回転半径の大きなノズル63を把持して操作することによって大きな回転操作力をうることができ、容易にノズルキャップC2を回転させることができる。
また、本実施例では、ノズルキャップC2を約180°回動することによって、非使用状態に達することができるように、可撓筒部72の長さや肉厚などの形状が設定されている。
さらに、この非使用状態に達したとき、ノズルキャップC2のストッパ係合部60がキャップ本体C1のストッパ51に係合し、非使用状態を保持することができるようになっている。
ノズルキャップC2が使用状態から約180°付近まで回転すると、まずストッパ係合部60の小突起60aがストッパ51に当接する。
小突起60aの突出高さは、ノズルキャップC2を強く回動操作すれば乗り越え可能な程度に設定されているから、さらにノズルキャップC2を回転させれば、小突起60aがストッパ51を乗り越え、大突起60bがストッパ51に当接する。
大突起60bは、小突起60aよりも突出高さが高く乗り越えることができないとともに、操作者がノズルキャップC2から手を離して筒状栓体Pに復帰力が働いても、小突起60aがストッパ51に当接してストッパ51を係合し、非使用状態を維持することができる。
再度、容器を使用するときには、ノズルキャップC2を回転操作して小突起60aがストッパ51を乗り越えれば、筒状栓体P自身の復元力により簡単に混合流路Kが連通して使用状態に復帰する。
このように、本実施例の泡吐出容器は、使用しないときにはノズルキャップC2を回動して非使用状態とし、気液合流空間Gを外気から遮断することができるから、胴部1を誤って強く把持したり容器を倒したりしても、不用意に内容物が漏出することがなく、しかも、容器の使用、非使用状態を容易に切り替えることができる。
次に、筒状栓体に逆止弁を一体に設けた構成の変更にともなって、筒状栓体の取り付け部の構成を変更した第2実施例について説明する。
以下、第1実施例との相違点を中心に説明する。
図10に示すように、本実施例では、逆止弁139が筒状栓体Pの下端鍔部81に一体に設けられ、弁端は上壁142の下面に押接している。
下端鍔部81は、シリンダ部Sのフランジ115上面に当接するとともに、外周側下部に設けられた嵌合溝82が、嵌合壁125から径方向内方に延びてフランジ115上面に立設された回り止めリブ153に嵌合している。
そのため、筒状栓体Pの下端連結部170は、キャップ本体C1に図示しない手段により回動不能に取り付けられたシリンダ部Sとともに、キャップ本体C1に対して回動しない。
このように、本実施例では、逆止弁139を筒状栓体Pに一体に設けたので、構造が簡単となり、組み立て製造が容易となる。
また、フランジ115と上壁142の間に、逆止弁139と回り止めリブ153を収容したので、泡吐出器Bがコンパクトになり、容器全体もコンパクトにすることができた。
その他の作用効果については、第1実施例と同様である。
本発明の泡吐出容器は、簡易な構造で使用、非使用状態を切り替えて内部の流路を外気と遮断することができ、衛生的かつ安定的に使用することができるので、シャンプーやボディソープなどの各種液体洗浄剤や整髪料などを内容物とする安価な容器として好適に利用できる。
A 容器本体
B 泡吐出器
C1 キャップ本体
C2 ノズルキャップ
P 筒状栓体
G 気液合流空間
M 充填空間
K 混合流路
H 吐出流路
S シリンダ部
1、101 胴部
2 口部
3 おねじ部
4 係止リブ
10 シリンダ本体
13、113 吸引管(吸引口)
14 シリンダ底体
15、115 フランジ
16 位置決めリブ
17 下部筒
18 上部筒
19 段部
20、120 貫通孔
21 リング板
22 連結片
23 棒体
25,125 嵌合壁
26 下部縦溝
27 スリット溝
28 嵌合筒
29 段部
30 内側壁
31 保持筒
35、135 空気流入孔
36 切欠き部
37 溝部
38 リブ
39、139 逆止弁
41、141 装着部
42、142 上壁
43、143 摺接筒
44 基部
45 めねじ部
46 係止部
47 支持筒
48 下部連結筒
49 段部
51、151 ストッパ
52 摺動凸条
53、153 回り止めリブ
55 頂壁
56 外筒
57、157 内筒
58 上部連結筒
59 嵌合端部
60、160 ストッパ係合部
60a,160a 小突起
60b,160b 大突起
61 摺動凹条
63、163 ノズル
64 吐出口
65 上部縦溝
66 突き当て部
67 補強リブ
70、170 下端連結部
71 上端連結部
72 可撓筒部
73、173 メッシュ(発泡部材)
74、174 メッシュリング
75 下端溝
76 下端凸条
77 下張出部
78 上端凸条
79 上張出部
81 下端鍔部
82 嵌合溝

Claims (8)

  1. 可撓性を有する胴部を有し内容物を充填する容器本体と、容器本体に装着され、内容物を空気と混合して吐出する泡吐出器とからなり、
    泡吐出器は、内容物と空気とを合流させる気液合流空間を形成するシリンダ部と、容器本体の口部に装着固定されるキャップ本体と、泡状内容物の吐出口を有するノズルキャップと、シリンダ部とノズルキャップを連結して内容物の流路を形成する可撓性の筒状栓体とからなり、
    ノズルキャップは、キャップ本体に回動可能に装着されるとともに、筒状栓体の一端と回動不能に連結され、
    シリンダ部と、シリンダ部に連結される筒状栓体の他端とは、キャップ本体に対して回動不能に配設されていることを特徴とする泡吐出容器。
  2. ノズルキャップがキャップ本体に対して回動されることにより、筒状栓体は、ねじり変形されて内容物の流路断面が変形縮小された遮断状態となり、ノズルキャップのストッパ係合部が、キャップ本体のストッパに係合して当該遮断状態を維持することを特徴とする請求項1記載の泡吐出容器。
  3. ストッパは、ノズルキャップの回転周方向に略垂直に突出するリブ状突起であり、ストッパ係合部は、ノズルキャップの回転周方向にストッパを嵌合し得る所定幅の間隙を挟んで突設された大突起と、小突起とからなることを特徴とする請求項2記載の泡吐出容器。
  4. 小突起の突出高さは大突起より低く、ノズルキャップの回動操作によって乗り越え可能であるとともに、筒状栓体の復帰弾性力によってもストッパとの係合を保ち遮断状態を維持するように設定されていることを特徴とする請求項3記載の泡吐出容器。
  5. キャップ本体は、容器本体の口部に取り付け固定される装着部と、装着部から内方に延びる上壁と、上壁に立設される摺接筒とからなり、
    摺接筒は、ノズルキャップの頂壁から垂設された内筒に回動可能かつ分離不能に嵌合する嵌合部と、下部外周面に突設されたストッパとを備えており、
    ノズルキャップには、内筒の外側に頂壁から垂設された外筒の内周面にストッパ係合部が突設されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の泡吐出容器。
  6. シリンダ部は、シリンダ部をキャップ本体に支持するとともに貫通孔が設けられたフランジと、フランジより下方に設けられた逆止弁とを備え、
    摺接筒の内周の少なくとも1箇所には、回り止めリブが摺接筒の内周側に突設され、筒状栓体の下端連結部の外周には、該回り止めリブに嵌合可能な下端溝が設けられていることを特徴とする請求項5記載の泡吐出容器。
  7. シリンダ部は、シリンダ部をキャップ本体に支持するとともに貫通孔が設けられたフランジを備え、該フランジの上面には径方向に延びる回り止めリブが設けられており、
    筒状栓体には、フランジ上面に当接する下端鍔部に逆止弁が一体に設けられるとともに、下端鍔部の下面には、前記回り止めリブに嵌合する嵌合溝が設けられていることを特徴とする請求項5記載の泡吐出容器。
  8. ノズルキャップの吐出口を形成するノズルは、ノズルキャップの外周面より突出して外方に延びており、ノズルキャップを回動するための把持部を兼ねていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の泡吐出容器。
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