JP2016010899A - エンジン作業機 - Google Patents

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健太郎 金谷
Kentaro Kanetani
健太郎 金谷
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Abstract

【課題】ブレーキ機構が作動している制動状態でエンジンの回転数を上げてしまう誤操作により動力系部品が破損するのを未然に防止する。
【解決手段】エンジンと、エンジンの回転数を調整するスロットルレバー10と、エンジンによって駆動されるスプロケット2と、これにより作動されるソーチェーン4と、スプロケット2に制動力を与える制動手段のブレーキハンドル10とを備え、ブレーキハンドル10が制動状態にあるときにスロットルレバー10が操作されてもエンジンの回転数が上昇しないように、燃料供給制御手段としてのスロットル制御アーム11で混合気の供給を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジン(内燃機関)を動力源とするチェーンソー等のエンジン作業機に関する。
図4は従来のエンジンチェーンソーである。このエンジンチェーンソーは本体ハウジング1を有し、本体ハウジング1内には図示しない動力源となるエンジン(内燃機関)が配設されている。本体ハウジング1の側面にはエンジンの出力軸の回転を遠心クラッチ7を介して受けるスプロケット2が配置されている。すなわち、遠心クラッチ7はエンジン出力軸の回転数が所定値以上となったときにエンジン出力軸と連動して回転するクラッチドラム8を有し、スプロケット2はクラッチドラム8と同心で、これと一体に回転するように設けられている。スプロケット2は遠心クラッチ7の接続状態ではエンジンによって駆動される回転駆動部として機能する。
また、本体ハウジング1の前方方向Xに突出した状態で本体ハウジング1の前記側面にチェーンバー(ガイドバー)3がナット9で取り付けられており、回転駆動部としてのスプロケット2及びチェーンバー3の外周部には、作業具としての環状のソーチェーン4が架け渡されている。スプロケット2はソーチェーン4の鎖環の間に係合してソーチェーン4を連動させ、スプロケット2の回転に伴ってソーチェーン4をチェーンバー3の外周部にガイドされて走行させるようにしている。
本体ハウジング1の上方中央部にはフロントハンドル5が配設されており、チェーンバー3とは逆側の背面部にはリアハンドル6が配設されている。作業者は左手でフロントハンドル5を把持するとともに、右手でリアハンドル6を把持することにより、チェーンソー本体を携帯し作業を行なう。
リアハンドル6には、エンジンの回転数を調整する操作部として機能するスロットルレバー10が揺動自在(回動自在)に取り付けられており、リアハンドル6の内側に突出するスロットルレバー10の操作端部10aの反対側端部10bには長穴10cが形成されている。一方、キャブレタ(気化器)のスロットルバルブと連動する燃料供給制御手段としてのスロットル制御アーム11が、回転支点11aを中心として回動自在にキャブレタ側面部15に設けられており、この制御アーム11の先端穴11bと前記長穴10c間にスロットルロッド12が設けられている。つまり、スロットルロッド12の一方の端部は長穴10cに挿入され折り曲げられて係合し、他方の端部は先端穴11bに挿入され折り曲げられて係合している。これによってスロットルロッド12はスロットルレバー10と制御アーム11を連結するリンクとして機能し、スロットルレバー10の操作がスロットルロッド12を介して制御アーム11に伝達され、スロットルレバー10の操作量が多くなると、制御アーム11の回転角度(スロットルバルブの開度)も大きくなって、エンジンへの空気と燃料の混合気の供給量を増大させる(ひいてはエンジンの回転数を増加させる)ことができる。
本体ハウジング1のフロントハンドル5より前側の上部位置には、ブレーキハンドル(ハンドガード)20が揺動自在に取り付けられている。ブレーキハンドル20は作業中のキックバックに備える緊急停止機構をなすものであり、作業者が把持するフロントハンドル5の前側近傍にブレーキハンドル20が設けられることで、キックバック時に作業者の手の甲がブレーキハンドル20に当たって又はブレーキハンドル20の慣性によってブレーキハンドル20が揺動すると、これに連動するブレーキ、つまり前記クラッチドラム8の外周に巻き付け可能に設けられたベルト状ブレーキシュー23がクラッチドラム8を締め付けて制動、停止させる。また、ブレーキハンドル20は上記緊急停止機能と共に手動により制動状態を保持する機能も有している。ブレーキハンドル20及びクラッチドラム8の外周に巻き付け可能に設けられたベルト状ブレーキシュー23は回転駆動部としてのスプロケット2に制動力を与える制動手段として機能する。
チェーンの制動装置を備えるチェーンソーとしては、下記特許文献1がある。
第2759072号公報
ところで、この種のエンジンチェーンソーでは、安全のためにエンジン始動時はブレーキハンドルを手動操作して制動状態、つまりソーチェーンが走行しない状態としておき、始動後にブレーキハンドルによる制動状態を解除して、エンジンの回転数を上げていく操作手順を踏む。
しかし、スロットル機構(スロットルレバーによるスロットルバルブの操作機構)とブレーキ機構(ブレーキハンドルによるクラッチドラムの制動機構)とは独立しているため、作業者によってはブレーキ機構が作動している制動状態でエンジンの回転数を上げてしまうことで、クラッチ等の動力系部品を劣化させたり、破損させてしまうことがある。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、ブレーキ機構が作動している制動状態でエンジンの回転数を上げてしまう誤操作により動力系部品が劣化したり、破損したりするのを未然に防止可能なエンジン作業機を提供することにある。
本発明のある態様はエンジン作業機である。このエンジン作業機は、エンジンと、前記エンジンの回転数を調整する操作部と、前記エンジンによって駆動される回転駆動部と、前記回転駆動部で作動される作業具と、前記回転駆動部に制動力を与える制動手段と、を備え、
前記制動手段が制動状態にあるときに前記操作部による燃料供給制御手段の操作を抑制したことを特徴とする。
前記態様において、前記操作部と前記燃料供給制御手段とを連結手段で連結し、前記制動手段が非制動状態にあるときは前記操作部の操作を前記連結手段を介して前記燃料供給制御手段に伝達し、前記制動手段が制動状態にあるときは前記連結手段による前記操作部から前記燃料供給制御手段への伝達が抑制されるようにした構成でもよい。
前記態様において、前記操作部と前記燃料供給制御手段とを連結する連結手段が変形可能であり、前記制動手段が非制動状態にあるときは前記操作部の操作を前記連結手段を変形させないで、前記連結手段を介して前記燃料供給制御手段に伝達し、前記制動手段が制動状態にあるときは前記連結手段を変形させて、前記操作部の操作が前記燃料供給制御手段に伝達されないようにした構成でもよい。
また、前記連結手段がリンク機構であり、前記制動手段が非制動状態にあるときは前記操作部の操作を前記リンク機構を介して前記燃料供給制御手段に伝達し、前記制動手段が制動状態にあるときは前記リンク機構を屈曲自在として、前記操作部の操作が前記燃料供給制御手段に伝達されないようにしてもよい。
さらに、前記制動手段のブレーキハンドルで作動されるガイド部材が前記リンク機構に対応して設けられており、前記ブレーキハンドルが非制動状態にあるときは前記ガイド部材で前記リンク機構が屈曲しないように案内する構成でもよい。
前記態様において、前記操作部と前記燃料供給制御手段とを連結手段で連結し、前記制動手段が非制動状態にあるときは前記操作部の操作を前記連結手段を介して前記燃料供給制御手段に伝達し、前記制動手段が制動状態にあるときは前記連結手段が前記操作部から外れて、前記操作部の操作が前記燃料供給制御手段に伝達されないようにした構成でもよい。
この場合、前記連結手段がリンクであり、前記制動手段のブレーキハンドルで作動される解除部材が前記リンクに対応して設けられており、前記ブレーキハンドルが制動状態にあるときは前記解除部材で前記リンクを前記操作部に対して非係合状態にする構成でもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係るエンジン作業機によれば、作業具を作動させる回転駆動部を制動する制動手段が制動状態にあるときに、作業者によりエンジンの回転数を上昇させる操作が行われても、エンジンの回転数が上昇しないように、燃料供給制御手段による前記エンジンへの混合気の供給を制御することができる。この結果、制動状態でエンジンの回転数を上げてしまう誤操作により動力系部品が劣化、破損するのを未然に防止可能である。
本発明に係るエンジン作業機の第1の実施の形態であって、エンジンチェーンソーを示す一部を断面とした側面図。 第1の実施の形態の要部構成であって、(A)はスロットルレバーがオフ(操作量ゼロ)でブレーキハンドルがオフ(非制動状態)にあるとき、(B)はスロットルレバーがオフ(操作量ゼロ)でブレーキハンドルがオン(制動状態)にあるとき、(C)はスロットルレバーがオン(操作量多い)でブレーキハンドルがオフ(非制動状態)にあるとき、(D)はスロットルレバーがオン(操作量多い)でブレーキハンドルがオン(制動状態)にあるときの拡大側面図。 本発明に係るエンジン作業機の第2の実施の形態であって、エンジンチェーンソーを示し、(A)はスロットルレバーがオフ(操作量ゼロ)でブレーキハンドルがオフ(非制動状態)にあるとき、(B)はスロットルレバーがオフ(操作量ゼロ)でブレーキハンドルがオン(制動状態)にあるときの拡大側面図。 従来のエンジンチェーンソーを示す一部を断面とした側面図。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1及び図2(A)〜(D)で本発明の第1の実施の形態に係るエンジンチェーンソーについて説明する。これらの図において、本体ハウジング1には、エンジン及びキャブレタが内蔵されており、前記キャブレタのスロットルバルブと連動する燃料供給制御手段としてのスロットル制御アーム11が、回転支点11aを中心として回動自在にキャブレタ側面部15に設けられている。また、リアハンドル6には、エンジンの回転数を調整する操作部として機能するスロットルレバー10が枢着点Pを中心として揺動自在(回動自在)に取り付けられており、リアハンドル6の内側に突出するスロットルレバー10の操作端部10aの反対側端部10bには長穴10cが形成されている。
本実施の形態では、長穴10cとスロットル制御アーム11の先端穴11bとの間を、図4のスロットルロッド12の代わりに変形自在(屈曲自在)なリンク機構30で連結している。すなわち、リンク機構30は一端部が相互に屈曲自在に連結された第1リンク31と第2リンク32とを有し、第1リンク31の他端部はスロットルレバー10の長穴10cに挿入され折り曲げられて係合し、第2リンク32の他端部は先端穴11bに挿入され折り曲げられて係合している。
また、第1リンク31と第2リンク32との接続点33に対応してガイド部材としてのガイドレバー25が枢着点26で内側側面部14に回動自在に取り付けられている。図2(A),(C)に示すガイドレバー25の第1の状態では、ガイドレバー25のガイド端27は第1リンク31と第2リンク32とが屈曲しないように(真っ直ぐとなるように)第1リンク31と第2リンク32との接続点33を案内し(支え)、図2(B),(D)に示すガイドレバー25の第2の状態では、ガイドレバー25のガイド端27は第1リンク31と第2リンク32との接続点33が屈曲可能なように後退位置となる。
ブレーキハンドル20及びクラッチドラム8の外周に巻き付け可能に設けられたベルト状ブレーキシュー23は、回転駆動部としてのスプロケット2に制動力を与える制動手段として機能する。図1においてブレーキハンドル20が右回りに回動すると、この動きに連動してベルト状ブレーキシュー23が遠心クラッチ7のクラッチドラム8に巻き付き、締め付けることでクラッチドラム8を制動し、停止させる。また、ブレーキハンドル20とガイドレバー25とを連動させるために、本体ハウジング1に固定のワイヤガイド29で案内されるワイヤ28でブレーキハンドル20の回動支点20aから離れた点と、ガイドレバー25のガイド端27の反対側端部とを連結している。なお、ガイドレバー25はブレーキハンドル20が左回りに回動した非制動位置のときに図2(A),(C)の第1状態に復帰できるようにバネ等で付勢されている。
その他の構成は図4の従来のチェーンソーと同様であるので、説明を省略する。
以上の第1の実施の形態の構成において、図2(A)はスロットルレバー10がオフ(操作量ゼロ)でブレーキハンドル20がオフ(非制動状態)にあるときで、例えばチェーンソーの不使用時、保管時はこの状態である。図2(B)はスロットルレバー10がオフでブレーキハンドル20がオン(制動状態)であって、この状態においてエンジンを始動する。エンジン始動後は、図2(C)のようにブレーキハンドル20をオフにした後、スロットルレバー10をオンとする(操作量を多くする)。図2(C)のブレーキハンドル20のオフ状態(つまりブレーキシュー23がクラッチドラム8を解放している非制動状態)では、ガイドレバー25は第1の状態となっており、ガイドレバー25のガイド端27は第1リンク31と第2リンク32とが屈曲しないように(真っ直ぐとなるように)第1リンク31と第2リンク32との接続点33を案内している(支えている)。このため、第1リンク31と第2リンク32の連結体は有効長Lを維持し、スロットルレバー10の操作量にほぼ比例させてスロットル制御アーム11を回動させることができる。従って、制御アーム11の回動に伴いスロットルバルブの開度を大きくして、エンジンへの空気と燃料の混合気の供給量を増大させる(ひいてはエンジンの回転数を増加させる)ことができる。
作業者の誤操作により、図2(D)のように、ブレーキハンドル20がオン状態(つまりブレーキシュー23がクラッチドラム8を締め付けている制動状態)のままでスロットルレバー10をオンにしたとき(操作量を多くしたとき)は、ガイドレバー25は第2の状態となっており、ガイドレバー25のガイド端27は第1リンク31と第2リンク32とが屈曲可能なように後退位置にある。このため、スロットルレバー10の操作量を増やしても、第1リンク31と第2リンク32の連結体は屈曲して有効長Lを維持できないため、混合気を増やす方向にスロットル制御アーム11を回動させることができない。このため、クラッチドラム8の制動状態でエンジンの回転数が上昇することはなく、誤操作により動力系部品が劣化したり、破損したりするのを未然に防止可能である。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) 制動手段が制動状態(ブレーキハンドル20がオンでブレーキシュー23がクラッチドラム8を制動した状態)にあるときに、操作部としてのスロットルレバー10が操作されてもエンジンの回転数が上昇しないように、燃料供給制御手段としてのスロットル制御アーム11によるエンジンへの混合気の供給を制御するので、作業者の誤操作により遠心クラッチ7等の動力系部品が劣化したり、破損したりするのを未然に防止可能である。
(2) 操作部としてのスロットルレバー10と、燃料供給制御手段としてのスロットル制御アーム11とを連結する連結手段が2つのリンク31、32を連結したリンク機構30であり、ブレーキハンドル20が非制動位置にあるときはガイド部材してのガイドレバー25でリンク31,32を変形(屈曲)しないように案内することで、スロットルレバー10の操作をリンク31,32を介して制御アーム11に伝達し、ブレーキハンドル20が制動位置にあるときはリンク31,32を変形(屈曲)させて、スロットルレバー10の操作が制御アーム11に伝達されないようにしている。このため、誤操作により動力系部品の劣化、破損を回避する機構が簡単である。
図3(A),(B)で本発明の第2の実施の形態に係るエンジンチェーンソーについて説明する。この場合、操作部としてのスロットルレバー10と、燃料供給制御手段としてのスロットル制御アーム11とを連結する連結手段として1つのリンク40を用いるが、リンク40の一端部がスロットルレバー10の係合端部(係合凹部)10dに係合する係合状態{図3(A)}と、係合端部10dから外れた非係合状態{図3(B)}とを取り得る構成である。すなわち、ブレーキハンドル20で作動される解除部材としての解除レバー45がリンク40に対応して設けられており、解除レバー45はその中間部分である枢着点46で内側側面部14に回動自在に取り付けられている。解除レバー45の一端部はリンク40の中間部と係合(多少の遊びを持たせて嵌合)し、他端部はブレーキハンドル20の基部近傍に一体化された当接部材21と当接している。なお、解除レバー45は常時当接部材21と当接する向きに付勢されている。
リアハンドル6の内側に突出するスロットルレバー10の操作端部10aの反対側端部には前記係合端部10dが形成され、図3(A)のように、ブレーキハンドル20が非制動位置にあるときは、解除レバー45はリンク40を押し上げない位置関係にあり、リンク40の一端部の折り曲げ部分が係合端部10dと係合した係合状態である。なお、リンク40の他端部はスロットル制御アーム11の先端穴11bに挿入され折り曲げられて係合している。図3(B)のように、ブレーキハンドル20が制動位置にあるときは、解除レバー45は当接部材21に押されて右回りに回動し、リンク40を押し上げて係合端部10dとの係合が外れた非係合状態となる。
その他の構成は第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
図3の第2の実施の形態の構成において、図3(A)のように、ブレーキハンドル20が非制動位置にあるときは、リンク40はスロットルレバー10の係合端部10dと係合状態を維持しており、エンジン始動後にスロットルレバー10の操作量を増やせば、その操作量にほぼ比例させてスロットル制御アーム11を回動させることができる。従って、制御アーム11の回動に伴いスロットルバルブの開度を大きくして、エンジンへの空気と燃料の混合気の供給量を増大させる(ひいてはエンジンの回転数を増加させる)ことができる。
図3(B)のように、ブレーキハンドル20が制動位置にあるときは、リンク40はスロットルレバー10の係合端部10dとの係合が外れており、エンジン始動後にスロットルレバー10の操作量を増やしても、操作は無効となるから、エンジンの回転数が上昇することはなく、誤操作により動力系部品が劣化、破損するのを未然に防止可能である。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
本発明の実施の形態では、制動状態にあるときにスロットルレバー10による操作量が無効となるよう燃料供給制御手段が制御される構成としたが、クラッチが接続される回転数に達しない範囲に操作量が抑制されて燃料供給制御手段に伝達されてもよい。
また、スロットルレバー10が電気的な手段を介して燃料供給制御手段と連結される構成とし、制動状態にあるときに燃料供給制御手段の操作が抑制されるよう制御されてもよい。
また、上記各実施の形態では、エンジン作業機としてエンジンチェーンソーを例にとって説明したが、エンジン動力で回転刃を回転させるエンジン刈払機や、エンジンカッタ、ヘッジトリマ等において制動手段を設けた場合も本発明は適用可能である。
1 本体ハウジング
2 スプロケット
3 チェーンバー
4 ソーチェーン
5 フロントハンドル
6 リアハンドル
7 遠心クラッチ
8 クラッチドラム
10 スロットルレバー
11 スロットル制御アーム
12 スロットルロッド
20 ブレーキハンドル
21 当接部材
23 ブレーキシュー
25 ガイドレバー
30 リンク機構
31,32,40 リンク
28 ワイヤ
29 ワイヤガイド
45 解除レバー

Claims (7)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの回転数を調整する操作部と、
    前記エンジンによって駆動される回転駆動部と、
    前記回転駆動部で作動される作業具と、
    前記回転駆動部に制動力を与える制動手段と、を備え、
    前記制動手段が制動状態にあるときに前記操作部による燃料供給制御手段の操作を抑制したことを特徴とするエンジン作業機。
  2. 前記操作部と前記燃料供給制御手段とを連結手段で連結し、前記制動手段が非制動状態にあるときは前記操作部の操作を前記連結手段を介して前記燃料供給制御手段に伝達し、前記制動手段が制動状態にあるときは前記連結手段による前記操作部から前記燃料供給制御手段への伝達が抑制されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のエンジン作業機。
  3. 前記操作部と前記燃料供給制御手段とを連結する連結手段が変形可能であり、前記制動手段が非制動状態にあるときは前記操作部の操作を前記連結手段を変形させないで、前記連結手段を介して前記燃料供給制御手段に伝達し、前記制動手段が制動状態にあるときは前記連結手段を変形させて、前記操作部の操作が前記燃料供給制御手段に伝達されないようにしたことを特徴とする請求項2に記載のエンジン作業機。
  4. 前記連結手段がリンク機構であり、前記制動手段が非制動状態にあるときは前記操作部の操作を前記リンク機構を介して前記燃料供給制御手段に伝達し、前記制動手段が制動状態にあるときは前記リンク機構を屈曲自在として、前記操作部の操作が前記燃料供給制御手段に伝達されないようにしたことを特徴とする請求項3に記載のエンジン作業機。
  5. 前記制動手段のブレーキハンドルで作動されるガイド部材が前記リンク機構に対応して設けられており、前記ブレーキハンドルが非制動状態にあるときは前記ガイド部材で前記リンク機構が屈曲しないように案内することを特徴とする請求項4に記載のエンジン作業機。
  6. 前記操作部と前記燃料供給制御手段とを連結手段で連結し、前記制動手段が非制動状態にあるときは前記操作部の操作を前記連結手段を介して前記燃料供給制御手段に伝達し、前記制動手段が制動状態にあるときは前記連結手段が前記操作部から外れて、前記操作部の操作が前記燃料供給制御手段に伝達されないようにしたことを特徴とする請求項2に記載のエンジン作業機。
  7. 前記連結手段がリンクであり、前記制動手段のブレーキハンドルで作動される解除部材が前記リンクに対応して設けられており、前記ブレーキハンドルが制動状態にあるときは前記解除部材で前記リンクを前記操作部に対して非係合状態にすることを特徴とする請求項6に記載のエンジン作業機。
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