JP2016010838A - 研削方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な装置構成で、粗研削後の板状ワークに一定の仕上げ研削量を確保する研削方法を提供する。
【解決手段】研削方法は、厚み測定手段88によって板状ワーク91の厚みB1を測定する工程と、仕上げ研削後の板状ワークの仕上げ厚み目標値Dから逆算して、仕上げ研削工程時に一定の仕上げ研削量Cを残すように粗研削量Eを算出する工程と、上面高さ測定手段85で粗研削加工前の板状ワークの上面高さを測定する工程と、粗研削加工前の板状ワークの上面高さから粗研削量Eだけ低い上面高さ目標値Aまで、上面高さ測定手段で板状ワークの上面高さを測定しながら粗研削手段60で粗研削する工程と、厚み測定手段で板状ワークの厚みを測定しながら仕上げ研削手段で仕上げ研削する工程とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体ウェーハ等の板状ワークの厚みを測定しながら所望の厚みに研削する研削方法に関する。
研削加工において、接触式のハイトゲージで板状ワークの厚みを測定しながら研削する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。接触式のハイトゲージでは、一対の接触子を板状ワークの上面とチャックテーブルの上面に接触させて、接触位置の高さの差分から板状ワークの厚みが検出される。また、複数の板状ワークからなる貼り合わせワークの研削方法として、非接触式の厚み測定器で研削対象の上側ワークの厚みを測定しながら研削する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。非接触式の厚み測定器では、上側ワークの上下面で反射されたレーザー光の光路差から板状ワークの厚みが検出される。
さらに、接触式のハイトゲージと非接触式の厚み測定器を組み合わせて、板状ワークの厚みを測定しながら研削する方法も知られている(例えば、特許文献3参照)。この研削方法では、粗研削時に接触式のハイトゲージで保護テープの厚みを含む板状ワークの総厚を測定しながら粗研削量が調整され、仕上げ研削時に非接触式の厚み測定器で板状ワークの厚みだけを測定しながら仕上げ量が制御される。粗研削によって板状ワークが目標厚みまで近づけられ、仕上げ研削によって板状ワークが目標厚みに調整されると共に、粗研削後の板状ワークに生じたクラックが除去される。
特開2008−073785号公報 特開2008−264913号公報 特開2007−335458号公報
ところで、粗研削後の板状ワークの表面からクラックを除去するためには、一定の仕上げ研削量(約30μm)が必要である。しかしながら、特許文献3のように保護テープの厚みを含む板状ワークの総厚を測定しながら粗研削されると、粗研削後に一定の仕上げ研削量が得られない場合がある。例えば、保護テープの厚みバラツキによって、粗研削時に板状ワークが削られ過ぎたり、逆に板状ワークに研削不足が生じたりする。粗研削時に削られ過ぎると仕上げ研削時に必要な研削量が得られず、粗研削時に研削量が不足すると仕上げ研削時に時間が掛ってしまう。貼り合わせワークでも、同様な問題が生じる可能性がある。
この場合、粗研削時に非接触式の厚み測定器を使用することも考えられる。研削対象の板状ワークの厚みだけを測定しながら研削することで、粗研削後の板状ワークに必要な仕上げ厚みを精度よく残すことができる。しかしながら、粗研削時には、仕上げ研削時よりも多量に大きな研削屑が発生するため、非接触式の厚み測定器では研削屑が邪魔になって板状ワークの厚みを認識することが難しい。さらに、非接触式の厚み測定器は接触式のハイトゲージと比べて高価であり、粗研削用に非接触式の厚み測定器を用意すると、装置コストが増加するという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、安価な装置構成で、粗研削後の板状ワークに一定の仕上げ研削量を確保することができる研削方法を提供することを目的とする。
本発明の研削方法は、板状ワークを保持面で保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルが保持する板状ワークの上面に粗研削砥石を当接させて粗研削する粗研削手段と、該粗研削手段に隣接し板状ワークの上面の高さを測定する上面高さ測定手段と、該粗研削砥石より細かい粒径の砥粒で形成される仕上げ研削砥石を当接させて仕上げ研削する仕上げ研削手段と、該仕上げ研削手段に隣接し板状ワークの厚みを測定する厚み測定手段と、該チャックテーブルに板状ワークを搬入する搬入手段と、該チャックテーブルから板状ワークを搬出する搬出手段と、均等間隔で複数配設する該チャックテーブルを該粗研削手段による粗研削位置と該仕上げ研削手段による仕上げ研削位置と板状ワークの搬入および搬出をする搬入出位置とに位置づけるターンテーブルと、を備える研削装置を用いた研削方法であって、該ターンテーブルで該搬入出位置に位置づけられた該チャックテーブルに該搬入手段を用いて該チャックテーブルに板状ワークを搬入する搬入工程と、該搬入工程の後、該ターンテーブルで該チャックテーブルを該仕上げ研削位置に位置づけ該厚み測定手段を用いて板状ワークの厚みを測定する厚み測定工程と、該厚み測定工程で測定した板状ワークの厚みと、予め設定される仕上げ厚み目標値と、予め設定される該仕上げ研削手段による仕上げ研削量とを用いて、
粗研削量=板状ワークの厚み−仕上げ厚み目標値−仕上げ研削量
の式から、該粗研削手段による粗研削量を算出する粗研削量算出工程と、該厚み測定工程の後、該ターンテーブルで該チャックテーブルを該粗研削位置に移動させ該上面高さ測定手段で板状ワークの上面高さを測定する上面高さ測定工程と、該上面高さ測定工程で測定した上面高さから該粗研削量算出工程で算出された粗研削量だけ低い上面高さまで、該上面高さ測定手段で板状ワークの上面高さを測定しながら該粗研削手段で粗研削する粗研削工程と、該粗研削工程の後、該厚み測定手段で板状ワークの厚みを測定しながら該仕上げ研削手段で予め設定される仕上げ厚み目標値に仕上げ研削する仕上げ研削工程と、により構成される。
この構成によれば、粗研削工程前に板状ワークの厚みが測定され、仕上げ厚み目標値から逆算して仕上げ研削工程時に一定の仕上げ研削量を残すように、板状ワークの厚みからの粗研削量が算出される。粗研削後の板状ワークに一定の仕上げ研削量が確保されているため、仕上げ研削量が過不足することなく、短時間で粗研削後の板状ワークに生じたクラックを適切に除去することができる。また、粗研削量が高精度に算出されているため、粗研削では、高価な厚み測定手段を用いることなく、比較的安価な上面高さ測定手段で板状ワークの粗研削量を精度よく制御することができる。よって、安価な装置構成で、板状ワークを精度よく研削することができる。
本発明の他の研削方法は、基台となる第1の板状ワークと該第1の板状ワークの上面に貼付ける第2の板状ワークとにより少なくとも構成される貼り合せワークの該第1の板状ワークを保持面に接触させ保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルが保持する貼り合せワークの該第2の板状ワークの上面に粗研削砥石を当接させて粗研削する粗研削手段と、該粗研削手段に隣接し該第2の板状ワークの上面の高さを測定する上面高さ測定手段と、該粗研削砥石より細かい粒径の砥粒で形成される仕上げ研削砥石を当接させて仕上げ研削する仕上げ研削手段と、該仕上げ研削手段に隣接し該第2の板状ワークの厚みを測定する厚み測定手段と、該チャックテーブルに貼り合せワークを搬入する搬入手段と、該チャックテーブルから貼り合せワークを搬出する搬出手段と、均等間隔で複数配設する該チャックテーブルを該粗研削手段による粗研削位置と該仕上げ研削手段による仕上げ研削位置と貼り合せワークの搬入および搬出をする搬入出位置とに位置づけるターンテーブルと、を備える研削装置を用いた研削方法であって、該ターンテーブルで該搬入出位置に位置づけられた該チャックテーブルに該搬入手段を用いて該チャックテーブルに貼り合せワークを搬入する搬入工程と、該搬入工程の後、該ターンテーブルで該チャックテーブルを該仕上げ研削位置に位置づけ該厚み測定手段を用いて該第2の板状ワークの厚みを測定する厚み測定工程と、該厚み測定工程で測定した該第2の板状ワークの厚みと、予め設定される該仕上げ厚み目標値と、予め設定される仕上げ研削手段による仕上げ研削量とを用いて、
粗研削量=該第2の板状ワークの厚み−該第2の板状ワークの仕上げ厚み目標値−仕上げ研削量
の式から、該粗研削手段による粗研削量を算出する粗研削量算出工程と、該厚み測定工程の後、該ターンテーブルで該チャックテーブルを該粗研削位置に移動させ該上面高さ測定手段で該第2の板状ワークの上面高さを測定する上面高さ測定工程と、該上面高さ測定工程で測定した上面高さから該粗研削量算出工程で算出された粗研削量だけ低い上面高さまで、該上面高さ測定手段で該第2の板状ワークの上面高さを測定しながら該粗研削手段で粗研削する粗研削工程と、該粗研削工程の後、該厚み測定手段で該第2の板状ワークの厚みを測定しながら該仕上げ研削手段で予め設定される仕上げ厚み目標値に仕上げ研削する仕上げ研削工程と、により構成される。
この構成によれば、粗研削工程前に研削対象となる第2の板状ワークの厚みだけが測定され、第2の板状ワークの仕上げ厚み目標値から逆算して仕上げ研削工程時に第2の板状ワークに一定の仕上げ研削量を残すように、第2の板状ワークの厚みからの粗研削量が算出される。粗研削後の第2の板状ワークに一定の仕上げ研削量が確保されているため、仕上げ研削量が過不足することなく、短時間で粗研削後の第2の板状ワークに生じたクラックを適切に除去することができる。また、粗研削量が高精度に算出されているため、粗研削では、高価な厚み測定手段を用いることなく、比較的安価な上面高さ測定手段で第2の板状ワークの粗研削量を精度よく制御することができる。よって、貼り合わせワークであっても、安価な装置構成で、第2の板状ワークだけを精度よく研削することができる。
本発明によれば、粗研削前に研削対象の板状ワークの厚みだけを測定し、一定の仕上げ研削量を残すように粗研削した後に仕上げ研削することで、安価な装置構成で板状ワークを精度よく研削することができる。
本実施の形態に係る研削装置の斜視図である。 比較例に係る研削量の制御方法の説明図である。 本実施の形態に係る研削量の制御方法の説明図である。 本実施の形態に係る研削方法の第1の動作パターンの説明図である。 本実施の形態に係る研削方法の第2の動作パターンの説明図である。 貼り合わせワークの研削量の制御方法の説明図である。
以下、添付図面を参照して、研削装置について説明する。図1は、本実施の形態に係る研削装置の斜視図である。なお、本実施の形態では、図1に示す構成に限定されない。研削装置は、板状ワークに対して粗研削加工、仕上げ研削加工を実施可能であれば、どのように構成されてもよい。
図1に示すように、研削装置1は、フルオートタイプの加工装置であり、板状ワーク91に対する搬入処理、粗研削処理、仕上げ研削処理、洗浄処理、搬出処理からなる一連の作業を全自動で実施するように構成されている。板状ワーク91は略円板状に形成されており、下面に保護テープ92(図3参照)が貼着された状態で研削装置1に搬入される。なお、板状ワーク91は、シリコン、ガリウムヒ素等の半導体基板でもよいし、セラミック、ガラス、サファイア等の無機材料基板でもよいし、さらに半導体製品のパッケージ基板等でもよい。また、保護テープ92は、板状ワーク91を保護可能であれば、どのような材質でもよい。
研削装置1の基台10の前側には、複数の板状ワーク91が収容された一対のカセット13が載置されている。一対のカセット13の後方には、カセット13に対して板状ワーク91を出し入れするカセットロボット15が設けられている。カセットロボット15の両斜め後方には、研削前の板状ワーク91を位置決めする位置決め機構20と、研削済みの板状ワーク91を洗浄する洗浄機構25とが設けられている。位置決め機構20と洗浄機構25の間には、研削前の板状ワーク91をチャックテーブル41に搬入する搬入手段30と、チャックテーブル41から研削済みの板状ワーク91を搬出する搬出手段35とが設けられている。
カセットロボット15は、多節リンクからなるロボットアーム16の先端にハンド部17を設けて構成されている。カセットロボット15では、カセット13から位置決め機構20に研削前の板状ワーク91が搬送される他、洗浄機構25からカセット13に研削済みの板状ワーク91が搬送される。位置決め機構20は、仮置きテーブル21の周囲に、仮置きテーブル21の中心に対して進退可能な複数の位置決めピン22を配置して構成される。位置決め機構20では、仮置きテーブル21上に載置された板状ワーク91の外周縁に複数の位置決めピン22が突き当てられることで、板状ワーク91の中心が仮置きテーブル21の中心に位置決めされる。
搬入手段30は、基台10上で旋回可能な搬入アーム31の先端に搬入パッド32を設けて構成される。搬入手段30では、搬入パッド32によって仮置きテーブル21から板状ワーク91が持ち上げられ、搬入アーム31によって搬入パッド32が旋回されることでチャックテーブル41に板状ワーク91が搬入される。搬出手段35は、基台10上で旋回可能な搬出アーム36の先端に搬出パッド37を設けて構成される。搬出手段35では、搬出パッド37によってチャックテーブル41から板状ワーク91が持ち上げられ、搬出アーム36によって搬出パッド37が旋回されることでチャックテーブル41から板状ワーク91が搬出される。
洗浄機構25は、スピンナーテーブル(不図示)に向けて洗浄水及び乾燥エアーを噴射する各種ノズル(不図示)を設けて構成される。洗浄機構25では、板状ワーク91を保持したスピンナーテーブルが基台10内に降下され、基台10内で洗浄水が噴射されて板状ワーク91がスピンナー洗浄された後、乾燥エアーが吹き付けられて板状ワーク91が乾燥される。搬入手段30及び搬出手段35の後方には、3つのチャックテーブル41が周方向に均等間隔で配置されたターンテーブル40が設けられている。各チャックテーブル41の上面には、板状ワーク91を吸引保持する保持面42(図3参照)が形成されている。
そして、ターンテーブル40が120度間隔で間欠回転することで、板状ワーク91が搬入及び搬出される搬入出位置、粗研削手段60に対峙する粗研削位置、仕上げ研削手段80に対峙する仕上げ研削位置に順に位置付けられる。粗研削位置では、粗研削手段60によってチャックテーブル41上の板状ワーク91が所定厚みまで粗研削される。仕上げ研削位置では、仕上げ研削手段80によってチャックテーブル41上の板状ワーク91が仕上げ厚みまで仕上げ研削される。粗研削位置及び仕上げ研削位置の近傍には、粗研削手段60が支持されるコラム11と、仕上げ研削手段80が支持されるコラム12とが立設されている。
コラム11の前面には、粗研削手段60を上下動させる研削移動手段50が設けられている。研削移動手段50は、コラム11の前面にZ軸方向に平行な一対のガイドレール51(1つのみ図示)を配置し、一対のガイドレール51にモータ駆動のZ軸テーブル52をスライド可能に設置して構成される。Z軸テーブル52の前面には、ハウジング53を介して粗研削手段60が支持されている。Z軸テーブル52の背面側にはボールネジ54が螺合されており、ボールネジ54の一端には駆動モータ55が連結されている。駆動モータ55によってボールネジ54が回転駆動されることで、粗研削手段60がガイドレール51に沿ってZ軸方向に移動される。
コラム12の前面には、仕上げ研削手段80を上下動させる研削移動手段70が設けられている。研削移動手段70は、コラム12の前面にZ軸方向に平行な一対のガイドレール71(1つのみ図示)を配置し、一対のガイドレール71にモータ駆動のZ軸テーブル(不図示)をスライド可能に設置して構成される。Z軸テーブルの前面には、ハウジング73を介して仕上げ研削手段80が支持されている。Z軸テーブルの背面側にはボールネジ74が螺合されており、ボールネジ74の一端には駆動モータ75が連結されている。駆動モータ75によってボールネジ74が回転駆動されることで、仕上げ研削手段80がガイドレール71に沿ってZ軸方向に移動される。
粗研削手段60及び仕上げ研削手段80は、円筒状のスピンドルの下端にマウント62、82を設けて構成されている。粗研削手段60のマウント62の下面には、複数の粗研削砥石63が環状に配置された粗研削用の研削ホイール64が装着される。粗研削砥石63は、例えば、ダイヤモンド砥粒をメタルボンドやレジンボンド等の結合剤で固めたダイヤモンド砥石で構成される。また、仕上げ研削手段80のマウント82の下面には、複数の仕上げ研削砥石83が環状に配置された研削ホイール84が装着される。仕上げ研削砥石83は、粗研削砥石63よりも粒径が細かい砥粒で形成される。
また、粗研削位置には、粗研削手段60に隣接して、板状ワーク91の上面高さを測定する接触式の上面高さ測定手段85が設けられている。上面高さ測定手段85は、接触式のハイトゲージであり、接触子86を板状ワーク91の上面に接触させて、接触位置の高さから板状ワーク91の上面高さを検出する。さらに、仕上げ研削位置には、仕上げ研削手段80に隣接して、板状ワーク91の厚みを測定する非接触式の厚み測定手段88が設けられている。厚み測定手段88は、板状ワーク91にレーザー光を照射して、板状ワーク91の上下面で反射されたレーザー光の光路差から板状ワーク91の厚みを測定する。
また、基台10内には、研削装置1の各部を統括制御する制御手段90が設けられている。制御手段90は、粗研削手段60による粗研削制御、仕上げ研削手段80による仕上げ研削制御、板状ワーク91の上面高さの測定制御、板状ワーク91の厚み測定制御等の各種制御を実施している。なお、制御手段90は、各種処理を実行するプロセッサや、メモリ等により構成されている。メモリは、用途に応じてROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の一つ又は複数の記憶媒体で構成される。メモリには、目標の仕上げ厚み、粗研削量、仕上げ研削量等が一時的に格納される。
このような研削装置1では、カセット13内から板状ワーク91が位置決め機構20に搬送されて、位置決め機構20で板状ワーク91がセンタリングされる。次に、チャックテーブル41上に板状ワーク91が搬入され、ターンテーブル40の回転によって粗研削位置、仕上げ研削位置に板状ワーク91が位置付けられる。粗研削位置では板状ワーク91の上面に粗研削砥石63が当接されて粗研削され、仕上げ研削位置では板状ワーク91の上面に仕上げ研削砥石83が当接されて仕上げ研削される。そして、研削済みの板状ワーク91が洗浄機構25で洗浄された後、洗浄機構25からカセット13内へ板状ワーク91が搬出される。
ところで、本実施の形態のように、板状ワーク91の下面に保護テープ92(図2参照)が貼着されていると、保護テープ92の厚み分だけ板状ワーク91の総厚(上面高さ)が大きくなっている。このため、保護テープ92の厚みや接着層の厚みにバラツキが生じている場合には、板状ワーク91の上面高さだけを測定しながら粗研削すると、粗研削後の板状ワーク91からクラックを除去するのに必要な一定の仕上げ研削量を確保できなくなるおそれがある。そこで、本実施の形態に係る研削装置1では、粗研削前に板状ワーク91の厚みだけを測定し、粗研削後の板状ワーク91に一定の仕上げ研削量を残すように、板状ワーク91の上面高さを測定しながら粗研削するようにしている。
以下、図2及び図3を参照して、研削装置の研削量の制御方法について説明する。図2は、比較例に係る研削量の制御方法の説明図である。図3は、本実施の形態に係る研削量の制御方法の説明図である。なお、比較例に係る研削方法では、本実施の形態と同一の名称については、同一の符号を付して説明する。
図2Aに示すように、比較例に係る研削方法の粗研削時には、上面高さ測定手段85によって保護テープ92の厚みTを含む板状ワーク91の上面高さが測定されながら、粗研削手段60によって板状ワーク91の裏面93側から粗研削される。このとき、制御手段90(図1参照)には、粗研削後の板状ワーク91の上面高さ目標値A(総厚)が予め設定されている。上面高さ目標値Aは、板状ワーク91の最終的な仕上げ厚み目標値と仕上げ研削量を考慮して設定されているが、保護テープ92の厚みTのバラツキ等については考慮されていない。そして、上面高さ測定手段85の測定値が上面高さ目標値Aになるまで、粗研削手段60によって板状ワーク91が研削される。
次に、図2Bに示すように、比較例に係る研削方法の仕上げ研削時には、厚み測定手段88によって粗研削後の板状ワーク91の厚みBが測定される。上面高さ目標値Aには保護テープ92の厚みが含まれているため、保護テープ92が破線で示す通常の厚みTよりも厚い場合には粗研削後の板状ワーク91が削られ過ぎている。よって、粗研削後の板状ワーク91の厚みBが最終的な仕上げ厚み目標値Dと仕上げ研削量Cの合計値よりも小さくなり(板状ワーク91の厚みB<仕上げ厚み目標値D+仕上げ研削量C)、仕上げ研削量Cを減少させなければならない。よって、板状ワーク91に仕上げ研削量Cを十分に確保することができず、板状ワーク91の裏面93から粗研削時のダメージを適切に除去することができない。
一方で、図2Cに示すように、保護テープ92が破線で示す通常の厚みTよりも薄い場合には粗研削後の板状ワーク91に研削不足が生じている。よって、粗研削後の板状ワーク91の厚みBが最終的な仕上げ厚み目標値Dと仕上げ研削量Cの合計値よりも大きくなり(板状ワーク91の厚みB>仕上げ厚み目標値D+仕上げ研削量C)、仕上げ研削量Cを増加させなければならない。よって、仕上げ研削量Cが増加した分だけ余分に仕上げ研削しなければならず、仕上げ研削に多くの時間を費やさなければならない。このように、比較例に係る研削方法では、粗研削後の板状ワーク91に一定の仕上げ研削量Cを確保することが難しい。
これに対し、図3Aに示すように、本実施の形態に係る研削方法では、先ず厚み測定手段88によって粗研削前の板状ワーク91の厚みB1が測定される。そして、次式(1)により、制御手段90(図1参照)によって粗研削時における粗研削量Eが算出される。
(1) 粗研削量E=板状ワークの厚みB1−仕上げ厚み目標値D−仕上げ研削量C
すなわち、仕上げ厚み目標値Dから逆算して仕上げ研削時に一定の仕上げ研削量Cを残すように、板状ワーク91の裏面93からの粗研削量Eが算出される。
次に、図3Bに示すように、本実施の形態に係る研削方法の粗研削時には、上面高さ測定手段85によって保護テープ92の厚み分だけ高い板状ワーク91の上面高さが測定されながら、粗研削手段60によって板状ワーク91の裏面93側から粗研削される。このとき、制御手段90(図1参照)には、粗研削前の板状ワーク91の上面高さ(総厚)から粗研削量Eだけ低くした位置が、粗研削後の板状ワーク91の上面高さ目標値Aとして設定される。そして、上面高さ測定手段85の測定値が上面高さ目標値Aになるまで、粗研削手段60によって板状ワーク91が研削される。
次に、図3Cに示すように、本実施の形態に係る仕上げ研削時には、再び厚み測定手段88によって粗研削後の板状ワーク91の厚みB2が測定される。このとき、上面高さ目標値Aは、仕上げ厚み目標値Dと一定の仕上げ研削量Cを確保するように設定されているため、粗研削後の板状ワーク91が削られ過ぎたり、研削不足が生じたりすることがない。したがって、粗研削後の板状ワーク91の厚みB2が、最終的な仕上げ厚み目標値Dと仕上げ研削量Cの合計値に一致する(板状ワークの厚みB2=仕上げ厚み目標値D+仕上げ研削量C)。
このように、本実施の形態に係る研削方法では、粗研削後の板状ワーク91に一定の仕上げ研削量Cを確保することができる。よって、保護テープ92の厚みにバラツキが生じていても一定の仕上げ研削量Cを確保できるため、板状ワーク91の裏面93から粗研削時のダメージを適切に除去することができ、仕上げ研削に長い時間が掛ることがない。
図4を参照して、研削装置の動作について説明する。図4は、本実施の形態に係る研削方法の第1の動作パターンの説明図である。図5は、本実施の形態に係る研削方法の第2の動作パターンの説明図である。
先ず、第1の動作パターンについて説明する。図4Aに示すように、初期状態では、ターンテーブル40の向きが0度位置に調整され、チャックテーブル41Aが搬入出位置、チャックテーブル41Bが粗研削位置、チャックテーブル41Cが仕上げ研削位置にそれぞれ位置付けられる。搬入出位置では、板状ワーク91Aの搬入工程が実施される。搬入工程では、ターンテーブル40によって搬入出位置に位置付けられたチャックテーブル41Aに、搬入手段30(図1参照)を用いて板状ワーク91Aが搬入される。
次に、図4Bに示すように、ターンテーブル40が時計回りに120度回転され、ターンテーブル40の向きが120度位置に調整される。これにより、チャックテーブル41Aが仕上げ研削位置、チャックテーブル41Bが搬入出位置、チャックテーブル41Cが粗研削位置にそれぞれ位置付けられる。仕上げ研削位置では、板状ワーク91Aに対して厚み測定工程及び粗研削量算出工程が実施される。厚み測定工程では、厚み測定手段88を用いて板状ワーク91Aの厚みが測定され、粗研削量算出工程では、厚み測定工程で測定した板状ワーク91Aの厚みと、予め設定された仕上げ厚み目標値と、予め設定された仕上げ研削量とを用いて、上記した式(1)から粗研削量が算出される。搬入出位置では板状ワーク91Bの搬入工程が実施される。
次に、図4Cに示すように、ターンテーブル40が時計回りに120度回転され、ターンテーブル40の向きが240度位置に調整される。これにより、チャックテーブル41Aが粗研削位置、チャックテーブル41Bが仕上げ研削位置、チャックテーブル41Cが搬入出位置にそれぞれ位置付けられる。粗研削位置では、板状ワーク91Aに対して上面高さ測定工程及び粗研削工程が実施される。上面高さ測定工程では、上面高さ測定手段85で板状ワーク91Aの上面高さが測定される。粗研削工程では、上面高さ測定工程で測定された上面高さから粗研削量算出工程で算出された粗研削量だけ低い上面高さまで、上面高さ測定手段85で測定しながら粗研削手段60で板状ワーク91Aが粗研削される。仕上げ研削位置では、板状ワーク91Bに対して厚み測定工程及び粗研削量算出工程が実施される。搬入出位置では、板状ワーク91Cの搬入工程が実施される。
次に、図4Dに示すように、ターンテーブル40が反時計回りに120度回転され、ターンテーブル40の向きが120度位置に調整される。これにより、チャックテーブル41Aが仕上げ研削位置、チャックテーブル41Bが搬入出位置、チャックテーブル41Cが粗研削位置にそれぞれ位置付けられる。仕上げ研削位置では、板状ワーク91Aに対して仕上げ研削工程が実施される。仕上げ研削工程では、厚み測定手段88で板状ワーク91Aの厚みを測定しながら、仕上げ研削手段80で仕上げ厚み目標値まで板状ワーク91Aが仕上げ研削される。搬入出位置では、板状ワーク91Bが待機している。粗研削位置では、板状ワーク91Cが待機している。
次に、図4Eに示すように、ターンテーブル40が反時計回りに120度回転され、ターンテーブル40の向きが0度位置に調整される。これにより、チャックテーブル41Aが搬入出位置、チャックテーブル41Bが粗研削位置、チャックテーブル41Cが仕上げ研削位置にそれぞれ位置付けられる。搬入出位置では、研削済みの板状ワーク91Aがチャックテーブル41Aから搬出された後、新たな板状ワーク91Aがチャックテーブル41Aに搬入される。粗研削位置では、板状ワーク91Bに対して上面高さ測定工程及び粗研削工程が実施される。仕上げ研削位置では、板状ワーク91Cに対して厚み測定工程及び粗研削量算出工程が実施される。
次に、図4Fに示すように、ターンテーブル40が反時計回りに120度回転され、ターンテーブル40の向きが240度位置に調整される。これにより、チャックテーブル41Aが粗研削位置、チャックテーブル41Bが仕上げ研削位置、チャックテーブル41Cが搬入出位置にそれぞれ位置付けられる。粗研削位置では、板状ワーク91Aが待機している。仕上げ研削位置では、板状ワーク91Bに対して仕上げ研削工程が実施される。搬入出位置では、板状ワーク91Cが待機している。
次に、図4Gに示すように、ターンテーブル40が反時計回りに120度回転され、ターンテーブル40の向きが120度位置に調整される。これにより、チャックテーブル41Aが仕上げ研削位置、チャックテーブル41Bが搬入出位置、チャックテーブル41Cが粗研削位置に位置付けられる。仕上げ研削位置では、板状ワーク91Aに対して厚み測定工程及び粗研削量算出工程が実施される。搬入出位置では、研削済みの板状ワーク91Bがチャックテーブル41Bから搬出された後、新たな板状ワーク91Bがチャックテーブル41Bに搬入される。粗研削位置では、板状ワーク91Cに対して上面高さ測定工程及び粗研削工程が実施される。
次に、図4Hに示すように、ターンテーブル40が反時計回りに120度回転され、ターンテーブル40の向きが0度位置に調整される。これにより、チャックテーブル41Aが搬入出位置、チャックテーブル41Bが粗研削位置、チャックテーブル41Cが仕上げ研削位置にそれぞれ位置付けられる。搬入出位置では、板状ワーク91Aが待機している。粗研削位置では、板状ワーク91Bが待機している。仕上げ研削位置では、板状ワーク91Cに対して仕上げ研削工程が実施される。
次に、図4Iに示すように、ターンテーブル40が反時計回りに120度回転され、ターンテーブル40の向きが240度位置に調整される。これにより、チャックテーブル41Aが粗研削位置、チャックテーブル41Bが仕上げ研削位置、チャックテーブル41Cが搬入出位置にそれぞれ位置付けられる。粗研削位置では、板状ワーク91Aに対して上面高さ測定工程及び粗研削工程が実施される。仕上げ研削位置では、板状ワーク91Bに対して厚み測定工程及び粗研削量算出工程が実施される。搬入出位置では、研削済みの板状ワーク91Cがチャックテーブル41Cから搬出された後、新たな板状ワーク91Cがチャックテーブル41Cに搬入される。
その後、図4Dから図4Iまでの動作が繰り返されて、多数の板状ワーク91が仕上げ厚み目標値まで精度よく研削される。このように、研削方法の第1の動作パターンでは、いずれかの板状ワーク91に仕上げ研削されている間は、残りの板状ワーク91には何も処理が実施されない。このため、いずれかの板状ワーク91の仕上げ研削が、他の板状ワークの粗研削時の振動や他の板状ワークの搬入出時の振動等によって影響を受けることがない。よって、仕上げ研削工程では、板状ワーク91を良好に仕上げ研削することができる。
続いて、第2の動作パターンについて説明する。図5Aに示すように、初期状態では、ターンテーブル40の向きが0度位置に調整され、チャックテーブル41Aが搬入出位置、チャックテーブル41Bが粗研削位置、チャックテーブル41Cが仕上げ研削位置にそれぞれ位置付けられる。搬入出位置では、板状ワーク91Aの搬入工程が実施される。
次に、図5Bに示すように、ターンテーブル40が時計回りに120度回転され、ターンテーブル40の向きが120度位置に調整される。これにより、チャックテーブル41Aが仕上げ研削位置、チャックテーブル41Bが搬入出位置、チャックテーブル41Cが粗研削位置にそれぞれ位置付けられる。仕上げ研削位置では、板状ワーク91Aに対して厚み測定工程及び粗研削量算出工程が実施される。搬入出位置では板状ワーク91Bの搬入工程が実施される。
次に、図5Cに示すように、ターンテーブル40が時計回りに120度回転され、ターンテーブル40の向きが240度位置に調整される。これにより、チャックテーブル41Aが粗研削位置、チャックテーブル41Bが仕上げ研削位置、チャックテーブル41Cが搬入出位置にそれぞれ位置付けられる。粗研削位置では、板状ワーク91Aに対して上面高さ測定工程及び粗研削工程が実施される。仕上げ研削位置では、板状ワーク91Bに対して厚み測定工程及び粗研削量算出工程が実施される。搬入出位置では、板状ワーク91Cの搬入工程が実施される。
次に、図5Dに示すように、ターンテーブル40が時計回りに120度回転され、ターンテーブル40の向きが0度位置に調整される。これにより、チャックテーブル41Aが搬入出位置、チャックテーブル41Bが粗研削位置、チャックテーブル41Cが仕上げ研削位置にそれぞれ位置付けられる。搬入出位置では板状ワーク91Aが待機している。粗研削位置では、板状ワーク91Bに対して上面高さ測定工程及び粗研削工程が実施される。仕上げ研削位置では、板状ワーク91Cに対して厚み測定工程及び粗研削量算出工程が実施される。
次に、図5Eに示すように、ターンテーブル40が時計回りに120度回転され、ターンテーブル40の向きが120度位置に調整される。これにより、チャックテーブル41Aが仕上げ研削位置、チャックテーブル41Bが搬入出位置、チャックテーブル41Cが粗研削位置にそれぞれ位置付けられる。仕上げ研削位置では、板状ワーク91Aに対して仕上げ研削工程が実施される。搬入出位置では、板状ワーク91Bが待機している。粗研削位置では、板状ワーク91Cに対して上面高さ測定工程及び粗研削工程が実施される。
次に、図5Fに示すように、ターンテーブル40が時計回りに120度回転され、ターンテーブル40の向きが240度位置に調整される。これにより、チャックテーブル41Aが粗研削位置、チャックテーブル41Bが仕上げ研削位置、チャックテーブル41Cが搬入出位置にそれぞれ位置付けられる。粗研削位置では、板状ワーク91Aが待機している。仕上げ研削位置では、板状ワーク91Bに対して仕上げ研削工程が実施される。搬入出位置では、板状ワーク91Cが待機している。
次に、図5Gに示すように、ターンテーブル40が時計回りに120度回転され、ターンテーブル40の向きが0度位置に調整される。これにより、チャックテーブル41Aが搬入出位置、チャックテーブル41Bが粗研削位置、チャックテーブル41Cが仕上げ研削位置にそれぞれ位置付けられる。搬入出位置では、研削済みの板状ワーク91Aがチャックテーブル41Aから搬出された後、新たな板状ワーク91Aがチャックテーブル41Aに搬入される。粗研削位置では、板状ワーク91Bが待機している。仕上げ研削位置では、板状ワーク91Cに対して仕上げ研削工程が実施される。
次に、図5Hに示すように、ターンテーブル40が時計回りに120度回転され、ターンテーブル40の向きが120度位置に調整される。これにより、チャックテーブル41Aが仕上げ研削位置、チャックテーブル41Bが搬入出位置、チャックテーブル41Cが粗研削位置にそれぞれ位置付けられる。仕上げ研削位置では、板状ワーク91Aに対して厚み測定工程及び粗研削量算出工程が実施される。搬入出位置では、研削済みの板状ワーク91Bがチャックテーブル41Bから搬出された後、新たな板状ワーク91Bがチャックテーブル41Bに搬入される。粗研削位置では、板状ワーク91Cが待機している。
次に、図5Iに示すように、ターンテーブル40が時計回りに120度回転され、ターンテーブル40の向きが240度位置に調整される。これにより、チャックテーブル41Aが粗研削位置、チャックテーブル41Bが仕上げ研削位置、チャックテーブル41Cが搬入出位置にそれぞれ位置付けられる。粗研削位置では、板状ワーク91Aに対して上面高さ測定工程及び粗研削工程が実施される。仕上げ研削位置では、板状ワーク91Bに対して厚み測定工程及び粗研削量算出工程が実施される。搬入出位置では、研削済みの板状ワーク91Cがチャックテーブル41Cから搬出された後、新たな板状ワーク91Cがチャックテーブル41Cに搬入される。
その後、図5Dから図5Iまでの動作が繰り返されて、多数の板状ワーク91が仕上げ厚み目標値まで精度よく研削される。このように、研削方法の第2の動作パターンでは、ターンテーブル40を一方向に120度間隔で間欠回転させればよいため、簡易な動作制御で板状ワーク91を良好に研削することができる。
以上のように、本実施の形態に係る研削方法によれば、粗研削工程前に板状ワーク91の厚みが測定され、仕上げ厚み目標値から逆算して仕上げ研削工程時に一定の仕上げ研削量を残すように、板状ワーク91の厚みからの粗研削量が算出される。粗研削後の板状ワーク91に一定の仕上げ研削量が確保されているため、仕上げ研削量が過不足することなく、粗研削後の板状ワーク91に生じたクラックを適切に除去することができ、さらに仕上げ研削に長い時間が掛ることがない。また、粗研削量が高精度に算出されているため、粗研削では、高価な厚み測定手段88を用いることなく、比較的安価な上面高さ測定手段85で板状ワーク91の粗研削量を精度よく制御することができる。よって、安価な装置構成で、板状ワーク91を精度よく研削することができる。
なお、本実施の形態においては、1枚の板状ワークを研削する研削方法について説明したが、この構成に限定されない。本実施の形態に係る研削方法は、貼り合わせワークに適用することも可能である。以下、図6を参照して、貼り合わせワークの研削方法について説明する。図6は、貼り合わせワークの研削量の制御方法の説明図である。
図6Aに示すように、貼り合わせワーク95は、基台となる第1の板状ワーク96と、第1の板状ワーク96の上面に貼り付けられる第2の板状ワーク97とによって構成されている。先ず、厚み測定手段88によって粗研削前の第2の板状ワーク97の厚みB1が測定される。そして、次式(2)により、制御手段90(図1参照)によって粗研削時における粗研削量Eが算出される。
(2) 粗研削量E=第2の板状ワークの厚みB1−第2の板状ワークの仕上げ厚み目標値D−仕上げ研削量C
すなわち、仕上げ厚み目標値Dから逆算して仕上げ研削時に一定の仕上げ研削量Cを残すように、第2の板状ワーク97の裏面98からの粗研削量Eが算出される。
次に、図6Bに示すように、本実施の形態に係る研削方法の粗研削時には、上面高さ測定手段85によって第1の板状ワーク96及び保護テープ92の厚み分だけ高くなった第2の板状ワーク97の上面高さが測定されながら、粗研削手段60によって第2の板状ワーク97の裏面98側から粗研削される。このとき、制御手段90(図1参照)には、粗研削前の第2の板状ワーク97の上面高さ(総厚)から粗研削量Eだけ低くした位置が、粗研削後の第2の板状ワーク97の上面高さ目標値Aとして設定される。そして、上面高さ測定手段85の測定値が上面高さ目標値Aになるまで、粗研削手段60によって第2の板状ワーク97が研削される。
次に、図6Cに示すように、本実施の形態に係る仕上げ研削時には、厚み測定手段88によって粗研削後の第2の板状ワーク97の厚みB2が測定される。このとき、上面高さ目標値Aは、仕上げ厚み目標値Dと一定の仕上げ研削量Cを確保するように設定されているため、粗研削後の第2の板状ワーク97が削られ過ぎたり、研削不足が生じたりすることがない。したがって、粗研削後の第2の板状ワーク97の厚みB2が、最終的な仕上げ厚み目標値Dと仕上げ研削量Cの合計値に一致する(第2の板状ワークの厚みB2=仕上げ厚み目標値D+仕上げ研削量C)。
このように、貼り合わせワーク95であっても、研削対象である第2の板状ワーク97の粗研削後に一定の仕上げ研削量Cを確保することができる。よって、第1の板状ワーク96や保護テープ92の厚みにバラツキが生じていても一定の仕上げ研削量Cを確保できるため、第2の板状ワーク97の裏面93から粗研削時のダメージを適切に除去することができ、仕上げ研削に長い時間が掛ることがない。
なお、貼り合わせワーク95についても、1枚の板状ワーク91と同様に第1、第2の動作パターンによって第2の板状ワーク97が研削される。すなわち、貼り合わせワーク95の搬入工程が実施され、搬入手段30(図1参照)によって貼り合わせワーク95がチャックテーブル41に搬入される。次に、貼り合わせワーク95に対して厚み測定工程が実施され、厚み測定手段88(図6A参照)を用いて第2の板状ワーク97の厚みが測定される。次に、貼り合わせワーク95に対して粗研削量算出工程が実施され、厚み測定工程で測定した第2の板状ワーク97の厚みと、予め設定された仕上げ厚み目標値と、予め設定された仕上げ研削量とを用いて、上記した式(2)から粗研削量が算出される。
次に、貼り合わせワーク95に対して上面高さ測定工程が実施され、上面高さ測定手段85(図6B参照)で第2の板状ワークの上面高さが測定される。次に、貼り合わせワーク95に対して粗研削工程が実施され、上面高さ測定工程で測定された上面高さから粗研削量算出工程で算出された粗研削量だけ低い上面高さまで、上面高さ測定手段85で測定しながら粗研削手段60(図6B参照)で第2の板状ワーク97が粗研削される。次に、貼り合わせワーク95に対して仕上げ研削工程が実施され、厚み測定手段88(図6A参照)で第2の板状ワーク97の厚みを測定しながら、仕上げ研削手段80(図1参照)で仕上げ厚み目標値まで第2の板状ワーク97が仕上げ研削される。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記した実施の形態では、貼り合わせワーク95として、第1の板状ワーク96と第2の板状ワーク97からなるワークを研削する構成について説明したが、この構成に限定されない。貼り合わせワーク95は、少なくとも基台となる第1の板状ワーク96上に第2の板状ワーク97が貼り付けられていればよく、第1の板状ワーク96上に複数枚の板状ワークが積層されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、上面高さ測定手段85が単一の接触子86を板状ワーク91の上面に接触させて板状ワーク91の上面高さを検出する構成にしたが、この構成に限定されない。上面高さ測定手段85は、板状ワーク91の上面の高さを測定可能な構成であればよい。例えば、上面高さ測定手段が一対の接触子を有し、一方の接触子を板状ワーク91の上面に接触させ、他方の接触子をチャックテーブル41の上面に接触させて、チャックテーブル41からの板状ワーク91の上面高さを測定するようにしてもよい。
また、上記した実施の形態では、厚み測定手段88が板状ワーク91にレーザー光を照射して、板状ワーク91の厚みを測定する構成にしたが、この構成に限定されない。厚み測定手段88は、板状ワーク91の厚みを測定可能な構成であれば、どのように構成されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、ターンテーブル40上に3つのチャックテーブル41が配置される構成にしたが、この構成に限定されない。ターンテーブル40は、複数のチャックテーブル41が周方向に均等間隔で配置されていればよい。例えば、ターンテーブル40上に、2つのチャックテーブル41が配置されてもよいし、4つ以上のチャックテーブル41が配置されてもよい。
また、上記した実施の形態では、研削装置1が第1、第2の動作パターンを実施する構成にしたが、この構成に限定されない。研削装置1の動作パターンは、上記した搬入工程、厚み測定工程、粗研削量算出工程、上面高さ測定工程、粗研削工程、仕上げ研削工程を含めばよい。
以上説明したように、本発明は、安価な装置構成で、粗研削後の板状ワークに一定の仕上げ研削量を確保することができるという効果を有し、特に、基台となるウェーハや保護テープ上に設けられた板状ワークを所望の厚みに研削する研削装置に有用である。
1 研削装置
30 搬入手段
35 搬出手段
40 ターンテーブル
41 チャックテーブル
42 保持面
60 粗研削手段
63 粗研削砥石
80 仕上げ研削手段
83 仕上げ研削砥石
85 上面高さ測定手段
88 厚み測定手段
91 板状ワーク
92 保護テープ
95 貼り合わせワーク
96 第1の板状ワーク
97 第2の板状ワーク

Claims (2)

  1. 板状ワークを保持面で保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルが保持する板状ワークの上面に粗研削砥石を当接させて粗研削する粗研削手段と、該粗研削手段に隣接し板状ワークの上面の高さを測定する上面高さ測定手段と、該粗研削砥石より細かい粒径の砥粒で形成される仕上げ研削砥石を当接させて仕上げ研削する仕上げ研削手段と、該仕上げ研削手段に隣接し板状ワークの厚みを測定する厚み測定手段と、該チャックテーブルに板状ワークを搬入する搬入手段と、該チャックテーブルから板状ワークを搬出する搬出手段と、均等間隔で複数配設する該チャックテーブルを該粗研削手段による粗研削位置と該仕上げ研削手段による仕上げ研削位置と板状ワークの搬入および搬出をする搬入出位置とに位置づけるターンテーブルと、を備える研削装置を用いた研削方法であって、
    該ターンテーブルで該搬入出位置に位置づけられた該チャックテーブルに該搬入手段を用いて該チャックテーブルに板状ワークを搬入する搬入工程と、
    該搬入工程の後、該ターンテーブルで該チャックテーブルを該仕上げ研削位置に位置づけ該厚み測定手段を用いて板状ワークの厚みを測定する厚み測定工程と、
    該厚み測定工程で測定した板状ワークの厚みと、予め設定される仕上げ厚み目標値と、予め設定される該仕上げ研削手段による仕上げ研削量とを用いて、
    粗研削量=板状ワークの厚み−仕上げ厚み目標値−仕上げ研削量
    の式から、該粗研削手段による粗研削量を算出する粗研削量算出工程と、
    該厚み測定工程の後、該ターンテーブルで該チャックテーブルを該粗研削位置に移動させ該上面高さ測定手段で板状ワークの上面高さを測定する上面高さ測定工程と、
    該上面高さ測定工程で測定した上面高さから該粗研削量算出工程で算出された粗研削量だけ低い上面高さまで、該上面高さ測定手段で板状ワークの上面高さを測定しながら該粗研削手段で粗研削する粗研削工程と、
    該粗研削工程の後、該厚み測定手段で板状ワークの厚みを測定しながら該仕上げ研削手段で予め設定される仕上げ厚み目標値に仕上げ研削する仕上げ研削工程と、
    により構成される研削方法。
  2. 基台となる第1の板状ワークと該第1の板状ワークの上面に貼付ける第2の板状ワークとにより少なくとも構成される貼り合せワークの該第1の板状ワークを保持面に接触させ保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルが保持する貼り合せワークの該第2の板状ワークの上面に粗研削砥石を当接させて粗研削する粗研削手段と、該粗研削手段に隣接し該第2の板状ワークの上面の高さを測定する上面高さ測定手段と、該粗研削砥石より細かい粒径の砥粒で形成される仕上げ研削砥石を当接させて仕上げ研削する仕上げ研削手段と、該仕上げ研削手段に隣接し該第2の板状ワークの厚みを測定する厚み測定手段と、該チャックテーブルに貼り合せワークを搬入する搬入手段と、該チャックテーブルから貼り合せワークを搬出する搬出手段と、均等間隔で複数配設する該チャックテーブルを該粗研削手段による粗研削位置と該仕上げ研削手段による仕上げ研削位置と貼り合せワークの搬入および搬出をする搬入出位置とに位置づけるターンテーブルと、を備える研削装置を用いた研削方法であって、
    該ターンテーブルで該搬入出位置に位置づけられた該チャックテーブルに該搬入手段を用いて該チャックテーブルに貼り合せワークを搬入する搬入工程と、
    該搬入工程の後、該ターンテーブルで該チャックテーブルを該仕上げ研削位置に位置づけ該厚み測定手段を用いて該第2の板状ワークの厚みを測定する厚み測定工程と、
    該厚み測定工程で測定した該第2の板状ワークの厚みと、予め設定される仕上げ厚み目標値と、予め設定される該仕上げ研削手段による仕上げ研削量とを用いて、
    粗研削量=該第2の板状ワークの厚み−該第2の板状ワークの仕上げ厚み目標値−仕上げ研削量
    の式から、該粗研削手段による粗研削量を算出する粗研削量算出工程と、
    該厚み測定工程の後、該ターンテーブルで該チャックテーブルを該粗研削位置に移動させ該上面高さ測定手段で該第2の板状ワークの上面高さを測定する上面高さ測定工程と、
    該上面高さ測定工程で測定した上面高さから該粗研削量算出工程で算出された粗研削量だけ低い上面高さまで、該上面高さ測定手段で該第2の板状ワークの上面高さを測定しながら該粗研削手段で粗研削する粗研削工程と、
    該粗研削工程の後、該厚み測定手段で該第2の板状ワークの厚みを測定しながら該仕上げ研削手段で予め設定される仕上げ厚み目標値に仕上げ研削する仕上げ研削工程と、
    により構成される研削方法。
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