JP2016009280A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】短い動画の記録を繰り返しても、無駄な空き容量の発生を防ぐ。【解決手段】入力された動画信号を記憶する記憶手段から読み出された動画信号を記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体に記録された動画信号を所定のファイルシステムに従って管理する管理手段と、前記記録媒体における所定の条件を満たす空き領域を検出する空き領域検出手段と、ユーザからの記録開始の指示を受け付けた後、前記記憶手段に記憶された動画信号のデータ量が第1の所定量に達した場合に、前記記録媒体空き領域検出手段によって検出される、記録媒体の空き領域に前記動画信号を記録するように前記記録手段を制御する制御手段とを備え、ユーザからの記録停止の指示のタイミングが、動画信号の記録開始後の所定のタイミングよりも前か後かによって、前記空き領域検出手段が検出する前記記録媒体の空き領域の条件を変える。【選択図】図1

Description

本発明は、記録装置に関する。
近年、NAND型フラッシュメモリを用いたフラッシュメモリカードは、1枚で32GBを超えるような大容量化と同時に、低価格化が進んでいる。これに伴って、大容量の記録媒体を必要とするデジタルビデオカメラの記録媒体として、フラッシュメモリカードを採用する製品が増加している。特に、HD(High Definition)動画においては、毎秒3MBの容量を必要とするものがあり、例えば1時間の記録を行う場合、60×60×3=10800MB(約10.5GB)の容量を必要とするが、前述のフラッシュメモリの大容量化、低価格化により、HD動画の記録を行うHDビデオカメラでの採用が広がっている。
このような動画の記録では、記録媒体に求められる条件として、前述のように動画記録時間の確保のための大容量に加え、毎秒3MBのデータレートを確実に記録するために、最低で3MBの記録速度を保証する記録速度性能が必要となる。しかしながら、フラッシュメモリカードには、記録速度に関して以下のような課題がある。
フラッシュメモリカードの記録素子であるフラッシュメモリの構造は、所定の容量を持つ「消去ブロック」と呼ばれるブロックの集合となっており、データの記録に際しては、一度消去操作を行ってブロック内のすべてのビットを無記録状態とした、消去済みブロックに新規のデータを記録することができる構造となっている。このため、すでにデータが記録されているブロックに対して、1ビット単位でデータを直接記録したり書き換えたりする事ができず、ホスト側からフラッシュメモリカードに対してそのような記録操作が行われた場合、フラッシュメモリカード内では次のような動作が行われる。
図9に示すように、旧ブロックにすでに記録されているデータのうち、書き換えを行わないデータを新規の消去済み新ブロックにコピーし、書き換える部分のデータについては、該コピーの合間に、データのアドレスが連続になるように記録が行われた後、旧ブロックの論理アドレスが新ブロックに付け替えられる。この動作はムーブと呼ばれるが、ムーブが32KBのブロックで発生した場合、該ブロックに記録するデータが1バイトであっても、32KB分のデータ記録を行う以上の時間を要することになり、前述の記録速度の保証ができないこととなってしまう。この状態が続くと、前記動画データを生成するコーデックと記録媒体の間に、コーデックが生成する動画データのレートと記録媒体の記録速度の差を吸収するために設けられている動画ストリームバッファが、前記速度の差を吸収しきれずに、バッファオーバーを起こしてしまう恐れがある。
この問題を解決するため、フラッシュメモリカードを記録媒体とするビデオカメラにおいては、前述のムーブ動作を発生させないために、動画データの記録では、一部でもデータが記録されているブロックは使用せず、データが記録されていないブロックのみに記録を行うことで、記録速度の保証を得る記録制御方法が一般的となっている。実際の制御では、消去ブロックの容量に準じたサイズを有し、フラッシュメモリカードへの書き込みコマンドの最小単位となるRU(Recording Unit)、さらにRUの整数倍のサイズを有するAU(Allocation Unit)という制御単位をフラッシュメモリカード側で持ち、ホスト側にて該AUサイズとRUサイズの情報を受け取り、AU単位でRUの使用率を算出・管理し、所定の使用率を下回っているかまたは使用率0であるAUにのみ記録制御を行う仕組みとなっている。
しかしながら、このような記録方式で、前記HD動画データを含むすべてのファイルの記録を行った場合、例えば前記HD動画データにおける日付・撮影時刻情報やシャッタースピード・絞り値などの撮影情報を記録した動画情報ファイルや静止画ファイルなど、容量が数KB〜1MB程度の小さいファイルであっても、該ファイルが記録されたことにより、数MB程度のブロックである前記AUは、以後ファイルの記録には使われなくなり、このAU内での空き領域は、そのまま無駄な空き領域となってしまう。
かかる課題に対しては、特許文献1では、前記HD動画データのように、書き込み速度の保証が必要な、“リアルタイム”記録データと、その他の前記動画情報ファイルや静止画ファイルのように、特に書き込み速度の保証を必要としない、”非リアルタイム”記録データを識別し、非リアルタイム記録データに関しては、最小のデータ管理サイズでの空き領域を探して記録することにより、小さな空き領域が使用されずに残ることがない記録方法を行っている。
特開2005−190331号公報
しかしながら、特許文献1の記録方法であっても、録画開始から録画停止までの間隔が短い動画の記録を繰り返した場合は、無駄な空き領域が蓄積してしまい、記録媒体の容量は十分残っているにもかかわらず、動画の記録ができなくなってしまう問題があった。図10は、この問題が発生している場合の記録媒体における記録状態の例であり、AUサイズが16MBの記録媒体に、動画の記録レートが16Mbpsに設定されている状態で、2秒間という短い録画を繰り返した場合の、記録媒体の状態を示している。この図において、16Mbpsで、2秒間の記録を行ったことにより、動画データファイルのサイズは4MBになっているが、この記録が行われたAUは、AUサイズである16MBに対して4MB使用されているため、次の動画の記録では使われることがなくなり、このAUに存在している12MBの空き領域は、そのまま動画の記録ができない無駄な領域となってしまう。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、動画記録時のバッファオーバーフローを防ぎつつ、短い動画の記録を繰り返しても、無駄な空き容量の発生を防ぐ動画記録装置を提供することを目的とする。
本発明に係る記録装置の構成は、入力された動画信号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段から読み出された動画信号を記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体に記録された動画信号を所定のファイルシステムに従って管理する管理手段と、前記記録媒体における所定の条件を満たす空き領域を検出する空き領域検出手段と、ユーザからの記録開始の指示を受け付けた後、前記記憶手段に記憶された動画信号のデータ量が第1の所定量に達した場合に、前記記録媒体空き領域検出手段によって検出される、記録媒体の空き領域に前記動画信号を記録するように前記記録手段を制御する制御手段とを備え、ユーザからの記録停止の指示のタイミングが、動画信号の記録開始後の所定のタイミングよりも前か後かによって、前記空き領域検出手段が検出する前記記録媒体の空き領域の条件を変えることを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体の記録速度を維持することができ、バッファオーバーフローを起こす可能性を低減できる。
記録装置の構成を示すブロック図である。 動画記録時の信号経路を示す図である。 動画記録時の動作を示すフローチャートである。 動画記録時の動作を示すフローチャートである。 動画記録時の動作を示すフローチャートである。 動画記録時の動作を示すフローチャートである。 動画記録時のストリームバッファ蓄積量の推移を示す図である。 動画記録時のメモリカード上におけるデータ配置を示す図である。 動画記録時のメモリカード上におけるデータ配置を示す図である。 動画記録時のメモリカード上におけるデータ配置を示す図である。 メモリカード内部の動作を示す図である。 動画記録時のメモリカード上におけるデータ配置を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を説明する。
[実施例]
本発明をデジタルビデオカメラにて実施した実施例について図面を用いて説明する。図1は本実施例の記録装置としてのデジタルカメラのブロック図である。
同図において、101は被写体像を取り込む撮影レンズ、102は後述の撮像素子への光量を制御する絞り、103は、取り込んだ被写体像を画像信号に変換する撮像素子、104は前記画像信号をサンプルホールドし、適正な信号レベルにするCDS/AGC、105は、前記CDS/AGCからの画像信号をA/D変換し、デジタル信号処理を行うデジタル信号処理回路、106は、デジタル信号処理回路からの生データを1フレーム分ずつ蓄積するフレームメモリ、107は、前記フレームメモリの画素を後述のH.264コーデック111に対してHD解像度(縦1080x横1920画素)の画素数に変換する画素数変換回路である。
108は、各ブロック間の画像データが通る画像データバス、109は、再生モード時には後述のH.264コーデック111からの再生画像データ、撮影時には前記撮像素子103で撮像された映像を表示する液晶ディスプレイ、110は、前記液晶ディスプレイを駆動する液晶ドライバ、111は、前記画素数変換回路107からのHD解像度のデジタル画像信号をH.264方式による圧縮符号化を行うと共に、後述のフラッシュメモリカード116に記録されたH.264圧縮データを伸長するH.264コーデックである。
112は、後述のUSBコントローラ113からのデータを出力するUSB端子、113は、後述のフラッシュメモリカード116に記録された、H.264方式の画像データをそのまま外部に出力するUSBコントローラ、114は、前記H.264コーデック111のデータ出力速度と後述のフラッシュメモリカード116の書き込み速度との差を吸収するため、一時的にH.264圧縮データを蓄積するストリームバッファである。
115は、後述のフラッシュメモリカード116の記録、読み出しを制御するフラッシュメモリカードドライバおよびフラッシュメモリカードを保持するフラッシュメモリカードスロット、115aは、前記フラッシュメモリカードスロットに備えられる、後述のフラッシュメモリカードの在否を検出するフラッシュメモリカード検出スイッチ、116は、前記画像データバス108からのH.264圧縮データを記録するフラッシュメモリカード、117は、使用者が本体に対する操作を行うための操作キー、118は、後述のメインマイコンが一時的なデータを保管するRAM、119は、機器全体のモードを制御したり、前記操作キー117を検出して各種機能の実行を制御するメインマイコン、120は、本体電源が切れている間も保持が必要な情報を記憶する不揮発性メモリであるEEPROM、121は、前記メインマイコン119と各ブロックの間の制御信号バスである。
また、図2は本実施例のデジタルビデオカメラの、録画時のデータの流れを示す概略図である。図中、201は前記レンズ101乃至前記画素数変換回路107の部分をまとめて示す撮像ブロック、202は、前記H.264コーデック111、203は、前記HDストリームバッファ114、204は、メインマイコン119から来る書き込み命令を、FAT(File Allocation Table)規格に準拠しながら前記フラッシュメモリ116上に記録する実アドレスへの変換を行うファイルシステム、205は前記フラッシュメモリカードドライバ115、206は、前記フラッシュメモリカード116、207は前記メインマイコン119であり、各ブロックの間は図中に示すデータまたは制御信号が転送されている。
以下に、本実施例のデジタルビデオカメラの動作を、フローチャートと図を用いて説明する。図3は、本実施例におけるデジタルビデオカメラの動画記録時の、前記メインマイコン207によるシステム動作内容を示すフローチャートであり、図5および図6は、前記ファイルシステム204の動作を示すフローチャートである。
図3において、S301にて動画撮影モードが開始されると、S302にてフラッシュメモリカードが装着されたかが検出され、該装着されたことが検出されると、S303にてマウント処理、速度保証対応情報の取得が行われる。ここで図4は、前記S303のマウント処理の詳細を示すフローチャートである。同図において、S401にて前記フラッシュメモリカードの装着が検出されると、S402にて、フラッシュメモリカードの内部レジスタに記録されている、カード識別情報が読み出され、S403にてFATマウントが行われ、S404にてFATマウントが成功すると、前記ファイルシステムを通じたフラッシュメモリカードへのデータの読み書きが可能となり、S405にてクラスタサイズが取得される。その後S406にて、前記読み出された識別情報に、速度保証記録に対応していることを示す識別フラグがONであるかが検出され、速度保証記録に対応しているフラッシュメモリカードであれば、S407にてAUサイズ/RUサイズが取得される。
なお、前記クラスタサイズは、ファイルシステムが管理する最小のブロックのサイズで、ファイルの先頭位置や空き領域などは、前記ファイルシステムにより、クラスタ単位で管理されている。また、RUサイズは、速度保証に対応した書き込み時の最小書き込み単位であるRU(Recording Unit)のサイズであり、速度保証に対応した書き込み時はフラッシュメモリカードへの書き込みコマンドで指定される書き込みサイズは必ずRUサイズの整数倍となっている。さらに、AUサイズは複数の前記RUから構成される管理単位で、速度保証に対応した書き込み時に、記録用領域として使用できるかの可否を管理する単位であるAU(Arrocation Unit)のサイズであり、使用率は、AUを構成するRUのうち、すでにデータが書き込まれているRUの割合で示されており、所定の使用率以下のAUのみ、速度保証に対応した書き込みに使用される。
本実施例では、クラスタサイズが32KB、RUサイズが32KB、AUサイズが16MB、速度保証記録で用いるAUは使用率0%となっている場合の動作について説明している。次にS408にて、ファイル先頭が前記AUの境界に合わせて記録が出来るように、ユーザエリアの先頭が前記AUの境界に合った、速度保証記録に対応した所定のフォーマットパターンになっているかが検出され、合っていると判定された場合は、S409にて、FAT領域を読み込み、S410にて、AUごとの使用率が算出され、S411にて、使用率が0%である、速度保証記録に使用できるAUのリストが作成され、S412にて、マウント動作が終了する。なお、S406にて、装着されたフラッシュメモリカードが速度保証記録対応でないと判定された場合および、S408にて、速度保証記録対応のフォーマットがなされていないと判定された場合はS413にて、そのまま動画の記録を行った場合にフラッシュメモリカードの書き込み性能が低下し、記録が止まってしまう場合がある旨のメッセージが、前記液晶パネル109に表示され、S414にて、速度保証に対応した書き込みが不可であることが前記メインマイコン207に通知される。
以上の流れでS303におけるマウント処理が終了すると、S304にて、ユーザによる録画開始操作の待機状態となる。ユーザによって、録画開始操作が行われると、S305にて録画が開始され、前記H.264コーデック202が動作を開始し、HDストリームデータの生成が開始され、S306にて、前記ストリームバッファ203に前記HDストリームデータの蓄積が開始される。その後、S307にて、ユーザによる録画停止操作が行われたかが検出され、S308にて、前記ストリームバッファ203への前記HDストリームデータの蓄積量が16MBとなったかが検出される。S307およびS308の検出動作はループになっているので、どちらかの条件が先に成立すると、それぞれ、ユーザによる録画停止操作が検出された場合はS312以降の処理、前記HDストリームデータの蓄積量が16MBとなったことが検出されると、S309以降の処理となる。
録画停止操作が検出された場合は、S312にて、HDストリームデータを記録するためのストリームファイルが、後述の速度保証されない書き込み方法(リアルタイムフラグOFF)のモードで、フラッシュメモリカード上に作成され、S317にて、前記H.264コーデック202が動作を停止し、前記HDストリームデータの前記ストリームバッファ203への蓄積が停止する。次にS318にて前記ストリームバッファ203に蓄積されたデータ量“X”が検出され、転送残量“R”に代入される。その後“R”がクラスタサイズである32KB以下であるかが検出され、32KBより大きい場合は、S320にて、前記ファイルシステム204に、32KBのフラッシュメモリカード書き込み要求を送信し、S321にて該書き込みの終了が検出されると、S322にて、前記転送残量“R”から32KB分が減算され、処理がS319に戻る。S320乃至S322の処理により前記転送残量“R”が減少し、S319にて前記転送残量“R”が32KB以下であると検出されると、S323にて、転送残量“R”分のフラッシュメモリカード書き込み要求が送信され、S324にて該書き込みの終了が検出されると、S325にて該ストリームファイルが確定・クローズされ、S326にて、録画動作が完了する。
一方、前記S308にて、前記HDストリームデータの蓄積量が16MBとなったことが検出されると、S309以降の処理となり、該S309にて、装着されているフラッシュメモリカード205が速度保証記録可能な状態になっているかが、前記S303でのマウント処理の処理結果から検出され、該速度保証記録可能な状態であれば、S310にて、HDストリームデータを記録するためのストリームファイルが、後述の速度保証される書き込み方法(リアルタイムフラグON)のモードで、フラッシュメモリカード上に作成される。また、該速度保証記録可能な状態でなければ、S311にて、HDストリームデータを記録するためのストリームファイルが、後述の速度保証されない書き込み方法(リアルタイムフラグOFF)のモードで、フラッシュメモリカード上に作成される。その後、S313にて、ユーザによる録画停止操作が行われたかが検出され、S314にて、前記ストリームバッファ203への前記HDストリームデータの蓄積量が16MBとなったかが検出される。
S313およびS314の動作はループになっているので、どちらかの条件が先に成立すると、それぞれ、ユーザによる録画停止操作が検出された場合はS317以降の処理、前記HDストリームデータの蓄積量が16MBとなったことが検出されると、S315以降の処理となる。すなわち、ユーザが録画停止操作を行わない限りは、前記ストリームバッファ203に16MBのHDストリームデータが蓄積されると、S315にて、前記ファイルシステム204に16MBのフラッシュメモリカード書き込み要求を送信し、S316にて該書き込みの終了が検出されると、S314にて前記ストリームバッファ203に16MBのHDストリームデータが蓄積されるのを待つ、というくり返し動作になる。
S313にて、ユーザによる停止操作が検出されると、S317にて、前記H.264コーデック202が動作を停止し、前記HDストリームデータの前記ストリームバッファ203への蓄積が停止する。次にS318にて前記ストリームバッファ203に蓄積されたデータ量“X”が検出され、転送残量“R”に代入される。その後“R”がクラスタサイズである32KB以下であるかが検出され、32KBより大きい場合は、S320にて、前記ファイルシステム204に、32KBのフラッシュメモリカード書き込み要求を送信し、S321にて該書き込みの終了が検出されると、S322にて、前記転送残量“R”から32KB分が減算され、処理がS319に戻る。S320乃至S322の処理により前記転送残量“R”が減少し、S319にて前記転送残量“R”が32KB以下であると検出されると、S323にて、転送残量“R”分のフラッシュメモリカード書き込み要求が送信され、S324にて該書き込みの終了が検出されると、S325にて該ストリームファイルが確定・クローズされ、S326にて、録画動作が完了する。
なお、S315およびS323では、ストリームバッファ203に蓄積されたHDストリームデータを、カードドライバ205を通じてフラッシュメモリカード205に所定のデータ量を転送する、書き込み要求が前記メインマイコン207から前記ファイルシステム204に対して送信されるが、この時のモード設定が速度保証される書き込み方法(リアルタイムフラグON)または速度保証されない書き込み方法(リアルタイムフラグOFF)であるかによって、前記の前記ファイルシステム204によって判断されるフラッシュメモリカード205の空き領域の使用方法が異なる。
図5および図6はそれぞれ前記リアルタイムフラグON、また前記リアルタイムフラグOFFの書き込み方法設定における、前記ファイルシステム204の動作を示すフローチャートである。図5において、S501にて、前記メインマイコン207から書き込みコマンドを受信すると、S502にて、該コマンドで指定されている書き込みサイズを、書き込み残量変数“R”に代入し、S503にて、ファイル先頭の書き込みであるかが検出される。
ファイル先頭の書き込みである場合は、S504にて、前記S411にて作成された使用可能AUリストより、リアルタイム記録に使用できる未記録AUが検索され、S505にて、検索された未記録AUの先頭アドレスが、書き込み開始のアドレス“B”として設定される。その後S506にて、前記“R”がAUサイズである16MBより大きいかが検出され、大きい場合は、S507にて、アドレス“B”からAUサイズ分の書き込みが実行される。
次にS508にて、“R”より、書き込まれたサイズであるAUサイズ分が減算されて新たな書き込み残量“R”として設定され、S509にて、“R”が0になったかが検出され、0でなければ処理はS504に戻り、0となった場合は、S519にて書き込みが終了となり、前記メインマイコン207に、書き込みの終了が通知される。また、S506にて、“R”がAUサイズ未満であると検出された場合は、S512にて、アドレス“B”よりRUサイズ分の書き込みが実行され、S517にて“R”よりRUサイズ分が減算されると共に、“B”にRUサイズ分のアドレスが加算され、S518にて、“R”が0になったかが検出され、0でなければ処理はS516に戻り、0となった場合は、S519にて書き込みが終了となり、前記メインマイコン207に、書き込みの終了が通知される。
さらに、S503にて、今回の書き込みがファイル先頭の書き込みではないと検出された場合は、S510以降の処理となり、S510では、前回の書き込みの末尾がAU末尾であったかが検出される。前回の書き込みが、前記S509にてR=0が検出されてS519にて終了していた場合は、書き込みの末尾がAU末尾であったこととなり、処理は前述したS504以降の処理に移行する。また前記S518にてR=0が検出されてS519にて終了した場合は、書き込みの末尾がAU末尾ではないこととなり、S511以降の処理となる。
S511では、前回のS517にて更新された“B”の値がそのまま書き込み開始アドレスとして設定され、S512にて、書き込み残量“R”が該書き込みアドレス“B”から該AUの末尾までのアドレスの容量以上であるかが検出され、該容量以上であると検出された場合は、S513にて、該書き込みアドレス“B”から該AUの末尾までのアドレスまでの書き込みが実行され、S514にて、書き込み残量“R”より該実行された書き込み分のデータ量が減算され、S515にて、“R”が0になったかが検出され、0でなければ処理はS504に移行し、0となった場合は、S519にて書き込みが終了となり、前記メインマイコン207に、書き込みの終了が通知される。
図7(a)および図7(b)は、本実施例のビデオカメラにより、HDストリームのビットレートが16Mbpsに設定されている状態で録画を行った場合の、前記ストリームバッファ203における前記HDストリームデータの蓄積量の時間的推移を示す図である。
図7(a)は、ユーザが録画開始操作を行い、前記HDストリームデータの蓄積量が16MBに達する前にユーザが録画停止操作を行った場合の図であり、該録画停止操作の後すぐに、前記フラッシュメモリカード205への書き込みが開始されるが、この書き込みは前記図3におけるS312において前記リアルタイム記録OFFの設定となった後に行われる書き込みであり、この場合に書き込まれる前記HDストリームデータが記録される前記フラッシュメモリカード205上における配置は図8(a)に示すように、すでにデータが記録されているAUであっても、該AUに記録されることとなり、この場合、空き領域のある先頭のAUはすでに4MBのデータが記録されているが、その続きから15MBのストリームデータが記録されている。
また、図7(b)は、ユーザが録画開始操作を行い、前記HDストリームデータの蓄積量が16MBに達した後にユーザが録画停止操作を行った場合の図であり、録画中、前記HDストリームデータの蓄積量が16MBに達するごとに前記フラッシュメモリカード205への書き込みが開始されるが、この書き込みは前記図3におけるS310において前記リアルタイム記録ONの設定となった後に行われる書き込みであり、この場合に書き込まれる前記HDストリームデータが記録される前記フラッシュメモリカード205上における配置は図8(b)に示すように、すでにデータが記録されているAUは記録に使用されずに、データが記録されていないAUのみが記録に使用されることとなり、この場合、空き領域のある先頭のAUはすでに4MBのデータが記録されているために使用されず、その次の、データが記録されていないAUに16MBのストリームデータが記録され、その続きの記録も同様にデータが記録されていないAUのみが記録領域として使用されている。
以上の構成により、たとえば2秒間の録画を5回繰り返した場合では、すでにデータが記録されているAUであっても記録領域として記録されるために、図8(c)に示すように、先頭から領域を詰めて記録を行う形となり、記録媒体の空き領域を有効に使用することが出来る一方、一回ごとの録画によるHDストリームデータは前記ストリームバッファ203に収まる容量となっているため、バッファオーバーフローを起こすおそれもない。また、一回ごとの録画によるHDストリームデータは前記ストリームバッファ203に収まらない容量となる長時間の記録においては、図8(b)に示すように、すでにデータが記録されているAUは記録に使用されずにデータが記録されていないAUのみが記録に使用される形となるため、フラッシュメモリカード内部でムーブ動作が発生することがなく、記録速度が低下してバッファオーバーフローを起こす可能性が低減できる、という効果がある。
また、本実施例のデジタルビデオカメラでは、録画開始後の録画停止操作が、前記ストリームバッファにおけるHDストリームデータの蓄積量が16MBとなる前か後であったか(S308における条件分岐)が、前記リアルタイム記録のON/OFFが切り替わる判定条件となっていて、該判定の後にファイルオープンが実行されるが、前記ファイルオープンの実行は、ユーザによる録画開始指示S304の直後に行っておく構成でも、本実施例と同様の効果が得られる。
さらに、前記S303において取得する速度保証対応情報により、使用するフラッシュメモリカードの書き込み性能が高いことが確認できた場合は、前記判別条件であるHDストリームデータの蓄積量の設定を、例えば32MBと大きくすることも可能である。その場合、リアルタイム記録がOFFで記録される条件が緩和されるため、より記録媒体の空き領域を有効に使用することが出来る効果が望める。
101 撮影レンズ、102 絞り、103 撮像素子、104 CDS/AGC、
105 デジタル信号処理回路、106 フレームメモリ、107 画素数変換回路、
108 各ブロック間の画像データが通る画像データバス、109 液晶ディスプレイ、
110 液晶ドライバ、111 H.264コーデック

Claims (5)

  1. 入力された動画信号を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から読み出された動画信号を記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録媒体に記録された動画信号を所定のファイルシステムに従って管理する管理手段と、
    前記記録媒体における所定の条件を満たす空き領域を検出する空き領域検出手段と、
    ユーザからの記録開始の指示を受け付けた後、前記記憶手段に記憶された動画信号のデータ量が第1の所定量に達した場合に、前記記録媒体空き領域検出手段によって検出される、記録媒体の空き領域に前記動画信号を記録するように前記記録手段を制御する制御手段とを備え、
    ユーザからの記録停止の指示のタイミングが、動画信号の記録開始後の所定のタイミングよりも前か後かによって、前記空き領域検出手段が検出する前記記録媒体の空き領域の条件を変えることを特徴とする記録装置。
  2. 前記所定のタイミングは、前記記憶手段に記憶される動画信号のデータ量が第1の所定量に達したタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記記録手段は、前記記憶手段に記憶されたデータ量が第1の所定量に達した場合、前記動画信号を記録するための動画ファイルを新規に前記記録媒体に作成し、前記所定のタイミングは、前記動画ファイルが前記記録媒体に作成される直前のタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記記録停止の指示のタイミングが、前記所定のタイミングよりも前の場合、前記空き領域検出手段が検出する前記記録媒体の空き領域の条件は、前記ファイルシステムが管理できる最小単位と等しいか大きい容量の空き領域であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  5. 前記管理手段は、前記ファイルシステムが管理できる最小単位の整数倍の大きさを持つ、所定の容量を持つ領域ブロックを、前記記録媒体の空き領域を管理するための単位であるアロケーションユニットとして管理し、前記記録停止の指示のタイミングが、前記所定のタイミングよりも後の場合、前記空き領域検出手段が検出する前記記録媒体の空き領域の条件は、すでにデータが記録されている割合が所定以下である前記アロケーションユニットであることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
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