JP2005085081A - 不揮発性半導体メモリを記録媒体とするデータ記録装置 - Google Patents

不揮発性半導体メモリを記録媒体とするデータ記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フラッシュメモリを用いたメモリーカード等においては、フラッシュメモリが上書き不可能な記録デバイスであるため、一度データを記録したエリアにデータを上書きする場合、記録速度が低下する。そのため、データ量の大きな画像や動画記録などを行う際に、リアルタイムでデータを記録できない可能性がある。
【解決手段】システム制御手段11は、メモリーカード10内のファイル管理情報を元に、メモリーカード10の空きエリアを探索し、この空きエリアをあらかじめ電気的に消去することで、データ記録時に高速なデータ書き込みを可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、フラッシュEEPOMなどの不揮発性半導体メモリを記録媒体として、データの書き込みを行うデータ記録装置に関するものである。
近年、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略記)で作成、編集したテキストデータ、映像データ、音声データなどの様々なデータや、デジタルカメラで記録した動画や静止画等の映像データ及び音声データを、フラッシュメモリ(フラッシュEEPROM)を内蔵したメモリーカードに記録する電子機器が普及している。そして、このような電子機器において、機器間でのデータの互換性や、PCでのデータの取り扱いを容易にするため、PCのデータ記録装置と同じフォーマット仕様でデータを記録する提案が存在する(例えば、特許文献1を参照)。
具体的には、特許文献1の例においては、デジタルスチルカメラにおいて、撮影画像をPCのデータファイル記録フォーマット仕様と同じフォーマット仕様で管理する。そのため、当該デジタルスチルカメラがデータの記録媒体として、メモリーカードを用いた場合、そのメモリーカードをPCの補助記録装置にセットすればPCから直接にデータにアクセスすることができる。また、PCのデータファイル記録フォーマット仕様でデータを管理する場合、データはファイルアロケーションテーブル(以下、FATと称する)のようなファイル管理情報に、論理的メモリ空間上でのデータの記録開始アドレスやデータサイズ等の情報で管理されるため、記録されたデータは、PCでのデータファイル操作と同様に、簡単に検索、再生、コピー、消去などの操作を行うことができる。
特開平4−212582号公報(第1−5頁、図1−4)
しかしここで1つ問題が存在する。それは、記録したデータの一部を消去する場合、特許文献1で提案されるようなデータ管理方法では、FATの登録から消去対象データの登録を削除することで等価的にデータの消去を行う、つまり論理的にデータを消去するため、メモリーカードに内蔵されたフラッシュメモリ上には、データ消去後も記録されたデータの実体が残存する。つまり、データ消去という操作はあくまでもFATのようなファイル管理情報からのデータ登録の削除であり、データの実体をフラッシュメモリから物理的に、つまり電気的に消去することにはならない。
さらに、フラッシュメモリは原理的に上書きが不可能な記録デバイスであるため、一旦データが記録されると、そのデータを電気的に消去した後でなければ、新しいデータを記録することができない。よって、電気的に消去済みの状態でデータを記録する場合に比べ、電気的に消去されていない状態でデータを記録する場合には、記録に要する時間が余分にかかることになる。つまり、論理的にデータが消去されたアドレスに、再度、別のデータを記録する場合、フラッシュメモリを電気的に消去してから、データを記録する必要があるため、データの記録速度が低下する。
つまり、特許文献1の例のように、PCのデータファイル記録フォーマット仕様と同じフォーマット仕様でデータを管理するような機器において、記録媒体としてフラッシュメモリのような記録デバイスを使用すると、データの論理的な消去後に再び別のデータを記録する際にはデータの記録速度が低下する。このとき、特許文献1の例にあるデジタルスチルカメラのように静止画像を記録する機器では、リアルタイムでのデータ記録は特に必要とされないため、記録媒体への記録速度が多少低下しても問題はないが、仮に高画質大容量の動画データを記録する機器を想定した場合、記録媒体への記録速度の低下は、リアルタイムのデータ記録を阻害し、動画データのコマ落ちや画質低下など、データの品質に関わる問題となりうる。
本発明は、このような問題を解決するため、記録媒体としてフラッシュメモリのような記録デバイスを使用し、データをPCのデータファイル記録フォーマット仕様と同くFATのようなファイル管理情報で記録、管理する機器において、論理的にデータが消去されたアドレスに、再び別のデータを記録する場合にも、記録速度の低下が発生しないデータ記録装置を提供することを目的としてなされたものである。
以上に述べた課題を解決するために、本発明の不揮発性半導体メモリを記録媒体とするデータ記録装置は、着脱自在で且つファイル管理情報に基づき、データが記録、管理されるメモリ手段に対し、データをファイルとして書込むインターフェース手段と、これを介して前記メモリ手段へのデータ書込みの制御、及びメモリ手段に対する電気的消去処理を行うシステム制御手段を有し、システム制御手段が、ファイル管理情報を元にメモリ手段に存在するデータ記録が可能な空き領域を探索し、探索結果に基づきこの空き領域に対して電気的消去処理を行う。
これにより、メモリ手段の空き領域をあらかじめ電気的に消去しておくことで、メモリ手段へのデータ記録速度を向上させ、データ記録速度低下によって正常にデータ書き込みができないような状況が発生することを回避できるという有利な効果が得られる。
以上のように本発明によれば、メモリーカードの空きクラスタをファイル管理情報に基づき検索し電気的な消去処理を施すことで、メモリーカードへのデータ記録速度を向上させ、正常にデータ書き込みができないような状況の発生を回避できるという効果が得られる。
また、上記の効果に加えて、機器使用者の意思によって電気的な消去処理の実行の可否を決めることで、機器使用者が例えば、別に用意した未記録のメモリーカードをデータ記録に使用するなど、機器使用者の選択肢を広げる効果が得られる。
本発明の請求項1に記載の発明は、着脱自在なメモリ手段に対し、データをファイルとして書込むインターフェース手段と、前記インターフェース手段を介して前記メモリ手段へのデータ書込みの制御、及び前記メモリ手段に対する電気的消去処理を行うシステム制御手段を有し、前記メモリ手段においては、ファイル管理情報に基づき、データが記録、管理され、前記システム制御手段は、前記ファイル管理情報を元に前記メモリ手段に存在するデータ記録が可能な空き領域を探索し、探索結果に基づき前記空き領域に対して電気的消去処理を行うとしたものであり、これにより、メモリ手段の空き領域をあらかじめ電気的に消去しておくことで、メモリ手段へのデータ記録速度を向上させることが可能であるという作用を有する。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、着脱自在なメモリ手段に対し、データをファイルとして書込むインターフェース手段と、前記インターフェース手段を介して前記メモリ手段へのデータ書込みの制御、及び前記メモリ手段に対する電気的消去処理を行うシステム制御手段と、前記メモリ手段へのデータ書込み速度を検出する検出手段を有し、前記メモリ手段においては、ファイル管理情報に基づき、データが記録、管理され、前記システム制御手段は、前記検出手段の検出結果に応じて、前記ファイル管理情報を元に前記メモリ手段に存在するデータ記録が可能な空き領域を探索し、探索結果に基づき前記空き領域に対して電気的消去処理を行うとしたものであり、これにより、データ記録速度の低下を検出し、自動的にメモリ手段の空き領域をあらかじめ電気的に消去することで、メモリ手段へのデータ記録速度を向上させることが可能であるという作用を有する。
また、本発明の請求項3に記載の発明は、着脱自在なメモリ手段に対し、データをファイルとして書込むインターフェース手段と、前記インターフェース手段を介して前記メモリ手段へのデータ書込みの制御、及び前記メモリ手段に対する電気的消去処理を行うシステム制御手段と、前記メモリ手段へのデータ書込み速度を検出する検出手段と、前記検出手段における検出結果に基づく情報を機器使用者に通知する通知手段と、前記機器使用者が前記システム制御手段に指示を送るための指示手段を有し、前記メモリ手段においては、ファイル管理情報に基づき、データが記録、管理され、前記システム制御手段は、前記指示手段を介した前記機器使用者の指示に応じて、前記ファイル管理情報を元に前記メモリ手段に存在するデータ記録が可能な空き領域を探索し、探索結果に基づき前記空き領域に対して電気的消去処理を行うとしたものであり、これにより、データ記録速度の低下を検出し、これを機器使用者に通知してその判断に応じてメモリ手段の空き領域をあらかじめ電気的に消去するか否かを選択できるようにし、その結果、機器使用者の利便性を向上させることが可能であるという作用を有する。
また、本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに係る発明において、システム制御手段は、メモリ手段に存在するデータ記録が可能な空き領域に対し、ファイル管理情報で規定されるアドレスと、消去する領域サイズを指定して、電気的消去処理を行うとしたものであり、これにより、データを記録可能な空きエリアが未記録状態となり、データ書き込み速度を向上できるという作用を有する。
また、本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに係る発明において、メモリ手段は、電気的に消去、書き換え可能なフラッシュEEPROMであるとしたものであり、これにより、小さく軽量であるため可搬性に優れており、記録中の耐衝撃性にも秀でるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図5を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明を、映像信号及び音声信号をメモリーカードに記録するメモリーカードムービーに適用した実施の形態におけるブロック図である。同図において、光学系1は、被写体像を固体撮像素子2上に結像させるための光学系であり、固体撮像素子2は、光学系1により結像された被写体象を電気信号(映像信号)に変換する撮像素子であり、例えば、CCD(charge coupled device)などが用いられる。カメラ信号処理手段3は、固体撮像素子2から得られた映像信号に対しゲイン調整、ノイズ除去、ガンマ補正、アパーチャ処理、ニー処理等の周知のカメラ信号処理を行う手段である。なお、固体撮像素子2を介して得られる映像信号は動画、静止画の両者が考えられるが、以下の説明においては動画を撮影するものとして説明するが、これに限るものではない。4は音声を電気信号(音声信号)に変換するためのマイクであり、音声信号は音声信号処理手段5において不要なノイズや風切り音の除去等、周知の音声信号処理が施される。デジタル信号処理手段6は、カメラ信号処理手段3及び音声信号処理手段5を経た映像信号及び音声信号を圧縮処理及び多重化するための手段であり、圧縮及び多重化されたデータは一旦、バッファメモリ7に蓄積される。カードI/F手段8はソケット9を介して電気的に接続されたメモリーカード10に対し、デジタル信号処理手段6で圧縮、多重化処理されたデータを転送して書き込む手段である。メモリーカード10は、半導体メモリ、例えばフラッシュメモリ(フラッシュEEPROM)を内蔵する着脱可能な記録媒体であり、メモリーカード10でのデータ記録方法は、後述する図2で示すようなファイル管理情報で論理的に管理されているものとする。システム制御手段11は、デジタル信号処理手段6における映像信号及び音声信号の圧縮処理の実行、停止、及びバッファメモリ7からカードI/F手段8へのデータ転送並びにカードI/F手段8によるメモリーカード10へのデータ書き込みの開始、停止などを統合的に制御し、更に、メモリーカード10へのデータ書き込みに際しては、メモリーカード10の論理的なデータ管理方法に基づき、書込み先アドレス(後述するクラスタ番号)などを指定して、データ書き込むようカードI/F手段8を制御するものとする。また、メモリーカード10へのデータ書き込みに伴い、ファイル管理情報の更新もシステム制御手段11が司る。更に、メモリーカード10は、内部のフラッシュメモリの電気的な消去機能を有しており、カードI/F手段8を介してフラッシュメモリ上の特定個所の電気的消去を、例えばシステム制御手段11がカードI/F手段8を介して発行する消去コマンドのような形で指示された場合、特定個所に相当するフラッシュメモリを電気的に消去し、フラッシュメモリを未記録状態とすることができるものとし、この電気的消去に際して、電気的消去対象個所を指定して消去処理を指示する機能もシステム制御手段11が有するものとする。
図2はメモリーカード10における論理的なデータ管理方法を説明する図である。
実施の形態1においては、メモリーカード10は、内部のフラッシュメモリを16Kバイト毎のクラスタに分割し、クラスタ毎にクラスタ番号を付与することで、論理的に管理されるものとする。そしてデータはこのクラスタ単位でメモリーカード10に記録される。但し、実施の形態1で記録されるデータはクラスタ番号で0x1000以降の図2のデータ領域に属するクラスタに記録され、クラスタ番号0x0000から0x0FFFまでの図2の管理データ領域に属するクラスタは、論理的にデータ管理するためのファイル管理情報を記録する領域として確保されるものとする。そしてクラスタ番号0x0000のクラスタ以降に記録されるファイル管理情報は、メモリーカード10に記録されたデータのファイル名、データが記録されるクラスタ数、データが記録されたクラスタの順番を示すクラスタ順、データが記録されたクラスタ番号とする。
図2の例においては説明を簡略化するため、メモリーカード10はデータ領域のクラスタ数を16とし、初めにデータがFILE0001、FILE0002、FILE0003というファイル名ですでに記録されているものとする。このとき、ファイル管理情報にはメモリーカード10に記録されている3つのファイルのファイル名と、これらに対応するクラスタ数、クラスタ順、クラスタ番号が記録されている。
また、図2においては、メモリーカード10の全クラスタにデータが記録済みである状態のファイル管理情報を示したが、図示しないユーザーインターフェースを介して、機器の使用者がメモリーカード10内のデータの一部を削除した場合、例えば、削除されたデータのファイル名がFILE0002であれば、図3に示すようにファイル管理情報のうちFILE0002に関連するファイル名、クラスタ数、クラスタ順が0で書き換えられ、このようなファイル管理情報の書き換えにより、論理的にデータの削除が行われるものとする。このようにファイル管理情報内で0が記載された部分は無効な部分と定義することで、FILE0002が記録されていたクラスタ番号が0x100C及び0x100Dのクラスタは、無効な(不必要な)データが記録された領域とみなされ、次にデータの書込みが行われる際に、これらクラスタを空きクラスタとみなして、データが上書きされることとする。
以上のように構成された、不揮発性半導体メモリを記録媒体とするデータ記録装置について、以下その動作について詳細に説明する。
まず、上記のようにFILE0002が削除された後に、メモリーカード10にデータを記録する場合について考える。この場合、例えば図示しない録画開始ボタンのようなユーザーインターフェース手段を介した機器使用者の指示により、録画が開始され、カメラ信号処理手段3及び音声信号処理手段5を経た映像信号及び音声信号は、デジタル信号処理手段6において圧縮処理及び多重化された後、バッファメモリ7に蓄積される。システム制御手段11は、カードI/F手段8を介して、ファイル管理情報を取得し、メモリーカード10内の空きクラスタを検索する。そして、空きクラスタであるクラスタ番号が0x100C、0x100Dのクラスタにデータを書き込む。
但しこの際、書き込むデータがビデオ録画を目的とした動画データである場合、当然のことながら、メモリーカード10へのデータ書込みはリアルタイムでの書込みが求められる。しかし、メモリーカード10に内蔵されたフラッシュメモリは原理的に上書きが不可能な記録デバイスであるため、一旦データが記録されると、そのデータを電気的に消去した後でなければ、新しいデータを記録することができない。そして、上記空きクラスタにはすでにFILE0002のデータが記録された状態になっているため、これらクラスタにデータを改めて記録する場合、まずは、これらクラスタに記録されているデータを電気的に消去してから、新しいデータを記録することになるため、記録に時間がかかることになる。つまり、データの記録速度が低下する。その結果、データ書込みをリアルタイムで行うことができず、コマ落ちなど正常にデータが記録できないという問題が生じうる。
そこで実施の形態1は、図示しないカード物理消去ボタンのようなユーザーインターフェース手段を介し、機器使用者があらかじめメモリーカード10の空きクラスタに対し電気的消去を行うように構成する。具体的には、上記カード物理消去ボタンを介して、機器使用者がメモリーカード10の空きクラスタの電気的消去を指示した場合、システム制御手段11はカードI/F手段8を介してメモリーカード10からファイル管理情報を取得し、メモリーカード10の空きクラスタを検索する。そして、空きクラスタに対し、電気的消去処理を実行することで、空きクラスタを未記録状態とする。具体的には、空きクラスタのクラスタ番号もしくはこれに相当するアドレスと、消去するエリアのサイズを指定して、メモリーカード10に対し、電気的な消去処理を指示する消去コマンドを発行することで、空きクラスタの電気的消去処理を行う。このように、データ記録に先立ち、あらかじめメモリーカード10内の空きクラスタを電気的に消去しておけば、データ記録時に高速なデータ記録が実現でき、動画記録のようなリアルタイム記録が必要な場合でも、データの記録速度が低下することに起因するコマ落ちなど、正常にデータが記録できないという問題を回避できる。
以上のように実施の形態1によれば、メモリーカード10の空きクラスタを、ファイル管理情報をもとに検索し、データ記録に先立ち、空きクラスタを電気的に消去しておくことで、データ記録時に高速なデータ記録を実現することができ、記録速度低下に伴う画像のコマ落ちなど、正常にデータが記録できないという問題を回避することができる。
なお、実施の形態1においては、メモリーカード10に対する空きクラスタの電気的消去処理を、カード物理消去ボタンのようなユーザーインターフェース手段を介した機器使用者の指示に基づき実行する構成を説明したがこれに限るものではなく、例えば、機器の電源投入時や、メモリーカード10が機器に挿入されたタイミング、又はあらかじめタイマーなどの手段で設定された時刻に、自動的に電気的な消去処理を実行する構成も考えられる。
また、実施の形態1において、本発明の不揮発性半導体メモリを記録媒体とするデータ記録装置を、映像信号と音声信号を記録するメモリーカードムービー形態として説明したがこれに限るものではなく、例えば、テキストデータ等PCで作成、編集したデータをメモリーカードに記録するためのストレージ機器の形態で、メモリーカード10に対する空きクラスタの電気的消去処理を実装する構成でも本願発明は有効である。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、実施の形態1の構成に対し、メモリーカード10へのデータ記録速度を検出する手段として、バッファメモリ7の残容量を常時モニタするなどの機能を有する残量検出手段42を追加した点が異なるため、以下、実施の形態1と同様の構成部分に関しては同一の符号を付して説明は省略し、実施の形態1と異なる部分のみを以下に説明する。
図4は本発明の実施の形態2における、不揮発性半導体メモリを記録媒体とするデータ記録装置のブロック図である。同図において、42はバッファメモリ7の残容量を常時モニタし、残容量があらかじめ決められた規定値を超えた場合、メモリーカード10へのデータ記録速度が低下したと判断して、システム制御手段11に対し、録画動作の停止を指示する手段である。
以上のように構成された実施の形態2について、以下にその動作を説明する。
残量検出手段42は、常時、バッファメモリ7の残量をモニタするが、仮に何らかの理由でメモリーカード10の記録速度が低下した場合、デジタル信号処理手段6からバッファメモリ7に供給されるデータ量が単位時間あたりで略同一であれば、バッファメモリ7にはメモリーカード10に記録できなかったデータが時間経過に伴い蓄積される。そこで残量検出手段42は、例えばバッファメモリ7の残容量がある規定値を下回るか否かでメモリーカード10へのデータ記録速度を検出し、規定値を下回った場合、バッファメモリ7があふれて、機器の動作が破綻するおそれがあるため、システム制御手段11に録画動作の停止を指示する。この指示に基づき、システム制御手段11はデジタル信号処理手段6における映像信号及び音声信号の圧縮、多重化処理などを停止し、バッファメモリ7内にあるデータをメモリーカード10に全て書き込み、ファイル管理情報を更新し、録画動作を終了する。
さらに、録画動作終了後、システム制御手段11は、メモリーカード10上のファイル管理情報を元に、メモリーカード10の空きクラスタを検索し、該当するクラスタに対して電気的な消去処理を実行する。この動作によって、メモリーカード10内の空きクラスタは未記録状態となり、データの記録速度が改善する。よって、次にデータ記録を再開した場合には、上記のように録画途中で録画動作を停止する可能性が低減し、機器使用者の利便性が向上する。
以上のように実施の形態2によれば、バッファメモリ7の残容量をモニタすることでメモリーカード10へのデータ記録速度の低下を検出し、残容量が規定値を超えた場合、つまりメモリーカード10へのデータ記録速度が低下した場合、バッファメモリ7があふれて機器の動作が破綻することがないよう、録画動作を停止し、且つ、次回のデータ記録からは、メモリーカード10へのデータ記録が高速で行えるように、メモリーカード10の空きクラスタをファイル管理情報をもとに検索し、自動的に空きクラスタを電気的に消去することで、機器使用者の利便性を向上させることができる。
なお、実施の形態2においては、残量検出手段42はバッファメモリ7の残容量に基づきシステム制御手段11に録画動作の停止を指示する構成として説明したがこれに限るものではなく、例えば、バッファメモリ7の残容量の時間的な変化をモニタして、急速に残容量が減少した際にメモリーカード10へのデータ記録速度が低下したと判断し、録画停止を指示するような構成でも本発明が有効であることは言うまでもない。また、バッファメモリ7の残容量ではなく、例えばカードI/F手段8における単位時間あたりのメモリーカード10へのデータ書込み量等をモニタすることでデータ記録速度を検出し、これが低下した場合に録画動作を停止させるような構成でも本発明が有効であることは明らかである。
(実施の形態3)
実施の形態3は、実施の形態2の構成に対し、録画が停止したことを機器使用者に通知し、メモリーカード10の電気的消去を実施するか否かの判断を機器使用者に促す通知手段51と、機器使用者がメモリーカード10の電気的消去を実施するか否かの指示を行う指示手段52を追加した点が異なるため、以下実施の形態2と同様の構成部分に関しては同一の符号を付して説明は省略し、実施の形態2と異なる部分のみを以下に説明する。
図5は本発明の実施の形態3における、不揮発性半導体メモリを記録媒体とするデータ記録装置のブロック図である。同図において、51は、バッファメモリ7の残容量が規定値を下回り、システム制御手段11が録画を停止した場合に、その旨を機器使用者に通知するための手段であり、例えば液晶ディスプレイのような表示手段にメッセージを表示するものである。更に、次回に記録を再開した場合、メモリーカード10へのデータ記録が高速で行えるように、メモリーカード10の空きクラスタをファイル管理情報をもとに検索し、空きクラスタを電気的に消去する処理の実行を、機器使用者に選択させるためのメッセージ表示も行うものとする。52は、通知手段51によるメッセージ表示に応じて機器使用者が、メモリーカード10の空きクラスタの電気的消去処理の実行可否をシステム制御手段11に指示するための手段であり、ボタンやスイッチ、もしくは液晶ディスプレイのタッチパネルなどのような手段である。そして、指示手段52を介して機器使用者が電気的消去処理の実行を選択した場合、システム制御手段11はメモリーカード10の空きクラスタをファイル管理情報をもとに検索し、空きクラスタを電気的に消去する処理を実行する。
以上のように構成された実施の形態3においては、メモリーカード10の空きクラスタに対する電気的消去処理を、機器使用者の意思で実行することができる。そのため、例えばメモリーカード10に空きクラスタが多数存在し、電気的消去処理に時間がかかると予想される場合、機器使用者は電気的消去処理を不実行とし、代わりにデータを全く記録していない別のメモリーカードを用意して、データ記録を再開することも可能である。
なお、実施の形態3においては、通知手段51は液晶ディスプレイのような表示手段として説明したがこれに限るものではなく、LEDを点滅や、音声、警告音によって使用者に通知する手段でも構わない。また、指示手段52も同様にボタンやスイッチ、もしくは液晶ディスプレイのタッチパネル以外の構成でも構わない。
また、全ての実施の形態において、メモリーカード10の論理的なデータの管理方法は、図2に示したファイル管理情報をもとに説明したがこれに限るものではなく、例えばMS−DOS(マイクロソフト社の登録商標)のFATファイルシステムなどのファイル管理システムを用いても本発明が有効であることは明らかである。
また、全ての実施の形態において、本発明の不揮発性半導体メモリを記録媒体とするデータ記録装置を、映像信号と音声信号を記録するメモリーカードムービー形態として説明したがこれに限るものではなく、例えば、PDA、ポケットPCなどの携帯型情報端末形態で、映像信号と音声信号のような大容量のデータを記録する機能を有する構成も考えられる。もちろん、昨今カメラを装備することがごく一般的となった携帯電話などの構成も考えられる。
また、全ての実施の形態において、メモリーカード10のクラスタサイズを16Kバイトとして説明したがこれに限るものではない。さらに、論理的なデータ管理方法でのクラスタサイズと、メモリーカード10に内蔵されるフラッシュメモリで電気的消去可能な単位サイズが同一でないメモリーカードも存在し得るが、このようなメモリーカードにおいても、本願発明で開示したファイル管理情報に基づく電気的消去処理によって、少なくとも消去処理を指示したクラスタ数と同数もしくはそれ以上のクラスタ数に相当するデータ領域が未記録状態となるため、本願発明が有効であることはいうまでもない。
また、本発明の全ての実施の形態において、空きクラスタを消去する際にシステム制御手段11が発行する消去コマンドで指定する消去対象エリアのサイズについては、例えばクラスタサイズである16Kバイトが考えられるがこれに限るものではない。クラスタサイズ以外の例としては、例えば、複数の空きクラスタがデータ領域内で連続して存在する場合は、これら連続する複数のクラスタの総サイズを消去コマンドで指定して、複数のクラスタを一括して電気的消去を行う構成も考えられる。
また、本発明の全ての実施の形態において、映像信号及び音声信号は固体撮像素子2及びマイク4を使って得る構成を説明したがこれに限るものではなく、例えばTVチューナーや外部ビデオ入力手段を有し、TV放送や他の機器を経由して入力される映像信号及び音声信号を圧縮処理してメモリーカード10に記録するような構成でも、本発明が有効であることは明らかである。
また、本発明の全ての実施の形態においては、映像信号及び音声信号を記録する機器をもとに説明を行ったがこれに限るものではなく、映像信号のみ、もしくは音声信号のみを記録する機器においても本発明が有効であることはいうまでもない。
また、本発明の全ての実施の形態においては、映像信号及び音声信号を圧縮処理する構成を説明したがこれに限るものではなく、映像信号及び音声信号の少なくとも一方を非圧縮でメモリーカード10に書き込む構成でも本発明が有効であることはいうまでもない。
本発明にかかる不揮発性半導体メモリを記録媒体とするデータ記録装置は、メモリーカードの空きクラスタをファイル管理情報に基づき検索し電気的な消去処理を施すことで、メモリーカードへのデータ記録速度を向上させ、正常にデータ書き込みができないような状況の発生を回避できるという効果、また、前記効果に加えて、機器使用者の意思によって電気的な消去処理の実行の可否を決めることで、機器使用者が例えば、別に用意した未記録のメモリーカードをデータ記録に使用するなど、機器使用者の選択肢を広げる効果を有し、フラッシュEEPOMなどの不揮発性半導体メモリを記録媒体として、データの書き込みを行うデータ記録装置等として有用である。
本発明の実施の形態1における不揮発性半導体メモリを記録媒体とするデータ記録装置のブロック図 同実施の形態1におけるファイル管理情報の説明図 同実施の形態1におけるデータ削除時のファイル管理情報の説明図 同実施の形態2における不揮発性半導体メモリを記録媒体とするデータ記録装置のブロック図 同実施の形態3における不揮発性半導体メモリを記録媒体とするデータ記録装置のブロック図
符号の説明
1 光学系
2 固体撮像素子
3 カメラ信号処理手段
4 マイク
5 音声信号処理手段
6 デジタル信号処理手段
7 バッファメモリ
8 カードI/F手段
9 ソケット
10 メモリーカード
11 システム制御手段

Claims (5)

  1. 着脱自在なメモリ手段に対し、データをファイルとして書込むインターフェース手段と、
    前記インターフェース手段を介して前記メモリ手段へのデータ書込みの制御、及び前記メモリ手段に対する電気的消去処理を行うシステム制御手段を有し、
    前記メモリ手段においては、ファイル管理情報に基づき、データが記録、管理され、
    前記システム制御手段は、前記ファイル管理情報を元に前記メモリ手段に存在するデータ記録が可能な空き領域を探索し、探索結果に基づき前記空き領域に対して電気的消去処理を行うことを特徴とする不揮発性半導体メモリを記録媒体とするデータ記録装置。
  2. 着脱自在なメモリ手段に対し、データをファイルとして書込むインターフェース手段と、
    前記インターフェース手段を介して前記メモリ手段へのデータ書込みの制御、及び前記メモリ手段に対する電気的消去処理を行うシステム制御手段と、
    前記メモリ手段へのデータ書込み速度を検出する検出手段を有し、
    前記メモリ手段においては、ファイル管理情報に基づき、データが記録、管理され、
    前記システム制御手段は、前記検出手段の検出結果に応じて、前記ファイル管理情報を元に前記メモリ手段に存在するデータ記録が可能な空き領域を探索し、探索結果に基づき前記空き領域に対して電気的消去処理を行うことを特徴とする不揮発性半導体メモリを記録媒体とするデータ記録装置。
  3. 着脱自在なメモリ手段に対し、データをファイルとして書込むインターフェース手段と、
    前記インターフェース手段を介して前記メモリ手段へのデータ書込みの制御、及び前記メモリ手段に対する電気的消去処理を行うシステム制御手段と、
    前記メモリ手段へのデータ書込み速度を検出する検出手段と、
    前記検出手段における検出結果に基づく情報を機器使用者に通知する通知手段と、
    前記機器使用者が前記システム制御手段に指示を送るための指示手段を有し、
    前記メモリ手段においては、ファイル管理情報に基づき、データが記録、管理され、
    前記システム制御手段は、前記指示手段を介した前記機器使用者の指示に応じて、前記ファイル管理情報を元に前記メモリ手段に存在するデータ記録が可能な空き領域を探索し、探索結果に基づき前記空き領域に対して電気的消去処理を行うことを特徴とする不揮発性半導体メモリを記録媒体とするデータ記録装置。
  4. システム制御手段は、メモリ手段に存在するデータ記録が可能な空き領域に対し、ファイル管理情報で規定されるアドレスと、消去する領域サイズを指定して、電気的消去処理を行うことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の不揮発性半導体メモリを記録媒体とするデータ記録装置。
  5. メモリ手段は、電気的に消去、書き換え可能なフラッシュEEPROMであることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の不揮発性半導体メモリを記録媒体とするデータ記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2009001514A1 (ja) * 2007-06-22 2010-08-26 パナソニック株式会社 メモリコントローラ、不揮発性記憶装置、ファイルシステム、不揮発性記憶システム、データ書き込み方法及びデータ書き込みプログラム
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