JP2012019373A - 記録装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
静止画の連続撮影可能枚数の減少を防ぎ、記録媒体を効率的に利用できるようにする。
【解決手段】
CPU(18)は、メモリカード(24)の最低保証速度と空き領域情報を取得する。領域管理部(32)は、メモリカード(24)の空き領域を複数の書込み可能な速度クラスに分類する。CPU(18)は、ユーザにより選択された速度及び速度クラスに従い、画像データをメモリカード(24)に書き込む。領域管理部(32)は、起動時、画像データを記録媒体に書き込んだ後、及び、速度を設定した後に、メモリカード(24)の空き容量を更新する。
【選択図】 図1
静止画の連続撮影可能枚数の減少を防ぎ、記録媒体を効率的に利用できるようにする。
【解決手段】
CPU(18)は、メモリカード(24)の最低保証速度と空き領域情報を取得する。領域管理部(32)は、メモリカード(24)の空き領域を複数の書込み可能な速度クラスに分類する。CPU(18)は、ユーザにより選択された速度及び速度クラスに従い、画像データをメモリカード(24)に書き込む。領域管理部(32)は、起動時、画像データを記録媒体に書き込んだ後、及び、速度を設定した後に、メモリカード(24)の空き容量を更新する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、記録媒体にデータを記録する記録装置及び方法に関する。
メモリカードや、ハードディスク(HDD)、光ディスクなどのランダムアクセス記録媒体に画像や音声等のデジタルデータを記録する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このように、ランダムアクセスの記録媒体に記録されたデータを管理するための方式として、FAT(File Allocation Table)ファイルシステムが広く知られている。
FATファイルシステムでは、データの書き込み・削除を繰り返していると、記録媒体上で使用領域と未使用領域が混在し、連続した空き領域が少なくなってしまう状況(フラグメンテーションまたは断片化)が生じる。フラグメンテーションがあると、書込み速度が低下する。そのため、フラグメンテーションが著しい場合は、動画データなどの高速なデータを記録することができなくなる。
また、近年では、記録可能なデータの最低速度を保証したメモリカードも登場している。
前述のように、記録されるデータの最低速度を保証しているメモリカードを使った場合、断片化が進み、ホストが最低速度でのデータの記録ができないと判断すると、空き領域が残っていたとしてもデータの書き込みを禁止している。
そのため、空き容量が残っていた場合であってもデータの書き込みができず、記録媒体が無駄になるという問題があった。
本発明は、記録媒体の空き領域を効率的に使用してデータを記録することができる装置及び方法を提示することを目的とする。
本発明に係る記録装置は、記録されるデータの最低速度が保証された記録媒体にデータを記録する記録手段と、ユーザにより変更された前記最低速度を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された前記最低速度に基づいて前記記録媒体の残量を検出する検出手段とを備える。
本発明に係る記録方法は、記録されるデータの最低速度が保証された記録媒体にデータを記録する記録ステップと、ユーザにより変更された前記最低速度を入力する入力ステップと、前記入力ステップにより入力された前記最低速度に基づいて前記記録媒体の残量を検出する検出ステップとを備える。
本発明によれば、撮影の用途に合わせてユーザが任意に最低書込み速度を設定できるようになるので、静止画の連続撮影可能枚数を減らすことなくなり、また記録媒体を効率的に利用できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る撮像装置の一実施例であるデジタルカメラの概略構成ブロック図である。デジタルカメラ10の撮像部12は、CCDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサ等を具備し、被写体光学像を電気信号に変換する。信号処理部14はA/D変換部(不図示)を具備し、撮像部12からの画像信号を動画や静止画などのデジタル画像データに変換する。メモリ16は、記録時においては、信号処理部14からのデジタル画像データを記憶する。また、メモリ16は、再生時においては、再生された画像データを記憶する。CPU18は、マイクロコンピュータなどを有し、不図示の不揮発メモリに記憶されたプログラムに従ってデジタルカメラ10の全体の動作を制御する。コーデック20は、記録時においては、メモリ16に記憶された画像データを公知のJPEG,或いはMPEG等の方式に従って符号化し、その情報量を圧縮して、メモリ16に記憶する。また、コーデック20は、再生時においては、再生された画像データを復号し、メモリ16に記憶する。
カードI/F22は、記録時においては、メモリ16から圧縮された画像データを読み出し、メモリカード24に書き込む。また、カードI/F22は、再生時においては、メモリカード24から指定されたデータを読み出し、メモリ16に記憶する。メモリカード24は不揮発性のフラッシュメモリであり、FAT方式でデジタルデータを記録する。また、メモリカード24は、マイクロコンピュータやカードI/F22と通信するためのインターフェイス、半導体メモリチップや、後述の書込み性能と断片化情報等のクラスタ情報を保持するレジスタなどを具備する。また、メモリカード24は、不図示の装着、排出機構により、デジタルカメラ10に対してユーザが容易に装着、排出することが可能である。
操作部26は電源スイッチや撮影開始、停止を指示するスイッチ、モードを切り換えるためのスイッチ等、各種のボタン/キーあるいはダイヤルスイッチを具備する。ユーザは、操作部26を操作することにより、記録及び再生等の各種の指示を入力することができる。表示部28は、撮像部12により撮像された画像及びメモリカード24内のデータの再生画像を表示可能である。また、表示部28は、動画記録モード及び静止画記録モード等のメニュー画面も表示する。
ファイルシステム30は、FAT方式に則り、メモリカード24に対して記録されるデータを管理する。ファイルシステム30は、カードI/F24に対して各種のコマンドや、書き込み、読み出しアドレス等を出力することにより、記録時にはメモリカード24にデジタルデータを書き込み、再生時には、メモリカード24からデータを読み出す。ファイルシステム30は、クラスタ毎にアドレスを指定し、データの書き込み、読み出しを行う。領域管理部32は不図示のメモリを有し、メモリカード24の領域をそれぞれ所定数のクラスタからなる複数のブロックに分割する。そして、領域管理部32は、メモリカード24に記録されたFATに基づいて、ブロック毎に使用済みクラスタ(データが記録されているクラスタ)と空きクラスタを管理する。即ち、領域管理部32は、メモリカード24のファイルアロケーションテーブルとして機能する。また、領域管理部32は、メモリカード24のカード性能、断片化情報、ブロック情報、各ブロックの書込み速度、ブロックを空き領域として使用するか否かの有効/無効情報、及び空き容量情報を生成し、メモリに保持する。ブロック情報は、1ブロックを構成するクラスタ数を示す。空き容量情報が示す空き容量は、有効ブロック内の空きクラスタ数で算出される。
図2は、操作部26に装備される動作モードスイッチを示す。図2に示すように、動作モードスイッチは、切(電源オフ)、再生、静止画(静止画記録)及びムービー(動画記録)の選択肢を具備する。動作モードスイッチを切り替えることで、デジタルカメラ10の電源を切ったり、メモリカード24内の再生画像を再生したり、又は、メモリカード24に静止画若しくは動画を記録できる。動作モードスイッチで静止画(静止画記録)を選択すると、圧縮率、画質又は画素数を選択する画面が表示される。
図3は、本実施例における起動時の処理を示すフローチャートを示す。図3を参照して、カメラ10の起動時、及び、新たにメモリカード24が装着された際の処理を説明する。なお、図3の処理は、CPU18が各部を制御することにより実行される。
動作モードスイッチを切(電源オフ)以外の場所に合わせると、デジタルカメラ10に電力が供給される。メモリカード24が装着された状態でデジタルカメラ10に電力が供給されるか、或いは、電源オンの状態で新たにメモリカード24が挿入されると、メモリカード24のファイルシステムがマウントされる。すなわち、電力供給されたときと、新たなメモリカードが挿入されたときに、デジタルカメラ10は、メモリカード24にアクセス可能な状態になる。
アクセス可能な状態になると、領域管理部32は、ファイルシステム30に対して、メモリカード24のレジスタからメモリカード24のカード性能情報及びメモリカード24が持つ最低保証速度を取得するように指示する。ファイルシステム30は、カードI/F24に、メモリカード24のレジスタからメモリカード24のカード性能情報及びメモリカード24が持つ最低保証速度の情報を読み出させ、読み出したデータを領域管理部32に出力する(S301)。次に、領域管理部32は、メモリカード24のファイルシステムの断片化情報を取得する(S302)。取得されたカード性能及び断片化情報は、領域管理部32内のメモリに保持される(S303)。すなわち、領域管理部32は、記録媒体であるメモリカード24の最低保証速度及び空き領域情報を取得する取得手段として機能する。
領域管理部32は、断片化情報及び書込み性能に応じて、メモリカード24のブロック毎に書込み可能速度を算出する(S304)。書込み可能速度が算出されると、領域管理部32は、各ブロックを速度クラスに分類し、この時点では各ブロックを全て有効とする(S305)。そして、領域管理部32は、不図示の不揮発メモリに記憶された、現在設定されている静止画の連写枚数、或いは、動画の画面サイズやフレームレートの情報に基づいて、メモリカード24に対して記録する画像データの記録レートの速度情報を取得する(S306)。
図6を参照して、起動時の各ブロックが複数の速度クラスに分類される様子を説明する。図6は、本実施例における速度クラス分類例である。図6において、速度クラスは、2Mbps、4Mbps及び6Mbpsに分類される。2Mbpsブロックは、2Mbps以上の書込み速度で記録できる領域である。
次に、領域管理部32は、この様に算出された各ブロックの書き込み可能速度と、取得された記録レート(記録速度)の情報とに基づいて、設定された記録レートでデータの記録可能なブロックが所定量よりも少ないか否かを判別する(S307)。即ち、メモリカード24の空き容量があるか否かを判別する。
図7を参照して、空き容量の判別処理について説明する。図7(a)は、取得した記録レートが6Mbpsの場合を示している。この場合は、速度クラスが6Mbpsのブロックが選択された速度クラスよりも高速なブロックなので、ブロック1〜3が書き込み不能なブロックとなる。図7(b)は、取得された記録レートが4Mbpsの場合を示している。この場合は、速度クラスが4Mbpsまたは、6Mbpsのブロックが選択された速度クラスよりも高速なブロックである。そのため、ブロック2が書き込み不能なブロックとなる。図7(c)は、取得した記録レートが2Mbpsの場合を示している。この場合は、全てのブロックが書き込み可能なブロックとなる。なお、図7では、説明の都合上、速度クラスを、「2Mbps」、「4Mbps」及び「6Mbps」に分類したが、これに限られたことではない。ブロック当たりのクラスタ数又は使用済みクラスタ数によって、多数の速度クラスに分類される場合もある。
この様に、取得した記録レートでデータの書き込みが可能なブロックが一つも無い場合には、空き容量無しと判別する。
S307で、空き容量が残っていると判別した場合には、そのまま処理を終了する。また、空き容量が無い場合には、デジタルカメラ10においてユーザが設定可能な複数の記録レートのうち、取得した記録レートが、最も低いレート、即ち最低速度であるか否かを判別する(S308)。最も低いレートで無い場合には、領域管理部32は、CPU18に対し、記録レートを変更するための問い合わせ画面を表示部28に表示させるように要求する。CPU18は、表示部28に対し、記録レートを変更するための問い合わせ画面を表示し(S309)、レート変更処理に移行する(S310)。
また、S308で、取得した記録レートが、最も低いレートであった場合、即ち2Mbpsであった場合、これ以上記録レートを低くすることができない。そのため、領域管理部32は、CPU18に対し、空き容量が無い旨を知らせる。CPU18は、表示部28に対し、メモリカード24の残量が無い旨を示す警告画面を表示する(S311)。CPU18は、最低速度に基づいて記録媒体の残量を検出する検出手段として機能する。
図4は、S310におけるレート変更処理を示すフローチャートである。図5は、速度クラス選択メニューを示す説明図である。図4と図5を参照して、カメラ10の速度クラス選択の処理を説明する。図4の処理は、CPU18が各部を制御することにより実行される。
まず、CPU18は、表示部28に対し、図5(a)に示す問い合わせ画面を表示する。図5(a)の問い合わせ画面は、メモリカードの空き容量が無いことを示すと同時に速度クラス(記録レート)の変更画面へのショートカットを示す。設定済みの速度クラスより低い速度クラスを設定することで、領域管理部32が管理しているブロックのうち、低い速度クラスのブロックを使うことができるので、設定する速度クラスによっては静止画又は動画が撮影可能となる。
問い合わせ画面が表示されている状態で、CPU18は、速度クラスの設定画面への切り替え指示があったか否かを判別する(S401)。切り替え指示が無い場合、そのまま処理を終了する。ユーザが操作部26の所定のボタン(SETボタン)を操作し、速度クラスの設定画面への切り替えを指示すると、CPU18は、表示部28に対し、図5(b)、或いは図5(c)に示す設定画面を表示する(S402)。静止画モードが設定されている場合、CPU18は、図5(b)に示す速度クラス設定画面を表示部28に表示する。また、動画モードが設定されている場合、CPU18は、図5(c)に示す速度クラス設定画面を表示部28に表示する。ユーザはこれらの画面を見ながら操作部26を操作し、所望の速度クラスを選択(変更)する。すなわち、ユーザは最低速度を変更可能である。CPU18は、速度クラスが選択されたか否かを判別する(S403)。なお、本実施形態では、図5(b)または図5(c)の選択画面では、現在設定されている速度クラスよりも、記録レートが低い速度クラスだけが選択できるようにしている。また、本実施形態では、ステップS301で取得したカード性能情報、すなわちメモリカード24が持つ最低保証速度以下の範囲内で設定可能である。
速度クラスが選択されると、CPU18は、選択された速度クラスの情報を領域管理部32に知らせる。領域管理部32は、ステップS304で算出した書き込み可能速度と、新たに選択された速度クラスとに基づいて、各ブロックについて、選択された速度クラスを満足するか否かを判別する(S404)。そして、領域管理部32は、この判別結果に基づいて、空き容量を算出し、領域管理部32内のメモリの空き容量情報を書き換える(S405)。
図8を参照して、動画記録時と静止画記録時の処理を説明する。図8は、本実施例における動画記録時と静止画記録時の処理を示すフローチャートである。
図2の動作モードスイッチが静止画モードに設定された場合、撮像部12より撮影された動画データに係る被写体の動画像が表示部28に表示され、撮影待機状態となる。この状態でユーザが操作部26を操作して、1枚の静止画の撮影を指示すると、撮像部12は1画面の静止画データを生成し、信号処理部14に出力する。信号処理部14は静止画データを処理し、メモリ16に記憶する。コーデック20は静止画データを符号化し、メモリ16に記憶する。CPU18は、静止画撮影の指示があると、ファイルシステム30に対し、1画面の静止画データの記録を指示する。ファイルシステム30は、静止画の記録指示があると、今回撮影された1画面の静止画データを含む静止画ファイルを作成するために必要なコマンドと、静止画ファイルを書き込むアドレス、書き込みコマンドをカードI/F24に出力する。そして、カードI/F22は、メモリ16に記憶された静止画データを読み出し、メモリカード24の指定されたアドレスに静止画ファイルとして書き込む。
このとき、ファイルシステム30は、領域管理部32により、図7で有効となっているブロックの何れかのセクタのアドレスを書き込みアドレスとして指定する。また、有効となっているブロックの書き込み速度が複数ある場合、例えば、図7(c)の様に、6Mbps、4Mbps、2Mbpsのブロックが存在する場合、速度が遅い方のブロックから先に指定する。ファイルシステム30は、カードI/F24から、データの書き込みが完了した旨の応答があると、領域管理部32に対し、今回、静止画ファイルを書き込んだアドレス(クラスタ)の情報を出力する。
また、静止画モードにおいて、ユーザが操作部26を操作して、静止画の連写を指示すると、撮像部12は、決められた間隔で繰り返し静止画データを生成し、信号処理部14に出力する。信号処理部14は静止画データを処理し、メモリ16に記憶する。コーデック20は静止画データを符号化し、メモリ16に記憶する。CPU18は、静止画撮影の指示があると、ファイルシステム30に対し、1画面の静止画データは符号化されてメモリ16に記憶される度に、記録を指示する。ファイルシステム30は、静止画の記録指示があると、撮影された1画面の静止画データを含む静止画ファイルを作成するために必要なコマンドと、静止画ファイルを書き込むアドレス、書き込みコマンドをカードI/F24に出力する。そして、カードI/F22は、メモリ16に記憶された静止画データを読み出し、メモリカード24の指定されたアドレスに静止画ファイルとして書き込む。
このとき、ファイルシステム30は、領域管理部32により、図7で有効となっているブロックの何れかのセクタのアドレスを書き込みアドレスとして指定する。ファイルシステム30は、カードI/F24から、一つの静止画ファイルの書き込みが完了した旨の応答があると、領域管理部32に対し、今回、静止画ファイルを書き込んだアドレス(クラスタ)の情報を出力する。
一方、図2の動作モードスイッチが動画モードに設定された場合、撮像部12より撮影された動画データに係る被写体の動画像が表示部28に表示され、撮影待機状態となる。この状態でユーザが操作部26を操作して、撮影を指示すると、コーデック20は、記録開始の指示があった時点からメモリ16に記憶された動画データの符号化を開始し、メモリ16に記憶する。CPU18は、動画撮影の指示があると、ファイルシステム30に対し、動画データの記録を指示する。ファイルシステム30は、動画の記録指示があると、動画データを含む動画ファイルを作成するために必要なコマンドと、動画ファイルを書き込むための先頭アドレス、書き込みコマンドをカードI/F24に出力する。そして、カードI/F22は、メモリ16に記憶された動画データを読み出し、順次、メモリカード24の指定されたアドレスに動画ファイルとして書き込む。
このとき、ファイルシステム30は、領域管理部32により、図7で有効となっているブロックの何れかのセクタのアドレスを書き込みアドレスとして指定する。この様に、ファイルシステム30は、動画の撮影中、所定量の符号化された動画データがメモリ16に記憶される度に、カードI/F24に対して書き込みコマンドを発行する。そして、ファイルシステム30は、カードI/F24から、1回の書き込みコマンドに対するデータの書き込みが完了した旨の応答があると、領域管理部32に対し、今回、動画ファイルを書き込んだアドレス(クラスタ)の情報を出力する。
その後、繰り返し動画ファイルの記録を続け、ユーザが操作部26を操作して、記録停止を指示すると、CPU18は、コーデック20に対して符号化停止を指示すると共に、ファイルシステム30に対して動画の記録停止を指示する。ファイルシステム30はカードI/F22に対して、動画ファイルのクローズを指示する。
この様にして、一つの静止画ファイルの書き込み、或いは、動画撮影中の1回の書き込みコマンドによる動画データの書き込みが完了する(S801)。すると、領域管理部32は、ファイルシステム30から受け取った書き込みアドレス(セクタ)に基づいて、メモリに記憶した、各ブロックにおける空きセクタの情報を更新する。そして、更新結果と、設定された速度クラスの情報とに基づいて、各ブロックにおける有効/無効情報を更新する(S802)。書込み可能な速度クラスの分類も更新される(S803)。領域管理部32は、有効ブロックの未使用クラスタの数から空き容量を算出し、領域管理部32内のメモリの空き容量情報を書き換える(S804)。そして、領域管理部32は、静止画の連写中や動画の記録中に空き容量が無くなるか、或いは、決められたデータ量よりも少なくなると、その旨をCPU18に知らせる。CPU18は、領域管理部32からの信号に基づいて、メモリカード24の空き容量が残っているか否かを判別する(S805)。そして、CPU18は、空き容量が無くなったと判断すると、コーデック20、カードI/F22、ファイルシステム30に対し、記録停止を指示する(S806)。空き容量が残っている場合、CPU18は、操作部26より記録停止の指示があったかどうかを判別し(S807)、記録停止の指示があった場合にはコーデック20、カードI/F22、ファイルシステム30に対し、記録停止を指示する。また、記録停止の指示がない場合には、S801に戻り、記録を続ける。
このように、領域管理部32は、起動時、前記画像データを前記記録媒体に書き込んだ後、及び、速度クラス選択時に、記録媒体の空き容量を更新する空き容量管理手段として機能する。
この様に、本実施例によれば、設定された速度クラス(記録速度)で記録可能な記録媒体のブロック(残量)が無い場合、自動的に、速度クラスの変更を問い合わせる画面を表示する。そして、ユーザが、この問い合わせ画面を確認しながら、速度クラスを変更することで、簡単な操作で、記録媒体の空き領域を有効に用いてデータを記録することができる。
前述の実施形態では、連写中、或いは、動画記録中に残量が無くなると、記録を停止していた。本実施形態では、メモリカード24の残量が無くなって記録を停止した場合、記録停止後に、自動的に問い合わせ画面を表示する。図9は、本実施例における動画記録時と静止画記録時の別の処理を示すフローチャートである。
静止画または動画データの書き込み開始から記録停止までの処理(S901〜S907)は、図8のステップS801〜S807と同等であるので、説明を省略する。なお、図9では、S907で記録停止の指示があった場合、CPU18は、S910において、コーデック20、カードI/F22、ファイルシステム30を制御し、記録を停止する。
S906において記録を停止した後、CPU18は、表示部28に対し図5(a)に示す問い合わせ画面を表示する(S907)。そして、図4に示すレート変更処理を実行する(S908)。
本実施例によれば、静止画または動画の撮影中にメモリカードの残量が無くなって記録を停止した後、自動的に、速度クラスの変更を問い合わせる画面を表示する。そして、ユーザが、この問い合わせ画面を確認しながら、速度クラスを変更することで、簡単な操作で、記録媒体の空き領域を有効に用いてデータを記録することができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上記実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、および該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
Claims (7)
- 記録されるデータの最低速度が保証された記録媒体にデータを記録する記録手段と、
ユーザにより変更された前記最低速度を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された前記最低速度に基づいて前記記録媒体の残量を検出する検出手段
とを備える記録装置。 - 前記検出手段により検出された残量が所定量よりも少ない場合に、前記最低速度の変更を問い合わせるための問い合わせ画面を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記表示手段は、ユーザが変更可能な複数の所定の前記最低速度と、前記複数の所定の最低速度に設定された際の残量とを含む前記問い合わせ画面を表示することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
- 前記記録媒体から前記最低速度に係る速度情報を再生する再生手段を備え、
前記検出手段は、前記記録媒体が装着されたことに応じて、前記再生手段により再生された速度情報に基づいて前記記録媒体の残量を検出することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記記録媒体が装着されたことに応じて前記検出手段により検出された残量が所定量よりも少ない場合に、前記最低速度の変更を問い合わせるための問い合わせ画面を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
- 撮像手段を備え、
前記記録手段は、前記撮像手段により得られた画像データを前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の記録装置。 - 記録されるデータの最低速度が保証された記録媒体にデータを記録する記録ステップと、
ユーザにより変更された前記最低速度を入力する入力ステップと、
前記入力ステップにより入力された前記最低速度に基づいて前記記録媒体の残量を検出する検出ステップ
とを備える記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010155390A JP2012019373A (ja) | 2010-07-08 | 2010-07-08 | 記録装置及び方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112740662A (zh) * | 2018-09-27 | 2021-04-30 | 富士胶片株式会社 | 成像元件、摄像装置、图像数据输出方法及程序 |
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- 2010-07-08 JP JP2010155390A patent/JP2012019373A/ja not_active Withdrawn
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CN112740662A (zh) * | 2018-09-27 | 2021-04-30 | 富士胶片株式会社 | 成像元件、摄像装置、图像数据输出方法及程序 |
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