JP2005085080A - データ記録装置 - Google Patents

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克己 渡辺
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Abstract

【課題】フラッシュメモリにおいては、累積書込回数が増加するとフラグメンテーション(ブロック分断)が発生する。このような場合、データ書込みに際し内部フラッシュメモリの書き込み可能な連続領域の検索に時間がかかり、データ量の大きな画像や動画記録などを行う際に、単位時間内にデータを記録完了できない可能性がある。
【解決手段】カードソケット10に着脱されるメモリカード11内のファイル管理情報の初期化処理に先立ち、メモリカード全領域に対して電気的消去処理を実施し、メモリカード11内のフラッシュメモリのフラグメンテーション発生状況を解消することで、メモリカード11へのデータ書込みが常時、最適な状況下で実行され得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種データを着脱可能な記録媒体に記録するためのデータ記録装置に関するものである。
近年、動画や静止画などの映像を記録する機器においては、記録媒体が従来の磁気テープやフィルムから、半導体メモリを使用したメモリカードへと切り替わろうとしている。
特に、デジタルスチルカメラ商品は、その低価格もさることながら、上記メディアへの切り替わりによって、通常ならば36枚程度の撮影枚数の上限を1000枚近くに引き上げ、撮影した画像の編集やファイリングなどのパーソナルコンピュータを利用したデータ連携など、従来の機械式カメラではなしえなかった新たな使い方を利用者に提案し、市場に急速に浸透していったことは記憶に新しい。
具体的には、特許文献1の例においては、静止画撮影時の画像信号も動画撮影時の画像信号も共にブロック型の信号に変換し同じ圧縮回路でデータ圧縮することで、静止画及び動画の両方を撮影可能で、且つ記録媒体により多くの画像を記録させることが可能な機器が開示されている。
このような機器においては、記録媒体としてフラッシュメモリ(フラッシュEEPROM)を内蔵したメモリカードを使用する例がほとんどである。これはメモリカードが小さく軽量であるため可搬性に優れており、記録中の耐衝撃性にも秀でているという有利な点が認められるからである。しかし、このフラッシュメモリは構造上、メモリカードに対する累積書込回数が増加するとともに、フラグメンテーション(ブロック分断)の発生も増加することが一般的に知られており、このフラグメンテーションが発生しているメモリカードに対しては、内部フラッシュメモリの書込可能な連続領域の検索に時間がかかり、期待通りの速度で記録できない可能性があるという課題が存在する。
そのため、高い速度でのデータ転送を保証する手段としては、フラッシュメモリのデータをあらかじめ電気的に消去しておくことが考えられるが、当然のことながら一定の時間を要し(例えば、特許文献2参照)、フラッシュメモリの全容量が大きければ大きいほど、メモリカード全体の消去時間も長くなる。これは例えば、機器使用者がメモリカードを使用するに先立ち、メモリカードの全消去を行おうとすると、消去完了まで長時間待たされることになり、機器の利便性が損なわれる。しかしながら、メモリカードの全消去を行わなければ、高速度でのデータ記録が保証されがたい状況も発生し得るため、例えばデータ量の大きい動画の記録などを行う際に、正常にデータを記録できない可能性がある。
また、特許文献3に開示されている発明においては、静止画を撮影可能な機器を提案しているが、この機器により生成されたデータを高速で、且つ正常にメモリカードに書込む技術に関しては、何ら提案されておらず、上記に述べたようなメモリカードに対する電気的消去が行われていない状況では、データ量の大きな画像や動画記録などを行う際に、単位時間内にデータを記録完了できない可能性がある。
特開平6−253251号公報(第3−4頁、図1−3) 特開平5−54682号公報(第5頁) 特開平4−212582号公報(第4頁、図2)
このように、例えば特許文献1に挙げた従来の技術においては、静止画及び動画の両方を撮影可能な機器を提案しているが、この機器で生成されたデータを高速で、且つ正常にメモリカードに書込む技術に関しては、何ら提案されていない。そのため、上記に述べたようにメモリカードに対するデータ消去が行われていない状況では、データ量の大きな動画の記録などを行う際に、正常にデータを記録できないという課題は解決されていない。
また、特許文献3に挙げた従来の技術においては、静止画を撮影可能な機器を提案しているが、この機器により生成されたデータを高速で、且つ正常にメモリカードに書込む技術に関しては、何ら提案されていない。そのため、上記に述べたようなメモリカードに対する電気的消去が行われていない状況では、データ量の大きな画像や動画記録などを行う際に、単位時間内にデータを記録完了できない可能性があるという課題は解決されていない。
本発明はこのような従来の課題を解決するもので、メモリカード内のファイル管理情報の初期化処理に先立ち、メモリカード全領域に対して電気的消去処理を実施し、フラッシュメモリのフラグメンテーション発生状況を解消することで、メモリカードへのデータ書込みが常時、最適な状況下で実行され得るデータ記録装置を提供することを目的とする。
以上に述べた従来の課題を解決するために、本発明のデータ記録装置はメモリカード内のファイル管理情報の初期化処理に先立ち、メモリカード全領域に対して電気的消去処理を実施することで、フラグメンテーション発生状況を解消する。
これにより、フラッシュメモリを内蔵したメモリ手段へのデータ記録装置において、書込み可能な連続領域を検索するまでの時間を短縮し、最も高速にデータ書込みが可能な状況を提供でき、メモリカードに対して安定した転送速度を実現できるという有利な効果が得られる。
以上のように本発明のデータ記録装置によれば、メモリカードのファイル管理情報初期化時にあらかじめ消去処理を行うことによりフラグメンテーション発生を解消し、フラグメンテーション発生による転送遅延の影響を受けず効率よくデータを記録できるという有利な効果を得られる。また、利用者が明示的にメモリカードに対して消去処理を実行する必要がないため、操作に対する利便性が向上するという有利な効果も得られる。
本発明の請求項1に記載の発明は、着脱自在なメモリ手段に対し、データをファイルとして書込むインターフェース手段を有し、前記メモリ手段においては、ファイル管理情報に基づき、データが記録、管理され、前記インターフェース手段が前記メモリ手段に対して電気的消去処理を行うことを特徴としたものであり、これにより、フラッシュメモリを内蔵したメモリ手段にデータを記録する装置において、書込み可能な連続領域を検索するまでの時間を短縮し、最も高速にデータ書込が可能な状況を提供し、メモリ手段に対して安定した転送速度を実現できるという作用を有する。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、インターフェース手段は、ファイル管理情報の初期化処理時に、前記初期化処理に先立ち、メモリ手段に対して電気的消去処理を行うことを特徴としたものであり、機器の利用者による明示的な電気的消去処理の実行指示なしに、メモリ手段に対して必ず電気的消去処理が実行されることで、利用者の利便性を向上させるという作用を有する。
また、本発明の請求項3に記載の発明は、インターフェース手段は、メモリ手段の内部情報レジスタから取得した情報に基づき、メモリ手段に対して電気的消去処理を行うことを特徴としたものであり、これにより、特定の条件を満たすメモリ手段の判別が可能になり、電気的消去が必要なメモリ手段を特定して電気的消去処理を実施できるという作用を有する。
また、本発明の請求項4に記載の発明は、インターフェース手段は、メモリ手段の内部情報レジスタから取得した情報に基づき、ファイル管理情報の初期化処理時に、前記初期化処理に先立ち、メモリ手段に対して電気的消去処理を行うことを特徴としたものであり、これにより特定の条件を満たすメモリ手段に対しては、機器の利用者による明示的な電気的消去処理の実行指示なしに電気的消去処理を実施し、特定の条件を満たさないカードについては電気的消去処理を省略できるという作用を有する。
また、本発明の請求項5に記載の発明は、特定の通信手順によって他機器と通信するための通信手段を有し、前記他機器からの指示に基づき、インターフェース手段がメモリ手段に対して電気的消去処理を行うことを特徴としたものであり、これにより、たとえば、同一ネットワークに接続されたデータ記録装置に装着されたメモリカードの電気的消去処理の制御を可能にし、操作性を向上させる作用を有する。
また、本発明の請求項6に記載の発明は、前記メモリ手段は、電気的に消去、書き換え可能なフラッシュEEPROMであることを特徴としたものであり、これにより、小さく軽量であるため可搬性に優れており、記録中の耐衝撃性にも秀でるという作用を有する。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1によるデータ記録装置の基本構成を示すブロック図である。同図において、1は撮像レンズ、2はCCD(撮像素子、Charge Coupled Device)、3はCCDからの映像信号を受けるデジタル演算処理回路(DSP、Digital Signal Processor)、4は音声信号を受けるマイク(MIC)、5はシステムバス、6はシステムの作業領域として利用されるRAM(Random Access Memory)、7はデジタル化された映像情報のCODEC(圧縮伸張処理回路)、8はユーザー向け情報を表示するディスプレイ、9はメモリカードとのインターフェースを提供するメモリカードコントローラ、10はメモリカードソケット、11はメモリカードを示す。メモリカード11はカードソケット10を介し電気的に接続され、自由に着脱できる。12はシステム全体を制御するCPU(Central Processing Unit)である。13はシステム全体を動作させるためのシステムプログラムコードやシステムで利用する各種パラメータの初期値などシステムを動作させるために必要な情報を記憶するROM(Read Only Memory)である。
撮像レンズ1を介して得た撮影情報は、CCD2によって光電変換されCCD信号として出力される。CCD信号はデジタル演算処理回路3で、マイク4から受けたアナログ音声信号とともにデジタル信号に変換され、CCD2から得られたCCD信号に対してはゲイン調整、ノイズ除去、ガンマ補正、アパーチャ処理、ニー処理等の周知のカメラ信号処理が施され、マイク4から得た音声信号に対しては、不要なノイズや風切り音除去等の周知の音声信号処理が施される。そして、デジタル演算処理回路3で処理された信号は、システムバス5を経由してRAM6に格納される。RAM6に格納されたデジタル信号はCODEC7によって画像圧縮および音声圧縮処理されブロックデータに変換される。同時にCODEC7はディスプレイ8に記録画像を出力する。圧縮処理されたブロックデータは、CODEC7からメモリカード11に対してカード制御コマンドを発行するためのコントローラ制御コマンドとともにメモリカードコントローラ9に転送され、メモリカードコントローラ9によってメモリカード11に記録される。これら一連のシーケンスはROM13に記録されたシステムプログラムに定義されておりCPU12によって読み出され実行される。
図2は、メモリカード11の内部構造の概要を示すブロック図である。同図において、201は外部ホストコントローラ(メモリカードコントローラ9)とのインターフェースを提供するホストインターフェース、202はカード内部コントローラ、203はメモリカードコントローラ9から転送されるカード制御コマンドやブロックデータを一時的に保存するデータバッファ、204は書込時のブロックサイズなどメモリカードの属性を格納した読出し専用の内部情報レジスタ、205は内部情報レジスタ204に記録されたブロックサイズにて読み書きが行われるフラッシュメモリ(フラッシュEEPROM)である。
メモリカードコントローラ9から転送されたカード制御コマンドおよびブロックデータは、ホストインターフェイス201を介して、データバッファ203に一旦保存される。データバッファ203に保存されたカード制御コマンドやデータは、カード内部コントローラ202によって、カード制御コマンドの場合は、そのコマンド機能が実行され、データの場合は、データバッファ203の内容がフラッシュメモリ205に書込まれる。
図3は図2におけるメモリカード11内部の情報レジスタ204に格納されているパラメータの一覧を示している。「製造者識別コード」は製造者を識別するための一意の値、「製品名」はメモリカードの製品名を示す文字列、「製品バージョン」はメモリカードのバージョン、「製造番号」はメモリカードの製造番号を示す。「対応電圧」はメモリカードの動作電圧、「動作クロック」はメモリカードの最大動作クロックを示し、両パラメータともに設定値とは別に設ける設定値テーブルのインデックス値を示す。「全セクタ数」はメモリカード容量をセクタ単位で示し、「セクタあたりのサイズ」は1セクタあたりのバイトサイズを示し、「書込みブロックサイズ」はバイト単位でのフラッシュメモリへの書込みブロックサイズを示し、「消去機能対応ビット」はメモリカードに対する電気的消去がメモリカードの書込みパフォーマンスの改善に有効であることを示す1ビットのフラグである。
図4は、FAT(File Allocation Table)と呼ばれるファイルシステムにて利用される管理情報のパラメータ一覧を示したもので、メモリカードのセクタ番号とバイトオフセットで示されるアドレス位置に、フィールド名で示されるパラメータの設定値が書込まれることを示しており、データ記録装置のROM13に記録されるパラメータのひとつである。
以上のように構成されたデータ記録装置において、以下その動作について詳細に説明する。
図5は本発明の実施の形態1におけるデータ記録装置におけるファイル管理情報の初期化処理のフローチャートを示している。
同図においてステップ501は、メモリカード11内部の情報レジスタ204から、図3に示されるパラメータを取得し、ファイル管理情報の初期化に先立って電気的消去処理を行うために必要な変数の初期化処理を示す。
また、ステップ502はステップ501において取得されたメモリカード11内部の情報レジスタ値を参照し、電気的消去がメモリカードの書込みパフォーマンス改善に有効であるかどうかを判断する処理を示す。
また、ステップ503は、メモリカード11に対する電気的消去処理を示す。メモリカード11の内部コントローラ204に格納されているTOTAL_SECTOR_COUNTパラメータを取得し、消去開始位置をメモリカード11のデータ領域の先頭セクタアドレス、消去終了位置をデータ領域の終了セクタアドレス、つまりTOTAL_SECTOR_COUNTの設定値から1減じたセクタアドレスとして、メモリカード消去コマンドを発行する。
また、ステップ504は、ファイルシステムで利用されるファイル管理情報の初期化処理を示し、図4に示されるファイル管理に必要なパラメータをメモリカード11のセクタ番号とバイトオフセットで指定されるアドレス位置に書込む。
本発明の実施の形態において、機器利用者が図示しないユーザーインターフェース手段を介して、ファイル管理情報初期化処理を指示した場合、図5に記述したデータ処理のフローチャートに従い、ステップ501において、CPU12は消去対象領域の先頭セクタアドレスを示す変数START_ADRS、消去対象領域の終了セクタアドレスを示す変数END_ADRSのそれぞれに無効なアドレス値である−1を代入し、初期化する。
ステップ502において、CPU12がメモリカードコントローラ9を介して、メモリカード11の情報レジスタ204から取得したパラメータENABLE_ERASEの設定値が1であれば、ステップ503に処理を移し、1でなければ、ステップ504で示されるファイル管理システムの初期化に処理を移行する。
ステップ503において、CPU12はメモリカードコントローラ9を介して、メモリカード11の情報レジスタ204からパラメータTOTAL_SECTORSを取得するコマンドを発行する。セクタアドレスは0を起点とするため、開始セクタアドレスを示す変数START_ADRSに0を代入し、合計セクタ数TOTAL_SECTORSから1減算した数を最終セクタアドレスとしてEND_ADRSに代入する。
次に、CPU12がメモリカードコントローラ9を介して、メモリカード11に対し、START_ADRS,END_ADRSで示される区間をコマンド実行対象領域に指定するコマンドを発行し、メモリカード11内のデータバッファ203に記憶させる。CPU12がメモリカードコントローラ9を介して、メモリカード11に対し、対象領域を消去するコマンドを発行する。
ステップ504において、CPU12がメモリカードコントローラ9を介して、図4で示されるパラメータ群について、メモリカード11のセクタ番号とバイトオフセットで指定されるアドレス位置にそのパラメータ値を書込むコマンドを発行する。
以上の一連のシーケンスを実行することにより、フラグメンテーションが解消され、メモリカード内部における書込み可能な連続領域の検索時間が限りなくゼロに近い、効率的なデータ書込みを実現することができる。
以上のように本実施の形態によれば、利用者が明示的にメモリカードに対して消去処理を実行する必要がないため、操作に対する利便性が向上するという有利な効果も得られる。
なお、本実施の形態において、図5における一連のシーケンスは、図示していないユーザーインターフェースを介して利用者が開始を指示することで、一連の処理シーケンスの実行を実現する場合を示しているが、これに限らず、未フォーマット(ファイル管理情報が初期化されていない)状態のメモリカードが挿入された時、あるいは機器が解釈できないファイルシステムによりデータが記録されているメモリカードが挿入された時などをトリガーとして処理が開始される構成でもかまわない。
なお、本実施の形態において、図5における一連のシーケンスは、ソフトウェアにより実現する場合を示しているが、これに限らず全てハードウェアによる実現でもかまわない。
また、本実施の形態において、図5における一連の処理シーケンスはCPU12によって制御されるが、もちろん、ハードウェア自身によって処理を行い、CPUは各ハードウェア間の処理タイミングの調停のみを行うという構成でもかまわない。
また、本実施の形態において、図5における一連の処理シーケンスは、CPU12によって制御されるが、もちろん、機器に接続された外部他機器からの制御によって処理を行い、CPUは外部機器との通信作業を行うコントローラの制御のみを行うという構成でもかまわない。
また、本実施の形態において、図5のステップ501における初期化処理で取得した内部情報レジスタ204の内容からメモリカードの全領域に対して電気的消去が必要かどうかの判断を行っているが、メモリカード11内のフラグメンテーション発生状況をカード自身が把握しておき、消去コマンドが発行された場合に初めて、要求された電気的消去を実行するかどうかをカード自身が判断する構成にしても、本発明が有効であることは明らかである。
また、本実施の形態において、図5のステップ501における初期化処理で取得した内部情報レジスタ204の内容からメモリカードの全領域に対して電気的消去が必要かどうかの判断を行っているが、内部情報レジスタ204の内容にかかわらず、必ず電気的消去を行う構成にしても、本発明が有効であることは明らかである。
また、本実施の形態において、図5のステップ502において、メモリカードの全領域に対して電気的消去が必要であるという判断を、メモリカード11内の情報レジスタ204に格納されているパラメータ「消去機能対応ビット(ENABLE_ERASE)」の設定値が1である場合としているが、もちろん情報レジスタ204に格納されている他パラメータ、例えば「製造者識別コード(MANUFACTURER_ID)」、「製品名(PRODUCT_NAME)」、「全セクタ数(TOTAL_SECTORS)」などのパラメータ設定値を用いての条件設定あるいは複数パラメータを組み合わせた条件設定から判断する構成にしても、本発明が有効であることは明らかである。
また、本実施の形態において、図5のステップ503における消去処理は、電気的消去処理をメモリ11の内部フラッシュメモリから読出すことができるカード領域の全体サイズで1回だけ実行する処理に限るものではなく、たとえば、消去処理に時間がかかると予想される場合には、略同一サイズ以下の消去処理単位に分割して繰返し実行する処理で構成しても、本発明が有効であることは明らかである。
また、本実施の形態において、図5のステップ504におけるファイルシステムのファイル管理情報について、FAT(File Allocation Table)を例として説明したが、これに限るものではなく、OSTA(the Optical Storage Technology Association)によって規格制定されたUDF(Universal Disk Format)やBeOSで利用されているBFS(BeOS Filing System)などのファイルシステムのファイル管理情報を利用する構成でも、本発明が有効であることは明らかである。
また、本実施の形態において、映像信号及び音声信号はCCD2及びマイク4を使って得る構成を説明したが、これに限るものではなく、例えばTVチューナーや外部ビデオ入力手段を有し、TV放送や他の機器を経由して入力される映像信号及び音声信号を圧縮処理してメモリカード11に記録するような構成でも、本発明が有効であることは明らかである。
また、本発明の形態において、映像信号及び音声信号を記録する機器をもとに説明を行ったがこれに限るものではなく、映像信号のみ、もしくは音声信号のみを記録する機器においても本発明が有効であることはいうまでもない。また、映像信号は動画、もしくは静止画のいずれを撮影する場合でも同様である。
また、本実施の形態において、映像信号及び音声信号の圧縮方法としてMPEG2方式を挙げているがこれに限るものではなく、例えば、映像信号に関してはMPEG4方式、モーションJPEG方式、JPEG方式、JPEG2000方式等の他の圧縮方式を用いた場合でも本発明が有効であることは明らかである。
また、本発明の形態において、映像信号及び音声信号を記録する機器をもとに説明を行ったがこれに限るものではなく、PDA(Personal Digital Assistants)、ポケットPC、GPS(Global Positioning System)機器、携帯電話などフラッシュメモリにデータを記録する機器においても本発明が有効であることはいうまでもない。
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1の構成に対し、シリアル通信を行う通信ポート601を追加した点が異なるため、以下実施の形態1と同様の構成部分に関しては同一の符号を付して説明は省略し、実施の形態1と異なる部分のみを以下に説明する。
図6は、本発明の実施の形態2によるデータ記録装置の基本構成を示すブロック図である。同図において、601はシリアル通信用ポート、602はパーソナルコンピュータ、603はパーソナルコンピュータ側のシリアル通信用ポートを示す。通信ポート601と通信ポート603は接続ケーブル604を介し電気的に接続され、特定の通信手順に基づいてデータ記録装置の機器制御コマンドやデータを送受信できる。以上のように構成されたデータ記録装置において、以下その動作について詳細に説明する。
パーソナルコンピュータ602において、図示しないユーザーインターフェース手段を介して機器利用者がファイル管理情報初期化処理を指示した場合、データ記録装置側通信ポート601およびパーソナルコンピュータ側通信ポート603の初期化完了後、パーソナルコンピュータ602は通信ポート603より接続ケーブル604を介して通信ポート601に、機器制御コマンドを順次発行する。発行された機器制御コマンドは、CPU12によってメモリカードコントローラ制御コマンドに変換されて、メモリカードコントローラ9に転送され、メモリカードコントローラ9は、コントローラ制御コマンドに埋め込まれているカードコマンドを抜き出して、メモリカード11に対しカードコマンドを転送する。
このように、本実施の形態によれば、接続ケーブル604を用いることによって、パーソナルコンピュータからファイル管理情報初期化処理の遠隔制御が可能であり、利用者にとって利便性が向上するという有利な効果が得られる。
なお、本実施の形態2において、接続ケーブル604を用いて、電気的に接続した通信手段を用いる構成にしているが、これに限るものではなく、例えば、無線等の他の通信手段を用いた構成でも本発明が有効であることは明らかである。
また、本実施の形態2において、特定通信手順として、シリアル転送プロトコルを用いる構成にしているが、これに限るものではなく、例えば、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、MIDI(Musical Instruments Digital Interface)、TCP/IP等の他の通信プロトコルを用いた構成でも本発明が有効であることは明らかである。
なお、本実施の形態2において、通信ポート601とメモリカードコントローラ9は構成上独立した要素として扱っているが、これに限るものではなく、例えば、通信ポートを内蔵したメモリカードコントローラを用いた構成でも本発明が有効であることは明らかである。
(実施の形態3)
実施の形態3は、実施の形態2の改良にかかるものであり、その全体の構成は、実施の形態2の構成からカード制御に最低限必要な要素である通信ポート、メモリカードコントローラ、カードソケットの3点のみから成る簡易構成にしたものである。ただし、ファイル管理情報初期化を担当する機器が異なるため、以下実施の形態2と同様の構成部分に関しては同一の符号を付して説明は省略し、実施の形態2と異なる部分のみを以下に説明する。
図7においては、パーソナルコンピュータ602がファイル管理情報初期化処理を行い、通信ポート603から、カードコマンドを埋め込んだカードコントローラ制御コマンドを発行する。以上のように構成されたデータ記録装置において、以下その動作について詳細に説明する。
パーソナルコンピュータ602において図示しないユーザーインターフェース手段を介し、機器利用者がファイル管理情報初期化処理を指示した場合、データ記録装置側通信ポート601およびパーソナルコンピュータ側の通信ポート603の初期化完了後、パーソナルコンピュータ602は通信ポート603より接続ケーブル604を介して通信ポート601に、カードコマンドを埋め込んだカードコントローラ制御コマンドを順次発行する。コントローラ制御コマンドはメモリカードコントローラ9に転送され、メモリカードコントローラ9は、制御コマンドに埋め込まれているカードコマンドを抜き出して、メモリカード11に対しカードコマンドを転送する。
このように、本実施形態によれば、装置構成を簡易化することによって、実施の形態2によって得られる遠隔操作の利便性に加え、パーソナルコンピュータによる高速処理による処理時間短縮やコスト削減という有利な効果が得られる。
本発明にかかるデータ記録装置は、メモリカードのファイル管理情報初期化時にあらかじめ消去処理を行うことによりフラグメンテーション発生を解消し、フラグメンテーション発生による転送遅延の影響を受けず効率よくデータを記録できるという有利な効果、また、利用者が明示的にメモリカードに対して消去処理を実行する必要がないため、操作に対する利便性が向上するという有利な効果も有し、各種データを着脱可能な記録媒体に記録するためのデータ記録装置等として有用である。
本発明の実施の形態1によるデータ記録装置の基本構成を示すブロック図 同実施の形態1におけるメモリカードの内部の基本構成を示すブロック図 同実施の形態1におけるメモリカードにおける情報レジスタ204に格納されているパラメータを示す図 同実施の形態1におけるFATで使用するファイル管理情報のパラメータの一覧を示す図 同実施の形態1におけるファイル管理情報初期化処理のフローチャート 本発明の実施の形態2によるデータ記録装置の基本構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3によるデータ記録装置の基本構成を示すブロック図
符号の説明
1 撮像レンズ
2 CCD
3 デジタル演算処理回路(DSP)
4 マイク(MIC)
5 システムバス
6 RAM
7 CODEC
8 ディスプレイ
9 メモリカードコントローラ
10 カードソケット
11 メモリカード
12 CPU
13 ROM

Claims (6)

  1. 着脱自在なメモリ手段に対し、データをファイルとして書込むインターフェース手段を有し、
    前記メモリ手段においては、ファイル管理情報に基づき、データが記録、管理され、
    前記インターフェース手段が前記メモリ手段に対して電気的消去処理を行うことを特徴とするデータ記録装置。
  2. インターフェース手段は、ファイル管理情報の初期化処理時に、前記初期化処理に先立ち、メモリ手段に対して電気的消去処理を行うことを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
  3. インターフェース手段は、メモリ手段の内部情報レジスタから取得した情報に基づき、メモリ手段に対して電気的消去処理を行うことを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
  4. インターフェース手段は、メモリ手段の内部情報レジスタから取得した情報に基づき、ファイル管理情報の初期化処理時に、前記初期化処理に先立ち、メモリ手段に対して電気的消去処理を行うことを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
  5. 特定の通信手順によって他機器と通信するための通信手段を有し、前記他機器からの指示に基づき、インターフェース手段がメモリ手段に対して電気的消去処理を行うことを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のデータ記録装置。
  6. 前記メモリ手段は、電気的に消去、書き換え可能なフラッシュEEPROMであることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載のデータ記録装置。
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