JP2010020845A - 記録媒体初期化方法及び記録媒体初期化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体のクラスタと物理セクタのアラインとが揃うようにFAT32を初期化できるようにする。
【解決手段】ハードディスクドライブの先頭セクタにMBRを記録し、前記MBRから所定のセクタ数のオフセットを持たせた位置にBPBを記録し、前記BPB記録位置から、ハードディスクドライブの最終論理セクタまでを1つのパーティションとして、そのパーティションサイズ、パーティション開始位置を、前記MBRのパーティションテーブルに記録するとともに、前記パーティションサイズからFATサイズを算出し、FAT直後から始まるユーザデータ領域のクラスタと、物理セクタのアラインとが揃うように、FAT記録開始論理セクタアドレスを調整して、FAT記録開始論理セクタアドレスと、FATサイズを前記FAT32ファイルシステムのBPBに記録してFATを初期化する。
【選択図】 図1

Description

本発明は記録媒体初期化方法及び記録媒体初期化装置に関し、特に、記録媒体としてハードディスクドライブを使用し、動画像データを記録するために用いて好適な技術に関する。
最近は、ハードディスクドライブの容量、パフォーマンス、信頼性を向上させるための手段として、従来の物理セクタサイズが512バイトのハードディスクドライブとは異なるハードディスクドライブが使用され始めている。これは、物理セクタサイズが、例えば1Kバイトや4Kバイトにしている。この例を、図7(a)に示す。
しかしながら、このような物理セクタサイズに対応したファイルシステムを持たない機器で、物理セクタの大きなハードディスクドライブを利用するためには、論理セクタサイズは512バイトのままで扱う必要がある。
つまり、図7(b)のように、従来のファイルシステム(符号701)自体は、今までと同じ512バイトセクタ単位のアクセスで動作する(符号702)。また、論理セクタと物理セクタの違いを吸収する中間バッファモジュール703を、ファイルシステム701と、ハードディスクドライブ704との間に挿入する。そして、ハードディスクドライブ704に対しては、4KB物理セクタ単位のアクセスを実現する必要がある。このような構成の記録装置において、中間バッファモジュール703としてフラッシュROMを利用するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007ー193439号公報
特許文献1に記載の記憶装置の制御方法においては、ホスト装置側で定義されているホスト定義セクタ長と、ハードディスク側で定義されているロングセクタ長とが異なる場合でも、データ処理効率を高めることができるようにしている。
しかしながら、特許文献1に記載の記憶装置の制御方法においても、クラスタ単位のアクセスを行うと、必ず中間バッファ経由でのアクセスとなるため処理効率が落ちてしまう問題点があった。
本発明は前述の問題点に鑑み、記録媒体のクラスタと物理セクタのアラインとが揃うようにFAT32を初期化できるようにすることを目的としている。
本発明の記録媒体初期化方法は、ハードディスクドライブの固有情報から取得した論理セクタサイズがAバイト、前記ハードディスクドライブの固有情報から取得した物理セクタサイズがB=(A*N)バイト、FAT32ファイルシステムにおけるクラスタサイズがC=(B*M)バイトである場合に(A、B、C、N、Mは全て整数)、FAT32ファイルシステムを適用するハードディスクドライブを初期化する方法であって、前記ハードディスクドライブの先頭セクタにMBRを記録し、前記MBRから所定のセクタ数のオフセットを持たせた位置にBPBを記録し、前記BPB記録位置から、ハードディスクドライブの最終論理セクタまでを1つのパーティションとして、そのパーティションサイズ、パーティション開始位置を、前記MBRのパーティションテーブルに記録する記録工程と、前記パーティションサイズからFATサイズを算出し、FAT直後から始まるユーザデータ領域のクラスタと、物理セクタのアラインとが揃うように、FAT記録開始論理セクタアドレスを調整する調整工程と、前記調整工程において調整されたFAT記録開始論理セクタアドレスと、FATサイズを前記FAT32ファイルシステムのBPBに記録してFATを初期化する初期化工程とを有することを特徴とする。
また、本発明の記録媒体初期化方法の他の特徴とするところは、ハードディスクドライブの固有情報から取得した論理セクタサイズがAバイト、前記ハードディスクドライブの固有情報から取得した物理セクタサイズがB=(A*N)バイト、FAT32ファイルシステムにおけるクラスタサイズがC=(B*M)バイトである場合に(A、B、C、N、Mは全て整数)、FAT32ファイルシステムを適用するハードディスクドライブを初期化する方法であって、前記ハードディスクドライブの先頭セクタにMBRを記録し、前記MBRから所定のセクタ数のオフセットを持たせた位置に、FAT32ファイルシステムのBPBを記録し、前記BPB直後の論理セクタアドレスを、FAT記録開始論理セクタアドレスとしてFATを記録する第1の記録工程と、前記FAT直後から始まるユーザデータ領域のクラスタと、物理セクタのアラインとが揃うようにFATサイズを調整する調整工程と、前記FAT記録開始論理セクタアドレスと、前記調整工程において調整されたFATサイズを前記BPBに記録してFATを初期化する初期化工程と、前記BPBから始まるパーティション開始位置と、前記FATサイズによって算出されるパーティションサイズを、前記MBRのパーティションテーブルに記録する第2の記録工程とを有することを特徴とする。
本発明の記録媒体初期化装置は、ハードディスクドライブの固有情報から取得した論理セクタサイズがAバイト、前記ハードディスクドライブの固有情報から取得した物理セクタサイズがB=(A*N)バイト、FAT32ファイルシステムにおけるクラスタサイズがC=(B*M)バイトである場合に(A、B、C、N、Mは全て整数)、FAT32ファイルシステムを適用するハードディスクドライブを初期化する記録媒体初期化装置であって、前記ハードディスクドライブの先頭セクタにMBRを記録し、前記MBRから所定のセクタ数のオフセットを持たせた位置にBPBを記録し、前記BPB記録位置から、ハードディスクドライブの最終論理セクタまでを1つのパーティションとして、そのパーティションサイズ、パーティション開始位置を、前記MBRのパーティションテーブルに記録する記録手段と、前記パーティションサイズからFATサイズを算出し、FAT直後から始まるユーザデータ領域のクラスタと、物理セクタのアラインとが揃うように、FAT記録開始論理セクタアドレスを調整する調整手段と、前記調整手段により調整されたFAT記録開始論理セクタアドレスと、FATサイズを前記FAT32ファイルシステムのBPBに記録してFATを初期化する初期化手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の記録媒体初期化装置の他の特徴とするところは、ハードディスクドライブの固有情報から取得した論理セクタサイズがAバイト、前記ハードディスクドライブの固有情報から取得した物理セクタサイズがB=(A*N)バイト、FAT32ファイルシステムにおけるクラスタサイズがC=(B*M)バイトである場合に(A、B、C、N、Mは全て整数)、FAT32ファイルシステムを適用するハードディスクドライブを初期化する初期化する記録媒体初期化装置であって、前記ハードディスクドライブの先頭セクタにMBRを記録し、前記MBRから所定のセクタ数のオフセットを持たせた位置に、FAT32ファイルシステムのBPBを記録し、前記BPB直後の論理セクタアドレスを、FAT記録開始論理セクタアドレスとしてFATを記録する第1の記録手段と、前記FAT直後から始まるユーザデータ領域のクラスタと、物理セクタのアラインとが揃うようにFATサイズを調整する調整手段と、前記FAT記録開始論理セクタアドレスと、前記調整手段により調整されたFATサイズを前記BPBに記録してFATを初期化する初期化手段と、前記BPBから始まるパーティション開始位置と、前記FATサイズによって算出されるパーティションサイズを、前記MBRのパーティションテーブルに記録する第2の記録手段とを有することを特徴とする。
本発明のプログラムは、ハードディスクドライブの固有情報から取得した論理セクタサイズがAバイト、前記ハードディスクドライブの固有情報から取得した物理セクタサイズがB=(A*N)バイト、FAT32ファイルシステムにおけるクラスタサイズがC=(B*M)バイトである場合に(A、B、C、N、Mは全て整数)、FAT32ファイルシステムを適用するハードディスクドライブを初期化する方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記ハードディスクドライブの先頭セクタにMBRを記録し、前記MBRから所定のセクタ数のオフセットを持たせた位置にBPBを記録し、前記BPB記録位置から、ハードディスクドライブの最終論理セクタまでを1つのパーティションとして、そのパーティションサイズ、パーティション開始位置を、前記MBRのパーティションテーブルに記録する記録工程と、前記パーティションサイズからFATサイズを算出し、FAT直後から始まるユーザデータ領域のクラスタと、物理セクタのアラインとが揃うように、FAT記録開始論理セクタアドレスを調整する調整工程と、前記調整工程において調整されたFAT記録開始論理セクタアドレスと、FATサイズを前記FAT32ファイルシステムのBPBに記録してFATを初期化する初期化工程とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明のプログラムの他の特徴とするところは、ハードディスクドライブの固有情報から取得した論理セクタサイズがAバイト、前記ハードディスクドライブの固有情報から取得した物理セクタサイズがB=(A*N)バイト、FAT32ファイルシステムにおけるクラスタサイズがC=(B*M)バイトである場合に(A、B、C、N、Mは全て整数)、FAT32ファイルシステムを適用するハードディスクドライブを初期化する方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記ハードディスクドライブの先頭セクタにMBRを記録し、前記MBRから所定のセクタ数のオフセットを持たせた位置に、FAT32ファイルシステムのBPBを記録し、前記BPB直後の論理セクタアドレスを、FAT記録開始論理セクタアドレスとしてFATを記録する第1の記録工程と、前記FAT直後から始まるユーザデータ領域のクラスタと、物理セクタのアラインが揃うようにFATサイズを調整する調整工程と、前記FAT記録開始論理セクタアドレスと、前記調整工程において調整されたFATサイズを前記BPBに記録してFATを初期化する初期化工程と、前記BPBから始まるパーティション開始位置と、前記FATサイズによって算出されるパーティションサイズを、前記MBRのパーティションテーブルに記録する第2の記録工程とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、クラスタと物理セクタのアラインが揃っているために、クラスタ単位のアクセスが発生した場合においても、中間バッファを必要とするアクセスとはならないため、効率的で高速なアクセスが可能となる。
(第1の実施形態)
まず、図8を用いて、中間バッファモジュールを利用した記録動作について説明する。
従来のファイルシステムでは、ハードディスクドライブ704への記録は512バイト毎に実施されるが(符号801)、ハードディスクドライブが4Kバイト単位でのアクセスのみ受け付ける。
このため、記録すべき512バイトを含む物理ブロック4KBを中間バッファへ一旦Readし(図8、手順(1))、中間バッファ上で前記512バイトを書き換える(図8、手順(2))。そして、最後に物理ブロック4KバイトをハードディスクドライブへのWrite(書き戻し)する(図8、手順(3))。このように、512バイトだけの書き換えを実施するためには、前記のような面倒な手順を実行する必要が有り、処理パフォーマンスが低下する恐れがある。
ここで、FAT32ファイルシステムで初期化(フォーマット)されたハードディスクドライブの内容について説明する。
図2は、FAT32ファイルシステムで初期化されたハードディスクドライブの一般的な内容を示す図である。
MBR(Master Boot Record、符号201)はディスク先頭の論理セクタに配置されており、パーティションテーブルを含んでいる。パーティションとは、ハードディスクの記憶領域を論理的に分割した個々の領域のことであり、パーティションテーブルには4つのパーティションエントリがあり、各パーティションの開始アドレスや、パーティションサイズが記録されている。
BPB(BIOS Parameter Block)202以降の領域は、FAT32ファイルシステムのパーティション領域であり、その内容はFAT32ファイルシステム仕様により定められている。BPB202には、FATの開始セクタ及びセクタ数が記録されている。
FATはミラーリングされており、全く同じ内容のFATが2つ連続で記録されている(符号204)。BPB202にはその他にも、1論理セクタのサイズ、1クラスタあたりの論理セクタ数等が記録されている。
FATの後には、ユーザデータ領域205が続き、実際のファイルデータや、ディレクトリエントリなどが、クラスタ単位で記録されている。符号204のFATは、ユーザデータ領域205に記録されているファイル情報をクラスタ単位で管理するためのテーブルであり、そのサイズは、ユーザデータ領域のサイズに依存する。
つまり、ユーザデータ領域205が大きくなるにつれて、それを管理するためのFAT管理領域も大きくなる。これにより、FAT32ファイルシステムで初期化を実施した場合には、図2に示すように、FATのサイズ、及びそれに依存して変化するユーザデータ領域205の開始位置は、FAT32ファイルシステムのパーティションサイズに依存することになる。
したがって、ユーザデータ領域205を構成するクラスタは、物理セクタ206のアラインとは揃わずに、物理セクタ206の途中から始まる場合も生じる(符号203)。FAT32ファイルシステムは、クラスタ単位でアクセスを行うため、図2のようなクラスタ配置では、前述した通り、中間バッファ経由でのアクセスとなるため、処理効率が低下する。
図3は、図2の符号203のクラスタ1にアクセスした場合に行われる処理を説明する図である。FAT32ファイルシステムはクラスタ1(符号301)の先頭の論理セクタからアクセスしようとするが、この論理セクタは図3に示したように、物理セクタの先頭ではないためアクセスが不可能である。
そのために、クラスタ0の最後とクラスタ1の先頭を含む物理セクタn(符号303)のアクセスが必要になり、その読み出しは中間バッファ(符号302)への読み出しとなる。
ここで、n(=0,1,2・・・・)の値は、クラスタ0の開始論理セクタ番号をm、クラスタ番号をcとすると、
n=(m+16*c)/8 [nの小数点以下は切り捨て]
として求めることができる。ただし、「16:1クラスタあたりの論理セクタ数」、「8:1物理セクタあたりの論理セクタ数」である。
その後、中間バッファの後部のみをクラスタ0の先頭部分として処理を行う(符号304)。クラスタ1の中央部分は、そのまま物理セクタn+1(符号305)へ直接アクセス可能であるが、クラスタ1の終端部分は、先頭部分と同様に、中間バッファ(符号306)経由でのアクセスとなる。
したがって、図2のような状態にFAT32ファイルシステムで初期化されたような場合には、クラスタ単位のアクセスを行うと、必ず中間バッファ経由でのアクセスとなるため処理効率が低下してしまう。
次に、前述したように、FAT32ファイルシステムで初期化されたハードディスクドライブに対して、クラスタ単位のアクセスを行っても処理効率が低下しないようにした、本発明の記録媒体初期化方法を説明する。
本発明の記録媒体初期化方法を適用した記録再生装置として、動画像記録再生装置(ビデオカメラ)100の構成例を図1に示す。
図1において、101はビデオカメラ全体の制御を担う制御部である。102は焦点距離や絞りの状態を変更可能なレンズである。103は、例えばCCD(Charge Coupled Device)のような撮像素子で、レンズ102により結像した光を電気信号に変換する機能を有する。
104は信号処理部であり、入力動画像信号に対しホワイトバランスやガンマ補正等の所定の信号処理を行い、画像データとして後述するメモリ114に一時記録する。105はH.264符号/復号化部であり、メモリ114に一時記録された動画像データをH.264に符号化、またはH.264ストリームデータから動画像データを復号する機能を有する。
106はJPEG符号/復号化部であり、メモリ114に一時記録された静止画像データをJPEGに符号化、またはJPEGデータから静止画像データを復号し、メモリ114に書き戻す機能を有する。また、後述するサムネイルデータの符号/復号化時にも使用される。
108はマイクであり、音声を音声信号に変換する機能を有する。109はスピーカであり、マイク108とは逆に音声信号を音声に変換する機能を有する。110は音声信号符号/復号化部であり、マイク108より入力された音声信号を所定の符号フォーマットに符号化してメモリ114に一時記録する機能を有する。また、メモリ114に保持された所定の符号化データから音声信号を復号する機能を有する。符号フォーマットとしては、本実施形態ではAC3(Audio Code Number 3)を用いる。
111はディスク制御部、112は記録媒体であるところのハードディスクドライブである。ハードディスクドライブ112は、ディスク制御部111とのコマンドやデータの通信、記録、読み出しを担うコントローラと、磁気記録ディスク、制御部とのデータ通信の際に利用されるバッファメモリとで主に構成されている。
メモリ114に保持された、H.264データ、音声データを多重化して、ストリームデータファイルとしてディスクに記録する。また、逆にディスクに記録されたストリームデータを読み出し、読み出しデータからH.264データ、音声データを分離し、メモリ114の所定の領域に書き出される。同様に、JPEGデータ、管理データファイルについてもディスクに記録することができる。
113はフラッシュメモリであり、制御部101で動作させるプログラムの格納及び各種設定データの保存等に利用される。フラッシュメモリ113に記録されたデータは、本実施形態の動画像記録再生装置100の電源が切られた状態でも保持されるため、電源断後も保持する必要のある管理データ等の保持にも利用される。
メモリ114は、先に説明したようにH.264データバッファ、音声データバッファ、ワークメモリ等に使用される。115は表示部であり、復号された映像データの表示デバイスとしての利用、撮影時のビューファインダーとしての機能も有する。また、利用者が動画像記録再生装置100を操作する場合の、操作画面としての機能も兼ね備える。116はデータバスであり、制御部101から、各機能ブロックへのアクセス、及びメモリ114を介しての各機能ブロック間のデータ転送等に使用される。
ハードディスクドライブ112へファイルを記録する場合には、ファイルシステムが用いられるが、本実施形態のビデオカメラではFAT32ファイルシステムを使用する。ファイルシステムは、制御部101上で実行されるソフトウェアとして実現されている。
また、ハードディスクドライブ112は、従来のハードディスクドライブとは異なり、物理セクタサイズが4KBと大きいものである(従来は512バイト)。しかしながら、FAT32ファイルシステムでも使用できるように、論理セクタサイズは512バイトとなっており、物理セクタは8セクタの論理セクタで構成されていることになる。
また、この物理セクタと論理セクタサイズの違いを吸収するために、従来の技術で説明したように、図7で説明したような中間バッファモジュール703が必要となる。本実施形態において、この制御については、制御部101上のソフトウェアとして実現し、中間バッファとしては、メモリ114を利用する。
このように、物理セクタサイズが、論理セクタサイズよりも大きなハードディスクドライブ112を、以降、ロングセクタハードディスクドライブと呼ぶ。ロングセクタハードディスクドライブであるか否かについては、ハードディスクドライブの固有情報を読むことで判断が可能である。同様に、物理セクタサイズについても、固有情報から取得可能である。
本実施形態で使用するハードディスクドライブはFAT32ファイルシステムで初期化されている。本実施形態では、パーティションはFAT32ファイルシステムで使用されるパーティションの1つである。パーティション開始位置としては、先に説明したBPB(BIOS Parameter Block)の位置が記録されており、サイズとしては、BPBからハードディスクの記憶領域の終端までのサイズが記録されている。
さらに、論理セクタサイズは512バイトであり、1クラスタあたりの論理セクタ数は16(1クラスタ8KB)であることがBPBに記録されている。FAT32ファイルシステムは、クラスタ単位でアクセスを行うため、先に説明した図2のようなクラスタ配置では、中間バッファ経由でのアクセスとなるため、処理効率が低下する。
そこで、本実施形態の記録媒体初期化方法では、図4のようにハードディスクドライブ112を初期化する。図4の特徴は、BPB401のすぐ後にFAT402が続くのではなく、FAT402の開始位置を、クラスタと物理セクタのアラインとが揃うように調整する点である。
つまり、FAT402の終了セクタ及びクラスタ0の開始セクタを、物理セクタのアラインに揃えるように調整を行い、そのFAT開始位置をBPB401に記録し、初期化を行う。ここで、FAT402の開始位置を後方にずらすことにより、ユーザデータ領域が減るため、それを管理するFATサイズも小さくなる可能性がある。
したがって、アラインからずれている論理セクタ数分のオフセットを単純に持たせるだけでは不十分で、オフセットを持たせることによるFATサイズの縮小分も考慮して、オフセットを決定する必要がある。
また、図4では、FAT402の開始位置によりアラインを揃えたが、BPB401の記録位置を調整することでも同様のことが可能である。さらには、BPB401の記録位置と、FATの開始位置の両方を調整することによって、物理セクタとクラスタのアラインを揃えてもよい。
図4のように初期化されたハードディスクドライブ112であれば、FAT32ファイルシステムからのクラスタ単位のアクセスは、図5のように、物理セクタとクラスタとのアラインが必ず揃っている。このため、アクセスの際に中間バッファを一切必要とせず、効率のよいアクセスを行うことができる。
以下、図9のフローチャートを参照しながら本実施形態の記録媒体初期化方法の処理手順を説明する。
本実施形態の記録媒体初期化方法を適用するハードディスクドライブ112は、固有情報から取得した論理セクタサイズがAバイト、物理セクタサイズがB=(A*N)バイトである。また、FAT32ファイルシステムにおけるクラスタサイズがC=(B*M)バイトである場合に(A、B、C、N、Mは全て整数)、FAT32ファイルシステムを適用する。
先ず、ステップS901において、ハードディスクドライブ112の先頭セクタにMBRを記録する。前述したように、MBR(Master Boot Record)はディスク先頭の論理セクタに配置されており、パーティションテーブルを含んでいる。パーティションは、ハードディスクドライブ112の記憶領域を論理的に分割した個々の領域のことであり、パーティションテーブルには4つのパーティションエントリがあり、各パーティションの開始アドレスや、パーティションサイズが記録される。
次に、ステップS902に進み、MBRから所定のセクタ数のオフセットを持たせた位置にBPBを記録する。このBPBには、FATの開始セクタ及びセクタ数が記録される。
次に、ステップS903に進み、BPB記録位置から、ハードディスクドライブ112の最終論理セクタまでを1つのパーティションとして、そのパーティションサイズ、パーティション開始位置を、前記MBRのパーティションテーブルに記録する。
次に、ステップS904に進み、パーティションサイズからFATサイズを算出し、FAT直後から始まるユーザデータ領域のクラスタと、物理セクタのアラインとが揃うように、FAT記録開始論理セクタアドレスを調整する。この調整は、図4を参照しながら説明したように、BPB401のすぐ後にFAT402が続くのではなく、FAT402の開始位置を、クラスタと物理セクタのアラインとが揃うようにする調整である。
次に、ステップS905に進み、ステップS904において調整されたFAT記録開始論理セクタアドレスとFATサイズを、FAT32ファイルシステムのBPB401に記録してFATを初期化する。
(第2の実施形態)
本実施形態では、図6のようにハードディスクドライブ112を初期化する。
従来の技術では、ハードディスクドライブ112の全ての領域をFAT32ファイルシステムのパーティションとして割り当てるため、FATの大きさにより、物理セクタとクラスタのアラインが揃わないことがあった。
本実施形態では、FATの終端で物理ブロックのアラインに揃わない部分については切り捨ててしまうようにしている。つまり、FAT32ファイルシステムのパーティションサイズを小さくすることでFATサイズを縮小し、クラスタのアラインと物理セクタのアラインとを揃えるようにしている。
これは、MBR(Master Boot Record)601に記録するパーティション1のパーティションサイズを小さくすることで実現することができる。FATの切り捨て部分はパーティション2として取り扱い、空パーティションとして、MBR601に記録する。図6の場合でも、クラスタと物理セクタのアラインが揃っているため、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態の処理手順を図10のフローチャートを参照しながら説明する。
本実施形態においても、記録媒体初期化方法を適用するハードディスクドライブ112は、固有情報から取得した論理セクタサイズがAバイト、物理セクタサイズがB=(A*N)バイトである。また、FAT32ファイルシステムにおけるクラスタサイズがC=(B*M)バイトである場合(A、B、C、N、Mは全て整数)である。
先ず、ステップS1001において、ハードディスクドライブ112の先頭セクタにMBRを記録する。次に、ステップS1002に進み、MBRから所定のセクタ数のオフセットを持たせた位置に、FAT32ファイルシステムのBPB602を記録する。
その後、ステップS1003に進み、BPB直後の論理セクタアドレスを、FAT記録開始論理セクタアドレスとしてFATを記録する。前述したステップS1001〜ステップS1003において行われる記録処理を第1の記録工程とする。前述したように、BPB直後にFATを記録しただけでは、ユーザデータ領域を構成するクラスタは、物理セクタのアラインとは揃わずに、物理セクタの途中から始まる場合が生じる。この場合は、前述した通り、中間バッファ経由でのアクセスとなるため、処理効率が低下する。
このような不都合を解消するために、本実施形態においては、次のステップS1004においてFATサイズを調整して、FAT直後から始まるユーザデータ領域のクラスタと、物理セクタのアラインが揃うようにしている。この調整は、前述したように、FATの終端で物理ブロックのアラインに揃わない部分については切り捨てることにより行っている。本実施形態においては、パーティションサイズが最大となるようにFATサイズを調整するようにしている。
次に、ステップS1005に進み、FAT記録開始論理セクタアドレスと、前述したように調整されたFATサイズをBPB602に記録してFATを初期化する。
次に、ステップS1006に進み、前述したBPB602から始まるパーティション開始位置と、調整されたFATサイズによって算出されるパーティションサイズを、MBR601のパーティションテーブルに記録する。ここで行われる記録処理を第2の記録工程とする。
前述のようにしてハードディスクドライブ112を初期化した場合には、図6に示すように、パーティション2のようにFAT32ファイルシステムでは利用されない無駄な領域ができてしまう。しかしながら、図1の動画像記録再生装置100のように、取り外しができないハードディスクドライブ112に本実施形態を適用した場合には、パーティションとしての互換性は要求されないため、パーティション2を、メモリ114の補助として使用してもよい。例えば、FAT32ファイルシステムで利用するパーティションを第1のパーティションとし、残りの領域を第2のパーティションとして利用するようにする。そして、第2のパーティションを、ファイルシステムで使用する領域ではなく、データを直接保持する仮想メモリ領域とするようにしてもよい。
例えば、メモリ114は、停電等が発生した場合には、保持していたデータが消えてしまうため、そのような事故を防ぐために、特に重要なデータについては、メモリ114に保持するとともに、パーティション2の領域に保持するようにしてもよい。
なお、前述した実施形態の説明では、中間バッファモジュールを、制御部101上の制御ソフトウェアと、中間バッファとしてのメモリ114で構成した。この他に、ハードディスクドライブ112内のコントローラで中間バッファモジュールを実現することも可能であり、中間バッファとして、ハードディスクドライブ112のバッファメモリで構成されてもよい。
このような構成の場合でも、中間バッファモジュールがハードディスクドライブ112中に隠蔽されたように見える。しかし、図4、図6のようにハードディスクドライブ112を初期化し、中間バッファの利用を極力抑えるようなアクセスを行うことで、処理パフォーマンスの低下を抑えることができる。また、MBRとBPBを同一の物理セクタに記録するようにしてもよい。
(本発明に係る他の実施形態)
前述した本発明の実施形態における記録媒体初期化装置を構成する各手段は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した記録媒体初期化方法における各工程を実行するソフトウェアのプログラム(実施形態では図9、図10に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接、あるいは遠隔から供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては種々の記録媒体を使用することができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行うことによっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態を示し、本発明の記録媒体初期化方法を適用した記録再生装置(ビデオカメラ)の構成例を説明するブロック図である。 FAT32ファイルシステムで初期化されたハードディスクドライブの一般的な内容を示す図である。 アラインが揃っていない場合のクラスタアクセスを説明する図である。 本発明の第1の実施形態を示し、ハードディスクドライブをFAT32で初期化した例を説明する図である。 アラインが揃っている場合のクラスタアクセスを説明する図である。 本発明の第2の実施形態を示し、ハードディスクドライブをFAT32で初期化した例を説明する図である。 4KB物理セクタハードディスクドライブへのアクセスを説明する図である。 中間バッファを利用したRead Modify Write処理を説明する図である。 本発明の第1の実施形態を示し、記録媒体初期化方法の一例を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、記録媒体初期化方法の一例を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 動画像記録再生装置
101 制御部
102 レンズ
103 撮像素子
104 信号処理部
105 H.264符号/復号化部
106 JPEG符号/復号化部
108 マイク
109 スピーカ
110 音声信号符号/復号化部
111 ディスク制御部
112 ハードディスクドライブ(ロングセクタ)
113 フラッシュメモリ
114 メモリ
115 表示部
201 MBR(Master Boot Record)
202 BPB(BIOS Parameter Block)
203 クラスタ1
204 FAT領域
205 ユーザデータ領域
301 クラスタ1
302、306 中間バッファ
303、305、307 物理セクタ
401 BPB
402 FAT領域

Claims (11)

  1. ハードディスクドライブの固有情報から取得した論理セクタサイズがAバイト、前記ハードディスクドライブの固有情報から取得した物理セクタサイズがB=(A*N)バイト、FAT32ファイルシステムにおけるクラスタサイズがC=(B*M)バイトである場合に(A、B、C、N、Mは全て整数)、FAT32ファイルシステムを適用するハードディスクドライブを初期化する方法であって、
    前記ハードディスクドライブの先頭セクタにMBRを記録し、前記MBRから所定のセクタ数のオフセットを持たせた位置にBPBを記録し、前記BPB記録位置から、ハードディスクドライブの最終論理セクタまでを1つのパーティションとして、そのパーティションサイズ、パーティション開始位置を、前記MBRのパーティションテーブルに記録する記録工程と、
    前記パーティションサイズからFATサイズを算出し、FAT直後から始まるユーザデータ領域のクラスタと、物理セクタのアラインとが揃うように、FAT記録開始論理セクタアドレスを調整する調整工程と、
    前記調整工程において調整されたFAT記録開始論理セクタアドレスと、FATサイズを前記FAT32ファイルシステムのBPBに記録してFATを初期化する初期化工程とを有することを特徴とする記録媒体初期化方法。
  2. ハードディスクドライブの固有情報から取得した論理セクタサイズがAバイト、前記ハードディスクドライブの固有情報から取得した物理セクタサイズがB=(A*N)バイト、FAT32ファイルシステムにおけるクラスタサイズがC=(B*M)バイトである場合に(A、B、C、N、Mは全て整数)、FAT32ファイルシステムを適用するハードディスクドライブを初期化する方法であって、
    前記ハードディスクドライブの先頭セクタにMBRを記録し、前記MBRから所定のセクタ数のオフセットを持たせた位置に、FAT32ファイルシステムのBPBを記録し、前記BPB直後の論理セクタアドレスを、FAT記録開始論理セクタアドレスとしてFATを記録する第1の記録工程と、
    前記FAT直後から始まるユーザデータ領域のクラスタと、物理セクタのアラインとが揃うようにFATサイズを調整する調整工程と、
    前記FAT記録開始論理セクタアドレスと、前記調整工程において調整されたFATサイズを前記BPBに記録してFATを初期化する初期化工程と、
    前記BPBから始まるパーティション開始位置と、前記FATサイズによって算出されるパーティションサイズを、前記MBRのパーティションテーブルに記録する第2の記録工程とを有することを特徴とする記録媒体初期化方法。
  3. 前記調整工程においては、前記パーティションサイズが最大となるように前記FATサイズを調整することを特徴とする請求項2に記載の記録媒体初期化方法。
  4. FAT32ファイルシステムで利用するパーティションを第1のパーティションとし、残りの領域を第2のパーティションとして利用するようにするとともに、
    前記第2のパーティションを、ファイルシステムではなく、データを直接保持する仮想メモリ領域とすることを特徴とする請求項2または3に記載の記録媒体初期化方法。
  5. 前記MBRとBPBを同一の物理セクタに記録することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の記録媒体初期化方法。
  6. ハードディスクドライブの固有情報から取得した論理セクタサイズがAバイト、前記ハードディスクドライブの固有情報から取得した物理セクタサイズがB=(A*N)バイト、FAT32ファイルシステムにおけるクラスタサイズがC=(B*M)バイトである場合に(A、B、C、N、Mは全て整数)、FAT32ファイルシステムを適用するハードディスクドライブを初期化する記録媒体初期化装置であって、
    前記ハードディスクドライブの先頭セクタにMBRを記録し、前記MBRから所定のセクタ数のオフセットを持たせた位置にBPBを記録し、前記BPB記録位置から、ハードディスクドライブの最終論理セクタまでを1つのパーティションとして、そのパーティションサイズ、パーティション開始位置を、前記MBRのパーティションテーブルに記録する記録手段と、
    前記パーティションサイズからFATサイズを算出し、FAT直後から始まるユーザデータ領域のクラスタと、物理セクタのアラインとが揃うように、FAT記録開始論理セクタアドレスを調整する調整手段と、
    前記調整手段により調整されたFAT記録開始論理セクタアドレスと、FATサイズを前記FAT32ファイルシステムのBPBに記録してFATを初期化する初期化手段とを有することを特徴とする記録媒体初期化装置。
  7. ハードディスクドライブの固有情報から取得した論理セクタサイズがAバイト、前記ハードディスクドライブの固有情報から取得した物理セクタサイズがB=(A*N)バイト、FAT32ファイルシステムにおけるクラスタサイズがC=(B*M)バイトである場合に(A、B、C、N、Mは全て整数)、FAT32ファイルシステムを適用するハードディスクドライブを初期化する初期化する記録媒体初期化装置であって、
    前記ハードディスクドライブの先頭セクタにMBRを記録し、前記MBRから所定のセクタ数のオフセットを持たせた位置に、FAT32ファイルシステムのBPBを記録し、前記BPB直後の論理セクタアドレスを、FAT記録開始論理セクタアドレスとしてFATを記録する第1の記録手段と、
    前記FAT直後から始まるユーザデータ領域のクラスタと、物理セクタのアラインとが揃うようにFATサイズを調整する調整手段と、
    前記FAT記録開始論理セクタアドレスと、前記調整手段により調整されたFATサイズを前記BPBに記録してFATを初期化する初期化手段と、
    前記BPBから始まるパーティション開始位置と、前記FATサイズによって算出されるパーティションサイズを、前記MBRのパーティションテーブルに記録する第2の記録手段とを有することを特徴とする記録媒体初期化装置。
  8. 請求項1〜4の何れか1項に記載の記録媒体初期化方法により初期化された記録媒体を使用することを特徴とする記録再生装置。
  9. ハードディスクドライブの固有情報から取得した論理セクタサイズがAバイト、前記ハードディスクドライブの固有情報から取得した物理セクタサイズがB=(A*N)バイト、FAT32ファイルシステムにおけるクラスタサイズがC=(B*M)バイトである場合に(A、B、C、N、Mは全て整数)、FAT32ファイルシステムを適用するハードディスクドライブを初期化する方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記ハードディスクドライブの先頭セクタにMBRを記録し、前記MBRから所定のセクタ数のオフセットを持たせた位置にBPBを記録し、前記BPB記録位置から、ハードディスクドライブの最終論理セクタまでを1つのパーティションとして、そのパーティションサイズ、パーティション開始位置を、前記MBRのパーティションテーブルに記録する記録工程と、
    前記パーティションサイズからFATサイズを算出し、FAT直後から始まるユーザデータ領域のクラスタと、物理セクタのアラインとが揃うように、FAT記録開始論理セクタアドレスを調整する調整工程と、
    前記調整工程において調整されたFAT記録開始論理セクタアドレスと、FATサイズを前記FAT32ファイルシステムのBPBに記録してFATを初期化する初期化工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  10. ハードディスクドライブの固有情報から取得した論理セクタサイズがAバイト、前記ハードディスクドライブの固有情報から取得した物理セクタサイズがB=(A*N)バイト、FAT32ファイルシステムにおけるクラスタサイズがC=(B*M)バイトである場合に(A、B、C、N、Mは全て整数)、FAT32ファイルシステムを適用するハードディスクドライブを初期化する方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記ハードディスクドライブの先頭セクタにMBRを記録し、前記MBRから所定のセクタ数のオフセットを持たせた位置に、FAT32ファイルシステムのBPBを記録し、前記BPB直後の論理セクタアドレスを、FAT記録開始論理セクタアドレスとしてFATを記録する第1の記録工程と、
    前記FAT直後から始まるユーザデータ領域のクラスタと、物理セクタのアラインが揃うようにFATサイズを調整する調整工程と、
    前記FAT記録開始論理セクタアドレスと、前記調整工程において調整されたFATサイズを前記BPBに記録してFATを初期化する初期化工程と、
    前記BPBから始まるパーティション開始位置と、前記FATサイズによって算出されるパーティションサイズを、前記MBRのパーティションテーブルに記録する第2の記録工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 請求項9または10に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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