JP2016008002A - 表示装置 - Google Patents

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宏樹 藤澤
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Abstract

【課題】簡易な構成で眩惑防止と情報表示を両立することができる表示装置を提供する。【解決手段】表示部10は、フロントウィンドウの上部位置に配置され、液晶表示パネルおよび光を透過するバックライト部を有し、液晶表示パネルに入射された外光をバックライトとして表示を行う第1のモードと、バックライト部から発せられた光をバックライトとして表示を行う第2のモードとを切り替え可能である。描画部11は、表示部10に表示する表示物を描画し、表示位置制御部12は、表示部10における表示物の表示位置を制御する。また、透過率制御部13は、照度の検出情報に基づいて液晶表示パネルにおける光の透過率を制御する。バックライト制御部14は、照度の検出情報に基づいて表示部10における第1および第2のモードの切り替えを制御する。【選択図】図1

Description

この発明は、車両内に配置される表示部に情報を表示する表示装置に関する。
近年、運転者の運転を支援するための情報を車両内に配置される表示部に表示する表示装置が普及している。車両内に配置される表示部には、例えばヘッドアップディスプレイがある。ヘッドアップディスプレイは、フロントガラスや車両前方を見通せる透明なスクリーンに情報を投影して表示する。このため、表示情報の視認に必要な運転者の視線移動を軽減でき、運転に注力することができるという利点がある。
また、特許文献1には、車両に常備されているサンバイザーに表示装置を配設した表示装置が開示されている。この表示装置では、表示装置として透過型の液晶パネルを用いており、液晶パネルの背面側に取り外し可能な照明装置が設けられている。液晶パネルは、太陽の光などの外光が利用できるときには照明装置を取り外して、外光をバックライトとして表示を行い、外光を利用できないときは照明装置の照明をバックライトとして表示を行う。
特開平7−234395号公報
サンバイザーは、運転者の体格などの個人差やシートポジションが違っていても、遮光効果を発揮できるようにするため、一般に直射日光を遮断可能な面積(サンバイザー面積)が大きく設計されている。このため、ヘッドアップディスプレイにおいて、サンバイザーの位置にサンバイザーと同等な大きさのスクリーンを配置すれば、運転者前方の広い領域で車外の映像に車両情報を重ね合わせて表示することができる。これにより、表示情報の視認に必要な運転者の視線移動をさらに軽減でき、運転に注力することができる。
しかしながら、ヘッドアップディスプレイでは、投影した映像を明瞭に表示するためにレーザ光源などの高輝度光源が必要であり、さらにスクリーンまで映像を投影するための様々な光学系が必要であり、装置構成が複雑になる。このため、コストが高くなることが否めない。また、投影式の表示では、表示物を3次元立体視表示(以下、3D表示と記載する)することもできない。さらに、サンバイザーを取り外してスクリーンを配置した場合、本来のサンバイザーによる眩惑防止効果が得られなくなる。
特許文献1のように透過型の液晶パネルを用いた場合、表示装置の構成を簡略化でき、液晶パネルの透過率を調整することで、サンバイザーのような眩惑防止効果を得ることも可能である。しかしながら、特許文献1の表示装置では、液晶パネルのバックライトとして外光を利用する場合は照明装置を外し、外光を利用できない場合には照明装置を配置する必要がある。これらの操作は外光の状況が変化する度に実行しなければならないため、手動で行うことは現実的でなく、また自動で行う場合は照明装置の駆動手段を新たに追加する必要があり、結局、装置構成が複雑になる。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、簡易な構成で眩惑防止と情報表示を両立することができる表示装置を得ることを目的とする。
この発明に係る表示装置は、フロントウィンドウの上部位置に配置され、液晶表示パネルおよび光を透過するバックライト部を有し、液晶表示パネルに入射された外光をバックライトとして表示を行う第1のモードと、バックライト部から発せられた光をバックライトとして表示を行う第2のモードとを切り替え可能な表示部と、表示部に表示する表示物を描画する描画部と、表示部における表示物の表示位置を制御する表示位置制御部と、照度の検出情報に基づいて液晶表示パネルにおける光の透過率を制御する透過率制御部と、照度の検出情報に基づいて表示部における第1および第2のモードの切り替えを制御するバックライト制御部とを備える。
この発明によれば、簡易な構成で眩惑防止と情報表示を両立することができるという効果がある。
この発明の実施の形態1に係る表示装置を備える表示システムを示すブロック図である。 実施の形態1における表示部を示す図である。 実施の形態1に係る表示装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1における表示例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る表示装置を備える表示システムを示すブロック図である。 実施の形態2における3D表示例を示す図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る表示装置を備える表示システムを示すブロック図である。図1に示す表示システムは、車両内に配置された表示部10に車両情報およびナビゲーション情報を表示する表示システムであり、表示装置1、ECU(電子制御ユニット)2およびナビゲーション装置3を備えて構成される。ナビゲーション装置3では、車両内に配置されたスピーカ4から案内音声を出力する。また、表示装置1、ECU2およびナビゲーション装置3は、車両内に設けられた有線または無線の通信ライン5に接続されており、通信ライン5を介して情報のやり取りが可能である。
表示装置1は、表示部10に各種情報を表示する表示装置であり、表示部10、描画部11、表示位置制御部12、透過率制御部13およびバックライト制御部14を備える。
表示部10は、車両のフロントウィンドウの上部位置、すなわちサンバイザーの位置に配置される。また、表示部10は、図2を用いて後述するように液晶表示パネルおよび光を透過するバックライト部を有しており、この液晶表示パネルに入射された外光をバックライトとして表示を行う第1のモードとバックライト部から発せられた光をバックライトとして表示を行う第2のモードとを切り替え可能である。
描画部11は表示部10に表示する表示物を描画する。例えば、通信ライン5を介してECU2またはナビゲーション装置3から情報を取得して、これらの情報に応じた表示物を描画する。ECU2から取得する情報としては、車両の速度情報2a、燃料情報2b、エンジン回転数情報2cといった車両情報がある。また、ナビゲーション装置3から取得する情報には、車両周辺の地図情報3a、車両の位置情報(ルート案内情報も含む)3b、現在時刻や目的地への予想到着時間といった時間情報3cなどのナビゲーション情報がある。
表示位置制御部12は、描画部11が描画した表示物を入力して、表示部10における表示物の表示位置を制御する。例えば、入力部7を用いてユーザが表示物ごとに指定した位置に表示する。または、表示物ごとに予め定められた位置に表示してもよい。
透過率制御部13は、照度センサ6から照度の検出情報を入力し、この照度の検出情報に基づいて表示部10の液晶表示パネルにおける光の透過率を制御する。照度の検出情報とは、表示部10の周辺における照度の検出情報である。例えば、透過率制御部13は、照度と透過率の対応データを参照して、表示部10の周辺における照度が高いと判断される場合、液晶表示パネルに印加する電圧を制御して透過率を下げる。一方、表示部10の周辺における照度が低いと判断される場合には液晶表示パネルの透過率を上げる。
また、透過率制御部13は、描画部11において映像信号(表示物)の階調データ(輝度階調)を制御してもよい。例えば、透過率制御部13が、照度の検出情報に基づいて表示部10の周辺照度が高いと判断した場合、描画部11において階調を落とした映像(暗い映像)を出力するように制御する。反対に、照度が低いと判断した場合は、描画部11において階調を上げた映像(明るい映像)を出力するように制御する。このようにすることで、周辺照度に応じて表示部10の輝度階調を調整できる。
バックライト制御部14は、照度の検出情報を入力し、この照度の検出情報に基づいて表示部10における第1および第2のモードの切り替えを制御する。例えば、表示部10の周辺における照度が予め定められた上限閾値以上である場合に、バックライト制御部14は、表示部10を第1のモードに切り替える。一方、照度が上記閾値未満である場合には、バックライト制御部14は、表示部10を第2のモードに切り替える。
また、バックライト制御部14は、第2のモードに切り替えた場合に、照度の検出情報から特定される周辺照度に合わせて、バックライト部が発する光の明るさ(光量)を調整してもよい。これにより、周辺照度の変動に追従した輝度制御を行うことができる。
なお、表示装置1における描画部11、表示位置制御部12、透過率制御部13およびバックライト制御部14は、例えば、実施の形態1に特有な処理が記述されたプログラムをマイクロコンピュータが実行することにより、ハードウェアとソフトウェアが協働した具体的な手段として実現することができる。
図2は、実施の形態1における表示部10を示す図であって、図2(a)は、車両内における表示部10の配置例を示しており、図2(b)は表示部10の正面図、図2(c)は、図2(b)におけるB−B線で表示部10を切った断面矢示図である。
表示部10は、図2(a)に示すように車両のフロントウィンドウ100の上部位置(サンバイザーの位置)に配置される。このようにサンバイザーの位置に配置することで、インストルメントパネル101に表示部を配置する場合に比べて、運転者Aの前方の広い領域に情報を表示することができる。これにより表示情報の視認に必要な運転者Aの視線移動を軽減できる。
また、表示部10は、サンバイザーの眩惑防止効果を確保するため、図2(b)に示すようにサンバイザーと同等の大きさを有した表示面10Aを備える。
さらに、表示部10はその裏面側から表示面10A側へ光を透過可能な表示部であり、運転者Aは表示面10Aから裏面側の風景(車両前方の風景)をみることができる。
一方、照度センサ6によって検出された照度に基づいて裏面側から表示部10を透過した外光が運転者Aを眩惑させる程度に強い光であると判断された場合には、表示部10における光の透過率を調整して遮光することができる。
なお、図2(b)では照度センサ6を表示部10の表示面10Aの縁部に配置した場合を示したが、これに限定されるものではない。例えば、照度センサ6を表示部10の裏面側に配置してもよく、また表示部10とは別に設けてその周辺に配置してもよい。
表示部10は、図2(c)に示すように、液晶表示パネル10A−1、バックライト部10A−2およびフレーム部材10A−3を備えて構成される。なお、図2(c)では、表示部10における主要な構成のみを概略的に示している。
液晶表示パネル10A−1は、偏光板、透明電極および配向膜をそれぞれ備える2枚の透明基板に挟まれた空間内に液晶分子を封入して構成される。透明電極に電圧を印加することにより液晶分子の向きが制御され、表示部10における光の透過率が変化する。
液晶表示パネル10A−1としては、背面側から入射された光で表示を行う透過型液晶であってもよいし、表示面10A側から入射された光をパネル内部の反射部で反射させた反射光で表示を行う半透過型液晶であってもよい。
バックライト部10A−2は、液晶表示パネル10A−1のバックライトとなる光を発光する。また、バックライト部10A−2は、背面側から入射された光を表面側(発光面)へ透過する、いわゆる光透過性を有する。これにより、バックライト部10A−2は、発光面側から背面側の風景をみることができる。
バックライト部10A−2には、例えば光透過型の有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネル(片面発光パネル)を使用する。なお、この有機ELパネルは、細いライン状に形成した複数の有機EL材料を、点灯時のみ片面が発光するように一定の間隔を空けて並べて構成されており、点灯時には発光面側のみを照らすことができる。点灯時であっても裏面側は暗いままであるので、バックライト部10A−2の光によって対向車の運転者を眩惑することがない。
液晶表示パネル10A−1とバックライト部10A−2は、図2(c)に示すように、フレーム部材10A−3によって組み合わされる。
次に動作について説明する。
図3は、実施の形態1に係る表示装置の動作を示すフローチャートであり、ECU2およびナビゲーション装置3から取得した情報を表示部10に表示する処理を示している。
まず、描画部11は、通信ライン5を介してECU2およびナビゲーション装置3から情報を取得する(ステップST1)。ここでは、ECU2から、速度情報2a、燃料情報2bおよびエンジン回転数情報2cを車両情報として取得し、ナビゲーション装置3から地図情報3a、ルート案内情報を含む位置情報3bおよび時間情報3cをナビゲーション情報として取得する。
描画部11は、ステップST1で取得した情報に対応する表示物を描画する(ステップST2)。例えば、車両情報については、図4(a)に示すような、速度情報2aに対応するテキスト画像、燃料情報2bに対応するメータ画像、エンジン回転数情報2cに対応するメータ画像が描画される。また、ナビゲーション情報については、例えば、地図情報3aに対応する地図画像、位置情報3bのルート案内情報3b−1に対応する矢印画像、時間情報3cの目的地までの予想到着時間3c−1に対応するテキスト画像や現在時刻3c−2に対応するテキスト画像がある。
次に、透過率制御部13は、照度センサ6から取得された照度の検出情報に基づいて、表示部10の周辺の照度が予め定められた上限閾値未満であるか否かを確認する(ステップST3)。上限閾値とは、表示部10を透過した外光によって運転者が眩しいと感じる照度であり、実験により予め求めておく。
表示部10の周辺の照度が予め定められた上限閾値以上である場合(ステップST3;NO)、透過率制御部13は、表示部10の液晶表示パネル10A−1に対して透過率0%(または、眩惑が起こらない程度に低い透過率)を設定する(ステップST4)。これによって、表示部10の表示面10Aは、図4(b)のような黒画面となり、背面側から入射された外光が遮光される。すなわち、表示部10をサンバイザーとして機能させることができる。なお、ステップST4の処理が完了すると、ステップST3の処理に戻る。
表示部10の周辺の照度が予め定められた上限閾値未満である場合(ステップST3;YES)、透過率制御部13は、表示部10の周辺の照度が予め定められた下限閾値以下であるか否かを確認する(ステップST5)。下限閾値とは、液晶表示パネル10A−1に入射した外光をバックライトとして利用可能な下限の光量を照度に換算した値である。この下限閾値も、実験により予め求めておく。
表示部10の周辺の照度が予め定められた下限閾値以下である場合(ステップST5;YES)、透過率制御部13は、その旨をバックライト制御部14に通知する。
バックライト制御部14は、透過率制御部13から上記通知を受けると、夜間走行またはトンネルを自車が走行中であると判断して、表示部10に第2のモードを設定する(ステップST6)。例えば、バックライト部10A−2を点灯し、表示部10は、バックライト部10A−2から発せられた光をバックライトとして表示を行う。
例えば、バックライト部10A−2として上述した有機ELパネルを用いた場合、この有機ELパネルは、片面自発光タイプの発光パネルであるため、対向車に対して発光することがない。このため、安全面についても高い効果が期待できる。
一方、表示部10の周辺の照度が予め定められた下限閾値より高い場合(ステップST5;NO)、透過率制御部13は、その旨をバックライト制御部14に通知する。
バックライト制御部14は、透過率制御部13から上記通知を受けると、外光をバックライトとして利用可能であると判断して、表示部10に第1のモードを設定する(ステップST7)。すなわち、バックライト部10A−2を点灯せず、表示部10は、液晶表示パネル10A−1に入射される外光をバックライトとして表示を行う。
例えば、バックライト部10A−2が上述した有機ELパネルである場合は、有機ELパネルを透過して液晶表示パネル10A−1に入射される外光をバックライトとして表示を行う。また、液晶表示パネル10A−1が半透過型液晶である場合には、液晶表示パネル10A−1に入射され、その内部で反射された外光の反射光がバックライトとして利用される。
続いて、透過率制御部13は、表示部10の液晶表示パネル10A−1に対して現在の照度に対応した透過率を設定する(ステップST8)。例えば、照度の高さに透過率が反比例する照度と透過率の対応関係を予め設定しておき、現在の照度に応じた透過率を液晶表示パネル10A−1に設定する。
次に、表示位置制御部12は、ステップST2で描画部11により描画された表示物を表示部10に表示する(ステップST9)。これにより図4(a)に示すような画面表示となる。図4(a)の例では、表示部10を透過して見える車両前方の風景(走行道路)に、各情報2a〜2c,3a,3b−1,3c−1,3c−2の表示物が重畳表示されている。このようにサンバイザーの位置において表示部10をヘッドアップディスプレイとして利用することで、運転者の視線移動が少なく、より快適な運転を支援することが可能である。
以上のように、この実施の形態1によれば、表示部10は、フロントウィンドウ100の上部位置に配置され、液晶表示パネル10A−1および光を透過するバックライト部10A−2を有し、液晶表示パネル10A−1に入射された外光をバックライトとして表示を行う第1のモードと、バックライト部10A−2から発せられた光をバックライトとして表示を行う第2のモードとを切り替え可能である。描画部11は、表示部10に表示する表示物を描画し、表示位置制御部12は、表示部10における表示物の表示位置を制御する。また、透過率制御部13は、照度の検出情報に基づいて液晶表示パネル10A−1における光の透過率を制御する。バックライト制御部14は、照度の検出情報に基づいて表示部10における第1および第2のモードの切り替えを制御する。
このように表示部10は第1のモードと第2のモードを切り替え可能な表示部であり、バックライト制御部14が、照度に応じて第1および第2のモードを自動で切り替える。これにより、従来のように第1および第2のモードを切り替えるための手動操作や専用の駆動機構が不要であり、簡易な構成を実現することができる。
また、液晶表示パネル10A−1に対して照度に応じた透過率を設定することにより、眩惑防止と情報表示を両立することができる。
また、この実施の形態1によれば、バックライト部10A−2は、一方の面のみが発光し、もう一方の面から一方の面へ光の透過が可能な光透過型の有機ELパネルである。表示部10は、透過型の液晶表示パネル10A−1であり、第1のモードにおいて有機ELパネルを透過して液晶表示パネル10A−1に入射された外光をバックライトとして表示を行い、第2のモードにおいて有機ELパネルから発された光をバックライトとして表示を行う。このように構成することで、上記と同様に、簡易な構成で眩惑防止と情報表示を両立させることができる。また、有機ELパネルは片面発光であるので、対向車に対して発光することがなく、安全面についても高い効果が期待できる。
さらに、この実施の形態1によれば、バックライト部10A−2は、一方の面のみが発光し、もう一方の面から一方の面へ光の透過が可能な光透過型の有機ELパネルである。表示部10は、半透過型の液晶表示パネル10A−1であり、第1のモードにおいて液晶表示パネル10A−1に入射した外光が液晶表示パネル10A−1の内部で反射された反射光をバックライトとして表示を行い、第2のモードにおいてバックライト部10A−2から発せられた光をバックライトとして表示を行う。このように構成することでも、上記と同様に、簡易な構成で眩惑防止と情報表示を両立することができる。
さらに、この実施の形態1によれば、透過率制御部13は、照度の検出情報に基づいて描画部11が描画する表示物の輝度階調を制御する。このようにすることで、周辺照度に応じて表示部10の輝度階調を調整できる。
さらに、この実施の形態1によれば、バックライト制御部14は、第2のモードに切り替えた場合、照度の検出情報に基づいてバックライト部10A−2の光量を制御する。このようにすることで、周辺照度の変動に追従した輝度制御を行うことができる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2に係る表示装置を備える表示システムを示すブロック図である。図5に示す表示システムは、車両内に配置された表示部10に車両情報およびナビゲーション情報を表示する表示システムであり、表示装置1A、ECU2およびナビゲーション装置3を備えて構成される。表示装置1Aは、表示部10に各種情報を表示する表示装置であり、表示部10、描画部11A、表示位置制御部12A、透過率制御部13およびバックライト制御部14を備える。
表示部10は、車両のフロントウィンドウの上部位置、すなわちサンバイザーの位置に配置される。また、表示部10は、図2を用いて示したように液晶表示パネル10A−1および光を透過するバックライト部10A−2を有しており、この液晶表示パネル10A−1に入射された外光をバックライトとして表示を行う第1のモードと、バックライト部10A−2から発せられた光をバックライトとして表示を行う第2のモードとを切り替え可能である。
次に、描画部11Aは、ECU2やナビゲーション装置3から取得した情報に対応する3次元立体視の表示物(以下、3次元表示物と記載する)を描画する。例えば、同一内容の画像における左右の視差画像である。
表示位置制御部12Aは、描画部11Aによって描画された3次元表示物を入力して、表示部10の表示面10Aに対する奥行き方向の3次元表示物の表示位置を制御する。
なお、図5において、上記以外の構成要素については図1と同一または同様に動作するので、同一の符号を付して説明を省略する。
図6は、実施の形態2における3D表示例を示す図である。表示位置制御部12Aは、図6に示すように、運転者の左右の瞳孔とその両視線が交わる表示面10A上の交点S1に表示物を表示した場合、運転者は、表示物を表示面10A上の2次元画像として見ることができる。一方、交点S1で両視線が作る角を基準として、表示面10Aの奥行き方向に見かけ上の表示面10B−1,10B−2を設定することにより、運転者からは、交点S2,S3に表示物が表示されているように見える。
例えば、車両前方に見える交差点に右左折する方向を示す矢印マークを表示する場合、表示面10A上からその奥行き方向にある交差点位置を含む見かけ上の表示面に表示位置を移動させることにより、運転者からは、交差点上に矢印マークが表示されているように見える。このようにすることで、前方の状況に応じた表示が可能となり、快適な運転を支援することが可能である。
また、入力部7を用いて奥行き方向の位置をユーザが表示位置制御部12Aに指示するように構成してもよい。例えば、タッチパネルやダイヤルを用いて入力部7でユーザの連続的な操作を受け付けるようにしておき、これに応じて表示位置制御部12Aが表示位置の奥行きを調節する。このようにすることで、ユーザの好みの奥行きで表示物を表示部10に表示させることが可能となり、より快適な運転を支援することが可能である。
なお、表示部10で3D表示するか否かは、入力部7を用いてユーザが指定できるようにしてもよい。
また、透過率制御部13は、上記実施の形態1と同様に、描画部11Aにおいて映像信号(3次元表示物)の階調データ(輝度階調)を制御してもよい。例えば、透過率制御部13が、照度の検出情報に基づいて表示部10の周辺照度が高いと判断した場合、描画部11Aにおいて階調を落とした映像(暗い映像)を出力するように制御する。反対に、照度が低いと判断した場合は、描画部11Aにおいて階調を上げた映像(明るい映像)を出力するように制御する。この場合、周辺照度に応じて階調調整された表示物が3次元表示される。
以上のように、この実施の形態2によれば、描画部11Aは、表示部10に立体表示する3次元表示物を描画する。表示位置制御部12Aは、表示部10の表示面に対する奥行き方向の3次元表示物の表示位置を制御する。このように構成することで、前方の状況に応じた表示が可能となり、快適な運転を支援することが可能である。
また、この実施の形態2によれば、表示位置制御部12Aは、ユーザの操作に応じて3次元表示物の表示位置を制御する。このようにすることで、ユーザの好みの奥行きで表示物を表示部10に表示させることが可能となり、より快適な運転を支援することが可能である。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1,1A 表示装置、2 ECU、2a 速度情報、2b 燃料情報、2c エンジン回転数情報、3 ナビゲーション装置、3a 地図情報、3b 位置情報、3b−1 ナビゲーション情報、3c 時間情報、3c−1 予想到着時間、3c−2 時刻情報、4 スピーカ、5 通信ライン、6 照度センサ、7 入力部、10 表示部、10A 表示面、10A−1 液晶表示パネル、10A−2 バックライト部、10A−3 フレーム部材、10B−1,10B−2 見かけ上の表示面、11,11A 描画部、12,12A 表示位置制御部、13 透過率制御部、14 バックライト制御部、100 フロントウィンドウ、101 インストルメントパネル。

Claims (7)

  1. フロントウィンドウの上部位置に配置され、液晶表示パネルおよび光を透過するバックライト部を有し、前記液晶表示パネルに入射された外光をバックライトとして表示を行う第1のモードと、前記バックライト部から発せられた光をバックライトとして表示を行う第2のモードとを切り替え可能な表示部と、
    前記表示部に表示する表示物を描画する描画部と、
    前記表示部における前記表示物の表示位置を制御する表示位置制御部と、
    照度の検出情報に基づいて前記液晶表示パネルにおける光の透過率を制御する透過率制御部と、
    前記照度の検出情報に基づいて前記表示部における前記第1および前記第2のモードの切り替えを制御するバックライト制御部とを備える表示装置。
  2. 前記バックライト部は、
    一方の面のみが発光し、もう一方の面から前記一方の面へ光の透過が可能な光透過型の片面発光パネルであり、
    前記表示部は、
    透過型の液晶表示部であり、
    前記第1のモードにおいて前記片面発光パネルを透過して前記液晶表示パネルに入射された外光をバックライトとして表示を行い、前記第2のモードにおいて前記片面発光パネルから発せられた光をバックライトとして表示を行うことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記バックライト部は、
    一方の面のみが発光し、もう一方の面から前記一方の面へ光の透過が可能な光透過型の片面発光パネルであり、
    前記表示部は、
    半透過型の液晶表示部であり、
    前記第1のモードにおいて前記液晶表示パネルに入射した外光が前記液晶表示パネルの内部で反射された反射光をバックライトとして表示を行い、前記第2のモードにおいて前記片面発光パネルから発せられた光をバックライトとして表示を行うことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  4. 前記透過率制御部は、前記照度の検出情報に基づいて前記描画部が描画する前記表示物の輝度階調を制御することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の表示装置。
  5. 前記バックライト制御部は、前記第2のモードに切り替えた場合、前記照度の検出情報に基づいて前記バックライト部の光量を制御することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の表示装置。
  6. 前記描画部は、前記表示部に立体表示する3次元表示物を描画し、
    前記表示位置制御部は、前記表示部の表示面に対する奥行き方向の前記3次元表示物の表示位置を制御することを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の表示装置。
  7. 前記表示位置制御部は、ユーザの操作に応じて3次元表示物の表示位置を制御することを特徴とする請求項6記載の表示装置。
JP2014131192A 2014-06-26 2014-06-26 表示装置 Expired - Fee Related JP6249891B2 (ja)

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