JP2014195184A - プロジェクタおよびヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の調光制御手段を用いて投影光の調光制御を行う際に、投影光の明るさが瞬間的に増大するのを回避することが可能なプロジェクタおよびヘッドアップディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】このHUD装置100(プロジェクタ)は、投影光1の明るさを調整する光発生部24と、光発生部24とは別個に構成され、投影光1の明るさを調整する減光フィルタ部28(減光フィルタ28aおよび28b)とを備え、光発生部24と減光フィルタ部28とを組み合わせて投影光1の明るさを調整する際に、光発生部24または減光フィルタ部28のいずれか一方の投影光1の明るさを減少させる方向の制御が、光発生部24または減光フィルタ部28のいずれか他方の投影光1の明るさを増加させる方向の制御よりも先に行われるように構成されている。
【選択図】図4

Description

この発明は、プロジェクタおよびヘッドアップディスプレイ装置に関し、特に、投影光の明るさを調整する複数の調光制御手段を備えたプロジェクタおよびヘッドアップディスプレイ装置に関する。
従来、投影光の明るさを調整する複数の調光制御手段を備えたプロジェクタが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、照明光を発生させる発光素子(光発生部)と、発光素子により照射された照明光の透過光量を変化させる調光パネル(減光フィルタ部)と、調光パネルを回転駆動させる調光パネル駆動モータとを備えたプロジェクタが開示されている。この特許文献1に記載のプロジェクタでは、調光パネルは、透明部と遮光部と所定の減光率を有する減光フィルタ領域とが環状(円環状)に繋げられた状態で形成されている。そして、発光素子の照明光の輝度制御と調光パネル駆動モータによる調光パネルの回動位置制御(透過光の減光率制御)とを組み合わせることにより、プロジェクタから出力される投影光の調光制御が行われている。
特開2008−225440号公報
上記特許文献1に記載のプロジェクタでは、発光素子による照明光の輝度制御と調光パネルの回動位置制御とを組み合わせることによりプロジェクタから出力される投影光の調光制御が行われる点が開示される一方、発光素子と調光パネルとによる調光制御に関する詳細な内容については開示も示唆もされていない。ここで、発光素子の輝度を増加させるかまたは減少させる制御と、調光パネルを透過する透過光量を増加させるかまたは減少させる制御とを組み合わせてプロジェクタの調光制御を行う際に各々の制御が時間差を伴って実行された場合、投影光の明るさが変更前から変更後の状態に移行される過程で、投影光の明るさが変更前の状態よりも一時的(瞬間的)に明るくなった後に変更後の状態に移行される現象が生じうる場合があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、複数の調光制御手段を用いて投影光の調光制御を行う際に、投影光の明るさが瞬間的に増大するのを回避することが可能なプロジェクタおよびヘッドアップディスプレイ装置を提供することである。
この発明の第1の局面によるプロジェクタは、投影光の明るさを調整する第1調光制御手段と、第1調光制御手段とは別個に構成され、投影光の明るさを調整する第2調光制御手段とを備え、第1調光制御手段と第2調光制御手段とを組み合わせて投影光の明るさを調整する際に、第1調光制御手段または第2調光制御手段のいずれか一方の投影光の明るさを減少させる方向の制御が、第1調光制御手段または第2調光制御手段のいずれか他方の投影光の明るさを増加させる方向の制御よりも先に行われるように構成されている。
この発明の第1の局面によるプロジェクタでは、上記のように、第1調光制御手段と第2調光制御手段とを組み合わせて投影光の明るさを調整する際に、第1調光制御手段または第2調光制御手段のいずれか一方の投影光の明るさを減少させる方向の制御が、第1調光制御手段または第2調光制御手段のいずれか他方の投影光の明るさを増加させる方向の制御よりも先に行われることによって、投影光の明るさが変更前の状態から変更後の状態に移行される過程で、制御上、一方の調光制御手段を用いて投影光の明るさを減少させた後に他方の調光制御手段を用いて投影光の明るさを増加させるので、投影光の明るさが変更前の状態から一時的(瞬間的)に明るくなった後に最終的な変更後の状態に移行されるのを回避することができる。これにより、複数の調光制御手段を用いて投影光の調光制御を行う際に、投影光の明るさが瞬間的に増大するのを回避することができる。
上記第1の局面によるプロジェクタにおいて、好ましくは、第1調光制御手段は、投影光の輝度が調整可能に構成された光発生部であり、第2調光制御手段は、投影光の透過光量が調整可能に構成された減光フィルタ部であり、光発生部と減光フィルタ部とを組み合わせて投影光の明るさを調整する際に、光発生部による投影光の輝度を減少させる制御が減光フィルタ部による透過光量を増加させる制御よりも先に行われるか、または、減光フィルタ部による透過光量を減少させる制御が光発生部による投影光の輝度を増加させる制御よりも先に行われるように構成されている。このように構成すれば、投影光の明るさが変更前の状態から変更後の状態に移行される過程で、制御上、光発生部による投影光の輝度を減少させた後に減光フィルタ部による透過光量を増加させるか、または、減光フィルタ部による透過光量を減少させた後に光発生部による投影光の輝度を増加させるので、投影光の明るさが変更前の状態から一時的(瞬間的)に明るくなった後に最終的な変更後の状態に移行されるのを回避することができる。これにより、光発生部と減光フィルタ部とを用いて投影光の調光制御を行う際に、投影光の瞬間的な明るさが増大するのを容易に回避することができる。
上記第1調光制御手段が光発生部であり第2調光制御手段が減光フィルタ部である構成において、好ましくは、光発生部と減光フィルタ部とを組み合わせて投影光の明るさを第1状態から第1状態よりも暗い第2状態に変更する際に、減光フィルタ部による透過光量を減少させる制御が、光発生部による投影光の輝度を増加させる制御よりも先に行われるように構成されている。このように、減光フィルタ部による透過光量を減少させる制御と光発生部による投影光の輝度を増加させる制御とを組み合わせて投影光の明るさを調整する際に、先に透過光量を減少させる制御を行うことにより、変更前の投影光の状態と変更後の投影光の状態との間に変更前の投影光の明るさよりも一時的(瞬間的)に明るさが増す現象が引き起こされなくなるので、プロジェクタにより投影される投影画像をユーザが視聴(視認)する際の快適性が損なわれるのを有効に回避することができる。
上記第1調光制御手段が光発生部であり第2調光制御手段が減光フィルタ部である構成において、好ましくは、光発生部と減光フィルタ部とを組み合わせて投影光の明るさを第1状態から第1状態よりも明るい第3状態に変更する際に、光発生部による投影光の輝度を減少させる制御が、減光フィルタ部による透過光量を増加させる制御よりも先に行われるように構成されている。このように、減光フィルタ部による透過光量を増加させる制御と光発生部による投影光の輝度を減少させる制御とを組み合わせて投影光の明るさを調整する際に、先に輝度を減少させる制御を行うことにより、変更前の投影光の状態と変更後の投影光の状態との間に変更前の投影光の明るさよりも一時的(瞬間的)に明るさが増す現象が引き起こされなくなるので、プロジェクタにより投影される投影画像をユーザが視聴(視認)する際の快適性が損なわれるのを有効に回避することができる。
上記第1調光制御手段が光発生部であり第2調光制御手段が減光フィルタ部である構成において、好ましくは、減光フィルタ部は、透過光量を減少させるための複数の減光フィルタの組み合わせを変更することによって透過光量を調整可能に構成されており、減光フィルタ部による透過光量を減少させる制御が光発生部による投影光の輝度を増加させる制御よりも先に行われる際、減光フィルタの組み合わせを変更して透過光量を減少させる制御が行われた後に、光発生部による投影光の輝度を増加させる制御が行われるように構成されている。このように構成すれば、複数の減光フィルタを用いて透過光量を細かく調整するようにプロジェクタを構成した場合であっても、減光フィルタの組み合わせを変更して透過光量を確実に減少させた後に光発生部による投影光の輝度を増加させることができるので、投影光の明るさが変更前の状態から一時的(瞬間的)に明るくなった後に最終的な変更後の状態に移行されるのを確実に回避することができる。
上記第1調光制御手段が光発生部であり第2調光制御手段が減光フィルタ部である構成において、好ましくは、光発生部は、出力を電気的に変化させることにより光発生部から出射される投影光の輝度を調整するように構成されており、減光フィルタ部は、複数の減光フィルタの各々を投影光の光路を横切る方向に機械的に移動させることにより透過光量を調整するように構成されており、減光フィルタ部による透過光量を減少させる制御が光発生部による投影光の輝度を増加させる制御よりも先に行われる際、減光フィルタを機械的に移動させる移動動作が完了した後に、光発生部の出力を電気的に変化させて投影光の輝度を増加させる制御が行われるように構成されている。このように構成すれば、機械的な移動動作を伴う減光フィルタ部の調光制御を確実に完了させて減光フィルタ部を透過する透過光量を確実に減少させた後に電気的な出力制御により光発生部による投影光の輝度を増加させることができるので、投影光の明るさが変更前の状態から一時的(瞬間的)に明るくなった後に最終的な変更後の状態に移行されるのを確実に回避することができる。
上記第1の局面によるプロジェクタにおいて、好ましくは、第1調光制御手段と第2調光制御手段とを組み合わせて投影光の明るさを調整する際に、第1調光制御手段の投影光の明るさの増加方向または減少方向と第2調光制御手段の投影光の明るさの増加方向または減少方向とが同じ場合には、第1調光制御手段による投影光の明るさを調整する制御と第2調光制御手段による投影光の明るさを調整する制御とを並行して行うように構成されている。このように構成すれば、一方の調光制御手段と他方の調光制御手段との調光制御に関するタイミング(順序)に起因して投影光の瞬間的な明るさが増大するのを回避する必要がない場合には、第1調光制御手段による調光制御と第2調光制御手段による調光制御とを同時進行的に行うことができる。これにより、第1調光制御手段による調光制御と第2調光制御手段による調光制御とを所定の順序で順次行う場合と異なり、より短い制御時間で調光制御を行うことができる。
この発明の第2の局面によるヘッドアップディスプレイ装置は、表示板に投影される投影光の明るさを調整する第1調光制御手段と、第1調光制御手段とは別個に駆動され、投影光の明るさを調整する第2調光制御手段とを備え、第1調光制御手段と第2調光制御手段とを組み合わせて投影光の明るさを調整する際に、第1調光制御手段または第2調光制御手段のいずれか一方の投影光の明るさを減少させる方向の制御が、第1調光制御手段または第2調光制御手段のいずれか他方の投影光の明るさを増加させる方向の制御よりも先に行われるように構成されている。
この発明の第2の局面によるヘッドアップディスプレイ装置では、上記のように、第1調光制御手段と第2調光制御手段とを組み合わせて投影光の明るさを調整する際に、第1調光制御手段または第2調光制御手段のいずれか一方の投影光の明るさを減少させる方向の制御が、第1調光制御手段または第2調光制御手段のいずれか他方の投影光の明るさを増加させる方向の制御よりも先に行われることによって、投影光の明るさが変更前の状態から変更後の状態に移行される過程で、制御上、一方の調光制御手段を用いて投影光の明るさを減少させた後に他方の調光制御手段を用いて投影光の明るさを増加させるので、投影光の明るさが変更前の状態から一時的(瞬間的)に明るくなった後に最終的な変更後の状態に移行されるのを回避することができる。これにより、複数の調光制御手段を用いて投影光の調光制御を行う際に、投影光の明るさが瞬間的に増大するのを回避することができる。特に、表示板を凝視するユーザの視界内に投影画像(投影光)を直接的に映し込むようなヘッドアップディスプレイ装置においては、投影画像を作り出す投影光の調光制御中に投影光の明るさが瞬間的に増大するのが回避される。したがって、投影画像を見ながら他の機器操作(たとえば自動車の運転など)を行うユーザにとっては快適な視認環境が損なわれないので、本発明におけるヘッドアップディスプレイ装置は非常に有用である。
本発明によれば、上記のように、複数の調光制御手段を用いて投影光の調光制御を行う際に、投影光の明るさが瞬間的に増大するのを回避することができる。
本発明の一実施形態によるHUD装置の構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態によるHUD装置が車両に搭載された状態を示した図である。 本発明の一実施形態によるHUD装置において投影光の明るさに関する調整方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態によるHUD装置における調光制御パターンおよび実施形態に対する比較例1としての調光制御パターンを示した図である。 本発明の一実施形態によるHUD装置における調光制御パターンおよび実施形態に対する比較例2としての調光制御パターンを示した図である。 本発明の一実施形態によるHUD装置において調光制御が行われる際の制御部の処理フローを示した図である。 本発明の変形例によるHUD装置の構成を示した斜視図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態によるHUD(ヘッドアップディスプレイ)装置100の構成について説明する。なお、HUD装置100は、本発明の「プロジェクタ」の一例である。
本実施形態によるHUD装置100は、図1に示すように、半導体レーザ素子を用いた光発生部24(光源部)を含むプロジェクタ部20が内蔵された装置本体10を備えている。また、図2に示すように、装置本体10は、自動車90に搭載されており、プロジェクタ部20から出射された投影光1(投影用レーザ光)をフロントガラス91の所定の表示領域91aに投影する機能を有している。これにより、フロントガラス91には、所定の明るさを有する投影画像92が投影される。この投影画像92には、カーナビゲーションシステムによる経路情報や自動車90の燃費情報などをユーザ(運転者)93に知らせる情報が含まれており、HUD装置100は、投影画像92をユーザ93の視界内に直接映し込むために設けられている。なお、フロントガラス91は、本発明の「表示板」の一例である。
また、HUD装置100は、据え置き型のスクリーンに投影するプロジェクタ装置とは異なり、自動車90の走行状態に応じて外部環境(車外)の明るさが変化する条件下で投影画像92がフロントガラス91の表示領域91aに投影される。したがって、HUD装置100では、外部環境の明るさに応じて投影光1の明るさを適宜調整しながら投影画像92をフロントガラス91に投影する制御動作が行われるように構成されている。なお、この点については後程詳しく説明する。
また、図1に示すように、プロジェクタ部20は、光源制御部21と、LD(レーザダイオード)ドライバ22と、MEMSミラードライバ23と、光発生部24となる赤色LD(レーザダイオード)24a、緑色LD24bおよび青色LD24cと、光学系を構成する2つの偏光ビームスプリッタ25および26と、光学レンズ部27とを備えている。なお、光発生部24は、本発明の「第1調光制御手段」の一例である。また、赤色LD24a、緑色LD24bおよび青色LD24cは、本発明の「光発生部」の一例である。
光源制御部21は、後述する映像処理部33に外部入力された画像信号に基づいてLDドライバ22を制御することにより、光発生部24を構成する赤色LD24a、緑色LD24bおよび青色LD24cの各々から照射されるレーザ光線の出力を個別に電気的に制御する機能を有している。これにより、赤色LD24a、緑色LD24bおよび青色LD24cから照射され合成された投影光1の輝度が約15%以上約100%以下の範囲で調整されるように構成されている。また、MEMSミラードライバ23は、光源制御部21からの出力信号に基づいて後述するMEMSミラー30の姿勢を動的に制御する機能を有している。ここで、赤色LD24aから出射されたレーザ光および緑色LD24bから出射されたレーザ光は、偏光ビームスプリッタ25、26および光学レンズ部27の順に通過してMEMSミラー30に入射されるように構成されている。また、青色LD24cから出射されたレーザ光は、偏光ビームスプリッタ26および光学レンズ部27の順に通過してMEMSミラー30に入射されるように構成されている。
また、プロジェクタ部20は、駆動部29を含む減光フィルタ部28と、レーザ光を走査するための駆動部となるMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラー30と、合成されたRGBレーザ光線の輝度を検出するフォトディテクタなどからなる光検出器31と、CPUからなる主制御部32と、映像処理部33と、外部環境の明るさ(フロントガラス91付近の明るさ)を検出可能なフォトディテクタなどからなる外光センサ34と、メモリ部35とをさらに備えている。なお、減光フィルタ部28は、本発明の「第2調光制御手段」の一例である。
減光フィルタ部28は、透過する投影光1(投影用レーザ光)の光量を調整(減光)する機能を有している。具体的には、外部環境が比較的明るい場合には、減光フィルタ部28の減光比(透過光の減光の大きさ)を小さめに設定することにより透過する光量を外部環境に合わせて増加させるとともに、外部環境が比較的暗い場合には、減光フィルタ部28の減光比(透過光の減光の大きさ)を大きめに設定することにより透過する光量を外部環境に合わせて減少させるように構成されている。たとえば、自動車90(図2参照)が日中に走行したり夜間でも比較的明るい場所に停車したりする際には減光フィルタ部28の減光比が相対的に小さめに設定される(減光フィルタ部28を透過する光量を増やす)とともに、自動車90がトンネル内や夜間走行する際には減光フィルタ部28の減光比が相対的に大きめに設定される(減光フィルタ部28を透過する光量を減らす)ように構成されている。これにより、外部環境の明るさに応じて投影光1が適切な明るさに調整された投影画像92をユーザ(運転者)93が視認することが可能に構成されている。なお、後述するが、減光フィルタ部28の減光比を変更する動作は、外光センサ34から主制御部32に入力される外部環境の明るさに対応する検出信号に基づいて行われるように構成されている。
また、図1に示すように、減光フィルタ部28は、吸収型の減光フィルタ(NDフィルタ)28aと減光フィルタ(NDフィルタ)28bとを有している。また、減光フィルタ28aは、3つの領域2a、領域2bおよび領域2cが互いに隣接して直線状(列状)に配置されている。ここで、領域2aは透明(透過率:100%)であり、領域2b(透過率:約24%)および領域2c(透過率:約5.3%)は、この順に減光比が大きくなるように構成されている。すなわち、領域2aは投影光1を減光させることなく透過させる一方、領域2cは投影光1を減光フィルタ28aの中で最も大きく減光させて(透過光量を最も少なくさせて)透過させる機能を有している。同様に、減光フィルタ28bは、3つの領域3a、領域3bおよび領域3cが互いに隣接して列状に配置されて形成されている。ここで、領域3aは透明(透過率:100%)であり、領域3b(透過率:約5.3%)および領域3c(透過率:約1.3%)はこの順に減光比が大きくなるように構成されている。すなわち、領域3aは投影光1を減光させることなく透過し、領域3cは投影光1を減光フィルタ28bの中で最も大きく減光させて(透過光量を最も少なくさせて)透過させる機能を有している。
また、駆動部29は、減光フィルタ28aおよび28bをそれぞれ互いに独立してスライド移動させるためのスライド機構(図示せず)を備えている。このようなスライド機構は、たとえば、ステッピングモータと、ステッピングモータの回転軸に接続されたボールねじ軸と、減光フィルタ28a(28b)側に取り付けられるとともにボールねじ軸に螺合されるナット部材とにより構成されている。そして、ステッピングモータの回転制御に伴ってナット部材がボールねじ軸上を直線移動されることにより、減光フィルタ28a(28b)は所定位置に移動される。したがって、駆動部29には、減光フィルタ28aをスライド移動させるためのスライド機構(ステッピングモータ、ボールねじ軸およびナット部材)と、減光フィルタ28bをスライド移動させるためのスライド機構(ステッピングモータ、ボールねじ軸およびナット部材)とが設けられている。そして、2枚の減光フィルタ28aおよび28bは、投影光1の光路L1に沿った方向に略平行に並べられた状態で、各々が投影光1の光路L1を横切る方向に機械的に移動されるように構成されている。
そして、減光フィルタ部28における2枚の減光フィルタ28aおよび28bを所定の制御動作にしたがって移動させることにより、投影光1が減光される。すなわち、図3に示すように、2枚の減光フィルタ28aおよび28bの移動位置によって減光フィルタ28aの領域2a、領域2bおよび領域2cのいずれか1つの領域と、減光フィルタ28bの領域3a、領域3bおよび領域3cのいずれか1つの領域とが重ね合されることにより、減光比が6段階(「設定1」〜「設定6」)に変更可能になるように構成されている。
より具体的には、「設定1」では、透過率が共に約100%の領域2aおよび領域3a(図1参照)が重ねられて減光比=1の状態(明るさが約100%=略減光されない状態)が得られる。また、「設定2」では、透過率が約24%の領域2b(図1参照)と透過率が約100%の領域3aとが重ねられて減光比=約24(明るさ:約24%)の状態が得られる。また、「設定3」では、透過率が約100%の領域2aと透過率が約5.3%の領域3b(図1参照)とが重ねられて減光比=約19(明るさ:約5.3%)の状態が得られる。また、「設定4」では、透過率が約100%の領域2aと透過率が約1.3%の領域3c(図1参照)とが重ねられて減光比=約77(明るさ:約1.3%)の状態が得られる。また、「設定5」では、透過率が約24%の領域2bと透過率が約1.3%の領域3cとが重ねられて減光比=約364(明るさ:約0.3%)の状態が得られる。また、「設定6」では、透過率が約5.3%の領域2c(図1参照)と透過率が約1.3%の領域3cとが重ねられて減光比=約1470(明るさ:約0.07%)の状態が得られる。このように、減光フィルタ部28では、投影光1の透過光量を減少させるための領域2a〜領域2cのいずれかのフィルタ領域と領域3a〜領域3cのいずれかのフィルタ領域との組み合わせが「設定1」から「設定6」までの間で任意の設定位置に択一的に変更されることによって、減光フィルタ部28単独で投影光1の透過光量を段階的に調整することが可能に構成されている。
また、プロジェクタ部20(図1参照)では、減光フィルタ部28における減光比の段階的な調整動作に加えて、光発生部24(図1参照)の輝度(赤色LD24a、緑色LD24bおよび青色LD24cの各々の輝度の合成輝度値)が光源制御部21(LDドライバ22)によって調整(微調整)されるように構成されている。
すなわち、図3に示すように、減光フィルタ部28が「設定1」(減光比=1)でありかつ光発生部24(図1参照)の輝度(合成輝度値)が100%の場合、プロジェクタ部20(図1参照)から出射される最終的な投影光1(出力投影光)の明るさは略100%の状態が得られる。そして、「設定1」(減光比=1)を維持したまま光発生部24の輝度(RGB合成輝度値)を徐々に減少させることにより、最終的な投影光1(出力投影光)の明るさは24%付近(減光比が5付近)まで減少される。また、減光フィルタ部28が「設定2」(減光比=5)でありかつ光発生部24の輝度が約90%の場合に最終的な投影光1(出力投影光)の明るさは24%の状態が得られる。そして、「設定2」(減光比=5)を維持したまま光発生部24の輝度(RGB合成輝度値)を徐々に減少させることにより、最終的な投影光1(出力投影光)の明るさは5.3%付近(減光比が19付近)まで減少される。また、減光フィルタ部28が「設定3」(減光比=19)でありかつ光発生部24の輝度が約90%の場合に最終的な投影光1(出力投影光)の明るさは5.3%の状態が得られる。そして、「設定3」(減光比=19)を維持したまま光発生部24の輝度(RGB合成輝度値)を徐々に減少させることにより、最終的な投影光1(出力投影光)の明るさは1.3%付近(減光比が77付近)まで減少される。以降、減光フィルタ部28が「設定4」、「設定5」および「設定6」の各々の状態においても光発生部24の輝度を最大輝度から最少輝度の間で変化させる調光制御が繰り返される。そして、「設定6」(減光比=1470)を維持したまま光発生部24の輝度(RGB合成輝度値)を徐々に減少させることにより、最終的な投影光1(出力投影光)の明るさは0.02%付近(減光比が5000付近)まで減少される。
このように、HUD装置100(図1参照)では、減光フィルタ部28の減光比の組み合わせ(「設定1」〜「設定6」)と光発生部24の輝度調整によって投影光1の明るさは100%(減光比が1)〜約0.02%(減光比が5000)までの間で変更されるように構成されている。また、図3に記載された設定値は、メモリ部35(図1参照)に調光制御テーブル35a(図1参照)となって記憶されている。
ここで、本実施形態では、投影光1の輝度(RGB輝度)が調整可能な光発生部24と投影光1の透過光量(減光比)が調整可能な減光フィルタ部28とを組み合わせて投影光1の明るさを調整する際に、光発生部24または減光フィルタ部28のいずれか一方の投影光1の明るさを減少させる方向の制御が、光発生部24または減光フィルタ部28のいずれか他方の投影光1の明るさを増加させる方向の制御よりも先に行われるように構成されている。
たとえば、一例として、図4に示すように、光発生部24と減光フィルタ部28とを組み合わせて投影光1の明るさを任意の状態A1から状態A1よりも暗い任意の状態A2に変更する際に、本実施形態では、制御経路101(太実線で示す)に沿って減光フィルタ部28による透過光量を減少させる制御が光発生部24による投影光1の輝度を増加させる制御よりも先に行われるように構成されている。すなわち、本実施形態では、状態A1から状態A2に変更する際に、比較例1に示されるような制御経路102(破線で示す)に沿った調光制御(光発生部24により投影光1の輝度を増加させ、その後、減光フィルタ部28により透過光量を減少させる制御)は行われない。もし、比較例1のように制御経路102に沿った調光制御を行った場合には、投影光1の明るさが状態A1から一時的(瞬間的)に明るくなる状態B1を経た後に最終的な状態A2に移行される。この場合、フロントガラス91内の投影画像92(投影光1)が目に映り込んでいるユーザ(運転者)93にとっては、投影画像92の明るさが暗くなる過程で瞬間的に投影画像92が明るくなった後に暗くなるので、瞬間的な明るさが目にインパクトを与えてしまい快適な視認環境が損なわれることになる。これに対して、本実施形態における制御経路101に沿った調光制御を行った場合には、投影光1の明るさが状態A1から一時的に暗くなった後に最終的な状態A2に移行されるので、瞬間的な明るさがユーザ(運転者)93の目にインパクトを与えることが回避される。このように、投影光1の明るさが変更前の状態から一時的(瞬間的)に明るくなった後に最終的な変更後の状態に移行されるのが回避されるように構成されている。なお、状態A1および状態A2は、それぞれ、本発明の「第1状態」および「第2状態」の一例である。
ここで、状態A1から状態A2に投影光1の明るさを減少させる制御は、図3においては、たとえば、減光フィルタ部28が「設定2」でかつ光発生部24の輝度が約20%の制御ポイントから、減光フィルタ部28が「設定5」でかつ光発生部24の輝度が約92%の制御ポイントへと移行する場合が挙げられる。この場合、制御経路101(図4参照)にしたがって、まず、減光フィルタ部28を「設定2(減光比が約24)」から「設定5(減光比が約364)」へ透過光量を減少させる制御が行われ、その後、光発生部24による投影光1の輝度を約20%から約92%に増加させる制御が行われる。なお、状態A1から状態A2に明るさを減少させる制御は、ここに例示した制御ポイント間の移行制御以外にも存在する。これらの制御ポイント間の移行制御においても制御経路101(図4参照)が適用される。
また、他の例として、図5に示すように、光発生部24と減光フィルタ部28とを組み合わせて投影光1の明るさを状態A1から状態A1よりも明るい状態A3に変更する際に、本実施形態では、制御経路201(太実線で示す)に沿って光発生部24による投影光1の輝度を減少させる制御が減光フィルタ部28による透過光量を増加させる制御よりも先に行われるように構成されている。すなわち、本実施形態では、状態A1から状態A3に変更する際に、比較例2に示されるような制御経路202(破線で示す)に沿った調光制御(減光フィルタ部28により透過光量を増加させた後、光発生部24により投影光1の輝度を減少させる制御)は行われない。もし、制御経路202に沿った調光制御を行った場合には、投影光1の明るさが状態A1から一時的(瞬間的)に明るくなる状態B2を経た後に最終的な状態A3に移行される。この場合も、フロントガラス91内の投影画像92(投影光1)が目に映り込んでいるユーザ(運転者)93にとっては、投影画像92の明るさが暗くなる過程で瞬間的に投影画像92が明るくなった後に暗くなるので、瞬間的な明るさが目にインパクトを与えてしまい快適な視認環境が損なわれることになる。これに対して、制御経路201に沿った調光制御を行った場合には、投影光1の明るさが状態A1から一時的に暗くなった後に最終的な状態A3に移行されるので、瞬間的な明るさがユーザ(運転者)93の目にインパクトを与えることが回避される。このように、投影光1の明るさが変更前の状態から一時的(瞬間的)に明るくなった後に最終的な変更後の状態に移行されるのが回避されるように構成されている。なお、状態A3は、本発明の「第3状態」の一例である。
ここで、状態A1から状態A3に投影光1の明るさを増加させる制御は、図3においては、たとえば、減光フィルタ部28が「設定5」でかつ光発生部24の輝度が約92%の制御ポイントから、減光フィルタ部28が「設定2」でかつ光発生部24の輝度が約20%の制御ポイントへと移行する場合が挙げられる。この場合、制御経路201(図5参照)にしたがって、まず、光発生部24による投影光1の輝度を約92%から約20%に減少させる制御が行われ、その後、減光フィルタ部28を「設定5(減光比が約364)」から「設定2(減光比が約24)」へ透過光量を増加させる制御が行われる。なお、状態A1から状態A3に明るさを増加させる制御は、上記例示した制御ポイント間の移行制御以外にも存在する。これらの制御ポイント間の移行制御においても制御経路201(図5参照)が適用される。
また、減光フィルタ部28(図1参照)による透過光量を減少させる制御が光発生部24(図1参照)による投影光1の輝度を増加させる制御よりも先に行われる際、本実施形態では、減光フィルタ28a(領域2a〜領域2c(図1参照))と減光フィルタ28b(領域3a〜領域3c(図1参照))との組み合わせを変更して減光フィルタ部28を透過する透過光量を減少させる制御が行われた後に、光発生部24による投影光1の輝度(RGB合成輝度値)を増加させる制御が行われるように構成されている。すなわち、減光フィルタ28a(領域2a〜領域2c)および減光フィルタ28b(領域3a〜領域3c)の各々を駆動部29により機械的に移動させる移動動作が完了した後に、光発生部24の出力を電気的に変化させて投影光1の輝度(RGB合成輝度値)を増加させる制御が行われるように構成されている。
なお、上記では、制御上、減光フィルタ部28による透過光量を減少させる制御と光発生部24による投影光1のRGB輝度を増加させる制御とを組み合わせた場合、および、光発生部24による投影光1のRGB輝度を減少させる制御と減光フィルタ部28による透過光量を増加させる制御とを組み合わせた場合に、共に、投影光1の明るさを減少させる方向の制御が投影光1の明るさを増加させる方向の制御よりも先に行われるように構成している。これに対して、本実施形態では、光発生部24の投影光1の明るさの増加方向または減少方向と減光フィルタ部28の投影光1の明るさの増加方向または減少方向とが同じ場合には、光発生部24による投影光1の明るさを調整する制御と減光フィルタ部28による投影光1の明るさを調整する制御とを並行して行うように構成されている。
すなわち、減光フィルタ部28による透過光量を増加させる(減光比を減少させる)制御と光発生部24による投影光1の輝度を増加させる制御とを行う必要がある場合、光発生部24による投影光1の明るさを調整する制御と、減光フィルタ部28による投影光1の明るさを調整する制御とを、並行して(同時進行的に)行うように構成されている。また、減光フィルタ部28による透過光量を減少させる(減光比を増加させる)制御と光発生部24による投影光1の輝度を減少させる制御とを行う必要がある場合、光発生部24による投影光1の明るさを調整する制御と、減光フィルタ部28による投影光1の明るさを調整する制御とを、並行して(同時進行的に)行うように構成されている。
また、図1に示すように、MEMSミラー30は、所定のタイミングで第1の方向(水平方向)および第1の方向と直交する第2の方向(垂直方向)の2軸まわりに姿勢(傾斜角度)を動的に変化させることにより、光学レンズ部27を透過してMEMSミラー30に入射(照射)された赤色(R色)、緑色(G色)および青色(B色)の各色レーザ光を1つに集光させた状態でフロントガラス91(図1参照)における水平方向(横方向(X方向))および垂直方向(縦方向(Y方向))の2軸まわりに走査させる機能を有している。また、光検出器31は、赤色LD24a、緑色LD24bおよび青色LD24cの各々から照射されるレーザ光が合成された投影光1(投影用レーザ光)の輝度を検出する機能を有するとともに、検出信号が光源制御部21の制御にフィードバックされるように構成されている。
また、主制御部32は、プロジェクタ部20の動作を統括的に制御する機能を有している。映像処理部33は、外部入力された映像を解析して画素情報を認識する機能を有している。また、映像処理部33は、外部入力された映像を主制御部32により生成された信号波形に乗せて光源制御部21に出力する機能を有する。また、外光センサ34は、外部環境の明るさに対応する検出信号を主制御部32に対して入力する機能を有している。したがって、外光センサ34からの外部環境の明るさに対応する検出信号に基づいて減光フィルタ部28の減光比と光発生部24の輝度設定値(R色輝度値、G色輝度値およびB色輝度値)とが主制御部32において演算される。そして、主制御部32の演算結果に基づいて、光源制御部21(LDドライバ22)および駆動部29がそれぞれ駆動制御される。また、メモリ部35内の所定領域には、主制御部32が実行する制御プログラムに加えて、上述した減光フィルタ部28の減光比の設定値および光発生部24の輝度設定値など(図3参照)が調光制御テーブル35aの状態で格納されている。また、メモリ部35は、制御プログラムが実行される際の制御上のパラメータを一時的に保存する作業用メモリとしても用いられる。このようにして、本実施形態のHUD装置100は構成されている。
次に、図1、図2および図4〜図6を参照して、本実施形態によるHUD装置100によって自動車90のフロントガラス91への投影動作が行われる際の主制御部32の処理フローについて説明する。なお、以下では、自動車90(図2参照)が走行中に、外部環境の明るさが急激に変化し、これに追従するようにフロントガラス91(図2参照)に投影される投影画像92(図2参照)の明るさが変更される際の主制御部32(図1参照)の処理フローについて説明する。すなわち、主制御部32により現在設定されている投影光1の明るさが、外部環境の明るさに追従して別な明るさに制御上の設定値が変更された際に実際に実行される制御動作についての説明を行う。
図6に示すように、まず、ステップS1では、現在設定されている減光フィルタ部28(図1参照)の減光比に対して次に設定変更される減光フィルタ部28の減光比が大きいか否か(透過率が小さくなるか否か)が主制御部32(図1参照)により判断される。
ステップS1において現在設定されている減光フィルタ部28の減光比よりも次に設定変更される減光フィルタ部28の減光比が大きい(透過光量が小さくなる)と判断された場合、ステップS2では、現在設定されている光発生部24(図1参照)の輝度値(RGB輝度値)に対して次に設定変更される光発生部24の輝度値(RGB輝度値)が大きいか否かが主制御部32によりさらに判断される。
ここで、本実施形態では、ステップS2において現在設定されている光発生部24の輝度値(RGB輝度値)に対して次に設定変更される光発生部24の輝度値(RGB輝度値)が大きいと判断された場合、まず、ステップS3において減光フィルタ部28内の減光フィルタ28aおよび28bが各々所定位置に移動されることにより、減光フィルタ部28を用いて投影光1の透過光量を減少させる制御がまず行われる。そして、次に、ステップS4において光源制御部21(図1参照)の指令に基づき光発生部24からの投影光1の輝度を増加させる制御が行われる。たとえば、図4においては、制御経路101(太実線)を辿るような制御が実行される。これにより、HUD装置100(図1参照)では、それまでの投影光1の明るさの状態A1から、状態B1(比較例1)を経ることなく変更後の明るさの状態A2に移行されるとともに本制御フローが終了される。
また、図6に示すように、ステップS2において現在設定されている光発生部24の輝度値(RGB輝度値)に対して次に設定変更される光発生部24の輝度値(RGB輝度値)が小さいと判断された場合、本実施形態では、ステップS5において、減光フィルタ部28内の減光フィルタ28aおよび28bを各々移動させて投影光1の透過光量を減少させる(減光比を増加させる)制御と、光源制御部21の指令に基づき光発生部24からの投影光1の輝度を減少させる制御とが、並行して行われる。すなわち、駆動部29(図1参照)による減光フィルタ28aおよび28bの機械的な移動動作と光源制御部21(図1参照)に基づくLDドライバ22(図1参照)による光発生部24の電気的な調光制御とが同時進行的に実行される。これにより、HUD装置100では、それまでの投影光1の明るさの状態から、変更後の明るさの状態に移行されるとともに本制御フローが終了される。
一方、ステップS1において現在設定されている減光フィルタ部28の減光比よりも次に設定変更される減光フィルタ部28の減光比が小さい(透過光量が大きくなる)と判断された場合、ステップS6では、現在設定されている光発生部24の輝度値(RGB輝度値)に対して次に設定変更される光発生部24の輝度値(RGB輝度値)が小さいか否かが主制御部32によりさらに判断される。
ここで、本実施形態では、ステップS6において現在設定されている光発生部24の輝度値(RGB輝度値)に対して次に設定変更される光発生部24の輝度値(RGB輝度値)が小さいと判断された場合、まず、ステップS7において光源制御部21の指令に基づき光発生部24からの投影光1の輝度を減少させる制御が行われる。そして、次に、ステップS8において減光フィルタ部28内の減光フィルタ28aおよび28bが各々所定位置に移動されることにより、減光フィルタ部28を用いて投影光1の透過光量を増加させる制御が次に行われる。たとえば、図5においては、制御経路201(太実線)を辿るような制御が実行される。これにより、HUD装置100(図1参照)では、それまでの投影光1の明るさの状態A1から、状態B2(比較例2)を経ることなく変更後の明るさの状態A3に移行されるとともに本制御フローが終了される。
また、ステップS6において現在設定されている光発生部24の輝度値(RGB輝度値)に対して次に設定変更される光発生部24の輝度値(RGB輝度値)が大きいと判断された場合、本実施形態では、ステップS5において、減光フィルタ部28内の減光フィルタ28aおよび28bを各々移動させて投影光1の透過光量を増加させる(減光比を減少させる)制御と、光源制御部21の指令に基づき光発生部24からの投影光1の輝度を増加させる制御とが、並行して行われる。すなわち、駆動部29による減光フィルタ28aおよび28bの機械的な移動動作と光源制御部21に基づくLDドライバ22による光発生部24の電気的な調光制御とが同時進行的に実行される。これにより、HUD装置100では、それまでの投影光1の明るさの状態から、変更後の明るさの状態に移行されるとともに本制御フローが終了される。なお、本制御フロー終了後は、所定の制御周期が経過した後に、再び、図6に示した本制御フローが実行される。
本実施形態では、上記のように、投影光1の輝度(RGB輝度)が調整可能に構成された光発生部24と投影光1の透過光量(減光比)が調整可能に構成された減光フィルタ部28とを組み合わせて投影光1の明るさを調整する際に、光発生部24または減光フィルタ部28のいずれか一方の投影光1の明るさを減少させる方向の制御が、光発生部24または減光フィルタ部28のいずれか他方の投影光1の明るさを増加させる方向の制御よりも先に行われる。これにより、投影光1の明るさが変更前の状態から変更後の状態に移行される過程で、制御上、一方の調光制御手段(光発生部24または減光フィルタ部28)を用いて投影光1の明るさを減少させた後に他方の調光制御手段(減光フィルタ部28または光発生部24)を用いて投影光1の明るさを増加させるので、投影光1の明るさが変更前の状態から一時的(瞬間的)に明るくなった後に最終的な変更後の状態に移行されるのを回避することができる。これにより、光発生部24と減光フィルタ部28とを用いて投影光1の調光制御を行う際に、投影光1の明るさが瞬間的に増大するのを回避することができる。特に、フロントガラス91を凝視するユーザ93の視界内に投影画像92(投影光1)を直接的に映し込むようなHUD装置100においては、投影画像92を作り出す投影光1の調光制御中に投影光1の明るさが瞬間的に増大することが回避される。したがって、投影画像92を見ながら自動車90を運転するユーザ(運転者)93にとっては快適な視認環境が損なわれないので、本実施形態におけるHUD装置100は非常に有用である。
また、本実施形態では、光発生部24と減光フィルタ部28とを組み合わせて投影光1の明るさを状態A1から状態A1よりも暗い状態A2に変更する際に、減光フィルタ部28による透過光量を減少させる制御が、光発生部24による投影光1の輝度を増加させる制御よりも先に行われるように構成されている。このように、減光フィルタ部28による透過光量を減少させる制御と光発生部24による投影光1の輝度を増加させる制御とを組み合わせて投影光1の明るさを調整する際に、先に透過光量を減少させる制御を行うことにより、状態A1(図4参照)と状態A2(図4参照)との間に状態A1よりも一時的(瞬間的)に明るさが増す現象(状態B1の状態)が引き起こされなくなるので、HUD装置100により投影される投影画像92をユーザ(運転者)93が視聴(視認)する際の快適性が損なわれるのを有効に回避することができる。
また、本実施形態では、光発生部24と減光フィルタ部28とを組み合わせて投影光1の明るさを状態A1から状態A1よりも明るい状態A3に変更する際に、光発生部24による投影光1の輝度(RGB合成輝度値)を減少させる制御が、減光フィルタ部28による透過光量を増加させる制御よりも先に行われるように構成されている。このように、減光フィルタ部28による透過光量を増加させる制御と光発生部24による投影光1の輝度を減少させる制御とを組み合わせて投影光1の明るさを調整する際に、先に輝度(RGB合成輝度値)を減少させる制御を行うことにより、状態A1(図5参照)と状態A3(図5参照)との間に状態A1よりも一時的(瞬間的)に明るさが増す現象(状態B2の状態)が引き起こされなくなるので、HUD装置100により投影される投影画像92をユーザ(運転者)93が視聴(視認)する際の快適性が損なわれるのを有効に回避することができる。
また、本実施形態では、減光フィルタ部28は、透過光量を減少させるための減光フィルタ28a(領域2a〜領域2c)および減光フィルタ28b(領域3a〜領域3c)の各々の組み合わせを変更することによって透過光量を調整可能に構成されている。そして、減光フィルタ部28による透過光量を減少させる制御が光発生部24による投影光1の輝度を増加させる制御よりも先に行われる際、減光フィルタ28a(領域2a〜領域2c)および減光フィルタ28b(領域3a〜領域3c)の組み合わせを変更して透過光量を減少させる制御が行われた後に、光発生部24による投影光1の輝度を増加させる制御が行われるように構成されている。これにより、減光フィルタ28a(領域2a〜領域2c)および減光フィルタ28b(領域3a〜領域3c)を用いて透過光量を細かく調整するようにHUD装置100を構成した場合であっても、減光フィルタ28aおよび28bの組み合わせを変更して透過光量を確実に減少させた後に光発生部24による投影光1の輝度を増加させることができるので、投影光1の明るさが変更前の状態から一時的(瞬間的)に明るくなった後に最終的な変更後の状態に移行されるのを確実に回避することができる。
また、本実施形態では、光発生部24(赤色LD24a、緑色LD24bおよび青色LD24c)は、出力を電気的に変化させることにより光発生部24(赤色LD24a、緑色LD24bおよび青色LD24cの各々)から出射される投影光1の輝度を調整するように構成されている。また、減光フィルタ部28は、減光フィルタ28a(領域2a〜領域2c)および減光フィルタ28b(領域3a〜領域3c)の各々を投影光1の光路L1を横切る方向に機械的に移動させることにより透過光量を調整するように構成されている。そして、減光フィルタ部28による透過光量を減少させる制御が光発生部24による投影光1の輝度を増加させる制御よりも先に行われる際、減光フィルタ28a(領域2a〜領域2c)および減光フィルタ28b(領域3a〜領域3c)を機械的に移動させる移動動作が完了した後に、光発生部24の出力を電気的に変化させて投影光1の輝度を増加させる制御が行われるように構成されている。これにより、機械的な移動動作を伴う減光フィルタ部28の調光制御を確実に完了させて減光フィルタ部28を透過する透過光量を確実に減少させた後に電気的な出力制御により光発生部24による投影光1の輝度を増加させることができるので、投影光1の明るさが変更前の状態から一時的(瞬間的)に明るくなった後に最終的な変更後の状態に移行されるのを確実に回避することができる。
また、本実施形態では、光発生部24と減光フィルタ部28とを組み合わせて投影光1の明るさを調整する際に、光発生部24の投影光1の明るさの増加方向または減少方向と減光フィルタ部28の投影光1の明るさの増加方向または減少方向とが同じ場合には、光発生部24による投影光1の明るさを調整する制御と減光フィルタ部28による投影光1の明るさを調整する制御とを並行して行うように構成されている。これにより、一方の調光制御手段(光発生部24または減光フィルタ部28)と他方の調光制御手段(減光フィルタ部28または光発生部24)との調光制御に関するタイミング(順序)に起因して投影光1の瞬間的な明るさが増大するのを回避する必要がない場合には、光発生部24による調光制御と減光フィルタ部28による調光制御とを同時進行的に行うことができる。したがって、光発生部24による調光制御と減光フィルタ部28による調光制御とを所定の順序で順次行う場合と異なり、より短い制御時間で調光制御を行うことができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、HUD装置100を自動車90に搭載した例について示した、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、列車や航空機の運転席および/または客席前方など、自動車以外の輸送用機器でユーザが投影画像を凝視するような場所にHUD装置を搭載してもよい。また、図7に示す変形例のように、本発明を、プロジェクタ部20aと、ユーザの視線の前方に配置される透明表示板391とを備え、ユーザの頭部に装着可能なHUD装置300に適用してもよい。なお、HUD装置300、は本発明の「プロジェクタ」の一例であり、透明表示板391は、本発明の「表示板」の一例である。
また、上記実施形態では、主制御部32の調光制御に関する制御フロー(図6参照)において、減光フィルタ部28の減光比の現在の制御ポイントと変更後の制御ポイントとの大小比較(増減比較)をまず行い、次に、光発生部24の輝度値の現在の制御ポイントと変更後の制御ポイントとの大小比較(増減比較)を行うように構成した例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、主制御部32の調光制御に関する制御フローにおいて、光発生部24の輝度値の現在の制御ポイントと変更後の制御ポイントとの大小比較(増減比較)を先に行い、減光フィルタ部28の減光比の現在の制御ポイントと変更後の制御ポイントとの大小比較(増減比較)を次に行うように構成してもよい。
また、上記実施形態では、減光フィルタ部28を減光フィルタ28aおよび28bにより構成した例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、減光フィルタ部28が互いに異なる透過光量(減光比)を有するフィルタ領域が繋げられた1枚の減光フィルタにより構成されていてもよいし、3枚以上の減光フィルタにより構成されていてもよい。また、1枚の減光フィルタにおいては互いに異なる透過光量(減光比)を有するフィルタ領域が円環状に繋げられるとともに駆動部29によって減光フィルタの回動位置制御に伴う透過光量の制御が行われるように構成していてもよい。
また、上記実施形態では、光発生部24を赤色LD24a、緑色LD24bおよび青色LD24cにより構成した例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明の光発生部を、2つ、または、4つ以上のレーザ光源を設けて構成してもよい。
また、上記実施形態では、本発明の光発生部の一例として、赤色LD24a、緑色LD24bおよび青色LD24cからなるレーザ光源を用いた例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明の光発生部をレーザ光源以外の光源を用いて構成してもよい。
また、上記実施形態では、説明の便宜上、主制御部32の制御処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、主制御部32の処理を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
1 投影光
2a、2b、2c 領域
3a、3b、3c 領域
24 光発生部(第1調光制御手段)
24a 赤色LD(光発生部)
24b 緑色LD(光発生部)
24c 青色LD(光発生部)
28 減光フィルタ部(第2調光制御手段)
28a、28b 減光フィルタ
32 主制御部
91 フロントガラス(表示板)
100、300 ヘッドアップディスプレイ装置(プロジェクタ)
391 透明表示板(表示板)

Claims (8)

  1. 投影光の明るさを調整する第1調光制御手段と、
    前記第1調光制御手段とは別個に構成され、前記投影光の明るさを調整する第2調光制御手段とを備え、
    前記第1調光制御手段と前記第2調光制御手段とを組み合わせて前記投影光の明るさを調整する際に、前記第1調光制御手段または前記第2調光制御手段のいずれか一方の前記投影光の明るさを減少させる方向の制御が、前記第1調光制御手段または前記第2調光制御手段のいずれか他方の前記投影光の明るさを増加させる方向の制御よりも先に行われるように構成されている、プロジェクタ。
  2. 前記第1調光制御手段は、前記投影光の輝度が調整可能に構成された光発生部であり、
    前記第2調光制御手段は、前記投影光の透過光量が調整可能に構成された減光フィルタ部であり、
    前記光発生部と前記減光フィルタ部とを組み合わせて前記投影光の明るさを調整する際に、前記光発生部による前記投影光の輝度を減少させる制御が前記減光フィルタ部による前記透過光量を増加させる制御よりも先に行われるか、または、前記減光フィルタ部による前記透過光量を減少させる制御が前記光発生部による前記投影光の輝度を増加させる制御よりも先に行われるように構成されている、請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記光発生部と前記減光フィルタ部とを組み合わせて前記投影光の明るさを第1状態から前記第1状態よりも暗い第2状態に変更する際に、前記減光フィルタ部による前記透過光量を減少させる制御が、前記光発生部による前記投影光の輝度を増加させる制御よりも先に行われるように構成されている、請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記光発生部と前記減光フィルタ部とを組み合わせて前記投影光の明るさを第1状態から前記第1状態よりも明るい第3状態に変更する際に、前記光発生部による前記投影光の輝度を減少させる制御が、前記減光フィルタ部による前記透過光量を増加させる制御よりも先に行われるように構成されている、請求項2または3に記載のプロジェクタ。
  5. 前記減光フィルタ部は、前記透過光量を減少させるための複数の減光フィルタの組み合わせを変更することによって前記透過光量を調整可能に構成されており、
    前記減光フィルタ部による前記透過光量を減少させる制御が前記光発生部による前記投影光の輝度を増加させる制御よりも先に行われる際、前記減光フィルタの組み合わせを変更して前記透過光量を減少させる制御が行われた後に、前記光発生部による前記投影光の輝度を増加させる制御が行われるように構成されている、請求項2〜4のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
  6. 前記光発生部は、出力を電気的に変化させることにより前記光発生部から出射される前記投影光の輝度を調整するように構成されており、
    前記減光フィルタ部は、複数の減光フィルタの各々を前記投影光の光路を横切る方向に機械的に移動させることにより前記透過光量を調整するように構成されており、
    前記減光フィルタ部による前記透過光量を減少させる制御が前記光発生部による前記投影光の輝度を増加させる制御よりも先に行われる際、前記減光フィルタを機械的に移動させる移動動作が完了した後に、前記光発生部の出力を電気的に変化させて前記投影光の輝度を増加させる制御が行われるように構成されている、請求項2〜5のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
  7. 前記第1調光制御手段と前記第2調光制御手段とを組み合わせて前記投影光の明るさを調整する際に、前記第1調光制御手段の前記投影光の明るさの増加方向または減少方向と前記第2調光制御手段の前記投影光の明るさの増加方向または減少方向とが同じ場合には、前記第1調光制御手段による前記投影光の明るさを調整する制御と前記第2調光制御手段による前記投影光の明るさを調整する制御とを並行して行うように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
  8. 表示板に投影される投影光の明るさを調整する第1調光制御手段と、
    前記第1調光制御手段とは別個に駆動され、前記投影光の明るさを調整する第2調光制御手段とを備え、
    前記第1調光制御手段と前記第2調光制御手段とを組み合わせて前記投影光の明るさを調整する際に、前記第1調光制御手段または前記第2調光制御手段のいずれか一方の前記投影光の明るさを減少させる方向の制御が、前記第1調光制御手段または前記第2調光制御手段のいずれか他方の前記投影光の明るさを増加させる方向の制御よりも先に行われるように構成されている、ヘッドアップディスプレイ装置。
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