JP2017116626A - ヘッドアップディスプレイ装置、及び制御方法 - Google Patents

ヘッドアップディスプレイ装置、及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ヘッドアップディスプレイ装置、及びその制御方法、を提供する。【解決手段】本実施の形態にかかるヘッドアップディスプレイ装置は、表示信号に応じて、映像光を投射する映像光投射部120と、映像光投射部120からの映像光L1を反射する反射部140と、反射部140で反射された映像光L1の一部を反射して、虚像を表示させるコンバイナ160と、コンバイナ160が映像光L1を反射する方向から制御光L3がコンバイナ160に入射した場合に、コンバイナ160で反射された制御光L3を受光可能な位置に配置された光センサ150であって、縦方向における前記制御光の受光位置に応じて受光信号を出力する光センサ150と、光センサ150で受光された制御光及び縦方向における受光位置に基づいて、制御を行う制御部110と、を備えたものである。【選択図】図3

Description

本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置、及びその制御方法に関する。
近年、車両用表示装置として、いわゆるヘッドアップディスプレイが開発されている。例えば、特許文献1には、信号光を投射する表示器と、ミラーと、コンバイナとを備えているヘッドアップディスプレイ装置が開示されている。このヘッドアップディスプレイシステムでは、表示器から投射された光はミラーで反射して、コンバイナに入射する。そして、観察者がコンバイナ越しに表示画像を視認する。特許文献1のヘッドアップディスプレイ装置は、車両のダッシュボード上や、ダッシュボード内に設置されている。
特開2000−284213号公報
特許文献1では、表示画像の明るさを調整するために、光センサ、リモートコントロール装置、及び手動輝度調整装置等が用いられている。光センサは、車両のダッシュボード上等に配置される。具体的には、光センサが映像信号を伝送するケーブルの中途部に設けられている。光センサは、車両の前方からの外光を直接受光できるように配置されている。光センサによって検出された周囲光の光量に応じて、映像信号の輝度信号成分が調整される。
さらに、リモートコントローラ装置によって変調された近赤外光により、電源のオン、オフや経路設定用情報の入力などが可能となる。具体的には、上記の光センサが、リモートコントローラ装置から制御信号光を受光する。そのため、フロントガラスに制御光を構成する近赤外線を選択的に透過する波長選択フィルタが設けられている。リモートコントロール装置からの制御用信号光は、波長選択フィルタを透過した後、フロントガラスにより反射される。光センサは、フロントガラスにより反射された近赤外光を受光する。このように、特許文献1では、波長選択フィルタをフロントガラスに取り付ける必要がある。
また、ヘッドアップディスプレイ装置は、通常、車両に搭乗している運転者や同乗者によって操作される。したがって、リモートコントロール装置からの光を受光するための光センサは、運転者や同乗者の方向から光を受光できるように配置される必要がある。
車両のダッシュボード上に載置されたヘッドアップディスプレイ装置において、筐体に光センサを設けた場合、運転者や同乗者側に光センサが配置されることになる。したがって、光センサの受光部が運転者によって視認され、美観を損ねてしまう。また、特許文献1では、波長選択フィルタをフロントガラスに貼り付ける必要がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、簡便な構成で操作することができるヘッドアップディスプレイ装置、及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかるヘッドアップディスプレイ装置は、表示信号に応じて、映像光を投射する投射部と、前記投射部からの前記映像光を反射する反射部と、前記反射部で反射された前記映像光の一部を反射して、虚像を表示させるコンバイナと、前記コンバイナが前記映像光を反射する方向から制御光が前記コンバイナに入射した場合に、前記コンバイナで反射された前記制御光を受光可能な位置に配置された光センサであって、縦方向における前記制御光の受光位置に応じて受光信号を出力する光センサと、前記光センサで受光された制御光、及び縦方向における前記受光位置に基づいて、制御を行う制御部と、を備えたものである。
本発明の一態様にかかるヘッドアップディスプレイ装置の制御方法は、表示信号に応じて、映像光を投射する投射部と、前記投射部からの前記映像光を反射する反射部と、前記反射部で反射された前記映像光の一部を反射して、虚像を表示させるコンバイナと、を備えるヘッドアップディスプレイ装置の制御方法であって、前記コンバイナが前記映像光を反射する方向から入射した制御光を前記コンバイナが反射し、前記コンバイナで反射された前記制御光を光センサで受光し、前記光センサで受光した前記制御光の縦方向における受光位置に基づいて前記ヘッドアップディスプレイ装置を制御するものである。
本発明によれば、簡便な構成で操作することができるヘッドアップディスプレイ装置、及びその制御方法を提供することができる。
ヘッドアップディスプレイ装置が搭載されている自動車を模式的に示す図である。 ダッシュボード上に設置されたヘッドアップディスプレイ装置の構成を模式的に示す側面図である。 実施の形態1にかかるヘッドアップディスプレイ装置の構成を模式的に示す側面図である。 実施の形態1にかかるヘッドアップディスプレイ装置の制御構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかるヘッドアップディスプレイ装置の主要部の構成を模式的に示す上面図である。 実施の形態1にかかるヘッドアップディスプレイ装置の主要部の構成を模式的に示す側面図である。 反射部と受光素子の配置例を示す図である。 映像光と制御光の光路を説明するための上面図である。 映像光と制御光の光路を説明するための側面図である。 実施の形態1にかかるヘッドアップディスプレイ装置の制御方法を示すフローチャートである。 変形例1にかかるヘッドアップディスプレイ装置の構成を模式的に示す側面図である。 変形例1にかかるヘッドアップディスプレイ装置の主要部の構成を模式的に示す上面図である。 変形例1にかかるヘッドアップディスプレイ装置の主要部の構成を模式的に示す側面図である。 実施の形態2かかるヘッドアップディスプレイ装置の左右の入力操作を説明するための図である。 実施の形態2かかるヘッドアップディスプレイ装置の左右の入力操作を説明するための図である。 左右の入力操作により、投射位置が変更された投射映像を示す図である。 実施の形態2にかかるヘッドアップディスプレイ装置の制御方法を示すフローチャートである。 変形例2での投射映像を示す図である。 変形例2にかかるヘッドアップディスプレイ装置の制御方法を示すフローチャートである。 ステアリングホイールに発光部を設けた構成を示す図である。 実施の形態3にかかるヘッドアップディスプレイ装置の主要部の構成を模式的に示す上面図である。 実施の形態3にかかるヘッドアップディスプレイ装置の主要部の構成を模式的に示す上面図である。 反射部と受光素子の配置例を示す図である。 実施の形態3での投射画像の一例を示す図である。 実施の形態3にかかるヘッドアップディスプレイ装置の制御方法を示すフローチャートである。 変形例3での投射映像を示す図である。 変形例3にかかるヘッドアップディスプレイ装置の制御方法を示すフローチャートである。
実施の形態1.
〈全体構成〉
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、本実施の形態にかかるヘッドアップディスプレイ装置が、自動車のダッシュボードに搭載されているとして説明を行う。さらには、ヘッドアップディスプレイ装置は、自動車以外の車両や、車両以外の他の乗物に取り付けてもよい。
図1、図2は、自動車1のダッシュボード10上に設置されたヘッドアップディスプレイ装置100の構成を模式的に示す図である。図1では、運転者Pを観察者としている。ヘッドアップディスプレイ装置100からは所望の画像を表示させるように、生成、調整された映像光L1が発射される。ヘッドアップディスプレイ装置100はステアリングホイール12の前方に配置されている。
この映像光L1は、コンバイナ160(図1では図示を省略)に射出される。コンバイナ160は可視光の一部を透過して、一部を反射する。したがって、コンバイナ160は、映像光L1を運転者Pの方向に反射する。コンバイナ160で反射した映像光L1は、運転者Pの眼に入射し、網膜上に像を結ぶ。同時に、フロントガラス11には外界からの外光L2も入射する。外光L2はフロントガラス11を透過して、運転者Pの眼に入射する。したがって、外界からの外光L2とヘッドアップディスプレイ装置100からの映像光L1とがオーバーレイ(重畳)し、運転者Pの視界には外界の実景とヘッドアップディスプレイ装置100によって生成等された画像とが同時に見えることになる。コンバイナ160は、フロントガラス11の前方に虚像を表示させる。これにより、運転者Pがステアリングホイール12を操作中であっても、視線を落とさずに画像を視認することができる。
なお、以下の説明では、ヘッドアップディスプレイ装置100が自動車1のダッシュボード10上に置かれている状態での方向を基準に説明する。すなわち、自動車1の方向を基準の方向とする。例えば、フロントガラス11側を前方として、運転者P側を後方として説明する。同様に、自動車1のルーフ側を上方とし、地面側を下方とし、自動車1の横方向(左右方向)を側方として説明する。
(ヘッドアップディスプレイ装置100)
図3を用いて、ヘッドアップディスプレイ装置100の構成について詳細に説明する。図3は、ヘッドアップディスプレイ装置100の構成を模式的に示す側面図である。ヘッドアップディスプレイ装置100は、制御部110と、映像光投射部120と、光路変更部130と、反射部140と、光センサ150と、コンバイナ160と、筐体170と、遠隔操作装置(リモートコントローラ、以下、リモコンとする)180とを備えている。
映像光投射部120は、映像光L1を投射するプロジェクタを有している。具体的には、映像光投射部120は、光を発生する光源、表示信号に応じて光源で発生した光を変調する光変調素子、及び光を投射する投射レンズ等を有している。例えば、光変調素子である液晶パネルがバックライト光源からの光を変調する。あるいは、光変調素子として、MEMS(Micro Electronics Mechanical System)ミラー等の走査ミラーを用いることができる。この場合、レーザダイオードやLED(Light Emitting Diode)などの光源からの光を、表示信号に応じて走査ミラーが走査する。
映像光投射部120は投射映像に応じた映像光L1を、後方斜め上方向に出射する。映像光投射部120の後方斜め上方向には、反射部140が配置されている。したがって、映像光投射部120からの映像光L1は、反射部140に入射する。映像光投射部120は、表示信号に応じて、映像光L1を投射する。
反射部140は、映像光投射部120からの映像光L1を反射する。反射部140は、凹面鏡などを有しており、映像光L1を拡大する。反射部140は、映像光L1を前方斜め上方向に向けて反射する。反射部140の前方斜め上方向には、コンバイナ160が配置されている。したがって、反射部140で反射した映像光L1は、コンバイナ160に入射する。
コンバイナ160は、入射した映像光L1の一部を反射して、虚像を表示させる。したがって、上述のように、コンバイナ160で反射した映像光は観察者P1の眼に入射する。また、後述するように、コンバイナ160は赤外光を反射する特性を有している。なお、コンバイナ160における赤外光の反射率は100%でなくもてよい。
また、反射部140には、光路変更部130が取り付けられている。光路変更部130は、反射部140を駆動することで、映像光L1の反射光路を変更する。例えば、光路変更部130は、サーボモータやギヤ等を有している。光路変更部130が反射部140の向きを変えることで、映像光L1の反射方向が変わる。これにより、映像光L1の反射光路を変更することができる。
反射部140には、光センサ150が設けられている。光センサ150は、赤外線を検出する赤外線センサである。例えば、光センサ150は、フォトダイオード等の受光素子を有している。光センサ150は、リモコン180からの制御光L3を受光する。
リモコン180は、1つ以上の操作ボタン180aを有している。運転者Pが操作ボタン180aを押すことで、リモコン180から制御光L3を発光する。なお、図3では、リモコン180が1つの操作ボタン180aを有しているが、機能に応じた数のボタンを有していてもよい。リモコン180は、例えば、搬送波(キャリア)に赤外光を用いた赤外線リモコンである。リモコン180は、赤外光から構成される制御光L3を発光する。制御光L3には、所定の方式で変調された制御信号が含まれている。例えば、リモコン180は、送信キャリアである赤外線のパルス信号に制御コマンドを重畳して、制御信号を生成する。そして、リモコン180は、制御信号を含む制御光L3として無線送信する。運転者Pがリモコン180を操作すると、リモコン180は操作に応じて、制御信号を生成する。そして、リモコン180は、制御信号を含む制御光L3をコンバイナ160に向けて発光する。
コンバイナ160は、リモコン180から出射した制御光L3を反射部140に向けて反射する。上記のように、反射部140には、光センサ150が取り付けられている。したがって、光センサ150は、コンバイナ160を介して、リモコン180から制御光L3を受光する。
なお、運転者Pがリモコン180を操作することで、ヘッドアップディスプレイ装置100の各種設定が可能となる。例えば、映像光出力のON/OFF、投射映像の切替、投射映像構成の変更、投射映像の色調整、投射光量の調整(バックライト制御)、投射映像の位置調整などを設定することができる。リモコン180はこれらの設定毎に操作ボタン180aを有していてもよい。
制御部110は、プロセッサやメモリなどを有する情報処理装置であり、ヘッドアップディスプレイ装置100全体を統括的に制御する。制御部110は、外部から入力された映像データに基づいて、表示信号を生成する。そして、制御部110は、表示信号を映像光投射部120に出力する。さらに、制御部110は、光センサ150で受光された制御光L3に基づいて、制御を行う。具体的には、制御部110は、制御光L3に含まれている制御コマンドに応じて映像光投射部120、及び光路変更部130等を制御する。制御部110の制御については後述する。
筐体170は、樹脂又は金属のケースであり、各構成要素を収容できるよう箱形状を有している。筐体170は、映像光投射部120、制御部110、光路変更部130、反射部140、及び光センサ150を収納している。すなわち、映像光投射部120、制御部110、光路変更部130、反射部140、及び光センサ150は、筐体170内に設置されている。さらに、筐体170の上面には、コンバイナ160が設置されている。筐体170は、ダッシュボード10の上に設けられている。後述するように、筐体170の上面には、制御光L3、映像光L1が通過するための開口部が設けられている。
(制御構成)
次に、ヘッドアップディスプレイ装置100の制御構成について、図4を用いて説明する。図4は、ヘッドアップディスプレイ装置100の制御構成を示すブロック図である。
制御部110は、映像データ取得部111、投射制御部112、光路変更制御部113、及び受光制御部114を有している。映像データ取得部111は、外部機器(不図示)から映像データを取得する。外部機器は、ヘッドアップディスプレイ装置100で表示するための映像データを生成して、ヘッドアップディスプレイ装置100に出力する。例えば、外部機器は、カーナビゲーション装置、CAN(Control Area Network)である。また、外部機器は、スマートフォンやタブレット端末などの外部端末であってもよい。
ナビゲーション装置は、進行方向情報(右折、左折、直進等)、目的地までの距離情報等を出力する。CANは、自動車1の走行速度情報等を出力する。外部端末は、電話機能やメール機能の着信有無情報を出力する。外部端末がナビゲーションアプリを有する場合、外部端末は、ナビゲーションアプリからの進行方向情報、目的地までの距離情報等を出力する。そして、映像データ取得部111は、これらの情報を取得する。映像データ取得部111は、これらの情報を、数値や文字列等を示すデジタルデータとしても取得してもよく、映像を構成するデジタルデータとして取得してもよい。さらに、映像データは、サイドカメラやリアカメラで撮像した撮像画像を含んでいてもよい。
投射制御部112は、映像データ取得部111が取得した映像データに基づいて、表示信号を生成する。そして、投射制御部112は、表示信号を映像光投射部120に出力する。投射制御部112は、上記したように、表示信号に応じて変調された映像光L1を出射する。
光センサ150は、受光した制御光L3に応じて、受光信号を受光制御部114に出力する。受光制御部114は、受光信号に含まれる制御信号から制御コマンドを復調する。そして、受光制御部114は復調した制御コマンドを投射制御部112、又は光路変更制御部113に出力する。投射制御部112は、投射制御信号を映像光投射部120に出力することで、映像光投射部120を制御する。光路変更制御部113は、光路制御信号を光路変更部130に出力することで、反射部140の角度を変更する。
制御コマンドが、映像光出力のON/OFFである場合、投射制御部112は、制御コマンドに応じて、映像光投射部120からの映像光L1の出力をON/OFFする。制御コマンドが投射映像の切替、投射映像構成の変更、投射映像の色調整、投射光量の調整の場合、投射制御部112は、制御コマンドに応じて、映像光投射部120の光源や光変調素子を制御する。また、カーナビゲーション装置等における設定や、コンバイナの折り畳みを行ってもよい。
制御コマンドが、投射映像の位置調整の場合、光路変更制御部113は、光路変更部130を制御する。光路変更部130がサーボモータ等を駆動して、反射部140の傾きを変える。これにより、反射部140での映像光L1の反射方向が変わるため、映像光L1の光路が変更される。よって、投射映像の位置が調整される。なお、映像光投射部120が、画像処理により投射映像の位置を制御することも可能である。例えば、ヘッドアップディスプレイ装置100が十分に広い表示範囲を有しており、表示範囲の一部を用いて投射映像を表示する場合、映像光投射部120が、画像処理を行って投射映像の位置を調整してもよい。
(主要部の配置)
次に、ダッシュボート10上におけるヘッドアップディスプレイ装置100の主要部の配置について、図5〜図7を用い説明する。図5は、ヘッドアップディスプレイ装置100の主要部の配置を模式的に示す上面図であり、図6は、部分側面図である。図7は、反射部140と光センサ150を示す正面図である。
ダッシュボード10上には、筐体170が配置されている。筐体170の上面には開口部170aが設けられている。開口部170aの前方には、コンバイナ160が配置されている。コンバイナ160は、筐体170の上面に設置されている。すなわち、コンバイナ160は、筐体170の上面から上方向に延設されている。
開口部170aの後方には、反射部140が配置されている。反射部140は、筐体170の中に配置されている。反射部140は、上面視において、開口部170aの外側に配置されている。すなわち、反射部140は、開口部170aよりも前側に配置されている。したがって、運転者Pが外側から反射部140、及び光センサ150を直接視認することはない。
本実施の形態では、光センサ150が複数の受光素子150a〜150dにより構成されている。受光素子150a〜150dは、反射部140の反射面の外側に配置されている。例えば、図7に示すように、受光素子150a〜150dは、反射部140の四隅近傍にそれぞれ配置されている。なお、図7は、反射部140を正面側から見た図であり、反射部140と受光素子150a〜150dとの配置を示している。受光素子150a〜150dのそれぞれがフォトダイオードとなっている。受光素子150a〜150dのそれぞれが受光した制御光L3に応じて受光信号を出力する。
本実施の形態では、反射部140の近傍に受光素子150a〜150dが設けられている。コンバイナ160が映像光L1を反射する方向(斜め上方向)から制御光L3がコンバイナ160に入射した場合に、光センサ150がコンバイナ160で反射された制御光L3を受光可能な位置に配置されている。このようにすることで、筐体170やダッシュボード10の美観を損なわず、リモコン180による操作が可能となる。すなわち、光センサ150を運転者Pにより直接視認されることない位置に配置することができる。よって、美観を損なわずに、光センサ150を設置することが可能となる。
さらに、筐体170内に受光素子150a〜150dを設置している。このため、ヘッドアップディスプレイ装置100を自動車1に後付した場合でも、受光素子を設置するための穴あけなどダッシュボード10の加工等が不要となる。また、受光素子150a〜150dは、反射部140の外側に配置されているので、反射部140が映像光L1を適切に反射することができる。よって、ヘッドアップディスプレイ装置100が投射映像を適切に表示することができる。
運転者Pは、光センサ150の位置を意識することなく、コンバイナ160に向けてリモコン180による操作を行うことができる。このため、操作ミスを低減することができる。また、運転者Pは、虚像の方向にリモコン180を向けて操作ボタン180aを押せばよい。よって、操作結果を目視しながら直感的に適切な操作を行うことができる。
次に、運転者Pが投射映像を視認可能なアイボックスと、制御光L3の受光可能範囲との関係について、図8、及び図9を用いて説明する。図8、及び図9は、アイボックスに対する制御光L3の光路幅を説明するための図である。図8は、上面から見た概念図を示し、図9は、側面から見た概念図を示している。
図8、図9に示すように、コンバイナ160で反射された映像光L1の光路幅がアイボックスの幅及び高さに対応する。リモコン180からの制御光L3は拡がりながら伝播する。図8に示すように、受光素子150cは、アイボックス幅から外れた位置にあるリモコン180から出力された制御光L3を受光可能に配置されている。また、図9に示すように、受光素子150aは、アイボックス高さから外れた位置にあるリモコン180から出力された制御光L3を受光可能に配置されている。
このように光センサ150が映像光L1の光路幅よりも広い範囲から入射される制御光L3を受光可能に配置されている。具体的には、複数の受光素子150a〜150cを反射部140の周囲に配置している。こうすることで、光センサ150の受光可能範囲を広くすることができる。なお、光センサ150に含まれる受光素子の数、及び配置は特に限定されるものではない。例えば、受光素子の数は1つであってもよく、2つ以上であってもよい。例えば、上下方向(縦方向)に2以上の受光素子を配列してもよい。また、左右方向(横方向)に2以上の受光素子を配列してもよい。また、受光素子の受光面積を広げることで、受光可能範囲を大きくしてもよい。
(制御方法)
次に、図10を用いて、ヘッドアップディスプレイ装置100の制御方法について説明する。図10は、制御方法を示すフローチャートである。まず、光センサ150が赤外光を受光したか否かを判定する(S11)。光センサ150が赤外光を受光していない場合(S11のNO)、ステップS11に戻り、光センサ150が赤外光を受光するまで待機する。
光センサ150が赤外光を受光した場合(S11のYES)、受光制御部114が赤外光に制御信号が含まれるか否かを判定する(S12)。受光制御部114において、制御信号が含まれていないと判定された場合(S12のNO)、ステップS11に戻る。受光制御部114において、制御信号が含まれていると判定された場合(S12のYES)、受光制御部114が制御信号より制御コマンドを抽出する(S13)。すなわち、受光制御部114が、制御光L3を復調して、制御コマンドを取得する。さらに、受光制御部114は、制御コマンドを投射制御部112、又は光路変更制御部113に出力する。
そして、投射制御部112、又は光路変更制御部113が、制御コマンドに基づく処理を実行する(S14)。例えば、投射制御部112は、映像光出力のON/OFF、投射映像の切替、投射映像構成の変更、投射映像の色調整、投射光量の調整(バックライト制御)、投射映像の位置調整などを制御する。光路変更制御部113は、投射映像の位置調整を行う。このように、運転者Pがリモコン180を操作することで、制御部110が制御コマンドに応じた制御を実行する。
(変形例1)
ヘッドアップディスプレイ装置100の変形例1について、図11〜図13を用いて説明する。図11は、変形例1にかかるヘッドアップディスプレイ装置100の構成を模式的に示す側面図である。変形例1では、ヘッドアップディスプレイ装置100がダッシュボード10内に収納されている。具体的には、ダッシュボード10に設けられた凹みの中に、ヘッドアップディスプレイ装置100が搭載されている。よって、ヘッドアップディスプレイ装置100の筐体等を運転者Pが視認できない。なお、ヘッドアップディスプレイ装置100の配置以外は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
図12は、ヘッドアップディスプレイ装置100の主要部の配置を模式的に示す上面図であり、図13は、部分側面図である。ダッシュボード10には、開口部10aが設けられている。さらに、ダッシュボード10の内部には、設置スペース10bが設けられている。ダッシュボード10の設置スペース10bは開口部10aを通じて、ダッシュボード10上の空間と繋がっている。反射部140や光センサ150等が設置スペース10b内に設置される。
開口部10aの前方側にはコンバイナ160が配置される。コンバイナ160は、ダッシュボード10の上面に設置されている。コンバイナ160は、ダッシュボード10の上面から上側に延設している。開口部10aの後方側には、反射部140が設けられている。反射部140、及び光センサ150はダッシュボード10の設置スペース10b内に設置されている。したがって、反射部140、及び光センサ150は、運転者Pから直接視認されない位置に配置されている。
変形例1では、光センサ150がダッシュボード10の中に設置されている。コンバイナ160が映像光L1を反射する方向から制御光L3がコンバイナ160に入射した場合に、光センサ150がコンバイナ160で反射された制御光L3を受光可能な位置に配置されている。このようにすることで、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
したがって、筐体170やダッシュボード10の美観を損なわず、リモコン180による操作が可能となる。光センサ150を運転者Pにより直接視認されることない位置に配置することができる。よって、美観を損なわずに、光センサ150を設置することが可能となる。
運転者Pは、光センサ150の位置を意識することなく、コンバイナに向けてリモートコントロール装置による操作を行うことができる。このため、操作ミスを低減し、操作結果を目視しながら直感的に適切な方向に対する操作を行うことができる。
実施の形態2.
本実施の形態にかかるヘッドアップディスプレイ装置100について、図7、図14、図15を用いて説明する。図14、図15は、本実施の形態にかかるヘッドアップディスプレイ装置100における遠隔操作の様子を説明するための図であり、ダッシュボード10に搭載されたヘッドアップディスプレイ装置100を模式的に示す上面図である。本実施の形態では、実施の形態1に対して、リモコン180による左右方向の入力操作を追加している。なお、本実施の形態にかかるヘッドアップディスプレイ装置100の構成等は、実施の形態1と同様であるため適宜説明を省略する。
図7に示したように、光センサ150は、左右に離間して配置された受光素子150a〜150dを有している。具体的には、受光素子150a、150bが反射部140の左側に配置され、受光素子150c、150dが反射部140の右側に配置されている。制御光L3の入射位置が反射部140の左側の場合、受光素子150a、又は受光素子150bが制御光L3を受光する。よって、受光素子150a、又は受光素子150bが受光信号を出力し、受光素子150c、又は受光素子150dが受光信号を出力しない。一方、制御光L3の入射位置が反射部140の右側の場合、受光素子150c、又は受光素子150dが制御光L3を受光する。よって、受光素子150a、又は受光素子150bが受光信号を出力せず、受光素子150c、又は受光素子150dが受光信号を出力しない。このように、光センサ150は、横方向(左右方向)における制御光L3の受光位置に応じて受光信号を出力する。
図14のように、左側の受光素子150a(又は150b)が制御光L3を受光した場合、受光制御部114が左入力を検知する。一方、図15に示すように、右側の受光素子150c(又は受光素子150d)が制御光L3を検知した場合、受光制御部114が右入力を検知する。受光制御部114は受光素子150a〜150dのいずれが制御光L3を受光したかに応じて、左右の入力を検知する。そして、受光制御部114が左右方向への制御を行う制御コマンドを投射制御部112又は光路変更制御部113に出力する。
運転者Pは入力したい方向にリモコン180を向けた状態で操作ボタン180aを押す。これにより、運転者Pが直観的に左右方向の入力を行うことできる。すなわち、運転者Pが左入力を行いたい場合、図14に示すように、運転者Pはリモコン180を左に向けて操作ボタン180aを押下する。一方、運転者Pが右入力を行いたい場合、図15に示すように、運転者Pはリモコン180を右に向けて操作ボタン180aを押下する。したがって、左右の操作ボタン180aをそれぞれ設けることなく、左右方向の入力が可能となる。リモコン180において操作ボタン180aの数を減らすことができ、簡便な構成でヘッドアップディスプレイ装置100を操作することができる。すなわち、1つの操作ボタン180aで左入力と右入力を行うことができる。
左右方向の入力に応じた制御について、図16を用いて説明する。図16は、左右方向の入力により、投射映像の投射位置を制御する例を説明するための図である。図16は、ヘッドアップディスプレイ装置100による投射映像を示している。図16では、進行方向情報(右折を示す右矢印)と、速度情報とが表示されている例が示されている。
中央に進行方向情報と速度情報が表示されている場合に左入力が検知されると、投射制御部112が投射位置を左方向にずらすよう光路変更部130を制御する。これにより、反射部140の角度が変わり、進行方向情報と速度情報が左側にシフトする。中央に進行方向情報と速度情報が表示されている場合に右入力が検知されると、光路変更制御部113が投射位置を右方向にずらすよう光路変更部130を制御する。これにより、反射部140の角度が変わり、進行方向情報と速度情報が右側にシフトする。このようにすることで、投射映像の投射位置を簡便な構成で調整することができる。
このように、左右の入力に応じて、光路変更部130が反射部140の傾きを変更している。これにより、投射映像の投射位置を左右に移動させることができる。なお、投射位置の調整は、光路変更制御部113に限らず、投射制御部112が行ってもよい。この場合、表示範囲内において、進行方向情報と速度情報の投射位置が左右にシフトする。
このように、本実施の形態では、光センサ150が左右に配置された複数の受光素子150a〜150dを有している。したがって、光センサ150が左右方向において幅を持って、制御光L3を受光する。そして、左側に配置された受光素子150a、150bが制御光L3を受光した場合、受光制御部114が左入力を検知する。一方、右側に配置された受光素子150c、150dが制御光L3を受光した場合、受光制御部114が右入力を検知している。
実施の形態2にかかるヘッドアップディスプレイ装置100の制御方法について、図17を用いて説明する。図17は、制御方法を示すフローチャートである。まず、光センサ150が赤外光を受光したか否かを判定する(S21)。光センサ150が赤外光を受光していない場合(S21のNO)、S21に戻り、光センサ150が赤外光を受光するまで待機する。
光センサ150が赤外光を受光した場合(S21のYES)、受光制御部114が赤外光に制御信号が含まれるか否かを判定する(S22)。受光制御部114において、制御信号が含まれていないと判定された場合(S22のNO)、ステップS21に戻る。受光制御部114において、制御信号が含まれていると判定された場合(S22のYES)、右側の受光素子が制御光L3を受光したか否かを判定する(S23)。すなわち、受光制御部114は、受光素子150a〜150dのいずれに制御信号が含まれていたかを特定する。
右側の受光素子150a、150bが制御光L3を受光していた場合(S23のYES)、反射部140が所定単位分右向きになるように、光路変更制御部113が光路変更部130を動作させる(S24)。これにより、反射部140の傾きが変わり、投射映像の投射位置が右方向にシフトする。右側の受光素子150a、150bが制御光L3を受光していない場合(S23のNO)、反射部140が所定単位分左向きになるように、光路変更制御部113が光路変更部130を動作させる(S25)。すなわち、左側の受光素子150c、150dが制御光L3を受光しているため、受光制御部114が、左入力を検知する。これにより、反射部140の傾きが変わり、投射映像の投射位置が左方向にシフトする。このように、横方向における制御光L3の受光位置に応じて、光路変更制御部113を制御する。
(変形例2)
本実施の形態2の変形例2について、図14、図15を用いて説明する。変形例2では、左右に配置された複数の受光素子150a〜150dが制御光L3を受光するタイミングに応じて、左右の振り入力を行っている。なお、変形例1にかかるヘッドアップディスプレイ装置100の構成等は、上記した実施の形態1、2と同様であるため適宜説明を省略する。
運転者Pが操作ボタン180aを押しながら、リモコン180を左または右方向に振る操作を行う。ここでは、運転者Pが操作ボタン180aを押しながら、リモコン180を右方向に振る操作(右振り入力とする)を行う場合について説明する。例えば、図14のように左方向にリモコンPを向けた状態から、図15のように右方向にリモコンPを向けた状態に、運転者Pがリモコン180を操作する。すなわち、運転者Pがリモコン180を回転又は移動させる。これにより、制御光L3の光路が変化する。
図14に示すように、左方向を向いているリモコン180から制御光L3が出射すると、左側の受光素子150aが制御光L3を受光する。そして、リモコン180の右方向への操作に応じて制御光L3の光路が右方向にずれていく。したがって、コンバイナ160で反射した制御光L3の光路が受光素子150aの右側を通過するため、受光素子150aが制御光L3を受光できなくなる。さらに、リモコン180を右側に向けていくと、図15のように、受光素子150cが制御光L3を受光する。
このように、運転者Pがリモコン180を左右に振る操作を行うと、左右に離間した受光素子150a、150cが順番に制御光L3を受光する。したがって、受光素子150a、150cによる制御光L3の受光タイミングを比較することで、左右方向の入力操作を行うことができる。図7のように、光センサ150が4つの受光素子150a〜150dを有している場合、左右の受光素子150〜150dによる制御光L3の受光順で左方向の入力(左振り入力)又は右方向の入力(右振り入力)を行うことができる。
最初に左側の受光素子150a又は受光素子150bが制御光L3を受光し、その後に右側の受光素子150c又は受光素子150dが制御光L3を受光した場合、受光制御部114は、右方向の入力を検知する。すなわち、左の受光素子150a、150bが受光信号を出力した後、所定時間内に右の受光素子150c、150dが受光信号を出力した場合、受光制御部114が右振り入力を検知する。
最初に右側の受光素子150c又は受光素子150dが制御光L3を受光し、その後に左側の受光素子150a又は受光素子150bが制御光L3を受光した場合、受光制御部114が左方向の入力を検知する。すなわち、右の受光素子150c、150dが受光信号を出力した後、所定時間内に左の受光素子150a、150bが受光信号を出力した場合、受光制御部114が左振り入力を検知する。
変形例2による制御例について、図18を用い説明する。図18は、変形例2による制御における投射映像を示す図である。図18では、進行方向情報、速度情報に加えて、自動車1のサイドカメラによるサイドビュー映像が示されている。例えば、サイドカメラは、左右のサイドミラーにそれぞれ設置されており、自動車1のボディ側面に沿った左側のサイドビュー映像(左後方映像)、又は右側のサイドビュー画像(右後方映像)を撮像している。左後方映像、又は右後方映像には、自動車ボディの側面と後方地平線が表示されている。
図18のAでは右後方映像が表示され、図18のBでは左後方映像が表示されている。左振り入力が検知された場合、投射制御部112が映像光投射部120を制御して、図18のBの左後方映像を表示させる。一方、右振り入力が検知された場合、投射制御部112が映像光投射部120を制御して、図18のAの右後方映像を表示させる。このよう、投射制御部112は、左右の振り入力に応じて、投射映像を切り替えている。
図19は、変形例2にかかる制御方法を示すフローチャートである。まず、光センサ150が赤外光を受光したか否かを判定する(S31)。光センサ150が赤外光を受光していない場合(S31のNO)、S31に戻り、光センサ150が赤外光を受光するまで待機する。
光センサ150が赤外光を受光した場合(S31のYES)、受光制御部114が赤外光に制御信号が含まれるか否かを判定する(S32)。受光制御部114において、制御信号が含まれていないと判定された場合(S32のNO)、ステップS31に戻る。受光制御部114において、制御信号が含まれていると判定された場合(S32のYES)、右側の受光素子150c、150dが制御光L3を受光したか否かを受光制御部114が判定する(S33)。すなわち、受光制御部114は、受光素子150a〜150dのいずれに制御信号が含まれていたかを特定する。
右側の受光素子150c、150dが制御光L3を受光していた場合(S33のYES)、所定時間内に左側の受光素子150a、150bが制御光L3を受光したか否かを受光制御部114が判定する(S34)。所定時間内に左側の受光素子150a、150bが制御光L3を受光した場合(S34のYES)、右後方映像を表示中であるか否かを判定する(S35)。右後方映像を表示中の場合(S35のYES)、映像光投射部120が左後方映像を表示する(S36)。すなわち、受光制御部114が左振り入力を検知したため、投射制御部112が映像光投射部120を制御して、右後方映像から左後方映像に切り替える。ステップS35において、右後方映像を表示中でない場合(S35のNO)、処理を終了する。すなわち、左後方映像が表示中、又はサイドビュー映像を非表示であるため、引き続き同じ表示を行う。
ステップS34において、所定時間内に左側の受光素子150a、150bが制御光L3を受光していない場合(S34のNO)、右後方映像を表示中か否かを判定する(S37)。右後方映像を表示している場合(S37のYES)、ステップS33に戻る。右後方映像を表示していない場合(S37のNO)、右後方映像を表示する(S38)。すなわち、左後方映像が表示中、又はサイドビュー映像が非表示であるため、右入力検知により、映像光投射部120が右後方映像を表示する。
ステップS33において、右側の受光素子150c、150dが制御光L3を受光していない場合(S33のNO)、所定時間内に右側の受光素子150c、150cが制御光L3を受光しているか否かを判定する(S39)。ステップS33において、右側の受光素子150c、150dが制御光L3を受光していない場合(S33のNO)、左側の受光素子150a、150bが制御光L3を受光している。したがって、左側の受光素子150a、150bが制御光L3を受光した後、所定時間内に、右側の受光素子150c、150cが制御光L3を受光しているか否かを判定する(S39)。
右側の受光素子150c、150cが制御光L3を受光している場合(S39のYES)、左後方映像を表示中か否かを判定する(S40)。左後方映像を表示中の場合(S40のYES)、映像光投射部120が右後方映像を表示する(S41)。すなわち、受光制御部114が右振り入力を検知したため、投射制御部112が映像光投射部120を制御して、左後方映像から右後方映像に切り替える。ステップS40で左後方映像を表示していない場合(S40のNO)、処理を終了する。すなわち、右後方映像が表示中、又はサイドビュー映像を非表示であるため、引き続き同じ表示を行う。
ステップS39において、所定時間内に右側の受光素子150c、150dが制御光L3を受光していない場合(S39のNO)、左後方映像を表示中か否かを判定する(S42)。左後方映像を表示している場合(S42のYES)、ステップS33に戻る。左後方映像を表示していない場合(S42のNO)、左後方映像を表示する(S43)。すなわち、右後方映像が表示中、又はサイドビュー映像が非表示であるため、左入力検知により、映像光投射部120が左後方映像を表示する。
このように、左右の受光素子150a〜150dによる制御光L3の受光タイミングに応じて、受光制御部114が左右の振り入力を検知する。そして、検知された左右の振り入力に応じて、投射制御部112が投射映像を切り替える。本実施の形態では、横方向における制御光L3の受光位置に応じて投射映像の切替を行ったが、投射映像の切替以外の制御を行ってもよい。例えば、実施の形態2のように、投射位置の調整等を行ってもよい。
実施の形態2、及び変形例2においても、光センサ150がコンバイナ160で反射した制御光L3を受光するため、実際に虚像を見ながら操作することができる。運転中などにおいても、リモコン180を目視せずに操作することもできる。実施の形態2、及び変形例2では、横方向の入力を容易に行うことができる。光センサ150での制御光L3の受光位置に応じて制御することができるため、光センサ150の位置を意識することなく、横方向の操作を行うことができる。よって、操作ミスを低減し、操作結果を目視しながら直感的に適切な横方向に対する操作を行うことができる。また、コンバイナに向けて制御光L3を発光しているため、実施の形態1と同様に、筐体やダッシュボードの美観を損なわず、操作することができる。さらに、ダッシュボードの加工なども不要となる。
なお、横方向の入力を行うための操作は、リモコン180に限られるものではない。例えば、ステアリングホイール12に遠隔操作部を設けてもよい。図1に示したように、ヘッドアップディスプレイ装置100が自動車1のステアリングホイール12の前方に配置されている。そして、図20に示すように、ステアリングホイール12に発光部22、23を設ける。ステアリングホイール12には、左右の発光部22,23が配置されている。
発光部22、23は、リモコン180と同様に制御光L3を発光する。具体的には、運転者Pが発光部22に設けられた操作ボタンを押すと、発光部22が制御光L3を出力する。同様に、運転者Pが発光部23に設けられた操作ボタンを押すと、発光部23が制御光L3を出力する。発光部22、23は制御光L3をコンバイナ160に向けて発光する。なお、発光部22、23から制御光L3はリモコンからの制御光L3と同様に、コンバイナ160で反射して、光センサ150で受光される。
左右の発光部22、23は、横方向において異なる位置に制御光L3を発光する。ステアリングホイール12が基準角度(直進時の角度)にある場合において、左の発光部22は、左の受光素子150a、又は150bに向けて、制御光L3を発光する。すなわち、左の発光部22からの制御光L3は、左の受光素子150a、又は150bで受光され、右の受光素子150c、又は150dで受光されない。ステアリングホイール12が基準角度(直進時の角度)にある場合において、右の発光部23は、右の受光素子150c、又は150dに向けて、制御光L3を発光する。すなわち、右の発光部23からの制御光L3は、右の受光素子150c、又は150dで受光され、左の受光素子150a、又は150bで受光されない。
そして、左右の発光部22、23からの制御光L3によって、横方向の入力が行われる。実施の形態2又は変形例2で示したように、制御光L3の受光位置と、その受光タイミングに基づいて行われる。これにより、運転中の運転者Pが左右の入力、及び左右の振り入力を簡便に操作することができる。映像光投射部120は、横方向における制御光の入射位置に応じて投射映像の切替を行う。あるいは、反射部140が、横方向における制御光の入射位置に応じて、投射映像の位置調整を行う。このようにすることで、運転者Pが簡便に操作することができる。
簡単な構成で、運転中であってもヘッドアップディスプレイ装置100の操作が可能となる。さらに、運転中などにおいても、リモコン180を目視せずに操作することもできる。ヘッドアップディスプレイ装置100で虚像を見ながらの操作が可能となる。また、ステアリングホイール12に発光部22、23を取り付けるのみで、操作可能となる。ヘッドアップディスプレイ装置100が後付けであっても、システムの構成が容易である。さらに、ダッシュボードの加工なども不要となる。
実施の形態3.
実施の形態3では、実施の形態1に対して、リモコン180による上下方向(縦方向)の入力操作を追加している。具体的には、実施の形態2で示した横方向操作を縦方向操作に適用している。なお、本実施の形態にかかるヘッドアップディスプレイ装置100の構成等は、実施の形態1と同様であるため適宜説明を省略する。
図21〜図23を用いて、光センサ150における受光素子の配置を説明する。図21、図22は、ヘッドアップディスプレイ装置の主要部の構成を模式的に示す上面図である。図21では、ダッシュボード10上にヘッドアップディスプレイ装置100が搭載された場合の構成を示し、図22は、ダッシュボード10内にヘッドアップディスプレイ装置100が搭載された場合の構成を示している。図23は、反射部140と受光素子の配置例を示す図であり、反射部140を正面から見た図である。なお、側面構成は、図6、図13と同様になるため図示を省略する。
本実施の形態3では、図23に示すように、光センサ150が6つの受光素子150a〜150fを有している。すなわち、図7で示された受光素子150a〜150dに対して、受光素子150e、150fが追加されている。受光素子150eは、受光素子150aと受光素子150cとの間に配置される。受光素子150fは、受光素子150bと受光素子150dとの間に配置される。すなわち、反射部140の上において、受光素子150a、150e、150cが横方向(左右方向)に配列されている。反射部140の下において、受光素子150b、150f、150dが横方向(左右方向)に配列されている。
本実施の形態では、左右方向の中央の上下に受光素子150e、150fを設けている。このようにすることで、運転者Pがリモコン180を左右方向の中央に向けて操作した場合でも、光センサ150が制御光L3を受光することができる。すなわち、運転者Pがリモコン180を左右方向の中央に向けて操作した場合でも、制御光L3が受光素子150aと受光素子150cとの間を通過するのを防ぐことができる。これにより、操作性を向上することができる。
光センサ150は受光素子150a〜150fを有している。受光素子150a、150c、150eと受光素子150ab、150d、150fとは上下に離間して設けられた。したがって、光センサ150は、縦方向(上下方向)における制御光L3の受光位置に応じて受光信号を出力する。すなわち、制御光L3の受光位置が上側の場合、受光素子150a、受光素子150c、又は受光素子150eが受光信号を出力する。一方、制御光L3の受光位置が下側の場合、受光素子150b、受光素子150d、又は受光素子150fが受光信号を出力する。
実施の形態2で示した左右方向の入力と同様に、受光制御部114が上下方向の入力を検知する。すなわち、上の受光素子150a、受光素子150c、又は受光素子150eが制御光L3を受光した場合、受光制御部114が上入力を検知する。下の受光素子150b、受光素子150d、又は受光素子150fが制御光L3を受光した場合、受光制御部114が下入力を検知する。
図24に、上下入力によって制御される投射映像の一例を示す。図24では、上下の入力により、投射映像の投射位置を制御する例を説明するための図である。図24は、ヘッドアップディスプレイ装置100による投射映像を示している。図24では、進行方向情報(右折を示す右矢印)と、速度情報とが表示されている例を示されている。
中央に進行方向情報と速度情報が表示されている場合に上入力が検知されると、投射制御部112が投射位置を上方向にずらすよう光路変更部130を制御する。これにより、反射部140の角度が変わり、進行方向情報と速度情報が上側にシフトする。中央に進行方向情報と速度情報が表示されている場合に下入力が検知されると、光路変更制御部113が投射位置を下方向にずらすよう光路変更部130を制御する。これにより、反射部140の角度が変わり、進行方向情報と速度情報が下側にシフトする。このようにすることで、投射映像の投射位置を簡便に調整することができる。
このように、上下の入力に応じて、光路変更部130が反射部140の傾きを変更している。これにより、投射映像の投射位置を上下に移動させることができる。なお、投射位置の調整は、光路変更制御部113に限らず、投射制御部112が行ってもよい。この場合、画像処理により、表示範囲内において、進行方向情報と速度情報の投射位置が上下にシフトする。運転者Pの座高などによる視点位置の差異に応じた投射映像の位置調整を容易に行うことができる。
このように、本実施の形態では、光センサ150が上下に配置された複数の受光素子150a〜150fを有している。したがって、光センサ150が上下方向において幅を持って、制御光L3を受光する。そして、上側に配置された受光素子150a、150c、150eが制御光L3を受光した場合、受光制御部114が上入力を検知する。一方、下側に配置された受光素子150b、150d、150fが制御光L3を受光した場合、受光制御部114が下入力を検知している。
実施の形態3にかかるヘッドアップディスプレイ装置100の制御方法について、図25を用いて説明する。図25は、制御方法を示すフローチャートである。まず、光センサ150が赤外光を受光したか否かを判定する(S51)。光センサ150が赤外光を受光していない場合(S51のNO)、S51に戻り、光センサ150が赤外光を受光するまで待機する。
光センサ150が赤外光を受光した場合(S51のYES)、受光制御部114が赤外光に制御信号が含まれるか否かを判定する(S52)。受光制御部114において、制御信号が含まれていないと判定された場合(S52のNO)、ステップS51に戻る。受光制御部114において、制御信号が含まれていると判定された場合(S52のYES)、上側の受光素子150a、150c、150eが制御光L3を受光したか否かを判定する(S53)。すなわち、受光制御部114は、受光素子150a〜150dのいずれに制御信号が含まれていたかを特定する。
上側の受光素子150a、150c、150eが制御光L3を受光していた場合(S53のYES)、反射部140が所定単位分上向きになるように、光路変更制御部113が光路変更部130を動作させる(S54)。これにより、反射部140の傾きが変わり、投射映像の投射位置が上方向にシフトする。上側の受光素子150a、150c、150eが制御光L3を受光していない場合(S53のNO)、反射部140が所定単位分下向きになるように、光路変更制御部113が光路変更部130を動作させる(S55)。すなわち、下側の受光素子150b、150d、150fが制御光L3を受光しているため、下入力が検知される。これにより、反射部140の傾きが変わり、投射映像の投射位置が下方向にシフトする。
このように、縦方向における制御光L3の受光位置に応じて、光路変更制御部113を制御する。これにより、簡便な操作が可能となる。
(変形例3)
変形例3では、変形例2で示した制御を上下方向に適用している。すなわち、変形例3では、上下の受光素子の受光タイミングを比較して、上下方向の振り入力を検知している。運転者Pがリモコン180を上下に振る操作をすると、制御光L3の角度が上下に変化する。
運転者Pが操作ボタン180aを押した状態で、リモコン180を下方向に振る場合について説明する。この場合、上側の受光素子150a、150c、150eが制御光Lを受光した後、所定期間内に、下側の受光素子150b、150d、150fが制御光Lを受光する。この場合、受光制御部114が下振り入力を検知する。
運転者Pが操作ボタン180aを押した状態で、リモコン180を上方向に振る場合について説明する。この場合、下側の受光素子150b、150d、150fが制御光Lを受光した後、所定期間内に、上側の受光素子150a、150c、150eが制御光Lを受光する。この場合、受光制御部114が上振り入力を検知する。
変形例3によって表示される投射映像の一例を図26に示す。図26では、自動車1の後方映像を投射映像としている。例えば、自動車1の後方に設けられたリアカメラが後方映像を撮像する。図26では、後方映像を上下にシフトしている。具体的には、後方映像において、映像光投射部120が画像処理により画角を上下にシフトしている。具体的には、リアカメラが十分に広い画角を有している場合において、投射制御部112が撮像映像の一部を投射映像として切り出している。そして、上下の振り入力により、映像光投射部120が撮像映像における切り出し位置を上下にシフトしている。したがって、図26では、投射映像中において地平線(地面)の高さが変わっている。なお、画像処理ではなく、カメラの向きを変えて画角を変えてもよい。
受光制御部114が上振り入力を検知すると、受光制御部114が投射制御部112を制御して、画角を上方向にシフトする。受光制御部114が下振り入力を検知すると、受光制御部114が投射制御部112を制御して、画角を下方向にシフトする。
図27は、変形例3にかかる制御方法を示すフローチャートである。まず、光センサ150が赤外光を受光したか否かを判定する(S61)。光センサ150が赤外光を受光していない場合(S61のNO)、S61に戻り、光センサ150が赤外光を受光するまで待機する。
光センサ150が赤外光を受光した場合(S61のYES)、受光制御部114が赤外光に制御信号が含まれるか否かを判定する(S62)。受光制御部114において、制御信号が含まれていないと判定された場合(S62のNO)、ステップS61に戻る。受光制御部114において、制御信号が含まれていると判定された場合(S62のYES)、下側の受光素子150b、150d、150fが制御光L3を受光したか否かを判定する(S63)。すなわち、受光制御部114は、受光素子150a〜150fのいずれに制御信号が含まれていたかを特定する。
下側の受光素子150b、150d、150fが制御光L3を受光していた場合(S63のYES)、所定時間内に上側の受光素子150a、150c、150eが制御光L3を受光したか否かを判定する(S64)。所定時間内に上側の受光素子150a、150c、150eが制御光L3を受光した場合(S64のYES)、後方映像を表示中であるか否かを判定する(S65)。後方映像を表示中の場合(S65のYES)、映像光投射部120が後方映像の画角を上方にシフトする(S66)。すなわち、受光制御部114が上振り入力を検知したため、投射制御部112が映像光投射部120を制御して、投射映像の位置を調整する。
ステップS65において、後方映像を表示中でない場合(S65のNO)、映像光投射部120が後方映像を表示する(S67)。すなわち、受光制御部114が下入力を検知したため、投射制御部112が映像光投射部120を制御して、後方映像を表示させる。ステップS64において、所定時間内に上側の受光素子150a、150c、150eが制御光L3を受光していない場合(S64のNO)、ステップS61に戻る。
ステップS63において、下側の受光素子150b、150d、150fが制御光L3を受光していない場合(S63のNO)、所定時間内に下側の受光素子150b、150d、150fが制御光L3を受光しているか否かを判定する(S68)。すなわち、ステップS63において、下側の受光素子150b、150d、150fが制御光L3を受光していない場合(S63のNO)、受光素子150a、150c、150eが制御光L3を受光している。よって、上側の受光素子150a、150c、150eが制御光L3を受光した後、所定時間内に下側の受光素子150b、150d、150fが制御光L3を受光しているか否かを判定する(S68)。
ステップS68において、所定時間内に受光素子150b、150d、150fが制御光L3を受光している場合(S68のYES)、後方映像を表示中か否かを判定する(S69)。映像光投射部120が後方映像を表示している場合(S69のYES)、後方映像の画角を下方に所定単位シフトする(S70)。映像光投射部120が後方映像を表示していない場合(S69のNO)、そのまま終了する。また、ステップS68において、所定時間内に下側の受光素子150b」、150d、150fが制御光L3を受光していない場合(S68のNO)、ステップS61に戻る。
このように、投射制御部112は、縦方向における制御光L3の受光位置に応じて、映像光投射部120を制御している。具体的には、投射制御部112は、縦方向における制御光L3の受光位置に応じて映像光投射部120を制御することで、投射映像における表示画角を制御している。これにより、簡便な操作が可能となる。
実施の形態3、及び変形例3においても、光センサ150がコンバイナ160で反射した制御光L3を受光するため、実際に虚像を見ながら操作することができる。運転中などにおいても、リモコン180を目視せずに操作することもできる。実施の形態2、及び変形例2では、縦方向の入力を容易に行うことができる。光センサ150での制御光L3の受光位置に応じて制御することができるため、光センサ150の位置を意識することなく、縦方向の操作を行うことができる。よって、操作ミスを低減し、操作結果を目視しながら直感的に適切な横方向に対する操作を行うことができる。また、コンバイナに向けて制御光L3を発光しているため、実施の形態1と同様に、筐体やダッシュボードの美観を損なわず、操作することができる。さらに、ダッシュボードの加工なども不要となる。
なお、上記の実施の形態、及び変形例は適宜組み合わせることが可能である。例えば、実施の形態2、変形例2、実施の形態3、変形例3のうちの2以上を適宜組み合わせてもよい。すなわち、実施の形態2又は変形例2による横方向入力と、実施の形態3又は変形例3による縦方向入力とを適宜組み合わせてもよい。
また、光センサ150の受光素子の配列には、上記の構成に限られるものではない。例えば、上下に3つ以上の受光素子を配置してもよい。複数の受光素子を配列することで、左右方向における受光位置の検知、及び上下方向における受光位置の検知を容易に行うことができる。また、受光位置の検知は上記の手法に限られるものではない。例えば、1列に3以上の受光素子を配列して、受光素子での受光量の分布により受光位置を特定してもよい。また、光センサ150は、1列に複数の受光素子が並んだラインセンサであってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
1 自動車
10 ダッシュボード
11 フロントガラス
12 ステアリングホイール
P 運転者
100 ヘッドアップディスプレイ装置
110 制御部
111 映像データ取得部
112 投射制御部
113 光路変更制御部
114 受光制御部
120 映像光投射部
130 光路変更部
140 反射部
150 光センサ
160 コンバイナ
180 リモコン

Claims (6)

  1. 表示信号に応じて、映像光を投射する投射部と、
    前記投射部からの前記映像光を反射する反射部と、
    前記反射部で反射された前記映像光の一部を反射して、虚像を表示させるコンバイナと、
    前記コンバイナが前記映像光を反射する方向から制御光が前記コンバイナに入射した場合に、前記コンバイナで反射された前記制御光を受光可能な位置に配置された光センサであって、縦方向における前記制御光の受光位置に応じて受光信号を出力する光センサと、
    前記光センサで受光された制御光、及び縦方向における前記受光位置に基づいて、制御を行う制御部と、を備えたヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記光センサが縦方向に配列された2以上の受光素子を備えている請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記反射部による前記映像光の反射光路を変更する光路変更部をさらに備え、
    前記制御部は、前記縦方向における前記受光位置に応じて、前記光路変更部を制御する請求項1、又は2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記制御部は、前記縦方向における前記受光位置に応じて、前記投射部を制御する請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 前記制御部は、前記縦方向における前記受光位置に応じて前記投射部を制御することで、投射映像における表示画角を制御する請求項4に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  6. 表示信号に応じて、映像光を投射する投射部と、
    前記投射部からの前記映像光を反射する反射部と、
    前記反射部で反射された前記映像光の一部を反射して、虚像を表示させるコンバイナと、を備えるヘッドアップディスプレイ装置の制御方法であって、
    前記コンバイナが前記映像光を反射する方向から入射した制御光を前記コンバイナが反射し、
    前記コンバイナで反射された前記制御光を光センサで受光し、
    前記光センサで受光した前記制御光の縦方向における受光位置に基づいて前記ヘッドアップディスプレイ装置を制御するヘッドアップディスプレイ装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019089436A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 カルソニックカンセイ株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
WO2022025329A1 (ko) * 2020-07-31 2022-02-03 엘지전자 주식회사 헤드 업 디스플레이 장치

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