JP2016060445A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 安全運転の妨げになり難い重畳表示を行うヘッドアップディスプレイ装置を提供する。【解決手段】 本発明に係るヘッドアップディスプレイ装置100は、表示手段110と、少なくとも車両の走行速度と車両の右左折ターンシグナルの動作状態を含む車両200の運転に関わる情報を入力する車両情報入力手段230と、自車両200から交差点までの距離を入力する交差点位置入力手段240と、前記車両情報入力手段230から入力された前記情報の少なくとも1つを前記表示手段110に第1表示形態で表示させる制御手段113と、を備え、前記制御手段113は、前記交差点位置手段240から入力された前記距離が所定の距離未満であるときに前記右左折ターンシグナルの動作状態が右折または左折を知らせる状態となると、車両の前方の視界を前記第1表示形態(a)よりも阻害しない第2表示形態(c)に切り替える。【選択図】 図5
Description
本発明は、安全運転の妨げになり難いヘッドアップディスプレイ装置に関する。
従来、安全運転の妨げになり難い重畳表示をするヘッドアップディスプレイ装置として、特許文献1に開示されるものがある。特許文献1に開示されているヘッドアップディスプレイ装置は、夜間に右左折するために方向指示器を動作させると、表示部の輝度を低くして運転者の目を眩惑させる虞を低減する。
しかしながら、特許文献1に開示されるヘッドアップディスプレイ装置においては、夜間における視認性を考慮したものであり、日中における安全運転の妨げになり難い重畳表示において改善の余地がある。
本発明は、安全運転の妨げになり難い重畳表示を行うヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るヘッドアップディスプレイ装置は、
表示手段110と、
少なくとも車両の走行速度と車両の右左折ターンシグナルの動作状態を含む車両200の運転に関わる情報を入力する車両情報入力手段230と、
自車両200から交差点までの距離を入力する交差点位置入力手段240と、
前記車両情報入力手段230から入力された前記情報の少なくとも1つを前記表示手段110に第1表示形態で表示させる制御手段113と、を備えたヘッドアップディスプレイ装置100であって、
前記制御手段113は、前記交差点位置手段240から入力された前記距離が所定の距離未満であるときに前記右左折ターンシグナルの動作状態が右折または左折を知らせる状態となると、車両の前方の視界を前記第1表示形態よりも阻害しない第2表示形態に切り替える。
表示手段110と、
少なくとも車両の走行速度と車両の右左折ターンシグナルの動作状態を含む車両200の運転に関わる情報を入力する車両情報入力手段230と、
自車両200から交差点までの距離を入力する交差点位置入力手段240と、
前記車両情報入力手段230から入力された前記情報の少なくとも1つを前記表示手段110に第1表示形態で表示させる制御手段113と、を備えたヘッドアップディスプレイ装置100であって、
前記制御手段113は、前記交差点位置手段240から入力された前記距離が所定の距離未満であるときに前記右左折ターンシグナルの動作状態が右折または左折を知らせる状態となると、車両の前方の視界を前記第1表示形態よりも阻害しない第2表示形態に切り替える。
また、好ましくは、本発明に係るヘッドアップディスプレイ装置の
前記第2表示形態は、前記第1表示形態に表示した前記情報の少なくとも1つを非表示にする。
前記第2表示形態は、前記第1表示形態に表示した前記情報の少なくとも1つを非表示にする。
また、好ましくは、本発明に係るヘッドアップディスプレイ装置の
前記第2表示形態は、前記右左折ターンシグナルの動作状態が知らせる右折または左折の方向DIRとは異なる方向に、前記情報の表示位置を移動する。
前記第2表示形態は、前記右左折ターンシグナルの動作状態が知らせる右折または左折の方向DIRとは異なる方向に、前記情報の表示位置を移動する。
本発明によれば、安全運転の妨げになり難い重畳表示を行うヘッドアップディスプレイ装置を提供することができる。
以下、図1から図5に基づいて、本発明を車両用のヘッドアップディスプレイ装置に適用した実施形態を説明する。
本発明を適用したヘッドアップディスプレイ装置100は、図1に示すように車両200のインストルメントパネル210内部に配設され、後述する液晶表示器110が発する表示光Lをフロントガラス220を介して反射させ、車両200の運転者DのアイボックスBに導いて、虚像Vを表示する。ヘッドアップディスプレイ装置100は、車両200に搭載される各種制御機器と相互に通信可能な通信路(車両情報入力手段)230に接続し、通信路230から入力される車両の運転に関わる情報を表示光Lとして発する。これにより、運転者Dは車両の運転に関わる情報を虚像Vとして風景に重畳させて視認できる。
ヘッドアップディスプレイ装置100は、図2に示すように、液晶表示器110と、凹面鏡120と、平面鏡130と、ハウジング140と、から主に構成される。
液晶表示器110は、液晶表示パネル111と、光源112と、液晶表示パネル111と光源112を駆動制御する制御手段113(図示しない)を備える。
液晶表示パネル111は、透明電極膜が形成された一対の透光性基板に液晶層を封入した液晶セルの前後両面に偏光板を貼着した表示パネルである。
光源112は、LEDなどの発光素子が実装された回路基板である。
制御手段113は、液晶表示パネル111と光源112を駆動制御するためのマイクロコンピュータや各種電子部品、および、それらを電気的に接続する回路を実装した回路基板である。制御手段113は、図3に示すように、通信路230,後述する交差点位置入力手段240,液晶表示パネル111,光源112と電気的に接続し、通信路230と交差点位置入力手段240からの入力に応じて、液晶表示パネル111と光源112を制御する。
凹面鏡120は、例えばポリカーボネートなどの樹脂材料に例えばアルミニウムなどの金属を蒸着させて凹面状の反射面を形成した反射鏡である。凹面鏡120は、液晶表示器110が発した表示光Lを拡大して後述する平面鏡130に照射する機能と、フロントガラス220の曲面による表示光Lの歪みを凹面状の曲面にて補正する機能を有する。
平面鏡130は、例えばポリカーボネートなどの樹脂材料に例えばアルミニウムなどの金属を蒸着させて平面状の反射面を形成した反射鏡である。平面鏡130は、凹面鏡が反射した表示光Lをフロントガラス220へ反射する。平面鏡130によって、表示光Lの光路長を長くすることができるので、フロントガラス220から虚像Vまでの距離が長くなり、より遠方に虚像Vが結像して見える。
ハウジング140は、非透過性樹脂材料からなり、液晶表示器110,凹面鏡120,平面鏡130を収容する。ハウジング140には、表示光Lを出射する窓部141が設けられている。窓部141は、例えばアクリルなどの透過性樹脂材料からなり、湾曲形成されている。
交差点位置入力手段240は、安全運転支援システム(DSSS:Driving Safety Support Systems)の基地局から個々の信号機の位置と表示状態の切替時間に関する情報を受信する受信機と、車両200の位置を取得するGPSを備え、車両200と最も距離が近い信号機までの距離(つまり、車両200に最も近い交差点までの距離)を制御手段113に入力する。
次に、制御手段113による液晶表示器(表示手段)110の表示制御について、図4に示すフローチャートと、図5に示す表示形態によって説明する。
(ステップS1)
制御手段113は、交差点位置入力手段240から入力された車両200と最も距離が近い信号機までの距離が所定の距離(例えば30メートル)未満である場合、交差点付近であると判断し、ステップS2に進む(S1:Y)。そうでない場合は、ステップS4に進む(S1:N)。
制御手段113は、交差点位置入力手段240から入力された車両200と最も距離が近い信号機までの距離が所定の距離(例えば30メートル)未満である場合、交差点付近であると判断し、ステップS2に進む(S1:Y)。そうでない場合は、ステップS4に進む(S1:N)。
(ステップS2)
制御手段113は、通信路230から入力された車両の走行速度が所定の速度(例えば25キロメートル毎時)未満である場合に、ステップS3に進む(S2:Y)。そうでない場合は、ステップS4に進む(S2:N)。
制御手段113は、通信路230から入力された車両の走行速度が所定の速度(例えば25キロメートル毎時)未満である場合に、ステップS3に進む(S2:Y)。そうでない場合は、ステップS4に進む(S2:N)。
(ステップS3)
制御手段113は、通信路230から入力された右左折ターンシグナルの動作動作状態が右折あるいは左折シグナルを動作させている場合(つまり、運転者が右折あるいは左折の方向指示器スイッチを動作させて右左折ターンシグナルを点滅させた場合)に、自車両200が交差点に進入して右左折すると判断し、ステップS5に進む(S3:Y)。そうでない場合は、交差点を右左折せずに通過すると判断し、ステップS4に進む(S3:N)。
制御手段113は、通信路230から入力された右左折ターンシグナルの動作動作状態が右折あるいは左折シグナルを動作させている場合(つまり、運転者が右折あるいは左折の方向指示器スイッチを動作させて右左折ターンシグナルを点滅させた場合)に、自車両200が交差点に進入して右左折すると判断し、ステップS5に進む(S3:Y)。そうでない場合は、交差点を右左折せずに通過すると判断し、ステップS4に進む(S3:N)。
(ステップS4)
制御手段113は、第1表示形態として、通信路230から入力された車両の走行速度SPと、経路案内情報NAVIを含む車両の運転に関わる情報INFOを、図5(a)に示すように液晶表示器110に表示させ、虚像Vとして運転者Dに視認させる。
制御手段113は、第1表示形態として、通信路230から入力された車両の走行速度SPと、経路案内情報NAVIを含む車両の運転に関わる情報INFOを、図5(a)に示すように液晶表示器110に表示させ、虚像Vとして運転者Dに視認させる。
(ステップS5)
制御手段113は、自車両200が交差点に進入して右左折する際に、右左折時の回動方向DIRにおける視界を妨げないように、図5(a)に示した第1表示形態から、図6(b)に示す中間表示形態を経由して、図6(c)に示す第2表示形態へ表示を切り替える。制御手段113は、第1表示形態から第2表示形態に切り替えるにあたって、車両の運転に関わる情報INFOとして表示していた経路案内情報NAVIを非表示にすると共に、交差点位置入力手段240から入力された車両200と最も距離が近い信号機までの距離が短くなるに従って、車両の走行速度SPの表示位置を右左折時の回動方向DIRと逆方向下方に表示サイズを縮小し、且つ、表示輝度を減衰させつつ移動させる。
制御手段113は、自車両200が交差点に進入して右左折する際に、右左折時の回動方向DIRにおける視界を妨げないように、図5(a)に示した第1表示形態から、図6(b)に示す中間表示形態を経由して、図6(c)に示す第2表示形態へ表示を切り替える。制御手段113は、第1表示形態から第2表示形態に切り替えるにあたって、車両の運転に関わる情報INFOとして表示していた経路案内情報NAVIを非表示にすると共に、交差点位置入力手段240から入力された車両200と最も距離が近い信号機までの距離が短くなるに従って、車両の走行速度SPの表示位置を右左折時の回動方向DIRと逆方向下方に表示サイズを縮小し、且つ、表示輝度を減衰させつつ移動させる。
制御手段113は、以上のステップS1からステップS5の処理を周期的に行う。
このように構成することで、自車両200が交差点に進入し右左折をする場合において、右左折時の回動方向DIRにおける前方の視界を車両の運転に関わる情報INFOが遮る虞が低減するので、安全運転の妨げになり難い重畳表示を行うヘッドアップディスプレイ装置を提供することができる。
以上、本発明に係る実施形態を説明したが、本実施形態に限定されるものではなく、種々の形態で実施ができる。例えば、第2表示形態として、車両の運転に関わる情報INFOのうち、経路案内情報NAVIのみを非表示としたが、同時に車両の走行速度SPも非表示(つまり、全ての表示を非表示)としてもよい。
本発明は、車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置に好適である。
100 :ヘッドアップディスプレイ装置
110 :液晶表示器(表示手段)
111 :液晶表示パネル
112 :光源
113 :制御手段
120 :凹面鏡
130 :平面鏡
140 :ハウジング
200 :自車両
210 :インストルメントパネル
220 :フロントガラス
230 :通信路(車両情報入力手段)
240 :交差点位置入力手段
D :運転者
DIR :右左折時の回動方向
INFO :車両の運転に関わる情報
L :表示光
V :虚像
110 :液晶表示器(表示手段)
111 :液晶表示パネル
112 :光源
113 :制御手段
120 :凹面鏡
130 :平面鏡
140 :ハウジング
200 :自車両
210 :インストルメントパネル
220 :フロントガラス
230 :通信路(車両情報入力手段)
240 :交差点位置入力手段
D :運転者
DIR :右左折時の回動方向
INFO :車両の運転に関わる情報
L :表示光
V :虚像
Claims (3)
- 表示手段と、
少なくとも車両の走行速度と車両の右左折ターンシグナルの動作状態を含む車両の運転に関わる情報を入力する車両情報入力手段と、
自車両から交差点までの距離を入力する交差点位置入力手段と、
前記車両情報入力手段から入力された前記情報の少なくとも1つを前記表示手段に第1表示形態で表示させる制御手段と、を備えたヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記制御手段は、前記交差点位置手段から入力された前記距離が所定の距離未満であるときに前記右左折ターンシグナルの動作状態が右折または左折を知らせる状態となると、車両の前方の視界を前記第1表示形態よりも阻害しない第2表示形態に切り替える
ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記第2表示形態は、前記第1表示形態に表示した前記情報の少なくとも1つを非表示にする
ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記第2表示形態は、前記右左折ターンシグナルの動作状態が知らせる右折または左折の方向とは異なる方向に、前記情報の表示位置を移動する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014192071A JP2016060445A (ja) | 2014-09-22 | 2014-09-22 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014192071A JP2016060445A (ja) | 2014-09-22 | 2014-09-22 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016060445A true JP2016060445A (ja) | 2016-04-25 |
Family
ID=55796351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014192071A Pending JP2016060445A (ja) | 2014-09-22 | 2014-09-22 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2016060445A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
2014
- 2014-09-22 JP JP2014192071A patent/JP2016060445A/ja active Pending
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