JP2016007795A - グリーンタイヤ搬送台車 - Google Patents
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Abstract
【課題】グリーンタイヤの変形を防止すると共に、空気入りタイヤの製造工程における生産性および作業性を向上させることができるグリーンタイヤ搬送台車を提供する。【解決手段】略並行に配置された一対の駆動軸と、一対の駆動軸に掛け渡されて複数のグリーンタイヤを載置させることができる幅寸法を有している無端のタイヤ載置用ベルトと、駆動軸を回転させることによりタイヤ載置用ベルトを回転させるモータとを備えており、タイヤ載置用ベルト上に起立したグリーンタイヤを載置してタイヤ載置用ベルトを回転させることにより、グリーンタイヤをタイヤ載置用ベルト上で回転させることができるように構成されているグリーンタイヤ搬送台車。【選択図】図2
Description
本発明は、成形後のグリーンタイヤを加硫機まで搬送する際に使用されるグリーンタイヤ搬送台車に関する。
空気入りタイヤは、インナーライナー、カーカスプライ、サイドウォール用ゴムシート、ベルトプライ、トレッド用ゴムシート等を貼り合わせたグリーンタイヤ(生タイヤ)を加硫工程において加熱、加圧することにより作製される。
加硫工程前のグリーンタイヤは、種々のゴム部材を貼り合わせることにより成形されており非常に柔軟であるため、加硫工程までの待機時間が長いと自重によって変形してしまうことがある。
このような変形したグリーンタイヤを加硫すると、加硫後のタイヤのラジアルフォースバリエーション(RFV:Radial Force Variation)の悪化や、ゴム部材の剥がれ(浮き)によるエア残りの発生等の問題が生じる恐れがあるため、このような問題が生じたタイヤは不良品として廃棄され、空気入りタイヤの製造工程における生産性低下の原因になっていた。
そこで、従来より、このようなグリーンタイヤの変形の発生を防止するための方法として図6に示すようなグリーンタイヤ搬送台車が提案されている。図6は従来のグリーンタイヤ搬送台車の正面図である。図6に示すように、このグリーンタイヤ搬送台車は、支柱60と、水平方向に延在しておりグリーンタイヤTが掛けられる駆動軸61と、この駆動軸61を回転させるモータ(図示せず)とを備えており、搬送や待機中に駆動軸61でグリーンタイヤTを回転させて自重による変形を防止している(特許文献1)。
しかしながら、通常、加硫機付近においてグリーンタイヤ搬送台車を待機させることができるスペースは限られている。また、上記したグリーンタイヤ搬送台車の場合、1台に対して1本のグリーンタイヤしかセットすることができず、生産性が悪化する恐れがある。さらに、駆動軸へのグリーンタイヤの掛け下げは、1本毎に行う必要があるため、作業性が悪化する恐れがある。
そこで、本発明は、グリーンタイヤの変形を防止すると共に、空気入りタイヤの製造工程における生産性および作業性を向上させることができるグリーンタイヤ搬送台車を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、
略並行に配置された一対の駆動軸と、前記一対の駆動軸に掛け渡されて複数のグリーンタイヤを載置させることができる幅寸法を有している無端のタイヤ載置用ベルトと、前記駆動軸を回転させることにより前記タイヤ載置用ベルトを回転させるモータとを備えており、
前記タイヤ載置用ベルト上に起立したグリーンタイヤを載置して前記タイヤ載置用ベルトを回転させることにより、前記グリーンタイヤを前記タイヤ載置用ベルト上で回転させることができるように構成されていることを特徴とするグリーンタイヤ搬送台車である。
略並行に配置された一対の駆動軸と、前記一対の駆動軸に掛け渡されて複数のグリーンタイヤを載置させることができる幅寸法を有している無端のタイヤ載置用ベルトと、前記駆動軸を回転させることにより前記タイヤ載置用ベルトを回転させるモータとを備えており、
前記タイヤ載置用ベルト上に起立したグリーンタイヤを載置して前記タイヤ載置用ベルトを回転させることにより、前記グリーンタイヤを前記タイヤ載置用ベルト上で回転させることができるように構成されていることを特徴とするグリーンタイヤ搬送台車である。
請求項2に記載の発明は、
前記グリーンタイヤが、直径21インチ以下の乗用車用タイヤまたは小型トラック用タイヤのグリーンタイヤであることを特徴とする請求項1に記載のグリーンタイヤ搬送台車である。
前記グリーンタイヤが、直径21インチ以下の乗用車用タイヤまたは小型トラック用タイヤのグリーンタイヤであることを特徴とする請求項1に記載のグリーンタイヤ搬送台車である。
請求項3に記載の発明は、
前記グリーンタイヤが2〜10rpmの回転速度で回転するように、前記モータの駆動が制御されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のグリーンタイヤ搬送台車である。
前記グリーンタイヤが2〜10rpmの回転速度で回転するように、前記モータの駆動が制御されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のグリーンタイヤ搬送台車である。
請求項4に記載の発明は、
前記一対の駆動軸を支持する台車本体を有しており、
前記台車本体が、アルミニウム合金またはステンレス鋼から構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のグリーンタイヤ搬送台車である。
前記一対の駆動軸を支持する台車本体を有しており、
前記台車本体が、アルミニウム合金またはステンレス鋼から構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のグリーンタイヤ搬送台車である。
請求項5に記載の発明は、
前記タイヤ載置用ベルトが、布または皮から構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のグリーンタイヤ搬送台車である。
前記タイヤ載置用ベルトが、布または皮から構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のグリーンタイヤ搬送台車である。
請求項6に記載の発明は、
前記タイヤ載置用ベルトの上方に、前記タイヤ載置用ベルトの幅方向において所定の間隔を空けて仕切部材が複数形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のグリーンタイヤ搬送台車である。
前記タイヤ載置用ベルトの上方に、前記タイヤ載置用ベルトの幅方向において所定の間隔を空けて仕切部材が複数形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のグリーンタイヤ搬送台車である。
請求項7に記載の発明は、
前記仕切部材にフリーローラーが設けられていることを特徴とする請求項6に記載のグリーンタイヤ搬送台車である。
前記仕切部材にフリーローラーが設けられていることを特徴とする請求項6に記載のグリーンタイヤ搬送台車である。
請求項8に記載の発明は、
前記モータが空圧式サーボモータまたは油圧式サーボモータであることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のグリーンタイヤ搬送台車である。
前記モータが空圧式サーボモータまたは油圧式サーボモータであることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のグリーンタイヤ搬送台車である。
本発明によれば、グリーンタイヤの変形を防止すると共に、空気入りタイヤの製造工程における生産性および作業性を向上させることができるグリーンタイヤ搬送台車を提供することができる。
本発明者は、当初、複数のグリーンタイヤを搬送、待機させることができるグリーンタイヤ搬送台車として、図5に示すようなグリーンタイヤ搬送台車を作製した。図5に示すように、このグリーンタイヤ搬送台車は、車輪50の付いた台車本体55の前後フレーム51、53の間に、複数のグリーンタイヤを載置させることができる幅寸法を有する幅広の布状材料からなるタイヤ載置シート54が、中央部が垂れ下がるようにして掛け渡されて構成されており、このタイヤ載置シート54上に複数のグリーンタイヤTを載置して搬送、待機させることができる。なお、図6中の52は、複数のグリーンタイヤTを載置した際にそれぞれのグリーンタイヤTを仕切るための仕切部材である。
しかし、このグリーンタイヤ搬送台車の場合、複数のグリーンタイヤを搬送、待機させることは可能になるが、自重によるグリーンタイヤの変形を防止することができないため、本発明者は、このグリーンタイヤ搬送台車をさらに改良することにより本発明を完成するに至った。以下、本発明を実施の形態に基づき、図面を用いて説明する。
図1は本実施の形態に係るグリーンタイヤ搬送台車の斜視図、図2は本実施の形態に係るグリーンタイヤ搬送台車の一部を拡大した図である。また、図3は本実施の形態に係るグリーンタイヤ搬送台車の側面を模式的に示す図であり、図4は本実施の形態に係るグリーンタイヤ搬送台車において、タイヤ載置用ベルトと、タイヤ載置用ベルト上のグリーンタイヤTとが回転している状態を概念的に示す図である。
図1に示すように、本実施の形態に係るグリーンタイヤ搬送台車の台車本体1は、基本的には、上記した図6に示すようなグリーンタイヤ搬送台車と同様の構成を有している。なお、図1においては、グリーンタイヤ搬送台車が2段式に構成されており、同じように構成された下段部A1と上段部A2とが支柱4により連結されている。また、図中の6は車輪である。
そして、本実施の形態に係るグリーンタイヤ搬送台車は、略並行に配置された一対の駆動軸3a、3bと、この一対の駆動軸3a、3bに掛け渡されており、複数のグリーンタイヤTを載置させることができる幅寸法を有している無端のタイヤ載置用ベルト2と、駆動軸3a、3bを回転させることによりタイヤ載置用ベルト2を回転させるモータM(図3参照)とを備えている。
具体的には、台車本体1は、両側フレーム1a、1bと前後フレーム1c、1dとから構成されており、上記した駆動軸3a、3bの両端が両側フレーム1a、1bに回転可能に取り付けられている。
タイヤ載置用ベルト2は、図1に示すように、複数のグリーンタイヤTを並置できる幅寸法(1000〜2000mm)を有した無端状のベルトであり、中央部が垂れ下がるように駆動軸3a、3bに掛け渡されている。載置させるグリーンタイヤTの形状に沿ってタイヤ載置用ベルト2が変形してグリーンタイヤTの変形を防止するという観点から、タイヤ載置用ベルト2は布や皮などの柔らかい素材から構成されていることが好ましい。
モータMは、図3(a)に示すように、支柱4に取り付けられており、伝達ベルト10を介して駆動軸3a、3bに接続されている。伝達ベルト10がモータMの回転力を駆動軸3a、3bに伝えることによりタイヤ載置用ベルトが回転する。モータMとしては、回転力を十分に補うことができる空圧式サーボモータまたは油圧式サーボモータが好ましく用いられる。
また、モータMは、図3(b)に示すように、一つの駆動軸3aのみに接続されていてもよく、この場合には駆動軸3a同士が伝達ベルト10を介して接続されており、モータMに接続された駆動軸3aの回転が他の駆動軸に伝達される。
上記したグリーンタイヤ搬送台車を用いてグリーンタイヤを搬送する場合、図2に示すように、タイヤ載置用ベルト2上にグリーンタイヤTを載置し、モータM(図3参照)を駆動させることによりタイヤ載置用ベルト2が架け渡された駆動軸3a、3bを回転させてタイヤ載置用ベルト2上のグリーンタイヤTを回転させる。なお、タイヤ載置用ベルト2上のグリーンタイヤTが回転している状態を図4に概念的に示す。
このように、搬送中や待機中にグリーンタイヤTを回転させることにより、グリーンタイヤTの変形を防止することができるため、加硫後の製品タイヤのRFVの悪化や、ゴム部材の剥がれによるエア残りを低減することができる。
そして、タイヤ載置用ベルト2上に複数のグリーンタイヤを載置した状態で搬送、待機させることができるため、図6に示す駆動軸61にグリーンタイヤTを掛けるような従来の搬送台車に比べて空気入りタイヤの生産性を向上させることができる。
なお、本実施の形態に係るグリーンタイヤ搬送台車は、直径21インチ以下の乗用車用タイヤまたは小型トラック用タイヤのグリーンタイヤであるPC/LTカテゴリのグリーンタイヤの搬送に特に好ましく用いることができる。
また、図1に示すように、タイヤ載置用ベルト2の上方に、タイヤ載置用ベルト2の幅方向において所定の間隔を空けて仕切部材7が複数形成されていることが好ましい。これにより、タイヤ載置用ベルト2上に載置されたグリーンタイヤT同士が接触することを適切に防止することができる。
上記の仕切部材7は、例えば、前後フレーム1c、1dの間に架設される支持フレーム7aと、支持フレーム7aから上方に向けて立設される仕切りフレーム7bとを備えている。そして、このような仕切部材7の支持フレーム7aおよび仕切りフレーム7bに、フリーローラー8が設けられているとより好ましい。
これにより、タイヤ載置用ベルト2の上で回転するグリーンタイヤTが傾いて仕切部材7に接触したときに、フリーローラー8が回転することにより、グリーンタイヤTに傷が付くことを防止することができる。
また、グリーンタイヤTの回転速度Cは2〜10rpmに設定されていることが好ましい。回転速度Cが2rpmよりも低い場合、グリーンタイヤTの回転量が不足して自重による変形を防止できない恐れがあり、回転速度Cを10rpmよりも高くしてもグリーンタイヤTの変形量は変わらず効果が飽和すると共に、回転数の増加により作業がし難くなり、さらに仕切部材7との接触により外観を損なう恐れがある。また、無駄に回転させることで台車の老化を早める恐れがある。
また、台車本体1は、金属から構成されていることが好ましく、金属の中でも、軽量化や耐腐食性の観点からはアルミニウム合金が好ましく、加工性や耐腐食性の観点からはステンレス鋼が好ましい。
1.実施例と従来例
(1)実施例1〜5
タイヤサイズ195/65R15のグリーンタイヤを成形し、成形したグリーンタイヤ8本を、上記の実施の形態に係るグリーンタイヤ搬送台車のタイヤ載置用ベルト上に載置して、タイヤ載置用ベルトを回転させながら室温(35℃)の下で10分間待機させた(実施例1〜5)。
(1)実施例1〜5
タイヤサイズ195/65R15のグリーンタイヤを成形し、成形したグリーンタイヤ8本を、上記の実施の形態に係るグリーンタイヤ搬送台車のタイヤ載置用ベルト上に載置して、タイヤ載置用ベルトを回転させながら室温(35℃)の下で10分間待機させた(実施例1〜5)。
なお、実施例1では、仕切部材を設けると共に金属やプラスチックで構成されたタイヤ載置用ベルトの回転速度を5rpmに設定した。
また、実施例2〜5では、仕切部材が設けられており、タイヤ載置用ベルトが布や皮で構成されたグリーンタイヤ搬送台車において、タイヤ載置用ベルトの回転速度をそれぞれ異なる値に設定した。具体的には、それぞれの実施例の回転速度について、実施例2では1rpm、実施例3では2rpm、実施例4では回転速度を10rpm、実施例5では回転速度を30rpmに設定した。
(2)従来例
図6に示すグリーンタイヤ搬送台車の駆動軸に1本のグリーンタイヤを掛け、実施例と同様に10分間待機させた。なお、駆動軸の回転速度は10rpmに設定した。
図6に示すグリーンタイヤ搬送台車の駆動軸に1本のグリーンタイヤを掛け、実施例と同様に10分間待機させた。なお、駆動軸の回転速度は10rpmに設定した。
2.評価
(1)RFVの測定
実施例1〜5および従来例におけるグリーンタイヤの変形の度合いを評価するために、10分間の待機時間後のグリーンタイヤを加硫し、加硫後の製品タイヤのRFVを測定した。
(1)RFVの測定
実施例1〜5および従来例におけるグリーンタイヤの変形の度合いを評価するために、10分間の待機時間後のグリーンタイヤを加硫し、加硫後の製品タイヤのRFVを測定した。
(2)生産性/作業性の評価
実施例1〜5および従来例における生産性/作業性を評価するために、8本のグリーンタイヤの搬送と加硫に要した時間を測定し、その時間に応じて「良」「可」「不可」と評価し、表1に「良」を「A」、「可」を「B」、「不可」を「C」と表記した。
実施例1〜5および従来例における生産性/作業性を評価するために、8本のグリーンタイヤの搬送と加硫に要した時間を測定し、その時間に応じて「良」「可」「不可」と評価し、表1に「良」を「A」、「可」を「B」、「不可」を「C」と表記した。
(3)グリーンタイヤ外観
実施例1〜5および従来例におけるグリーンタイヤの外観を評価するために、10分間の待機時間後のグリーンタイヤを目視にて確認し、外観の優秀性について「良」「可」「不可」として評価し、表1に「良」を「A」、「可」を「B」、「不可」を「C」と表記した。
実施例1〜5および従来例におけるグリーンタイヤの外観を評価するために、10分間の待機時間後のグリーンタイヤを目視にて確認し、外観の優秀性について「良」「可」「不可」として評価し、表1に「良」を「A」、「可」を「B」、「不可」を「C」と表記した。
上記の各評価の結果を表1に示す。なお、各実施例において2種類の素材から構成されたタイヤ載置用ベルトを用い、それぞれのタイヤ載置用ベルトで得られた結果が同じであったため、表中では「タイヤ載置用ベルトの素材」の項目について「布or皮」、「金属orプラスチック」と記載している
表1より、実施例1〜実施例4については、従来例と同程度のRFVのタイヤが得られており、グリーンタイヤの変形を適切に防止した状態で複数本のグリーンタイヤを同時に搬送、待機させることができ、従来例よりも生産性/作業性が大きく改善されていることが確認された。
また、実施例1〜実施例4の中では、金属やプラスチックで構成されたタイヤ載置用ベルトを用いた実施例1においてRFVが他の実施例よりも高くなった。これは、タイヤ載置用ベルトに硬い素材を用いたことによりグリーンタイヤに若干の変形が生じたためと考えられる。
また、実施例2と実施例3とを比較すると、実施例2ではグリーンタイヤの回転数が不足して若干の変形が生じていたことに対して、実施例3ではグリーンタイヤの変形が適切に防止され、生産性/作業性と変形防止が両立できていた。このことから、回転速度の好ましい範囲の下限は2rpmであることが確認された。
一方、実施例4と5とを比較すると、実施例5ではグリーンタイヤの回転数が多すぎて作業性が若干低下し、グリーンタイヤに僅かな傷が生じていたことに対して、実施例4ではグリーンタイヤの変形が適切に防止され、生産性/作業性と変形防止が両立できていた。このことから、回転速度の好ましい範囲の上限は10rpmであることが確認された。
以上より、複数本のグリーンタイヤを載置させることができるタイヤ載置用ベルトを設け、このタイヤ載置用ベルトを回転させることにより、グリーンタイヤの変形を適切に防止した状態で複数本のグリーンタイヤを同時に搬送、待機させることができることが確認された。また、このときのグリーンタイヤの回転数を適切に調整することにより、より適切に生産性/作業性と変形防止を両立できることが確認された。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、上記の実施の形態に対して種々の変更を加えることができる。
1、55 台車本体
1a、1b 両側フレーム
1c、51 前フレーム
1d、53 後フレーム
2 タイヤ載置用ベルト
3a、3b 駆動軸
4 支柱
6、50 車輪
7、52 仕切部材
7a 支持フレーム
7b 仕切りフレーム
8 フリーローラー
10 伝達ベルト
31a 溝
54 タイヤ載置シート
60 支柱
61 駆動軸
A1 下段部
A2 上段部
M モータ
T グリーンタイヤ
1a、1b 両側フレーム
1c、51 前フレーム
1d、53 後フレーム
2 タイヤ載置用ベルト
3a、3b 駆動軸
4 支柱
6、50 車輪
7、52 仕切部材
7a 支持フレーム
7b 仕切りフレーム
8 フリーローラー
10 伝達ベルト
31a 溝
54 タイヤ載置シート
60 支柱
61 駆動軸
A1 下段部
A2 上段部
M モータ
T グリーンタイヤ
Claims (8)
- 略並行に配置された一対の駆動軸と、前記一対の駆動軸に掛け渡されて複数のグリーンタイヤを載置させることができる幅寸法を有している無端のタイヤ載置用ベルトと、前記駆動軸を回転させることにより前記タイヤ載置用ベルトを回転させるモータとを備えており、
前記タイヤ載置用ベルト上に起立したグリーンタイヤを載置して前記タイヤ載置用ベルトを回転させることにより、前記グリーンタイヤを前記タイヤ載置用ベルト上で回転させることができるように構成されていることを特徴とするグリーンタイヤ搬送台車。 - 前記グリーンタイヤが、直径21インチ以下の乗用車用タイヤまたは小型トラック用タイヤのグリーンタイヤであることを特徴とする請求項1に記載のグリーンタイヤ搬送台車。
- 前記グリーンタイヤが2〜10rpmの回転速度で回転するように、前記モータの駆動が制御されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のグリーンタイヤ搬送台車。
- 前記一対の駆動軸を支持する台車本体を有しており、
前記台車本体が、アルミニウム合金またはステンレス鋼から構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のグリーンタイヤ搬送台車。 - 前記タイヤ載置用ベルトが、布または皮から構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のグリーンタイヤ搬送台車。
- 前記タイヤ載置用ベルトの上方に、前記タイヤ載置用ベルトの幅方向において所定の間隔を空けて仕切部材が複数形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のグリーンタイヤ搬送台車。
- 前記仕切部材にフリーローラーが設けられていることを特徴とする請求項6に記載のグリーンタイヤ搬送台車。
- 前記モータが空圧式サーボモータまたは油圧式サーボモータであることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のグリーンタイヤ搬送台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014130196A JP2016007795A (ja) | 2014-06-25 | 2014-06-25 | グリーンタイヤ搬送台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014130196A JP2016007795A (ja) | 2014-06-25 | 2014-06-25 | グリーンタイヤ搬送台車 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016007795A true JP2016007795A (ja) | 2016-01-18 |
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JP2014130196A Pending JP2016007795A (ja) | 2014-06-25 | 2014-06-25 | グリーンタイヤ搬送台車 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016215514A (ja) * | 2015-05-21 | 2016-12-22 | 住友ゴム工業株式会社 | グリーンタイヤ運搬・保持装置 |
KR102335367B1 (ko) * | 2021-08-25 | 2021-12-06 | 노재영 | 타이어 변형방지 보관대 |
-
2014
- 2014-06-25 JP JP2014130196A patent/JP2016007795A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102335367B1 (ko) * | 2021-08-25 | 2021-12-06 | 노재영 | 타이어 변형방지 보관대 |
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