JP2016006933A - 特定属性有無チェック装置、特定属性有無チェック方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

特定属性有無チェック装置、特定属性有無チェック方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数枚の用紙からなる書類のコピーの可否を従来よりも高速に判別する。
【解決手段】ADF10iは、M枚(ただし、M≧2)の用紙を1枚ずつ、読取用スリット10j2を通過するように搬送する。イメージセンサ10j1は、読取用スリット10j2を1枚目の用紙が通過し始めてからM枚目の用紙が通過し終わるまでの間、用紙が所定の長さ進むごとに、読取用スリット10j2を用紙の印刷面の方向へ撮影することによって、搬送方向の長さが所定の長さであるライン画像を取得する。そして、CPUは、連続する複数のライン画像を結合した結合画像に特定の特徴があるか否かを判別し、特定の特徴があれば、この結合画像に係る用紙に特定の属性があると、判別する。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷物が所定の要件を満たしているか否かをチェックする技術に関する。
従来、法令または規則を守るために、所定の条件に該当する印刷物、例えば紙幣のコピー(複写)を抑制する技術が提案されている。そして、このような技術を採用した画像形成装置が普及している。
特許文献1に記載される技術によると、原稿の画像データを読み取る読取手段と、複写禁止マークのデータを記憶するメモリと、複写禁止マークのデータを読み出し、読取手段により読み取られた原稿の画像データから複写禁止マークを検出する検出手段と、検出手段による複写禁止マークの検出が妨害されているか否かを判定する判定手段と、読取手段により読み取られた画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成手段と、検出手段により複写禁止マークが検出されない場合には画像形成手段に画像の形成を許可し、判定手段により複写禁止マークの検出が妨害されていると判定された場合、及び検出手段により複写禁止マークが検出された場合に画像形成手段に画像の形成を禁止する制御手段とを備える。
非特許文献1に記載される装置には、紙幣などの複製を防止する機能(偽造防止機能)が備わっている。
また、ADF(Auto Document Feeder)によって複数の用紙を1枚ずつ順次スキャンする際の処理の高速化または円滑化を図る技術が提案されている。
特許文献2に記載される技術によると、シートスルー方式で原稿を読み取る読み取り手段から出力される画像データを受け取り、受け取った画像データに対して所定の処理を施す画像処理手段を備えた画像処理装置において、紙間時間t1が充分ある場合はゴミ検知処理及びゴミ補正処理の処理時間t2を多く確保し、紙間時間t1が短くなった場合や他の処理が増えた際にはゴミ検知処理及びゴミ補正処理の処理時間t2を短くして、読取生産性を確保する。処理時間t2はシステムコントローラでマネージメントすることにより設定する。ゴミ検知処理及びゴミ補正処理のそれぞれの処理時間は独立して設定することができる。
特許文献3に記載される技術によると、原稿読取装置が、CCDラインセンサによって複数枚の原稿を読み取る際、読み取った画像データを一時記憶メモリに格納する。原稿読取装置は、搬送される前原稿と次原稿との原稿間隔時間を利用し、一時記憶メモリに格納された画像データのデータ転送速度を、CCDラインセンサの駆動速度より遅い速度に設定して、一時記憶メモリに格納された画像データを画像データ転送ラインに転送する。
特許文献4に記載される技術によると、自動原稿搬送装置(ADF)において連続的に給紙、搬送する原稿間の紙間を可変する。
特許文献5に記載される技術によると、紙間補正処理部が、複数の読取モードから選択された読取モードでの読取時に搬送する原稿と次の原稿との原稿紙間の時間を計算し、計算した原稿紙間の時間を基に、配光変動補正処理及びゴミ補正処理を読取モードごとに複数の工程に分割し、工程を実行する計画を立て、読取位置を原稿が通過するごとに計画した工程を順番に実行する。
特許文献6に記載される技術によると、メモリの記憶容量に余裕があるときには第1の原稿間隔で原稿を給送して流し読みを行い、余裕がなくなってきたときには第2の原稿間隔で原稿を給送して流し読みを行う。
特開平8−79511号公報 特開2009−200599号公報 特開2008−271035号公報 特開2007−311890号公報 特開2006−146370号公報 特開平10−56546号公報 "Bizhub C25プリンター/コピー/スキャナーユーザーズガイド"第16ページ,コニカミノルタ株式会社 ウェブサイト,2014年6月12日 検索,http://www.konicaminolta.jp/business/download/copiers/bizhub_c25/pdf/user_jp_00k_c25.pdf
いわゆる流し読み方式によって複数の用紙を1枚ずつ連続的にスキャンする技術と不正なコピーを防止する技術とを組み合わせれば、これらの用紙の1枚ずつに対して連続的に、コピーしてもよいか否かの判別を行うことができる。しかし、一連の処理をより高速に行うことが求められる。
本発明は、このような課題に鑑み、複数枚の用紙からなる書類のコピーの可否を従来よりも高速に判別することを、目的とする。
本発明の一形態に係る特定属性有無チェック装置は、M枚(ただし、M≧2)の用紙のうちのいずれかが特定の属性を有するか否かを判別する、特定属性有無チェック装置であって、前記M枚の用紙を1枚ずつ、副走査方向に長い読取位置を通過するように搬送する搬送手段と、前記読取位置を前記M枚の用紙のうちの1枚目の用紙が通過し始めてからM枚目の用紙が通過し終わるまでの間、当該M枚の用紙のうちのいずれかが搬送方向へ所定の長さ進むごとに、当該読取位置を当該用紙の印刷面の方向へ撮影することによって、前記搬送方向の長さが当該所定の長さであるライン画像を取得する、スキャナと、連続する複数の前記ライン画像を結合した結合画像に特定の特徴があるか否かを判別し、当該特定の特徴があれば、前記M枚の用紙のうちの当該結合画像に係る用紙に前記特定の属性があると、判別する、判別手段と、を有する。
好ましくは、前記特定の属性は、他の用紙へのコピーの禁止である。
または、前記搬送手段は、前記M枚の用紙のそれぞれを、所定の間隔を空けて搬送する。または、間隔を空けずに搬送する、
または、前記判別手段は、前記M枚の用紙のうちの連続する2枚の用紙それぞれの画像が前記結合画像に含まれており、かつ、当該結合画像に前記特定の特徴があると判別された場合は、当該画像の含まれる割合が所定の値以上である用紙に前記特定の属性があると、判別する。または、当該画像の含まれる割合が多いほうの用紙に前記特定の属性があると、判別する。
本発明によると、複数枚の用紙からなる書類のコピーの可否を従来よりも高速に判別することができる。
イントラネットの全体的な構成の例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 スキャナの構成の例を示す図である。 画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 画像処理部による画像処理およびコピー不適印刷物判別部による判別処理などのタイミングを説明するための図である。 第一のモードにおける各処理のタイミングなどの例を示すタイムチャートである。 分割画像の構成の例を示す図である。 第二のモードにおける各処理のタイミングなどの例を示すタイムチャートである。 第三のモードにおける各処理のタイミングなどの例を示すタイムチャートである。 第四のモードにおける各処理のタイミングなどの例を示すタイムチャートである。 混合画像の構成の例を示す図である。 基準テーブルの例を示す図である。 不正防止コピープログラムに基づく全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
図1は、イントラネット4の全体的な構成の例を示す図である。図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、スキャナ10jの構成の例を示す図である。
図1に示すように、イントラネット4は、画像形成装置1、端末装置2、および通信回線3などによって構成される。
画像形成装置1と端末装置2とは、通信回線3を介して通信を行うことができる。通信回線3として、いわゆるLAN(Local Area Network)回線、公衆回線、専用線、またはインターネットなどが用いられる。
画像形成装置1は、一般にMFP(Multi Function Peripherals)または複合機と呼ばれる画像処理装置であって、コピー(複写)、PCプリント、ファックス、スキャン、およびボックスなどの機能を集約した装置である。
PCプリント機能は、端末装置から受信した画像データに基づいて画像を白紙に印刷する機能である。「ネットワークプリンティング」または「ネットワークプリント」などと呼ばれることもある。
ボックス機能は、ユーザごとに「ボックス」または「パーソナルボックス」などと呼ばれる記憶領域を与えておき、各ユーザが自分の記憶領域によって画像ファイルなどのドキュメントデータを保存し管理するための機能である。ボックスは、パーソナルコンピュータにおける「フォルダ」または「ディレクトリ」に相当する。
画像形成装置1は、図1および図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、補助記憶装置10d、タッチパネルディスプレイ10e、操作キーパネル10f、NIC(Network Interface Card)10g、モデム10h、ADF(Auto Document Feeder)10i、スキャナ10j、給紙ユニット10k、プリンタ10m、およびフィニッシャ10nなどによって構成される。
タッチパネルディスプレイ10eは、ユーザに対するメッセージを示す画面、ユーザがコマンドまたは情報を入力するための画面、およびCPU10aなどが実行した処理の結果を示す画面などを表示する。また、タッチパネルディスプレイ10eは、タッチされた位置を示す信号をCPU10aへ送る。
操作キーパネル10fは、いわゆるハードウェアキーボードであって、テンキー、スタートキー、ストップキー、およびファンクションキーなどによって構成される。
NIC10gは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルで端末装置2との通信を行う。
モデム10hは、ファクシミリ端末との間でG3などのプロトコルで画像データをやり取りする。ISDN(Integrated Services Digital Network)でやり取りする場合は、モデム10hの代わりにTA(Terminal Adapter)が備えられる。
ADF10iは、所定の位置にセットされた、読取りの対象の複数の用紙を1枚ずつスキャナ10jへ搬送する。
スキャナ10jは、用紙に記されている写真、文字、絵、図表などの画像を読み取って画像データを生成する。具体的には、スキャンユニット10iは、図3に示すように、イメージセンサ10j1、読取用スリット10j2、およびプラテンガラス10j3などによって構成される。
ADF10iおよびスキャナ10jは、次のように動作する。複数の用紙からなる書類8がセットされた場合は、ADF10iは、これらの用紙を1枚ずつスキャナ10jへ搬送する。なお、用紙を搬送するタイミングは、後述する用紙搬送制御部101によって与えられる。
イメージセンサ10j1は、用紙が読取用スリット10j2を通過する際に、用紙から画像を読み取り、画像の電子データ(画像データ)を生成する。つまり、いわゆる流し読み方式によって画像データを生成する。
プラテンガラス10j3に用紙がセットされた場合は、イメージセンサ10j1は、プラテンガラス10j3を走査することによって、用紙から画像を読み取り、画像データを生成する。
給紙ユニット10kは、給紙トレイおよび用紙搬送機構などによって構成され、白紙をプリンタ10mへ供給する。給紙トレイには、白紙が多数、格納される。用紙搬送機構は、給紙トレイから白紙を1枚ずつプリンタ10mへ搬送する。さらに、白紙に画像が印刷されたら、その印刷物をフィニッシャ10nまたは排紙トレイへ搬送する。
プリンタ10mは、スキャナ10jによって読み取られた画像を白紙に印刷する。また、NIC10gまたはモデム10hによって受信した画像データまたはボックスに保存されているドキュメントデータに基づいて画像を白紙に印刷することもできる。
フィニッシャ10nは、プリンタ10mによって得られた印刷物に対して、必要に応じて後処理を施す。後処理は、ステープルで綴じる処理、パンチ穴を開ける処理、折り曲げる処理などである。
ROM10cまたは補助記憶装置10dには、上述のコピーおよびPCプリントなどの機能を実現するためのプログラムおよびデータが記憶されている。さらに、不正防止コピープログラム1Pが記憶されている。不正防止コピープログラム1Pは、流し読み方式で複数の用紙から画像を読み取った際に、コピー(複写)することが法令または規則で禁止されている画像が含まれていないかどうかをチェックし、含まれていない場合にのみ白紙にコピーするための、プログラムである。これらのプログラムおよびデータは、必要に応じてRAM10bにロードされる。そして、CPU10aによってプログラムが実行される。
補助記憶装置10dとして、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。
図4は、画像形成装置1の機能的構成の例を示す図である。図5は、画像処理部105による画像処理およびコピー不適印刷物判別部103による判別処理などのタイミングを説明するための図である。
以下、スキャン画像チェックプログラム1Pによるチェックの処理を、図4などを参照しながら説明する。
スキャン画像チェックプログラム1Pは、図4に示す用紙搬送制御部101、一時記憶部102、コピー不適印刷物判別部103、警告表示制御部104、画像処理部105、および印刷制御部106などの機能を実現する。
用紙搬送制御部101は、ADF10iにセットされた用紙を1枚ずつスキャナ10jへ搬送するように、ADF10iを制御する。搬送のタイミングは、第一ないし第四のモードそれぞれによって異なる。これについては、後述する。
一時記憶部102は、スキャナ10jによって得られた画像データを一時的に記憶する。RAM10bなどに物理的または論理的に所定のサイズの領域を設けることによって一時記憶部102が実現される。
コピー不適印刷物判別部103は、一時記憶部102に記憶された画像データに基づいて、スキャナ10jによって用紙から読み取られた画像(以下、「スキャン画像」と記載する。)が、コピーすべきでない特定の印刷物(以下、「コピー不適印刷物」と記載する。)であるか否かを判別する。
コピー不適印刷物は、例えば、紙幣、有価証券、または郵便はがきなどである。これらの印刷物には、特定の模様またはマークなどがある。そのほか、背景の模様として特定のパターンが埋め込まれた印刷物または特定のマークまたは文字列が記されている印刷物を、コピー不適印刷物として取り扱うことができる。著作権法で保護されるべき印刷物に、特定のパターンを埋め込むことによって、不正なコピーの防止が図られる。このように、特定の特徴を有する画像が記される印刷物が、コピー不適印刷物である。
警告表示制御部104は、スキャン画像がコピー不適印刷物であるとコピー不適印刷物判別部103によって判別された場合に、警告のメッセージをタッチパネルディスプレイ10eに表示させる。
画像処理部105は、一時記憶部102に記憶された画像データに対して、コピーのための所定の処理(汚れの除去、解像度の調整、またはカラーの調整など)を実行する。
印刷制御部106は、スキャン画像がコピー不適印刷物でないとコピー不適印刷物判別部103によって判別された場合に、画像処理部105によって処理が施された画像データに基づいて画像が白紙に印刷されるように給紙ユニット10kおよびプリンタ10mを制御する。
ここで、用紙の1つの面の画像を読み取る処理およびその画像(スキャン画像)の画像データに対する処理の基本的な流れを、図5を参照しながら説明する。
スキャナ10jは、図5に示すように、用紙から、搬送方向(副走査方向)に所定の長さで区切った領域ごとに画像を読み取り、各画像の画像データを一時記憶部102に記憶させる。以下、この領域を「ライン領域」と記載し、この画像を「ライン画像5L」と記載する。
ライン画像5Lは、所定の長さだけ用紙が搬送されるごとにスキャンすることによって、取得することができる。または、用紙が搬送される速さが一定であれば、所定の時間が経過するごとにスキャンすることによって、取得することができる。
コピー不適印刷物判別部103は、連続する5つのライン画像5Lを1つのバンド画像5Bとして次のように取り扱う。バンド画像5Bを、搬送方向に分割する。図5の例では、4つの分割画像5Kに等分する。さらに、分割画像5Kごとに、特定の特徴が含まれているか否かをチェックする。そして、特定の特徴が含まれていれば、この用紙を、コピー不適印刷物であると判別する。特定の特徴は、予め、コピー不適印刷物判別部103に登録されている。
画像処理部105は、1つのライン画像5Lごとに、上述の所定の処理を、必要に応じて実行する。
コピー不適印刷物判別部103および画像処理部105の両方において使用されたライン画像5Lの画像データは、一時記憶部102から削除され、または、無効にされる。そして、この画像データが記憶されていた領域が再利用される。
ところで、上述の通りに27本のライン画像5Lを、連続する5つずつにグループ化してバンド画像5Bを形成すると、最後の2つのライン画像5Lが余る。この2つのライン画像5Lの取扱いは、上述の第一ないし第四のモードによって異なる。
次に、第一ないし第四のモードそれぞれの場合の、用紙搬送制御部101ないし印刷制御部106の処理について、複数枚の用紙からなる資料をコピーする場合を例に説明する。また、各用紙の表(おもて)面にのみ、画像が印刷されており、裏面には画像が印刷されていない。つまり、表面のみがページとして取り扱われる。よって、いわゆる「片面→片面」または「片面→両面」のコピーが行われる。
〔第一のモード〕
図6は、第一のモードにおける各処理のタイミングなどの例を示すタイムチャートである。図7は、分割画像5Kの構成の例を示す図である。
第一のモードは、コピー不適印刷物判別部103による判別を、用紙ごとに独立して行うモードである。さらに、一時記憶部102も、用紙ごとに独立して使用する。以下、第一のモードにおける処理を、図6などを参照して説明する。
用紙搬送制御部101は、第一の搬送制御部121、第二の搬送制御部122、第三の搬送制御部123、および第四の搬送制御部124などによって構成される。第一のモードでは、第一の搬送制御部121がADF10iの制御を行う。
第一の搬送制御部121は、所定の操作(例えば、コピーボタンの押下)が行われると、用紙が1枚搬送されるようにADF10iを制御する(時刻T1a)。以下、用紙を搬送する速さが一定である場合を例に説明する。
所定の時間の経過後、1枚目の用紙がスキャナ10jの読取用スリット10j2の上を通過し始める(時刻T1b)。この際に、イメージセンサ10j1は、1枚目の用紙のスキャンを開始する。すると、時刻T1b以降、1枚目の用紙のライン画像5Lごとの画像データが次々に得られ、一時記憶部102に記憶される。
コピー不適印刷物判別部103は、5つのライン画像5Lの画像データが記憶されるごとに(時刻T1c、T1d、…、T1g)、これら5つのライン画像5Lを1つのバンド画像5Bに結合する。そして、図5で説明した方法で、バンド画像5Bの各分割画像5Kに特定の特徴が含まれているか否かをチェックすることによって、この用紙がコピー不適印刷物であるか否かを判別する。バンド画像5Bとして使用されたライン画像5Lの画像データは、上述の通り、一時記憶部102から削除される。
画像処理部105は、コピー不適印刷物判別部103による処理と並行して、1つのライン画像5Lの画像データが記憶されるごとに、必要な画像処理を実行する。
1枚目の用紙が通過し終わっても(時刻T1h)、イメージセンサ10j1は、3つのライン領域分のスキャンを続ける。これにより、経路が撮影されるので、3つのライン領域分の空白の画像の画像データが一時記憶部102に記憶される。また、最後の2つのライン画像5Lがバンド画像5Bとして使用されずに一時記憶部102に残っている。
なお、経路に汚れがあると、これがノイズになるおそれがある。そこで、撮影された空白の画像の画像データを、予め用意しておいた単色(例えば、白またはグレー)の画像の画像データに置き換えてもよい。
コピー不適印刷物判別部103は、図7(A)のように、最後の2つのライン画像5Lの画像と3ライン領域分の空白の画像を1つのバンド画像5Bに結合し、4つの分割画像5Kに分割する。そして、上述の通り、各分割画像5Kに特定の特徴が含まれているか否かをチェックすることによって、この用紙がコピー不適印刷物であるか否かを判別する。
また、1枚目の用紙が読取用スリット10j2を通過し終わると(時刻T1h)、イメージセンサ10j1は、VD(垂直同期信号)をCPU10aへ発信する。
すると、第一の搬送制御部121は、1枚目の用紙の最後のバンド画像5Bのライン画像5Lの画像データおよび空白の画像の画像データが一時記憶部102から削除された後に読取用スリット10j2に届くように、2枚目の用紙が搬送されるようにADF10iを制御する(時刻T1j)。
そして、1枚目の用紙に対する処理と同様に、2枚目以降の用紙に対して処理がなされる。
〔第二のモード〕
図8は、第二のモードにおける各処理のタイミングなどの例を示すタイムチャートである。
第二のモードも、第一のモードと同様に、コピー不適印刷物判別部103による判別を、用紙ごとに独立して行うモードである。以下、図8を参照しながら、第一のモードと異なる点を中心に説明する。第一のモードと共通する点については、説明を省略する。
第二のモードでは、第二の搬送制御部122がADF10iを制御する。一時記憶部102として、一時記憶部102A、102Bの2つが用意される。そして、奇数枚目の用紙の画像データが一時記憶部102Aに記憶され、偶数枚目の用紙の画像データが一時記憶部102Bに記憶される。
1枚目の用紙に対する処理およびそのタイミングは、第一のモードと同様である。2枚目以降の用紙に対する処理およびそのタイミングも、基本的に、第一のモードと同様である。ただし、1つ前の用紙の最後のバンド画像5Bのライン画像5Lの画像データおよび空白の画像の画像データが一時記憶部102から削除されるのを待たなくてもよいので、第二の搬送制御部122は、VDの受信後(時刻T2b、T2c)、直ちに、次の用紙が搬送されるようにADF10iを制御することができる。
第二のモードによると、図8を図6と比較して分かるように、連続する2枚の用紙の搬送の間隔を狭めることができ、全体として処理の時間を短縮することができる。用紙のサイズが予め分かっている場合は、VDの受信を待たず、前の用紙の搬送の開始後、所定の時間が経過した時点で次の用紙の搬送を開始させてもよい。
なお、第一のモードおよび第二のモードにおいて、イメージセンサ10j1は、空白の画像の画像データを取得した後、次の用紙が読取用スリット10j2を通過し始めるまでの間、スキャンを停止してもよい。
〔第三のモード〕
図9は、第三のモードにおける各処理のタイミングなどの例を示すタイムチャートである。
第一のモードおよび第二のモードでは、コピー不適印刷物判別部103による判別を、用紙ごとに独立して行った。しかし、第三のモードでは、複数の用紙を一連の画像とみなして判別を行う。以下、図9を参照しながら、第一のモードと異なる点を中心に説明する。第一のモードと共通する点については、説明を省略する。
第三のモードでは、第三の搬送制御部123がADF10iを制御する。第三の搬送制御部123は、1枚目の用紙については、第一のモードと同様、所定の操作が行われたタイミングで実行する(時刻T3a)。
第三の搬送制御部123は、1枚目の用紙がADF10iによって送り出されたら、VDに関わらず、すなわち、VDに同期することなく、所定の間隔(例えば、2つのライン領域に相当する間隔)を空けて、2枚目の用紙の搬送を開始させる(時刻T3c)。3枚目以降の用紙の搬送も同様に、1つ前の用紙が送り出されたら、VDに関わらず、所定の間隔を空けて開始させる(時刻T3d)。所定の間隔は、4つのライン領域分未満の間隔であるのが、望ましい。
イメージセンサ10j1は、1枚目の用紙が読取用スリット10j2の上を通過し始めたら、スキャンを開始する(時刻T3b)。そして、最後の用紙が読取用スリット10j2の上を通過し終わるまでは、スキャンを継続する。スキャンを行う単位は、第一のモードと同様、ライン領域の単位である。したがって、用紙が読取用スリット10j2を通過していないときは、空白の画像が取得される。
コピー不適印刷物判別部103は、1枚目の用紙の5つ目のバンド画像5Bまでは、第一のモードと同様、連続する5つのライン画像5Lの画像を結合することによって生成する。そして、第一のモードと同様の方法で判別を行う。
6つ目のバンド画像5Bは、図7(B)に示すように、1枚目の用紙の最後の2つのライン画像5Lの画像、2つのライン領域分の空白の画像、および2枚目の用紙の1つ目のライン画像5Lの画像を結合させることによって、生成される。しかし、このバンド画像5Bの各分割画像5Kについての判別の方法は、第一のモードにおける判別の方法と同様である。
2枚目の用紙の末尾のライン画像5Lおよび3枚目の用紙の先頭のライン画像5Lも同様に、空白の画像を挟んでバンド画像5Bとして結合され、第一のモードと同様の方法で判別が行われる。
第三のモードによると、図9を図8と比較して分かるように、連続する2枚の用紙の搬送の間隔を第二のモードのときよりもさらに狭めることができる。具体的には、N枚目の用紙の一部分に対する判別処理と、(N+1)枚目の用紙の一部分に対する判別処理とを、並行して行うことができる。これにより、全体として処理の時間を第三のモードよりも短縮することができる。しかも、用紙のサイズが予め分かっていなくてもよい。
なお、最後の用紙のライン画像5Lが取得された時点で、バンド画像5Bを構成するのに画像が足りない場合は、これを補うための空白の画像を得るためにスキャンを続ける。そして、空白の画像が得られたら、スキャンを終了する。
〔第四のモード〕
図10は、第四のモードにおける各処理のタイミングなどの例を示すタイムチャートである。
第四のモードも、第三のモードと同様に、複数の用紙を一連の画像とみなして判別を行う。以下、図10を参照しながら、第一のモードまたは第三のモードと異なる点を中心に説明する。第一のモードまたは第三のモードと共通する点については、説明を省略する。
第四のモードでは、第四の搬送制御部124がADF10iを制御する。第四の搬送制御部124は、1枚目の用紙については、第一のモードと同様、所定の操作が行われたタイミングで実行する(時刻T4a)。1枚目の用紙がADF10iによって送り出されたら、VDに関わらず、かつ、間隔を空けず、2枚目の用紙の搬送を開始させる(時刻T4b)。2枚目以降の用紙の搬送も同様に、1つ前の用紙が送り出されたら、VDに関わらず、間隔を空けず開始させる(時刻T4c)。
イメージセンサ10j1がスキャンを開始するタイミングおよび終了するタイミングは、第三のモードと同様である。コピー不適印刷物判別部103による判別の方法も、第一のモードおよび第三のモードと同様である。ただし、連続する2枚の用紙に間隔がないので、図7(C)に示すように、先の(N枚目の)用紙の末尾のライン画像5Lと後の((N+1)枚目の)用紙の先頭のライン画像5Lとが、空白の画像を挟むことなく、バンド画像5Bとして結合される。
第四のモードによると、図10を図9と比較して分かるように、連続する2枚の用紙の搬送の間隔を第三のモードのときよりもさらに狭めることができ、全体として処理の時間を短縮することができる。
図11は、混合画像5K’の構成の例を示す図である。図12は、基準テーブル6TLの例を示す図である。
第三のモードおよび第四のモードによると、1つの分割画像5Kに、連続する2枚の用紙それぞれから読み取られた画像の一部分が含まれることがある。以下、連続する2枚の用紙のそれぞれを、読取りの順に「前用紙」および「後用紙」と記載する。また、このような分割画像5Kを「混合画像5K’」と記載する。
混合画像5K’から特定の特徴を検出した場合に、コピー不適印刷物判別部103は、次のように処理を行えばよい。
コピー不適印刷物判別部103は、混合画像5K’に対して、前用紙から読み取られた画像および後用紙から読み取られた画像のそれぞれが占める割合Raおよび割合Rbを算出する。
割合Raおよび割合Rbは、例えば図11に示すように算出すればよい。通常、前用紙の後端がADF10iから送り出された後、所定の時間が経過したら、この後端が読取用スリット10j2の上を通過する。コピー不適印刷物判別部103は、通過の際にイメージセンサ10j1によって読み取られたライン画像5Lが含まれるバンド画像5Bに注目する。
ADF10iによる用紙の搬送の速さと、前用紙の後端がADF10iによって送り出されてから後用紙がADF10iによって送り出され始めるまでの時間とに基づいて、コピー不適印刷物判別部103は、空白の部分の、搬送方向の長さLN(ライン数)を算出する。
そして、通過の際にイメージセンサ10j1によって読み取られたライン画像5Lの、注目したバンド画像5Bにおける位置と、空白の部分の、搬送方向の長さLNとに基づいて、コピー不適印刷物判別部103は、割合Raおよび割合Rbを算出する。
つまり、この位置が前からXa番目であり、長さLNがXb個のライン領域分の長さであり、バンド画像5BがXc個のライン画像5Lからなる場合は、
割合Ra=(Xa/Xc)×100[%]
割合Rb=((Xc−Xa−Xb)/Xc)×100[%]
である。
そして、コピー不適印刷物判別部103は、割合Ra、Rbおよび図12に示す基準テーブル6TLに基づいて、次のように判別する。
コピー不適印刷物判別部103は、割合Raが閾値α%以上であれば、前用紙がコピー不適印刷物であると判別し、閾値α%未満であれば、コピー不適印刷物でないと、判別する。同様に、割合Rbが閾値α%以上であれば、後用紙がコピー不適印刷物であると判別し、閾値α%未満であれば、コピー不適印刷物でないと、判別する。
または、コピー不適印刷物判別部103は、割合Raが割合Rbよりも大きければ、前用紙がコピー不適印刷物であると判別し、割合Rbが割合Raよりも大きければ、後用紙がコピー不適印刷物であると判別してもよい。
または、コピー不適印刷物判別部103は、原則として、割合が大きいほうの用紙がコピー不適印刷物であると判別するが、両割合の差が所定の範囲内であれば両用紙ともコピー不適印刷物であると判別してもよい。
図13は、不正防止コピープログラム1Pに基づく全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、不正防止コピープログラム1Pによる画像形成装置1の全体的な処理の流れを、図13のフローチャートを参照しながら説明する。
画像形成装置1は、第一ないし第四のモードのうちのいずれか1つが予め指定される。ユーザが、コピーしたい用紙をADF10iにセットし、所定の操作を行うと、CPU10aは、不正防止コピープログラム1Pに基づいて、図13に示す手順で処理を実行する。
CPU10aは、指定されたモードで、用紙が1枚ずつスキャナ10jへ搬送されるようにADF10iを制御する(#11)。
ステップ#11の処理と並行して、CPU10aは、スキャナ10jにスキャンを開始させる(#12)。そして、ADF10iによって用紙から1つのライン画像5Lが読み取られるごとに(#13でYes)、所定の画像処理を実行する(#14)。
ステップ#11の処理およびステップ#12〜#14の処理と並行して、CPU10aは、1つのバンド画像5Bの画像データが揃うごとに(#15でYes)、バンド画像5Bを複数の分割画像5Kに分割し(#16)、各分割画像5Kに特定の特徴が含まれているか否かを判別することによって、スキャナ10jに搬送されてきた用紙がコピー不適印刷物であるか否かを判別する(#17)。
そして、特定の原稿であると判別した場合は(#18でYes)、CPU10aは、タッチパネルディスプレイ10eに警告のメッセージを表示させるとともに(#19)、給紙ユニット10kおよびプリンタ10mに、この用紙のコピー(複写)を中止させる(#20)。この用紙だけでなく、これ以降の用紙のコピーをも中止させてもよい。
一方、この用紙の画像を含むいずれのバンド画像5Bのいずれの分割画像5Kからも特定の特徴が検出されなかった場合(#18でNo、#21でYes)、つまり、この用紙に特定の特徴が1つもなかった場合は、この用紙をコピーするように、給紙ユニット10kおよびプリンタ10mを制御する(#22)。この際に、ステップ#14で画像処理が施された画像データが用いられる。
処理すべきライン画像5Lまたはバンド画像5Bが残っていれば(#23でYes)、ステップ#13に戻って、上述の処理を実行する。
本実施形態の第三のモードおよび第四のモードによると、複数枚の用紙からなる書類を、1枚の長尺紙のようにスキャンし、コピーの可否を判別する。よって、このような書類のコピーの可否を従来よりも高速に判別することができる。
本実施形態では、5つのライン画像5Lを結合させてバンド画像5Bを生成したが、2〜4つのライン画像5Lを結合させてバンド画像5Bを生成してもよい。または、6つ以上のライン画像5Lを結合させてバンド画像5Bを生成してもよい。
本実施形態では、バンド画像5Bを4つの分割画像5Kに分割したが、2つ、3つ、または5つ以上の分割画像5Kに分割してもよい。または、分割することなく、バンド画像5Bのまま、特定の特徴の有無をチェックしてもよい。
第一ないし第四のモードの指定を、処理の速さの指定によって行えるようにしてもよい。例えば、画像形成装置1は、低速モード、中速モード、高速モード、超高速モードの4つを提示する。そして、低速モードが指定された場合は第一のモードに設定し、中速モードが指定された場合は第二のモードに設定し、高速モードが指定された場合は第三のモードに設定し、超高速モードが指定された場合は第四のモードに設定する。
第三のモードにおいて、連続する2枚の用紙の間隔が空きすぎると、第三のモードのメリットが十分に得られない。そこで、このような場合は、第一のモードまたは第二のモードに切り換えて処理を行ってもよい。
本実施形態では、コピー不適印刷物である用紙が見つかった時点で、その用紙の複写を中止した。しかし、すべての用紙についてチェックを行い、コピー不適印刷物である用紙が1枚も存在しないことが判別できたら、コピーを開始してもよい。
その他、イントラネット4、画像形成装置1の全体または各部の構成、処理内容、処理順序などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置(特定属性有無チェック装置)
10i ADF(搬送手段)
10j2 読取用スリット(読取位置)
10j1 イメージセンサ(スキャナ)
103 コピー不適印刷物判別部(判別手段)
10a CPU(判別手段)
8 書類(M枚の用紙)

Claims (8)

  1. M枚(ただし、M≧2)の用紙のうちのいずれかが特定の属性を有するか否かを判別する、特定属性有無チェック装置であって、
    前記M枚の用紙を1枚ずつ、副走査方向に長い読取位置を通過するように搬送する搬送手段と、
    前記読取位置を前記M枚の用紙のうちの1枚目の用紙が通過し始めてからM枚目の用紙が通過し終わるまでの間、当該M枚の用紙のうちのいずれかが搬送方向へ所定の長さ進むごとに、当該読取位置を当該用紙の印刷面の方向へ撮影することによって、前記搬送方向の長さが当該所定の長さであるライン画像を取得する、スキャナと、
    連続する複数の前記ライン画像を結合した結合画像に特定の特徴があるか否かを判別し、当該特定の特徴があれば、前記M枚の用紙のうちの当該結合画像に係る用紙に前記特定の属性があると、判別する、判別手段と、
    を有することを特徴とする特定属性有無チェック装置。
  2. 前記特定の属性は、他の用紙へのコピーの禁止である、
    請求項1に記載の特定属性有無チェック装置。
  3. 前記搬送手段は、前記M枚の用紙のそれぞれを、所定の間隔を空けて搬送する、
    請求項1または請求項2に記載の特定属性有無チェック装置。
  4. 前記搬送手段は、前記M枚の用紙のそれぞれを、間隔を空けずに搬送する、
    請求項1または請求項2に記載の特定属性有無チェック装置。
  5. 前記判別手段は、前記M枚の用紙のうちの連続する2枚の用紙それぞれの画像が前記結合画像に含まれており、かつ、当該結合画像に前記特定の特徴があると判別された場合は、当該画像の含まれる割合が所定の値以上である用紙に前記特定の属性があると、判別する、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の特定属性有無チェック装置。
  6. 前記判別手段は、前記M枚の用紙のうちの連続する2枚の用紙それぞれの画像が前記結合画像に含まれており、かつ、当該結合画像に前記特定の特徴があると判別された場合は、当該画像の含まれる割合が多いほうの用紙に前記特定の属性があると、判別する、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の特定属性有無チェック装置。
  7. M枚(ただし、M≧2)の用紙のうちのいずれかが特定の属性を有するか否かを判別する特定属性有無判別方法であって、
    前記M枚の用紙を1枚ずつ、副走査方向に長い読取位置を通過するように搬送し、
    前記読取位置を前記M枚の用紙のうちの1枚目の用紙が通過し始めてからM枚目の用紙が通過し終わるまでの間、当該M枚の用紙のうちのいずれかが搬送方向へ所定の長さ進むごとに、当該読取位置を当該用紙の印刷面の方向へ撮影することによって、前記搬送方向の長さが当該所定の長さであるライン画像を取得し、
    連続する複数の前記ライン画像を結合した結合画像に特定の特徴があるか否かを判別し、当該特定の特徴があれば、前記M枚の用紙のうちの当該ライン画像に係る用紙に前記特定の属性があると、判別する、
    ことを特徴とする特定属性有無判別方法。
  8. 搬送手段およびスキャナを制御するコンピュータにおいてM枚(ただし、M≧2)の用紙のうちのいずれかが特定の属性を有するか否かを判別するためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記M枚の用紙が1枚ずつ、前記スキャナの、副走査方向に長い読取位置を通過するように搬送されるように、前記搬送手段を制御させ、
    前記読取位置を前記M枚の用紙のうちの1枚目の用紙が通過し始めてからM枚目の用紙が通過し終わるまでの間、当該M枚の用紙のうちのいずれかが搬送方向へ所定の長さ進むごとに、当該読取位置を当該用紙の印刷面の方向へ撮影することによって、前記搬送方向の長さが当該所定の長さであるライン画像が取得されるように、前記スキャナを制御させ、
    連続する複数の前記ライン画像を結合した結合画像に特定の特徴があるか否かを判別する処理を実行させ、
    前記結合画像に前記特定の特徴があれば、前記M枚の用紙のうちの当該結合画像に係る用紙に前記特定の属性があると判別する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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