JP2016005981A - エレベータ制御装置並びにそれを用いた機械室レスエレベータ - Google Patents
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Abstract
【課題】制御盤の扉の開を検出した場合に、サービスの低下を抑制する。【解決手段】扉41a,41bを備える複数の制御盤4a,4bを有し、昇降路20内に設置されるエレベータ制御装置4が、扉41a,41bの開閉状態に基づいてサービス可能階を判定する判定手段を備える。開状態である扉41aに接触せずにサービスできるサービス可能階Hを判定することにより、扉の開を検出した場合におけるサービスの低下を抑制できる。【選択図】図1
Description
本発明は、昇降路内に設置されるエレベータ制御装置、並びにそれを用いた機械室レスエレベータに関する。
巻上機を昇降路内に設置することにより、巻上機を設置するための機械室を不要ならしめた機械室レスエレベータにおいては、巻上機を駆動制御して乗りかごの走行を制御する制御装置も昇降路内に設置される。
このような機械室エレベータ用制御装置に関する技術として、特許文献1に記載の技術が知られている。本技術においては、エレベータ制御装置が複数の制御盤から構成される。これら複数の制御盤は、昇降路内において、昇降路の高さ方向に並べて設置される。各制御盤においては、扉を備えた筐体内に、制御用の回路が格納される。制御用の回路としては、巻上機のモータを駆動するための主回路,停電着床回路,通信回路,制御用電源回路などがあり、これらの回路が複数の筐体内に分かれて格納される。
上記のようなエレベータ制御装置においては、扉の開閉を検出する扉スイッチが複数の制御装置の各々に設けられ、これらの扉スイッチが安全回路に直列接続される。そして、いずれかの扉スイッチが扉の開を検出すると、安全回路によりエレベータに供給される電力を遮断してエレベータを停止させる。
上記のように、昇降路内に設置される従来のエレベータ制御装置においては、制御装置の扉の開を検出すると、エレベータに供給される電力を遮断してエレベータを停止させるので、作業者が昇降路内に入って点検整備作業を行った後、電力を復帰させるまでは、エレベータを稼働させることができない。このため、利用者へのサービスが低下する。
そこで、本発明は、制御盤の扉の開を検出した場合に、サービスの低下を抑制できるエレベータ制御装置並びにそれを用いた機械室レスエレベータを提供する。
上記課題を解決するために、本発明によるエレベータ制御装置は、扉を備える複数の制御盤を有し、昇降路内に設置されるものであって、扉の開閉状態に基づいてサービス可能階を判定する判定手段を備える。
また、上記課題を解決するために、本発明による機械室レスエレベータは、昇降路内に設置される巻上機と、扉を備える複数の制御盤を有し、いずれかの制御盤内に巻上機を駆動する回路を備え、昇降路内に設置される制御装置と、巻上機に巻き掛けられる主ロープによって吊られ、巻上機によって主ロープが駆動されることにより、昇降路内を昇降する乗りかごと、を備えるものであって、制御装置が、上記本発明によるエレベータ制御装置である。
本発明によれば、開状態である扉に接触せずにサービスできるサービス可能階を判定することができるので、扉の開を検出した場合におけるサービスの低下を抑制できる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるエレベータ制御装置を含む機械室レスエレベータを示す概念図である。
図1に示すように、釣り合い錘1と乗りかご3が、転向プーリ5,6および巻上機2に巻き掛けられる主ロープ7によって吊られる。巻上機2と、巻上機2とケーブル11によって電気的に接続され、巻上機2のモータを駆動制御するエレベータ制御装置4とは、共に昇降路20内に設置される。エレベータ制御装置4によって巻上機2のモータが駆動制御されて主ロープ7が駆動されると、乗りかご3および釣り合い錘1が昇降路20内を昇降する。これにより、本実施形態のエレベータは、通常、エレベータが設置される建物の1階床(1FL)から4階床(4FL)の間をサービスする。
エレベータ制御装置4は、複数、本図1では二個の制御盤4a,4bからなる。制御盤4aは巻上機2を駆動するための主回路を備え、制御盤4bは他の回路、例えば停電着床回路を備える。これらの回路は、制御盤毎に筐体内に格納される。制御盤4a,4bは、それぞれ、筐体に取り付けられる扉41a,41bを備える。さらに、制御盤4a,4bは、それぞれ、扉41aの開閉を検出する扉スイッチ42a,扉41bの開閉を検出する扉スイッチ42bを備えている。
制御盤4a,4bは、昇降路20の高さ方向に一列に並べて設置される。ここで、制御盤4a,4bは、制御盤4a,4bの外形をなす長方形の長辺の方向が昇降路20の高さ方向に沿うように配置される。すなわち、制御盤4a,4bは、昇降路の高さ方向に沿って、縦長に配置される。なお、図1の昇降路20内において、制御盤4aの全体は2階床の高さよりも低い範囲内に位置し、制御盤4bの全体は2階床の高さよりも高い範囲内に位置する。
図1においては、制御盤4aの扉41aが開き、制御盤4bの扉41bが閉じている。この時、エレベータ制御装置4は、乗りかご3を、開いた扉41aに接触することなく走行できる2階から、2階床よりも高い4階までの範囲内Hではサービス可能とし、かつ、2階と、2階床よりも低い1階との間ではサービス禁止とするように制御する。これにより、乗りかご3が、制御盤4aの開いた扉41aと接触することが防止されて、安全性が確保されると共に、制御盤4bの扉41bが閉じており乗りかごの走行が可能な2階床よりも高い範囲ではサービスが継続されるので、サービスの低下を抑制できる。
以下、本実施形態の動作について、図2〜4を用いて、さらに具体的に説明する。
図2は、エレベータ制御装置の設置高さと建物の各階床の高さの一例を示す。本例において、エレベータ制御装置4は4個の制御盤4a,4b,4c,4dからなる。制御盤4a,4b,4c,4dは、それぞれ、扉の開閉を検出する扉スイッチ42a,42b,42c,42dを備える。また、建物の階床数は5階床であり、地下階は無いものとする。
図2に示すように、昇降路内に設置される制御盤4a,4b,4c,4dの最下階床すなわち1階床(1FL)からの設置高さを、それぞれb1[m],b2[m],b3[m],b4[m]とする。ここで、設置高さとは、各制御盤の上面までの高さである。また、建物の2階床(2FL),3階床(3FL),4階床(4FL),5階床(5FL)の最下階床すなわち1階床(1FL)からの高さを、それぞれa1[m],a2[m],a3[m],a4[m]とする。これらの高さの値は、エレベータ制御装置4が備える記憶装置に予め記憶される。なお、b1[m],b2[m],b3[m],b4[m]は、階高データあるいは階高テーブルとして記憶装置に記憶されても良い。
なお、a1〜4,b1〜4の大小関係は、図2に示す通りとする。
図2に示した制御装置4はマイクロコンピュータを備える。このマイクロコンピュータは、扉スイッチ42a,42b,42c,42dのオン,オフ動作によって発生する信号に基づいて制御盤4a,4b,4c,4dの扉の開閉状態を判定した結果と、記憶装置から読み出される各制御盤の設置高さおよび各階床の高さとに基づいて、所定の制御用プログラムに従って演算処理を行うことにより、後述するようにサービス可能階を判定する。
図3は、エレベータ制御装置が備えるマイクロコンピュータヘのスイッチ信号入力部を示す回路図である。
図3に示すように、制御盤4aの扉開閉状態を検出する扉スイッチ42aの信号は、ポートPへの入力Aとしてマイクロコンピュータに取り込まれる。制御盤4bの扉開閉を検出する扉スイッチ42bの信号は、ポートPへの入力Bとしてマイクロコンピュータに取り込まれる。制御盤4cの扉開閉を検出する扉スイッチ42cの信号は、ポートPへの入力Cとしてマイクロコンピュータに取り込まれる。制御盤4dの扉開閉を検出する扉スイッチ42dの信号は、ポートPへの入力Dとしてマイクロコンピュータに取り込まれる。
図3では、入力A,B,C,Dは、アナログ入力、例えば大きさの異なる電圧入力とする。この場合、マイクロコンピュータにおける1個のアナログ入力ポートが使用される。マイクロコンピュータは、入力された電圧の大きさによって、制御盤4a,4b,4c,4dの扉の開閉状態を判定する。
なお、入力A,B,C,Dは、デジタル入力でも良い。この場合、入力数、すなわち4個のデジタル入力ポートが使用され、マイクロコンピュータMCは、各デジタル入力ポートに入力される扉スイッチ42a,42b,42c,42dのオン,オフ信号によって、制御盤4a,4b,4c,4dの扉の開閉状態を判定する。
図4は、本実施形態におけるエレベータ制御装置が実行する処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下に記す制御盤の設置高さ及び各階床の高さは、図2に示したものである。また、エレベータ制御装置は、図3に示した信号入力によって、各制御盤の扉の開閉状態を判定する。
まず、制御盤4aの扉41aが開状態であるか否かが判定される(ステップS1)。
ステップS1において、開状態であると判定された場合(ステップS1のYES)、次に、制御盤4aの設置高さb1と建物の各階床の高さa1,a2,a3,a4とがこの順に比較され、b1よりも高いai0(i0=1,2,3,4)が見出されたら、すなわち、最初にb1<ai0であると算定されたら、その時のi0の値を用いて、i0+1階以上でサービス可能であると暫定的に判定される(ステップS2)。本サービス可能階を、階床の高さが制御盤の設置高さより高い方という意味で、以下、「上方向サービス可能階」と記す。
ステップS2が実行されたら、あるいは、ステップS1で扉41aが開状態ではないと、すなわち閉状態であると判定されたら(ステップS1のNO)、次に、制御盤4bの扉41bが開状態であるか否かが判定される(ステップS3)。
ステップS3において、制御盤4bの扉41bが開状態であると判定された場合(ステップS3のYES)、次に、制御盤4bの設置高さb2と各階床の高さa1,a2,a3,a4とがこの順に比較され、b2よりも高いai1(i1=1,2,3,4)が見出されたら、すなわち、最初にb2<ai1であると算定されたら、その時のi1の値を用いて、上方向サービス可能階がi1+1階以上であると暫定的に判定される(ステップS4)。さらに、ステップS4においては、制御盤4bの直下に隣接する制御盤4aの設置高さb1と各階床の高さa1,a2,a3,a4とがこの順に比較され、b1よりも高いaj1(j1=1,2,3,4)が見出されたら、すなわち、最初にb1<aj1であると算定されたら、その時のj1の値を用いて、j1−1階以下でサービス可能であると暫定的に判定される。なお、本サービス可能階を、階床の高さが制御盤の設置高さより低いという意味で、以下、「下方向サービス可能階」と記す。
ステップS4が実行されたら、あるいは、ステップS3で扉41bが開状態ではないと、すなわち閉状態であると判定されたら(ステップS3のNO)、次に、制御盤4cの扉41cが開状態であるか否かが判定される(ステップS5)。
ステップS5において、制御盤4cの扉41cが開状態であると判定された場合(ステップS5のYES)、次に、制御盤4cの設置高さb3と各階床の高さa1,a2,a3,a4とがこの順に比較され、b3よりも高いai2(i2=1,2,3,4)が見出されたら、すなわち、最初にb3<ai2であると算定されたら、その時のi2の値を用いて、上方向サービス可能階がi2+1階以上であると暫定的に判定される(ステップS6)。さらに、ステップS6においては、制御盤4cの直下に隣接する制御盤4bの設置高さb2と各階床の高さa1,a2,a3,a4とがこの順に比較され、b2よりも高いaj2(j2=1,2,3,4)が見出されたら、すなわち、最初にb2<aj2であると算定されたら、その時のj2の値を用いて、下方向サービス可能階がj2−1階以下であると暫定的に判定される。
ステップS6が実行されたら、あるいは、ステップS5で扉41cが開状態ではないと、すなわち閉状態であると判定されたら(ステップS5のNO)、次に、制御盤4dの扉41dが開状態であるか否かが判定される(ステップS7)。
ステップS7において、制御盤4dの扉41dが開状態であると判定された場合(ステップS7のYES)、次に、制御盤4dの設置高さb4と各階床の高さa1,a2,a3,a4とがこの順に比較され、b4よりも高いai3(i3=1,2,3,4)が見出されたら、すなわち、最初にb4<ai3であると算定されたら、その時のi3の値を用いて、上方向サービス可能階がi3+1階以上であると暫定的に判定される(ステップS8)。さらに、ステップS8においては、制御盤4dの直下に隣接する制御盤4cの設置高さb3と各階床の高さa1,a2,a3,a4とがこの順に比較され、b3よりも高いaj3(j3=1,2,3,4)が見出されたら、すなわち、最初にb3<aj3であると算定されたら、その時のj3の値を用いて、下方向サービス可能階がj3−1階以下であると暫定的に判定される。
ステップS8が実行されたら、あるいは、ステップS7で扉41dが開状態ではないと、すなわち閉状態であると判定されたら(ステップS7のNO)、次に、ステップS1〜S7における暫定的な判定結果に基づいて、最終的にサービス可能階が判定される(ステップS9)。
本ステップS9では、ステップS2,S4,S6,S8の暫定的判定結果である上下方向サービス可能階に共通する階数範囲が上下方向別に算出され、算出された階数範囲が最終的な上下方向サービス可能階であると判定される。従って、i0+1階以上,i1+1階以上,i2+1階以上,i3+1階以上に共通する階数範囲、すなわちmax(i0+1,i1+1,i2+1,i3+1)階以上が上方向サービス可能階と判定される。さらに、j1−1階以下,j2−1階以下,i3−1階以下に共通する階数範囲、すなわちmin(j1−1,j2−1,j3−1)階以下が下方向サービス可能階と判定される。なお、max,minの算定の際に、ステップS2,S4,S6,S8の内、扉が閉と判定されたために実行されなかったステップにおけるパラメータ(i0+1,i1+1,i2+1,i3+1,j1−1,j2−1,j3−1)は考慮されない。また、ステップS1,S3,S5,S7においていずれも扉が開状態ではない(NO)と判定された場合、すなわち制御盤4a,4b,4c,4dの扉がすべて閉状態である場合は、最終的に全階サービス可能と判定される。
ここで、図4に示した処理動作の一具体例として、図2において、制御盤4b,4cの扉41b,41cが開状態であり、他の制御盤の扉が閉状態である場合における処理動作について説明する。
ステップS1において、制御盤4aの扉41aは開状態ではないと判定され(ステップS1のNO)、次にステップS3が実行される。
ステップS3において、制御盤4bの扉41bは開状態であると判定され(ステップS3のYES)、次にステップS4が実行される。
ステップS4において、制御盤4bの設置高さb2と各階床高さai1(i1=1,2,3,4)がこの順に比較され、i1=2の場合に、最初に、b2<ai1すなわちb2<a2であると算定される。従って、上方向サービス可能階は、i1+1階以上、すなわち3階以上であると判定される。また、制御盤4b直下の制御盤4aの設置高さb1と各階床高さaj1(j1=1,2,3,4)がこの順に比較され、j1=1の場合に、最初に、b2<aj1すなわちb1<a1であると算定される。従って、下方向サービス可能階は、j1−1階以下、すなわち0階以下である。つまり本例では下方向サービス可能階なし、と判定される。
次に、ステップS5において、制御盤4cの扉41cは開状態であると判定され(ステップS5のYES)、次にステップS6が実行される。
ステップS6において、制御盤4cの設置高さb3と各階床高さai2(i2=1,2,3,4)がこの順に比較され、i2=2の場合に、最初に、b3<ai2すなわちb3<a2であると算定される。従って、上方向サービス可能階は、i2+1階以上、すなわち3階以上であると判定される。また、制御盤4c直下の制御盤4bの設置高さb2と各階床高さaj2(j2=1,2,3,4)がこの順に比較され、j2=2の場合に、最初に、b2<aj2すなわちb2<a2であると算定される。従って、下方向サービス可能階は、j2−1階以下、すなわち1階以下、つまり1階のみであると判定される。
次に、ステップS7において、制御盤4dの扉41dが閉状態であると判定され(ステップS7のNO)、次にステップS9が実行される。
ステップS9において、ステップS4,S6の暫定的判定結果である上方向サービス可能階「i1+1階以上,i2+1階以上」、すなわち「3階以上,3階以上」の共通範囲である3階以上(3〜5階)が最終的に上方向サービス可能階であると判定される。さらに、ステップS4,S6の暫定的判定結果である下方向サービス可能階「j1−1階以下,j2−1階以下」、すなわち「0階以下(サービス可能階なし),1階以下(1階のみ)」の共通範囲である0階以下(サービス可能階なし)が最終的に下方向サービス可能階であると判定される。
エレベータ制御装置あるいは上位の制御装置(例えば、群管理制御装置)は、図4の処理によって判定された各制御盤の扉の開閉状態に応じたサービス可能階と、乗りかごの運行状態(現在位置や走行状態など)に基づいて、判定されたサービス可能階の乗場呼びやかご呼びに対してエレベータをサービスさせる。
上述した実施形態によれば、制御盤の扉の開閉状態に応じて、乗りかごが開いた扉に接触せずに走行できるサービス可能階を判定するので、制御盤の扉の開を検出した場合に、サービスの低下を抑制できる。また、本実施形態では、上述したように上方向および下方向サービス可能階を判定しているので、サービス可能範囲を大きくすることができる。さらに、乗りかごが通常サービス中に制御盤の扉が開いた場合においても、判定されたサービス可能階の範囲で乗りかご運転を継続し、最寄り階などに乗りかごを停止させることができる。これにより、乗客の閉じ込めを防止できるので、安全性や安心性が向上する。また、図4に示したような処理動作によれば、制御盤ごとに、扉の開閉状態を判定し、開状態であれば暫定的なサービス可能階を判定し、暫定的判定結果を総合して最終的にサービス可能階を判定する。これにより、ほぼ同様の暫定的判定ステップを制御盤数に応じた回数だけ設定すれば、エレベータ制御装置を構成する制御盤の個数や建物の総階数に応じた制御プログラムを容易に構成することができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置き換えをすることが可能である。
例えば、制御盤数や建物の総階数は、図1や図2に示したものに限らず、任意に設定できる。
1 釣り合いおもり
2 巻上機
3 乗りかご
4 エレベータ制御装置
4a,4b,4c,4d 制御盤
41a,41b,41c,41d 扉
42a,42b,42c,42d 扉スイッチ
5,6 転向プーリ
7 主ロープ
11 ケーブル
20 昇降路
2 巻上機
3 乗りかご
4 エレベータ制御装置
4a,4b,4c,4d 制御盤
41a,41b,41c,41d 扉
42a,42b,42c,42d 扉スイッチ
5,6 転向プーリ
7 主ロープ
11 ケーブル
20 昇降路
Claims (9)
- 扉を備える複数の制御盤を有し、昇降路内に設置されるエレベータ制御装置において、
前記扉の開閉状態に基づいてサービス可能階を判定する判定手段を備えることを特徴とするエレベータ制御装置。 - 請求項1において、前記判定手段は、前記制御盤の設置高さと建物の階床の高さとを比較した結果に基づいてサービス可能階を判定することを特徴とするエレベータ制御装置。
- 請求項1または請求項2において、前記判定手段は、乗りかごが開状態である前記扉に接触せずにサービスできるサービス可能階を判定することを特徴とするエレベータ制御装置。
- 請求項3において、前記判定手段は、前記複数の制御盤の各々について、前記扉が開状態である場合に、前記制御盤の設置高さと前記階床の高さとを比較して暫定的に判定したサービス可能階を総合して、最終的にサービス可能階を判定することを特徴とするエレベータ制御装置。
- 請求項3または請求項4において、前記判定手段は、前記扉が開いた制御盤の設置位置よりも、上方向に位置するサービス可能階および下方向に位置するサービス可能階を判定することを特徴とするエレベータ制御装置。
- 請求項1乃至5のいずれか一項において、前記複数の制御盤は、前記昇降路の高さ方向に沿って互いに隣接するように配置されることを特徴とするエレベータ制御装置。
- 請求項1乃至5のいずれか一項において、前記複数の制御盤の各々は、前記扉の開閉状態を検出するスイッチを備えることを特徴とするエレベータ制御装置。
- 昇降路内に設置される巻上機と、
扉を備える複数の制御盤を有し、いずれかの制御盤内に前記巻上機を駆動する回路を備え、前記昇降路内に設置される制御装置と、
前記巻上機に巻き掛けられる主ロープによって吊られ、前記巻上機によって前記主ロープが駆動されることにより、前記昇降路内を昇降する乗りかごと、
を備える機械室レスエレベータにおいて、
前記制御装置が、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のエレベータ制御装置であることを特徴とする機械室レスエレベータ。 - 請求項8において、
前記乗りかごは、前記サービス可能階の乗場呼びおよびかご呼びに対してサービスすることを特徴とする機械室レスエレベータ。
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