JP2016004618A - カードコネクタ及び電子機器 - Google Patents

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章 田中
正也 平嶋
Masaya Hirashima
正也 平嶋
安井 聡
Satoshi Yasui
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Abstract

【課題】温度変動に伴うカードの抜け出しを防止する。【解決手段】カードコネクタは、メディアカードを収容し、収容されたメディアカードが有するカード端子に接続するコネクタ端子を有する収容部と、収容部内に設けられ、収容部に収容されたメディアカードを保持する固定部材とを備え、固定部材は、収容部に収容されたメディアカードの互いに対向した2つの面のそれぞれの面に対峙した一対の腕部と、両端に、一対の腕部の端部を取り付け、一対の腕部を所定の間隔で保持する基端部と、を有している。【選択図】 図6

Description

本発明の実施形態は、カードコネクタ及び電子機器に関する。
デジタル衛星放送、地上デジタルテレビ放送、110度CSデジタル放送などの各種のデジタル放送を受信するテレビやチューナ、セットトップボックスなどの電子機器には、デジタルデータの受信者を限定するために、例えばB−CASカード(BS Conditional Access Systems Card)などのデジタル放送受信用カードを出し入れ可能に収容するカードコネクタが設けられている。
カードコネクタは、例えば、合成樹脂製の基台と基台上を覆うように設けられた金属製のカバー部材とから形成され、収容したデジタル放送受信用カードをカードコネクタ内に保持するとともに、カードを更にカードコネクタの奥に押し込むと保持状態が解除され、収容したカードの抜き出しが可能となるものがある。
テレビなどの電子機器の内部には、発熱する部品が設けられている。カードコネクタは、電子機器がオンとオフとを繰り返すのに伴って加熱と冷却が繰り返し行われ、熱膨張率の差により、カードをカードコネクタの外に徐々に押し出す力が作用する。すると、収納されたカードの接点とカードコネクタの接点とが離れ、カード未装着と認識されてしまうことが考えられている。
特表2002−522874号公報 特開2004−14190号公報
解決しようとする課題は、温度変動が繰り返されることにより、カードコネクタからカードが抜け出る不具合を防止することである。
一実施形態において、カードコネクタは、メディアカードを収容し、収容された前記メディアカードが有するカード端子に接続するコネクタ端子を有する収容部と、前記収容部内に設けられ、前記収容部に収容された前記メディアカードを保持する固定部材とを備えている。そして、前記固定部材は、前記収容部に収容された前記メディアカードの互いに対向した2つの面のそれぞれの面に対峙した一対の腕部と、両端に、前記一対の腕部の端部を取り付け、前記一対の腕部を所定の間隔で保持する基端部と、を有している。
一実施形態に係るB−CASカード用カードコネクタを搭載したテレビを背面側から示す斜視図。 同テレビのB−CASカード用コネクタにB−CASカードを挿入する状態を拡大して示す斜視図。 同B−CASカードを端子部側から示す平面図。 同B−CASカードを、同B−CASカードの挿し入れ方向に沿って見た状態を示す側面図。 一実施形態に係るB−CASカード用カードコネクタとB−CASカードとを示す斜視図。 同B−CASカード用カードコネクタを各構成要素に分解して示す分解斜視図。 同B−CASカード用カードコネクタに備えられている固定部材を示す斜視図。 同固定部材の他の例を示す斜視図。 固定部材の他の例を示す斜視図。 固定部材の他の例とB−CASカードとを示す斜視図。 固定部材の他の例とB−CASカードとを示す斜視図。 他の例の固定部材が、B−CASカード用カードコネクタに挿入されたB−CASカードを保持している状態を示す斜視図。 固定部材の他の例を示す斜視図。 固定部材の他の例とB−CASカードとを示す斜視図。 固定部材の他の例とB−CASカードとを示す斜視図。
以下、カードコネクタの実施形態について、図面を参照して説明する。図1および図2には、電子機器の一例として、デジタル衛星放送、地上デジタルテレビ放送、110度CSデジタル放送などの各種のデジタル放送を受信可能なテレビジョン受信装置(以下、「テレビ」と称する)10が示されている。テレビ10は、図示しない表示部品が組み込まれた筐体12、筐体12を支持するスタンド14と、を有している。
表示部品としては、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイのような静止画や動画などの各種画像を表示するパネル部品が用いられる。筐体12は、例えば合成樹脂によって薄型の箱形状に成形されている。スタンド14は、筐体12の背面側を支持するように設けられ、筐体12の向きや高さを調整可能に構成されている。スタンド14で筐体12を支持することで、筐体12に組み込まれた表示部品の向きや高さを調整することができる。
筐体12には、図2にも示すように、一方の側面にカードスロット16が設けられている。カードスロット16は、デジタル放送の受信者を限定するためのデジタル放送受信用カードを挿入・抜出可能に構成されている。デジタル放送受信用カードとしては、例えばB−CASカードなどのICカードを適用することができる。
B−CASカードは、デジタル放送関連業者の共同出資により設立された株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(以下、「B−CAS社」と称する)によって開発・発行され、統一規格として日本国内で標準化されている。B−CASカードを差し替えることで、別のテレビでも同様のデジタル放送を受信することができる。
図3および図4には、メディアカードとしてのB−CASカード20(以下、[カード20」と称する)の標準規格が示されている。カード20は、先端隅部が斜めに切り欠かれ、一方の表面には、カード20の固有識別番号が印字される領域20sが、他方の表面には、8個のカード端子E1〜E8からなるカード端子部20tが形成されている。カード20は、横幅がW、長さがL、厚み幅がTである。
<第1実施形態>
図5および図6には、本実施形態に係るカードコネクタ22が示されている。カードコネクタ22は、プリント基板40に実装されたベース24と、ベース24を覆うように取り付けられたカバー26と、固定部材28とを備えている。カードコネクタ22の一端側には、ベース24とカバー26とで囲まれたカード挿入抜出用開口30が構成されている。矢印Pでカード20の挿入方向を示す。
テレビ10の筐体12において、カードコネクタ22は、カード挿入抜出用開口30がカードスロット16(図1および図2参照)に対向するように配置されている。カードスロット16にカード20を投入することで、カード20を、カード挿入抜出用開口30を介してカードコネクタ22に抜き出し可能に挿入することができる。
ベース24は、合成樹脂製で、ベース底板32と、ベース底板32の、カード20の挿入・抜出し方向(矢印Pと平行)に対して左右両側に設けられた側板34と、ベース底板32の、カード20の挿入・抜出し方向に対して奥側に設けられた裏板36とを備えている。
ベース底板32は、平坦に形成された部材である。ベース底板32には、8個のコネクタ端子G1〜G8から成るコネクタ端子部42が設けられている。8個のコネクタ端子G1〜G8は、カード20がカードコネクタ22に収容された際に、カード20に形成された8個のカード端子E1〜E8と1つずつ接触するように配列されている。各コネクタ端子G1〜G8は、ベース底板32から立ち上げられた姿勢に構成されており、各カード端子E1〜E8に対して弾性的に接触する。各コネクタ端子G1〜G8は、プリント基板40に施された各配線に接続している。
側板34は、ベース底板32の両側に、基本的に平行に立ち上げられている。左右の側板34は、カード20の横幅Wより、若干広い横幅間隔を有し、カード20の厚み幅Tより若干大きい高さを有している。
又、一方の側板34には、カード20を、カードコネクタ22の内部に挿入された状態で保持し、かつ内部に保持された状態からカードコネクタ22の外に押し出す保持押出機構38が設けられている。保持押出機構38は、カードコネクタ22の内部に挿入された状態のカード20を保持するとともに、カード20を更に奥に一度押し込むと、カードコネクタ22の外にそのカード20を押し出すように作用する。
カバー26は、金属製で、天板部44と、天板部44の両側に設けられた側板46とを備えている。カバー26は、天板部44と側板46により、ベース24を上から覆うように形成されている。側板46には、カバー26をベース24に係合させる、図示しない係合部が設けられている。ベース24とカバー26とにより形成された内部空間がカードコネクタ22の収容部である。
次に、固定部材28について説明する。固定部材28は、図6、図7に示すように、基端部50と基端部50に設けられた腕部52とを備え、収容部内に設けられている。固定部材28は、基端部50と腕部52により、概ねコの字状に形成されている。基端部50は、薄板状で、カードコネクタ22のベース24の内部寸法とほぼ同じ長さの横幅aに形成されている。基端部50両側には、腕部52が設けられている。
腕部52は、基端部50の両端に、基端部50に対してほぼ垂直な角度で設けられている。腕部52は、カードコネクタ22のカード20の挿入・抜出し方向に沿った方向に、カードコネクタ22の奥行寸法より若干短い長さbを有している。
一対の腕部52は、ほぼ平行に形成されている。腕部52は、カードコネクタ22に挿し入れられたカード20の幅方向に対向する面に対峙して設けられている。腕部52は、カード20に対峙した面に、凹凸部54を有している。凹凸部54は、カード20に接触したときカード20の表面との摩擦係数を増加させる。尚、凹凸部54の摩擦力は、カードコネクタ22からカード20を抜き出す際には、カード20を支障なく抜き出すことができる程度の大きさである。凹凸部54は、例えば複数の凸部や、カード20の挿入・抜出し方向に対して垂直に形成された複数の溝部や、カード20の挿入・抜出し方向に対して傾斜して形成された溝部等で形成されている。
腕部52は、バイメタルで形成されている。バイメタルは、熱膨張率の異なる素材、例えば鉄とニッケルどおしを張り合わせ、温度変化に伴い、熱膨張率の差を利用してその形状が変化するものである。左右一対の腕部52は、常温(40度程度まで)の状態では、図6に示すように互いにほぼ平行な状態を保っている。腕部52は、温度が上昇すると変形し、図7に示すように腕部52間の間隔cが、図6に示す常温の状態のときと比較して短く、つまり狭くなる。
腕部52の変形開始温度は、テレビ10が作動して、テレビ10の内部の部品の発熱によりテレビ10の内部の温度が通常達するとされる温度より低い温度に設定されている。又、腕部52の変形開始温度は、後述する、温度上昇によりカード20がカードコネクタ22の外に押し出される作用が発生する温度より低い温度である。尚、腕部52では凸形状を形成させ、常温の状態において、カード20の寸法公差の値で腕部52がカード20に接触している状態が好ましい。
テレビ10の内部温度が上昇し、それに伴いカードコネクタ22の温度が、変形開始温度に達して、腕部52が変形すると、固定部材28は、カード20を所定の力で挟む。固定部材28は、基端部50と腕部52との交点を支点Xとして、腕部52の先端部分を作用点Yとして作用する。このように固定部材28をコの字状に形成することにより、支点Xから作用点Yまでの距離を大きくとることができ、てこの原理で、腕部52の作用力を増大させることができる。
腕部52がカード20を挟持する力は、カードコネクタ22が、カードコネクタ22の温度変動でカード20をカードコネクタ22の外に押し出す力に対抗して、カード20をカードコネクタ22の所定の位置を保持固定させるに十分な力である。
次に、カードコネクタ22が、カードコネクタ22の温度変動の繰り返しにより、カードコネクタ22の外方にカード20を押し出す作用について簡単に説明する。カードコネクタ22は、上述したように、合成樹脂製のベース24と金属製のカバー26とを組み合わせた構成を有している。
熱膨張率は、一般的に合成樹脂の方が金属より大きい値を有している。テレビ10が作動し、テレビ10の内部の部品から発熱すると、テレビ10の内部温度が上昇し、それに伴いカードコネクタ22の温度が上昇する。すると、合成樹脂製のベース24は、金属製のカバー26より大きく膨張する。
ベース24が温度上昇により膨張すると、ベース底板32と側板34とカバー26とで形成されるカードコネクタ22の収容部の内部空間が狭められる。これは、カードコネクタ22に収容されたカード20において、ベース24に締め付けられるように作用する。
更に、ベース24の熱膨張は、カード20の挿入・抜出し方向にも生じる。カード20の挿入・抜出し方向へのベース24の熱膨張は、カード20の挿入方向Pの奥に裏板36が設けられていることから、カードコネクタ22に収容されているカード20を、カードコネクタ22の内部からカード挿入抜出用開口30の外に押し出す方向に作用する。このように、締め付け力と押し出し力がカード20に作用すると考えられている。
一方テレビ10の作動が停止し、テレビ10の内部温度が低下すると、カードコネクタ22は、温度上昇で膨張していた分、収縮を開始する。カードコネクタ22が収縮すると、カードコネクタ22の内部の収容部の空間が外方に広がり、ベース24によるカード20への締付力が低下する。そのうえで、ベース24は、カード20の挿し入れ方向に収縮する。
そのため、温度低下によりカードコネクタ22が収縮する場合には、カード20を締め付ける力が作用しないことからカード20をカードコネクタ22の内部の方向に引き込む力が発揮されず、カード20は、カードコネクタ22の温度上昇によりカードコネクタ22の外方に押し出された状態のままに置かれる。
このようにテレビ10の作動と停止の操作を繰り返し行うことで、カード20は、温度変動ごとに毎回カードコネクタ22からカードコネクタ22の外方に押し出される。そして、固定部材28がないと仮定した場合、カード20がカードコネクタ22の外方に押し出される動作が蓄積されることにより、カード20のカード端子E1等がカードコネクタ22のコネクタ端子G1等との接触から外れることが発生する。
これに対して本実施形態のカードコネクタ22は、ベース24の内側に、バイメタルで形成された腕部52を備えた固定部材28を備えている。そのため、テレビ10の作動に伴い、カードコネクタ22の温度が上昇すると腕部52に図7の矢印Aに示す方向に形状変化が生じる。
腕部52の形状変化は、カードコネクタ22に収容されたカード20を両側から挟み、カード20を保持固定するので、カードコネクタ22の温度上昇によってカード20がカードコネクタ22の外に押し出される力が作用しても、カード20の移動を防止できる。
そして、テレビ10の作動が停止されテレビ10の内部温度が低下すると、腕部52は、温度上昇により変化する前の形状に復元して、カード20の固定が解除される。温度低下により固定部材28の腕部52によるカード20の固定が解除されても、カード20をカードコネクタ22の外方に押し出す力も解消されているので、カード20は、カードコネクタ22の本来の位置に配置された状態に保持される。
そして、使用者等がカードスロット16からカード20を抜き出そうとした場合は、温度低下により腕部52によるカード20の固定は解除されているので、通常のカード20の抜出操作と変わりなく、カードコネクタ22からカード20を抜き出すことができる。
したがって、カードコネクタ22を装着した電子機器としてのテレビ10によれば、カードコネクタ22に収容したカード20が温度変動により抜け出ることがなく、B−CASカード20が未装着とされる不具合を防止できる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態のカードコネクタについて説明する。第2実施形態のカードコネクタは、ベース24の内側に、図8に示す固定部材28bを備えている。第2実施形態のカードコネクタのカバーとベースは、第1実施形態のカバー26及びベース24と同一で、第2実施形態のカードコネクタは第1実施形態と同様、テレビ10に装備されている。第1実施形態のカードコネクタ22の部材と同一の部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
固定部材28bは、基端部50bと腕部52bとを備えている。固定部材28bは、第1実施形態の固定部材28と同様、基端部50bと腕部52bとによりコの字状に形成されている。腕部52bは、形状記憶合金から形成されている。
腕部52bは、温度が上昇すると、矢印A2に示す方向に変形し、腕部52bの互いの間隔cが、図8の二点鎖線で示すように狭められるように記憶されている。
このように構成した第2実施形態のカードコネクタは、テレビ10が作動して内部温度の上昇によりカードコネクタの温度が上昇すると、腕部52bが形状記憶の作用により形状が変化し、カードコネクタ22内に収容されたカード20を両側から挟む。
第2実施形態のカードコネクタは、テレビ10の内部の温度が上昇して固定部材28bの温度が上昇すると、腕部52bの間隔cが狭められ、固定部材28bがカード20の位置を保持し固定する。したがって、第2実施形態のカードコネクタは、温度が変動することによるカードコネクタからのカード20の抜け出しを防止できる。又、温度が低下すると、変形は復元され、カード20の固定は解除される。
<第3実施形態>
次に、第3の実施形態のカードコネクタについて説明する。第3の実施形態のカードコネクタの固定部材28cは、図9に示すように基端部50cと腕部52cとを有している。尚、第1実施形態のカードコネクタ22の部材と同一の部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9に示すように、固定部材28cの基端部50cは、板状に形成してあり、その両端に腕部52cが取り付けられている。基端部50cは、蛇腹状に繰り返し折り曲げられた形状を有している。そして、基端部50cは、形状記憶合金で形成され、常温の状態での折り曲げ状態より、蛇腹がより強く折り曲げられた形状が記憶されている。
テレビ10の内部温度が上昇し、固定部材28cの温度が形状記憶合金の変形開始温度に達すると、基端部50cの屈曲形状が強くなり、腕部52cが取り付けられている基端部50cの両端間の間隔が矢印A3に示す方向に短くなる。
基端部50cが、記憶された形状への変位により両端間の距離が収縮されると、両腕部52cの間隔も縮小される。これにより、第3実施形態のカードコネクタは、テレビ10の内部の温度が上昇するのに伴い温度が上昇すると、一対の腕部52c間の間隔が縮まり、第3実施形態のカードコネクタに収容されているカード20を保持固定する。したがって、カードコネクタからカード20が抜出方向に移動することを防止できる。
一方、第3実施形態のカードコネクタの温度が低下すると、基端部50cが、変形前の形状に戻り、腕部52c間の間隔が拡大し、固定部材28cによるカード20の固定が解除される。尚、腕部52cは、常温の状態では平板状で、曲げられた形状が記憶されていてもよい。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態のカードコネクタについて説明する。第4実施形態のカードコネクタの固定部材28dは、図10に示すように、基端部50dと腕部52dとを備えている。尚、第1実施形態のカードコネクタ22の部材と同一の部材については、同一の符号を付して説明を省略する。
腕部52dは、形状記憶合金から形成されている。腕部52dは、常温状態では直線状の形状を有している。そして、腕部52dには、図10に示すように腕部52dの長手方向の中央部分Rが矢印A4に示すように、一対の腕部52dの内側に変形する形状が記憶されている。
第4実施形態のカードコネクタは、テレビ10の内部の温度上昇により、固定部材28dの温度が上昇すると、腕部52dの中央部分Rが内側に湾曲変形してカード20を固定する。これにより、第4実施形態のカードコネクタは、収容されたカード20を保持固定する。
更に、第4実施形態のカードコネクタは、固定部材28dの腕部52dの先端の間隔cが、温度上昇により変形する前とほとんど変化が生じない。したがって、第4実施形態のカードコネクタは、例えば、テレビ10の内部温度が上昇しているときに、カード20をカードスロット16から抜き出し、再びカード20を、第4実施形態のカードコネクタの温度が低下する前にカードスロット16に挿入しても、腕部52dの間を通して、第4実施形態のカードコネクタに容易に収容させることができる。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態のカードコネクタ22eについて説明する。第5実施形態のカードコネクタ22eの固定部材28eは、図11に示すように、腕部52eと基端部50eと当接部としての押圧部材51とを備えている。尚、第1実施形態のカードコネクタ22の部材と同一の部材については、同一の符号を付して説明を省略する。
腕部52eは、基端部50eの両側に一対設けられている。基端部50eは、弾性を有する材質から形成されている。押圧部材51は、基端部50eの左右方向のほぼ中央に、カードコネクタ22eのカード20の挿入、抜差し方向に沿って、カード挿入抜出用開口30に向けて突出するように取り付けられている。
第5実施形態のカードコネクタ22eは、カードコネクタ22eに図11に示すようにカード20を挿入すると、カードコネクタ22eが本来有するカード20の収容位置にカード20が達する前に、カード20の挿入方向先端が押圧部材51に当接する。そして、カード20を更にカードコネクタ22eの奥に押し入れると、押圧部材51が奥に後退しつつ基端部50eを弾性変形させる。これにより、図12に示すように、カード20がカードコネクタ22eの本来の収容位置に収容される。
一方基端部50eは、押圧部材51を介して基端部50eのほぼ中央が、カードコネクタ22eの奥に押し込まれるように変形するので、基端部50eの両側に設けられている腕部52eを、図12の矢印A5に示すようにそれぞれの腕部52eの内側に変位させる。腕部52eは、適度の剛性を有する材質から形成されており、基端部50eが押圧部材51の押圧により変形されて腕部52eが変位すると、カード20は腕部52eにより保持固定される。
カード20は、カードコネクタ22e内に収容されている間は、常に腕部52eに固定され、カードコネクタ22eの温度変動によってもカードコネクタ22eから抜け出る方向に移動することはない。そして、カードコネクタ22eからカード20を抜き出すと、押圧部材51による基端部50dへの押圧が低減し、それと同時に腕部52eでのカード20の固定力が弱められるので、カード20をカードコネクタ22eから円滑に抜き出すことができる。
<第6実施形態>
次に、第6実施形態のカードコネクタについて説明する。第6実施形態のカードコネクタの固定部材28fは、図13に示すように、基端部50fと腕部52fとを備え、第1実施形態の固定部材28と同様、コの字状に形成されている。尚、第1実施形態のカードコネクタ22の部材と同一の部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
固定部材28fの腕部52fの先端部内側には、押圧部材60が設けられている。押圧部材60は、バイメタルで形成され、温度が上昇することにより矢印A6の方向に変形する。押圧部材60の変形は、腕部52fの互いの間隔を狭めることとなる。
第6実施形態のカードコネクタは、テレビ10の内部温度が上昇して第6実施形態のカードコネクタの温度が上昇すると、バイメタルで形成した押圧部材60の形状が変化し、カード20を両側から挟んで保持固定する。
このように、第6実施形態のカードコネクタは、テレビ10の内部の温度が上昇して第6実施形態のカードコネクタの温度が上昇すると、固定部材28fがカード20の位置を固定するので、第6実施形態のカードコネクタからのカード20の抜け出しを防止できる。尚、押圧部材60は、バイメタルでなく、温度上昇により膨張し、腕部52fの互いの間隔を狭める部材でも形状記憶合金を用いてもよい。
<第7実施形態>
次に、第7実施形態のカードコネクタ22gについて説明する。カードコネクタ22gは、図14に示すように、ベース24と、図示しないカバー26と、固定部材28gとを備えている。尚、第1実施形態のカードコネクタ22の部材と同一の部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
固定部材28gは、基端部50gと腕部52gとを備えている。固定部材28gは、カードコネクタ22gに収容されるカード20の厚み幅Tの方向に一対の腕部52gを備えている。腕部52gは、基端部50gで連結され、固定部材28gは、コの字状に形成されている。基端部50gは、一方の側板34に取り付けられている。腕部52gは、カード20の挿入・抜出し方向と直交する方向に沿って設けられている。
腕部52gは、バイメタルで形成され、腕部52gの温度が上昇すると、腕部52g間の間隔が狭められる方向に形状が変化する。固定部材28gは、カードコネクタ22gに収容されたカード20のカード端子E1等の位置を避け、カード端子E1等がカードコネクタ22gのコネクタ端子G1等に接触するように設けられている。
かかる第7実施形態のカードコネクタ22gは、カードコネクタ22gにカード20を収容させると、腕部52gがカード20を厚み幅Tの方向に沿って挟む。そしてカードコネクタ22gの温度が上昇すると、腕部52gの形状が変化してカード20を厚み方向から挟んで保持固定する。これにより、カードコネクタ22gからのカード20の抜け出しを防止できる。
<第8実施形態>
次に、第8の実施形態のカードコネクタ22hについて説明する。カードコネクタ22hは、図15に示すように、ベース24と、図示しないカバー26と、固定部材28hとを備えている。尚、第1実施形態のカードコネクタ22の部材と同一の部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
固定部材28hは、基端部50hと腕部52hとを備え、コの字状に形成されている。固定部材28hは、カードコネクタ22hに収容されるカード20の厚み幅Tの方向に一対の腕部52hを備えている。腕部52hは、基端部50hで連結されている。基端部50hは、裏板36に取り付けられている。腕部52hは、カード20の挿入・抜出し方向に沿って設けられている。
腕部52hは、バイメタルで形成され、腕部52hの温度が上昇すると、腕部52h間の間隔が狭められる方向に形状が変化する。固定部材28hは、カードコネクタ22hに収容されたカード20のカード端子E1等の位置を避け、カード端子E1等がカードコネクタ22gのコネクタ端子G1等に接触するように設けられている。
かかる第8実施形態のカードコネクタ22hは、カードコネクタ22hにカード20を収容させると、腕部52hがカード20を厚み幅Tの方向に沿って挟む。そしてカードコネクタ22hの温度が上昇すると、腕部52hの形状が変化してカード20を厚み方向から挟んで保持固定する。これにより、カードコネクタ22hからのカード20の抜け出しを防止できる。
尚、前記各実施形態において、腕部52は、一対の腕部52の双方が温度変化に対して同様に形状変化するのが、カード20への力のかかり方が均等になる点から好ましい。しかし、一対の腕部52の一方の腕部52にのみ形状の変化を生じさせるようにし、温度変化等によりその一方の腕部の形状を変化させて、カード20を双方の腕部52により挟み、保持固定するようにしてもよい。又、腕部52とベース24とでカード20を挟むようにしてもよい。又、腕部52には、バイメタルに限らず、形状記憶合金やその他の材料を用いてもよい。
又、本実施形態は、メディアカードとしてB−CASカードに限らず、データ保存メディアとしてのカード型記憶媒体を含み、ICカード全般に用いてもよい。又、カードコネクタを用いる電子機器は、テレビに限らず、ICカードやカードコネクタを用いてカード類を内部に収容する機器であれば、他の電子機器に用いてもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…テレビ、16…カードスロット、20…カード、22…カードコネクタ、24…ベース、26…カバー、28…固定部材、30…カード挿入抜出用開口、32…ベース底板、34…側板、36…裏板、40…プリント基板、50…基端部、51…押圧部材、52…腕部、54…凹凸部、60…押圧部材

Claims (10)

  1. メディアカードを収容し、収容された前記メディアカードが有するカード端子に接続するコネクタ端子を有する収容部と、
    前記収容部内に設けられ、前記収容部に収容された前記メディアカードを保持する固定部材とを備え、
    前記固定部材は、
    前記収容部に収容された前記メディアカードの互いに対向した2つの面のそれぞれの面に対峙した一対の腕部と、
    両端に、前記一対の腕部の端部を取り付け、前記一対の腕部を所定の間隔で保持する基端部と、を有しているカードコネクタ。
  2. 前記腕部は、温度の上昇により形状が変化し、変形した前記腕部で、前記メディアカードを挟持する請求項1に記載のカードコネクタ。
  3. 前記腕部は、温度上昇により変形する押圧部材を有し、温度の上昇に伴い変形する前記押圧部材で前記メディアカードを挟持する請求項1に記載のカードコネクタ。
  4. 前記基端部は、温度の上昇により、前記一対の腕部の間隔を狭めるように形状が変化し、前記基端部により変位した前記腕部で前記メディアカードを挟持する請求項1に記載のカードコネクタ。
  5. 前記基端部は、前記収容部内に収容された前記メディアカードに接する当接部を有し、前記当接部が前記収容部内に収容された前記メディアカードで押圧されると前記基端部が変形し、前記基端部の変形に伴って変位した前記腕部により前記メディアカードを挟持する請求項1に記載のカードコネクタ。
  6. 前記腕部は、前記収容部に収容される前記メディアカードの幅方向に互いに対向した2つの面に対峙して設けられている請求項1から5のいずれか1項に記載のカードコネクタ。
  7. 前記腕部は、前記収容部に収容される前記メディアカードの厚み方向に互いに対向した2つの面に対峙して設けられている請求項1から5のいずれか1項に記載のカードコネクタ。
  8. 前記腕部は、前記メディアカードの対向した2つの面に接する部分に、前記2つの面との摩擦係数を増加させる凹凸部を備えている請求項1から7のいずれか1項に記載のカードコネクタ。
  9. 前記固定部材は、前記基端部と、前記基端部の両端に設けられた前記一対の腕部とによりコの字状の形状を有している請求項1から8のいずれか1項に記載のカードコネクタ。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載のカードコネクタを装備した電子機器。
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