JP2017224786A - ケーブルクランプ及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルクランプにおいてケーブルを固定して保持すること。【解決手段】ケーブルを固定して保持するケーブルクランプであって、ケースと、前記ケースの内壁面に設けられている複数の第1突起と、前記ケースの前記複数の第1突起とは反対側の内壁面に、前記複数の第1突起と互い違いに設けられている第2突起と、を有し、前記複数の第1突起及び前記第2突起は、それぞれ可とう性を有し、前記複数の第1突起の間隔及び前記複数の第1突起と前記第2突起との間隔が、前記ケーブルの直径未満であるケーブルクランプ。【選択図】図4

Description

本発明は、ケーブルクランプ及び電子機器に関する。
例えばノートパソコンでは、本体の内部に設けられているアンテナやカメラ等と基板とを接続する複数のケーブルを配線するために、所定の位置に取り付けられてケーブルを保持するケーブルクランプが用いられている。
このようなケーブルクランプとして、ケーブル束をダクト室に入れてケーブルバンドで締め付けることで固定するケーブルダクトが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、平板状のベースに弾性材料で形成された複数の挟圧突片を配列し、挟圧突片の間に圧入されるケーブルを固定する線材固定用治具が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−284626号公報 特開平6−120679号公報
しかしながら、特許文献1におけるケーブルダクトでは、ダクト室に入れられたケーブル束は、ケーブルバンドで締め付けられるまで固定されない。このため、ダクト室に入れてからケーブルバンドで締め付けるまでの間にケーブルが動いてしまうという問題がある。また、特許文献2における線材固定用治具では、ケーブルが引っ張られると、簡単にケーブルが動いたり抜けたりするという問題がある。
そこで、一つの側面では、ケーブルクランプにおいてケーブルを固定して保持することを目的とする。
本実施形態の一観点によれば、ケーブルを固定して保持するケーブルクランプであって、ケースと、前記ケースの内壁面に設けられている複数の第1突起と、前記ケースの前記複数の第1突起とは反対側の内壁面に、前記複数の第1突起と互い違いに設けられている第2突起と、を有し、前記複数の第1突起及び前記第2突起は、それぞれ可とう性を有し、前記複数の第1突起の間隔及び前記複数の第1突起と前記第2突起との間隔が、前記ケーブルの直径未満である。
ケーブルクランプにおいてケーブルを固定して保持することができる。
本実施形態におけるノートパソコンの斜視図 本実施形態におけるノートパソコンの要部拡大図 図2(B)のb部分の拡大図 本実施形態におけるケーブルクランプの斜視図 本実施形態におけるケーブルクランプの上面図及び正面図 本実施形態におけるケーブルクランプにケーブルが取り付けられる工程を示す図 本実施形態におけるケーブルクランプに複数のケーブルが取り付けられている様子を示す図 変形例1におけるケーブルクランプを示す図 変形例2におけるケーブルクランプを示す図 変形例3におけるケーブルクランプの斜視図 変形例3におけるケーブルクランプの上面図及び正面図 変形例4におけるケーブルクランプを示す図
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
図1は、本実施形態におけるノートパソコン1の斜視図である。
図1に示されるように、ノートパソコン1は、ディスプレイ部10、本体部20を有する。ディスプレイ部10と本体部20とは、ヒンジ等により接続されて折り畳むことができるようになっている。
ディスプレイ部10は、液晶ディスプレイ11、カメラ12、背面カバー13、表示面カバー14を有する。背面カバー13は、液晶ディスプレイ11及びカメラ12が取り付けられ、液晶ディスプレイ11の表示面とは反対側の背面を覆う。
液晶ディスプレイ11と背面カバー13の周縁との間は、カメラ12以外の部分が表示面カバー14により覆われている。本体部20は、筐体21、キーボード22を有する。筐体21は、内部にメイン基板が設けられており、上面側にキーボード22が取り付けられている。
図2は、本実施形態におけるノートパソコン1の要部拡大図である。図2(A)は、図1において一点鎖線で囲まれているa部分の拡大図である。また、図2(B)は、表示面カバー14が取り外された状態を示す図である。
図2(A)に示されるように、ディスプレイ部10は、液晶ディスプレイ11と背面カバー13の周縁との間が表示面カバー14により覆われている。液晶ディスプレイ11と背面カバー13の周縁との間には、図2(B)に示されるように、アンテナ15等が設けられている。また、液晶ディスプレイ11と背面カバー13の周縁との間には、アンテナ15と本体部20に設けられているメイン基板とを接続するケーブル30が配線されている。ケーブル30は、例えば同軸ケーブルである。
図3は、図2(B)において一点鎖線で囲まれているb部分の拡大図である。図3に示されるように、液晶ディスプレイ11と背面カバー13の周縁との間には、ケーブル30を保持するケーブルクランプ100が設けられている。ケーブルクランプ100は、ケーブル30が配線される部分に設けられ、ケーブル30を固定して保持する。
図4は、本実施形態におけるケーブルクランプ100の斜視図である。また、図5は、本実施形態におけるケーブルクランプ100の上面図及び正面図である。図5(A)はケーブルクランプ100の上面図であり、図5(B)はケーブルクランプ100の正面図である。
なお、以下に示される図面におけるX1X2方向は、ケーブルクランプ100の幅方向である。また、Y1Y2方向はケーブルクランプ100の奥行き方向であり、Z1Z2方向はケーブルクランプ100の高さ方向である。また、以下では、Z1方向を上、Z2方向を下として説明する場合がある。
図4及び図5に示されるように、ケーブルクランプ100は、ケース101、第1突起121a、121b、121c、第2突起122a、122bを有する。ケーブルクランプ100は、例えば、弾性を有する樹脂材料により形成されている。以下の説明では、第1突起121a、121b、121cを「第1突起121」と称する場合がある。また、第2突起122a、122bを「第2突起122」と称する場合がある。
ケース101は、正面視で矩形の枠状に形成されており、第1側壁111、第2側壁112、第3側壁113、及び第4側壁114を有する。ケース101には、第3側壁113に形成されている差込口110からケーブル30が内部に差し込まれる。
差込口110は、図5(A)に示されている幅Wが、ケーブルクランプ100に取り付けられるケーブル30の直径未満に形成されている。差込口110の幅Wがケーブル30の直径未満に形成されることで、ケース101の内部に入れられたケーブル30が差込口110から外れにくくなる。
第1突起121は、ケース101の内側において、第1側壁111から第2側壁112の側に向かって延びるように、第1側壁111の内壁面に設けられている。本実施形態では、3つの第1突起121a、121b、121cが、Z1Z2方向に沿って上下に並んで形成されている。また、第1突起121a、121b、121cは、それぞれ弾性材料により円柱状に形成されて可とう性を有し、例えばY1Y2方向やZ1Z2方向に撓むことができる。
図5(B)に示されている第1突起121のZ1Z2方向における間隔D1は、ケーブルクランプ100に取り付けられるケーブル30の直径未満に形成されている。間隔D1をケーブル30の直径未満に形成することで、第1突起121a、121b、121cが間に挿入されるケーブル30を上下から挟み込んで保持することができるようになる。
第2突起122は、ケース101の内側において、第2側壁112から第1側壁111の側に向かって延びるように、第2側壁112の内壁面に設けられている。本実施形態では、2つの第2突起122a、122bが、Z1Z2方向に沿って上下に並んで形成されている。また、第2突起122a、122bは、それぞれ弾性材料を用いて円柱状に形成されて可とう性を有し、例えばY1Y2方向やZ1Z2方向に撓むことができる。
図5(B)に示されている第2突起122のZ1Z2方向における間隔D2は、ケーブルクランプ100に取り付けられるケーブル30の直径未満に形成されている。間隔D2をケーブル30の直径未満に形成することで、第2突起122a、122bが間に挿入されるケーブル30を上下から挟み込んで保持することができるようになる。
上記したように、本実施形態におけるケーブルクランプ100では、第1突起121が第1側壁111からX2方向に延びるように形成されている。また、第2突起122が、第1突起121が形成されている第1側壁111とは反対側の第2側壁112からX1方向に延びるように形成されている。第1突起121及び第2突起122は、ケース101の内側に延びる方向が互いに平行であり、上下に互い違いに延びるように形成されている。
本実施形態におけるケーブルクランプ100では、上側の第2突起122aが上側2つの第1突起121a、121bの間に向かって延びるように形成されている。また、真ん中の第1突起121bが第2突起122a、122bの間に向かって延びるとともに、下側の第2突起122bが下側2つの第1突起121b、121cの間に延びるように形成されている。
また、図5(B)に示されている第1突起121の先端と第2突起122の先端とのX1X2方向における間隔D3は、ケーブルクランプ100に取り付けられるケーブル30の直径未満に形成されている。本実施形態における第1突起121及び第2突起122は、X1X2方向において同じ長さに形成されているが、間隔D3がケーブル30の直径未満となるように、それぞれ異なる長さに形成されてもよい。
第1突起121及び第2突起122は、一方が挟み込んでいるケーブル30を他方が押さえることで、ケーブルクランプ100に取り付けられるケーブル30を動かないように且つ抜けないように保持する。例えば、第2突起122は、第1突起121の間に挟み込まれているケーブル30を、第1突起121の間から抜けないように押さえる。また、第1突起121は、第2突起122の間に挟み込まれているケーブル30を、第2突起122の間から抜けないように押さえる。
図6は、本実施形態におけるケーブルクランプ100にケーブル30が取り付けられる工程を示す図である。
ケーブルクランプ100にケーブル30を取り付ける場合には、まず、図6(A)に示されるようにケーブル30を差込口110からケース101の内部に入れる。ケーブル30でケース101の差込口110の周辺部分を弾性変形させて差込口110を押し広げるようにして、ケーブル30を差込口110からケース101の内部に入れることができる。
次に、図6(B)に示されるように、ケーブル30を第1突起121aと第2突起122aとの間を通って上側2つの第1突起121a、121bの間に向かって進める。このとき、第1突起121a及び第2突起122aは、それぞれケーブル30に押されて変形する。
続いて、図6(C)に示されるように、ケーブル30を上側2つの第1突起121a、121bの間に挿入する。上側2つの第1突起121a、121bがケーブル30を間に挟み込むとともに、上側の第2突起122aが第1突起121a、121bに挟まれているケーブル30を押さえることで、ケーブルクランプ100がケーブル30を保持した状態となる。
第1突起121a、121bは、ケーブル30に押し広げられて弾性変形することで生じる復元力により、ケーブル30を側面から挟み込んで保持する。また、第2突起122aは、ケーブル30が第1突起121a、121bの間から抜けないように押さえる。
ケーブル30は、第1突起121a、121bの間に挟み込まれるとともに第2突起122aにより押さえられることで、引っ張られても簡単には動いたり抜けたりしないように保持される。
ケーブルクランプ100は、上記したように取り付けられるケーブル30を、第1突起121及び第2突起122により固定して保持する。なお、ケーブルクランプ100は、ケーブル30を下側2つの第1突起121b、121cの間に挟み込み、下側の第2突起122bで押さえるように保持することもできる。また、ケーブルクランプ100は、ケーブル30を第2突起122a、122bの間に挟み込み、真ん中の第1突起121bで押さえるように保持することもできる。
また、本実施形態におけるケーブルクランプ100は、複数のケーブル30を保持することもできる。図7は、本実施形態におけるケーブルクランプ100に複数のケーブル30が取り付けられている様子を示す図である。ケーブルクランプ100は、図7(A)及び(B)に示されるように、2本のケーブル30a、30bを保持することができる。また、ケーブルクランプ100は、図7(C)に示されるように、3本のケーブル30a、30b、30cを保持することができる。
図7(A)に示される例では、1本目のケーブル30aが、下側2つの第1突起121b、121cの間で挟み込まれるとともに、下側の第2突起122bに押さえられることで、ケーブルクランプ100に保持されている。また、2本目のケーブル30bが、第2突起122a、122bの間で挟み込まれるとともに、真ん中の第1突起121bに押さえられることで、ケーブルクランプ100に保持されている。
図7(B)に示される例では、1本目のケーブル30aが、図7(A)に示される例と同様にケーブルクランプ100に保持されている。また、2本目のケーブル30bが、上側2つの第1突起121a、121bの間で挟み込まれるとともに、上側の第2突起122aに押さえられることで、ケーブルクランプ100に保持されている。
図7(C)に示される例では、1本目のケーブル30a及び2本目のケーブル30bが、図7(A)に示される例と同様にケーブルクランプ100に保持されている。また、3本目のケーブル30cが、上側2つの第1突起121a、121bの間で挟み込まれるとともに、上側の第2突起122aに押さえられることで、ケーブルクランプ100に保持されている。
このように、本実施形態におけるケーブルクランプ100は、1本から3本のケーブル30を保持することができる。また、第1突起121及び第2突起122の数を増やして、ケーブルクランプ100が4本以上のケーブル30を保持できるようにしてもよい。
例えばノートパソコン1において1本のケーブル30を配線する場合には、ケーブル30をテープで固定することもできる。しかし、複数のケーブル30を配線する場合に、ケーブルを1本ずつテープで固定しながら配線するのは非常に手間がかかる。これに対して、本実施形態におけるケーブルクランプ100では、上記したように複数のケーブル30を簡単に取り付けて保持させることができるため、複数のケーブル30であっても簡単に配線作業を行うことが可能になる。
以上で説明したように、本実施形態におけるケーブルクランプ100は、例えばノートパソコン1においてケーブル30が配線される部分に設けられて、ケーブル30を固定して保持する。本実施形態におけるケーブルクランプ100では、ケーブル30を差込口110から差し込んで第1突起121又は第2突起122の間に挿入するだけで、ケーブル30を固定することができる。このため、ケーブルクランプ100によれば、例えばケーブルベルト等を操作する必要がなく、簡単にケーブル30を取り付けて固定することができる。
また、ケーブルクランプ100に取り付けられたケーブル30は、第1突起121及び第2突起122により、引っ張られても容易には動いたり抜けたりしないように保持される。このため、例えばノートパソコン1を組み立てる際に、ケーブルクランプ100にケーブル30を取り付けて保持させることで、ケーブル30の配線作業を効率良く行うことが可能になる。
なお、ケーブルクランプ100のケース101の形状は、例えばノートパソコン1における液晶ディスプレイ11と背面カバー13の周縁との間等、各種ケーブルを配線する部分に設けることが可能であれば、本実施形態において例示した形状に限られない。
また、第1突起121と第2突起122とのX1X2方向における間隔D3は、例えば、ケーブルクランプ100に取り付けられるケーブル30の半径未満にすることがより好ましい。第1突起121と第2突起122との間隔D3を小さくすることで、例えば、第2突起122が、第1突起121の間の深い位置(第1側壁111に近い位置)にケーブル30を押し込んだ状態で押さえることができるようになる。また、同様に、第1突起121が、第2突起122の間の深い位置(第2側壁112に近い位置)にケーブル30を押し込んだ状態で押さえることができるようになる。
第1突起121及び第2突起122は、間隔D3が小さいほどケーブル30が深い位置まで挿入されて変形量が大きくなる。このため、第1突起121及び第2突起122は変形量に伴って復元力も大きくなり、ケーブル30をより強く挟み込んで保持するようになる。このため、第1突起121と第2突起122との間隔D3をケーブル30の半径未満とすることで、ケーブル30がより動きにくく且つ抜けにくくなる。
また、例えば、上側2つの第1突起121a、121bの間隔、下側2つの第1突起121b、121cの間隔、及び第2突起122の間隔をそれぞれ異なる間隔にして、直径が異なる複数のケーブルを保持できるようにしてもよい。
また、ノートパソコン1には、複数のケーブルクランプ100が設けられてもよい。ケーブルクランプ100が設けられる位置は、本実施形態において例示した位置に限られない。また、ケーブルクランプ100が設けられる電子機器の一例としてノートパソコン1を例示したが、ケーブルクランプ100は他の電子機器に設けられてもよい。例えば、デスクトップパソコンやサーバ等の情報処理端末、スマートフォンやタブレットPC等の携帯情報端末、デジタルカメラ、ゲーム機、テレビ、コピー機、プリンタ、ファクシミリ、各種メディアプレイヤー等、内部に各種ケーブルが配線される電子機器においてケーブルクランプ100を用いることができる。
次に、本実施形態におけるケーブルクランプ100の変形例について説明する。
(変形例1)
図8は、変形例1におけるケーブルクランプ100aを示す図である。
変形例1におけるケーブルクランプ100aは、図8(A)に示されるように、第1突起121及び第2突起122が、それぞれの先端がX1X2方向において他方の間まで延びるように形成されている。第1突起121は、先端がX1X2方向において第2突起122の先端と第2側壁112との間まで延びるように形成されている。また、第2突起122は、先端がX1X2方向において第1突起121の先端と第1側壁111との間まで延びるように形成されている。
図8(B)には、変形例1におけるケーブルクランプ100aが、第1突起121a、121b及び第2突起122aによりケーブル30を保持する様子が示されている。
変形例1におけるケーブルクランプ100aでは、第1突起121と第2突起122との間に間隔D3を有する場合(図6(C))よりも、ケーブル30が第1突起121の間の深い位置で挟み込まれて保持される。第2突起122が第1側壁111と第1突起121の先端との間まで延び、ケーブル30を第1突起121の間の深い位置で押さえるためである。
第1突起121及び第2突起122は、ケーブル30が深い位置に入り込むことで、第1突起121と第2突起122との間に間隔D3を有する場合に比べて変形量が大きくなる。このため、第1突起121及び第2突起122では、変形量に伴って復元力も大きくなり、ケーブル30をより強く挟み込んで保持するようになる。このように、変位例1におけるケーブルクランプ100aによれば、ケーブル30をより強く押さえて動かないように保持することができる。
(変形例2)
図9は、変形例2におけるケーブルクランプ100bを示す図である。
図9(A)に示されるように、変形例2におけるケーブルクランプ100bは、第1突起121及び第2突起122の先端に返し部123が形成されている。返し部123は、円柱状に形成されている第1突起121及び第2突起122よりも直径が大きい半球状に形成されている。
図9(B)には、変形例2におけるケーブルクランプ100bが、第1突起121a、121b及び第2突起122aによりケーブル30を保持する様子が示されている。
変形例2におけるケーブルクランプ100bでは、第1突起121がケーブル30を間に挟み込むとともに返し部123がケーブル30に引っ掛かることで、ケーブル30が動かないように保持されている。また、ケーブル30は、第2突起122により押さえられるとともに、第1突起121の返し部123に引っ掛かることで、第1突起121の間から抜けにくくなっている。
このように、変形例2におけるケーブルクランプ100bによれば、返し部123がケーブル30に引っ掛かるため、第1突起121及び第2突起122の間でケーブル30が動きにくく且つ抜けにくくなる。
なお、返し部123は、第1突起121及び第2突起122の先端に形成されて間に挟み込まれているケーブル30に引っ掛かることができる形状であれば、図9に例示される形状に限られるものではない。
(変形例3)
図10は、変形例3におけるケーブルクランプ100cの斜視図である。また、図11は、変形例3におけるケーブルクランプ100cの上面図及び正面図である。図11(A)はケーブルクランプ100cの上面図であり、図11(B)はケーブルクランプ100cの正面図である。
図10及び図11に示されるように、変形例3におけるケーブルクランプ100cでは、第1突起121及び第2突起122が、それぞれ表面がZ1Z2方向に直交する板状に形成されている。このように第1突起121及び第2突起122が板状に形成されているため、円柱状に形成されている場合に比べて、取り付けられるケーブル30と第1突起121及び第2突起122との接触面積が大きくなる。
ケーブルクランプ100cに取り付けられるケーブル30は、接触面積が大きくなった第1突起121及び第2突起122から受ける摩擦力が大きくなり、第1突起121及び第2突起122に保持されてより動きにくく且つ抜けにくくなる。
このように、変形例3におけるケーブルクランプ100cによれば、板状に形成されている第1突起121及び第2突起122により、ケーブル30が動かないように固定して保持することができる。
なお、第1突起121及び第2突起122の形状は、円柱状や板状に限られるものではなく、例えば、楕円柱や多角柱等であってもよい。また、第1突起121及び第2突起122がそれぞれ異なる形状であってもよい。
(変形例4)
図12は、変形例4におけるケーブルクランプ100dを示す図である。
図12に示されるように、変形例4におけるケーブルクランプ100dは、差込口110が第2側壁112に形成されている。変形例4におけるケーブルクランプ100dでは、第2側壁112に形成されている差込口110から差し込まれたケーブル30が第1突起121と第2突起122との間を通り、第1突起121又は第2突起122に挟み込まれて保持される。
差込口110が第2側壁112に形成されることで、例えば第1突起121及び第2突起122の間から抜けたケーブル30がZ1方向に引き上げられても、第3側壁113に阻まれてケース101から外れることがない。また、差込口110は、幅Wがケーブル30の直径未満になるように形成されている。このため、ケース101の内部に入れられたケーブル30は、差込口110から外部に抜けにくくなっている。
このように、変形例4におけるケーブルクランプ100dによれば、ケーブル30が第1突起121及び第2突起122から抜けたとしても、ケース101から外れないようにケーブル30を保持することができる。なお、差込口110は、第1側壁111又は第4側壁114に形成されてもよい。
以上、実施形態について詳述したが、上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
ケーブルを固定して保持するケーブルクランプであって、
前記ケーブルが入れられるケースと、
前記ケースの内壁面に設けられている複数の第1突起と、
前記ケースの前記複数の第1突起とは反対側の内壁面に、前記複数の第1突起と互い違いに設けられている第2突起と、を有し、
前記複数の第1突起及び前記第2突起は、それぞれ可とう性を有し、
前記複数の第1突起の間隔及び前記複数の第1突起と前記第2突起との間隔が、前記ケーブルの直径未満である
ことを特徴とするケーブルクランプ。
(付記2)
前記複数の第1突起と前記第2突起との間隔が、前記ケーブルの半径未満である
ことを特徴とする付記1に記載のケーブルクランプ。
(付記3)
前記第2突起は、先端が前記複数の第1突起の間まで延びている
ことを特徴とする付記1又は2に記載のケーブルクランプ。
(付記4)
前記複数の第1突起は、間に挟んでいる前記ケーブルに引っ掛かる返し部が先端に形成されている
ことを特徴とする付記1から3の何れか一項に記載のケーブルクランプ。
(付記5)
前記複数の第1突起及び前記第2突起は、柱状に形成されている
ことを特徴とする付記1から4の何れか一項に記載のケーブルクランプ。
(付記6)
前記複数の第1突起及び前記第2突起は、板状に形成されている
ことを特徴とする付記1から4の何れか一項に記載のケーブルクランプ。
(付記7)
前記複数の第1突起及び前記第2突起は、弾性材料で形成されている
ことを特徴とする付記1から6の何れか一項に記載のケーブルクランプ。
(付記8)
前記ケースは、前記ケーブルが差し込まれる差込口が形成されており、
前記差込口の幅が、前記ケーブルの直径未満である
ことを特徴とする付記1から7の何れか一項に記載のケーブルクランプ。
(付記9)
前記ケースは、矩形の枠状に形成され、第1側壁に前記複数の第1突起が設けられるとともに、前記第1側壁と向かい合う第2側壁に前記第2突起が設けられており、
前記差込口は、前記ケースの前記第1側壁及び前記第2側壁に連結されている第3側壁に形成されている
ことを特徴とする付記8に記載のケーブルクランプ。
(付記10)
前記ケースは、矩形の枠状に形成され、第1側壁に前記複数の第1突起が設けられるとともに、前記第1側壁と向かい合う第2側壁に前記第2突起が設けられており、
前記差込口は、前記第1側壁又は前記第2側壁に形成されている
ことを特徴とする付記8に記載のケーブルクランプ。
(付記11)
付記1から10の何れか一項に記載のケーブルクランプを有する
ことを特徴とする電子機器。
1 ノートパソコン
30 ケーブル
100 ケーブルクランプ
101 ケース
110 差込口
121a、121b、121c 第1突起
122a、122b 第2突起
123 返し部

Claims (5)

  1. ケーブルを固定して保持するケーブルクランプであって、
    ケースと、
    前記ケースの内壁面に設けられている複数の第1突起と、
    前記ケースの前記複数の第1突起とは反対側の内壁面に、前記複数の第1突起と互い違いに設けられている第2突起と、を有し、
    前記複数の第1突起及び前記第2突起は、それぞれ可とう性を有し、
    前記複数の第1突起の間隔及び前記複数の第1突起と前記第2突起との間隔が、前記ケーブルの直径未満である
    ことを特徴とするケーブルクランプ。
  2. 前記第2突起は、先端が前記複数の第1突起の間まで延びている
    ことを特徴とする請求項1に記載のケーブルクランプ。
  3. 前記複数の第1突起は、間に挟んでいる前記ケーブルに引っ掛かる返し部が先端に形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のケーブルクランプ。
  4. 前記ケースは、前記ケーブルが差し込まれる差込口が形成されており、
    前記差込口の幅が、前記ケーブルの直径未満である
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のケーブルクランプ。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載のケーブルクランプを有する
    ことを特徴とする電子機器。
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