JP2016003774A - 熱交換器およびヒートポンプ加熱装置 - Google Patents

熱交換器およびヒートポンプ加熱装置 Download PDF

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Abstract

【課題】らせん状に巻回した形状の流体配管を有する熱交換器において、流体配管の圧力損失の増大を抑制しつつ、熱交換器をコンパクトに形成することが可能な技術を提供する。【解決手段】本明細書は、第1流体配管内を流れる第1流体と、第2流体との間で熱交換させる熱交換器を開示する。第1流体配管は、何れもらせん状に巻回した形状を有する第1外側配管と、第1中間配管と、第1内側配管を備えている。その熱交換器では、第1外側配管の内側に形成される空間に第1中間配管が収容されている。その熱交換器では、第1中間配管の内側に形成される空間に第1内側配管が収容されている。その熱交換器では、第1外側配管の管径が、第1中間配管および第1内側配管の何れの管径よりも大きい。その熱交換器では、互いに並列に接続された第1中間配管と第1内側配管に対して、第1外側配管が直列に接続されている。【選択図】図5

Description

本発明は、熱交換器およびヒートポンプ加熱装置に関する。
特許文献1に、第1流体が流れる第1流体配管と、第2流体が流れる第2流体配管を、互いに隣接した状態でらせん状に巻回した形状とした熱交換器が開示されている。
特開2006−162204号公報
流体配管をらせん状に巻回した形状とする場合、内側に形成される空間に、より小さな巻回半径でらせん状に巻回した形状の別の流体配管を収容し、それらの流体配管を互いに接続することで、熱交換に必要とされる流路長を確保しつつ、熱交換器を小型化することが可能となる。しかしながら、内側に配置される流体配管を小さな巻回半径でらせん状に巻回するためには、それだけ管径を小さくしなければならず、圧力損失の増大を招いてしまう。らせん状に巻回した形状の流体配管を有する熱交換器において、流体配管の圧力損失の増大を抑制しつつ、熱交換器をコンパクトに形成することが可能な技術が期待されている。
本明細書は、第1流体配管内を流れる第1流体と、第2流体との間で熱交換させる熱交換器を開示する。第1流体配管は、らせん状に巻回した形状を有する第1外側配管と、らせん状に巻回した形状を有する第1中間配管と、らせん状に巻回した形状を有する第1内側配管を備えている。その熱交換器では、第1外側配管の内側に形成される空間に第1中間配管が収容されている。その熱交換器では、第1中間配管の内側に形成される空間に第1内側配管が収容されている。その熱交換器では、第1外側配管の管径が、第1中間配管および第1内側配管の何れの管径よりも大きい。その熱交換器では、互いに並列に接続された第1中間配管と第1内側配管に対して、第1外側配管が直列に接続されている。
上記の熱交換器では、第1中間配管と第1内側配管の管径を、第1外側配管の管径よりも小さくしている。これによって、第1外側配管の巻回半径をそれほど大きくしなくとも、第1中間配管と第1内側配管の巻回半径を小さくして、第1中間配管と第1内側配管を第1外側配管の内側の空間に収容することができる。さらに、上記の熱交換器では、第1中間配管と第1内側配管を互いに並列に接続しており、第1外側配管を、第1中間配管および第1内側配管に対して直列に接続している。第1中間配管と第1内側配管については、管径を小さくしたことで個々の配管の圧力損失は増大しているものの、これらの配管を並列に接続することで、全体としては圧力損失が低減されている。上記の熱交換器によれば、被加熱流体が通過する際の圧力損失の増大を抑えつつ、熱交換器をコンパクトに形成することができる。
上記の熱交換器は、第1中間配管の管径が、第1内側配管の管径よりも大きいように構成することができる。
上記の熱交換器では、第1内側配管の管径を、第1中間配管の管径よりも小さくしている。これによって、第1中間配管の巻回半径をそれほど大きくしなくとも、第1内側配管の巻回半径を小さくして、第1内側配管を第1中間配管の内側の空間に収容することができる。
上記の熱交換器は、第2流体が流れる第2流体配管をさらに備えており、第2流体配管が、第1外側配管と巻回軸方向に互いに隣接した状態でらせん状に巻回した形状を有する第2外側配管と、第1中間配管と巻回軸方向に互いに隣接した状態でらせん状に巻回した形状を有する第2中間配管と、第1内側配管と巻回軸方向に互いに隣接した状態でらせん状に巻回した形状を有する第2内側配管を備えているように構成することができる。
上記の熱交換器によれば、第1流体と第2流体の間の熱交換を促進して、熱交換効率を高めることができる。
上記の熱交換器は、第1流体が水または不凍液であり、第2流体が冷媒であるように構成することができる。
上記の熱交換器によれば、例えば給湯器で必要とされる温度まで水を加熱したり、温水暖房器で必要とされる温度まで不凍液を加熱したりすることができる。
本明細書は、ヒートポンプ加熱装置も開示する。そのヒートポンプ加熱装置は、上記の熱交換器を用いて冷媒から水または不凍液に熱を移動させて冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮器からの冷媒を減圧する減圧器と、自然環境から吸熱して減圧器からの冷媒を蒸発させる蒸発器と、蒸発器からの冷媒を加圧して凝縮器へ送り出す圧縮機を備えている。
上記のヒートポンプ加熱装置によれば、水または不凍液が凝縮器を通過する際の圧力損失の増大を抑制しつつ、凝縮器をコンパクトに形成することができる。
本明細書が開示する熱交換器およびヒートポンプ加熱装置によれば、流体配管の圧力損失の増大を抑制しつつ、熱交換器をコンパクトに形成することができる。
熱交換器6を備えるヒートポンプ加熱装置2の構成を模式的に示す図である。 熱交換器6の上方からの外観を示す斜視図である。 熱交換器6の下方からの外観を示す斜視図である。 熱交換器6の外側熱交換部20、中間熱交換部22、内側熱交換部24を分解して示す斜視図である。 図2のV−V断面についての横断面図である。
(実施例)
図1に示すヒートポンプ加熱装置2は、ヒートポンプユニット4と、熱交換器6を備えている。ヒートポンプ加熱装置2は、被加熱流体(例えば水または不凍液)を加熱する。ヒートポンプ加熱装置2は、例えば給湯器(図示せず)と組み合わせて使用することができる。この場合、ヒートポンプ加熱装置2は、給湯器または上水道から受け入れた水を加熱し、加熱した水を給湯器へ送り出す。あるいは、ヒートポンプ加熱装置2は、温水暖房器(図示せず)と組み合わせて使用することができる。この場合、ヒートポンプ加熱装置2は、温水暖房器から受け入れた不凍液を加熱し、加熱した不凍液を温水暖房器へ送り出す。
ヒートポンプユニット4は、冷媒(例えばR410AといったHFC冷媒や、R744といったCO冷媒)を循環させるための冷媒流路8と、膨張弁10と、蒸発器12と、ファン14と、圧縮機16と、コントローラ18を備えている。
膨張弁10は、熱交換器6から流入する比較的低温で高圧の液体状態の冷媒を減圧して、低温低圧の液体状態とする。すなわち、膨張弁10は、冷媒を減圧する減圧器として機能する。膨張弁10の開度は、コントローラ18によって制御される。膨張弁10を通過した冷媒は、蒸発器12へ送られる。
蒸発器12は、ファン14によって送風された外気と冷媒流路8内を流れる冷媒との間で熱交換を行う、気液熱交換器である。ファン14の動作は、コントローラ18によって制御される。蒸発器12では、膨張弁10からの低温低圧の液体状態の冷媒が、外気との熱交換によって加熱される。冷媒は、加熱されることにより気化し、比較的高温で低圧の気体状態となる。蒸発器12を通過した冷媒は、圧縮機16へ送られる。
圧縮機16では、蒸発器12からの比較的高温で低圧の気体状態の冷媒を圧縮して、高温高圧の気体状態とする。圧縮機16の動作は、コントローラ18によって制御される。圧縮機16を通過した冷媒は、熱交換器6へ送られる。
熱交換器6は、冷媒と被加熱流体との間で熱交換を行う熱交換器である。熱交換器6では、ヒートポンプユニット4の圧縮機16から流入する高温高圧の気体状態の冷媒が、被加熱流体との熱交換器によって冷却される。冷媒は、冷却されることにより凝縮し、比較的低温で高圧の液体状態となる。すなわち、熱交換器6は凝縮器として機能する。熱交換器6を通過した冷媒は、ヒートポンプユニット4の膨張弁10へ送られる。
コントローラ18は、膨張弁10、ファン14、圧縮機16の動作を制御する。ヒートポンプユニット4の運転を開始すると、コントローラ18が、ファン14と圧縮機16を作動させる。圧縮機16が作動すると、冷媒流路8内の冷媒は、熱交換器6、膨張弁10、蒸発器12、圧縮機16の順に循環する。ヒートポンプユニット4が運転することで、熱交換器6において被加熱流体が加熱される。ヒートポンプユニット4を運転している際には、膨張弁10の開度、ファン14の回転数および圧縮機16の回転数は、コントローラ18により調整される。
熱交換器6は、外側熱交換部20と、中間熱交換部22と、内側熱交換部24を備えている。外側熱交換部20は、冷媒外側配管20aと、被加熱流体外側配管20bを備えている。外側熱交換部20では、冷媒外側配管20aを流れる冷媒と、被加熱流体外側配管20bを流れる被加熱流体の間で熱交換を行う。中間熱交換部22は、冷媒中間配管22aと、被加熱流体中間配管22bを備えている。中間熱交換部22では、冷媒中間配管22aを流れる冷媒と、被加熱流体中間配管22bを流れる被加熱流体の間で熱交換を行う。内側熱交換部24は、冷媒内側配管24aと、被加熱流体内側配管24bを備えている。内側熱交換部24では、冷媒内側配管24aを流れる冷媒と、被加熱流体内側配管24bを流れる被加熱流体の間で熱交換を行う。
外側熱交換部20の被加熱流体外側配管20bの出口は、分岐配管26によって、中間熱交換部22の被加熱流体中間配管22bの入口と、内側熱交換部24の被加熱流体内側配管24bの入口に、分岐して接続されている。中間熱交換部22の被加熱流体中間配管22bの出口と、内側熱交換部24の被加熱流体内側配管24bの出口は、合流配管28によって、合流している。熱交換器6に流入する被加熱流体は、まず外側熱交換部20の被加熱流体外側配管20bを通過し、その後に分岐配管26で分岐し、中間熱交換部22の被加熱流体中間配管22bと内側熱交換部24の被加熱流体内側配管24bをそれぞれ通過し、その後に合流配管28で合流して、熱交換器6から送り出される。以下では、熱交換器6において被加熱流体が流れる、被加熱流体外側配管20b、分岐配管26、被加熱流体中間配管22b、被加熱流体内側配管24b、合流配管28を総称して、単に被加熱流体配管ともいう。
内側熱交換部24の冷媒内側配管24aの出口は、第1連結配管30によって、中間熱交換部22の冷媒中間配管22aの入口に連結されている。中間熱交換部22の冷媒中間配管22aの出口は、第2連結配管32によって、外側熱交換部20の冷媒外側配管20aの入口に連結されている。ヒートポンプユニット4から熱交換器6へ送られた冷媒は、まず内側熱交換部24の冷媒内側配管24aを通過し、次いで中間熱交換部22の冷媒中間配管22aを通過し、その後に外側熱交換部20の冷媒外側配管20aを通過して、ヒートポンプユニット4へ戻される。以下では、熱交換器6において冷媒が流れる、冷媒内側配管24a、第1連結配管30、冷媒中間配管22a、第2連結配管32、冷媒外側配管20aを総称して、単に冷媒配管ともいう。
図2および図3は、熱交換器6の外観を示している。外側熱交換部20は、管状の冷媒外側配管20aと管状の被加熱流体外側配管20bを、巻回軸方向に互いに隣接した状態でらせん状に巻回した形状を有している。中間熱交換部22は、管状の冷媒中間配管22aと管状の被加熱流体中間配管22bを、巻回軸方向に互いに隣接した状態でらせん状に巻回した形状を有している。内側熱交換部24は、管状の冷媒内側配管24aと管状の被加熱流体内側配管24bを、巻回軸方向に互いに隣接した状態でらせん状に巻回した形状を有している。
図4に示すように、外側熱交換部20は、巻回の1周あたりの周長が最も長くなるように形成されている。言い換えると、外側熱交換部20は、巻回半径が最も大きくなるように形成されている。中間熱交換部22は、外側熱交換部20の内部に形成される空間に収容可能となるように、外側熱交換部20に比べて巻回の1周あたりの周長が短くなるように形成されている。言い換えると、中間熱交換部22は、外側熱交換部20の内部に形成される空間に収容可能となるように、外側熱交換部20に比べて巻回半径が小さくなるように形成されている。内側熱交換部24は、中間熱交換部22の内部に形成される空間に収容可能となるように、中間熱交換部22に比べて巻回の1周あたりの周長が短くなるように形成されている。言い換えると、内側熱交換部24は、中間熱交換部22の内部に形成される空間に収容可能となるように、中間熱交換部22に比べて巻回半径が小さくなるように形成されている。外側熱交換部20の内部に形成される空間に中間熱交換部22を収容し、さらに中間熱交換部22の内部に形成される空間に内側熱交換部24を収容することによって、熱交換器6において必要とされる被加熱流体の流路長を確保しつつ、熱交換器6をコンパクトに形成することができる。なお、図4に示すように、本実施例では、外側熱交換部20と中間熱交換部22は巻回方向が逆方向となっているが、外側熱交換部20と中間熱交換部22の巻回方向を同方向としてもよい。また、本実施例では、中間熱交換部22と内側熱交換部24は巻回方向が逆方向となっているが、中間熱交換部22と内側熱交換部24の巻回方向を同方向としてもよい。
図2に示すように、熱交換器6の上方において、外側熱交換部20の被加熱流体外側配管20bの出口が、分岐配管26によって、中間熱交換部22の被加熱流体中間配管22bの入口と、内側熱交換部24の被加熱流体内側配管24bの入口に、接続されている。熱交換器6の上方において、中間熱交換部22の冷媒中間配管22aの出口が、第2連結配管32によって、外側熱交換部20の冷媒外側配管20aの入口に接続されている。熱交換器6の上方に配置された内側熱交換部24の冷媒内側配管24aの出口は、第1連結配管30によって、図3に示す熱交換器6の下方に配置された中間熱交換部22の冷媒中間配管22aの入口に接続されている。図3に示すように、熱交換器6の下方において、中間熱交換部22の被加熱流体中間配管22bの出口と、内側熱交換部24の被加熱流体内側配管24bの出口が、合流配管28によって合流している。
図5に示すように、外側熱交換部20の冷媒外側配管20aと、中間熱交換部22の冷媒中間配管22aと、内側熱交換部24の冷媒内側配管24aは、すべて同じ管径を有している。本実施例では、冷媒外側配管20a、冷媒中間配管22a、冷媒内側配管24aの管径は、いずれも7.94mmである。外側熱交換部20の被加熱流体外側配管20bは、中間熱交換部22の被加熱流体中間配管22bおよび内側熱交換部24の被加熱流体内側配管24bよりも大きな管径を有している。中間熱交換部22の被加熱流体中間配管22bは、内側熱交換部24の被加熱流体内側配管24bよりも大きな管径を有している。本実施例では、被加熱流体外側配管20bの管径は12.7mmであり、被加熱流体中間配管22bの管径は9.53mmであり、被加熱流体内側配管24bの管径は7.94mmである。
ヒートポンプ加熱装置2において、被加熱流体が熱交換器6を通過する際の圧力損失は小さいことが好ましい。特に、図示しないポンプを用いてヒートポンプ加熱装置2に被加熱流体を循環させる場合には、ポンプで必要とされる揚程を下げるために、被加熱流体が熱交換器6を通過する際の圧力損失を可能な限り小さくすることが好ましい。通常、流体が流れる配管の圧力損失を低減するためには、配管の管径を大きくすればよい。しかしながら、配管の管径を大きくすると、その配管をらせん状に巻回した形状とする際に巻回半径を小さくすることができず、熱交換器の大型化を招いてしまう。特に、本実施例のように、外側熱交換部20の内側の空間に中間熱交換部22や内側熱交換部24を収容する構成では、被加熱流体内側配管24bや被加熱流体中間配管22bの管径を大きくした場合、内側熱交換部24や中間熱交換部22の巻回半径を小さくすることができず、外側熱交換部20の内側の空間に収容することができなくなってしまう。
本実施例の熱交換器6では、被加熱流体内側配管24bと被加熱流体中間配管22bの管径を、被加熱流体外側配管20bの管径よりも小さくしている。これによって、外側熱交換部20の巻回半径をそれほど大きくしなくとも、内側熱交換部24と中間熱交換部22の巻回半径を小さくして、内側熱交換部24と中間熱交換部22を外側熱交換部20の内側の空間に収容することができる。さらに、本実施例の熱交換器6では、被加熱流体内側配管24bと被加熱流体中間配管22bを互いに並列に接続しており、被加熱流体外側配管20bを、被加熱流体内側配管24bおよび被加熱流体中間配管22bに対して直列に接続している。被加熱流体内側配管24bと被加熱流体中間配管22bについては、管径を小さくしたことで個々の配管の圧力損失は増大しているものの、これらの配管を並列に接続することで、全体としては圧力損失が低減されている。本実施例の熱交換器6によれば、被加熱流体が通過する際の圧力損失の増大を抑えつつ、熱交換器6をコンパクトに形成することができる。
また、本実施例の熱交換器6では、被加熱流体内側配管24bの管径を、被加熱流体中間配管22bの管径よりも小さくしている。これによって、中間熱交換部22の巻回半径をそれほど大きくしなくとも、内側熱交換部24の巻回半径を小さくして、内側熱交換部24を中間熱交換部22の内側の空間に収容することができる。
本実施例の熱交換器6においては、外側熱交換部20と、中間熱交換部22と、内側熱交換部24のいずれにおいても、冷媒と被加熱流体が互いに対向流として流れる。従って、高い熱交換効率を実現することができる。なお、分岐配管26、合流配管28、第1連結配管30、第2連結配管32による接続の仕方を変更して、外側熱交換部20、中間熱交換部22および内側熱交換部24のいずれかまたはすべてにおいて、冷媒と被加熱流体が互いに並行流として流れるように構成してもよい。
本実施例の熱交換器6においては、被加熱流体はまず被加熱流体外側配管20bを流れて、その後に分岐して被加熱流体内側配管24bと被加熱流体中間配管22bを流れて、その後に合流する構成を説明した。これとは異なり、被加熱流体がまず分岐して被加熱流体内側配管24bと被加熱流体中間配管22bを流れて、その後に合流して被加熱流体外側配管20bを流れる構成としてもよい。
以上のように、本実施例の熱交換器6は、被加熱流体配管を流れる被加熱流体と、冷媒との間で熱交換させる熱交換器である。被加熱流体配管は、らせん状に巻回した形状を有する被加熱流体外側配管20bと、らせん状に巻回した形状を有する被加熱流体中間配管22bと、らせん状に巻回した形状を有する被加熱流体内側配管24bを備えている。熱交換器6では、被加熱流体外側配管20bの内側に形成される空間に被加熱流体中間配管22bが収容されている。熱交換器6では、被加熱流体中間配管22bの内側に形成される空間に被加熱流体内側配管24bが収容されている。熱交換器6では、被加熱流体外側配管20bの管径が、被加熱流体中間配管22bおよび被加熱流体内側配管24bの何れの管径よりも大きい。熱交換器6では、互いに並列に接続された被加熱流体中間配管22bと被加熱流体内側配管24bに対して、被加熱流体外側配管20bが直列に接続されている。
本実施例の熱交換器6では、被加熱流体中間配管22bの管径が、被加熱流体内側配管24bの管径よりも大きい。
本実施例の熱交換器6は、冷媒が流れる冷媒配管を備えている。冷媒配管は、被加熱流体外側配管20bと巻回軸方向に互いに隣接した状態でらせん状に巻回した形状を有する冷媒外側配管20aと、被加熱流体中間配管22bと巻回軸方向に互いに隣接した状態でらせん状に巻回した形状を有する冷媒中間配管22aと、被加熱流体内側配管24bと巻回軸方向に互いに隣接した状態でらせん状に巻回した形状を有する冷媒内側配管24aを備えている。
本実施例の熱交換器6では、被加熱流体は水または不凍液である。
また、本実施例のヒートポンプ加熱装置2は、熱交換器6を用いて冷媒から水または不凍液に熱を移動させて冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮器からの冷媒を減圧する膨張弁10と、自然環境から吸熱して膨張弁10からの冷媒を蒸発させる蒸発器12と、蒸発器12からの冷媒を加圧して凝縮器へ送り出す圧縮機16を備えている。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 ヒートポンプ加熱装置
4 ヒートポンプユニット
6 熱交換器
8 冷媒流路
10 膨張弁
12 蒸発器
14 ファン
16 圧縮機
18 コントローラ
20 外側熱交換部
20a 冷媒外側配管
20b 被加熱流体外側配管
22 中間熱交換部
22a 冷媒中間配管
22b 被加熱流体中間配管
24 内側熱交換部
24a 冷媒内側配管
24b 被加熱流体内側配管
26 分岐配管
28 合流配管
30 第1連結配管
32 第2連結配管

Claims (5)

  1. 第1流体配管内を流れる第1流体と、第2流体との間で熱交換させる熱交換器であって、
    第1流体配管が、らせん状に巻回した形状を有する第1外側配管と、らせん状に巻回した形状を有する第1中間配管と、らせん状に巻回した形状を有する第1内側配管を備えており、
    第1外側配管の内側に形成される空間に第1中間配管が収容されており、
    第1中間配管の内側に形成される空間に第1内側配管が収容されており、
    第1外側配管の管径が、第1中間配管および第1内側配管の何れの管径よりも大きく、
    互いに並列に接続された第1中間配管と第1内側配管に対して、第1外側配管が直列に接続されている、熱交換器。
  2. 第1中間配管の管径が、第1内側配管の管径よりも大きい、請求項1の熱交換器。
  3. 第2流体が流れる第2流体配管をさらに備えており、
    第2流体配管が、第1外側配管と巻回軸方向に互いに隣接した状態でらせん状に巻回した形状を有する第2外側配管と、第1中間配管と巻回軸方向に互いに隣接した状態でらせん状に巻回した形状を有する第2中間配管と、第1内側配管と巻回軸方向に互いに隣接した状態でらせん状に巻回した形状を有する第2内側配管を備えている、請求項1または2の熱交換器。
  4. 第1流体が水または不凍液であり、第2流体が冷媒である、請求項3の熱交換器。
  5. 請求項4の熱交換器を用いて冷媒から水または不凍液に熱を移動させて冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮器からの冷媒を減圧する減圧器と、自然環境から吸熱して減圧器からの冷媒を蒸発させる蒸発器と、蒸発器からの冷媒を加圧して凝縮器へ送り出す圧縮機を備える、ヒートポンプ加熱装置。
JP2014122294A 2014-06-13 2014-06-13 熱交換器およびヒートポンプ加熱装置 Active JP6302761B2 (ja)

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