JP2016002690A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】開閉センサが開閉検知を実行する間隔を可変とすることで、より一層の省電力化を達成する画像形成装置を提供する。【解決手段】CPU_Aは開閉部が開いているかどうかを検知するCPU_Bが検知を実行する実行間隔を少なくとも2つの実行間隔のうちのいずれかに設定する。CPU_Aは実行間隔にしたがってスイッチSW4を制御して電源300から状態検知部に電力を供給する。これにより、開閉センサが開閉検知を実行する間隔を可変とすることが可能となり、より一層の省電力化を達成できるようになる。【選択図】図3
Description
本発明は、用紙カセット等の開閉状態を検知する状態検知手段を備えた画像形成装置に関する。
複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置にはカバーやドアの開閉状態を検知するセンサが設けられている(特許文献1、特許文献2)。センサがカバーやドアが開いていることを検知している間は、画像形成装置の駆動機構等には通電がなされない。これにより駆動機構等の破損等を防いでいる。
ところで、画像形成装置には運転モードと省電力モードとが搭載されている。省電力モードにおいては開閉センサについても省電力化が必要とされる。開閉センサは常に一定時間ごとに開閉検知を実行してもよいが、これでは不要な電力消費を招くであろう。そこで、本発明は、開閉センサが開閉検知を実行する間隔を可変とすることで、より一層の省電力化を達成することを目的とする。
本発明は、たとえば、
開閉部と、
前記開閉部が開いているかどうかを検知する検知手段と、
前記検知手段が検知を実行する実行間隔を可変設定する設定手段と、
前記実行間隔にしたがって前記検知手段に電力を供給する電力供給手段と
を有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
開閉部と、
前記開閉部が開いているかどうかを検知する検知手段と、
前記検知手段が検知を実行する実行間隔を可変設定する設定手段と、
前記実行間隔にしたがって前記検知手段に電力を供給する電力供給手段と
を有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明は、開閉センサが開閉検知を実行する間隔を可変とすることで、より一層の省電力化を達成する。
本発明では、画像形成装置の本体や当該本体に接続されて使用される周辺装置に設けられた開閉部が開いているかどうかを検知する開閉センサが開閉検知を実行する実行間隔を可変としたことに特徴がある。このように開閉センサが開閉検知を実行する間隔を可変とすることで、より一層の省電力化を達成できるようになる。
<実施例1>
図1は画像形成装置1の概略断面図である。画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナーを重ね合せることでフルカラー画像を出力する。ただし、本発明はモノクロ画像を形成する画像形成装置にも適用可能である。画像形成装置1はYMCKに対応した4つのステーションを有している。各ステーションはそれぞれ同一構成のため、ブラック用ステーションの構成部品にのみ参照番号を付与している。各ステーションは、画像データに応じてレーザ光を出力するレーザスキャナ11とプロセスカートリッジ12とを有している。プロセスカートリッジ12は、感光ドラム13、帯電ローラ15および現像ローラ16を有している。感光ドラム13は像担持体であり、画像を担持する。感光ドラム13は帯電ローラ15によって一様に帯電する。レーザスキャナ11は感光ドラム13の表面をレーザ光により選択的に露光し、感光ドラム13の表面に静電潜像を形成する。現像ローラ16はトナーにより静電潜像を現像し、トナー像を形成する。一次転写ローラ18はトナー像を感光ドラム13から中間転写ベルト19へ一次転写する。
図1は画像形成装置1の概略断面図である。画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナーを重ね合せることでフルカラー画像を出力する。ただし、本発明はモノクロ画像を形成する画像形成装置にも適用可能である。画像形成装置1はYMCKに対応した4つのステーションを有している。各ステーションはそれぞれ同一構成のため、ブラック用ステーションの構成部品にのみ参照番号を付与している。各ステーションは、画像データに応じてレーザ光を出力するレーザスキャナ11とプロセスカートリッジ12とを有している。プロセスカートリッジ12は、感光ドラム13、帯電ローラ15および現像ローラ16を有している。感光ドラム13は像担持体であり、画像を担持する。感光ドラム13は帯電ローラ15によって一様に帯電する。レーザスキャナ11は感光ドラム13の表面をレーザ光により選択的に露光し、感光ドラム13の表面に静電潜像を形成する。現像ローラ16はトナーにより静電潜像を現像し、トナー像を形成する。一次転写ローラ18はトナー像を感光ドラム13から中間転写ベルト19へ一次転写する。
用紙カセット2は、開閉部として機能するシート積載手段の一例であり、たとえば、12種類のサイズのシート3を収容可能であるともに、最大で500枚のシートを積載可能である。用紙カセット2は引き出し状のシート積載手段であり、用紙カセット2を引き出すことでシートが補充可能となる。紙種センサ24はシート3の紙種を検出するセンサである。残量センサ22は用紙カセット2におけるシート3の残量を検知するセンサである。給紙ローラ23は用紙カセット2からシート3を給紙する。その後、搬送ローラ25、26がシート3を搬送する。二次転写ローラ29は中間転写ベルト19により搬送されてきたトナー像をシート3に二次転写する。定着器30はトナー像に熱と圧力を加えシート3に定着させる。操作部32は、画像形成装置1の本体に設置されており、画像形成装置1に対するユーザ指示などを入力するために使用される。
用紙カセット2は矢印A方向に開閉する開閉部であり、用紙カセット2が開くことでシート3を補充される。用紙トレイ5は矢印B方向に開閉する開閉部であり、用紙トレイ5が開くことでシート3を補充される。画像形成装置1の用紙カセット2から給紙されるシート3と同様にシート3eも用紙トレイ5から二次転写部に給送される。よって、用紙トレイ5に関して用紙カセット2と共通する部分については参照符号に添え字としてeを付与することで、説明を省略する。給紙装置20は3つの用紙カセット2を備えている。なお、画像形成装置1の本体に搭載されている用紙カセット2と区別するために、添え字としてa、b、cが付与されている。ただし、4つの用紙カセットについて共通事項を説明するときは、添え字が省略される。用紙カセット2や用紙トレイ5はユーザが開いてから再び閉じるまでに、3秒程度の時間がかかる。
図2は給紙装置21が接続された画像形成装置1を示している。給紙装置21は用紙カセット2aと比較して大容量(6倍)の用紙カセット2dを備えている。ただし、用紙カセット2dには、A4サイズのシート3dのみを収容できるものとする。給紙装置21は、たとえば、3000枚のシートを積載可能であるため、その重量も相対的に重い。よって、ユーザによる用紙カセット2dの開閉を補助するためにダンパーが装備されている。これによりユーザは用紙カセット2dをゆっくりと開閉できるようになる。用紙カセット2dをユーザが一旦開き、再び完全に閉じるまでに、約10秒程度の時間がかかるものとする。給紙装置21を構成する各部には用紙カセット2と同様の参照符号を付与することで説明を簡明化する。ただし、参照符号には添え字としてdを付与している。
図3(A)は画像形成装置1と給紙装置20とを制御する制御ユニットの一例を示している。図3(B)は画像形成装置1と給紙装置21とを制御する制御ユニットの一例を示している。共通する事項については同一の参照符号を付与することで説明の簡明化を心掛けることにする。
CPU_Aは第1制御手段であり、画像形成装置1に内蔵されており、電源300から電圧V1を供給されて動作する。CPU_Bは第2制御手段であり、給紙装置20に内蔵されており、電圧V2を供給されて動作する。図3(A)が示すように、CPU_BにはCPU_Aを介して電力が供給されている。つまり、CPU_Aは電源300から供給された電圧V1を電圧V2として供給する。CPU_AはスイッチSW4を制御し、CPU_Bに対して電圧V1を供給したり、遮断したりする。このようにCPU_AはスイッチSW4により電圧V1を遮断することで、給紙装置20の消費電力を低下させる動作モード(省電力モード)を有している。この省電力モードでは給紙装置20への電力を一時的に停止する状態になるため、画像形成のために給紙装置20からシートを供給できない状態となる。省電力モードに遷移すると、ユーザビリティを損なわないようにするために用紙カセット2の開閉検知を行う必要がある。ユーザはプリントを実施しようとするときに、用紙カセット2を開いて所望の紙種のシートを用紙カセット2や用紙トレイ5に補充する。よって、ユーザビリティを維持するためには、開閉部が開閉されたことを検知して省電力モードから運転モードに即座に復帰することで、ユーザを待たせないようにすることが求められる。省電力モードにおいてCPU_Bを常に停止させておくと、開閉部の開閉を検知できなくなってしまう。そこで、CPU_Aは一定の時間間隔ごとにスイッチSW4をオンに切り替えてCPU_Bに電力を供給する。給紙装置20がプリントレディまたはプリント中の状態にあるモードを「運転モード」と呼ぶ。いずれのモードにおいても、CPU_Aには電源300から電圧V1が常に供給されており、動作可能である。省電力モードから運転モードへの移行および運転モードから省電力モードへの移行はCPU_Aによって制御される。
図3(A)においてCMD、STS、CLKはCPU_AとCPU_Bが通信するため3線タイプのシリアル通信ラインである。CMDはCPU_AからCPU_Bへコマンド信号を送信するための信号線である。STSはCPU_BからCPU_Aにステータス信号を送信するための信号線である。CLKはCPU_AからCPU_Bへクロック信号を送信するための信号線である。給紙装置20は用紙カセット2の開閉を検知するための開閉センサを備えている。用紙カセット2aの開閉を検知するセンサは、スイッチSW1とプルアップ抵抗R1により構成されている。用紙カセット2aが開くとスイッチSW1が閉じて、CPU_Bに対して用紙カセット2aが開いたことを示す第1電圧が印加される。用紙カセット2aが閉じるとスイッチSW1が開いて、CPU_Bに対して用紙カセット2aが閉じたことを示す第2電圧が印加される。CPU_Bはこの電圧の違いを検知して用紙カセット2aが開いているのかそれとも閉じているのかを認識する。このようにスイッチSW1やCPU_Bは開閉部が開いているかどうかを検知する検知手段として機能する。同様に、用紙カセット2bの開閉を検知するセンサはスイッチSW2とプルアップ抵抗R2とにより構成されている。用紙カセット2cの開閉を検知するセンサはスイッチSW3とプルアップ抵抗R3とにより構成されている。なお、図3Bが示すように、給紙装置21は大容量のカセット2dを1つだけ備えているため、開閉検知センサも1つだけ設けられている。
CPU_Aは給紙装置20と給紙装置21とのどちらが接続されているかを認識しなければならない。給紙装置20ではCPU_Bの入力ポートがプルアップ抵抗R10で電圧V2と接続されている。給紙装置21ではCPU_Bの入力ポートがプルダウン抵抗R11でGNDと接続されている。よって、給紙装置20と給紙装置21とではCPU_Bの入力ポートに印加される電圧が異なる。CPU_Bは入力ポートに印加される電圧に応じて、CPU_AへH(ハイ)かL(ロー)をステータスとして送信する。たとえば、CPU_Bは入力ポートに印加される電圧が第3電圧であれば、給紙装置20を示す識別情報としてHを送信する。CPU_Bは入力ポートに印加される電圧が第4電圧であれば、給紙装置21を示す機別情報としてLを送信する。CPU_AはSTS信号線を通じて受信したステータスに応じて画像形成装置1に接続されている給紙装置が給紙装置20であるのかそれとも給紙装置21であるのかを判別する。つまり、CPU_AはHを受信すれば給紙装置20が画像形成装置1に接続されていると認識し、Lを受信すれば給紙装置21が画像形成装置1に接続されていると認識する。
給紙装置が省電力モードに遷移しているときの用紙カセット2の開閉検知について説明する。CPU_Aは検知タイミングが到来すると、スイッチSW4を閉じてCPU_Bに電圧V1を供給するとともに、用紙カセットの開閉検知を行わせる命令(コマンド信号)を、CMD信号線を通じて送信する。CPU_Bはコマンド信号を受け取ると、用紙カセット2a、2b、2cの開閉状態を検知する。CPU_Bは検知結果を示すステータス信号を生成してCPU_Aに送信する。CPU_Aはステータス信号を受信し、ステータス信号に基づいて給紙装置20に搭載されている用紙カセット2a、2b、2cの開閉状態を判別する。CPU_Aが給紙装置20の状態が変化した情報を受け取ると、運転モードへ移行する。
本実施例における省電力モード中の開閉検知について図4に示すフローチャートを一例にして説明する。本実施例の画像形成装置1は給紙装置20や給紙装置21といった2種類の給紙装置を接続可能である。図5(A)はCPU_Aがプログラムを実行することで実現する機能を示すブロック図である。図5(B)はCPU_Bがプログラムを実行することで実現する機能を示すブロック図である。CPU_Aは給紙装置の種類を判別し、画像形成装置1に接続されている給紙装置に応じて用紙カセットの開閉検知を実行する時間間隔を可変設定する。
S401でCPU_Aは画像形成装置1に接続されている給紙装置の種類(ここでは容量)を判定する。CPU_Aのコマンド生成部501は種類を問い合わせるためのコマンド信号を生成し、送受信部502に渡す。送受信部502はコマンド信号を送信する。CPU_Bの送受信部511はコマンド信号を受信するとコマンド解析部512に渡す。コマンド解析部512はコマンド信号を解析し、種類の問い合わせであることを認識し、種類を示す識別情報を生成するよう信号生成部513に命令する。信号生成部513は種類検知部514から種類検知信号を入力する。なお、種類検知部514はシート積載手段の種類を判別する判別手段であり、入力ポートの電圧に応じて種類検知信号を生成して出力する。信号生成部513は種類検知信号に応じて識別情報を決定し、識別情報を含むステータス信号を生成して送受信部511に渡す。送受信部511はステータス信号を送信する。CPU_Aの送受信部502はステータス信号を受信すると、それをステータス解析部503に渡す。ステータス解析部503はステータス信号から識別情報を抽出して種類判別部504に渡す。種類判別部504は識別情報にしたがって給紙装置または用紙カセットの種類を判別する。給紙装置が小容量の給紙装置20であればS402に進み、給紙装置が大容量の給紙装置21であればS411に進む。
S402でCPU_Aの設定部505は開閉検知を実行する時間間隔(検知間隔)として第1時間間隔t1(例:3秒)を設定する。その後、S403に進む。S411でCPU_Aの設定部505は開閉検知を実行する時間間隔として第2時間間隔t2(例:10秒)を設定する。その後、S403に進む。このように設定部505は識別情報にしたがって時間間隔を決定してタイミング判定部507に設定する。大容量の用紙カセット2dを備えている給紙装置21に設定される時間間隔は小容量の用紙カセット2a等を備えている給紙装置20に設定される時間間隔よりも長い。一般に、大容量の用紙カセット2dであれば、シートが完全になくなるまでにかなりの時間が必要となる。つまり、シートを補充するために用紙カセット2dが開かれる頻度は少ないと考えられる。一方で、小容量の用紙カセット2aではシートを補充する頻度が高くなるため、用紙カセット2aが頻繁に開かれる可能性がある。そのため、シートの積載可能容量に応じて時間間隔が長く設定される。設定された時間間隔を設定時間と呼ぶことにする。このように設定部505はCPU_Bが検知を実行する実行間隔を少なくとも2つの実行間隔のうちのいずれかに設定する設定手段として機能する。
S403でCPU_Aのスイッチ制御部508は省電力モードへ移行し、スイッチSW4をオフに切り替え、給紙装置への電力を遮断する。また、CPU_Aのタイミング判定部507は、経過時間をカウントするためにタイマー506をスタートさせる。
S404でCPU_Aのタイミング判定部507はタイマー506から経過時間を取得し、設定部505により設定された設定時間が経過したかどうかを判定する。つまり、タイミング判定部507は検知タイミングが到来したかどうかを判定する。設定時間が経過していなければS404に戻り、設定時間が経過するのを待つ。設定時間が経過すると、S405に進む。なお、タイミング判定部507は設定時間が経過するとタイマー506をリセットする。
S405でCPU_Aのタイミング判定部507はスイッチ制御部508にスイッチSW4をオンにするように指示するとともに、コマンド生成部501に状態検知の実行を指示するためのコマンド信号を生成するよう指示する。スイッチ制御部508はスイッチSW4をオンに切り替える。これにより電圧V1がCPU_Bの動作電圧V2として供給される。このようにスイッチSW4やスイッチ制御部508、電源300は実行間隔にしたがってCPU_Bに電力を供給する電力供給手段として機能する。コマンド生成部501開閉検知を実行させるためのコマンド信号を生成し、送受信部502に渡す。送受信部502はコマンド信号を送信する。これによりCPU_Bは省電力モードから運転モードへ移行し、用紙カセットの開閉検知を実行し、検知結果をステータス信号に搭載して送信する。CPU_Bは電圧V1を供給されて起動し、送受信部511でコマンド信号を受信し、コマンド解析部512でコマンド信号を解析する。コマンド解析部512は開閉検知の実行を指示されたことを認識し、信号生成部513に開閉検知を指示する。信号生成部513は状態検知部515から各カセットの開閉状態の検知結果を受け取り、検知結果を通知するためのステータス信号を生成して送受信部511に渡す。送受信部511はステータス信号を送信する。
S406でCPU_Aはステータス信号に基づき用紙カセットが開いているかどうかを判定する。ステータス解析部503は送受信部502により受信したステータス信号を解析し、検知結果を抽出して状態判別部509に渡す。状態判別部509は検知結果に基づき各用紙カセットが開いているのか閉じているのかを判定する。1つでも用紙カセットが開いていなければS404に戻る。一方で用紙カセットが開かれていれば、プリントが実行される可能性があるため、S407に進む。S407でCPU_Aは画像形成装置1を運転モードへ移行させる。
上述したように給紙装置21は大容量の給紙装置である。また、給紙装置21に収納できるシートサイズは1種類のみであってもよい。この場合、サイズの違うシートに交換するために用紙カセット2dが開けられることはない。給紙装置21にはダンパー等のメカ機構が追加されているため、開閉に時間がかかる。よって、給紙装置20の時間間隔よりも給紙装置21の時間間隔を長くしても、ユーザビリティを損なわないだろう。省電力モードにおいて給紙装置21は10秒おきに電力を供給されるため、3秒おきに電力を供給される給紙装置20と比較して消費電力を約3分の1に削減できる。このように開閉検知の時間間隔を給紙装置の種類に応じて可変設定することで、ユーザビリティを損なうことなく、消費電力を削減できるようになる。本実施例では給紙装置20、21に関して説明した。しかし、本発明は、画像形成装置1に付属の用紙カセット2や用紙トレイ5等の開閉検知センサにも適用可能である。この場合、CPU_AはスイッチSW4を介して開閉検知センサへの電力の供給を制御する。本発明は、さらに用紙トレイ5へのシートの残量検知やジャム処理用のドア等などの開閉部の開閉検知、部品の挿抜検知などにも適用可能である。これらはいずれもスイッチ等のセンサによって実現されるからである。
<実施例2>
実施例1では給紙装置の種類に応じて状態検知の実行間隔を設定するものとして説明した。実施例2では状態検知の実行間隔をユーザが操作部32を通じて設定できるようにする。なお、実施例2において実施例1と共通する部分には同一の参照符号を付与することで説明の簡明化を図る。
実施例1では給紙装置の種類に応じて状態検知の実行間隔を設定するものとして説明した。実施例2では状態検知の実行間隔をユーザが操作部32を通じて設定できるようにする。なお、実施例2において実施例1と共通する部分には同一の参照符号を付与することで説明の簡明化を図る。
図6のフローチャートおよび図7のブロック図を用いて実施例2について説明する。S601でCPU_Aの受付部701は操作部32から入力された時間間隔の設定指示を受け付ける。なお、設定指示は通信部702を通じて外部端末(ホストコンピュータや携帯端末など)から入力されてもよい。通信部702は有線通信を行ってもよいし、無線通信を行ってもよい。受付部701は設定指示を設定部505に渡す。設定指示が標準間隔(例:3秒)であればS602に進む。S602で設定部505は時間間隔を標準間隔(例:3秒)に設定する。設定指示がロング(例:5秒)であれば、S603に進む。S603で設定部505は時間間隔をロング間隔(例:5秒)に設定する。設定指示がエクストラロング(例:10秒)であれば、S604に進む。S604で設定部505は時間間隔をエクストラロング間隔(例:10秒)に設定する。このように設定時間が決定される。その後の処理は実施例1で説明したとおりである。
一方、設定指示が開閉検知を実行しないことを示す指示であれば、S605に進む。S605で設定部505は開閉検知を実行しないことをタイミング判定部507に指示する。S606でCPU_Aは省電力モードに移行する。この場合、CPU_Aは用紙カセット2の状態検知を実行しないため、常にスイッチSW4はオフである。用紙カセット2が開閉されてもCPU_Bはオフであるため、CPU_Aもそれを認識することはしない。よって、用紙カセット2が開いても省電力モードから運転モードへ復帰することもない。これにより消費電力は大幅に削減される。
本実施例ではいくつかの時間間隔からユーザが希望するものを選択するものとして説明したが、具体的な数値で時間間隔が指示されてもよい。また、受付部701はディップスイッチなどのハードウエアのスイッチを監視して、設定指示を受け付けてもよい。たとえば、ハードウエアスイッチを通じて、複数ある省電力度のうちいずれか1つを選択し、選択した省電力度に応じて設定部505は時間間隔を決定してもよい。上述したように、通信部702が外部端末(ホストコンピュータ、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末など)と通信して設定指示を受信してもよい。設定指示は、複数の選択肢であってもよいし、具体的な数値であってもよい。
<実施例3>
実施例3では省電力モード中に実行される用紙カセット2の状態検知の時間間隔をシートの残量に応じて設定部505が設定する。図8が示すように、画像形成装置1には給紙装置31が接続されている。給紙装置31は小容量の用紙カセット2aを1つだけ備えている。なお、給紙装置20や給紙装置21と共通する構成には同一の参照符号を付与することで説明の簡明化を図る。とりわけ、給紙装置31では用紙カセット2aに収容されているシートの残量を検知するために残量センサ22aが使用される。図9(A)は給紙装置31と画像形成装置1の制御ユニットを示すブロック図である。図9(B)はCPU_Aがプログラムを実行することで実現する機能を示すブロック図である。図9(C)はCPU_Bがプログラムを実行することで実現する機能を示すブロック図である。
実施例3では省電力モード中に実行される用紙カセット2の状態検知の時間間隔をシートの残量に応じて設定部505が設定する。図8が示すように、画像形成装置1には給紙装置31が接続されている。給紙装置31は小容量の用紙カセット2aを1つだけ備えている。なお、給紙装置20や給紙装置21と共通する構成には同一の参照符号を付与することで説明の簡明化を図る。とりわけ、給紙装置31では用紙カセット2aに収容されているシートの残量を検知するために残量センサ22aが使用される。図9(A)は給紙装置31と画像形成装置1の制御ユニットを示すブロック図である。図9(B)はCPU_Aがプログラムを実行することで実現する機能を示すブロック図である。図9(C)はCPU_Bがプログラムを実行することで実現する機能を示すブロック図である。
図9(A)や図9(C)が示すように、CPU_Bの信号生成部513は残量センサ22aで検知した残量情報を含むステータス信号を生成し、送受信部511を経由してCPU_Aに送信する。残量センサ22aにはシートの残量に連動して動く不図示の部材を有している。なお、この部材は給紙装置31の外部からユーザが視認できるように配置されていてもよい。ユーザはこの部材を視認することで、シートの残量を認識できる。CPU_Aのステータス解析部503は送受信部502を通じてステータス信号を受信し、ステータス信号を解析して残量情報を抽出し、残量判別部901に渡す。
図10が示すように、S1001で、CPU_Aの残量判別部901は残量情報に基づき用紙カセット2aに収容されているシートの残量を判別し、判別結果を設定部505に通知する。たとえば、残量判別部901はシート残量が閾値以下であるかどうかを判定し、判定結果(例:多い、少ない)を設定部505に通知する。残量が少なければ、S1002に進む。S1002で設定部505は残量に応じて時間間隔を設定する。たとえば設定部505は、残量が少ないため短い第2の時間間隔(例:3秒)を設定する。一方で、残量が多ければ、S1003に進む。S1003で設定部505は、残量が多いため長い第1の時間間隔(例:10秒)を設定する。なお、残量と時間間隔は比例してもよい。その後は上述したS403に進む。
用紙カセット2aにおけるシート3aの残量が閾値を超えていれば、シート3aの補充のために用紙カセット2aが開けられる可能性は低い。よって、時間間隔は相対的に長く設定される。反対に、シート3aの残量が閾値以下であれば、シート3aの補充のために用紙カセット2aが開けられる可能性が高い。よって、時間間隔は相対的に短く設定される。このように用紙カセット2a内のシート3aの残量に応じて時間間隔を可変設定することで、ユーザビリティを損なうことなく、省電力モードにおける用紙カセットの状態検知を実行できる。また、残量が多いときは検知頻度が少なくなるため、さらなる省電力化も達成できる。
上述した事例では閾値を1つとしたが、複数の閾値が使用されてもよい。たとえば、給紙装置21のように大容量の用紙カセット2dでは複数の閾値によって残量が分類され、残量に応じて時間間隔が設定されてもよい。設定部505は、残量が第1閾値th1を超えていれば時間間隔をt1とし、残量が第1閾値th1以下でかつ第2閾値th2を超えていれば時間間隔をt2とし(t1>t2)とする。さらに、設定部505は、残量が第2閾値th2以下であれば時間間隔をt3とし(t2>t3)とする。なお、閾値を用いることは必須ではなく、残量を入力して時間間隔を出力する関数(比例関数など)が使用されてもよい。本実施例では用紙カセット2aに本発明を適用したが、用紙トレイ5に適用してもよい。この場合、残量センサが用紙トレイ5に配置されることになる。
<実施例4>
実施例4ではシートの紙種(例:サイズや坪量、厚みなど)に応じて時間間隔が設定される。実施例4における制御ユニットとしては図9(A)に示したものを使用可能であるが、残量センサ22aは必須ではない。図11(A)はCPU_Aがプログラムを実行することで実現する機能を示すブロック図である。図11(B)はCPU_Bがプログラムを実行することで実現する機能を示すブロック図である。すでに説明した部分には同一の参照符号を付与している。
実施例4ではシートの紙種(例:サイズや坪量、厚みなど)に応じて時間間隔が設定される。実施例4における制御ユニットとしては図9(A)に示したものを使用可能であるが、残量センサ22aは必須ではない。図11(A)はCPU_Aがプログラムを実行することで実現する機能を示すブロック図である。図11(B)はCPU_Bがプログラムを実行することで実現する機能を示すブロック図である。すでに説明した部分には同一の参照符号を付与している。
CPU_Bの信号生成部513は、用紙カセット2内のシート3の紙種情報を紙種センサ24により取得し、紙種情報を含むステータス信号を生成し、送受信部511を経由してCPU_Aに送信する。CPU_Aのステータス解析部503は、送受信部502を通じてステータス信号を受信して解析し、紙種情報を抽出し、紙種判別部1101と学習部1102に渡す。学習部1102は、紙種ごとのシートの使用頻度を学習する。たとえば、学習部1102は、A4サイズのシートに画像を形成した回数と、B5サイズのシートに画像を形成した回数などをメモリに保持する。また、学習部1102は普通紙(坪量小)に画像を形成した回数と厚紙(坪量大)に画像を形成した回数とを学習してもよい。
図12が示すように、S1201で紙種判別部1101は紙種情報が示す紙種に基づき、その紙種の使用頻度を学習部1102から取得し、使用頻度が高いか低いかを閾値を用いて判定する。紙種判別部1101は使用頻度が閾値を超えていれば使用頻度を高いと判定し、判定結果を設定部505に通知する。すなわち、S1203に進む。S1203で設定部505は高い使用頻度に対応した長い第1の時間間隔を設定する。一方、紙種判別部1101は使用頻度が閾値以下であれば使用頻度を低いと判定し、判定結果を設定部505に通知する。すなわち、S1202に進む。S1202で設定部505は低い使用頻度に対応した短い第2の時間間隔を設定する。その後の処理はすでに説明したとおりである。
このように学習部1102は紙種センサ24の検知結果に基づき学習を行ってもよいが、操作部32を通じて入力された情報に基づいて学習を行ってもよい。ユーザが操作部32を通じて常時使用紙種(最優先使用紙種/最多使用紙種)を設定すると、学習部1102は、常時使用紙種を記憶しておく。紙種判別部1101は、学習部1102に保持されている常時使用紙種の識別情報と、給紙装置31に設定されている紙種情報が一致すると、設定部505が相対的に長い時間間隔を設定してもよい。
一般に使用頻度が低い紙種のシート(例:B5・厚紙)が用紙カセット2に収容されている場合、使用頻度が高い紙種のシート(例:A4・普通紙)に交換される可能性が高い。反対に、使用頻度が高い紙種のシート(例:A4・普通紙)が用紙カセット2に収容されている場合、使用頻度が低い紙種のシート(例:B5・厚紙)に交換される可能性は低い。よって、設定部505は、用紙カセット2に収容されているシートの紙種の使用頻度が低ければ時間間隔を短くし、使用頻度が高ければ時間間隔を長く設定する。このように学習した使用頻度に応じて検知間隔を可変設定することで、ユーザビリティを損なうことなく、消費電力を適切に削減できる。なお、CPU_Aは開閉部が開いていることを開閉検知センサが検知すると、省電力モードから運転モードへと画像形成装置1を復帰させる。ユーザはプリントを実施しようとするときに、用紙カセット2を開いて所望の紙種のシートを用紙カセット2や用紙トレイ5に補充する。よって、ユーザビリティを維持するためには、開閉部が開閉されたことを検知して省電力モードから運転モードに即座に復帰することで、ユーザを待たせないようにすることが可能となる。
なお、本発明は用紙カセット2だけでなく、用紙トレイ5にも適用できる。学習部1102は、使用頻度を、シートのサイズごとに学習してもよいし、坪量ごとに学習してもよいし、サイズと坪量との組み合わせごとに学習してもよい。学習部1102はこれらの紙種ごとに実際の使用枚数を計測してもよいが、ある稼働時間帯や稼働日ごとに使用枚数を計測し、稼働時間帯や稼働日(曜日)などに応じて時間間隔が変更されてもよい。さらに、実施例1から4に記載した条件のうち相互に矛盾しない条件を少なくとも2つ以上組み合わせて新たな条件を作成し、作成された条件に応じて検知間隔を設定してもよい。
<まとめ>
本実施例によれば、設定部505は、開閉部が開いているかどうかを検知する状態検知部515が検知を実行する実行間隔を少なくとも2つの実行間隔のうちのいずれかに設定する。電源300は実行間隔にしたがって状態検知部515に電力を供給する。これにより、開閉センサが開閉検知を実行する間隔を可変とすることが可能となり、常に一定の時間間隔を採用する従来例と比較してより一層の省電力化を達成できるようになる。
本実施例によれば、設定部505は、開閉部が開いているかどうかを検知する状態検知部515が検知を実行する実行間隔を少なくとも2つの実行間隔のうちのいずれかに設定する。電源300は実行間隔にしたがって状態検知部515に電力を供給する。これにより、開閉センサが開閉検知を実行する間隔を可変とすることが可能となり、常に一定の時間間隔を採用する従来例と比較してより一層の省電力化を達成できるようになる。
図3ないし図5を用いて説明したように、種類判別部504は用紙カセット2の種類を判別し、設定部505は用紙カセット2の種類に応じて実行間隔を設定してもよい。たとえば、用紙カセット2のシート積載容量に応じて実行間隔が決定されてもよい。シート積載容量が多ければ補充頻度が少なくなるため、用紙カセット2が開閉される頻度も少なくなるからである。そのため、設定部505は、用紙カセット2が第1の種類の用紙カセット2であれば実行間隔として第1の実行間隔を設定し、用紙カセット2が第2の種類の用紙カセット2であれば実行間隔として第1の実行間隔よりも長い第2の実行間隔を設定してもよい。ただし、第2の種類の用紙カセット2のシート積載容量は、第1の種類の用紙カセット2のシート積載容量よりも多い。なお、CPU_AはCPU_Bから受信した用紙カセット2の識別情報に基づき用紙カセット2の種類を判別してもよい。なお、CPU_Aは操作部32から入力された情報に基づき、用紙カセット2の種類を判別してもよい。CPU_B(種類検知部514)はCPU_Bに入力される電圧に応じて識別情報を決定し、決定した識別情報をCPU_Aに送信してもよい。図3を用いて説明したようにプルアップ抵抗R10やプルダウン抵抗R11によりCPU_Bの入力ポートに印加される電圧を異ならしめることが可能である。
画像形成装置1は画像形成を実行可能な運転モードと画像形成を実行しない省電力モードとを有しており、CPU_Aは運転モードから省電力モードに遷移すると設定部505により設定された実行間隔で電源300からCPU_B(状態検知部515)に電力を供給して状態検知部515に検知を実行させてもよい。これにより、とりわけ省電力モードにおける状態検知部515の消費電力を削減できるようになろう。
実施例2に関して説明したように、受付部701でユーザからの指示を受け付けてもよい。設定部505は受付部701によって受け付けられた指示に対応した実行間隔を設定してもよい。これによりユーザは希望する実行間隔を自由に設定できるようになる。ユーザによっては適切な実行間隔を経験上認識していることがあるからである。なお、設定部505は、入力された数値に基づき実行間隔を設定してもよい。また、設定部505は、複数ある省電力度のうちから選択された省電力度に基づき実行間隔を設定してもよい。省電力度と実行間隔との対応関係は予めメモリ等に記憶されていてもよい。通信部702は、外部端末と通信して指示を受信する受信手段として機能してもよい。受付部701は、操作部32に代えて、通信部702からユーザの指示を受け付けてもよい。
実施例3に関して説明したように設定部505は残量センサ22などにより検知されたシートの残量に応じて実行間隔を設定してもよい。たとえば、設定部505は用紙カセット2の残量が閾値を超えていれば実行間隔として第1の実行間隔を設定してもよい。また設定部505は用紙カセット2の残量が閾値以下であれば実行間隔として第1の実行間隔よりも短い第2の実行間隔を設定してもよい。シートの残量が多ければシートを補充するために用紙カセット2が開閉される可能性は低い。そのため、実行間隔を長くして省電力化を図ることができる。シート残量が少なければシートを補充するために用紙カセット2が開閉される可能性は高い。そのため、実行間隔を短くすることでユーザビリティが維持されよう。
実施例4に関して説明したように設定部505はシートの紙種に応じて実行間隔を設定してもよい。たとえば、設定部505はシートの紙種が使用頻度の高い紙種であれば第1の実行間隔を設定してもよい。また、設定部505はシートの紙種が使用頻度の低い紙種であれば実行間隔として第1の実行間隔よりも短い第2の実行間隔を設定してもよい。使用頻度の高い紙種は使用頻度の低い紙種に交換される可能性は低い。つまり、用紙カセット2が開閉される可能性も低い。一方で、使用頻度の低い紙種は使用頻度の高い紙種に交換される可能性が高い。つまり、用紙カセット2が開閉される可能性も高い。よって、紙種に応じて実行間隔を設定することで、省電力化を図りつつ、ユーザビリティも維持できよう。学習部1102は、画像形成装置1において使用されたシートのサイズごとに使用頻度を学習してもよい。また学習部1102は画像形成装置1において使用されたシートの坪量ごとに使用頻度を学習してもよい。設定部505は学習部1102の学習結果にしたがって実行間隔を設定する。このように学習を行うことでユーザごとに紙種と実行間隔との関係を適切に変更することが可能となろう。
上述した実施形態では用紙カセット2や用紙トレイ5の状態検知に本発明を適用したが、画像形成装置1に内蔵または接続され、複数の状態のうちいずれかの状態に遷移する周辺機器にも本発明を適用できる。状態検知部515により周辺機器の状態検知を実行し、設定部505で状態検知部515が状態検知を実行する実行間隔を設定する。電源300およびスイッチ制御部508は実行間隔にしたがって状態検知部515に電力を供給する。これにより、用紙カセット2や用紙トレイ5以外の周辺機器の省電力化についても改善できよう。
1‥画像形成装置、2‥用紙カセット、3‥シート、20,21,31‥給紙装置、22‥残量センサ、24‥紙種センサ、32‥操作部
Claims (20)
- 開閉部と、
前記開閉部が開いているかどうかを検知する検知手段と、
前記検知手段が検知を実行する実行間隔を可変設定する設定手段と、
前記実行間隔にしたがって前記検知手段に電力を供給する電力供給手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 複数のシートを積載し、前記開閉部として機能するシート積載手段と、
前記シート積載手段の種類を判別する判別手段と
を有し、
前記設定手段は、前記シート積載手段の種類に応じて前記実行間隔を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置の本体に搭載され、前記設定手段および前記判別手段を備えた第1制御手段と、
前記シート積載手段に搭載され、前記第1制御手段に対して前記シート積載手段の識別情報を送信する第2制御手段と、
をさらに有し、
前記第1制御手段の前記判別手段は、前記第2制御手段から受信した識別情報に基づき前記シート積載手段の種類を判別することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置は画像形成を実行可能な運転モードと、前記シート積載手段への電力の供給を一時的に停止した省電力モードとを有し、
前記第1制御手段は前記運転モードから前記省電力モードに遷移すると前記設定手段により設定された実行間隔で前記電力供給手段から前記検知手段に電力を供給して前記検知手段に検知を実行させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記開閉部が開いていることを前記検知手段が検知すると、前記第1制御手段は、前記省電力モードから前記運転モードへと前記画像形成装置を復帰させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記第2制御手段は当該第2制御手段に入力される電圧に応じて前記識別情報を決定し、決定した識別情報を前記第1制御手段に送信することを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記設定手段は前記シート積載手段のシート積載容量に応じて前記実行間隔を設定することを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記設定手段は、前記シート積載手段が第1の種類のシート積載手段であれば前記実行間隔として第1の実行間隔を設定し、前記シート積載手段が前記第1の種類のシート積載手段のシート積載容量よりも多いシート積載容量の第2の種類のシート積載手段であれば前記実行間隔として前記第1の実行間隔よりも長い第2の実行間隔を設定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- ユーザからの指示を受け付ける受付手段をさらに有し、
前記設定手段は、前記受付手段によって受け付けられた指示に対応した実行間隔を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記指示は前記実行間隔を示す数値であり、前記設定手段は前記数値に基づき前記実行間隔を設定することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記指示は複数ある省電力度のうちの1つを選択するための指示であり、前記設定手段は前記指示により選択された省電力度に基づき前記実行間隔を設定することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記受付手段は、前記画像形成装置の本体に設置された操作手段または外部端末と通信して前記指示を受信する受信手段であることを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 複数のシートを収容し、前記開閉部として機能するシート積載手段と、
前記シート積載手段におけるシートの残量を判別する判別手段と
を有し、
前記設定手段は、前記シートの残量に応じて前記実行間隔を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記設定手段は、前記シート積載手段の残量が閾値を超えていれば前記実行間隔として第1の実行間隔を設定し、前記シート積載手段の残量が前記閾値を超えていなければ前記実行間隔として前記第1の実行間隔よりも短い第2の実行間隔を設定することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
- 複数のシートを収容し、前記開閉部として機能するシート積載手段と、
前記シート積載手段におけるシートの紙種を判別する判別手段と
を有し、
前記設定手段は、前記シートの紙種に応じて前記実行間隔を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記設定手段は、前記シートの紙種が使用頻度の高い紙種であれば第1の実行間隔を設定し、前記シートの紙種が使用頻度の低い紙種であれば前記実行間隔として前記第1の実行間隔よりも短い第2の実行間隔を設定することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置において使用されたシートのサイズごとに使用頻度を学習する学習手段をさらに有し、
前記設定手段は前記学習手段の学習結果にしたがって前記実行間隔を設定することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置において使用されたシートの坪量ごとに使用頻度を学習する学習手段をさらに有し、
前記設定手段は前記学習手段の学習結果にしたがって前記実行間隔を設定することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。 - 画像形成を実行可能な運転モードと画像形成を実行しない省電力モードとを有する画像形成装置であって、
それぞれ開閉部と前記開閉部が開いているかどうかを検知する検知手段とを有する複数のシート積載手段と、
前記複数のシート積載手段のいずれかから供給されたシートに画像を形成する画像形成手段と、
前記複数のシート積載手段に設けられた各検知手段がそれぞれ検知を実行する実行間隔を可変設定する設定手段と、
前記省電力モードにおいて前記実行間隔にしたがって前記検知手段に電力を供給する電力供給手段とを有し、
前記複数のシート積載手段に設けられた前記検知手段のいずれかが前記開閉部が開いていることを検知すると、前記省電力モードから前記運転モードに復帰することを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成装置に内蔵または接続され、複数の状態のうちいずれかの状態に遷移する周辺機器と、
前記周辺機器の状態検知を実行する検知手段と、
前記検知手段が前記状態検知を実行する実行間隔を可変設定する設定手段と、
前記実行間隔にしたがって前記検知手段に電力を供給する電力供給手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014123808A JP2016002690A (ja) | 2014-06-16 | 2014-06-16 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014123808A JP2016002690A (ja) | 2014-06-16 | 2014-06-16 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016002690A true JP2016002690A (ja) | 2016-01-12 |
Family
ID=55222378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014123808A Pending JP2016002690A (ja) | 2014-06-16 | 2014-06-16 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016002690A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017196870A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2014
- 2014-06-16 JP JP2014123808A patent/JP2016002690A/ja active Pending
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