JP2016002123A - 装着式動作補助装置 - Google Patents

装着式動作補助装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016002123A
JP2016002123A JP2014122483A JP2014122483A JP2016002123A JP 2016002123 A JP2016002123 A JP 2016002123A JP 2014122483 A JP2014122483 A JP 2014122483A JP 2014122483 A JP2014122483 A JP 2014122483A JP 2016002123 A JP2016002123 A JP 2016002123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
frame
shoulder
wearer
sagittal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014122483A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6358427B2 (ja
Inventor
嘉之 山海
Yoshiyuki Sankai
嘉之 山海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cyberdyne Inc
University of Tsukuba NUC
Original Assignee
Cyberdyne Inc
University of Tsukuba NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cyberdyne Inc, University of Tsukuba NUC filed Critical Cyberdyne Inc
Priority to JP2014122483A priority Critical patent/JP6358427B2/ja
Priority to PCT/JP2015/067035 priority patent/WO2015190599A1/ja
Priority to US15/318,243 priority patent/US10265857B2/en
Priority to EP15806572.2A priority patent/EP3156193B1/en
Publication of JP2016002123A publication Critical patent/JP2016002123A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6358427B2 publication Critical patent/JP6358427B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61HPHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
    • A61H1/00Apparatus for passive exercising; Vibrating apparatus; Chiropractic devices, e.g. body impacting devices, external devices for briefly extending or aligning unbroken bones
    • A61H1/02Stretching or bending or torsioning apparatus for exercising
    • A61H1/0274Stretching or bending or torsioning apparatus for exercising for the upper limbs
    • A61H1/0281Shoulder
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1694Programme controls characterised by use of sensors other than normal servo-feedback from position, speed or acceleration sensors, perception control, multi-sensor controlled systems, sensor fusion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J17/00Joints
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/0006Exoskeletons, i.e. resembling a human figure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/0009Constructional details, e.g. manipulator supports, bases
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61HPHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
    • A61H2201/00Characteristics of apparatus not provided for in the preceding codes
    • A61H2201/16Physical interface with patient
    • A61H2201/1602Physical interface with patient kind of interface, e.g. head rest, knee support or lumbar support
    • A61H2201/165Wearable interfaces
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S901/00Robots
    • Y10S901/14Arm movement, spatial
    • Y10S901/15Jointed arm
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S901/00Robots
    • Y10S901/46Sensing device

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Rehabilitation Therapy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Abstract

【課題】上半身自由度を十分に確保し、装着者間の体格差に対応可能な装着式動作補助装置を提供する。【解決手段】装着式動作補助装置は、装着者の上肢に装着されるフレームと、前記フレームの各関節に設けられた駆動部と、前記装着者の生体電位信号を検出する生体信号検出部と、各関節の角度を検出する関節角度検出部と、前記生体電位信号及び前記関節角度に基づいて前記駆動部を制御する制御部と、を備える。前記フレームは、上下方向に延びる垂直フレームと、前記垂直フレームの上端より肩幅方向に横架された肩フレームと、一端が前記肩フレームの端部に肩関節部を介して連結された第1腕フレームと、一端が前記第1腕フレームの他端に中間関節部を介して連結され、他端が肘関節部に接続された第2腕フレームと、を有する。前記肩関節部、前記中間関節部、及び前記肘関節部に前記駆動部が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、上肢による抗重力作業を支援する装着式動作補助装置に関する。
工事現場等では、工具やカメラ等のツールを持ち上げた上肢挙上姿勢を維持したまま作業を行う場合がある。このような上肢による抗重力作業は、上肢の筋群への負荷が大きく、継続的作業は困難である。特に、重量の大きいツールを使用する場合は、作業効率が著しく低下する。
そのため、抗重力作業の動作支援を行う装置として、作業員の骨格に沿って身体装着される装着型の上肢支援装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−295696号公報
しかし、上述した従来の上肢支援装置では、天井面等での作業に必要な上半身自由度が十分に確保されておらず、作業に必要な上肢や体幹の動作に対応できない場合があった。また、装着者間の体肢の長さや太さの違い等の体格差に対応できない場合があった。
本発明は、上記従来の実状に鑑みてなされたものであり、上半身自由度を十分に確保し、装着者間の体格差に対応可能な装着式動作補助装置を提供することを課題とする。
本発明の一態様による装着式動作補助装置は、装着者の上肢に装着されるフレームと、前記フレームの各関節に設けられた駆動部と、前記装着者の生体電位信号を検出する生体信号検出部と、各関節の角度を検出する関節角度検出部と、前記生体電位信号及び前記関節角度に基づいて前記駆動部を制御する制御部と、を備え、前記フレームは、上下方向に延びる垂直フレームと、前記垂直フレームの上端より肩幅方向に横架された肩フレームと、一端が前記肩フレームの端部に肩関節部を介して連結された第1腕フレームと、一端が前記第1腕フレームの他端に中間関節部を介して連結され、他端が肘関節部に接続された第2腕フレームと、を有し、前記肩関節部、前記中間関節部、及び前記肘関節部に前記駆動部が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の一態様による装着式動作補助装置においては、前記肩関節部は、水平関節及び矢状面関節を有し、該矢状面関節に前記駆動部が設けられ、該水平関節は受動関節であることが好ましい。
本発明の一態様による装着式動作補助装置においては、前記肩関節部の前記水平関節は前記矢状面関節よりも後方に設けられていることが好ましい。
本発明の一態様による装着式動作補助装置においては、前記矢状面関節の回転軸が矢状面と垂直になるように、ワイヤを介して前記水平関節にバネ張力が与えられることが好ましい。
本発明の一態様による装着式動作補助装置においては、前記中間関節部は、水平関節及び矢状面関節を有し、該矢状面関節に前記駆動部が設けられ、該水平関節は受動関節であることが好ましい。
本発明の一態様による装着式動作補助装置においては、前記肘関節部は矢状面関節を有し、該矢状面関節に前記駆動部が設けられていることが好ましい。
本発明の一態様による装着式動作補助装置においては、装着者の上腕にあてがわれる第1カフ及び前腕にあてがわれる第2カフが前記肘関節部に連結されていることが好ましい。
本発明の一態様による装着式動作補助装置においては、前記第1腕フレームは、一端が前記肩関節部に連結された上側長辺リンク及び下側長辺リンクと、両端が該上側長辺リンク及び該下側長辺リンクの他端に連結された短辺リンクを有し、平行リンク機構をなすことが好ましい。
本発明の一態様による装着式動作補助装置においては、前記上側長辺リンクは下側に湾曲した形状を有し、前記下側長辺リンクはストレート形状を有することが好ましい。
本発明の一態様による装着式動作補助装置においては、前記肩フレームの肩幅は調整可能となっていることが好ましい。
本発明の一態様による装着式動作補助装置においては、装着者の腰に装着される腰フレームと、一端が前記腰フレームに連結された下肢フレームと、前記下肢フレームの他端の股関節部に設けられ、前記制御部により制御される下肢駆動部と、前記下肢駆動部に連結され、装着者の大腿部にあてがわれる第3カフと、をさらに備えることが好ましい。
本発明の一態様による装着式動作補助装置においては、前記制御部は、前記生体電位信号の信号処理を行い、信号処理後の生体電位信号に応じた動力を前記駆動部に発生させるための随意指令信号を生成する随意制御手段と、各フレームの長さ、各関節に連結されたフレーム同士の相対角度、各フレームの重量、各関節の重量、各関節の粘性係数、及び重力加速度に基づいて、重力補償及び粘性補償を行う動力を前記駆動部に発生させるための自律指令信号を生成する自律制御手段と、前記随意指令信号及び前記自律指令信号を合成して合成指令信号を生成する合成手段と、を有し、前記駆動部は、前記合成指令信号に基づいて生成された駆動電流により駆動することが好ましい。
本発明によれば、肩関節と肘関節との間に中間関節を設け、冗長自由度を持つものとすることで、装着者と装置の関節の回転軸が一致しなくても、関節間の位置関係のずれが吸収されるため、装着者間の体格差に対応することができる。また、十分な上半身の自由度を確保することができる。また、下肢駆動部を有する腰部補助装置と組み合わせることで、上肢支援装置から腰部に伝達される支援力の反力を打ち消し、装着者の腰部への負担を軽減するので、上肢による抗重力作業を支援して作業効率を向上させることができる。
手先と肩の可動範囲を示す図である。 本実施形態による装着式動作補助装置を示す図である。 本実施形態による第1腕フレームを示す図である。 平行リンク機構の原理を示す図である。 本実施形態による肩水平関節の原点回帰機構を示す図である。 本実施形態による肩幅調整機構を示す図である。 装着者が動作した場合のリンク構造を示す図である。 上肢支援装置のリンク構造の樹脂モデルを示す図である。 可動域の計測時に被験者にマーカーを貼付した骨特徴点を示す図である。 本実施形態による装着式動作補助装置の制御系を示すブロック図である。 装着式動作補助装置のリンクモデルを示す図である。 装着式動作補助装置を装着した場合と装着しなかった場合の抗重力作業の継続時間及び動作回数を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
上肢の挙上姿勢を維持したままの作業では、身体の前方でツールを把持し、上方に挙上して使用する。従って、本実施形態による装着式動作補助装置では、手先の可動範囲を装着者の前方と上方に設定する。また、体幹の可動範囲に関しては、脊柱を構成するうちの腰椎の自由度が制限されているものとする。これは、腰部補助装置が、腰椎を固定して内骨格系への負荷を軽減しつつ動作支援を行うためである。
以下の表1は人体の各関節の想定可動域を示す。
Figure 2016002123
また、以下の表2は成人男性の人体各部の寸法の95%タイル値、5%タイル値を示す。
Figure 2016002123
図1(a)〜(c)は、表1に示す各関節の可動域及び表2に示す寸法値から求めた、手先と肩の可動範囲を示す。図1(a)は矢状面における可動範囲、図1(b)は水平面における可動範囲、図1(c)は前額面における可動範囲を示す。図1(a)〜(c)において、斜線領域は手先の可動範囲であり、平面上で肩関節と肘関節を動作させた時に手首が到達できる領域を示している。また、肩周辺の曲線は、体幹が動作した際の肩関節位置の可動範囲を示している。装着式動作補助装置には、それぞれの平面について、この可動範囲を満たすことが求められる。
図2は、本実施形態による装着式動作補助装置の斜視図である。図2に示す装着式動作補助装置10(以下「動作補助装置」と称する)は、装着者の動作を支援(アシスト)する装置であり、脳からの信号により筋力を発生させる際に生じる生体信号(表面筋電位)及び/又は当該装着者の関節の動作角度などを検出し、この検出信号に基づいて駆動部からの駆動力を付与するように作動する。
動作補助装置10を装着した装着者は、自らの意思で両腕による物体の持ち上げ運動を行うと、その際に発生した生体信号及び/又は当該装着者の肩関節、肘関節、肩関節と肘関節との間の中間関節、股関節の動作角度に応じた駆動トルクがアシスト力として動作補助装置10から付与され、例えば、持ち上げ動作で通常必要とされる筋力の半分の力で物体を持ち上げることが可能となる。従って、装着者は、自身の筋力と駆動部(本実施形態では電動式の駆動モータ)からの駆動トルクとの合力によって上体を動作させることができる。
動作補助装置10は、装着者の上体を補助する上肢支援装置100と、装着者の腰部を補助する腰部補助装置200を備えている。腰部補助装置200は、上肢支援装置100から脱着可能となっており、腰部補助装置200を外し、上肢支援装置100を単独で使用してもよい。
図2に示すように、上肢支援装置100は、装着者の腰に装着される腰フレーム102と、腰フレーム102の上方に延在する垂直フレーム104と、垂直フレーム104の上端より肩幅方向に横架された肩フレーム106と、関節を介して肩フレーム106の両端部に連結された第1腕フレーム110と、関節を介して第1腕フレーム110に連結された第2腕フレーム120とを有するリンク構造を備える。第1腕フレーム110及び第2腕フレーム120はそれぞれ装着者の右腕及び左腕に対応して設けられている。
腰フレーム102は図示しない締結ベルトにより装着者の腰に締結される。
肩フレーム106は、水平面に垂直な関節軸を持つ水平関節を介して、垂直フレーム104の上端に略水平方向に回動可能に連結されている。
第1腕フレーム110の一端は、矢状面に垂直な関節軸を持つ矢状面関節及び水平関節を介して、肩フレーム106の端部に略水平方向及び略前後方向に回動可能に連結されている。この肩フレーム106と第1腕フレーム110との連結箇所は、装着者の肩関節に対応しており、肩フレーム106に対して第1腕フレーム110を略水平方向に回動可能とする水平関節部111と、肩フレーム106に対して第1腕フレーム110を略前後方向に回動可能とする回転関節(矢状面関節部)112とが設けられている。
第2腕フレーム120の一端は、水平関節及び矢状面関節を介して、第1腕フレーム110の他端に、略水平方向及び略前後方向に回動可能に連結されている。この第1腕フレーム110と第2腕フレーム120との連結箇所は、肩関節と肘関節との間に設けた中間関節に対応しており、第1腕フレーム110に対して第2腕フレーム120を略水平方向に回動可能とする水平関節部121と、第1腕フレーム110に対して第2腕フレーム120を略前後方向に回動可能とする回転関節(矢状面関節部)122とが設けられている。
第2腕フレーム120の他端には、装着者の上腕にあてがわれるカフ126及び前腕にあてがわれるカフ128が設けられており、図示しない締結ベルトにより上腕をカフ126に締結し、前腕をカフ128に締結することができる。第2腕フレーム120の他端には、矢状面関節を介して、カフ128が略前後方向に回動可能に連結されている。この第2腕フレーム120の他端部は、装着者の肘関節に対応しており、第2腕フレーム120に対してカフ128を略前後方向に回動可能とする回転関節(矢状面関節部)124が設けられている。
各関節部の矢状面関節を構成する回転関節112、122、124には、後述する駆動モータ141〜146が設けられている。
上肢を可動域限界まで挙上する際、矢状面上の肩関節位置が上昇する。肩の運動は、上腕骨、鎖骨、肩甲骨とそれらを動作させる肩周辺の筋群によって行われる。上肢を可動域の限界まで挙上すると、鎖骨と胸骨を結ぶ胸鎖関節は約30[deg]、鎖骨と肩甲骨を結ぶ肩鎖関節は約30[deg]上方に動作する。また、肩甲骨と上腕骨を結ぶ肩甲上腕関節は約120[deg]上方に動作し、これらの運動の合計として上肢が約180[deg]挙上される。この時の鎖骨と肩甲骨の動作により,矢状面からみた肩関節の回転軸が上昇する。体幹の矢状面での動作は前屈と後屈である。この動作によっても肩関節の位置は変動するため、肩関節位置の変動は更に大きくなる。加えて、装着者間の体肢長等の違いにより、肩関節の初期位置や手先の可動範囲も変わる。
図2に示すように、上肢支援装置100は、肩関節と肘関節との間に中間関節を有しているため、矢状面において2自由度以上が確保され、矢状面での位置決めが可能となる。また、想定可動範囲内であれば、装着者と装置の関節の回転軸が一致していなくとも、関節間の位置関係のずれが吸収される。上肢と上肢支援装置100との装着に関しては、装着者の肘関節周辺で装置を固定すれば支援を受けられるため、肩関節周辺に締結ベルト等は設けられず、拘束を受けないようになっている。
上肢支援装置100のリンク構造は、肩関節部分と中間関節部分とに水平関節部111、121を有しているため、肩の水平方向の動作(水平屈曲、水平伸展)に対応することができる。また、水平面に2自由度が設定される。3次元空間上の位置決めには,ある平面上の3自由度と、別の平面の1自由度が必要である。上述したように、このリンク構造では、矢状面で2自由度以上確保しているため、手先の位置決めを行うことが可能である。水平面に1自由しかない場合、リンク構造が装着者の胴体に干渉してしまう場合があるが、本実施形態では水平面に2自由度が設定されるため、リンク構造の胴体への干渉を防止できる。
上述したように、上肢を挙上する際には肩関節位置が上昇する。そのため、上肢支援装置100のリンク構造では、肩関節部分の水平関節部111を、装着者の肩後方(矢状面関節となる回転関節112より後方)に設け、装着者の肩関節直上に構造物が無いようになっている。
上肢支援装置100のリンク構造は、肩関節と肘関節との間に中間関節を有するため、肩関節部分と中間関節部分とにそれぞれ設けられた2つの水平関節部111、121の水平面における距離は可変となる。そのため、水平動作において、装着者と上肢支援装置100との間で回転軸の不一致が生じても、可動性の低下を防止できる。
さらに、垂直フレーム104と肩フレーム106との連結部分、すなわち装着者の体幹後方に水平関節が設けられているため、上肢支援装置100のリンク構造は体幹の回旋動作に対応することができる。上肢支援装置100のリンク構造は、中間関節による冗長自由度を有するため、体幹の回旋動作において装着者と上肢支援装置100との間で回転軸の不一致が生じても、可動性の低下を防止できる。
装着者間の身体の太さの違いに関しては、装着者と上肢支援装置100との間に緩衝材を適宜挿入したり、締結ベルトを調整したりして対応する。装着者間の肩幅の違いに関しては、後述する肩幅調整機構(図6参照)により対応する。
前額面における肩関節の動作は肩の内転、外転であり、体幹の動作は側屈である。前額面での動作と装着者間の寸法差は、矢状面と水平面の要素の組み合わせとして捉えることができる。例えば、肩の内転、外転は、矢状面における屈曲、伸展と、水平面における水平屈曲、伸展の組み合わせである。体幹の側屈は、矢状面における肩関節の初期位置の差と、前額面における内転、外転の組み合わせである。従って、上肢支援装置100のリンク構造により、前額面の動作と装着者間の寸法差に対応することができる。
図3は、第1腕フレーム110の構成を示す。肩関節部分には、水平面に垂直な関節軸AX1(水平関節部111の回転軸)と、矢状面関節となる回転関節112とが設けられている。第1腕フレーム110は、上側長辺リンク114、下側長辺リンク116、及び中間関節側に設けられた短辺リンク118からなる。
上側長辺リンク114及び下側長辺リンク116の一端は、回転関節112に回転可能に連結されている。また、上側長辺リンク114及び下側長辺リンク116の他端は、短辺リンク118の両端に回転可能に連結されている。短辺リンク118の近傍には、水平面に垂直な関節軸AX2(水平関節部121の回転軸)が設けられている。
図3に示すように、回転関節112、上側長辺リンク114、下側長辺リンク116及び短辺リンク118により平行リンク機構が実現されている。平行リンク機構では、機構の先にあるリンクの姿勢変化によらず、平行リンク機構の重力補償に必要なトルクが一定となる。この特性は、重量物を扱う作業を支援するシステムに適している。
図4に平行リンク機構の原理を示す。平行リンク機構の先にあるリンクが姿勢を変化させた時、リンクを支持する重力補償トルクも変化する。そのトルクの反作用として、平行リンク機構の短辺リンクに重力補償トルクとは逆方向のトルクが生じる。しかし、そのトルクは平行リンク部の長辺リンクによって、引張と圧縮の力として支持される。そのため平行リンク機構の重力補償トルクには影響しない。
上肢支援装置100の平行リンク機構では、向かい合う上側長辺リンク114及び下側長辺リンク116の相対的な姿勢が変化しない。そのため、平行リンク機構が動作しても、水平関節はその姿勢を保持し続けることができる。
下側長辺リンク116はストレート形状となっている。一方、上側長辺リンク114は、水平関節への干渉を防ぐために、下側に湾曲した形状になっている。平行リンク機構の可動域は180[deg]であるが、平面的にリンクを配置するとリンク同士が干渉し、可動域が狭まる。本実施形態では、上側長辺リンク114及び下側長辺リンク116が立体的に配置されているため、180[deg]の可動域を最大限に使用することができる。さらに、捻り荷重を2本のリンクで支持できるため、リンクの剛性が上昇する。
矢状面の関節が動作する際、受動関節である肩の水平関節部111は、水平面のモーメントを受ける。そのモーメントにより肩の水平関節部111が動作すると、装着者の意図に反して回転関節112の回転軸が前額面に垂直な状態となることがある。そのような状況では、上述した自由度が制限されて、機構の可動性が著しく低下する。そのため、図5に示すように、上肢支援装置100には、肩水平関節の原点回帰機構が設けられている。原点回帰機構は、肩フレーム106に設けられた2つの引っ張りバネ130、132、水平関節部111に設けられたプーリ134、プーリ134に巻き掛けられ両端がそれぞれ引っ張りバネ130、132に連結されたワイヤ136からなる。引っ張りバネ130、132の張力が、ワイヤ136を介して肩水平関節に伝達することで、矢状面関節(回転関節112)の回転軸の姿勢を矢状面と垂直になるよう保つことができる。意図的な肩関節の水平動作は、引っ張りバネ130、132の弾性により容易に行うことができる.
図6に示すように、肩フレーム106は、左右の肩関節部分から延びるコの字フレーム106A、106Bと、コの字フレーム106A、106Bの間に設けられたホルダフレーム106Cとを有する。コの字フレーム106A、106Bは、ホルダフレーム106Cに摺動可能に連結されている。コの字フレーム106A、106Bの一部はホルダフレーム106C内に収容されており、コの字フレーム106A、106Bを摺動し、ホルダフレーム106Cから引き出したり押し戻したりすることで、肩フレーム106の長さ(肩幅)を調整することができる。
コの字フレーム106A、106Bに接着された金属パーツ(図7ではホルダフレーム106C内に収まっており見えない)にはネジ穴があり、ホルダフレーム106Cに接着された金属パーツ107とネジ止めすることが可能である。このネジ止め部は,ホルダフレーム106Cからコの字フレーム106A、106Bが脱落することを防ぐためにあり、荷重はフレーム間で保持する。コの字フレーム106A、106Bとホルダフレーム106Cとの間の摺動面には摺動性に優れた樹脂シート108が設けられており、ネジ止め部のネジを緩めることで、容易に肩幅を調整できる。肩幅調整のストロークは、例えば片側で50[mm]であり、95%タイル値から5%タイル値の成人男性に対応できる。
図7は、このような上肢支援装置100のリンク構造を装着した装着者が動作した場合のリンク構造の模式図である。図7(a)〜(c)は矢状面における動作、図7(d)は水平面における動作、図7(e)は前額面における動作を示す。
以下の表3は、図8に示すような上肢支援装置100のリンク構造の樹脂モデルを装着した場合の関節可動域の計測結果を示す。被験者は、それぞれ95%タイル値、50%タイル値、5%タイル値に対応する、身長1810[mm]の被験者A、身長1700[mm]の被験者B、身長1550[mm]の被験者Cの健常な成人男性3名とした。
被験者にはリンク構造の樹脂モデルを装着させ、各骨特徴点にマーカーを貼り付けた。図9に、マーカーを張りつけた骨特徴点を示す。各関節を1ヶ所ずつ動作させ、被験者の正面、側面、上面の3方向から写真撮影を行い、画像上のマーカーの相対位置から、各関節角度の変位を計測した。その後、各関節の可動域について装着時の可動域が想定可動域に満たなかった場合、リンク構造の非装着時の可動域も計測した。想定可動域は表1に示すものと同じである。
骨特徴点を用いた可動域の計測では、最大で10[deg]程度の誤差が発生する。計測値に最大の誤差が生じた場合、実際には想定可動域に10[deg]足りない可動域を持つリンク構造を、上半身の可動域が確保できているとみなしてしまう。しかし、10[deg]程度の差であれば、他の関節を動作させて補完できる。
Figure 2016002123
表3に示すように、肘関節及び肩関節について、計測値が想定可動域の値を10[deg]以上下回る項目があった。しかし、それらの項目では、リンク構造の装着時と非装着時の可動域の計測値の差が10[deg]以上にならなかった。従って、装着者の関節可動域が元から想定可動域を下回っていたことがわかる。
以上の結果から、上肢支援装置100のリンク構造は、装着時においても作業に必要な上半身の自由度を妨げないことがわかる。上述の計測時は、樹脂製のリンク構造を使用したが、強度部材に置き換えたとしてもリンク長や各関節の位置関係が変わらなければ、装着時において上半身の自由度は確保される。
上肢支援装置100のリンク構造の各フレームやカフは、比強度が高く、部品成形時における加工自由度が高いCFRP(Carbon-Fiber-Reinforced Plastic、炭素繊維強化プラスチック)を用いて製作することが好ましい。例えば、オートクレーブ成型法を用いてCFRPを成形してフレーム等を製作する。カフ126、128については、回転関節124からカフに延びるリンクと一体成形することが好ましい。このことにより、ネジの使用本数の削減による軽量化、応力集中部分の削減による強度の向上、及び部品点数の削減を実現できる。関節部分は寸法精度を必要とするので、超々ジュラルミンや炭素鋼等の金属部材を切削加工した金属パーツを接着する。
図2に示すように、上肢支援装置100は、リンク構造の矢状面関節(回転関節112、122、124)に設けられた駆動モータ141〜146、垂直フレーム104の背面側に取り付けられた制御ユニット147、及び腰フレーム102に取り付けられたバッテリ148を備える。
駆動モータ141、142は肩関節に対応する位置(回転関節112)に設けられ、第1腕フレーム110は駆動モータ141、142の駆動トルクにより回動する。駆動モータ143、144は中間関節に対応する位置(回転関節122)に設けられ、第2腕フレーム120は駆動モータ143、144の駆動トルクにより回動する。駆動モータ145、146は肘関節に対応する位置(回転関節124)に設けられ、駆動モータ145、146の駆動トルクは、カフ128及び締結ベルトにより、装着者の前腕にアシスト力として伝達される。
上肢支援装置100の水平関節部111、121は受動関節となっている。
腰部補助装置200は、股関節に対応する位置に設けられる駆動モータ201、202と、大腿部に当てがわれるカフ204と、腰フレーム102と股関節(駆動モータ201、202)とを連結する下肢フレーム206と、カフ204と股関節(駆動モータ201、202)とを連結するフレーム208とを備える。図示しない締結ベルトにより装着者の大腿部をカフ204に締結することができる。駆動モータ201、202の駆動トルクにより、装着者が上肢支援装置100からアシスト力を受ける際に腰部に伝達されるアシスト力の反力を打ち消すことができる。
上肢支援装置100には、腰部補助装置200を接続することができる。上肢支援装置100と腰部補助装置200との接続部は、例えば、はめ合いの構造とする。はめ合い部分の面が、荷重やモーメントを保持する。はめ合わせた後にネジ止めすることで、上肢支援装置100と腰部補助装置200とを接続することができる。ネジにはほぼ荷重が掛からないため、ネジを外すだけで、上肢支援装置100と腰部補助装置200とを容易に分離することができる。例えば、フレーム206と腰フレーム102とを分離可能に接続する。あるいはまた、フレーム206と腰フレーム102とを一体成形し、腰フレーム102と垂直フレーム104とを分離可能に接続するようにしてもよい。
駆動モータ141〜146、201、202には、DCモータ又はACモータなどからなる電動モータを用いることができ、制御ユニット147からの制御信号により駆動トルクが制御される。また、各駆動モータは、モータ回転を所定の減速比で減速する減速機構を内蔵しており、小型ではあるが装着者に十分な駆動力を付与することができる。
駆動モータ141〜146、201、202には関節角度を検出する角度センサが設けられている。また、肩関節及び中間関節の水平関節部111、121にも関節角度を検出する角度センサが設けられている。角度センサには、例えば、関節角度に比例したパルス数をカウントするロータリエンコーダを用いることができる。角度センサの検出結果は制御ユニット147へ出力される。
上肢支援装置100及び腰部補助装置200は、筋電位信号や神経伝達信号などの生体電位信号を、皮膚を介して検出する生体電位センサ(図示せず)を有している。生体電位センサは、微弱電位を検出するための電極を備えている。生体電位センサは、例えば三角筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋、手根屈筋、手根伸筋、大殿筋等の表面筋電位を検出する。生体電位センサの検出結果は制御ユニット147へ出力される。
人体においては、脳からの指令によって骨格筋を形成する筋肉の表面にシナプス伝達物質のアセチルコリンが放出される結果、筋線維膜のイオン透過性が変化して活動電位が発生する。そして、活動電位によって筋線維の収縮が発生し、筋力を発生させる。そのため、骨格筋の電位を検出することにより、動作の際に生じる筋力を推測することが可能になり、この推測された筋力に基づく仮想トルクから動作に必要なアシスト力(駆動トルク)を求めることが可能になる。
制御ユニット147は、生体電位センサによって検出された生体電位信号に基づいて各駆動モータに供給する駆動電流を求め、この駆動電流で駆動モータを駆動することで、必要なアシスト力(駆動トルク)を付与して、装着者の上体の動作を補助する。
制御ユニット147は、メインコンピュータ、加速度センサ、信号処理回路等を有している。バッテリ148は、駆動モータ141〜146、201、202や制御ユニット147に電力を供給する。
図10は、本実施形態に係る動作補助装置10の制御系システムを示すブロック図である。動作補助装置10は、生体電位信号検出手段11、関節角度検出手段12、制御装置20、駆動信号生成手段31、及び駆動源(アクチュエータ)32を備える。
生体電位信号検出手段11は、上述した生体電位センサに対応する。関節角度検出手段12は、上述した角度センサに対応する。駆動信号生成手段31及び駆動源32は各駆動モータに対応する。
制御装置20は、制御ユニット147に設けられ、随意制御手段21、自律制御手段22及び指令信号合成手段23を有する。
随意制御手段21は、生体電位信号検出手段11により検出された生体電位信号に対して、フィルタ処理(スムージング処理)及び増幅を含む信号処理を行う。そして、随意制御手段21は、信号処理を施した生体電位信号を用いて、装着者の意思に従った動力を駆動源32に発生させるための随意指令信号を生成する。
自律制御手段22は、関節角度検出手段12により検出された関節角度や加速度センサにより検出された加速度等の情報に基づいて装着者の動作意思を推定し、この意思に従った動力を駆動源32に発生させるための自律指令信号を生成する。関節角度及び加速度に基づく自律指令信号により重力補償と粘性補償を行うことができる。図11に、動作補助装置10のリンクモデルを示す。手先で把持したツールの重量と姿勢、角速度に応じて各関節を動作させることで、動作支援を行う。数式(1)〜(3)に、各関節における補償トルクの式を示す。
Figure 2016002123
τ[Nm]は肘関節、τ[Nm]は中間関節、τ[Nm]は肩関節に対応している。M[kg]は各部の質量を代表する質点の重量である。MEst[kg]は手先にあるツールの重量である。L[m]は各リンクのリンク長である。LEst[m]は肘関節から手先ツールの重心との距離である。θ[deg]は各関節に接続されたリンク同士の相対角度である。例外として、θabs[deg]は重力方向に対する絶対角度である。D[Nms/rad]は各関節の粘性係数、g[m/s]は重力加速度である。
数式(3)からわかるように、肩関節について、補償トルクは肩関節と絶対角度の姿勢によって決まる。これは肩関節と中間関節を接続する平行リンク機構の特性によるもので、中間関節に設けられた水平関節部121が動作しても補償トルクには影響しない。
このようにして求めた補償トルクに基づいて、自律指令信号が生成される。
指令信号合成手段23は、随意制御手段21により生成された随意指令信号と、自律制御手段22により生成された自律指令信号とを合成し、合成指令信号を駆動信号生成手段31へ出力する。
合成指令信号は、動作の開始から終了まで変化する随意的制御による動力と、重力補償及び粘性補償を行う自律的制御による動力とを加算した動力を駆動源32に発生させる波形を有する。
駆動信号生成手段31は、合成指令信号に応じた駆動信号(駆動電流)を生成し、この駆動信号を駆動源32に供給することにより駆動源32を駆動する。駆動源32は、駆動信号に応じたアシスト力(動力)を装着者に付与する。
図12は、このような動作補助装置10を装着した場合と装着しなかった場合のツールの保持時間(図12(a))及び上下動作回数(図12(b))の計測結果を示す。被験者は健常な成人男性a、b、cの3名とした。また、非装着実験を先に行い、装着実験はその後に行った。
ツール(重量物)を頭上で保持する静的実験では、30[kg]の重量物を使用した。台座から重量物を挙上し、頭上で重量物を保持し、保持の限界が来たら重量物を台座に戻した。重量物が台座から離れた瞬間から台座に戻すまでの時間を保持時間として計測した。図12(a)に静的実験の実験結果を示す。すべての被験者において、動作補助装置10の装着により保持時間が増加した。増加幅が最も大きかった被験者では保持時間が2.8倍となった。このことにより、動作補助装置10は静的動作を支援できることがわかる。
重量物を頭上で上下する実験(動的実験)では、10[kg]の反力模擬重量物を使用した。台座から重量物を挙上し,頭上で反力模擬重量物の上下動作を行い、上下動作の限界が来たら、重量物を台座に戻した。重量物が台座から離れた瞬間から台座に戻る間の上下動作の回数を計測した。上下動作は、反力模擬重量物をその初期位置から100[mm]上昇させ、その後初期位置に戻す工程を1回と計測した。図12(b)に動的実験の実験結果を示す。すべての被験者において、動作補助装置10の装着により上下動作回数が増加した。増加幅が最も大きかった被験者では上下動作回数が2.0倍となった。このことにより、動作補助装置10は動的動作を支援できることがわかる。
このように、本実施形態によれば、上肢支援装置100の肩関節と肘関節との間に中間関節を設け、リンク構造に冗長自由度を持たせている。また、肩関節の水平関節部111を肩後方に設け、上肢を挙上する際の肩関節位置の上昇が妨げられないようにしている。そのため、上肢支援装置100の装着時においても装着者の上半身の自由度を確保することができる。
中間関節を設けることにより、装着者と上肢支援装置100の関節の回転軸が一致していなくても、関節間の位置関係のずれが吸収される。また、肩フレーム106には肩幅調整機構が設けられている。そのため、上肢支援装置100は、装着者間の体格差に対応することができる。
上肢支援装置100の矢状面関節には駆動モータが設けられており、この駆動モータからアシスト力を付与することで、抗重力作業の作業効率を向上させることができる。
また、上肢支援装置100と腰部補助装置200とを組み合わせることで、上肢支援装置100から腰部に伝達される支援力の反力を打ち消し、装着者の腰部への負担を軽減することができる。
上記実施形態における上肢支援装置100の各フレームを構成するCFRP部材のプリプレグ積層構成は、シミュレーションによる強度解析結果から求めてもよい。上肢支援装置100の関節部分や肩フレーム106に設けられる金属パーツは、超々ジュラルミンや炭素鋼等の等方性材料を用いるため、ソリッドモデルによる解析を行う。各フレームを構成するCFRPは異方性材料であるため、複合シェル解析が可能なサーフェスモデルによる解析を行う。複合シェル解析では、複合材料の繊維方向や積層構成を考慮した解析が可能である。サーフェスモデルは厚みがゼロのモデルであるため、アセンブリ状態で解析できない場合がある。その時は部品単一、もしくは解析結果に関わる最低限の部品のアセンブリモデルにより解析を行う。
部品に発生した応力が、その部品の許容応力を超えた時、部品は破壊される。部品に生じている応力が、許容応力に対してどの程度余裕をもつかを表す指標を、安全率と呼ぶ。安全率が1の場合、許容応力と部品に発生した応力が等しい状態であり、部品は破壊されない。構造部材の安全率は、捻り荷重を考慮した上で,2以上となるように設計する。
等方性材料の破壊判定の基準には、最大von Mises応力(ミーゼス応力)を使用する。最大von Mises応力は、複数の方向からの複合的な荷重により発生した応力を、1方向の引張り又は圧縮応力へ投影したものでる。異方性材料であるCFRPの破壊判定には、Tsai−Wu則を使用する。Tsai−Wu側では、圧縮と引張りの許容応力を分けて安全率の導出を行うことができる。繊維方向に応じて圧縮と引張りの許容応力が変わるCFRPの解析に適した判定基準である。
強度解析は、設計したリンク構造が、想定した負荷に対して十分な強度を持つか確認するものである。リンク構造の姿勢は、上腕を135[deg]まで挙上して前腕を地面対して垂直にしてツールを把持した場合と、腹部前面でツールを把持した場合の2種類とする。矢状面上で装着者の股関節から見たモーメント長は、挙上時で140[mm]、腹部前面保持時で200[mm]となる。荷重は、使用するツールの最大重量から片腕150[N]、両腕で300[N]とし、前腕と上腕を介して機構に伝達されるとする。部分的なアセンブリの解析では,構造上拘束をうけると考えられる箇所を固定する。そしてシミュレーションソフトのリモート荷重機能により、全体アセンブリ状態で解析した場合に相当する荷重を与える。シミュレーションにより全てのパーツの安全率を算出し、これらが所定値以上となるように、CFRPのプリプレグ積層構成を決定する。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形してもよい。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせてもよいし、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10 動作補助装置
100 上肢支援装置
102 腰フレーム
104 垂直フレーム
106 肩フレーム
110 第1腕フレーム
120 第2腕フレーム
141〜146 駆動モータ
200 腰部補助装置
201、202 駆動モータ

Claims (12)

  1. 装着者の上肢に装着されるフレームと、
    前記フレームの各関節に設けられた駆動部と、
    前記装着者の生体電位信号を検出する生体信号検出部と、
    各関節の角度を検出する関節角度検出部と、
    前記生体電位信号及び前記関節角度に基づいて前記駆動部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記フレームは、
    上下方向に延びる垂直フレームと、
    前記垂直フレームの上端より肩幅方向に横架された肩フレームと、
    一端が前記肩フレームの端部に肩関節部を介して連結された第1腕フレームと、
    一端が前記第1腕フレームの他端に中間関節部を介して連結され、他端が肘関節部に接続された第2腕フレームと、
    を有し、
    前記肩関節部、前記中間関節部、及び前記肘関節部に前記駆動部が設けられていることを特徴とする装着式動作補助装置。
  2. 前記肩関節部は、水平関節及び矢状面関節を有し、該矢状面関節に前記駆動部が設けられ、該水平関節は受動関節であることを特徴とする請求項1に記載の装着式動作補助装置。
  3. 前記肩関節部の前記水平関節は前記矢状面関節よりも後方に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の装着式動作補助装置。
  4. 前記矢状面関節の回転軸が矢状面と垂直になるように、ワイヤを介して前記水平関節にバネ張力が与えられることを特徴とする請求項2又は3に記載の装着式動作補助装置。
  5. 前記中間関節部は、水平関節及び矢状面関節を有し、該矢状面関節に前記駆動部が設けられ、該水平関節は受動関節であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の装着式動作補助装置。
  6. 前記肘関節部は矢状面関節を有し、該矢状面関節に前記駆動部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の装着式動作補助装置。
  7. 装着者の上腕にあてがわれる第1カフ及び前腕にあてがわれる第2カフが前記肘関節部に連結されていることを特徴とする請求項6に記載の装着式動作補助装置。
  8. 前記第1腕フレームは、一端が前記肩関節部に連結された上側長辺リンク及び下側長辺リンクと、両端が該上側長辺リンク及び該下側長辺リンクの他端に連結された短辺リンクを有し、平行リンク機構をなすことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の装着式動作補助装置。
  9. 前記上側長辺リンクは下側に湾曲した形状を有し、前記下側長辺リンクはストレート形状を有することを特徴とする請求項8に記載の装着式動作補助装置。
  10. 前記肩フレームの肩幅は調整可能となっていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の装着式動作補助装置。
  11. 装着者の腰に装着される腰フレームと、
    一端が前記腰フレームに連結された下肢フレームと、
    前記下肢フレームの他端の股関節部に設けられ、前記制御部により制御される下肢駆動部と、
    前記下肢駆動部に連結され、装着者の大腿部にあてがわれる第3カフと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の装着式動作補助装置。
  12. 前記制御部は、
    前記生体電位信号の信号処理を行い、信号処理後の生体電位信号に応じた動力を前記駆動部に発生させるための随意指令信号を生成する随意制御手段と、
    各フレームの長さ、各関節に連結されたフレーム同士の相対角度、各フレームの重量、各関節の重量、各関節の粘性係数、及び重力加速度に基づいて、重力補償及び粘性補償を行う動力を前記駆動部に発生させるための自律指令信号を生成する自律制御手段と、
    前記随意指令信号及び前記自律指令信号を合成して合成指令信号を生成する合成手段と、
    を有し、
    前記駆動部は、前記合成指令信号に基づいて生成された駆動電流により駆動することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の装着式動作補助装置。
JP2014122483A 2014-06-13 2014-06-13 装着式動作補助装置 Active JP6358427B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014122483A JP6358427B2 (ja) 2014-06-13 2014-06-13 装着式動作補助装置
PCT/JP2015/067035 WO2015190599A1 (ja) 2014-06-13 2015-06-12 装着式動作補助装置
US15/318,243 US10265857B2 (en) 2014-06-13 2015-06-12 Wearing-type movement assistance device
EP15806572.2A EP3156193B1 (en) 2014-06-13 2015-06-12 Worn movement assistance device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014122483A JP6358427B2 (ja) 2014-06-13 2014-06-13 装着式動作補助装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016002123A true JP2016002123A (ja) 2016-01-12
JP6358427B2 JP6358427B2 (ja) 2018-07-18

Family

ID=54833682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014122483A Active JP6358427B2 (ja) 2014-06-13 2014-06-13 装着式動作補助装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10265857B2 (ja)
EP (1) EP3156193B1 (ja)
JP (1) JP6358427B2 (ja)
WO (1) WO2015190599A1 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106903674A (zh) * 2017-04-07 2017-06-30 温州职业技术学院 一种可穿戴的上肢外骨骼助力装置
JP2017209765A (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 公立大学法人前橋工科大学 パワーアシスト装置
WO2018097301A1 (ja) * 2016-11-28 2018-05-31 国立大学法人 香川大学 筋力補助装置
WO2018161196A1 (zh) * 2017-03-05 2018-09-13 肖丽芳 一种新型家庭服务机器人机构
WO2018203318A1 (ja) 2017-05-02 2018-11-08 株式会社イノフィス 腕腰補助装置
JP2018176401A (ja) * 2017-04-21 2018-11-15 三菱重工業株式会社 パワーアシストスーツ
JP2019535546A (ja) * 2016-10-21 2019-12-12 スケル−エクス ホールディング ベー.フェー. 力平衡を行う補助具、機械装置、および装着式の補助装置
JP2020011365A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 ナブテスコ株式会社 筋力補助装置
JP2020011364A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 ナブテスコ株式会社 筋力補助装置
JP2021500242A (ja) * 2017-10-24 2021-01-07 サフラン・エレクトロニクス・アンド・デファンス 肩に適応した外骨格構造

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3046052B1 (fr) * 2015-12-24 2020-11-20 Sagem Defense Securite Module de haut de corps pour une structure d'exosquelette
JP6569518B2 (ja) * 2015-12-24 2019-09-04 株式会社ジェイテクト アシスト装置
CN105598949A (zh) * 2016-02-29 2016-05-25 江苏常工动力机械有限公司 助力式机械臂及其工作方法
FI126770B (fi) * 2016-04-04 2017-05-15 David Health Solutions Ltd Kuntoutuslaite ja sen käyttö olkapään alueen harjoittamiseen
US9827678B1 (en) * 2016-05-16 2017-11-28 X Development Llc Kinematic design for robotic arm
US9827677B1 (en) * 2016-05-16 2017-11-28 X Development Llc Robotic device with coordinated sweeping tool and shovel tool
CN106493714B (zh) * 2016-12-16 2019-01-08 江苏大学 一种外骨骼搬运助力机器人
DE102017112436B4 (de) 2017-06-06 2019-05-29 Ottobock Se & Co. Kgaa Vorrichtung zum Unterstützen wenigstens eines Armes eines Benutzers
CN107788719A (zh) * 2017-09-15 2018-03-13 安徽智柜科技发展有限公司 一种带有智能pad的医院用多功能智能床头柜
GB2567010A (en) * 2017-10-02 2019-04-03 Univ Strathclyde Apparatus for the rehabilitation, assistance and/or augmentation of arm strength in a user
US11318626B1 (en) * 2018-03-02 2022-05-03 Empower Robotics Corporation Compliant joint for a robotic arm
WO2019183397A1 (en) * 2018-03-21 2019-09-26 Polygerinos Panagiotis Assisted lifting devices
CN108839000B (zh) * 2018-08-10 2021-04-20 哈尔滨工业大学 上肢助力外骨骼机器人
DE102018119755A1 (de) 2018-08-14 2020-02-20 Ottobock Se & Co. Kgaa Vorrichtung zum Unterstützen wenigstens eines Armes eines Benutzers
US12090106B2 (en) 2018-08-22 2024-09-17 Exoiq Gmbh System and method for the reduction of forces acting on an arm of a human
DE102018127553B4 (de) 2018-11-05 2020-11-05 Ottobock Se & Co. Kgaa Vorrichtung zum Unterstützen wenigstens eines Armes eines Benutzers
CN109176486A (zh) * 2018-11-08 2019-01-11 江苏昱博自动化设备有限公司 一种助力机械手
KR102603041B1 (ko) * 2018-12-12 2023-11-16 현대자동차주식회사 착용식 근력 보조 장치
KR102673299B1 (ko) * 2019-02-19 2024-06-10 현대자동차주식회사 구동 메커니즘과 이를 구비한 서비스 로봇
CN109806107A (zh) * 2019-02-22 2019-05-28 广州哈罗博康复机器人生产有限公司 康复系统
KR102681476B1 (ko) * 2019-04-04 2024-07-04 현대자동차주식회사 착용식 근력 보조 장치
KR102663601B1 (ko) * 2019-04-04 2024-05-08 현대자동차주식회사 착용식 근력 보조 장치의 상완 모듈 및 이를 포함한 착용식 근력 보조 장치
KR102142570B1 (ko) * 2019-04-04 2020-08-10 현대자동차(주) 착용식 근력 보조 장치의 상완 모듈 및 이를 포함한 착용식 근력 보조 장치
CN111941403B (zh) * 2019-05-17 2023-07-04 本田技研工业株式会社 链节机构、其控制装置以及控制方法
WO2020235704A1 (ko) * 2019-05-21 2020-11-26 엘지전자 주식회사 액션 로봇
CN110181489A (zh) * 2019-06-25 2019-08-30 知因(台州)机器人科技有限公司 人体上半身外骨骼的调节底盘支架及人体上半身外骨骼
US11633848B2 (en) 2019-07-31 2023-04-25 X Development Llc Independent pan of coaxial robotic arm and perception housing
KR20210065278A (ko) * 2019-11-26 2021-06-04 현대자동차주식회사 착용식 근력 보조 장치
CN111000699B (zh) * 2019-12-26 2022-03-04 中国科学院宁波工业技术研究院慈溪生物医学工程研究所 一种刚柔混合式上肢辅助运动装置
CN112057298B (zh) * 2020-09-22 2023-03-14 岳池县人民医院 一种手臂骨折术后康复装置
EP4067009B1 (de) 2021-03-31 2023-09-06 Ottobock SE & Co. KGaA Vorrichtung zum unterstützen wenigstens eines oberarms
CN113018108A (zh) * 2021-04-16 2021-06-25 长春工业大学 一种五自由度上肢外骨骼康复机器人
DE102021209406A1 (de) * 2021-08-26 2023-03-02 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung eingetragener Verein Trageunterstützungssystem
TWI783841B (zh) * 2021-12-28 2022-11-11 國家中山科學研究院 穿戴式輔助支撐裝置
CN114768194B (zh) * 2022-04-02 2023-08-11 郑州大学 一种可穿戴式康复训练监控系统

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070225620A1 (en) * 2006-03-23 2007-09-27 Carignan Craig R Portable Arm Exoskeleton for Shoulder Rehabilitation
WO2009040908A1 (ja) * 2007-09-27 2009-04-02 Yoshiyuki Sankai 回動調整装置及び回動装置の制御方法

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2598295A (en) 1994-05-19 1995-12-21 Exos, Inc. Sensory feedback exoskeleton armmaster
US20080009771A1 (en) * 2006-03-29 2008-01-10 Joel Perry Exoskeleton
JP4585542B2 (ja) 2007-05-31 2010-11-24 博 宇土 上肢挙上作業用支援装置
CN102196785B (zh) * 2008-08-28 2014-02-26 雷神公司 仿生机械关节
KR20110074520A (ko) * 2008-09-04 2011-06-30 아이워크, 아이엔씨. 하이브리드 지형-적응형 의족 시스템
KR101065420B1 (ko) 2008-12-16 2011-09-16 한양대학교 산학협력단 상지거동을 위한 착용형 로봇장치
AU2011237357B2 (en) * 2010-04-09 2016-05-19 Deka Products Limited Partnership System and apparatus for robotic device and methods of using thereof
WO2012099995A2 (en) 2011-01-18 2012-07-26 Doyle Mark C Adaptive arm support systems and methods for use
JP5909063B2 (ja) * 2011-09-06 2016-04-26 国立大学法人 和歌山大学 パワーアシストロボット装置
FR2993811A1 (fr) * 2012-07-26 2014-01-31 Pierre Andre Davezac Exosquelette a bras mecaniques isoelastiques motorises
CN104379095B (zh) 2012-08-08 2016-12-21 株式会社久保田 姿势保持架
US9308642B2 (en) * 2013-01-16 2016-04-12 Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University Systems and methods for adding or subtracting energy to body motion
US20160023350A1 (en) * 2013-03-15 2016-01-28 Springactive, Inc. Gravitational Load Support System
US9662262B2 (en) * 2013-05-06 2017-05-30 Springactive, Inc. Joint torque augmentation system and method for gait assistance
US9474634B2 (en) * 2013-10-22 2016-10-25 Massachusetts Institute Of Technology Peripheral neural interface via nerve regeneration to distal tissues
KR102194861B1 (ko) * 2013-11-15 2020-12-24 삼성전자주식회사 관절 보호장치 및 그 제어 방법
EP3133998B1 (en) * 2014-04-21 2019-07-03 The Trustees of Columbia University in the City of New York Human movement research, therapeutic, and diagnostic devices, methods, and systems
EP3134038A4 (en) * 2014-04-25 2017-11-29 The Trustees of Columbia University in the City of New York Spinal treatment devices, methods, and systems
GB2557554B (en) * 2015-10-30 2021-03-24 Ekso Bionics Inc Human exoskeleton devices for heavy tool support and use
KR102395796B1 (ko) * 2015-11-06 2022-05-10 삼성전자주식회사 동력 전달 모듈 및 이를 포함하는 운동 보조 장치

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070225620A1 (en) * 2006-03-23 2007-09-27 Carignan Craig R Portable Arm Exoskeleton for Shoulder Rehabilitation
WO2009040908A1 (ja) * 2007-09-27 2009-04-02 Yoshiyuki Sankai 回動調整装置及び回動装置の制御方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017209765A (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 公立大学法人前橋工科大学 パワーアシスト装置
JP2019535546A (ja) * 2016-10-21 2019-12-12 スケル−エクス ホールディング ベー.フェー. 力平衡を行う補助具、機械装置、および装着式の補助装置
CN109937121A (zh) * 2016-11-28 2019-06-25 国立大学法人香川大学 肌力辅助装置
WO2018097301A1 (ja) * 2016-11-28 2018-05-31 国立大学法人 香川大学 筋力補助装置
JPWO2018097301A1 (ja) * 2016-11-28 2019-10-17 国立大学法人 香川大学 筋力補助装置
WO2018161196A1 (zh) * 2017-03-05 2018-09-13 肖丽芳 一种新型家庭服务机器人机构
CN106903674A (zh) * 2017-04-07 2017-06-30 温州职业技术学院 一种可穿戴的上肢外骨骼助力装置
JP2018176401A (ja) * 2017-04-21 2018-11-15 三菱重工業株式会社 パワーアシストスーツ
WO2018203318A1 (ja) 2017-05-02 2018-11-08 株式会社イノフィス 腕腰補助装置
JP2021500242A (ja) * 2017-10-24 2021-01-07 サフラン・エレクトロニクス・アンド・デファンス 肩に適応した外骨格構造
JP7036916B2 (ja) 2017-10-24 2022-03-15 サフラン・エレクトロニクス・アンド・デファンス 肩に適応した外骨格構造
JP2020011365A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 ナブテスコ株式会社 筋力補助装置
JP2020011364A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 ナブテスコ株式会社 筋力補助装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP3156193A4 (en) 2018-02-21
EP3156193A1 (en) 2017-04-19
EP3156193B1 (en) 2021-07-28
US10265857B2 (en) 2019-04-23
WO2015190599A1 (ja) 2015-12-17
JP6358427B2 (ja) 2018-07-18
US20170144309A1 (en) 2017-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6358427B2 (ja) 装着式動作補助装置
Hyun et al. A light-weight passive upper arm assistive exoskeleton based on multi-linkage spring-energy dissipation mechanism for overhead tasks
US12029674B2 (en) Trunk supporting exoskeleton and method of use
US10821017B2 (en) Trunk supporting exoskeleton and method of use
Mao et al. Human movement training with a cable driven arm exoskeleton (CAREX)
Hyun et al. Singular wire-driven series elastic actuation with force control for a waist assistive exoskeleton, H-WEXv2
EP3402444B1 (en) System and device for guiding and detecting motions of 3-dof rotational target joint
US8800366B2 (en) Robotic exoskeleton for limb movement
US7601104B2 (en) Passive gravity-balanced assistive device for sit-to-stand tasks
US20140213951A1 (en) Robotic gait rehabilitation training system with orthopedic lower body exoskeleton for torque transfer to control rotation of pelvis during gait
EP3134038A2 (en) Spinal treatment devices, methods, and systems
Davenport et al. Design and biomechanical analysis of supernumerary robotic limbs
Lovasz et al. Design and control solutions for haptic elbow exoskeleton module used in space telerobotics
CN110678157A (zh) 机电机器人操作器装置
Beekhuis et al. Design of a self-aligning 3-DOF actuated exoskeleton for diagnosis and training of wrist and forearm after stroke
KR101435514B1 (ko) 회전조인트에서의 토크를 측정하여 사용자의 동작의도를 추정하는 근력증강로봇 및 그 제어방법
CN114746050A (zh) 用于引导目标关节的运动的系统
Park et al. A passive shoulder joint tracking device for effective upper limb rehabilitation
Chien et al. Design of an adaptive exoskeleton for safe robotic shoulder rehabilitation
Pan et al. A self-aligning upper-limb exoskeleton preserving natural shoulder movements: kinematic compatibility analysis
Lee et al. A Novel Passive Shoulder Exoskeleton Using Link Chains and Magnetic Spring Joints
Gu et al. Upper-limb assistive device for the elderly at home
Reichenfelser et al. Modular instrumented arm orthosis with weight support for application with NMES
Brauckmann et al. Soft Exo-Skeletal Arm for C4-C5 Trauma Induced Spinal cord Injuries
Janowski et al. Method of Studying a Process of Turning in an Orthotic Robot

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180405

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6358427

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250