JP2016001204A - 画像形成装置 - Google Patents

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櫻井 陽一
Yoichi Sakurai
陽一 櫻井
桂子 松本
Keiko Matsumoto
桂子 松本
高橋 大介
Daisuke Takahashi
大介 高橋
伊藤 大介
Daisuke Ito
大介 伊藤
宏一 山脇
Koichi Yamawaki
宏一 山脇
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Abstract

【課題】記録材上に形成した検査用画像の画像情報に基づいて画像濃度偏差を低減する補正処理を実行する際に、その補正処理後に形成されるユーザー画像の画像濃度偏差を適切に低減する。
【解決手段】所定の補正実行タイミングに、画像形成手段を制御して検査用画像を記録材上に形成し、該記録材上の検査用画像の画像情報を画像読取手段で読み取り、読み取った画像情報に基づいて画像濃度偏差が低減するように画像形成条件を補正する補正処理を実行する補正処理手段を有する画像形成装置において、所定の選択条件に従って、画像濃度が互いに異なる複数の検査用画像情報の中から前記補正処理に用いられる検査用画像を形成するための検査用画像情報を選択する選択手段を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像読取手段を備えた複写機、複合機等の画像形成装置に関するものである。
従来、様々な原因で出力画像上に現れる画像濃度偏差(画像濃度ムラ)を解消するため、記録材上に形成した検査用画像を原稿画像読取用の画像読取手段で読み取り、その読取結果に基づいて画像濃度偏差が低減されるように画像形成条件を補正する画像形成装置が知られている。
特許文献1には、通常の画像形成動作により検査用画像が形成された検査用紙をスキャナ部へ搬送し、スキャナ部で読み取った検査用画像の画像情報に基づき露光ヘッドの光量等の画像形成条件について補正処理を行い、画像濃度偏差を解消する複合機が開示されている。この複合機では、検査用紙をスキャナ部へ搬送して画像形成条件を補正する処理が自動的に行われるので、検査用紙をユーザーがスキャナ部にセットするなどの作業が不要である。また、検査用画像を読み取るための画像読取手段として、複合機に備わっている原稿読取用のスキャナ部を用いるため、別途、検査用画像を読み取るための読取機を設ける必要が無い。
ところが、検査用画像を用いて把握される画像濃度偏差を低減するように補正処理を行っても、その補正処理後のユーザー画像において画像濃度偏差が適切に抑制されないという問題が生じることが判明した。そして、本発明者らは、鋭意研究により、検査用画像やユーザー画像のように記録材上に形成される出力画像の画像濃度の違いによってその出力画像中に現れる画像濃度偏差の傾向が異なることを見出した。
その結果、例えば、高画像濃度の検査用画像を用いて画像濃度偏差を低減する補正処理を行った場合、その補正処理後に、ユーザーが検査用画像の画像濃度(高画像濃度)と同程度の画像濃度をもつユーザー画像を形成すれば、画像濃度偏差が適切に低減された画像形成を行うことができる。しかしながら、ユーザーが検査用画像の画像濃度(高画像濃度)とは異なる低画像濃度のユーザー画像を形成する場合には、高画像濃度の検査用画像では把握できない新たな画像濃度偏差が現れることがある。
上述した課題を解決するために、本発明は、所定の画像形成条件に従って画像情報に基づく画像を記録材上に形成する画像形成手段と、記録材上の画像の画像情報を読み取る画像読取手段と、所定の補正実行タイミングに、前記画像形成手段を制御して検査用画像を記録材上に形成し、該記録材上の検査用画像の画像情報を前記画像読取手段で読み取り、読み取った画像情報に基づいて画像濃度偏差が低減するように前記画像形成条件を補正する補正処理を実行する補正処理手段とを有する画像形成装置において、所定の選択条件に従って、画像濃度が互いに異なる複数の検査用画像情報の中から前記補正処理に用いられる検査用画像を形成するための検査用画像情報を選択する選択手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、記録材上に形成した検査用画像の画像情報に基づいて画像濃度偏差を低減する補正処理を実行する際に、その補正処理後に形成されるユーザー画像の画像濃度偏差を適切に低減することが可能となるという優れた効果が奏される。
実施形態における検査用画像選択処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態に係る複写機の概略構成図である。 検査用画像が形成された用紙を同複写機のスキャナ部へ搬送するための搬送機構を示す模式図である。 同スキャナ部の概略構成を示す模式図である。 実施形態における濃度偏差補正処理の流れを示すフローチャートである。 副走査方向に延びる白スジ(画像異常)が発生している検査用画像の一例を示す画像イメージである。 図6に示す検査用画像をスキャナ部で読み取ったときのスキャン画像情報の内容を示す説明図である。 図7に示したスキャン画像情報における各主走査方向位置の画像濃度を示すグラフである。 各主走査方向位置におけるマスタデータによる画像濃度I0とスキャン画像情報による画像濃度I1とを比較した一例を示すグラフである。 実施形態における3種類の検査用画像のマスタデータを示す説明図である。
以下、本発明を適用した画像形成装置の一実施形態について説明する。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置としての複写機1の概略構成図である。
この複写機1は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のトナー像を形成するための4つの感光体ドラム122C,122M,122Y,122Kを備えた4連タンデム型の画像形成装置である。この複写機1は、給紙部13の上方にプリンタ部12を備えており、プリンタ部12の上にスキャナ部14を備えている。また、複写機1の側方には後処理装置2が付設されている。
プリンタ部12は、トナーカートリッジ121C,121M,121Y,121K、感光体ドラム122C,122M,122Y,122K、帯電装置123C,123M,123Y,123K、現像装置124C,124M,124Y,124K、中間転写ベルト125、二次転写ローラ126、定着装置127、用紙反転部128、露光装置129等を有している。
定着装置127は、加圧ローラ1271、定着ベルト1272等を有している。用紙反転部128は、第一の反転用ローラ1281、第一の反転用ベルト1282、第二の反転用ローラ1283、第二の反転用ベルト1284等を有している。トナーカートリッジ121C,121M,121Y,121Kは、シアン(C)色、マゼンタ(M)色、イエロー(Y)色、黒(K)色のトナーをそれぞれ収容している。
感光体ドラム122C,122M,122Y,122Kは、帯電装置123C,123M,123Y,123Kにより表面が一様に帯電され、後述する制御部から受け取った画像情報に基づいて露光装置129により表面に静電潜像が形成される。静電潜像が形成された表面には、現像装置124C,124M,124Y,124Kによりトナーが静電潜像部分に付着されることによってトナー像が形成される。
帯電装置123C,123M,123Y,123Kは、所定の帯電バイアスを印加して感光体ドラム122C,122M,122Y,122Kの表面が所望の帯電電位となるように帯電処理する。
露光装置129は、各色の画像情報に基づいて、レーザーダイオード等の各色光源を駆動して、回転中の感光体ドラム122C,122M,122Y,122Kの帯電処理後の表面に対し、各色レーザー光をそれぞれ主走査方向(感光体ドラムの回転軸方向)に偏向させながら照射することで、露光処理を行う。これにより、露光部分の帯電電位が落ちて感光体ドラム122C,122M,122Y,122Kの表面に静電潜像が形成される。
現像装置124C,124M,124Y,124Kは、対応する色のトナーカートリッジ121C,121M,121Y,121Kから補給されるトナーを用いて、感光体ドラム122C,122M,122Y,122K上に形成された静電潜像をトナー像にする現像処理を行う。詳しくは、現像剤担持体としての現像ローラを回転させることにより現像ローラ上に担持させた現像剤を感光体ドラムと対向する現像領域へ搬送するとともに、現像ローラに印加された現像電圧によって現像領域に現像電界を形成して現像剤中のトナーを感光体ドラム上の静電潜像に対して静電的に付着させる。
中間転写ベルト125は、4つの感光体ドラム122C,122M,122Y,122Kに外周面を当接させながら表面移動する。各感光体ドラム122C,122M,122Y,122K上のトナー像は、互いに重なり合うように中間転写ベルト125の外周面上に転写される。
二次転写ローラ126は、給紙部13から搬送されてくる記録材としての用紙を、中間転写ベルト125との間に挟み込む二次転写ニップを形成し、中間転写ベルト125の外周面に形成されたトナー像を用紙へ転写する二次転写処理を行う。
定着装置127は、二次転写ローラ126の回転によって搬送力を受けて搬送されてくる用紙上のトナー像を用紙に定着させる定着処理を行う。定着装置127は、加圧ローラ1271と定着ベルト1272との間に用紙を挟み込み、熱と圧力を付与することで用紙にトナー像を定着させる。
用紙反転部128は、定着装置127による定着処理後の用紙を排紙するときの面の向きを反転させるためのものである。用紙反転部128は、第一の反転用ローラ1281が回転駆動することにより第一の反転用ベルト1282が表面移動し、この表面移動に伴って用紙反転部128の内部へ迎え入れる方向へ用紙を搬送する。また、用紙反転部128は、第二の反転用ローラ1283が回転駆動することにより、第一の反転用ベルト1282に対向するように設置されている第二の反転用ベルト1284が表面移動する。この表面移動に伴って第一の反転用ベルト1282とは逆向き、すなわち、用紙反転部128の外部へ送り出す方向へ用紙を搬送する。
定着装置127による定着処理後の用紙は、画像が形成されていない面(非画像形成面)が第一の反転用ベルト1282と接するように用紙反転部128へと搬送される。第一の反転用ベルト1282の表面移動を所定のタイミングで止めた後、第二の反転用ベルト1284を表面移動させることにより、用紙の画像が形成されている面(画像形成面)が第二の反転用ベルト1284に接した状態で搬送される。
給紙部13は、用紙をプリンタ部12へ供給するものであり、給紙トレイ131、給紙ローラ132、レジストローラ133を有している。給紙トレイ131は、用紙を収容するものである。給紙ローラ132は、給紙トレイ131に収容されている用紙を取り出し、レジストローラ133に差し入れるものである。レジストローラ133は、給紙ローラ132によって差し入れられた用紙を二次転写ニップへ送り込むものである。
スキャナ部14は、原稿等の画像情報を読み取るものであり、コンタクトガラス141、CCD(Charge Coupled Device)等からなる読取センサ142等を有している。コンタクトガラス141は、原稿が載置されるものである。読取センサ142はコンタクトガラス141に載置されている原稿の画像情報を読み取るものである。
排紙部15は、プリンタ部12で画像が形成された用紙を複写機外部へ排紙するものである。また、本実施形態においては、後述するように、検査用紙をスキャナ部14へ搬送する際に検査用紙を用紙反転部128に向けて搬送する機能も果たす。
図3は、検査用画像が形成された用紙をスキャナ部14へ搬送するための搬送機構を示す模式図である。
図4は、スキャナ部14の概略構成を示す模式図である。
通常の画像形成プロセスを経て所定の検査用画像が形成された用紙(検査用紙)は、定着装置127による定着処理を受けた後、まず、図中矢印Aに示すように、排紙部15に向けて搬送される。図示しない制御部は、検査用紙の後端が搬送方向制御ツメ201を超えたら、排紙部15による検査用紙の搬送を停止させ、搬送方向制御ツメ201を切り換えた後、検査用紙の後端側が先頭になるように排紙部15によって図中矢印Bに示すように検査用紙を搬送する。これにより、検査用紙は、その後端側から用紙反転部128へと搬送され、用紙反転部128の第一の反転用ベルト1282により用紙反転部128内へ送り込まれる。
このようにして用紙反転部128内へ検査用紙を送り込んだ後、制御部は、搬送方向制御ツメ201を切り換えた後、用紙反転部128の第二の反転用ベルト1284によって用紙先端側を先頭にして用紙反転部128から送り出す。これにより、検査用紙は、図中矢印Cに示すように、スキャナ部14に向かう搬送機構200へと案内される。
搬送機構200は、定着処理後の検査用紙をスキャナ部14へ搬送する搬送経路B上に複数の搬送ローラ対202,203,204,205を備えている。搬送機構200の各搬送ローラ対202,203,204,205から搬送力を受けてスキャナ部14へ送り込まれる検査用紙は、スキャナ部14に設けられる搬送ベルト146によってコンタクトガラス141上の所定位置まで搬送される。
搬送ベルト146は、複数の支持ローラ147A,147B,147C,147D,147E,147F,147Gに張架されている。これらのうち、用紙搬送方向最上流側と最下流側に位置する2つの支持ローラ147A,147Bは、図示しない駆動源からの駆動力によって回転駆動する駆動ローラである。これらの駆動ローラ147A,147Bが回転駆動することによって搬送ベルト146が走行する。また、2つの駆動ローラ147A,147Bの間に配置される残りの支持ローラ147C,147D,147E,147F,147Gは従動ローラである。これらの従動ローラ147C,147D,147E,147F,147Gは、検査用紙の浮きやうねりを抑えて画像読取ムラが生じないように検査用紙をコンタクトガラス141へ押さえ付ける。
また、コンタクトガラス141上に載置された検査用紙は、コンタクトガラス141の下方に位置する光源143によって、コンタクトガラス141と対面する面(被画像読取面)が照明される。この照明光による検査用紙の被画像読取面での反射光は、読取ミラー144A,144B,144Cを経て読取センサ142に受光される。これにより、読取センサ142からは、検査用紙の被画像読取面(検査用画像が形成された面)の画像情報が出力される。
スキャナ部14は、検査用紙が搬送されてくる前の待機状態においては、図3に示すように、従動ローラ147C,147D,147E,147F,147Gがコンタクトガラス141から離れた上位置に位置し、搬送ベルト146はコンタクトガラス141から離間している。検査用紙の先端が検知センサ145で検知されると、図示しない接離機構により従動ローラ147C,147D,147E,147F,147Gがコンタクトガラス141に近い下位置へ下降するとともに、駆動ローラ147A,147Bが回転駆動して搬送ベルト146が走行する。搬送ベルト146の表面は、コンタクトガラス141よりも検査用紙に対する摩擦係数が高いので、検査用紙はコンタクトガラス141に押さえ付けられながら、搬送ベルト146の走行に伴って搬送される。
続いて、検査用紙の後端が検知センサ145で検知されるタイミングに応じて駆動ローラ147A,147Bの回転駆動が停止する。これにより、コンタクトガラス141上の所定位置に検査用紙が位置決めされる。そして、光源143や読取センサ142等により検査用紙の下面(被画像読取面)に形成されている検査用画像が読み取られ、読取センサ142から検査用画像の画像情報が出力される。
搬送ベルト146の表面は、検査用画像の読み取りに影響を与えないように白色度が高い材料で構成されている。また、搬送ベルト146の表面がトナーなどで汚れていると、検査用画像の読み取りに影響が出るので、本実施形態では、搬送ベルト146の表面をクリーニングするクリーニング手段としての清掃ブラシ148が設けられている。
図5は、本実施形態における濃度偏差補正処理の流れを示すフローチャートである。
電源投入時、規定枚数印刷後、前回実行時から温度や湿度が所定値以上変動したとき時などの所定の補正実行タイミングが到来したとき、検査用画像の印刷フラグが設定される。これにより、制御部は、後述する検査用画像選択処理によって選択された検査用画像のマスタデータに基づき、通常の画像形成動作によって検査用画像の作像動作を実行する(S1)。このとき、連続画像形成動作中(印刷ジョブ中)である場合には、その印刷ジョブを一度中断する。検査用画像を形成する用紙は、通常の画像形成動作時に画像が形成される用紙と同じものであってもよいし、別の記録材でもよい。
制御部は、検査用画像が形成され、用紙反転部128へ送り込まれた検査用紙を、排紙部15ではなく、スキャナ部14に向かう搬送機構200へ案内するように、搬送方向制御ツメ201を制御して、搬送路の切り換えを行う(S2)。その後、検査用紙が搬送機構200によって搬送され、その先端が検知センサ145で検知されると(S3のYes)、制御部は、図示しない接離機構を制御して、従動ローラ147C,147D,147E,147F,147Gを下降させ、これにより搬送ベルト146をコンタクトガラス141に向けて下降させる(S4)。また、制御部は、駆動ローラ147A,147Bを回転駆動させて搬送ベルト146の走行を開始させる(S5)。これにより、検査用紙はコンタクトガラス141に押さえ付けられながら搬送される。
その後、検査用紙の後端が検知センサ145で検知されると(S6のYes)、制御部は、駆動ローラ147A,147Bの回転駆動を停止して、搬送ベルト146の走行を停止させる(S7)。これにより、コンタクトガラス141上の所定位置に検査用紙が位置決めされる。そして、制御部は、光源143や読取センサ142等を制御して検査用紙上の検査用画像を読み取らせ(S8)、読取センサ142から出力される検査用画像の画像情報を受け取る。
制御部は、読取センサ142からの検査用画像の画像情報(スキャン画像情報)とその検査用画像の作像に用いたマスタデータとを比較し(S9)、所定の判断基準に従って、白スジや黒スジなどの画像異常が生じているかどうかを判断する(S10)。この判断基準は、ユーザーに通知したい画像異常の種類に応じて適宜設定される。
図6は、副走査方向に延びる白スジ(画像異常)が発生している検査用画像の一例を示す画像イメージである。
図7は、図6に示す検査用画像をスキャナ部14で読み取ったときのスキャン画像情報の内容を示す説明図である。
なお、図7は、複数に分割された画像ブロックごとに算出した画像濃度に応じて色分けしたものである。本実施形態では、画像濃度として、読取センサ142から出力されるスキャン画像情報に基づく明度データを用いている。具体的には、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)については、L*a*b*表色系におけるL*値を用い、イエロー(Y)については、L*a*b*表色系におけるb*値を用いて、各色についての主走査方向の画像濃度偏差を算出する。
図8は、図7に示したスキャン画像情報における各主走査方向位置の画像濃度を示すグラフである。
図8に示すように、白スジが発生している主走査方向位置の画像濃度が低くなっている(明度が高くなっている)。本実施形態においては、このような白スジが発生していることを検出するために、主走査方向一端側から他端側にむかう画像濃度の変化勾配が所定の閾値以上である箇所が存在するという判断基準を満たしたときに、画像異常が生じていると判断する。なお、黒スジについても同様である。
画像異常が生じていると判断された場合(S10のYes)、その旨をユーザーに通知するための処理を行う(S11)。これにより、ユーザーは、画像異常が生じていることを把握することができ、修理やメンテナンスなどの対処を行うことになる。なお、画像異常が発生したと判断されたスキャン画像情報はHDDなどの記憶部に保存される(S12)。このようなスキャン画像情報は、修理やメンテナンス時における不具合箇所の特定などに有用な情報なので、これを記憶部に保存しておくことで、より適切な修理やメンテナンスを受けることができる。その後、制御部は、駆動ローラ147A,147Bを回転駆動させて搬送ベルト146を一定時間走行させ(S16)、検査用紙をスキャナ部14の外部へ排出する。
一方、画像異常が生じていないと判断された場合(S10のNo)、制御部は、次に、スキャン画像情報に基づいて、検査用紙上の検査用画像における主走査方向の画像濃度偏差を算出する(S13)。本実施形態の検査用画像は、画像濃度(明度)が一様な画像、言い換えると、画像全体にわって一様な網点面積率で形成された画像である。そのため、本実施形態におけるマスタデータは、主走査方向の画像濃度偏差がゼロである画像情報であり、検査用紙上の検査用画像が正常に画像形成されていれば、算出される主走査方向の画像濃度偏差は理論上ゼロとなる。しかしながら、主走査方向の画像濃度偏差は、感光体ドラムの主走査方向感光ムラ、帯電処理時の主走査方向帯電ムラ、露光パワーの主走査方向ムラ、現像ギャップの主走査方向ムラ、定着処理時の主走査方向定着ムラなど、様々な要因によって生じやすい画質劣化である。
ここで、主走査方向の画像濃度偏差を生じさせ得る様々な要因の中から、今回の主走査方向の画像濃度偏差を生じさせている要因を特定することは困難であるため、その要因が画像形成動作のどの処理段階のものであるかも容易に特定できない。そのため、感光体ドラム122上のトナー像や中間転写ベルト125上のトナー像などを画像センサで検知して画像濃度偏差を把握しようとしても、出力画像上に現れる主走査方向の画像濃度偏差を確実に把握することはできない。すなわち、出力画像上に現れる主走査方向の画像濃度偏差を確実に把握するためには、実際に出力された画像から主走査方向の画像濃度偏差を把握することが要求される。
そのため、本実施形態においては、検査用画像を実際に用紙上に形成し、その検査用紙上の検査用画像から主走査方向の画像濃度偏差を把握することとしている。このとき、この検査用紙上の検査用画像の画像情報を読み取るための専用の画像読取手段を設けると、部品点数の増大によるコストが高騰し、省スペース化が困難になるといった問題が生じる。そこで、本実施形態においては、原稿を複写するために原稿の画像情報を読み取る目的で本複写機に搭載されているスキャナ部14を用いて、検査用紙上の検査用画像の画像情報を読み取る構成となっている。これにより、専用の画像読取装置が不要となり、低コスト化や省スペース化を実現できる。
制御部は、スキャン画像情報に基づいて算出した検査用紙上の検査用画像における主走査方向の画像濃度偏差が規定値以下であれば(S14のYes)、駆動ローラ147A,147Bを回転駆動させて搬送ベルト146を一定時間走行させ(S16)、検査用紙をスキャナ部14の外部へ排出する。その後、次の印刷ジョブが存在していたり、中断した印刷ジョブの残りがあったりする場合には、その印刷ジョブを実行する。
一方、スキャン画像情報に基づいて算出した検査用紙上の検査用画像における主走査方向の画像濃度偏差が規定値を超えている場合(S14のNo)、制御部は、露光装置129における主走査方向の露光パワーを補正する処理を実行する(S15)。具体的には、主走査方向の画像濃度偏差がゼロに近づくように、露光装置129の光源から射出される光量を補正する。本実施形態では、露光パワーが大きいほど画像濃度が高まる構成であるため、画像濃度が相対的に低い主走査方向位置に対する露光時の露光パワー(光源の光量)を高くし、画像濃度が相対的に高い主走査方向位置に対する露光時の露光パワーを低くするように補正処理を行う。その後、制御部は、駆動ローラ147A,147Bを回転駆動させて搬送ベルト146を一定時間走行させ(S16)、検査用紙をスキャナ部14の外部へ排出する。その後、次の印刷ジョブが存在していたり、中断した印刷ジョブの残りがあったりする場合には、その印刷ジョブを実行する。
図9は、各主走査方向位置におけるマスタデータによる画像濃度I0とスキャン画像情報による画像濃度I1とを比較した一例を示すグラフである。
図9に示すように、マスタデータによる画像濃度(明度L*又はb*の値)I0は、いずれの主走査方向位置においても同じであり、主走査方向の画像濃度I0は一定である。これに対し、図9に示すスキャン画像情報は、主走査方向の画像濃度I1が一定ではなく、主走査方向の画像両端位置において主走査方向の画像濃度が低い(明度L*又はb*の値が高い)。また、図9に示すスキャン画像情報は、主走査方向略中央付近において主走査方向の画像濃度が高い(明度L*又はb*の値が低い)。
このように、図9に示すスキャン画像情報は主走査方向において画像濃度偏差をもっているので、その画像濃度偏差がゼロになるように露光パワーの補正処理を行う。この補正処理では、例えば、以下の算出式(1)を用い、各主走査方向位置における新たな露光パワーLPNEWを補正前の露光パワーLPOLDから算出する。なお、以下の算出式(1)において、「L*MAS」はマスタデータの画像濃度(明度)であり、「L*SCAN」はスキャン画像情報の画像濃度(明度)であり、「GLP」は、明度に対する露光パワーの感度である。
LPNEW = LPOLD + (L*MAS − L*SCAN)/GLP ・・・(1)
次に、検査用画像と主走査方向における画像濃度偏差の補正処理との関係について説明する。
検査用画像を用いて把握される画像濃度偏差を低減するように露光パワーの補正処理を行っても、その補正処理後のユーザー画像において画像濃度偏差が適切に抑制されない場合がある。これは、出力画像の画像濃度の違いによってその出力画像中に現れる画像濃度偏差の傾向が異なることに起因する。したがって、例えば、高画像濃度の検査用画像を用いて画像濃度偏差を低減する補正処理を行った場合、その補正処理後に、ユーザーが検査用画像の画像濃度(高画像濃度)と同程度の画像濃度をもつユーザー画像を形成すれば、画像濃度偏差が適切に低減された画像形成を行うことができる。しかしながら、ユーザーが検査用画像の画像濃度(高画像濃度)とは異なる低画像濃度のユーザー画像を形成する場合には、高画像濃度の検査用画像では把握できない新たな画像濃度偏差が現れることがある。
このように出力画像の画像濃度の違いで画像濃度偏差の傾向が異なる理由としては、露光装置129の光源における出力特性に起因するものが考えられる。すなわち、光源の光量(露光パワー)の違いによって光源の出力安定性が異なることがあるため、光源の光量(露光パワー)を変更して画像濃度制御(階調制御)を行う場合には、画像濃度の違いによって光源の出力安定性が変わり、主走査方向における画像濃度偏差を生じさせることが考えられる。
また、複写機の設計上又は複写機の個体差により、出力画像上の画像位置の違いによって画像濃度再現性の高い画像濃度範囲が異なる場合もある。例えば、ある画像位置Aでは、高画像濃度の画像については目標画像濃度で形成されるが、低画像濃度の画像については目標画像濃度よりも低い画像濃度で形成されるのに対し、別の画像位置Bでは、低画像濃度の画像については目標画像濃度で形成されるが、高画像濃度の画像については目標画像濃度よりも低い画像濃度で形成されることがある。このとき、検査用画像が高画像濃度である場合、前記画像位置Aの画像濃度は検査用画像の画像濃度と同じになるが、前記画像位置Bの画像濃度は検査用画像の画像濃度よりも低くなり、画像濃度偏差が検出されることになる。このような画像濃度偏差が検出された場合、前記画像位置Aについては補正されず、前記画像位置Bについては画像濃度を高める補正がなされることになる。このような補正処理を行った後、ユーザーが検査用画像の画像濃度(高画像濃度)と同程度の画像濃度をもつユーザー画像を形成すれば、画像濃度偏差が適切に低減された画像形成を行うことができる。しかしながら、ユーザーが検査用画像の画像濃度(高画像濃度)とは異なる低画像濃度のユーザー画像を形成する場合には、前記画像位置Aでは目標画像濃度よりも低い画像濃度となり、前記画像位置Bでは目標画像濃度よりも高い画像濃度となり、画像濃度偏差が適切に低減できないばかりか、画像濃度偏差をかえって大きくしてしまうおそれもある。
図10は、本実施形態における検査用画像のマスタデータM1,M2,M3を示す説明図である。
本実施形態では、画像濃度が異なる3種類のマスタデータM1,M2,M3の中からユーザーが選択する1種類のマスタデータを用いて検査用画像を作像し、主走査方向画像濃度ムラを低減する補正処理を実行する。図10に示す3種類のマスタデータは、M1、M2、M3の順に画像濃度が高まるように設定されている。ここでいう「画像濃度」は、トナーが付着している単位画像部内におけるトナー付着量や網点面積率などによって特定することができる。本実施形態において、マスタデータM1は、網点面積率が10%以上45%未満に設定された低画像濃度の検査用画像に対応するものであり、マスタデータM2は、網点面積率が45%以上75%未満に設定された中画像濃度の検査用画像に対応するものであり、マスタデータM3は、網点面積率が75%以上95%未満に設定された高画像濃度の検査用画像に対応するものである。
図1は、本実施形態における検査用画像選択処理の流れを示すフローチャートである。
本実施形態においては、ユーザーが印刷を開始する前に、必要に応じ、その印刷ジョブ中に画像濃度偏差の補正処理を実行するか否かをユーザーが選択できるようになっている。ユーザーが本複写機の図示しない操作パネルを操作して画像濃度偏差の補正処理を実行しないことを選択した場合(S21のNo)、当該印刷ジョブ中には画像濃度偏差の補正処理を実行しない旨を設定した後(S22)、当該印刷ジョブを開始する(S29)。
一方、ユーザーが画像濃度偏差の補正処理を実行することを選択した場合(S21のYes)、操作パネルに検査用画像の選択画面を表示し(S23)、3種類の検査用画像M1,M2,M3の中から当該画像濃度偏差の補正処理に用いる検査用画像をどれにするかについてユーザーの選択を促す。このとき、ユーザーは、これから印刷するユーザー画像のハーフトーン画像濃度に近い画像濃度をもつ検査用画像を選択する。
ユーザーが低画像濃度の検査用画像M1を選択した場合(S24のYes)、当該印刷ジョブ中における画像濃度偏差の補正処理では低画像濃度の検査用画像M1を用いる旨を設定する(S25)。これにより、当該印刷ジョブを開始し(S29)、その印刷ジョブ中に画像濃度偏差の補正処理を行う際には、低画像濃度の検査用画像M1を用いて検査用紙に印刷された検査用画像の画像濃度偏差が求められ、この画像濃度偏差がゼロになるように露光パワーの補正処理が実行されることになる。
ユーザーが中画像濃度の検査用画像M2を選択した場合(S26のYes)、当該印刷ジョブ中における画像濃度偏差の補正処理では中画像濃度の検査用画像M2を用いる旨を設定する(S27)。これにより、当該印刷ジョブを開始し(S29)、その印刷ジョブ中に画像濃度偏差の補正処理を行う際には、中画像濃度の検査用画像M2を用いて検査用紙に印刷された検査用画像の画像濃度偏差が求められ、この画像濃度偏差がゼロになるように露光パワーの補正処理が実行されることになる。
ユーザーが高画像濃度の検査用画像M3を選択した場合(S26のNo)、当該印刷ジョブ中における画像濃度偏差の補正処理では高画像濃度の検査用画像M3を用いる旨を設定する(S28)。これにより、当該印刷ジョブを開始し(S29)、その印刷ジョブ中に画像濃度偏差の補正処理を行う際には、高画像濃度の検査用画像M3を用いて検査用紙に印刷された検査用画像の画像濃度偏差が求められ、この画像濃度偏差がゼロになるように露光パワーの補正処理が実行されることになる。
以上より、ユーザーが印刷するユーザー画像のハーフトーン画像濃度に近い画像濃度をもつ検査用画像を用いて画像濃度偏差を低減するための露光パワー補正処理が行われる結果、そのユーザー画像上に現れる画像濃度偏差を適切に低減することができる。
なお、本実施形態においては、補正処理後に形成されるユーザー画像の画像濃度に近い画像濃度をもった検査用画像を選択する方法として、ユーザーの指示操作による選択方法を用いているが、これに限られない。例えば、補正処理後に形成されるユーザー画像の画像情報を制御部に予め入力し、その画像情報に基づいて制御部が当該ユーザー画像のハーフトーン画像濃度に近い画像濃度をもつ検査用画像情報を選択する方法でもよい。
また、本実施形態においては、主走査方向の画像濃度偏差を露光パワーの補正によって低減する例について説明したが、副走査方向の画像濃度偏差を補正する場合でも同様である。また、補正対象とする画像形成条件は、露光パワーに限らず、帯電バイアス、現像電圧などの他の画像形成条件であってもよい。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
露光パワー等の所定の画像形成条件に従って画像情報に基づく画像を用紙等の記録材上に形成するプリンタ部12等の画像形成手段と、記録材上の画像の画像情報を読み取るスキャナ部14等の画像読取手段と、所定の補正実行タイミングに、前記画像形成手段を制御して検査用画像を記録材上に形成し、該記録材上の検査用画像の画像情報を前記画像読取手段で読み取り、読み取った画像情報に基づいて画像濃度偏差が低減するように前記画像形成条件を補正する補正処理を実行する制御部等の補正処理手段とを有する複写機1等の画像形成装置において、所定の選択条件に従って、画像濃度が互いに異なる複数の検査用画像情報の中から前記補正処理に用いられる検査用画像を形成するための検査用画像情報を選択する操作パネルや制御部等の選択手段を有することを特徴とする。
これによれば、補正処理後に形成されるユーザー画像の画像濃度に近い画像濃度をもった検査用画像を用いて補正処理を実行することが可能となる。これにより、出力画像上の画像位置の違いによって画像濃度再現性の高い画像濃度範囲が異なる状況下であっても、補正処理後に形成されるユーザー画像の画像濃度偏差を適切に低減することが可能となる。
(態様B)
前記態様Aにおいて、ユーザーによる指示操作を受け付ける操作パネル等の操作受付手段を有し、前記選択手段は、前記操作受付手段が受け付けた指示操作に従って検査用画像情報を選択することを特徴とする。
これによれば、補正処理後に形成されるユーザー画像の画像濃度を検出するためのセンサや制御手段が不要であるので、簡易な構成を実現できる。
(態様C)
前記態様A又はBにおいて、前記画像読取手段は、ユーザーにより所定のセット位置にセットされた記録材上の原稿画像を読み取るものであり、前記画像形成手段は、前記画像読取手段が読み取った原稿画像の画像情報に基づく画像を前記画像形成条件に従って記録材上に形成するものであり、前記補正処理時に前記画像形成手段により検査用画像が形成された記録材を前記画像読取手段の前記セット位置へ搬送する搬送機構200等の搬送手段を有することを特徴とする。
これによれば、検査用紙上の検査用画像を読み取るための専用の画像読取装置が不要となり、低コスト化や省スペース化を実現できる。また、検査用画像が形成された検査用紙を自動的に画像読取手段のセット位置へ搬送することが可能であるため、検査用画像が形成された検査用紙を画像読取手段のセット位置へセットするユーザー作業が不要となる。
(態様D)
前記態様A〜Cのいずれかの態様において、前記画像形成手段は、一様に帯電処理した感光体ドラム122C,122M,122Y,122K等の潜像担持体の表面に対して露光装置129等の潜像形成手段により画像情報に基づく画像光を照射する潜像形成処理を行って潜像を形成し、該潜像を現像して可視像化した画像を最終的に記録材上へ転写するものであり、前記補正処理によって補正する画像形成条件は、前記潜像形成処理時に照射する画像光の光量(露光パワー)を含むことを特徴とする。
これによれば、容易な制御で各画像位置の画像濃度変更が可能でだるため、適切かつ容易に画像濃度偏差を低減する処理を実現できる。
(態様E)
前記態様A〜Dのいずれかの態様において、ユーザーによる指示操作を受け付ける操作パネル等の操作受付手段と、前記操作受付手段が受け付けた指示操作に従って、前記補正実行タイミングを決定する制御部等の補正実行タイミング決定手段とを有することを特徴とする。
これによれば、ユーザーの希望に応じて前記補正処理の実行頻度を変えたり、ユーザーが希望するタイミングで補正処理を実行したりすることが可能となる。これにより、例えば、画質の重要度が高いユーザー画像の印刷時には実行頻度を高めたり、出力されたユーザー画像を見たユーザーが画像濃度偏差に気付いたときに直ぐに補正処理を実行したりするといった対応が可能となる。
(態様F)
前記態様A〜Eのいずれかの態様において、前記補正処理手段は、連続画像形成動作中に前記補正実行タイミングが到来したとき、該連続画像形成動作を中断させ、該連続画像形成動作中に使用される記録材を用いて前記補正処理を実行した後、該連続画像形成動作を再開させることを特徴とする。
これによれば、ユーザー画像が形成される記録材と同じ記録材に形成される検査用画像を用いて補正処理が実行されるため、画像濃度偏差をより高い精度で低減することができる。
1 複写機
2 後処理装置
12 プリンタ部
13 給紙部
14 スキャナ部
15 排紙部
122 感光体ドラム
123 帯電装置
124 現像装置
125 中間転写ベルト
126 二次転写ローラ
127 定着装置
128 用紙反転部
129 露光装置
141 コンタクトガラス
142 読取センサ
146 搬送ベルト
148 清掃ブラシ
200 搬送機構
201 搬送方向制御ツメ
特開2005−266279号公報

Claims (6)

  1. 所定の画像形成条件に従って画像情報に基づく画像を記録材上に形成する画像形成手段と、
    記録材上の画像の画像情報を読み取る画像読取手段と、
    所定の補正実行タイミングに、前記画像形成手段を制御して検査用画像を記録材上に形成し、該記録材上の検査用画像の画像情報を前記画像読取手段で読み取り、読み取った画像情報に基づいて画像濃度偏差が低減するように前記画像形成条件を補正する補正処理を実行する補正処理手段とを有する画像形成装置において、
    所定の選択条件に従って、画像濃度が互いに異なる複数の検査用画像情報の中から前記補正処理に用いられる検査用画像を形成するための検査用画像情報を選択する選択手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    ユーザーによる指示操作を受け付ける操作受付手段を有し、
    前記選択手段は、前記操作受付手段が受け付けた指示操作に従って検査用画像情報を選択することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    前記画像読取手段は、ユーザーにより所定のセット位置にセットされた記録材上の原稿画像を読み取るものであり、
    前記画像形成手段は、前記画像読取手段が読み取った原稿画像の画像情報に基づく画像を前記画像形成条件に従って記録材上に形成するものであり、
    前記補正処理時に前記画像形成手段により検査用画像が形成された記録材を前記画像読取手段の前記セット位置へ搬送する搬送手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記画像形成手段は、一様に帯電処理した潜像担持体の表面に対して潜像形成手段により画像情報に基づく画像光を照射する潜像形成処理を行って潜像を形成し、該潜像を現像して可視像化した画像を最終的に記録材上へ転写するものであり、
    前記補正処理によって補正する画像形成条件は、前記潜像形成処理時に照射する画像光の光量を含むことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    ユーザーによる指示操作を受け付ける操作受付手段と、
    前記操作受付手段が受け付けた指示操作に従って、前記補正実行タイミングを決定する補正実行タイミング決定手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記補正処理手段は、連続画像形成動作中に前記補正実行タイミングが到来したとき、該連続画像形成動作を中断させ、該連続画像形成動作中に使用される記録材を用いて前記補正処理を実行した後、該連続画像形成動作を再開させることを特徴とする画像形成装置。
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