JP2016000651A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】保守や管理を容易にできるとともに、耐久性を高めることができる搬送装置を提供する。【解決手段】搬送装置10は、被搬送物Gが載置される昇降部16と、支持フレームと、重錘と、連結部材と、昇降部16の昇降速度を減速させるためのダンパー装置50とを備えている。ダンパー装置50は、シリンダ60と、シリンダ60の内部空間を下側空間Q1と上側空間Q2とに二分するピストンヘッド80を有し、昇降部16の昇降動作に連動して上下方向に移動するピストン62と、流体Rを貯留する流体貯留部64と、下側空間Q1と流体貯留部64の内部空間Q3との間で流体Rを移動させるための第1流路66と、上側空間G2と流体貯留部64の内部空間Q3との間で流体Rを移動させるための第2流路68とを有することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、被搬送物を鉛直下方に縦搬送するための搬送装置に関する。
特許文献1には、被搬送物を鉛直下方に縦搬送するための搬送装置が開示されている。この搬送装置は、被搬送物が載置される搬送台と、カウンタウエートと、カウンタウエートに作用する重力を搬送台に対して上方向に作用させるための無端条体と、搬送台の昇降動作を制動するための発電機とを備えている。被搬送物が搬送台に載置されると、被搬送物の重量で搬送台が降下する。一方、被搬送物が搬送台から搬出されると、カウンタウエートの重量で搬送台が上昇する。搬送台が降下および上昇する際には、無端条体の回動に伴って発電機の駆動軸が回転されて電力が発生し、この電力が抵抗回路に供給される。そして、抵抗回路の抵抗値が調整されることによって発電機の制動力が調整される。
特開2011−241067号公報
特許文献1に記載された搬送装置では、搬送台の昇降を制動するために発電機や抵抗回路を用いていたので、これらの保守や管理が面倒なだけでなく、耐久性に問題があった。
本発明は、上記問題に対処するためになされたものであり、保守や管理が容易であるとともに、耐久性の高い搬送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、被搬送物を鉛直下方に縦搬送するための搬送装置であって、前記被搬送物が載置される昇降部と、前記昇降部を昇降可能に支持する支持フレームと、重錘と、前記重錘と前記昇降部とを連結し、前記重錘に作用する重力を前記昇降部に対して上方向に作用させるための連結部材と、前記昇降部の昇降速度を減速させるためのダンパー装置とを備え、前記ダンパー装置は、上下方向に延びて配置されたシリンダと、前記シリンダの内部空間を下側空間と上側空間とに二分するピストンヘッドを有し、前記昇降部の昇降動作に連動して上下方向に移動するピストンと、流体を貯留する流体貯留部と、前記下側空間と前記流体貯留部の内部空間との間で流体を移動させるための第1流路と、前記上側空間と前記流体貯留部の内部空間との間で流体を移動させるための第2流路とを有する。
この構成において、昇降部に被搬送物が載置されると、被搬送物の重量で昇降部が降下する。このとき、昇降部の降下に連動してピストンが下方に移動し、ピストンヘッドに流体の抵抗力が作用して、昇降部の降下速度が減速される。一方、昇降部から被搬送物を搬出した後は、重錘の重量で昇降部が上昇する。このとき、昇降部の上昇に連動してピストンが上方に移動し、ピストンヘッドに流体の抵抗力が作用して、昇降部の上昇速度が減速される。このように、昇降部の昇降速度を減速させるために、ピストン等を有するダンパー装置を用いているので、発電機や抵抗回路を用いる場合に比べて、保守や管理を容易にできるとともに、耐久性を高めることができる。
本発明の他の特徴は、前記搬送装置において、前記流体貯留部は、前記シリンダよりも上方に配置されていることにある。
この構成では、流体貯留部がシリンダよりも上方に配置されているので、流体貯留部から下側空間および上側空間に流れようとする流体の圧力を高めることができる。したがって、昇降部の上昇に連動してピストンが上方に移動するときでも、下側空間の圧力が著しく低下することを抑制できる。これにより、下側空間におけるキャビテーションの発生を抑制でき、昇降部の昇降動作を安定させることができる。
本発明の他の特徴は、前記搬送装置において、前記第1流路を開閉するための第1バルブをさらに備え、前記第1バルブは、弁座と、前記弁座に当接される当接面を有する弁体とを有しており、前記当接面が前記第1流路における前記シリンダ側から前記弁座に当接されて前記第1流路が閉じられることにある。
この構成において、第1バルブで第1流路を閉じると、下側空間に流体が閉じ込められるので、ピストンが下方に移動できなくなり、昇降部の降下が阻止される。つまり、ダンパー装置および第1バルブを、昇降部の降下を阻止するための降下ロック装置として機能させることができる。また、第1バルブで第1流路を閉じた状態において、被搬送物が昇降部に載置されると、被搬送物の重量で下側空間内の流体が加圧され、その流体の圧力で弁体の当接面が弁座に密着されて第1流路が完全に閉じられる。
本発明の他の特徴は、前記搬送装置において、前記昇降部に対して下方から対向するための降下ロック位置と前記降下ロック位置から外れた降下ロック解除位置との間を移動可能に設けられた降下ロック部材を有する降下ロック機構をさらに備え、前記昇降部が縦搬送方向の最上位置に配置されたとき、前記降下ロック位置に配置された前記降下ロック部材と前記昇降部との間に隙間が確保されることにある。
この構成では、第1バルブで第1流路を閉じることによって昇降部の降下を阻止できるが、万一、第1バルブが作動しなかった場合でも、降下ロック機構で昇降部の降下を阻止できる。また、昇降部が縦搬送方向の最上位置に配置されたとき、降下ロック位置に配置された降下ロック部材と昇降部との間に隙間が確保されるので、昇降部に被搬送物が載置されたときには、被搬送物の重量によって昇降部およびピストンを隙間の幅だけ降下させることができる。したがって、降下ロック機構が存在するにもかかわらず、下側空間の流体をピストンヘッドで加圧でき、弁体の当接面を弁座に密着させて第1流路を完全に閉じることができる。
本発明の他の特徴は、前記搬送装置において、前記当接面を前記弁座から離間させるバルブ開放力を前記弁体に付与するためのバルブ操作機構をさらに備え、前記降下ロック機構は、前記降下ロック部材を前記降下ロック位置で支持することにより前記降下ロック部材のロック状態を保持する降下ロック保持部材と、前記降下ロック部材の支持を解除するための降下ロック解除力を前記降下ロック保持部材に付与するための降下ロック解除部とを有しており、前記バルブ開放力および前記降下ロック解除力は、人の力で操作される共通の操作部から同じタイミングで前記弁体および前記降下ロック保持部材に付与されることにある。
この構成では、バルブ開放力および降下ロック解除力を、共通の操作部から同じタイミングで弁体および降下ロック保持部材に付与できるので、作業者は、複数の操作部を個別に操作する必要がなく、作業負担を軽減できる。
本発明の他の特徴は、前記搬送装置において、前記第2流路を流れる流体の流量を調整するための第2バルブをさらに備えることにある。
この構成では、第2バルブで第2流路を流れる流体の流量を調整することで、昇降部が上昇する速度を調整できる。つまり、第2バルブで第2流路を流れる流体の流量を少なくすることで、昇降部が上昇する速度を遅くでき、第2バルブで第2流路を流れる流体の流量を多くすることで、昇降部が上昇する速度を速くできる。
本発明の一実施形態に係る搬送装置の構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る搬送装置の構成を示す右側面図である。 ダンパー装置の構成を示す模式図である。 バルブ操作機構の構成を示す斜視図である。 降下ロック機構および上昇ロック機構の構成を示す斜視図である。 降下ロック機構の主要部の構成を示す左側面図である。 上昇ロック機構の主要部の構成を示す左側面図である。 昇降部に被搬送物が載置された直後の搬送装置の状態を示す模式図である。 降下ロック部材および上昇ロック部材のロック解除状態を示す左側面図である。 昇降部が最下位置に到達したときの搬送装置の状態を示す模式図である。 昇降部が最下位置に到達したときの降下ロック機構および上昇ロック機構の状態を示す左側面図である。 昇降部が降下ロック部材よりも上方に配置されたときの降下ロック機構および上昇ロック機構の状態を示す左側面図である。
以下、本発明に係る搬送装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る搬送装置10の構成を示す正面図である。図1に示すように、搬送装置10は、自動車の生産ライン等において、上側生産ライン12から受け取った被搬送物Gを鉛直下方に縦搬送し、その後、これを水平方向に横搬送して下側生産ライン14に与えるものである。図1に示す被搬送物Gは、例えば、自動車部品の半製品が入った籠である。
図1に示すように、上側生産ライン12は、上側搬送ローラ台12aを有しており、下側生産ライン14は、下側搬送ローラ台14a有している。被搬送物Gは、これらの上を作業者に押されて横搬送される。なお、以下の説明では、下側生産ライン14における被搬送物Gの進行方向前方を「前」とし、進行方向後方を「後」としている。
図1に示すように、搬送装置10は、被搬送物Gが載置される昇降部16と、昇降部16を昇降可能に支持する支持フレーム18とを備えている。昇降部16は、被搬送物Gが載置される載置面Sを有する載置台20と、載置台20を支持する搬送台22と、載置台20の後端部を支持する第1支持部材24とを有している。載置台20は、複数の搬送ローラ26を有しており、これらの搬送ローラ26によって載置面Sが構成されている。載置台20の後端部には、ストッパ28が設けられており、上側生産ライン12から載置面Sに与えられた被搬送物Gは、ストッパ28に当接されることによって後方への移動が阻止される。
図1に示すように、搬送台22は、前後方向に間隔を隔てて配置された前側支持部30および後側支持部32と、載置台20における横搬送方向の中央部よりも前方の部分を上下方向に回動可能に支持する回動支持部34とを有している。前側支持部30は、水平部30aと鉛直部30bとを有するL字状に形成されており、後側支持部32は、水平部32aと鉛直部32bとを有するL字状(図2)に形成されている。鉛直部30bおよび32bの下端部どうしが下側連結部36aを介して連結されており、鉛直部30bおよび32bの上端部どうしが上側連結部36bを介して連結されている。鉛直部30bおよび32bの上下方向長さは、図5に示す降下ロック部材130a,130bと上昇ロック部材152a,152bとの間隔よりも長くされている。昇降部16が最下位置H2(図1)に配置されたとき、鉛直部30bおよび32bの上端は、図5に示す降下ロック部材130a,130bよりも上方に配置される。
前側支持部30および後側支持部32には、上下一対の第1ガイドローラ38aと、上下一対の第2ガイドローラ38bとが設けられている。第1ガイドローラ38aと第2ガイドローラ38bとは、支持フレーム18に対して互い直交する方向から当接されるように配置されている。昇降部16は、最上位置H1と最下位置H2との間を、支持フレーム18に沿って移動する。
図1に示すように、第1支持部材24は、昇降部16が縦搬送方向における最下位置H2よりも上方に位置するときに、載置台20の後端部を所定位置で支持する部材である。この所定位置は、載置面Sが水平面に対して後方に向けて傾斜するように調整されている。したがって、被搬送物Gが縦搬送されるとき、被搬送物Gには、後方に向かう力が作用し、被搬送物Gは、ストッパ28に押し当てられて固定される。
図1に示すように、支持フレーム18は、前後方向に間隔を隔てて配置された第1支柱40aおよび第2支柱40bと、これらを支持する脚部42とを有している。第1支柱40aと第2支柱40bとの間隔は、これらの間に昇降部16の一部(本実施形態では鉛直部30b,32b)が配置されるように定められている。また、第1支柱40aおよび第2支柱40bには、昇降部16に設けられた第1ガイドローラ38aおよび第2ガイドローラ38bが当接される第1当接部44aおよび第2当接部44bが形成されている。
図2は、搬送装置10の構成を示す右側面図である。図2に示すように、搬送装置10は、さらに重錘46と、連結部材48と、ダンパー装置50とを備えている。重錘46は、鉄等からなる複数のブロック46aを有しており、支持フレーム18には、複数のブロック46aを上下方向にガイドするガイド部52が設けられている。重錘46の総重量W0は、昇降部16を上昇させるために、昇降部16の重量W1よりも大きくなるように定められており(W0>W1)、また、被搬送物Gを鉛直下方に縦搬送するために、被搬送物Gの重量W2を昇降部16の重量W1に加えた重量W1+W2よりも小さくなるように定められている(W0<W1+W2)。
図2に示すように、連結部材48は、重錘46と昇降部16とを連結することによって、重錘46に作用する重力を昇降部16に対して上方向に作用させるものである。本実施形態では、連結部材48がチェーン等のような線状部材で形成されており、重錘46と昇降部16とが2本の連結部材48で連結されている。また、支持フレーム18の上部には、スプロケット等のようなガイド部材54a,54bが設けられており、これらのガイド部材54a,54bに連結部材48が掛けられている。
図3は、昇降部16およびダンパー装置50の構成を示す模式図である。図3に示すダンパー装置50は、昇降部16の昇降速度を減速させるものであり、上下方向に延びて配置されたシリンダ60と、ピストン62と、流体貯留部64と、第1流路66と、第2流路68とを有している。
図3に示すように、シリンダ60は、上下方向に延びる筒状のシリンダ本体70と、シリンダ本体70の下側開口を塞ぐ下側閉塞部72と、シリンダ本体70の上側開口を塞ぐ上側閉塞部74とを有している。シリンダ本体70の下部には、流体R(本実施形態ではオイル)を出入りさせるための第1流体出入口76aが形成されており、シリンダ本体70の上部には、流体Rを出入りさせるための第2流体出入口76bが形成されている。また、上側閉塞部74には、貫通孔78が形成されている。そして、シリンダ60の内部空間が流体Rで満たされている。
図3に示すように、ピストン62は、シリンダ60の内部空間を下側空間Q1と上側空間Q2とに二分するピストンヘッド80とシリンダ60の貫通孔78に挿通されたピストンロッド82とを有している。ピストンロッド82の下端部がピストンヘッド80に接続されており、ピストンロッド82の上端部が昇降部16の上側連結部36bに接続されている。したがって、昇降部16が昇降すると、その昇降動作に連動してピストン62が上下方向に移動する。昇降部16が降下するとき、下側空間Q1の流体Rがピストンヘッド80に押されて第1流体出入口76aから排出される。昇降部16が上昇するとき、上側空間Q2の流体Rがピストンヘッド80に押されて第2流体出入口76bから排出される。
図3に示すように、流体貯留部64は、流体Rを貯留する容器であり、シリンダ60よりも上方に配置されている。流体貯留部64には、流体Rを出入りさせるための第3流体出入口84aおよび第4流体出入口84bが形成されている。シリンダ60の第1流体出入口76aと流体貯留部64の第3流体出入口84aとが第1配管86を介して連通されており、シリンダ60の第2流体出入口76bと流体貯留部64の第4流体出入口84bとが第2配管88を介して連通されている。流体貯留部64は、シリンダ60よりも上方に配置されているので、流体貯留部64から下側空間Q1および上側空間Q2に流れようとする流体Rの圧力を高めることができる。
図3に示すように、第1流路66は、シリンダ60の下側空間Q1と流体貯留部64の内部空間Q3との間で流体Rを移動させるための流路であり、第1配管86によって構成されている。一方、第2流路68は、シリンダ60の上側空間Q2と流体貯留部64の内部空間Q3との間で流体Rを移動させるための流路であり、第2配管88によって構成されている。つまり、第1配管86の内部空間が第1流路66となっており、第2配管88の内部空間が第2流路68となっている。
図3に示すように、ダンパー装置50は、さらに、第1配管86の途中に設けられた第1バルブ90と、第2配管88の途中に設けられた第2バルブ92と、第1バルブ90の開状態および閉状態を切り換えるためのバルブ操作機構94とを有している。
図3に示すように、第1バルブ90は、第1流路66を開閉するものであり、直方体状のバルブ本体96と、弁体98と、スプリング100とを有している。バルブ本体96は、第1配管86を構成する第1管86aの一端が接続される第1接続口96aと、第1配管86を構成する第2管86bの一端が接続される第2接続口96bと、第1接続口96aと第2接続口96bとを連通させるための連通路96cとを有している。連通路96cには、弁体収容部96dが形成されており、弁体収容部96dの内周面には、円環状の弁座96eが形成されている。
弁体98は、弁体収容部96dに収容された棒状の本体部98aを有している。本体部98aの一方端部には、バルブ本体96の外部に突出される突出部98bが形成されており、本体部98aの他方端部には、スプリング100で押圧される押圧部98cが形成されている。また、本体部98aの外周面には、第1流路66におけるシリンダ60側から弁座96eに当接される当接面98dが形成されている。スプリング100は、弁座96eに当接面98dが密着するように、弁体98の押圧部98cを軸方向に押圧するものである。弁座96eに当接面98dが密着したとき、連通路96cが閉じられて第1流路66が閉じられる。バルブ操作機構94で突出部98bを押圧すると、スプリング100の付勢に抗して弁体98が軸方向に移動し、当接面98dが弁座96eから離間して連通路96cが開かれる。つまり、第1流路66が開かれる。
図3に示す第2バルブ92は、第2流路68を流れる流体Rの流量を調整するものであり、弁座および弁体(図示省略)を有している。昇降部16が上昇する際には、ピストン62が上方に移動し、ピストンヘッド80がシリンダ60の上側空間Q2に充填された流体Rを第2流体出入口76bから押し出す。したがって、第2バルブ92を操作して第2流路68を流れる流体Rの流量を多くすると、ピストンヘッド80に作用する流体Rの抵抗力が小さくなって、昇降部16の上昇速度が速くなる。一方、第2バルブ92を操作して第2流路68を流れる流体Rの流量を少なくすると、ピストンヘッド80に作用する流体Rの抵抗力が大きくなって、昇降部16の上昇速度が遅くなる。このように、第2バルブ92を操作することによって、昇降部16の上昇速度を調整できる。
図4は、バルブ操作機構94の構成を示す斜視図である。バルブ操作機構94は、図3に示す当接面98dを弁座96eから離間させるためのバルブ開放力を弁体98の突出部98bに付与するものである。図4に示すように、バルブ操作機構94は、突出部98b(図3)を押圧するための押圧部材102と、入力軸104と、入力軸104に取り付けられた入力レバー106とを有している。入力軸104と入力レバー106とが一体となって、人の力で操作される操作部148が構成されている。
図4に示すように、押圧部材102は、入力レバー106を操作する人の力が入力される入力部102aと、突出部98bを押圧する出力部102bと、押圧部材102を回動させるための回動軸102cとを有している。図3に示すように、回動軸102cが第1バルブ90のバルブ本体96に取り付けられている。
図4に示すように、バルブ操作機構94は、さらに第1回動軸108と、第2回動軸110と、リンク112a〜112hとを有している。第1回動軸108は、入力軸104に対して直交する方向に延びて設けられており、第2回動軸110は、第1回動軸108に対して平行に延びて設けられている。入力レバー106が矢印の方向に倒されると、入力軸104が回動され、その回動力が、リンク112a〜112c、第1回動軸108、リンク112d〜112f、第2回動軸110、およびリンク112g,112hを介して押圧部材102に伝達される。すると、押圧部材102は、その回動軸102cを中心として回動され、出力部102bから弁体98の突出部98b(図3)に押圧力が付与される。図3に示すように、突出部98bが押圧されると、弁体98の当接面98dが弁座96eから離間して、第1流路66が開かれる。
図1に示すように、搬送装置10は、さらに、昇降部16が最下位置H2に配置されたときに、載置台20の後端部を支持する第2支持部材120と、載置台20の後端部を持ち上げるための梃子部122とを有している。梃子部122は、レバー122aを有しており、レバー122aを押し下げたときに、載置台20の後端部を持ち上げるように構成されている。
図1に示すように、搬送装置10は、さらに降下ロック機構126と、上昇ロック機構128とを有している。降下ロック機構126は、昇降部16が縦搬送方向の最上位置H1から降下しようとするときに、昇降部16の降下を阻止するものである。上昇ロック機構128は、昇降部16が縦搬送方向の最下位置H2から上昇しようとするときに、昇降部16の上昇を阻止するものである。なお、図1では、降下ロック機構126および上昇ロック機構128の具体的な構成を省略している。
図5は、降下ロック機構126および上昇ロック機構128の構成を示す斜視図である。図5に示すように、降下ロック機構126は、左右一対の降下ロック部材130a,130bと、左右一対の降下ロック保持部材132a,132bと、降下ロック付勢手段134と、降下ロック解除手段136とを有している。
図6は、降下ロック機構126の主要部の構成を示す左側面図である。図6に示すように、一方の降下ロック部材130aは、昇降部16に対して下方から対向するための降下ロック位置(実線の位置)と降下ロック位置から外れた降下ロック解除位置(二点鎖線の位置)との間を移動可能に設けられている。降下ロック部材130aの上面には、昇降部16を下方から受ける受け面138aが形成されている。降下ロック部材130aの下面には、降下ロック保持部材132aの上面が当接される接触面138bと、降下ロック保持部材132aが係止される突部138cとが形成されている。また、降下ロック部材130aは、回動軸138dを有しており、この回動軸138dが、支持フレーム18(図1)に固定される基部140に対して回動可能に取り付けられている。図5に示す他方の降下ロック部材130bは、降下ロック部材130aと同様に構成されている。
図6に示すように、一方の降下ロック保持部材132aは、降下ロック部材130aを降下ロック位置(実線の位置)で支持することにより降下ロック部材130aのロック状態を保持する部材である。降下ロック保持部材132aの上面には、降下ロック部材130aの接触面138bが当接される接触面142bが形成されている。また、降下ロック保持部材132aは、回動軸142dを有しており、この回動軸142dを中心とする正方向への回動により降下ロック部材130aを下方から支持する支持位置(実線の位置)に移動され、回動軸142dを中心とする逆方向への回動により降下ロック部材130aの支持を解除する支持解除位置(二点鎖線の位置)に移動される。
図6に示すように、降下ロック部材130aおよび降下ロック保持部材132aの互いに接触する接触面138b,142bは、降下ロック保持部材132aの回動軸142dを中心とする円弧面状に形成されている。図5に示す他方の降下ロック保持部材132bは、降下ロック保持部材132aと同様に構成されている。
図6に示すように、降下ロック付勢手段134は、降下ロック部材130aを降下ロック解除位置(二点鎖線の位置)から降下ロック位置(実線の位置)に移動させるための降下ロック付勢力を降下ロック部材130aに常時付与するためのものである。本実施形態の降下ロック付勢手段134はコイルばね134aを有しており、コイルばね134aの一端が回動軸142dに接続されており、コイルばね134aの他端が支持フレーム18(図1)に接続されている。これにより、コイルばね134aの復元力が回動軸142dに常時付与され、降下ロック部材130aは、降下ロック保持部材132aに押されて、降下ロック位置(実線の位置)に移動しようとする。
図5に示す降下ロック解除手段136は、降下ロック部材130a,130bの支持を解除するための降下ロック解除力を、降下ロック保持部材132a,132bに付与するものである。図5に示すように、降下ロック解除手段136は、一方の降下ロック保持部材132aの回動軸142dと、他方の降下ロック保持部材132bの回動軸144dと、回動軸144dの回動力を回動軸142dに伝達するための伝達軸146と、入力軸104とを有している。入力軸104は、上述のバルブ操作機構94との間で共用される。
また、降下ロック解除手段136は、入力軸104の回動力を回動軸144dに伝達するためのリンク150a〜150cと、回動軸144dの回動力を伝達軸146に伝達するためのリンク150d〜150fと、伝達軸146の回動力を回動軸142dに伝達するためのリンク150g〜150iとを有している。リンク150bとリンク150cとの連結部およびリンク150bとリンク150aとの連結部の少なくとも一方は、引っ張り方向でのみ力が伝達されるように構成されている。なお、本実施形態では、図4に示したバルブ操作機構94のリンク112aと同じ部分をリンク150aとして用いているが、リンク112aとリンク150aとは別々に形成されてもよい。
入力レバー106を矢印の方向に倒すと、入力軸104が回動され、その回動力が降下ロック保持部材132a,132bに伝達されて、降下ロック部材130a,130bのロック状態が解除される。また、同時に、図4に示す押圧部材102が回動されて図3に示す第1流路66が開かれる。
図5に示すように、上昇ロック機構128は、左右一対の上昇ロック部材152a,152bと、左右一対の上昇ロック保持部材154a,154bと、上昇ロック移動機構156a,156bと、上昇ロック解除手段158とを有している。
図7は、上昇ロック機構128の主要部の構成を示す左側面図である。図7に示すように、一方の上昇ロック部材152aは、昇降部16の一部を構成する突起16aに対して上方から対向するための上昇ロック位置(実線の位置)と上昇ロック位置から外れた上昇ロック解除位置(二点鎖線の位置)との間を移動可能に設けられている。上昇ロック部材152aには、突起16aを収容するU字状の収容部160が設けられている。収容部160の開口160aは、上昇ロック位置(実線の位置)において側方に向けられ、上昇ロック解除位置(二点鎖線の位置)において斜め上方に向けられる。収容部160に突起16aが完全に収容された状態では、収容部160の上片160bによって昇降部16の上昇が阻止され、収容部160の下片160cによって昇降部16の降下が阻止される。上昇ロック部材152aの下面には、上昇ロック保持部材154aの上面が当接される接触面162aと、上昇ロック保持部材154aが係止される突部162bとが形成されている。また、上昇ロック部材152aは、回動軸162cを有しており、回動軸162cが、支持フレーム18に固定される基部164に対して回動可能に取り付けられている。図5に示す他方の上昇ロック部材152bは、上昇ロック部材152aと同様に構成されている。
図7に示すように、一方の上昇ロック保持部材154aは、上昇ロック部材152aを上昇ロック位置(実線の位置)で支持することにより上昇ロック部材152aのロック状態を保持する部材である。上昇ロック保持部材154aの上面には、上昇ロック部材152aの接触面162aが当接される接触面166aが形成されている。また、上昇ロック保持部材154aは、回動軸166cを有しており、この回動軸166cを中心とする正方向への回動により上昇ロック部材152aを下方から支持する支持位置(実線の位置)に移動され、回動軸166cを中心とする逆方向への回動により上昇ロック部材152aの支持を解除する支持解除位置(二点鎖線の位置)に移動される。上昇ロック部材152aおよび上昇ロック保持部材154aの互いに接触する接触面162a,166aは、上昇ロック保持部材154aの回動軸166cを中心とする円弧面状に形成されている。図5に示す他方の上昇ロック保持部材154bは、上昇ロック保持部材154aと同様に構成されている。
図5に示すように、上昇ロック解除手段158は、上昇ロック部材152a,152bの支持を解除するための上昇ロック解除力を、上昇ロック保持部材154a,154bに付与するものである。
図5に示すように、上昇ロック解除手段158は、一方の上昇ロック保持部材154aの回動軸166cと、他方の上昇ロック保持部材154bの回動軸168cと、伝達軸170と、入力軸104とを有している。また、上昇ロック解除手段158は、入力軸104の回動力を伝達軸170に伝達するためのリンク172a〜172cと、伝達軸170の回動力を回動軸168cに伝達するためのリンク172d〜172fと、伝達軸170の回動力を回動軸166cに伝達するためのリンク172g〜172iとを有している。リンク172bとリンク172cとの連結部およびリンク172bとリンク172aとの連結部の少なくとも一方は、引っ張り方向でのみ力が伝達されるように構成されている。入力レバー106を矢印の方向に倒すと、入力軸104が回動され、その回動力が上昇ロック保持部材154a,154bに伝達されて、上昇ロック部材152a,152bのロック状態が解除される。
図7に示すように、一方の上昇ロック移動機構156aは、降下する昇降部16から付与される力で上昇ロック部材152aを上昇ロック解除位置(二点鎖線の位置)から上昇ロック位置(実線の位置)に移動させるための機構である。上昇ロック移動機構156aは、上昇ロック部材152aの下片160cと、昇降部16の突起16aとを有している。降下する昇降部16の突起16aが下片160cに当たると、上昇ロック部材152aが回動軸162cを中心として回動され、上昇ロック部材152aの上片160bが突起16aの上方に配置される。このとき、上昇ロック保持部材154aがリンク172i(図5)等の重さで支持位置(実線の位置)まで回動され、上昇ロック保持部材154aで上昇ロック部材152aのロック状態が保持される。図5に示す他方の上昇ロック移動機構156bは、上昇ロック移動機構156aと同様に構成されている。
以下には、図面を参照しながら、搬送装置10の動作を説明する。図3に示すように、昇降部16が最高位置H1(図1)に配置された状態では、降下ロック部材130aは、降下ロック位置に配置されており、降下ロック部材130aと昇降部16との間には、隙間Wが確保されている。また、第1バルブ90で第1流路66が開かれている。
図8は、昇降部16に被搬送物Gが載置された直後の搬送装置10の状態を示す模式図である。被搬送物Gが昇降部16に載置される前に、作業者は、図4に示す入力レバー106を矢印方向とは反対の方向に回動させて、突出部98b(図3)を押圧する押圧状態を解除する。すると、図8に示すように、スプリング100の復元力で弁体98が軸方向に移動され、弁体98の当接面98dが弁座96eに当接されて、第1流路66が閉じられる。
昇降部16に被搬送物Gが載置されると、被搬送物Gの重量が昇降部16を介してピストン62に作用し、ピストンヘッド80が下側空間Q1の流体Rを加圧する。これにより、第1バルブ90の弁体98が移動してピストン62が下方に移動し、昇降部16が隙間W(図3)の幅を限度に降下して、降下ロック部材130aに当接される。
図9は、降下ロック部材130aおよび上昇ロック部材152aのロック解除状態を示す左側面図である。図10は、昇降部16が最下位置H2(図1)に到達したときの搬送装置10の状態を示す模式図である。図5に示す入力レバー106を矢印の方向に倒すと、入力軸104が回動され、その回動力が降下ロック保持部材132a、上昇ロック保持部材154aおよび押圧部材102(図10)に伝達される。すると、図9に示すように、降下ロック部材130aおよび上昇ロック部材152aのロック状態が同時に解除され、昇降部16の降下が許容されるとともに、上昇ロック部材152aにおける収容部160の開口160aが斜め上方に向けられる。したがって、昇降部16は、被搬送物G等の重量で最下位置H2(図1)に向けて降下し、その過程で突起16aが収容部160に収容される。図10に示すように、昇降部16が降下するとき、第1流路66が開かれているので、シリンダ60の下側空間Q1の流体Rは、ピストンヘッド80に押されて、流体貯留部64の内部空間Q3に向けて移動する。このとき、流体Rの抵抗力がピストンヘッド80に作用するため、昇降部16の降下速度が減速される。
図11は、昇降部16が最下位置H2(図1)に到達したときの降下ロック機構126および上昇ロック機構128の状態を示す左側面図である。図11に示すように、昇降部16が最下位置H2(図1)に到達すると、昇降部16の突起16aが下片160cを押し下げることによって、上昇ロック部材152aが回動され、上片160bが突起16aの上方に配置される。つまり、上昇ロック部材152aが自動的にロック状態になる。そこで、作業者は、図1に示す梃子部122のレバー122aを足で踏み下げることによって、載置台20の後端部を持ち上げるとともに、被搬送物Gを横搬送方向に押して、これを下側生産ライン14に搬出する。
図12は、昇降部16が降下ロック部材130aよりも上方に配置されたときの降下ロック機構126および上昇ロック機構128の状態を示す左側面図である。図11の状態から図5に示す入力レバー106を矢印の方向に倒すと、入力軸104が回動され、上昇ロック部材152aのロック状態が解除される。すると、昇降部16は、重錘46(図1)の重量によって最上位置H1(図1)に向けて上昇する。昇降部16が上昇するとき、第1流路66(図10)が開かれているので、シリンダ60の上側空間Q2の流体Rは、ピストンヘッド80に押されて、流体貯留部64の内部空間Q3に向けて移動する。このとき、流体Rの抵抗力がピストンヘッド80に作用するため、昇降部16の上昇速度が減速される。なお、昇降部16の上昇速度は、第2流路68を流れる流体Rの流量を第2バルブ92で調整することで調整できる。
図11に示すように、昇降部16が最上位置H1(図1)よりも下方に位置しているとき、降下ロック部材130aはロック解除状態であり、降下ロック部材130aの降下ロック位置への移動が昇降部16で阻止される。図12に示すように、昇降部16が降下ロック部材130aよりも上方に配置されると、降下ロック付勢手段134から付与される力で降下ロック部材130aが昇降部16の下方に押し出される。つまり、降下ロック部材130aがロック状態になる。
本実施形態によれば、上記構成により以下の各効果を奏することができる。すなわち、図3に示すように、昇降部16の昇降速度を減速させるためにダンパー装置50を用いているので、発電機や抵抗回路を用いる場合に比べて、保守や管理を容易にできるとともに、耐久性を高めることができる。
図3に示すように、流体貯留部64がシリンダ60よりも上方に配置されているので、流体貯留部64から下側空間Q1および上側空間Q2に流れようとする流体Rの圧力を高めることができる。したがって、昇降部16の上昇に連動してピストン62が上方に移動するときでも、下側空間Q1の圧力が著しく低下することを抑制できる。これにより、下側空間Q1におけるキャビテーションの発生を抑制でき、昇降部16の昇降動作を安定させることができる。
図8に示すように、第1バルブ90で第1流路66を閉じると、下側空間Q1に流体Rが閉じ込められるので、ピストン62が下方に移動できなくなり、昇降部16の降下が阻止される。つまり、ダンパー装置50および第1バルブ90を、昇降部16の降下を阻止するための降下ロック装置として機能させることができる。また、第1バルブ90で第1流路66を閉じた状態で、被搬送物Gが昇降部16に載置されると、被搬送物Gの重量で下側空間Q1内の流体Rが加圧され、その圧力で弁体98の当接面98dが弁座96eに密着されて第1流路66が完全に閉じられる。
図8に示すように、第1バルブ90で第1流路66を閉じることによって昇降部16の降下を阻止できるが、万一、第1バルブ90が作動しなかった場合でも、降下ロック機構126で昇降部16の降下を阻止できる。また、図3に示すように、昇降部16が縦搬送方向の最上位置H1(図1)に配置されたとき、降下ロック位置に配置された降下ロック部材130aと昇降部16との間に隙間Gが確保されるので、昇降部16に被搬送物Gが載置されたときには、被搬送物Gの重量によって昇降部16およびピストン62を隙間Gの幅だけ降下させることができる。したがって、降下ロック機構126が存在するにもかかわらず、下側空間Q1の流体Rをピストンヘッド80で加圧でき、弁体98の当接面98dを弁座96eに密着させて第1流路66を完全に閉じることができる。
図4および図5に示すように、バルブ開放力、降下ロック解除力および上昇ロック解除力を、共通の操作部148から第1バルブ90(図3)、降下ロック保持部材132a,132bおよび上昇ロック保持部材154a,154bに同じタイミングで伝達できるので、作業者は、複数の操作部を個別に操作する必要がなく、作業負担を軽減できる。
図10に示す第2バルブ92で第2流路68を流れる流体Rの流量を調整することで、昇降部16が上昇する速度を調整できる。つまり、第2流路68を流れる流体Rの流量を少なくすることで、昇降部16が上昇する速度を遅くでき、第2流路68を流れる流体Rの流量を多くすることで、昇降部16が上昇する速度を速くできる。
なお、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、図4および図5に示すように、上記実施形態では、第1バルブ90(図3)、降下ロック保持部材132a,132bおよび上昇ロック保持部材154a,154bに対して、バルブ開放力、降下ロック解除力および上昇ロック解除力を共通の操作部148からに伝達しているが、これらを異なる操作部から伝達してもよい。
図6に示すように、上記実施形態では、降下ロック付勢手段134としてコイルばねを用いているが、コイルばねに代えて、ゴム等の弾性部材を用いてもよいし、重力が作用する重錘を用いてもよい。
G…被搬送物、Q1…下側空間、Q2…上側空間、Q3…流体貯留部の内部空間、
R…流体、10…搬送装置、16…昇降部、18…支持フレーム、46…重錘、48…連結部材、50…ダンパー装置、60…シリンダ、62…ピストン、64…流体貯留部、
66…第1流路、68…第2流路、80…ピストンヘッド

Claims (6)

  1. 被搬送物を鉛直下方に縦搬送するための搬送装置であって、
    前記被搬送物が載置される昇降部と、
    前記昇降部を昇降可能に支持する支持フレームと、
    重錘と、
    前記重錘と前記昇降部とを連結し、前記重錘に作用する重力を前記昇降部に対して上方向に作用させるための連結部材と、
    前記昇降部の昇降速度を減速させるためのダンパー装置とを備え、
    前記ダンパー装置は、
    上下方向に延びて配置されたシリンダと、
    前記シリンダの内部空間を下側空間と上側空間とに二分するピストンヘッドを有し、前記昇降部の昇降動作に連動して上下方向に移動するピストンと、
    流体を貯留する流体貯留部と、
    前記下側空間と前記流体貯留部の内部空間との間で流体を移動させるための第1流路と、
    前記上側空間と前記流体貯留部の内部空間との間で流体を移動させるための第2流路とを有する、搬送装置。
  2. 前記流体貯留部は、前記シリンダよりも上方に配置されている、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記第1流路を開閉するための第1バルブをさらに備え、
    前記第1バルブは、弁座と、前記弁座に当接される当接面を有する弁体とを有しており、
    前記当接面が前記第1流路における前記シリンダ側から前記弁座に当接されて前記第1流路が閉じられる、請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 前記昇降部に対して下方から対向するための降下ロック位置と前記降下ロック位置から外れた降下ロック解除位置との間を移動可能に設けられた降下ロック部材を有する降下ロック機構をさらに備え、
    前記昇降部が縦搬送方向の最上位置に配置されたとき、前記降下ロック位置に配置された前記降下ロック部材と前記昇降部との間に隙間が確保される、請求項3に記載の搬送装置。
  5. 前記当接面を前記弁座から離間させるバルブ開放力を前記弁体に付与するためのバルブ操作機構をさらに備え、
    前記降下ロック機構は、
    前記降下ロック部材を前記降下ロック位置で支持することにより前記降下ロック部材のロック状態を保持する降下ロック保持部材と、
    前記降下ロック部材の支持を解除する降下ロック解除力を前記降下ロック保持部材に付与するための降下ロック解除部とを有しており、
    前記バルブ開放力および前記降下ロック解除力は、人の力で操作される共通の操作部から同じタイミングで前記弁体および前記降下ロック保持部材に付与される、請求項4に記載の搬送装置。
  6. 前記第2流路を流れる流体の流量を調整するための第2バルブをさらに備える、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の搬送装置。
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