JP2016000479A - 画像表示体の作製装置、画像表示体及び個別認証媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホログラムリボンを用いた直接熱転写方式による画像形成において精細な画像の形成を可能とするとともに、サーマルヘッド印字技術を用いて階調のついた画像を表現することが可能な画像表示体の作製装置、画像表示体及び個別認証媒体提供する。
【解決手段】画像表示体の作製装置1aは、ホログラムリボン2を転写ロール16上に保持された被転写基材3へ熱転写して得られる個別情報記録層を有する画像表示体を作製する作製装置であって、個別情報記録層に発生するホログラムリボン2の余りであるバリを取り除くバリ取り部13aを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、パスポートや査証などの冊子又は、カード等の個人認証媒体上に個人特定の要となる顔画像や指紋を印刷・印字・描画して形成される画像表示体に関わるものであり、特に、正当な所有者の顔などの個人識別情報を、回折格子又は回折格子状に凹凸を設けた構造体とオンデマンド印刷技術を組み合わせることにより、個人識別情報の形成を容易にし、個人認証を実施する審査官が識別しやすくなり、かつ偽造及び改竄が困難となること、もしくは審査官が摘発しやすくなることを目的とする。
パスポート及びID(identification)カードなどの個人認証媒体の多くは、目視による個人認証を可能とするために、顔画像を使用している。例えば、パスポートでは、従来、顔画像を焼き付けた印画紙を冊子体に貼り付けていた。しかしながら、そのようなパスポートには、写真印画の貼り替えによる改竄のおそれがある。
このような理由で、近年では、顔画像の情報をデジタル化し、これを冊子体上に再現する傾向にある。この画像再現方法としては、昇華性(熱移行性)染料や、顔料を分散させた樹脂型溶融タイプやワックス溶融タイプを用いた転写リボンによる感熱転写記録法、あるいは電子写真法などが検討されている。
パスポートへの画像再現方法としては、上記方式以外に、インクジェットプリンターによる記録法や(例えば、特許文献1参照)、COもしくはYAGレーザー及び感熱発色剤を使用したレーザー印字記録法(例えば、特許文献2参照)、さらには基材中に存在する炭素(C)を利用して基材の深さ方向にも印字記録するレーザーエングレービング印字記録法(例えば、特許文献3参照)などがある。
さらに、この種の個人認識データの入った画像表示体としては、画像データに基づいて形成された画像パターンをポリ塩化ビニルなどのカード基材上に備えたもの、あるいは上記画像パターンに加えてホログラムや回折格子あるいは多層干渉を用いた光学的薄膜(光学設計によりカラーシフト等の効果が得られる)を用いることによる画像に代表されるいわゆるOVD(Optical Variable Device)画像を具備するもの等が知られている。
これらホログラムや回折格子のOVD技術は、高度な製造技術を要し、複製の難しいことから有効な偽造防止手段としてクレジットカード、IDカード、プリペイドカード等のカード類に利用されてきた。さらには、その装飾性の高さから、包装材、書籍、パンフレット、POP等への利用も少なくない。これらOVDを物品に貼着するための手段として従来より転写箔を用いて転写形成するといった方法が採られている。この種の転写は、支持体上に剥離層、ホログラムや回折格子の画像パターンを形成するレリーフ層と、公知の薄膜形成手段により形成される反射層、接着層を順次接着してなる構成のものが知られている。これら、転写箔に刻まれたOVDパターン(ホログラム及び回折格子パターン)は、微小な凹凸パターンをニッケル性のプレス版に複製し、レリーフ層に加熱押圧するという周知の方法により大量複製が行なわれる。
また、上記反射層は屈折率の異なる透明な物質を真空蒸着法等の公知の薄膜形成手段により形成することで(以下透明薄膜層と呼ぶ)、透明ホログラムや透明回折格子形成体となることは、公知の技術である。この場合、レリーフ層と透明薄膜層との間の屈折率差が大きい程、反射率も大きくなることは、光学的見地からも明らかである。但し、ここで一般的には、
(レリーフ層の屈折率) < (透明薄膜層の屈折率)
の関係がある。
この様にして得られたホログラム又は回折格子構造物は、偽造防止手段としてクレジットカード、キャッシュカード、会員証カード、社員証カード、プリペイドカード、運転免許証等の各種カード類、商品券、ギフト券、株券等の各種紙券類や申込用紙、領収書、複写伝票等の各種帳票類や、パスポート、通帳、年金手帳等の各種冊子類の他、本や手帳などの表紙やパネル等のディスプレイ用途等の一部又は全体に貼着して使用されている。尚、本発明で述べている全体とは、概念的な意味であり、柄、パターン等を問わず、スポット状、ストライプ状、格子上に貼着されたものや、定型、不定形の網点状のドットで貼着されたものも含まれる。
このようなOVD転写箔は偽造防止効果としては、充分な機能を果たすが、パスポートの様に顔写真などの画像形成後に該画像上にOVD転写層を熱的に転写して形成しているため、偽造技術の発達した現在では何らかの手法により転写層を一旦取り去り、画像データ等の改竄を行った後に改めてOVD転写箔を載せるといったことが行われる可能性もでてきた。
さらに、盗難されたパスポート等の認証媒体の顔写真と顔の形状・雰囲気が似ている人を選定して印字写真を顔の上から貼ることで、画像データの改竄が行われる可能性もある。
また、顔写真などの画像情報を形成する手段としての昇華転写方式、熱溶融性の転写リボン方式あるいは電子写真方式などのプリンタは、昨今では一般に広く普及している状況を考慮すると、画像形成部を取り除いた後の領域に新たに画像を形成することは、必ずしも困難とは、言いきれなくなりつつある。
上記のような問題を解決すべく、顔写真等の個人を特定する情報を複数個入れる方法が考えられている。その一方法として、顔写真などの画像情報をホログラム又は回折格子等で形成するといった、ホログラムリボンを用いた直接熱転写方式が知られている(例えば特許文献4参照)。これにより、カラー画像による顔写真等の改竄と同時にホログラム画像の改竄も行わなければならなくなるため、より改竄を困難にすることができる。
特開2002−226740号公報 特開昭49−131142号公報 特開2006−123174号公報 特開平10−049647号公報
しかしながら、ホログラムリボンを用いた直接熱転写方式による画像形成は、精細な画像の形成が困難であり、また、ホログラムリボンはインクリボンに比べて温度検知の性能が劣るため、従来のサーマルヘッド印字技術を用いて階調のついた画像を表現することは非常に困難である。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされた発明であり、ホログラムリボンを用いた直接熱転写方式による画像形成において精細な画像の形成を可能とするとともに、サーマルヘッド印字技術を用いて階調のついた画像を表現することが可能な画像表示体の作製装置、画像表示体及び個別認証媒体提供することを目的とする。これにより、高セキュリティ性を必要とされる画像表示体(代表例としてはパスポート、査証、あるいは各種のカード類、等)に対して、偽造や改竄あるいは変造に対する予防性能や、万一それらの不正が為された場合でも、被疑不製品を、観察などによって容易に発見することが可能な、高品質の画像表示体の製造方法、及びその画像表示体を転写して得られる個人認証媒体を提供する。
上記課題を達成すべくなされた本発明のある態様に係る画像表示体の作製装置は、ホログラムリボンを転写ロール上に保持された被転写基材へ熱転写して得られる個別情報記録層を有する画像表示体を作製する作製装置であって、個別情報記録層に発生するホログラムリボンの余りであるバリを取り除くバリ取り部を含むことを要旨とする。
また前記した被転写基材が搬送される搬送ラインを、転写ロールを挟んで一方のラインと他方のラインとに区分し、バリ取り部は、一方のラインにおいて転写ロールへ被転写基材を送り込む送込位置と、他方のラインにおいて転写ロールから被転写基材を送り出す送出位置との、少なくとも一方の位置に設けられてもよい。
また前記したホログラムリボンは、ホログラム又は回折格子の微細凹凸から形成されるとともに、各々異なる空間周波数とされた2種以上の微細凹凸形成部と、各々異なる射出角度とされた2種以上の微細凹凸形成部とのうち少なくとも一方の2種以上の微細凹凸形成部を有してもよい。
また、本発明のある態様に係る画像表示体は、前記した画像表示体の作製装置を用いて作製されたことを要旨とする。
また、本発明のある態様に係る個別認証媒体は、前記した画像表示体を用いたことを要旨とする。
本発明のある態様に係る画像表示体の作製装置によれば、バリ取り部によってホログラムリボンを熱転写した時に発生するバリを取り除くことで、階調表現の成された精細な画像の形成が可能となる。従って、この作製装置によって得られる画像表示体は、真偽の判断を容易に行なうことが可能となる。
これにより、ホログラムリボンを用いた直接熱転写方式による画像形成において精細な画像の形成を可能とするとともに、サーマルヘッド印字技術を用いて階調のついた画像を表現することができる。
また本発明によると、改竄、あるいはなりすまして使用する事が困難で、且つ優れた画質で特徴のある視覚効果の画像を表現でき、真偽の判断を容易に行ない得るための画像表示体の作製装置、画像表示体及び個別認証媒体を提供できる。
またバリ取り部が転写ロールへの送込位置と送出位置との、少なくとも一方の位置に設けられることにより、画像形成の直前或いは直後に、バリ取り部がバリを取り除くことが可能になる。
またホログラムリボンが、ホログラム又は回折格子の微細凹凸形成部から形成されるとともに、各々異なる空間周波数とされた2種以上の微細凹凸形成部を有することにより、2種以上の空間周波数の異なる感熱リボンを使用することとなり、カラーの画像形成が可能となる。またホログラムリボンが、各々異なる射出角度とされた2種以上の微細凹凸形成部を有することにより、2種以上の射出角度の異なる感熱リボンを使用することとなり、それぞれの射出角度に対応させた特定の証明条件の下で、それぞれ別の画像情報を観察することができる。
本発明のある態様に係る画像表示体及び個別認証媒体によれば、画像表示体を所有している人が、画像表示体の真の所有者か否かの識別を行なう審査官に対し、個別情報記録層により表示された画像と所有者本人とを目視によって見比べることで、本人確認を容易に行なうことが可能となり、被疑不正品が容易に発見可能となる。
本発明の実施形態に係る作製装置の一例を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る作製装置の他の一例を概略的に示す概略図である。 本発明の実施形態に係る作製装置に設置するホログラムリボンの一例を概略的に示す平面図である。 図3に示すホログラムリボンの一例を概略的に示す断面図である。 図5(a)及び図5(b)は、図3乃至図4に示すホログラムリボンを被転写体に転写して画像セルを得る転写方法をそれぞれ概略的に示す断面図である。 図5(a)及び図5(b)に示す転写方法で画像セルを転写する時のバリ発生状態と、バリを取り除いた後の状態を概略的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る画像表示体の一例を概略的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る画像表示体の他の一例を概略的に示した断面図である。 本発明の実施形態に係る画像表示体を転写して作製した個別認証媒体の一例を概略的に示した平面図である。
本発明の実施形態に係る画像表示体の作製装置は、ホログラムリボンを転写ロール上に保持された被転写基材へ熱転写して得られる個別情報記録層を有する画像表示体を作製する作製装置である。被転写基材は、搬送ライン上を搬送されるとともに、適宜搬送方向の正逆が切り替えられ、被転写基材には、搬送中に1回以上通過する個別情報記録部において、後工程で個別情報を構成する画像セルとして用いられる材料のホログラムリボンが熱転写されることとなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態における画像表示体の作製装置1を示した概略図である。図1において、ホログラムリボン2は、個別情報記録部18となるサーマルヘッド15及び転写ロール16にて被転写基材3に熱圧印字される機構となっている。
サーマルヘッド15には転写印字制御手段14が接続されている。転写印字制御手段14は、搬送ライン外に設けられた制御手段12(例えばパーソナルコンピュータ)に接続され、制御手段12には画像入力手段11が接続されている。転写印字制御手段14は、制御手段12からの指示に従ってサーマルヘッド15を制御する。
個別情報記録部18の直後にはバリ取り部13aが設けられており、個別情報記録部18での熱圧印字により発生するバリが弱粘着性のロールで取り除かれる機構となっている。バリ取り部13aは、個別情報記録層に発生するホログラムリボン2の余りであるバリを取り除くものである。
図1中に実線矢印で示す基材搬送方向4は、画像表示体が形成される時の被転写基材3の搬送方向である。被転写基材3は、基材搬送方向4の方向に送られ、個別情報記録部18で画像表示体が形成された後にバリ取り部13aを通過するため、バリ発生直後に除去することが可能である。
また本発明の実施形態に係る画像表示体の作製装置1aにおいては、被転写基材3が搬送される搬送ラインLは、例えば図1に示すように、転写ロール16を挟んで、前側ラインF(図1中転写ロール16の右側)と、後側ラインR(図1中転写ロール16の左側)とに区分される。本発明の一方のラインである前側ラインFは、本発明の実施形態においては、ホログラムリボン2が転写される前の被転写基材3が転写ロール16に送り込まれる側のラインである。また本発明の他方のラインである後側ラインRは、本発明の実施形態においては、ホログラムリボン2が転写された後の被転写基材3が転写ロール16から送り出される側のラインである。ただし、搬送方向の正逆は所望する画像表示体の作製により適宜切り替えられるため、転写ロール16への送り込み又は転写ロール16からの送り出しは、搬送方向の切り替えの都度切り替わることとなる。
本発明の実施形態に係る画像表示体の作製装置1aのバリ取り部13aは、後側ラインR中の転写ロール16からの送出位置に設けられる。転写ロール16からの送出位置は、図1に示すように、個別情報記録部18で熱転写が行われる際、サーマルヘッド15と、ホログラムリボン2と、被転写基材3と、転写ロール16とが上下方向に同時に密着する位置(図1中の前側ラインFと後側ラインRとの境界位置)より搬送方向僅かに後側ラインR寄りであって、転写ロール16とバリ取り部13aとが略接する位置である。
図2は、本発明における画像表示体の作製装置の他の一例(画像表示体の作製装置1b)を示した概略図であり、ここでは、バリ取り部13bは個別情報記録部18の直前に設けられている。すなわち、画像表示体の作製装置1bのバリ取り部13bは、図2に示すように、前側ラインF中の転写ロール16への送込位置に設けられる。転写ロール16への送込位置は、図2に示すように、個別情報記録部18で熱転写が行われる際、サーマルヘッド15と、ホログラムリボン2と、被転写基材3と、転写ロール16とが上下方向に同時に密着する位置より搬送方向僅かに前側ラインF寄りであって、転写ロール16とバリ取り部13bとが略接する位置である。
この場合、個別情報記録部18で形成される画像表示体は、少なくとも2種以上の空間周波数又は/あるいは射出角度の異なるホログラムリボンより成る。すなわち、ホログラムリボン2は、ホログラム又は回折格子の微細凹凸から形成されるとともに、各々異なる空間周波数とされた2種以上の微細凹凸形成部と、各々異なる射出角度とされた2種以上の微細凹凸形成部とのうち少なくとも一方の2種以上の微細凹凸形成部を有する。
図2中に示す基材搬送方向4は、1種目のホログラムリボンで画像表示体が形成される時の被転写基材3の搬送方向(図2中右から左)であるが、1種目のホログラムリボンで画像表示体が形成された後、図2中の破線矢印に示すように、被転写基材3は基材搬送方向4とは180度逆の方向(図2中左から右)に搬送され、その時にバリ取り部13bを通過する。その後、2種目のホログラムリボンを用いて、1種目のホログラムリボンで形成された画像表示体の上に新たな画像が形成されるが、この時に再び基材搬送方向4の方向に被転写基材3が搬送され、バリ取り部13bを通過し、個別情報記録部18へ送られる。
すなわち、2種目のホログラムリボンを熱転写するために、被転写基材3の搬送方向が、後側ラインRから前側ラインFに向かう方向へと逆転し、被転写基材3が前側ラインF側へ反転して送り返される。その際、1種目のホログラムリボン転写直後の時点では後側ラインRの位置にあった画像表示体が転写ロール16の位置を通過して前側ラインFに至る。そのとき、被転写基材3上に形成された画像表示体が前側ラインF中の転写ロール16の送込位置に配設されたバリ取り部13bを通過することとなる。被転写基材3が所定の位置まで前側ラインF側へ送り返された後、被転写基材3には再び、個別情報記録部18により2種目のホログラムリボンが熱転写される。
このため、1種目のホログラムリボンで形成された画像表示体は、次(2種目)の画像形成までに2度バリ取り部13bを通過することとなり、個別情報記録部18で発生したバリを確実に除去することが可能である。また、画像形成の直前にバリ取り部13bを通過するため、浮遊ゴミなどの異物も同時に除去することが可能である。
尚、本発明に係るバリ取り部は、図1に示すバリ取り部13aや図2に示すバリ取り部13bのように、転写ロール16に略接する位置に設けられることは必ずしも必要ではなく、前側ラインF又は後側ラインR中に、適宜配設されてよい。
バリ取り部13a(13b)に設けられている弱粘着性のロールは、例えば、ゴム系粘着ロール、アクリル系粘着ロール、シリコーン系粘着ロール、ウレタン系粘着ロール等である。この弱粘着性のロールは、ホログラムリボン2の基材浮きやジッピング等が発生しない粘着力を有し、かつ、後述するホログラムリボン2の接着層25の被転写基材3への接着力よりも粘着力が小さく、バリ取り時にムラが発生しないようなものを選定する。
図3は、図1,2における画像表示体の作製装置1a(1b)に設置するホログラムリボン2の一例を概略的に示した平面図である。また図4は、図3に示すホログラムリボン2の一例を概略的に示す断面図である。ホログラムリボン2は、リボン側基材21の一方の面に剥離保護層22、反射層24が内部に形成された微細凹凸形成層23、接着層25が順に積層されて形成されている。
ホログラムリボン2の基材であるリボン側基材21は、例えば樹脂フィルム又はシートであり、例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエチレン(PE)等のプラスチック材料から成る。
ホログラムリボン2の剥離保護層22は、ホログラムリボン2の転写層(剥離保護層22、微細凹凸形成層23及び接着層25)の、リボン側基材21からの剥離を安定化すると共に、被転写基材3への接着を促進する役割を果たす。剥離保護層22は、光透過性を有しており、典型的には透明である。剥離保護層22の材料としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系アクリル樹脂、シリコーン系アクリル系樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、シクロオレフィンポリマー、メチルスチレン樹脂、フルオレン樹脂、PET、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート樹脂、ポリアセタール樹脂等の熱可塑性樹脂にシリコーンやフッ素系の添加剤を加えたもの、あるいはフッ素系アクリル樹脂、シリコーン系アクリル系樹脂などが挙げられる。
剥離保護層22上に形成されている微細凹凸形成層23の材料としては、例えばポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系アクリル樹脂、シリコーン系アクリル系樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、シクロオレフィンポリマー、メチルスチレン樹脂、フルオレン樹脂、PET、ポリプロピレン等の光硬化性樹脂、又はアクリルニトリルスチレン共重合体樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、アルキド樹脂等の熱硬化性樹脂、又はポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタラート樹脂、ポリアセタール樹脂等の熱可塑性樹脂を挙げることができ、上記の樹脂を所望の構造に賦型して硬化させることで剥離保護層の表面上に微細凹凸形成層23を形成することができる。
尚、微細凹凸形成層23を形成する樹脂の硬化物は全て光透過性であり、屈折率は一般的には1.5程度である。また、剥離保護層22、微細凹凸形成層23及び接着層25を合わせた総厚は、耐熱性、箔切れ性、熱転写性を向上させるために薄いほうがよく、1.5μm以下であることが好ましい。
微細凹凸形成層23は、図3に例示すように、3種のホログラム及び/又は回折格子の微細凹凸形成部H1,H2,H3を含んでいる。この3種の微細凹凸形成部H1,H2,H3のパラメータとしては、
(1)レリーフ構造の空間周波数(格子線のピッチ:単位長さ当たりの格子線の本数)
(2)レリーフ構造の方向(格子線の方向)
があり、上記(1)に応じて、その画像セルが光って見える色が変化し、上記(2)に応じて、その画像セルが光って見える方向が変化する。
3種の微細凹凸形成部H1,H2,H3は、好ましくは、上記(1),(2)のパラメータのうち、少なくとも1つ以上が異なる。
微細凹凸形成層23は、図4に示すように、反射層24を含んでいてもよい。反射層24を設けた場合には回折構造が表示する画像の視認性が向上する。反射層24としては、例えば、透明反射層を使用することができる。透明反射層は、例えば、真空蒸着やスパッタリングなどの真空成膜法によって形成することができる。
透明反射層としては、例えば、微細凹凸形成層23とは屈折率が異なる透明材料からなる層を使用することができる。透明材料からなる透明反射層は、単層構造又は多層構造の何れでもよい。後者の場合、透明反射層は、繰り返し反射干渉を生じるように設計されていてもよい。この透明材料としては、例えば、硫化亜鉛及び二酸化チタンなどの透明誘電体を使用することができる。
また、透明反射層としては、厚さが20nm未満の金属層を使用してもよい。金属層の材料としては、例えば、クロム、ニッケル、アルミニウム、鉄、チタン、銀、金及び銅などの単体金属又はそれらの合金を使用できる。透明反射層の膜厚は、典型的には50nm〜100nm程度であることが好ましい。
微細凹凸形成層23上に形成される接着層25の材料としては、例えば、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタラート樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリエステル樹脂などの熱可塑性樹脂を挙げることができ、これらの樹脂にシリカ等の無機微粒子を添加させてもよい。
次に図5乃至8を参照しながらホログラムリボン2を用いて、秘匿情報又は個別情報を含む画像表示体200を得る方法と画像表示体200の構造を説明する。本発明の実施形態に係る画像表示体200は、前記した画像表示体の作製装置1a(1b)を用いて作製されている。また本発明の実施形態に係る個別認証媒体100は、前記した画像表示体200を用いて構成されている。
画像表示体200の形成においては、例えば、まず、撮像装置を用いて、人物の顔を撮影する。或いは、印画から顔画像を読み取る。これにより、画像情報を電子情報として得る。得られた画像情報は、画像入力手段11により制御手段12に入力される。
次に、図5(a)又は(b)に示す被転写基材3を準備する。この被転写基材3は、被転写側基材31と、その上に形成された受像層36とを含んでいる。被転写側基材31としては、例えば、紙基材、プラスチック基材、金属基材などが挙げられる。
受像層36は、光透過性を有しており、典型的には透明である。受像層36の材料としては、例えば、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂を使用することができる。受像層36は、回折構造として、ホログラム及び回折格子の少なくとも一方を含んでいてもよい。受像層36は、パターニングされた金属反射層、例えば不透明な金属反射層を更に含んでいてもよい。例えば、受像層36上に又は前記回折構造の背面にパターニングされた金属反射層を設け、この金属反射層に、網点、万線、他の図形、又はそれらの組み合わせを表示させてもよい。このようなパターンは、例えば、画像表示体200又は個別認証媒体100の真偽判定に利用することができる。
次いで、図7乃至図8に示すように、先の画像情報に基づいて、この被転写基材3上に画像セル20a,20b,20cを形成する。具体的には、サーマルヘッド15を用いた熱転写によって、図3及至図4に示すホログラムリボン2から受像層36へ画像セル20として形成される部分が、先の顔画像あるいは文字情報に対応したパターンを有するように行なう。
図3乃至図4に示すホログラムリボン2から図7乃至8に例示する3種の画像セル20a,20b,20cを得る場合には、まず、図5(a)に示すように、ホログラムリボン2を被転写基材3の表面上にホログラムリボン2のリボン側基材21が被転写基材3の上側となるように置き、ホログラムリボン2の上面に熱圧17を図中の縦方向に描かれた2本の破線の間に示す領域に加える。その後、熱圧17が加えられていない部分を被転写基材3から引き剥がすと、熱圧17が加えられた部分のリボン側基材21上の剥離保護層22と微細凹凸形成層23との間で、図5(b)中の剥離部26に示すように、剥離が生じる。これにより、図5(b)に示すように、熱圧17が加えられたホログラムリボン2のみが被転写基材3の表面上に転写される。このようにして、被転写基材3の表面上の所要位置にホログラムリボン2によって転写された3種の画像セル20a,20b,20cを得ることができる。
ここでは、図3中の3種の微細凹凸形成部H1,H2,H3が、図7又は図8に示す3種の画像セル20a。20b,20cにそれぞれ順に対応している。
このようにして得られる3種の画像セル20a,20b,20cは、サーマルヘッドを利用した熱転写によって形成するので、典型的には図6(a)及び(b)に示すように複数のドット状部あるいは線状部から成る。ところが上記熱転写において、ホログラムリボン2の剥離保護層22乃至接着層25の全層を、図5(a)及び(b)に示す破線部で確実に箔切れさせることは難しい。そのため、実際には図6(a)に示すように、熱圧のかかった部分からランダムにはみ出す形での箔切れ不良不良(リボン余り)が、特に線状部で発生する。そこで、図1乃至図2に示すように、個別情報記録部18の前後、すなわち前側ラインF中の転写ロール16への送込位置と、後側ラインRの転写ロール16からの送出位置との、どちらかにバリ取り部13a(13b)を設ける。これにより、バリ取り部13a(13b)を通過した画像表示体200´は、箔切れの発生したバリ発生部20´が取り除かれ、熱圧17が加えられた部分のみホログラムリボン2が転写された状態の画像表示体200となる。そのため、画像情報に基づいた正確なドット状/線状の画像セル20の形成が可能となる。
画像セル20のドット状部及び線状部の各中心は、図6(a)及び(b)に破線で示す仮想的な平面格子の格子点上に位置している。図6(a)及び(b)において、前記平面格子は正方格子であるが、この平面格子は、三角格子及び矩形格子などの他の格子であってもよい。また、各ドット状部の径及び各線状部の幅は、最小中心間距離と等しい。隣り合ったドット状部及び各線状部は、互いから離間していてもよい。すなわち、各ドット状部の径及び各線状部の幅は、最小中心間距離と比較してより小さくてもよい。或いは、隣接したドット状部及び各線状部は、部分的に重なり合っているが如く配置されていてもよい。即ち、各ドット状部の径及び各線状部の幅は、最小中心間距離と比較してより大きくてもよい。
ドット状部の径及び線状部の幅のうち少なくとも一方の最小中心間距離は、例えば0.085乃至0.508mm(約300乃至約50 dots per inch)の範囲内とし、典型的には0.085乃至0.169mm(約300乃至約150 dots per inch)の範囲内とする。この寸法を大きくすると(0.085mmを超えると)、画像セル20で顔画像を表示する場合、高精細な画像を表示させることが難しくなる。また、この寸法を小さくすると(0.508mm未満とすると)、画像セルのパターン形状の再現性が低下する。
尚、ここで形成する画像表示体200は単色とは限らない。例えば、定点での色の見え方がR,G,Bの3色になるよう、異なる空間周波数のレリーフ構造形成部をホログラムリボン2に設け、これらのホログラムリボン2を順次重ねる/又は並べて転写することで、フルカラーの画像表示体を得ることができる。そしてこれにより、本人識別が容易となる。
また、ここで形成する画像表示体の情報は、二値とは限らない。元画像を2段階以上の階調に分け、先の顔画像に対応させて階調印字を行なうことで、本人識別をより容易で確実にすることが可能となり、かつ偽造、改竄の予防性を備えた画像表示体となる。そしてその際、図1乃至図2に示す作製装置を用いて画像表示体200´のバリ発生部20´を取り除くことで、ドット径あるいは線幅をコントロール出来、画像情報を正確に再現した画像表示体200を得ることが可能となる。
画像表示体200において、画像セル20は、全部が同一の微細凹凸形成部(例えばH1)で印字されたものであってもよく、互いに異なる微細凹凸形成部(ここではH1,H2及びH3)で印字されたものであってもよい。画像セル20が互いに異なる3種の微細凹凸形成部(H1,H2及びH3)で形成される場合、3種の画像セル20a,20b,20cは、図7に示すように同一面上にあってもよく、図8に示すように重ねられた画像表示体201となっていてもよい。互いに異なる3種の微細凹凸形成部(H1,H2及びH3)を持つ3種の画像セル20a,20b,20cをそれぞれ重ねる又は並べる場合、例えば、定点での色の見え方がR,G,Bの3色になるよう、異なる空間周波数の画像セルを重ねる又は並べることで、フルカラーの階調画像を得ることができる。
図9は、上記のように作製された画像表示体200を転写して作製した個別認証媒体100の一例を概略的に示した平面図である。
図9に示す個別認証媒体100は、図7乃至図8に示す画像表示体200を熱転写して得られる。この熱転写には、例えばホットスタンプを利用する。尚、ホットスタンプを利用した熱転写の代わりに、熱ロール又はサーマルヘッドを利用した熱転写を行なってもよい。以上のようにして個別認証媒体100を得る。
画像表示体200を個別認証媒体100に熱転写する場合、個別認証媒体100の基材には、接着強さを高めるために接着アンカー層を形成しておいてもよい。
個別認証媒体100の基材に高い接着強さで接着させることが難しい場合、接着層を介して熱転写してもよい。例えば、接着リボンを使用してもよい。
画像表示体200を貼り付ける基材の材質は、紙以外であってもよい。例えば、画像表示体200を貼り付ける基材は、プラスチック基材、金属基板、セラミックス基板、又はガラス基板であってもよい。
<例1:画像表示体D1の作製>
以下のようにして図3に示すホログラムリボン2を製造した。
まず、リボン側基材21として、厚み12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを準備した。このリボン側基材21上に、剥離保護層22と微細凹凸形成層23とをこの順に形成し、これらをオーブンで乾燥させた。剥離保護層22の材料としてはアクリル樹脂を使用し微細凹凸形成層23の材料としてはアクリルポリオールを使用した。剥離保護層22及び微細凹凸形成層23の乾燥後の膜厚は、それぞれ、0.6μm及び0.7μmであった。
次に、ロールエンボス装置を用いた熱プレスにより、微細凹凸形成層23の表面に、ホログラムとしての微細凹凸形成部を3種形成した。このとき、形成した3種の微細凹凸形成部(H1,H2及びH3)のサイズは50mm×50mmで、深さは約100nmで同一とした。また、微細凹凸形成部H1の空間周波数は1020本/mm乃至1275本/mm、微細凹凸形成部H2の空間周波数は1205本/mm乃至1505本/mm、微細凹凸形成部H3の空間周波数は1470本/mm乃至1840本/mmとしている。尚、RGB三色について、微細凹凸形成部H1は波長λ=650nmのRに、微細凹凸形成部H2は波長λ=550nmのGに、微細凹凸形成部H3は波長λ=450nmのBに対応させている。
次いで、微細凹凸形成層23の回折構造上に、蒸着法により硫化亜鉛からなる透明反射層を形成した。透明反射層膜厚は50nmとした。
以上のようにして、ホログラムリボン2を完成させた。
次に、図8に示す画像表示体200を、以下の方法により形成した。
まず、被転写基材3の被転写側基材31として、厚さが25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを準備した。この被転写側基材31上に、グラビアコータを用いて、受像層36を形成し、オーブンで乾燥させた。受像層の材料としてはアクリルポリオールを使用した。受像層36の乾燥後の膜厚は、2.0μmであった。
次に、図2に示す作製装置においてバリ取り部13にシリコン系粘着ローラーを設け、300dpiのサーマルヘッドを用いた熱転写を行なうことにより、3種の画像セル20a,20b,20cを、受像層36上へと転写することにした。このためにまず、画像表示体に示す画像をR,G,B三色で表示できるように画像処理を行なった。画像セルの転写は、ホログラムリボン2のうち、まず、Rに対応する微細凹凸形成部H1で、印字面積を変えて、元画像のRをドット形状あるいは線形状で表示し、Gに対応する微細凹凸形成部H2で、印字面積を変えて元画像のGをドット形状あるいは線形状で表示し、Bに対応する微細凹凸形成部H3で、印字面積を変えて元画像のBをドット形状あるいは線形状で表示した。このとき、双方の回折構造の印字面積は、隣り合うドット状部が重なり合わない条件で最大となるサイズと、その1/2のサイズの2種である。
以上のようにして、バリ取り部13にてバリ取りが行われ、R,G,Bの画像セルでフルカラー表示された画像表示体200を完成した。以下、この画像表示体200を「画像表示体D1」と呼ぶ。
<例2:画像表示体D2の作製>
画像表示体D1で使用したのと同じホログラムリボン2及び、被転写基材3を用い、以下のように画像表示体D2を形成した。
まず、図2に示す作製装置において、バリ取り部13が取り除かれた状態で300dpiのサーマルヘッドを用いた熱転写を行なうことにより、3種の画像セル20a,20b,20cを、受像層36上へと転写することにした。画像表示体D1を形成した例1と同様に、画像表示体に示す画像をR,G,B三色で表示できるように画像処理を行なった。画像セルの転写は、ホログラムリボン2のうち、まず、Rに対応する微細凹凸形成部H1で、印字面積を変えて、元画像のRをドット形状あるいは線形状で表示し、Gに対応する微細凹凸形成部H2で、印字面積を変えて元画像のGをドット形状あるいは線形状で表示し、Bに対応する微細凹凸形成部H3で、印字面積を変えて元画像のBをドット形状あるいは線形状で表示した。このとき、双方の回折構造の印字面積は、隣り合うドット状部が重なり合わない条件で最大となるサイズと、その1/2のサイズの2種である。
以上のようにして、バリ取り部13にてバリ取りが行われることなく、R,G,Bの画像セルでフルカラー表示された画像表示体を完成させた。以下、この画像表示体を「画像表示体D2」と呼ぶ。
以上のようにして製造した画像表示体D1及び画像表示体D2を顕微鏡で観察した際、バリ取りが行われた画像表示体D1では箔切れ不良の発生している箇所が発見されなかった一方で、バリ取りが行われなかった画像表示体D2においては箔切れ不良が発生している様子が観察された。また画像表示体D1及び画像表示体D2を比較して観察したところ、画像表示体D1は画像表示体D2に比べ、色再現性及び画質が勝っていることが確認された。
本発明は、パスポートや査証などの冊子又は、カード等の個人認証媒体上に個人特定の要となる顔画像や指紋を印刷・印字・描画する画像表示体に関わるものであり、特に、正等な所有者の顔などの個人識別情報を、回折構造を設けた構造体とオンデマンド印刷技術を組み合わせることにより、偽造や改竄を困難にし、さらに個人識別を行なう審査官に対してより不正行為があるものを判別し易くし、より精度良く認証ができる。
1a,1b ・・・作製装置
2 ・・・ホログラムリボン
3 ・・・被転写基材
4 ・・・基材搬送方向
11 ・・・画像入力手段
12 ・・・制御手段
13a,13b ・・・バリ取り部
14 ・・・転写印字制御手段
15 ・・・サーマルヘッド
16 ・・・転写ロール
17 ・・・熱圧
18 ・・・個別情報記録部
20,20a,20b,20c ・・・画像セル
20´ ・・・バリ発生部
21 ・・・リボン側基材
31 ・・・被転写側基材
22 ・・・剥離保護層
23 ・・・微細凹凸形成層
24 ・・・反射層
25 ・・・接着層
36 ・・・受像層
H1,H2 ,H3 ・・・微細凹凸形成部
100 ・・・個別認証媒体
200,200´,201 ・・・画像表示体
L ・・・搬送ライン
F ・・・前側ライン
R ・・・後側ライン

Claims (5)

  1. ホログラムリボンを転写ロール上に保持された被転写基材へ熱転写して得られる個別情報記録層を有する画像表示体を作製する作製装置であって、
    前記個別情報記録層に発生する前記ホログラムリボンの余りであるバリを取り除くバリ取り部を含むことを特徴とする画像表示体の作製装置。
  2. 前記被転写基材が搬送される搬送ラインを、前記転写ロールを挟んで一方のラインと他方のラインとに区分し、
    前記バリ取り部は、前記一方のラインにおいて前記転写ロールへ前記被転写基材を送り込む送込位置と、前記他方のラインにおいて前記転写ロールから前記被転写基材を送り出す送出位置との、少なくとも一方の位置に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の画像表示体の作製装置。
  3. 前記ホログラムリボンは、ホログラム又は回折格子の微細凹凸形成部から形成されるとともに、
    各々異なる空間周波数とされた2種以上の微細凹凸形成部と、各々異なる射出角度とされた2種以上の微細凹凸形成部とのうち少なくとも一方の2種以上の微細凹凸形成部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示体の作製装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像表示体の作製装置を用いて作製されたことを特徴とする画像表示体。
  5. 請求項4に記載の画像表示体を用いたことを特徴とする個別認証媒体。
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JP2001180630A (ja) * 1999-12-27 2001-07-03 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 転写装置
JP2014069535A (ja) * 2012-10-01 2014-04-21 Toppan Printing Co Ltd 画像表示体の作製装置、画像表示体及び個人認証媒体

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