JP2015536650A - ロールパンを焼成するための装置および方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、製品を焼成するための、特に装飾表面仕上げを有するロールパンを焼成するための装置(10、110)に関する。装置(10、110)は、第1型(14、114)および第2型(16、116)を有する焼成トレイ(12、112)を、ならびに好ましくは第2型(16、116)に形成された開口(20)に受けられ得るインサート(22、138)を備える。これらの型は、焼成工程時にそれらの分離を防止するために相互に固定可能である。インサート(22、138)は、第1型および第2型が共に固定される場合に、インサート(22、138)の内表面により画成される内部空洞が第1型(14、114)の生地受け空洞(18)に位置合わせされる位置において、第1型(14、114)かまたは組み合わされた第1型(14、114)および第2型(16、116)により捕獲された状態に維持される。また、本発明は、ロールパンを焼成する方法に関する。

Description

本発明は、ロールパンを焼成するための装置および方法に関する。限定するものではないが、詳細には、本発明は、装飾表面仕上げを有するロールパンを焼成するための装置および方法に関する。
現在では、商業的規模でロールパンを焼成するための複数の異なる焼成方法が、多量のロールパンを生産するために利用されている。これらの方法は、典型的にはコンベヤベルトオーブンまたはシェルフ型オーブンの使用を伴い、生地を収容するトレイが、積層され、コンベヤベルトまたはトローリ上でオーブン内に搬送される。生地が配置されたトレイは、焼成時の生地の膨張を可能にするために一般的に上部が開口している。
ロールパンの外側上部表面に表面細部加工を施す1つの既知の方法は、ロールパンを焼成する前に生地にプレス加工を行うことを伴う。この方法を利用して実現し得る表面細部加工のレベルは、非常に制限され、殆どの場合は粗目表面パターンに限定される。この方法に精通する人には既知であるように、ロールパン上の表面パターンは、生地にプレス加工を施すことにより形成されるライン上にて褐色化が不足することによって形成される。この方法が使用されている一例は、ロールパンにサッカーボール様の表面パターンを形成するものである。この方法の利用により実現可能な表面細部装飾の限界により、例えばロゴなどのより細かな表面細部装飾の形成において使用するには適さないものとなる。
この問題に対する1つの可能な解決策として、生地が配置される下型と中でロールパンが焼成される上型とからなる、2ピース型焼成トレイを有することが提案されている。これらの焼成トレイを特に商業的焼成工程にて使用する場合の問題の1つは、トレイが、耐損傷性および取扱いの容易さを有さなければならない点である。型が損傷を被ると、商業的焼成工程での使用は不可能となる。例えば、型に凹みがあると、典型的には成形不良のロールパンが得られ、これは、商業的焼成工程では許容外となる。
また、上述のような上型および下型を使用する場合には、焼成型を通した適切な通気の問題にしばしば直面する。通気穴の不在または通気穴の不正確な配置によっても成形不良のロールパンがやはり得られるため、生地の膨張時に捕獲される空気を放出するこれらの穴の上型および下型における位置もまた非常に重要となる。
焼成上型および焼成下型を使用する場合には常に、それらが共に固定的に保持されることにより、焼成工程における生地の膨張時に上型が下型から離昇するのを防止するのを確実にすることが重要となる。また、上型および下型は、型の撓曲を防止するために剛性である必要もある。なぜならば、撓曲により、型が開く恐れがあり、更にこれにより、ロールパンの成形不良を引き起こす恐れがあるからである。型同士を共に固定することの問題は、ロールパンの発汗を防止するために、ロールパンが焼き上がると即座にこれらの型を開く必要がある点である。発汗は、より軟質の生地において特に顕著である。型が、オーブンから取り出された後に過度に長期にわたって閉じられたままの状態に置かれると、蒸気が十分な速さで逃げられないことにより、ロールパンは型内部で発汗し始める。これにより、ロールパンの望ましくない不規則な表面仕上げが生じる。
本発明の1つの目的は、既存の焼成装置および焼成方法が現行で被る問題の少なくともいくつかを緩和することである。
本発明のさらなる目的は、既存の制御装置プラットフォームの代替として有効な焼成装置および焼成方法を提供することである。
また、本発明の1つの目的は、コンベヤベルトオーブンおよびラックシステムなどの種々の焼成システムにて使用するのに適合可能な新規の焼成装置を提供することである。
本発明の第1態様によれば、ロールパンなどの製品を焼成するための装置が提供される。この装置は、焼成工程時の分離を防止するために相互に固定可能である第1型および第2型を有する焼成トレイを備え、第2型は、第1型および第2型が共に固定される場合に第1型の生地受け空洞に位置合わせされる空洞を有し、第2型の空洞の内表面が、呼吸穴を有し、焼成工程時に2つの型の間で焼成される製品に装飾表面仕上げを施すための装飾デザインを備える。
好ましくは、第2型の空洞は、第2型に形成された開口に受けられ得るインサートにより画成され、インサートは、第1型および第2型が共に固定された場合に、第1型かまたは組み合わされた第1型および第2型により捕獲された状態に維持される。
インサートは、代替的な装飾デザインを備えるインサートと交換可能となるように取外し可能であってもよい。
インサートは、可撓性材料から製造され得る。一実施形態においては、インサートは、シリコーンインサートである。
インサートの側壁部は、少なくとも1つのより高い熱抵抗エリアおよび少なくとも1つのより低い熱抵抗エリアを形成するような可変厚さを有してもよい。
インサートは、第1型上の対応する位置決定形状部中に置くための位置決定形状部を備えてもよく、それにより、両位置決定形状部が係合し合う場合に第1型に対してインサートを位置決定する。インサート上の位置決定形状部は、環状スカートの形態をとってもよく、その一方で第1型上の位置決定形状部は、スカートを受けることが可能な環状凹部の形態をとってもよい。
スカートは、使用時には下端部となる端部から突出する外周リッジを備えてもよく、その一方で第1型は、生地受け空洞の周囲に位置決定された相補的な形状の環状溝を備え、リッジは、スカートが環状凹部内に位置決定された場合にこの環状溝内に受けられて、焼成工程時にスカートがロールパンに向かって内方に移動するのを防止する。
好ましくは、第2型は、複数のインサート受け開口を有し、第1型は、対応する個数の生地受け空洞を有し、それにより単一の焼成トレイが、複数の各製品を焼成するために使用され得る。
好ましくは、第1型および第2型は、両型が共に固定される第1固定構成と両型が相互から解放される第2解放構成との間で手動によりまたは自動的に動作可能である固定機構によって相互に固定可能となる。
一実施形態においては、固定機構は、第1型および第2型のそれぞれの上に位置決定された複数の相補的な形状の連結形状部を備え、連結形状部は、固定機構が固定構成にある場合に相互に係合され、固定機構が解放構成にある場合に相互から係合解除される。
第1型の連結形状部は、複数の摺動ロッド上に位置決定されたウェッジの形態をとってもよく、その一方で第2型の連結形状部は、固定機構が固定構成にある場合にウェッジを捕獲状態に維持する拡張ヘッドを備えるロックピンの形態をとってもよい。
更に、固定機構は、固定機構の解放構成および固定構成に対応する開位置と閉位置との間で枢動する枢動ラッチにより動作可能であってもよい。
また、第1型および第2型は、相補的な形状の位置決定形状部を有してもよく、これらの位置決定形状部は、両型が共に固定される場合に、第1型の生地受け空洞に第2型のインサート受け開口を位置合わせするように相互に係合する。第1型の位置決定形状部は、溝の形態をとってもよく、その一方で第2型の位置決定形状部は、相補的な形状のリッジの形態をとってもよい。また、第2型の位置決定形状部は、両型に強度および剛性を与えるための補剛リブの形態をとってもよい。更に、これらの位置決定形状部は、ピンまたはガイドの形態をとってもよい。
装置は、第1型および第2型を相互から離すように付勢するために両型の間に位置決定された付勢手段を更に備えてもよい。一実施形態においては、付勢手段は、板ばねの形態をとる。好ましくは、付勢動作をバランス調整し、型を均等に押し離すために、第1型上に取り付けられた4つの板ばねが存在する。
本発明の第2態様によれば、ロールパンなどの製品を焼成するための装置が提供される。この装置は、第1型および第2型を有する焼成トレイと、第2型に形成された開口に受けられ得るインサートとを備え、第1型および第2型は、焼成工程時の分離を防止するために相互に固定可能であり、インサートは、第1型および第2型が共に固定される場合に、インサートの内表面により画成される内部空洞が第1型の生地受け空洞に位置合わせされる位置において、第1型かまたは組み合わされた第1型および第2型により捕獲された状態に維持される。
本発明の第3態様によれば、外表面に装飾表面仕上げを有する製品を焼成する方法が提供される。この方法は、以下のステップ、すなわち
焼成トレイの第1型の生地受け空洞内に生地を配置するステップと、
焼成トレイがデザインを有する空洞をまだ有していない場合に、このトレイの第2型内にインサートを配置するステップと、
第1型の生地受け空洞がインサートの内部空洞と位置合わせされるように、第1型の上に第2型を位置決定するステップと、
固定機構により第1型に第2型を固定して両型の分離を防止するステップと、
オーブン内に焼成トレイを挿入するステップと、
所望の時間量にわたり所望の温度にて生地を焼成するステップと
を含む。
好ましくは、この方法は、生地を焼成するステップの後に焼成トレイがオーブンから取り出された際に、固定機構を解除することにより両型を相互から分離させるステップを含む。
この方法は、固定機構の解除時に第1型および第2型が自動的に分離されるように、付勢手段を使用してこれらの型を離すように付勢するステップを更に含んでもよい。また、上型は、制御された褐色化パターンを実現するためにいくつかのエリアに熱障壁を生じさせるように、厚さが多様であってもよい。
次に、添付の図面を参照として、本発明をもっぱら例として更に詳細に説明する。
ロールパンの中の1つが中で焼成される1つの可撓性または剛性のインサートを見ることができる、本発明によるロールパンを焼成するための装置の斜視図である。 ロールパンが中で焼成される複数のインサートを見ることができる、図1の装置の斜視図である。 図1の装置の第1型の上面斜視図である。 第1型と第2型との間のロケータとして機能する補剛リブを示す、図3の第1型の底面斜視図である。 図1の装置の第2型の上面斜視図である。 第1型と第2型との間のロケータとして機能する補剛リブを示す、図5の第2型の底面斜視図である。 図1の装置の取外し可能インサートの第1実施形態を示す図である。 可変厚さを有する側壁部を有する図1の装置の取外し可能インサートの第2実施形態を示す図である。 第1型および第2型が相互に固定された状態にある図1の装置の側面図である。 図1の装置の詳細断面側面図である。 開位置において示された手動により動作可能なラッチを備える、図1の装置の斜視図である。 ラッチが閉位置において示された、図1の装置の斜視図である。 本発明の第2実施形態によるロールパンを焼成するための装置の上面斜視図である。 図13の装置の底面斜視図である。 開構成における、図13の装置の固定機構の拡大図である。 閉構成における、図13の装置の固定機構の拡大図である。 図1の装置の詳細断面側面図である。
同様の参照符号が同様の特徴を示す図面を参照すると、本発明による例えばロールパンなどの製品を焼成するための装置の非限定的な例が、参照番号10により全体的に示される。
図1は、装置10の上面斜視図を示す。この図から、装置10が、使用時には下型となる第1型14と、使用時には上型となる第2型16とを有する焼成トレイ12を備えることが分かる。上または下という用語は、焼成工程時に型が典型的に使用される位置を指す点を理解されたい。
下型14は、剛性構造を有し、焼成用のオーブン内に焼成トレイを挿入する前に生地を受けるための少なくとも1つの生地受け空洞18を有する。図示する実施形態では、下型14は、複数のロールパンを同時に焼成するために複数の生地受け空洞18を備える。図1に示す実施形態では、下型14は、20個の生地受け空洞18を有する。
上型16は、使用時には取外し可能または固定のインサート22を受ける少なくとも1つの開口20を有する。インサート22は、焼成工程時にロールパンが中で膨張する内部空洞24(図6)を画成する。インサート22は、以下で更に詳細に説明する。図1から、上型16内のインサート受け開口20の個数が、下型14の生地受け開口の個数と一致することが分かる。
上型16は、下型の生地受け空洞および上型のインサート受け開口が位置合わせされるように、下型14上に位置決定可能であり、これにより、下型の生地受け空洞にインサート22の内部空洞が位置合わせされる。相互に対する位置合わせを容易にするために、上型および下型は、使用時には相互に係合する相補的な形状の位置決定形状部を有する。添付の図面の図3および図4を参照すると、下型の位置決定形状部は、使用時には下表面となる下型の表面から突出する中空突出部26の形態をとることが分かる。次に図5および図6を参照すると、上型の位置決定形状部は、使用時には下表面となる上型の表面上に形成された相補的な形状のリッジ28の形態をとる。これらの図面からは、上型のリッジ28が、下型の中空突出部26により画成される溝内に受けられ、それによって型同士が相互に対して位置決定され、トレイが補剛および強化されることが明らかであろう。また、図10の断面図は、上型16のリッジの中の1つが下型14の溝内に位置決定されるのを示す。
上型および下型は共に、焼成工程時に空気を逃がす通気穴29を備える。上型16の通気穴29は、典型的にはインサート22に位置し、下型14の通気穴は、典型的には生地受け空洞18に位置する。
上型および下型は、焼成工程時に生地の膨張によりこれらの型に対して圧力が印加される結果として型同士が分離するのを防止するために、相互に固定可能である。図示する実施形態では、型同士は、共に固定される第1固定構成と相互から解放される第2解放構成との間で手動により動作可能な固定機構30によって、相互に固定可能である。
固定機構30は、図1および図2にて明確に見ることができ、これらの図面からは、固定機構30が、使用時には上表面となる上型16の表面から突出するスタブ34を中心として回転可能である複数のカム32を備えることが分かる。図示する実施形態では、2つの対のカム32が存在し、各対のカムは、連結ロッド36により相互に連結されることにより、固定機構30がその固定構成と解放構成との間で操作される際のカム同士の同期的動作を確保する。4つの全てのカムの動作が同期されるのを確保するために、連結ロッド36の端部同士が、2つの連結部材38.1および38.2と、2つの連結部材間に延在する別の連結ロッド40とによって相互に連結される。また、連結部材38.1および38.2は、上型16の上表面から突出するスタブ42を中心として枢動する。
固定機構30は、固定機構30の解放構成および固定構成にそれぞれ対応する開位置と閉位置との間で手動によりまたは自動的に操作され得る枢動ラッチ44によって、固定構成と解放構成との間で移動される。ラッチ44は、図11では開位置にて示され、図12では閉位置にて示される。これらの図では、ラッチの一方の端部は、上型16の上表面から突出するスタブ46に枢支連結され、他方の端部は、オペレータにより把持されるように形状設定されることが分かる。
更に図11および図12を参照すると、連結ロッド40およびラッチ44は、位置合わせされた場合に位置決定ピン(図面には図示せず)を受けるための、参照符号48.1および48.2によりそれぞれ示される対応する穴を有する。位置決定ピンは、連結ロッド40にラッチ44の移動を伝達することにより、開位置と閉位置との間でのラッチの操作が解放構成と固定構成との間での固定機構30の移動へと変換されるのを確保する。
ラッチ44は、図2に示すように、弾性タブの形態のロック形状部50によって閉位置にてロック可能である。閉位置から開位置にラッチ44を移動させるためには、タブ50が、そのばね付勢に対抗して下方に押圧されることによって、ラッチにタブを通過させなければならない。
上記の説明から、ラッチ44が開位置から閉位置に移動される場合に、カム32が、枢支スタブ34を中心として、上型16が下型14から外され得る位置から、上型が下型から外れるのを防止された位置へと回転する点が理解されよう。上型16が下型14から外れるのを防止するために、各カム32は、ロック機構30が固定構成にある場合に係合する対応する直立ロック52を有する。直立ロック52は、使用時には上表面となる下型の表面上に位置決定され、上型の開口を貫通して延在することが明らかであろう。
また、カム32のロック係合表面54は、カムにより下型からの上型の外れが許可される位置から、カムにより下型からの上型の外れが防止される位置へとカムを回転させる際の、カムの容易なロックを可能にするように形状設定される。図示する実施形態では、ロック係合表面54は、上記に示すような容易なロックに対応するように角度設定される。
上述のように、ロールパンがオーブンから取り出された後に迅速に上型および下型を分離させることによって、ロールパンの平滑な表面仕上げを実現することが重要である。この理由から、装置10は、2つの型の間に位置決定された、これらの型同士を離すように付勢する付勢手段56を備える。図示する実施形態では、付勢手段56は、下型14上に取り付けられた板ばねの形態をとる。使用時には、ばね56は、上型16を押圧し、それにより上型に力を印加して、下型から上型を離昇させる。ばね56は、ロック機構30が解除されるすなわち解放構成へと移動されると、上型を下型から自動的に離昇させ、それにより、インサート22がロールパンから離昇されることによって、焼き上がったばかりのロールパンを呼吸させ得るように構成されることが明らかであろう。
次に取外し可能インサート22に戻ると、インサート22は、固定機構が閉じられた場合にインサート22が上型および下型により捕獲された状態に維持されるように、固定機構30を閉じる前に上型16の開口24内に配置される点を理解されたい。インサート22を捕獲状態に維持するために、上型16は、使用時にインサートに係合して、膨張しつつある生地の圧力により上型からインサートが離昇しないようにする保持リング58を有する。図10では、図示する実施形態において、各保持リング58が、整合インサート22上の環状リム62の形態の対応するロック形状部に係合するリップ60の形態のロック形状部を有することが分かる。
更に図10を参照すると、各インサート22は、スカート64を有し、これは、使用時には下型14の整合生地受け空洞18内に形成された環状凹部66内に位置する。スカート64および凹部66により、インサート22は、生地受け空洞18が焼成工程時に生地を焼成するためのインサートの内部空洞に位置合わせされるように、下型14に対して容易に位置合わせされ得る。また、下型14に対するインサート22の位置合わせにより、装置10によって生産される全てのロールパンが均一な形状を有することが確実となる。
下型14の凹部66内に延在するスカート64の別の利点は、インサート22およびしたがって内部空洞を画成する表面上の装飾デザインが、ロールパンのベースに向かって延在する点である。換言すれば、スカート64は、装飾表面仕上げがロールパンの下半部の少なくとも一部分にも施されるように、ロールパンの中心を越えて延在する。また、スカートにより、装飾デザインを下型内に延在させて、多数の上型デザインに対応するように下型を標準的なものに維持することを可能にする。
装置10の好ましい実施形態では、インサート22は、例えばシリコーンなどの弾性または可撓性の材料から製造される。しかし、代替的な一実施形態では、インサートは、焼成工程全体の間に形状の維持が可能な任意の他の剛性材料から製造され得る。シリコーンなどの材料の利点は、優れた耐摩耗性および耐損傷性を実現しつつ、他のプラスチック材料と同様にインサート22の容易な射出成形を可能にする点である。これは、商業的焼成環境では特に重要となり得ることが予期される。また、シリコーンインサート22は、個々のインサート22が損傷を被った場合に上型16全体を取り替える必要がないために、容易に取替え可能である。
また、インサート22の交換可能性により、種々のデザインのインサートを装置10で使用することが可能となり、これにより、インサートのみの交換によってロールパンの装飾表面仕上げを変更することが可能となる。図7では、インサート22は断面で示され、それにより、内部空洞を画成するその内表面を見ることができる。この図からは、装飾デザイン68が、内部空洞を画成するインサート22の内表面に施されることが分かる。装飾デザイン68の結果として、その鏡像が焼成工程時にロールパン上に形成されることになる点が、装飾ロールパンの焼成技術の当業者には認識されよう。この実施形態では、装飾デザインは、サッカーボールの外観に類似するように形状設定されたリッジの形態をとる。
更に、図7からは、リッジ68を除いては、インサートの側壁部22.1が、ロールパンの外表面の均一な褐色化を確保するために均一な厚さからなることが分かる。対照的に、図8は、側壁部22.2が可変厚さからなるインサートの別の実施形態を示す。シリコーンの優れた熱抵抗により、ロールパンの外表面の褐色化は、側壁部22.2の厚さを制御することにより制御可能となる。例えば、側壁部がより薄い領域では、ロールパンの褐色化は高まるが、側壁部がより厚い領域では、ロールパンの褐色化は低くなる。
ロールパンの外表面に施される装飾仕上げは、インサートの内表面の装飾デザインによりおよび/またはインサートの側壁部の厚さの変更により生み出され得る任意の形状または形態をとり得る点を理解されたい。
本発明による外表面に装飾表面仕上げを有するロールパンを焼成する方法は、上記の説明から明らかであろうが、以下に簡単に示す。生地が、焼成トレイ12の下型14の生地受け空洞18内に配置され、インサート22が、上型16の各インサート受け開口20内に配置される。次いで、上型および下型は、下型14の生地受け空洞18が可撓性インサート22の内部空洞と位置合わせされるように相互に位置決定されるように、一体化される。次いで、上型および下型は、焼成工程時に分離するのを防止するために、固定機構30により相互に固定される。これらの型が共に固定されると、焼成トレイ12が、オーブンに挿入され、所望の時間量にわたり所望の温度で焼成される。
次いで、これらの型は、焼成トレイ12が生地焼成ステップ後にオーブンから取り出されると、固定機構30の解除により相互から分離される。図示する実施形態では、これらの型は、これらを離すように付勢する板ばね56により相互から自動的に分離され、これにより全てのロールパンは、固定手段の解除と同時に呼吸可能となることが確保される。
次に、図13〜図17を参照として、本発明によるロールパンを焼成するための装置の第2実施形態を説明する(装置は参照符号110により示される)。装置110は、使用時には下型となる第1型114と使用時には上型となる第2型116とを有する焼成トレイ112をやはり備える。
装置110を使用する焼成方法は、焼成トレイ12を使用する場合の方法と実質的に同一であるが、下型114に上型116を固定する方法が、第1実施形態とは異なる。第2実施形態の装置110を示す図13〜図17では、固定機構は、参照符号117により示される。特に図14を参照すると、固定機構117が5つの摺動バーまたは摺動ロッド118を備えることが分かる。ロッド118は、下型114の長手方向長さに沿って相互に実質的に平行に延在し、横固定部材120により下型114に固定される。図14からは、横固定部材120が、下型114の下面に連結され、使用時にロッド118が位置決定されるチャネル122を画成するのが分かる。3つの固定部材120のチャネル122は、位置合わせされたチャネル内で摺動ロッド118を前後に移動させ得るように相互に位置合わせされることが明らかであろう。
固定機構は、上記で説明し添付の図面に示す2つの例に限定されない点を理解されたい。磁石または他の機械的オプションの使用が可能であることを含め、代替的なラッチおよびロック機構が可能である。
更に図14を参照すると、各摺動ロッド118は、使用時には上型116が備える相補的な形状の連結形状部126に係合可能となる複数の連結形状部124を有する。任意の個数の連結形状部124を使用することが可能であるが、上型および下型は、各摺動ロッド118が、対応する連結形状部126にそれぞれが係合する7つの連結形状部124を有する場合に、相互に効果的に固定されることが判明している。
図13〜図17に示す実施形態では、摺動ロッド118の連結形状部124は、各ロッドの長手方向長さに沿って離間されたウェッジコネクタの形態をとる。各ウェッジコネクタは、貫通して延在する鍵形状穴128を有する。更に、上型116の連結形状部126は、それぞれが拡張ヘッド130を備えるピンの形態をとる。使用時には、ピン126は、上型116から対応する鍵形状穴128を貫通して延在する。摺動ロッド118は、上型116が下型114から外され得る第1解放構成と、上型が下型に固定される第2固定構成との間で可動である。図15および図16は、解放構成および固定構成のそれぞれにおける摺動ロッド118の拡大図を示す。図15からは、摺動ロッドが解放構成にある場合に、ピン126のヘッド130が対応する鍵形状穴128のより大きな端部に位置合わせされて、上型116が下型114から外され得るのが分かる。対照的に、ピン126は、摺動ロッド118が固定構成にある場合に、対応する鍵形状穴128の幅細端部に受けられる。この固定構成では、ヘッド130は、ウェッジをしたがって摺動ロッド118を捕獲状態に維持する点を理解されたい。
摺動ロッド118は、固定構成と解放構成との間を、ロッドを個別に操作することによってかまたはロッドを全て同時にすなわち協調的に操作することのいずれかによって移動され得ることが予期される。全てのロッド118が同時に移動される場合には、相互連結部材(添付の図面には図示せず)が、ロッドが協調的に移動し得るように、ロッドを全てともに連結するために使用され得る。また、固定機構117が、解放構成と固定構成との間で自動的に動作可能であり得ることが予期される。
この第2実施形態の装置110では、固定機構117は、摺動ロッド118の移動を制限するための少なくとも1つの移動制限手段を備える。図15および図16に示すように、各摺動ロッド118は、関連するストッパ136と相互作用して摺動ロッド118の移動を制限する2つの肩部134.1および134.2を有する。肩部134.1は、一方向における対応する摺動ロッド118の移動を制限し、肩部134.2は、逆方向における対応する摺動ロッド118の移動を制限することが明らかであろう。換言すれば、肩部134.1および134.2は、摺動ロッド118の可動域を規定する。
図13に戻ると、ピン126は、上型116の穴132内に固定されるのが分かる。ピン126は、上型にピンを締め付けるために工具を挿入し得るソケット担持形状部134により穴132内に固定される。
第2実施形態の固定機構117を第1実施形態の固定機構と比較すると、6つのみの固定位置の代わりに、機構117は、35個の固定位置を有することが分かる。固定位置の個数の増加により、シリコーンインサートと下型114との間の封止の改善がもたらされ得ると考えられている。また、固定機構117は、より少数の可動構成要素を備え、特に回転構成要素または枢動構成要素の使用を解消することにより、焼成トレイ112を動作条件下に維持するために必要とされるメンテナンス量を削減する。添付の図面からは、焼成トレイ112の全ての可動構成要素が下型114の下面に位置決定され、それによりそれらの可動構成要素が使用時に損傷を被るリスクが最小限に抑えられることが分かる。また、一般的に、焼成トレイ112の下面は、上面よりも高い清浄度に留まることが判明している。したがって、トレイ112の下面に可動構成要素を取り付けることにより、可動構成要素が動かなくなるまたは膠着するリスクが軽減される。
次に焼成トレイ112の断面図を示す図17を参照として、第2実施形態のシリコーンインサートと下型114との間の連結をより詳細に説明する。焼成トレイ112のシリコーンインサートは、添付の図面では参照符号138で示される。
各シリコーンインサート138のスカート64は、使用時には下端部となるその端部から突出する外周リッジ140を備える。リッジ140は、下型114の生地受け空洞18の周囲に位置決定された相補的な形状の環状溝142内に受けられる。環状溝142は、焼成工程時にスカート64がロールパンの方向に内方へと移動するのを防止する肩部144を形成する。また、リッジ140は、シリコーンの表面積を増大させて、上型116と下型114との間の封止を改善させる。
添付の図面には示さないが、装置110の上型および下型は、焼成工程時に空気を逃がし得る通気穴をやはり備える。これらの通気穴は、装置10の通気穴と実質的に同様である。
上記の説明から、装置10、110は、コンベヤベルトオーブン、ラックオーブン、およびトローリオーブンを含むがそれらに限定されない商業的焼成技術およびシステムとの使用向けに設計されていることが明らかになろう。
10 装置
12 焼成トレイ
14 第1型、下型
16 第2型、上型
18 生地受け空洞
20 開口
22 インサート
22.1 側壁部
22.2 側壁部
24 内部空洞、開口
26 中空突出部
28 リッジ
29 通気穴
30 固定機構
32 カム
34 枢支スタブ
36 連結ロッド
38.1 連結部材
38.2 連結部材
40 連結ロッド
42 スタブ
44 枢動ラッチ
46 スタブ
48.1 穴
48.2 穴
50 ロック形状部、タブ
52 直立ロック
54 ロック係合表面
56 付勢手段、ばね
58 保持リング
60 リップ
62 環状リム
64 スカート
66 環状凹部
68 装飾デザイン
110 装置
112 焼成トレイ
114 第1型、下型
116 第2型、上型
117 固定機構
118 摺動バー、摺動ロッド
120 横固定部材
122 チャネル
124 連結形状部
126 連結形状部
128 鍵形状穴
130 拡張ヘッド
132 穴
134 ソケット担持形状部
134.1 肩部
134.2 肩部
136 ストッパ
138 シリコーンインサート
140 外周リッジ
142 環状溝
144 肩部

Claims (25)

  1. 製品を焼成するための装置であって、前記装置は、焼成工程時の分離を防止するために相互に固定可能である第1型および第2型を有する焼成トレイを備え、前記第2型は、前記第1型および前記第2型が共に固定される場合に前記第1型の生地受け空洞に位置合わせされる空洞を有し、前記第2型の前記空洞の内表面が、呼吸穴を有し、前記焼成工程時に前記2つの型の間で焼成される製品に装飾表面仕上げを施すための装飾デザインを備える、装置。
  2. 前記第2型の前記空洞は、前記第2型に形成された開口に受けられ得るインサートにより画成され、前記インサートは、前記第1型および前記第2型が共に固定された場合に、前記第1型かまたは組み合わされた前記第1型および前記第2型により捕獲された状態に維持される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記インサートは、代替的な装飾デザインを備えるインサートと交換可能となるように取外し可能である、請求項2に記載の装置。
  4. 前記インサートは、可撓性材料から製造される、請求項2または3に記載の装置。
  5. 前記インサートは、シリコーンインサートである、請求項2から4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記インサートの側壁部は、少なくとも1つのより高い熱抵抗エリアおよび少なくとも1つのより低い熱抵抗エリアを形成するような可変厚さを有する、請求項2から5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記インサートは、前記第1型上の対応する位置決定形状部中に位置決定するための位置決定形状部を備え、それにより、前記両位置決定形状部が係合し合う場合に前記第1型に対して前記インサートを位置決定する、請求項2から6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記インサート上の前記位置決定形状部は、環状スカートの形態をとり、前記第1型上の前記位置決定形状部は、前記スカートを受けることが可能な環状凹部の形態をとり得る、請求項7に記載の装置。
  9. 前記スカートは、使用時には下端部となる端部から突出する外周リッジを備える一方で、前記第1型は、前記生地受け空洞の周囲に位置決定された相補的な形状の環状溝を備え、前記リッジは、前記スカートが前記環状凹部内に位置決定された場合に前記環状溝内に受けられて、焼成工程時に前記スカートがロールパンに向かって内方に移動するのを防止する、請求項8に記載の装置。
  10. 前記第2型は、複数のインサート受け開口を有し、前記第1型は、対応する個数の生地受け空洞を有し、それにより単一の焼成トレイが、複数の各製品を焼成するために使用され得る、請求項2から9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記第1型および前記第2型は、前記両型が共に固定される第1固定構成と前記両型が相互から解放される第2解放構成との間で手動によりまたは自動的に動作可能である固定機構によって相互に固定可能となる、請求項2から10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記固定機構は、前記第1型および前記第2型のそれぞれの上に位置決定された複数の相補的な形状の連結形状部を備え、前記連結形状部は、前記固定機構が前記固定構成にある場合に相互に係合され、前記固定機構が前記解放構成にある場合に相互から係合解除される、請求項11に記載の装置。
  13. 前記第1型の前記連結形状部は、複数の摺動ロッド上に位置決定されたウェッジの形態をとる一方で、前記第2型の前記連結形状部は、前記固定機構が前記固定構成にある場合に前記ウェッジを捕獲状態に維持する拡張ヘッドを備えるロックピンの形態をとる、請求項12に記載の装置。
  14. 前記固定機構は、前記固定機構の前記解放構成および前記固定構成に対応する開位置と閉位置との間で枢動する枢動ラッチにより動作可能である、請求項11に記載の装置。
  15. 前記第1型および前記第2型は、相補的な形状の位置決定形状部を有し、前記位置決定形状部は、前記両型が共に固定される場合に、前記第1型の前記生地受け空洞に前記第2型の前記インサート受け開口を位置合わせするように相互に係合する、請求項2から14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 前記第1型の前記位置決定形状部は、溝の形態をとる一方で、前記第2型の前記位置決定形状部は、相補的な形状のリッジの形態をとる、請求項15に記載の装置。
  17. 前記第2型の前記位置決定形状部は、前記両型に強度および剛性を与えるための補剛リブの形態をとる、請求項16に記載の装置。
  18. 前記位置決定形状部は、ピンまたはガイドの形態をとる、請求項15に記載の装置。
  19. 前記第1型および前記第2型を相互から離すように付勢するために前記両型の間に位置決定された付勢手段を備える、請求項1から18のいずれか一項に記載の装置。
  20. 前記付勢手段は、板ばねの形態をとる、請求項19に記載の装置。
  21. 製品を焼成するための装置であって、前記装置は、第1型および第2型を有する焼成トレイと、前記第2型に形成された開口に受けられ得るインサートとを備え、前記第1型および前記第2型は、焼成工程時の分離を防止するために相互に固定可能であり、前記インサートは、前記第1型および前記第2型が共に固定される場合に、前記インサートの内表面により画成される内部空洞が前記第1型の生地受け空洞に位置合わせされる位置において、前記第1型かまたは組み合わされた前記第1型および前記第2型により捕獲された状態に維持される、装置。
  22. 外表面に装飾表面仕上げを有する製品を焼成する方法であって、
    焼成トレイの第1型の生地受け空洞内に生地を配置するステップと、
    前記焼成トレイがデザインを有する空洞をまだ有していない場合に、前記トレイの第2型内にインサートを配置するステップと、
    前記第1型の前記生地受け空洞が前記インサートの内部空洞と位置合わせされるように、前記第1型の上に前記第2型を位置決定するステップと、
    固定機構により前記第1型に前記第2型を固定して前記両型の分離を防止するステップと、
    オーブン内に前記焼成トレイを挿入するステップと、
    所望の時間量にわたり所望の温度にて前記生地を焼成するステップと
    を含む、方法。
  23. 前記生地を焼成する前記ステップの後に前記焼成トレイが前記オーブンから取り出された際に、前記固定機構を解除することにより前記両型を相互から分離させるステップを含む、請求項22に記載の方法。
  24. 前記固定機構の解除時に前記第1型および前記第2型が自動的に分離されるように、付勢手段を使用して前記両型を離すように付勢するステップを含む、請求項23に記載の方法。
  25. 制御された褐色化パターンを実現するためにいくつかのエリアに熱障壁を生じさせるように前記インサートの厚さを変更するステップを含む、請求項22から24のいずれか一項に記載の方法。
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