JP2015536184A5

JP2015536184A5 -

Info

Publication number: JP2015536184A5
Application number: JP2015539738A
Authority: JP
Filing date: 2013-10-23
Publication date: 2016-12-08

Claims

所定の注入速度で容器から薬物を送液する自動注入装置で使用されるパワーパックであって、
液化ガスを収容するキャニスター（１１０）を有するパワーパック本体を含み、
前記パワーパック本体は、流れ調整部（１４６，６９０２，７５０２）と、前記キャニスター内の前記液化ガスの一部が気体状態で前記パワーパックから流出することができる少なくとも１つの出口をさらに有し、使用時に、前記流れ調整部が流出速度を制御することにより、前記キャニスター内の前記液化ガスを実質的に前記液化ガスの蒸気圧に維持する一方、前記出口から流出した前記ガスは、前記容器内の前記薬物を制御して適応力を加え、
ｉ）前記適応力が、一定の注入速度では一定であり、
ｉｉ）前記注入速度が前記一定の注入速度未満に低下する場合、前記適応力が増大し、かつ、
ｉｉｉ）前記注入速度が前記一定の注入速度未満から前記一定の注入速度へ上昇する場合、前記適応力が低下する、
パワーパック。
使用前、前記液化ガスは前記キャニスターの体積の約５０％、約２５％〜約４５％、又は約３０％〜約４０％を占める、請求項１に記載のパワーパック。
前記液化ガスは、
亜酸化窒素（Ｎ_２Ｏ）、ｎ−ブタン、イソブタン、プロパン、Ｒ１３４ａ又はジメチルエーテル（ＤＭＥ）
のうちの１つ以上を含む、請求項１又は２に記載のパワーパック。
前記少なくとも１つの出口は、前記気体状態の液化ガスが通過する複数の開口部を含む、請求項１から３のいずれか一項に記載のパワーパック。
前記流れ調整部は、透過性膜及び多孔性固形物のうちの少なくとも一方を含む、請求項１から４のいずれか一項に記載のパワーパック。
前記流れ調整部は前記多孔性固形物を含み、
前記多孔性固形物は、
焼結多孔性金属、多孔性金属発泡体、多孔性セラミック、及び多孔性セラミック発泡体
のうちの少なくとも１つである、請求項５に記載のパワーパック。
前記パワーパックは、
ｉｖ）前記注入速度が前記一定の注入速度超に加速する場合、前記適応力が低下し、かつ、
ｖ）その後、前記注入速度が前記一定の注入速度超から前記一定の注入速度へ低下する場合、前記適応力が増大する
ように、さらに構成されている、請求項１から６のいずれか一項に記載のパワーパック。
前記出口は、前記キャニスターの排出端部に連結されると共に、前記出口は、前記容器にほぼ対応する寸法にされており、使用中、それらの間に密封接続を形成する、請求項１から７のいずれか一項に記載のパワーパック。
薬物を有する容器と、
前記容器に連結された中空針と
ドライバとしての液化ガスを有するパワー源（１００）と、を含む本体（２５０２）を含み、
前記パワー源は、更に、
流れ調整部（１４６，６９０２，７５０２）と、
前記液化ガスの一部が気体状態で前記パワー源から流出することができる少なくとも１つの出口と、を備え、
パワー源と容器とは連結されており、注入が開始されると、前記ドライバは、圧力下で、前記少なくとも１つの出口を経由して前記パワー源から流出し、前記容器から前記薬物を、前記中空針を通って前記本体から流出させる一方、前記流れ調整部は、前記パワー源内の前記液化ガスが実質的にその蒸気圧に維持されるように流出速度を制御する
自動注入装置。
前記注入が開始されると、前記ドライバは、適応変化する力を与えることで、前記容器から前記薬物を流出させる、請求項９に記載の自動注入装置。
前記パワー源は、薬物の容積送液速度が所望の所定注入速度よりも上昇した場合に、前記適応変化する力が低下し、前記薬物の容積送液速度が所望の所定注入速度未満に低下する場合に、前記適応変化する力が増大するように構成されている、請求項１０に記載の自動注入装置。
前記出口と前記容器との間に配置された中間部材であって、前記中間部材を介して前記適応変化する力を前記容器に与えることにより、前記本体から前記薬物を流出させる前記中間部材を、さらに含む、請求項１０又は１１に記載の自動注入装置。
前記中間部材は、閉鎖端部チューブ、摺動カップ、プランジャーロッド、テレスコーピングコラム、可撓性リボン、及び折り畳み式ベローズのうちの少なくとも１つを含む、請求項１２に記載の自動注入装置。
圧力作動型の投与終了インジケータをさらに含む、請求項９から１３のいずれか一項に記載の自動注入装置。
前記圧力作動型の投与終了インジケータは、投与終了の可視又は可聴のインディケーションを提供するように構成されている、請求項１４に記載の自動注入装置。
前記圧力作動型の投与終了インジケータは、適応変化する力が投与終了圧力レベルを超えると誘発されるように構成され、又は、全ての投与量が前記中空針から送液された後の時間の期間中に誘発されるように構成されている、請求項１４又は１５に記載の自動注入装置。
前記パワー源は、前記ドライバの前記流れ調整部への流出制御を容易にするバルブ機構（１２０）を備える、請求項９から１６のいずれか一項に記載の自動注入装置。
前記注入が開始されると、前記パワー源は、前記薬物の送液速度を遅くする妨害力が発生しない限り、前記中空針を介して、一定の送液速度で前記薬物を送液する第１の力を加え、かつ、前記薬物の前記送液速度を遅くする前記妨害力が発生すると、前記妨害力を超えるまで、前記妨害力に対抗する力を増大させて、前記薬物の送液速度を前記一定の送液速度へ上昇させる、請求項９、１２から１７のいずれか一項に記載の自動注入装置。
前記注入が開始されると、前記パワー源は、第１の力に対抗する減退力を受けたときにその減退力が前記薬物の送液速度を増加させない限り、前記第１の力を加えて、一定の送液速度で、前記中空針を介して前記薬物を送液するようにし、かつ、前記対抗する減退力が、前記薬物の前記送液速度を前記のように増加させるとき、前記増加した送液速度が前記一定の送液速度に達するまで、前記第１の力よりも弱い力を加える請求項９、１２から１７のいずれか一項に記載の自動注入装置。
前記パワーパック本体は、前記キャニスターに動作可能に連結されており、前記液化ガスの前記流れ調整部への流出制御を容易にするバルブ機構（１２０）を備える、請求項１から８のいずれか一項に記載のパワーパック。