JP2015534983A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2015534983A5
JP2015534983A5 JP2015538063A JP2015538063A JP2015534983A5 JP 2015534983 A5 JP2015534983 A5 JP 2015534983A5 JP 2015538063 A JP2015538063 A JP 2015538063A JP 2015538063 A JP2015538063 A JP 2015538063A JP 2015534983 A5 JP2015534983 A5 JP 2015534983A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bacteriophage
phage
seq
plant
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015538063A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015534983A (ja
JP6391579B2 (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from PCT/US2013/065710 external-priority patent/WO2014063070A2/en
Publication of JP2015534983A publication Critical patent/JP2015534983A/ja
Publication of JP2015534983A5 publication Critical patent/JP2015534983A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6391579B2 publication Critical patent/JP6391579B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

或る特定の実施の形態では、本発明は、植物においてX.ファスチジオーサ又はキサントモナス・アクソノポディス病原型シトリと関連するか、又はそれらによって引き起こされる症状又は病害を予防又は軽減する方法であって、上記植物と、X.ファスチジオーサ及び/又はキサントモナス・アクソノポディス病原型シトリをその宿主域に含む毒性バクテリオファージとを接触させる工程を含み、さらに、上記バクテリオファージがXfas100ファージタイプ、及びXfas300ファージタイプからなる群から選択される少なくとも1種のバクテリオファージであり、上記Xfas100タイプファージが、(a)上記バクテリオファージが上記キシレラ・ファスチジオーサ及び/又はキサントモナス細菌を溶菌することができること、(b)上記バクテリオファージがIV型線毛に結合することによって細胞に感染すること、(c)上記ファージが、シホウイルス科に特有の形態である、直径55μm〜77μmの範囲のカプシドを有する長い非収縮性尾部を呈する尾部を有するバクテリオファージの群に属すること、(d)上記バクテリオファージのゲノムサイズが約55500bp〜56200bpであること、及び(e)上記バクテリオファージが植物(単数又は複数)においてピアス病と関連する症状を予防又は軽減することからなる群から選択される選択される少なくとも1つの特性を有し、上記Xfas300タイプファージが、(a)上記バクテリオファージが、上記キシレラ・ファスチジオーサ及び/又はキサントモナス細菌を溶菌することができること、(b)上記バクテリオファージがIV型線毛に結合することによって細胞に感染すること、(c)上記ファージが、ポドウイルス科に特有の形態である、直径58μm〜68μmの範囲のカプシドを有する短い非収縮性尾部を呈する尾部を有するバクテリオファージの群に属すること、(d)上記バクテリオファージのゲノムサイズが約43300bp〜44600bpであること、及び(e)上記バクテリオファージが、植物(単数又は複数)においてピアス病と関連する症状を予防又は軽減する活性を有することからなる群から選択される少なくとも1つの特性を有する、植物においてX.ファスチジオーサ又はキサントモナス・アクソノポディス病原型シトリと関連するか、又はそれらによって引き起こされる症状又は病害を予防又は軽減する方法を提供する。或る特定の実施の形態では、単一タイプの毒性バクテリオファージが植物に導入され、他の実施の形態では、2、3、4、5、6又はそれより多い毒性バクテリオファージ単離物又はタイプの組合せが、同時又は順次のいずれかで植物に導入される。或る特定の実施の形態では、上記バクテリオファージは、配列番号11〜配列番号24からなる群から選択されるDNA配列、又はそれらに少なくとも90%、95%、98%、又は99%同一のDNA配列を有するゲノムを含む。よって、或る特定の実施の形態では、植物に導入される上記バクテリオファージは、Xfas101、Xfas102、Xfas103、Xfas104、Xfas105、Xfas106、Xfas107、Xfas110、Xfas301、Xfas302、Xfas303、Xfas304、Xfas305、及びXfas306からなる群から選択される。植物への送達用に製剤化され、かかるXfas100及び/又はXfas300タイプのバクテリオファージを含む植物病害の生物防除組成物もまた意図される。上記生物防除組成物は、担体を更に含んでもよい。幾つかの実施の形態では、上記担体は希釈剤、界面活性剤、及び/又はバッファーを含んでもよい。
本発明における有効成分としてのXfas100ファージタイプの毒性バクテリオファージは、以下の特性、(a)上記バクテリオファージは上記キシレラ・ファスチジオーサ及び/又はキサントモナス細菌を溶菌することが可能な活性を有すること、(b)上記バクテリオファージはIV型線毛に結合することによって細胞に感染すること、(c)尾部を有する上記バクテリオファージは、シホウイルス科に特有の形態である、直径55μm〜77μmの範囲のカプシドを有する長い非収縮性尾部を呈すること、(d)上記バクテリオファージのゲノムサイズが約55500bp〜56200bpであること、及び(e)上記バクテリオファージは植物(単数又は複数)においてピアス病と関連する症状を予防又は軽減する活性を有することの少なくとも1つを示す。
本発明における有効成分としてのXfas300ファージタイプの毒性バクテリオファージは、少なくとも1つの特性を有し、該特性は、(a)上記バクテリオファージは、上記キシレラ・ファスチジオーサ及びキサントモナス細菌を溶菌することが可能な活性を有すること、(b)上記バクテリオファージはIV型線毛に結合することによって細胞に感染すること、(c)尾部を有するバクテリオファージの群は、ポドウイルス科に特有の形態である、直径58μm〜68μmの範囲のカプシドを有する短い非収縮性尾部を呈すること、(d)上記バクテリオファージのゲノムサイズが約43300bp〜44600bpであること、並びに(e)上記バクテリオファージは、植物(単数又は複数)においてピアス病と関連する症状を予防又は軽減する活性を有することである。本発明の組成物中の有効成分としての毒性バクテリオファージは、Xfas100ファージタイプ及び/又はXfas300ファージタイプから選択される少なくとも1種のバクテリオファージを更に含み、上記XfasファージタイプがXfas103及びXfas106であり、及び/又は上記Xfas300ファージタイプがXfas302、Xfas303、Xfas304及びXfas306である。

Claims (39)

  1. 植物においてキシレラ・ファスチジオーサ(Xylella fastidiosa)又はキサントモナス(Xanthomonas)によって引き起こされる症状又は病害を予防又は軽減する方法であって、該植物と、その宿主域にX.ファスチジオーサ及び/又はキサントモナスを含む毒性バクテリオファージとを接触させることを含む、方法。
  2. 前記バクテリオファージが、Xfas100ファージ、Xfas300ファージからなる群から選択される少なくとも1種のXfas100タイプ又はXfas300タイプのバクテリオファージであり、前記Xfas100ファージタイプが、以下の特性:
    (a)前記バクテリオファージが前記キシレラ・ファスチジオーサ及び/又はキサントモナス細菌を溶菌することができること、
    (b)前記バクテリオファージがIV型線毛に結合することによって細胞に感染すること、
    (c)前記バクテリオファージが、シホウイルス科に特有の形態である、非収縮性尾部を含み、直径55μm〜77μmの範囲のカプシドサイズを有すること、
    (d)前記バクテリオファージのゲノムサイズが約55500bp〜56200bpであること、及び
    (e)前記バクテリオファージが植物(単数又は複数)においてピアス病と関連する症状を予防又は軽減すること、
    の少なくとも1つを示し、
    さらに、前記Xfas300ファージタイプが、以下の特性:
    (f)前記バクテリオファージが、前記キシレラ・ファスチジオーサ及び/又はキサントモナス細菌を溶菌することができること、
    (g)前記バクテリオファージがIV型線毛に結合することによって細胞に感染すること、
    (h)前記バクテリオファージが、直径58μm〜68μmの範囲のカプシドサイズを有する非収縮性尾部を特徴とするポドウイルス科に特有の形態を含むこと、
    (i)前記バクテリオファージのゲノムサイズが約43300bp〜44600bpであること、及び
    (j)前記バクテリオファージが、植物(単数又は複数)においてピアス病と関連する症状を予防又は軽減すること、
    の少なくとも1つを示す、請求項1に記載の方法。
  3. 接触が、バクテリオファージ粒子を前記植物に導入することを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記植物が、ブドウ蔓、柑橘類、アーモンド、コーヒー、アルファルファ、キョウチクトウ、オーク、モミジバフウ、アメリカハナズオウ、ニレ、モモ、アンズ、プラム、ブラックベリー、クワ、又はチタルパ・タシュケンテンシス植物である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記接触が、注入により、媒介昆虫により、根系を介して、注入により、スプレーにより、噴霧により、又は植物と散布接触する(dust contacting)ことにより、バクテリオファージを植物に導入することを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記媒介昆虫がヨコバイである、請求項5に記載の方法。
  7. 前記植物に導入される前記バクテリオファージの数が1PFU/ml〜1×1012PFU/mlである、請求項5に記載の方法。
  8. キシレラ・ファスチジオーサ及び/又はキサントモナス種に対して毒性のある2株、3株、4株、5株又は6株のバクテリオファージを前記植物に同時に又は順次導入する、請求項1又は2に記載の方法。
  9. 植物集団においてX.ファスチジオーサによって引き起こされる症状を予防又は軽減するために植物集団とバクテリオファージとを接触させることを含むと規定される、請求項1又は2に記載の方法。
  10. 前記Xfas100ファージタイプが、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、及び配列番号18からなる群から選択されるDNA配列を有するゲノムを含み、又は前記Xfas300ファージタイプが、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、及び配列番号24からなる群から選択されるDNA配列を有するゲノムを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  11. 前記毒性バクテリオファージが、前記Xfas100ファージタイプ及び/又は前記Xfas300ファージタイプから選択される少なくとも1種のバクテリオファージであり、該Xfas100ファージタイプがXfas103及びXfas106からなる群から選択される少なくとも1種のバクテリオファージであり、該Xfas300ファージタイプがXfas302、Xfas303、Xfas304及びXfas306からなる群から選択される少なくとも1つのバクテリオファージであり、前記ファージタイプが、ファージXfas103、ファージXfas106、ファージXfas302、ファージXfas303、ファージXfas304、及びファージXfas306に対してそれぞれ、ATCCアクセッション番号PTA−13096、PTA−13095、PTA−13098、PTA−13099、PTA−13100、及びPTA−13097により寄託されている、請求項1又は2に記載の方法。
  12. 植物への送達用に製剤化された植物病害の生物防除組成物であって、前記組成物が、少なくとも1種の担体、及びXfas100ファージタイプ、Xfas300ファージタイプからなる群から選択される少なくとも1種のバクテリオファージを含み、前記バクテリオファージがキシレラ・ファスチジオーサ及びキサントモナス種に対して毒性である、植物病害の生物防除組成物。
  13. 前記バクテリオファージが、前記Xfas100ファージタイプ及び前記Xfas300ファージタイプからなる群から選択される少なくとも1種のバクテリオファージであり、前記Xfas100ファージタイプが、以下の特性:
    (a)前記バクテリオファージが前記キシレラ・ファスチジオーサ及び/又はキサントモナス細菌を溶菌することができること、
    (b)前記バクテリオファージがIV型線毛に結合することによって細胞に感染すること、
    (c)前記バクテリオファージが、シホウイルス科に特有の形態である、非収縮性尾部を含み、直径55μm〜77μmの範囲のカプシドサイズを有すること、
    (d)前記バクテリオファージのゲノムサイズが約55500bp〜56200bpであること、及び
    (e)前記バクテリオファージが植物(単数又は複数)においてピアス病と関連する症状を予防又は軽減すること、
    の少なくとも1つを示し、
    さらに、前記Xfas300ファージタイプが、以下の特性:
    (f)前記バクテリオファージが、前記キシレラ・ファスチジオーサ及び/又はキサントモナス細菌を溶菌することができること、
    (g)前記バクテリオファージがIV型線毛に結合することによって細胞に感染すること、
    (h)前記バクテリオファージが、直径58μm〜68μmの範囲のカプシドサイズを有する非収縮性尾部を特徴とするポドウイルス科に特有の形態を含むこと、
    (i)前記バクテリオファージのゲノムサイズが約43300bp〜44600bpであること、及び
    (j)前記バクテリオファージが、植物(単数又は複数)においてピアス病と関連する症状を予防又は軽減すること、
    の少なくとも1つを示す、請求項12に記載の植物病害の生物防除組成物。
  14. 前記Xfas100ファージタイプがXfas103ファージ及びXfas106ファージからなる群から選択される少なくとも1種のバクテリオファージであり、前記Xfas300ファージタイプがXfas302ファージ、Xfas303ファージ、Xfas304ファージ及びXfas306ファージからなる群から選択される少なくとも1種のバクテリオファージであり、前記ファージタイプの代表試料が、ファージXfas103、ファージXfas106、ファージXfas302、ファージXfas303、ファージXfas304、及びファージXfas306に対してそれぞれ、ATCCアクセッション番号PTA−13096、PTA−13095、PTA−13098、PTA−13099、PTA−13100、及びPTA−13097により寄託されている、請求項12に記載の植物病害の生物防除組成物。
  15. 前記Xfas100ファージタイプが、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、及び配列番号18からなる群から選択されるDNA配列を有するゲノムを含み、前記Xfas300ファージタイプが、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、及び配列番号24からなる群から選択されるDNA配列を有するゲノムを含む、請求項12に記載の植物病害の生物防除組成物。
  16. 注入、スプレー、噴霧又は散布を介して植物に導入するために製剤化されると更に定義される、請求項12〜15のいずれかに記載の組成物。
  17. キシレラ・ファスチジオーサ及びキサントモナス種に対して毒性のある単離されたバクテリオファージであって、前記バクテリオファージがXfas100ファージタイプ及びXfas300ファージタイプからなる群から選択される少なくとも1種である、単離されたバクテリオファージ。
  18. 前記バクテリオファージがキシレラ・ファスチジオーサ及びキサントモナス種に対して毒性であり、前記バクテリオファージが前記Xfas100ファージタイプ及び前記Xfas300ファージタイプからなる群から選択される少なくとも1種のバクテリオファージであり、前記Xfas100ファージタイプが、以下の特性、
    (a)前記バクテリオファージが前記キシレラ・ファスチジオーサ及び/又はキサントモナス細菌を溶菌することができること、
    (b)前記バクテリオファージがIV型線毛に結合することによって細胞に感染すること、
    (c)前記バクテリオファージが、シホウイルス科に特有の形態である、非収縮性尾部を含み、直径55μm〜77μmの範囲のカプシドサイズを有すること、
    (d)前記バクテリオファージのゲノムサイズが約55500bp〜56200bpであること、及び
    (e)前記バクテリオファージが植物(単数又は複数)においてピアス病と関連する症状を予防又は軽減すること、
    の少なくとも1つを示し、
    さらに、前記Xfas300ファージタイプが、以下の特性、
    (f)前記バクテリオファージが、前記キシレラ・ファスチジオーサ及び/又はキサントモナス細菌を溶菌することができること、
    (g)前記バクテリオファージがIV型線毛に結合することによって細胞に感染すること、
    (h)前記バクテリオファージが、直径58μm〜68μmの範囲のカプシドサイズを有する非収縮性尾部を特徴とするポドウイルス科に特有の形態を含むこと、
    (i)前記バクテリオファージのゲノムサイズが約43300bp〜44600bpであること、
    (j)前記バクテリオファージが、植物(単数又は複数)においてピアス病と関連する症状を予防又は軽減すること、
    の少なくとも1つを示す、請求項17に記載の単離されたバクテリオファージ。
  19. 前記Xfas100ファージタイプがXfas103及びXfas106からなる群から選択される少なくとも1種のバクテリオファージを含み、前記Xfas300ファージタイプがXfas302、Xfas303、Xfas304、及びXfas306からなる群から選択される少なくとも1種のバクテリオファージを含み、前記ファージタイプが、ファージXfas103、ファージXfas106、ファージXfas302、ファージXfas303、ファージXfas304、及びファージXfas306に対してそれぞれ、ATCCアクセッション番号PTA−13096、PTA−13095、PTA−13098、PTA−13099、PTA−13100、及びPTA−13097により寄託されている、請求項17に記載の単離されたバクテリオファージ。
  20. 前記Xfas100ファージタイプが配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、及び配列番号18の群から選択されるDNA配列を有するゲノムを含み、Xfas300ファージタイプが配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、及び配列番号24の群から選択されるDNA配列を有するゲノムを含む、請求項17に記載の単離されたバクテリオファージ。
  21. 植物においてキサントモナス・アクソノポディス(Xanthomonas axonopodis)病原型シトリによって引き起こされる症状又は病害を予防又は軽減する方法であって、該植物と、キサントモナス・アクソノポディス病原型シトリに対して毒性のバクテリオファージと接触することを含み、前記バクテリオファージがXfas300ファージタイプである、方法。
  22. 前記Xfas300ファージタイプの毒性バクテリオファージが、以下の特性:
    (a)前記バクテリオファージが前記キシレラ・ファスチジオーサ及び/又はキサントモナス細菌を溶菌することができること、
    (b)前記バクテリオファージがIV型線毛に結合することによって細胞に感染すること、
    (c)前記バクテリオファージが、ポドウイルス科に特有の形態である、直径58μm〜68μmの範囲のカプシドサイズを有する非収縮性尾部を含むこと、
    (d)前記バクテリオファージのゲノムサイズが約43300bp〜44600bpであること、及び
    (e)前記バクテリオファージが植物(単数又は複数)においてピアス病と関連する症状を予防又は軽減すること、
    の少なくとも1つを示す、請求項21に記載の方法。
  23. 接触が、バクテリオファージ粒子を前記植物に導入することを含む、請求項21又は22に記載の方法。
  24. 前記植物が、シトラス(Citrus)属の1種、フォーチュネラ(Fortunella)属の1種、ポンキルス(Poncirus)属の1種、ライム、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、ポメロ、又は台木に使用されるカラタチのハイブリッドである、請求項23に記載の方法。
  25. 前記バクテリオファージが、注入により、若しくは媒介昆虫により植物へと導入されるか、又は注入により、スプレーにより、噴霧により、若しくは植物に散布することにより根系を介して送達される、請求項23に記載の方法。
  26. 前記媒介昆虫がヨコバイである、請求項23に記載の方法。
  27. 前記植物に導入される前記バクテリオファージの数が1PFU/ml〜1×1012PFU/mlである、請求項24に記載の方法。
  28. 植物集団において、キサントモナス・アクソノポディス及びその病原型と関連する症状を予防又は軽減するために植物集団と前記バクテリオファージ粒子とを接触することを含むと規定される、請求項24に記載の方法。
  29. 前記Xfas300ファージタイプが配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、及び配列番号24からなる群から選択されるDNA配列を含むゲノムを含む、請求項24に記載の方法。
  30. 前記Xfas300ファージタイプのゲノムが配列番号21を含む、請求項24に記載の方法。
  31. 前記バクテリオファージが、Xfas302、Xfas303、Xfas304及びXfas306からなる群から選択される少なくとも1種のバクテリオファージであり、前記バクテリオファージのXfas302、Xfas303、Xfas304及びXfas306の代表試料が、ATCCアクセッション番号PTA−13098、PTA13099、PTA−13100、及びPTA−13097により寄託されている、請求項24に記載の方法。
  32. 前記毒性バクテリオファージがXfas303であり、その試料がATCCアクセッション番号PTA−13099により寄託されている、請求項24に記載の方法。
  33. X.ファスチジオーサをその宿主域に含む毒性バクテリオファージを増殖する方法であって、(a)前記毒性バクテリオファージをキサントモナス細菌の培養物に感染させる工程、(b)前記バクテリオファージを増殖させる工程、及び(c)前記培養物から毒性バクテリオファージ粒子を単離する工程を含む、方法。
  34. 前記バクテリオファージが、植物、廃水、及び/又は土壌水から単離された、請求項33に記載の方法。
  35. 前記キサントモナス細菌の培養物が、ATCCアクセッション番号PTA−13101により寄託されたキサントモナス株EC−12を含む、請求項33に記載の方法。
  36. 前記バクテリオファージの成長のため寒天重層の使用を更に含む、請求項33に記載の方法。
  37. X.ファスチジオーサ及び/又はキサントモナス細菌と、毒性バクテリオファージの集団を含む試料とを接触すること、並びに該集団から該X.ファスチジオーサ及び/又はキサントモナス細菌を溶菌することが可能な少なくとも第1のバクテリオファージを単離することを含む、ピアス病に対する候補となる生物防除剤を得る方法。
  38. 前記試料が、植物、廃水、及び/又は土壌水から単離された、請求項37に記載の方法。
  39. X.ファスチジオーサ及び/又はキサントモナス細菌宿主の培養重層上の毒性バクテリオファージのゾーン又はプラークの形成を検出することを更に含む、請求項37に記載の方法。
JP2015538063A 2012-10-19 2013-10-18 植物病害を治療及び防除する方法及び組成物 Active JP6391579B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261716245P 2012-10-19 2012-10-19
US61/716,245 2012-10-19
US201361785535P 2013-03-14 2013-03-14
US61/785,535 2013-03-14
PCT/US2013/065710 WO2014063070A2 (en) 2012-10-19 2013-10-18 Methods and compositions for treatment and control of plant disease

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018093746A Division JP2018150340A (ja) 2012-10-19 2018-05-15 植物病害を治療及び防除する方法及び組成物

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015534983A JP2015534983A (ja) 2015-12-07
JP2015534983A5 true JP2015534983A5 (ja) 2016-12-01
JP6391579B2 JP6391579B2 (ja) 2018-09-19

Family

ID=50488903

Family Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015538063A Active JP6391579B2 (ja) 2012-10-19 2013-10-18 植物病害を治療及び防除する方法及び組成物
JP2018093746A Pending JP2018150340A (ja) 2012-10-19 2018-05-15 植物病害を治療及び防除する方法及び組成物
JP2021049427A Active JP7276901B2 (ja) 2012-10-19 2021-03-24 植物病害を治療及び防除する方法及び組成物
JP2023014602A Pending JP2023055862A (ja) 2012-10-19 2023-02-02 植物病害を治療及び防除する方法及び組成物

Family Applications After (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018093746A Pending JP2018150340A (ja) 2012-10-19 2018-05-15 植物病害を治療及び防除する方法及び組成物
JP2021049427A Active JP7276901B2 (ja) 2012-10-19 2021-03-24 植物病害を治療及び防除する方法及び組成物
JP2023014602A Pending JP2023055862A (ja) 2012-10-19 2023-02-02 植物病害を治療及び防除する方法及び組成物

Country Status (20)

Country Link
US (3) US10499650B2 (ja)
EP (2) EP3620515A1 (ja)
JP (4) JP6391579B2 (ja)
CN (2) CN104994740B (ja)
AR (1) AR093061A1 (ja)
AU (1) AU2013331060B2 (ja)
BR (1) BR112015008517A2 (ja)
CL (1) CL2015000986A1 (ja)
CR (1) CR20150218A (ja)
EA (1) EA201590766A1 (ja)
ES (1) ES2774291T3 (ja)
GT (1) GT201500091A (ja)
HU (1) HUE047411T2 (ja)
IN (1) IN2015DN04230A (ja)
MX (2) MX2015004951A (ja)
NZ (2) NZ747298A (ja)
PE (1) PE20151287A1 (ja)
PT (1) PT2909317T (ja)
WO (1) WO2014063070A2 (ja)
ZA (1) ZA201502230B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104994740B (zh) 2012-10-19 2019-02-15 德克萨斯A&M大学系统 用于治疗和控制植物病害的方法和组合物
US10499651B2 (en) 2012-10-19 2019-12-10 The Texas A&M University System Method for treatment and control of plant disease
JP2016032435A (ja) * 2014-07-30 2016-03-10 国立大学法人広島大学 バクテリオファージ、カンキツかいよう病菌の検出剤、カンキツかいよう病菌の検出方法、カンキツかいよう病の防除剤およびカンキツかいよう病の防除方法
US11058131B2 (en) 2015-04-16 2021-07-13 Kennesaw State University Research And Service Foundation, Inc. Escherichia coli O157:H7 bacteriophage Φ241
CN111868236A (zh) * 2017-09-15 2020-10-30 辛特生物实验室公司 噬菌体组合物和预防牲畜中细菌感染的方法
WO2020006393A1 (en) * 2018-06-28 2020-01-02 University Of Florida Research Foundation, Inc. Menadione compositions for treating plant diseases in grape plants and citrus
CN110352880B (zh) * 2019-08-13 2021-04-20 宁波大学 一种紫菜黄斑病的治疗方法
EP3885355A1 (en) 2020-03-24 2021-09-29 Universidade de Évora A viral molecule for protecting plants against the bacteria xylella fastidiosa
CN111789132A (zh) * 2020-07-04 2020-10-20 菲吉乐科(南京)生物科技有限公司 一种新型复合制剂及其在细菌性病害中的应用
CN113201504B (zh) * 2021-02-19 2022-09-06 青岛诺安百特生物技术有限公司 一株防治植物黄单胞菌感染的噬菌体及其应用
CN113151192B (zh) * 2021-03-05 2023-11-24 菲吉乐科(南京)生物科技有限公司 一种可跨种裂解的黄单胞菌噬菌体和其组合物、试剂盒和应用
GB202210435D0 (en) * 2022-07-15 2022-08-31 Carus Animal Health Ltd Agricultural compositions and methods
EP4374696A1 (en) 2022-11-27 2024-05-29 Special Research Fund Account (ELKE) Hellenic Mediterranean University Antibacterial formulations against members of xanthomonadaceae family preventing plant diseases

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4828999A (en) * 1986-07-21 1989-05-09 Jackson Le Roy E Bacteriophage prevention and control of harmful plant bacteria
US8212110B2 (en) 2003-05-14 2012-07-03 Integrated Plant Genetics, Inc. Use of bacteriophage outer membrane breaching proteins expressed in plants for the control of gram-negative bacteria
JP2005073562A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 National Agriculture & Bio-Oriented Research Organization ファージならびに植物非病原性細菌を利用した地上部植物細菌病害防除法
WO2008062310A2 (en) 2006-05-19 2008-05-29 Hornedo Jose Luis Stephano Elimination of the bacteria that cause pierce's disease
CN101952300B (zh) * 2007-07-19 2014-08-06 综合植物遗传股份有限公司 植物中表达的噬菌体外膜破坏蛋白用于控制革兰氏阴性细菌的应用
EP2103308A1 (de) * 2008-03-20 2009-09-23 PhytoLine GmbH Verfahren zur Herstellung eines Gemisches von Bakteriophagen und deren Verwendung für die Therapie von Antibiotika-resistenten Staphylococcen
US9486007B2 (en) * 2008-03-25 2016-11-08 Ecolab Usa Inc. Bacteriophage treatment for reducing and preventing bacterial contamination
EP2168592A1 (en) 2008-09-24 2010-03-31 Helmholtz Zentrum München Deutsches Forschungszentrum für Gesundheit und Umwelt (GmbH) Antimicrobial peptides
WO2010077603A1 (en) 2008-12-08 2010-07-08 North Carolina State University Inhibition and dispersion of biofilms in plants with imidazole-triazole derivatives
EP2465926A1 (en) 2010-12-20 2012-06-20 University College Cork Pseudomonas aeruginosa Bacteriophage and uses thereof
CN104994740B (zh) 2012-10-19 2019-02-15 德克萨斯A&M大学系统 用于治疗和控制植物病害的方法和组合物
US10499651B2 (en) 2012-10-19 2019-12-10 The Texas A&M University System Method for treatment and control of plant disease

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015534983A5 (ja)
Born et al. Novel virulent and broad-host-range Erwinia amylovora bacteriophages reveal a high degree of mosaicism and a relationship to Enterobacteriaceae phages
Rabiey et al. Phage biocontrol to combat Pseudomonas syringae pathogens causing disease in cherry
Ahmad et al. The filamentous phage XacF1 causes loss of virulence in Xanthomonas axonopodis pv. citri, the causative agent of citrus canker disease
Zhang et al. Application of a phage in decontaminating Vibrio parahaemolyticus in oysters
Maejima et al. Exploring the phytoplasmas, plant pathogenic bacteria
Faist et al. Grapevine (Vitis vinifera) crown galls host distinct microbiota
Rombouts et al. Characterization of novel bacteriophages for biocontrol of bacterial blight in leek caused by Pseudomonas syringae pv. porri
Meessen-Pinard et al. Evidence of in vivo prophage induction during Clostridium difficile infection
Elhalag et al. Potential use of soilborne lytic Podoviridae phage as a biocontrol agent against Ralstonia solanacearum
Gašić et al. Complete genome of the Xanthomonas euvesicatoria specific bacteriophage KΦ1, its survival and potential in control of pepper bacterial spot
Yin et al. Isolation and characterisation of phages against Pseudomonas syringae pv. actinidiae
Azevedo et al. The diversity of citrus endophytic bacteria and their interactions with Xylella fastidiosa and host plants
Stamler et al. First report of Rhodococcus isolates causing pistachio bushy top syndrome on ‘UCB-1’rootstock in California and Arizona
Kalpage et al. Isolation of bacteriophages and determination of their efficiency in controlling Ralstonia solanacearum causing bacterial wilt of tomato.
US10227570B2 (en) Lactobacillus brevis bacteriophage Lac-BRP-1 and use thereof for inhibiting Lactobacillus brevis proliferation
Lee et al. A novel bacteriophage targeting Cronobacter sakazakii is a potential biocontrol agent in foods
CN108531461B (zh) 一株蜡样芽孢杆菌噬菌体及其应用
Cater et al. A novel Staphylococcus podophage encodes a unique lysin with unusual modular design
Ahmad et al. Prophage Rs551 and its repressor gene orf14 reduce virulence and increase competitive fitness of its Ralstonia solanacearum carrier strain UW551
Lee et al. In vitro screening of antibacterial agents for suppression of fire blight disease in Korea
JP2011050373A (ja) スタフィロコッカス・アウレウス溶菌性バクテリオファージ
WO2015194540A1 (ja) バクテリオファージ、カンキツかいよう病予防剤およびカンキツかいよう病の予防方法
Skliros et al. In planta interactions of a novel bacteriophage against Pseudomonas syringae pv. tomato
Sharma et al. Current trends in management of bacterial pathogens infecting plants