JP2015534062A - ガラスシートの端部強度を検証する方法 - Google Patents

ガラスシートの端部強度を検証する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015534062A
JP2015534062A JP2015533103A JP2015533103A JP2015534062A JP 2015534062 A JP2015534062 A JP 2015534062A JP 2015533103 A JP2015533103 A JP 2015533103A JP 2015533103 A JP2015533103 A JP 2015533103A JP 2015534062 A JP2015534062 A JP 2015534062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass sheet
strength
temperature gradient
tensile stress
glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015533103A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015534062A5 (ja
Inventor
ウェンデル シャープス,ロバート
ウェンデル シャープス,ロバート
マーシャル ウェザリル,トッド
マーシャル ウェザリル,トッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corning Inc
Original Assignee
Corning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corning Inc filed Critical Corning Inc
Publication of JP2015534062A publication Critical patent/JP2015534062A/ja
Publication of JP2015534062A5 publication Critical patent/JP2015534062A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/38Concrete; ceramics; glass; bricks
    • G01N33/386Glass
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M5/00Investigating the elasticity of structures, e.g. deflection of bridges or air-craft wings
    • G01M5/0075Investigating the elasticity of structures, e.g. deflection of bridges or air-craft wings by means of external apparatus, e.g. test benches or portable test systems
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N3/00Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
    • G01N3/40Investigating hardness or rebound hardness
    • G01N3/54Performing tests at high or low temperatures
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N3/00Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
    • G01N3/60Investigating resistance of materials, e.g. refractory materials, to rapid heat changes

Abstract

ガラスシートの端部強度を検証する方法が提供される。ガラスシートは、第1の表面、第1の表面と対向する第2の表面、第1の表面と第2の表面との間に所定の厚さ、及び端面を含む少なくとも一つの端部を含む。第1の表面及び第2の表面は、その少なくとも一つの端部の端面と交差する。方法は、ガラスシートに、少なくとも一つの端部の少なくとも一部分に非接触で熱引張応力を施す工程(I)を含む。方法はまた、工程(I)の非接触熱負荷によりガラスシートに結果として生じる強度欠陥が発生したかどうかを検出することにより、その少なくとも一つの端部が所定のレベル未満の端部強度を有するかどうかを決定する工程(II)を含む。

Description

関連出願の説明
本出願は、2012年9月21日に出願された米国特許出願第13/624265号への優先権を主張するものであり、その内容は全て参照により本明細書に含まれる。
本発明は、広く、端部強度を検証する方法に関し、より具体的には、ガラスシートの端部強度を検証する方法に関する。
ガラスシートは、建築及び自動車の窓、液晶ディスプレイ(LCD)モジュール、太陽光発電(PV)パネルなどの製品の部品である。これらの用途については、ガラスシートは、典型的には、適切なサイズに切断され、そして、得られたガラスシートの尖った端部は研削及び研磨により面取りされる。
カッティング、端部機械加工、及び他の加工工程により、ガラスシートの表面及び端部において、欠けやひびなどの初期欠陥が発生し得る。ガラスシートが引張応力を受けた場合、強度欠陥が初期欠陥から生じ得る。したがって、初期欠陥は、ガラスシートの強度を損なう可能性がある。
詳細な説明に記載されるいくつかの例の態様の基本的理解を提供するために、本開示の簡単な概要を以下に提示する。
第1の態様において、ガラスシートの端部強度を検証する方法を提供する。ガラスシートは、第1の表面、第1の表面と対向する第2の表面、第1の表面と第2の表面との間で画定される厚さ、及び端面を含む少なくとも一つの端部を備えている。第1の表面及び第2の表面は、その少なくとも一つの端部の端面と交差する。この方法は、少なくとも一つの端部の少なくとも一部分に引張応力を施すためのガラスシート非接触熱負荷工程(I)を含む。その方法はまた、工程(I)の非接触熱負荷によってガラスシートに、結果として生じる強度欠陥が発生したかどうかを検出することにより、その少なくとも一つの端部が所定のレベル未満の端部強度を有するかどうかを決定する工程(II)を含む。
第1の態様の一例において、引張応力は、フープ応力である。
第1の態様の他の例では、工程(I)は、ガラスシートに少なくとも一つの温度勾配を生じさせる工程を含む。
第1の態様のさらに別の例では、工程(I)は、ガラスシートに少なくとも一つの温度勾配を生じさせる工程を含み、その温度勾配はガラスシートの一の部位から生じ、その部位は端面からある距離にある。
第1の態様のさらに別の例では、工程(I)は、ガラスシートの少なくとも一つの温度勾配を生じさせる工程を含み、その温度勾配は、ガラスシートの一の部位から生じ、その部位は、非接触熱負荷源に対するガラスシートの並進運動に基づいて変化する位置を有する。
第1の態様のさらなる例では、工程(I)は、ガラスシートの第1の表面及び第2の表面の少なくとも一方に少なくとも一つの集束赤外線ビームを送達することを含み、そのビームはガラスシートに少なくとも一つの温度勾配を発生させる。
第1の態様の別の例では、工程(I)は、(i)ガラスシートの第1の表面に少なくとも第1の集束赤外線ビームを送達する工程と、(ii)ガラスシートの第2の表面に少なくとも第2の集束赤外ビームを送達する工程とを含み、前記少なくとも第1及び第2の集束ビームが、ガラスシートに対して一致する少なくとも一対のビームを形成する。
第1の態様のさらに別の例では、工程(I)中、その少なくとも一つの端部の全てが、非接触熱負荷源に対するガラスシートの並進運動に基づいて、徐々に引張応力を受ける。
第1の態様のさらに別の例では、その少なくとも一つの端部は、少なくとも第1の端部とこの第1の端部に対向する第2の端部とを含み、さらに、工程(I)は、第1の端部の少なくとも一部分と第2の端部の少なくとも一部分とに引張応力を施す独立したガラスシート非接触熱負荷工程を含む。
第1の態様のさらに別の例では、その少なくとも一つの端部がガラスシートの全周囲を含み、さらに、工程(I)は、その全周囲に引張応力を施すためのガラスシート非接触熱負荷工程を含む。
第1の態様のさらに他の例では、工程(I)は、その少なくとも一つの端部の少なくとも一部分に少なくとも一つの集束ジェットガスを送達する工程を含み、そのガスは、その少なくとも一つの端部より低温であり、そのガスは、ガラスシートに少なくとも一つの温度勾配を生じさせる。
第1の態様のさらに別の例では、工程(II)中、結果として生じる欠陥の検出は、視覚的検出、光検出、及び音響検出からなる群から選択される検出方法を含む。
第1の態様の別の例では、前記方法はさらに、加熱された内筒と非加熱の外筒との締まりばめモデル(interference fit model)に基づいて引張応力を推定する工程(III)であって、内筒は、温度勾配が生じるところのガラスシートの一の部位に対応し、かつ内輪半径を有し、外筒は、その部位の周囲のガラスシートの一部分に対応し、ガラスシートの少なくとも一つの端部と交差する外側端部を含み、かつ外輪半径を有し、内筒及び外筒は同心であり、ガラスシートから作製されるものであって、下記式に従う、工程を含むものである:
st = +ΔTαE(a2/b2)
式中、sは外筒の外側端部における接線応力であり、ΔTは内筒と外筒との間の温度差であり、αはガラスシートの熱膨張係数であり、Eはガラスシートのヤング率であり、aは内筒の内輪半径であり、bは外筒の外輪半径である。
第1の態様のさらに別の例では、前記方法はさらに、工程(I)及び(II)に先行して、所定のサイズであるガラスシートの少なくとも一つの端部を成形する工程を含む。
第1の態様のさらに別の例では、前記方法はさらに、工程(I)及び(II)に先行して、ガラスシートを化学強化する工程を含む。
第1の態様のさらなる例では、ガラスシートの第1の表面とガラスシートの第2の表面との間で画定される厚さが約1mm未満である。
第1の態様は、上述の第1の態様の例の任意の1つ以上を単独で又は組み合わせて行うことができる。
第2の態様では、第1の表面と、第1の表面に対向する第2の表面と、第1の表面と第2の表面との間で画定される厚さ、及び1つの端面を含む少なくとも一つの端部を含むガラスシートであって、第1の表面と第2の表面は少なくとも1つの端部の端面と交差するものであるガラスシートの端部強度を検証する方法を提供する。この方法は、ガラスシートに少なくとも1つの温度勾配を生じさせるガラスシート非接触熱負荷工程(I)を含む。この温度勾配は、端面からのある距離に位置するガラスシート上の一の部位から発生する。この部位は、非接触熱負荷源に対するガラスシートの並進運動に基づいて変化する位置を有する。この温度勾配は、少なくとも一つの端部の少なくとも一つの部分に引張応力を施す。この方法はさらに、工程(I)の非接触熱負荷によってガラスシートに結果として生じる強度欠陥が発生したかどうかを検出することにより、少なくとも一つの端部が所定のレベル未満の端部強度を有するかどうかを決定する工程(II)を含む。
第2の態様の一例では、工程(I)は、ガラスシートの第1の表面及び第2の表面の少なくとも一方に少なくとも一つの集束赤外線ビームを送達する工程を含み、このビームは、ガラスシートに少なくとも一つの温度勾配を生じさせる。
第2の態様の別の例では、工程(I)は、(i)ガラスシートの第1の表面に少なくとも第1の集束赤外線ビームを送達する工程と、(ii)ガラスシートの第2の表面に少なくとも第2の集束赤外線ビームを送達する工程とを含み、少なくとも第1及び第2の集束ビームは、ガラスシートに対して一致する少なくとも一対のビームを形成する。
第2の態様のさらに別の例では、工程(I)は、少なくとも一つの端部の少なくとも一部分に、少なくとも一つの集束ジェットガスを送達する工程を含み、そのガスは、その少なくとも一つの端部より低温であり、そのガスは、ガラスシートに少なくとも一つの温度勾配を生じさせる。
第2の態様は、上述の第2の態様の例の任意の1つ以上を単独で又は組み合わせて行うことができる。
以下の詳細な説明を、添付の図面を参照して読むことで、本開示の、これらと他の特徴、態様及び利点がより良好に理解されるであろう。
図1は、一例であるガラスシートの一部の概略斜視図である。 図2は、ガラスシートの端部強度を検証する方法のフローチャートである。 図3は、一例であるガラスシートの一部、さらに、赤外線ランプ及びガスシリンダーを示す概略斜視図である。 図4は、一例であるガラスシートの一部の概略斜視図であり、引張応力がフープ応力であり得ることを示している。 図5は、非接触熱負荷源に対する、コンベア上での並進運動における、一例であるガラスシートの一部の概略斜視図である。 図6は、図5と同様の概略斜視図であるが、非接触熱負荷によって結果として生じる強度欠陥がガラスシートに発生したかどうかを検出する工程をさらに示す。 図7は、一例であるガラスシートの一部、並びに集束赤外線ビーム及び温度勾配を示す概略斜視図である。 図8は、一例であるガラスシート、並びに2つの温度勾配を示す概略斜視図である。 図9は、ガラスシートの端部強度を検証する方法のフローチャートである。 図10は、ガラスシートの端部強度を検証するために使用することができる装置の一例の概略斜視図である。 図11は、有効要素熱機械モデルに従う、直径1.0インチ(2.54cm)のディスクの、内径0.8インチ(2cm)の円形領域を、外輪の温度より300℃高い温度に加熱した後に誘起される圧縮及び引張応力(psi)を示す図である。 図12は、最低25℃から最高184℃の温度上昇で、ガラスシートのブルノーズ端部付近の各側面に35ワットが吸収された0.5秒後のガラスシートの温度分布(℃)を示す図である。 図13は、有効要素熱機械モデルに従う、ガラスシートの各側面に35ワットが吸収された0.5秒後の温度分布に基づく、図12で示したガラスシートに誘起される圧縮及び引張応力(psi)を示す図である。
方法を、本開示の例示的な実施形態を示す添付の図面を参照して、以下により完全に説明する。可能な限り、同一または同様の部品を示すために図面全体を通して同じ参照番号が使用される。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化することができ、本明細書に記載された実施形態に限定されると解釈されるべきではない。
本開示の例示的な方法を、図1に示すガラスシート10をまず参照して説明する。ガラスシート10は、第1の表面12、第1の表面に対向する第2の表面14、第1の表面12と第2の表面14との間で画定される厚さ16、端面20を含む少なくとも一つの端部18を備えることができ、第1の表面12と第2の表面14は、少なくとも一つの端部18の端面20と交差する。ガラスシート10は、例えば、ソーダ石灰フロートガラスや特殊ガラスシートから製造することができる。ガラスシート10は、例えば、窓ガラスシート、建築用ガラスのシート、自動車用ガラスシート、LCDガラスシート、または太陽電池パネル用ガラスシートであり得る。LCDガラスシートのうち、ガラスシート10は、例えば、CORNING(登録商標)EAGLE XG(商標)AMLCDガラスシート、CORNING(登録商標)EAGLE XG(商標)スリムガラスシート、CORNING(登録商標)WILLOW(商標)ガラスシート、またはCORNING(登録商標)LOTUS(商標)ガラスシートであり得る。ガラスシート10は、例えば、ストックガラスシート、例えば、最終的なサイズを形成するようにカットされることを意図されたサイズに注文されたガラスシート、またはカットサイズガラスシート、例えば、最終的なサイズなどの所定のサイズにカットされたガラスシートであり得る。このように、例えば、ガラスシート10は、最初に、機械的スコアリング、レーザースコアリング等のスコアリングを含むプロセスによって適切なサイズにカットされ、その後分離されたガラスシートであり得る。ガラスシート10は、その少なくとも一つの端部が成形されるためのガラスシートとすることができる、及び/又は、所定の大きさのものとすることができる。ガラスシート10はまた、例えば、化学強化されたガラスシート、例えばCORNING(登録商標)GORILLA(登録商標)ガラスであってもよい。ガラスシート10の第1の表面12とガラスシート10の第2の表面14との間で画定される所定の厚さ16は、例えば、約1mm未満であり得、例えば約0.7mm未満、約0.5mm未満、または約0.3mm未満であり得る。
ここで、図1を参照しながら、図2に示すような、ガラスシート10の端部強度を検証する方法を検討すると、その方法は、少なくとも一つの端部18の少なくとも一部分22に引張応力を施すためのガラスシート10の非接触熱負荷工程(I)201を含む。少なくとも一つの端部18の少なくとも一部分22に引張応力を施すガラスシート10の非接触熱負荷は、少なくとも一つの端部18の近傍のガラスシート10の一部分26と、少なくとも一つの端部18の一部分22との間に温度差を生じさせ、それにより、少なくとも一つの端部18の近傍の一部分26の温度が、少なくとも一つの端部18の一部分22の温度より高くなるようにする工程を含むことができる。この非接触熱負荷は、例えば、少なくとも一つの端部18の近傍のガラスシート10の一部分26を熱すること、少なくとも一つの端部18の一部分22を冷却すること、またはその両方によって成し得る。これは、例えば、ガラスシート10にわたって均一であり、それゆえガラスシート10にわたって温度差が生じないであろう加熱とは対照的である。理論に束縛されるものではないが、一部分26と一部分22の間の温度差は、一部分26は部分22よりも高い温度である場合、部分26が圧縮応力を受け、それに対応して一部分22が引張応力を受けると考えられる。少なくとも一つの端部18の少なくとも一部分22は、少なくとも一つの端部18の一部または全てであってもよい。
図3に示すように、工程(I)によれば、非接触熱負荷は、ガラスシート10に直接接触しない熱負荷源30の使用によって行われる。非接触熱負荷の例示的な手法は、熱負荷源30として赤外線ランプ(例えば、広帯域電球、狭帯域レーザなど)の使用を含み、例えば、少なくとも一つの端部18近傍のガラスシート10の一部分26に集束赤外線ビーム34を送達し、それによって、ガラスシート10に赤外線ランプ32が接触すること無く、少なくとも一つの端部18の少なくとも一部分22に対して一部分26を加熱する。非接触熱負荷のための例示的な手法はまた、熱負荷源30としてガスシリンダー36の使用を含み、例えば、少なくとも一の端部18の少なくとも一部分22に集束冷却ジェットガス38を送り、それによって、ガラスシート10にシリンダー36が接触すること無く、少なくとも一つの端部18近傍のガラスシート10の一部分26に対して一部分22を冷却する。これは、例えば、ラックとガラスシート10と間の接点に熱負荷が集中する結果となるであろうから、オーブン内で熱伝導性ラック上にあるガラスシート10を加熱することと対照的である。またこれは、例えば、ガラスシート10と熱負荷源30、すなわち冷液との間の直接接触を含むであろうから、冷液中に少なくとも一つの端部18を沈めることによってガラスシート10の少なくとも一つの端部18を冷却することと対照的である。理論に縛られることを望むものではないが、非接触でガラスシート10に熱負荷をかけることは、誤って物理的な接触に基づいて新しい初期欠陥がガラスシート10の表面に導入され得る危険性を減少させ、さもなければガラスシート10を有害に弱め、その端部強度を減少させる結果となり得ると考えられる。
図4に示すように、引張応力はフープ応力であり得る。これは、例えば、少なくとも一つの端部18の近傍のガラスシート10の一部分26と、少なくとも一つの端部18の一部分22との間の温度差が生じることによって成し遂げられ、この一部分26は一部分22より高い温度であって、一部分26は円柱40の形を有し、この円柱の第1の端42は、ガラスシート10の第1の表面12に位置し、円柱の第2の端44は、ガラスシート10の第2の表面14に位置し、円柱の胴体46は、それらの間のガラスシート10を貫通して延在し、一部分26は、少なくとも一つの端部18からある距離をおいて位置している、すなわち交差しない。結果として生じる引張応力は、一部分26から円周方向に及ぼされるフープ応力である。結果として生じる引張圧力は、また、ガラスシートが典型的な使用中に受ける引張応力にある程度類似しており、したがって、実施適合性を有する端部強度を検証するのに使用することができる。
また図4に示すように、工程(I)は、ガラスシート10に少なくとも一つの温度勾配50を生じさせる工程を含むことができる。その温度勾配は、少なくとも一つの端部18近傍のガラスシート10の一部分26から少なくとも一つの端部18の少なくとも一部分22に向けられ、その間で変化するガラスシートの温度の割合を反映し得、このとき、一部分26は、一部分22より高い温度を有する。温度勾配50は、例えば、ガラスシート10の例えば点及び円などの、加熱された部位52から生じ、その部位52は、少なくとも一つの端部18からある距離を有し、すなわち交差しない。ガラスシート10上の部位52のようなところから温度勾配50を生じさせることによって、結果として生じる引張応力の強さと方向の高度な制御を維持することが可能である。
図5に示すように、部位52は、例えば、非接触熱負荷源30に対するガラスシート10の並進運動に基づいて変化する位置を有することができる。これは、例えば、非接触熱負荷源30が移動中でないときは、例えば、コンベア54上で、移動中のガラスシート10に基づくことができる。あるいは、ガラスシート10が移動中でないときは、接触熱負荷源30が移動することができる。さらに別の代替例として、ガラスシート10と非接触熱負荷源30の両方が移動することができる。各場合において、非接触熱負荷源30に対するガラスシート10の並進運動は、少なくとも一つの端部18の少なくとも一部分22、例えば少なくとも一つの端部18の一部又は全部に引張応力を施すための単純な基礎を提供することができ、それによって少なくとも一つの端部18について端部強度の検証が可能になる。従って、例えば、工程(I)中、少なくとも一つの端部18の全てが、非接触熱負荷源30に対するガラスシート10の並進運動に基づいて、次第に引張応力を受けることができる。この手法によって、少なくとも一つの端部18の全てはピーク引張応力を受けることができ、それによって少なくとも一つの端部18の全てについて端部強度の検証が可能になる。
図7に示すように、追加の詳細における工程(I)を検討すると、工程(I)は、ガラスシート10の第1及び第2の表面12及び14の少なくとも一方に、少なくとも1つの集束赤外線ビーム34を送達する工程を含むことができ、このビーム34は、ガラスシート10に少なくとも一つの温度勾配50を生じさせる。例えば、ガラスシート10は、ビーム34がガラスシート10の第1の表面12でガラスシート10に送達されるように、ガラスシート10の第1の表面12をビーム34に近接させて、集束赤外線ビーム34の経路内に配置することができる。あるいは、ビーム34がガラスシート10の第2の表面14でガラスシート10に送達されるように、第2の表面14をビーム34に近接することを除いては、ガラスシート10は同様に配置することができる。また、例えば、ガラスシート10は、その第1及び/又は第2の表面12及び14が、実質的に、または正確にビーム34に垂直となるように、配向させることができるが、他の向きを使用しても差し支えない。ガラスシート10の第1及び第2の表面12及び14の少なくとも一方に、少なくとも一つの集束赤外線ビーム34を送達することにより、ガラスシート10は、ビーム34がガラスシート10を入出射する第1及び第2の表面12及び14で、かつビーム34の経路で定義された経路に沿って、それらの間の内部を(例えば、ビームにより加熱されている表面からの伝導によって)、強度と位置の項目の両方において、高精度に加熱することができる。例えば、集束赤外線ビーム34は、ガラスシート10の第1及び第2の表面12及び14からだけでなく、ビーム34の経路に沿ってそれらの表面から内部を伝導して、迅速にガラスシート10を加熱することができ、少なくとも一つの端部18が、ガラスシート10の第1及び第2の表面12及び14でだけでなく、また、ガラスシート10の内部も素早く引張応力を受けることを可能にする。
また図7に示すように、工程(I)は、(i)ガラスシート10の第1の表面12に少なくとも第1の集束赤外線ビーム60を送達する工程と、(ii)ガラスシート10の第2の表面14に少なくとも第2の集束赤外線ビーム62を送達する工程とを含み、これら少なくとも第1と第2の集束ビーム60及び62が、ガラスシート10に関して一致する少なくとも一対のビーム64を形成する。例えば、第1及び第2ビーム60及び62がそれぞれ第1及び第2の表面12及び14でガラスシート10に送達されるように、ガラスシート10の第1及び第2の表面12及び14が第1及び第2ビーム60及び62にそれぞれ近接した状態で、ガラスシート10を、第1の集束赤外線ビーム60と第2の集束赤外線ビーム62の両方の経路に配置することができる。ガラスシート10は、また、第1の表面12が第2のビーム62に近接した状態と、その逆も同じくした状態を除いて、同様に配置することができる。上記と同様に、ガラスシート10は、その第1及び第2の表面12及び14がビーム60及び62に実質的に又は正確に垂直であるように、特に、第1及び第2のビーム60及び62が、例えば全体で重複して、ガラスシート10について一致する一対のビーム64を形成するように方向付けることができる。ガラスシート10の第1及び第2の表面12及び14に第1及び第2の集束赤外線ビーム60及び62がそのように送達することによって、ガラスシート10は、ビーム60及び62がガラスシート10に入出射するところの第1及び第2の表面12及び14、及び一対のビーム64の経路によって決定される経路に沿って、その間の内部で、なおも高い精度で、加熱することができる。例えば、一対の赤外線ビーム64は、一対のビーム64の経路に沿って、ガラスシート10を迅速に加熱するだけでなく第1及び第2の表面12及び14に関して対称的に加熱することができ、少なくとも一つの端部18が、迅速にだけでなく、高度の応力均一性で、引張応力を受けることを可能にする。
図8に示すように、ガラスシート10の端部強度を検証する方法は、また、複数の端部70を含むガラスシート10に関して、例えば、複数の端部70の二つ以上に沿って端部強度を検証することによって、行うことができる。例えば、少なくとも一つの端部18が、少なくとも第1の端部72と第1の端部72に対向する第2の端部74とを含み、さらに工程(I)が、1の端部72の少なくとも一部分76と第2の端部74の少なくとも一部分78とに引張応力を施す独立したガラスシート10の非接触熱負荷工程を含む前記方法を実施することができる。この例によれば、工程(I)は、第1の端部72に第1の引張応力を施すガラスシート10の非接触熱負荷工程と独立して、例えば、前に、後で、または同時にかつ別々に第2の端部74に第2の引張応力を施すガラスシート10非接触熱負荷工程を含み得る。これは、例えば、第1の端部72の近傍のガラスシート10の第1の部分80を加熱すること、及び、第2の端部74近傍のガラスシート10の第2の部分82を加熱することによって、行うことができ、このように、第1の端部72に関する第1の温度勾配84と第2の端部74に関する第2の温度勾配86を生じさせ、加熱は、例えば、各対のビーム64がガラスシート10に関して一致するそれぞれ対の集束赤外線ビーム64を形成するためのそれぞれの対の赤外線ランプ32を使用して加熱することによって行うことができる。これはまた、例えば、第1の端部72の少なくとも一部分76の冷却及び第2の端部74の少なくとも一部分78の冷却によって行うことができ、その冷却は、例えばジェットガス38の使用によって行うことができる。これは、とりわけこれらの手法の組合せによって実施することができる。各場合で、必要に応じて、第1及び第2の引張応力は同じ大きさ又は異なる大きさであってもよい。さらに非接触熱負荷は、ガラスシート10の追加の端部70、例えば、第3の端部90及び第3の端部90と対向する第4の端部92に引張応力を独立して施すために行うことができる。さらに、非接触熱負荷源30に対するガラスシート10の並進運動は、端部70のできるだけの全てに引張応力を施すために実施することができる。従って、例えば、少なくとも一つの端部18がガラスシート10の全周囲94を含み、さらに、工程(I)が、全周囲94に引張応力を施すガラスシート10の非接触熱負荷工程を含む、前記方法を実施することができる。
図3に示されるように、工程(I)は、少なくとも一つの端部18の一部分22に沿って、少なくとも一つの集束ジェットガス38を送達する工程を含み、そのガスは、少なくとも一つの端部より低温であり、そのガスは、ガラスシート10に少なくとも一つの温度勾配を生じさせる。そのガスは、例えば、とりわけ、液体窒素を蒸発させることにより得ることができる窒素蒸気であってもよく、例えばノズルの使用により、少なくとも一つの端部18に特異的に向けることができる。
図2に示すように、図1及び図6を参照して、ガラスシート10の端部強度を検証する方法はまた、工程(I)の非接触熱負荷によってガラスシート10に、結果として生じる強度欠陥28が発生したかどうかを検出することによって、少なくとも一つの端部18が所定のレベル未満の端部強度を有するかどうかを決定する工程(II)202を含むことができる。上述のように、強度欠陥28は、ガラスシート10が引張応力を受けるときに初期欠陥29から生じ得、その結果、初期欠陥29はガラスシート10の強度を損ない得る。より具体的には、初期欠陥29を含むガラスシート10の少なくとも一つの端部18が工程(I)の非接触熱負荷に基づくような引張応力を受けるとき、結果として生じる強度欠陥28は、初期欠陥29からガラスシート10に生成し得る。結果として生じる強度欠陥28は、ひび、亀裂、破壊または破損等であり得、規模が微視的から巨視的まで様々であり得、さらに初期欠陥29に比してガラスシート10の端部強度を低下し、結果として、例えば、ガラスシート10に亀裂及び/又は破壊がもたらされ得る。ガラスシート10の少なくとも一つの端部18が、対応する端部強度を超える引張応力を受けた場合、結果として強度欠陥が生じ、基本的には温度勾配の生成後すぐにまたは直後に形成される。また、少なくなくとも一つの端部18が受ける引張応力が、対応する所定のレベルの端部強度に一致するように制御することができる。所定のレベルの端部強度は、例えば、ガラスシート10に期待される端部強度(例えば、初期欠陥29が全く無いガラスシートの組成と寸法、及び/又は、ガラスの端部において実施される端部研削と他の仕上げプロセスに基づいて)、及び、例えば、端部強度の改善のための新組成の試験に基づく、ガラスシート10に求められる端部強度、及び/又は、例えば、ガラスシート10のその後の意図する使用に基づく、ガラスシート10に要求される端部強度であり得る。従って、工程(I)の非接触熱負荷後の結果として生じる強度欠陥28の存在の検出は、所定のレベル未満の端部強度を有する少なくとも一つの端部18を示し得る。反対に、工程(I)の非接触熱負荷後の結果として生じる強度欠陥28の不在は、所定のレベル未満の端部強度は有しない少なくとも一つの端部18を示し得る。
図6に示すように、より詳細に工程(II)を検討すると、結果として生じる強度欠陥28の検出は、例えば、視覚的検出120、光検出122、または音響検出124を含む。視覚的検出120は、例えば、図2に示す以下の工程(I)のように、例えば、巨視的スケールである、結果として生じる強度欠陥28のために、ガラスシート10の個々の検査に基づいて手動で行うことができる。さらなる例において、視覚的検出を可能となるのを助けるために拡大レンズを使用してもよい。光検出122は、自動的に、例えば、ガラスシート10の屈折及び/又は反射パターンを測定、及び、例えば、図9に示すように工程(I)中、又は、図2に示すように工程(I)後、結果として生じる強度欠陥28の存在による異常な屈折パターンを同定するための対応する電子処理に基づいて行うことができる。音響検出124は、また、例えば、強度欠陥の形成に特有のノイズに関するガラスシート10の個々の聴取に基づいて、手動で行うことができる。音響検出124は、また、例えば、結果として生じる強度欠陥28の生成中に発生される音を検出するためのマイクロフォンの使用に基づいて、例えば、図9に示す工程(I)中で、自動的に行うことができる。自動音響モニタリングは、人間の可聴範囲外とすることができる周波数の音を検出するという利点を有することができ、それによって、ことにより手動音響検出が例示的な応用例において望ましくなくなる。
図2及び図9に示すように、ガラスシート10の端部強度を検証する方法はまた、加熱された内筒と非加熱の外筒の締まりばめモデルに基づいて引張応力を推定する工程(III)203を含むことができる。このモデルによれば、内筒は、温度勾配が発するガラスシート上の一の部位に対応し、かつ内輪半径を有する。外筒は、前記部位の周囲のガラスシートの一部分に対応し、かつガラスシートの少なくとも一つの端部と交差する外側端部を有し、かつ外輪半径を有する。内筒及び外筒は同心であり、ガラスシートから作られている。引張応力は、次式に従って推定される:
st = +ΔTαE(a2/b2)
式中、sは外筒の外側端部における接線応力であり、ΔTは内筒と外筒との間の温度差であり、αはガラスシートの熱膨張係数であり、Eはガラスシートのヤング率であり、aは内筒の内輪半径であり、bは外筒の外輪半径である。
この締まりばめモデルは、ガラスシートの非接触熱負荷時の引張応力を推定するために使用することができる。例えば、集束赤外線ビームの使用に基づくガラスシートの非接触熱負荷について、内筒の内輪半径は、例えば赤外線ビームの直径を固定する又は変化させることによって、固定するまたは変化させることができる。外筒の外輪半径は、例えば、少なくとも一つの端部に対する赤外線ビームの位置を固定する又は変化させることによって、固定するまたは変化させることができる。内筒と外筒との間の温度差は、例えばガラスシートの少なくとも一つの端部近傍のガラスシートの一部を加熱するために使用される赤外線ビームの強度を固定するまたは変化させることによって、固定するまたは変化させることができる。ガラスシートの熱膨張係数とガラスシートのヤング率は、ガラスシートの組成に依存する。このように、締まりばめモデルは、特定の組の条件の中で、例えば、固定されたΔT、a、及びbの中で、又は、ある範囲の条件下、例えば、可変のΔT、a、及び/又はbの条件下で、引張応力を推定するために使用することができる。締まりばめモデルはまた、例えば、少なくとも一つの端部が所定のレベル未満の端部強度を有する場合、ガラスシートに結果として生じる強度欠陥を発生させる原因となり得る引張応力を少なくとも一つの端部に施すのに非接触熱負荷が適切であることを確実にすることによって、ガラスシートに期待され、求められ、必要とされる端部強度に特別なガラスシートの非接触熱負荷を適合させるために使用することができる。
ガラスシート10の端部強度を検証する方法は、例えば、品質管理の目的のために、ガラスシート10の製造中に適用することができる。例えば、図2及び図9に示すように、前記方法は、工程(I)及び(II)より先に、ガラスシート10の少なくとも一つの端部18を成形する工程199をさらに含み得、ガラスシート10は、所定のサイズである。上述したように、カッティング、端部機械加工、及び他の加工工程は、ガラスシートの表面及び端部において、欠けやひびなどの初期欠陥29を導入し得る。製造中にガラスシート10の少なくとも一つの端部18を成形する工程の後に工程(I)及び(II)を行うことにより、ガラスシート10は、即時的かつ効率的な端部強度証明試験に供することができる。その方法はまた、工程(I)及び(II)の前にガラスシート10を化学強化する工程200を含むことができる。ガラスシート10の化学強化の後に工程(I)及び(II)を行うことにより、特に化学強化の有効性を確認することができる。この方法はまた、統計的サンプリングに基づくものでなく、むしろ、各ガラスシート10の直接の試験に基づいて迅速かつ効率的に端部強度を証明する検査をする目的で、一の製造バッチに対応する複数のガラスシート10、例えば、特定の製造運転で製造され、特定の所定の大きさに切断され、仕上げられたガラスシート10の全て、の端部強度を検証するために適用することができる。
図10に示すように、例示的な装置100は、ガラスシート10の製造中、例えば、端部仕上げステーションから下流で、端部強度を検証するために、及び、4つの端部72、74、90、及び92を有するガラスシート10の周囲94全体に対して検証するために用いることができる。装置100は、第1対及び第2対の固定赤外線ランプ102及び104とガラスシート10を支持するコンベア106を備え、その第1対及び第2対の赤外線ランプ102及び104のそれぞれの一方の要素がコンベア106上方に位置し、その第1対及び第2対の赤外線ランプ102及び104のそれぞれの他方の要素が下方に位置している。装置100は、その構台112を土台として取り付けられた第3対及び第4対の移動赤外線ランプ108及び110も備え、再び、第3対及び第4対の赤外線ランプ対108及び110のそれぞれの一方の要素がコンベア106上方に位置し、第3対及び第4対の赤外線ランプ対108及び110のそれぞれの他方の要素が下方に位置している。ガラスシート10はコンベア106に沿って移動するので、ガラスシート10の並進方向に平行に配向されているガラスシート10の第1及び第2の端部72及び74には、上述したように、第1対及び第2対の固定赤外線ランプ102及び104からの赤外線ビーム34によって、それぞれ非接触で熱負荷が行われる。さらに、ガラスシート10の並進運動の方向に垂直に配向したガラスシート10の第3及び第4の端部90及び92には、それぞれ、第3対及び第4対の移動赤外線ランプ108及び110からの赤外線ビーム34によって、ガラスシート10の並進運動に続くが、垂直に、並進運動するコンベア106に基づいて、非接触で熱負荷が行われる。赤外線ランプ102、104、108、及び110の対の強度は、ガラスシート10の並進スピードの関数として調整して、赤外線ビーム34によって、端部72、74、90、及び92近傍のガラスシート10の一部を要求されるピーク温度に加熱することを遂行し、その結果、ガラスシート10の端部72、74、90及び92の対応するピーク引張応力が生じる。ピーク引張応力は、端部加工条件の関数としての端部不良応力確率分布を定義するために調整することができる。その確率分布がわかると、装置100は、製品の品質を保証するためにさらなるガラスシート10を監視するように設定することができる。
あるいは、第3対及び第4対の移動赤外線ランプ108及び110ではなく第1対及び第2対の固定赤外線ランプ102と104を含むような装置はまた、例えば、その装置を使用してガラスシート10の第1及び第2の端部72と74についての端部強度を検証し、次にガラスシート10をその装置に対して90度回転させ、そしてその装置を使用してガラスシート10の第3及び第4の端部90及び92についての端部強度を検証することによって、4つの端部72、74、90、及び92を有するガラスシート10全周に沿って端部強度を検証するために使用することができる。
ガラスシートの熱負荷のための物理的基礎は、締まりばめに関する同心の円筒の一般的な場合、すなわち締まりばめモデルから導くことができる式で定量的に記述することができる。一般的な場合によれば、締めしろが、熱膨張する高温での内筒と、より低温での外筒との間に生じ、その外筒によって制約される。結果は、図11に有限要素熱機械モデルに関して示されるように、内筒に圧縮接線応力を生成し、外筒に引張接線応力を形成するものである。
外輪の外側端部における接線応力は、次式で記述することができる:
st = +ΔTαE(a2/b2)
ここで、Stは外輪の外側端部における接線応力(例えばpsi)であり、ΔT(例えば℃)は中央と周辺部との温度差であり、αはガラスシートの熱膨張係数(例えば℃−1)であり、aは加熱された内輪の半径(例えばインチ)であり、bは外輪の半径(例えばインチ)である。慣例では、引張応力では正の値が割り当てられ、一方、圧縮では負の値が割り当てられる。
締まりばめモデルは、以下の例に示すように、ガラスシートの端部が受ける引張応力を推定するために使用することができる。1.0インチ(約2.54cm)の直径、0.7ミリメートル厚さのCORNING(登録商標)EAGLE XG(商標)アルカリ土類ボロアルミノシリケートガラスは、外縁の温度より300℃高い温度に加熱された0.8インチ(2cm)の直径を有する中心に位置する円形部分を有する。熱膨張係数αは31.7×10−7−1であり、ヤング率Eは10.7×10psi(7.5×10kgf/cm)(73.8×10Pa)である。締まりばめモデルによれば、ディスクの冷却外側端部は約6512psi(457.8kgf/cm)(44.9MPa)の引張接線応力より低いものであろう。有限要素熱機械モデルに適用されるそれらのパラメータは、良好な一致で、6247psi(439.2kgf/cm)(43.08MPa)と予測した。
第1近似として、ディスクの例の円形形状のための応力式は、矩形のガラスシートの部分に適用することができる。図12は、最低25℃から最高184℃の温度上昇で、ガラスシートのブルノーズ付近で各側面に35ワットが吸収された0.5秒後の温度分布図として、その端部に隣接するガラスシートの加熱された円形領域を示す。図13は、有限要素熱機械モデルに従って、結果として生じる圧縮及び引張応力を示している。上式は、図13にモデル化されたものと同様、端部における引張応力負荷の推定値を提供しており、それぞれ、6250psi(439.4kgf/cm)(43.10MPa)に対して5390psi(379kgf/cm)(44.06MPa)である。
特定のサイズのスポットまでの出力ビームを集束させる光学系を備えた赤外線ランプは、ガラスの円形部分を加熱するために使用することができる。2つのそのようなシステムが、スポットが同一のガラス面積に一致するようにガラスシートの両側に配置されている場合は、ガラスの厚さを通して迅速かつ均一な加熱が可能である。ガラスの加熱部分の温度上昇は、ランプ出力パワー、赤外線波長区間のランプのスペクトルパワー密度、同じ赤外線波長区間のガラス材料の吸収スペクトル、及び露光時間に依存する。これらの4つの変数のうち、ランプ出力パワーと露光時間の二つは容易に変えられ、したがって、これらは、特定の温度を達成し、従って応力を達成し、上昇させるために主要な制御となる。
本明細書に開示される方法は、ガラスシートの端部強度の効率的かつ非破壊的検証を提供することができる。ガラスシートの非接触熱負荷は、ガラスシートの少なくとも一つの端部に所望のレベルの引張応力を負荷することを可能にし、従って、少なくとも一つの端部の少なくとも一部分の端部強度を検証することができる。また、非接触熱負荷源に対するガラスシートの並進運動と組み合わせると、ガラスシートの少なくとも一つの端部の全てが徐々に引張応力を受けることができ、したがって、少なくとも一つの端部の全ての端部強度を検証することができる。さらに、少なくとも一つの端部がガラスシートの全周囲を占める場合は、全周囲の端部強度を検証することができる。更に、非接触熱負荷によって結果として生じる強度欠陥がガラスシートに発生したかどうかを検出によって、少なくとも一つの端部が所定のレベル未満の端部強度を有するかどうかを決定することは、端部強度の証明試験を提供し、結果として生じる強度欠陥が発生していないならば、その端部強度は充分高いと結論付けることができる。ガラス製造システムの一部として実施する場合、その方法は、充分高い端部強度を有するガラスシートを破壊することなく、リアルタイムプロセスフィードバック及び製品品質保証を目的として、各々のガラスシートに要求されるレベルの応力を施すことを可能とする。この方法は、このように、端部仕上げ工程に有益なリアルタイムフィードバックを提供することができる。
本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変形が本開示に対してなされ得ることは、当業者にとって明らかであろう。したがって、本発明は、それらが添付の特許請求の範囲及びその均等物の範囲内に設けられた改変及び本開示の変動を包含することが意図される。
10 ガラスシート
12 第1の表面
14 第2の表面
16 厚さ
18 端部
20 端面
22,26 一部分
28 強度欠陥
29 初期欠陥
30 熱負荷源
32 赤外線ランプ
34 ビーム
36 シリンダー
38 集束ジェットガス
40 シリンダー
42 円筒の第1の端
44 円筒の第2の端
50 温度勾配
52 部位
60 第1ビーム
62 第2ビーム
64 一対の集束赤外線ビーム
72 第1の端部
74 第2の端部
102 第1の固定赤外線ランプ
104 第2の固定赤外線ランプ
106 コンベア
108 第3の赤外線ランプ
110 第4の赤外線ランプ
112 構台
120 視覚的検出
122 光検出
124 音響検出
201 工程(I)
202 工程(II)

Claims (10)

  1. 第1の表面、第1の表面に対向する第2の表面、第1の表面と第2の表面との間で画定される厚さ、及び、端面を含む少なくとも一つの端部を備えたガラスシートの端部強度を検証する方法であって、前記第1の表面及び第2の表面は前記少なくとも一つの端部の端面と交差し、該方法は、
    (I)前記少なくとも一つの端部の少なくとも一部分に引張応力を施すガラスシート非接触熱負荷工程、及び
    (II)前記非接触熱負荷工程(I)によって、前記ガラスシートに結果として生じる強度欠陥が発生したかどうかを検出することにより、前記少なくとも一つの端部が所定のレベル未満の端部強度を有するかどうかを決定する工程、
    を含む。
  2. 前記工程(I)が、前記ガラスシートに少なくとも一つの温度勾配を生じさせる工程を含み、該温度勾配は前記ガラスシートの一の部位から生じ、該部位は、前記端面からある距離を有する請求項1に記載の方法。
  3. 前記工程(I)が、前記ガラスシートに少なくとも一つの温度勾配を生じさせる工程を含み、該温度勾配は前記ガラスシートの一の部位から生じ、該部位は、非接触熱負荷源に対する前記ガラスシートの並進運動に基づいて変化する位置を有する請求項1または2記載の方法。
  4. 前記工程(I)が、前記ガラスシートの前記第1の表面及び前記第2の表面の少なくとも一方に少なくとも一つの集束赤外線ビームを送達する工程を含み、該ビームは前記ガラスシートに少なくとも一つの温度勾配を生じさせる請求項1から3いずれか1項記載の方法。
  5. 前記工程(I)が、(i)前記ガラスシートの前記第1の表面に少なくとも第1の集束赤外線ビームを送達する工程と、(ii)前記ガラスシートの前記第2の表面に少なくとも第2の集束赤外線ビームを送達する工程を含み、該第1及び第2の集束赤外線ビームは、前記ガラスシートに対して一致する少なくとも一対のビームを形成する請求項1から4いずれか1項記載の方法。
  6. 前記工程(I)の間、前記少なくとも一つの端部の全てが、非接触熱負荷源に対する前記ガラスシートの並進運動に基づいて、徐々に引張応力を受ける請求項1から5いずれか1項記載の方法。
  7. 前記工程(I)が、前記少なくとも一つの端部の少なくとも一部分に、少なくとも一つの集束ジェットガスを送達する工程を含み、該ガスが、前記少なくとも一つの端部より低温であり、該ガスが、前記ガラスシートに少なくとも一つの温度勾配を生じさせる請求項1から6いずれか1項記載の方法。
  8. 第1の表面、該第1の表面に対向する第2の表面、前記第1の表面と前記第2の表面との間で画定される厚さ、及び、端面を含む少なくとも一つの端部を備えたガラスシートの端部強度を検証する方法であって、前記第1の表面及び前記第2の表面は前記少なくとも一つの端部の端面と交差し、該方法は、
    (I)前記ガラスシートに少なくとも一つの温度勾配を生じさせるガラスシート非接触熱負荷工程であって、該温度勾配が、前記端面からある距離に位置する前記ガラスシートの一の部位から生じ、該部位は、非接触熱負荷源に対する前記ガラスシートの並進運動に基づいて変化する位置を有するものであって、前記温度勾配が前記少なくとも一つの端部の少なくとも一部分に引張応力を施すものである工程、及び
    (II)前記工程(I)の非接触熱負荷によって前記ガラスシートに結果として生じる強度欠陥が発生したかどうか検出することによって前記少なくとも一つの端部が所定のレベル未満の端部強度を有するかどうかを決定する工程、
    を含む。
  9. 前記工程(I)が、前記ガラスシートの前記第1及び前記第2の表面の少なくとも一方に、少なくとも一つの集束赤外線ビームを送達する工程を含み、該ビームは、前記ガラスシートに少なくとも一つの温度勾配を生じさせる請求項8記載の方法。
  10. 前記工程(I)が、前記少なくとも一つの端部の少なくとも一つの部分に、少なくとも一つの集束ジェットガスを送達する工程を含み、該ガスは、前記少なくとも一つの端部より低温であり、該ガスは、前記ガラスシートに少なくとも一つの温度勾配を生じさせる請求項8または9記載の方法。
JP2015533103A 2012-09-21 2013-09-10 ガラスシートの端部強度を検証する方法 Pending JP2015534062A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/624,265 US8960014B2 (en) 2012-09-21 2012-09-21 Methods of validating edge strength of a glass sheet
US13/624,265 2012-09-21
PCT/US2013/058967 WO2014046914A1 (en) 2012-09-21 2013-09-10 Methods of validating edge strength of a glass sheet

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015534062A true JP2015534062A (ja) 2015-11-26
JP2015534062A5 JP2015534062A5 (ja) 2016-10-27

Family

ID=50337563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015533103A Pending JP2015534062A (ja) 2012-09-21 2013-09-10 ガラスシートの端部強度を検証する方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8960014B2 (ja)
JP (1) JP2015534062A (ja)
KR (1) KR20150054843A (ja)
CN (1) CN104769427B (ja)
TW (1) TW201418705A (ja)
WO (1) WO2014046914A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014110856B4 (de) 2014-07-31 2016-04-14 Schott Ag Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung der Kantenfestigkeit von scheibenförmigen Elementen aus sprödbrüchigem Material
DE102014110855B4 (de) 2014-07-31 2017-08-03 Schott Ag Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung der Bruchfestigkeit der Ränder dünner Bahnen sprödbrüchigen Materials
CN107636442B (zh) * 2015-03-13 2022-01-18 康宁股份有限公司 边缘强度测试方法和设备
CN105973715A (zh) * 2016-07-22 2016-09-28 江苏铁锚玻璃股份有限公司 一种飞机玻璃温差下压差强度性能及破坏强度试验装置
KR102575017B1 (ko) * 2016-11-17 2023-09-05 삼성디스플레이 주식회사 유리 기판의 결함 검출 방법
CN112823274A (zh) 2018-08-14 2021-05-18 康宁股份有限公司 用于确定边缘的压碎强度的方法和设备
CN112839797A (zh) 2018-08-14 2021-05-25 康宁股份有限公司 包括玻璃基基材和粘合剂的屏幕保护物
JP2022532609A (ja) * 2019-05-15 2022-07-15 コーニング インコーポレイテッド 極薄ガラスパネルでリアルタイム応力可視化を伴うエッジ強度試験を行なうためのシステムおよび方法
DE102022127887A1 (de) 2022-10-21 2024-05-02 Endress+Hauser Conducta Gmbh+Co. Kg Verfahren zum Ermitteln eines Glasqualitätsindikators einer Glasbaugruppe sowie Glasbearbeitungsvorrichtung für eine Glasbaugruppe

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6335945U (ja) * 1986-08-27 1988-03-08
JPH08271397A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Hitachi Zosen Corp 熱疲労試験方法および熱疲労試験装置
JP2003514758A (ja) * 1999-11-22 2003-04-22 サン−ゴバン グラス フランス ガラス基体の処理方法及びディスプレイスクリーン製造のためのガラス基体
JP2008218417A (ja) * 2008-03-24 2008-09-18 Nippon Electric Glass Co Ltd 平面表示装置用板ガラス及びその評価方法
JP2011202991A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Nippon Electric Glass Co Ltd 板ガラスの端部検査方法及び端部検査装置
JP2012078132A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Nippon Electric Glass Co Ltd 板ガラス検査方法及び板ガラス検査装置

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4395917A (en) * 1981-10-26 1983-08-02 Libbey-Owens-Ford Company Apparatus for testing glass
US4440559A (en) * 1982-06-30 1984-04-03 Ppg Industries, Inc. Apparatus for sensing a glass ribbon edge and method of use
US4711697A (en) * 1985-11-21 1987-12-08 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Method for investigating the formation of crystals in a transparent material
JPH01169343A (ja) * 1987-12-25 1989-07-04 Nippon Sheet Glass Co Ltd ガラス板の切口欠点検出装置
CH686304A5 (de) 1994-07-08 1996-02-29 Vetrotech Ag Verfahren zum Herstellen von ebenen oder gewoelbten Glasplatten.
US6004655A (en) 1994-10-26 1999-12-21 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Method of finishing edge of sheet glass, heat-tempered sheet glass using the method, and fire-resistant construction material using the heat-tempered sheet glass
DE19720330C1 (de) 1997-05-15 1998-11-12 Sekurit Saint Gobain Deutsch Verfahren und Vorrichtung zur Messung von Spannungen in Glasscheiben mit Hilfe des Streulichtverfahrens
JP2002532717A (ja) * 1998-12-11 2002-10-02 サイミックス テクノロジーズ、インク 迅速な物質特性評価のためのセンサ配列に基づくシステム及びその方法
US6515441B1 (en) * 1999-09-07 2003-02-04 Meritor Light Vehicle Systems, Inc. Glass edge object detection sensor
US6501546B1 (en) 2000-05-05 2002-12-31 Photon Dynamics Canada Inc. Inspection system for edges of glass
US6796144B2 (en) * 2001-05-30 2004-09-28 Battelle Memorial Institute System and method for glass processing and temperature sensing
US20030076487A1 (en) 2001-08-03 2003-04-24 Cannon Bret D. System and method for glass processing and stress measurement
AT8647U1 (de) * 2005-08-08 2006-10-15 Binder Co Ag Verfahren zur detektion und sortierung von glas
WO2008103239A1 (en) 2007-02-23 2008-08-28 Corning Incorporated Thermal edge finishing
TWI354153B (en) 2007-11-19 2011-12-11 Au Optronics Corp Flat display panel having strength enhancing struc
US8656738B2 (en) 2008-10-31 2014-02-25 Corning Incorporated Glass sheet separating device
JP2012527399A (ja) 2009-05-21 2012-11-08 コーニング インコーポレイテッド 機械的耐久性エッジを有する薄型基材
JP2011112587A (ja) 2009-11-30 2011-06-09 Howa Mach Ltd ガラス強度試験装置
US8571615B2 (en) * 2010-09-10 2013-10-29 California Institute Of Technology Superconducting metallic glass transition-edge-sensors
CN102072918B (zh) 2010-11-25 2012-08-22 中国科学技术大学 一种热载荷作用下玻璃破裂脱落封闭箱体实验装置
US8607590B2 (en) 2010-11-30 2013-12-17 Corning Incorporated Methods for separating glass articles from strengthened glass substrate sheets

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6335945U (ja) * 1986-08-27 1988-03-08
JPH08271397A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Hitachi Zosen Corp 熱疲労試験方法および熱疲労試験装置
JP2003514758A (ja) * 1999-11-22 2003-04-22 サン−ゴバン グラス フランス ガラス基体の処理方法及びディスプレイスクリーン製造のためのガラス基体
JP2008218417A (ja) * 2008-03-24 2008-09-18 Nippon Electric Glass Co Ltd 平面表示装置用板ガラス及びその評価方法
JP2011202991A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Nippon Electric Glass Co Ltd 板ガラスの端部検査方法及び端部検査装置
JP2012078132A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Nippon Electric Glass Co Ltd 板ガラス検査方法及び板ガラス検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20150054843A (ko) 2015-05-20
CN104769427B (zh) 2016-10-19
TW201418705A (zh) 2014-05-16
US8960014B2 (en) 2015-02-24
US20140083198A1 (en) 2014-03-27
CN104769427A (zh) 2015-07-08
WO2014046914A1 (en) 2014-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015534062A (ja) ガラスシートの端部強度を検証する方法
US20210347673A1 (en) Laser cutting and removal of contoured shapes from transparent substrates
KR101581992B1 (ko) 취성 재료의 시트 분리 방법
JP2020079196A (ja) ディスプレイ用ガラス組成物のレーザ切断
TWI650231B (zh) 雷射切割複合玻璃製品及切割方法
JP2010501456A (ja) ガラス板の残留応力低減熱エッジ仕上用プロセス及び装置
JP2010519164A (ja) 熱的エッジ仕上げ
US20130221053A1 (en) Method and apparatus for separation of strengthened glass and articles produced thereby
CN103100792B (zh) 带在线检测的光学元件激光预处理及修复的装置及方法
KR20170043587A (ko) 얇은 가요성 유리의 절단시 높은 에지 강도를 산출하기 위한 장치 및 방법
EP2855818B1 (en) Sheet glass product fabrication with growth-limited glass bump spacers
KR20120064091A (ko) 유리 기판을 레이저 절단하기 위한 방법
TW201532988A (zh) 在撓性薄玻璃中切割多個半徑的方法和設備
JP2015534062A5 (ja)
Cormont et al. Relevance of carbon dioxide laser to remove scratches on large fused silica polished optics
JP2009023885A (ja) レーザ照射によるガラス基板表面の表面傷部の修復法
KR20190093634A (ko) 취성재료기판의 단부 마감장치 및 취성재료기판의 단부 마감방법
Zhang et al. Investigation of control of residual stress induced by CO 2 laser-based damage mitigation of fused silica optics
TWI400137B (zh) 移除玻璃板材邊緣缺陷之裝置及其方法
Cormont et al. Process for repairing large scratches on fused silica optics
Tu et al. Low-temperature evaporative glass scoring using a single-mode ytterbium fiber laser
US20200048133A1 (en) Articles having edges with compressive residual stress and methods of forming the same
Abashkin et al. Power laser application for security glass production
KR101698479B1 (ko) 방향성 전기강판의 자구미세화 장치
RU2342333C2 (ru) Способ разделения хрупких неметаллических материалов под действием термоупругих напряжений

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160908

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160908

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20160908

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20161017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170321