JP2015530990A - 殺虫剤および殺ダニ剤としてのアザインドールカルボキサミドおよびアザインドールチオカルボキサミド - Google Patents

殺虫剤および殺ダニ剤としてのアザインドールカルボキサミドおよびアザインドールチオカルボキサミド Download PDF

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Abstract

本発明は、一般式(I)【化1】の化合物であって、式中、R1からR6、A、Y、X、Q1、Q2、nおよびmは明細書中にそれぞれ定義された通りである化合物、ならびにその調製方法、ならびに殺虫剤および殺ダニ剤としてのその使用に関する。化学式の訳・化33メタル化剤還元的アミノ化

Description

本発明は、新規の駆除剤、その調製方法および活性化合物としてのその使用に関し、特に殺虫剤および殺ダニ剤としてのその使用に関する。
殺虫性のインドールカルボキサミドは既知であり、WO2011/054436およびWO2012/119984を参照されたい。また、文献中にある種のアザインドールカルボキサミドおよび薬剤としてのその使用も記述されており、例えば、Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters(2011),21(23),7107−7112;WO2011/050245またはWO2007/057329を参照されたい。
WO2011/054436 WO2012/119984 WO2011/050245 WO2007/057329
Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters(2011),21(23),7107−7112;
ここに、驚くべきことに、ある種の新規アザインドールカルボキサミドが強い殺虫性および殺ダニ性を持ち、同時に良好な植物耐容性、好都合な恒温動物毒性および良好な環境適合性を有することが見出された。本発明による新規化合物は、現在まで開示されていない。
本発明は、したがって、一般式(I)
Figure 2015530990
の化合物であって、式中、
は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシを表し、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、(C−C−アルコキシ)カルボニル、C−C−アルキルアミノ、ホルミル、(C−C−アルキル)カルボニル、C−C−アルコキシイミノ−C−C−アルキル、C−C−ジアルキルアミノ、(C−C−アルキルアミノ)カルボニル、(C−C−ジアルキルアミノ)カルボニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノスルホニル、C−C−アルキルスルホニルアミノを表し、式中の置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシおよびC−C−ハロアルコキシよりなる群から選択され、
nは、1、2、3、4もしくは5を表すか、
または
は、−OCFO−、−(CFO−もしくは−O(CFO−を表し、2個の隣接する炭素原子に付着しており、この場合にnは1を表し、
は、水素を表すか、もしくは同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキルを表し、式中の置換基は、互いに独立して、ハロゲンおよびC−C−アルキルよりなる群から選択され、
は、水素を表し、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニルもしくはC−C−アルコキシカルボニルを表し、式中の置換基は、互いに独立して、シアノ、ハロゲン、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシよりなる群から選択され、
は、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキルもしくはアリール−C−C−アルキルを表し、式中の置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニルよりなる群から、ならびに同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいアリールオキシおよびアリール−C−C−アルコキシ(ここで、置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシよりなる群から選択される)よりなる群から選択され、
は、水素、C−C−アルキル、ハロゲンもしくはシアノを表し、
は、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシを表し、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、(C−C−アルコキシ)カルボニル、C−C−アルキルアミノ、ホルミル、(C−C−アルキル)カルボニル、C−C−アルコキシイミノ−C−C−アルキル、C−C−ジアルキルアミノ、(C−C−アルキルアミノ)カルボニル、(C−C−ジアルキルアミノ)カルボニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノスルホニル、C−C−アルキルスルホニルアミノ、アリール、ヘタリール、アリール−C−C−アルキルもしくはヘタリール−C−C−アルキルを表し、式中の置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、アリール、ヘタリール、アリールアルキル、ヘタリールアルキル(式中の置換基アリール、ヘタリール、アリールアルキル、ヘタリールアルキルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシおよびC−C−アルキルチオよりなる群からの同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよい)よりなる群から選択され、
mは、0、1もしくは2を表し、
Xは、さらに一置換から三置換されていてもよいC−C−ハロアルキルを表し、式中の置換基は、互いに独立して、ヒドロキシ、シアノおよびC−C−アルコキシよりなる群から選択され、
Wは、OもしくはSを表し、
Aは、−C(R11)(R12)NR13C(=O)−部分、−C(=O)NR13−部分、−C(=S)NR13−部分、−C(R11)(U)NR13C(=O)−部分、−C(R11)(R12)N(U)C(=O)−部分、−N(R11)NR13C(=O)−部分から選択される二価の化学的部分を表し、式中、それぞれの場合の第一(左手)の付着点は環に、それぞれの場合の第二(右手)の付着点はYに連結され、
ならびに式中、
Uは、環におけるAの付着点に隣接する炭素原子と5員から7員の環を形成する置換されていてもよいC−C−アルキルを表し、式中の置換基は、互いに独立して、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシよりなる群から選択され、
11およびR12は、それぞれ独立して、水素もしくはC−C−アルキルであり、
13は、水素を表し、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニルもしくはC−C−アルケニルを表し、
Yは、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、ヘテロシクリル、オキシド−ヘテロシクリル、ジオキシド−ヘテロシクリル、アリール、アリール−C−C−アルキル、ヘタリールもしくはヘタリール−C−C−アルキルを表し、式中の置換基は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、アミノチオカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−ハロアルキルアミノカルボニル、ジ(C−C−アルキル)アミノカルボニル、ヒドロキシカルボニル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルキル−C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシイミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニルおよびC−C−アルキルスルホニルよりなる群から選択され、
はNを表し、同時にQは水素、RもしくはA−Yにより置換されている炭素原子を表すか、
もしくは
は水素、RもしくはA−Yにより置換されている炭素原子を表し、Qは同時にNを表す化合物、
ならびに式(I)の化合物の塩およびN−オキシド、ならびに有害動物(animal pest)を防除するためのその使用を提供する。
適切な場合、式(I)の化合物は、様々な多型形態で、または様々な多型形態の混合物として存在し得る。純粋な多型および多型の混合物のいずれも本発明の主題の一部を形成するものであり、本発明に従って用いることができる。
式(I)の化合物は、存在する任意のE/Z異性体およびジアステレオマーまたはエナンチオマーを包含する。
置換されたインドールカルボキサミドおよびベンズイミダゾールカルボキサミドは、一般的な用語で式(I)により定義される。以上および以下に特定される式についての好ましいラジカルの定義は、以下に与えられる。これらの定義は、式(I)の最終生成物に、同じく全ての中間体に当てはまる。
式(I)中の置換基の特定の数nおよびmは、水素以外の置換基のみを包含する。この理由のため、水素はRおよびRの定義にも包含されない。もちろん、水素は、RまたはR置換基が特定の位置に存在しない場合に置換基として常に存在する。
好ましい、とりわけ好ましい、および大いにとりわけ好ましいのは、式(I)の化合物、および式(I)の化合物を用いた有害生物を防除する方法であって、式中、
は、好ましくは、ハロゲン、ニトロ、シアノを表し、ハロゲンにより一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニルもしくはC−C−アルキルスルホニルを表し、
nは、好ましくは、1、2、3、4もしくは5を表し、
または
は、−OCFO−もしくは−O(CFO−を表し、2個の隣接する炭素原子に付着しており、この場合にnは1を表し、
は、好ましくは、水素を表し、もしくは一置換から三置換されていてもよいC−C−アルキルを表し、式中の置換基は、それぞれ独立して、ハロゲンおよびC−C−アルキルよりなる群から選択され、
は、好ましくは、水素を表し、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニルもしくはC−C−アルコキシカルボニルを表し、式中の置換基は、互いに独立して、シアノ、ハロゲンおよびC−C−アルコキシよりなる群から選択され、
は、好ましくは、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキルもしくはアリール−C−C−アルキルを表し、式中の置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニルよりなる群から、もしくは同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいアリールオキシおよびアリール−C−C−アルコキシ(式中の置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシよりなる群から選択される)よりなる群から選択され、
は、好ましくは、水素、C−C−アルキル、ハロゲンもしくはシアノを表し、
は、好ましくは、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノを表し、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、(C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−アルキルアミノ)カルボニル、(C−C−ジアルキルアミノ)カルボニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノスルホニルもしくはC−C−アルキルスルホニルアミノを表し、式中の置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシおよびC−C−アルキルチオよりなる群から選択され、
mは、好ましくは、0、1もしくは2を表し、
Xは、好ましくは、ヒドロキシ、シアノもしくはC−C−アルコキシによりさらに一置換から三置換されていてもよいC−C−ハロアルキルを表し、
Wは、好ましくは、Oを表し、
Aは、好ましくは、−C(R11)(R12)NR13C(=O)−部分および−C(=O)NR13−部分から選択される二価の化学的部分を表し、式中、それぞれの場合の第一(左手)の付着点は環に、それぞれの場合の第二(右手)の付着点はYに連結され、
11およびR12は、互いに独立して、好ましくは、水素を表すか、もしくはC−C−アルキルを表し、
13は、好ましくは、水素を表し、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニルもしくはC−C−アルケニルを表し、
Yは、好ましくは、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、フェニル、フェニルメチル、オキセタニル、チエタニル、オキシドチエタニル、ジオキシドチエタニル、ピリジニル、ピリジニルメチル、ピリミジニルもしくはピリミジニルメチルを表し、式中の置換基は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、アミノチオカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルキル−C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルカルボニルおよびC−C−アルコキシイミノ−C−C−アルキルよりなる群から選択され、
好ましくはNを表し、同時にQは水素、RもしくはA−Yにより置換されている炭素原子を表し、
もしくは
好ましくは水素、RもしくはA−Yにより置換されている炭素原子を表し、Qは同時にNを表し、
は、とりわけ好ましくは、ハロゲン、ニトロ、シアノを表し、フッ素もしくは塩素により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニルを表し、
nは、とりわけ好ましくは、1、2、3、4もしくは5を表し、
または
は、−OCFO−を表し、2個の隣接する炭素原子に付着しており、この場合にnは1を表し、
は、とりわけ好ましくは、水素を表すか、もしくはメチルを表し、
は、とりわけ好ましくは、水素、メチル、エチル、メチルカルボニル、エチルカルボニル、メトキシカルボニルもしくはエトキシカルボニルを表し、
は、とりわけ好ましくは、一置換から三置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキルもしくはフェニル−C−C−アルキルを表し、式中の置換基は、互いに独立して、フッ素、シアノ、メトキシ、エトキシ、メチル、エチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、フェニルオキシおよびフェニル−C−C−アルコキシよりなる群から選択され、
は、とりわけ好ましくは、水素、メチル、エチル、フッ素、塩素、臭素もしくはシアノを表し、
は、とりわけ好ましくは、ハロゲン、ニトロ、シアノを表すか、もしくはハロゲンにより一置換から三置換されていてもよいC−C−アルキルもしくはC−C−アルコキシを表し、
mは、とりわけ好ましくは、0、1もしくは2を表し、
Xは、とりわけ好ましくは、C−C−ハロアルキルを表し、
Wは、とりわけ好ましくは、Oを表し、
Aは、とりわけ好ましくは、−C(R11)(R12)NR13C(=O)−部分および−C(=O)NR13−部分から選択される二価の化学的部分を表し、式中、それぞれの場合の第一(左手)の付着点は環に、それぞれの場合の第二(右手)の付着点はYに連結され、
ならびに式中、
11およびR12は、とりわけ好ましくは、水素を表し、
ならびに式中、
13は、とりわけ好ましくは、水素、メチル、エチル、シクロプロピル、メチルカルボニル、エチルカルボニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルもしくはプロパ−2−エン−1−イルを表し、
Yは、とりわけ好ましくは、同一のもしくは異なる置換基により一置換から三置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、フェニル、フェニルメチル、3−オキセタン−1−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−2−イルメチル、1,3−ピリミジン−2−イルもしくは1,3−ピリミジン−2−イルメチルを表し、式中の置換基は、フッ素、塩素、ニトロ、シアノ、C−C−アルキル、トリフルオロメチル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルキル−C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシカルボニルおよびアミノチオカルボニルよりなる群から選択され、
とりわけ好ましくはNを表し、同時にQは水素により置換されている炭素原子を表すか、
もしくは
とりわけ好ましくは水素により置換されている炭素原子を表し、Qは同時にNを表し、
は、大いにとりわけ好ましくは、シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、2−メチルエチル、ジフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、クロロテトラフルオロエチル、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルホニルを表し、
nは、大いにとりわけ好ましくは、1、2、3、4もしくは5を表し、
は、大いにとりわけ好ましくは、水素を表し、
は、大いにとりわけ好ましくは、水素もしくはメチルを表し、
は、大いにとりわけ好ましくは、メチル、エチル、プロパ−1−イル、プロパ−2−エン−1−イル、プロピン−3−イル、エテニル、ブタ−2−イン−1−イル、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロブチルを表し、
は、大いにとりわけ好ましくは、水素もしくは臭素を表し、
は、大いにとりわけ好ましくは、シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチルもしくはトリフルオロメチルを表し、
mは、大いにとりわけ好ましくは、0もしくは1を表し、
Xは、大いにとりわけ好ましくは、トリフルオロメチルを表し、
Wは、大いにとりわけ好ましくは、Oを表し、
Aは、大いにとりわけ好ましくは、二価の化学的部分−C(=O)NR13−もしくは−CH−NH−C(=O)−を表し、式中、第一(左手)の付着点は環に、第二(右手)の付着点はYに連結され、
ならびに式中、
13は、大いにとりわけ好ましくは、水素、メチルもしくはエチルを表し、
Aが−C(=O)NR13−部分を表す場合、Yは、大いにとりわけ好ましくは、メチル、エチル、プロパン−1−イル、プロパン−2−イル、プロピン−3−イル、ブタン−1−イル、ブタン−2−イル、2−メチルプロパン−1−イル、2−メチルプロパン−2−イル、シクロプロピル、シクロブチル、シアノメチル、1−メトキシカルボニルメチル、1−シアノエチル、2−シアノエチル、1−シアノプロパ−1−イル、2−シアノプロパ−1−イル、3−シアノプロパ−1−イル、1−シアノプロパ−2−イル、2−シアノプロパ−2−イル、1−シアノシクロプロピル、2−シアノプロパ−2−エン−1−イル、2−シアノシクロプロピル、1−シアノシクロブチル、2−シアノシクロブチル、3−シアノシクロブチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1−フルオロプロパン−2−イル、2,2−ジフルオロプロパ−1−イル、1,3−ジフルオロプロパン−2−イル、1−メチルシクロプロピル、2−メチルシクロプロピル、1−エチルシクロプロピル、1−エチニルシクロプロピル、1−エチニルシクロブチル、1−メトキシシクロプロピル、1−エトキシシクロプロピル、1−メトキシカルボニルシクロプロピル、1−エトキシカルボニルシクロプロピル、シクロプロピルメチル、1−シクロプロピルエタ−1−イル、1−トリフルオロメチルシクロプロピル、ピリジン−2−イル、5−クロロピリジン−2−イル、5−フルオロピリジン−2−イル、1−(アミノチオカルボニル)シクロプロピル、1−シアノ−2−メチルプロパン−1−イル、1−シアノブタ−3−イン−1−イル、1−シアノ−2−メチルプロパン−1−イル、1−シアノプロパン−2−イル、1−シアノ−1−シクロプロピルエチル、1−シアノ−1−エチルプロパ−1−イル、1−シアノ−1−メチルシクロプロピルメチル、(2−R)−1−(メチルチオ)プロパン−2−イル、(2−R)−1−(メチルスルフィニル)プロパン−2−イルもしくは1,3−ジメトキシ−2−シアノプロパン−2−イル、3−オキセタン−1−イル、ピリジン−2−イルメチル、1,3−ピリミジン−2−イル−メチルを表し、
もしくは
Aが−CHNHC(=O)−部分を表す場合、Yは、大いにとりわけ好ましくは、メチル、エチル、プロパン−1−イル、プロパン−2−イル、ブタン−1−イル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、シクロプロピル、シクロブチルもしくはシクロプロピルメチルを表し、
大いにとりわけ好ましくはNを表し、同時にQは水素により置換されている炭素原子を表す。
置換基RからR、n、m、X、W、A、Y、QおよびQについて上で特定された個々の一般的な好ましい、より好ましいおよび最も好ましい定義は、本発明に従って所望の通りに互いに組み合わせることができる。
好ましい定義において、特に明記されないかぎり、ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素の群から、好ましくはフッ素、塩素および臭素の群から次々に選択される。
より好ましい定義において、特に明記されないかぎり、ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素の群から、好ましくはフッ素、塩素および臭素の群から次々に選択される。
最も好ましい定義において、特に明記されないかぎり、ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素の群から、好ましくはフッ素、塩素および臭素の群から次々に選択される。
ハロゲン置換ラジカル、例えばハロアルキルは、一ハロゲン化されているか、または最大可能置換基数まで多ハロゲン化されている。多ハロゲン化の場合、ハロゲン原子は同一であっても異なってもよい。この場合、ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素であり、特にフッ素、塩素または臭素である。
好ましい、とりわけ好ましい、および大いにとりわけ好ましいのは、各々好ましいもの、とりわけ好ましいもの、および大いにとりわけ好ましいものの下で特定された置換基を有する化合物である。
飽和または不飽和のヒドロカルビルラジカル、例えばアルキル、アルケニルまたはアルキニルなどは、それぞれ可能な範囲で直鎖であっても分岐鎖であってもよく、例えばアルコキシにおけるようなヘテロ原子との組み合わせを包含する。
他に異なって定義されないかぎり、アリールは、少なくとも1個の環が芳香族であって、好ましくは(C−C14)−環原子、(C−C)−環原子または(C)−環原子を持つ単環式、二環式または三環式の環系の基を意味する。アリールは、好ましくはフェニルを表す。
他に異なって定義されないかぎり、ヘタリールは、少なくとも1個の環が芳香族である、炭素原子および少なくとも1個のヘテロ原子からなる単環式、二環式または三環式の複素環基を意味する。好ましくは、ヘタリール基は、3、4、5または6個の炭素原子を含有する。ヘタリールは、好ましくはピリジニルまたはピリミジニルを表す。
他に異なって定義されないかぎり、ヘテロシクリルは、環内の炭素原子および少なくとも1個のヘテロ原子からなる、単環式の飽和または部分飽和の4員、5員、6員または7員の環を意味する。好ましくは、ヘテロシクリル基は、3、4、5または6個の炭素原子ならびに酸素、硫黄および窒素よりなる群からの1または2個のヘテロ原子を含有する。他に異なって定義されないかぎり、オキシドヘテロシクリルおよびジオキシドヘテロシクリルは、環内の少なくとも1の位置で各々1個および2個の(=O)基により置換されている環原子を含有するヘテロシクリルを意味する。ここで、好ましくは、ヘテロ原子、例えば硫黄などは、1個または2個の(=O)基により置換されて各々基−S(=O)−および−S(=O)−を結果として生じ、この場合、硫黄原子は環の構成原子である。
置換されていてもよいラジカルは、一置換されていても多置換されていてもよく、多置換の場合の置換基は同一であっても異なってもよい。
一般的な用語での、または好ましいものの範囲内での上記のラジカルの定義または説明は、最終生成物に当てはまり、ならびに対応して出発物質および中間体に当てはまる。これらのラジカルの定義は、所望の通りに互いに組み合わせることができ、すなわち各々の好ましい範囲の間での組み合わせを包含するものである。
本発明に従って好ましいのは、好ましいものとして上に挙げられた定義の組み合わせが存在する式(I)の化合物である。
本発明に従ってとりわけ好ましいのは、とりわけ好ましいものとして上に挙げられた定義の組み合わせが存在する式(I)の化合物である。
好ましい実施形態において、本発明は、式(I−1)
Figure 2015530990
の化合物であって、式中、R、R、R、R13、Yおよびnは、それぞれ上記の意味を持つ化合物に関する。
さらに好ましい実施形態において、本発明は、式(I−2)
Figure 2015530990
の化合物であって、式中、R、R、R、R13、Yおよびnは、それぞれ上記の意味を持つ化合物に関する。
さらに好ましい実施形態において、本発明は、式(I−3)
Figure 2015530990
の化合物であって、式中、R、R、R、R13、Yおよびnは、それぞれ上記の意味を持つ化合物に関する。
さらに好ましい実施形態において、本発明は、式(I−4)
Figure 2015530990
の化合物であって、式中、R、R、R、R13、Yおよびnは、それぞれ上記の意味を持つ化合物に関する。
本発明による好ましい化合物はまた、表1中に示される一般式(I−5)の化合物および表2中に示される化合物を包含する。
本発明の一般式(I)の化合物は、キラル炭素原子を持ってもよい。
カーン・インゴルド・プレローグ則(CIP則)に従って、これらの置換基は、(R)立体配置または(S)立体配置のいずれかを持ち得る。
本発明は、特定のキラル炭素原子において(S)立体配置および(R)立体配置のいずれも有する一般式(I)の化合物を包含し、すなわち本発明は、当該炭素原子がそれぞれ独立して、
(1)(R)立体配置;または
(2)(S)立体配置
を持つ一般式(I)の化合物を包含する。
一般式(I)の化合物内に1より多くのキラル中心が存在する場合、キラル中心の立体配置についての任意の所望の組み合わせが可能であり、これは、
(1)1のキラル中心が(R)立体配置を、他のキラル中心が(S)立体配置を持ち得る;
(2)1のキラル中心が(R)立体配置を、他のキラル中心が(R)立体配置を持ち得る;および
(3)1のキラル中心が(S)立体配置を、他のキラル中心が(S)立体配置を持ち得る
ことを意味する。
式(I)の化合物は、同じく、式(I)の化合物の存在する任意のジアステレオマーまたはエナンチオマーおよびE/Z異性体を、ならびにまた塩およびN−オキシドを、ならびに有害動物の防除のためのその使用を包含する。
本発明はまた、駆除剤の製造のための、本発明による一般式(I)の化合物の使用に関する。
本発明はまた、本発明による一般式(I)の化合物および/またはその塩を、駆除剤の重量ベースで0.00000001重量%から、好ましくは0.001重量%から95重量%の生物学的有効含量で含む駆除剤に関する。
本発明はまた、有害動物を防除する方法に関し、この方法においては本発明による一般式(I)の化合物を有害動物および/またはその生息場所に作用させる。有害動物の防除は、好ましくは農業および林業において、ならびに材料保護において実行される。好ましく除外されるのは、ヒトまたは動物の体についての処置、より具体的には治療的処置である。
本発明による活性化合物または活性化合物組み合わせは、良好な植物耐容性および温血動物に対する好都合な毒性および環境に良好に耐容されることと相まって、植物および植物器官の保護に、収穫量の増加に、収穫材料の品質の改良に、ならびに農業、園芸、畜産、森林、庭園およびレジャー施設において、保存された生産物および材料の保護において、ならびに衛生部門において遭遇する有害動物、とりわけ昆虫、クモ、蠕虫、線虫および軟体動物の防除に適している。それらは、好ましくは、作物保護剤として用いることができる。それらは、通常感受性の種および抵抗性の種に対して、ならびに全てのまたはいくつかの発生ステージに対して、有効である。上述の有害生物としては、以下が挙げられる:
節足動物門(Arthropoda)からの、より具体的にはクモ綱(Arachnida)からの有害生物、例えば、アカルス属種(Acarus spp.)、アセリア・シェルドニ(Aceria sheldoni)、アクロプス属種(Aculops spp.)、アクルス属種(Aculus spp.)、アムブリオマ属種(Amblyomma spp.)、アムフィテトラニクス・ビエネンシス(Amphitetranychus viennensis)、アルガス属種(Argas spp.)、ボーフィルス属種(Boophilus spp.)、ブレビパルプス属種(Brevipalpus spp.)、ブリオビア・グラミヌム(Bryobia graminum)、ブリオビア・プレチオサ(Bryobia praetiosa)、セントルロイデス属種(Centruroides spp.)、コリオプテス属種(Chorioptes spp.)、デルマニスス・ガリナエ(Dermanyssus gallinae)、デルマトファゴイデス・プテロニシヌス(Dermatophagoides pteronyssinus)、デルマトファゴイデス・ファリナエ(Dermatophagoides farinae)、デルマセントル属種(Dermacentor spp.)、エオテトラニクス属種(Eotetranychus spp.)、エピトリメルス・ピリ(Epitrimerus pyri)、ユーテトラニクス属種(Eutetranychus spp.)、エリオフィエス属種(Eriophyes spp.)、グリシファグス・ドメスチクス(Glycyphagus domesticus)、ハロチデウス・デストルクトル(Halotydeus destructor)、ヘミタルソネムス属種(Hemitarsonemus spp.)、ヒアロマ属種(Hyalomma spp.)、イキソデス属種(Ixodes spp.)、ラトロデクツス属種(Latrodectus spp.)、ロクソセレス属種(Loxosceles spp.)、メタテトラニクス属種(Metatetranychus spp.)、ネウトロムビクラ・アウツムナリス(Neutrombicula autumnalis)、ヌフェルサ属種(Nuphersa spp.)、オリゴニクス属種(Oligonychus spp.)、オルニトドルス属種(Ornithodorus spp.)、オルニトニスス属種(Ornithonyssus spp.)、パノニクス属種(Panonychus spp.)、フィロコプトルタ・オレイボラ(Phyllocoptruta oleivora)、ポリファゴタルソネムス・ラツス(Polyphagotarsonemus latus)、ソロプテス属種(Psoroptes spp.)、リピセファルス属種(Rhipicephalus spp.)、リゾグリフス属種(Rhizoglyphus spp.)、サルコプテス属種(Sarcoptes spp.)、スコルピオ・マウルス(Scorpio maurus)、ステネオタルソネムス属種(Steneotarsonemus spp.)、ステネオタルソネムス・スピンキ(Steneotarsonemus spinki)、タルソネムス属種(Tarsonemus spp.)、テトラニクス属種(Tetranychus spp.)、トロムビクラ・アルフレデュゲシ(Trombicula alfreddugesi)、バエヨビス属種(Vaejovis spp.)、バサテス・リコペルシキ(Vasates lycopersici);
ムカデ綱(Chilopoda)からの有害生物、例えばゲオフィルス属種(Geophilus spp.)、スクチゲラ属種(Scutigera spp.);
トビムシ目(Collembola)または綱からの有害生物、例えばオニキウルス・アルマツス(Onychiurus armatus);
ヤスデ綱(Diplopoda)からの有害生物、例えばブラニウルス・グツラツス(Blaniulus guttulatus);
昆虫綱(Insecta)からの、例えばゴキブリ目(Blattodea)からの有害生物、例えばブラテラ・アサヒナイ(Blattella asahinai)、ブラテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)、ブラタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、ロイコフェア・マデラエ(Leucophaea maderae)、パンクロラ属種(Panchlora spp.)、パルコブラタ属種(Parcoblatta spp.)、ペリプラネタ属種(Periplaneta spp.)、スペラ・ロンギパルパ(Supella longipalpa);
コウチュウ目(Coleoptera)からの有害生物、例えばアカリマ・ビタツム(Acalymma vittatum)、アカントセリデス・オブテクツス(Acanthoscelides obtectus)、アドレツス属種(Adoretus spp.)、アゲラスチカ・アルニ(Agelastica alni)、アグリオテス属種(Agriotes spp.)、アルフィトビウス・ジアペリヌス(Alphitobius diaperinus)、アムフィマロン・ソルスチチアリス(Amphimallon solstitialis)、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、アノプロホラ属種(Anoplophora spp.)、アントノムス属種(Anthonomus spp.)、アントレヌス属種(Anthrenus spp.)、アピオン属種(Apion spp.)、アポゴニア属種(Apogonia spp.)、アトマリア属種(Atomaria spp.)、アタゲヌス属種(Attagenus spp.)、ブルキジウス・オブテクツス(Bruchidius obtectus)、ブルクス属種(Bruchus spp.)、カシダ属種(Cassida spp.)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifurcata)、セウトリンクス属種(Ceutorrhynchus spp.)、ケトクネマ属種(Chaetocnema spp.)、クレオヌス・メンジクス(Cleonus mendicus)、コノデルス属種(Conoderus spp.)、コスモポリテス属種(Cosmopolites spp.)、コステリトラ・ゼアランジカ(Costelytra zealandica)、クテニセラ属種(Ctenicera spp.)、クルクリオ属種(Curculio spp.)、クリプトレステス・フェルギネウス(Cryptolestes ferrugineus)、クリプトリンクス・ラパチ(Cryptorhynchus lapathi)、シリンドロコプツルス属種(Cylindrocopturus spp.)、デルメステス属種(Dermestes spp.)、ジアブロチカ属種(Diabrotica spp.)、ジコクロシス属種(Dichocrocis spp.)、ジクラジスパ・アルミゲラ(Dicladispa armigera)、ジロボデルス属種(Diloboderus spp.)、エピラクナ属種(Epilachna spp.)、エピトリクス属種(Epitrix spp.)、ファウスチヌス属種(Faustinus spp.)、ギビウム・プシロイデス(Gibbium psylloides)、グナトセルス・コルヌツス(Gnathocerus cornutus)、ヘルラ・ウンダリス(Hellula undalis)、ヘテロニクス・アラトル(Heteronychus arator)、ヘテロニクス属種(Heteronyx spp.)、ヒラモルファ・エレガンス(Hylamorpha elegans)、ヒロトルペス・バユルス(Hylotrupes bajulus)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)、ヒポメセス・スクアモスス(Hypomeces squamosus)、ヒポテネムス属種(Hypothenemus spp.)、ラクノステルナ・コンサンギネア(Lachnosterna consanguinea)、ラシオデルマ・セリコルネ(Lasioderma serricorne)、ラテチクス・オリゼ(Latheticus oryzae)、ラトリジウス属種(Lathridius spp.)、レマ属種(Lema spp.)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、ロイコプテラ属種(Leucoptera spp.)、リソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)、リクスス属種(Lixus spp.)、ルペロデス属種(Luperodes spp.)、リクツス属種(Lyctus spp.)、メガセリス属種(Megascelis spp.)、メラノツス属種(Melanotus spp.)、メリゲテス・エネウス(Meligethes aeneus)、メロロンタ属種(Melolontha spp.)、ミグドルス属種(Migdolus spp.)、モノカムス属種(Monochamus spp.)、ナウパクツス・キサントグラフス(Naupactus xanthographus)、ネクロビア属種(Necrobia spp.)、ニプツス・ホロロイクス(Niptus hololeucus)、オリクテス・リノセロス(Oryctes rhinoceros)、オリゼフィルス・スリナメンシス(Oryzaephilus surinamensis)、オリザファグス・オリゼ(Oryzaphagus oryzae)、オチオリンクス属種(Otiorrhynchus spp.)、オキシセトニア・ジュクンダ(Oxycetonia jucunda)、ファエドン・コクレアリエ(Phaedon cochleariae)、フィロファガ属種(Phyllophaga spp.)、フィロファガ・ヘレリ(Phyllophaga helleri)、フィロトレタ属種(Phyllotreta spp.)、ポピリア・ジャポニカ(Popillia japonica)、プレムノトリペス属種(Premnotrypes spp.)、プロステファヌス・トルンカツス(Prostephanus truncatus)、プシリオデス属種(Psylliodes spp.)、プチヌス属種(Ptinus spp.)、リゾビウス・ベントラリス(Rhizobius ventralis)、リゾペルタ・ドミニカ(Rhizopertha dominica)、シトフィルス属種(Sitophilus spp.)、シトフィルス・オリゼ(Sitophilus oryzae)、スフェノホルス属種(Sphenophorus spp.)、ステゴビウム・パニセウム(Stegobium paniceum)、ステルネクス属種(Sternechus spp.)、シンフィレテス属種(Symphyletes spp.)、タニメクス属種(Tanymecus spp.)、テネブリオ・モリトル(Tenebrio molitor)、テネブリオイデス・マウレタニクス(Tenebrioides mauretanicus)、トリボリウム属種(Tribolium spp.)、トロゴデルマ属種(Trogoderma spp.)、チキウス属種(Tychius spp.)、キシロトレクス属種(Xylotrechus spp.)、ザブルス属種(Zabrus spp.);
ハエ目(Diptera)からの有害生物、例えばエデス属種(Aedes spp.)、アグロミザ属種(Agromyza spp.)、アナストレファ属種(Anastrepha spp.)、アノフェレス属種(Anopheles spp.)、アスホンジリア属種(Asphondylia spp.)、バクトロセラ属種(Bactrocera spp.)、ビビオ・ホルツラヌス(Bibio hortulanus)、カリフォラ・エリトロセファラ(Calliphora erythrocephala)、カリフォラ・ビシナ(Calliphora vicina)、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)、キロノムス属種(Chironomus spp.)、クリソミア属種(Chrysomyia spp.)、クリソプス属種(Chrysops spp.)、クリソゾナ・プルビアリス(Chrysozona pluvialis)、コクリオミア属種(Cochliomyia spp.)、コンタリニア属種(Contarinia spp.)、コルジロビア・アントロポファガ(Cordylobia anthropophaga)、クリコトプス・シルベストリス(Cricotopus sylvestris)、クレクス属種(Culex spp.)、クリコイデス属種(Culicoides spp.)、クリセタ属種(Culiseta spp.)、クテレブラ属種(Cuterebra spp.)、ダクス・オレアエ(Dacus oleae)、ダシネウラ属種(Dasyneura spp.)、デリア属種(Delia spp.)、デルマトビア・ホミニス(Dermatobia hominis)、ドロソフィラ属種(Drosophila spp.)、エキノクネムス属種(Echinocnemus spp.)、ファニア属種(Fannia spp.)、ガステロフィルス属種(Gasterophilus spp.)、グロシナ属種(Glossina spp.)、ヘマトポタ属種(Haematopota spp.)、ヒドレリア属種(Hydrellia spp.)、ヒドレリア・グリセオラ(Hydrellia griseola)、ヒレミア属種(Hylemya spp.)、ヒポボスカ属種(Hippobosca spp.)、ヒポデルマ属種(Hypoderma spp.)、リリオミザ属種(Liriomyza spp.)、ルキリア属種(Lucilia spp.)、ルトゾミア属種(Lutzomyia spp.)、マンソニア属種(Mansonia spp.)、ムスカ属種(Musca spp.)、エストルス属種(Oestrus spp.)、オシネラ・フリト(Oscinella frit)、パラタニタルスス属種(Paratanytarsus spp.)、パララウテルボルニエラ・スブシンクタ(Paralauterborniella subcincta)、ペゴミア属種(Pegomyia spp.)、フレボトムス属種(Phlebotomus spp.)、フォルビア属種(Phorbia spp.)、フォルミア属種(Phormia spp.)、ピオフィラ・カセイ(Piophila casei)、プロジプロシス属種(Prodiplosis spp.)、プシラ・ロサエ(Psila rosae)、ラゴレチス属種(Rhagoletis spp.)、サルコファガ属種(Sarcophaga spp.)、シムリウム属種(Simulium spp.)、ストモキシス属種(Stomoxys spp.)、タバヌス属種(Tabanus spp.)、テタノプス属種(Tetanops spp.)、チプラ属種(Tipula spp.);
異翅目(Heteroptera)からの有害生物、例えばアナサ・トリスチス(Anasa tristis)、アンテスチオプシス属種(Antestiopsis spp.)、ボイセア属種(Boisea spp)、ブリスス属種(Blissus spp.)、カロコリス属種(Calocoris spp.)、カンピロマ・リビダ(Campylomma livida)、カベレリウス属種(Cavelerius spp.)、キメクス属種(Cimex spp.)、コラリア属種(Collaria spp.)、クレオンチアデス・ジルツス(Creontiades dilutus)、ダシヌス・ピペリス(Dasynus piperis)、ジケロプス・フルカツス(Dichelops furcatus)、ジコノコリス・ヘウェチ(Diconocoris hewetti)、ジスデルクス属種(Dysdercus spp.)、ユーシスツス属種(Euschistus spp.)、ユーリガステル属種(Eurygaster spp.)、ヘリオペルチス属種(Heliopeltis spp.)、ホルシアス・ノビレルス(Horcias nobilellus)、レプトコリサ属種(Leptocorisa spp.)、レプトコリサ・バリコルニス(Leptocorisa varicornis)、レプトグロスス・フィロプス(Leptoglossus phyllopus)、リグス属種(Lygus spp.)、マクロペス・エキスカバツス(Macropes excavatus)、ミリダエ(Miridae)、モナロニオン・アトラツム(Monalonion atratum)、ネザラ属種(Nezara spp.)、エバルス属種(Oebalus spp.)、ペントミダエ(Pentomidae)、ピエスマ・クアドラタ(Piesma quadrata)、ピエゾドルス属種(Piezodorus spp.)、サルス属種(Psallus spp.)、シューダシスタ・ぺルセア(Pseudacysta persea)、ロドニウス属種(Rhodnius spp.)、サルベルゲラ・シングラリス(Sahlbergella singularis)、スカプトコリス・カスタネア(Scaptocoris castanea)、スコチノフォラ属種(Scotinophora spp.)、ステファニチス・ナシ(Stephanitis nashi)、チブラカ属種(Tibraca spp.)、トリアトマ属種(Triatoma spp.);
同翅目(Homoptera)からの有害生物、例えばアキジア・アカシエバイレイアナエ(Acizzia acaciaebaileyanae)、アキジア・ドドネアエ(Acizzia dodonaeae)、アキジア・ウンカトイデス(Acizzia uncatoides)、アクリダ・ツリタ(Acrida turrita)、アキルトシポン属種(Acyrthosipon spp.)、アクロゴニア属種(Acrogonia spp.)、エネオラミア属種(Aeneolamia spp.)、アゴノセナ属種(Agonoscena spp.)、アレイロデス・プロレテラ(Aleyrodes proletella)、アレウロロブス・バロデンシス(Aleurolobus barodensis)、アレウロトリクス・フロコスス(Aleurothrixus floccosus)、アロカリダラ・マライエンシス(Allocaridara malayensis)、アムラスカ属種(Amrasca spp.)、アヌラフィス・カルドゥイ(Anuraphis cardui)、アオニジエラ属種(Aonidiella spp.)、アファノスチグマ・ピリ(Aphanostigma piri)、アフィス属種(Aphis spp.)、アルボリジア・アピカリス(Arboridia apicalis)、アリタイニラ属種(Arytainilla spp.)、アスピジエラ属種(Aspidiella spp.)、アスピジオツス属種(Aspidiotus spp.)、アタヌス属種(Atanus spp.)、アウラコルツム・ソラニ(Aulacorthum solani)、ベミシア・タバキ(Bemisia tabaci)、ブラストプシラ・オクシデンタリス(Blastopsylla occidentalis)、ボレイオグリカスピス・メラロイカエ(Boreioglycaspis melaleucae)、ブラキカウドゥス・ヘリクリシ(Brachycaudus helichrysi)、ブラキコルス属種(Brachycolus spp.)、ブレビコリネ・ブラシカエ(Brevicoryne brassicae)、カコプシラ属種(Cacopsylla spp.)、カリギポナ・マルギナタ(Calligypona marginata)、カルネオセファラ・フルギダ(Carneocephala fulgida)、セラトバクナ・ラニゲラ(Ceratovacuna lanigera)、セルコピダエ(Cercopidae)、セロプラステス属種(Ceroplastes spp.)、ケトシフォン・フラガエフォリ(Chaetosiphon fragaefolii)、キオナスピス・テガレンシス(Chionaspis tegalensis)、クロリタ・オヌキ(Chlorita onukii)、コンドラクリス・ロセア(Chondracris rosea)、クロマフィス・ジュグランジコラ(Chromaphis juglandicola)、クリソムファルス・フィクス(Chrysomphalus ficus)、シカドゥリナ・ムビラ(Cicadulina mbila)、コッコミチルス・ハリ(Coccomytilus halli)、コックス属種(Coccus spp.)、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus ribis)、クリプトネオサ属種(Cryptoneossa spp.)、クテナリタイナ属種(Ctenarytaina spp.)、ダルブルス属種(Dalbulus spp.)、ジアロイロデス・シトリ(Dialeurodes citri)、ジアフォリナ・シトリ(Diaphorina citri)、ジアスピス属種(Diaspis spp.)、ドロシカ属種(Drosicha spp.)、ジサフィス属種(Dysaphis spp.)、ジスミコックス属種(Dysmicoccus spp.)、エンポアスカ属種(Empoasca spp.)、エリオソマ属種(Eriosoma spp.)、エリトロネウラ属種(Erythroneura spp.)、ユーカリプトリマ属種(Eucalyptolyma spp.)、ユーフィルラ属種(Euphyllura spp.)、ユーセリス・ビロバツス(Euscelis bilobatus)、フェリシア属種(Ferrisia spp.)、ゲオコックス・コフェアエ(Geococcus coffeae)、グリカスピス属種(Glycaspis spp.)、ヘテロプシラ・クバナ(Heteropsylla cubana)、ヘテロプシラ・スピヌロサ(Heteropsylla spinulosa)、ホマロジスカ・コアグラタ(Homalodisca coagulata)、ヒアロプテルス・アルンジニス(Hyalopterus arundinis)、イセリア属種(Icerya spp.)、イジオセルス属種(Idiocerus spp.)、イジオスコプス属種(Idioscopus spp.)、ラオデルファクス・ストリアテルス(Laodelphax striatellus)、レカニウム属種(Lecanium spp.)、レピドサフェス属種(Lepidosaphes spp.)、リパフィス・エリシミ(Lipaphis erysimi)、マクロシフム属種(Macrosiphum spp.)、マクロステレス・ファシフロンス(Macrosteles facifrons)、マハナルバ属種(Mahanarva spp.)、メラナフィス・サッカリ(Melanaphis sacchari)、メトカルフィエラ属種(Metcalfiella spp.)、メトポロフィウム・ジロドゥム(Metopolophium dirhodum)、モネリア・コスタリス(Monellia costalis)、モネリオプシス・ペカニス(Monelliopsis pecanis)、ミズス属種(Myzus spp.)、ナソノビア・リビスニグリ(Nasonovia ribisnigri)、ネフォテチクス属種(Nephotettix spp.)、ネチゴニクラ・スペクトラ(Nettigoniclla spectra)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)、オンコメトピア属種(Oncometopia spp.)、オルテジア・プレロンガ(Orthezia praelonga)、オキシア・キネンシス(Oxya chinensis)、パキプシラ属種(Pachypsylla spp.)、パラベミシア・ミリケ(Parabemisia myricae)、パラトリオザ属種(Paratrioza spp.)、パルラトリア属種(Parlatoria spp.)、ペムフィグス属種(Pemphigus spp.)、ペレグリヌス・マイジス(Peregrinus maidis)、フェナコックス属種(Phenacoccus spp.)、フロエオミズス・パセリニ(Phloeomyzus passerinii)、フォロドン・フムリ(Phorodon humuli)、フィロキセラ属種(Phylloxera spp.)、ピナスピス・アスピジストラエ(Pinnaspis aspidistrae)、プラノコックス属種(Planococcus spp.)、プロソピドプシラ・フラバ(Prosopidopsylla flava)、プロトプルビナリア・ピリホルミス(Protopulvinaria pyriformis)、シューダウラカスピス・ペンタゴナ(Pseudaulacaspis pentagona)、シュードコックス属種(Pseudococcus spp.)、プシロプシス属種(Psyllopsis spp.)、プシラ属種(Psylla spp.)、プテロマルス属種(Pteromalus spp.)、ピリラ属種(Pyrilla spp.)、クアドラスピジオツス属種(Quadraspidiotus spp.)、クエサダ・ギガス(Quesada gigas)、ラストロコックス属種(Rastrococcus spp.)、ロパロシフム属種(Rhopalosiphum spp.)、サイセチア属種(Saissetia spp.)、スカフォイデウス・チタヌス(Scaphoideus titanus)、シザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)、セレナスピドゥス・アルチクラツス(Selenaspidus articulatus)、ソガタ属種(Sogata spp.)、ソガテラ・フルシフェラ(Sogatella furcifera)、ソガトデス属種(Sogatodes spp.)、スチクトセファラ・フェスチナ(Stictocephala festina)、シフォニヌス・フィリレアエ(Siphoninus phillyreae)、テナラファラ・マラエンシス(Tenalaphara malayensis)、テトラゴノセフェラ属種(Tetragonocephela spp.)、チノカリス・カリエホリエ(Tinocallis caryaefoliae)、トマスピス属種(Tomaspis spp.)、トキソプテラ属種(Toxoptera spp.)、トリアロイロデス・バポラリオルム(Trialeurodes vaporariorum)、トリオザ属種(Trioza spp.)、チフロシバ属種(Typhlocyba spp.)、ウナスピス属種(Unaspis spp.)、ビテウス・ビチホリ(Viteus vitifolii)、ジギナ属種(Zygina spp.);
ハチ目(Hymenoptera)からの有害生物、例えばアクロミルメクス属種(Acromyrmex spp.)、アタリア属種(Athalia spp.)、アタ属種(Atta spp.)、ジプリオン属種(Diprion spp.)、ホプロカンパ属種(Hoplocampa spp.)、ラシウス属種(Lasius spp.)、モノモリウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)、シレクス属種(Sirex spp.)、ソレノプシス・インビクタ(Solenopsis invicta)、タピノマ属種(Tapinoma spp.)、ウロセルス属種(Urocerus spp.)、ベスパ属種(Vespa spp.)、キセリス属種(Xeris spp.);
ワラジムシ目(Isopoda)からの有害生物、例えばアルマジリジウム・ブルガレ(Armadillidium vulgare)、オニスクス・アセルス(Oniscus asellus)、ポルセリオ・スカベル(Porcellio scaber);
シロアリ目(Isoptera)からの有害生物、例えばコプトテルメス属種(Coptotermes spp.)、コルニテルメス・クムランス(Cornitermes cumulans)、クリプトテルメス属種(Cryptotermes spp.)、インキシテルメス属種(Incisitermes spp.)、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)、オドントテルメス属種(Odontotermes spp.)、レチクリテルメス属種(Reticulitermes spp.);
チョウ目(Lepidoptera)からの有害生物、例えばアクロイア・グリセラ(Achroia grisella)、アクロニクタ・マジョル(Acronicta major)、アドキソフィエス属種(Adoxophyes spp.)、アエジア・ロイコメラス(Aedia leucomelas)、アグロチス属種(Agrotis spp.)、アラバマ属種(Alabama spp.)、アミエロイス・トランシテラ(Amyelois transitella)、アナルシア属種(Anarsia spp.)、アンチカルシア属種(Anticarsia spp.)、アルギロプロセ属種(Argyroploce spp.)、バラトラ・ブラシカエ(Barathra brassicae)、ボルボ・シンナラ(Borbo cinnara)、ブクラトリクス・ツルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、ブセオラ属種(Busseola spp.)、カコエシア属種(Cacoecia spp.)、カロプチリア・テイボラ(Caloptilia theivora)、カプア・レチクラナ(Capua reticulana)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、カルポシナ・ニポネンシス(Carposina niponensis)、ケイマトビア・ブルマタ(Cheimatobia brumata)、キロ属種(Chilo spp.)、コリストネウラ属種(Choristoneura spp.)、クリシア・アムビグエラ(Clysia ambiguella)、クナファロセルス属種(Cnaphalocerus spp.)、クナファロクロシス・メジナリス(Cnaphalocrocis medinalis)、クネファシア属種(Cnephasia spp.)、コノポモルファ属種(Conopomorpha spp.)、コノトラケルス属種(Conotrachelus spp.)、コピタルシア属種(Copitarsia spp.)、シジア属種(Cydia spp.)、ダラカ・ノクツイデス(Dalaca noctuides)、ジアファニア属種(Diaphania spp.)、ジアトレア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、エアリアス属種(Earias spp.)、エクジトロファ・アウランチウム(Ecdytolopha aurantium)、エラスモパルプス・リグノセルス(Elasmopalpus lignosellus)、エルダナ・サッカリナ(Eldana saccharina)、エフェスチア属種(Ephestia spp.)、エピノチア属種(Epinotia spp.)、エピフィアス・ポストビタナ(Epiphyas postvittana)、エチエラ属種(Etiella spp.)、ユーリア属種(Eulia spp.)、ユーポエシリア・アムビグエラ(Eupoecilia ambiguella)、ユープロクチス属種(Euproctis spp.)、ユーキソア属種(Euxoa spp.)、フェルチア属種(Feltia spp.)、ガレリア・メロネラ(Galleria mellonella)、グラシラリア属種(Gracillaria spp.)、グラフォリタ属種(Grapholitha spp.)、ヘジレプタ属種(Hedylepta spp.)、ヘリコベルパ属種(Helicoverpa spp.)、ヘリオチス属種(Heliothis spp.)、ホフマノフィラ・シュードスプレテラ(Hofmannophila pseudospretella)、ホモエオソマ属種(Homoeosoma spp.)、ホモナ属種(Homona spp.)、ヒポノメウタ・パデラ(Hyponomeuta padella)、カキボリア・フラボファシアタ(Kakivoria flavofasciata)、ラフィグマ属種(Laphygma spp.)、ラスペイレシア・モレスタ(Laspeyresia molesta)、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)、ロイコプテラ属種(Leucoptera spp.)、リトコレチス属種(Lithocolletis spp.)、リトファネ・アンテナタ(Lithophane antennata)、ロベシア属種(Lobesia spp.)、ロキサグロチス・アルビコスタ(Loxagrotis albicosta)、リマントリア属種(Lymantria spp.)、リオネチア属種(Lyonetia spp.)、マラコソマ・ネウストリア(Malacosoma neustria)、マルカ・テスツラリス(Maruca testulalis)、マムストラ・ブラシカエ(Mamstra brassicae)、メラニチス・レダ(Melanitis leda)、モシス属種(Mocis spp.)、モノピス・オブビエラ(Monopis obviella)、ミチムナ・セパラタ(Mythimna separata)、ネマポゴン・クロアセルス(Nemapogon cloacellus)、ニムフラ属種(Nymphula spp.)、オイケチクス属種(Oiketicus spp.)、オリア属種(Oria spp.)、オルタガ属種(Orthaga spp.)、オストリニア属種(Ostrinia spp.)、オウレマ・オリゼ(Oulema oryzae)、パノリス・フラメア(Panolis flammea)、パルナラ属種(Parnara spp.)、ペクチノホラ属種(Pectinophora spp.)、ペリロイコプテラ属種(Perileucoptera spp.)、フトリメア属種(Phthorimaea spp.)、フィロクニスチス・シトレラ(Phyllocnistis citrella)、フィロノリクテル属種(Phyllonorycter spp.)、ピエリス属種(Pieris spp.)、プラチノタ・スツルタナ(Platynota stultana)、プロジア・インテルプンクテラ(Plodia interpunctella)、プルシア属種(Plusia spp.)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)、プライス属種(Prays spp.)、プロデニア属種(Prodenia spp.)、プロトパルセ属種(Protoparce spp.)、シューダレチア属種(Pseudaletia spp.)、シューダレチア・ウニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)、シュードプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)、ピラウスタ・ヌビラリス(Pyrausta nubilalis)、ラキプルシア・ヌ(Rachiplusia nu)、スコエノビウス属種(Schoenobius spp.)、シルポファガ属種(Scirpophaga spp.)、シルポファガ・イノタタ(Scirpophaga innotata)、スコチア・セゲツム(Scotia segetum)、セサミア属種(Sesamia spp.)、セサミア・インフェレンス(Sesamia inferens)、スパルガノチス属種(Sparganothis spp.)、スポドプテラ属種(Spodoptera spp.)、スポドプテラ・プラエフィカ(Spodoptera praefica)、スタトモポダ属種(Stathmopoda spp.)、ストモプテリクス・スブセシベラ(Stomopteryx subsecivella)、シナンテドン属種(Synanthedon spp.)、テシア・ソラニボラ(Tecia solanivora)、テルメシア・ゲンマタリス(Thermesia gemmatalis)、チネア・クロアセラ(Tinea cloacella)、チネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、チネオラ・ビセリエラ(Tineola bisselliella)、トルトリクス属種(Tortrix spp.)、トリコファガ・タペツェラ(Trichophaga tapetzella)、トリコプルシア属種(Trichoplusia spp.)、トリポリザ・インセルツラス(Tryporyza incertulas)、ツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)、ビラコラ属種(Virachola spp.);
バッタ目(Orthoptera)または跳躍目(Saltatoria)からの有害生物、例えばアケタ・ドメスチクス(Acheta domesticus)、ジクロプルス属種(Dichroplus spp.)、グリロタルパ属種(Gryllotalpa spp.)、ヒエログリフス属種(Hieroglyphus spp.)、ロクスタ属種(Locusta spp.)、メラノプルス属種(Melanoplus spp.)、シストセルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria);
シラミ目(Phthiraptera)からの有害生物、例えばダマリニア属種(Damalinia spp.)、ヘマトピヌス属種(Haematopinus spp.)、リノグナトス属種(Linognathus spp.)、ペジクルス属種(Pediculus spp.)、フィロエラ・バスタトリックス(Phylloera vastatrix)、フチルス・プビス(Phtirus pubis)、トリコデクテス属種(Trichodectes spp.);
チャタテムシ目(Psocoptera)からの有害生物、例えばレピノツス属種(Lepinotus spp.)、リポセリス属種(Liposcelis spp.);
ノミ目(Siphonaptera)からの有害生物、例えばセラトフィルス属種(Ceratophyllus spp.)、クテノセファリデス属種(Ctenocephalides spp.)、プレクス・イリタンス(Pulex irritans)、ツンガ・ペネトランス(Tunga penetrans)、キセノプシラ・ケオプシス(Xenopsylla cheopsis);
アザミウマ目(Thysanoptera)からの有害生物、例えばアナフォトリプス・オブスクルス(Anaphothrips obscurus)、バリオトリプス・ビホルミス(Baliothrips biformis)、ドレパノトリプス・ロイテリ(Drepanothrips reuteri)、エネオトリプス・フラベンス(Enneothrips flavens)、フランクリニエラ属種(Frankliniella spp.)、ヘリオトリプス属種(Heliothrips spp.)、ヘルシノトリプス・フェモラリス(Hercinothrips femoralis)、リピフォロトリプス・クルエンタツス(Rhipiphorothrips cruentatus)、シルトトリプス属種(Scirtothrips spp.)、テニオトリプス・カルダモミ(Taeniothrips cardamomi)、トリプス属種(Thrips spp.);
シミ亜目(Zygentoma)(=シミ目(Thysanura))からの有害生物、例えばクテノレピスマ属種(Ctenolepisma spp.)、レピスマ・サカリナ(Lepisma saccharina)、レピスモデス・インキリヌス(Lepismodes inquilinus)、テルモビア・ドメスチカ(Thermobia domestica);
コムカデ綱(Symphyla)からの有害生物、例えばスクチゲレラ属種(Scutigerella spp.);
軟体動物門(Mollusca)からの有害生物、より具体的には双殻綱(Bivalvia)からの、例えばドレイセナ属種(Dreissena spp.)、およびまた腹足綱(Gastropoda)からの、例えばアリオン属種(Arion spp.)、ビオムファラリア属種(Biomphalaria spp.)、ブリヌス属種(Bulinus spp.)、デロセラス属種(Deroceras spp.)、ガルバ属種(Galba spp.)、リムネア属種(Lymnaea spp.)、オンコメラニア属種(Oncomelania spp.)、ポマセア属種(Pomacea spp.)、スクシネア属種(Succinea spp.);
扁形動物門(Plathelminthes)および線形動物門(Nematoda)からの動物寄生生物、例えば、アンキロストマ・デュオデナレ(Ancylostoma duodenale)、アンキロストマ・セイラニクム(Ancylostoma ceylanicum)、アンキロストマ・ブラジリエンシス(Acylostoma braziliensis)、アンキロストマ属種(Ancylostoma spp.)、アスカリス属種(Ascaris spp.)、ブルギア・マライ(Brugia malayi)、ブルギア・チモリ(Brugia timori)、ブノストムム属種(Bunostomum spp.)、カベルチア属種(Chabertia spp.)、クロノルキス属種(Clonorchis spp.)、コーペリア属種(Cooperia spp.)、ジクロコエリウム属種(Dicrocoelium spp.)、ジクチオカウルス・フィラリア(Dictyocaulus filaria)、ジフィロボトリウム・ラツム(Diphyllobothrium latum)、ドラクンクルス・メジネンシス(Dracunculus medinensis)、エキノコックス・グラヌロスス(Echinococcus granulosus)、エキノコックス・ムルチロクラリス(Echinococcus multilocularis)、エンテロビウス・ベルミクラリス(Enterobius vermicularis)、ファシオラ属種(Faciola spp.)、ヘモンクス属種(Haemonchus spp.)、へテラキス属種(Heterakis spp.)、ヒメノレピス・ナナ(Hymenolepis nana)、ヒオストロングルス属種(Hyostrongulus spp.)、ロア・ロア(Loa Loa)、ネマトジルス属種(Nematodirus spp.)、エソファゴストムム属種(Oesophagostomum spp.)、オピストルキス属種(Opisthorchis spp.)、オンコセルカ・ボルブルス(Onchocerca volvulus)、オステルタギア属種(Ostertagia spp.)、パラゴニムス属種(Paragonimus spp.)、シストソメン属種(Schistosomen spp.)、ストロンギロイデス・フエレボルニ(Strongyloides fuelleborni)、ストロンギロイデス・ステルコラリス(Strongyloides stercoralis)、ストロンギロイデス属種(Strongyloides spp.)、テニア・サギナタ(Taenia saginata)、テニア・ソリウム(Taenia solium)、トリキネラ・スピラリス(Trichinella spiralis)、トリキネラ・ナチバ(Trichinella nativa)、トリキネラ・ブリトビ(Trichinella britovi)、トリキネラ・ネルソニ(Trichinella nelsoni)、トリキネラ・シュードプシラリス(Trichinella pseudopsiralis)、トリコストロングルス属種(Trichostrongulus spp.)、トリクリス・トリクリア(Trichuris trichuria)、ウケレリア・バンクロフチ(Wuchereria bancrofti);
線形動物門からの植物有害生物、すなわち植物寄生性線虫、より具体的にはアフェレンコイデス属種(Aphelenchoides spp.)、ブルサフェレンクス属種(Bursaphelenchus spp.)、ジチレンクス属種(Ditylenchus spp.)、グロボデラ属種(Globodera spp.)、ヘテロデラ属種(Heterodera spp.)、ロンギドルス属種(Longidorus spp.)、メロイドギネ属種(Meloidogyne spp.)、プラチレンクス属種(Pratylenchus spp.)、ラドフォルス属種(Radopholus spp.)、トリコドルス属種(Trichodorus spp.)、チレンクルス属種(Tylenchulus spp.)、キシフィネマ属種(Xiphinema spp.)、ヘリコチレンクス属種(Helicotylenchus spp.)、チレンコリンクス属種(Tylenchorhynchus spp.)、スクテロネマ属種(Scutellonema spp.)、パラトリコドルス属種(Paratrichodorus spp.)、メロイネマ属種(Meloinema spp.)、パラフェレンクス属種(Paraphelenchus spp.)、アグレンクス属種(Aglenchus spp.)、ベロノライムス属種(Belonolaimus spp.)、ナコブス属種(Nacobbus spp.)、ロチレンクルス属種(Rotylenchulus spp.)、ロチレンクス属種(Rotylenchus spp.)、ネオチレンクス属種(Neotylenchus spp.)、パラフェレンクス属種、ドリコドルス属種(Dolichodorus spp.)、ホプロライムス属種(Hoplolaimus spp.)、プンクトデラ属種(Punctodera spp.)、クリコネメラ属種(Criconemella spp.)、キニスルシウス属種(Quinisulcius spp.)、ヘミシクリオフォラ属種(Hemicycliophora spp.)、アングイナ属種(Anguina spp.)、スバングイナ属種(Subanguina spp.)、ヘミクリコネモイデス属種(Hemicriconemoides spp.)、プシレンクス属種(Psilenchus spp.)、シュードハレンクス属種(Pseudohalenchus spp.)、クリコネモイデス属種(Criconemoides spp.)、カコパウルス属種(Cacopaurus spp.)。
加えて、原生動物亜界からの有害生物、コクシジウム目(Coccidia)、例えばアイメリア属種(Eimeria spp.)を防除することが可能である。
式(I)の化合物は、ある特定の濃度または施用量で、除草剤、毒性緩和剤、成長調節剤または植物の性質を改良する剤として、または殺微生物剤として、例えば殺真菌剤、抗真菌剤、殺菌剤、殺ウイルス剤(ウイロイドに対する剤を包含する)として、またはMLO(マイコプラズマ様生物)およびRLO(リケッチア様生物)に対する剤として用いてもよい。適切な場合、それらを他の活性化合物の合成のための中間体または前駆体として用いることもできる。
本発明は、さらに、本発明による少なくとも1の活性化合物を含む、作物保護組成物および/または駆除剤としての製剤およびそれから調製される使用形態、例えば灌注液、滴下液および吹付液に関する。使用形態は、さらに、作物保護剤および/または駆除剤および/または作用を向上させるアジュバント、例えば浸透剤、例として植物油、例えばナタネ油、ヒマワリ油、鉱油、例えばパラフィン油、植物性脂肪酸のアルキルエステル、例えばナタネ油メチルエステルもしくはダイズ油メチルエステル、もしくはアルカノールアルコキシレート、および/または展着剤、例えばアルキルシロキサン、および/または塩、例えば有機もしくは無機のアンモニウム塩もしくはホスホニウム塩、例えば硫酸アンモニウムもしくはリン酸水素二アンモニウム、および/または保持促進剤(retention promoter)、例えばジオクチルスルホサクシネートもしくはヒドロキシプロピルグアーポリマー、および/または保水剤、例えばグリセロール、および/または肥料、例えばアンモニウム含有肥料、カリウム含有肥料もしくはリン含有肥料などを含んでもよい。
慣例的製剤は、例えば、水溶性液剤(SL)、乳剤(EC)、水中油型エマルション剤(EW)、懸濁製剤(SC、SE、FS、OD)、顆粒水和剤(WG)、粒剤(GR)およびカプセル製剤(CS)であり;これらの製剤タイプおよびさらなる可能な製剤タイプは、例えば、Crop Life Internationalにより、およびPesticide Specifications,Manual on development and use of FAO and WHO specifications for pesticides,FAO Plant Production and Protection Papers−173,prepared by the FAO/WHO Joint Meeting on Pesticide Specifications,2004,ISBN:9251048576中に記載されている。製剤は、本発明による1または複数の活性化合物に加えて、さらなる農薬活性化合物を含んでもよい。
これらは、好ましくは、助剤、例えば増量剤、溶媒、自然発生促進剤(spontaneity promoter)、担体、乳化剤、分散剤、霜保護剤、殺生物剤、増粘剤および/またはさらなる助剤、例えばアジュバントを含む製剤または使用形態である。本発明との関連で、アジュバントは、製剤の生物学的効果を増強する成分であり、成分それ自体は生物学的効果を何ら持たない。アジュバントの例は、葉表面への保持、展着、接着、または浸透を促進する剤である。
これらの製剤は、公知の様式で、例えば活性化合物を助剤、例えば増量剤、溶媒および/または固体担体、および/またはさらなる助剤、例えば界面活性剤と混合することにより調製される。製剤は、好適な設備において、あるいは施用前または施用中に製造される。
用いられる助剤は、特別な性質、例えばある特定の物理的、技術的および/または生物学的性質などを、活性化合物の製剤に、またはこれらの製剤から調製される施用形態(例えば使用準備済の作物保護組成物、例えば吹付液または種子粉衣製品など)に付与することが可能な物質であり得る。
好適な増量剤は、例えば、水、極性および非極性の有機化学的液体であり、例えば芳香族および非芳香族の炭化水素類(例えばパラフィン、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、クロロベンゼンなど)、アルコール類およびポリオール類(適切な場合、これらは置換、エーテル化および/またはエステル化されていてもよい)、ケトン類(例えばアセトン、シクロヘキサノンなど)、エステル類(脂肪および油を包含するもの)および(ポリ)エーテル類、置換されていないおよび置換されているアミン類、アミド類、ラクタム類(例えばN−アルキルピロリドンなど)およびラクトン類、スルホン類およびスルホキシド類(例えばジメチルスルホキシドなど)からのものである。
使用される増量剤が水である場合、例えば、有機溶媒を助剤溶媒として用いることも可能である。有用な液体溶媒は、本質的に:芳香族化合物、例えばキシレン、トルエンまたはアルキルナフタレンなど、塩素化芳香族化合物または塩素化脂肪族炭化水素、例えばクロロベンゼン、クロロエチレンまたはメチレンクロリドなど、脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサンまたはパラフィン、例えば鉱油留分、鉱油および植物油など、アルコール、例えばブタノールまたはグリコールなど、ならびにそれらのエーテルおよびエステル、ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノンなど、強極性溶媒、例えばジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシドなど、ならびにまた水である。
原則的に、全ての好適な溶媒を用いることが可能である。好適な溶媒の例は、芳香族炭化水素、例えばキシレン、トルエンまたはアルキルナフタレンなど、塩素化芳香族炭化水素または塩素化脂肪族炭化水素、例えばクロロベンゼン、クロロエチレンまたはメチレンクロリドなど、脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサン、パラフィン、石油留分、鉱油および植物油など、アルコール、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノールまたはグリコールなど、ならびにそれらのエーテルおよびエステル、ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノンなど、強極性溶媒、例えばジメチルスルホキシドなど、ならびにまた水である。
原則的に、全ての好適な担体を用いることが可能である。有用な担体としては、特に:例えばアンモニウム塩および粉砕された天然鉱物、例えばカオリン、粘土、タルク、白亜、石英、アタパルジャイト、モンモリロナイトまたはケイソウ土など、および粉砕された合成材料、例えば微細シリカ、アルミナなど、および天然または合成のシリケート、樹脂、蝋および/または固形肥料が挙げられる。かかる担体の混合物も同じく用いることができる。粒剤に有用な担体としては:例えば、破砕して分粒された天然石、例えば方解石、大理石、軽石、セピオライト、ドロマイトなど、ならびに無機および有機粗粉の合成顆粒、ならびにまた有機材料の顆粒、例えばおがくず、紙、ココナツ殻、トウモロコシ穂軸およびタバコ葉柄などが挙げられる。
液化ガスの増量剤または溶媒もまた用いることができる。とりわけ好適な増量剤または担体は、大気圧下、外界温度で気体であるもの、例えば、エアロゾル噴霧剤ガス、例えばハロゲン化炭化水素など、ならびにまたブタン、プロパン、窒素および二酸化炭素である。
イオン的または非イオン的性質を有する乳化剤および/もしくは泡形成剤、分散剤もしくは湿潤剤またはこれらの界面活性剤の混合物の例としては、ポリアクリル酸の塩、リグノスルホン酸の塩、フェノールスルホン酸またはナフタレンスルホン酸の塩、エチレンオキシドと脂肪アルコールとの、または脂肪酸との、または脂肪アミンとの、置換フェノール(好ましくはアルキルフェノールまたはアリールフェノール)との重縮合物、スルホコハク酸エステルの塩、タウリン誘導体(好ましくはアルキルタウレート)、ポリエトキシル化アルコールまたはポリエトキシル化フェノールのリン酸エステル、ポリオールの脂肪酸エステル、ならびにサルフェート、スルホネートおよびホスフェートを含有する化合物の誘導体、例えばアルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネート、アルキルサルフェート、アリールスルホネート、タンパク質加水分解物、リグニン亜硫酸廃液およびメチルセルロースが挙げられる。界面活性剤の存在は、活性化合物のうちの1および/または不活性担体のうちの1が水不溶性である場合、ならびに施用が水中で行われる場合に有利である。
製剤およびそれに由来する使用形態中に存在し得るさらなる助剤としては、色素、例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタンおよびプルシアンブルーなど、ならびに有機染料、例えばアリザリン染料、アゾ染料および金属フタロシアニン染料など、ならびに栄養素および微量栄養素、例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩などが挙げられる。
付加的な成分は、安定剤、例えば低温安定剤、保存剤、抗酸化剤、光安定剤または化学的および/もしくは物理的安定性を改善する他の剤などであり得る。また泡生成剤または消泡剤が存在してもよい。
加えて、製剤およびそれに由来する使用形態はまた、付加的な助剤として、固着剤、例えばカルボキシメチルセルロースなど、粉末、顆粒またはラテックス形態の天然および合成のポリマー、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコールおよびポリビニルアセテートなど、あるいは天然のリン脂質、例えばセファリンおよびレシチンなど、ならびに合成のリン脂質を含み得る。さらなる可能な助剤は、鉱油および植物油である。
場合により、さらなる助剤が、製剤およびそれに由来する使用形態中に存在してもよい。かかる添加剤の例としては、芳香剤、保護コロイド、バインダー、粘着剤、増粘剤、チキソトロピック剤、浸透剤、保持促進剤、安定剤、捕捉剤、錯化剤、保水剤、展着剤が挙げられる。一般的に、活性化合物は、製剤目的で慣例的に用いられる任意の固体または液体の添加剤と組み合わせることができる。
有用な保持促進剤としては、動的表面張力を低減させる全ての物質、例えばジオクチルスルホサクシネート、または粘弾性を向上させる全ての物質、例えばヒドロキシプロピルグアーポリマーが挙げられる。
本発明に関連して考えられる浸透剤は、植物内への農薬活性化合物の浸透を促進するために慣例的に用いられる全ての物質を包含する。浸透剤は、本発明に関連して、(一般に水性の)施用液および/または吹付コーティングから植物のクチクラ内に浸透し、それによってクチクラ内での活性化合物の移動性を向上させるそれらの能力により定義される。文献(Baur et al.,1997,Pesticide Science 51,131−152)中に記載されている方法を、この性質を決定するために用いることができる。例として、アルコールアルコキシレート、例えばココナツ脂肪エトキシレート(10)もしくはイソトリデシルエトキシレート(12)など、脂肪酸エステル、例えばナタネ油メチルエステルもしくはダイズ油メチルエステル、脂肪アミンアルコキシレート、例えば獣脂アミンエトキシレート(15)、またはアンモニウム塩および/もしくはホスホニウム塩、例えば硫酸アンモニウムもしくはリン酸水素二アンモニウムが挙げられる。
製剤は、好ましくは、製剤の重量ベースで、好ましくは0.00000001重量%から98重量%の間の活性化合物、またはとりわけ好ましくは0.01重量%から95重量%の間の活性化合物、より好ましくは0.5重量%から90重量%の間の活性化合物を含む。
製剤から調製される使用形態(作物保護組成物)の活性化合物含量は、広い制限値内で変えることができる。使用形態の活性化合物濃度は、典型的に、使用形態の重量ベースで、0.00000001重量%から95重量%の活性化合物、好ましくは0.00001重量%から1重量%であり得る。施用は、使用形態に適した慣例的様式で達成される。
本発明による活性化合物を使用した植物および植物部分の処理は、直接的にまたはそれらの周辺、生息場所もしくは保存空間に対する作用により、慣例的処理方法を用いて、例えば浸漬、吹付、微粒化、灌注、蒸散、散粉、霧状散布(fogging)、全面散布(broadcasting)、発泡(foaming)、塗布、展着(spreading−on)、注入、灌水(灌注)、点滴灌漑によって、および繁殖材料の場合、とりわけ種子の場合はさらに、乾燥種子処理用の散剤、種子処理用の溶液剤、スラリー処理用の水溶剤の施用、外殻形成(incrusting)、1または複数の被膜でのコーティングなどによって行われる。極微量法により活性成分を施用すること、または活性化合物調合剤もしくは活性化合物自体を土壌中に注入することもさらに可能である。
植物の好ましい直接処理は葉面施用であり、すなわち本発明による活性化合物は葉に施用されるが、これは、当該有害生物の感染レベルに応じて処理頻度および施用量を調整することが可能であるからである。
浸透移行性の活性化合物の場合、本発明の活性化合物は、根系を介して植物に近づく。その場合、植物は、植物の生息場所に対する本発明による活性化合物の作用により処理される。これは、例えば、灌注により、または土壌もしくは栄養溶液中に混合すること、つまり植物の場所(例として土壌または水耕システム)に本発明による液体形態の活性化合物を含浸させることにより、または土壌施用、すなわち本発明による活性化合物を固体形態で(例として顆粒形態で)植物の場所に導入することにより行うことができる。水稲イネ作物の場合、これはまた、固体施用形態の(例えば粒剤としての)本発明を水を張った水田内に量り入れることにより行うこともできる。
本発明による活性化合物は、微生物と組み合わせることができる。
良好な植物耐容性、好都合な恒温動物毒性および良好な環境適合性を有する微生物は、植物および植物器官の保護に、収穫量の増加に、収穫材料の品質の改良に、ならびに農業、園芸、畜産、森林、庭園およびレジャー施設において、保存された生産物および材料の保護において、ならびに衛生部門において遭遇する有害動物、特に昆虫、クモ、蠕虫、線虫および軟体動物の防除に適している。それらは、好ましくは、作物保護剤として用いることができる。それらは、通常感受性の種および抵抗性の種に対して、ならびに全てのまたはいくつかの発生ステージに対して、活性がある。上述の微生物としては、以下が挙げられる:
細菌の群からの微生物、真菌の群からの微生物、原生動物の群からの殺虫性微生物、ウイルスの群からの殺虫性微生物および昆虫病原性線虫の群からの微生物。
本発明による活性化合物は、それ自体としてまたはその製剤中で、1または複数の好適な殺真菌剤、殺菌剤、殺ダニ剤、軟体動物駆除剤、殺線虫剤、殺虫剤、微生物、有用生物、肥料、鳥忌避剤、植物強化剤(phytotonic)、滅菌剤、相乗剤、毒性緩和剤、情報化学物質および/または植物成長調節物質との混合物中などで、上で述べたように、例えば、作用スペクトルを広げるため、作用持続時間を延ばすため、作用速度を上げるため、反発作用を防ぐまたは抵抗性の発生を防ぐために用いることができる。加えて、この種の活性化合物組み合わせは、植物成長および/または非生物要因への耐性、例えば高温または低温、渇水への耐性または含水量もしくは土壌塩分の上昇への耐性を改良することができる。開花および結果性能を改良すること、発芽能力および根の発達を最適化すること、収穫を容易にすることならびに収穫量を改良すること、熟成に影響を与えること、収穫生産物の品質および/もしくは栄養価を改良すること、収穫生産物の保存期限を延ばすことならびに/または加工性を改良することもまた可能である。本発明による活性化合物を混合相手と組み合わせることにより、相乗効果が得られる、すなわち特定の混合物の効力は個々の成分の効力に基づいて予測されるものよりも大きい。一般に、プレミックス(premix)、タンクミックス(tank mix)またはレディーミックス(ready mix)の中で、およびまた種子施用において、組み合わせを用いることが可能である。
有用な混合成分の例は、以下の化合物である:
殺虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤:
本明細書中でその「一般名」で言及される活性化合物は公知であり、例えばThe Pesticide Manual,14th Ed.,British Crop Protection Council 2006中に記載されているか、またはインターネット(例えばhttp://www.alanwood.net/pesticides)上で検索することができる。
(1)アセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害剤、例えば
カルバメート類、例えばアラニカルブ(II−1−1)、アルジカルブ(II−1−2)、ベンジオカルブ(II−1−3)、ベンフラカルブ(II−1−4)、ブトカルボキシム(II−1−5)、ブトキシカルボキシム(II−1−6)、カルバリル(II−1−7)、カルボフラン(II−1−8)、カルボスルファン(II−1−9)、エチオフェンカルブ(II−1−10)、フェノブカルブ(II−1−11)、ホルメタネート(II−1−12)、フラチオカルブ(II−1−13)、イソプロカルブ(II−1−14)、メチオカルブ(II−1−15)、メソミル(II−1−16)、メトルカルブ(II−1−17)、オキサミル(II−1−18)、ピリミカルブ(II−1−19)、プロポキスル(II−1−20)、チオジカルブ(II−1−21)、チオファノックス(II−1−22)、トリアザメート(II−1−23)、トリメタカルブ(II−1−24)、XMC(II−1−25)およびキシリルカルブ(II−1−26);または
有機リン酸エステル類、例えばアセフェート(II−1−27)、アザメチホス(II−1−28)、アジンホス−エチル(II−1−29)、アジンホス−メチル(II−1−30)、カズサホス(II−1−31)、クロルエトキシホス(II−1−32)、クロルフェンビンホス(II−1−33)、クロルメホス(II−1−34)、クロルピリホス(II−1−35)、クロルピリホス−メチル(II−1−36)、クマホス(II−1−37)、シアノホス(II−1−38)、デメトン−S−メチル(II−1−39)、ダイアジノン(II−1−40)、ジクロルボス/DDVP(II−1−41)、ジクロトホス(II−1−42)、ジメトエート(II−1−43)、ジメチルビンホス(II−1−44)、ジスルホトン(II−1−45)、EPN(II−1−46)、エチオン(II−1−47)、エトプロホス(II−1−48)、ファムフール(II−1−49)、フェナミホス(II−1−50)、フェニトロチオン(II−1−51)、フェンチオン(II−1−52)、ホスチアゼート(II−1−53)、ヘプテノホス(II−1−54)、イミシアホス(II−1−55)、イソフェンホス(II−1−56)、イソプロピル O−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチレート(II−1−57)、イソキサチオン(II−1−58)、マラチオン(II−1−59)、メカルバム(II−1−60)、メタミドホス(II−1−61)、メチダチオン(II−1−62)、メビンホス(II−1−63)、モノクロトホス(II−1−64)、ナレド(II−1−65)、オメトエート(II−1−66)、オキシデメトン−メチル(II−1−67)、パラチオン(II−1−68)、パラチオン−メチル(II−1−69)、フェントエート(II−1−70)、ホレート(II−1−71)、ホサロン(II−1−72)、ホスメット(II−1−73)、ホスファミドン(II−1−74)、ホキシム(II−1−75)、ピリミホス−メチル(II−1−76)、プロフェノホス(II−1−77)、プロペタムホス(II−1−78)、プロチオホス(II−1−79)、ピラクロホス(II−1−80)、ピリダフェンチオン(II−1−81)、キナルホス(II−1−82)、スルホテップ(II−1−83)、テブピリムホス(II−1−84)、テメホス(II−1−85)、テルブホス(II−1−86)、テトラクロルビンホス(II−1−87)、チオメトン(II−1−88)、トリアゾホス(II−1−89)、トリクロルホン(II−1−90)およびバミドチオン(II−1−91)。
(2)GABA作動性塩化物チャネルアンタゴニスト、例えば
シクロジエン有機塩素類、例えばクロルデン(II−2−1)およびエンドスルファン(II−2−2);または
フェニルピラゾール類(フィプロール)、例えばエチプロール(II−2−3)およびフィプロニル(II−2−4)。
(3)ナトリウムチャネルモジュレーター/電位依存性ナトリウムチャネル遮断剤、例えば
ピレスロイド類、例えばアクリナトリン(II−3−1)、アレスリン(II−3−2)、d−cis−trans−アレスリン(II−3−3)、d−trans−アレスリン(II−3−4)、ビフェントリン(II−3−5)、ビオアレスリン(II−3−6)、ビオアレスリン S−シクロペンテニル異性体(II−3−7)、ビオレスメトリン(II−3−8)、シクロプロトリン(II−3−9)、シフルトリン(II−3−10)、ベータ−シフルトリン(II−3−11)、シハロトリン(II−3−12)、ラムダ−シハロトリン(II−3−13)、ガンマ−シハロトリン(II−3−14)、シペルメトリン(II−3−15)、アルファ−シペルメトリン(II−3−16)、ベータ−シぺルメトリン(II−3−17)、シータ−シペルメトリン(II−3−18)、ゼータ−シペルメトリン(II−3−19)、シフェノトリン[(1R)−trans異性体](II−3−20)、デルタメトリン(II−3−21)、エムペントリン[(EZ)−(1R)異性体)](II−3−22)、エスフェンバレレート(II−3−23)、エトフェンプロクス(II−3−24)、フェンプロパトリン(II−3−25)、フェンバレレート(II−3−26)、フルシトリネート(II−3−27)、フルメトリン(II−3−28)、タウ−フルバリネート(II−3−29)、ハルフェンプロックス(II−3−30)、イミプロトリン(II−3−31)、カデトリン(II−3−32)、ペルメトリン(II−3−33)、フェノトリン[(1R)−trans異性体)](II−3−34)、プラレトリン(II−3−35)、ピレスリン(除虫菊)(II−3−36)、レスメトリン(II−3−37)、シラフルオフェン(II−3−38)、テフルトリン(II−3−39)、テトラメトリン(II−3−40)、テトラメトリン[(1R)異性体)](II−3−41)、トラロメトリン(II−3−42)およびトランスフルトリン(II−3−43);または
DDT(II−3−44);またはメトキシクロル(II−3−45)。
(4)ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)アゴニスト、例えば
ネオニコチノイド類、例えばアセタミプリド(II−4−1)、クロチアニジン(II−4−2)、ジノテフラン(II−4−3)、イミダクロプリド(II−4−4)、ニテンピラム(II−4−5)、チアクロプリド(II−4−6)およびチアメトキサム(II−4−7);または
ニコチン(II−4−8);または
スルホキサフロル(II−4−9)。
(5)ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)アロステリック活性化剤、例えば
スピノシン類、例えばスピネトラム(II−5−1)およびスピノサド(II−5−2)。
(6)塩化物チャネル活性化剤、例えば
アベルメクチン類/ミルベマイシン類、例としてアバメクチン(II−6−1)、エマメクチンベンゾエート(II−6−2)、レピメクチン(II−6−3)およびミルベメクチン(II−6−4)。
(7)幼若ホルモン模倣物、例えば
幼若ホルモンアナログ、例えばヒドロプレン(II−7−1)、キノプレン(II−7−2)およびメトプレン(II−7−3);または
フェノキシカルブ(II−7−4);またはピリプロキシフェン(II−7−5)。
(8)未知または非特異的な作用メカニズムを有する活性化合物、例えば
アルキルハライド類、例としてメチルブロミド(II−8−1)および他のアルキルハライド;または
クロロピクリン(II−8−2);またはスルフリルフルオリド(II−8−3);またはホウ砂(II−8−4);または吐酒石(II−8−5)。
(9)選択的摂食抑制物質、例えばピメトロジン(II−9−1);またはフロニカミド(II−9−2)。
(10)ダニ増殖阻害剤、例えばクロフェンテジン(II−10−1)、ヘキシチアゾクス(II−10−2)およびジフロビダジン(II−10−3);または
エトキサゾール(II−10−4)。
(11)昆虫腸膜の微生物撹乱物質、例としてバチルス・チューリンゲンシス・サブスピーシーズ・イスラエレンシス(Bacillus thuringiensis subspecies israelensis)(II−11−1)、バチルス・チューリンゲンシス・サブスピーシーズ・アイザワイ(Bacillus thuringiensis subspecies aizawai)(II−11−2)、バチルス・チューリンゲンシス・サブスピーシーズ・クルスタキ(Bacillus thuringiensis subspecies kurstaki)(II−11−3)、バチルス・チューリンゲンシス・サブスピーシーズ・テネブリオニス(Bacillus thuringiensis subspecies tenebrionis)(II−11−4)、およびB.t.植物タンパク質:Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1Fa、Cry1A.105、Cry2Ab、Vip3A、mCry3A、Cry3Ab、Cry3Bb、Cry34 Ab1/35Ab1(II−11−5);または
バチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)(II−11−6)。
(12)酸化的リン酸化阻害剤、ATP撹乱物質、例えば、ジアフェンチウロン(II−12−1);または
有機スズ化合物、例としてアゾシクロチン(II−12−2)、シヘキサチン(II−12−3)およびフェンブタチンオキシド(II−12−4);または
プロパルギット(II−12−5);またはテトラジホン(II−12−6)など。
(13)Hプロトン勾配を妨げることにより作用する酸化的リン酸化の脱共役剤、例えば、クロルフェナピル(II−13−1)、DNOC(II−13−2)およびスルフルラミド(II−13−3)など。
(14)ニコチン性アセチルコリン受容体アンタゴニスト、例えば、ベンスルタップ(II−14−1)、カルタップ塩酸塩(II−14−2)、チオシクラム(II−14−3)およびチオスルタップ−ナトリウム(II−14−4)など。
(15)キチン生合成阻害剤、タイプ0、例えば、ビストリフルロン(II−15−1)、クロルフルアズロン(II−15−2)、ジフルベンズロン(II−15−3)、フルシクロクスロン(II−15−4)、フルフェノクスロン(II−15−5)、ヘキサフルムロン(II−15−6)、ルフェヌロン(II−15−7)、ノバルロン(II−15−8)、ノビフルムロン(II−15−9)、テフルベンズロン(II−15−10)およびトリフルムロン(II−15−11)など。
(16)キチン生合成阻害剤、タイプ1、例えば、ブプロフェジン(II−16−1)など。
(17)脱皮撹乱物質、双翅類、例えば、シロマジン(II−17−1)など。
(18)エクジソン受容体アゴニスト、例えば、クロマフェノジド(II−18−1)、ハロフェノジド(II−18−2)、メトキシフェノジド(II−18−3)およびテブフェノジド(II−18−4)など。
(19)オクトパミン性アゴニスト、例えば、アミトラズ(II−19−1)など。
(20)複合体III電子伝達阻害剤、例えば、ヒドラメチルノン(II−20−1);またはアセキノシル(II−20−2);またはフルアクリピリム(II−20−3)など。
(21)複合体I電子伝達阻害剤、例えば
METI殺ダニ剤、例えばフェナザキン(II−21−1)、フェンピロキシメート(II−21−2)、ピリミジフェン(II−21−3)、ピリダベン(II−21−4)、テブフェンピラド(II−21−5)およびトルフェンピラド(II−21−6);または
ロテノン(Derris)(II−21−7)。
(22)電位依存性ナトリウムチャネル遮断剤、例えばインドキサカルブ(II−22−1);またはメタフルミゾン(II−22−2)。
(23)アセチル−CoAカルボキシラーゼの阻害剤、例えば
テトロン酸およびテトラミン酸の誘導体、例えばスピロジクロフェン(II−23−1)、スピロメシフェン(II−23−2)およびスピロテトラマト(II−23−3)。
(24)複合体IV電子伝達阻害剤、例えば
ホスフィン類、例えばリン化アルミニウム(II−24−1)、リン化カルシウム(II−24−2)、ホスフィン(II−24−3)およびリン化亜鉛(II−24−4);または
シアニド(II−24−5)。
(25)複合体II電子伝達阻害剤、例えばシエノピラフェン(II−25−1)およびシフルメトフェン(II−25−2)。
(28)リアノジン受容体エフェクター、例えば
ジアミド類、例えばクロラントラニリプロール(II−28−1)、シアントラニリプロール(II−28−2)およびフルベンジアミド(II−28−3)。
未知の作用メカニズムを有するさらなる活性化合物、例えば、アミドフルメト(II−29−1)、アザジラクチン(II−29−2)、ベンクロチアズ(II−29−3)、ベンゾキシメート(II−29−4)、ビフェナゼート(II−29−5)、ブロモプロピレート(II−29−6)、キノメチオナト(II−29−7)、クリオライト(II−29−8)、ジコホール(II−29−9)、ジフロビダジン(II−29−10)、フルエンスルホン(II−29−11)、フルフェネリム(II−29−12)、フルフィプロール(II−29−13)、フルオピラム(II−29−14)、フフェノジド(II−29−15)、イミダクロチズ(II−29−16)、イプロジオン(II−29−17)、メペルフルトリン(II−29−18)、ピリダリル(II−29−19)、ピリフルキナゾン(II−29−20)、テトラメチルフルトリン(II−29−21)およびヨードメタン(II−29−22)など;さらにバチルス・フィルムス(Bacillus firmus)(とりわけCNCM I−1582株、例えばVOTiVO(商標)、BioNem)(II−29−23)に基づいた調合剤、ならびにまた以下の公知の活性化合物:
3−ブロモ−N−{2−ブロモ−4−クロロ−6−[(1−シクロプロピルエチル)カルバモイル]フェニル}−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(II−29−24)(WO2005/077934から公知)、4−{[(6−ブロモピリド−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(II−29−25)(WO2007/115644から公知)、4−{[(6−フルオロピリド−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(II−29−26)(WO2007/115644から公知)、4−{[(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(II−29−27)(WO2007/115644から公知)、4−{[(6−クロロピリド−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(II−29−28)(WO2007/115644から公知)、フルピラジフロン(II−29−29)、4−{[(6−クロロ−5−フルオロピリド−3−イル)メチル](メチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(II−29−30)(WO2007/115643から公知)、4−{[(5,6−ジクロロピリド−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(II−29−31)(WO2007/115646から公知)、4−{[(6−クロロ−5−フルオロピリド−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(II−29−32)(WO2007/115643から公知)、4−{[(6−クロロピリド−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(II−29−33)(EP A 0539588から公知)、4−{[(6−クロロピリド−3−イル)メチル](メチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(II−29−34)(EP A 0539588から公知)、{[1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ−スルファニリデン}シアナミド(II−29−35)(WO2007/149134から公知)ならびにそのジアステレオマーである{[(1R)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ−スルファニリデン}シアナミド(A)(II−29−36)および{[(1S)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ−スルファニリデン}シアナミド(B)(II−29−37)(同じくWO2007/149134から公知)ならびにまたジアステレオマーである、ジアステレオマー群Aとして同定される[(R)−メチル(オキシド){(1R)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ−スルファニリデン]シアナミド(A1)(II−29−38)および[(S)−メチル(オキシド){(1S)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ−スルファニリデン]シアナミド(A2)(II−29−39)(WO2010/074747、WO2010/074751から公知)、ジアステレオマー群Bとして同定される[(R)−メチル(オキシド){(1S)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ−スルファニリデン]シアナミド(B1)(II−29−40)および[(S)−メチル(オキシド){(1R)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ−スルファニリデン]シアナミド(B2)(II−29−41)(同じくWO2010/074747、WO2010/074751から公知)ならびに11−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)−12−ヒドロキシ−1,4−ジオキサ−9−アザジスピロ[4.2.4.2]テトラデカ−11−エン−10−オン(II−29−42)(WO2006/089633から公知)、3−(4’−フルオロ−2,4−ジメチルビフェニル−3−イル)−4−ヒドロキシ−8−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(II−29−43)(WO2008/067911から公知)、1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン(II−29−44)(WO2006/043635から公知)、アフィドピロペン(II−29−45)(WO2008/066153から公知)、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N,N−ジメチルベンゾールスルホンアミド(II−29−46)(WO2006/056433から公知)、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N−メチルベンゾールスルホンアミド(II−29−47)(WO2006/100288から公知)、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N−エチルベンゼンスルホンアミド(II−29−48)(WO2005/035486から公知)、4−(ジフルオロメトキシ)−N−エチル−N−メチル−1,2−ベンゾチアゾール−3−アミン−1,1−ジオキシド(II−29−49)(WO2007/057407から公知)、N−[1−(2,3−ジメチルフェニル)−2−(3,5−ジメチルフェニル)エチル]−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−アミン(II−29−50)(WO2008/104503から公知)、{1’−[(2E)−3−(4−クロロフェニル)プロパ−2−エン−1−イル]−5−フルオロスピロ[インドール−3,4’−ピペリジン]−1(2H)−イル}(2−クロロピリジン−4−イル)メタノン(II−29−51)(WO2003/106457から公知)、3−(2,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(II−29−52)(WO2009/049851から公知)、3−(2,5−ジメチルフェニル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエチルカーボネート(II−29−53)(WO2009/049851から公知)、4−(ブタ−2−イン−1−イルオキシ)−6−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリミジン(II−29−54)(WO2004/099160から公知)、(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)マロノニトリル(II−29−55)(WO2005/063694から公知)、(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)マロノニトリル(II−29−56)(WO2005/063694から公知)、8−[2−(シクロプロピルメトキシ)−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリダジン−3−イル]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン(II−29−57)(WO2007/040280から公知)、フロメトキン(II−29−58)、PF1364(CAS登録No.1204776−60−2)(II−29−59)(JP2010/018586から公知)、5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(II−29−60)(WO2007/075459から公知)、5−[5−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(II−29−61)(WO2007/075459から公知)、4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−メチル−N−{2−オキソ−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]エチル}ベンズアミド(II−29−62)(WO2005/085216から公知)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン(II−29−63)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン(II−29−64)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](エチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン(II−29−65)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン(II−29−66)(全てWO2010/005692から公知)、ピフルブミド(II−29−67)(WO2002/096882から公知)、メチル 2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−クロロ−3−メチルベンゾイル]−2−メチルヒドラジンカルボキシレート(II−29−68)(WO2005/085216から公知)、メチル 2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾイル]−2−エチルヒドラジンカルボキシレート(II−29−69)(WO2005/085216から公知)、メチル 2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾイル]−2−メチルヒドラジンカルボキシレート(II−29−70)(WO2005/085216から公知)、メチル 2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−1,2−ジエチルヒドラジンカルボキシレート(II−29−71)(WO2005/085216から公知)、メチル 2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−2−エチルヒドラジンカルボキシレート(II−29−72)(WO2005/085216から公知)、(5RS,7RS;5RS,7SR)−1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロ−7−メチル−8−ニトロ−5−プロポキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン(II−29−73)(WO2007/101369から公知)、2−{6−[2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリミジン(II−29−74)(WO2010/006713から公知)、2−{6−[2−(ピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリミジン(II−29−75)(WO2010/006713から公知)、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−1H−テトラゾール−1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(II−29−76)(WO2010/069502から公知)、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(II−29−77)(WO2010/069502から公知)、N−[2−(tert−ブチルカルバモイル)−4−シアノ−6−メチルフェニル]−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−3−{[5−(トリフルオロメチル)−1H−テトラゾール−
1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(II−29−78)(WO2010/069502から公知)、N−[2−(tert−ブチルカルバモイル)−4−シアノ−6−メチルフェニル]−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(II−29−79)(WO2010/069502から公知)、(1E)−N−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−N’−シアノ−N−(2,2−ジフルオロエチル)エタンイミドアミド(II−29−80)(WO2008/009360から公知)、N−[2−(5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−4−クロロ−6−メチルフェニル]−3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(II−29−81)(CN102057925から公知)ならびにメチル 2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−2−エチル−1−メチルヒドラジンカルボキシレート(II−29−82)(WO2011/049233から公知)、ヘプタフルトリン(II−29−83)、ピリミノストロビン(II−29−84)、フルフェノキシストロビン(II−29−85)ならびに3−クロロ−N−(2−シアノプロパン−2−イル)−N−[4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−2−メチルフェニル]フタルアミド(II−29−86)(WO2012/034472から公知)。
殺真菌剤
(1)エルゴステロール生合成阻害剤、例えばアルジモルフ、アザコナゾール、ビテルタノール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジクロブトラゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール、ジニコナゾール−M、ドデモルフ、ドデモルフアセテート、エポキシコナゾール、エタコナゾール、フェナリモル、フェンブコナゾール、フェンヘキサミド、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フルキンコナゾール、フルルプリミドール、フルシラゾール、フルトリアホル、フルコナゾール、フルコナゾール−cis、ヘキサコナゾール、イマザリル、イマザリルサルフェート、イミベンコナゾール、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル、ナフチフィン、ヌアリモール、オキスポコナゾール、パクロブトラゾール、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ピペラリン、プロクロラズ、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、ピリブチカルブ、ピリフェノックス、キンコナゾール、シメコナゾール、スピロキサミン、テブコナゾール、テルビナフィン、テトラコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリデモルフ、トリフルミゾール、トリホリン、トリチコナゾール、ウニコナゾール、ウニコナゾール−p、ビニコナゾール、ボリコナゾール、1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘプタノール、メチル 1−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート、N’−{5−(ジフルオロメチル)−2−メチル−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ]フェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、N−エチル−N−メチル−N’−{2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ]フェニル}イミドホルムアミドおよびO−[1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル] 1H−イミダゾール−1−カルボチオエート。
(2)呼吸阻害剤(呼吸鎖阻害剤)、例えばビキサフェン、ボスカリド、カルボキシン、ジフルメトリム、フェンフラム、フルオピラム、フルトラニル、フルキサピロキサド、フラメトピル、フルメシクロックス、イソピラザムのsyn−エピマーラセミ体1RS,4SR,9RS混合物およびanti−エピマーのラセミ体1RS,4SR,9SRイソピラザムの混合物、イソピラザム(anti−エピマーのラセミ体)、イソピラザム(anti−エピマーのエナンチオマー1R,4S,9S)、イソピラザム(anti−エピマーのエナンチオマー1S,4R,9R)、イソピラザム(syn−エピマーのラセミ体1RS,4SR,9RS)、イソピラザム(syn−エピマーのエナンチオマー1R,4S,9R)、イソピラザム(syn−エピマーのエナンチオマー1S,4R,9S)、メプロニル、オキシカルボキシン、ペンフルフェン、ペンチオピラド、セダキサン、チフルザミド、1−メチル−N−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−[4−フルオロ−2−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−[1−(2,4−ジクロロフェニル)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、5,8−ジフルオロ−N−[2−(2−フルオロ−4−{[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}フェニル)エチル]キナゾリン−4−アミン、N−[9−(ジクロロメチレン)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−[(1S,4R)−9−(ジクロロメチレン)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドおよびN−[(1R,4S)−9−(ジクロロメチレン)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド。
(3)呼吸鎖複合体IIIに対して作用する呼吸阻害剤(呼吸鎖阻害剤)、例えばアメトクトラジン、アミスルブロム、アゾキシストロビン、シアゾファミド、クメトキシストロビン、クモキシストロビン、ジモキシストロビン、エネストロブリン、ファモキサドン、フェンアミドン、フェノキシストロビン、フルオキサストロビン、クレソキシム−メチル、メトミノストロビン、オリサストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、ピラメトストロビン、ピラオキシストロビン、ピリベンカルブ、トリクロピリカルブ、トリフロキシストロビン、(2E)−2−(2−{[6−(3−クロロ−2−メチルフェノキシ)−5−フルオロピリミジン−4−イル]オキシ}フェニル)−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)エタンアミド、(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−{2−[(E)−({1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}イミノ)メチル]フェニル}エタンアミド、(2E)−2−{2−[({[(1E)−1−(3−{[(E)−1−フルオロ−2−フェニルエテニル]オキシ}フェニル)エチリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、(2E)−2−{2−[({[(2E,3E)−4−(2,6−ジクロロフェニル)ブタ−3−エン−2−イリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、2−クロロ−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−3−カルボキサミド、5−メトキシ−2−メチル−4−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン、メチル (2E)−2−{2−[({シクロプロピル[(4−メトキシフェニル)イミノ]メチル}スルファニル)メチル]フェニル}−3−メトキシプロパ−2−エノエート、N−(3−エチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシル)−3−(ホルミルアミノ)−2−ヒドロキシベンズアミド、2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミドおよび(2R)−2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミド。
(4)有糸分裂および細胞分裂の阻害剤、例えばベノミル、カルベンダジム、クロルフェナゾール、ジエトフェンカルブ、エタボキサム、フルオピコリド、フベリダゾール、ペンシクロン、チアベンダゾール、チオファネート−メチル、チオファネート、ゾキサミド、5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンおよび3−クロロ−5−(6−クロロピリジン−3−イル)−6−メチル−4−(2,4,6−トリフルオロフェニル)ピリダジン。
(5)多部位活性を有する化合物、例えばボルドー液、カプタホール、カプタン、クロロタロニル、銅調合剤、例えば水酸化銅、ナフテン酸銅、酸化銅、塩基性塩化銅、硫酸銅など、ジクロフルアニド、ジチアノン、ドジン、ドジン遊離塩基、フェルバム、フルオロホルペット、ホルペット、グアザチン、グアザチンアセテート、イミノクタジン、イミノクタジンアルベシレート、イミノクタジントリアセテート、マンカッパー、マンコゼブ、マンネブ、メチラム、メチラム亜鉛、オキシン−銅、プロパミジン、プロピネブ、硫黄および硫黄調合剤、例えばカルシウムポリスルフィド、チラム、トリルフルアニド、ジネブおよびジラム。
(6)抵抗性誘導剤、例えばアシベンゾラル−S−メチル、イソチアニル、プロベナゾールおよびチアジニル。
(7)アミノ酸およびタンパク質生合成阻害剤、例えばアンドプリム、ブラスチシジン−S、シプロジニル、カスガマイシン、カスガマイシン塩酸塩水和物、メパニピリム、ピリメタニルおよび3−(5−フルオロ−3,3,4,4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン。
(8)ATP産生阻害剤、例えばフェンチンアセテート、フェンチンクロリド、フェンチンヒドロキシドおよびシルチオファム。
(9)細胞壁合成阻害剤、例えばベンチアバリカルブ、ジメトモルフ、フルモルフ、イプロバリカルブ、マンジプロパミド、ポリオキシン、ポリオキソリム、バリダマイシンAおよびバリフェナレート。
(10)脂質および膜合成阻害剤、例えばビフェニル、クロロネブ、ジクロラン、エジフェンホス、エトリジアゾール、ヨードカルブ、イプロベンホス、イソプロチオラン、プロパモカルブ、プロパモカルブ塩酸塩、プロチオカルブ、ピラゾホス、キントゼン、テクナゼンおよびトルクロホス−メチル。
(11)メラニン生合成阻害剤、例えばカルプロパミド、ジクロシメット、フェノキサニル、フサライド、ピロキロン、トリシクラゾールおよび2,2,2−トリフルオロエチル{3−メチル−1−[(4−メチルベンゾイル)アミノ]ブタン−2−イル}カルバメート。
(12)核酸合成阻害剤、例えばベナラキシル、ベナラキシル−M(キララキシル)、ブピリメート、クロジラコン、ジメチリモール、エチリモール、フララキシル、ヒメキサゾール、メタラキシル、メタラキシル−M(メフェノキサム)、オフラセ、オキサジキシルおよびオキソリン酸。
(13)シグナル伝達阻害剤、例えばクロゾリネート、フェンピクロニル、フルジオキソニル、イプロジオン、プロシミドン、キノキシフェンおよびビンクロゾリン。
(14)脱共役剤、例えばビナパクリル、ジノカップ、フェリムゾン、フルアジナムおよびメプチルジノカップ。
(15)さらなる化合物、例えばベンチアゾール、ベトキサジン、カプシマイシン、カルボン、キノメチオナト、ピリオフェノン(クラザフェノン(chlazafenone))、クフラネブ、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロスルファミド、ダゾメット、デバカルブ、ジクロロフェン、ジクロメジン、ジフェンゾコート、ジフェンゾコートメチルサルフェート、ジフェニルアミン、エコマット(ecomat)、フェンピラザミン、フルメトベル、フルオロミド、フルスルファミド、フルチアニル、ホセチル−アルミニウム、ホセチル−カルシウム、ホセチル−ナトリウム、ヘキサクロロベンゼン、イルママイシン、メタスルホカルブ、メチルイソチオシアネート、メトラフェノン、ミルジオマイシン、ナタマイシン、ニッケルジメチルジチオカルバメート、ニトロタル−イソプロピル、オクチリノン、オキサモカルブ、オキシフェンチイン、ペンタクロロフェノールおよびその塩、フェノトリン、リン酸およびその塩、プロパモカルブ−ホセチレート、プロパノシン−ナトリウム、プロキナジド、ピリモルフ、(2E)−3−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−1−(モルフォリン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン、(2Z)−3−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−1−(モルフォリン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン、ピロールニトリン、テブフロキン、テクロフタラム、トルニファニド、トリアゾキシド、トリクラミド、ザリラミド、(3S,6S,7R,8R)−8−ベンジル−3−[({3−[(イソブチリルオキシ)メトキシ]−4−メトキシピリジン−2−イル}カルボニル)アミノ]−6−メチル−4,9−ジオキソ−1,5−ジオキソナン−7−イル 2−メチルプロパノエート、1−(4−{4−[(5R)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−(4−{4−[(5S)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−(4−{4−[5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル 1H−イミダゾール−1−カルボキシレート、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン、2,3−ジブチル−6−クロロチエノ[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン、2,6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c’]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5R)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5S)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン、2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピル−4H−クロメン−4−オン、2−クロロ−5−[2−クロロ−1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル]ピリジン、2−フェニルフェノールおよびその塩、3−(4,4,5−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、3,4,5−トリクロロピリジン−2,6−ジカルボニトリル、3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチル−1,2−オキサゾリジン−3−イル]ピリジン、3−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−4−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−メチルピリダジン、4−(4−クロロフェニル)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−3,6−ジメチルピリダジン、5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−チオール、5−クロロ−N’−フェニル−N’−(プロパ−2−イン−1−イル)チオフェン−2−スルホノヒドラジド、5−フルオロ−2−[(4−フルオロベンジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン、5−フルオロ−2−[(4−メチルベンジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン、5−メチル−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン、エチル (2Z)−3−アミノ−2−シアノ−3−フェニルプロパ−2−エノエート、N’−(4−{[3−(4−クロロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル]オキシ}−2,5−ジメチルフェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、N−(4−クロロベンジル)−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、N−[(4−クロロフェニル)(シアノ)メチル]−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、N−[(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキサミド、N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキサミド、N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2−フルオロ−4−ヨードピリジン−3−カルボキサミド、N−{(E)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド、N−{(Z)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド、N’−{4−[(3−tert−ブチル−4−シアノ−1,2−チアゾール−5−イル)オキシ]−2−クロロ−5−メチルフェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1S)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、ペンチル {6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチリデン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カルバメート、フェナジン−1−カルボン酸、キノリン−8−オール、キノリン−8−オール サルフェート(2:1)およびtert−ブチル {6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カルバメート。
(16)さらなる化合物、例えば1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[2’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(4’−クロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(2’,4’−ジクロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(2’,5’−ジフルオロビフェニル−2−イル)−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4’−(プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、5−フルオロ−1,3−ジメチル−N−[4’−(プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4’−(プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−[4’−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−[4’−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)ピリジン−3−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4’−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、4−(ジフルオロメチル)−2−メチル−N−[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボキサミド、5−フルオロ−N−[4’−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4’−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、5−フルオロ−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、(5−ブロモ−2−メトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)メタノン、N−[2−(4−{[3−(4−クロロフェニル)プロパ−2−イン−1−イル]オキシ}−3−メトキシフェニル)エチル]−N2−(メチルスルホニル)バリンアミド、4−オキソ−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]ブタン酸およびブタ−3−イン−1−イル {6−[({[(Z)−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カルバメート。
分類(1)から(16)中で言及される全ての混合相手は、場合によって、それらの官能基に基づいてそうすることが可能であるならば好適な塩基または酸との塩を形成することもある。
本発明によると、全ての植物および植物の部分を処理することができる。植物は、本発明との関連で、全ての植物および植物集団、例えば望まれるおよび望まれない野生植物または作物植物(自然に存在する作物植物を包含する)などを包含するものと理解される。作物植物は、慣用的な育種法および最適化法により、もしくはバイオテクノロジー法および遺伝子工学法により、またはこれらの方法の組み合わせにより取得できる植物であり得るものであって、遺伝子導入植物を包含し、および植物育成者権により保護できるまたは保護できない植物栽培品種を包含する。植物の部分は、植物の全ての地上および地下の部分および器官、例えば苗条、葉、花および根などを意味するものと理解され、例として、葉、針葉、茎、幹、花、子実体、果実および種子、ならびにまた塊茎、根および根茎が挙げられる。植物の部分はまた、収穫材料ならびに栄養繁殖および生殖繁殖材料、例えば切穂、塊茎、根茎、接ぎ穂および種子を包含する。
既に上で言及されたように、本発明によると、全ての植物およびその部分を処理することが可能である。好ましい実施形態において、野生型植物種および植物栽培品種、または慣用的な生物学的育種、例えば交雑またはプロトプラスト融合などにより得られるもの、ならびにそれらの部分が処理される。さらに好ましい実施形態において、適切な場合は慣用法と組み合わせた遺伝子工学法により得られる遺伝子導入植物および植物栽培品種(遺伝子改変生物)ならびにそれらの部分が処理される。用語「部分」または「植物の部分」または「植物部分」は上で説明されている。本発明によってとりわけ好ましいのは、商業的に慣例的である栽培品種または使用されている栽培品種の各々の植物を処理することである。植物栽培品種は、新規の性質(「形質」)を持つ、慣用的な育種により、変異誘発によりまたは組換えDNA技術により得られた植物を意味するものと理解される。それらは栽培品種、品種、生物型または遺伝子型であり得る。
活性化合物を使用した植物および植物部分の本発明による処理は、直接的に、またはそれらの周辺、生息場所もしくは保存空間に対して活性化合物を作用させることにより、慣例的な処理方法によって、例えば浸漬、吹付、蒸散、霧状散布、散撒、塗布、注入、滴下(pouring on)によって行われ、繁殖材料の場合、とりわけ種子の場合は、1または複数の被膜を施すことによっても行われる。
好ましい植物は、有用植物、観賞植物、芝生種、公共および家庭の領域において観賞植物として利用される慣例的に用いられる樹木ならびに森林樹木よりなる群からのものである。森林樹木としては、材木、セルロース、紙および樹木の部分から作られる製品を生産するための樹木が挙げられる。
本明細書中で用いられる用語有用植物は、食糧、動物飼料、燃料を得るための、または工業目的のための植物として用いられる作物植物を指す。
本発明による活性化合物を使用して処理することができる有用植物としては、例えば、以下の植物種:芝、蔓植物、穀類、例えばコムギ、オオムギ、ライムギ、カラスムギ、イネ、トウモロコシおよびキビ/ソルガム;ビート、例えばテンサイおよび飼料ビート;果実、例えば仁果類、核果類および小軟果、例えばリンゴ、ナシ、プラム、モモ、アーモンド、サクランボおよびベリー類、例えばイチゴ、ラズベリー、ブラックベリー;マメ科植物、例えばインゲンマメ、レンズマメ、エンドウマメおよびダイズ;油糧作物、例えばアブラナ、マスタード、ケシ、オリーブ、ヒマワリ、ココナツ、トウゴマ、カカオマメおよびピーナッツ;ウリ科植物、例えばカボチャ/スカッシュ、キュウリおよびメロン;繊維植物、例えばワタ、アマ、アサおよびジュート;柑橘類果実、例えば、オレンジ、レモン、グレープフルーツおよびタンジェリン;野菜、例えばホウレンソウ、レタス、アスパラガス、キャベツ種、ニンジン、タマネギ、トマト、ジャガイモおよびピーマン;クスノキ科(Lauraceae)、例えばアボカド、クスノキ属(Cinnamomum)、ショウノウ、またはさらなる植物、例えばタバコ、ナッツ類、コーヒー、ナス、サトウキビ、茶、コショウ、ブトウ、ホップ、バナナ、ラテックス植物など、ならびに観賞植物、例えば花、低木、落葉樹および針葉樹が挙げられる。この列挙は何らかの限定を表すものではない。
本発明による活性化合物を使用した処理にとりわけ好適な対象作物は、以下の植物:ワタ、ナス、芝、仁果類、核果類、小軟果、トウモロコシ、コムギ、オオムギ、キュウリ、タバコ、蔓植物、イネ、穀類、ナシ、インゲンマメ、ダイズ、アブラナ、トマト、ピーマン、メロン、キャベツ、ジャガイモおよびリンゴであると考えられる。
本発明による方法に従って改良することができる樹木の例としては:モミ属種(Abies sp.)、ユーカリ属種(Eucalyptus sp.)、トウヒ属種(Picea sp.)、マツ属種(Pinus sp.)、トチノキ属種(Aesculus sp.)、プラタナス属種(Platanus sp.)、シナノキ属種(Tilia sp.)、カエデ属種(Acer sp.)、ツガ属種(Tsuga sp.)、トネリコ属種(Fraxinus sp.)、ナナカマド属種(Sorbus sp.)、マカンバ属種(Betula sp.)、サンザシ属種(Crataegus sp.)、ニレ属種(Ulmus sp.)、コナラ属種(Quercus sp.)、ブナ属種(Fagus sp.)、ヤナギ属種(Salix sp.)、ポプラ属種(Populus sp.)が挙げられる。
本発明による方法によって改良することができる好ましい樹木としては、樹木種トチノキ属から:A.ヒポカスタナム(A.hippocastanum)、A.パリフロラ(A.pariflora)、A.カルネア(A.carnea);樹木種プラタナス属から:P.アセリフロラ(P.aceriflora)、P.オクシデンタリス(P.occidentalis)、P.ラセモサ(P.racemosa);樹木種トウヒ属から:P.アビエス(P.abies);樹木種マツ属から:P.ラジアート(P.radiate)、P.ポンデロサ(P.ponderosa)、P.コントルタ(P.contorta)、P.シルベストル(P.sylvestre)、P.エリオッティ(P.elliottii)、P.モンテコラ(P.montecola)、P.アルビカウリス(P.albicaulis)、P.レジノサ(P.resinosa)、P.パルストリス(P.palustris)、P.タエダ(P.taeda)、P.フレキシリス(P.flexilis)、P.ジェフレギ(P.jeffregi)、P.バクシアナ(P.baksiana)、P.ストロベス(P.strobes);樹木種ユーカリ属から:E.グランディス(E.grandis)、E.グロブルス(E.globulus)、E.カマデンティス(E.camadentis)、E.ニテンス(E.nitens)、E.オブリクア(E.obliqua)、E.レグナンス(E.regnans)、E.ピルラルス(E.pilularus)が挙げられる。
本発明による方法によって改良することができるとりわけ好ましい樹木は、樹木種マツ属から:P.ラジアート、P.ポンデロサ、P.コントルタ、P.シルベストル、P.ストロベス;樹木種ユーカリ属から:E.グランディス、E.グロブルス、E.カマデンティスである。
本発明による方法によって改良することができる大いにとりわけ好ましい樹木は、セイヨウトチノキ(horse chestnut)、スズカケノキ科(Platanaceae)、ボダイジュ、カエデである。
本発明はまた、寒地型芝生および暖地型芝生を包含する任意の芝生種に施用することもできる。
植物種または植物栽培品種、それらの位置および成長条件(土壌、気候、生育期間、栄養)に依存して、本発明による処理はまた、相加を超えた(「相乗的な」)効果をもたらし得る。例えば、実際に予想される効果を超えて広がっている以下の効果があり得る:本発明に従って使用可能である化合物および組成物の施用量の低減および/または活性スペクトルの広幅化および/または活性の向上、より良好な植物成長、高温または低温に対する耐性の向上、渇水に対する耐性または水もしくは土壌塩分のレベルに対する耐性の向上、開花性能の強化、より容易な収穫、熟成加速、収穫生産物のより多い収穫量、より高い品質および/またはより高い栄養価、収穫生産物の保存期限および/または加工性の向上。
本発明によって処理される対象である好ましい遺伝子導入植物または植物栽培品種(遺伝子操作により得られるもの)は、遺伝子改変を通じてこれらの植物に特定の有利で有用な形質を付与する遺伝材料を受け取った全ての植物を包含する。かかる性質の例は、より良好な植物成長、高温または低温に対する耐性の向上、渇水に対する耐性または水もしくは土壌塩分のレベルに対する耐性の向上、開花性能の強化、より容易な収穫、熟成加速、収穫生産物のより多い収穫量、より高い品質および/またはより高い栄養価、収穫生産物のより良好な保存期限および/または加工性である。かかる性質のさらにとりわけ重点が置かれる例は、有害動物および有害微生物に対する、例えば昆虫、ダニ、植物病原性真菌、細菌および/またはウイルスなどに対する植物の防御の改良であり、ならびにまた、ある種の除草活性化合物に対する植物の耐性の向上である。遺伝子導入植物の例としては、重要な作物植物、例えば穀類(コムギ、イネ)、トウモロコシ、ダイズ、ジャガイモ、テンサイ、トマト、エンドウマメおよび他のタイプの野菜、ワタ、タバコ、アブラナ、およびまた果実植物(以下の果実:リンゴ、ナシ、柑橘類果実およびブドウを有するもの)などが挙げられ、とりわけ重点が置かれるのはトウモロコシ、ダイズ、ジャガイモ、ワタ、タバコおよびアブラナである。とりわけ重点が置かれる形質は、植物内で形成される毒素による昆虫、クモ、線虫、ナメクジおよびカタツムリに対する植物の防御の改良であり、この毒素は、特に、バチルス・チューリンゲンシスからの遺伝材料により(例えば遺伝子CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3BbおよびCryIFならびにまたそれらの組み合わせにより)、植物(以降「Bt植物」と呼ぶ)内で形成されるものである。またとりわけ重点が置かれる形質は、全身獲得抵抗性(SAR)、システミン、ファイトアレキシン、エリシター、ならびにまた抵抗性遺伝子および対応して発現するタンパク質および毒素による、真菌、細菌およびウイルスに対する植物の防御の改良である。さらにとりわけ重点が置かれる形質は、ある種の除草活性化合物、例えばイミダゾリノン、スルホニルウレア、グリホサートまたはホスフィノトリシンに対する植物の耐性の向上である(例えば「PAT」遺伝子)。当該所望の形質を付与する遺伝子はまた、遺伝子導入植物内で互いに組み合わされて存在し得る。「Bt植物」の例としては、YIELD GARD(登録商標)(例えばトウモロコシ、ワタ、ダイズ)、KnockOut(登録商標)(例えばトウモロコシ)、StarLink(登録商標)(例えばトウモロコシ)、Bollgard(登録商標)(ワタ)、Nucotn(登録商標)(ワタ)およびNewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)の商品名の下で販売されているトウモロコシ品種、ワタ品種、ダイズ品種およびジャガイモ品種が挙げられる。除草剤耐性植物の例としては、Roundup Ready(登録商標)(グリホサートに対して耐性、例えばトウモロコシ、ワタ、ダイズ)、Liberty Link(登録商標)(ホスフィノトリシンに対して耐性、例えばアブラナ)、IMI(登録商標)(イミダゾリノンに対して耐性)およびSTS(登録商標)(スルホニルウレアに対して耐性、例えばトウモロコシ)の商品名の下で販売されているトウモロコシ品種、ワタ品種およびダイズ品種が挙げられる。言及し得る除草剤抵抗性植物(除草剤耐性について従来の様式で育種された植物)としては、Clearfield(登録商標)(例えばトウモロコシ)の名称の下で販売されている品種が挙げられる。もちろん、これらの記述はまた、これらの遺伝的形質、または未だ開発されていないならびに将来開発および/または上市されるであろう遺伝的形質を有する植物栽培品種にも当てはまる。
列挙された植物は、本発明による一般式(I)の化合物および/または活性化合物混合物を使用して、本発明に従ってとりわけ有利に処理することができる。活性化合物または混合物について上述された好ましい範囲は、これらの植物の処理にも当てはまる。とりわけ重点が置かれるのは、本文中で具体的に言及される化合物または混合物を使用した植物の処理である。
動物健康の分野において、すなわち獣医学の分野において、本発明による活性化合物は、動物寄生生物、特に外部寄生生物または内部寄生生物に対して活性がある。用語「内部寄生生物」としては、特に蠕虫および原生動物、例えばコクシジウム(Coccidia)などが挙げられる。外部寄生生物は、典型的におよび好ましくは節足動物であり、特に昆虫およびダニである。
獣医学の分野において、好都合な恒温動物毒性を持つ本発明による化合物は、家畜動物、育種動物、動物園の動物、実験動物(laboratory animal)、実験動物(experimental animal)および飼育動物における動物育種および畜産において遭遇する寄生生物の防除に適している。それらは、寄生生物の全てまたは特定の発生ステージに対して活性がある。
農業家畜としては、例えば、哺乳類、例えばヒツジ、ヤギ、ウマ、ロバ、ラクダ、スイギュウ、ウサギ、トナカイ、ダマジカおよび特にウシおよびブタなど;または家禽、例えばシチメンチョウ、アヒル、ガチョウおよび特にニワトリなど;または例えば水産養殖における、魚もしくは甲殻類;または、場合によって昆虫、例えばハチなどが挙げられる。
飼育動物としては、例えば、哺乳類、例えばハムスター、モルモット、ラット、マウス、チンチラ、フェレットまたは特にイヌ、ネコなど;飼鳥;爬虫類;両生類または観賞魚が挙げられる。
好ましい実施形態において、本発明による化合物は、哺乳類に投与される。
別の好ましい実施形態において、本発明による化合物は、鳥、すなわち飼鳥または特に家禽に投与される。
動物寄生生物の防除のための本発明による活性化合物の使用は、より経済的でより簡便な動物飼育を可能にし、より良好な動物福祉が達成できるように、病気、死亡および性能損失(肉、乳、羊毛、獣皮、卵、ハチミツなどの場合)の事例を低減させるまたは予防することが意図される。
動物健康の分野との関係で、用語「防除」または「防除すること」は、活性化合物がかかる寄生生物が感染した動物における各寄生生物の発生を害のない程度にまで効果的に低減できることを意味する。より具体的には、本明細書中で用いられる「防除すること」は、活性化合物が各寄生生物を死滅させられること、その成長を阻害できること、またはその増殖を阻害できることを意味する。
節足動物の例として、何ら限定されるものではないが、以下が挙げられる:
シラミ目(Anoplurida)からの、例えばヘマトピヌス属種(Haematopinus spp.)、リノグナトス属種(Linognathus spp.)、ペジクルス属種(Pediculus spp.)、フチルス属種(Phtirus spp.)、ソレノポテス属種(Solenopotes spp.);ハジラミ目(Mallophagida)およびマルツノハジラミ亜目(Amblycerina)およびホソツノハジラミ亜目(Ischnocerina)からの、例えばトリメノポン属種(Trimenopon spp.)、メノポン属種(Menopon spp.)、トリノトン属種(Trinoton spp.)、ボビコラ属種(Bovicola spp.)、ウェルネキエラ属種(Werneckiella spp.)、レピケントロン属種(Lepikentron spp.)、ダマリナ属種(Damalina spp.)、トリコデクテス属種(Trichodectes spp.)、フェリコラ属種(Felicola spp.);ハエ目(Diptera)およびカ亜目(Nematocerina)およびハエ亜目(Brachycerina)からの、例えばエデス属種(Aedes spp.)、アノフェレス属種(Anopheles spp.)、クレックス属種(Culex spp.)、シムリウム属種(Simulium spp.)、ユーシムリウム属種(Eusimulium spp.)、フレボトムス属種(Phlebotomus spp.)、ルトゾミア属種(Lutzomyia spp.)、クリコイデス属種(Culicoides spp.)、クリソプス属種(Chrysops spp.)、オダグミア属種(Odagmia spp.)、ウィルヘルミア属種(Wilhelmia spp.)、ヒボミトラ属種(Hybomitra spp.)、アチロツス属種(Atylotus spp.)、タバヌス属種(Tabanus spp.)、ヘマトポタ属種(Haematopota spp.)、フィリポミア属種(Philipomyia spp.)、ブラウラ属種(Braula spp.)、ムスカ属種(Musca spp.)、ヒドロテア属種(Hydrotaea spp.)、ストモキシス属種(Stomoxys spp.)、ヘマトビア属種(Haematobia spp.)、モレリア属種(Morellia spp.)、ファニア属種(Fannia spp.)、グロシナ属種(Glossina spp.)、カリフォラ属種(Calliphora spp.)、ルキリア属種(Lucilia spp.)、クリソミア属種(Chrysomyia spp.)、ウォルファルチア属種(Wohlfahrtia spp.)、サルコファガ属種(Sarcophaga spp.)、エストルス属種(Oestrus spp.)、ヒポデルマ属種(Hypoderma spp.)、ガステロフィルス属種(Gasterophilus spp.)、ヒポボスカ属種(Hippobosca spp.)、リポプテナ属種(Lipoptena spp.)、メロファグス属種(Melophagus spp.)、リノエストルス属種(Rhinoestrus spp.)、チプラ属種(Tipula spp.);ノミ目(Siphonapterida)からの、例えばプレックス属種(Pulex spp.)、クテノセファリデス属種(Ctenocephalides spp.)、ツンガ属種(Tunga spp.)、キセノプシラ属種(Xenopsylla spp.)、セラトフィルス属種(Ceratophyllus spp.);異翅目(Heteropterida)からの、例えばキメックス属種(Cimex spp.)、トリアトマ属種(Triatoma spp.)、ロドニウス属種(Rhodnius spp.)、パンストロンギルス属種(Panstrongylus spp.);同様にゴキブリ目(Blattarida)からの不快害虫および衛生害虫。
加えて、節足動物のなかで、ダニ類の例として、何ら限定されるものではないが、以下が挙げられる:
ダニ目(Acari)(ダニ目(Acarina))の亜綱およびマダニ亜目(Metastigmata)の目からの、例えばヒメダニ科(argasidae)からのアルガス属種(Argas spp.)、オルニトドルス属種(Ornithodorus spp.)、オトビウス属種(Otobius spp.)など、マダニ科(Ixodidae)からのイキソデス属種(Ixodes spp.)、アムブリオマ属種(Amblyomma spp.)、リピセファルス属種(Rhipicephalus spp.)(ボーフィルス属種(Boophilus spp.))、デルマセントル属種(Dermacentor spp.)、ヘモフィサリス属種(Haemophysalis spp.)、ヒアロマ属種(Hyalomma spp.)、リピセファルス属種(Rhipicephalus spp.)(多宿主ダニの原属)など;トゲダニ亜目(Mesostigmata)の目からのデルマニスス属種(Dermanyssus spp.)、オルニトニスス属種(Ornithonyssus spp.)、ニューモニスス属種(Pneumonyssus spp.)、ライリエチア属種(Raillietia spp.)、ニューモニスス属種(Pneumonyssus spp.)、ステルノストマ属種(Sternostoma spp.)、バロア属種(Varroa spp.)、アカラピス属種(Acarapis spp.)など;ケダニ亜目(Actinedida)(ケダニ亜目(Prostigmata))の目からの、例えばアカラピス属種(Acarapis spp.)、ケイレチエラ属種(Cheyletiella spp.)、オルニトケイレチア属種(Ornithocheyletia spp.)、ミオビア属種(Myobia spp.)、プソレルガテス属種(Psorergates spp.)、デモデクス属種(Demodex spp.)、トロムビクラ属種(Trombicula spp.)、ネオトロムビクラ属種(Neotrombiculla spp.)、リストロフォルス属種(Listrophorus spp.);およびコナダニ亜目(Acaridida)(コナダニ亜目(Astigmata))の目からの、例えばアカルス属種(Acarus spp.)、チロファグス属種(Tyrophagus spp.)、カログリフス属種(Caloglyphus spp.)、ヒポデクテス属種(Hypodectes spp.)、プテロリクス属種(Pterolichus spp.)、ソロプテス属種(Psoroptes spp.)、コリオプテス属種(Chorioptes spp.)、オトデクテス属種(Otodectes spp.)、サルコプテス属種(Sarcoptes spp.)、ノトエドレス属種(Notoedres spp.)、クネミドコプテス属種(Knemidocoptes spp.)、シトジテス属種(Cytodites spp.)、ラミノシオプテス属種(Laminosioptes spp.)。
寄生性原生動物の例として、何ら限定されるものではないが、以下が挙げられる:
鞭毛虫亜門(Mastigophora)(鞭毛虫綱(Flagellata))、例えばトリパノソーマ科(Trypanosomatidae)、例えば、トリパノソーマ b.ブルセイ(Trypanosoma b.brucei)、T.b.ガンビエンス(T.b.gambiense)、T.b.ローデシエンス(T.b.rhodesiense)、T.コンゴレンス(T.congolense)、T.クルージ(T.cruzi)、T.エバンシ(T.evansi)、T.エクイナム(T.equinum)、T.ルイシ(T.lewisi)、T.ペルカエ(T.percae)、T.シミエ(T.simiae)、T.ビバックス(T.vivax)、リーシュマニア・ブラジリエンシス(Leishmania brasiliensis)、L.ドノバニ(L.donovani)、L.トロピカ(L.tropica)、例えばトリコモナス科(Trichomonadidae)、例えば、ジアルジア・ランブリア(Giardia lamblia)、G.カニス(G.canis)。
有毛根足虫亜門(Sarcomastigophora)(根足虫綱(Rhizopoda))、例えばエントアメーバ科(Entamoebidae)、例えば、エントアメーバ・ヒストリチカ(Entamoeba histolytica)、ハルトマネラ科(Hartmanellidae)、例えば、アカントアメーバ属種(Acanthamoeba sp.)、ハルマネラ属種(Harmanella sp.)など。
アピコンプレックス門(Apicomplexa)(胞子虫綱(Sporozoa))、例えばアイメリア科(Eimeridae)、例えば、アイメリア・アセルブリナ(Eimeria acervulina)、E.アデノイデス(E.adenoides)、E.アラバメンシス(E.alabamensis)、E.アナチス(E.anatis)、E.アンセリナ(E.anserina)、E.アルロインギ(E.arloingi)、E.アシャタ(E.ashata)、E.アウブルネンシス(E.auburnensis)、E.ボビス(E.bovis)、E.ブルネッティ(E.brunetti)、E.カニス(E.canis)、E.チンチラエ(E.チンチラエ)、E.クルペアラム(E.clupearum)、E.コルンバエ(E.columbae)、E.コントルタ(E.contorta)、E.クランダリス(E.crandalis)、E.デブリエッキ(E.debliecki)、E.ディスペルサ(E.dispersa)、E.エリプソイダレス(E.ellipsoidales)、E.ファルシホルミス(E.falciformis)、E.ファウレイ(E.faurei)、E.フラベセンス(E.flavescens)、E.ガロパボニス(E.gallopavonis)、E.ハガニ(hagani)、E.インテスチナリス(E.intestinalis)、E.イロクオイナ(E.iroquoina)、E.イレシデュア(E.irresidua)、E.ラベアナ(E.labbeana)、E.ロイカルチ(E.leucarti)、E.マグナ(E.magna)、E.マキシマ(E.maxima)、E.メディア(E.media)、E.メレアグリジス(E.meleagridis)、E.メレアグリミチス(E.meleagrimitis)、E.ミチス(E.mitis)、E.ネカトリクス(E.necatrix)、E.ニナコーリアキモバエ(E.ninakohlyakimovae)、E.オビス(E.ovis)、E.パルバ(E.parva)、E.パボニス(E.pavonis)、E.パーフォランス(E.perforans)、E.ファサニ(E.phasani)、E.ピリホルミス(E.piriformis)、E.プレコックス(E.praecox)、E.レシデュア(E.residua)、E.スカブラ(E.scabra)、アイメリア属種(E.spec.)、E.スチエダイ(E.stiedai)、E.スイス(E.suis)、E.テネラ(E.tenella)、E.トランカタ(E.truncata)、E.トルッタエ(E.truttae)、E.ズエルニ(E.zuernii)、グロビジウム属種(Globidium spec.)、イソスポラ・ベリ(Isospora belli)、I.カニス(I.canis)、I.フェリス(I.felis)、I.オハイオエンシス(I.ohioensis)、I.リボルタ(I.rivolta)、イソスポラ属種(I.spec.)、I.スイス(I.suis)、シストイソスポラ属種(Cystisospora spec.)、クリプトスポリジウム属種(Cryptosporidium spec.)、とりわけC.パルバム(parvum)など;例えばトキソプラズマ科(Toxoplasmadidae)、例えば、トキソプラズマ・ゴンディ(Toxoplasma gondii)、ハモンジア・ヘイドルニー(Hammondia heydornii)、ネオスポラ・カニナム(Neospora caninum)、ベスノイチア・ベスノイチー(Besnoitia besnoitii)など;例えば肉胞子虫科(Sarcocystidae)、例えば、サルコシスチス・ボビカニス(Sarcocystis bovicanis)、S.ボビホミニス(S.bovihominis)、S.オビカニス(S.ovicanis)、S.オビフェリス(S.ovifelis)、S.ニューロナ(S.neurona)、サルコシスチス属種(S.spec.)、S.スイホミニス(S.suihominis)など、例えばロイコゾ科(Leucozoidae)、例えば、ロイコジトゾーン・シモンジ(Leucozytozoon simondi)など、例えばプラスモジウム科(Plasmodiidae)、例えば、プラスモジウム・ベルゲイ(Plasmodium berghei)、P.ファルシパルム(P.falciparum)、P.マラリエ(P.malariae)、P.オバレ(P.ovale)、P.ビバックス(P.vivax)、プラスモジウム属種(P.spec.)など、例えばピロプラスム綱(Piroplasmea)、例えば、バベシア・アルゼンチナ(Babesia argentina)、B.ボビス(B.bovis)、B.カニス(B.canis)、バべシア属種(B.spec.)、タイレリア・パルバ(Theileria parva)、タイレリア属種(Theileria spec.)、例えばアデレア亜目(Adeleina)、例えば、ヘパトゾーン・カニス(Hepatozoon canis)、ヘパトゾーン属種(H.spec.)など。
蠕虫である病原性内部寄生生物の例として、扁形動物(platyhelmintha)(例として単生類、条虫類および吸虫類)、線虫類、鉤頭虫類および舌形動物が挙げられる。さらなる蠕虫として、何ら限定されるものではないが、以下が挙げられる:
単生類:例えば:ギロダクチルス属種(Gyrodactylus spp.)、ダクチロギルス属種(Dactylogyrus spp.)、ポリストマ属種(Polystoma spp.)
条虫類:擬葉目(Pseudophyllidea)からの、例えば:ジフィロボトリウム属種(Diphyllobothrium spp.)、スピロメトラ属種(Spirometra spp.)、シストセファルス属種(Schistocephalus spp.)、リグラ属種(Ligula spp.)、ボトリジウム属種(Bothridium spp.)、ジプロゴノポルス属種(Diplogonoporus spp.)
円葉目(Cyclophyllida)からの、例えば:メソセストイデス属種(Mesocestoides spp.)、アノプロセファラ属種(Anoplocephala spp.)、パラノプロセファラ属種(Paranoplocephala spp.)、モニエジア属種(Moniezia spp.)、チサノソマ属種(Thysanosoma spp.)、チサニエジア属種(Thysaniezia spp.)、アビテリナ属種(Avitellina spp.)、スチレシア属種(Stilesia spp.)、シトテニア属種(Cittotaenia spp.)、アンディラ属種(Andyra spp.)、ベルチエラ属種(Bertiella spp.)、テニア属種(Taenia spp.)、エキノコックス属種(Echinococcus spp.)、ヒダチゲラ属種(Hydatigera spp.)、ダバイネア属種(Davainea spp.)、ライリエチナ属種(Raillietina spp.)、ヒメノレピス属種(Hymenolepis spp.)、エキノレピス属種(Echinolepis spp.)、エキノコチレ属種(Echinocotyle spp.)、ジオルキス属種(Diorchis spp.)、ジピリジウム属種(Dipylidium spp.)、ジョイオイキシエラ属種(Joyeuxiella spp.)、ジプロピリジウム属種(Diplopylidium spp.)
吸虫類:二生亜綱(Digenea)の綱からの、例えば:ジプロストマム属種(Diplostomum spp.)、ポストジプロストマム属種(Posthodiplostomum spp.)、シストソマ属種(Schistosoma spp.)、トリコビルハルジア属種(Trichobilharzia spp.)、オルニトビルハルジア属種(Ornithobilharzia spp.)、オーストロビルハルジア属種(Austrobilharzia spp.)、ギガントビルハルジア属種(Gigantobilharzia spp.)、ロイコクロリジウム属種(Leucochloridium spp.)、ブラキライマ属種(Brachylaima spp.)、エキノストマ属種(Echinostoma spp.)、エキノパリフィウム属種(Echinoparyphium spp.)、エキノカスマス属種(Echinochasmus spp.)、ヒポデラエウム属種(Hypoderaeum spp.)、ファシオラ属種(Fasciola spp.)、ファシオリデス属種(Fasciolides spp.)、ファシオロプシス属種(Fasciolopsis spp.)、シクロコエルム属種(Cyclocoelum spp.)、チフロコエルム属種(Typhlocoelum spp.)、パラムフィストマム属種(Paramphistomum spp.)、カリコフォロン属種(Calicophoron spp.)、コチロフォロン属種(Cotylophoron spp.)、ギガントコチレ属種(Gigantocotyle spp.)、フィスコエデリウス属種(Fischoederius spp.)、ガストロチラクス属種(Gastrothylacus spp.)、ノトコチルス属種(Notocotylus spp.)、カタトロピス属種(Catatropis spp.)、プラギオルキス属種(Plagiorchis spp.)、プロストゴニムス属種(Prosthogonimus spp.)、ジクロコエリウム属種(Dicrocoelium spp.)、ユーリトレマ属種(Eurytrema spp.)、トログロトレマ属種(Troglotrema spp.)、パラゴニムス属種(Paragonimus spp.)、コリリクルム属種(Collyriclum spp.)、ナノフィエタス属種(Nanophyetus spp.)、オピストルキス属種(Opisthorchis spp.)、クロノルキス属種(Clonorchis spp.)、メトルキス属種(Metorchis spp.)、ヘテロフィエス属種(Heterophyes spp.)、メタゴニムス属種(Metagonimus spp.)
線虫類:旋毛虫目(Trichinellida)、例えば:トリクリス属種(Trichuris spp.)、キャピラリア属種(Capillaria spp.)、トリコモソイデス属種(Trichomosoides spp.)、トリキネラ属種(Trichinella spp.)
チレンキダ(Tylenchida)の目からの、例えば:ミクロネマ属種(Micronema spp.)、ストロンギロイデス属種(Strongyloides spp.)
桿線虫目(Rhabditina)からの、例えば:ストロンギルス属種(Strongylus spp.)、トリオドントフォルス属種(Triodontophorus spp.)、エソファゴドンタス属種(Oesophagodontus spp.)、トリコネマ属種(Trichonema spp.)、ギアロセファルス属種(Gyalocephalus spp.)、シリンドロファリンクス属種(Cylindropharynx spp.)、ポテリオストマム属種(Poteriostomum spp.)、シクロコセルクス属種(Cyclococercus spp.)、シリコステファヌス属種(Cylicostephanus spp.)、エソファゴストマム属種(Oesophagostomum spp.)、カベルチア属種(Chabertia spp.)、ステファヌルス属種(Stephanurus spp.)、アンキロストマ属種(Ancylostoma spp.)、ウンシナリア属種(Uncinaria spp.)、ブノストマム属種(Bunostomum spp.)、グロボセファルス属種(Globocephalus spp.)、シンガムス属種(Syngamus spp.)、シアトストマ属種(Cyathostoma spp.)、メタストロンギルス属種(Metastrongylus spp.)、ジクチオカウルス属種(Dictyocaulus spp.)、ムエレリウス属種(Muellerius spp.)、プロトストロンギルス属種(Protostrongylus spp.)、ネオストロンギルス属種(Neostrongylus spp.)、シストカウルス属種(Cystocaulus spp.)、ニューモストロンギルス属種(Pneumostrongylus spp.)、スピコカウルス属種(Spicocaulus spp.)、エラフォストロンギルス属種(Elaphostrongylus spp.)、パレラフォストロンギルス属種(Parelaphostrongylus spp.)、クレノソマ属種(Crenosoma spp.)、パラクレノソマ属種(Paracrenosoma spp.)、アンギオストロンギルス属種(Angiostrongylus spp.)、エルロストロンギルス属種(Aelurostrongylus spp.)、フィラロイデス属種(Filaroides spp.)、パラフィラロイデス属種(Parafilaroides spp.)、トリコストロンギルス属種(Trichostrongylus spp.)、ヘモンクス属種(Haemonchus spp.)、オステルタギア属種(Ostertagia spp.)、マーシャラギア属種(Marshallagia spp.)、コーペリア属種(Cooperia spp.)、ネマトジルス属種(Nematodirus spp.)、ヒオストロンギルス属種(Hyostrongylus spp.)、オベリスコイデス属種(Obeliscoides spp.)、アミドストマム属種(Amidostomum spp.)、オルラヌス属種(Ollulanus spp.)
旋尾線虫目(Spirurida)からの、例えば:オキシウリス属種(Oxyuris spp.)、エンテロビウス属種(Enterobius spp.)、パッサルルス属種(Passalurus spp.)、サイファシア属種(Syphacia spp.)、アスピクルリス属種(Aspiculuris spp.)、へテラキス属種(Heterakis spp.);アスカリス属種(Ascaris spp.)、トキサスカリス属種(Toxascaris spp.)、トキソカラ属種(Toxocara spp.)、バイリサスカリス属種(Baylisascaris spp.)、パラスカリス属種(Parascaris spp.)、アニサキス属種(anisakis spp.)、アスカリジア属種(Ascaridia spp.);グナトストマ属種(Gnathostoma spp.)、フィサロプテラ属種(Physaloptera spp.)、テラジア属種(Thelazia spp.)、ゴンギロネマ属種(Gongylonema spp.)、ハブロネマ属種(Habronema spp.)、パラブロネマ属種(Parabronema spp.)、ドラシア属種(Draschia spp.)、ドラクンクルス属種(Dracunculus spp.);ステファノフィラリア属種(Stephanofilaria spp.)、パラフィラリア属種(Parafilaria spp.)、セタリア属種(Setaria spp.)、ロア属種(Loa spp.)、ジロフィラリア属種(Dirofilaria spp.)、リトモソイデス属種(Litomosoides spp.)、ブルギア属種(Brugia spp.)、ウケレリア属種(Wuchereria spp.)、オンコセルカ属種(Onchocerca spp.)
鉤頭虫類:大鉤頭虫目(Oligacanthorhynchida)からの、例えば:マクラカントリンクス属種(Macracanthorhynchus spp.)、プロステノルキス属種(Prosthenorchis spp.);ポリモルフス目(Polymorphida)からの、例えば:フィリコリス属種(Filicollis spp.);モニフォルミス目(Moniliformida)からの、例えば:モニリフォルミス属種(Moniliformis spp.)
エキノリンクス目(Echinorhynchida)からの、例えば、アカントセファルス属種(Acanthocephalus spp.)、エキノリンクス属種(Echinorhynchus spp.)、レプトリンコイデス属種(Leptorhynchoides spp.)
舌形動物:舌虫目(Porocephalida)からの、例えば、リンガチュラ属種(Linguatula spp.)
獣医学分野において、および動物飼育において、本発明による活性化合物は、当該技術分野で一般に知られている方法により、例えば経腸的に、非経口的に、経皮的にまたは経鼻的に、好適な調合剤の形態で投与される。投与は、予防的であっても治療的であってもよい。
このように、本発明の1の実施形態は、薬剤としての使用のための本発明による化合物を指す。
さらなる態様は、抗内部寄生生物剤、とりわけ殺蠕虫剤または抗原生生物剤としての使用のための、本発明による化合物に関する。例えば、本発明による化合物は、例えば畜産、動物育種、動物小屋および衛生部門における、抗内部寄生生物剤、とりわけ殺蠕虫剤または抗原生生物剤としての使用に適している。
なおさらなる態様は、抗外部寄生生物剤、とりわけ殺節足動物剤、例えば殺虫剤または殺ダニ剤などとしての使用のための、本発明による化合物に関する。例えば、本発明による化合物は、例えば畜産、動物育種、動物小屋および衛生部門における、抗外部寄生生物剤、特に殺節足動物剤、例えば殺虫剤または殺ダニ剤などとしての使用に適している。
本発明による化合物は、衛生部門において有害動物を防除するのに適している。よりとりわけ、本発明は、家庭部門において、衛生部門においておよび保存された生産物の保護において、閉鎖空間、例えば住居、工場ホール、オフィス、車室内で遭遇する昆虫、クモおよびダニの防除のためにとりわけ用いることができる。有害動物の防除のため、活性化合物または組成物は、単独で、または他の活性化合物および/または助剤と組み合わせて用いられる。それらは、好ましくは、家庭用殺虫剤製品において用いられる。本発明による活性化合物は、感受性の種および抵抗性の種に対して、ならびに全ての発生ステージに対して、有効である。
これらの有害生物としては、例えば、クモ綱(Arachnida)からの、サソリ目(Scorpiones)、クモ目(Araneae)およびザトウムシ目(Opiliones)からの、ムカデ綱(Chilopoda)およびヤスデ綱(Diplopoda)からの、昆虫綱(Insecta)ゴキブリ目(Blattodea)からの、コウチュウ目(Coleoptera)、ハサミムシ目(Dermaptera)、ハエ目(Diptera)、異翅目(Heteroptera)、ハチ目(Hymenoptera)、シロアリ目(Isoptera)、チョウ目(Lepidoptera)、シラミ目(Phthiraptera)、チャタテムシ目(Psocoptera)、跳躍目(Saltatoria)またはバッタ目(Orthoptera)、ノミ目(Siphonaptera)およびシミ亜目(Zygentoma)からの、ならびに軟甲綱(Malacostraca)ワラジムシ目(Isopoda)からの有害生物が挙げられる。
施用は、例えば、エアロゾル、加圧しないスプレー製品、例えばポンプスプレーおよびアトマイザスプレー、自動霧状散布システム、噴霧器、泡、ゲル、セルロースまたはプラスチック製の蒸発器タブレットを有する蒸発器製品、液体蒸発器、ゲルおよび膜蒸発器、プロペラ駆動蒸発器、エネルギーを消費しないまたは受動型の蒸発システム、防虫紙(moth paper)、防虫袋(moth bag)および防虫ゲル(moth gel)中で、粒剤または散剤として、散布用の誘餌中で、または誘餌ステーション中で実行される。
本発明による活性化合物は、例えばコウチュウ目(Coleoptera)、ハチ目(Hymenoptera)、シロアリ目(Isoptera)、チョウ目(Lepidoptera)、チャタテムシ目(Psocoptera)およびシミ亜目(Zygentoma)からの昆虫による攻撃または破壊から工業材料を保護するのに適している。
工業材料は、本発明との関連で、無生物材料、例えば、好ましくはプラスチック、粘着剤、サイズ、紙および厚紙、皮革、木材、加工木材製品およびコーティング組成物などを意味するものと理解される。木材の保護のための本発明の使用は、とりわけ好ましい。
本発明の1の実施形態において、本発明による組成物または剤はまた、少なくとも1のさらなる殺虫剤および/または少なくとも1の殺真菌剤を含む。
さらなる実施形態において、本発明によるこの組成物は、使用準備済の組成物であり、つまりさらなる改変を伴わずに対象とする材料に施用することができる。有用なさらなる殺虫剤または殺真菌剤としては、上で言及したものが挙げられる。
驚くべきことに、本発明による活性化合物および組成物は、海水または汽水と接触する物体、特に船体、スクリーン、網、建造物、係船設備および通信システムをファウリングから保護するのに用いることができることもまた見出されている。本発明による活性化合物および組成物はまた、単独でまたは他の活性成分と組み合わせて抗ファウリング組成物として用いることができる。
製造方法および中間体の説明
式(I)の化合物は、下に記載される製造方法により調製することができる。Aが−C(=O)NR13−(製造方法(A))または−C(R11)(R12)NR13C(=O)−(製造方法(B、C))を表す式(Ia)および(Ib)の化合物の調製のための製造方法が例として与えられる。Aが−C(=S)NR13−、−C(R11)(U)NR13C(=O)−、−C(R11)(R12)N(U)C(=O)−または−N(R11)NR13C(=O)−を表す式(I)の化合物は、類似した様式で調製することができる。下で例を挙げて説明する、式(Ia)および(Ib)の化合物の調製方法(A)、(B)および(C)は、WがSを表す(およびOでない)類似化合物に同様に適用することができる。
(A)一般式(Ia)
Figure 2015530990
の化合物は、最初に、一般式(IIa)
Figure 2015530990
のカルボン酸誘導体であって、式中、
はヒドロキシルまたはハロゲンであり、および
はC−C−アルキルであるカルボン酸誘導体を、式(III)
Figure 2015530990
のアミンと反応させることにより得ることができる。
(IIa)の場合、第一に、酸ハロゲン化物(例としてL=塩素)を塩基、例えばトリエチルアミンまたは水酸化ナトリウムの存在下で用いることが可能である。一方、第二に、カップリング試薬、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、および添加剤、例えば1−ヒドロキシベンゾトリアゾールなどを用いてカルボン酸(L=OH)を利用することもまた可能である[Chem.Ber.1970,788]。カップリング試薬、例えば1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、1,1’−カルボニル−1H−イミダゾール、N−[(1H−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)(ジメチルアミノ)メチレン]−N−メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェート、および同様の化合物などを用いることもまた可能である。調製方法を実施するのに用いられるカップリング試薬は、エステルまたはアミド結合を形成するのに適している全てのものである(例えば、Bodansky et al.,Peptide Synthesis,2nd ed.,Wiley & Sons,New York,1976;Gross,Meienhofer,The Peptide:Analysis,Synthesis,Biology,Academic Press,New York,1979)。加えて、混合された無水物を(Ia)の調製のために用いることもまた可能である[J.Am.Chem.Soc1967,5012]。この製造方法において、様々なクロロギ酸エステル、例えばイソブチルクロロホルメート、イソプロピルクロロホルメートを用いることが可能である。同じく、ジエチルアセチルクロリド、トリメチルアセチルクロリドなどをこの目的のために用いることが可能である。
結果として得られる式(IVa)
Figure 2015530990
のカルボン酸エステルを、続いて、式(V)
Figure 2015530990
のアルキル化剤であって、式中、Lは、脱離基、例えば、塩素、臭素またはヨウ素などを表すアルキル化剤と、塩基、例えばナトリウムヒドリドの存在下で反応させて、式(VIa)
Figure 2015530990
の化合物を与え、続いて、一般式(VII)
Figure 2015530990
のアミンと反応させるが、
この反応は、好ましくは、
a)式(VIa)のエステルを使用して、活性化試薬、例えばトリメチルアルミニウムの存在下で、直接的に行うか
または、同じく好ましくは、
b)式(VIa)のエステルを、最初に、酸性条件下またはアルカリ性条件下で式(VIIa)
Figure 2015530990
のカルボン酸に加水分解し、
これらを次いで式(VII)のアミンと、縮合剤、例えば、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC)または2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロノイウム(tetramethyluronoium)ヘキサフルオロホスフェート(HBTU)などの存在下で反応させる。
(B)一般式(Ib)
Figure 2015530990
の化合物であって、式中、
11、R12およびR13は水素を表す化合物は、例えば、最初に、一般式(IIb)
Figure 2015530990
のカルボン酸誘導体であって、式中、
はハロゲンを表すか、またはヒドロキシル基を表すカルボン酸誘導体を、(A)中に記載された製造方法と同様に、一般式(III)
Figure 2015530990
のアミンと反応させること、
続いて、結果として得られる式(IVb)
Figure 2015530990
の化合物を、式(V)
Figure 2015530990
のアルキル化剤であって、式中、Lは脱離基、例えば、塩素、臭素またはヨウ素などを表すアルキル化剤と、塩基、例えばナトリウムヒドリドの存在下で反応させて、式(VIb)
Figure 2015530990
の化合物を与えること、
最後にシアノ基を、好適な還元剤、例えば水素化ホウ素ナトリウムと反応させ、式(VIIb)
Figure 2015530990
のアミンを与えること、
最後にこれを、式(VIII)
Figure 2015530990
の化合物であって、式中、
はヒドロキシ、ハロゲンまたはYC(O)O−を表す化合物を使用してアシル化すること
により得ることができる。
(VIII)の場合、第一に、酸ハロゲン化物(例としてL=塩素)を塩基、例えばトリエチルアミンまたは水酸化ナトリウムの存在下で用いることが可能である。一方、さらにまた、カップリング試薬、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、および添加剤、例えば1−ヒドロキシベンゾトリアゾールなどを用いてカルボン酸(L=OH)を利用することも可能である[Chem.Ber.1970,788]。カップリング試薬、例えば1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、1,1’−カルボニル−1H−イミダゾール、N−[(1H−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)(ジメチルアミノ)メチレン]−N−メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェート、および同様の化合物などを用いることもまた可能である。(VIII)の場合、最後にまた、カルボン酸無水物(L=OC(O)Y)を塩基、例えばトリエチルアミンの存在下で用いることも可能である。
(C)一般式(Ib)
Figure 2015530990
の化合物であって、式中、R11、R12およびR13は水素を表す化合物はまた、例えば、最初に、一般式(IIc)
Figure 2015530990
のカルボン酸誘導体であって、式中、
はハロゲンを表すか、またはヒドロキシル基を表し、
bocはt−BuO−C(O)−を表すカルボン酸誘導体を、(A)中に記載された製造方法と同様に、一般式(III)
Figure 2015530990
のアミンと反応させること、
続いて、結果として得られる式(IVc)
Figure 2015530990
の化合物を、式(V)
Figure 2015530990
のアルキル化剤であって、式中、Lは脱離基、例えば、塩素、臭素またはヨウ素などを表すアルキル化剤と、塩基、例えばナトリウムヒドリドの存在下で反応させて、式(VIc)
Figure 2015530990
の化合物を与えること、
続いて、Boc保護基を、酸、例えばトリフルオロ酢酸などを使用して除去することによっても得ることができる。結果として得られる式(VIIb)
Figure 2015530990
のアミンを、最終的に、製造方法Bと同様に、式(VIII)
Figure 2015530990
の化合物であって、式中、Lはヒドロキシ、ハロゲンまたはYC(O)O−を表す化合物を使用してアシル化する。
式(IIa)、(IIb)および(IIc)のアザインドールカルボン酸(L=OH)は新規であり、これもまた本発明の主題の一部を形成する。それらは、公知の製造方法と同様に、スキーム1および2中に記載される方法により得ることができる。
式(II−1a)のインドールカルボン酸は、例えば、スキーム1に従って得ることができる。
スキーム1
Figure 2015530990
式(IIa−1)の化合物は、このスキームにおいて、公知の製造方法と同様に、式(A−8)の化合物から、パラジウム触媒、例えば酢酸パラジウムの存在下でのピルビン酸との反応により得られ(例えば、Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters,20(9),2010,2722−2725を参照のこと)、ハロゲン化試薬、例えばクロロスクシンイミドまたはブロモスクシンイミドとの反応によりR=Halである化合物(IIa−1)へと変換させてもよい化合物(IIa−1、R=H)が得られる(例えば、WO−A−2009/023179を参照のこと)。式(A−8)の化合物は、式(A−9)のアニリンからのヨウ素化によって、公知の製造方法により得ることができる(例えば、Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters,20(9),2010,2722−2725を参照のこと)。式(A−9)のアニリンは市販されているか、または公知の製造方法により得ることができる(例えば、US20080019915を参照のこと)。
式(IIa−2)のインドールカルボン酸は、例えば、スキーム2に従って得ることができる。
スキーム2
Figure 2015530990
このスキームにおいて、式(A−11)のアミノピリジンカルボン酸エステルを最初にHBr/Hを用いてα−臭化し、結果として得られる式(A−10)の化合物を次いで、パラジウム触媒の存在下でのピルビン酸との反応により、1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸へと変換する。これら2つの反応は、公知の製造方法と同様に行うことができる(例えば、EP1479680 ページ48および49、ならびにまたBioorganic and Medicinal Chemistry Letters,20(9),2010,2722−2725を参照のこと)。結果として得られる化合物(IIa−2、R=H)は、ハロゲン化剤、例えばクロロスクシンイミドまたはブロモスクシンイミドとの反応により、R=Halである化合物(IIa−2)へと変換してもよい(例えば、WO−A−2009/023179を参照のこと)。
同じく一般構造(II)(L=ハロゲン)により表されるカルボニルハライド、より好ましくは塩化カルボニルは、ハロゲン化試薬、例えば塩化チオニル、臭化チオニル、塩化ホスホリル、塩化オキサリル、三塩化リンなどとのカルボン酸(L=OH)の反応により調製することができる[Houben−Weyl,1952,vol.VIII,p.463 ff.]。
式(IIc−1)および(IIb−1)のインドールカルボン酸は、例えば、スキーム3に従って得ることができる。
スキーム3
Figure 2015530990
式(IIc−1)の化合物は、このスキームにおいて、公知の製造方法と同様に、式(A−12)の化合物から、パラジウム触媒、例えば酢酸パラジウムの存在下でのピルビン酸との反応により得られ(例えば、Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters,20(9),2010,2722−2725を参照のこと)、ハロゲン化試薬、例えばクロロスクシンイミドまたはブロモスクシンイミドとの反応によりR=Halである化合物(IIc−1)へと変換させてもよい化合物(IIc−1、R=H)が得られる(例えば、WO−A−2009/023179を参照のこと)。式(A−12)の化合物は、一般式(A−13)のアミノ化合物をジ−tert−ブチルジカーボネートと、一般に公知の製造方法に従って反応させることにより得ることができる(例えば、Protective Groups in Organic Synthesis,Chapter 7,T.W.Greene,P.G.M.Wuts,ed.,Wiley,2006を参照のこと)。一般式(A−13)のアミノ化合物は、一般に公知の製造方法により、一般式(A−14)のニトリルを好適な還元剤、例えば、ボランなどと反応させることによって得ることができる(例えば、March´s Advanced Organic Chemistry,chapter 19,Wiley,2007を参照のこと)。一般式(A−14)のヨード化合物は、ヨウ素化により、式(A−15)のアニリンから公知の製造方法によって得ることができる(例えば、Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters,20(9),2010,2722−2725を参照のこと)。式(A−15)のアニリンは市販されているか、または公知の製造方法により得ることができる(例えば、US20040077605を参照のこと)。
式(IIb−1、R=H)の化合物は、上記の製造方法と同様に、式(A−14)の化合物から、パラジウム触媒、例えば、酢酸パラジウムなどの存在下でのピルビン酸との反応により得ることができる。
一般式(III)のハロアルキル置換アミンは市販されているか、または文献から公知であるか、または文献から公知の製造方法により合成することができる。例えば、アリールハライドをグリニャール反応においてマグネシウムの存在下でハロアルキルカルボキシレートと反応させることができる。このようにして形成されたケトンを、次いで、還元性アミノ化により対応するアミンに変換することができる(DE−A−2723464を参照のこと)。
一般式(III;R=H、R=H、C−C−アルキル)の新規ハロアルキル置換アミンは、例えば、
スキーム4
Figure 2015530990
式中、
は、−C−C−アルコキシまたは−N(CH)−O−C−C−アルキルであるスキーム4に従って得ることができ、これは、市販されているか、または文献から公知である式(A−21)の化合物を、最初にメタル化試薬、例えばn−ブチルリチウムと反応させて有機金属中間体を与え、これを次いで式(A−22)の化合物と反応させて式(A−23)のケトンを得ることによる。これらを次いで、一般に公知の手法と同様に、還元的アミノ化によって式(III)のアミンへと変換することができる(例えば、WO2011054436またはTetrahedron,65(47),9807−9813;2009を参照のこと)。
式(A−21)、(A−22)、(V)、(VII)、(VIII)の化合物は、文献から公知であるか、または市販されている物質である。
本発明による式(I)の新規化合物の製造方法は、好ましくは、希釈剤を用いて実施される。本発明による製造方法の実施のために有用な希釈剤は、同様に水、全ての不活性溶媒である。言及され得る例は:ハロゲン化炭化水素(例として塩化炭化水素、例えばテトラクロロエチレン、テトラクロロエタン、ジクロロプロパン、メチレンクロリド、ジクロロブタン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエタン、トリクロロエチレン、ペンタクロロエタン、ジフルオロベンゼン、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロトルエン、トリクロロベンゼンなど)、アルコール(例としてメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール)、エーテル(例としてエチルプロピルエーテル、メチル tert−ブチルエーテル、アニソール、フェネトール、シクロヘキシルメチルエーテル、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、ジイソブチルエーテル、ジイソアミルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、ジクロロジエチルエーテルならびにエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドのポリエーテル)、アミン(例としてトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジンおよびテトラメチレンジアミン)、ニトロ炭化水素(例としてニトロメタン、ニトロエタン、ニトロプロパン、ニトロベンゼン、クロロニトロベンゼン、o−ニトロトルエン);ニトリル(例えばアセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、イソブチロニトリル、ベンゾニトリル、m−クロロベンゾニトリル)、テトラヒドロチオフェンジオキシド、ジメチルスルホキシド、テトラメチレンスルホキシド、ジプロピルスルホキシド、ベンジルメチルスルホキシド、ジイソブチルスルホキシド、ジブチルスルホキシド、ジイソアミルスルホキシド、スルホン(例としてジメチルスルホン、ジエチルスルホン、ジプロピルスルホン、ジブチルスルホン、ジフェニルスルホン、ジヘキシルスルホン、メチルエチルスルホン、エチルプロピルスルホン、エチルイソブチルスルホンおよびペンタメチレンスルホン)、脂肪族、脂環式または芳香族炭化水素(例としてペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナンおよび工業的炭化水素(technical hydrocarbon))、ならびにまた、例えば、40℃から250℃までの範囲内に沸点を持つ成分を有する「ホワイトスピリット」と呼ばれるもの、シメン、70℃から190℃までの沸点範囲内の石油留分、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、オクタン、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、ニトロベンゼン、キシレン、エステル(例として酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルおよび酢酸イソブチル、ジメチルカーボネート、ジブチルカーボネートおよびエチレンカーボネート);アミド(例としてヘキサメチレンホスホルアミド、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジプロピルホルムアミド、N,N−ジブチルホルムアミド、N−メチルピロリジン、N−メチルカプロラクタム、1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジン、オクチルピロリドン、オクチルカプロラクタム、1,3−ジメチル−2−イミダゾリンジオン、N−ホルミルピペリジン、N,N’−ジホルミルピペラジン)およびケトン(例としてアセトン、アセトフェノン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン)である。
もちろん、本発明による製造方法を言及された溶媒および希釈剤の混合物中で実施することもまた可能である。
本発明による製造方法を実施する際、反応温度は比較的広い範囲内で変えることができる。一般的に、製造方法は、−30℃から+150℃の間、好ましくは−10℃から+100℃の間の温度で行われる。
本発明による製造方法は、一般に大気圧下で実施される。しかしながら、本発明による製造方法を、高圧または低圧下で−一般に0.1バールから15バールの間の絶対圧力で実施することもまた可能である。
本発明による製造方法を実施するため、出発物質は、一般に、およそ等モル量で用いられる。しかしながら、成分のうちの1を相対的に過剰な量で用いることもまた可能である。反応は、好適な希釈剤中、反応助剤の存在下で一般に実施され、保護ガス雰囲気下(例えば窒素、アルゴンまたはヘリウム下)で実施されてもよく、反応混合物は一般に、必要とされる温度で数時間撹拌される。ワークアップは、慣例的方法により実施される(調製実施例を参照のこと)。
本発明による製造方法を実施するのに用いられる塩基性反応助剤は、全ての好適な酸結合剤であり得る。例として:アルカリ土類金属またはアルカリ金属の化合物(例としてリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムおよびバリウムの水酸化物、水素化物、酸化物および炭酸塩)、アミジン塩基またはグアニジン塩基(例として7−メチル−1,5,7−トリアザビシクロ[4.4.0]デカ−5−エン(MTBD);ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン(DBN)、ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン(DBU)、シクロヘキシルテトラブチルグアニジン(CyTBG)、シクロヘキシルテトラメチルグアニジン(CyTMG)、N,N,N,N−テトラメチル−1,8−ナフタレンジアミン、ペンタメチルピペリジン)およびアミン、特に第三級アミン(例としてトリエチルアミン、トリメチルアミン、トリベンジルアミン、トリイソプロピルアミン、トリブチルアミン、トリシクロヘキシルアミン、トリアミルアミン、トリヘキシルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルトルイジン、N,N−ジメチル−p−アミノピリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルイミダゾール、N−メチルピラゾール、N−メチルモルホリン、N−メチルヘキサメチレンイミン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、キノリン、α−ピコリン、β−ピコリン、イソキノリン、ピリミジン、アクリジン、N,N,N`,N`−テトラメチレンジアミン、N,N,N`,N`−テトラエチレンジアミン、キノキサリン、N−プロピルジイソプロピルアミン、N−エチルジイソプロピルアミン、N,N`−ジメチルシクロヘキシルアミン、2,6−ルチジン、2,4−ルチジンまたはトリエチレンジアミン)が挙げられる。
本発明による製造方法を実施するのに用いられる酸性反応助剤としては、全ての無機酸(例としてハロゲン化水素酸、例えばフッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸またはヨウ化水素酸、およびまた硫酸、リン酸、亜リン酸、硝酸など)、ルイス酸(例として塩化アルミニウム(III)、三フッ化ホウ素またはそのエーテル化物、塩化チタン(IV)、塩化スズ(IV))および有機酸(例としてギ酸、酢酸、プロピオン酸、マロン酸、乳酸、シュウ酸、フマル酸、アジピン酸、ステアリン酸、酒石酸、オレイン酸、メタンスルホン酸、安息香酸、ベンゼンスルホン酸またはパラ−トルエンスルホン酸)が挙げられる。
後に続く調製例および使用例は、例を挙げて本発明を説明するものであるが、これらに限定されるものではない。
調製例
後に続く例において、RTは室温、すなわち20℃を意味し、表現「1eq」は1当量を意味する。
合成実施例No.1
−シクロプロピル−1−エチル−6−メチル−N−{2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2,5−ジカルボキサミド
ステップ1:メチル 6−アミノ−5−ヨード−2−メチルニコチネート
Figure 2015530990
過ヨウ素酸ナトリウム(4.05g、18.9mmol)およびヨウ素(9.62g、37.9mmol)をDMF(45ml)中メチル 6−アミノ−2−メチルニコチネート(8.40g、50.5mmol)の溶液に加え、混合物を次いで50℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を150mlの水中250mlの飽和チオ硫酸ナトリウムの冷溶液に加えた。形成された固体を吸引ろ過して分け、水で洗浄して乾燥させた。これは、13.4mg(理論値の88.9%)のメチル 6−アミノ−5−ヨード−2−メチルニコチネートを与えた。HPLC−MS:logP=1.55;質量(m/z):293.0(M+H)H−NMR(D¬DMSO)2.50(s,3H)、3.74(s,3H)、6.81(br.s,1H)、8.25(s,1H)。
以下が同様に得られた:
メチル 6−アミノ−2−クロロ−5−ヨードニコチネート:
HPLC−MS:logP=1.94;質量(m/z):312,9(M+H)H−NMR(CDCN)3.75(s,3H)、7.2−7.4(br.s,1H)、8.30(s,1H)。
エチル 6−アミノ−5−ヨード−2−トリフルオロメチルニコチネート:
エチル 6−アミノ−2−トリフルオロメチルニコチネート(CAS登録No.1227579−30−7;アンモニアとの反応によりエチル 6−クロロ−2−トリフルオロメチルニコチネートから得ることができる)から
HPLC−MS:logP=2.84;質量(m/z):360.9(M+H)H−NMR(D−DMSO)1.28(t,3H)、4.24(q,2H)、7.2−7.4(br.s,1H)、8.33(s,1H)。
ステップ2:5−(メトキシカルボニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸
Figure 2015530990
アルゴン下で、ピルビン酸(6.90ml、100.1mmol)および1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(11.2g、100.1mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(88ml)中メチル 6−アミノ−5−ヨード−2−メチルニコチネート(9.00g、30.8mmol)の溶液に加え、フラスコを空にしてアルゴンで流した。アルゴンを続いて5分間溶液に通し、酢酸パラジウム(II)(0.345g、1.54mmol)を次いで加え、混合物を100℃で2時間加熱した。冷溶液をCeliteに通してろ過し、ジメチルホルムアミドを蒸留して除いた。残渣を次いで水中に取り入れ、塩酸で酸性化させることで、固体(6.3g、理論値の86%)を与えた。HPLC−MS:logP=1.26;質量(m/z):235.0(M+H)H−NMR(DMSO)2.79(s,3H)、3.85(s,3H)、7.19(s,1H)、8.62(s,1H)、12.50(s,1H)。
以下が同様に得られた:
6−クロロ−5−(メトキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸:
HPLC−MS:logP=1.37;質量(m/z):255.0(M+H)H−NMR(DMSO)3.86(s,3H)、6.92(s,1H)、8.56(s,1H)、12.50(s,1H)。
5−(エトキシカルボニル)−6−トリフルオロメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸:
HPLC−MS:logP=2.06;質量(m/z):303.0(M+H)H−NMR(DMSO)1.32(s,3H)、4.30(q,2H)、7.33(s,1H)、8.69(s,1H)、13.20(s,1H)。
ステップ3:メチル 6−メチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
Figure 2015530990
2,2,2−トリフルオロ−1−[3−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エタンアミン(2.07g、8.54mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(6ml)中に溶解し、5−(メトキシカルボニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸(1.60g、6.83mmol)、N−[(1H−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)(ジメチルアミノ)メチレン]−N−メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェート(2.56g、6.83mmol)および4−メチルモルホリン(2.53ml、20.50mmol)を加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで水を加えた。水相を酢酸エチルで3回抽出し、抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、シリカゲル上に吸収させ、酢酸エチルを使用してクロマトグラフィーに供した。これは、1.74g(理論値の55%)のメチル 6−メチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレートを与えた。HPLC−MS:logP=3.37;質量(m/z):460.1(M+H)H−NMR(D−DMSO):δ2.79(s,3H)、3.87(s,2H)、6.29−6.32(m,1H)、7.50(s,1H)、7.70−7.74(m,1H)、7.82−7.84(m,1H)、8.05(d,1H)、8.18(s,1H)、8.66(m,1H)、9.72−9.74(m,1H)。
例えば以下が同様に得られた:
メチル 6−クロロ−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=3.48;質量(m/z):480.0(M+H)HNMR(D−DMSO):3.89(s,2H)、6.29−6.32(m,1H)、7.60(s,1H)、7.70−7.74(m,1H)、7.81−7.84(m,1H)、8.05(d,1H)、8.19(s,1H)、8.74(s,1H)、9.78(m,1H)。
エチル 2−{[1−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチル]カルバモイル}−6−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=4.50;質量(m/z):545.9(M+H)HNMR(D−DMSO):1.35(t,3H)、4.38(q,2H)、6.29−6.32(m,1H)、7.65(s,1H)、8.10(d,2H)、8.76(s,1H)、9.75(m,1H)。
ステップ4:メチル 1−エチル−6−メチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
Figure 2015530990
メチル 6−メチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート(1.58g、3.44mmol)をアルゴン下、0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(35ml)中に溶解した。ナトリウムヒドリド(60%;0.165g、4.12mmol)を加え、混合物を氷冷しながら2時間撹拌した。ヨードエタン(0.643g、4.12mmol)を加え、反応混合物を撹拌しながら18時間かけて温めた。水および酢酸エチルを加え、相を分離した。有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。残渣をシクロヘキサン/酢酸エチル(3/1)を使用したクロマトグラフィーに供し、1.15g(理論値の66%)のメチル 1−エチル−6−メチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレートを与えた。HPLC−MS:logP=6.27;質量(m/z):488.1(M+H)HNMR(D−DMSO):δ1.20(t,3H)、2.83(s,3H)、3.87(s,3H)、4.59(q,2H)、6.30−6.34(m,1H)、7.42(s,1H)、7.70−7.84(m,2H)、8.06(d,1H)、7.93−7.97(m,1H)、8.21(s,1H)、8.67(s,1H)。
例えば以下が同様に得られた:
メチル 1−エチル−6−クロロ−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=4.61;質量(m/z):508.1(M+H)HNMR(D−DMSO):δ1.25(t,3H)、3.90(s,3H)、4.50(q,2H)、6.31−6.34(m,1H)、7.49(s,1H)、7.70−7.84(m,2H)、8.06(d,1H)、8.30(s,1H)、8.20(s,1H)、8.76(s,1H)。
エチル 2−{[1−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチル]カルバモイル}−1−(プロパ−2−イン−1−イル)−6−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=5.19;質量(m/z):584.0(M+H)
メチル 2−{[1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチル]カルバモイル}−1−エチル−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=4.67;質量(m/z):472.1(M+H)
エチル 6−クロロ−2−{[1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチル]カルバモイル}−1−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=5.64;質量(m/z):559.3(M+H)
エチル 6−クロロ−2−{[1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチル]カルバモイル}−1−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=4.86;質量(m/z):507.1(M+H)
エチル 6−クロロ−2−{[1−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチル]カルバモイル}−1−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=5.57;質量(m/z):541.2(M+H)
エチル 6−クロロ−1−(プロパ−2−イン−1−イル)−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=4.48;質量(m/z):532.3(M+H)
エチル 6−クロロ−1−エチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=5.01;質量(m/z):540.3(M+H)
エチル 6−クロロ−2−{[1−(3,4−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチル]カルバモイル}−1−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=5.35;質量(m/z):523.1(M+H)
エチル 6−クロロ−2−{[1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチル]カルバモイル}−1−(プロパ−2−イン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=5.16;質量(m/z):569.1(M+H)
エチル 6−クロロ−1−(プロパ−2−イン−1−イル)−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=4.59;質量(m/z):550.1(M+H)
メチル 2−{[1−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチル]カルバモイル}−1−エチル−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=5.35;質量(m/z):507.1(M+H)
メチル 2−{[1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチル]カルバモイル}−1−エチル−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=5.60;質量(m/z):525.1(M+H)
メチル 6−メチル−1−(プロパ−2−イン−1−イル)−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=4.31;質量(m/z):498.2(M+H)
エチル 6−クロロ−2−{[1−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチル]カルバモイル}−1−(プロパ−2−イン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=4.98;質量(m/z):551.2(M+H)
メチル 2−{[1−(3,5−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチル]カルバモイル}−1−エチル−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=5.33;質量(m/z):489.1(M+H)
メチル 1−エチル−6−メチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=4.81;質量(m/z):506.1(M+H)
エチル 2−{[1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチル]カルバモイル}−1−エチル−6−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=6.01;質量(m/z):593.1(M+H)
エチル 6−クロロ−2−({1−[4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,2,2−トリフルオロエチル}カルバモイル)−1−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=5.35;質量(m/z):557.2(M+H)
メチル 2−({1−[4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,2,2−トリフルオロエチル}カルバモイル)−1−エチル−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=5.18;質量(m/z):523.1(M+H)
エチル 2−{[1−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチル]カルバモイル}−1−(プロパ−2−イン−1−イル)−6−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=5.19;質量(m/z):585.2(M+H)
ステップ5:1−エチル−6−メチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボン酸
Figure 2015530990
メチル 1−エチル−6−メチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート(1.10g、2.25mmol)をジクロロメタン(25ml)中に溶解し、ジクロロメタン(10ml)中三臭化ホウ素(11.28ml、11.28mmol)の溶液に−10℃で滴下して加えた。反応混合物を−10℃で1時間、次いで室温で2時間撹拌した。水を加え、沈殿した固体を吸引ろ過して分け、乾燥させた。これは、0.950mg(理論値の59%)の1−エチル−6−メチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボン酸を与え、これをさらなる精製を行わずに反応させた。HPLC−MS:logP=3.61;質量(m/z):474.1(M+H)+;HNMR(D−DMSO):δ1.22(t,3H)、2.83(s,3H)、4.60(q,2H)、6.29−6.35(m,1H)、7.41(s,1H)、7.70−7.84(m,2H)、8.04(d,1H)、8.21(s,1H)、8.66(s,1H)、9.90(d,1H)。
例えば以下が同様に得られた:
6−クロロ−1−エチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボン酸
HPLC−MS:logP=3.63;質量(m/z):494.0(M+H)+;HNMR(D−DMSO):δ1.27(t,3H)、4.54(q,2H)、6.29−6.35(m,1H)、7.48(s,1H)、7.70−7.84(m,2H)、8.06(d,1H)、8.21(s,1H)、8.73(s,1H)、9.90(d,1H)。
ステップ6:N−シクロプロピル−1−エチル−6−メチル−N−{2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2,5−ジカルボキサミド
Figure 2015530990
シクロプロピルアミン(0.0217g、0.380mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(2.3ml)中に溶解し、1−エチル−6−メチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボン酸(0.150g、0.317mmol)、N−[(1H−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)(ジメチルアミノ)メチレン]−N−メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェート(0.120g、0.317mmol)および4−メチルモルホリン(0.105ml、0.951mmol)を加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで水を加えた。水相を酢酸エチルで3回抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、シリカゲル上に吸収させ、シクロヘキサン/酢酸エチル(1:1)を使用したクロマトグラフィーに供した。これは、0.033mg(理論値の18%)のN−シクロプロピル−1−エチル−6−メチル−N−{2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2,5−ジカルボキサミドを与えた。HPLC−MS:logP=3.52;質量(m/z):513.1(M+H)+;HNMR(D−DMSO):δ0.57(m,2H)、0.71(m,2H)、1.20(t,3H)、2.89(s,3H)、3.32(s,3H)、4.02(q,1H)、4.59(q,2H)、6.29−6.33(m,1H)、7.35(s,1H)、7.70−7.83(m,2H)、7.95(s,1H)、8.06(m,1H)、8.21(s,1H)、8.41(d,1H)、9.78(d,1H)。
合成実施例No.2
−シクロプロピル−1−エチル−N−{2,2,2−トリフルオロ−1−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2,5−ジカルボキサミド
ステップ1:メチル 5−アミノ−6−ブロモピリジン−2−カルボキシレート
Figure 2015530990
2.0mlの過酸化水素溶液(32%濃度)をメチル 5−アミノピリジン−2−カルボキシレート(2.0g、13.15mmol)および30mlの48%濃度臭化水素酸に加え、反応物を室温で2時間撹拌した。新たに0.32mlの過酸化水素溶液を次いで加え、混合物をさらに1時間撹拌した。混合物を氷冷しながら濃アンモニア溶液の添加によりpH8に調整し、いずれの場合も60mlの酢酸エチルで3回抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮し、シリカゲルに対するクロマトグラフィーに供した(移動相:シクロヘキサン/酢酸エチル)。これは、1.32gの所望の生成物(理論値の42.3%)を与えた。
HPLC−MS:logP=0.96;質量(m/z):231.0;HNMR(D6−DMSO):δ3.79(s,3H)、6.40(broad,2H)、7.1(d,1H)、7.8(d,1H)。
以下が同様に得られた:
エチル 5−アミノ−6−ブロモ−3−クロロピリジン−2−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=1.91;質量(m/z):279.0;1HNMR(D6−DMSO):δ1.27−1.30(t,3H)、4.24−4.28(q,2H)、6.55(broad,2H)、7.13(s,1H)。
ステップ2:5−(メトキシカルボニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸
Figure 2015530990
メチル 5−アミノピリジン−2−カルボキシレート(1.2g、5.2mmol)およびトリフェニルホスフィン(1.5g、5.7mmol)を最初に10mlのDMF中に入れ、ピルビン酸(1.83g、20.8mmol)、酢酸パラジウム(II)(279mg、1.2mmol)およびトリエチルアミン(2.6g、26mmol)を加えた。反応混合物を100℃の温度で4時間撹拌し、次いで冷却し、ロータリーエバポレーター上で濃縮し、酢酸エチル中に取り入れ、水を加えて、混合物を振とうした。水相をロータリーエバポレーター上で濃縮し、次いで少量のシクロヘキサンを使用してすりつぶした。これは、0.5g(理論値の38%)の5−(メトキシカルボニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸を与えた。HPLC−MS:logP=0.44;質量(m/z):221.0(M+H)HNMR(D6−DMSO):δ3.89(s,3H)、7.20(s,1H)、7.90−7.98(m,2H)、10(broad,1H)、12.24(s,1H)。
以下が同様に得られた:
6−クロロ−5−(エトキシカルボニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸
HPLC−MS:logP=1.43;質量(m/z):269.0(M+H)HNMR(D6−DMSO):δ1.32−1.36(t,3H)、4.33−4.42(q,2H)、7.25(s,1H)、7.96(s,1H)、12.45(s,1H)、13.68(s,1H)。
ステップ3:メチル 2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−5−カルボキシレート
Figure 2015530990
5−(メトキシカルボニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸(0.5g、2.27mmol)を8mlのDMF中に溶解し、1−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル)−2,2,2−トリフルオロメチルアミン(0.59g、2.27mmol)、HBTU(0.86g、2.27mmol)および4−メチルモルホリン(0.69g、6.81mmol)を加えた。混合物を保護ガス下、室温で18時間撹拌し、揮発性成分を除去し、残渣を酢酸エチル中に取り入れ、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。標的生成物を次いでシリカゲルクロマトグラフィー シクロヘキサン/酢酸エチル(0%酢酸エチルから60%)により単離した(0.1g、理論値の8%)。HPLC−MS:logP=2.89;質量(m/z):464.1(M+H)HNMR(D6−DMSO):δ3.90(s,3H)、6.38−6.48(m,1H)、7.64−7.73(m,2H)、7.93−8.02(m,2H)、8.15−8.21(m,1H)、8.26−8.31(m,1H)、9.8(s,1H)、12.34(s,1H)。
以下が同様に得られた:
エチル 6−クロロ−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−5−カルボキシレート
HPLC−MS:logP=3.62;質量(m/z):512.1(M+H)HNMR(D6−DMSO):δ1.31−1.39(t,3H)、4.36−4.43(q,2H)、6.36−6.49(m,1H)、7.62−7.71(m,2H)、7.98(s,1H)、8.12−8.20(m,1H)、8.25−8.30(m,1H)、9.80(s,1H)、12.38(s,1H)。
ステップ4:メチル 1−エチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−5−カルボキシレート
Figure 2015530990
アルゴン保護下で、メチル 1−エチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−5−カルボキシレート(150mg、0.32mmol)を最初にDMF中に入れ、ナトリウムヒドリド(11.39mg、0.29mmol)を0℃で加えた。混合物を0℃で2時間撹拌し、ヨードエタン(40.40mg、0.259mmol)を次いで滴下して加え、混合物を氷浴しながら撹拌して室温まで温めた。反応が終わった後(TLCによりモニターした)、水を加え、混合物を酢酸エチルで余すところなく抽出し、有機相を塩化ナトリウム溶液で洗浄し、揮発性成分を減圧下で除去し、残渣をシリカゲル シクロヘキサン/酢酸エチル(0%酢酸エチルから60%)に対するクロマトグラフィーに供した。これは、9mg(理論値の6%)の所望生成物を与えた。HPLC−MS:logP=3.66;質量(m/z):492.1(M+H)HNMR(D6−DMSO):δ1.20−1.30(t,3H)、3.91(s,3H)、4.61−4.68(q,2H)、6.33−6.44(m,1H)、7.47(s,1H)、7.64−7.71(t,1H)、8.00−8.03(d,1H)、8.12−8.21(m,1H)、8.22−8.24(d,1H)、8.27−8.30(m,1H)、9.95(s,1H)。
ステップ5:N−シクロプロピル−1−エチル−N−{2,2,2−トリフルオロ−1−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2,5−ジカルボキサミド
Figure 2015530990
アルゴン保護ガス雰囲気下で、シクロプロピルアミン(58.1mg、1.02mmol)を1mlのジクロロメタンに加え、トリメチルアルミニウム(73.4mg、1.02mmol)をシリンジを用いて滴下して加えた。混合物をもう30分間撹拌し、1mlのジクロロメタン中に溶解したメチル 1−エチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−5−カルボキシレートを次いで滴下して加えた。反応混合物を次いで還流下で6時間加熱し、続いて冷却して加水分解し、揮発性成分を減圧下で除去した後の残渣をシリカゲル シクロヘキサン/酢酸エチル(酢酸エチル0%から60%)に対するクロマトグラフィーに供した。これは、20mg(理論値の35%)の標的生成物を与えた。HPLC−MS:logP=3.78;質量(m/z):517.1(M+H)HNMR(D6−DMSO):δ0.54−0.76(m,4H)、1.22−1.30(t,3H)、2.88−2.94(m,1H)、4.48−4.59(q,2H)、6.32−6.42(m,1H)、7.42(s,1H)、7.65−7.71(t,1H)、7.98−8.02(d,1H)、8.14−8.20(m,1H)、8.20−8.24(d,1H)、8.26−8.32(m,1H)、8.56−8.62(d,1H)、9.91(s,1H)。
合成実施例No.3
5−(アセトアミドメチル)−1−エチル−6−メチル−N−{2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
ステップ1:6−アミノ−5−ヨード−2−メチルニコチノニトリル
Figure 2015530990
6−アミノ−5−ヨード−2−メチルニコチノニトリル(3.30g、24.7mmol)および硫酸銀(7.72g、24.7mmol)をエタノール(120ml)中ヨウ素(6.29g、24.7mmol)の溶液に加え、混合物を次いで60℃で5時間撹拌した。反応混合物をキーゼルグールを通してろ過し、ろ過ケークをエタノールで洗浄し、ろ液を減圧下で90%濃縮した。20%濃度のチオ硫酸ナトリウム溶液を加え、形成された沈殿を吸引ろ過で水を使用して分けた。乾燥させることで2.70mg(理論値の40.0%)の6−アミノ−5−ヨード−2−メチルニコチノニトリルを与えた。HPLC−MS:logP=1.55;質量(m/z):259.9(M+H)H−NMR(D¬DMSO)2.38(s,3H)、7.0−7.1(br.s,1H)、8.18(s,1H)。
ステップ2:5−(アミノメチル)−3−ヨード−6−メチルピリジン−2−アミン
Figure 2015530990
6−アミノ−5−ヨード−2−メチルニコチノニトリル(3.70g、14.2mmol)を最初にTHF(45ml)中に入れ、42.8ml(42.8mmol)のTHF中1モル濃度のボラン−THF錯体溶液を滴下して加えた。混合物を還流温度で3時間加熱して冷却し、5mlの2N HCl溶液を慎重に滴下して加えた。反応混合物を還流下でもう1時間加熱し、次いで15時間静置して冷却した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を飽和炭酸水素ナトリウム溶液中に取り入れ、これを続いて酢酸エチルで繰り返し抽出した。硫酸マグネシウムでの乾燥後、溶媒を減圧下で除去することで2.50g(理論値の60.0%)の5−(アミノメチル)−3−ヨード−6−メチルピリジン−2−アミンを与え、これをさらに直接反応させた。HPLC−MS:logP=0.73;質量(m/z):264.0
ステップ3:tert−ブチル [(6−アミノ−5−ヨード−2−メチルピリジン−3−イル)メチル]カルバメート
Figure 2015530990
トリエチルアミン(1.49g、14.7mmol)および4−N,N−ジメチルアミノピリジン(180mg、1.47mmol)をテトラヒドロフラン(10ml)中5−(アミノメチル)−3−ヨード−6−メチルピリジン−2−アミン(2.20g、7.35mmol)の溶液に加え、テトラヒドロフラン(33ml)中に溶解したジ−tert−ブチルジカーボネート(2.40g、11.0mmol)を次いで滴下して加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、溶媒を次いで減圧下で除去し、残渣をクロマトグラフィーに供した(Chromabond Flash RS 40 SiOH;移動相:シクロヘキサン/酢酸エチル 1/1)。これは、865mg(理論値の32%)を与えた。HPLC−MS:logP=1.19;質量(m/z):364.0(M+H)H−NMR(DMSO)1.38(s,9H)、2.22(s,3H)、3.92(m,2H)、5.84(s,1H)、7.22(s,1H)、7.61(s,1H)。
ステップ4:5−{[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]メチル}−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸
Figure 2015530990
アルゴン下で、ピルビン酸(6.90ml、100.1mmol)および1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(843g、7.51mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(0.5ml)中tert−ブチル [(6−アミノ−5−ヨード−2−メチルピリジン−3−イル)メチル]カルバメート(840mg、2.31mmol)の溶液に加え、フラスコを空にしてアルゴンで流した。次いでアルゴンを5分間溶液に通し、次いで酢酸パラジウム(II)(25.9mg、0.11mmol)を加え、混合物を100℃まで2時間加熱した。冷溶液をCeliteを通してろ過し、ジメチルホルムアミドを蒸留して除いた。残渣を次いで水中に取り入れ、塩酸で酸性化することで、5−{[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]メチル}−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸(650g、理論値の88%)を与えた。HPLC−MS:logP=0.58;質量(m/z):306.1(M+H)H−NMR(DMSO)1.37(s,9H)、2.33(s,3H)、4.17(d,2H)、6.57(s,1H)、7.68(s,1H)。
ステップ5:tert−ブチル {[6−メチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル]メチル}カルバメート
Figure 2015530990
2,2,2−トリフルオロ−1−[3−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エタンアミン(726mg、2.98mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)中に溶解し、5−{[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]メチル}−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸(730g、2.39mmol)、N−[(1H−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)(ジメチルアミノ)メチレン]−N−メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェート(907mg、2.39mmol)および4−メチルモルホリン(725mg、7.17mmol)を加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで水を加えた。水相を酢酸エチルで3回抽出し、抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、シリカゲル上に吸収させ、酢酸エチルを使用したクロマトグラフィーに供した。420mg(理論値の33%)のtert−ブチル {[6−メチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル]メチル}カルバメートを得た。HPLC−MS:logP=3.49;質量(m/z):531.2(M+H)HNMR(D−DMSO):δ1.40(s,9H)、3.30(s,3H)、4.20(m,2H)、6.29−6.32(m,1H)、7.35(s,1H)、7.71(m,1H)、7.82−7.84(m,1H)、8.03(d,1H)、8.17(s,1H)、9.43(m,1H)。
ステップ6:tert−ブチル {[1−エチル−6−メチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル]メチル}カルバメート
Figure 2015530990
tert−ブチル {[6−メチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル]メチル}カルバメート(410g、0.77mmol)をアルゴン下、0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(7.9ml)中に溶解した。ナトリウムヒドリド(60%;37mg、0.92mmol)を加え、混合物を氷冷しながら2時間撹拌した。ヨードエタン(145g、0.92mmol)を加え、反応混合物を撹拌しながら18時間かけて温めた。水および酢酸エチルを加え、相を分離した。有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。残渣をシクロヘキサン/酢酸エチル(3/1)を使用したクロマトグラフィーに供し、300g(理論値の68%)のtert−ブチル {[1−エチル−6−メチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル]メチル}カルバメートを与えた。HPLC−MS:logP=4.67;質量(m/z):559.2(M+H)HNMR(D−DMSO):δ1.21(t,2H)、1.40(s,9H)、3.32(s,3H)、4.21(m,2H)、4.57(q,2H)、6.28−6.32(m,1H)、7.29(s,1H)、7.37(m,1H)、7.70−7.87(m,2H)、8.06(d,1H)、8.20(s,1H)、9.67(m,1H)。
ステップ7:5−(アミノメチル)−1−エチル−6−メチル−N−{2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2015530990
tert−ブチル {[6−メチル−2−({2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}カルバモイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル]メチル}カルバメート(274mg、0.46mmol)を最初にジクロロメタン(5.0ml)中に入れ、トリフルオロ酢酸(526mg、4.61mmol)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒を減圧下で完全に除去することで、210mg(理論値の86%)の5−(アミノメチル)−1−エチル−6−メチル−N−{2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミドを得て、これをさらに直接反応させた。HPLC−MS:logP=1.94;質量(m/z):460.1。
ステップ8:5−(アセトアミドメチル)−1−エチル−6−メチル−N−{2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2015530990
5−(アミノメチル)−1−エチル−6−メチル−N−{2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(70.0mg、0.15mmol)を最初にピリジン(1.7ml)中に入れ、塩化アセチル(14.4mg、0.18mmol)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。氷水を加え、反応混合物を2N HClで酸性化し、沈殿した生成物をろ過して分けた。乾燥後、生成物をシクロヘキサン/酢酸エチル(1/1)を用いたクロマトグラフィーに供することで、5.00mg(理論値の6.5%)の5−(アセトアミドメチル)−1−エチル−6−メチル−N−{2,2,2−トリフルオロ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミドを与えた。HPLC−MS:logP=3.16;質量(m/z):501.1(M+H)HNMR(D−DMSO):δ1.23(t,2H)、2,57(s,3H)、3.32(s,3H)、4.34(m,2H)、4.58(q,2H)、6.28−6.30(m,1H)、7.30(s,1H)、7.70−7.87(m,2H)、8.05(d,1H)、8.20(s,1H)、8.25(m,1H)、9.68(m,1H)。
下の表1中に記載される本発明による式(I−5)の化合物および表2中に記載される本発明による化合物は、上記の合成実施例に従ってもしくはこれと同様に得られる、本発明による同じく好ましい化合物である。
表1
Figure 2015530990
式中、XはCFを表し、R、RおよびRはHを表す。
Figure 2015530990
Figure 2015530990
Figure 2015530990
Figure 2015530990
Figure 2015530990
Figure 2015530990
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Figure 2015530990
Figure 2015530990
略語:Et=エチル、Me=メチル;
表2
Figure 2015530990
1H NMRデータ b)
Figure 2015530990
Figure 2015530990
Figure 2015530990
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Figure 2015530990
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Figure 2015530990
Figure 2015530990
Figure 2015530990
Figure 2015530990
Figure 2015530990
Figure 2015530990
Figure 2015530990
Figure 2015530990
Figure 2015530990
Figure 2015530990
a)酸性範囲におけるLC−MSによるMの決定は、pH2.7、溶出液としてアセトニトリル(0.1%ギ酸を含有する)および水;10%アセトニトリルから95%アセトニトリルまでの直線勾配、機器:Agilent 1100 LC−System、Agilent MSD System、HTS PALで実行される。
表および上の調製実施例中で報告されたlogP値は、EEC directive 79/831 Annex V.A8に従って、逆相カラム(C18)を用いたHPLC(高速液体クロマトグラフィー)により、決定された。温度43℃。較正は、logP値が知られている非分枝鎖アルカン−2−オン(3から16個の炭素原子を持つもの)を使用して実行される。
b)H NMRデータは、フロープローブヘッド(60μl容量)を備えたBruker Avance 400で、参照(0.0)としてのテトラメチルシランおよび溶媒CDCN、CDCl、D−DMSOを使用して、決定される。
選択された例についてのNMRデータは、従来の形式(δ値、多重項分裂、水素原子の数)で、またはNMRピークリストとして載せられる。
NMRピークリスト法:
選択された例についてのNMRデータがH NMRピークリストの形式で記述される場合、それぞれのシグナルピークについて最初にδ値がppmで、次いでシグナル強度が括弧内に載せられた。異なるシグナルピークについてのδ値−シグナル強度数のペアは、セミコロンにより互いに分けられて載せられる。
1つの例についてのピークリストは、したがって、形式:δ(強度);δ(強度);........;δ(強度);......;δ(強度)を取る。
NMRスペクトルを記録した溶媒は、例番号の後ろにあり、NMRピークリストまたは従来のNMR解釈リストの前にある角括弧内に載せられる。
使用例
後に続く例は、本発明による化合物の殺虫性作用および殺ダニ性作用を実証するものである。これらの例において、引用された本発明による化合物は、対応する参照数字(No.)と共に表1中に収載された化合物に関する:
例A
ボーフィルス・ミクロプルス(Boophilus microplus)試験(BOOPMI注入)
溶媒:ジメチルスルホキシド
好適な活性化合物製剤を製造するため、10mgの活性化合物を0.5mlの溶媒と混合し、濃縮物を溶媒で所望の濃度に希釈する。
活性化合物溶液を腹部(ボーフィルス・ミクロプルス)内に注入し、この動物をディッシュ内に移し、気候管理された室内で保管する。
7日後、%での効力を決定する。繁殖力のある卵を産むことにより活性を評価する。100%は繁殖力のある卵を産んだダニがいなかったことを意味する。
この試験において、例えば、調製例からの以下の化合物は、20μg/動物の施用量で100%の効力を示す:1、6、10、11、12、16、22、23、26、27、28、29、30、32、41、42、53、58、60、63、64、65。
例B
クテノセファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis);経口(CTECFE)
溶媒:1重量部のジメチルスルホキシド
好適な活性化合物製剤を製造するため、10mgの活性化合物を0.5mlのジメチルスルホキシドと混合する。濃縮物の一部を、クエン酸塩を加えたウシ血液で希釈し、所望濃度を調製する。
約20個体の給餌していないノミ成虫(クテノセファリデス・フェリス)を、頂部および底部をガーゼで閉じたチャンバー内に置く。底部の末端をパラフィルムで閉じた金属シリンダーを、チャンバー上に置く。シリンダーは血液/活性化合物調合剤を含有し、ノミはパラフィルム膜を通してこれを吸うことができる。
2日後、%での死亡を決定する。100%は全てのノミが死滅したことを意味し;0%はノミが全く死滅しなかったことを意味する。
この試験において、例えば、調製例からの以下の化合物は、100ppmの施用量で100%の効力を示す:1、6、10、11、12、16、26、27、30、32、41、42、53、58、63、64、65。
この試験において、例えば、調製例からの以下の化合物は、100ppmの施用量で95%の効力を示す:22、28、29、60。
例C
ルキリア・クプリナ(Lucilia cuprina)試験(LUCICU)
溶媒:ジメチルスルホキシド
好適な活性化合物製剤を製造するため、10mgの活性化合物を0.5mlのジメチルスルホキシドと混合し、濃縮物を水で所望の濃度に希釈する。
所望濃度の活性化合物製剤を使用して処理したウマ肉を含有する容器に、約20個体のルキリア・クプリナ幼虫を生息させる。
2日後、%での死亡を決定する。100%は全ての幼虫が死滅したことを意味し;0%は幼虫が全く死滅しなかったことを意味する。
この試験において、例えば、調製例からの以下の化合物は、100ppmの施用量で100%の効力を示す:1、6、10、11、12、16、22、23、26、27、28、29、30、32、41、42、53、58、60、63、64、65。
例D
ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)試験(MUSCDO)
溶媒:ジメチルスルホキシド
好適な活性化合物製剤を製造するため、10mgの活性化合物を0.5mlのジメチルスルホキシドと混合し、濃縮物を水で所望の濃度に希釈する。
所望濃度の活性化合物製剤を使用して処理したスポンジを含有する容器に、ムスカ・ドメスチカの成虫を生息させる。
2日後、%での死亡を決定する。100%は全てのハエが死滅したことを意味し;0%はハエが全く死滅しなかったことを意味する。
この試験において、例えば、調製例からの以下の化合物は、100ppmの施用量で100%の効力を示す:1、6、10、11、12、16、22、26、27、28、29、32、41、42、53、63、64。
この試験において、例えば、調製例からの以下の化合物は、100ppmの施用量で80%の効力を示す:65。
例E
ミズス・ペルシカエ(Myzus persicae)−吹付試験(MYZUPE)
溶媒:78重量部のアセトン
1.5重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤:0.5重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
好適な活性化合物製剤を製造するため、1重量部の活性化合物を記載の量の溶媒および乳化剤と混合し、濃縮物を乳化剤含有水で所望の濃度に希釈する。
全てのステージのモモアカアブラムシ(ミズス・ペルシカエ)を寄生させた白菜葉(ブラシカ・ペキネンシス(Brassica pekinensis))のディスクに、所望濃度の活性化合物製剤を吹き付ける。
6日後、%での効果を決定する。100%は全てのアブラムシが死滅したことを意味し;0%はアブラムシが全く死滅しなかったことを意味する。
この試験において、例えば、調製例からの以下の化合物は、100g/haの施用量で100%の効力を示す:6、11、26。
この試験において、例えば、調製例からの以下の化合物は、100g/haの施用量で90%の効力を示す:10、15、75。
例F
ファエドン・コクレアリエ(Phaedon cochleariae)−吹付試験(PHAECO)
溶媒:78.0重量部のアセトン
1.5重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤:0.5重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の好適な調合剤を製造するため、1重量部の活性化合物を記載の量の溶媒および乳化剤と混合し、濃縮物を乳化剤含有水で所望の濃度に希釈する。
白菜葉(ブラシカ・ペキネンシス)のディスクに、所望濃度の活性化合物製剤を吹き付け、乾燥後、マスタードビートル(mustard beetle)(ファエドン・コクレアリエ)の幼虫を生息させる。
7日後、%での効果を決定する。100%は全てのビートル幼虫が死滅したことを意味し;0%はビートル幼虫が全く死滅しなかったことを意味する。
この試験において、例えば、調製例からの以下の化合物は、500g/haの施用量で100%の効力を示す:24、40、74。
この試験において、例えば、調製例からの以下の化合物は、100g/haの施用量で100%の効力を示す:1、3、4、5、6、8、10、11、12、13、14、15、16、18、20、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、37、38、39、41、42、45、46、47、50、51、52、53、57、58、59、60、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、93、94、96、97。
この試験において、例えば、調製例からの以下の化合物は、100g/haの施用量で83%の効力を示す:40、55、61。
この試験において、例えば、調製例からの以下の化合物は、20g/haの施用量で100%の効力を示す:9。
例G
スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)−吹付試験(SPODFR)
溶媒:78.0重量部のアセトン
1.5重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤:0.5重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
好適な活性化合物製剤を製造するため、1重量部の活性化合物を記載の量の溶媒および乳化剤と混合し、濃縮物を乳化剤含有水で所望の濃度に希釈する。
トウモロコシ(ゼア・メイズ(Zea mays))の葉のディスクに、所望濃度の活性化合物製剤を吹き付け、乾燥後、ヨトウムシ(スポドプテラ・フルギペルダ)の毛虫を生息させる。
7日後、%での効果を決定する。100%は全ての毛虫が死滅したことを意味し;0%は毛虫が全く死滅しなかったことを意味する。
この試験において、例えば、調製例からの以下の化合物は、500g/haの施用量で100%の効力を示す:74。
この試験において、例えば、調製例からの以下の化合物は、100g/haの施用量で100%の効力を示す:1、6、9、10、11、12、22、23、26、27、28、29、30、31、32、38、41、53、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76。
例H
テトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae)−吹付試験、OP−抵抗性(TETRUR)
溶媒:78.0重量部のアセトン
1.5重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤:0.5重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
好適な活性化合物製剤を製造するため、1重量部の活性化合物を記載の量の溶媒および乳化剤と混合し、濃縮物を乳化剤含有水で所望の濃度に希釈する。
全てのステージのナミハダニ(greenhouse red spider mite)(テトラニクス・ウルチカエ)を寄生させたマメの葉(ファセオルス・ブルガリス(Phaseolus vulgaris))のディスクに所望濃度の活性化合物製剤を吹き付ける。
6日後、%での効果を決定する。100%は全てのハダニが死滅したことを意味し;0%はハダニが全く死滅しなかったことを意味する。
この試験において、例えば、調製例からの以下の化合物は、100g/haの施用量で100%の効力を示す:10、11、12、17、22、26、27、32、53、58、64、66、75、76。
この試験において、例えば、調製例からの以下の化合物は、100g/haの施用量で90%の効力を示す:1、5、6、7、16、23、25、29、30、39、42、60、63、65、67。
例I
ファエドン・コクレアリエ−吹付試験(PHAECO)
溶媒:78.0重量部のアセトン
1.5重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤:0.5重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の好適な調合剤を製造するため、1重量部の活性化合物を記載の量の溶媒および乳化剤と混合し、濃縮物を乳化剤含有水で所望の濃度に希釈する。
白菜葉(ブラシカ・ペキネンシス)のディスクに、所望濃度の活性化合物調合剤を吹き付け、乾燥後、マスタードビートル(ファエドン・コクレアリエ)の幼虫を生息させる。
記載の期間の後、%での効果を決定する。100%は全てのビートル幼虫が死滅したことを意味し;0%はビートル幼虫が全く死滅しなかったことを意味する。
この試験において、例えば、調製実施例の以下の化合物は、従来技術より優れた効力を示す:表を参照のこと。
スポドプテラ・フルギペルダ−吹付試験(SPODFR)
溶媒:78.0重量部のアセトン
1.5重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤:0.5重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の好適な調合剤を製造するため、1重量部の活性化合物を記載の量の溶媒および乳化剤と混合し、濃縮物を乳化剤含有水で所望の濃度に希釈する。
トウモロコシ(ゼア・メイズ)の葉のディスクに、所望濃度の活性化合物調合剤を吹き付け、乾燥後、ヨトウムシ(スポドプテラ・フルギペルダ)の毛虫を生息させる。
記載の期間の後、%での効果を決定する。100%は全ての毛虫が死滅したことを意味し;0%は毛虫が全く死滅しなかったことを意味する。
この試験において、例えば、調製実施例の以下の化合物は、従来技術より優れた効力を示す:表を参照のこと。
テトラニクス・ウルチカエ−吹付試験 OP−抵抗性(TETRUR)
溶媒:78.0重量部のアセトン
1.5重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤:0.5重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の好適な調合剤を製造するため、1重量部の活性化合物を記載の量の溶媒および乳化剤と混合し、濃縮物を乳化剤含有水で所望の濃度に希釈する。
全てのステージのナミハダニ(テトラニクス・ウルチカエ)を寄生させたマメの葉(ファセオルス・ブルガリス)のディスクに所望濃度の活性化合物調合剤を吹き付ける。
記載の期間の後、%での効果を決定する。100%は全てのハダニが死滅したことを意味し;0%はハダニが全く死滅しなかったことを意味する。
この試験において、例えば、調製実施例の以下の化合物は、従来技術より優れた効力を示す:表を参照のこと。
Figure 2015530990
Figure 2015530990

Claims (11)

  1. 一般式(I)
    Figure 2015530990
    の化合物であって、式中、
    は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシを表し、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、(C−C−アルコキシ)カルボニル、C−C−アルキルアミノ、ホルミル、(C−C−アルキル)カルボニル、C−C−アルコキシイミノ−C−C−アルキル、C−C−ジアルキルアミノ、(C−C−アルキルアミノ)カルボニル、(C−C−ジアルキルアミノ)カルボニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノスルホニル、C−C−アルキルスルホニルアミノを表し、式中の置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシおよびC−C−ハロアルコキシよりなる群から選択され、
    nは、1、2、3、4もしくは5を表すか、
    または
    は、−OCFO−、−(CFO−もしくは−O(CFO−を表し、2個の隣接する炭素原子に付着しており、この場合にnは1を表し、
    は、水素を表すか、もしくは同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキルを表し、式中の置換基は、互いに独立して、ハロゲンおよびC−C−アルキルよりなる群から選択され、
    は、水素を表し、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニルもしくはC−C−アルコキシカルボニルを表し、式中の置換基は、それぞれ独立して、シアノ、ハロゲン、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシから選択され、
    は、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキルもしくはアリール−C−C−アルキルを表し、式中の置換基は、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニルから、ならびに単独でもしくは多重に、同一にもしくは異なって置換されていてもよいアリールオキシおよびアリール−C−C−アルコキシ(ここで、置換基は、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシから選択される)から選択され、
    は、水素、C−C−アルキル、ハロゲンもしくはシアノを表し、
    は、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシを表し、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、(C−C−アルコキシ)カルボニル、C−C−アルキルアミノ、ホルミル、(C−C−アルキル)カルボニル、C−C−アルコキシイミノ−C−C−アルキル、C−C−ジアルキルアミノ、(C−C−アルキルアミノ)カルボニル、(C−C−ジアルキルアミノ)カルボニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノスルホニル、C−C−アルキルスルホニルアミノ、アリール、ヘタリール、アリール−C−C−アルキルもしくはヘタリール−C−C−アルキルを表し、式中の置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、アリール、ヘタリール、アリールアルキル、ヘタリールアルキル(式中の置換基アリール、ヘタリール、アリールアルキル、ヘタリールアルキルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシおよびC−C−アルキルチオよりなる群からの同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよい)よりなる群から選択され、
    mは、0、1もしくは2を表し、
    Xは、さらに一置換から三置換されていてもよいC−C−ハロアルキルを表し、式中の置換基は、互いに独立して、ヒドロキシ、シアノおよびC−C−アルコキシよりなる群から選択され、
    Wは、OもしくはSを表し、
    Aは、−C(R11)(R12)NR13C(=O)−部分、−C(=O)NR13−部分、−C(=S)NR13−部分、−C(R11)(U)NR13C(=O)−部分、−C(R11)(R12)N(U)C(=O)−部分、−N(R11)NR13C(=O)−部分から選択される二価の化学的部分を表し、式中、それぞれの場合の第一(左手)の付着点は環に、それぞれの場合の第二(右手)の付着点はYに連結され、
    ならびに式中、
    Uは、環におけるAの付着点に隣接する炭素原子と5員から7員の環を形成する置換されていてもよいC−C−アルキルを表し、式中の置換基は、互いに独立して、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシよりなる群から選択され、
    11およびR12は、それぞれ独立して、水素もしくはC−C−アルキルであり、
    13は、水素を表し、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニルもしくはC−C−アルケニルを表し、
    Yは、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、ヘテロシクリル、オキシド−ヘテロシクリル、ジオキシド−ヘテロシクリル、アリール、アリール−C−C−アルキル、ヘタリールもしくはヘタリール−C−C−アルキルを表し、式中の置換基は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、アミノチオカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−ハロアルキルアミノカルボニル、ジ(C−C−アルキル)アミノカルボニル、ヒドロキシカルボニル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルキル−C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシイミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニルおよびC−C−アルキルスルホニルよりなる群から選択され、
    はNを表し、同時にQは水素、RもしくはA−Yにより置換されている炭素原子を表すか、
    もしくは
    は水素、RもしくはA−Yにより置換されている炭素原子を表し、Qは同時にNを表す化合物、
    ならびにまた式(I)の化合物の塩およびN−オキシド。
  2. 式中、
    が、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ハロゲンにより一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニルもしくはC−C−アルキルスルホニルを表し、
    nが、0、1、2、3、4もしくは5を表し、
    または
    が、−OCFO−もしくは−O(CFO−を表し、2個の隣接する炭素原子に付着しており、この場合にnは1を表し、
    が、水素を表し、もしくは一置換から三置換されていてもよいC−C−アルキルを表し、式中の置換基は、それぞれ独立して、ハロゲンおよびC−C−アルキルから選択され、
    が、水素を表し、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニルもしくはC−C−アルコキシカルボニルを表し、式中の置換基は、それぞれ独立して、シアノ、ハロゲンおよびC−C−アルコキシから選択され、
    が、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキルもしくはアリール−C−C−アルキルを表し、式中の置換基は、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニルから、もしくは単独でもしくは多重に、同一にもしくは異なって置換されていてもよいアリールオキシおよびアリール−C−C−アルコキシ(ここで、置換基は、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシから選択される)から選択され、
    が、水素、C−C−アルキル、ハロゲンもしくはシアノを表し、
    が、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノを表し、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、(C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−アルキルアミノ)カルボニル、(C−C−ジアルキルアミノ)カルボニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノスルホニルもしくはC−C−アルキルスルホニルアミノを表し、式中の置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシおよびC−C−アルキルチオよりなる群から選択され、
    mが、0、1もしくは2を表し、
    Xが、ヒドロキシル、シアノもしくはC−C−アルコキシによりさらに一置換から三置換されていてもよいC−C−ハロアルキルを表し、
    Wが、Oを表し、
    Aが、−C(R11)(R12)NR13C(=O)−部分および−C(=O)NR13−部分から選択される二価の化学的部分を表し、式中、それぞれの場合の第一(左手)の付着点は環に、それぞれの場合の第二(右手)の付着点はYに連結され、
    11およびR12が、それぞれ独立して、水素もしくはC−C−アルキルを表し、
    13が、水素を表し、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニルもしくはC−C−アルケニルを表し、
    Yが、同一のもしくは異なる置換基により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、フェニル、フェニルメチル、オキセタニル、チエタニル、オキシドチエタニル、ジオキシドチエタニル、ピリジニル、ピリジニルメチル、ピリミジニルもしくはピリミジニルメチルを表し、式中の置換基は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、アミノチオカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルキル−C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルカルボニルおよびC−C−アルコキシイミノ−C−C−アルキルよりなる群から選択され、
    がNを表し、同時にQが水素、RもしくはA−Yにより置換されている炭素原子を表し、
    もしくは
    が水素、RもしくはA−Yにより置換されている炭素原子を表し、Qが同時にNを表す、請求項1に記載の一般式(I)の化合物、
    ならびにまた式(I)の化合物の塩およびN−オキシド。
  3. 式中、
    が、ハロゲン、ニトロ、シアノを表し、フッ素もしくは塩素により一置換もしくは多置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニルを表し、
    nが、1、2、3、4もしくは5を表し、
    または
    が、−OCFO−を表し、2個の隣接する炭素原子に付着しており、この場合にnは1を表し、
    が、水素を表すか、もしくはメチルを表し、
    が、水素、メチル、エチル、メチルカルボニル、エチルカルボニル、メトキシカルボニルもしくはエトキシカルボニルを表し、
    が、一置換から三置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキルもしくはフェニル−C−C−アルキルを表し、式中の置換基は、互いに独立して、フッ素、シアノ、メトキシ、エトキシ、メチル、エチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、フェニルオキシおよびフェニル−C−C−アルコキシよりなる群から選択され、
    が、水素、メチル、エチル、フッ素、塩素、臭素もしくはシアノを表し、
    が、ハロゲン、ニトロ、シアノを表すか、もしくはハロゲンにより一置換から三置換されていてもよいC−C−アルキルもしくはC−C−アルコキシを表し、
    mが、0、1もしくは2を表し、
    Xが、C−C−ハロアルキルを表し、
    Wが、Oを表し、
    Aが、−C(R11)(R12)NR13C(=O)−部分および−C(=O)NR13−部分から選択される二価の化学的部分を表し、式中、それぞれの場合の第一(左手)の付着点は環に、それぞれの場合の第二(右手)の付着点はYに連結され、
    ならびに式中、
    11およびR12が、水素を表し、
    ならびに式中、
    13が、水素、メチル、エチル、シクロプロピル、メチルカルボニル、エチルカルボニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルもしくはプロパ−2−エン−1−イルを表し、
    Yが、同一のもしくは異なる置換基により一置換から三置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、フェニル、フェニルメチル、3−オキセタン−1−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−2−イルメチル、1,3−ピリミジン−2−イルもしくは1,3−ピリミジン−2−イルメチルを表し、式中の置換基は、フッ素、塩素、ニトロ、シアノ、C−C−アルキル、トリフルオロメチル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルキル−C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシカルボニルおよびアミノチオカルボニルよりなる群から選択され、
    がNを表し、同時にQが水素により置換されている炭素原子を表すか、
    もしくは
    が水素により置換されている炭素原子を表し、Qが同時にNを表す、請求項1または2に記載の一般式(I)の化合物、
    ならびにまた式(I)の化合物の塩およびN−オキシド。
  4. 式中、
    が、シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、2−メチルエチル、ジフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、クロロテトラフルオロエチル、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルホニルを表し、
    nが、1、2、3、4もしくは5を表し、
    が、水素を表し、
    が、水素もしくはメチルを表し、
    が、メチル、エチル、プロパ−1−イル、プロパ−2−エン−1−イル、プロピン−3−イル、エテニル、ブタ−2−イン−1−イル、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロブチルを表し、
    が、水素もしくは臭素を表し、
    が、シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチルもしくはトリフルオロメチルを表し、
    mが、0もしくは1を表し、
    Xが、トリフルオロメチルを表し、
    Wが、Oを表し、
    Aが、二価の化学的部分−C(=O)NR13−もしくは−CH−NH−C(=O)−を表し、式中、第一(左手)の付着点は環に、第二(右手)の付着点はYに連結され、
    ならびに式中、
    13が、水素、メチルもしくはエチルを表し、
    Yが、メチル、エチル、プロパン−1−イル、プロパン−2−イル、プロピン−3−イル、ブタン−1−イル、ブタン−2−イル、2−メチルプロパン−1−イル、2−メチルプロパン−2−イル、シクロプロピル、シクロブチル、シアノメチル、1−メトキシカルボニルメチル、1−シアノエチル、2−シアノエチル、1−シアノプロパ−1−イル、2−シアノプロパ−1−イル、3−シアノプロパ−1−イル、1−シアノプロパ−2−イル、2−シアノプロパ−2−イル、1−シアノシクロプロピル、2−シアノプロパ−2−エン−1−イル、2−シアノシクロプロピル、1−シアノシクロブチル、2−シアノシクロブチル、3−シアノシクロブチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1−フルオロプロパン−2−イル、2,2−ジフルオロプロパ−1−イル、1,3−ジフルオロプロパン−2−イル、1−メチルシクロプロピル、2−メチルシクロプロピル、1−エチルシクロプロピル、1−エチニルシクロプロピル、1−エチニルシクロブチル、1−メトキシシクロプロピル、1−エトキシシクロプロピル、1−メトキシカルボニルシクロプロピル、1−エトキシカルボニルシクロプロピル、シクロプロピルメチル、1−シクロプロピルエタ−1−イル、1−トリフルオロメチルシクロプロピル、ピリジン−2−イル、5−クロロピリジン−2−イル、5−フルオロピリジン−2−イル、1−(アミノチオカルボニル)シクロプロピル、1−シアノ−2−メチルプロパン−1−イル、1−シアノブタ−3−イン−1−イル、1−シアノ−2−メチルプロパン−1−イル、1−シアノプロパン−2−イル、1−シアノ−1−シクロプロピルエチル、1−シアノ−1−エチルプロパ−1−イル、1−シアノ−1−メチルシクロプロピルメチル、(2−R)−1−(メチルチオ)プロパン−2−イル、(2−R)−1−(メチルスルフィニル)プロパン−2−イルもしくは1,3−ジメトキシ−2−シアノプロパン−2−イル、3−オキセタン−1−イル、ピリジン−2−イルメチル、1,3−ピリミジン−2−イル−メチルを表し、
    がNを表し、同時にQが水素により置換されている炭素原子を表す、請求項1、2または3に記載の一般式(I)の化合物、
    ならびにまた式(I)の化合物の塩およびN−オキシド。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の一般式(I)の化合物であって、式中、Aは−C(=O)NR13−を表し、ならびに式中、R、R、R、R、R、R、R13、n、m、X、W、Y、QおよびQは請求項1から5のいずれかにおいて与えられた意味を持つ化合物の調製方法であって、
    a)最初に、一般式(IIa)
    Figure 2015530990
    のカルボン酸誘導体であって、式中、
    はヒドロキシルまたはハロゲンを表し、
    はC−C−アルキルを表すカルボン酸誘導体を、式(III)
    Figure 2015530990
    のアミンと反応させて、式(IVa)
    Figure 2015530990
    のカルボン酸エステルを与えること、
    および
    b)次いで、結果として得られる式(IVa)
    Figure 2015530990
    のカルボン酸エステルを、式(V)
    Figure 2015530990
    のアルキル化剤であって、式中、Lは、脱離基、例えば、塩素、臭素またはヨウ素などを表すアルキル化剤と、塩基の存在下で反応させて、式(VIa)
    Figure 2015530990
    の化合物を与えること、
    および
    c)次いで式(VIa)
    Figure 2015530990
    の化合物を、一般式(VII)
    Figure 2015530990
    のアミンと反応させて、式(I)の化合物を与えること
    を含む方法。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の一般式(I)の化合物であって、式中、Aは−CH−NH−C(=O)−を表し、ならびに式中、R、R、R、R、R、R、n、m、X、W、Y、QおよびQは請求項1から3のいずれかにおいて与えられた意味を持つ化合物の調製方法であって、
    a)最初に、一般式(IIc)
    Figure 2015530990
    のカルボン酸誘導体であって、式中、
    はハロゲンを表すか、またはヒドロキシル基を表し、
    Bocはt−BuO−C(O)−を表すカルボン酸誘導体を、一般式(III)
    Figure 2015530990
    のアミンと反応させて、式(IVc)
    Figure 2015530990
    の化合物を与えること、
    および続いて
    b)結果として得られる式(IVc)
    Figure 2015530990
    の化合物を、式(V)
    Figure 2015530990
    のアルキル化剤であって、式中、Lは脱離基、例えば、塩素、臭素またはヨウ素などを表すアルキル化剤と、塩基の存在下で反応させて、式(VIc)
    Figure 2015530990
    の化合物を与えること、
    および続いて
    c)酸を使用してBoc保護基を除去し、式(VIIb)
    Figure 2015530990
    のアミンを与えること、
    および続いて
    d)結果として得られる式(VIIb)
    Figure 2015530990
    のアミンを、式(VIII)
    Figure 2015530990
    の化合物であって、式中、Lはヒドロキシ、ハロゲンまたはYC(O)O−を表す化合物を使用してアシル化すること
    を含む、方法。
  7. 請求項1から4のいずれかに記載の一般式(I)の化合物および/またはその塩を増量剤および/または界面活性剤と混合することを含む、駆除剤の製造方法。
  8. 駆除剤を製造するための、請求項1から4のいずれかに記載の一般式(I)の化合物および/またはその塩の使用。
  9. 請求項1から4のいずれかに記載の一般式(I)の化合物および/またはその塩を、駆除剤の重量ベースで0.00000001から95重量%の生物学的有効量で含む駆除剤。
  10. さらなる活性農薬成分を加えて含む、請求項9に記載の駆除剤。
  11. 請求項1から4のいずれかに記載の一般式(I)の化合物および/またはその塩を有害動物および/またはその生息場所に作用させることを含む有害動物を防除する方法であって、ヒトおよび動物の体の処置方法を除く方法。
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