JP2015530945A - プライステアパラメータのインモールド調整 - Google Patents

プライステアパラメータのインモールド調整 Download PDF

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Abstract

モールド形成されたトレッドを有するタイヤの一つ以上のプライステアパラメータを調整するためのモールド、方法、およびシステムが提供される。【選択図】図1

Description

ここに開示の発明は、一般に、タイヤを形成するためのモールド、方法、およびシステムを対象とする。より詳細には、ここに開示の発明は、形成されたタイヤの一つ以上のプライステアパラメータのインモールド調整およびタイヤが横にドリフトするかそれる傾向のそれに伴う調整を対象とする。
タイヤのフットプリントすなわちタイヤ接地面は、タイヤとタイヤが作動する地面との接触の領域を含んでよい。接地面界面における地面からタイヤに作用する力およびモーメントの分布は、効果的な車両ステアリング安定性およびハンドリングに寄与する。例えば、ステアリングプルは、ステアリングホイールが解放されるときに、車両が左または右にドリフトする傾向として現れる。このプルは、接地面と直交するZ軸のまわりのタイヤに作用するねじりモーメント(以下「アライニングトルク」)および接地面においてY軸に沿った車両の前進速度に垂直な横力(以下「横力」)によって生じる。
タイヤ設計において、予測されるドリフトまたは横方向プル(すなわち、タイヤが所望の経路に沿って転がるとき、横にドリフトするかまたは進むこと)は、設計の特徴でありえる。例えば、タイヤは、道路に形成された路頂に対抗するために道路の中央線の方へ進み、それによってタイヤが直線に転がることができるように設計することができる。図9(A)および9(B)にそれぞれ示すように、路頂は、右側運転地域(例えば、フランス、ドイツ、韓国、米国など)と左側運転地域(例えば、オーストラリア、日本、英国など)では異なる。車両のまっすぐな回転は、車両性能の重要な安全特徴である。従って、車両メーカーは許容ドルフト量に対する制限を定めている。
傾斜した道路(例えば、道路の排水勾配のため傾斜する)で直進を続けるために、プライステア残留アライニングトルク(「PRAT」)が用いられてよい。PRATは、タイヤフットプリントを経由してタイヤに作用するモーメントまたはトルクの発生に基づいて、回転方向に対して横に移動するタイヤの傾向を定量化するプライステアパラメータである。このパラメータが道路タイプおよび車両設計によって変化しうるが、北米およびヨーロッパ(すなわち、右側運転地域)では許容可能なPRATは約−3N−mである。日本および他の左側運転地域では、正のPRATが必要とされることがある。
タイヤの使用時に、対応するPRATまたはPRLFを発生させるのは、タイヤフットプリントの中で作用するすべてのプライステア寄与の合計である。公知のモールドは、図10の例示的なモールドに示すように、等しいPRAT寄与を有する要素により設計することができる。図10のモールドにおいて、例示的な要素A,B,Cの各々は、(これら要素の平均PRAT寄与によって規定されるモールドの全体のPRAT寄与が−3N−mとなるように)−3N−mの等しいPRAT寄与を有する。公知のモールドは、等しくないPRAT寄与によって設計することもできる。例えば、図10のモールドにおいて、例示的な要素Aは、例示的な要素BおよびCの寄与と等しくないPRAT寄与を有してよい。場合によっては、タイヤ構造が、特定のモールド設計と連動して意図されたPRATを実現するように設計されたあと、成形されたタイヤのPRATが意図された値から更にずれることがある。タイヤ構造設計に任意の変化も生じさせないPRATの修正は、モールドの調整を必要とする。モールドへの大きな投資を行わなければならず、パターンフリーズ後の変更は、必要な労力および材料のためだけでなく、モールドの取換えの間のタイヤ製造の損失のためにも非常に高コストになる。
従って、高コストのモールドの取換えを不要にする共に、成形されたタイヤのこの種のパラメータを確実に予測するPRATおよび他のプライステアパラメータの調整が必要である。
モールド形成されたトレッドを有するタイヤの一つ以上のプライステアパラメータを調整するためのモールドが提供される。モールドは、モールドの全プライステア寄与を規定する複数のトレッド成形要素を含む。複数のトレッド成形要素は、それぞれが所定のプライステア寄与を有する要素を含む一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素、および一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素の所定のプライステア寄与と異なる所定のプライステア寄与を有する少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素のうちの少なくとも1つを含む。一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素のうちの少なくとも1つと少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素との置換により、モールドの全プライステア寄与の調整が行われる。一部の実施形態では、一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素のうちの少なくとも1つと少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素との置換により、それによって形成される少なくとも一つのタイヤノイズシーケンスの調整が行われる。
一部の実施形態では、タイヤの測定されたプライステアパラメータは、タイヤの目標プライステアパラメータと比較される。測定されて比較される一つ以上のプライステアパラメータは、プライステア残留アライニングトルク、プライステア残留横力、およびプライステア残留コーニング力のうちの少なくとも一つを含む。
ここに開示されるモールドの一部の実施形態は、着脱可能なトレッド成形要素および代替の着脱可能なトレッド成形要素のうちの1つのプライステア寄与がモールドの全プライステア寄与を増大させる交換可能なトレッド成形要素を含む。このような実施形態において、トレッド成形要素および代替の着脱可能なトレッド成形要素のもう1つのプライステア寄与は、モールドの全プライステア寄与を減少させる。ここに開示されるモールドの一部の実施形態において、少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素は、トレッドに横溝を形成するように構成される。代替の着脱可能なトレッド成形要素は、着脱可能なトレッド成形要素によってトレッドに形成される横溝と異なる横溝をトレッドに形成するように構成することができる。横溝の差異は、各横溝がトレッドの幅方向に延びトレッドの横中心線と直交する想像基準線からずれる角度を変化させること、および横溝の両側に配置される一対の溝側壁のうちの少なくとも一つの溝側壁の傾斜角度を変化させることのうちの一つによって実現することができる。このような実施形態において、傾斜角度は、トレッド厚の厚さ方向に延びトレッドの長手方向および幅方向の両方と直交する想像基準線から測定されてよい。
方法はまた、タイヤの一つ以上のプライステアパラメータを調整するために提供される。方法は、本明細書に開示されるように少なくとも一つのモールドを提供すること、モールド形成されたトレッドを有する少なくとも一つのタイヤを形成することを含む。方法はまた、タイヤの一つ以上の測定されるプライステアパラメータを決定することを含む。測定されたプライステアパラメータは、タイヤの対応する目標プライステアパラメータと比較される。測定されたプライステアパラメータが対応する目標プライステアパラメータと異なる場合、モールドの全プライステア寄与は、着脱可能なトレッド成形要素のうちの少なくとも一つを少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素と置換することにより調整される。一部の実施形態では、着脱可能なトレッド成形要素のうちの少なくとも一つを少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素と置換することは、それによって形成される少なくとも一つのタイヤノイズシーケンスの調整が行われる。
加えて、システムは、モールド形成されたトレッドを有するタイヤの一つ以上のプライステアパラメータを調整するために提供される。システムは、ここに開示される少なくとも一つのモールドを含み、各モールドはトレッド成形用キャビティを有し、その少なくとも一部に沿って一連の交換可能なトレッド成形要素は配置される。少なくとも一つの着脱可能なトレッド成形要素と少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素との置換により、モールドの全プライステア寄与の調整が行われる。
本発明の前述の目的、特徴、および利点、ならびに他の目的、特徴および利点は、以下の詳細な説明から容易に明らかとなろう。
本発明の性質およびさまざまな利点は、添付図面に関連して以下の詳細な説明を考慮するとより明らかになろう。図面において、同様の参照符号は、図面にわたり同様の部品を参照する。
複数のトレッド成形要素を有する例示的なタイヤモールドの部分断面斜視図を示す。 図1のモールドで形成された例示的なタイヤの側斜視図を示す。 図1のモールドで用いる複数のトレッド成形要素の例示的な配置の上面図を示す。 線4―4に沿った図3の配置の側端面図を示す。 図3のトレッド成形要素の例示的な変更された配置の上面図を示し、着脱可能なトレッド成形要素は、異なるプライステア寄与をモールドに提供して目標プライステアパラメータを有するタイヤを形成するために代替トレッド成形要素と置換された。 線6―6に沿った図5の配置の側端面図を示す。 図1のモールドで用いる複数のトレッド成形要素の例示的な配置の上面図を示す。 図7のトレッド成形要素の例示的な変更された配置の上面図を示し、着脱可能なトレッド成形要素は、異なる全プライステア寄与をモールドに提供して目標プライステアパラメータを有するタイヤを形成するために代替トレッド成形要素と置換された。 (A)及び(B)はそれぞれ右側運転地域および左側運転地域における道路路頂の相違を示す。 等しいPRAT寄与を有する要素を有する例示的な従来技術のモールドの配置を示す。 ここに開示される等しくないPRAT寄与を有する要素を有する例示的なモールドの配置を示す。 図11のモールドの配置の例示的なバリエーションを示す。 図11のモールドの配置の例示的なバリエーションを示す。
ここに開示される発明は、成形されたタイヤの一つ以上のプライステアパラメータを調整し、変更し、かつ/または修正するための一つ以上の方法および装置を目的とする。PRATは、タイヤに作用するモーメントまたはトルクを表して、タイヤのフットプリントのニューマチックトレールによって逓倍したプライステア残留横力(「PRLF」)によって表わすことができる。PRLF(また、本明細書においてプライステア残留コーナリング力または「PRCF」とも称される)は、タイヤフットプリントの長さに沿って作用する結果として生じるかまたは有効な横力を表す。ニューマチックトレールは、フットプリントの長手方向中心線とPRLFの長手方向位置の間の距離である。従って、PRATが変化する場合、PRLFおよびニューマチックトレールのうちの少なくとも一つは変化する。従って、ここに開示されるように、特段の断りのない限り、PRATとの記載は、PRLF(PRCFと交換可能に使用される)およびニューマチックトレールと交換可能に使用されることがある。さらに、PRAT、PRLF、およびPRCFの各々は、本明細書において各パラメータがタイヤのプライステアの生成および制御に寄与する場合、「プライステアパラメータ」集合的に「複数のプライステアパラメータ」と称されることがある。
本明細書に開示されるように、プライステアパラメータ(PRATを含む)は、それによってモールドの全プライステア寄与を調整するために、タイヤモールドの中の一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素の置換により変更される。ここに開示されるように、一部の実施形態において、複数の代替の着脱可能なトレッド成形要素が、モールドの全プライステア寄与を調整するためにモールドで用いるために設計されて利用可能となることができるという点で、要素はあらかじめ選択することができる。モールドの中の特定のトレッド成形要素を置換することによって、全てのモールドは交換する必要はなく、新規なモールドの設計および製造による生産遅延がない。
これらのプライステアパラメータは、必要に応じてコニシティを修正するために用いることもできる。コニシティがタイヤの形状に基づいて横に進むタイヤの傾向を定量化するとき、タイヤコニシティは横に進むタイヤの傾向に影響を与えることもできる。この傾向は車両のステアリング性能に影響を及ぼすことができる。通常、タイヤがより円錐形状であるほど、より大きいコニシティがタイヤによって呈される(すなわち、タイヤはより大きい横ずれを呈する)。従って、コニシティは、本明細書に記載される方法に関連して考察することもできる。
タイヤ製造プロセスのため、タイヤが成形されるまで、タイヤのPRAT、PRLF、およびニューマチックトレールのうちの一つ以上は正確に知ることができない。PRLFおよびニューマチックトレールのほか、PRATも、タイヤの構造の中のさまざまな構成要素の配置によって生成できる一方(時には「タイヤ構造プライステア寄与」として公知)、PRLFおよびニューマチックトレールのほか、PRATも、タイヤのトレッドに特定の特徴を形成することによって生成することもできる(「トレッドプライステア寄与」として公知)。それは、タイヤの使用時に、対応するPRATまたはPRLFを生成するタイヤフットプリントの中で作用するすべてのプライステア寄与の合計である。
従って、ここに開示される発明の実施形態は、タイヤのプライステアパラメータの一つ以上を調整するためのモールド、方法、およびシステムを含む。一部の実施形態は、モールドの全プライステア寄与を共に規定する複数の着脱可能なトレッド成形要素を有するモールドを提供することを含む。着脱可能なトレッド成形要素(または「トレッド成形要素」)は、所定のプライステア寄与を各々有する一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素を含む。タイヤの一部として、またはタイヤと別に、成形されるトレッドを形成するために、着脱可能なトレッド成形要素のうちの一つ以上は、外側のタイヤ作動側(本明細書において、トレッドの「地面係合側」とも称される)を有する成形されるトレッドを形成するために、モールドの中に選択的に配置される。トレッドのタイヤ作動側は、タイヤが作動する地面と係合するように構成される露出表面を含む(すなわち、トレッドの地面係合側はタイヤのまわりに環状に延在する)。
さらに、トレッドはトレッド厚内に配置されるボイド特徴を含む。ボイド特徴は地面係合側に沿って配置すれることができて、接地係合側からトレッド厚に達することができる。ボイド特徴は、例えば、溝およびサイプを含んでよい。溝は、長手方向の溝を形成するためにトレッドの長手方向に長く延びることができるか、または横溝を形成するためにトレッドの幅方向に長く延びることができる。サイプは、トレッドの中で不連続を形成する狭い溝またはスリットさえも含む。
着脱可能であることによって、トレッド成形要素は、モールドの全プライステア寄与(本明細書において、「モールドの全プライステア」または「モールドプライステア」とも称される)を調整するかまたは変更するために、任意の所望の配置にも配置されて、必要に応じて交換することができて、それは次々にタイヤトレッドに成形されて、タイヤにプライステアパラメータを生成するために最終的に用いる。当業者に知られている任意の着脱可能なトレッド成形要素も使用することができる。モールドの中の複数のトレッド成形要素の全ては、常に、同じ設計であるかまたは同じプライステア寄与を有するか、あるいはそうでないと理解される。
モールドは、成形タイヤを形成するために用いる任意のタイプのタイヤモールドでもよい。モールドは、成形トレッドを形成するために用いる任意のタイプのトレッドモールドでもよい。例えば、トレッドモールドは、再生タイヤを製造する際に後で使用するための成形トレッドを形成する再生モールドを含む場合がある。トレッドモールドに形成されるトレッドは、対向端の間に長手方向に延びる細長いトレッドを含む、任意のトレッドも形成することができる。
本明細書において考察される任意のモールドにおいても、一つ以上のトレッド成形要素は、タイヤモールドにおいてかまたはトレッドモールドにおいてかにかかわらず、成形トレッドを形成するためのトレッド成形用キャビティを画成するために列に配置することができる。列は、トレッドの長さを規定するためにトレッド成形用キャビティの長さに沿って(すなわち、トレッドの長手方向に)延在する。トレッド成形要素は、設計がわずかにまたは実質的に異なる、一つ以上の設計を組み込むことができる。例えば、異なって設計されたトレッド成形要素は、タイヤの使用時にタイヤによって発生するノイズをおさえるように用いられて、列の中に選択的に配置することができる。例えば、異なって設計されたトレッド成形要素の各々は、異なるトレッドボイド特徴を形成するための異なる構成要素を含んでよいか、またはタイヤノイズ発生をおさえるための異なるピッチを生成することができる。選択的な成形要素配置のいくつかの例示的な効果は、「可変PRCFハーモニックスの最適化」についての共同所有および同時係属の米国特許出願に提供されており、その開示全体を参照により本明細書に援用する。
トレッド成形要素は、トレッドの地面係合側の少なくとも一部を形成するために、モールドのトレッド成形用キャビティの全幅を横切って少なくとも部分的に延在することができるものと理解される。トレッドの幅を横切って部分的に延在するときに、複数のトレッド成形要素は、トレッドの全幅を形成するために横に隣接する配置に並んで配置することができる。
タイヤの所望のプライステアパラメータ、より詳しくは、タイヤが作動する間の所定時間にタイヤフットプリントの所望のプライステアパラメータを実現するために、モールドは、目標または意図された全プライステア寄与によって設計することができる。モールドは、モールドの全プライステア寄与を規定する一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素を含んでよい。この際、トレッド成形要素のうちの少なくとも一つは、ゼロ以外のプライステア寄与(すなわち、ゼロより大きいか、またはそれ未満のプライステア寄与)を有する。複数のトレッド成形要素が、異なるプライステア寄与を各々有する2つ以上の異なるトレッド成形要素設計を含んでよいものと理解される。複数のトレッド成形要素のうちの一つ以上がプライステア寄与を有することができない(すなわち、ゼロプライステア寄与)とき、複数のトレッド成形要素のありとあらゆるトレッド成形要素が、プライステア寄与を有することができないとも理解される。
一部の実施形態では、トレッド成形要素は、異なるプライステア寄与を有する、異なって設計されて交換可能なトレッド成形要素の予め選択されたか予め規定された量を含んでよい。従って、モールドは、異なるトレッド成形要素が互いに置換されるとき、プライステアパラメータの調整可能な範囲を有してよい。例えば、モールドを備えた複数の着脱可能なトレッド成形要素は、選択された設計の一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素(着脱可能なトレッド成形要素とも称される)および少なくとも一つの代替設計の一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素(代替トレッド成形要素とも称される)の両方を含む。選択された設計および代替設計は、異なるゼロ以外のプライステア寄与を有してよい。異なるゼロ以外のプライステア寄与が任意のゼロ以外の値も含んでよいと理解される。例えば、選択された設計および代替設計のうちの一方は負のプライステア寄与を提供できるが、他方は正のプライステア寄与を提供し、負はゼロ未満であり、正はゼロより大きい。特定の実施形態において、選択された設計および代替設計は、等しい絶対値の逆のプライステア寄与を有してよい。例えば、選択された設計および代替設計のうちの一つがXのPRAT値を有する場合、逆のPRAT寄与は−X(またはマイナス1を乗算されるX)である。それで、トレッド成形要素が−1.0ニュートンメーター(N−m)のPRAT寄与を有する場合、逆のPRAT寄与は1.0N−mに等しい。
各プライステアパラメータ方向の調整力を提供するために、モールドを備えた複数の着脱可能なトレッド成形要素は、一部の実施形態において、選択された設計の一つ以上の着脱可能なトレッド要素および代替設計の一つ以上の着脱可能なトレッド要素の等しい量を含み、それらの各々は交換可能である。この種の場合には、モールドは、代替設計の代替トレッド成形要素に対する選択された設計のトレッド成形要素の比率1:1を含む。このようにして、モールドの全プライステア寄与は、選択された設計と代替設計のトレッド成形要素との比率を調整することによって制御することができる。例えば、設計のトレッド成形要素の全てを代替設計のそれらと置換するときに、全プライステア寄与は調整可能な範囲の下限または下限値に調整することができる。さらに、代替設計のトレッド成形要素の全てを第1の設計のそれらと置換するときに、全プライステア寄与は調整可能な範囲の上限または上限値に調整することができる。他の任意の設計の追加の代替トレッド成形要素も、選択された設計のトレッド成形要素または複数のトレッド成形要素を形成する別の設計の他の任意のトレッド成形要素もの代用品として使用することもできると理解される。
ここに開示される方法の一部の実施形態は、モールド形成されたトレッドを有するタイヤを形成することを含む。このような実施形態では、タイヤは、タイヤモールドにタイヤを成形することによって形成することができる。その際には、トレッドはタイヤに取り付けられた間に成形される。タイヤを形成して成形する任意の方法も使用できると理解される。例えば、強化材ならびに天然および/または合成でありえる未硬化ゴムの一つ以上の層から形成されるグリーンタイヤは、タイヤモールドの中に配置することができる。グリーンタイヤは、タイヤの外周の周辺に環状に配置されるトレッド材料を含んでよい。一旦タイヤモールドの中に配置されると、モールドは加熱されて、グリーンタイヤは、さまざまな層を一緒に結合して最終的な硬化したタイヤを形成するために圧力の下に配置される。
他の実施態様において、タイヤの形成は、トレッドモールドを備えたモールドにトレッドを成形することによって実施することができる。成形トレッドは、その後、例えば、再生タイヤを形成するとき、タイヤを形成するために使用される。再生タイヤを形成するときに、トレッドが予備硬化されたタイヤカーカスに接着される。再生タイヤを形成する任意の公知の方法も使用することができる。例えば、接着剤またはクッションゴム(それは天然または合成ゴムを有する)の層は、トレッドとタイヤカーカスの間の界面に塗布することができて、アセンブリは硬化エンベロープに入れられて、真空下に配置することができる。包囲されたアセンブリは、それから硬化容器(例えば、圧力鍋)の中に配置されて、トレッドをタイヤカーカスに接着してそれによって再生タイヤを形成するために、圧力の下で加熱することができる。タイヤの少なくともトレッド部分が成形される限り、タイヤは、タイヤを形成する任意の公知の方法によっても形成することができる。この種のタイヤがニューマチックまたは非ニューマチックのタイヤであるかどうかにかかわらず、タイヤはあらゆる公知のタイヤでよいと理解される。
この種の方法の更なる実施形態は、形成されたタイヤの一つ以上のプライステアパラメータを測定すること、測定されたプライステアパラメータがタイヤの目標プライステアパラメータより大きいか、小さいか、またはほぼ等しいかどうかを決定することを含む。測定されて比較される一つ以上のプライステアパラメータは、PRAT、PRLF、およびPRCFのうちの少なくとも一つを含む。測定して比較することは、モールドの全プライステア寄与が、所望の意図された、かつ/または目標とされたプライステアパラメータ値をより厳密に実現する測定されたプライステアパラメータを有するタイヤを形成するために調整されることを必要とするかどうか明らかにする。
一部の実施形態では、タイヤが地面に沿って転がるとき、(その結果タイヤの測定されたプライステアパラメータが得られる)タイヤのプライステアパラメータを測定されてよい。タイヤの測定されたプライステアパラメータとタイヤを対象とした目標プライステアラメータの間の近似の差異が決定される。プライステアパラメータがタイヤのフットプリントによって生成するので、タイヤ外周がフットプリントによって(すなわち、タイヤと地面との接触の領域によって)転がるとき、プライステアパラメータは連続的に変化しうる。
従って、タイヤが作動中に転がるとき、プライステアパラメータは断続的または連続的に測定されてよい。その際に、固定プライステアパラメータまたは可変プライステアパラメータは、タイヤの外周のまわりで測定されてよい。タイヤの測定されたプライステアパラメータは、最大および最小の測定されたプライステアパラメータ値を有する測定範囲の中で作動する平均値を有すると確認することができる。さらに、目標プライステアパラメータ値は、目標平均プライステアパラメータ値、目標最大プライステアパラメータ値、および/または目標最小プライステアパラメータ値を含んでよい。最大および最小の目標プライステアパラメータ値は、タイヤの目標プライステアパラメータ値の範囲を規定する。
タイヤプライステアパラメータを測定する際に、タイヤの外周のまわりのタイヤトレッドの一部のみが、タイヤのために要求される目標プライステアパラメータ値とは異なるプライステアパラメータ値を生成すると決定できると認められる。応答して、トレッド成形用キャビティの特定の部分のみのプライステア寄与は、特定のトレッド成形要素をそこで交換することによって変えることができる。
一つ以上のプライステアパラメータを測定する任意の公知の方法または手段も使用できると理解される。この種の測定されたパラメータは、タイヤのための一つ以上の目標プライステアパラメータ値と比較することができる。例えば、PRATは、試験地面に作用する特定の垂直荷重の下で回転するタイヤによって発生するトルクを測定することによって決定することができる。
タイヤトレッドがタイヤフットプリントによって転がるとき、タイヤのプライステアパラメータ値がタイヤ周辺で変化しうることに注意されたい。タイヤ周辺で測定されるプライステアパラメータ値が同じであるようにモールドがトレッドを形成することができる一方、バリエーションが特定の許容度または範囲の中にとどまることができると理解される。従って、モールドは、トレッドの長さに沿って大体一定のプライステア寄与を有するタイヤトレッドを生成するために、特定の許容度または範囲の中でトレッド成形用キャビフィの長さに沿って大体一定である全プライステア寄与を有してよい。その際に、モールドは、例えば、トレッド成形用キャビフィ長の任意の部分に沿っても最大および最小のプライステア寄与によって決められるPRAT寄与の定義済みの範囲の中で、トレッド成形用キャビフィの長さに沿って平均プライステア寄与を有してよい。同様に、成形トレッドおよび結果として生じるタイヤは、特定の目標範囲のバリエーションを有する平均的目標プライステアパラメータを有し、範囲は、例えば、最大および最小の目標PRATにより定義される。
タイヤのプライステアパラメータが、モールドの目標プライステアパラメータ以外の値(すなわち、プライステアパラメータの目標範囲より大きいか、または小さい)を有するように決定されるときに、モールドの全プライステア寄与を調整することは、(1)タイヤの測定されたプライステアパラメータがタイヤの目標プライステアパラメータを超える場合(例えば、タイヤのプライステアパラメータが、タイヤのために目標とされる最大プライステアパラメータ値または平均PRAT値を超える場合)、一つ以上のトレッド成形要素をより小さいプライステア寄与を有する少なくとも一つの他のトレッド成形要素と置換すること、または(2)タイヤの目標プライステアパラメータがタイヤの測定されたプライステアパラメータを超える場合(例えば、タイヤのプライステアパラメータが、タイヤのために目標とされる最小プライステアパラメータ値または平均プライステアパラメータ値より小さい場合)、一つ以上のトレッド成形要素をより大きいプライステア寄与を有する少なくとも一つの他のトレッド成形要素と置換することを含んでよい。タイヤの全プライステアパラメータが、タイヤの目標プライステアパラメータ値または目標平均プライステアパラメータ値にほぼまたは密接に等しく、かつ/または利用できるかまたは予め選択されたトレッド成形要素の任意の置換も、タイヤのための目標プライステアパラメータ値により近いプライステアパラメータ値を提供しないと決定される場合、置換は実施されない。置換されるトレッド成形要素のうちの一つ以上が、ゼロプライステア寄与またはゼロ以外のプライステア寄与を有してよいと理解される。
複数のトレッド成形要素が異なるサイズおよび/または形状の要素を含んでよいので、モールドの全プライステア寄与を変えるためにトレッド成形要素を置換する際に、異なるプライステア寄与を有するトレッド成形要素は、同じサイズおよび形状のトレッド成形要素と置換することができる。従って、異なるプライステア寄与を有する置換可能なトレッド成形要素は、物理的に交換可能であると言われている。
一旦モールドの全プライステアが調整されると、次のタイヤは、調整されたモールドを使用してタイヤを形成することによって、タイヤのプライステアパラメータが、モールドに対する調整が充分であったことを確認するために、タイヤのための意図されたプライステアパラメータ値より大きい、より小さい、またはほぼ等しいかどうか、または全プライステア寄与に対する更なる調整が必要であるかまたは望ましいかどうかを決定することによって形成することができる。
異なるプライステア寄与のトレッド成形要素が、タイヤトレッドに一つ以上の新しい横溝を形成することによって実現することができると理解される。特に、タイヤの横方向中心線から離れて延在するトレッドの幅に沿った一つ以上の横溝の配置は、タイヤフットプリント周辺で特定のモーメントを発生する。なお、更なる横溝がトレッド横方向中心線から配置され、プライステアパラメータの生成は増加する。同様に、モールドがトレッドのネガまたはレリーフであるので、横溝成形部材がモールドのトレッド成形用キャビティの横方向中心線からより遠くに配置されるとき、トレッド成形要素のPRAT(またはプライステア)寄与は増加する。従って、一部の実施形態は、代替の着脱可能なトレッド成形要素の異なるプライステア寄与が、トレッドに横溝を形成するように代替トレッド成形要素を構成することにより行われることを提示する。任意の横溝もトレッドの幅を横切って部分的または完全に延びることができると理解される。さらに、複数の溝を設けるときに、溝は別々かつ独立のままでありえるか、またはトレッドの幅を横切って少なくとも部分的に延びる連続横溝を形成するために交差することができる。
更なる例によって、プライステア寄与は、一つ以上の横溝の特定の特徴または特性を調整するかまたは変えることによって実現することができる。特に、代替トレッド成形要素の異なるプライステア寄与は、選択された着脱可能なトレッド成形要素によってトレッドに形成された横溝と異なる横溝を形成するように代替トレッド成形要素を構成することにより行われる。横溝の設計を変えることによる異なるプライステア寄与の生成は、図に関連して更に以下に記載する。
図を参照すると、同様の符号は類似する要素を表し、図1に特に関連して、トレッド成形用キャビティ14を形成する複数のトレッド成形要素12を有する例示的なタイヤ成形モールド10が設けられる。タイヤモールドにおいて、トレッド成形用キャビティはトレッド成形用キャビティ16の一部を形成し、それはまた、対向するタイヤ側壁のようなタイヤの他の部分を受けて、成形して、形成するように構成される。図1のモールド10は、ここに開示される方法に従って、図2に示すタイヤ40のような例示的なタイヤを形成するために用いられる。
タイヤ40は、地面係合面46を有する外側の地面係合側44を有するトレッド42を含む。タイヤ40と共に成形されることによって、トレッド42および地面係合側44は、タイヤ周辺で環状に延びる長さを有する。なお、図1に示すモールド10は、図2に示すようにタイヤトレッド42に例示的な長手方向溝48を形成するために、トレッド成形用キャビティ16の長手方向に延びる長手方向溝形成部材30を含む。トレッド42が、本開示の範囲を逸脱することなく複数の構成のいずれか一つを有してよいと理解される。
トレッド成形用キャビティがトレッドのネガまたはレリーフを形成するので、モールド特徴がトレッド成形用キャビティと関連して記述または規定されるときに、対応するトレッド特徴が、本明細書に記載されている任意のモールドによっても形成されるトレッドまたはタイヤと関連して記述または規定されることが可能であると理解される。さらに、トレッドの長手、横、および厚さの方向は、トレッド成形用キャビティのそれぞれの長手、横、および厚さの方向に相互に一致する。トレッドの長手または縦の方向は、例えば、トレッドの横方向中心線と平行なトレッドの長さに沿って延びる。例えば、長手方向は、トレッドが環状タイヤに成形されるときに円周でもよく、またはトレッドが平坦なトレッドモールドに成形されるときに線形でもよい。トレッドの幅方向は、トレッドの長手方向または長さと関連してトレッドの幅に沿って横に延びる。トレッドの厚さ方向はトレッド厚を通して横に延びる。各々が他に対して垂直であるように、長手、横、および厚さの方向は延びる。
例を挙げると、モールド10は分割モールドとして示され、成形用キャビティは、モールドの開閉作動の間に放射状に置き換え可能な多数のモールド部分18により形成される。それにもかかわらず、任意の公知のタイプのモールドも使用することができる。例えば、モールドは、対向する半分を有するクラムシェルタイプのモールドを有してよく、対向する半分は、モールドの開閉作動の間にタイヤと関連して軸方向に移動する。しかしながら、モールド10がその代わりにトレッドモールドを形成することができて、それは線形または環状に延びる長さを有するトレッドを成形できるものと理解される。このように、トレッド成形用キャビティは、タイヤの他の部分を受け入れるように構成される他の成形用キャビティなしでも存在することができる。
トレッド成形要素は、トレッド成形用キャビティの長さ、従ってトレッドの長さを形成するためにモールドの中に配置される。一部の実施形態において、トレッド成形要素は、トレッド成形用キャビティの長さに沿って、長手方向に延在する一本以上の列に配置される。例えば、図1を参照して、複数の例示的なトレッド成形要素12は一対の列20に配置される。各列は、トレッド成形用キャビティ14の長手方向L14に、および実質的に成形トレッドの長手方向L14に延在する。列20はモールド分割線PLに沿って分離可能である。
横に隣接するトレッド成形要素または列の縦または長手方向の配列が所望のように変化しうるものと理解される。図1を参照して、例えば、トレッド成形要素12は、トレッド成形用キャビティ14の長手方向L14に移動することができる。他の実施形態において、図7,8の例に示すように、対の各トレッド成形部材の全長が他に隣接して横にあるように、トレッド成形要素12はトレッド成形用キャビティの長手方向L14に整列配置されることができる。換言すれば、トレッド成形要素の横に隣接する列は、図1,7の例に示すように長手方向に整列配置されることができる。
一つ以上のトレッド成形要素が、トレッドの全幅を成形するためにトレッド成形用キャビティの全幅を横切って延在するように横に配置されるように、複数のトレッド成形要素が設計されることができるとも理解される。例えば、図1を参照して、複数のトレッド成形要素12が横に隣接するトレッド成形要素の多数の対を形成するように、各トレッド成形要素は幅W12を有する。この種の各対は、対応するトレッドの全幅を形成するために、トレッド成形用キャビティ14の全幅W14全体に集合的に延在するために別のトレッド成形要素に横に隣接して配置されるトレッド成形要素を含む。2つ以上の横に隣接するトレッド成形要素は、トレッドの全幅を形成するためにトレッド成形用キャビティの全幅全体に延在するように構成することができる。さらに、トレッド成形用キャビティの全幅全体に延在する2つ以上のトレッド成形要素の横方向配置は、同じ設計の、または2つ以上の異なる設計のトレッド成形要素を含んでよい。例えば、配置される2つ以上のトレッド成形要素の各々は、同じプライステア寄与を有してよいか、または異なるプライステア寄与を有してよい。
上記のように、常に、モールドは異なるプライステア寄与を有する一つ以上の異なる設計の複数のトレッド成形要素を含んでよい。別のトレッド成形要素と交換可能である異なるプライステア寄与を有するトレッド成形要素は、本明細書において代替トレッド成形要素と称される。異なる代替トレッド成形要素設計の各々が異なる交換可能なプライステア寄与を有するように、複数の代替レッド成形要素設計が提供されることができるものと理解される。図1を参照して、例えば、複数のトレッド成形要素は、第1の設計121A,121Bのうちの一つ以上の選択された着脱可能なトレッド成形要素、第2の設計122A,122Bのうちの一つ以上の選択された着脱可能なトレッド成形要素、および代替の設計12XA,12XBのうちの一つ以上の代替トレッド成形要素を含む。
従って、トレッド成形要素121Aは、一対のトレッド成形要素121A,121Bのうちの一つを形成し、代替トレッド成形要素12XAは、代替の対のトレッド成形要素12XA,12XBのうちの一つを形成すると言える。各対のトレッド成形要素は、トレッドの地面係合側の幅の少なくとも一部を形成するために、トレッド成形用キャビティの幅の少なくとも一部または実質的全体に延在するように並んで配置されることができる。このように、各代替トレッド成形要素12XA,12XBは、それぞれに対応する列20の対応する着脱可能なトレッド成形要素121A,121Bと交換可能である。従って、代替トレッド成形要素を着脱可能なトレッド成形要素またはその逆に置換することが、モールドのための全プライステア寄与を変えるので、選択された代替設計が異なるプライステア寄与を提供するものと理解される。例えば、選択された代替設計のうちの一方はゼロ以外のプライステア寄与を有するが、他方は他の任意のゼロ以外またはゼロのプライステア寄与も有してよい。別の例では、代替設計は、置換される設計の所定プライステア寄与と同じ絶対値を有する所定プライステア寄与を有してよい。
全モールドプライステア寄与の調整を図3,5に関連して更に説明することができる。図3を参照して、モールドの中で繰り返されるトレッド成形要素12のパターン化された配置が示される。要素のパターンは、第1の設計の着脱可能なトレッド成形要素121、第2の設計の着脱可能なトレッド成形要素122、および代替設計の代替トレッド成形要素12Xを有する1本の列または連続体20を形成する。少なくとも要素121,122は異なるプライステア寄与を提供し、代替トレッド成形要素12Xは着脱可能なトレッド成形要素121と交換可能である。従って、全プライステア寄与を変えるために、トレッド成形要素121,12Xのうちの一方は他方と置換することができる。ここで図5を参照して、図3の配置の着脱可能なトレッド成形要素121は、モールドの全プライステア寄与を変えるために、代替トレッド成形要素12Xと置き換えられた。着脱可能なトレッド成形要素121に対する複数の代替設計が提供されることができて、各々は、モールドの全プライステア寄与を更に変えるために、異なるプライステア寄与を有するものと理解される。さらに、第2の設計の着脱可能なトレッド成形要素122に対する一つ以上の代替設計は、更なるプライステアパラメータ調整力をモールドに提供するために提供されることもできる。
なお、図3に示すモールドは、等しい量の選択された着脱可能なトレッド成形要素121および代替トレッド成形要素12Xを有する複数のトレッド成形要素を含む。本明細書に述べるように、選択された着脱可能なトレッド成形要素および代替トレッド成形要素が逆のプライステア寄与を有するときに、これは、モールドの全プライステア寄与と関連して(すなわち、全プライステアパラメータを増減させるために)反対方向のプライステアパラメータの等しい調整を容易にする。
トレッド成形要素において、プライステア寄与を生成する、従って代替設計を実現する任意の方法も使用することができると理解される。例えば、プライステア寄与は、成形されるトレッドに横溝を加えることによって生成することができる。横溝は、トレッドの幅を部分的または完全に横切って長手方向に延びる長さを有する。横溝は、トレッドの縦または長手の方向と直交して延びる想像線に対して任意の角度でも横方向において長手方向に延びる。このように、想像線はトレッドの幅方向を規定する。一つ以上の任意のトレッド成形要素も、この種の横溝を形成するように構成できると認められる。特に、トレッド成形要素は、このような目的を実現するために横溝形成部材を含む。横溝形成部材は、形成される溝のネガまたはレリーフを形成し、横溝がトレッドに関連して配置されると同時に、トレッド成形要素はトレッド成形用キャビティに関連して配置される。
プライステアパラメータは、横溝のさまざまな特徴を変えること、従って一つ以上のトレッド成形要素に沿って配置された関連する特徴を変えることによって制御することができる。例えば、横溝長を増減することができ、かつ/または横溝位置を変えることができる。別の例では、プライステアパラメータは、横溝の幅を規定する一対の側の任意の側もの勾配または傾斜角度を変えることによって制御することができる(一対の側は「第1の」側および「第2の」側とも呼ばれる)。各側が一つ以上の側壁を含むので、いずれかの側の勾配または傾斜角度を変えることは、対応する溝側壁の勾配または傾斜角度を変える。従って、モールドに関して、このことは横溝成形部材の幅を形成する一対の対向する側のうちのどちらかの対応する側を変えることにより行われる。
図3,4に示す実施形態を特に参照して、着脱可能なトレッド成形要素121は、モールドの横側面に配置された横溝成形部材22Aおよびモールドの別の横側面に配置された横溝成形部材22Bを有する。モールドの側面、従ってトレッドの側面は中央線CLによって切り離される。各横溝形成部材22A,22Bは、部材の幅および任意の結果として生じる横溝をも画成する対向する側面24,26を有する。
各側面24,26は、トレッド成形用キャビティの厚さ方向に延びる想像線と関連して測定される傾斜角度β24,β26によって規定される傾斜を有する一つ以上の側壁28を含む(図4参照)。厚さ方向は、トレッド成形用キャビティの長手方向および幅方向の両方と直交して延び、幅方向は長手方向と直交して延びる。参照のために、側面24はタイヤトレッドに形成される横溝の前側面を形成し、側面26は後側面を形成する。タイヤが回転するとき、前側面は、タイヤと地面係合面との接触の領域に入る横溝の最初の部分である。その一方で、横溝の後側面は接触の領域に入る一対の側面のうちの最後の側面である。接触の領域は接地面またはタイヤフットプリントとも呼ばれる。
図3,4に示す例示的実施形態は、異なる設計のトレッド形成要素を提供する。図4に更に示すように、各横溝形成部材22A,22Bの前側面傾斜角度β24と後側面傾斜角度β26は異なり、それによって異なるプライステア寄与をトレッド成形要素121,12Xに提供する。なお、異なるプライステア寄与を提供する際に、両方の横溝形成部材が提供される場合、前側面傾斜角度または後側面傾斜角度のみが横溝形成部材22Aと22Bとの間で変化しうる。
トレッド成形要素設計は、所望のように任意の所望のプライステアパラメータ値によっても異なってよいと理解される。例えば、図3,4を続けて参照して、着脱可能なトレッド成形要素121のプライステア寄与は、代替トレッド成形要素12Xのプライステア寄与に対して値が逆でありえる。図示した実施形態において、これはさまざまな特徴のいずれかを要素121と12Xの間で変えることによって実現できるが、逆のプライステア寄与は、同じであるが逆に配置される傾斜角度を横溝形成部材22Aと22Bとの間に設けることによって実現することもできる。特に、各要素121,12Xに関して、横溝形成部材22Aの前側面傾斜角度β24および溝形成部材22Bの後側面傾斜角度β26は絶対値が等しい。同様に、横溝形成部材22Aの後側面傾斜角度β26および溝形成部材22Bの前側面傾斜角度β24は絶対値が等しい。
他の例示的な実施形態において、プライステアパラメータは、横溝(または溝の幅を画成するその任意の側面も)がトレッドの幅に沿って横に延びる方向を変化させることによって制御することができる。このように、プライステアパラメータは、一つ以上の任意の横溝もトレッドの幅方向に延びる想像基準線からずれる(すなわち、想像基準線はトレッドの長手方向および厚さ方向と直交して延びる)角度を変化させることによって制御することができる。
図7に示す例示的な実施形態では、さまざまなトレッド成形要素が設けられる。トレッド成形要素は、多数の対の横に隣接するトレッド成形部材、すなわち、第1の対121A,121B、第2の対122A,122B、および第3の対123A,123Bを含んでよい。なお、第1の対および第3の対は、トレッド成形用キャビティの幅を横切って部分的に延びトレッド成形用キャビティの横側面のうちの一つに配置される1つの横溝形成部材22のみを含む。トレッド成形部材の第2の対122A,122Bは、トレッド成形用キャビティの全幅を横切って長手方向に延びる単一の横溝を共に形成する。
図8を参照すると、図7のモールドのプライステア寄与は、横溝形成部材の各々がトレッド成形用キャビティの幅方向と関連して長手方向に延びる角度を変えることによって調整する。プライステア寄与を変えることは、横溝形成部材の任意の側面24,26もトレッド成形用キャビティの幅を横切って長手方向に延びる角度α24,α26を変えて実現することができる。これは、トレッド成形要素121A,122A,122B,123Bをそれぞれの代替トレッド成形要素12X,1A,12X,2A,12X,2B,12X,3Bと置換することによって実現することができる。なお、一部の実施形態において、各横溝形成部材の長さを変えることができた。また、一つ以上の横溝を、要素121Bおよび123Aのような、任意の要素にも加えることができたものと理解される。横溝形成部材の任意の側面の傾斜も変えることができると更に理解される。
ここに開示される発明は、一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素を少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素と置換することによるモールドの全プライステア寄与の調整を意図し、後者は、置換される各着脱可能なトレッド成形要素のプライステア寄与と異なるプライステア寄与を有する。プライステアを制御するために、異なるプライステア寄与を有する着脱可能なトレッド成形要素を使用することができる。このように、タイヤのプライステアパラメータがタイヤのための目標プライステアパラメータ特徴から十分にずれるときに、モールドの全プライステア寄与は、所望のように、および任意の公知の方法に従っても調整することができる。
例:
等しいPRAT寄与を有する例示的な要素A,B,Cを有する第1のモールド(または「基準」)は図10に示すように設けられる。従って、ABCACBではPRAT=−3N−mであり、各要素の寄与は約−3N−mである。
第2のモールドは図11に示すように設けられて、A要素は、等しい数の−8N−mのA-要素および+2N−mのA+要素により置き換えられる。A+要素およびA-要素は、基準と比較して±6°Psi3で設計された。B要素およびC要素の寄与は各々−3N−mである。従って、A-BCA+CBではPRAT=−3N−mである。
このように、両方の例示的なモールドが同じPRATを有するが、第2のモールドは所望のPRAT値を実現するために容易に変えることができる。付加的なA+要素およびA-要素は、組合せの範囲を可能にするように構成することができる。モールドが本明細書に示される3つの要素に限定されず、選択された要素のPRAT(および他のプライステア)寄与が本明細書に提供される値に限定されないものと理解される。この種の組み合せおよび値は、既存のモールドが生産能力を損なわずに容易に変更できることを示すために、例証として提供される。変更は、一つ以上の所望のプライステアパラメータ、例えばPRATを実現するために、モールドの有効期間の全体にわたって行うことができる。
例:
図11のモールド配列の第1の例示的な変更は図12に示される。全正のPRAT調整を実現するために、−8N−mの例示的な要素A-が、+2N−mの例示的な要素A+と置き換えられる。B要素およびC要素の寄与は各々−3N−mである。従って、A+BCA+CBではPRAT=−1.3N−mである。
例:
図11のモールド配列の第2の例示的な変更は図13に示される。全負のPRAT調整を実現するために、+2N−mの例示的な要素A+が、等しい数の−8N−mの例示的な要素A-と置き換えられる。B要素およびC要素の寄与は各々−3N−mである。従って、A-BCA-CBではPRAT=−4.7N−mである。
従って、異なるプライステア寄与を有するトレッド成形要素は、モールドの全プライステア寄与を調整するかまたは変えるために互いに交換することができる。この種の交換(または追加、削減、または置換)は、モールドの一部に沿ってのみ実現することができる。その際に、複数のトレッド成形要素が単一のトレッド成形要素を置換することができると認められる一方、単一のトレッド成形要素は異なる設計の単一のトレッド成形要素を置換することができる。タイヤのプライステアパラメータを調整する方法において、モールドの全プライステア寄与は、タイヤのための目標とされたかまたは意図されたプライステアパラメータ値に等しいか、ほぼ等しいか、または密接に表すタイヤのためのプライステアパラメータ値を得るためにモールドのための全プライステアに達するために、必要に応じて増減することができる。
モールド形成されたトレッドを有するタイヤの一つ以上のプライステアパラメータを調整するシステムにおいて、ここに開示されるように少なくとも一つのモールドを設けることができる。各この種のモールドはトレッド成形用キャビティを含むことができて、キャビティの少なくとも一部に沿って一連の交換可能なトレッド成形要素が配置される。少なくとも一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素と少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素との置換は、モールドの全プライステア寄与の調整を実現することができる。この種のシステムでは、任意の選択された着脱可能なトレッド成形要素も、一つ以上の選択されていない代替の着脱可能な要素と交換可能である。この種のシステムは、ここに開示される方法を実施するためにそこにモールドを有する一つ以上のステーションを含んでよい。複数のモールドステーションを組み込むシステムは、ここに開示されるモールドおよび方法を他の種類のモールドおよび成形方法と組み合わせることができる。モールドの調整が本明細書に教示されるように行われると共に、この種の組み合わせは生産能力を増やすことができる。
ここに開示される発明が、既存のモールドの部分のみが全体の所望の調和分布を実現するように調整されることを必要とする修正可能な成形方法、装置、およびシステムを提供することも考えられる。タイヤノイズシーケンスは、選択されたトレッド成形要素によって発生するタイヤノイズの好ましい特徴に基づいて修正することができる。従って、タイヤの周波数スペクトルにより示されるようにノイズ発生ピークの振幅を減らして、広い周波数帯にわたってこのエネルギーを分布させる(すなわち、「ホワイトノイズ」に近づくために)ことは可能である。バリエーションが要素(すなわち、ピッチ)で生成されるとき、ピッチは、ねじれ振動の原因であることを示し、それと関連するトレッドノイズを減衰させるように調整することができる。一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素のうちの少なくとも一つを少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素と置換(あるいは追加、削減、および/または交換)することは、それにより形成される少なくとも一つのタイヤノイズシーケンスの調整を実現することができる。このように、タイヤの外周の周りを回る際に、ピッチ割りシーケンスは、ピッチ振動に起因している共振を減衰させるように選択的に調整することができる。一つの要素は隣接する要素と異なることができ、かつ/またはパターンは隣接するパターンと異なることができる。例えば、隣接するパターンは、各パターンの要素の数および/または各パターンの要素の配置において異なることができる。これは、この種のパラメータが、音響性能の調整と共に、またはそれは別として調整を必要とするときに、必要なプライステアパラメータを犠牲にせずに、且つ新しいモールドに対して投資を行うことなく実現することができる。
本明細書に開示される寸法および値は、詳述される正確な数値に厳しく限定されているとして理解すべきではない。その代わりに、特に明記しない限り、各この種の寸法は、詳述された値およびその値を囲む機能的に均等な範囲の両方を意味するように意図される。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するように意図される。また、本明細書に開示される寸法および値は、指定された計測単位に限定されない。例えば、英語で表される寸法は、メートル法および他の単位の均等寸法を含む(例えば、「1インチ」として開示される寸法は、「2.5cm」の均等寸法を意味するように意図される)と理解される。
本明細書で用いられるように、「方法」または「プロセス」という用語は、ここに開示される発明の範囲を逸脱せずに示された以外の順序で実施できる一つ以上の工程を指す。また、いくつかの工程は任意でもよくて、省略することができる。任意の工程のシーケンスも例示であって、本明細書に記載の方法を任意の特定のシーケンスにも限定するように意図されないし、またそれは、追加工程、省略工程、反復工程、または実施工程を同時に削除するように意図されない。本明細書で用いられるように、「方法」または「プロセス」という用語は、工程を行う指示を実施するためのプロセッサを有する一つの電子的またはコンピュータによって動作する装置によって少なくとも実施される一つ以上の工程を含んでよい。
用語「一つの(a)」、「一つの(an)」、および語の単数形は、同じ語の複数形を含むとみなされるべきである。そうすると、用語は何かの一つ以上が提供されることを意味する。用語「少なくとも一つ」および「一つ以上」は、交換可能に使用される。「aとbとの間」であると記述される範囲は、「a」および「b」の値を含む。
相互参照されたかまたは関連する任意の特許または特許出願を含む、本明細書に引用されたあらゆる文書は、明示的に除外または制限されない限り、その内容全体を参照により本明細書に援用する。任意の文書の引用も、それが本明細書に開示されるかまたは特許請求の範囲に記載した任意の発明に関して従来技術であるという、もしくは、それが単独で、あるいは他の任意の参照または複数の参照との任意の組み合わせでも、任意のこの種の発明をも教示するか、示唆するか、または開示していることを認めるものではない。更に、この文書の用語の任意の意味または定義も、参照によって引用した文書の同じ用語の任意の意味または定義とも矛盾する場合に限り、この文書のその用語に割り当てられる意味または定義が適用される。
開示された装置の特定の実施形態が例示されて説明されたが、さまざまな変更、追加、および修正が、本開示の趣旨および範囲からずれることなく行うことができることが理解される。従って、任意の限定も、添付の請求の範囲に記載される場合を除いて、ここに開示される発明の範囲に課されてはならない。

Claims (30)

  1. モールド形成されたトレッドを有するタイヤの一つ以上のプライステアパラメータを調整するための前記モールドであって、
    それぞれが所定のプライステア寄与を有する要素を含む一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素と、
    前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素の前記所定のプライステア寄与と異なる所定のプライステア寄与を有する少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素と、
    のうちの少なくとも一つを有する、前記モールドの全プライステア寄与を規定する複数のトレッド成形要素を有し、
    前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素のうちの少なくとも一つと、少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素との置換により、前記モールドの前記全プライステア寄与の調整が行われる、モールド。
  2. 前記タイヤの測定されたプライステアパラメータは、前記タイヤの目標プライステアパラメータと比較され、測定および比較される前記一つ以上のプライステアパラメータは、プライステア残留アライニングトルク、プライステア残留横力、およびプライステア残留コーニング力のうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載のモールド。
  3. 交換可能なトレッド成形要素を備え、
    前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素および前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素の一方のプライステア寄与は、前記モールドの前記全プライステア寄与を増加させ、
    前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素および前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素の他方のプライステア寄与は、前記モールドの前記全プライステア寄与を減少させる、請求項2に記載のモールド。
  4. 前記タイヤの前記測定されたプライステアパラメータが前記目標プライステアパラメータを超える場合、前記着脱可能なトレッド成形要素のうちの一つ以上が、より小さいプライステア寄与を有する少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素と置換され、
    前記タイヤの前記目標プライステアパラメータが前記測定されたプライステアパラメータを超える場合、前記着脱可能なトレッド成形要素のうちの一つ以上が、より大きいプライステア寄与を有する少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素と置換される、請求項3に記載のモールド。
  5. 前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素および前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素の一方のプライステア寄与は、負のプライステア寄与を含み、
    前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素および前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素の他方のプライステア寄与は、正のプライステア寄与を含む、請求項3に記載のモールド。
  6. 前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素の前記所定のプライステア寄与は、置換される前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素のそれぞれの前記所定のプライステア寄与と同じ絶対値を有する、請求項5に記載のモールド。
  7. 前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素のうちの少なくとも1つと少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素との置換により、前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素および前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素により形成される少なくとも一つのタイヤノイズシーケンスの調整が行われる、請求項3に記載のモールド。
  8. 前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素は、前記トレッドに横溝を形成するように構成される、請求項2に記載のモールド。
  9. 前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素は、前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素によって前記トレッドに成形される横溝と異なる横溝を前記トレッドに形成するように構成される請求項8に記載のモールド。
  10. 前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素により形成されるように構成される横溝と前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素により形成される横溝との差異は、
    各横溝が前記トレッドの幅方向に延び前記トレッドの横方向中心線と直交する想像基準線からずれる角度を変化させること、および
    横溝の対向する側に配置された一対の溝側壁のうちの少なくとも一つの溝側壁の傾斜角度を変化させること(前記傾斜角度は、トレッド厚の厚さ方向に延び前記トレッドの長手方向および幅方向の両方と直交する想像基準線から測定される)、
    のうちの1つにより行われる、請求項9に記載のモールド。
  11. 前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素および前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素の各々は、前記トレッドの横方向中心線の一つの上のその幅を横切って少なくとも部分的に延びる横溝、および前記横方向中心線の別の側のその幅を横切って少なくとも部分的に延びる別の横溝を形成するように構成され、
    前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素により形成される前記横溝のうちの少なくとも一つは、前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素により形成される対応する横溝と異なる、請求項9に記載のモールド。
  12. 前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素および前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素の各々は、前記トレッドの地面係合側の少なくとも一部を形成するために、トレッド成形用キャビティの全幅を横切って部分的に延在する、請求項9に記載のモールド。
  13. 前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素は少なくとも一対のトレッド成形要素を形成し、前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素は少なくとも一対の代替のトレッド成形要素を形成し、各対の前記トレッド成形要素は、前記トレッド成形用キャビティの実質的全幅を横切って延び、それによって前記トレッドの地面係合側の少なくとも一部を形成するように連続して構成される、請求項12に記載のモールド。
  14. 前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素の前記横溝は、連続横溝を形成するために交差する、請求項12に記載のモールド。
  15. タイヤの一つ以上のプライステアパラメータを調整するための方法であって、
    請求項1に記載の少なくとも一つのモールドを提供する工程と、
    前記モールド形成されたトレッドを有する少なくとも一つのタイヤを形成する工程と、
    前記タイヤの一つ以上の測定されるプライステアパラメータを決定する工程と、
    前記一つ以上の測定されたプライステアパラメータを前記タイヤの対応する目標プライステアパラメータと比較する工程と、
    前記一つ以上の測定されたプライステアパラメータが前記対応する目標プライステアパラメータと異なる場合、前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素のうちの少なくとも一つを少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素と置換することによって前記モールドの前記全プライステア寄与を調整する工程と、
    を含む、方法。
  16. 前記測定されて比較される一つ以上のプライステアパラメータは、プライステア残留アライニングトルク、プライステア残留横力、およびプライステア残留コーニング力のうちの少なくとも一つを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 交換可能なトレッド成形要素を提供する工程を更に含み、
    前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素および前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素の一方のプライステア寄与は、前記モールドの前記全プライステア寄与を増加させ、
    前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素および前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素の他方のプライステア寄与は、前記モールドの前記全プライステア寄与を減少させる、請求項16に記載の方法。
  18. 前記タイヤの前記測定されたプライステアパラメータが前記目標プライステアパラメータを超える場合、前記着脱可能なトレッド成形要素のうちの一つ以上をより小さいプライステア寄与を有する少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素と置換する工程と、
    前記タイヤの前記目標プライステアパラメータが前記測定されたプライステアパラメータを超える場合、前記着脱可能なトレッド成形要素のうちの一つ以上をより大きいプライステア寄与を有する少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素と置換する工程と、
    を更に含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素および前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素の一方のプライステア寄与は、負のプライステア寄与を含み、
    前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素および前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素の他方のプライステア寄与は、正のプライステア寄与を含む、請求項17に記載の方法。
  20. 前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素は、置換される前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素の各々の前記所定のプライステア寄与と同じ絶対値を有する所定のプライステア寄与を有する、請求項19に記載の方法。
  21. 前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素のうちの少なくとも1つと少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素との置換により、前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素および前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素により形成される少なくとも一つのタイヤノイズシーケンスの調整が行われる、請求項17に記載の方法。
  22. 前記トレッドに横溝を形成するように前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素を構成する工程を更に含む、請求項16に記載の方法。
  23. 前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素を構成する工程は、
    前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素によって前記トレッドに成形される横溝と異なる横溝を前記トレッドに形成する工程と、
    各横溝が前記トレッドの幅方向に延び前記トレッドの横方向中心線と直交する想像基準線からずれる角度を変化させる工程と、
    横溝の対向する側に配置された一対の溝側壁のうちの少なくとも一つの溝側壁の傾斜角度を変化させる工程(前記傾斜角度は、トレッド厚の厚さ方向に延び前記トレッドの長手方向および幅方向の両方と直交する想像基準線から測定される)と、
    のうちの1つによって、前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素により形成される横溝と前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素により形成される横溝との差異を構成する工程と、
    のうちの少なくとも一つを含む、請求項22に記載の方法。
  24. 前記トレッドの横方向中心線の側のその幅を横切って少なくとも部分的に延びる横溝、および前記横方向中心線の別の側のその幅を横切って少なくとも部分的に延びる別の横溝を形成するために、前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素および前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素の各々を構成する工程を更に含み、
    前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素により形成される前記横溝のうちの少なくとも一つは、前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素により形成される対応する横溝と異なる、請求項23に記載の方法。
  25. 前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素および前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素の各々は、前記トレッドの地面係合側の少なくとも一部を形成するために、トレッド成形用キャビティの全幅を横切って少なくとも部分的に延在する、請求項23に記載の方法。
  26. 前記一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素で少なくとも一対のトレッド成形要素を形成する工程と、
    前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素で少なくとも一対の代替のトレッド成形要素を形成する工程と、
    を更に含み、各対の前記トレッド成形要素は、前記トレッド成形用キャビティの実質的全幅を横切って延び、それによって前記トレッドの地面係合側の少なくとも一部を形成するように連続して構成される、請求項25に記載の方法。
  27. 前記少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素の前記横溝は、連続横溝を形成するために交差する、請求項25に記載の方法。
  28. 測定されたプライステアパラメータが前記タイヤの目標プライステアパラメータにほぼ等しくなるまで、交換可能なトレッド成形要素の前記調整を繰り返す工程を更に含む、請求項18に記載の方法。
  29. モールド形成されたトレッドを有するタイヤの一つ以上のプライステアパラメータを調整するシステムであって、
    請求項1に記載の少なくとも一つのモールドを備え、少なくとも一つ以上の着脱可能なトレッド成形要素と少なくとも一つの代替の着脱可能なトレッド成形要素との置換により、前記モールドの前記全プライステア寄与の調整が行われるように、各モールドはトレッド成形用キャビティを有し、その少なくとも一部に沿って一連の交換可能なトレッド成形要素は配置される、システム。
  30. 任意の選択された着脱可能なトレッド成形要素が、一つ以上の選択されない代替の着脱可能な要素と交換可能である、請求項29に記載のシステム。
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