JP2015523305A - ガラスを成形するための装置及び方法 - Google Patents

ガラスを成形するための装置及び方法 Download PDF

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Abstract

ガラス板を成形するための装置は可撓製材料を含む可撓性緩衝器を有する係合部材を備える。可撓性緩衝器は成形温度において係合部材とガラス板の縁部の間の衝撃応力を低減するために動作するように構成される。別の例において、ガラス板を成形するための装置はガラス板を押して支持面の上を搬送するためにガラス板の端縁部に係合するように構成された押し部材を備える。押し部材は支持面から離れる方向に延びる押しフランジを有する。押しフランジはガラス板の端縁部と押し部材の間の熱伝導抵抗を高めるような形状につくられた複数の開口を有する。別の例において、係合部材はステンレス鋼の熱伝導率より低い熱伝導率を有する材料で作製することができる。また別の例において、方法はこの装置を用いてガラス板を成形する工程を含む。

Description

関連出願の説明
本出願は2012年5月31日に出願された米国特許出願第13/485330号の米国特許法第120条の下の優先権の恩典を主張する。本明細書は上記特許出願の明細書の内容に依存し、上記特許出願の明細書の内容はその全体が参照として本明細書に含められる。
本発明は、全般にはガラスを成形するための装置及び方法に関し、さらに詳しくは、可撓性緩衝器及び/または、複数の開口を有する、押しフランジを含む係合部材を備える、ガラスを成形するための装置及び方法に関する。
図1及び2に示されるように、約3.2mmから約6mmの厚さを有するソーダ石灰ガラスのような、1.6mmより大きな厚さを有する比較的厚いガラス板103を成形するための装置101を提供することは既知である。動作において、ガラス板103の重量が支持面109上に浮揚させられている間、ガラス板の横縁部107を支持するための支持パッド105が備えられる。ガラス板103に力をかけて走行方向115に押して加熱装置117に入れるためにガラス板103の端縁部113を押すための押しパッド111も備えられる。ガラス板103は圧搾空気203によるエアクッション201で支持面109の上に浮揚する。
図3はステンレス鋼でつくられた従来の支持パッド105を示す。従来の支持パッド105は複数のフランジ301,303,305及びバックフランジ307を有する硬質部材を含む。バックフランジ307は複数の開口309を有する。
図4〜6は従来の押しパッド111を示す。押しパッドは同様に、ステンレス鋼でつくられ、複数のフランジ401,403,405及びバックフランジ407を有する。フランジ401,403,405とは異なり、バックフランジ407は複数の開口409を有する。図5に示されるように、押しパッド110及び支持パッド105のそれぞれは、装置101の駆動チェーンに取り付けることができる、ねじ穴503を有する取付構造体501を有する。
支持パッド105及び押しパッド111はいくつかの用途においては有益であるが、比較的薄いガラス板及び/または縁部の品質が低いガラス板に対しては、損傷(例えば、クラック)を生じさせ得る。
一例の態様において、ガラス板を成形するための装置はガラス板を約450℃から約760℃の成形温度に維持するように構成された加熱装置を備える。装置は支持面を備え、支持面は、加熱装置がガラス板を成形温度に維持している間、ガラス板を支持面の上に浮揚させるための流体クッションをガラス板の表面と支持面の間に提供するように構成される。装置はさらに、可撓性材料を含む可撓性緩衝器を含む、係合部材を備える。係合部材は、ガラス板が支持面の上を発送されている間、ガラス板の縁部と係合するように構成される。可撓性緩衝器は係合部材とガラス板の縁部の間の衝撃応力を低減するために成形温度において動作するように構成される。
本態様の一例において、可撓性緩衝器は係合部材のベースに取り付けられ、可撓性緩衝器はベースの体積熱伝導率より低い体積熱伝導率を有する。
本態様の別の例において、可撓性材料は、ステンレス鋼のような、金属を含む。
本態様のまた別の例において、可撓性材料は織布を含む。
本態様の別の例において、係合部材は、ガラス板が支持面の上を搬送されているときに、ガラス板の横縁力に対抗するためにガラス板の横縁部に係合するように構成された縁支持部材を含む。可撓性緩衝器は縁支持部材とガラス板の横縁部の間の衝撃応力を低減するように構成された可撓性横縁緩衝器を含む。
本態様の別の例において、縁支持部材は複数の支持凸部及び、対応する支持凸部の対の間にそれぞれが配置された、複数の凹部を含む外向支持セグメントを有する。可撓性横縁緩衝器は、外向支持セグメントの凹部に係合せず、支持凸部に係合するように、外向支持セグメントに対して配置される。
本態様の別の例において、係合部材はガラス板を押して支持面の上を搬送するためにガラス板の端縁部に係合するように構成された押し部材を有する。可撓性緩衝器は押し部材とガラス板の端縁部の間の衝撃応力を低減するように構成された可撓性端縁緩衝器を有する。
本態様にまた別の例において、部材は複数の開口を含む押しフランジを有し、端縁緩衝器が複数の開口を覆うように配置される。
本態様の別の例において、ガラス板を流体クッションによって支持面の上に浮揚させる工程(I)を含む、装置を使用する方法が提供される。方法はさらに、ガラス板の縁部及び可撓性緩衝器を加熱装置によって約450℃から約760℃の成形温度に維持しながら、ガラス板の縁部を係合部材の可撓性緩衝器と係合させる工程(II)を含む。方法はさらにまた、ガラス板の縁部を係合部材の可撓性緩衝器に係合させたまま、支持面の上でガラスシートを移動させながらガラス板を成形する工程(III)を含む。
本態様の一例において、工程(II)は、ガラス板の重量によって生じる横縁力に対抗するため、ガラス板の横縁に可撓性緩衝器を押し当てる工程を含む。
本態様の別の例において、工程(II)は、ガラス板の端縁部に当たって押している可撓性緩衝器によってガラス板が支持面の上を押されている間にガラス板を成形する工程を工程(III)が含むように、ガラス板の端縁部に可撓性緩衝器を押し当てる工程を含む。
また別の例の態様において、ガラス板は約0.3mmから約1.6mmの厚さを有する。
別の例の態様において、ガラス板を成形するための装置は、ガラス板を成形温度に維持するように構成された加熱装置を備える。装置はさらに支持面を備え、支持面は、加熱装置がガラス板を成形温度に維持している間、支持面の上にガラス板を浮揚させるための流体クッションをガラス板の表面と支持面の間に与えるように構成される。装置はさらに、ガラス板を押して支持面の上を搬送するためにガラス板の端縁部に係合するように構成された押し部材を備える。押し部材は支持面から離れる方向に延びる押しフランジを含む。押しフランジはガラス板の端縁部と支持部材の間の熱伝導抵抗を高めるように構成された複数の開口を有する。
本態様の一例において、押し部材はさらに、押し部材とガラス板の端縁部の間の衝撃応力を低減するように構成された可撓性端縁緩衝器を有する。
本態様の別の例において可撓性端縁緩衝器は複数の開口を覆うように配置される。
本態様の別の例において可撓性材料は、ステンレス鋼のような、金属を含む。
本態様の別の例において可撓性材料は織布を含む。
本態様のまた別の例において、装置はさらに、ガラス板の横縁部に係合して、ガラス板が支持面の上を搬送されているときの、ガラス板の横縁力に対抗するように構成された縁支持部材を備える。装置は縁支持部材とガラス板の横縁部の間の衝撃応力を低減するように構成された可撓性横縁緩衝器も備える。
本態様のまた別の例において、縁支持部材は複数の支持凸部と、支持凸部の対応する対の間にそれぞれが配置された、複数の凹部を含む外向支持セグメントを有する。横縁緩衝器は、外向支持セグメントの凹部とは係合せず、支持凸部に係合するように外向支持セグメントに対して配置される。
本態様の一例において、押し部材はステンレス鋼の熱伝導率より低い熱伝導率を有する材料で作製される。
本態様の別の例において押し部材の実質的に全体が上記材料で作製される。
本態様のまた別の例において、材料は押し部材のベースの周縁部を被覆するコーティングを含み、押し部材は押し部材のベースの熱伝導率より低い熱伝導率を有する材料で作製される。
本態様のまた別の例において、装置を使用する方法は、ガラス板を流体クッションによって支持面の上に浮揚させる工程(I)を含む。方法はさらに、押し部材をガラス板の端縁部と係合させることによってガラス板を支持面に沿って押す工程(II)を有し、押しフランジの複数の開口がガラス板の端縁部と押し部材の間の熱伝導率を低める。方法はさらにまた、ガラス板の端縁部が押し部材に係合されながらガラス板が支持面の上を移動されている間、ガラス板を成形する工程(III)を含む。
本態様の別の例においてガラス板は約0.3mmから約1.6mmの厚さを有する。
別の例の態様において、ガラス板を成形するための装置は、ガラス板を成形温度に維持するように構成された加熱装置を備える。装置はさらに支持面を備え、支持面は、加熱装置がガラス板を形成温度に維持している間、ガラス板を支持面の上に浮揚させるための流体クッションをガラス板の表面と支持面の間に与えるように構成される。装置はさらに、ガラス板が支持面の上を搬送されている間、ガラス板の縁部に係合するように構成された係合部材を備え、係合部材はステンレス鋼の熱伝導率より低い熱伝導率を有する材料で作製される。
本態様の一例にしたがえば、係合部材の実質的に全体が上記材料で作製される。
本態様の別の例にしたがえば、材料は係合部材のベースの周縁部を被覆するコーティングを含み、係合部材は係合部材のベースの熱伝導率より低い熱伝導率を有する材料で作製される。
本発明の上記及びその他の特徴、態様及び利点は、添付図面を参照して以下の本発明の詳細な説明が読まれたときに、一層良く理解される。
図1はガラス板を成形するための従来の装置を示す。 図2は、図1の線2−2に沿う、従来装置の断面である。 図3は図1の装置の従来の縁支持部材を示す。 図4は図1の装置の従来の押し部材の前面図を示す。 図5は、図4の線5−5に沿う、従来の押し部材の断面である。 図6は、図4の線6−6に沿う、従来の押し部材の断面である。 図7は本開示の態様にしたがうガラスを成形するための装置を示す。 図8は、図7の縁8−8に沿う、断面である。 図9は図7の装置の縁支持部材の一例の前面図を示す。 図10は、図9の線10−10に沿う、縁支持部材の側面図を示す。 図11は、図9の線11−11に沿う、縁支持部材の断面を示す。 図12は図7の装置の押し部材の一例の前面図を示す。 図13は、図12の線13−13に沿う、押し部材の断面である。 図14は、図12の線14−14に沿う、押し部材の側面である。 図15は、図12の線15−15に沿う、押し部材の断面である。
本発明の実施形態例が示されている添付図面を参照して本発明をさらに十分に説明する。可能であれば必ず、全図面を通して、同じ参照数字が同じかまたは同様の要素を指して用いられる。しかし、本発明は多くの異なる形態で具現化することができ、本明細書に述べられる実施形態に限定されると解されるべきではない。これらの実施形態例は、本開示が、徹底的及び完結的あろうように、また本発明の範囲を当業者に十分に伝えるであろうように、提供される。
本開示の特徴は、曲げプロセス中に空気ベッド上でガラスを搬送するような、様々な用途において有用であり得る。ガラス板を曲げることは自動車の窓ガラス用途のためのあらかじめ定められた複雑なガラス形状を与えることができるが、他の用途も別の例で提供され得る。例えば、本開示の態様は、ソーダ石灰ガラス、強化ガラス(例えば、イオン交換ガラス)またはその他の組成のガラスを含むガラス板を搬送するために用いることができる。
本開示の装置及び方法は厚さが様々なガラス板を成形するために有用であり得る。例えば、本開示の態様は、約3.2mmから約6mmのような、約3.8mmから約4.7mmのような、1.6mmより厚い図2に示される厚さ‘T1’を有する、比較的厚いガラス板に有用であり得る。本開示の装置は、ガラス板を破砕させ易くする低品質の縁端を有する、比較的厚いガラス板に特に有用であり得る。
別の例において、本開示の装置及び方法は比較的薄いガラス板を、ガラス板が損傷を受ける確率を低めて、搬送するために用いることができる。一例において、比較的薄いガラス板は、従来の装置及び方法に比較して、ガラス板が損傷を受ける確率を低めて、1.6mmより薄い厚さを有することができる。別の例において、比較的薄いガラスは、約0.5mmから約1mmのような、約0.6mmから約0.8mmのような、約0.7mmのような、約0.3mmから約1.6mmの範囲内の厚さ‘T2’を有することができる。
図7に示されるように、ガラス板705を成形するための装置701が提供される。図示されるように、装置701はガラス板705を約450℃から約760℃の成形温度に維持するように構成された加熱装置703を備えることができる。加熱装置703は、成形に適する温度へのガラス板705の制御された加熱を与えるように構成することができる、及び/またはガラス板705を成形温度に維持することができる、炉を備えることができる。別の例において、加熱装置703は、成形が完了すると、ガラス板705の内部応力集中を低減する最終形状へのガラス板705の移行を可能にするためのガラス板705の制御された冷却も与えることができる。
図7にさらに示されるように、装置701は、ガラス板705が加熱装置703に向けて方向709に搬送されている間、ガラス板705を支持するように構成された支持面707も備えることができる。図示されるように支持面707は、ガラス板705が方向709に沿って搬送されている間、加熱装置706に対して実質的に静止したままでいることができる。
ガラス板705は、必要に応じ、重力に対して水平方位に搬送することができる。あるいは、図8に示されるように、ガラスシート705は、必要に応じ、重力の方向803に対して約85°から約86°の角度‘A’をなして広がるガラス平面801に沿って広がることができる。重力の方向803に対してガラス平面801を傾けることにより、ガラス板705が1つ以上の縁支持機構711に支えられ得るように。力ベクトル‘F1’の方向にガラス板を進ませるための僅かな横力ベクトル‘F1’を生じさせることができる。同時に、比較的大きな角度‘A’により、ガラス板705の重量のかなりの部分を支持面707に対する法線力ベクトル‘F2’に沿って向けることが可能になる。かなりの法線力ベクトル‘F2’は、加熱装置がガラス板を成形温度に維持している間、ガラスの重量の下でガラス板705の成形を助長するに役立ち得る。
図8にさらに示されるように、支持面707は、加熱装置703がガラス板705を成形温度に維持している間、ガラス板705を支持面707の上に浮揚させるための流体クッション805をガラス板705の表面807と支持面707の間に与えるように構成することができる。例えば、図8に示されるように、支持面707は、支持面707に定められた複数の開口813と流体が通じる内蔵圧力チャンバ811を含む支持装置809の一部として設けることができる。したがって、一例において、支持面707はガラス板705の無接触支持を提供することができる。
別の例において、装置701は1つ以上の係合部材711,719を備えることができる。適切な一例において、係合部材711は、傾斜支持面707上のガラス板705の重量によって発生する横力ベクトル‘F1’に対抗するため、ガラス板705の横縁部715に係合するように構成された縁支持部材711を含むことができる。図示されるように、縁支持部材711は第1の縁支持部材711a及び第2の縁支持部材711bを含むことができるが、別の例においては1つまたは2つより多くの縁支持部材を設けることができる。
縁支持部材711は、ガラス板705が支持面707の上を搬送されているときに横力ベクトル‘F1’に対抗するように構成することができる。例えば、図7及び8に簡略に示されるように、縁支持部材711は、図示されるチェーン駆動装置717のような、駆動装置に連結することができる。チェーン駆動装置は縁支持部材711をガラス板705とともに方向709に移動させるように構成することができる。したがって、ガラス板705と係合部材711,719の間の相対運動はほとんどまたは全く無しに、ガラス板705を方向709に搬送することができる。
図9は図7に示される装置701の縁支持部材711の一例の前面図を示す。縁支持部材711は縁支持部材711とガラス板705の横縁部715の間の衝撃応力を低減するように構成された可撓性横縁緩衝器901を有する。したがって、支持面に707に対してガラス板705を支持されるように載せると、ガラス板705は横力ベクトル‘F1’の方向に滑り落ちることができる。ガラス板705は、横縁部715が最終的に縁支持部材711に係合するまで滑り落ち続けることができる。外向支持セグメント903が、ガラス板705のそれ以上の動きを防止し、その後横力ベクトル‘F1’に対抗するための支持を与える、ストップとして作用する。外向支持セグメント903は、ガラス板705の横縁部715の縁支持部材711との衝突によって生じる衝撃応力を低減するために可撓性緩衝器901に設けることができる、かなり硬質の部材を含むことができる。実際上、緩衝器901は、緩衝器901の可撓性により、ガラス板705の横縁部が可撓性緩衝器901に係合する際に圧縮態様で変形することができる。
さらにまた、可撓性横縁緩衝器801は、横力ベクトル‘F1’の方向の、または逆方向の、ガラス板705の急激な移動を生じさせ得るプロセス不安定性に起因する応力を低減することができる。したがって、可撓性横縁緩衝器901は、ガラス板705を支持面707に支持されるように載せるとき及び/または支持面807の上を方向709に沿ってガラス板705を搬送するときに、これがなければガラス板705のクラックを生じさせ得る、衝撃応力の低減に有用であり得る。
可撓性横縁緩衝器901は、縁支持部材711が、ガラス板705が成形されている間ガラス板705とともに加熱装置706を通って進行できるように、約450℃から約760℃の成形温度で動作するように構成される。可撓性緩衝器は広範な材料を含むことができる。例えば、可撓性緩衝器はステンレス鋼のような金属を含むことができるが、別の例では他の金属材料を用いることができる。一例において、可撓性緩衝器は板バネまたはその他の材料として提供され得る。図示される例において、可撓性材料は、図示されるステンレス鋼布織ストリップ905のような、織布を含む。(例えばステンレス鋼の)織布として与えられれば、織布は可撓性になることができ、弾力性にもなり得る。必要に応じ、可撓性ストリップは、与えられれば、織布の厚さを大きくするために折り重ねることができる。実施上、図9及び10に示されるように、可撓性ストリップは折り目907を有することができ、ストリップは外向支持セグメント903の頂部を覆って広がる。折り重ねられた織布ストリップ905のそれぞれの縁は、例えば、図示されるねじ909a,909bのような留め具を用いて外向支持セグメントに重ねて取り付けることができる。
いくつかの例において、可撓性横縁緩衝器901はガラス板705の横縁部715と縁支持部材711のベース911の間の熱伝導抵抗を高めるに役立ち得る。熱伝導抵抗を高めることはガラス板705内の温度勾配による応力破壊の発生を最小限に抑えるかまたは防止するに役立ち得る。いくつかの例において、全ての用途にわたるいずれの例の可撓性緩衝器も、ベースの体積熱伝導度より低い体積熱伝導度を有することができる。本出願の目的のため、「体積熱伝導度」は材料の体積の全体の熱伝導度と見なされる。したがって、体積熱伝導度は材料の熱伝導度及び材料の体積の構造形状の影響を受け得る。例えば、可撓性横縁緩衝器801が織布として与えられれば、織布の金属繊維間に空隙が与えられ、よって、ガラス板705内の温度勾配を回避するに役立つ、熱伝導抵抗を高め得る熱障壁をつくるに役立ち得る。したがって、ベース911及び可撓性横縁支持緩衝器901のいずれもがステンレス鋼からなっていれば、ベース911及び可撓性横縁支持緩衝器901はともに同じ材料熱伝導度を有するが、織ステンレス鋼布を有する緩衝器の体積熱伝導度は中実ステンレス鋼から鳴るベースの体積熱伝導度より低くなるであろう。実際上、一例において、ベースの体積熱伝導度は、W/m-K単位で、数10から数100の範囲内にあり得るが、ステンレス鋼織布は約0.1〜約1W/m-Kの体積熱伝導度を有し得る。別の例において、織ったガラス繊維、ガラス布、ステンレス鋼合金、またはその他の材料を、織布として与えることができる。
さらに、可撓性横縁緩衝器901は、熱伝導抵抗をさらに高めるため、縁支持機構711の残余部分の構造特徴と組み合わさって作用することができる。例えば、外向支持セグメント903は、必要に応じ、金属(例えばステンレス鋼)または成形温度で動作するように構成されたその他の金属で作製することができる、ベース911のフランジとして形成することができる。図9に示されるように、一実施形態において、外向支持セグメント903は複数の支持凸部913及び、支持凸部912の対応する対の間にそれぞれが配置された、複数の凹部915を有することができる。可撓性横縁緩衝器901は、外向支持セグメント903の凹部915に係合せず、支持凸部913に係合するように、外向支持セグメント903に対して配置される。そのような例において、可撓性横縁緩衝器901と外向支持セグメント903の凸部/凹部構成の組合せはガラス板705の横縁部715と縁支持部材711のベース911の間の熱伝導抵抗を高めるに役立ち得る。実際上、図11に示されるように、支持凸部913にしか横縁部715とベース911の間の直接経路はない。さらに、例示可撓性横縁緩衝器の織布の性質により、織布の金属繊維間の空隙が熱伝導を妨げるに役立ち得る。図9に示されるように、織布ストリップ905の高められた熱伝導抵抗は凹部915の空隙とともに総熱伝導抵抗をさらに高めるように作用することができる。
図9をさらに参照すれば、必要に応じ、ベース911はベース911の質量を低減することができ、横縁部715とベース911の間の熱伝導抵抗をさらに高めるように設計された形状を与えることができる、複数の開口919をもつバックプレート917も有することができる。さらに、図9及び11に示されるように、バックプレート917,横フランジ921a,921b,及び外向支持セグメント903は、縁支持部材711の質量を低減し、よって片支持部材の711の熱伝導能力を最小限に抑えるため、比較的薄い部材を含むことができる。図11は、縁支持部材711の駆動装置717への取付けを可能にするように構成されたねじ穴1003を有することができる、取付部1101を示す。
図7及び12に示されるように、縁支持部材711に加えて、あるいはさらに、係合部材は、ガラス板705を押して支持面707の上でガラス板705を搬送するためにガラス板705を押すためにガラス板705の端縁部713に係合するように形成された、押し部材719を含むことができる。図12に示されるように、押し部材719は、押し部材719とガラス板705の端縁部713の間の衝撃応力を低減するように構成された、可撓性端縁緩衝器1201a,1201bを含む可撓性緩衝器を有することができる。2つの可撓性端縁緩衝器1201a,1201bが示されているが、別の例にでは、別の用途において単一の端縁緩衝器が設けられ得る。
可撓性横縁緩衝器901と同様に、可撓性端縁緩衝器1201a,1201bは、ガラス板705が成形されている間、押し部材719がガラス板705とともに加熱装置703を通って進行できるように、(例えば約450℃から約760℃の)成形温度において動作することができる。さらに、可撓性端縁緩衝器1201a,1201bは押し部材719とガラス板705の端縁部713の間の衝撃応力を低減できる可撓性材料で作製することができる。したがって、初めに端縁部713に係合するときに、横押しフランジ1203a,1203bは、ガラス板705が支持面707に対して搬送されている間の方向709にガラス板705を押すために作用することができる。横押しフランジ1203a,1203bは支持面707から離れる方向に延びるかなり硬質の材料を含むことができる。押しフランジ1203a,1203bには、ガラス板の端縁部713の押し部材719との衝突によって生じる衝撃応力を低減するための、可撓性緩衝器を備えることができる。実際上、緩衝器の可撓性により、ガラス板705の端縁部713が可撓性緩衝器に係合する際に圧縮態様で変形することができる。
さらにまた、可撓性端縁緩衝器1201a,1201bは、方向709でガラス板705に印加される押し力の急激な変化を生じさせ得るプロセス不安定性に起因する応力を低減することができる。したがって、可撓性端縁緩衝器1201a,1201bは、ガラス板705を支持面707に沿って支持されるように載せるとき及び/または支持面807の上を方向709に沿ってガラス板705を押すプロセスの開始時及び/または継続時に、これがなければガラス板705のクラックを生じさせ得る、衝撃応力の低減に有用であり得る。
可撓性端縁緩衝器1201a,1201bは、ガラス板705が成形されている間、押し部材719がガラス板705とともに加熱装置706を通って進行できるように、約450℃から約760℃の成形温度において動作するように構成される。可撓性端縁緩衝器は、可撓性横縁緩衝器901を作製するための上述した材料と同様または同等である、広範な材料を含むことができる。例えば、可撓性横縁緩衝器901と同様、可撓性端縁緩衝器1201a,1201bはそれぞれ、必要に応じて、織布の厚さを大きくするために折り重ねることができる、可撓性ストリップを含むことができる。実際上、図12〜15に示されるように、可撓性ストリップは折り目1205a,1205bを有することができ、ストリップは外向セグメント1207の頂部を覆って延び、図示されるねじ1209a,1209bのような留め具により、一端において所定の位置に取り付けられる。可撓性ストリップは次いでそれぞれの横押しフランジ1203a,1203bを覆って下方に延び、図示されるねじ1211a,1211bのような留め具により、一端において所定の位置に取り付けられる。
いくつかの例において、可撓性端縁緩衝器1201a,1201bはガラス板705の端縁部713と押し部材719のベース1213の間の熱伝導抵抗を高めるに役立ち得る。熱伝導抵抗を高めることはガラス板705内の温度勾配による応力破壊の発生を最小限に抑えるかまたは防止するに役立ち得る。例えば、可撓性端縁緩衝器1201a,1201bを織布として与えれば、織布の金属繊維間に空隙が与えられ、よって、ガラス板705内の温度勾配を回避するに役立つ、熱伝導抵抗を高め得る熱障壁をつくるに役立ち得る。
さらに、可撓性端縁緩衝器1201a,1201bは、熱伝導抵抗をさらに高めるため、押し部材719の残余部分の構造特徴と組み合わさって作用することができる。例えば、横押しフランジ1203a,1203bは、必要に応じて、金属(例えばステンレス鋼)または、成形温度で動作するように構成された、他の材料で作製することができるベース1213のフランジとして形成することができる。図15に示されるように、一例において、ガラス板705の端縁部713とベース1213の間の熱伝導抵抗を高めるような形状につくられた1つ以上の開口1501を、横押しフランジ1203a,1203bに設けることができる。実際上、横押しフランジ1203a,1203bのそれぞれに複数の開口1501を設けることができ、それぞれの端縁緩衝器1201a,1201bを、図示されるように、複数の開口1501を覆うように配置することができる。そのような例において、横押しフランジ1203a,1203bの開口1501と端縁緩衝器1201a,1201bの組合せはガラス板705の端縁部713と押し部材719のベース1213の間の熱伝導抵抗を高めるに役立ち得る。実際上、図15に示されるように、開口の場所においてガラス板とベースの間に熱伝導のための直接経路はない。さらに、例示可撓性端縁緩衝器の織布の性質により、織布の金属繊維の間の空隙が熱伝導を妨げるに役立ち得る。さらに、図15に示されるように、織布ストリップ1201a,1201bの高められた熱伝導抵抗は、開口1501における空隙とともに、総熱伝導抵抗をさらに高めるように作用することができる。
図12に示されるように、ベース1213は、必要に応じ、ベース1213の質量を低減でき、端縁部713とベース1213の間の熱伝導抵抗をさらに高めるように設計された構成を与える、複数の開口1217をもつバックプレーン1215を有することもできる。さらにまた、熱伝導抵抗をさらに一層高めるため、別の開口1219を設けることもできる。さらに、図12,13及び15に示されるように、バックプレーン1215,押しフランジ1203a,1203b,及び外向セグメント1207は、押し部材719の質量を低減し、よって押し部材719の熱伝導能力を最小限に抑えるための、比較的薄い部材を含むことができる。図15は押し部材719の駆動装置717への取付けを可能にするように構成されたねじ穴1505を有することができる、取付部1503を示す。さらに、図13に示されるように、取付部1503は熱伝導抵抗をさらに高めるように設計された、開口1301をもつフレーム構造を含むことができる。図示されていないが、縁支持部材711のベースにも同様の開口を設けることができる。
ここで、初めに図7及び8を参照して装置701の使用方法を説明する。一例において、方法はガラス板705を流体クッションによって支持面707の上に浮揚させる工程を含む。例えば、内蔵圧力チャンバに圧搾空気を押し込んで、支持面707の開口813から空気流815を吹き出させることができる。
一例において、方法はさらに、縁部713,715の少なくとも一方を係合部材の少なくとも1つの可撓性緩衝器905,1201a,1201bに、ガラス板705の縁部及び可撓性緩衝器を加熱装置によって約450℃から約760℃の成形温度に維持しながら、係合させる工程を含むことができる。例えば、係合部材711,719は、ガラス板705が成形温度まで温度が高められて成形温度に維持されるように、ガラス板705とともに方向709に沿って加熱装置703の内部に進入することができる。特定の実施例の1つにおいて、方法は、ガラス板705の重量によって生じる横縁力‘F1’に対抗するため、ガラス板705の横縁部715に可撓性緩衝器901を押し付ける工程を含む。さらにまたはあるいは、方法は、ガラス板705の端縁部を押している可撓性緩衝器によってガラス板705が支持面の上を押されている間にガラス板705が成形され得るように、ガラス板705の端縁部713に可撓性緩衝器1201a,1201bを押し付ける工程をさらに含むことができる。
別の例において、方法は、ガラス板705の端縁部713との押しフランジ1203a,1203bの係合によってガラス板705を支持面707に沿って押す工程を含むことができ、押しフランジの複数の開口1501がガラス板の端縁部と押し部材の間の熱伝導抵抗を低める。いくつかの例において、必要に応じて可撓性緩衝器をさらに備えることができる。
方法はさらに、ガラス板の縁部分が係合部材の可撓性緩衝器に係合されている間、ガラス板を支持面の上を移動させながらガラス板を成形する工程を含むことができる。例えば、支持面707の形状を方向709で徐々に変えて、ガラス板が成形温度に達すると、所望の最終形状が達成されるまで、ガラス板の形状を支持面707の変化する形状に合わせて変化させることができる。
上で論じたように、本開示の態様は、ガラス板と係合部材のベースの間の熱伝導率を低めるために、低められた体積熱伝導率を与えるように設計された係合部材(例えば、押し部材、縁支持部材、等)を含むことができる。先述したように、一例において、体積熱伝導率が低められている可撓性緩衝器を備えることができる。
係合部材はステンレス鋼の熱伝導率より低い熱伝導率を有する材料で作製することができる。したがって、係合部材の材料は10W/m-Kより低い熱伝導率を有することができる。例えば、先述したように、ステンレス鋼織布は約0.1〜約1W/m-Kの体積熱伝導率を有することができる。一例において、係合部材の実質的に全体がそのような材料で作製される。例えば、ステンレス鋼の材料熱伝導率より低い体積及び/または材料熱伝導率を有するセラミック材料で係合部材を作製することができる。
別の例において、係合部材の材料は、図面に示される織布ストリップではなく、コーティングを含むことができる。そのような例において、図面の織布は係合部材のベースの周縁部を覆うコーティングの簡略表示と見なすことができ、係合部材は、係合部材のベースの熱伝導率より低い熱伝導率を有する材料で作製される。一例において、係合部材のベースは、数10〜数100W/m-Kの熱伝導率を有するステンレス鋼を含むことができ、コーティングは熱伝導率がさらに低い材料を含む。一例において、コーティングは0.1インチ(2.54mm)厚クロミア-アルミナで覆われた0.03インチ(762μm)厚ジルコニアを含むことができる。溶射Y-Zircの熱伝導率は約0.9W/m-Kであり、溶射クロミア-アルミナの熱伝導率は約5W/m-Kである。
本発明の精神及び範囲を逸脱することなく本発明に様々な改変及び変形がなされ得ることが当業者には明らかであろう。したがって、本発明の改変及び変形が添付される特許請求項及びそれらの等価形態の範囲内に入れば、本発明はそのような改変及び変形を包含するとされる。
701 ガラス板成形装置
703 加熱装置
705 ガラス板
707 支持面
711,711a,711b,719 縁支持部材(係合部材)
713 ガラス板の端縁部
715 ガラス板の横縁部
717 チェーン駆動装置
719 押し部材
805 流体クッション
809 支持装置
811 内蔵圧力チャンバ
901 可撓性横縁緩衝器
1201a,1201b 可撓性端縁緩衝器

Claims (8)

  1. 約0.3mmから約1.6mmの厚さを有する薄ガラス板を成形するための装置において、
    前記ガラス板を成形温度に維持するように構成された加熱装置、
    前記加熱装置が前記ガラス板を前記成形温度に維持している間、前記ガラス板を前記支持面の上に浮揚させるための流体クッションを前記ガラス板の表面と前記支持面の間に与えるように構成される支持面、
    及び
    金属、ステンレス鋼または織布の内の1つ以上で形成された可撓性材料でつくられた可撓性緩衝器を有する係合部材であって、前記ガラス板が前記支持面の上を搬送されている間、前記ガラス板の縁部に係合するように構成される係合部材、
    を備え、
    前記可撓性緩衝器が、前記成形温度において前記係合部材と前記ガラス板の前記縁部の間の衝撃応力を低減するために動作するように構成され、ベースの体積熱伝導率より低い体積熱伝導率を有する、
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記係合部材が、前記ガラス板が前記支持面の上を搬送されているときに前記ガラス板の横縁力に対抗するために前記ガラス板の横縁部に係合するように構成された縁支持部材を含み、前記可撓性緩衝器が、前記縁支持部材と前記ガラス板の前記横縁部の間の衝撃応力を低減するように構成された可撓性横縁緩衝器であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記縁支持部材が、複数の支持凸部及び、前記支持凸部の対応する対の間にそれぞれが配置された、複数の凹部を有する外向支持セグメントを有し、前記可撓性横縁緩衝器が、前記外向支持セグメントの前記凹部とは係合せず、前記支持凸部と係合するように、前記外向支持セグメントに対して配置されることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記係合部材が、前記ガラス板を押して前記支持面の上を搬送するために前記ガラス板の端縁部に係合するように構成された押し部材を含み、前記可撓性緩衝器が、
    前記押し部材と前記ガラス板の前記欄縁部の間の衝撃応力を低減するように構成された可撓性端縁緩衝器、または
    前記支持面から離れる方向に延びる押しフランジであって、前記ガラス板の前記端縁部と前記押し部材の間の熱伝導抵抗を高めるように構成された複数の開口を有し、前記端縁緩衝器は前記複数の開口を覆うように配置される押しフランジ、
    の内の1つ以上であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 前記係合部材が、ステンレス鋼の熱伝導率より低い熱伝導率を有する材料で作製されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 約0.3mmから約1.6mmの厚さを有する薄ガラス板を成形するために加熱装置を用いる方法であって、
    前記加熱装置が前記ガラス板を成形温度に維持するように構成され、
    支持面が、前記加熱装置が前記ガラス板を前記成形温度に維持している間、前記支持面の上に前記ガラス板を浮揚させるための流体クッションを前記ガラス板の表面と前記支持面の間に与えるように構成され、
    係合部材が可撓性材料を有する可撓性緩衝器であり、
    前記係合部材が、前記ガラス板が前記支持面の上を搬送されている間、前記ガラス板の縁部に係合するように構成され、
    前記可撓性緩衝器が、前記成形温度において前記係合部材と前記ガラス板の前記縁部の間の衝撃応力を低減するために動作するように構成されている、
    方法において、前記方法が、
    (I)前記ガラスシートを流体クッションによって前記支持面の上に浮揚させる工程、
    (II)前記ガラス板の前記縁部及び前記可撓性緩衝器が前記加熱装置によって前記成形温度に維持されている間、前記ガラス板の前記縁部を前記係合部材の前記可撓性緩衝器に係合させる工程、及び
    (III)前記ガラス板の前記縁部が前記係合部材の前記可撓性緩衝器と係合されている間、前記ガラス板に前記支持面の上を移動させながら前記ガラス板を成形する工程、
    を特徴とする方法。
  7. 前記工程(II)がさらに、前記押し部材を前記ガラス板の前記端縁部と係合させることにより前記支持面に沿って前記ガラス板を押す工程を含み、
    前記工程(III)がさらに、前記ガラス板の前記端縁部が前記押し部材と係合されている間、前記ガラス板に前記支持面の上を移動させながら前記ガラス板を成形する工程を含む、
    ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記成形温度が約450℃から約760℃であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
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