JP2006248882A - ガラス板搬送支持装置及び該ガラス板搬送支持装置を備えるガラス板処理装置 - Google Patents

ガラス板搬送支持装置及び該ガラス板搬送支持装置を備えるガラス板処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ガラス板を確実に搬送しつつガラス板支持装置の交換を簡便に行うことができるガラス板搬送支持装置を提供する。
【解決手段】 ガラス板搬送支持装置20は、搬送されるガラス板12を支持するガラス板支持装置30と、ガラス板支持装置30を搬送する駆動チェーン40とを備え、駆動チェーン40は、駆動チェーン40の搬送方向に関してガラス板支持装置30と係合する係合部41を有し、係合部41は、搬送方向以外の少なくとも1方向に関してガラス板支持装置30と非係合である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ガラス板を曲げ成形する炉内において、当該ガラス板を支持しながら搬送するガラス板搬送支持装置及び該ガラス板搬送支持装置を備えるガラス板処理装置に関する。
従来、ガラス板、例えば、自動車用のサイドガラスの製造工程では、ガラス板を支持するガラス板支持装置が設けられたガラス板搬送支持装置によりガラス板を炉内において搬送し、当該炉内でガラス板を加熱して所定の形状に曲げ成形する。
ガラス板搬送支持装置としては、例えば、特許文献1では、図8に示すように、ガラス板を加熱するガス炉91に沿って設けられたチェーン等の搬送手段94と、搬送手段94に装着されたピン96と、ピン96に着脱自在に装着されるガラス板支持金具95とを備えるガラス搬送支持装置が開示されている。
ガラス板支持金具95は、加圧ガスが吹き出す複数の孔口92を有するガス炉91上を移動する底板部101と、複数の孔口92から吹き出す加圧ガスにより浮上するガラス板73に接触して支持する支持部102と、ピン96に設けられた複数の嵌合溝98に嵌め込まれる突出部99が設けられた止め金具97と、ピン96が挿入される挿入部103とを備える。
このガラス搬送支持装置では、搬送手段94に装着されたピン96をガラス板支持金具95の挿入部103に挿入し、止め金具97の突出部99をピン96の嵌合溝98に嵌め込ませることにより、ガラス板支持金具95がピン96に係止される。
また、他のガラス板搬送支持装置として、図9に示すように、ガラス板を加熱するガス炉111に沿って設けられたチェーン等の搬送装置104と、搬送装置104に装着されたピン114と、ピン114に着脱自在に装着されるガラスホルダ110とを備えるガラス搬送支持装置が提案されている。
ガラスホルダ110は、ガス炉111上を移動する底板部112と、複数の噴出孔119から吹き出す加圧ガスにより浮上するガラス板に接触して支持する支持部113と、対向するように配設された一対の断面略L字型部材によって構成され、該一対のL字型部材の間に形成された空間であって、ピン114が挿入される空間である挿入部116と、屈曲された棒部材である挿通ピン118とを備える。各L字型部材は挿入空間の対向面において複数の貫通孔115を有し、ピン114は端部において貫通孔117を有する。
このガラス板搬送支持装置では、搬送装置に装着されたピン114をガラスホルダ110の挿入部116に挿入し、貫通ピン118を、ピン114の貫通孔117及び各L字型部材の貫通孔115に挿通し且つ固定することにより、ガラスホルダ110がピン114に係止される。
実公昭55−55226号公報
しかしながら、上記のようなガラス板搬送支持装置では、高温の炉内と室温の炉外を繰り返して出入りすることによる金属の熱膨張・熱収縮や、搬送手段74からの振動の影響により、ガラス板支持金具95がピン96から外れる場合があり、ガラス板を確実に搬送できないという問題点がある。また、他のガラス板搬送支持装置では、ガラス板支持部材としてのガラスホルダ110の交換作業を行う際に、まず挿通ピン118を貫通孔117及び一対のL字型部材の貫通孔115から引き抜いてガラスホルダ110をピン114から脱離させ、次いで、新たなガラスホルダ110の挿入部116にピン114を挿入し、さらに、挿通ピン118をピン114の貫通孔117及び新たなガラスホルダ110における各L字型部材の貫通孔115に挿通して固定しなければならず、ガラスホルダの交換作業が煩雑であるという問題点がある。
本発明の目的は、ガラス板を確実に搬送しつつガラス板支持装置の交換を簡便に行うことができるガラス板搬送支持装置及び該ガラス板搬送支持装置を備えるガラス板処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載のガラス板搬送支持装置は、搬送される少なくとも1枚のガラス板を支持するガラス板支持装置と、前記ガラス板支持装置を搬送する搬送装置とを備えるガラス板搬送支持装置において、前記搬送装置は、該搬送装置の搬送方向に関して前記ガラス板支持装置と係合する係合部を有し、該係合部は、前記搬送方向以外の少なくとも1方向に関して前記ガラス板支持装置と非係合であることを特徴とする。
請求項2記載のガラス板搬送支持装置は、請求項1記載のガラス板搬送支持装置において、前記ガラス板支持装置は、前記係合部と係合する被係合部及び凸状の係止部を有するベース部材を備えることを特徴とする。
請求項3記載のガラス板搬送支持装置は、請求項2記載のガラス板搬送支持装置において、前記係合部は当接面を有し、前記被係合部は前記搬送装置の搬送方向に関して前記当接面と当接する被当接面を有することを特徴とする。
請求項4記載のガラス板搬送支持装置は、請求項2又は3記載のガラス板搬送支持装置において、前記ベース部材は、前記搬送方向に沿って複数の部分に分かれ、該各部分は隣接する他の前記部分と屈曲自在な屈曲部を介して接続されることを特徴とする。
請求項5記載のガラス板搬送支持装置は、請求項4記載のガラス板搬送支持装置において、前記ベース部材は前記搬送方向に沿って配設されたチェーン構造体であることを特徴とする。
請求項6記載のガラス板処理装置は、少なくとも1枚のガラス板を加熱する加熱炉と、該加熱炉内において前記ガラス板を搬送するガラス板搬送支持装置とを備え、前記ガラス板搬送支持装置は、前記ガラス板を支持するガラス板支持装置、及び該ガラス板支持装置を搬送する搬送装置を有するガラス板処理装置において、前記搬送装置は、該搬送装置の搬送方向に関して前記ガラス板支持装置と係合する係合部を有し、該係合部は、前記搬送方向以外の少なくとも1方向に関して前記ガラス板支持装置と非係合であり、前記ガラス板処理装置は、前記加熱炉から退出した前記ガラス板搬送支持装置において前記ガラス板支持装置を前記搬送方向以外の少なくとも1方向に沿って移動させて脱離させるガラス板支持装置交換装置をさらに備えることを特徴とするガラス板処理装置。
請求項7記載のガラス板処理装置は、請求項6記載のガラス板処理装置において、前記ガラス板支持装置交換装置は、前記加熱炉へ進入する前記ガラス板搬送支持装置において前記脱離されたガラス板支持装置を前記搬送装置に係合させることを特徴とする。
請求項1記載のガラス板搬送支持装置によれば、搬送装置は、該搬送装置の搬送方向に関してガラス板支持装置と係合する係合部を有し、該係合部は、搬送方向以外の少なくとも1方向に関してガラス板支持装置と非係合であるので、搬送装置が係合部を介してガラス板支持装置を搬送することによってガラス板を確実に搬送することができると共に、ガラス板支持装置を、搬送装置の係合部がガラス板支持装置と非係合である方向に沿って移動させることにより、ガラス板支持装置の交換を簡便に行うことができる。
請求項2記載のガラス板搬送支持装置によれば、ガラス板支持装置は、係合部と係合する被係合部及び凸状の係止部を有するベース部材を備えるので、従来から使用されている、係止部が挿入される挿入部及び係止部と係合する棒状の係合部材を有するホルダ部材を使用することが可能であり、これにより、新たなホルダ部材の作製に伴うガラス板の製造コストの増大を防止することができる。
請求項3記載のガラス板搬送支持装置によれば、搬送装置の係合部は当接面を有し、ガラス板支持装置の被係合部は搬送装置の搬送方向に関して上記当接面と当接する被当接面を有するので、搬送装置の係合部とガラス板支持装置の被係合部とが面で当接することにより、ガラス板支持装置が安定して搬送され、もってガラス板をさらに確実に搬送することができる。
請求項4記載のガラス板搬送支持装置によれば、ベース部材は、搬送方向に沿って複数の部分に分かれ、該各部分は隣接する他の部分と屈曲自在な屈曲部を介して接続されるので、搬送方向の変化に対するベース部材の追従性が向上し、ガラス板を安定的に搬送することができる。また、ベース部材の熱などに起因する膨張による反りを低減することができる。
請求項5記載のガラス板搬送支持装置によれば、ベース部材は搬送方向に沿って配設されたチェーン構造体であるので、搬送方向の変化に対するベース部材の追従性がさらに向上し、ガラス板をさらに安定的に搬送することができる。
請求項6記載のガラス板処理装置によれば、ガラス板搬送支持装置の搬送装置は、該搬送装置の搬送方向に関してガラス板支持装置と係合する係合部を有し、該係合部は、搬送方向以外の少なくとも1方向に関してガラス板支持装置と非係合であり、ガラス板処理装置は、加熱炉から退出したガラス板搬送支持装置においてガラス板支持装置を上記搬送方向以外の少なくとも1方向に沿って移動させて脱離させるガラス板支持装置交換装置をさらに備えるので、搬送装置が係合部を介してガラス板支持装置を搬送することによってガラス板を確実に搬送することができる。また、ガラス板搬送支持装置が加熱炉から退出したとき、ガラス板支持装置を搬送装置の係合部がガラス板支持装置と非係合である方向に沿って移動させることにより、ガラス板支持装置の交換を簡便に行うことができ、ガラス板の加熱後における工程を削減することができる。
請求項7記載のガラス板処理装置によれば、ガラス板支持装置交換装置は、加熱炉へ進入するガラス板搬送支持装置においてガラス板支持装置を搬送装置の搬送方向に関して係合させるので、搬送装置が係合部を介してガラス板支持装置を確実に搬送することができるだけでなく、ガラス板の加熱前における工程を削減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るガラス板搬送支持装置が適用されるガラス板処理装置の構成を概略的に示す平面図である。
図1に示すように、ガラス板処理装置1は、後述するガラス板搬送支持装置20と協働してガラス板12を略水平方向に搬送すると共に搬送されるガラス板12を加熱する加熱炉(不図示)と、ガラス板12を支持しながらガラス板12を搬送するガラス板搬送支持装置20とを備える。
加熱炉は、筺体状の本体(不図示)を備え、該本体は、気体を加熱する加熱装置(不図示)と、加熱された気体を加圧する加圧装置(不図示)と、加熱及び加圧されたガスが吹き出す複数の噴出孔13が設けられたガラス板搬送面11とを備える。ガラス板搬送面11において、後述の駆動チェーン40側の端部11Aは、反対側の端部(不図示)より僅かに低く設定されており、ガラス板搬送面11は僅かに傾斜している。ガラス板搬送面11の傾斜角度は、例えば、水平方向に対して2〜10度である。
図2は、図1におけるガラス板搬送支持装置20の部分拡大図である。
図2に示すように、ガラス板搬送支持装置20は、搬送されるガラス板12を支持するガラス板支持装置30と、ガラス板支持装置30を搬送する駆動チェーン(搬送装置)40とを備える。また、駆動チェーン40は、加熱炉の本体を貫通するように配され、これにより、ガラス板支持装置30を本体内部を通過するように搬送する。
駆動チェーン40は、駆動チェーン40の搬送方向に関してガラス板支持装置30と係合する係合部41を有し、係合部41は、搬送方向以外の少なくとも1方向(以下、「非係合方向」という。)に関してガラス板支持装置30と非係合である。係合部41は、搬送方向に対してその側方に突出し且つガラス板搬送面11側に突出している。
ガラス板支持装置30は、駆動チェーン40に沿って配設され、駆動チェーン40の搬送方向に関して係合部41と係合する被係合部47及び凸状の複数のピン46を有するベース部材50と、ベース部材50上に設けられ且つガラス板12の駆動チェーン40側の端部、すなわちガラス板12の下端を支持するガラスホルダ31と、ベース部材50上においてガラスホルダ31に隣接するように設けられ且つガラス板12の前後端を支持するガラスホルダ51とを有する。
係合部41は当接面41aを有し、被係合部47は駆動チェーン40の搬送方向に関して当接面41aと当接する被当接面47aを有する。
図3は、図2におけるベース部材50の構成を示す図であり、(A)は平面図であり、(B)は側面図であり、(C)は、(A)における線III−IIIに沿う断面図である。
図3において、ベース部材50は、加熱炉のガラス板搬送面11上を移動する長尺状且つ断面略L字型の底板部45と、ガラスホルダ31及びガラスホルダ51を係止する凸状の複数のピン(係止部)46と、底板部45の端部に設けられ、係合部41と係合する被係合部47とを有する。被係合部47は、底板部45に関してガラス板搬送面11と反対方向に突出している。
また、ベース部材50は、駆動チェーン40の搬送方向に沿って複数の部分に分かれ、該各部分は隣接する他の部分と屈曲自在な蝶番(屈曲部)54を介して接続される。これにより、搬送方向の変化に対するベース部材50の追従性が向上し、ガラス板12を安定的に搬送することができる。また、ベース部材50の熱などに起因する膨張による反りを低減することができる。
図4は、図2におけるガラスホルダ31の構成を示す斜視図である。尚、ガラスホルダ51はガラスホルダ31の構成とほぼ同一であるため、その説明を省略し、ガラスホルダ31の構成のみを以下に説明する。
図4において、ガラスホルダ31は、加熱炉上を移動するベース部材50の底板部45上に載置される底板部32と、複数の噴出孔13から吹き出す加圧ガスにより浮上するガラス板12に接触して支持する支持部33と、対向するように配設された一対の断面略L字型部材によって構成され、該一対のL字型部材の挿入空間にピン46が挿入される挿入部36と、屈曲された棒部材であってピン46と係合する挿通ピン(係合部材)38とを備える。各L字型部材は挿入空間の対向面において複数の貫通孔35を有し、ピン46は端部において貫通孔37を有する。
このガラス板支持装置30では、ベース部材50に設けられたピン46をガラスホルダ31の挿入部36に挿入し、貫通ピン38を、ピン46の貫通孔37及び各L字型部材の貫通孔35に挿通し且つ固定することにより、ガラスホルダ31がピン46に係止される。尚、ガラスホルダ51は、ガラスホルダ31に隣接するように、ガラスホルダ31と同様にピン46に係止される。
上記のように構成されるガラス板処理装置1では、先ず、加熱炉の入口側において、ガラスホルダ31及びガラスホルダ51が係止されたベース部材50、すなわちガラス板支持装置30及びガラス板12がガラス板搬送面11上に載置される。次に、ガラス搬送面11上に配された複数の噴出孔13を介して、ガラス板支持装置30における底板部45のガラス板搬送面11側の外表面側及びガラス板12の下面にガスが吹き上げられ、ガラス板支持装置30及びガラス板12がガラス板搬送面11から浮揚される。また、ガラス板搬送面11から浮揚されたガラス板12は、自重によりガラス板搬送面11の側部11A側に下降し、その側端がガラスホルダ31に支持され、また、駆動チェーン20が図1中の矢印方向に駆動することにより、その前後端がガラスホルダ51に支持される。また、駆動チェーン20の係合部41がベース部材50の被係合部47と係合することによりベース部材50が搬送され、これにより、ガラス板12が図1中の矢印方向に搬送される。このとき、係合部41の当接面41aは被係合部47の当接面47aと当接している。
その後、加熱炉の出口側において、加熱炉内で所定の形状に曲げ成形されたガラス板12がガラス板支持装置30から取外され、さらに、ガラス板支持装置30を非係合方向に沿って移動させることによって駆動チェーン40から脱離される。
上述したように、本実施の形態によれば、駆動チェーン40は、該駆動チェーン40の搬送方向に関してガラス板支持装置30と係合する係合部41を有し、該係合部41は、搬送方向以外の少なくとも1方向(非係合方向)に関してガラス板支持装置30と非係合であるので、駆動チェーン40が係合部41を介してガラス板支持装置30を搬送することによってガラス板12を確実に搬送することができると共に、ガラス板支持装置30を、非係合方向に沿って移動させることにより、ガラス板支持装置30の交換を簡便に行うことができる。
また、本実施の形態によれば、ガラス板支持装置30は、凸状の複数のピン46を有するベース部材50を備えるので、ピン46が挿入される挿入部36及びピン46と係合する挿通ピン38を有する従来のガラスホルダと同型のガラスホルダ31,51を使用することが可能であり、これにより、新たなガラスホルダの作製に伴うガラス板12の製造コストの増大を防止することができる。
さらに、本実施の形態によれば、駆動チェーン40の係合部41は当接面41aを有し、ガラス板支持装置30の被係合部47は駆動チェーン40の搬送方向に関して上記当接面41aと当接する被当接面47aを有するので、駆動チェーン40の係合部41とガラス板支持装置30の被係合部47とが面で当接することにより、ガラス板支持装置30が安定して搬送され、もってガラス板12を更に確実に搬送することができる。
図5は、図2におけるガラス板支持装置30の変形例の構成を示す図であり、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。
図5において、ガラス板支持装置60は、加熱炉のガラス板搬送面11上を移動する略長尺状の底板部61と、複数の噴出孔13から吹き出す加圧ガスにより浮上するガラス板(不図示)の側端に接触して支持する支持部62と、ガラス板の前後端を支持する支持部64と、底板部61の端部に設けられ駆動チェーン40の搬送方向に関して係合部41と係合する被係合部68とを有する。底板部61と支持部64とは、駆動チェーン40の搬送方向に沿って配列される。被係合部68は、底板部61に関してガラス板搬送面11と反対方向に突出しており、当接面41aと当接する当接面68aを有する。ここで、係合部41はガラス板支持装置60と駆動チェーン40の搬送方向以外の少なくとも1方向(非係合方向)に関して非係合である。
また、ガラス板支持装置60は、底板部61の端部に配設され、底板部61と支持部64とを屈曲自在に接続する蝶番66を有する。これにより、搬送方向の変化に対するガラス板支持装置60の追従性が向上し、ガラス板を安定的に搬送することができる。また、ガラス板支持装置60の熱などに起因する膨張による反りを低減することができる。
上記のように構成されるガラス板支持装置60を備えるガラス板処理装置1では、先ず、加熱炉の入口側においてガラス板支持装置60及びガラス板がガラス板搬送面11上に載置される。次に、ガラス搬送面11上に配された複数の噴出孔13を介して、ガラス板支持装置60における底板部61のガラス板搬送面11側の外表面側及びガラス板の下面にガスが吹き上げられ、ガラス板支持装置60及びガラス板がガラス板搬送面11から浮揚される。また、ガラス板搬送面11から浮揚されたガラス板は、自重によりガラス板搬送面11の側部11A側に下降し、その側端がガラス板支持装置60の支持部62に支持され、また、駆動チェーン40が図1中の矢印方向に駆動することにより、その前後端が支持部64に支持される。また、駆動チェーン40の係合部41が被係合部68と係合することによりガラス板支持装置60が搬送され、これにより、ガラス板が図1中の矢印方向に搬送される。このとき、係合部41の当接面41aは被係合部68の当接面68aと当接している。
その後、加熱炉の出口側において、加熱炉内で所定の形状に曲げ成形されたガラス板12がガラス板支持装置60から取外され、さらに、ガラス板支持装置60を非係合方向に沿って移動させることによって駆動チェーン40から脱離される。
以上説明したように、駆動チェーン40は、該駆動チェーン40の搬送方向に関してガラス板支持装置60と係合する係合部41を有し、該係合部41は、搬送方向以外の少なくとも1方向(非係合方向)に関してガラス板支持装置60と非係合であるので、駆動チェーン40が係合部41を介してガラス板支持装置60を搬送することによってガラス板を確実に搬送することができると共に、ガラス板支持装置60を、非係合方向に沿って移動させることにより、ガラス板支持装置60の交換を簡便に行うことができる。
また、ガラス板支持装置60は、略長尺状の底板部61と、ガラス板の側端に接触して支持する支持部62と、ガラス板の前後端を支持する支持部64とを有するので、底板部61及び支持部62,64がユニット化されていることにより、ガラスホルダとしての支持部62,64を底板部61から脱離させる必要が無く、これにより、ガラス板支持装置60の交換をより簡便に行うことができる。また、1枚のガラス板に対して複数個のガラスホルダを選択しベース部材に取付けるという煩雑な作業を削減することができる。
図6は、図5のガラス板支持装置の変形例の構成を示す図であり、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。尚、図5のガラス板支持装置60と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6において、ガラス板支持装置70は、搬送方向に沿って複数の長尺状部材が蝶番66を介して接続され、加熱炉のガラス板搬送面11上を移動する底板部71と、底板部71に蝶番73を介して屈曲自在に接続され、搬送されるガラス板の側端に接触して支持する支持部72と、底板部71に蝶番75を介して屈曲自在に接続され、搬送されるガラス板の前後端を支持する支持部74とを有する。
本変形例によれば、支持部72及び支持部74が底板部71に蝶番73を介して屈曲自在に接続されるので、水平方向に対して傾斜したガラス板搬送面11に対するガラス板支持装置70の追従性が向上し、ガラス板を安定的に搬送することができる。また、ガラス板搬送面11に沿った方向に関してガラス板支持装置70の反りを低減することができる。
図7は、図5のガラス板支持装置の他の変形例の構成を示す図であり、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。尚、図5のガラス板支持装置60と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7において、ガラス板支持装置80は、底板部61と蝶番66を介して屈曲自在に接続され、搬送方向に関してガラス板84の前端を支持する支持部81と、底板部61と蝶番66を介して屈曲自在に接続されガラス板84の後端を支持する支持部82と、支持部82の後端部に設けられ且つ図7中の矢印で示されるガラス板の搬送方向と反対側に突出する略長尺状の突出部83を有する。
突出部83は、ガラス板84の重心位置G及びガラス板搬送面11の傾斜角度に応じて突出する長さが設定される。具体的には、ガラス板84の重心位置Gから支持部82の下面までの距離をL、ガラス板84の重心位置Gから突出部83の後端面までの距離をLと表すとき、ガラス板搬送面11の水平方向に対する傾斜角度が3.5度である場合は、Lは、L>4×Lを満たすように設定される。また、ガラス板搬送面11の傾斜角度が5.0度である場合は、Lは、L>5×Lを満たすように設定される。
本変形例によれば、ガラス板支持装置80は搬送方向と反対側に突出する略長尺状の突出部83を有するので、ガラス板84が搬送方向の反対側に倒れ込むことによりガラス板支持装置80が駆動チェーン40から脱離するのを防止することができ、もってガラス板84を安定的に搬送することができる。また、突出部83はガラス板84の重心位置G及びガラス板搬送面11の傾斜角度に応じて突出する長さが設定されるので、ガラス板84を更に安定的に搬送することができる。
本実施の形態では、ベース部材50は、駆動チェーン40の搬送方向に沿って複数の部分に分かれ、該各部分は隣接する他の部分と屈曲自在な蝶番(屈曲部)54を介して接続されるが、これに限るものではなく、搬送方向に沿って配設されたチェーン構造体であってもよい。これにより、搬送方向の変化に対するベース部材50の追従性がさらに向上し、ガラス板12をさらに安定的に搬送することができる。また、ガラス板支持装置60は、底板部61とガラス板12の前後端を支持する支持部64とを屈曲自在に接続する蝶番66とから成るが、これに限るものではなく、搬送方向に沿って配設されたチェーン構造体から成ってもよい。
本実施の形態では、ガラス板支持装置30は1枚のガラス板12を支持するが、これに限るものではなく、複数のガラス板12を支持するものであってもよい。これにより、ベース部材50の保有数量を低減できると共に、小さなガラス板を複数枚搬送する場合に、当該複数のガラス板をより安定的に搬送することができる。また、ガラス板支持装置60が複数のガラス板12を支持するものであってもよい。
また、本実施の形態では、ガラス板支持装置80が搬送方向と反対側に突出する略長尺状の突出部83を有するが、ガラス板支持装置70が突出部83を有していてもよく、また、ガラス板支持装置30のベース部材50が突出部83を有していてもよい。
尚、本実施の形態では、加熱炉の入口側においてガラス板支持装置30が駆動チェーン40に係合され、また、加熱炉の出口側においてガラス板支持装置30が駆動チェーン40から脱離されることにより、ガラス板支持装置30の交換が行われるが、ガラス板支持装置30の交換が自動的に行われるものであってもよい。具体的には、ガラス板処理装置1は、加熱炉から退出したガラス板搬送支持装置20においてガラス板支持装置30を非係合方向に沿って移動させるガラス板支持装置交換装置をさらに備えるものであってもよい。これにより、ガラス板搬送支持装置20が加熱炉から退出したとき、ガラス板支持装置30を非係合方向に沿って移動させてガラス板支持装置30の交換を簡便に行うことができ、ガラス板12の加熱後における工程を削減することができる。
また、上記ガラス板支持装置交換装置は、加熱炉へ進入するガラス板搬送支持装置20において脱離されたガラス板支持装置30を駆動チェーン40に係合させるものであってもよい。これにより、駆動チェーン40が係合部41を介してガラス板支持装置30を確実に搬送することができるだけでなく、ガラス板12の加熱前における工程を削減することができる。
本発明の実施の形態に係るガラス板搬送支持装置が適用されるガラス板処理装置の構成を概略的に示す平面図である。 図1におけるガラス板搬送支持装置の部分拡大図である。 図2におけるベース部材の構成を示す図であり、(A)は平面図であり、(B)は側面図であり、(C)は、(A)における線III−IIIに沿う断面図である。 図2におけるガラスホルダの構成を示す斜視図である。 図2におけるガラス板支持装置の変形例の構成を示す図であり、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。 図6は、図5のガラス板支持装置の変形例の構成を示す図であり、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。 図7は、図5のガラス板支持装置の他の変形例の構成を示す図であり、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。 従来のガラス板搬送支持装置の構成を示す斜視図である。 従来の他のガラス板搬送支持装置の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 ガラス板処理装置
10 加熱炉
20 ガラス板搬送支持装置
30 ガラス板支持装置
31,51 ガラスホルダ
36 挿入部
38 挿通ピン
40 駆動チェーン
41 係合部
46 ピン
47 被係合部
50 ベース部材

Claims (7)

  1. 搬送される少なくとも1枚のガラス板を支持するガラス板支持装置と、前記ガラス板支持装置を搬送する搬送装置とを備えるガラス板搬送支持装置において、
    前記搬送装置は、該搬送装置の搬送方向に関して前記ガラス板支持装置と係合する係合部を有し、
    該係合部は、前記搬送方向以外の少なくとも1方向に関して前記ガラス板支持装置と非係合であることを特徴とするガラス板搬送支持装置。
  2. 前記ガラス板支持装置は、前記係合部と係合する被係合部及び凸状の係止部を有するベース部材を備えることを特徴とする請求項1記載のガラス板搬送支持装置。
  3. 前記係合部は当接面を有し、前記被係合部は前記搬送装置の搬送方向に関して前記当接面と当接する被当接面を有することを特徴とする請求項2記載のガラス板搬送支持装置。
  4. 前記ベース部材は、前記搬送方向に沿って複数の部分に分かれ、該各部分は隣接する他の前記部分と屈曲自在な屈曲部を介して接続されることを特徴とする請求項2又は3記載のガラス板搬送支持装置。
  5. 前記ベース部材は前記搬送方向に沿って配設されたチェーン構造体であることを特徴とする請求項4記載のガラス板搬送支持装置。
  6. 少なくとも1枚のガラス板を加熱する加熱炉と、該加熱炉内において前記ガラス板を搬送するガラス板搬送支持装置とを備え、前記ガラス板搬送支持装置は、前記ガラス板を支持するガラス板支持装置、及び該ガラス板支持装置を搬送する搬送装置を有するガラス板処理装置において、
    前記搬送装置は、該搬送装置の搬送方向に関して前記ガラス板支持装置と係合する係合部を有し、該係合部は、前記搬送方向以外の少なくとも1方向に関して前記ガラス板支持装置と非係合であり、
    前記ガラス板処理装置は、前記加熱炉から退出した前記ガラス板搬送支持装置において前記ガラス板支持装置を前記搬送方向以外の少なくとも1方向に沿って移動させて脱離させるガラス板支持装置交換装置をさらに備えることを特徴とするガラス板処理装置。
  7. 前記ガラス板支持装置交換装置は、前記加熱炉へ進入する前記ガラス板搬送支持装置において前記脱離されたガラス板支持装置を前記搬送装置に係合させることを特徴とする請求項6記載のガラス板処理装置。
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