JP5946205B2 - 高精度のガラスシート曲げを微調整するプロセスおよびシステム - Google Patents

高精度のガラスシート曲げを微調整するプロセスおよびシステム Download PDF

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Description

関連出願の説明
本出願は、その内容が引用されその全体が参照することにより本書に組み込まれる、2012年6月28日に出願された欧州特許出願公開第12290212.5号の優先権の利益を米国特許法第119条の下で主張するものである。
本開示は、製造プロセス中にガラスシートを変形するなどのために、ガラスを局所加熱する方法および装置に関する。例えば本開示は、面積の大きいガラスシートの高精度曲げのための支持および正確な位置決めに関する詳細を含む。
ガラスシートなどの最初の材料部品を再成形することによって製造されるガラス部品には多くの用途があり、重要なものの1つは自動車産業における窓ガラスである。再成形されたガラスシートは、ディスプレイ用途で、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、電気泳動ディスプレイ(EPD)、有機発光ダイオードディスプレイ(OLED)、プラズマディスプレイ(PDP)などの製造にも使用される。例えば電子機器は、機器の前面、ディスプレイ、または接触制御部分に耐衝撃性および耐引っ掻き性を与える、保護カバーガラスを備えていることが多い。
再成形の前にガラスシートは、成形本体に溶融ガラスを流すことによって通常製造され、これにより様々なリボン成形プロセス技術、例えばスロットドロー、フロート、ダウンドロー、フュージョンダウンドロー、またはアップドローによってガラスリボンが成形され得る。このガラスリボンを次いで分割して、最終的な製品のための中間形状へのさらなる処理に適した板ガラスを提供することができる。平坦な部分と高度に湾曲したエッジとを組み合わせたものなど、より複雑な3次元形状に再成形される、極めて高品質の薄型ガラスシートへの関心が高まっている。
ガラスシートの再成形に使用される一般的なプロセスは、重力下または機械的作動を受けて変形が生じる温度での、加熱ステップを含むものが多い。従来の技術を用いたガラスシートの加熱は、ガラスシート全体への熱の適用を含む。例えば、再成形のためにガラスシートの加熱を実現する既知の手段は、セラミック製支持体の周囲に巻回された金属ベースのワイヤの使用を含む。しかしながら、こういった技術はこれまで満足のいくものではなかった。というのも、特に局所のみの変形が必要であり(例えば、エッジで)、ガラスシートの他の部分を加熱すると物理的、光学的、および/または電気的特性の損傷および/または劣化をもたらす可能性もあるような再成形作業では、ガラスシート全体の加熱は必ずしも望ましい結果ではないためである。
特定位置での成形性を実現するために、ガラスシートの特定の局所的エリアを加熱する技術を提供するよう再成形プロセスは進歩した。この進歩は著しいものであったが、未だ改善が必要である。特に、非常に厳しい公差が高温のガラス再成形プロセスにおいて要求される。電化製品またはLCD機器などの大型の消費者向け電子機器でさえ、600℃から700℃の局所加熱温度でかなり厳しい公差を必要とする。多方面に亘る用途において、交差はガラスシートの全体寸法次第でおおよそ±0.2mmから±0.5mmまでとされ得るが、ガラスシートはおおよそ約1.8メートル以上の長寸法を有し得る。こういった厳しい公差は、製品全体の他の部分と組み立てるときの許容できる嵌合および仕上がりのために要求される。
しかしながら、こういった高温では厳しい公差の管理は実現が困難であり、信頼できかつ一貫したやり方で長期に亘って動作可能な非常に正確な調整用機器を必要とする。例えば、公差を満たすには、ガラスシートに対する局所加熱要素および/または任意の曲げ力要素の、非常に精密かつ再現可能な位置決めが要求される。このような確度が得られなければ、最終的な製品において、特に大量生産では、再現可能な寸法を得ることは非常に困難になり、あるいは不可能になる。
従って、ガラス再成形システムにおいて、ガラスシートの所望のエリアで高いレベルの平坦度を保持するために任意の局所加熱要素および/または曲げ力要素を正確かつ精密に位置決めし、ガラスシートの清浄な外観を保持し、特定の関心エリアにおいて所望量の変形を得、さらに高いレベルの寸法制御を維持するための、方法および装置が必要である。
1以上の広範な態様において方法および装置は、昇温での加工物の変形を提供する。例えば、加工物を支持するように動作可能なキャリアを提供してもよい。支持機構を提供してもよく、この支持機構は、(i)支持機構の先端がキャリアから離れているような格納位置と、(ii)支持機構の先端がキャリアに少なくとも近接しているような伸長位置との間の全並進を経て可動である。加工物変形システムが、支持機構の先端に連結されかつ支持機構の先端に近接して配置され得、さらに昇温で加工物の変形を促進するように動作し得る。加工物変形システムは、支持機構が伸長位置にあるとき加工物に少なくとも近接している。精密調整機構が加工物変形システムを支持機構に連結してもよく、また精密調整機構は加工物に対する加工物変形システムの向きおよび距離の微調節を可能にするよう動作することができる。キャリアは、周囲温度が少なくとも300℃を超え、好適には少なくとも500℃を超え、またさらに好適には少なくとも600℃を超える炉内で、加工物を支持するように動作し得る。精密調整機構の微調節は、好適には、炉よりも周囲温度が実質的に低い、炉の外部の複数の制御手段によって行われる。
いくつかの方法および装置は、キャリアであって、ガラスシートのエッジがキャリアのエッジから突き出るようにガラスシートを支持するよう動作可能なキャリアと、格納位置および伸長位置の間の全並進を経て可動な支持機構であって、キャリアのエッジの周りでのガラスシートのエッジの曲げを促進するために曲げシステムをガラスシートのエッジに近接させるように動かす、支持機構とによって、ガラスシートの少なくとも1つのエッジ部分の精密曲げを提供する。精密調整機構が、ガラスシートに対する曲げシステムの向き、距離、位置などの微調節を可能にするよう動作する。キャリアおよびガラスシートは昇温の炉内に位置付けられ、一方精密調整機構を操作するための複数の制御手段は、より低温の炉の外部に位置付けられる。
1以上のさらなる実施形態において方法および装置は、ガラスシートの精密曲げを提供する。これに関し、キャリアであって、ガラスシートのエッジがキャリアの対応するエッジから突き出るようにガラスシートを平面的な向きで支持する、キャリアを提供してもよい。支持機構であって、(i)支持機構の先端がキャリアのエッジから離れているような格納位置と、(ii)支持機構の先端がキャリアのエッジに少なくとも近接しているような伸長位置との間の全並進を経て可動である、支持機構を提供してもよい。支持機構が伸長位置にあるときに曲げシステムがガラスシートのエッジに少なくとも近接するように、曲げシステムが、支持機構の先端に連結されかつ支持機構の先端に近接して配置され得、さらにキャリアのエッジの周りでのガラスシートのエッジの曲げを促進するように動作し得る。曲げシステムを支持機構に連結し、かつガラスシートに対する曲げシステムの向きおよび距離の微調節を可能にするよう動作する、精密調整機構を提供してもよい。キャリアは、周囲温度が少なくともガラスシートのアニール温度である炉内で、ガラスシートを支持するように動作し得る。精密調整機構の微調節は、炉よりも周囲温度が実質的に低い、炉の外部の複数の制御手段によって行われ得る。
「上」、「上向き」、「下」、「下向き」、「後方」、「前方」などの方向を示す用語が本書において使用され得るが、これらは説明の便宜上のものであり、特に記されていない限り、なんらかの特徴の特定の向きを要求するものであると解釈されるべきではない。
ガラスシートに関連して本書の説明および添付の請求項において「比較的大型」または「大きい」という用語が使用されるとき、ガラスシートの寸法が少なくとも1方向において1メートル以上であることを意味する。
ガラスシートに関連して本書の説明および添付の請求項において「比較的高いCTE」または「高CTE」という用語が使用されるとき、ガラスまたはガラスシートのCTEが少なくとも70×10-7/℃であることを意味する。
ガラスシートに関連して本書の説明および添付の請求項において「比較的薄型」または「薄型」という用語が使用されるとき、ガラスシートの厚さが約0.5mmから約1.5mmの範囲であることを意味する。
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は単なる例示であり、請求項の本質および特性を理解するための概要または構成を提供することを意図したものであることを理解されたい。
本書において開示および/または説明される1以上の実施形態の他の態様、特徴、および利点は、添付の図面と併せて本書の説明から当業者には明らかになるであろう。
説明のために、図面には現時点で好ましい形が示されているが、本書において開示および/または説明される実施形態は図示の正確な配置および手段に限定されないことを理解されたい。
本書の1以上の実施形態による再成形されたガラスシートの概略端面図 本書の1以上の実施形態によるコンベアおよび曲げ炉の概略側面図 本書の1以上の実施形態による、ガラスシートを支持するためのキャリアの上面斜視図 図2の曲げ炉の曲げゾーンにおける、キャリア、支持機構、および曲げシステムの概略側面図 図2の曲げ炉の曲げゾーンにおける、キャリア、支持機構、および曲げシステムの概略上面図 図4〜5のシステムおよび/または本書の他の実施形態において使用するのに適した、支持機構および曲げシステムの斜視図 格納位置での図3〜6のキャリアおよび支持機構の一部を示した側面図 伸長位置での図3〜6のキャリアおよび支持機構の側面図 図6のシステムおよび本書の他の実施形態において使用するのに適した精密調整機構を詳細に示した図 図6のシステムおよび本書の他の実施形態において使用するのに適した精密調整機構を詳細に示した図 図6のシステムおよび本書の他の実施形態において使用するのに適した精密調整機構を詳細に示した図
同様の要素を同じ番号で示したこれらの図面を参照すると、図1には電子機器または建築用部品のためのガラスカバーまたは化粧カバーとして使用できる、再成形されたガラスシート10の実施形態の概略図が示されている。このガラスシート10は、延在するサイド部分12、14と概して平面的な中心部分16とを有するように再成形されたものとし得る。
電子ディスプレイまたは接触制御を備えた機器用のガラスカバーは、コーニング社によるGorilla(登録商標)ガラスなどの、イオン交換プロセスを用いて化学強化された薄型ガラスから形成されることが多くなっている。こういったガラスは薄型かつ軽量であるとともにガラスカバーの耐破壊性と耐引っ掻き性を高め、さらに光学性能および接触性能を向上させる。ガラスシート10の厚さは約0.5mmから約1.5mmとし得るが、他の厚さも可能である。
電子機器または他の機器に対して所望の品質の外観、手触り、嵌合、および仕上がりを提供するために、おおよそ±0.5mm以下の組立公差が要求されることが多い。こういった公差は、高温で局所的な高精度曲げを任意の種類の比較的大型の(例えば、その長寸法が約1メートル以上の)ガラスシート10、特にイオン交換可能なガラスに対して行う場合には実現が困難である。実際には、イオン交換可能なガラスは典型的には比較的高いCTEを有し、比較的大型のガラスシート10を成形が可能な程度にガラスを軟化させるのに十分な温度まで加熱する場合(例えば、約600℃から700℃)、ガラスの膨張、工具の精度および確度など、高精度の公差を維持するためにいくつかの因子に対処しなければならない。
本書において開示および/または説明される1以上の実施形態は、局所高温加熱要素および/または局所押圧要素を採用した再成形プロセスなど、1以上の曲げプロセスを用いて、任意のサイズのガラスシート10の精密成形に対して解決策を提供する。再成形プロセスの確度および精度を向上させるための想定される方法および装置に関する詳細を論じる前に、再成形プロセス全体の概要を提供する。
ガラスシート10を局所的に再成形して所望の形状にするために、ガラスシート10は典型的にはキャリア(例えば、フレームまたは型)上で支持される。次いでガラスシート10およびキャリアを曲げ炉内に置き、ガラスシート10のアニール温度と軟化温度との間の温度まで炉を加熱する。ガラスシート10をその後、その下にあるキャリア、特にキャリアの任意の成形部材の形状に合わせて成形するために、重力の影響下で撓ませてもよい。さらに、または代わりに、ガラスシート10の1以上の部分に力を加えて(例えば、押圧要素、ローラなどによって)成形を助けてもよい。その後ガラスシート10を冷却し、炉から取り出す。
図2に概略的に示したように、複数のガラスシート10を連続したやり方で成形するために、ガラスシート10をマルチゾーンの曲げ炉24に連続したやり方で通過させて搬送するよう、連続的に動いているコンベア上に複数のキャリア20を位置付けてもよい。ガラスシート10は、炉24の上流の比較的低温の周囲環境(室温など)でキャリア20上に配置される。最初のゾーンは予熱ゾーン26としてもよく、ここでガラスシート10はそのアニール温度近くの温度まで加熱される。予熱ゾーン26全体は複数の予熱ゾーン26A、26Bなどを含んでもよく、ガラスシート10がこれらのゾーンを通って搬送されるときにガラスシート10の温度を連続して増加させるように、各ゾーンは増加していく温度となっている。
次のゾーンは曲げゾーン28であり、ここでガラスシート10を、アニール温度と軟化温度との間の例えば約600℃〜700℃に近づく温度などの、処理温度または曲げ温度に上昇させる。曲げゾーン28はガラスシート10に、その下にあるキャリア20の形状、特にキャリア20の型の特徴に合わせて成形するのに適した環境を与える。これは、曲げゾーン28全体を約600℃〜700℃の間の温度に加熱するものを含んでもよいし、あるいは曲げゾーン28内に、より低い周囲温度を提供し、かつ1以上の局所加熱要素(図示なし)を採用してガラスシート10の特定のエリア(例えば、特定のエッジ)をより高い温度に上昇させるものを含んでもよい。曲げゾーン28内では、ガラスシート10は重力を受けて曲がることができ、および/または、ガラスシート10をその下にあるキャリア20の型の特徴に適合するように促す機械的力を、ガラスシート10が受けてもよい。
ガラスシート10は冷却ゾーン30で外部の周囲温度まで冷却され、その後炉24から取り出される。
図3は、ガラスシート10の中心部分16を平坦なままとしながらガラスシート10の対向するサイドエッジ部分12、14を対称的に曲げるための、キャリア20上の平坦で平面的なガラスシート10を示している。キャリア20は、この上でガラスシート10を正確に位置合わせ/位置付けし、かつ再成形プロセスの間を通じてガラスシート10を適切な位置で保持するように設計される。キャリア20は、ベースまたはフレーム32上に据え付けられた、型またはステージ22を含んでもよく、このベースまたはフレーム32は、曲げ温度/処理温度で安定した熱的特性および機械的特性を有する材料、例えば耐火性鋼種ASI310から作製される。ガラスシート10は、ガラスシート10のサイドエッジ部分12、14がステージ22の対向するエッジ22A、22Bを超えて所望の距離だけ延びた状態で、ステージ22上に精密に置かれる(位置合わせされる)。
ステージ22は、再成形プロセスの間を通じてガラスシート10の中心部分16を支持するための、精密に形成または機械加工された剛性の実質的に非変形性、非弾性、平坦で、平面的な上面を有する。しかしながらステージ22は、所望であればガラスシート10の中心部分16またはガラスシート10のサイド部分に非平坦な形状を与える、代わりに湾曲したまたは弓なりに曲がったものでもよいことは明らかであろう。従って、本書および添付の請求項において使用される「実質的に平面的」という用語は、平面的なものの他、若干湾曲したまたは弓なりに曲がったもの、例えばその半径が最大100cmの1以上の方向の凸状または凹状の湾曲を意味すると意図されている。ステージ22のエッジ22A、22Bは、ガラスシート10のエッジ部分12、14の所望の湾曲または曲げ半径に一致するよう精密に機械加工することができる。同様に、ガラスシート10のエッジ部分12、14に所望の形状を与えるために、ステージ22の上面のエッジ領域を、例えば傾斜または湾曲したエッジ部分を用いて、起伏させたりまたは傾斜させたりすることもできる。
ステージ22は、プロセスの間を通じて精密な既知の幾何学的基準でガラスシート10に安定した非変形性の支持面を与えるために、低熱膨張係数(CTE)の剛性材料から形成してもよい。例えばステージを、約10×10-6/K以下または6×10-6/K以下のCTEを有する材料から形成してもよい。またステージ22は、ステージ22に恒久的な変形が発現するのを防ぐために、20℃から750℃の範囲内で本質的に弾性の種々の低熱膨張材料から作製することもできる。こういった変形は、ステンレス鋼などの材料を使用した場合、ステージ22を繰返し加熱したり冷却したりしたときの温度勾配の累積に起因して生じ得る。例えばステージ22は、セラミック、ガラスセラミック、炭化ケイ素(SiC)、または他の剛性の非変形性材料など、耐火性非金属材料から形成してもよい。ステージ22は、ガラスシート10とステージ22との間の熱移動を最小限に抑えるため、断熱材料から形成してもよい。ステージ22は、ステージ22の熱慣性をさらに最小限に抑え、また再成形中のガラスシート10へのステージ22による熱衝撃を最小限に抑えるために、約1cm以下の厚さで形成してもよい。
本書で前述したが、単一加熱ゾーンのプロセスにおいて、ガラスシート10全体を曲げゾーン28内でガラスシート10のアニール温度と軟化温度との間の曲げ温度まで加熱してもよい。あるいは、曲げゾーン28内のガラスシート10を曲げ温度付近であるが曲げ温度を下回る、例えばガラスシート10のアニール温度に近い温度に加熱するような温度で、予熱ゾーン26および曲げゾーン28を維持してもよい。その後曲げゾーン28内の局所加熱機器が、ガラスシート10のエッジ部分12、14のみを曲げ温度まで加熱してもよい。あるいは、ガラスシートの、丁度ステージ22のエッジ22A、22Bの上にあたる部分だけを曲げ温度に加熱して、ガラスシート10の最も外側のエッジ部分12、14を曲げ温度未満のままとしてもよい。ガラスシート10の最も外側のエッジ部分12、14を曲げ温度未満で保つと、これらの部分が平坦かつ平面的なままとなることが保証され、ガラスシート10の曲げられる部分のみが十分に加熱されて曲がる。
ガラスシート10のエッジ部分12、14は、重力のみの力で下方に曲げることができる。しかしながら比較的薄型のガラスシート10を曲げるときに重力のみに頼ってエッジ部分12、14を曲げると、ガラスシートが軽量であるため満足できないほど遅くかつ信頼性のないものになり得る。従って、曲げプロセスの速さおよび信頼性を向上させるために、比較的薄型のガラスシート10のエッジ部分12、14に力を加えると有利になり得る。
ガラスシート10を曲げるために曲げ機構を採用して局所加熱および/または外力を加える場合、位置付けまたは位置合わせ機構を提供することが必要になり得る。これはガラスシート10のエッジ部分12、14に対する曲げ機構の正確な位置決めを確実にし、その結果ガラスシート10のその部分は所望の高精度の公差で曲げられる。以下で論じるが、曲げ機構は局所加熱器および/または曲げ力印加要素を含み得る。この局所加熱器および力印加装置は、ガラスシートの正しい部分を曲げ温度まで上昇させるために、またエッジ部分12、14を適切に曲げるために、ガラスシート10のエッジ部分12、14に対して正しい位置および向きで精密かつ正確に位置付けなければならない。ガラスシート10の正しい部分の曲げ温度までの加熱および/または力印加要素を用いた曲げの促進に失敗すると、ガラスシート10の不良および/またはこれ以外の許容できない再成形シートをもたらす可能性がある。
図4および5は、ガラスシート10を精密に曲げるための機構200の一実施の形態を概略的に示したものである。機構200はキャリア20と相互に作用し、ガラスシート10はキャリア20の上で支持される。この機構200は、少なくとも1つの曲げシステムを、また好適には2つの曲げシステム110、120を、炉24の曲げゾーン28内でガラスシート10のエッジ部分12、14の1つに対して精密に位置付ける。各曲げシステム110、120は、1以上の局所加熱機器および/または1以上の曲げ力印加要素(例えば、押圧機器、ローラなど)を含み得る。図示の実施形態では、ガラスシート10のエッジ部分12、14に対して夫々加熱機器および/または曲げ力要素を位置付けるために、2つの曲げシステム110、120が設けられている。曲げシステム110は局所加熱機器212および曲げ力要素214を含み、一方曲げシステム120は局所加熱機器222および曲げ力要素224を含む。
少なくとも1つの支持機構、好適には2つの支持機構210、220が、キャリア20およびガラスシート10に対して夫々1つの曲げシステム110、120を支持および動かすように動作する。図示のように各曲げシステム110、120は、夫々1つの支持機構210、220の先端に連結される。各支持機構210、220は、(i)その先端がキャリア20の各エッジ22Aまたは22Bおよびガラスシート10から離れているような格納位置と、(ii)その先端がキャリア20の各エッジ22Aまたは22Bおよびガラスシート10に少なくとも近接しているような伸長位置(図4に示されている)との間の全並進を経て動くように動作する。図5は機構200の上面図であり、このとき支持機構210、220は格納位置と伸長位置との間の中間位置にあることに留意されたい。支持機構210、220が伸長位置にあるとき各曲げシステム110、120は、キャリア20の関連するエッジ22A、22Bの周りでのガラスシート10の関連するエッジ12、14の曲げを促進するように動作する
図5で最もよく分かるように、図示の実施形態において各支持機構210、220は、曲げゾーン28の外部から内部に延在する平行部材(すなわちアーム)の対216、218および226、228を含む。各支持機構210、220の全運動は、例えば高精度のステッピングモータ、油圧機器、空気圧機器などの任意の適切な手段を用いて実現することができる。好適には、全運動を実現するための機構は、室温など、より低い周囲温度の曲げゾーン28外部に位置付けられる。各曲げシステム110、120は、部材の各対216、218および226、228の先端に配置される。
局所加熱器212および222は放射加熱器などの任意の適切な局所加熱機器とすることができ、また曲げ力要素214および224は機械的プッシャ、空気ノズルなどの任意の適切な機構とすることができる。加熱器212、222および曲げ力要素214、224は、ガラスシート10の各エッジ部分12、14の全長に作用する細長い機器でもよい。
ガラスシート10のエッジ12、14の加熱および曲げにおいて所望の精度および確度を実現するために、加熱器および曲げ力要素の各対212、214および222、224は、支持機構210、220が格納位置および伸長位置の間で動くときに、キャリア20のステージ22の各エッジ22A、22Bに対して実質的に平行に維持されるべきである。以下で詳細に論じるが、精密調整機構を採用して各曲げシステム110、120を関連する支持機構210、220に連結してもよい。各精密調整機構は、再成形プロセス中に所望の程度の垂直性および位置の確度を実現するために、ガラスシート10およびキャリア20に対する関連する曲げシステム110、120の向き、距離、位置などの微調節を可能にするように動作する。
ここで機構200の一方のサイド、特に、支持機構220(部材226、228)および曲げ機構120(加熱要素222および曲げ力要素224)が位置付けられているサイドを、より詳細に示した図6を参照する。少なくとも1つの、好適には対の精密調整機構122、124が支持機構220の先端に配置され、より具体的には、1つの精密調整機構122が部材226の先端に配置され、また他方の精密調整機構124が部材228の先端に配置される。曲げ機構120の各局所加熱要素222および曲げ力要素224は、夫々の対向する端部で、夫々精密調整機構122、124のうちの一方によって支持される。曲げゾーン28の一部の壁が図示されており、これが曲げゾーン28の内部(図の左へと向かう矢印で示されている)と曲げゾーン28の外部(図の右へと向かう矢印で示されている)を画成する。従って、支持機構220の部材226、228は曲げゾーン28から外へと延在し、全並進を経て、(i)曲げ機構120がキャリア20およびガラスシート10のエッジから離れているような格納位置と(ii)曲げ機構120がキャリア20およびガラスシート10のエッジに少なくとも近接しているような伸長位置(図示)との間を動くように動作する。
ここで図7および8を参照すると、支持機構220の格納位置(図7)から伸長位置(図8)への全運動が示されている。明瞭にするため、曲げ機構120の詳細は図から省いた。この図では部材(アーム)226のみが見られるが、部材226、228の夫々(さらに対向する支持機構210の各部材216、218)が、リフトアーム251とリフトアーム251の先端に回転するように据え付けられたリフトローラ253とを含む。精密な停止面255が各リフトアーム251に形成あるいは提供される。キャップ261および精密成形された基準面263がキャリア20のエッジ22B(さらにキャリア20の対向するエッジ22A)の各サイドに配置される。伸長位置を実現するために、アーム226、228(および対向するアーム216、218)を上述の全運動機構によってキャリア20の方へと動かす。アーム216、218およびアーム226、228が伸長位置の方へと動くと、夫々のリフトローラ253が対応するキャリア20の傾斜部227に接触し、キャリア20を上向きに持ち上げる(図8)。各リフトローラ253はその後、キャリア20の下方表面の夫々の部分に接触し、それによりキャリア20の夫々の角を精密に持ち上げる。アーム216、218、226、228がキャリア20の方へと動き続けると、各アームの各停止面255が夫々の1つの基準面263に接触する。こうしてアーム216、218、226、228は伸長位置で、キャリア20を再成形プロセス中に適切な位置でしっかりと留めて保持する。
理論的には、上述した機構および動作によって曲げシステム110、120(および具体的には加熱要素212、222および曲げ力要素214、224)は、支持機構210、220が伸長位置にあるときにキャリア20およびガラスシート10のエッジ12、14に対して精密に位置決めされることになるはずである。その時点で加熱要素212、222は非常に精密な局所加熱をエッジ12、14に提供することができ、この局所加熱が、エッジ12、14を曲げるためにガラスシート10の温度を十分に上昇させる。さらに曲げ力要素214、224がガラスシート10のエッジ12、14に押圧力を提供して、この曲げを精密かつ正確に促進することができる。しかしながら、時が経つにつれて、温度サイクルおよび/またはセットアップが変化し、再成形プロセスの精度および/または確度が低下する可能性があることが分かった。実際に、上述の位置合わせ要素でも、ガラスシート10およびキャリア20に対する細長い曲げシステム110、120の向き、位置、距離などに若干の変動が生じる可能性がある。
しかしながら上述したように、曲げシステム120を関連する支持機構220のアーム226、228に連結する精密調整機構122、124が、ガラスシート10およびキャリア20に対する曲げシステム120の向きおよび位置におけるこのような変動のいくらかまたは全てに対処することができる。いま一度、図6にはキャリア20の一方のサイドのみが示されているが、キャリア20の対向するサイドでは、類似の精密調整機構(図示なし)が曲げシステム110を関連する支持機構210に連結することができる。
各精密調整機構122、124は、再成形プロセス中に所望の程度の垂直性および位置の確度を実現するために、ガラスシート10およびキャリア20に対する曲げシステム120の向き、位置、および/または距離などの微調節を可能にするように動作する。図6で最もよく見られるように、各精密調整機構122、124の微調節は、曲げゾーン28の外部の複数の制御手段230、240夫々によって行われる。制御手段230、240を炉24の曲げゾーン28内よりも実質的に低い周囲温度の位置に位置付けると、曲げゾーン28が非常に高い周囲温度である場合でさえ、オペレータはいつでも調節することができる。
綿密に見ると、各精密調整機構122、124は1以上の調節機構を含み得る。図示の実施形態において、精密調整機構122は2つの別個の調節機構(夫々多方向制御を含む)を含み、また精密調整機構124は2つのさらなる調節機構(これも、夫々多方向制御を含む)を含む。以下でより詳細に論じるが、調節機構の数は、局所加熱要素222および曲げ力要素224夫々の向き、位置、距離などを独立して調節する各精密調整機構122、124の能力に関連する。各調節機構を以下で詳細に論じる。
ここで、精密調整機構122、124の実装に使用するのに適した1つの調節機構300を示した図9を参照する。図6に示されている特定の各精密調整機構122、124の実装には2つのこの調節機構300が使用されることになるが、夫々の曲げ機構110、120の各端部の向き、位置、距離などの調節における所望の自由度を得るために任意の数の調節機構300を採用し得ることを当業者は容易に理解するであろう。調節機構300は、X方向調節機構310およびY方向調節機構360のうちの少なくとも1つを含む。図示の調節機構300は、X方向調節機構310およびY方向調節機構360の両方を含んでいる。
X方向調節機構310は、関連する曲げシステム110または120の位置をガラスシート10に対して、ガラスシート10の平面的な部分16に実質的に平行なX方向に調節するように動作する。X方向調節機構310は、ベース312、並進ブロック314、1以上のスペーサ板316、およびアクチュエータ318を含む。ガラスシート10およびキャリア20に対する曲げシステム110または120の向き、位置、距離などの微調節を行うため可動である並進ブロック314に、関連する曲げシステム110または120の少なくとも一部が連結される。図6に示した実施形態において、第1の調節機構300は局所加熱要素222の一端部に作用し、また別の第2の調節機構300は曲げ力要素224の一端部に作用する。代わりの実施形態では、単一の調節機構300を局所加熱要素222および曲げ力要素224の両方の一端部に作用するように提供してもよいが、このような実施形態では、ガラスシート10に対して関連する曲げシステム120をX方向に調節する際に可能となる自由度はより小さくなる。
再び図9の調節機構300の詳細に戻ると、並進ブロック314は、回転可能な曲げ力要素224の一端部に接続するのに特に適した連結要素317を含む。代わりの実施形態において、連結要素317は局所加熱要素222の一端部に接続するよう適合することができる。
ベース312は、ベース312がX方向に動くことができないように支持機構220(図示なし)に連結されている。以下でより詳細に立証するが、図示の特定の実施形態において、ベース312の支持機構220への連結はY方向調節機構360と共通の要素によって実現される。ここでは、ベース312は支持機構220に対してX方向に動くことができないと言うに留める。
並進ブロック314はベース312に対して摺動係合しており、アクチュエータ318によって提供されるX方向の並進力に応えてX方向(Xと符号が付された矢印で図示されている)に動くように動作する。特に並進ブロック314はその基端付近に、ピン322がその中を通って延在する細長いスロット320を含む。以下でより詳細に論じるが、X方向の運動が生じるとスペーサ板316が並進ブロック314を支持し、このときピン322が細長いスロット320を介して並進ブロック314を誘導して任意の望ましくないねじれ動作を防ぐ。アクチュエータ318は管326内で摺動する押圧ロッド324によって、並進ブロック314の基端にX方向の並進力を加える。押圧ロッド324の先端は、スロットおよびピンなどの任意の適切な手段で実装可能なヒンジ機構328によって、並進ブロック314の基端に接続される。管326は、並進ブロック314の基端に近いベース312の固定位置330から炉24の曲げゾーン28の外部の位置まで延在する(図6参照)。押圧ロッド324は、曲げゾーン28の外部の複数の制御手段230のうちの1つに応えて管326内で摺動する。従って押圧ロッド324の先端は、曲げゾーン28の外部のX方向制御手段230に応えて並進ブロック314の基端と連動し、並進ブロック314の基端に並進力を提供する。制御手段230が適切な精密な機械的要素(マイクロメータスクリューなど)から形成されると考えると、管326内で押圧ロッド324の非常に精密な嵌込みを実現することができ、並進ブロック314のX方向における非常に精密な位置決めがもたらされる。
ベース312は、互いに対して横方向に延在する(概してL字状に)、第1のアーム332および第2のアーム334を含む。第1のアーム332は、並進ブロック314の基端から第2のアーム334まで横方向に延在する。第2のアーム334は、並進ブロック314から間隔を空けて並進ブロック314に実質的に平行な方向に延在する。複数のスペーサ板316は、並進ブロック314とベース312の第2のアーム334との間に連結されている。各スペーサ板316は、並進ブロック314に連結された第1の端部と、第2のアーム334に連結された第2の端部とを含む。各スペーサ板316の第1および第2の端部は、これらの端部を並進ブロック314および第2のアーム334に夫々接続する、夫々の柔軟なウェブ336を含む。並進ブロック314がベース312の第2のアーム334に対して実質的に平行な向きにある状態を維持したままX方向への並進力に応えてX方向に摺動することができるように、各スペーサ板316の本体の厚さと相対的にさらに薄い柔軟なウェブ336の厚さとによってスペーサ板316は変形したり、曲がったり、撓んだりなどすることができる。
並進ブロック314のX方向の運動のさらなる詳細を、図10および11を参照して説明する。図10に示されている並進ブロック314は、(X方向において)本質的に中立またはゼロ位置にある。中立位置から、図面のページの方を見て左向き(負)の方向または右向き(正)の方向への運動によって、X方向の微調節を実現することができる。左向きの運動を「負」とし右向きの運動を「正」とする定義は、中立位置にゼロが位置付けられたデカルト座標系に基づく。ただし、任意の代わりの命名規則を採用することができ、また命名規則は十分に当業者の裁量の範囲内であることに留意されたい。
図11では、制御手段230の1つを駆動した結果、管326から出て摺動する押圧ロッド324によって提供された並進力に応えて並進ブロック314は左向き(負)のX方向に移動した。並進ブロック314が左向き(負)のX方向に動くと、並進ブロック314がベース312の第2のアーム334に対して実質的に平行な向きで維持されるように各スペーサ板316は変形したり、曲がったり、撓んだりなどする。スペーサ板316を形成している材料の固有の性質のために、スペーサ板316は並進ブロック314を中立位置(図10)に戻すよう促す付勢力を与えることができる。しかしながら並進ブロック314は、管326内の押圧ロッド324によって確立されたX方向の位置に留まる。
特に、ベース312、並進ブロック314、およびスペーサ板316は、望ましいレベルの調節精度を実現するために、単一の(好適にはモノリシックな)材料片から全て一体的に形成されることが好ましい。
X方向調節機構310はさらに、並進ブロック314が中立位置から正と負夫々の最大の間で動くことを可能にする、X方向の運動制限機能340を含む。例えば図11に示されている、左向き(負)のX方向において到達する最大位置は、押圧ロッド324が管326から出て最大拡張に到達したことになるため、最大X方向位置と見なすことができる。図示していないが、右向き(正)のX方向において到達する最大位置は、押圧ロッド324が管326内で十分に格納位置に到達したことになるため、最小X方向位置と見なすことができる。命名規則に拘わらずX方向の運動制限機能340は、並進ブロック314がX方向において動くことができる、制限された範囲を提供する。任意の数の実装が可能であるが、1つのこの実施形態ではベース312の第1のアーム332および並進ブロック314のうちの一方から延在する突起342と、第1のアーム332および並進ブロック314のうちの他方において延在する溝344とを提供する。突起342は溝344内においてX方向に動き、並進ブロック314の夫々最大および最小のX方向の位置で溝344の夫々の対向する壁にぶつかって停止する。例として、中立からX方向のいずれかの方向における変位は約4mmでもよい。
再び図9を参照する。Y方向調節機構360は、関連する曲げシステム110または120の位置をガラスシート10に対して、ガラスシート10の平面的な部分16に実質的に垂直なY方向に調節するように動作する。Y方向調節機構360は、ベース362、レバー364、中間部材(本実施形態では、ベース312の第1のアーム332)、1以上のスペーサ板366、およびアクチュエータ368を含む。並進ブロック314はX方向調節機構310の一部として上で論じたが、さらに、または代わりに、並進ブロック314はY方向調節機構360の一部と見なされ得る。実際には、以下で立証するが、Y方向調節機構360は並進ブロック314をY方向に動かすように動作する(調節機構300がX方向調節機構310を含んでいるか否かに拘わらない)。従って、Y方向調節機構360の詳細を論じるために、調節機構300はX方向調節機構310およびY方向調節機構360のいずれかまたは両方と共に実装され得ることに留意されたい。
ベース362は、支持機構220に対していずれの方向にも運動できないように支持機構220(例えば、図9には図示されていない部材226)に固定されている。従って、ベース362は「固定ベース」362と称することができる。レバー364はベース362に対して支点370で回転連結され、それにより作用アーム372および荷重アーム374が画成される。作用アーム372の先端に加えられる作用力によって、支点370周りのレバー364の回転と、荷重アーム374の先端のY方向における並進運動とが生じるように、作用アーム372および荷重アーム374の夫々は支点370から延在している。
並進ブロック314は、中間部材(ベース312の第1のアーム332)を介してレバー364の荷重アーム374の先端と連結されている。特に中間部材(第1のアーム332)の基端は、荷重アーム374の先端のY方向における並進運動が中間部材(第1のアーム332)および並進ブロック314に伝達されるように、ヒンジ376(または任意の代わりの機構)を介して荷重アーム374の先端に連結されている。従って並進ブロック314は、作用アーム372の先端に加えられた作用力に応えてY方向に動く。以下でより詳細に論じるが、作用力は作用アーム372の先端に、アクチュエータ368によって加えられる。
この特定の実施形態のX方向調節機構310に対して上述したように、支持機構220に対するベース312の連結は、第1のアーム332およびレバー364などのY方向調節機構360と共通の特定の要素を介して実現される。ベース312は支持機構220に対してX方向には動かないが、支持機構220に対してY方向には動く。従って、ベース362を「固定ベース」と称することができる一方、ベース312は「移動ベース」と称することができる。
アクチュエータ368は作用力を、管380内で摺動する押圧ロッド378を介して作用アーム372の先端に加える。押圧ロッド378の先端は、スロットおよびピンなどの任意の適切な手段で実装可能なヒンジ機構382によって、作用アーム372の先端に接続される。管380は、作用アーム372の先端に近いベース362の固定位置384から炉24の曲げゾーン28の外部の位置まで延在する。押圧ロッド378は、曲げゾーン28の外部の複数の制御手段230のうちの1つに応えて管380内で摺動する。従って押圧ロッド378の先端は、曲げゾーン28の外部のY方向制御手段230に応えて作用アーム372の先端と連動し、作用アーム372の先端に作用力を提供する。この場合も制御手段230は適切な精密な機械的要素から形成され、それにより管380内で押圧ロッド378の非常に精密な嵌込みを実現することができ、並進ブロック314のY方向における非常に精密な位置決めがもたらされる。
ベース362は、互いに対して横方向に延在する(概してL字状に)第1のアーム386および第2のアーム388を含み、各アームは支点の近くを起点とする。中間部材(第1のアーム332)は、並進ブロック314と荷重アーム374の先端(ヒンジ376の位置)との間に延在してこれらを連結し、ベース362の第2のアーム388に概して平行な方向に第2のアーム388から間隔を空けて配置されている。複数のスペーサ板366が、ベース362の第2のアーム388と中間部材(第1のアーム332)との間に連結されている。各スペーサ板366は、第2のアーム388に連結された第1の端部と、中間部材(第1のアーム332)に連結された第2の端部とを含む。各スペーサ板366の第1および第2の端部は、これらの端部を第2のアーム388および中間部材(第1のアーム332)に夫々接続する、夫々の柔軟なウェブ390を含む。中間部材(第1のアーム332)がベース362の第2のアーム388に対して実質的に平行な向きにある状態を維持したまま中間部材(第1のアーム332)が作用力に応えてY方向に動くことができるように、各スペーサ板366の本体の厚さと相対的にさらに薄い柔軟なウェブ390の厚さとによってスペーサ板366は変形したり、曲がったり、撓んだりなどすることができる。
並進ブロック314のY方向の運動のさらなる詳細を、図10および11を参照して説明する。図11に示されている並進ブロック314は、(Y方向において)本質的に中立またはゼロ位置にある。中立位置から、図面のページの方を見て下向き(負)の方向または上向き(正)の方向への運動によって、Y方向の微調節を実現することができる。下向きの運動を「負」とし上向きの運動を「正」とする定義は、中立位置にゼロが位置付けられたデカルト座標系に基づく。ただし、任意の代わりの命名規則を採用することができ、また命名規則は十分に当業者の裁量の範囲内であることに留意されたい。
図10では、制御手段230の1つを駆動した結果、管380内へと摺動する押圧ロッド378によって提供された作用力に応えて並進ブロック314は上向き(正)のY方向に移動した。中間部材(第1のアーム332)が上向き(正)のY方向に動くと、並進ブロック314も同じくY方向に動く間に、中間部材(第1のアーム332)がベース362の第2のアーム388に対して実質的に平行な向きで維持されるように各スペーサ板366は変形したり、曲がったり、撓んだりなどする。スペーサ板366を形成している材料の固有の性質のために、スペーサ板366は中間部材(第1のアーム332)を中立位置(図11)に戻すよう促す付勢力を与えることができる。しかしながら中間部材(第1のアーム332)および並進ブロック314は、管380内の押圧ロッド378によって確立されたY方向の位置に留まる。
X方向調節機構310の場合と同様に、固定ベース362、中間部材332、並進ブロック314、およびスペーサ板366などのY方向調節機構360の特定の部分は、望ましいレベルの調節精度を実現するために、単一の(好適にはモノリシックな)材料片から全て一体的に形成されることが好ましい。さらに、X方向調節機構310およびY方向調節機構360の両方が採用される場合には、少なくとも、固定ベース362、可動ベース312、並進ブロック314、およびスペーサ板316および366は、単一の(好適にはモノリシックな)材料片から全て一体的に形成されることが好ましい。
Y方向調節機構360はさらに、並進ブロック314が中立位置から正と負夫々の最大の間で動くことを可能にする、Y方向の運動制限機能392を含む。例えば図10に示されている、上向き(正)のY方向において到達する最大位置は、押圧ロッド378が管380内の最大格納に到達したことになるため、最大Y方向位置と見なすことができる。図示していないが、下向き(負)のY方向において到達する最大位置は、押圧ロッド378が管380から出て最大拡張に到達したことになるため、最小Y方向位置と見なすことができる。命名規則に拘わらずY方向の運動制限機能392は、並進ブロック314がY方向において動くことができる、制限された範囲を提供する。任意の数の実装が可能であるが、1つのこの実施形態ではベース362の第1のアーム386および中間部材(第1のアーム332)のうちの一方から延在する突起394と、第1のアーム386および中間部材のうちの他方において延在する溝396とを提供する。突起394は溝396内においてY方向に動き、並進ブロック314の夫々最大および最小のY方向の位置で溝396の夫々の対向する壁にぶつかって停止する。例として、中立からY方向のいずれかの方向における変位は約4mmでもよい。
図9を参照するとY方向調節機構360は、Y方向の調節の精度および確度にさらに役立ついくつかの特徴を含み得る。特にピン398を採用して、Y方向調節機構360の各要素を、望ましくないねじれ動作を防ぐなど適切な向きおよび動作で保つのを助けることができる。ピン398の一端部はベース362の第1のアーム386に固定してもよく、またピン398の対向する端部は中間部材(第1のアーム332)の先端に、好適には大きいサイズの開口によって摺動するように連結され得る。従って、中間部材(第1のアーム332)がY方向に動くとピン398は、緩い状態での誘導を実現するが運動は抑制しない。各スペーサ板366は、その中を通ってピン398が延在する開口を含んでもよい。スペーサ板366が撓んだり、曲がったり、動いたりなどするとき、これらの開口によってピン398に対するいくらかの相対的な運動が可能になる。さらに、または代わりに、ベース362は第1のアーム386に対して実質的に平行かつ間隔の空いた向きで、第2のアーム388から横方向に延在する第3のアーム387を含み得る。第3のアーム387をピン398に接続してシステムにさらなる安定性を与えることができる。
各スペーサ板316および366は本質的に直角平行六面体として成形され、また特にX方向およびY方向の精密な運動に寄与する柔軟なウェブ336、390によって、モノリシックな局所的に柔軟な特徴を提供する。各X方向および/またはY方向の精密な機構310、360のねじり剛性は、より多くのスペーサ板316および/または366を加えることによって増加させることができ、あるいはスペーサ板316および/または366を取り除くことによって減少させることができる。
X方向調節機構310およびY方向調節機構360の全ての要素は、上述した作業に関連する機械的および熱的応力に耐えることができる適切な材料から形成することが好ましい。例として多くの要素を、約700°F(約371℃)までの温度で非常に高い降伏特性、伸張性、およびクリープ破壊特性を示すように設計された、析出硬化型ニッケルベース合金であるInconel718などの特別な合金から形成してもよい。他の適切なインコネルグレードも採用することができる。代わりの材料はASI310であるが、当業者によって他の材料も選択され得る。
本書で説明したシステムおよび構成は、ガラスシート10、特に比較的大型かつ薄型のガラスシート10の信頼できる精密な曲げを実現する。この構造で、曲げシステム110および/または120の加熱器および/また力印加装置は、キャリア20およびガラスシート10に対して10分の1ミリメートル、あるいはさらには100分の1ミリメートルの範囲内の正確さで精密に位置付けることができる。
上述の精密な高温に適合した調整システムの実施形態は、高温の精密なプロセスを含む(ガラス曲げの域を超えた)他の用途に適用できることを理解されたい。
本書では実施形態を、具体的な特徴および配置を参照して説明してきたが、これらの詳細はその実施形態の原理および用途の単なる実例であることを理解されたい。従って、実例の実施形態の多くの変更形態が作製可能であること、また添付の請求項の精神および範囲から逸脱しない他の配置を考案できることを理解されたい。
10 ガラスシート
12、14 ガラスシートのエッジ
20 キャリア
22A、22B キャリアのエッジ
24 曲げ炉
110、120 曲げシステム
122、124 精密調整機構
210、220 支持機構
212、222 加熱要素
214、224 曲げ力要素
230、240 制御手段
310 X方向調節機構
312 移動ベース
314 並進ブロック
316、366 スペーサ板
336、390 ウェブ
340、392 運動制限機能
342、394 突起
344、396 溝
360 Y方向調節機構
362 固定ベース
364 レバー
370 支点
372 作用アーム
374 荷重アーム
386、388、332、334 アーム

Claims (14)

  1. 工物を支持するよう動作可能なキャリア、
    支持機構であって、(i)該支持機構の先端が前記キャリアから離れているような格納位置と、(ii)該支持機構の前記先端が前記キャリアに少なくとも近接しているような伸長位置と、の間の全並進を経て可動である、支持機構、
    前記支持機構の前記先端に連結され、かつ前記支持機構の前記先端に近接して配置され、さらに昇温で前記加工物の変形を促進するように動作するとともに、前記支持機構が前記伸長位置にあるときに前記加工物に少なくとも近接している、加工物変形システム、および、
    前記加工物変形システムを前記支持機構に連結し、かつ前記加工物に対する前記加工物変形システムの向きおよび距離の微調節を可能にするよう動作する、精密調整機構、
    を備えた装置であって
    前記キャリアが、周囲温度が少なくとも300℃を超える炉内で、前記加工物を支持するように動作し、
    前記炉の外部に、前記精密調整機構の前記微調節の制御をこれによって行うように配置された、複数の制御手段をさらに備えていることを特徴とする装置。
  2. ガラスシートを前記加工物として精密に曲げるために、
    前記ガラスシートのエッジが前記キャリアの対応するエッジから突き出るように、前記キャリアが前記ガラスシートを平面的な向きで支持するように動作可能であり、
    前記加工物変形システムが曲げシステムであり、前記支持機構が前記伸長位置にあるときに前記曲げシステムが前記ガラスシートの前記エッジに少なくとも近接するように、前記曲げシステムが、前記支持機構の前記先端に連結されかつ前記支持機構の前記先端に近接して配置され、さらに前記曲げシステムは、前記キャリアの前記エッジの周りでの前記ガラスシートの前記エッジの曲げを促進するように動作するものであり、さらに、
    前記キャリアが、周囲温度が少なくとも前記ガラスシートのアニール温度である炉内で、前記ガラスシートを支持するように配置されていることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 前記精密調整機構が、
    前記ガラスシートに対する前記曲げシステムの位置を、前記ガラスシートに平行なX方向に調節するように動作する、X方向調節機構、
    を含み、該X方向調節機構が、
    前記支持機構に、前記X方向に動くことができないように連結された、ベース、および、
    前記ベースに対して摺動係合しており、かつ前記X方向の並進力に応えて前記X方向に動くように動作する、並進ブロック、
    を含み、
    前記曲げシステムの少なくとも一部が前記並進ブロックに据え付けられていることを特徴とする請求項2記載の装置。
  4. 前記精密調整機構が、
    前記ガラスシートに対する前記曲げシステムの位置を、前記ガラスシートに垂直なY方向に調節するように動作する、Y方向調節機構、
    を含み、該Y方向調節機構が、
    前記支持機構に堅く連結された、固定ベース、
    前記固定ベースに支点で回転連結され、かつ作用アームと荷重アームとを含む、レバーであって、前記作用アームの先端に加えられた作用力によって、前記支点の周りでの前記レバーの回転と前記Y方向への前記荷重アームの先端の並進運動とが生じるように、前記作用アームおよび前記荷重アームの夫々が前記支点から延在している、レバー、および、
    前記レバーの前記荷重アームの前記先端に連結され、かつ前記作用力に応えて前記Y方向に動くように動作する、並進ブロック、
    を含み、
    前記曲げシステムの少なくとも一部が前記並進ブロックに据え付けられていることを特徴とする請求項2記載の装置。
  5. 前記精密調整機構が、前記ガラスシートに対する前記曲げシステムの位置を、前記ガラスシートに平行なX方向と前記ガラスシートに垂直なY方向とにおいて調節するように動作する、XおよびY方向調節機構、を含み、該XおよびY方向調節機構が、
    前記支持機構に堅く連結された、固定ベース、
    前記固定ベースに支点で回転連結され、かつ作用アームと荷重アームとを含む、レバーであって、前記作用アームの先端に加えられた作用力によって、前記支点の周りでの前記レバーの回転と前記Y方向への前記荷重アームの先端の並進運動とが生じるように、前記作用アームおよび前記荷重アームの夫々が前記支点から延在している、レバー、
    前記荷重アームの前記先端に連結された移動ベースであって、(i)前記荷重アームの前記先端の前記並進運動に応えて前記Y方向に動き、かつ(ii)X方向には動くことができないような、移動ベース、および、
    前記移動ベースに連結された並進ブロックであって、(i)前記移動ベースにX方向において摺動係合しており、かつ前記X方向の並進力に応えて前記X方向に動くように動作し、さらに(ii)前記移動ベースにY方向において固定係合しており、かつ前記荷重アームの前記先端の前記並進運動に応えて前記移動ベースと共に前記Y方向に動くように動作するような、並進ブロック、を含み、
    前記曲げシステムが前記並進ブロックに据え付けられていることを特徴とする請求項2記載の装置。
  6. 前記XおよびY方向調節機構がさらに、
    互いに対して横方向に延在している第1のアームおよび第2のアームを有する、前記固定ベースと、
    互いに対して横方向に延在している第3のアームおよび第4のアームを有する、前記移動ベースと、
    を含み、このとき、
    前記移動ベースの前記第3のアームは、(i)その先端で前記並進ブロックの基端に連結され、かつ前記固定ベースの前記第2のアームから間隔を空けて該第2のアームに実質的に平行な方向に、前記並進ブロックの前記基端から横方向に延在し、さらに(ii)その基端で前記荷重アームの前記先端に連結され、
    前記移動ベースの前記第4のアームは、前記並進ブロックから間隔を空けて該並進ブロックに実質的に平行な方向に延在していることを特徴とする請求項5記載の装置。
  7. 前記XおよびY方向調節機構がさらに、XおよびY方向運動制限機能を含み、該XおよびY方向運動制限機能が、
    前記移動ベースの前記第3のアームと前記並進ブロックの前記基端とのうちの一方から延在する、第1の突起、
    前記移動ベースの前記第3のアームと前記並進ブロックとのうちの他方において延在する、第1の溝であって、前記第1の突起が前記第1の溝内で前記X方向に動き、かつ前記並進ブロックの最大X方向位置および最小X方向位置の夫々で前記第1の突起が該溝の対向する各壁にぶつかって停止する、第1の溝、
    前記固定ベースの前記第1のアームと前記移動ベースの前記第3のアームの基端とのうちの一方から延在する、第2の突起、および、
    前記固定ベースの前記第1のアームと前記移動ベースの前記第3のアームの前記基端とのうちの他方において延在する、第2の溝であって、前記第2の突起が前記第2の溝内で前記Y方向に動き、かつ前記移動ベースの前記第3のアームの最大Y方向位置および最小Y方向位置の夫々で前記第2の突起が該溝の対向する各壁にぶつかって停止する、第2の溝、
    を含むことを特徴とする請求項6記載の装置。
  8. 前記XおよびY方向調節機構が、
    複数のY方向スペーサ板であって、各Y方向スペーサ板が、前記固定ベースの前記第2のアームに連結された第1の端部と前記移動ベースの前記第3のアームに連結された第2の端部とを有し、前記各Y方向スペーサ板の前記第1の端部および前記第2の端部が、該第1の端部および該第2の端部を夫々前記固定ベースの前記第2のアームおよび前記移動ベースの前記第3のアームに接続する、各柔軟なウェブを含み、さらに、前記Y方向スペーサ板によって、前記移動ベースの前記第3のアームが、前記固定ベースの前記第2のアームと平行な向きで維持されたまま、前記Y方向への前記荷重アームの前記先端の前記並進運動に応えて前記Y方向に摺動することができる、複数のY方向スペーサ板、および、
    複数のX方向スペーサ板であって、各X方向スペーサ板が、前記並進ブロックに連結された第1の端部と前記移動ベースの前記第4のアームに連結された第2の端部とを有し、前記各X方向スペーサ板の前記第1の端部および前記第2の端部が、該第1の端部および該第2の端部を夫々前記並進ブロックおよび前記移動ベースの前記第4のアームに接続する、各柔軟なウェブを含み、さらに、前記X方向スペーサ板によって、前記並進ブロックが、前記移動ベースの前記第4のアームと平行な向きで維持されたまま、前記X方向への前記並進力に応えて前記X方向に摺動することができる、複数のX方向スペーサ板、
    をさらに含むことを特徴とする請求項6または7記載の装置。
  9. 前記固定ベース、前記移動ベース、前記並進ブロック、および前記スペーサ板が、単一の材料片から全て一体的に形成されていることを特徴とする請求項8記載の装置。
  10. 第1の外側部材および第2の外側部材を含む、前記支持機構であって、前記第1の外側部材および前記第2の外側部材の夫々が、前記支持機構の前記先端の位置に、前記格納位置と前記伸長位置との間で動くような各先端を有している、支持機構、
    前記支持機構の前記第1の外側部材の前記先端に近接して配置された、第1のXおよびY方向調節機構、
    前記支持機構の前記第2の外側部材の前記先端に近接して配置された、第2のXおよびY方向調節機構、および、
    少なくとも1つの細長い本体を含む曲げシステムであって、前記細長い本体が、少なくとも前記支持機構の前記第1の外側部材と前記第2の外側部材との間に延在するように、その第1の端部で前記第1のXおよびY方向調節機構の第1並進ブロックに連結され、かつその第2の端部で前記第2のXおよびY方向調節機構の第2並進ブロックに連結されている、曲げシステム、
    をさらに含み、
    前記精密調整機構が、前記炉の外部の前記複数の制御手段によって、前記曲げシステムの前記細長い本体の対向する各端部の、前記ガラスシートに対する向きおよび距離の微調節を可能にするように動作することを特徴とする、請求項5から7いずれか1項記載の装置。
  11. 前記曲げシステムが、
    (i)前記少なくとも1つの細長い本体によって少なくとも一部が画成される細長い局所加熱要素であって、さらに前記支持機構が前記伸長位置にありかつ前記曲げシステムが前記キャリアの前記エッジと前記ガラスシートの前記エッジとに近接しているときに、前記ガラスシートの温度を前記キャリアの前記エッジ付近の領域において該ガラスシートの前記アニール温度と軟化温度との間のレベルまで上昇させるように動作する、細長い局所加熱要素、および、
    (ii)前記少なくとも1つの細長い本体によって少なくとも一部が画成される細長い押圧部材であって、さらに前記支持機構が前記キャリアの前記エッジに近接した前記伸長位置にあるときに、前記キャリアの前記エッジ上の前記ガラスシートを押圧しかつ該ガラスシートの曲げを促進するように動作する、細長い押圧部材、
    のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項10記載の装置。
  12. 第1の外側部材および第2の外側部材を含む、前記支持機構であって、前記第1の外側部材および前記第2の外側部材の夫々が、前記支持機構の前記先端の位置に、前記格納位置と前記伸長位置との間で動くような各先端を有している、支持機構、
    前記支持機構の前記第1の外側部材の前記先端に近接して配置された、第1のXおよびY方向調節機構、
    前記支持機構の前記第2の外側部材の前記先端に近接して配置された、第2のXおよびY方向調節機構、
    前記支持機構の前記第1の外側部材の前記先端に近接して配置された、第3のXおよびY方向調節機構、
    前記支持機構の前記第2の外側部材の前記先端に近接して配置された、第4のXおよびY方向調節機構、
    少なくとも第1の細長い本体および第2の細長い本体を含む曲げシステムであって、(i)前記第1の細長い本体が少なくとも前記支持機構の前記第1の外側部材と前記第2の外側部材との間に延在するように、前記第1の細長い本体が、その第1の端部で前記第1のXおよびY方向調節機構の第1並進ブロックに連結され、かつその第2の端部で前記第2のXおよびY方向調節機構の第2並進ブロックに連結されており、および(ii)前記第2の細長い本体が少なくとも前記支持機構の前記第1の外側部材と前記第2の外側部材との間に延在するように、前記第2の細長い本体が、その第1の端部で前記第3のXおよびY方向調節機構の第3並進ブロックに連結され、かつその第2の端部で前記第4のXおよびY方向調節機構の第4並進ブロックに連結されている、曲げシステム、
    をさらに含み、
    前記精密調整機構が、前記炉の外部の前記複数の制御手段によって、前記曲げシステムの前記第1の細長い本体の対向する各端部および前記第2の細長い本体の対向する各端部の、前記ガラスシートに対する向きおよび距離の微調節を可能にするように動作することを特徴とする、請求項5から7いずれか1項記載の装置。
  13. 前記曲げシステムが、
    (i)前記第1の細長い本体によって少なくとも一部が画成される細長い局所加熱要素であって、さらに前記支持機構が前記伸長位置にありかつ前記曲げシステムが前記キャリアの前記エッジと前記ガラスシートの前記エッジとに近接しているときに、前記ガラスシートの温度を前記キャリアの前記エッジ付近の領域において該ガラスシートの前記アニール温度と軟化温度との間のレベルまで上昇させるように動作する、細長い局所加熱要素、および、
    (ii)前記第2の細長い本体によって少なくとも一部が画成される細長い押圧部材であって、さらに前記支持機構が前記キャリアの前記エッジに近接した前記伸長位置にあるときに、前記キャリアの前記エッジ上の前記ガラスシートを押圧しかつ該ガラスシートの曲げを促進するように動作する、細長い押圧部材、
    を含むことを特徴とする請求項12記載の装置。
  14. ガラスシートを精密に曲げる方法において、
    キャリアであって、前記ガラスシートのエッジが前記キャリアの対応するエッジから突き出るように、前記ガラスシートを平面的な向きで支持するキャリアを提供するステップ、
    支持機構であって、(i)該支持機構の先端が前記キャリアの前記エッジから離れているような格納位置と、(ii)該支持機構の前記先端が前記キャリアの前記エッジに少なくとも近接しているような伸長位置と、の間の全並進を経て可動である、支持機構を提供するステップ、
    曲げシステムであって、前記支持機構が前記伸長位置にあるときに前記曲げシステムが前記ガラスシートの前記エッジに少なくとも近接するように、前記曲げシステムが、前記支持機構の前記先端に連結されかつ前記支持機構の前記先端に近接して配置され、さらに前記キャリアの前記エッジの周りでの前記ガラスシートの前記エッジの曲げを促進するように動作する、曲げシステムを提供するステップ、および、
    前記曲げシステムを前記支持機構に連結し、かつ前記ガラスシートに対する前記曲げシステムの向きおよび距離の微調節を可能にするよう動作する、精密調整機構を提供するステップ、
    を含み、
    前記キャリアが、周囲温度が少なくとも前記ガラスシートのアニール温度である炉内で、前記ガラスシートを支持するように動作し、さらに前記精密調整機構の前記微調節が、前記炉よりも実質的に低い周囲温度で、前記炉の外部の複数の制御手段によって行われることを特徴とする方法。
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