JP2015523291A5 - - Google Patents

Description

特にセンターチューリップとして形成された又は作用するシールチューリップの充填要素軸の方向の上昇した開始位置と下降した作動位置の間のストローク運動は、例えばプランジャを介して、例えばカム制御されて行なわれ、シールチューリップを充填中に容器の開口縁に当接させる押付け圧力は、少なくとも部分的に予圧圧力及び／又は充填圧力によって発生させられ、場合によってはプランジャを介して加えられる押付力によって支援される。

この場合、予圧圧力及び充填圧力によって発生させられる押付力は、実質的に有効な、即ちシールチューリップによってカバーされない容器の開口横断面を考慮したベローズの有効径によって決定され、ベローズの有効径の相応の選択により設定することができる。予圧圧力及び／又は充填圧力の変更によっても、この圧力から生じる、押付け力の成分は、設定及び／又はコントロールし、それぞれの容器に、特にその強度にも適合させることができる。

“加圧充填”とは、本発明の意味では、一般に、それぞれ充填すべき容器が、シール位置で充填要素に当接し、通常は本来の充填段階の前、即ち液体弁の開放前に、充填要素内に形成された少なくとも１つの制御されたガス経路を介して、圧力下にある与圧ガス（不活性ガスもしくはＣＯ２ガス）によって予圧され、次にこの与圧ガスが、充填中に容器に流入する充填物によってますます戻りガスとして容器内部空間から排除され、しかも同様に充填要素内に形成された少なくとも１つの制御されたガス経路を介して行なわれる、充填方法と理解すべきである。この予圧段階に対して、別の処理段階、例えば真空引き及び／又は不活性ガス、例えばＣＯ２ガス等による容器内部空間の洗浄が先行し、しかも同様に充填要素内に形成されたガス経路を介して行なわれる。

充填要素ハウジング６は、その下の領域において、縮小された直径を有する管状のハウジング部分６．１を構成する。排出口８と液体弁９のための弁座が設けられたこのハウジング部分には、シールチューリップ１３が、充填要素軸ＦＡの方向に運動可能に設けられている（２重矢印Ａ）。シールチューリップ１３は、ハウジング部分６．１を包囲するリング体１３．１として形成され、このリング体は、端面側に拡大された外径を有する下のリング体部分１３．１．１に、充填要素軸ＦＡを同軸に包囲する内側のリングシール１４と、リングシール１４と充填要素軸ＦＡを同軸に包囲する外側のリップシール１５とを備えている。

通路１８は、例えば、既に充填位置におけるシール位置に存在する容器の洗浄及び／又は予圧のためにも使用することができる。

その容器開口を充填要素３の下に配置されたそれぞれの容器２に充填するため、まずシールチューリップ１３が充填要素軸ＦＡ内で容器２上に降下されるので、リングシール１４は、容器開口を取り囲む容器又は開口縁２．１にシールされて当接する。

本来の充填の前に、充填要素３におけるシール位置に存在するそれぞれの容器２は、例えばガス通路１２を介して圧力下にある不活性ガス、例えば圧力下にあるＣＯ２ガスによって予圧される。予圧後に、本来の充填段階が、液体弁９の開放により導入され、この場合充填物によって容器２から排除される不活性ガスは、ガス通路１２を介して排出される。

シールチューリップ１３並びにベローズ１６の内側に位置するリング面に作用する予圧圧力及び／又は充填圧力により、シールチューリップ１３に対して押付け力が生じ、この押付け力は、場合によってはプランジャ１７を介して加えられる押付け力に対して付加的に作用し、シールチューリップ１３もしくはそのリングシール１４を開口縁２．１に押し付ける。従って、予圧圧力及び／又は充填圧力により、シールチューリップ１３もしくはそのリングシール１４を開口縁２．１に当接させる押付け力を設定することができる。

予圧圧力及び／又は充填圧力から生じる押付け力に対して決定的なベローズ１６の有効径は、内側のベローズ小径ｄｉと外側のベローズ大径ｄａに依存し、（（ｄｉ^２＋ｄａ^２）／２）の平方根に一致する。

Claims (1)

1. 前記少なくとも１つの通路（１８）の軸が、そのリング間隙（１９）への開口部において、充填要素軸（ＦＡ）に対して垂直に整向された仮想の平面（Ｅ）と９０°よりも小さい角度（α）を成し、この軸が、特に同時に充填要素軸（ＦＡ）に対して平行又は実質的に平行な平面内に配置されていること、を特徴とする請求項４に記載の充填要素。