JP2015521393A - インターネットプロトコル(ip)ネットワーク装置、ネットワークシステムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
自装置内で発生したイベントを検出する検出部を含むインターネットプロトコル(IP)ネットワーク装置が提供される。また、ネットワーク装置は、検出したイベントの情報を含むイベント情報を有するトラップメッセージを生成する生成部を有する。また、ネットワーク装置は、イベント情報を有するトラップメッセージと第1のシーケンスインジケータをインターネットプロトコル(IP)ネットワーク管理装置へ送信する送信部を有する。また、ネットワーク装置は、送信部がトラップ情報を送信した時間からの期間を計測するタイマを有する。計測した期間が一定時間以上である場合に、生成部は、空のトラップメッセージを生成し、送信部は、空のトラップメッセージと第2のシーケンスインジケータをネットワーク管理装置に送信する。【選択図】図11
Description
本発明の典型的な実施形態は、インターネットプロトコル(IP)ネットワーク、特に簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)を用いるIPネットワークのネットワーク管理システム(NMS)に関する。
複数のネットワークエレメント(NEs)と、開放型システム間相互接続(OSI)の標準管理プロトコルであるSNMPを用いて個々のNEsを遠隔監視制御するNMSとからなるIPネットワークにおいては、各NEにて検出された障害発生などのイベントは、トラップと称するメッセージによって、NMSに通知されるようになっている。
しかし、トラップ(メッセージ)がNMSに届く保証はない。例えば、NEとNMSの間の通信路にて通信障害が発生すると、その通信障害が発生している期間は、NEが発生したトラップはNMSに届かない。このため、NMS側では、受信したトラップに抜けが生じることがある。
そこで、そのような問題を解決するため、特開2003−244142号公報(特許文献1)に記載されているようなトラップの抜けを検出する技術が提案されている。
図1は、トラップ抜け検出方法の手順を示す。この例では、NMSであるSNMPマネージャ100が、NEであるSNMPエージェント101を監視する。
イベント発生毎に、SNMPエージェント101は、トラップを発生し、そのトラップにシーケンス番号を付与し、シーケンス番号を付与したトラップをSNMPマネージャ100に送信する。
SNMPマネージャ100は、SNMPエージェント101からトラップを受信し、受信したトラップに付与されているシーケンス番号の連続性に基づいて、トラップの抜けを検出する。トラップの抜けがある場合は、SNMPマネージャ100は、抜けたトラップの情報の再送要求をSNMPエージェント101に送信する。
SNMPエージェント101は、SNMPマネージャ100から受信した再送要求に応じて、抜けたトラップの情報をSNMPマネージャ100へ再送する。これにより、SNMPマネージャ100は、通信障害等により受信できなかったトラップの情報を取得することができる。
しかし、上記トラップ抜け検出方法においては、トラップを受信することで初めてそれ以前のトラップの抜けを検出するようになっている。このため、トラップの受信が途絶えた場合に、SNMPマネージャ100は、SNMPエージェント101にて次のイベントが未だ発生していないためにトラップを受信できないのか、通信障害により次のトラップを受信できないのかを判断することができない。
また、SNMPエージェント101のイベントの発生は不定期であるので、SNMPエージェント101からSNMPマネージャ100へのトラップ送信も不定期である。SNMPエージェント101におけるイベントの発生から次のイベントの発生までの時間が長い場合には、SNMPマネージャ100は、長時間に渡って次のトラップを受信することができない。この場合、SNMPマネージャ100は、長時間にわたって、通信障害の発生やSNMPエージェント101のエベント発生状況を認識することができない。
上記の問題を解決するために、引用文献1に記載のものでは、SNMPマネージャ100は、定期的に、最後のトラップの受信時刻から一定時間が経過しているか否かを確認する。一定時間が経過していれば、SNMPマネージャ100は、SNMPエージェント101に対して、最後に送出したトラップのシーケンス番号を問い合わせる。
SNMPエージェント101は、SNMPマネージャ100からの問い合わせに応じて、最後に送出したトラップのシーケンス番号をSNMPマネージャ100に送信する。
SNMPマネージャ100は、SNMPエージェント101からの応答であるシーケンス番号が最後に受信したトラップのシーケンス番号と一致するか否かを調べる。それらが一致した場合は、SNMPマネージャ100は、トラップ抜けは生じていないと判定する。それらが一致しなかった場合は、SNMPマネージャ100は、通信障害によりトラップ抜けが生じたと判定する。
特開2001−202305号公報(特許文献2)によれば、SNMPマネージャ100は、トラップの受信が一定時間以上途絶えたときに、SNMPマネージャ100に対して一定周期でトラップを繰り返し送信するように指示してハートビートチェックを行う。
具体的には、SNMPマネージャ100は、SNMPエージェント101からトラップを受信する度にリセットされるタイマを用い、タイマがタイムアウトすることなく所定数のトラップを受信した場合にのみ、ハートビートチェックが正常であると判定する。このハートビートチェックの結果に基づいて、SNMPマネージャ100は、通信状態を認識することができる。
特許文献1に記載の技術においては、SNMPマネージャ100からSNMPエージェント101へのシーケンス番号の問い合わせ、SNMPエージェント101からSNMPマネージャ100へのシーケンス番号の応答、SNMPマネージャ100によるシーケンス番号に基づくトラップ抜けの判定といった3つの工程からなる処理が、定期的に実行される。このため、最後に受信したトラップ以降のトラップ抜けを検出するための処理工数が増えるという問題がある。
特許文献2に記載の技術においては、トラップの受信が途絶えた場合に、SNMPマネージャ100からSNMPエージェント101へのハートビートチェック指示、SNMPエージェント101からSNMPマネージャ100への周期的なトラップ送信、SNMPマネージャ100でのトラップ受信確認といった3つの工程からなる処理が実行される。よって、特許文献2に記載の技術においても、最後に受信したトラップ以降のトラップ抜けを検出するための処理工数が増えるという問題がある。
本発明のいくつかの例示的な実施形態の目的は、上記問題を解決し、トラップ抜けを検出するための処理工数の増大を回避することができる、ネットワーク装置、ネットワーク管理装置、ネットワーク管理システム、トラップ送信方法およびネットワーク管理方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のいくつかの例示的な実施形態の一態様によれば、
自装置内で発生したイベントを検出するイベント検出部と、
前記イベント検出部が検出したイベントの情報を含むトラップを生成し、該トラップにシーケンス番号を付与したものを外部ネットワーク管理装置へ送信するトラップ生成/送出部と、
前記外部ネットワーク管理装置からのトラップの情報の再送要求に応じて、要求されたトラップの情報を前記外部ネットワーク管理装置へ送信するトラップ情報再送部と、を有し、
前記トラップを送信してから次のトラップを送信するまでの期間が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、前記トラップ生成/送出部は、空のトラップを周期的に生成し、該空のトラップにシーケンス番号を付与したものを前記外部ネットワーク管理装置へ送信する、ネットワーク装置が提供される。
自装置内で発生したイベントを検出するイベント検出部と、
前記イベント検出部が検出したイベントの情報を含むトラップを生成し、該トラップにシーケンス番号を付与したものを外部ネットワーク管理装置へ送信するトラップ生成/送出部と、
前記外部ネットワーク管理装置からのトラップの情報の再送要求に応じて、要求されたトラップの情報を前記外部ネットワーク管理装置へ送信するトラップ情報再送部と、を有し、
前記トラップを送信してから次のトラップを送信するまでの期間が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、前記トラップ生成/送出部は、空のトラップを周期的に生成し、該空のトラップにシーケンス番号を付与したものを前記外部ネットワーク管理装置へ送信する、ネットワーク装置が提供される。
本発明のいくつかの例示的な実施形態の別の態様によれば、
外部ネットワーク装置内で発生したイベント毎に該イベントの情報を含むトラップを前記外部ネットワーク装置から受信するとともに、イベントが発生してから次のイベントが発生するまでの期間が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、前記外部ネットワーク装置から前記一定時間毎に空のトラップを受信するトラップ受信部と、
前記トラップ受信部で受信した前記トラップおよび空のトラップに付与されたシーケンス番号の連続性に基づいてトラップの抜けを検出するトラップ抜け検出部と、
前記トラップ抜け検出部でトラップの抜けが検出された場合に、抜けたトラップの情報を前記外部ネットワーク装置から取得するトラップ情報取得部と、を有する、ネットワーク管理装置が提供される。
外部ネットワーク装置内で発生したイベント毎に該イベントの情報を含むトラップを前記外部ネットワーク装置から受信するとともに、イベントが発生してから次のイベントが発生するまでの期間が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、前記外部ネットワーク装置から前記一定時間毎に空のトラップを受信するトラップ受信部と、
前記トラップ受信部で受信した前記トラップおよび空のトラップに付与されたシーケンス番号の連続性に基づいてトラップの抜けを検出するトラップ抜け検出部と、
前記トラップ抜け検出部でトラップの抜けが検出された場合に、抜けたトラップの情報を前記外部ネットワーク装置から取得するトラップ情報取得部と、を有する、ネットワーク管理装置が提供される。
本発明のいくつかの例示的な実施形態のさらに別の態様によれば、
外部ネットワーク装置内で発生したイベント毎に該イベントの情報を含むトラップを前記外部ネットワーク装置から受信するとともに、イベントが発生してから次のイベントが発生するまでの期間が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、前記外部ネットワーク装置から前記一定時間毎に空のトラップを受信するトラップ受信部と、
前記トラップ受信部で受信した前記トラップおよび空のトラップについてトラップの抜けを検出するトラップ抜け検出部と、
前記トラップ抜け検出部でトラップの抜けが検出された場合に、抜けたトラップの情報を前記外部ネットワーク装置から取得するトラップ情報取得部と、を有し、
前記トラップ抜け検出部は、前記トラップおよび空のトラップそれぞれの受信タイミングで計測値がクリアされるように構成された、前記一定時間より長い時間を計測するタイマを備え、該タイマがタイムアウトすると、トラップの抜けが生じたと判定する、ネットワーク管理装置が提供される。
外部ネットワーク装置内で発生したイベント毎に該イベントの情報を含むトラップを前記外部ネットワーク装置から受信するとともに、イベントが発生してから次のイベントが発生するまでの期間が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、前記外部ネットワーク装置から前記一定時間毎に空のトラップを受信するトラップ受信部と、
前記トラップ受信部で受信した前記トラップおよび空のトラップについてトラップの抜けを検出するトラップ抜け検出部と、
前記トラップ抜け検出部でトラップの抜けが検出された場合に、抜けたトラップの情報を前記外部ネットワーク装置から取得するトラップ情報取得部と、を有し、
前記トラップ抜け検出部は、前記トラップおよび空のトラップそれぞれの受信タイミングで計測値がクリアされるように構成された、前記一定時間より長い時間を計測するタイマを備え、該タイマがタイムアウトすると、トラップの抜けが生じたと判定する、ネットワーク管理装置が提供される。
本発明のいくつかの例示的な実施形態のさらに別の態様によれば、
ネットワーク装置と、該ネットワーク装置とネットワークを介して接続されるネットワーク管理装置と、を有し、
前記ネットワーク装置は、
自装置内で発生したイベントを検出するイベント検出部と、
前記イベント検出部が検出したイベントの情報を含むトラップを生成し、該トラップにシーケンス番号を付与したものを前記ネットワーク管理装置へ送信するトラップ生成/送出部と、
前記ネットワーク管理装置からのトラップの情報の再送要求に応じて、要求されたトラップの情報を前記ネットワーク管理装置へ送信するトラップ情報再送部と、を有し、
前記トラップを送信してから次のトラップを送信するまでの期間が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、前記トラップ生成/送出部は、空のトラップを周期的に生成し、該空のトラップにシーケンス番号を付与したものを前記外部ネットワーク管理装置へ送信し、
前記ネットワーク管理装置は、
前記ネットワーク装置から前記トラップおよび空のトラップを受信するトラップ受信部と、
前記トラップ受信部で受信した前記トラップおよび空のトラップに付与されたシーケンス番号の連続性に基づいてトラップの抜けを検出するトラップ抜け検出部と、
前記トラップ抜け検出部でトラップの抜けが検出された場合に、抜けたトラップの情報を前記ネットワーク装置から取得するトラップ情報取得部と、を有する、ネットワーク管理システムが提供される。
ネットワーク装置と、該ネットワーク装置とネットワークを介して接続されるネットワーク管理装置と、を有し、
前記ネットワーク装置は、
自装置内で発生したイベントを検出するイベント検出部と、
前記イベント検出部が検出したイベントの情報を含むトラップを生成し、該トラップにシーケンス番号を付与したものを前記ネットワーク管理装置へ送信するトラップ生成/送出部と、
前記ネットワーク管理装置からのトラップの情報の再送要求に応じて、要求されたトラップの情報を前記ネットワーク管理装置へ送信するトラップ情報再送部と、を有し、
前記トラップを送信してから次のトラップを送信するまでの期間が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、前記トラップ生成/送出部は、空のトラップを周期的に生成し、該空のトラップにシーケンス番号を付与したものを前記外部ネットワーク管理装置へ送信し、
前記ネットワーク管理装置は、
前記ネットワーク装置から前記トラップおよび空のトラップを受信するトラップ受信部と、
前記トラップ受信部で受信した前記トラップおよび空のトラップに付与されたシーケンス番号の連続性に基づいてトラップの抜けを検出するトラップ抜け検出部と、
前記トラップ抜け検出部でトラップの抜けが検出された場合に、抜けたトラップの情報を前記ネットワーク装置から取得するトラップ情報取得部と、を有する、ネットワーク管理システムが提供される。
本発明のいくつかの例示的な実施形態のさらに別の態様によれば、
ネットワーク装置と、該ネットワーク装置とネットワークを介して接続されるネットワーク管理装置と、を有し、
前記ネットワーク装置は、
自装置内で発生したイベントを検出するイベント検出部と、
前記イベント検出部が検出したイベントの情報を含むトラップを生成し、該トラップにシーケンス番号を付与したものを前記ネットワーク管理装置へ送信するトラップ生成/送出部と、
前記ネットワーク管理装置からのトラップの情報の再送要求に応じて、要求されたトラップの情報を前記ネットワーク管理装置へ送信するトラップ情報再送部と、を有し、
前記トラップを送信してから次のトラップを送信するまでの期間が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、前記トラップ生成/送出部は、空のトラップを周期的に生成し、該空のトラップにシーケンス番号を付与したものを前記ネットワーク管理装置へ送信し、
前記ネットワーク管理装置は、
前記ネットワーク装置から前記トラップおよび空のトラップを受信するトラップ受信部と、
前記トラップ受信部で受信した前記トラップおよび空のトラップについてトラップの抜けを検出するトラップ抜け検出部と、
前記トラップ抜け検出部でトラップの抜けが検出された場合に、抜けたトラップの情報を前記ネットワーク装置から取得するトラップ情報取得部と、を有し、
前記トラップ抜け検出部は、前記トラップおよび空のトラップそれぞれの受信タイミングで計測値がクリアされるように構成された、前記一定時間より長い時間を計測するタイマを備え、該タイマがタイムアウトすると、トラップの抜けが生じたと判定する、ネットワーク管理システムが提供される。
ネットワーク装置と、該ネットワーク装置とネットワークを介して接続されるネットワーク管理装置と、を有し、
前記ネットワーク装置は、
自装置内で発生したイベントを検出するイベント検出部と、
前記イベント検出部が検出したイベントの情報を含むトラップを生成し、該トラップにシーケンス番号を付与したものを前記ネットワーク管理装置へ送信するトラップ生成/送出部と、
前記ネットワーク管理装置からのトラップの情報の再送要求に応じて、要求されたトラップの情報を前記ネットワーク管理装置へ送信するトラップ情報再送部と、を有し、
前記トラップを送信してから次のトラップを送信するまでの期間が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、前記トラップ生成/送出部は、空のトラップを周期的に生成し、該空のトラップにシーケンス番号を付与したものを前記ネットワーク管理装置へ送信し、
前記ネットワーク管理装置は、
前記ネットワーク装置から前記トラップおよび空のトラップを受信するトラップ受信部と、
前記トラップ受信部で受信した前記トラップおよび空のトラップについてトラップの抜けを検出するトラップ抜け検出部と、
前記トラップ抜け検出部でトラップの抜けが検出された場合に、抜けたトラップの情報を前記ネットワーク装置から取得するトラップ情報取得部と、を有し、
前記トラップ抜け検出部は、前記トラップおよび空のトラップそれぞれの受信タイミングで計測値がクリアされるように構成された、前記一定時間より長い時間を計測するタイマを備え、該タイマがタイムアウトすると、トラップの抜けが生じたと判定する、ネットワーク管理システムが提供される。
本発明のいくつかの例示的な実施形態のさらに別の態様によれば、
自装置内で発生したイベントを検出し、
前記イベントの情報を含むトラップを生成し、該トラップにシーケンス番号を付与したものをネットワーク管理装置へ送信し、
前記トラップを送信してから次のトラップを送信するまでの期間が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、空のトラップを周期的に生成し、該空のトラップにシーケンス番号を付与したものを前記ネットワーク管理装置へ送信する、トラップ送信方法が提供される。
自装置内で発生したイベントを検出し、
前記イベントの情報を含むトラップを生成し、該トラップにシーケンス番号を付与したものをネットワーク管理装置へ送信し、
前記トラップを送信してから次のトラップを送信するまでの期間が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、空のトラップを周期的に生成し、該空のトラップにシーケンス番号を付与したものを前記ネットワーク管理装置へ送信する、トラップ送信方法が提供される。
本発明のいくつかの例示的な実施形態のさらに別の態様によれば、
ネットワーク装置が、自装置内で発生したイベントを検出し、前記イベントの情報を含むトラップを生成し、該トラップにシーケンス番号を付与したものをネットワーク管理装置へ送信し、前記トラップを送信してから次のトラップを送信するまでの期間が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、空のトラップを周期的に生成し、該空のトラップにシーケンス番号を付与したものを前記ネットワーク管理装置へ送信し、
前記ネットワーク管理装置が、前記ネットワーク装置から前記トラップおよび空のトラップを受信し、受信した前記トラップおよび空のトラップに付与されたシーケンス番号の連続性に基づいてトラップの抜けを検出し、トラップの抜けが検出された場合に、抜けたトラップの情報を前記ネットワーク装置から取得する、ネットワーク管理方法が提供される。
ネットワーク装置が、自装置内で発生したイベントを検出し、前記イベントの情報を含むトラップを生成し、該トラップにシーケンス番号を付与したものをネットワーク管理装置へ送信し、前記トラップを送信してから次のトラップを送信するまでの期間が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、空のトラップを周期的に生成し、該空のトラップにシーケンス番号を付与したものを前記ネットワーク管理装置へ送信し、
前記ネットワーク管理装置が、前記ネットワーク装置から前記トラップおよび空のトラップを受信し、受信した前記トラップおよび空のトラップに付与されたシーケンス番号の連続性に基づいてトラップの抜けを検出し、トラップの抜けが検出された場合に、抜けたトラップの情報を前記ネットワーク装置から取得する、ネットワーク管理方法が提供される。
本発明のいくつかの例示的な実施形態のさらに別の態様によれば、
ネットワーク装置が、自装置内で発生したイベントを検出し、前記イベントの情報を含むトラップを生成し、該トラップにシーケンス番号を付与したものをネットワーク管理装置へ送信し、前記トラップを送信してから次のトラップを送信するまでの期間が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、空のトラップを周期的に生成し、該空のトラップにシーケンス番号を付与したものを前記ネットワーク管理装置へ送信し、
前記ネットワーク管理装置が、前記ネットワーク装置から前記トラップおよび空のトラップを受信し、前記トラップおよび空のトラップそれぞれの受信タイミングで計測値がクリアされるように構成された、前記一定時間より長い時間を計測するタイマを用い、該タイマがタイムアウトすると、トラップの抜けが生じたと判定し、抜けたトラップの情報を前記ネットワーク装置から取得する、ネットワーク管理方法が提供される。
ネットワーク装置が、自装置内で発生したイベントを検出し、前記イベントの情報を含むトラップを生成し、該トラップにシーケンス番号を付与したものをネットワーク管理装置へ送信し、前記トラップを送信してから次のトラップを送信するまでの期間が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、空のトラップを周期的に生成し、該空のトラップにシーケンス番号を付与したものを前記ネットワーク管理装置へ送信し、
前記ネットワーク管理装置が、前記ネットワーク装置から前記トラップおよび空のトラップを受信し、前記トラップおよび空のトラップそれぞれの受信タイミングで計測値がクリアされるように構成された、前記一定時間より長い時間を計測するタイマを用い、該タイマがタイムアウトすると、トラップの抜けが生じたと判定し、抜けたトラップの情報を前記ネットワーク装置から取得する、ネットワーク管理方法が提供される。
本発明の1つ以上の例示的な実施形態は、処理工数の増大を抑制できる。また、本発明の1つ以上の例示的な実施形態は、トラップ抜けを検出することができる。
次に、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。ここで使用する用語「例示的な」は、「example」、「instance」、又は「illustration」を兼ねることを意味する。「例示的な」として記載した実施形態は、必ずしも他の実施形態に対して好適または有利なように解釈される必要はない。
(第1の例示的な実施形態)
図2は、本発明の第1の例示的な実施形態であるネットワーク管理システムの構成を示すブロック図である。
図2は、本発明の第1の例示的な実施形態であるネットワーク管理システムの構成を示すブロック図である。
図2を参照すると、ネットワーク管理システムは、SNMPを用いるIPネットワークの管理を行うシステムである。ネットワーク管理システムは、ネットワーク装置(NEとも呼ぶ。)であるSNMPエージェント11と、SNMPを用いてSNMPエージェント11を遠隔監視制御する、ネットワーク管理装置(NMSとも呼ぶ。)であるSNMPマネージャ10と、を有する。
SNMPエージェント11とSNMPマネージャ10とは、IPネットワークを介して相互に通信可能である。図2では、SNMPエージェント11は1つしか示されていない。ネットワーク管理システムは、複数のSNMPエージェント11を有していてもよい。
SNMPエージェント11は、イベント検出部11−1、トラップ生成部11−2、周期トラップ生成部11−3、シーケンス番号管理部11−4、トラップ送信部11−5、ポーリング送受信部11−6およびトラップ情報記憶部11−7を有する。
イベント検出部11−1は、自装置内で発生したイベントを検出する。トラップ生成部11−2は、イベント検出部11−1で検出したイベントの情報を含むトラップを生成する。
トラップの送信から次のトラップの送信までの期間(または、イベントの検出から次のイベントの検出までの期間)が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、周期トラップ生成部11−3は、SNMPマネージャ10がSNMPエージェント11を監視することができるように、監視用の空のトラップを一定時間毎に生成する。
具体的には、周期トラップ生成部11−3は、トラップの送信タイミングで計測値がリセットされる、時間t1を計測するタイマT1を備える。ここで、時間t1は上記一定時間である。周期トラップ生成部11−3は、タイマT1を用いて、トラップの送信から次のトラップの送信までの期間が一定時間以上であるか否かを判定することができる。
なお、イベントの検出タイミングでタイマT1をクリアしてもよい。この場合は、周期トラップ生成部11−3は、タイマT1を用いて、イベントの検出から次のイベントの検出までの期間が一定時間以上であるか否かを判定することができる。
シーケンス番号管理部11−4は、トラップ生成部11−2で生成されたトラップおよび周期トラップ生成部11−3で生成された空のトラップそれぞれに生成順にシーケンス番号を付与する。それらシーケンス番号は、シーケンスの要素のインジケータであり、そのシーケンスにおいて、第1のシーケンスインジケータは第2のシーケンスインジケータの直前にある。トラップ送信部11−5は、この場合のシーケンス番号におけるシーケンスインジケータが付与されたトラップおよび空のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。
トラップ情報記憶部11−7およびポーリング送受信部11−6は、要求されたトラップの情報をSNMPマネージャ10へ送信するトラップ情報再送部を構成する。送信した情報は、SNMPマネージャ10から受信したトラップの情報の再送要求に対応する。
具体的には、トラップ情報記憶部11−7は、トラップ生成部11−2で生成されたトラップの情報(シーケンス番号やイベント情報を含む。)を保持する。ポーリング送受信部11−6は、SNMPマネージャ10からのトラップの情報の再送要求を受信し、該再送要求に応じて、要求されたトラップの情報をトラップ情報記憶部11−7から取得し、取得した情報を含む応答をSNMPマネージャ10へ送信する。
なお、トラップ情報記憶部11−7には空のトラップの情報は格納されないため、要求されたトラップの情報がトラップ情報記憶部11−7にない場合は、ポーリング送受信部11−6は、抜けたトラップが空のトラップである旨の情報を含む応答をSNMPマネージャ10へ送信する。
SNMPマネージャ10は、トラップ受信部10−1、トラップ抜け検出部10−2およびポーリング送受信部10−3を有する。
トラップ受信部10−1は、SNMPエージェント11からイベントの情報を含むトラップおよび空のトラップを受信する。トラップ抜け検出部10−2は、トラップ受信部10−1で受信したトラップおよび空のトラップに付加されたシーケンス番号の連続性に基づいてトラップの抜けを検出する。
ポーリング送受信部10−3は、トラップ情報取得部であって、トラップ抜け検出部10−2でトラップの抜けが検出された場合に、抜けたトラップの情報の再送要求をSNMPエージェント11へ送信する。また、ポーリング送受信部10−3は、その再送要求に応じてSNMPエージェント11から抜けたトラップの情報を受信する。
次に、本実施形態のネットワーク管理システムの動作について説明する。
図3は、SNMPエージェント11のトラップ送信処理の一手順を示すフローチャートである。
ステップS10で、周期トラップ生成部11−3が、タイマT1を起動する。そして、ステップS11で、周期トラップ生成部11−3が、タイマT1がタイムアウトする前にイベント検出部11−1にてイベントが検出されたか否かを判定する。
ステップS11の判定が「Yes」である場合は、ステップS12〜S17の処理が行われる。
ステップS12では、イベント検出部11−1がイベントを検出する。ステップS13では、トラップ生成部11−2が、イベント検出部11−1で検出したイベントの情報を含むトラップを生成する。
ステップS14では、シーケンス番号管理部11−4が、トラップ生成部11−2で生成されたトラップにシーケンス番号を付与する。ステップS15では、トラップ情報記憶部11−7が、トラップの情報(シーケンス番号やイベント情報)を保持する。
ステップS16では、トラップ送信部11−5が、シーケンス番号が付与されたトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。ステップS17では、周期トラップ生成部11−3が、トラップの送信タイミングでタイマT1の値をクリアする。
ステップS11の判定が「No」である場合は、ステップS18〜S20の処理が行われる。
ステップS18では、周期トラップ生成部11−3が、空のトラップを生成する。ステップS19では、シーケンス番号管理部11−4が、周期トラップ生成部11−3で生成された空のトラップにシーケンス番号を付与する。
ステップS20では、トラップ送信部11−5が、シーケンス番号が付与された空のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。この後、ステップS10の処理が実行される。なお、タイマT1は、タイムアウトすると、初期状態(すなわち、値がクリアされた状態)に戻る。
図4は、SNMPマネージャ10のトラップ抜け検出処理の一手順を示すフローチャートである。
ステップS30で、SNMPマネージャ10が、トラップ受信部10−1がトラップを受信した否かを判定する。
トラップ受信部10−1がトラップを受信した場合は、制御はステップS31の処理に進む。ステップS31で、SNMPマネージャ10が、今回受信したトラップのシーケンス番号が、それ以前に受信したトラップのシーケンス番号と連続するか否かを判定する。
シーケンス番号が連続していない場合は、制御はステップS32の処理に進む。ステップS32で、ポーリング送受信部10−3が、抜けたトラップの情報をSNMPエージェント11から取得する。
次に、ネットワーク管理システムにおけるトラップ送信/トラップ抜け検出の処理について、具体例を挙げて説明する。
図5に、ネットワーク管理方法(トラップ送信/トラップ抜け検出方法)の一手順を示す。この例は、タイマT1がタイムアウトする前にイベントE1、E2が発生し、その後、タイマT1がタイムアウトした場合で、イベントE2の情報を含むトラップが消失した場合の処理である。図5において、ステップS40〜S43はSNMPエージェント11にて行われ、ステップS50〜S52はSNMPマネージャ10にて行われる。
SNMPエージェント11にてイベントE1が発生すると、制御はステップS40の処理に進む。
ステップS40では、イベント検出部11−1がイベントE1を検出する。トラップ生成部11−2がイベントE1の情報を含むトラップを生成する。シーケンス番号管理部11−4がそのトラップにシーケンス番号#1を付与する。トラップ送信部11−5が、シーケンス番号#1のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。トラップ情報記憶部11−7が、シーケンス番号#1のトラップの情報を格納する。周期トラップ生成部11−3が、シーケンス番号#1のトラップの送信タイミングで、タイムT1を起動する。
タイマT1がタイムアウトする前に、SNMPエージェント11にてイベントE2が発生すると、制御はステップS41の処理に進む。
ステップS41では、イベント検出部11−1がイベントE2を検出する。トラップ生成部11−2が、イベントE2の情報を含むトラップを生成する。シーケンス番号管理部11−4が、そのトラップにシーケンス番号#2を付与する。トラップ送信部11−5が、シーケンス番号#2のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。トラップ情報記憶部11−7が、シーケンス番号#2のトラップの情報を格納する。周期トラップ生成部11−3が、シーケンス番号#2のトラップの送信タイミングで、計測値をクリアしてタイムT1を起動する。
次のイベントE3が発生する前に、タイマT1がタイムアウトすると、制御はステップS42の処理に進む。
ステップS42では、周期トラップ生成部11−3が、タイマT1のタイムアウトを検出し、空のトラップを生成する。さらに、シーケンス番号管理部11−4が、空のトラップにシーケンス番号#3を付与する。トラップ送信部11−5が、シーケンス番号#3の空のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。周期トラップ生成部11−3が、シーケンス番号#3の空のトラップの送信タイミングで、タイムT1を起動する。
図5の例では、通信障害等により、シーケンス番号#2のトラップが消失している。このため、SNMPマネージャ10では、トラップ受信部10−1が、シーケンス番号#1のトラップとシーケンス番号#3の空のトラップを受信する。
ステップS50で、トラップ抜け検出部10−2が、トラップ受信部10−1で受信したトラップのシーケンス番号(#1と#3)の連続性に基づいて、シーケンス番号#2のトラップが抜けていると判定する。
ステップS51で、ポーリング送受信部10−3が、シーケンス番号#2のトラップの情報の再送要求をSNMPエージェント11に送信する。
ステップS43で、ポーリング送受信部11−6が、SNMPマネージャ10からの再送要求を受信し、該再送要求に応じて、要求されたシーケンス番号#2のトラップの情報をトラップ情報記憶部11−7から取得し、取得した情報を含む応答をSNMPマネージャ10へ送信する。
ステップS52で、ポーリング送受信部10−3が、SNMPエージェント11から再送されたシーケンス番号#2のトラップの情報を受信する。これにより、トラップ抜けを回復することができる。
上述したネットワーク管理方法によれば、SNMPエージェント11は、トラップの送信から次のトラップの送信までの期間が一定時間以上にわたる場合には、一定時間毎に、シーケンス番号を付与した空のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。よって、SNMPマネージャ10は、イベントの情報を含むトラップの受信が途絶えた場合に、空のトラップのシーケンス番号の連続性を確認することで、次のイベントが未だ発生していないためにトラップを受信できないのか、通信障害により次のトラップを受信できないのかを判断することができる。
また、特許文献1に記載されたようなシーケンス番号の問い合わせ/応答や、特許文献2に記載のハートビートチェックは不要であるので、特許文献1、2に記載のものと比較して、処理工数を削減することができる。
(第2の例示的な実施形態)
本発明の第2の例示的な実施形態であるネットワーク管理システムも、図2に示した構成を有するが、トラップ抜け検出部10−2が、トラップの受信タイミングで計測値がクリアされる、時間t2(>t1)を計測するタイマT2を備え、タイマT2がタイムアウトしたか否かでトラップ抜けを検出する点で、第1の実施形態と異なる。タイマT1と同様、タイマT2も、タイムアウトすると、初期状態(すなわち、値がクリアされた状態)に戻る。
本発明の第2の例示的な実施形態であるネットワーク管理システムも、図2に示した構成を有するが、トラップ抜け検出部10−2が、トラップの受信タイミングで計測値がクリアされる、時間t2(>t1)を計測するタイマT2を備え、タイマT2がタイムアウトしたか否かでトラップ抜けを検出する点で、第1の実施形態と異なる。タイマT1と同様、タイマT2も、タイムアウトすると、初期状態(すなわち、値がクリアされた状態)に戻る。
SNMPエージェント11のトラップ送信処理は、第1の実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
図6は、SNMPマネージャ10のトラップ抜け検出処理の一手順を示すフローチャートである。
ステップS60で、SNMPマネージャ10が、トラップ受信部10−1がトラップを受信した否かを判定する。
トラップ受信部10−1がトラップを受信した場合は、制御はステップS61の処理に進む。ステップS61で、トラップ抜け検出部10−2が、タイマ2を起動する。
ステップS62で、トラップ抜け検出部10−2が、トラップ受信部10−1が次のトラップを受信する前にタイマT2がタイムアウトするか否かを判定する。
トラップ受信部10−1が次のトラップを受信する前にタイマT2がタイムアウトした場合は、制御はステップS63の処理に進む。ステップS63で、トラップ抜け検出部10−2が、トラップ抜けが生じたと判定する。ポーリング送受信部10−3が、抜けたトラップの情報をSNMPエージェント11から取得する。
ステップS60の判定が「No」である場合またはステップS62の判定が「No」である場合は、制御はステップS60の処理に進む。
なお、複数のトラップの抜けが生じる場合があるので、ステップS63では、ポーリング送受信部10−3が、最後に受信したトラップ以降に送信された全てのトラップの情報をSNMPエージェント11から取得する。
次に、ネットワーク管理システムにおけるネットワーク管理方法(トラップ送信/トラップ抜け検出)の手順について、具体例を挙げて説明する。
図7に、ネットワーク管理方法の一手順を示す。この例は、タイマT1がタイムアウトする前にイベントE1、E2が発生し、イベントE2の情報を含むトラップが消失した場合の処理である。図7において、ステップS70〜S72はSNMPエージェント11にて行われ、ステップS80〜83はSNMPマネージャ10にて行われる。
SNMPエージェント11にてイベントE1が発生すると、制御はステップS70の処理に進む。
ステップS70では、イベント検出部11−1がイベントE1を検出する。トラップ生成部11−2が、イベントE1の情報を含むトラップを生成する。シーケンス番号管理部11−4が、そのトラップにシーケンス番号#1を付与する。トラップ送信部11−5が、シーケンス番号#1のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。トラップ情報記憶部11−7が、シーケンス番号#1のトラップの情報を格納する。周期トラップ生成部11−3が、シーケンス番号#1のトラップの送信タイミングで、タイムT1を起動する。
タイマT1がタイムアウトする前に、SNMPエージェント11にてイベントE2が発生すると、制御はステップS71の処理に進む。
ステップS71では、イベント検出部11−1がイベントE2を検出する。トラップ生成部11−2が、イベントE2の情報を含むトラップを生成する。シーケンス番号管理部11−4が、そのトラップにシーケンス番号#2を付与する。トラップ送信部11−5が、シーケンス番号#2のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。トラップ情報記憶部11−7が、シーケンス番号#2のトラップの情報を格納する。周期トラップ生成部11−3が、シーケンス番号#2のトラップの送信タイミングで、計測値をリセットした上で、タイムT1を起動する。
トラップ受信部10−1がシーケンス番号#1のトラップを受信すると、制御はステップS80の処理に進む。ステップS80で、トラップ抜け検出部10−2が、シーケンス番号#1のトラップの受信タイミングでタイマT2を起動する。
図7の例では、通信障害等により、シーケンス番号#2のトラップが消失している。このため、SNMPマネージャ10では、トラップ受信部10−1はシーケンス番号#2のトラップを受信することができない。ゆえに、タイマT2がタイムアウトする。結果として、制御はステップS81の処理に進む。
ステップS81では、トラップ抜け検出部10−2が、タイマT2のタイムアウトを検出し、シーケンス番号#2のトラップの抜けが生じたと判定する。
ステップS82で、ポーリング送受信部10−3が、シーケンス番号#2のトラップの情報の再送要求をSNMPエージェント11に送信する。
ステップS72で、ポーリング送受信部11−6が、SNMPマネージャ10からの再送要求を受信し、シーケンス番号#2のトラップの情報をトラップ情報記憶部11−7から取得し、取得した情報を含む応答をSNMPマネージャ10へ送信する。
ステップS83で、ポーリング送受信部10−3が、SNMPエージェント11からシーケンス番号#2のトラップの情報を受信する。これにより、トラップ抜けを回復することができる。
上述したネットワーク管理方法によれば、SNMPエージェント11は、シーケンス番号が付与された、イベントの情報を含むトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。また、トラップの送信から次のトラップの送信までの期間が一定時間以上にわたる場合には、SNMPエージェント11は、一定時間毎に、シーケンス番号を付与した空のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。SNMPマネージャ10では、通信障害がなければ、一定時間内に、シーケンス番号が付与された、イベントの情報を含むトラップ、またはシーケンス番号が付与された空のトラップが受信される。したがって、SNMPマネージャ10が、一定時間以上、トラップおよび空のトラップのいずれも受信できない場合は、通信障害によるトラップ抜けが生じていることになる。この原理に基づき、SNMPマネージャ10は、トラップまたは空のトラップを受信できずにタイマ2がタイムアウトした場合は、通信障害によるトラップ抜けが生じたと判定することができる。このタイマT2を用いたトラップ抜けの検出によれば、SNMPマネージャ10は、イベントの情報を含むトラップの受信が途絶えた場合に、次のイベントが未だ発生していないためにトラップを受信できないのか、通信障害等の発生により次のトラップを受信できないのかを判断することができる。
また、特許文献1に記載されたようなシーケンス番号の問い合わせ/応答や、特許文献2に記載のハートビートチェックは不要であるので、特許文献1、2に記載のものと比較して、処理工数を削減することができる。
(第3の例示的な実施形態)
本発明の第3の例示的な実施形態であるネットワーク管理システムも、図2に示した構成を有するが、周期トラップ生成部11−3が、イベントの発生とは関係なく、タイマT1を使用して、時間t毎に、空のトラップを生成する点で、第1の実施形態と異なる。
本発明の第3の例示的な実施形態であるネットワーク管理システムも、図2に示した構成を有するが、周期トラップ生成部11−3が、イベントの発生とは関係なく、タイマT1を使用して、時間t毎に、空のトラップを生成する点で、第1の実施形態と異なる。
SNMPマネージャ10のトラップ抜け検出処理は第1の実施形態と同じであるので、その説明は省略する。
図8は、SNMPエージェント11のトラップ送信処理の一手順を示すフローチャートである。
ステップS90で、周期トラップ生成部11−3が、タイマT1を起動する。そして、ステップS91で、周期トラップ生成部11−3が、タイマT1がタイムアウトしたか否かを判定する。
ステップS91の判定が「Yes」である場合は、制御はステップS92〜S94の処理に進む。
ステップS92では、周期トラップ生成部11−3が、空のトラップを生成する。ステップS93では、シーケンス番号管理部11−4が、周期トラップ生成部11−3で生成された空のトラップにシーケンス番号を付与する。
ステップS94では、トラップ送信部11−5が、シーケンス番号が付与された空のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。
ステップS94の処理の後、制御はステップS90の処理に戻る。
ステップS91の判定が「No」である場合は、制御はステップS95〜S100の処理に進む。
ステップS95では、イベント検出部11−1が、イベントが発生したか否を判定する。イベントが発生していない場合は、制御はステップS91の処理に戻る。
イベントが発生した場合は、制御はステップS96の処理に進む。ステップS96で、イベント検出部11−1が、イベントを検出する。ステップS97で、トラップ生成部11−2が、イベント検出部11−1で検出したイベントの情報を含むトラップを生成する。
ステップS98で、シーケンス番号管理部11−4が、トラップ生成部11−2で生成されたトラップにシーケンス番号を付与する。ステップS99で、トラップ情報記憶部11−7が、トラップの情報(シーケンス番号やイベント情報)を保持する。
ステップS100で、トラップ送信部11−5が、シーケンス番号が付与されたトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。
ステップS100の処理の後、制御はステップS91の処理に戻る。
次に、本実施形態のネットワーク管理システムにおけるネットワーク管理方法の手順について、具体例を挙げて説明する。
図9に、ネットワーク管理方法の一手順を示す。この例は、空のトラップの生成後、タイマT1がタイムアウトする前にイベントE1が発生し、その後、タイマT1がタイムアウトした場合で、イベントE1の情報を含むトラップが消失した場合の処理である。図9において、ステップS110〜S113はSNMPエージェント11にて行われ、ステップS120〜122はSNMPマネージャ10にて行われる。
ステップS110で、周期トラップ生成部11−3が、空のトラップを生成する。シーケンス番号管理部11−4が、空のトラップにシーケンス番号#1を付与する。トラップ送信部11−5が、シーケンス番号#1の空のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。周期トラップ生成部11−3が、シーケンス番号#1の空のトラップの送信タイミングで、タイムT1を起動する。
タイマT1がタイムアウトする前に、SNMPエージェント11にてイベントE1が発生すると、制御はステップS111の処理に進む。
ステップS111では、イベント検出部11−1がイベントE1を検出する。トラップ生成部11−2が、イベントE1の情報を含むトラップを生成する。シーケンス番号管理部11−4が、そのトラップにシーケンス番号#2を付与する。トラップ情報記憶部11−7が、シーケンス番号#2のトラップの情報を格納する。トラップ送信部11−5が、シーケンス番号#2のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。
次のイベントE2が発生する前に、タイマT1がタイムアウトすると、制御はステップS112の処理に進む。
ステップS112では、周期トラップ生成部11−3が、タイマT1のタイムアウトを検出し、空のトラップを生成する。シーケンス番号管理部11−4が、空のトラップにシーケンス番号#3を付与する。トラップ送信部11−5が、シーケンス番号#3の空のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。周期トラップ生成部11−3が、シーケンス番号#3の空のトラップの送信タイミングで、タイムT1を起動する。
図9の例では、通信障害等により、シーケンス番号#2のトラップが消失している。このため、SNMPマネージャ10では、トラップ受信部10−1が、シーケンス番号#1の空のトラップとシーケンス番号#3の空のトラップを受信する。
ステップS120で、トラップ抜け検出部10−2が、トラップ受信部10−1で受信したトラップのシーケンス番号(#1と#3)の連続性に基づいて、シーケンス番号#2のトラップが抜けていると判定する。
ステップS121で、ポーリング送受信部10−3が、シーケンス番号#2のトラップの情報の再送要求をSNMPエージェント11に送信する。
ステップS113で、ポーリング送受信部11−6が、SNMPマネージャ10からの再送要求を受信し、該再送要求に応じて、要求されたシーケンス番号#2のトラップの情報をトラップ情報記憶部11−7から取得し、取得した情報を含む応答をSNMPマネージャ10へ送信する。
ステップS122で、ポーリング送受信部10−3が、SNMPエージェント11から再送されたシーケンス番号#2のトラップの情報を受信する。これにより、トラップ抜けを回復することができる。
上述したネットワーク管理方法によれば、SNMPエージェント11は、シーケンス番号が付与された、イベントの情報を含むトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。また、SNMPエージェント11は、一定時間毎に、シーケンス番号を付与した空のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。SNMPマネージャ10では、通信障害がなければ、シーケンス番号が付与された、イベントの情報を含むトラップを受信するとともに、一定時間毎に、シーケンス番号が付与された空のトラップを受信する。よって、SNMPマネージャ10は、イベントの情報を含むトラップの受信が途絶えた場合に、次のイベントが未だ発生していないためにトラップを受信できないのか、通信障害により次のトラップを受信できないのかを判断することができる。
また、特許文献1に記載されたようなシーケンス番号の問い合わせ/応答や、特許文献2に記載のハートビートチェックは不要であるので、特許文献1、2に記載のものと比較して、トラップ抜けを検出するための処理工数を削減することができる。
(第4の例示的な実施形態)
本発明の第4の例示的な実施形態であるネットワーク管理システムも、図2に示した構成を有するが、トラップ抜け検出部10−2が、トラップの受信タイミングでカウント値がクリアされる、時間t2(>t1)を計測するタイマT2を備え、タイマT2がタイムアウトしたか否かでトラップ抜けを検出する点で、第3の実施形態と異なる。
本発明の第4の例示的な実施形態であるネットワーク管理システムも、図2に示した構成を有するが、トラップ抜け検出部10−2が、トラップの受信タイミングでカウント値がクリアされる、時間t2(>t1)を計測するタイマT2を備え、タイマT2がタイムアウトしたか否かでトラップ抜けを検出する点で、第3の実施形態と異なる。
SNMPエージェント11のトラップ送信処理は、第3の実施形態と同じである。SNMPマネージャ10のトラップ抜け検出処理は、第2の実施形態と同じである。
次に、本実施形態のネットワーク管理システムにおけるネットワーク管理方法(トラップ送信/トラップ抜け検出)の手順について、具体例を挙げて説明する。
図10に、ネットワーク管理方法の一手順を示す。この例は、空のトラップの生成後、タイマT1がタイムアウトする前にイベントE1が発生し、その後、タイマT1がタイムアウトした場合で、イベントE1の情報を含むトラップとその後に送信された空のトラップがともに消失した場合の処理である。図10において、ステップS130〜S133はSNMPエージェント11にて行われ、ステップS140〜143はSNMPマネージャ10にて行われる。
ステップS130で、周期トラップ生成部11−3が、空のトラップを生成する。シーケンス番号管理部11−4が、空のトラップにシーケンス番号#1を付与する。トラップ送信部11−5が、シーケンス番号#1の空のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。周期トラップ生成部11−3が、シーケンス番号#1の空のトラップの送信タイミングで、タイムT1を起動する。
タイマT1がタイムアウトする前に、SNMPエージェント11にてイベントE1が発生すると、制御はステップS131の処理に進む。
ステップS131では、イベント検出部11−1がイベントE1を検出する。トラップ生成部11−2が、イベントE1の情報を含むトラップを生成する。シーケンス番号管理部11−4が、そのトラップにシーケンス番号#2を付与する。トラップ情報記憶部11−7が、シーケンス番号#2のトラップの情報を格納する。トラップ送信部11−5が、シーケンス番号#2のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。
次のイベントE2が発生する前に、タイマT1がタイムアウトすると、制御はステップS132の処理に進む。
ステップS132では、周期トラップ生成部11−3が、タイマT1のタイムアウトを検出し、空のトラップを生成する。シーケンス番号管理部11−4が、空のトラップにシーケンス番号#3を付与する。トラップ送信部11−5が、シーケンス番号#3の空のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。周期トラップ生成部11−3が、シーケンス番号#3の空のトラップの送信タイミングで、タイムT1を起動する。
トラップ受信部10−1がシーケンス番号#1の空のトラップを受信すると、制御はステップS140の処理に進む。ステップS140で、トラップ抜け検出部10−2が、シーケンス番号#1の空のトラップの受信タイミングでタイマT2を起動する。
図10の例では、通信障害等により、シーケンス番号#2のトラップおよびシーケンス番号#3の空のトラップが消失しているため、SNMPマネージャ10では、トラップ受信部10−1は、シーケンス番号#2のトラップおよびシーケンス番号#3の空のトラップシーケンス番号#1の空のトラップを受信することができない。その結果、タイマT2がタイムアウトする。
ステップS141で、トラップ抜け検出部10−2が、タイマT2のタイムアウトを検出し、シーケンス番号#1以降のトラップの抜けが生じたと判定する。
ステップS142で、ポーリング送受信部10−3が、シーケンス番号#1以降のトラップの情報の再送要求をSNMPエージェント11に送信する。
ステップS133で、ポーリング送受信部11−6が、SNMPマネージャ10からの再送要求を受信し、該再送要求に応じて、要求されたシーケンス番号#1以降のトラップの情報をトラップ情報記憶部11−7から取得し、取得した情報を含む応答をSNMPマネージャ10へ送信する。
ステップS143で、ポーリング送受信部10−3が、SNMPエージェント11から再送されたシーケンス番号#1以降のトラップの情報を受信する。これにより、トラップ抜けを回復することができる。
上述したネットワーク管理方法によれば、SNMPエージェント11は、シーケンス番号が付与された、イベントの情報を含むトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。SNMPエージェント11は、一定時間毎に、シーケンス番号を付与した空のトラップをSNMPマネージャ10へ送信する。SNMPマネージャ10では、通信障害がなければ、一定時間内に、シーケンス番号が付与された、イベントの情報を含むトラップ、またはシーケンス番号が付与された空のトラップが受信される。したがって、SNMPマネージャ10が、一定時間以上、トラップおよび空のトラップのいずれも受信できない場合は、通信障害等によるトラップ抜けが生じていることになる。この原理に基づき、SNMPマネージャ10は、トラップまたは空のトラップを受信できずにタイマ2がタイムアウトした場合は、通信障害によるトラップ抜けが生じたと判定することができる。このタイマT2を用いたトラップ抜けの検出によれば、SNMPマネージャ10は、イベントの情報を含むトラップの受信が途絶えた場合に、次のイベントが未だ発生していないためにトラップを受信できないのか、通信障害等の発生により次のトラップを受信できないのかを判断することができる。
また、特許文献1に記載されたようなシーケンス番号の問い合わせ/応答や、特許文献2に記載のハートビートチェックは不要であるので、特許文献1、2に記載のものと比較して、処理工数を削減することができる。
以上説明した各実施形態は本発明の一例であり、その構成は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で当業者が理解し得る変更を含んでもよい。
例えば、図2に示した構成において、トラップ送信部11−5は、トラップ生成部11−2の機能を有していてもよい。
また、トラップ送信部11−5は、トラップ生成部11−2の機能および周期トラップ生成部11−3の機能を有していてもよい。
さらに、トラップ送信部11−5は、トラップ生成部11−2の機能、周期トラップ生成部11−3の機能およびシーケンス番号管理部11−4の機能を有していてもよい。
(他の例示的な実施形態)
図11は、本発明の他の例示的な実施形態であるネットワーク管理システムの構成を示すブロック図である。
図11は、本発明の他の例示的な実施形態であるネットワーク管理システムの構成を示すブロック図である。
図11を参照すると、ネットワーク管理システムは、SNMPを用いるIPネットワークの管理を行うシステムである。ネットワーク管理システムは、NEであるネットワーク装置21と、SNMPを用いてネットワーク装置21を遠隔監視制御する、NMSであるネットワーク管理装置20と、を有する。図11では、ネットワーク装置21は1つしか示されていないが、ネットワーク管理システムは、複数のネットワーク装置21を有していてもよい。
ネットワーク装置21は、自装置内で発生したイベントを検出するイベント検出部21−1と、イベント検出部21−1が検出したイベントの情報を含むトラップを生成し、該トラップにシーケンス番号を付与し、シーケンス番号が付与されたトラップをネットワーク管理装置20へ送信するトラップ生成/送出部21−2と、ネットワーク管理装置20からのトラップの情報の再送要求に応じて、要求されたトラップの情報をネットワーク管理装置20へ送信するトラップ情報再送部21−3と、を有する。
トラップを送信してから次のトラップを送信するまでの期間が一定時間以上である場合に、少なくとも該期間において、トラップ生成/送出部21−2は、空のトラップを周期的に生成し、該空のトラップにシーケンス番号を付与し、シーケンス番号が付与された空のトラップをネットワーク管理装置20へ送信する。
ネットワーク管理装置20は、ネットワーク装置21からイベントの情報を含むトラップおよび空のトラップを受信するトラップ受信部20−1と、トラップ受信部20−1で受信したイベントの情報を含むトラップおよび空のトラップに付与されたシーケンス番号の連続性に基づいてトラップの抜けを検出するトラップ抜け検出部20−2と、トラップ抜け検出部20−2で検出された抜けたトラップの情報の再送要求をネットワーク装置21に送信し、ネットワーク装置21から抜けたトラップの情報を取得するトラップ情報取得部20−3と、を有する。
上記の場合、トラップ生成/送出部21−2は、トラップの送信タイミングで計測値がクリアされるように構成された、一定時間を計測するタイマを備えていてもよい。イベント検出部21−1がイベントを検出する前にタイマがタイムアウトすると、トラップ生成/送出部21−2は、空のトラップを生成してもよい。
また、トラップ生成/送出部21−2は、一定時間を計測するタイマを備えていてもよい。タイマがタイムアウトすると、トラップ生成/送出部21−2は、空のトラップを生成してもよい。
また、トラップ抜け検出部20−2は、トラップおよび空のトラップそれぞれの受信タイミングで計測値がクリアされるように構成された、一定時間より長い時間を計測するタイマを備えていてもよい。タイマがタイムアウトすると、トラップ抜け検出部20−2は、トラップの抜けが生じたと判定してもよい。
この出願は、2012年5月30日に出願した日本出願特願2012−123134号を基礎とする優先権を要求し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲により定められる趣旨および範囲を逸脱しない範囲において必要な改良を行うことができる。
Claims (9)
- 自装置内で発生したイベントを検出する検出部と、
検出したイベントの情報を含むイベント情報を有するトラップメッセージを生成する生成部と、
前記イベント情報を有するトラップメッセージと第1のシーケンスインジケータをインターネットプロトコル(IP)ネットワーク管理装置へ送信する送信部と、
前記送信部がトラップ情報を送信した時間からの期間を計測するタイマと、を有し、
計測した期間が一定時間以上である場合に、前記生成部は、空のトラップメッセージを生成し、前記送信部は、前記空のトラップメッセージと第2のシーケンスインジケータを前記インターネットプロトコル(IP)ネットワーク管理装置に送信する、インターネットプロトコル(IP)ネットワーク装置。 - 前記空のトラップメッセージはイベント情報を含まない、請求項1に記載のインターネットプロトコル(IP)ネットワーク装置。
- 前記第1のシーケンスインジケータと前記第2のシーケンスインジケータは、シーケンスの要素であり、前記シーケンスにおいて、第1のシーケンスインジケータは第2のシーケンスインジケータの直前にある、請求項1に記載のインターネットプロトコル(IP)ネットワーク装置。
- 前記第1のシーケンスインジケータと前記第2のシーケンスインジケータは数字である、請求項1に記載のインターネットプロトコル(IP)ネットワーク装置。
- インターネットプロトコル(IP)ネットワーク装置と、
インターネットプロトコル(IP)ネットワーク管理装置と、を有し、
前記インターネットプロトコル(IP)ネットワーク装置は、
前記ネットワーク装置内で発生したイベントを検出する検出部と、
検出したイベントの情報を含むイベント情報を有するトラップメッセージを生成する生成部と、
前記イベント情報を有するトラップメッセージと第1のシーケンスインジケータを前記インターネットプロトコル(IP)ネットワーク管理装置へ送信する送信部と、
前記送信部がトラップ情報を送信した時間からの期間を計測するタイマと、を有し、
計測した期間が一定時間以上である場合に、前記生成部は、空のトラップメッセージを生成し、前記送信部は、前記空のトラップメッセージと第2のシーケンスインジケータを前記インターネットプロトコル(IP)ネットワーク管理装置に送信し、
前記インターネットプロトコル(IP)ネットワーク管理装置は、前記インターネットプロトコル(IP)ネットワーク装置から前記トラップメッセージ、前記空のトラップメッセージ、前記第1のシーケンスインジケータおよび前記第2のシーケンスインジケータを受信する受信部を有する、ネットワークシステム。 - 前記インターネットプロトコル(IP)ネットワーク管理装置は、前記第1のシーケンスインジケータと前記第2のシーケンスインジケータの連続性に基づいて空のトラップを検出する制御部を、さらに有する、請求項5に記載のネットワークシステム。
- 前記インターネットプロトコル(IP)ネットワーク管理装置は、前記空のトラップの情報の再送要求を送信する送信部をさらに有する、請求項6に記載のネットワークシステム。
- インターネットプロトコル(IP)ネットワーク装置の方法であって、
前記インターネットプロトコル(IP)ネットワーク装置内で発生したイベントを検出し、
検出したイベントの情報を含むイベント情報を有するトラップメッセージを生成し、
前記イベント情報を有するトラップメッセージと第1のシーケンスインジケータをインターネットプロトコル(IP)ネットワーク管理装置へ送信し、
送信部がトラップ情報を送信した時間からの期間を計測し、
計測した期間が一定時間以上である場合に、空のトラップメッセージを生成し、
生成した空のトラップメッセージと第2のシーケンスインジケータを前記インターネットプロトコル(IP)ネットワーク管理装置に送信する、インターネットプロトコル(IP)ネットワーク装置の方法。 - インターネットプロトコル(IP)ネットワーク装置内で発生したイベントを検出し、
検出したイベントの情報を含むイベント情報を有するトラップメッセージを生成し、
前記イベント情報を有するトラップメッセージと第1のシーケンスインジケータをインターネットプロトコル(IP)ネットワーク管理装置へ送信し、
前記インターネットプロトコル(IP)ネットワーク装置から前記トラップメッセージおよび前記第1のシーケンスインジケータを受信し、
送信部がトラップ情報を送信した時間からの期間を計測し、
計測した期間が一定時間以上である場合に、空のトラップメッセージを生成し、
生成した空のトラップメッセージと第2のシーケンスインジケータを前記インターネットプロトコル(IP)ネットワーク管理装置に送信し、
前記インターネットプロトコル(IP)ネットワーク装置から前記トラップメッセージおよび前記第1のシーケンスインジケータ、前記空のトラップメッセージおよび前記第2のシーケンスインジケータを受信する、ネットワークの方法。
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