JP2015509490A - ユリノキの樹皮のエキスを有効成分として含有する医薬組成物 - Google Patents

ユリノキの樹皮のエキスを有効成分として含有する医薬組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、ユリノキの樹皮から抽出されたエピツリピノリド(Epitulipinolide)とコスツノリド(Costunolide)を有効成分として含有する医薬組成物に関するものである。より詳細にはユリノキの樹皮のエキスの活性成分であるエピツリピノリドやコスツノリドを有効成分として含有する、消化管の治療のための医薬組成物およびそれらの胃腸疾患治療剤としての用途に関するものである。

Description

本発明は、ユリノキの樹皮から抽出されたエピツリピノリド(Epitulipinolide)とコスツノリド(Costunolide)を有効成分として含有する医薬組成物に関するものである。より詳細にはユリノキの樹皮のエキスの活性成分であるエピツリピノリドやコスツノリドを有効成分として含有する、消化管の治療のための医薬組成物およびそれらの胃腸疾患治療剤としての用途に関するものである。
胃炎や胃潰瘍は、我が国の人口の約10%が一生のうち一度は経験するという報告があるほど、消化器疾患の中で最も頻度数が高い病気である。胃壁は粘膜層、粘膜下層、筋層、漿膜で構成されており、胃炎や胃潰瘍は、胃壁が胃酸によって損傷されて起こる疾患を呼ぶ。胃炎は粘膜が損傷した状態で、胃潰瘍は粘膜層または筋層まで破損している場合をいう。胃炎や胃潰瘍の発生原因は、攻撃因子と防御因子の不均衡が原因で、攻撃因子の増加や防御因子の弱体化により発生することが知られている。
攻撃因子の増加の要因は、酸、ペプシン分泌の増加などである。防御因子の弱体化の要因としては、胃の粘膜の構造や形態の欠損、粘液分泌の減少、重炭酸イオン分泌の減少、プロスタグランジンの生産の低下などである。また、ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)の感染によっても胃潰瘍が発生することが知られている。
このうち、消化性潰瘍の発生の主な原因の一つは、胃酸の過剰分泌である。胃酸は、胃壁細胞から分泌される塩酸として、ペプシンを活性化させ、タンパク質を分解させるが、破損した胃壁には、致命的な作用をする。現在使用されて胃炎や胃潰瘍の治療薬は、作用機序により、胃酸、ペプシン、喫煙、活性酸素、アルコールなどの攻撃因子を抑制する薬剤と防御因子を増強させる薬剤として区分される。
攻撃因子抑制剤は制酸剤やH2受容体拮抗剤であるCimetidine、Ranitidine、Famotidineなどが挙げられ、Protonポンプ阻害剤は、Omeprazole、Lansoprazoleなどが挙げられる。この中で、特にプロトンポンプ阻害薬が登場し、十二指腸の場合、ほぼ100%、胃潰瘍では90%以上の初期治療が可能になった。しかし、上記の初期治癒率の向上にもかかわらず、再発率は依然として高く、消化性潰瘍の治療は、まだ解決すべき課題として残っている。
一方、防御因子増強剤は、潰瘍病巣被覆、粘液の合成と分泌の促進、胃粘膜の血流の増加、内因性プロスタグラジンの増加、組織再生の増加などを誘発することにより、胃の粘膜を保護する薬剤であり、防御因子増強剤の種類に応じて、いくつかの作用機序があり、これらは潰瘍の再発予防に特に有用であると知られている。H.Pylori抗菌療法も抗潰瘍薬の一つと考えられている。
しかし、胃炎や胃潰瘍は、いくつかの複合的な原因によって発生し、発生原因が明確に究明されていない状態であり、その絶対的な治療方法もまだないのが実情である。
一方、ユリノキ(Liriodendron tulipifera L.、Yellow-popular)はモクレン科(Magnoliaceae)に属する落葉高木で、主にパルプ用や木材用に使用されてきた。ユリノキの木材、樹皮や葉の抽出物は、アルカロイド、セスキテルペン類およびリグナン化合物が含有されている。
ユリノキの樹皮には抗菌作用があるアポルフィリン(aporphine)アルカロイド(Hufford CDとFunderburk MJ、J. Pharm. Sci. 63:1338-1339,1974; Hufford CDなど、J. Pharm. Sci. 64:789 - 792、1975)などが含有されている。アルカロイドが含有されたユリノキの樹皮のエキスは、マラリアを治療するために使用されており、アルカロイドであるグラウシン(glaucine)は咳止め薬に使用された。
1975年の研究によると、ユリノキアルカロイド画分は、抗菌作用があるという。その他のアルカロイド成分で円 - メチルラウロテタンニン(N-methyllaurotetanine)、リリオフェリン(lirioferine)とリリオツリピフェリン(liriotulipiferine)は、カビ菌に抗菌作用がある(Huang Hsu、CY、1976。MS thesis 、North Carlolina State University、Raleigh)。その他に細胞毒性があることが知られているデヒドログラウシン(dehydroglaucine)とリリオデニン(liriodenine)は抗菌作用がある。(Warthen D、Gooden ELとJacobson M.1969、J. Pharm. Sci. 58:637-638、Hufford CD、Funderburk MJ、Morgan J M.など、1975、J. Pharm. Sci. 64:789 - 792、Chen CR、Bed JL、Doskotch RWなど、1974、Lloydia37:493-500)。
ユリノキのエキスは、抗腫瘍作用があるセスキテルペンラクトン(sesquiterpene lactone)類が含有されている。コスツノリド(costunolide)、ツリピノリド(tulipinolide)、エピツリピノリド(epitulipinolide)、エピツリプジエノリド(epitulipdienolide)、およびガンマリリオデノリド(gamma-liriodenolide)などがある。(Doskotch R. WおよびEL-Feraly FS、J Pharm. Sci. 58:877-880、1969; Doskotch R. WおよびE LI-Feraly FS、J. Org. Chem. 35:1928-1936、1970; Moon MKなどArch. Pharm. Res. 30:299-302、2007)。
葉にはリピフェロリド(lipiferolide)、エピツリピノリドジエポキシド(epitulipinolide diepoxide)およびペルオキシフェロリド(peroxyferolide)要素がある。(Doskoch RW、EL-Feraly FS、Fairchild EH、1976、J. Chem. Soc(Chem. Comm)402-403、Doskotch RW、EL-Feraly FS、Fairchild EH1977、J. Org. Chem. 42:3614 - 3618)。
樹皮は、リグナン(lignan)系物質がある(Dickey E E.1958、J. Org. Chem. 23:179-184、Fujimoto HおよびHiguchi T.、1977、J. Jap. Wood Res. Soc、23:405 -410)。ピノレジノール(Pinoresinol)、シリンガレジノール((+)-syringaresinol)及びこれらのモノグリコシドとダイグリコシドであるリリオデンドリン(liriodendrin)が含有されている。リリオデンドリン(liriodendrin)は抗血作用と動物の骨の成長を促進させる報告がある(大韓民国特許登録第10-0597563)。
本発明は、様々な実験を行った結果、上記エピツリピノリドやコスツノリドを含有したユリノキの樹皮のエキスが胃炎や消化性潰瘍の治療に優れた効果を示すことを発見し、エピツリピノリドやコスツノリド以外にも、いくつかの微量成分が存在することを確認した。
そこで、本発明者は、ユリノキの樹皮から抽出されたエピツリピノリド(Epitulipinolide)とコスツノリド(Costunolide)を有効成分として含有する医薬組成物を製造した。また、ユリノキの樹皮のエキスの活性成分であるエピツリピノリドやコスツノリドを有効成分として含有する、消化管の治療のための医薬組成物を開発することにより、本発明を完成するに至ったのである。
本発明の技術的課題は、ユリノキの樹皮から抽出されたエピツリピノリド(Epitulipinolide)とコスツノリド(Costunolide)を有効成分として含有する医薬組成物を効率的に製造することである。また、ユリノキの樹皮のエキスの活性成分であるエピツリピノリドやコスツノリドを有効成分として含有する、消化管の治療のための医薬組成物を開発しようとしたものである。
本発明の目的は、ユリノキの樹皮から抽出されたエピツリピノリドやコスツノリド0.01〜50重量%を有効成分として含有する胃炎や胃潰瘍などの胃腸疾患の治療または予防のための医薬組成物を提供することである。
また、有効成分としてエピツリプジエノリド(Epitulipdienolide)、リデンチン(Ridentin)またはデアセチルリピフェロリド(Deacetyllipiferolide)をさらに含むことを特徴とする。
この時、上記医薬組成物の薬剤学的に許容可能な物質がさらに含まれていることを特徴とする。
本発明のもう一つの目的は、前記医薬組成物を含有する錠剤、丸剤、散剤、硬質カプセル剤、ゼラチンバンディングした硬質カプセル剤、軟質カプセル剤、キャラメルやゼリータイプのチューイング錠および経口用液剤から選択された経口用製剤を提供するものである。
上記の経口用製剤は、軟質カプセル剤または水溶液を含有する経口用液剤であることを特徴とする。
本発明の効果はユリノキの樹皮から抽出されたエピツリピノリド(Epitulipinolide)とコスツノリド(Costunolide)を有効成分として含有する医薬組成物を効率的に製造することにより、ユリノキの樹皮のエキスの活性成分であるエピツリピノリドとコスツノリドを有効成分として含有する、消化管の治療のための医薬組成物を提供することである。
また、本発明のユリノキの樹皮のエキスはエピツリピノリドやコスツノリドを含むユリノキの樹皮のエキスは、消化器疾患の予防または治療に優れた効果を示す。特に、本発明のユリノキの樹皮のエキスは胃炎や消化性潰瘍に対する優れた治療効果を示す。また、本発明に係るユリノキの樹皮のエキスの医薬組成物およびこれを含む経口用製剤は、難溶性薬物であるユリノキの樹皮のエキスの溶解度および溶出率を上昇させ、生体利用率を大幅に増加させる。
図1は、製造実施例1で得られた分離および精製されたユリノキの樹皮のエキスのLC−MSクロマトグラフデータである。製造実施例1で得られた抽出物には、リデンチン(分子量=264)、デアセチルリピフェロリド(分子量=264)、エピツリピノリド(分子量=290)とコスツノリド(分子量=232)が含有されていることを確認した。
本発明は、ユリノキの樹皮のエキス、またはこれを有効成分として含有する胃腸疾患の治療または予防のための医薬組成物およびこれを含む経口用製剤を提供する。
本発明のユリノキの樹皮のエキスは、ユリノキの樹皮を酢酸エチル、ジクロロメタン、アルコール、アルコール水溶液、またはこれらの混合液で抽出したもので、エピツリピノリド、コスツノリドを含有するものである。本発明のユリノキの樹皮のエキスには、いくつかの薬理成分があり、代表的な指標成分は、エピツリピノリドやコスツノリドがある。
本発明のユリノキ樹皮のエキスは、消化器疾患に優れた効果を持っている。本発明のユリノキ樹皮のエキスの胃炎および消化性潰瘍の治療効果を浸水拘束ストレス潰瘍モデル、塩酸 - エタノール(HCl-EtOH)胃炎モデル、インドメタシン潰瘍モデルなど、いくつかの試験モデルを用いて確認した。その結果、プロスタグランジンの生合成を促進するなど、胃炎や胃潰瘍のための優れた治療効果が認められた。
また、本発明は、上記のユリノキの樹皮のエキスの成分の一つであるエピツリピノリドやコスツノリドを有効成分として含有する胃腸疾患の治療または予防のための医薬組成物を提供する。
また、本発明のユリノキ樹皮のエキスは、有効成分としてエピツリプジエノリド(Epitulipdienolide)、リデンチン(Ridentin)またはデアセチルリピフェロリド(Deacetyllipiferolide)をさらに含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記のユリノキの樹皮のエキスを有効成分として含有する胃腸疾患の治療または予防のための医薬組成物を提供する。上記の胃腸疾患は、特に胃炎や胃潰瘍であることが好ましい。
上記医薬組成物は、錠剤、顆粒、カプセル、粉末、シロップ、軟膏、坐剤、注射、筋肉内注射または静脈内注射などの一般的な剤形の形態で投与することができ、1日10〜500mgを1回ないし数回に分けて服用することができる。
また、本発明は、前記医薬組成物を含む経口用製剤を提供する。上記の経口用製剤は、錠剤、丸剤、散剤、硬質カプセル剤、ゼラチンバンド硬質カプセル剤、軟質カプセル剤、キャラメル、チューイング錠または水溶液などの経口用液剤である。
また、前記組成物は、薬効に悪影響を及ぼさない範囲内で、薬学的に通常許容される物質を含むことができる。例えばユリノキの樹皮のエキスの溶解度および消化管内吸収を増加させ、経口投与時に水と一緒に分散し、乳化して溶出の増加と生体利用率の向上に必要な物質である。酸、脂肪酸または脂肪酸アルコールなどの添加剤;白糖、麦芽イオン飴、精白糖、ゼラチン、砂糖や水飴などの糖類;ステアリン酸マグネシウム、タルク(talc)などの滑沢剤;微結晶セルロース、リン酸一水素カルシウム、デンプン、マンニトール等の賦形剤;製剤が酸化されるのを防止する抗酸化剤;着香剤;防腐剤;芳香剤;甘味料;色素;pH調整剤および粘度調整剤をさらに含むことができる。これらはユリノキの樹皮のエキスに対して一般的に許容される量で添加することが好ましい。
本発明の組成物に使用することができる酸、脂肪酸または脂肪酸アルコールには、クエン酸、オレイン酸、ステアリルアルコール、ミリスチン酸(myristic acid)、リノール酸またはラウリン酸、カプリン酸、カプリル酸、カプロン酸(caproic acidなど)を使用することができる。本発明の組成物に使用することができる抗酸化剤は、ブチル化ヒドロキシトルエン、亜硫酸水素ナトリウム(sodium bisulfite)、α-トコフェロール、ビタミンC、β-カロチン、トコフェロールアセテート、フマル酸、nalic酸(nalic acid)、ブチルヒドロキシアニソール(butylated hydroxyanisole)、プロピルガレート(propyl galate)およびアスコルビン酸ナトリウムなどを用いることができる。
本発明の組成物に使用することができる着香剤は、ミックスフルーツの香り、リンゴの香り、果実の香り、チェリーの香り、ミントの香り、バニラ香、ヨーグルトの香りやドリンクの香りなどが使用できるが、これらに限定されるものではない。
本発明の組成物に使用することができる保存剤は、安息香酸、安息香酸ナトリウム、エチルパラベン、メチルパラベン、またはプロピルパラベンなどを使用することができるが、これらに限定されるものではない。
本発明の組成物に使用することができる芳香剤はミント、オレンジ油、クローブ油、シナモン油、果実エッセンス、その他の通常の果実の香りや植物のエッセンスなどが使用できるが、これらに限定されるものではない。
本発明の組成物に使用することができる甘味剤は、精白糖、ブドウ糖、果糖、アスパルテーム、ステビオサイド、ソルビトール、マンニトール、オリゴ糖、水飴や麦芽糖飴などが使用できるが、これらに限定されるものではない。
本発明の組成物に使用することができる色素は緑色3号、赤色2号、赤色3号、青色1号、青色2号、黄色4号、黄色5号、水溶性マンニトール、カラメル、酸化チタンや酸化鉄などが使用されることができるが、これらに限定されるものではない。
本発明の組成物に使用することができるpH調整剤は、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミンまたはモノエタノールアミン等が使用できるが、これらに限定されるものではない。
本発明の組成物に使用することができる粘度調節剤は、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシエチルセルロース、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アカシア(acacia)、ベントナイト(bentonite)、アルギン酸、プロピレングリコールアルギン酸塩、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、カーボポール(carbopol)、ポリカルボピル(polycarbopil)、トラガカント(tragacanth)またはキサンタンガム(xanthan gum)などを用いることがあるが、これらに限定されるものではない。
以下、ユリノキ樹皮のエキスの製造方法を詳細に説明する。
また、本発明は、(1)ユリノキの樹皮を溶媒として酢酸エチルまたはジクロロメタンを使用して抽出する製造方法(方法1)、(2)上記(1)の段階で得られた抽出物を精製して指標成分の含有量を高める精製方法(方法2)を含んでいるユリノキの樹皮のエキスの製造方法を提供する。
上記の方法1の製造実施例では、ユリノキの樹皮を細切後、抽出溶媒で抽出して濃縮させ、エピツリピノリドとコスツノリドを含有するユリノキの樹皮のエキスを製造する。この時、上記抽出溶媒は、ジクロロメタンまたは酢酸エチルから選択され、乾燥したユリノキの樹皮を使用することが望ましい。
上記方法2の精製方法は、上記の方法1で得られた抽出液にアルコール水溶液とヘキサンを添加する。ヘキサン層に溶解された油脂成分と水不溶性物質を除去する。アルコール水溶液層を収得分離して、本発明の高純度エピツリピノリドとコスツノリドを収得することである。また、必要に応じてアルコール水溶液層に水を加えて、低濃度のアルコール水溶液に転換させた後、ジクロロメタンに溶解させ、ジクロロメタン層に溶解されたエピツリピノリドとコスツノリドをさらに高純度に分離精製することができる。
上記の方法1または上記方法2の抽出液または分画層を十分に濃縮、乾燥して残留溶媒を除去した後、本発明の抽出物は完成する。
本発明は、ユリノキの樹皮のエキス中の指標成分であるエピツリピノリド(化学式1)とコスツノリド(化学式2)の含有量を効率的に抽出または精製することができる製造方法である。
本発明の製造実施例に使用されたユリノキの樹皮は、大韓民国全羅南道康津郡で採取した。採取した樹皮を乾燥して、細切または粉末化した後乾燥した試料の重量の2〜20倍、好ましくは4〜10倍の量の抽出溶媒を加えて15〜50℃で24〜96時間抽出して得られた抽出液を減圧濃縮し、乾燥して本発明の抽出物を得た。
前記製造されたユリノキの樹皮のエキスは、Agilent HPLC1200 series(USA)機器を使用して、高速液体クロマトグラフィー法によりエピツリピノリドとコスツノリドの存在を確認し、含有量を測定した。分析条件は、逆相カラムKromasil C18カラムを使用して試料濃度5mg/mLで紫外線波長215nmで測定し(流速:1.0mL/min)、移動相として水およびメタノールの時間に応じたグラジエントの条件を使用した(表1)。
上記表1の条件で分析した結果、主成分であるエピツリピノリドとコスツノリドは、それぞれ約31分と約36分で検出された。いくつかの成分の中でエピツリピノリドとコスツノリドの存在は、エピツリピノリドとコスツノリドの標準品試料を高速液体クロマトグラフィーに注入した後、流出されるまでに必要とされるリテンションタイム(retention time)が一致することで確認した。
エピツリピノリドの立体化学を通じた分析では、比旋光度(specific rotation)を測定した結果、文献で報告されたエピツリピノリドの値([α] D=+76)とユリノキから抽出分離して測定されたエピツリピノリドの実際の値([α] D=+74)が一致して立体化学的にエピツリピノリドに決定した。
ユリノキ、アルコール抽出物をLC−MSを使用して、エピツリピノリドとコスツノリドをはじめとする各含有成分の分子量を測定した。エピツリピノリド分子量は290、コスツノリドの分子量は232で確認され、他の成分Ridentin(mw=264)そしてデアセチルリピフェロリド(mw=264)と推定される成分も確認された。
LC−MS分析に使用した機器は、Waters社のLC−MS分析機器を使用し、分析条件は、逆相カラムを使用した。試料体積は2μL、流速は0.3mL/min.で分析し、PDA紫外線の波長は200〜500nmで測定した。詳細HPLC移動相のグラジエントの条件は表2のとおりである。
以下、本発明を実施例及び比較例を使って詳細に説明する。しかし、本発明の範囲は実施例によって限定されるものではない。
(製造実施例1)分離及び精製されたユリノキの樹皮のエキスの製造
乾燥して、細切したユリノキの樹皮200gを酢酸エチル800mlに50℃で24時間抽出し、抽出濾過液を減圧濃縮した後、乾燥して抽出物6.83gを得た。抽出物中のエピツリピノリドの含有量は3.96%、コスツノリド含有量は0.18%であった。
上記の手順で得られた抽出物1gを70%エタノール50mlに溶かした後、ヘキサン50mlを加え、振とう分画する。70%エタノール分画層を収得し、前記エタノール層を分離し、乾燥して精製された抽出物0.483gを得た。この抽出物中のエピツリピノリドの含有量は9.72%、コスツノリド含有量は0.28%であった。
図1は、製造実施例1で得られた分離および精製されたユリノキの樹皮のエキスのLC−MSクロマトグラフデータである。製造実施例1で得られた抽出物には、リデンチン(分子量=264)、デアセチルリピフェロリド(分子量=264)、エピツリピノリド(分子量=290)とコスツノリド(分子量=232)が含有されていることを確認した。
(製造実施例2)分離及び精製されたユリノキの樹皮のエキスの製造
乾燥して、細切したユリノキの樹皮200gを酢酸エチル800mlに50℃で48時間抽出し、抽出濾過液を減圧濃縮した後、乾燥して抽出物7.67gを得た。抽出物中のエピツリピノリドの含有量は3.94%、コスツノリド含有量は0.14%であった。
上記の手順で得られた抽出物1gを70%エタノール50mlに溶かした後、ヘキサン50mlを加え、振とう分画する。70%エタノール層を収得し、前記エタノール層を分離し、乾燥して精製された抽出物0.571gを得た。この抽出物中のエピツリピノリドの含有量は10.94%、コスツノリド含有量は0.30%であった。
(製造実施例3)分離及び精製されたユリノキの樹皮のエキスの製造
乾燥して、細切したユリノキの樹皮200gをジクロロメタン800mlに36℃で72時間抽出し、抽出濾過液を減圧濃縮した後、乾燥して抽出物4.95gを得た。抽出物中のエピツリピノリドの含有量は5.10%、コスツノリド含有量は0.35%であった。
上記の手順で得られた抽出物1gを70%エタノール50mlに溶かした後、ヘキサン50mlを加え、振とう分画する。70%エタノール層を収得し、前記エタノール層を分離した後、これに水40mlとジクロロメタン90mlを加え、振とう、分離させる。ジクロロメタン層を収得した後、分離し、乾燥して精製された抽出物0.071gを得た。この精製された抽出物中のエピツリピノリドの含有量は23.43%、コスツノリド含有量は0.79%であった。
(製造実施例4)分離及び精製されたユリノキの樹皮のエキスの製造
乾燥して粉末化したユリノキの樹皮200gをジクロロメタン800mlに36℃で24時間抽出し、抽出濾過液を減圧濃縮した後、乾燥して抽出物9.12gを得た。抽出物中のエピツリピノリドの含有量は9.11%、コスツノリド含有量は0.29%であった。
上記の手順で得られた抽出物1gを70%エタノール50mlに溶かした後、ヘキサン50mlを加え、振とう分画する。70%エタノール層を得た後、前記エタノール層を分離した後、これに水40mlとジクロロメタン90mlを加え、振とう、分離させる。ジクロロメタン層を濃縮して精製された抽出物0.069gを得た。この精製された抽出物中のエピツリピノリドの含有量は21.19%、コスツノリド含有量は0.94%であった。
また、本発明のユリノキ樹皮のエキスは、有効成分としてエピツリプジエノリド(Epitulipdienolide、分子量290),リーデンチン(Ridentin、分子量264),デアセチルリピフェロリド(Deacetyllipiferolide、分子量264)をさらに含むことができる。
以下のユリノキの樹皮のエキスの動物試験の結果を説明する。
以下、上記の製造実施例で得られたユリノキの樹皮のエキスの胃炎、消化性潰瘍の治療効果を調べるために塩酸-エタノール(HCl-EtOH)誘発胃潰瘍モデル、浸水拘束ストレス潰瘍モデル、インドメタシン(indomethacin)胃潰瘍モデルなど、いくつかの動物試験モデルを用いて薬効を比較調査した。
(実施例1)塩酸-エタノール誘発胃潰瘍モデルでのユリノキ樹皮のエキスの効果
ラットを24時間絶食させた後Mizuiなど(Jap. J. Pharmacol.33:939-945、1983)の方法に準じて製造実施例1で得られたユリノキの樹皮のエキスを経口投与する。1時間後に150mM塩酸を含有した60%エタノールをオブジェクトごとに1.5mlずつ経口投与した。1時間後、頚椎脱臼して動物を致死させた後、すぐに胃を摘出して、2%ホルマリン13mlを胃に注入し、1時間以上固定した。固定された胃を切開して展開し、デジタルカメラを使って写真撮影した。computer program Image J1.38(NIH、Bethesda、MD)を用いて、胃病変面積(gastric lesion、mm2)を測定し、下記の式(1)を利用して、胃病変抑制率を算出した。半数有効容量(50%effective dose、ED50)は、回帰分析(regression analysis)を介して計算した。
病変抑制率(%)={対照群の胃病変面積(mm2) - 薬物投与群の胃病変面積(mm2)}/対照群の胃病変面積(mm2)×100
製造実施例1で得られたユリノキの樹皮のエキスの塩酸−エタノール誘発胃炎モデルでの効果は、表3に示した。対照群の潰瘍面積は233.4±30.9であり、1mg/kg、3mg/kg、10mg/kg、30mg/kg投与群で用量依存的な抗胃炎効果が観察され、30mg/kg投与群の場合は、胃病変抑制率は92.0%であった。
(実施例2)浸水、拘束ストレス誘発胃潰瘍モデルでのユリノキ樹皮のエキスの効果
Takagi等(Jap. J. Pharmacol.18:9-18、1968)の方法により、ラットを24時間絶食させた後の製造実施例1で得られたユリノキの樹皮のエキスを経口投与した。30分後Stress cageにラットを固定して、水温が21±1℃の水の中に剣状突起が水に浸かるように浸漬させて、8時間で胃潰瘍を誘発させた。8時間後、すぐにラットを犠牲にして胃を摘出して2%formalin 13mlを胃内に注入し、1時間以上固定した。固定された胃を切開して展開し、デジタルカメラを使って写真を撮った後、computer program Image J1.38(NIH、Bethesda、MD)を用いて、胃病変面積(gastric lesion、mm2)を測定し、塩酸-アルコールのモデルと同じの方法で胃病変抑制率と半数有効量(mg/kg)を計算した。
上記表4に示すようにユリノキの樹皮のエキスを投与した場合、浸水、拘束ストレスにより誘発される胃潰瘍が用量依存的に減少した。対照群では20.1±1.8の潰瘍面積が観察され1mg/kg、3mg/kg、10mg/kg、30mg/kg投与群で16.3%、45.0%、66.7%、82.4%の上の病変抑制率が観察された。
(実施例3)インドメタシン誘発胃潰瘍モデルでのユリノキ樹皮のエキスの効果
体重250g前後の雄ラットを24時間以上絶食した後、Yamasaki等(Jap. J. Pharmacol.49、441-448、1989)の方法で実験した。製造実施例1で得られたユリノキの樹皮のエキスを経口投与し、1時間後にindomethacin(50mg/kg)を経口投与した。絶食節水下で5時間放置した後、頚椎脱臼させて胃を摘出して、胃に2%formalin溶液13mlを入れ、1時間以上固定した。固定された胃を切開して展開し、デジタルカメラを使って写真を撮った後、computer program Image J1.38(NIH、Bethesda、MD)を用いて、胃病変面積(gastric lesion、mm2)を測定し、塩酸-アルコールのモデルと同じの方法で胃病変抑制率と半数有効量(mg/kg)を計算した。
上記表5から分かるように、ユリノキの樹皮のエキスを投与した場合、インドメタシンにより誘発される胃潰瘍が用量依存的に減少した。対照群では82.5±5.3の潰瘍面積が観察され1mg/kg、3mg/kg、10mg/kg、30mg/kg投与群で18.5%、37.8%、60.2%、77.0%の胃病変抑制率が観察された。
(実施例4)酢酸誘発胃潰瘍モデルでのユリノキ樹皮のエキスの効果
実験慢性潰瘍モデルで最も広く利用されている酢酸誘発胃病変について、製造実施例1で得られたユリノキの樹皮のエキスの影響を検討した。溶媒のみを投与した対照群、製造実施例1で得られたユリノキの樹皮のエキスを投与した実験群と胃潰瘍の治療に広く使用されラニチジンとレバミピド群に分けた。
実験は、OkabeとPfeifferi(Did. Dis。17、619-628、1972)の方法で行った。体重250g前後の雄ラットをetherで麻酔して開腹して胃を露出させた後microliter syringeを利用して、20%酢酸50μLを腺胃部幽門側の漿膜下組織層の中に注入して腹部を綿糸で縫い合わせた。術後1日目から10日間の10:00に1日1回薬を経口投与した。最終投与の4時間後にetherで致死させた後、胃を摘出して大彎部に沿って切開して展開し、デジタルカメラを使って写真を撮った後、computer program Image J1.38(NIH、Bethesda、MD)を用いて、胃病変面積(gastric lesion、mm2)を測定し、塩酸−アルコールのモデルと同じ方法で、胃病変抑制率と半数有効量(mg/kg)を計算した。
上記表6から分かるように、ユリノキの樹皮の酢酸エチル抽出物を投与した場合、酢酸により誘発される胃潰瘍の胃病変が減少した。対照群では65.8±13.05の潰瘍面積が観察され3mg/kg、10mg/kg、30mg/kg投与群で24.8%、55.4%、52.5%の胃病変抑制率が観察された。
(実施例5)ユリノキの樹皮のエキスのラットに対する経口投与急性毒性試験
7週齢の特定の病原体が存在しない(specific pathogen-free、SPF)SD系雌雄ラットを使用して製造実施例1で得られたユリノキの樹皮のエキスの急性毒性試験を実施した。実験動物は、動物の入手時の外観の目視検査を実施した後、7日以上の浄化飼育して健康な動物のみを選別して実験に使用した。飼育は、温度22±2℃、相対湿度50±5%、照度150-600Lux、照明時間12時間(07:00点灯−19:00消灯)に設定された環境調整飼育システム(Environment controlled rearing system、ECRS)で実施した。飼料は、実験動物用固形飼料を自由摂取させ、飲料水を自由摂取させた。飼料および飲料水における試験に影響を与えるほどの要因は観察されなかった。
実験群の構成は、群あたり雌雄それぞれ5匹ずつの動物に対して、それぞれユリノキの樹皮のエキスを2g/kgの容量群にしており、実験材料は、30%Cremophor ELに溶解した後、生理食塩水に溶かして1回経口投与した。試験物質の投与後に動物が死んだかどうかと、臨床症状は、1回/1日の頻度で14日間観察し、体重は、試験物質の投与後1、7および14日に測定した。
実験終了後、エーテル麻酔下で肉眼で腹腔臓器と胸腔臓器の異常かどうかを観察した。実験の結果、製造実施例1で製造されたユリノキの樹皮のエキスを投与したすべての動物での実験期間中、特異な臨床症状や体重の変化は観察されず、死んだ動物もいなかった。その結果は、表7〜表9のとおりである。

Claims (5)

  1. ユリノキの樹皮から抽出されたエピツリピノリドやコスツノリド0.01〜50重量%を有効成分として含有する胃炎や胃潰瘍などの胃腸疾患の治療または予防のための医薬組成物。
  2. 有効成分としてエピツリプジエノリド(Epitulipdienolide),リデンチン(Ridentin)またはデアセチルリピフェロリド(Deacetyllipiferolide)をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の医薬組成物。
  3. 上記医薬組成物の薬剤学的に許容可能な物質がさらに含まれていることを特徴とする請求項1に記載の医薬組成物。
  4. 請求項3に記載の医薬組成物を含有する錠剤、丸剤、散剤、硬質カプセル剤、ゼラチンバンディングした硬質カプセル剤、軟質カプセル剤、キャラメルやゼリータイプのチューイング錠および経口用液剤から選択された経口用製剤。
  5. 上記の経口用製剤は、軟質カプセル剤または水溶液を含有する経口用液剤であることを特徴とする請求項4に記載の経口用製剤。
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