JP2015508104A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2015508104A5
JP2015508104A5 JP2014558897A JP2014558897A JP2015508104A5 JP 2015508104 A5 JP2015508104 A5 JP 2015508104A5 JP 2014558897 A JP2014558897 A JP 2014558897A JP 2014558897 A JP2014558897 A JP 2014558897A JP 2015508104 A5 JP2015508104 A5 JP 2015508104A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
therapeutic agent
silk
silk matrix
composition according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014558897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015508104A (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from PCT/US2013/027465 external-priority patent/WO2013126799A1/en
Publication of JP2015508104A publication Critical patent/JP2015508104A/ja
Publication of JP2015508104A5 publication Critical patent/JP2015508104A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

本明細書において提供するキットは、本明細書に記載する1つ以上の実施形態の組成物を含む少なくとも1つの容器、および/または本明細書に記載する任意の実施形態による少なくとも1つの眼への送達デバイスを一般に含むことができる。一部の実施形態では、組成物を、キットに備えられる少なくとも1つの眼への送達デバイスに予め充填することができる。例えば、1つの実施形態では、本明細書に記載する組成物を注射器に予め充填することができ、該注射器に場合により注射針を取り付けることができる。例えば、組成物が送達デバイスに備えられていないか、または予め充填もされていない一部の実施形態では、キットは、例えば、注射器および注射針をさらに含むことができる。一部の実施形態において、キットは、麻酔薬、例えば、眼への投与中に一般に用いられる麻酔薬をさらに含むことができる。一部の実施形態において、キットは、例えば投与部位を滅菌するために、消毒薬をさらに含むことができる。一部の実施形態において、キットは、投与部位に消毒薬を塗布するための1つ以上のスワブをさらに含むことができる。
特定の実施形態では、例えば、以下を提供する:
(項目1)
絹マトリックスに封入された治療薬を含む眼への投与用の組成物であって、前記絹マトリックスに封入されたある量の治療薬が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより長い期間にわたって治療効果をもたらす、組成物。
(項目2)
前記治療効果が、眼病態の処置のための治療効果を含む、項目1に記載の組成物。
(項目3)
前記眼病態の処置のための治療効果が、前記眼病態に随伴する少なくとも1つの症状を少なくとも約10%低減することを含む、項目2に記載の組成物。
(項目4)
前記期間が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより少なくとも約1週間長い、項目1〜3のいずれかに記載の組成物。
(項目5)
前記期間が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより少なくとも約1ヶ月、少なくとも約3ヶ月、または少なくとも約6ヶ月長い、項目1〜4のいずれかに記載の組成物。
(項目6)
前記治療薬が、タンパク質、ペプチド、抗原、免疫原、ワクチン、抗体またはその一部分、抗体様分子、酵素、核酸、siRNA、shRNA、アプタマー、小分子、抗生物質、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、項目1〜5のいずれかに記載の組成物。
(項目7)
前記治療薬が、眼病態の処置のための薬剤である、項目1〜6のいずれかに記載の組成物。
(項目8)
前記治療薬が、ベバシズマブ、ラニビズマブ、アフリベルセプト、ペガプタニブ、チボザニブ、フルオシノロンアセトニド、ガンシクロビル、トリアムシノロンアセトニド、ホスカルネット、バンコマイシン、セフタジジム、アミカシン、アムホテリシンB、デキサメタゾン、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、項目1〜7のいずれかに記載の組成物。
(項目9)
前記治療薬が、血管新生阻害剤を含む、項目1〜8のいずれかに記載の組成物。
(項目10)
前記血管新生阻害剤が、VEGF阻害剤を含む、項目9に記載の組成物。
(項目11)
前記VEGF阻害剤が、ベバシズマブ、ラニビズマブ、アフリベルセプト、ペガプタニブ、チボザニブ、3−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−5−[3−(4−ピロリジン1−イル−ブチル)−ウレイド]−イソチアゾール−4−カルボン酸アミド塩酸塩、アキシチニブ、N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−6−メトキシ−7−[(1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ]キナゾリン−4−アミン、VEGF−R2およびVEGF−R1の阻害剤、アキシチニブ、N,2−ジメチル−6−(2−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピリジン−7−イルオキシ)ベンゾ[b]チオフェン−3−カルボキサミド、RET/PTC発癌性キナーゼのチロシンキナーゼ阻害剤、N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−6−メトキシ−7−[(1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ]キナゾリン−4−アミン、パン−VEGF−R−キナーゼ阻害剤;プロテインキナーゼ阻害剤、マルチターゲット型ヒト表皮受容体(HER)1/2および血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)1/2受容体ファミリーチロシンキナーゼ阻害剤、セジラニブ、ソラフェニブ、バタラニブ、グルファニド二ナトリウム、VEGFR2選択的モノクローナル抗体、アンギオザイム、siRNA系VEGFR1阻害剤、フマギリンおよびその類似体、前記VEGF受容体の可溶性外部ドメイン、サメ軟骨およびその誘導体、5−((7−ベンジルオキシキナゾリン−4−イル)アミノ)−4−フルオロ−2−メチルフェノール塩酸塩、これらの任意の誘導体およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、項目10に記載の組成物。
(項目12)
前記VEGF阻害剤が、ベバシズマブ、ラニビズマブまたはこれらの組み合わせである、項目10または11に記載の組成物。
(項目13)
前記治療薬または前記VEGF阻害剤が、約0.01mgから約50mgの量で存在する、項目1〜12のいずれかに記載の組成物。
(項目14)
前記治療薬またはVEGF阻害剤が、約1.5mgから約10mg、または約5mgから約10mgの量で存在する、項目1〜13のいずれかに記載の組成物。
(項目15)
前記絹マトリックスが、絹フィブロインを約0.1%(w/v)から約50%(w/v)の濃度で含む、項目1〜14のいずれかに記載の組成物。
(項目16)
前記絹マトリックスが、絹フィブロインを約0.5%(w/v)から約30%(w/v)の濃度で含む、項目1〜15のいずれかに記載の組成物。
(項目17)
前記絹マトリックスが、絹フィブロインを約1%(w/v)から約15%(w/v)の濃度で含む、項目1〜16のいずれかに記載の組成物。
(項目18)
前記絹マトリックスが、生体適合性ポリマーをさらに含む、項目1〜17のいずれかに記載の組成物。
(項目19)
前記生体適合性ポリマーが、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリラクチド−コ−グリコリド(PLGA)、ポリエステル、ポリ(オルトエステル)、ポリ(ホスファジン)、ポリ(ホスフェートエステル)、ポリカプロラクトン、ゼラチン、コラーゲン、セルロース、ヒアルロナン、ポリ(エチレングリコール)(PEG)、トリブロックコポリマー、ポリリジンおよびこれらの任意の誘導体から成る群より選択される、項目18に記載の組成物。
(項目20)
前記絹マトリックスが、ヒドロゲル、マイクロ粒子、ナノ粒子、繊維、フィルム、凍結乾燥粉末、凍結乾燥ゲル、リザーバーインプラント、同種インプラント、チューブ、ゲル様またはゲル粒子、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、項目1〜19のいずれかに記載の組成物。
(項目21)
前記絹マトリックスが、ヒドロゲルを含む、項目1〜20のいずれかに記載の組成物。
(項目22)
前記絹マトリックスが、マイクロ粒子、ナノ粒子、またはゲル様もしくはゲル粒子を含む、項目1〜20のいずれかに記載の組成物。
(項目23)
前記治療薬を封入している前記マイクロ粒子、前記ナノ粒子、または前記ゲル様もしくはゲル粒子が、固体基材に埋め込まれる、項目22に記載の組成物。
(項目24)
前記固体基材が、錠剤、カプセル、マイクロチップ、ヒドロゲル、マット、フィルム、繊維、眼への送達デバイス、インプラント、チューブ、コーティング、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、項目23に記載の組成物。
(項目25)
前記固体基材が、ヒドロゲルを含む、項目23または24に記載の組成物。
(項目26)
前記ヒドロゲルが、絹ヒドロゲルを含む、項目25に記載の組成物。
(項目27)
注射可能に適合される、項目1〜26のいずれかに記載の組成物。
(項目28)
注射器に予め充填される、項目27に記載の組成物。
(項目29)
前記注射器が、注射針にさらに取り付けられる、項目28に記載の組成物。
(項目30)
前記眼への投与が、水晶体、強膜、結膜、房水、毛様体筋、および硝子体液から成る群より選択される眼の少なくとも一部分への前記組成物の投与である、項目1〜29のいずれかに記載の組成物。
(項目31)
前記眼への投与が、硝子体内投与である、項目1〜30のいずれかに記載の組成物。
(項目32)
項目1〜31のいずれかに記載の組成物を含む眼への送達デバイス。
(項目33)
前記組成物が、前記眼への送達デバイスに予め充填される、項目32に記載の眼への送達デバイス。
(項目34)
注射針を有するかまたは有さない注射器である、項目32に記載の眼への送達デバイス。
(項目35)
前記注射針が、25から34ゲージ針である、項目34に記載の眼への送達デバイス。
(項目36)
前記注射針が、27から30ゲージ針である、項目34または35に記載の眼への送達デバイス。
(項目37)
コンタクトレンズを含む、項目32に記載の眼への送達デバイス。
(項目38)
点眼器を含む、項目32に記載の眼への送達デバイス。
(項目39)
マイクロニードルを含む、項目32に記載の眼への送達デバイス。
(項目40)
前記マイクロニードルが、絹マイクロニードルである、項目39に記載の眼への送達デバイス。
(項目41)
インプラントである、項目32に記載の眼への送達デバイス。
(項目42)
項目1〜31のいずれかに記載の組成物を含む容器、または項目32〜41のいずれかに記載の眼への送達デバイスを含む、キット。
(項目43)
少なくとも1本の注射器および1本の注射針をさらに含む、項目42に記載のキット。
(項目44)
前記注射針が、25から34ゲージ針である、項目43に記載のキット。
(項目45)
前記注射針が、27から30ゲージ針である、項目43または44に記載のキット。
(項目46)
麻酔薬をさらに含む、項目42〜45のいずれかに記載のキット。
(項目47)
消毒薬をさらに含む、項目42〜46のいずれかに記載のキット。
(項目48)
前記眼への送達デバイスに前記組成物が予め充填される、項目42〜47のいずれかに記載のキット。
(項目49)
前記眼への送達デバイスが、注射針を有するかまたは有さない注射器である、項目48に記載のキット。
(項目50)
眼の標的部位に治療薬を送達する方法であって、絹マトリックスに封入された治療薬を眼の標的部位に投与することを含み、前記絹マトリックスに封入されたある量の治療薬が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより長い期間にわたって治療効果をもたらす、方法。
(項目51)
被験体における眼病態を処置する方法であって、項目1〜29のいずれかに記載の組成物を被験体の眼の標的部位に投与し、それにより前記眼の前記標的部位への前記治療薬の持続放出で前記眼病態を処置することを含む、方法。
(項目52)
眼病態が、前記眼の後区の病態である、項目51に記載の方法。
(項目53)
眼病態が、加齢性黄斑変性、脈絡膜新生血管形成、糖尿病性黄斑浮腫、急性および慢性黄斑視神経網膜症、中心性漿液性脈絡網膜症、黄斑浮腫、急性多発性斑状色素上皮症、ベーチェット病、バードショット脈絡網膜炎、後部ブドウ膜炎、後部強膜炎、匍行性脈絡膜炎、網膜下線維症、ブドウ膜炎症候群、フォークト−小柳−原田症候群、網膜動脈閉塞性疾患、網膜中心静脈閉塞症、播種性血管内凝固障害、網膜分枝静脈閉塞症、高血圧性眼底変化、眼虚血症候群、網膜動脈微細動脈瘤、コーツ病、傍中心窩毛細血管拡張症、半側網膜静脈閉塞症、乳頭血管炎、頸動脈疾患(CAD)、樹氷状血管炎、鎌状赤血球網膜症、網膜色素線条症、家族性滲出性硝子体網膜症、イールズ病、増殖性硝子体網膜症、糖尿病性網膜症、腫瘍に関連した網膜疾患、網膜色素上皮(RPE)の先天性肥大、後部ブドウ膜黒色腫、脈絡膜血管腫、脈絡膜骨腫、脈絡膜転移、網膜および網膜色素上皮の混合性過誤腫、網膜芽細胞腫、眼底の血管増殖性腫瘍、網膜星状細胞腫、眼内リンパ系腫瘍、近視性網膜変性、急性網膜色素上皮炎、緑内障、眼内炎、サイトメガロウイルス網膜炎、網膜癌およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、項目51または52に記載の方法。
(項目54)
前記眼病態が、加齢性黄斑変性である、項目53に記載の方法。
(項目55)
前記治療薬が、VEGF阻害剤を含む、項目53に記載の方法。
(項目56)
前記VEGF阻害剤が、ベバシズマブ、ラニビズマブ、またはこれらの組み合わせを含む、項目55に記載の方法。
(項目57)
治療薬を、それを必要とする被験体の眼の標的部位に投与する方法であって、項目1〜31のいずれかに記載の組成物を被験体の眼の標的部位に、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより少ない投与頻度で投与することを含む、方法。
(項目58)
前記投与頻度が、1/2倍低減される、項目57に記載の方法。
(項目59)
眼に投与する治療薬の有効量を増加させる方法であって、絹マトリックスに封入された治療薬を眼の標的部位に投与することを含み、投与すると、前記標的部位からの前記治療薬の漏出が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときと比較して低減され、それにより、前記眼の前記標的部位に投与される前記治療薬の有効量が増加される、方法。
(項目60)
前記組成物または絹マトリックスに封入された前記治療薬が、前記眼の前区に投与される、項目50〜59のいずれかに記載の方法。
(項目61)
前記組成物または絹マトリックスに封入された前記治療薬が、前記眼の後区に投与される、項目50〜60のいずれかに記載の方法。
(項目62)
前記組成物または絹マトリックスに封入された前記治療薬が、水晶体、強膜、結膜、房水、毛様体筋、および硝子体液から成る群より選択される前記眼の少なくとも一部分に投与される、項目50〜61のいずれかに記載の方法。
(項目63)
前記組成物または絹マトリックスに封入された前記治療薬が、前記眼の硝子体液に投与される、項目50〜62のいずれかに記載の方法。
(項目64)
前記組成物または絹マトリックスに封入された前記治療薬が、注射によって前記眼に投与される、項目50〜63のいずれかに記載の方法。
(項目65)
前記注射が、約25から約34のゲージを有する針で行われる、項目64に記載の方法。
(項目66)
前記注射が、約27から約30のゲージを有する針で行われる、項目64または65に記載の方法。
(項目67)
前記投与が、月1回以下行われる、項目50〜66のいずれかに記載の方法。
(項目68)
前記投与が、2ヶ月ごとに1回以下行われる、項目50〜67のいずれかに記載の方法。
(項目69)
前記投与が、3ヶ月ごとに1回以下、4ヶ月ごとに1回以下、または6ヶ月ごとに1回以下行われる、項目50〜68のいずれかに記載の方法。
(項目70)
前記治療薬が、タンパク質、ペプチド、抗原、免疫原、ワクチン、抗体またはその一部分、抗体様分子、酵素、核酸、siRNA、shRNA、アプタマー、小分子、抗生物質、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、項目50〜69のいずれかに記載の方法。
(項目71)
前記治療薬が、ベバシズマブ、ラニビズマブ、アフリベルセプト、ペガプタニブ、チボザニブ、フルオシノロンアセトニド、ガンシクロビル、トリアムシノロンアセトニド、ホスカルネット、バンコマイシン、セフタジジム、アミカシン、アムホテリシンB、デキサメタゾン、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、項目50〜70のいずれかに記載の方法。
(項目72)
前記治療薬が、血管新生阻害剤を含む、項目50〜71のいずれかに記載の方法。
(項目73)
前記血管新生阻害剤が、VEGF阻害剤を含む、項目50〜72のいずれかに記載の方法。
(項目74)
前記VEGF阻害剤が、ベバシズマブ、ラニビズマブ、アフリベルセプト、ペガプタニブ、チボザニブ、3−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−5−[3−(4−ピロリジン1−イル−ブチル)−ウレイド]−イソチアゾール−4−カルボン酸アミド塩酸塩、アキシチニブ、N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−6−メトキシ−7−[(1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ]キナゾリン−4−アミン、VEGF−R2およびVEGF−R1の阻害剤、アキシチニブ、N,2−ジメチル−6−(2−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピリジン−7−イルオキシ)ベンゾ[b]チオフェン−3−カルボキサミド、RET/PTC発癌性キナーゼのチロシンキナーゼ阻害剤、N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−6−メトキシ−7−[(1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ]キナゾリン−4−アミン、パン−VEGF−R−キナーゼ阻害剤;プロテインキナーゼ阻害剤、マルチターゲット型ヒト表皮受容体(HER)1/2および血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)1/2受容体ファミリーチロシンキナーゼ阻害剤、セジラニブ、ソラフェニブ、バタラニブ、グルファニド二ナトリウム、VEGFR2選択的モノクローナル抗体、アンギオザイム、siRNA系VEGFR1阻害剤、フマギリンおよびその類似体、VEGF受容体の可溶性外部ドメイン、サメ軟骨およびその誘導体、5−((7−ベンジルオキシキナゾリン−4−イル)アミノ)−4−フルオロ−2−メチルフェノール塩酸塩、これらの任意の誘導体およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、項目73に記載の方法。
(項目75)
前記VEGF阻害剤が、ベバシズマブ、ラニビズマブまたはこれらの組み合わせを含む、項目74に記載の方法。
(項目76)
前記治療薬または前記VEGF阻害剤が、約0.01mgから約50mgの量で存在する、項目50〜75のいずれかに記載の方法。
(項目77)
前記治療薬または前記VEGF阻害剤が、約1.5mgから約10mg、または約5mgから約10mgの量で存在する、項目50〜76のいずれかに記載の方法。
(項目78)
前記絹マトリックスが、絹フィブロインを約0.1%(w/v)から約50%(w/v)の濃度で含む、項目50〜77のいずれかに記載の方法。
(項目79)
前記絹マトリックスが、絹フィブロインを約0.5%(w/v)から約30%(w/v)の濃度で含む、項目50〜78のいずれかに記載の方法。
(項目80)
前記絹マトリックスが、絹フィブロインを約1%(w/v)から約15%(w/v)の濃度で含む、項目50〜79のいずれかに記載の方法。
(項目81)
前記絹マトリックスが、生体適合性ポリマーをさらに含む、項目50〜80のいずれかに記載の方法。
(項目82)
前記生体適合性ポリマーが、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリラクチド−コ−グリコリド(PLGA)、ポリエステル、ポリ(オルトエステル)、ポリ(ホスファジン)、ポリ(ホスフェートエステル)、ポリカプロラクトン、ゼラチン、コラーゲン、セルロース、ヒアルロナン、ポリ(エチレングリコール)(PEG)、トリブロックコポリマー、ポリリジンおよびこれらの任意の誘導体から成る群より選択される、項目81に記載の方法。
(項目83)
前記絹マトリックスが、ヒドロゲル、マイクロ粒子、ナノ粒子、繊維、フィルム、凍結乾燥粉末、凍結乾燥ゲル、リザーバーインプラント、同種インプラント、チューブ、ゲル様またはゲル粒子、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、項目50〜82のいずれかに記載の方法。
(項目84)
前記絹マトリックスが、ヒドロゲルを含む、項目50〜83のいずれかに記載の方法。
(項目85)
前記絹マトリックスが、マイクロ粒子、ナノ粒子、またはゲル様もしくはゲル粒子を含む、項目50〜84のいずれかに記載の方法。
(項目86)
前記治療薬を封入している前記マイクロ粒子、前記ナノ粒子、または前記ゲル様もしくはゲル粒子が、固体基材に埋め込まれている、項目85に記載の方法。
(項目87)
前記固体基材が、錠剤、カプセル、マイクロチップ、ヒドロゲル、マット、フィルム、繊維、眼への送達デバイス、インプラント、チューブ、コーティング、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、項目86に記載の方法。
(項目88)
前記固体基材が、ヒドロゲルを含む、項目86または87に記載の方法。
(項目89)
前記ヒドロゲルが、絹ヒドロゲルを含む、項目88に記載の方法。
(項目90)
前記絹マトリックスに最初に封入された前記治療薬の少なくとも約20%を少なくとも約3ヶ月の期間にわたって放出されるような速度で、前記治療薬が前記絹マトリックスから放出される、項目50〜89のいずれかに記載の方法。
(項目91)
前記絹マトリックスに最初に封入された前記治療薬の少なくとも約40%が少なくとも約3ヶ月の期間にわたって放出されるような速度で、前記治療薬が前記絹マトリックスから放出される、項目50〜90のいずれかに記載の方法。
(項目92)
前記絹マトリックスに最初に封入された前記治療薬の少なくとも約60%が少なくとも約3ヶ月の期間にわたって放出されるような速度で、前記治療薬が前記絹マトリックスから放出される、項目50〜91のいずれかに記載の方法。
(項目93)
前記治療薬が、前記絹マトリックスから約1ng/日から約15mg/日の速度で放出される、項目50〜92のいずれかに記載の方法。
(項目94)
前記治療薬が、前記絹マトリックスから約1μg/日から約1mg/日の速度で放出される、項目50〜93のいずれかに記載の方法。
(項目95)
前記絹マトリックスに封入された前記量の前記治療薬によってもたらされる治療効果が、眼病態の処置のための治療効果を含む、項目50〜94のいずれかに記載の方法。
(項目96)
前記眼病態の処置のための治療効果が、前記眼病態に随伴する少なくとも1つの症状を少なくとも約10%低減することを含む、項目95に記載の方法。
(項目97)
前記絹マトリックスに封入された前記量の前記治療薬によってもたらされる前記治療効果の期間が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより少なくとも約1週間長い、項目50〜96のいずれかに記載の方法。
(項目98)
前記絹マトリックスに封入された前記量の前記治療薬によってもたらされる前記治療効果の期間が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより少なくとも約1ヶ月長い、項目50〜97のいずれかに記載の方法。
(項目99)
前記絹マトリックスに封入された前記量の前記治療薬によってもたらされる前記治療効果の期間が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより少なくとも約3ヶ月長い、項目50〜98のいずれかに記載の方法。
(項目100)
前記絹マトリックスに封入された前記量の前記治療薬によってもたらされる前記治療効果の期間が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより少なくとも約6ヶ月長い、項目50〜99のいずれかに記載の方法。
(項目101)
眼への投与のための制御放出絹系組成物を生成する方法であって、水蒸気と絹系マトリックスを接触させる工程を含み、前記絹系マトリックスが、その中に封入された少なくとも1つの治療薬を含む、方法。
(項目102)
前記水蒸気と接触されることになる前記絹系マトリックスが、非架橋絹系マトリックスである、項目101に記載の方法。
(項目103)
前記絹系マトリックスと前記水蒸気との接触が、絹フィブロインにおけるベータシート構造の形成を誘導する、項目101または102に記載の方法。
(項目104)
前記絹系マトリックスと前記水蒸気との接触が、前記絹系マトリックスからの前記少なくとも1つの治療薬の放出動態を調節する、項目101〜103のいずれかに記載の方法。
(項目105)
前記少なくとも1つの治療薬が、タンパク質、ペプチド、抗原、免疫原、ワクチン、抗体またはその一部分、抗体様分子、酵素、核酸、siRNA、shRNA、アプタマー、小分子、抗生物質、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、項目101〜104のいずれかに記載の方法。
(項目106)
前記治療薬が、ベバシズマブ、ラニビズマブ、アフリベルセプト、ペガプタニブ、チボザニブ、フルオシノロンアセトニド、ガンシクロビル、トリアムシノロンアセトニド、ホスカルネット、バンコマイシン、セフタジジム、アミカシン、アムホテリシンB、デキサメタゾン、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、項目101〜105のいずれかに記載の方法。
(項目107)
前記治療薬が、血管新生阻害剤を含む、項目101〜106のいずれかに記載の方法。
(項目108)
前記血管新生阻害剤が、VEGF阻害剤を含む、項目107に記載の方法。
(項目109)
前記VEGF阻害剤が、ベバシズマブ、ラニビズマブ、アフリベルセプト、ペガプタニブ、チボザニブ、3−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−5−[3−(4−ピロリジン1−イル−ブチル)−ウレイド]−イソチアゾール−4−カルボン酸アミド塩酸塩、アキシチニブ、N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−6−メトキシ−7−[(1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ]キナゾリン−4−アミン、VEGF−R2およびVEGF−R1の阻害剤、アキシチニブ、N,2−ジメチル−6−(2−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピリジン−7−イルオキシ)ベンゾ[b]チオフェン−3−カルボキサミド、RET/PTC発癌性キナーゼのチロシンキナーゼ阻害剤、N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−6−メトキシ−7−[(1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ]キナゾリン−4−アミン、パン−VEGF−R−キナーゼ阻害剤、プロテインキナーゼ阻害剤、マルチターゲット型ヒト表皮受容体(HER)1/2および血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)1/2受容体ファミリーチロシンキナーゼ阻害剤、セジラニブ、ソラフェニブ、バタラニブ、グルファニド二ナトリウム、VEGFR2選択的モノクローナル抗体、アンギオザイム、siRNA系VEGFR1阻害剤、フマギリンおよびその類似体、VEGF受容体の可溶性外部ドメイン、サメ軟骨およびその誘導体、5−((7−ベンジルオキシキナゾリン−4−イル)アミノ)−4−フルオロ−2−メチルフェノール塩酸塩、これらの任意の誘導体およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、項目108に記載の方法。
(項目110)
前記VEGF阻害剤が、ベバシズマブ、ラニビズマブまたはこれらの組み合わせを含む、項目108に記載の方法。
(項目111)
前記絹マトリックスが、ヒドロゲル、マイクロ粒子、ナノ粒子、繊維、フィルム、凍結乾燥粉末、凍結乾燥ゲル、リザーバーインプラント、同種インプラント、チューブ、ゲル様またはゲル粒子、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、項目101〜110のいずれかに記載の方法。
(項目112)
前記少なくとも1つの治療薬が、絹ヒドロゲルに封入される、項目101〜111のいずれかに記載の方法。
(項目113)
前記少なくとも1つの治療薬が、前記絹マイクロ粒子、絹ナノ粒子、ゲル様もしくはゲル粒子、またはこれらの任意の組み合わせに封入される、項目101〜112のいずれかに記載の方法。
(項目114)
前記少なくとも1つの治療薬を封入している絹マイクロ粒子、絹ナノ粒子、ゲル様またはゲル粒子が、ヒドロゲルにさらに埋め込まれる、項目113に記載の方法。
(項目115)
前記ヒドロゲルが、絹ヒドロゲルを含む、項目114に記載の方法。

Claims (115)

  1. 絹マトリックスに封入された治療薬を含む眼への投与用の組成物であって、前記絹マトリックスに封入されたある量の治療薬が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより長い期間にわたって治療効果をもたらす、組成物。
  2. 前記治療効果が、眼病態の処置のための治療効果を含む、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記眼病態の処置のための治療効果が、前記眼病態に随伴する少なくとも1つの症状を少なくとも約10%低減すること含む、請求項2に記載の組成物。
  4. 前記期間が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより少なくとも約1週間長い、請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  5. 前記期間が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより少なくとも約1ヶ月、少なくとも約3ヶ月、または少なくとも約6ヶ月長い、請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
  6. 前記治療薬が、タンパク質、ペプチド、抗原、免疫原、ワクチン、抗体またはその一部分、抗体様分子、酵素、核酸、siRNA、shRNA、アプタマー、小分子、抗生物質、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  7. 前記治療薬が、眼病態の処置のための薬剤である、請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。
  8. 前記治療薬が、ベバシズマブ、ラニビズマブ、アフリベルセプト、ペガプタニブ、チボザニブ、フルオシノロンアセトニド、ガンシクロビル、トリアムシノロンアセトニド、ホスカルネット、バンコマイシン、セフタジジム、アミカシン、アムホテリシンB、デキサメタゾン、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、請求項1〜7のいずれかに記載の組成物。
  9. 前記治療薬が、血管新生阻害剤を含む、請求項1〜8のいずれかに記載の組成物。
  10. 前記血管新生阻害剤が、VEGF阻害剤を含む、請求項9に記載の組成物。
  11. 前記VEGF阻害剤が、ベバシズマブ、ラニビズマブ、アフリベルセプト、ペガプタニブ、チボザニブ、3−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−5−[3−(4−ピロリジン1−イル−ブチル)−ウレイド]−イソチアゾール−4−カルボン酸アミド塩酸塩、アキシチニブ、N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−6−メトキシ−7−[(1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ]キナゾリン−4−アミン、VEGF−R2およびVEGF−R1の阻害剤、アキシチニブ、N,2−ジメチル−6−(2−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピリジン−7−イルオキシ)ベンゾ[b]チオフェン−3−カルボキサミド、RET/PTC発癌性キナーゼのチロシンキナーゼ阻害剤、N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−6−メトキシ−7−[(1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ]キナゾリン−4−アミン、パン−VEGF−R−キナーゼ阻害剤;プロテインキナーゼ阻害剤、マルチターゲット型ヒト表皮受容体(HER)1/2および血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)1/2受容体ファミリーチロシンキナーゼ阻害剤、セジラニブ、ソラフェニブ、バタラニブ、グルファニド二ナトリウム、VEGFR2選択的モノクローナル抗体、アンギオザイム、siRNA系VEGFR1阻害剤、フマギリンおよびその類似体、前記VEGF受容体の可溶性外部ドメイン、サメ軟骨およびその誘導体、5−((7−ベンジルオキシキナゾリン−4−イル)アミノ)−4−フルオロ−2−メチルフェノール塩酸塩、これらの任意の誘導体およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、請求項10に記載の組成物。
  12. 前記VEGF阻害剤が、ベバシズマブ、ラニビズマブまたはこれらの組み合わせである、請求項10または11に記載の組成物。
  13. 前記治療薬または前記VEGF阻害剤が、約0.01mgから約50mgの量で存在する、請求項1〜12のいずれかに記載の組成物。
  14. 前記治療薬または前記VEGF阻害剤が、約1.5mgから約10mg、または約5mgから約10mgの量で存在する、請求項1〜13のいずれかに記載の組成物。
  15. 前記絹マトリックスが、絹フィブロインを約0.1%(w/v)から約50%(w/v)の濃度で含む、請求項1〜14のいずれかに記載の組成物。
  16. 前記絹マトリックスが、絹フィブロインを約0.5%(w/v)から約30%(w/v)の濃度で含む、請求項1〜15のいずれかに記載の組成物。
  17. 前記絹マトリックスが、絹フィブロインを約1%(w/v)から約15%(w/v)の濃度で含む、請求項1〜16のいずれかに記載の組成物。
  18. 前記絹マトリックスが、生体適合性ポリマーをさらに含む、請求項1〜17のいずれかに記載の組成物。
  19. 前記生体適合性ポリマーが、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリラクチド−コ−グリコリド(PLGA)、ポリエステル、ポリ(オルトエステル)、ポリ(ホスファジン)、ポリ(ホスフェートエステル)、ポリカプロラクトン、ゼラチン、コラーゲン、セルロース、ヒアルロナン、ポリ(エチレングリコール)(PEG)、トリブロックコポリマー、ポリリジンおよびこれらの任意の誘導体から成る群より選択される、請求項18に記載の組成物。
  20. 前記絹マトリックスが、ヒドロゲル、マイクロ粒子、ナノ粒子、繊維、フィルム、凍結乾燥粉末、凍結乾燥ゲル、リザーバーインプラント、同種インプラント、チューブ、ゲル様またはゲル粒子、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、請求項1〜19のいずれかに記載の組成物。
  21. 前記絹マトリックスが、ヒドロゲルを含む、請求項1〜20のいずれかに記載の組成物。
  22. 前記絹マトリックスが、マイクロ粒子、ナノ粒子、またはゲル様もしくはゲル粒子を含む、請求項1〜20のいずれかに記載の組成物。
  23. 前記治療薬を封入している前記マイクロ粒子、前記ナノ粒子、または前記ゲル様もしくはゲル粒子が、固体基材に埋め込まれる、請求項22に記載の組成物。
  24. 前記固体基材が、錠剤、カプセル、マイクロチップ、ヒドロゲル、マット、フィルム、繊維、眼への送達デバイス、インプラント、チューブ、コーティング、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、請求項23に記載の組成物。
  25. 前記固体基材が、ヒドロゲルを含む、請求項23または24に記載の組成物。
  26. 前記ヒドロゲルが、絹ヒドロゲルを含む、請求項25に記載の組成物。
  27. 注射可能に適合される、請求項1〜26のいずれかに記載の組成物。
  28. 注射器に予め充填される、請求項27に記載の組成物。
  29. 前記注射器が、注射針にさらに取り付けられる、請求項28に記載の組成物。
  30. 前記眼への投与が、水晶体、強膜、結膜、房水、毛様体筋、および硝子体液から成る群より選択される眼の少なくとも一部分への前記組成物の投与である、請求項1〜29のいずれかに記載の組成物。
  31. 前記眼への投与が、硝子体内投与である、請求項1〜30のいずれかに記載の組成物。
  32. 請求項1〜31のいずれかに記載の組成物を含む眼への送達デバイス。
  33. 前記組成物が、前記眼への送達デバイスに予め充填される、請求項32に記載の眼への送達デバイス。
  34. 注射針を有するかまたは有さない注射器である、請求項32に記載の眼への送達デバイス。
  35. 前記注射針が、25から34ゲージ針である、請求項34に記載の眼への送達デバイス。
  36. 前記注射針が、27から30ゲージ針である、請求項34または35に記載の眼への送達デバイス。
  37. コンタクトレンズを含む、請求項32に記載の眼への送達デバイス。
  38. 点眼器を含む、請求項32に記載の眼への送達デバイス。
  39. マイクロニードルを含む、請求項32に記載の眼への送達デバイス。
  40. 前記マイクロニードルが、絹マイクロニードルである、請求項39に記載の眼への送達デバイス。
  41. インプラントである、請求項32に記載の眼への送達デバイス。
  42. 請求項1〜31のいずれかに記載の組成物を含む容器、または請求項32〜41のいずれかに記載の眼への送達デバイスを含む、キット。
  43. 少なくとも1本の注射器および1本の注射針をさらに含む、請求項42に記載のキット。
  44. 前記注射針が、25から34ゲージ針である、請求項43に記載のキット。
  45. 前記注射針が、27から30ゲージ針である、請求項43または44に記載のキット。
  46. 麻酔薬をさらに含む、請求項42〜45のいずれかに記載のキット。
  47. 消毒薬をさらに含む、請求項42〜46のいずれかに記載のキット。
  48. 前記眼への送達デバイスに前記組成物が予め充填される、請求項42〜47のいずれかに記載のキット。
  49. 前記眼への送達デバイスが、注射針を有するかまたは有さない注射器である、請求項48に記載のキット。
  50. 眼の標的部位に治療薬を送達するための組成物であって、絹マトリックスに封入された治療薬を含み、前記絹マトリックスに封入されたある量の治療薬が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより長い期間にわたって治療効果をもたらす、組成物
  51. 被験体における眼病態を処置するための、請求項1〜31のいずれかに記載の組成物であって、前記組成物は、前記被験体の眼の標的部位に投与され、それにより前記眼の前記標的部位への前記治療薬の持続放出で前記眼病態を処置するものであることを特徴とする、組成物
  52. 眼病態が、前記眼の後区の病態である、請求項51に記載の組成物
  53. 眼病態が、加齢性黄斑変性、脈絡膜新生血管形成、糖尿病性黄斑浮腫、急性および慢性黄斑視神経網膜症、中心性漿液性脈絡網膜症、黄斑浮腫、急性多発性斑状色素上皮症、ベーチェット病、バードショット脈絡網膜炎、後部ブドウ膜炎、後部強膜炎、匍行性脈絡膜炎、網膜下線維症、ブドウ膜炎症候群、フォークト−小柳−原田症候群、網膜動脈閉塞性疾患、網膜中心静脈閉塞症、播種性血管内凝固障害、網膜分枝静脈閉塞症、高血圧性眼底変化、眼虚血症候群、網膜動脈微細動脈瘤、コーツ病、傍中心窩毛細血管拡張症、半側網膜静脈閉塞症、乳頭血管炎、頸動脈疾患(CAD)、樹氷状血管炎、鎌状赤血球網膜症、網膜色素線条症、家族性滲出性硝子体網膜症、イールズ病、増殖性硝子体網膜症、糖尿病性網膜症、腫瘍に関連した網膜疾患、網膜色素上皮(RPE)の先天性肥大、後部ブドウ膜黒色腫、脈絡膜血管腫、脈絡膜骨腫、脈絡膜転移、網膜および網膜色素上皮の混合性過誤腫、網膜芽細胞腫、眼底の血管増殖性腫瘍、網膜星状細胞腫、眼内リンパ系腫瘍、近視性網膜変性、急性網膜色素上皮炎、緑内障、眼内炎、サイトメガロウイルス網膜炎、網膜癌およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、請求項51または52に記載の組成物
  54. 前記眼病態が、加齢性黄斑変性である、請求項53に記載の組成物
  55. 前記治療薬が、VEGF阻害剤を含む、請求項53に記載の組成物
  56. 前記VEGF阻害剤が、ベバシズマブ、ラニビズマブ、またはこれらの組み合わせを含む、請求項55に記載の組成物
  57. 治療薬を、被験体の眼の標的部位に投与するための、請求項1〜31のいずれかに記載の組成物であって、前記組成物は、前記被験体の眼の標的部位に、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより少ない投与頻度で投与されるものであることを特徴とする、組成物
  58. 前記投与頻度が、1/2倍低減される、請求項57に記載の組成物
  59. 眼に投与する治療薬の有効量を増加させるための組成物であって、絹マトリックスに封入された治療薬を含み、投与すると、前記標的部位からの前記治療薬の漏出が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときと比較して低減され、それにより、前記眼の前記標的部位に投与される前記治療薬の有効量が増加されるものであることを特徴とする、組成物
  60. 記眼の前区に投与されるものであることを特徴とする、請求項50〜59のいずれかに記載の組成物
  61. 記眼の後区に投与されるものであることを特徴とする、請求項50〜60のいずれかに記載の組成物
  62. 晶体、強膜、結膜、房水、毛様体筋、および硝子体液から成る群より選択される前記眼の少なくとも一部分に投与されるものであることを特徴とする、請求項50〜61のいずれかに記載の組成物
  63. 記眼の硝子体液に投与されるものであることを特徴とする、請求項50〜62のいずれかに記載の組成物
  64. 射によって前記眼に投与されるものであることを特徴とする、請求項50〜63のいずれかに記載の組成物
  65. 前記注射が、約25から約34のゲージを有する針で行われることを特徴とする、請求項64に記載の組成物
  66. 前記注射が、約27から約30のゲージを有する針で行われることを特徴とする、請求項64または65に記載の組成物
  67. 前記投与が、月1回以下行われることを特徴とする、請求項50〜66のいずれかに記載の組成物
  68. 前記投与が、2ヶ月ごとに1回以下行われることを特徴とする、請求項50〜67のいずれかに記載の組成物
  69. 前記投与が、3ヶ月ごとに1回以下、4ヶ月ごとに1回以下、または6ヶ月ごとに1回以下行われることを特徴とする、請求項50〜68のいずれかに記載の組成物
  70. 前記治療薬が、タンパク質、ペプチド、抗原、免疫原、ワクチン、抗体またはその一部分、抗体様分子、酵素、核酸、siRNA、shRNA、アプタマー、小分子、抗生物質、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、請求項50〜69のいずれかに記載の組成物
  71. 前記治療薬が、ベバシズマブ、ラニビズマブ、アフリベルセプト、ペガプタニブ、チボザニブ、フルオシノロンアセトニド、ガンシクロビル、トリアムシノロンアセトニド、ホスカルネット、バンコマイシン、セフタジジム、アミカシン、アムホテリシンB、デキサメタゾン、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、請求項50〜70のいずれかに記載の組成物
  72. 前記治療薬が、血管新生阻害剤を含む、請求項50〜71のいずれかに記載の組成物
  73. 前記血管新生阻害剤が、VEGF阻害剤を含む、請求項72に記載の組成物
  74. 前記VEGF阻害剤が、ベバシズマブ、ラニビズマブ、アフリベルセプト、ペガプタニブ、チボザニブ、3−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−5−[3−(4−ピロリジン1−イル−ブチル)−ウレイド]−イソチアゾール−4−カルボン酸アミド塩酸塩、アキシチニブ、N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−6−メトキシ−7−[(1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ]キナゾリン−4−アミン、VEGF−R2およびVEGF−R1の阻害剤、アキシチニブ、N,2−ジメチル−6−(2−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピリジン−7−イルオキシ)ベンゾ[b]チオフェン−3−カルボキサミド、RET/PTC発癌性キナーゼのチロシンキナーゼ阻害剤、N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−6−メトキシ−7−[(1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ]キナゾリン−4−アミン、パン−VEGF−R−キナーゼ阻害剤;プロテインキナーゼ阻害剤、マルチターゲット型ヒト表皮受容体(HER)1/2および血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)1/2受容体ファミリーチロシンキナーゼ阻害剤、セジラニブ、ソラフェニブ、バタラニブ、グルファニド二ナトリウム、VEGFR2選択的モノクローナル抗体、アンギオザイム、siRNA系VEGFR1阻害剤、フマギリンおよびその類似体、VEGF受容体の可溶性外部ドメイン、サメ軟骨およびその誘導体、5−((7−ベンジルオキシキナゾリン−4−イル)アミノ)−4−フルオロ−2−メチルフェノール塩酸塩、これらの任意の誘導体およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、請求項73に記載の組成物
  75. 前記VEGF阻害剤が、ベバシズマブ、ラニビズマブまたはこれらの組み合わせを含む、請求項74に記載の組成物
  76. 前記治療薬または前記VEGF阻害剤が、約0.01mgから約50mgの量で存在する、請求項50〜75のいずれかに記載の組成物
  77. 前記治療薬または前記VEGF阻害剤が、約1.5mgから約10mg、または約5mgから約10mgの量で存在する、請求項50〜76のいずれかに記載の組成物
  78. 前記絹マトリックスが、絹フィブロインを約0.1%(w/v)から約50%(w/v)の濃度で含む、請求項50〜77のいずれかに記載の組成物
  79. 前記絹マトリックスが、絹フィブロインを約0.5%(w/v)から約30%(w/v)の濃度で含む、請求項50〜78のいずれかに記載の組成物
  80. 前記絹マトリックスが、絹フィブロインを約1%(w/v)から約15%(w/v)の濃度で含む、請求項50〜79のいずれかに記載の組成物
  81. 前記絹マトリックスが、生体適合性ポリマーをさらに含む、請求項50〜80のいずれかに記載の組成物
  82. 前記生体適合性ポリマーが、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリラクチド−コ−グリコリド(PLGA)、ポリエステル、ポリ(オルトエステル)、ポリ(ホスファジン)、ポリ(ホスフェートエステル)、ポリカプロラクトン、ゼラチン、コラーゲン、セルロース、ヒアルロナン、ポリ(エチレングリコール)(PEG)、トリブロックコポリマー、ポリリジンおよびこれらの任意の誘導体から成る群より選択される、請求項81に記載の組成物
  83. 前記絹マトリックスが、ヒドロゲル、マイクロ粒子、ナノ粒子、繊維、フィルム、凍結乾燥粉末、凍結乾燥ゲル、リザーバーインプラント、同種インプラント、チューブ、ゲル様またはゲル粒子、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、請求項50〜82のいずれかに記載の組成物
  84. 前記絹マトリックスが、ヒドロゲルを含む、請求項50〜83のいずれかに記載の組成物
  85. 前記絹マトリックスが、マイクロ粒子、ナノ粒子、またはゲル様もしくはゲル粒子を含む、請求項50〜84のいずれかに記載の組成物
  86. 前記治療薬を封入している前記マイクロ粒子、前記ナノ粒子、または前記ゲル様もしくはゲル粒子が、固体基材に埋め込まれている、請求項85に記載の組成物
  87. 前記固体基材が、錠剤、カプセル、マイクロチップ、ヒドロゲル、マット、フィルム、繊維、眼への送達デバイス、インプラント、チューブ、コーティング、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、請求項86に記載の組成物
  88. 前記固体基材が、ヒドロゲルを含む、請求項86または87に記載の組成物
  89. 前記ヒドロゲルが、絹ヒドロゲルを含む、請求項88に記載の組成物
  90. 前記絹マトリックスに最初に封入された前記治療薬の少なくとも約20%を少なくとも約3ヶ月の期間にわたって放出されるような速度で、前記治療薬が前記絹マトリックスから放出される、請求項50〜89のいずれかに記載の組成物
  91. 前記絹マトリックスに最初に封入された前記治療薬の少なくとも約40%が少なくとも約3ヶ月の期間にわたって放出されるような速度で、前記治療薬が前記絹マトリックスから放出される、請求項50〜90のいずれかに記載の組成物
  92. 前記絹マトリックスに最初に封入された前記治療薬の少なくとも約60%が少なくとも約3ヶ月の期間にわたって放出されるような速度で、前記治療薬が前記絹マトリックスから放出される、請求項50〜91のいずれかに記載の組成物
  93. 前記治療薬が、前記絹マトリックスから約1ng/日から約15mg/日の速度で放出される、請求項50〜92のいずれかに記載の組成物
  94. 前記治療薬が、前記絹マトリックスから約1μg/日から約1mg/日の速度で放出される、請求項50〜93のいずれかに記載の組成物
  95. 前記絹マトリックスに封入された前記量の前記治療薬によってもたらされる治療効果が、眼病態の処置のための治療効果を含む、請求項50〜94のいずれかに記載の組成物
  96. 前記眼病態の処置のための治療効果が、前記眼病態に随伴する少なくとも1つの症状を少なくとも約10%低減することを含む、請求項95に記載の組成物
  97. 前記絹マトリックスに封入された前記量の前記治療薬によってもたらされる前記治療効果の期間が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより少なくとも約1週間長い、請求項50〜96のいずれかに記載の組成物
  98. 前記絹マトリックスに封入された前記量の前記治療薬によってもたらされる前記治療効果の期間が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより少なくとも約1ヶ月長い、請求項50〜97のいずれかに記載の組成物
  99. 前記絹マトリックスに封入された前記量の前記治療薬によってもたらされる前記治療効果の期間が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより少なくとも約3ヶ月長い、請求項50〜98のいずれかに記載の組成物
  100. 前記絹マトリックスに封入された前記量の前記治療薬によってもたらされる前記治療効果の期間が、同じ量の前記治療薬を前記絹マトリックスなしで投与したときより少なくとも約6ヶ月長い、請求項50〜99のいずれかに記載の組成物
  101. 眼への投与のための制御放出絹系組成物を生成する方法であって、水蒸気と絹系マトリックスを接触させる工程を含み、前記絹系マトリックスが、その中に封入された少なくとも1つの治療薬を含む、方法。
  102. 前記水蒸気と接触されることになる前記絹系マトリックスが、非架橋絹系マトリックスである、請求項101に記載の方法。
  103. 前記絹系マトリックスと前記水蒸気との接触が、絹フィブロインにおけるベータシート構造の形成を誘導する、請求項101または102に記載の方法。
  104. 前記絹系マトリックスと前記水蒸気との接触が、前記絹系マトリックスからの前記少なくとも1つの治療薬の放出動態を調節する、請求項101〜103のいずれかに記載の方法。
  105. 前記少なくとも1つの治療薬が、タンパク質、ペプチド、抗原、免疫原、ワクチン、抗体またはその一部分、抗体様分子、酵素、核酸、siRNA、shRNA、アプタマー、小分子、抗生物質、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、請求項101〜104のいずれかに記載の方法。
  106. 前記治療薬が、ベバシズマブ、ラニビズマブ、アフリベルセプト、ペガプタニブ、チボザニブ、フルオシノロンアセトニド、ガンシクロビル、トリアムシノロンアセトニド、ホスカルネット、バンコマイシン、セフタジジム、アミカシン、アムホテリシンB、デキサメタゾン、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、請求項101〜105のいずれかに記載の方法。
  107. 前記治療薬が、血管新生阻害剤を含む、請求項101〜106のいずれかに記載の方法。
  108. 前記血管新生阻害剤が、VEGF阻害剤を含む、請求項107に記載の方法。
  109. 前記VEGF阻害剤が、ベバシズマブ、ラニビズマブ、アフリベルセプト、ペガプタニブ、チボザニブ、3−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−5−[3−(4−ピロリジン1−イル−ブチル)−ウレイド]−イソチアゾール−4−カルボン酸アミド塩酸塩、アキシチニブ、N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−6−メトキシ−7−[(1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ]キナゾリン−4−アミン、VEGF−R2およびVEGF−R1の阻害剤、アキシチニブ、N,2−ジメチル−6−(2−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピリジン−7−イルオキシ)ベンゾ[b]チオフェン−3−カルボキサミド、RET/PTC発癌性キナーゼのチロシンキナーゼ阻害剤、N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−6−メトキシ−7−[(1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ]キナゾリン−4−アミン、パン−VEGF−R−キナーゼ阻害剤、プロテインキナーゼ阻害剤、マルチターゲット型ヒト表皮受容体(HER)1/2および血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)1/2受容体ファミリーチロシンキナーゼ阻害剤、セジラニブ、ソラフェニブ、バタラニブ、グルファニド二ナトリウム、VEGFR2選択的モノクローナル抗体、アンギオザイム、siRNA系VEGFR1阻害剤、フマギリンおよびその類似体、VEGF受容体の可溶性外部ドメイン、サメ軟骨およびその誘導体、5−((7−ベンジルオキシキナゾリン−4−イル)アミノ)−4−フルオロ−2−メチルフェノール塩酸塩、これらの任意の誘導体およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、請求項108に記載の方法。
  110. 前記VEGF阻害剤が、ベバシズマブ、ラニビズマブまたはこれらの組み合わせを含む、請求項108に記載の方法。
  111. 前記絹マトリックスが、ヒドロゲル、マイクロ粒子、ナノ粒子、繊維、フィルム、凍結乾燥粉末、凍結乾燥ゲル、リザーバーインプラント、同種インプラント、チューブ、ゲル様またはゲル粒子、およびこれらの任意の組み合わせから成る群より選択される、請求項101〜110のいずれかに記載の方法。
  112. 前記少なくとも1つの治療薬が、絹ヒドロゲルに封入される、請求項101〜111のいずれかに記載の方法。
  113. 前記少なくとも1つの治療薬が、前記絹マイクロ粒子、絹ナノ粒子、ゲル様もしくはゲル粒子、またはこれらの任意の組み合わせに封入される、請求項101〜112のいずれかに記載の方法。
  114. 前記少なくとも1つの治療薬を封入している絹マイクロ粒子、絹ナノ粒子、ゲル様またはゲル粒子が、ヒドロゲルにさらに埋め込まれる、請求項113に記載の方法。
  115. 前記ヒドロゲルが、絹ヒドロゲルを含む、請求項114に記載の方法。
JP2014558897A 2012-02-22 2013-02-22 治療薬の眼への送達のための組成物および方法 Pending JP2015508104A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261601924P 2012-02-22 2012-02-22
US61/601,924 2012-02-22
PCT/US2013/027465 WO2013126799A1 (en) 2012-02-22 2013-02-22 Compositions and methods for ocular delivery of a therapeutic agent

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015508104A JP2015508104A (ja) 2015-03-16
JP2015508104A5 true JP2015508104A5 (ja) 2016-04-14

Family

ID=49006267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014558897A Pending JP2015508104A (ja) 2012-02-22 2013-02-22 治療薬の眼への送達のための組成物および方法

Country Status (6)

Country Link
US (2) US20150037422A1 (ja)
EP (1) EP2817031A4 (ja)
JP (1) JP2015508104A (ja)
CA (1) CA2865132A1 (ja)
HK (1) HK1205461A1 (ja)
WO (1) WO2013126799A1 (ja)

Families Citing this family (57)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA3144684A1 (en) * 2013-03-05 2014-09-12 University Of Pittsburgh - Of The Commonwealth System Of Higher Education Thermoresponsive hydrogel containing polymer microparticles for noninvasive ocular drug delivery
RU2768489C2 (ru) 2013-03-14 2022-03-24 Паноптика, Инк. Офтальмологические составы для доставки лекарственных средств к заднему сегменту глаза
US11376329B2 (en) 2013-03-15 2022-07-05 Trustees Of Tufts College Low molecular weight silk compositions and stabilizing silk compositions
ES2935659T3 (es) 2013-03-15 2023-03-09 Tufts College Composiciones de seda de bajo peso molecular y composiciones de seda estabilizadoras
ES2837626T3 (es) 2013-07-10 2021-07-01 Matrix Biology Inst Composiciones de hialuronano con alta elasticidad y usos de las mismas
US20150164882A1 (en) 2013-07-22 2015-06-18 Imprimis Pharmaceuticals, Inc. Pharmaceutical compositions for intraocular administration and methods for fabricating thereof
US20160279055A1 (en) 2013-07-22 2016-09-29 Imprimis Pharmaceuticals, Inc. Pharmaceutical ophthalmic compositions for intraocular administration and methods for fabricating thereof
US20150129457A1 (en) * 2013-07-22 2015-05-14 Imprimis Pharmaceuticals, Inc. Pharmaceutical compositions for intraocular administration and methods for fabricating thereof
CN104667287B (zh) * 2013-11-27 2018-02-06 山东博士伦福瑞达制药有限公司 用于治疗眼后房新生血管增生的眼用组合物及其用途
CN103656746A (zh) * 2013-12-13 2014-03-26 无锡合众信息科技有限公司 一种可自愈水凝胶玻璃体填充物及其制备方法
CN106102833A (zh) * 2014-01-08 2016-11-09 电路治疗公司 用于治疗性管理高眼压的方法
JP2017503028A (ja) * 2014-01-16 2017-01-26 オントジェネシス・エル・エル・シー 眼内血管新生及び/または漏出を治療するための組成物及び方法
US11324852B2 (en) 2014-02-04 2022-05-10 Amsilk Gmbh Coated silk films, methods for the production thereof and uses thereof
CN104027847B (zh) * 2014-06-20 2015-08-26 西安交通大学 一种附带血管网流道的人工软组织体的制造方法
US9840553B2 (en) 2014-06-28 2017-12-12 Kodiak Sciences Inc. Dual PDGF/VEGF antagonists
WO2016029034A1 (en) 2014-08-20 2016-02-25 Silk Technologies, Ltd. Fibroin-derived protein composition
JP6657193B2 (ja) 2014-09-17 2020-03-04 パンオプティカ,インコーポレイテッド 薬物送達および前眼部保護のための眼用製剤
CN104368046B (zh) * 2014-11-10 2016-01-13 四川大学 一种纤维增强型载药水凝胶人工角膜裙边支架及其制备方法
AU2015360469B2 (en) * 2014-12-10 2021-03-25 Incept, Llc Hydrogel drug delivery implants
CN104587531B (zh) * 2014-12-25 2016-05-04 南京臻泉医药科技有限公司 一种修复关节软骨损伤的凝胶支架的制备方法
US20160303281A1 (en) * 2015-04-17 2016-10-20 Rochal Industries, Llc Composition and kits for pseudoplastic microgel matrices
EP3291886A1 (en) 2015-05-04 2018-03-14 Ecole Polytechnique Federale de Lausanne (EPFL) Ophthalmic contact lens with a compressible affinity matrix
CN108135737B (zh) 2015-06-06 2021-11-05 拨云生物医药科技(广州)有限公司 用于治疗翼状胬肉的组合物和方法
TWI700085B (zh) 2015-06-22 2020-08-01 新源生物科技股份有限公司 酪胺酸激酶抑制劑之眼用調配物的用途
CN105169476B (zh) * 2015-09-15 2018-06-22 王岩松 一种医用原位凝胶的制备方法及其应用
WO2017053686A1 (en) * 2015-09-24 2017-03-30 Massachusetts Eye And Ear Infirmary Drug delivery system and methods of use
RU2727809C2 (ru) 2015-09-24 2020-07-24 Матрикс Байолэджи Инститьют Композиции гиалуроновой кислоты с высокоэластичными свойствами и способы их применения
CN106692977A (zh) * 2015-11-11 2017-05-24 陶虎 一种蚕丝蛋白胶囊及其制备方法
AU2016381964B2 (en) 2015-12-30 2024-02-15 Kodiak Sciences Inc. Antibodies and conjugates thereof
CA3010862A1 (en) * 2016-01-08 2017-07-13 Clearside Biomedical, Inc. Methods and devices for treating posterior ocular disorderswith aflibercept and other biologics
WO2017165449A1 (en) * 2016-03-22 2017-09-28 University Of Pittsburgh - Of The Commonwealth System Of Higher Education Thermoresponsive hydrogel containing polymer microparticles for noninvasive ocular biologic delivery
AU2017267370B2 (en) 2016-04-08 2021-07-08 Cornell University A method to enhance wound healing using silk-derived protein
DK3245988T3 (da) 2016-05-18 2024-01-29 Sonikure Holdings Ltd System til ultralydsforstærket transskleral levering af lægemidler
JP7079243B2 (ja) 2016-06-02 2022-06-01 エイディーエス セラピューティクス リミテッド ライアビリティ カンパニー 緑内障手術の成功率を向上させるためにニンテダニブを使用する組成物および方法
US11395853B2 (en) 2016-06-23 2022-07-26 University Of Pittsburgh - Of The Commonwealth System Of Higher Education Biomimetic drug delivery of an immunomodulatory agent for the treatment of ocular conditions
US11278546B2 (en) * 2016-07-22 2022-03-22 Aiviva Biopharma, Inc. Multikinase inhibitors and uses in ocular fibrosis
EP3496662A4 (en) 2016-08-12 2019-10-30 Silk Technologies Ltd. PROTEIN DERIVED FROM SILK FOR THE TREATMENT OF INFLAMMATION
US20190216857A1 (en) * 2016-09-09 2019-07-18 Cornell University Delivery of nucleic acids, proteins and small molecules in vitreous vesicular bodies
LT3513809T (lt) 2016-09-13 2022-05-10 Kyowa Kirin Co., Ltd. Medicininė kompozicija, apimanti tivozanibą
WO2019055594A1 (en) 2017-09-13 2019-03-21 North Carolina State University BRUSHING ADIPOSE TISSUE INDUCED LOCALLY BY MICRO-NEEDLE STAMPS FOR THE TREATMENT OF OBESITY
WO2019094702A1 (en) * 2017-11-10 2019-05-16 Cocoon Biotech Inc. Ocular applications of silk-based products
CN108079431A (zh) * 2018-02-12 2018-05-29 南通纺织丝绸产业技术研究院 一种多层丝素蛋白复合针壁微针
CN108310618A (zh) * 2018-02-12 2018-07-24 南通纺织丝绸产业技术研究院 一种多层复合针壁丝素蛋白微针及其制备方法
CN108392728A (zh) * 2018-02-12 2018-08-14 南通纺织丝绸产业技术研究院 一种丝素蛋白多层复合微针及其制备方法
AU2019226051B2 (en) * 2018-02-26 2024-05-02 Yissum Research Development Company Of The Hebrew University Of Jerusalem Ltd Drug delivery systems
CN112368011A (zh) * 2018-04-11 2021-02-12 俄亥俄州创新基金会 缓释微粒用于眼用药物递送的方法和组合物
US11357874B2 (en) 2018-09-11 2022-06-14 Stanley Satz Tumor targeted radionuclide therapy and molecular imaging of HER2+ cancers and other neoplasms
JP2022501438A (ja) 2018-09-21 2022-01-06 アウフバウ・メディカル・イノベイションズ・リミテッドAufbau Medical Innovations Limited 緑内障用の組成物および方法
US11883525B2 (en) 2019-05-31 2024-01-30 Dose Medical Corporation Bioerodible polyester polymer axitinib ocular implants and related methods of use
AU2020288624A1 (en) 2019-06-04 2022-02-03 Cocoon Biotech Inc. Silk-based products, formulations, and methods of use
JP2022553640A (ja) 2019-10-10 2022-12-26 コディアック サイエンシーズ インコーポレイテッド 眼障害を処置する方法
US20210127976A1 (en) * 2019-11-01 2021-05-06 Koninklijke Philips N.V. System and method for assessing preparedness for imaging procedures
WO2021205471A1 (en) * 2020-04-06 2021-10-14 Jawaharlal Nehru Centre For Advanced Scientific Research Composition, injectable hydrogel and methods thereof
CN113440604B (zh) * 2021-06-24 2022-05-31 浙江泽瑞生物医药有限公司 一种有效抑制血糖的索马鲁肽的口服缓释片剂及其制备方法
WO2023039168A1 (en) * 2021-09-09 2023-03-16 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Use of verteporfin to modulate wound healing after an ocular surgical procedure or ocular injury
WO2023240062A1 (en) 2022-06-07 2023-12-14 Adverum Biotechnologies, Inc. Melanopsin variants for vision restoration
CN116687840B (zh) * 2023-08-03 2023-10-20 四川省医学科学院·四川省人民医院 一种用于治疗眼部病状的凝胶制剂及其制备方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SU1505542A1 (ru) * 1988-01-13 1989-09-07 А. И. Иголкин Медицинска пипетка А.И.Иголкина дл глазных капель
AUPQ496500A0 (en) * 2000-01-06 2000-02-03 University Of Sydney, The Kit
MXPA05000773A (es) * 2002-08-05 2005-04-19 Alcon Inc Uso de acetato de anecortave para la proteccion de la agudeza visual en pacientes con degeneracion macular relacionada con la edad.
US20070026043A1 (en) * 2003-11-20 2007-02-01 Angiotech International Ag Medical devices combined with diblock copolymer compositions
CN104174071A (zh) * 2004-04-28 2014-12-03 安希奥设备国际有限责任公司 用于形成交联生物材料的组合物和系统及关联的制备方法与用途
CA2608862C (en) * 2004-06-11 2020-05-05 Trustees Of Tufts College Silk-based drug delivery system
EP2029746B1 (en) * 2006-06-12 2012-07-04 Exegenics, Inc., D/b/a Opko Health, Inc. Compositions and methods for sirna inhibition of angiogenesis
KR101839659B1 (ko) * 2007-05-29 2018-03-16 트러스티즈 오브 터프츠 칼리지 음파 처리를 이용한 실크 피브로인 겔화 방법
US20110206773A1 (en) * 2008-05-20 2011-08-25 Yale University Sustained delivery of drugs from biodegradable polymeric microparticles
US20110008437A1 (en) * 2009-04-20 2011-01-13 Altman Gregory H Silk Fibroin Hydrogels and Uses Thereof
US20110111031A1 (en) * 2009-04-20 2011-05-12 Guang-Liang Jiang Drug Delivery Platforms Comprising Silk Fibroin Hydrogels and Uses Thereof
US9603971B2 (en) * 2010-03-05 2017-03-28 Trustees Of Tufts College Silk-based ionomeric compositions
CA2795720A1 (en) * 2010-04-12 2011-10-20 R-Tech Ueno, Ltd. Pharmaceutical composition for treating macular edema

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015508104A5 (ja)
US20170173161A1 (en) Compositions and methods for ocular delivery of a therapeutic agent
JP6009511B2 (ja) 萎縮性加齢性黄斑変性の処置方法
JP2018171519A (ja) 持続型薬物送達インプラント
JP6980671B2 (ja) 眼科用組成物
Bansal et al. Posterior segment drug delivery devices: current and novel therapies in development
US20230398063A1 (en) Methods and compositions for sustained release microparticles for ocular drug delivery
CN103052367A (zh) 用于玻璃体内注射的方法、装置及组合物
Robert et al. A drug delivery system for administration of anti–TNF-α antibody
KR20210138596A (ko) 치료제의 안구 투여용 약물전달 조성물 및 이의 사용방법
CA2830555A1 (en) Intraocular drug delivery device and associated methods
KR20190110101A (ko) 안구내 약물 전달 장치 및 관련 방법들
Everaert Evaluation of newly developed HPMC ophthalmic inserts with sustained release properties as a carrier for thermolabile therapeutics
Luis-de-Redín-Subirá Nanoparticles as carriers for the delivery of bevacizumab
Robert et al. A Drug Delivery System for Administration of Anti–TNF-a Antibody
BR102020000561A2 (pt) Implante polimérico biodegradável revestido por nanofibras poliméricas para administração intraocular de fármacos, processo e uso
JP2015074641A (ja) 眼内薬物送達デバイスおよび付随する方法
AU2013245543A1 (en) Intraocular drug delivery device and associated methods