JP2015507142A - 流体を調量する弁 - Google Patents

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Abstract

本発明は、流体を調量する弁構成群と、該弁構成群に対応して設けられた液圧式のカプラとを備え、該カプラは、ポット底部、ポット壁及びポット開口を備えたハウジングポットと、該ハウジングポット内において軸方向摺動可能に案内されていて前記ポット底部と共に液体を満たされたカプラ間隙を画定しかつ前記ポット壁と共にリング間隙を画定しているピストンと、キャップ底部(321)及びキャップ周壁(322)を備えたキャップ形のダイヤフラム(32)とを有し、該ダイヤフラム(32)はそのキャップ底部(321)で、前記ポット開口(303)において前記リング間隙(34)を覆っていて、かつ前記キャップ周壁(322)で、ハウジングポットの前記ポット壁に被さっていて、かつ前記ピストン及び前記ポット壁にそれぞれ液体が密閉されるように固定されている、流体を調量する弁に関する。このような弁において、ダイヤフラム(32)とピストン及びハウジングポットとの間で閉鎖された補償容積の十分に大きな容積、つまりカプラ間隙における液体容積の、圧力下で発生する容積変化を吸収することができる大きな容積を得るために、前記キャップ周壁(322)は、複数の弾性的な変形領域を備えており、これらの弾性的な変形領域は、周方向において連続していて半径方向内側に向かって凹んだ軸方向に延びる凹部(39)によって形成されている。

Description

本発明は、請求項1の前段部に記載された、流体を調量する弁に関し、この場合流動する媒体に対する上位の概念である流体という表現は、気体及び液体の両方を含む概念である。
公知の燃料噴射弁(独国特許出願公開第102004002134号明細書)は、弁ハウジング内に収容された弁構成群内に配置されている液圧式のカプラを有している。この弁構成群は、噴射開口を制御する弁ニードルと、この弁ニードルを操作する圧電式又は磁歪式のアクチュエータとから成っている。カプラはまた、各1つのカルダン式の支持部を介して弁ニードル及びアクチュエータに摩擦力接続式に支持されている。液圧式のカプラは、温度変化に起因する弁ハウジング又は弁ニードルとアクチュエータとの伸びの差によって生ぜしめられる長さの差異を補償するために用いられる。カプラによる補償作用によって、弁ニードルとアクチュエータとの間に間隙が形成され得なくなり、かつアクチュエータの全行程を弁ニードルに対して1:1の比で伝達することが保証される。液圧式のカプラは、ポット底部、ポット周壁及びポット開口を備えたハウジングポットと、このハウジングポット内において軸方向摺動可能に案内されているピストンとを有しており、このピストンとポット底部との間には、液体を満たされたカプラ間隙が設けられ、かつピストンとポット周壁との間には、リング間隙が設けられている。リング形状の第1のダイヤフラムは、そのダイヤフラム外縁部でポット周壁に固定され、かつそのダイヤフラム内縁部でピストンに固定されており、かつポット開口においてポット周壁とピストンとの間におけるリング間隙を、液体を満たされた第1の補償室を閉鎖しながらシールしている。ポット底部の、ピストンとは反対の側に配置された第2のダイヤフラムが、ハウジングポットと共働して、液体が満たされた第2の補償室を閉鎖しており、この第2の補償室は、一方では絞り孔を介してカプラ間隙に接続され、かつ他方ではピストンを貫通する接続通路を介して第1の補償室に接続されている。例えばハイドロリックオイルである液体によってカプラ間隙及び両補償室を満たすことは、気密に閉鎖可能な充填通路を介して行われ、この充填通路は、例えば、ポット周壁に設けられた半径方向孔によって形成されており、この半径方向孔は、第1の補償室と第2の補償室との間の接続通路に開口している。
発明の開示
請求項1に記載された特徴的な構成を有する本発明による調量弁は、次のような利点を有している。すなわち本発明による調量弁では、ポット壁を少なくとも部分的に覆っている、ダイヤフラムのキャップ周壁は、その弾性的な変形領域に基づいて、圧力下において大きく変形することができる。これによって、ダイヤフラムとハウジングポットとの間に閉じ込められた補償室が、ピストンの押圧負荷時にカプラ間隙から押し出されたカプラ液を収容するのに十分な大きさの容積を有するようになる。ピストンの押圧負荷時に、ダイヤフラムの弾性変形されたカプラ周壁によって生ぜしめられる押圧力は、補償室内に貯えられた液体容量をリング間隙を介してカプラ間隙に押し戻し、かつカプラ間隙を再び増大させるのに、十分な大きさを有している。
本発明の好適な態様では、弾性的な変形領域は、周方向において互いに連続していて半径方向内側に向かって凹んだ軸方向に延びる凹部によって形成されている。これによって、必要な大きさの補償容積を備えた弾性的な変形領域を、製造技術的に簡単に実現することができる。
カプラ周壁における弾性的な変形領域によって得られる、ダイヤフラムとハウジングポットとの間における補償容積に基づいて、公知の燃料噴射弁における冒頭に述べたカプラとは異なり、ポット底部と第2のダイヤフラムとの間における第2の補償室を備えた、通常鋼から製造された第2のダイヤフラムを、省くことができる。このことは、調量弁に対する製造コストの大幅な低減を意味する。ハウジングポットのポット底部における第2のダイヤフラムを省くことによって、さらに、弁の技術的な改善や簡単化に対するさらなる構造的な可能性が得られる。
本発明の好適な態様によれば、例えばハイドロリックオイルである液体によってカプラ間隙を満たすために必要な充填開口は、単純な軸方向孔として、好ましくは段付孔として、ハウジングポットのポット底部に設けることができる。軸方向孔への、好ましくは段付孔の大径の孔部分への閉鎖体の圧入によって、充填開口は、カプラ間隙の充填後に確実に閉鎖することができる。
本発明の別の好適な態様によれば、弁構成群とハウジング部分との間又は弁構成群の2つの弁部材の間におけるカプラのカルダン式の支持は、ハウジングポットのポット底部において直に行うことができ、これによって支持部の構造的及び製造技術的な構成が、著しく単純になる。
そのために本発明の好適な態様によれば、ハウジングポットは、弁ハウジングを密閉する接続部材における端面側の中空室内に収容されており、かつポット底部と有底孔の底部との間に形成されたカルダン式の支持部を介して、接続部材に支持されており、これに対してピストンは弁構成群に堅く結合されている。
本発明の別の好適な態様によれば、カプラは、弁構成群の内部に配置されていて、各1つのカルダン式の支持部を介して弁構成群の構成エレメントに支持されており、ハウジングポットは、ポット底部と、1つの構成エレメントを形成するアクチュエータとの間に形成された第1のカルダン式の支持部を介して、アクチュエータに支持され、さらにピストンは第2のカルダン式の支持部を介して、他の構成エレメントを形成する弁ニードルに支持されている。弁構成群の2つの構成エレメントの間に、つまり弁ニードルとこの弁ニードルを操作するアクチュエータとの間に、カプラを配置する構成には、さらに次のような利点がある。すなわちこのような配置構成では、アクチュエータの電気的な接続路、つまり接続部材の領域において弁ハウジングに形成された電気的なコネクタに通じている電気的な接続路を、カプラを越えて導く必要がなくなる。これによって、カプラの外径を大きくすることができ、ひいてはダイヤフラムのキャップ周壁による圧力に起因する容積変化を、さらに著しく改善することができる。
本発明の別の好適な態様によれば、ポット底部を覆う第2のダイヤフラムがないことによって、ハウジングポットは、弁ハウジングを密閉する接続部材に堅く結合されること、好ましくは接続部材に一体に成形されることができ、これによって、弁の全体構成が製造技術的に簡単になる。この場合ピストンは、カルダン式の支持部を介して弁構成群に支持されている。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
流体を調量する弁を示す縦断面図である。 図1のIIで示した部分の拡大図である。 図1に示した調量弁におけるカプラのダイヤフラムを示す側面図である。 図3の矢印IVの方向からダイヤフラムを見た正面図である。 図3のV−V線に沿ったダイヤフラムの断面図である。 変化態様による液圧式のカプラを示す、図2に対応する図である。 第2実施形態による調量弁を部分的に示す側面図である。
図1に縦断面図で示された、流体を調量する弁は、例えば、内燃機関の燃料噴射装置において燃料を噴射する噴射弁として使用される。この弁は、流体を調量する弁構成群と、この弁構成群に対応して設けられた液圧式のカプラ11とを有している。弁構成群及び液圧式のカプラ11は、弁ハウジング12内に収容されており、この弁ハウジング12は、一方の端面において接続部材13によって、かつ他方の端面において弁体14によって、それぞれ流体が密閉されるように閉鎖されている。接続部材13は、流体のための流入部15を備え、弁体14は流体のための調量開口16を備えている。中空円筒形の流路17は、流入部15から調量開口16に向かって延びていて、接続部材13に設けられた少なくとも1つの孔18を介して、流入部15に接続され、かつ弁体14に設けられた半径方向孔19を介して、調量開口16の上流側に位置する弁室20に接続されている。流路17は、外側を弁ハウジング132によって、かつ内側をスリーブ21によって画定されており、このスリーブ21は、一側で接続部材13に、かつ他側で弁体14にそれぞれ流体が密閉されるように固定されている。弁構成群は、調量開口16を制御する弁ニードル22と、弁ニードル22を操作する圧電式又は磁歪式のアクチュエータ23とを有している。調量開口16を開閉するために、弁ニードル22は閉鎖ヘッド24を有しており、この閉鎖ヘッド24は、弁ニードル22に作用しかつ弁体14に支持されている弁閉鎖ばね25の作用下で、調量開口16を取り囲む弁座26に押し付けられている。給電時にアクチュエータ23は、弁閉鎖ばね25の力に抗して弁ニードル22を移動させ、その結果閉鎖ヘッド24は、外方に向かって弁座26から持ち上がり、調量開口16を開放する。給電のためにアクチュエータ23は、コンタクトブリッジ27を介して、弁ハウジング12に一体成形されたコネクタ28に接続されている。弁閉鎖ばね25、アクチュエータ23及び液圧式のカプラ11は、スリーブ21内に収容されている。図示の実施形態では、カプラ11は弁構成群と接続部材13との間において摩擦力接続式(kraftschluessig)に緊締されており、この場合アクチュエータ23は、カルダン式の支持部45を介して、弁ニードル22の、閉鎖ヘッド24とは反対側の端部に当て付けられ、かつカプラ11は、カルダン式の支持部29を介して接続部材13に当て付けられている。
図2に拡大して示された液圧式のカプラ11は、ポット底部301、ポット壁302及びポット開口303を備えたハウジングポット30と、ピストン31と、キャップ底部321及びキャップ周壁322を備えたキャップ形のダイヤフラム32と、を有している。ピストン31は、軸方向摺動可能にハウジングポット30内において案内されていて、ポット底部301に対して、例えばハイドロリックオイルである液体を満たされたカプラ間隙33を画定し、かつポット壁302に対してリング間隙34を画定している。ダイヤフラム32は、キャップ底部321で、ポット開口303においてリング間隙34を覆っており、キャップ周壁322で、ハウジングポット30のポット壁302を覆い、かつピストン31及びポット壁302にそれぞれ液体が密閉されるように固定されている。これによってダイヤフラム32とピストン31及びハウジングポット30との間に、補償室35が生ぜしめられ、この補償室35は、リング間隙34を介してカプラ間隙33に接続されている。液体、例えばハイドロリックオイルであるいわゆるカプラ液による、カプラ間隙33及び補償室35の充填は、ハウジングポット30のポット底部301に設けられた充填開口36を介して行われ、この充填開口36は、軸方向の段付孔として形成されていて、その小径の孔部分はカプラ間隙33に開口し、大径の孔部分は、閉鎖栓体37を収容するために使用される。図2から分かるように、ポット壁302を覆うキャップ周壁322は、ハウジングポット30のポット壁302の軸方向長さの半分よりも長く延びていて、その周壁縁部において又はその近傍においてポット壁302に、図示の実施形態では環状の溶接シーム38によって固定されている。
図3、図4及び図5には、キャップ形のダイヤフラム32が側面図、正面図及び断面図で拡大して示されている。キャップ周壁322は、滑らかな面で形成されているのではなく、複数の弾性的な変形領域を備えており、これらの変形領域は、周方向において連続していて半径方向内側に向かって凹んだ軸方向に延びる凹部39によって形成されている。ダイヤフラム32が通常のように鋼から成っている場合には、凹部39はキャップ周壁322に押込み加工されている。しかしながらまたダイヤフラム32は、エラストマから製造されていてもよく、この場合には凹部39はダイヤフラム32の製造時に一緒に成形される。
ダイヤフラム32のキャップ底部321は、中央の開口40と、この開口40を取り囲んでいてキャップ内部に突出するホッパ形状の底部領域41を有している(図3及び図4)。ピストン31の、カプラ間隙33とは反対側の端面に、キャップ底部321を固定するために、ホッパ形状の底部領域41は、ピストン31に形成された中央の有底孔42内に進入しており(図2)、かつこの有底孔42内に圧入されたピン43によってピストン31と堅く結合されている。択一的に又は付加的に、底部領域41は、有底孔42内においてもピストン31と溶接されていてよい。
ハウジングポット30は、接続部材13に設けられた端面を開放された中空室44内に、遊びをもって収容されており、かつポット底部301と中空室底部441との間に形成されたカルダン式の支持部29を介して、接続部材13に支持されている。ピストン31はアクチュエータ23と堅く結合されていて、このアクチュエータ23は、そのために軸方向に突出するピン231を有しており、このピン231は、有底孔42から突出するピン43の端面側における凹部に圧入されている。
温度変化によって、アクチュエータ23と弁ハウジング12との異なった熱膨張により、アクチュエータ23又は弁ハウジング12が異なった伸びを生ぜしめると、カプラ間隙33に対するピストン31の圧力が増大する。カプラ間隙33における高められた圧力によって、カプラ液はカプラ間隙33から押し退けられ、リング間隙34を介して、ダイヤフラム32によって閉鎖された補償室35内に押し込まれる。押し退けられた液体の圧力によって、ダイヤフラム32のキャップ周壁322における凹部39は大きく変形し、その結果、カプラ間隙33から押し退けられた液体は、補償室35内に完全に収容される。温度変化の結果、カプラ間隙33に対するピストン圧が再び低下すると、キャップ周壁322の変形した凹部39は、ピストン31の移動と同時に、液体を補償室35からリング間隙34を介して再びカプラ間隙33に押し戻すのに十分な押圧力を生ぜしめる。
図6には、別の実施形態による弁が部分的に示されている。この弁が上に述べた弁と異なっているのは、ハウジングポット30が接続部材13と一体に形成されていて、これによってハウジングポット30のポット底部が接続部材13によって形成されていて、カプラ間隙33がピストン31と接続部材13とによって画定されていることである。ポット底部におけるカルダン式の支持部は、省かれていて、その代わりに、アクチュエータ23のピン231とピストン31との間にカルダン式の支持部46が設けられている。そのためにピン231は、丸み部を備えたヘッドで、ピストン31における有底孔42内に進入し、そこで摩擦力接続式に支持されている。
図7に一部を示した弁は、液圧式のカプラ11が弁構成群の内部に、つまり弁ニードル22とアクチュエータ23との間において摩擦力接続式に緊締されている点において異なっている。ハウジングポット30は、ポット底部301とアクチュエータ23との間に形成されたカルダン式の支持部47を介してアクチュエータ23に支持されていて、かつ弁ニードル22の、閉鎖ヘッドとは反対側の端部とピン43との間に形成されたカルダン式の支持部48を介して、弁ニードル22に支持されている。図7に示すように弁構成群の内部に液圧式のカプラ11が配置されている構成は、図1に示すように弁構成群と接続部材13との間に液圧式のカプラ11が配置されている構成に対して、コネクタ28からアクチュエータ23へのコンタクトブリッジ27を液圧式のカプラ11を介して導く必要がない、という利点を有している。これによって、液圧式のカプラ11の直径を著しく大きく寸法設定することができる。図7に示した弁はその基本構造において、図1及び図2に示した弁と同じであるので、同じ部材には同一符号が付されている。

Claims (15)

  1. 流体を調量する弁構成群と、該弁構成群に対応して設けられた液圧式のカプラ(11)とを備え、
    該カプラ(11)は、ポット底部(301)、ポット壁(302)及びポット開口(303)を備えたハウジングポット(30)と、該ハウジングポット(30)内において軸方向摺動可能に案内されていて前記ポット底部(301)と共に液体を満たされたカプラ間隙(33)を画定しかつ前記ポット壁(302)と共にリング間隙(34)を画定しているピストン(31)と、キャップ底部(321)及びキャップ周壁(322)を備えたキャップ形のダイヤフラム(32)とを有し、
    該ダイヤフラム(32)はそのキャップ底部(321)で、前記ポット開口(303)において前記リング間隙(34)を覆っていて、かつ前記キャップ周壁(322)で、前記ハウジングポット(30)の前記ポット壁(302)に被さっていて、かつ前記ピストン(31)及び前記ポット壁(302)にそれぞれ液体が密閉されるように固定されている、流体を調量する弁であって、
    前記キャップ周壁(322)は、複数の弾性的な変形領域を備えて構成されていることを特徴とする、流体を調量する弁。
  2. 前記弾性的な変形領域は、周方向において互いに連続していて半径方向内側に向かって凹んだ軸方向に延びる凹部(39)によって形成されている、請求項1記載の弁。
  3. 前記ダイヤフラム(32)は鋼から成っており、前記凹部(39)は前記キャップ周壁(322)に押込み加工されている、請求項2記載の弁。
  4. 前記キャップ周壁(322)は、前記ハウジングポット(30)の前記ポット壁(302)の軸方向長さの半分を超えて延在している、請求項1から3までのいずれか1項記載の弁。
  5. 前記ハウジングポット(30)の前記ポット壁(302)における前記ダイヤフラム(32)の固定が、前記キャップ周壁(322)の周壁縁部において又は該周壁縁部の近傍において、好ましくは溶接によって行われている、請求項1から4までのいずれか1項記載の弁。
  6. 前記キャップ底部(321)は、中央の開口(40)と、該開口(40)を取り囲んでいてキャップ内部に進入しているホッパ形状の底部領域(41)とを有し、前記ピストン(31)は、端面側に設けられた中央の有底孔(42)を有しており、前記ピストン(31)における前記ダイヤフラム(32)の固定が、前記有底孔(42)における前記底部領域(41)の固定によって、好ましくは溶接によって行われている、請求項1から5までのいずれか1項記載の弁。
  7. 前記ポット底部(301)に、前記カプラ間隙(33)において開口している、液体のための充填開口(36)が設けられており、該充填開口(36)は液体が密閉されるように閉鎖可能である、請求項6記載の弁。
  8. 前記弁構成群及び前記カプラ(11)は、弁ハウジング(12)内に配置されていて、前記カプラ(11)は、前記弁構成群と、前記弁ハウジング(12)を閉鎖している接続部材(13)との間において摩擦力接続式に緊締されている、請求項1から7までのいずれか1項記載の弁。
  9. 前記ハウジングポット(30)は、前記接続部材(13)における端面側が開放した中空室(44)内に収容されていて、前記ポット底部(301)と中空室底部(441)との間に形成されたカルダン式の支持部(29)を介して、接続部材(13)に支持され、かつ前記ピストン(31)は、前記弁構成群に堅く結合されている、請求項8記載の弁。
  10. 前記弁構成群は、弁ニードル(22)と、該弁ニードル(22)を操作する圧電式又は磁歪式のアクチュエータ(23)とを有しており、該アクチュエータ(23)は、カルダン式の支持部(45)を介して前記弁ニードル(22)に支持され、かつ前記カプラ(11)の前記ピストン(31)と堅く結合されている、請求項9記載の弁。
  11. 前記ハウジングポット(30)は、前記接続部材(13)に堅く、好ましくは一体に結合されていて、前記ピストン(31)は、カルダン式の支持部(46)を介して前記弁構成群に支持されている、請求項8記載の弁。
  12. 前記弁構成群は、弁ニードル(22)と、該弁ニードル(22)を操作する圧電式又は磁歪式のアクチュエータ(23)とを有しており、かつ該アクチュエータ(23)は、第1のカルダン式の支持部(47)を介して前記弁ニードル(22)に支持され、第2のカルダン式の支持部(46)を介して前記ピストン(31)に支持されている、請求項11記載の弁。
  13. 前記アクチュエータ(23)は、前記ピストン(31)の前記有底孔(42)に進入するピン(231)を有しており、かつ第2のカルダン式の支持部(46)は、前記ピン(231)と前記有底孔(42)との間において形成されている、請求項12記載の弁。
  14. 前記カプラ(11)は、前記弁構成群において緊締されていて、各1つのカルダン式の支持部(47,48)を介して、前記弁構成群の1つの構成エレメントに支持されている、請求項1から7までのいずれか1項記載の弁。
  15. 前記弁構成群は、弁ニードル(22)と、該弁ニードル(22)を操作する圧電式又は磁歪式のアクチュエータ(23)とを有しており、前記ハウジングポット(30)は、第2のポット底部(301)と前記アクチュエータ(23)との間に形成された第1のカルダン式の支持部(47)を介して、アクチュエータ(23)に支持され、かつ前記ピストン(31)は、第2のカルダン式の支持部(48)を介して前記弁ニードル(22)に支持されている、請求項14記載の弁。
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