JP2015506404A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2015506404A5
JP2015506404A5 JP2014554789A JP2014554789A JP2015506404A5 JP 2015506404 A5 JP2015506404 A5 JP 2015506404A5 JP 2014554789 A JP2014554789 A JP 2014554789A JP 2014554789 A JP2014554789 A JP 2014554789A JP 2015506404 A5 JP2015506404 A5 JP 2015506404A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon atoms
group
alkyl
formula
vinyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014554789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015506404A (ja
JP6209539B2 (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from PCT/US2013/022670 external-priority patent/WO2013112530A2/en
Publication of JP2015506404A publication Critical patent/JP2015506404A/ja
Publication of JP2015506404A5 publication Critical patent/JP2015506404A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6209539B2 publication Critical patent/JP6209539B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、例えば、以下を提供する:
(項目1)
(1)ヒドロキシル基、(2)少なくとも1つのアルデヒド基または少なくとも1つのケトン基を含む部分、および(3)少なくとも1つのビニルおよび/または置換ビニル基を含む部分が付加されている少なくとも1つのトリグリセリド油から構成される自己架橋性プレポリマー組成物。
(項目2)
前記トリグリセリド油に、エポキシ基が付加されている、項目1に記載の自己架橋性プレポリマー組成物。
(項目3)
遊離カルボン酸基またはイオン化カルボン酸基をさらに含む、項目1に記載の自己架橋性プレポリマー組成物。
(項目4)
前記少なくとも1つのビニルおよび/または置換ビニル基を含む部分が、無水マレイン酸、イタコン酸無水物、アクリル酸およびメタクリル酸からなる群から選択されるメンバーから誘導される、項目1〜3のいずれかに記載の自己架橋性プレポリマー組成物。
(項目5)
前記少なくとも1つのアルデヒド基または少なくとも1つのケトン基を含む部分が式:
Figure 2015506404

(式中、Aは1〜20個の炭素原子を含むヒドロカルビル部分を表し、Rは、水素原子、または1〜8個の炭素原子を含むアルキル基を表す)
のものである、項目1〜4のいずれかに記載の自己架橋性プレポリマー組成物。
(項目6)
前記少なくとも1つのアルデヒド基または少なくとも1つのケトン基を含む部分が式:
Figure 2015506404

(式中、nは1〜8の整数を表し、Rは水素原子またはメチル基を表す)
のものである、項目1〜5のいずれかに記載の自己架橋性プレポリマー組成物。
(項目7)
nが2を表す、項目6に記載の自己架橋性プレポリマー組成物。
(項目8)
Rがメチル基を表す、項目6に記載の自己架橋性プレポリマー組成物。
(項目9)
前記少なくとも1つのビニルおよび/または置換ビニル基を含む部分が、
Figure 2015506404
(式中、mは0〜8の整数を表し、R 、R およびR は同じであっても異なっていてもよく、水素原子、または1〜8個の炭素原子を含むアルキル基を表す)
からなる群から選択される式のものである、またはそうした部分の混合物であり、前記自己架橋性プレポリマーが水分散性である、項目1〜8のいずれかに記載の自己架橋性プレポリマー組成物。
(項目10)
mが0を表す、項目9に記載の自己架橋性プレポリマー組成物。
(項目11)
水、ならびに(1)ヒドロキシル基、(2)エポキシ基、(3)少なくとも1つのアルデヒド基または少なくとも1つのケトン基を含む部分、および(4)少なくとも1つのカルボキシル基またはその塩を含む部分が付加されている分散されたトリグリセリド油から構成される水性自己架橋性プレポリマー分散物。
(項目12)
前記分散物がイオン化塩基からさらに構成される、項目11に記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
(項目13)
前記イオン化塩基が、1〜8個の炭素原子を含むアルキル基を有するトリアルキルアミンからなる群から選択される、項目12に記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
(項目14)
前記トリグリセリド油が、前記トリグリセリド油に付加された少なくとも1つのビニルおよび/または置換ビニル基を含む部分を追加的に有する、項目11〜13のいずれかに記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
(項目15)
前記少なくとも1つのアルデヒド基または少なくとも1つのケトン基を含む部分が式:
Figure 2015506404

(式中、nは1〜8の整数を表し、Rは水素原子またはメチル基を表す)
のものである、項目11〜14のいずれかに記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
(項目16)
nが2を表す、項目15に記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
(項目17)
Rがメチル基を表す、項目15または16に記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
(項目18)
前記少なくとも1つのビニル基を含む部分が、
Figure 2015506404
(式中、mは0〜8の整数を表し、R 、R およびR は同じであっても異なっていてもよく、水素原子、または1〜8個の炭素原子を含むアルキル基を表す)
からなる群から選択される式のものである、またはそうした部分の混合物である、項目14〜17のいずれかに記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
(項目19)
mが0を表す、項目18に記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
(項目20)
追加的なフリーラジカル重合可能な1種または複数のモノマーをさらに含む、項目1〜10のいずれかに記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
(項目21)
追加的なフリーラジカル重合可能な1種または複数のモノマーをさらに含む、項目11〜19のいずれかに記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
(項目22)
項目11〜19および21のいずれかに記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物ならびに少なくとも1つの顔料または着色剤から構成される、コーティング組成物。
(項目23)
項目11〜19および21のいずれかに記載の自己架橋性プレポリマー分散物ならびに少なくとも1つの湿潤剤から構成される、コーティング組成物。
(項目24)
項目11〜19および21のいずれかに記載の自己架橋性プレポリマー分散物ならびに少なくとも1つの消泡剤から構成される、コーティング組成物。
(項目25)
少なくとも1つの充填剤からさらに構成される、項目19に記載のコーティング組成物。
(項目26)
コーティングされた基材であって、その表面上に項目11〜19および21のいずれかに記載の自己架橋性プレポリマー分散物を有する基材から構成される、コーティングされた基材。
(項目27)
(1)エポキシ化トリグリセリド油を(2)ケトン官能化カルボン酸またはアルデヒド官能化カルボン酸と反応させてペンダントアルデヒド基またはケトン基を有するエポキシ化トリグリセリド油反応生成物を形成させるステップを含む、水分散性、自己架橋プレポリマー組成物を作製する方法であって、a)ジもしくはポリカルボン酸の無水物を前記エポキシ化トリグリセリド反応生成物と反応させるステップ、またはb)前記エポキシ化トリグリセリド油反応生成物に400ダルトン未満の分子量の分散剤を添加するステップによる分散剤をさらに含む方法。
(項目28)
前記分散剤が、ジまたはポリカルボン酸の無水物を前記トリグリセリド油反応生成物と反応させることによって誘導され、前記無水物の開環によって誘導される少なくとも1つのカルボン酸基をイオン化するステップをさらに含む、項目27に記載の水分散性、自己架橋プレポリマー組成物を作製するための方法。
(項目29)
前記エポキシ化トリグリセリド反応生成物をビニル官能化カルボン酸と反応させるステップをさらに含む、項目27または28に記載の水分散性、自己架橋プレポリマー組成物を作製するための方法。
(項目30)
追加的な有機カルボン酸を前記エポキシ化トリグリセリド反応生成物と反応させるステップをさらに含む、項目27または29に記載の水分散性、自己架橋プレポリマー組成物を作製するための方法。
(項目31)
前記追加的な有機カルボン酸が脂肪酸である、項目30に記載の水分散性、自己架橋プレポリマー組成物を作製するための方法。
(項目32)
希釈剤が、前記プレポリマーの処理を容易にするために添加される、項目27に記載の水分散性、自己架橋プレポリマー組成物を作製するための方法。
(項目33)
前記希釈剤がエチレン不飽和性二重結合を含む、項目32に記載の水分散性、自己架橋プレポリマー組成物を作製するための方法。
(項目34)
前記無水物が無水マレイン酸またはイタコン酸無水物を含む、項目28に記載の水分散性、自己架橋プレポリマー組成物を作製するための方法。
(項目35)
イオン化塩基を、前記プレポリマー組成物、または前記プレポリマー組成物がその中に分散されている水性媒体に直接添加するステップと、続いて、前記プレポリマーを水性媒体中でビニルモノマー希釈剤と重合させてコポリマーを生成するステップとを含む、項目34に記載の水分散性、自己架橋プレポリマー組成物を作製するための方法。
(項目36)
前記イオン化塩基がトリエチルアミンである、項目35に記載の水分散性、自己架橋プレポリマー組成物を作製するための方法。
(項目37)
a)1種または複数のビニルモノマーを水媒介性分散物に添加するステップと、b)前記自己架橋プレポリマーと前記1種または複数のビニルモノマーのフリーラジカル共重合を開始させるステップとをさらに含む、項目27〜31のいずれかに記載の水分散性、自己架橋プレポリマー組成物を作製するための方法。
(項目38)
項目27〜37のいずれかに記載の方法によって作製される水分散性、自己架橋プレポリマー組成物。
(項目39)
ヒドラジン含有部分をさらに含む、項目11〜19もしくは21のいずれかに記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物または項目38に記載の水分散性、自己架橋性プレポリマー分散物。
(項目40)
亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウム、亜硫酸カルシウム、亜硫酸マグネシウム、亜硫酸亜鉛、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸水素カリウム、亜硫酸水素アンモニウム、亜硫酸水素カルシウム、亜硫酸水素マグネシウムおよび亜硫酸水素亜鉛からなる群から選択される少なくとも1つのメンバーのスルフィットまたはビスルフィットからさらに構成される、項目11に記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
(項目41)
前記スルフィットまたはビスルフィットが、前記分散物の固形分含量に対して0.1重量%〜5.0重量%の範囲内にあるレベルで存在する、項目40に記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
(項目42)
前記分散物が表面活性剤からさらに構成される、項目11に記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
(項目43)
前記表面活性剤がスルフェートである、項目42に記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
(項目44)
前記表面活性剤がホスフェートである、項目42に記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
(項目45)
上記項目1〜10に記載のプレポリマーを別の水媒介性ポリマーに分散させることによって形成される水性分散物。
(項目46)
ポリウレタンプレポリマーを、上記項目(11〜44)のいずれかに記載の組成物からさらに構成される水性分散物に分散させることによって形成される水性分散物。
(項目47)
アクリルエマルジョンまたはポリウレタン分散物からさらに構成される、項目11または項目40に記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
本発明は、再生可能な資源からの原材料を高い含量で含む環境に優しいポリマーコーティングへの経済的な経路を提供する。これらのポリマーコーティングは、慣用的なコーティングシステムと競争できる性能特性も提供する。本発明がもとづくこの独特なポリマーは、大豆油、亜麻仁油または他のいくつかの天然油などのトリグリセリド油と、アクリレートまたはメタクリレートなどのビニル化合物およびスチレンなどのビニル芳香族モノマーとのコポリマーである。この独特なポリマーは、それらの分子量を構築するために生物再生不可能なジイソシアネートまたはポリイソシアネートを必要とすることなく、その代わり、フリーラジカル反応させて、ウレタンおよびウレタンハイブリッドと性能で匹敵するポリマーにすることができる。
少なくとも1つのアルデヒド基または少なくとも1つのケトン基を含む部分は式:
Figure 2015506404
(式中、Aは1〜20個の炭素原子を含むヒドロカルビル部分を表し、Rは水素原子、または1〜8個の炭素原子を含むアルキル基を表す)
のものである。多くの場合、これらの部分は式:
Figure 2015506404

(式中、nは1〜8の整数を表し、Rは水素原子またはメチル基を表す)
のものである。大抵の場合、nは2〜4の整数を表し、典型的にはnは2を表す。
少なくとも1つのビニルおよび/または置換ビニル基を含む部分は、
Figure 2015506404
(式中、は0〜8の整数を表し、R、RおよびRは同じであっても異なっていてもよく、水素原子、または1〜8個の炭素原子を含むアルキル基を表す)
からなる群から選択される式のものである、またはそうした部分の混合物である。大抵の場合、は0〜4の整数を表し、典型的にはは0である。通常、平均して1〜約4個の官能基がトリグリセリド油の各分子に付加しており、より典型的には、2または3個の官能基がトリグリセリド油の各分子に付加している。本発明の1つの実施形態では、プレポリマーを少なくとも1つの中和剤との反応によって中和し、水性媒体中に分散させる。

Claims (19)

  1. (1)ヒドロキシル基、(2)少なくとも1つのアルデヒド基または少なくとも1つのケトン基を含む部分、および(3)少なくとも1つのビニルおよび/または置換ビニル基を含む部分が付加されている少なくとも1つのトリグリセリド油から構成される自己架橋性プレポリマー組成物。
  2. 前記トリグリセリド油に、エポキシ基が付加されている、請求項1に記載の自己架橋性プレポリマー組成物。
  3. 遊離カルボン酸基またはイオン化カルボン酸基をさらに含む、請求項1に記載の自己架橋性プレポリマー組成物。
  4. 前記少なくとも1つのアルデヒド基または少なくとも1つのケトン基を含む部分が式:
    Figure 2015506404

    (式中、Aは1〜20個の炭素原子を含むヒドロカルビル部分を表し、Rは、水素原子、または1〜8個の炭素原子を含むアルキル基を表す)
    のものである、請求項1〜のいずれかに記載の自己架橋性プレポリマー組成物
  5. 前記少なくとも1つのビニルおよび/または置換ビニル基を含む部分が、
    Figure 2015506404
    (式中、は0〜8の整数を表し、R、RおよびRは同じであっても異なっていてもよく、水素原子、または1〜8個の炭素原子を含むアルキル基を表す)
    からなる群から選択される式のものである、またはそうした部分の混合物であり、前記自己架橋性プレポリマーが水分散性である、請求項1〜のいずれかに記載の自己架橋性プレポリマー組成物
  6. 前記プレポリマーが、
    (i)式:
    Figure 2015506404

    (式中、R は、1〜約15個の炭素原子を含むアルキル基、合計1〜約10個の炭素原子を含むアルコキシアルキル基、1〜約10個の炭素原子を含むシアノアルキル基または1〜約18個の炭素原子を含むヒドロキシアルキル基である)
    のアルキルアクリレート;
    (ii)式:
    Figure 2015506404

    (式中、R は、1〜約15個の炭素原子を含むアルキル基、合計1〜約10個の炭素原子を含むアルコキシアルキル基、1〜約10個の炭素原子を含むシアノアルキル基または1〜約18個の炭素原子を含むヒドロキシアルキル基であり、R は、1〜約4個の炭素原子を含むアルキルである)
    のアルキルアルクアクリレート;
    (iii)アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、2−カルボキシエチルアクリレート、マレイン酸モノメチル、フマル酸モノメチル、およびイタコン酸モノメチルから選択される不飽和酸;
    (iv)スチレン、アルキル置換スチレン 1−ビニルナフタレン、2−ビニルナフタレン、3−メチルスチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、4−n−プロピルスチレン、4−t−ブチルスチレン、4−ドデシル−スチレン、4−シクロヘキシルスチレン、2−エチル−4−ベンジルスチレン、4−メトキシ−スチレン、4−ジメチルアミノスチレン、3,5−ジフェノキシスチレン、4−p−トリルスチレン、4−フェニルスチレン、4,5−ジメチル−1−ビニルナフタレン、および3−n−プロピル−2−ビニル−ナフタレンから選択されるビニル置換芳香族化合物;
    (v)塩化ビニル;
    (vi)塩化ビニリデン;
    (vii)ブタジエン;
    (viii)式:
    Figure 2015506404

    (式中、R 10 は、一般に1〜約10または12個の炭素原子を有するアルキル基である)
    のビニルエステル;
    (ix)式:
    Figure 2015506404

    (式中、R は望ましくは1〜約10個の炭素原子を有するアルキルである)
    のビニルエーテル;
    (x)式:
    Figure 2015506404

    (式中、R は水素原子またはメチル基を表し、R は水素原子、または1〜約18個の炭素原子を含むアルキル基(直鎖状または分枝状)を表す)
    のアクリルアミドモノマー;
    (xi)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸およびジメチルアミノプロピルメタクリルアミドから選択される官能化されたアクリルアミド;ならびに
    (xii) アクリロニトリル、メタクリロニトリルおよびエタクリロニトリルから選択されるアクリロニトリル
    から選択されるモノマーと共重合している、請求項1〜5のいずれかに記載の自己架橋性プレポリマー組成物。
  7. 水、ならびに(1)ヒドロキシル基、(2)エポキシ基、(3)少なくとも1つのアルデヒド基または少なくとも1つのケトン基を含む部分、および(4)少なくとも1つのカルボキシル基またはその塩を含む部分が付加されている分散されたトリグリセリド油から構成される水性自己架橋性プレポリマー分散物。
  8. 前記トリグリセリド油が、前記トリグリセリド油に付加された少なくとも1つのビニルおよび/または置換ビニル基を含む部分を追加的に有する、請求項に記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
  9. 前記少なくとも1つのアルデヒド基または少なくとも1つのケトン基を含む部分が式:
    Figure 2015506404

    (式中、nは1〜8の整数を表し、Rは水素原子またはメチル基を表す)
    のものである、請求項7または8に記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
  10. 前記少なくとも1つのビニル基を含む部分が、
    Figure 2015506404
    (式中、は0〜8の整数を表し、R、RおよびRは同じであっても異なっていてもよく、水素原子、または1〜8個の炭素原子を含むアルキル基を表す)
    からなる群から選択される式のものである、またはそうした部分の混合物である、請求項8または9に記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
  11. 追加的なフリーラジカル重合可能な1種または複数のモノマーをさらに含む、請求項〜10のいずれかに記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物
  12. 前記分散物はさらに、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウム、亜硫酸カルシウム、亜硫酸マグネシウム、亜硫酸亜鉛、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸水素カリウム、亜硫酸水素アンモニウム、亜硫酸水素カルシウム、亜硫酸水素マグネシウムおよび亜硫酸水素亜鉛からなる群から選択される少なくとも1つのビスルフィットまたはスルフィットから構成される、請求項7に記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
  13. 前記プレポリマーが、
    (i)式:
    Figure 2015506404

    (式中、R は、1〜約15個の炭素原子を含むアルキル基、合計1〜約10個の炭素原子を含むアルコキシアルキル基、1〜約10個の炭素原子を含むシアノアルキル基または1〜約18個の炭素原子を含むヒドロキシアルキル基である)
    のアルキルアクリレート;
    (ii)式:
    Figure 2015506404

    (式中、R は、1〜約15個の炭素原子を含むアルキル基、合計1〜約10個の炭素原子を含むアルコキシアルキル基、1〜約10個の炭素原子を含むシアノアルキル基または1〜約18個の炭素原子を含むヒドロキシアルキル基であり、R は、1〜約4個の炭素原子を含むアルキルである)
    のアルキルアルクアクリレート;
    (iii)アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、2−カルボキシエチルアクリレート、マレイン酸モノメチル、フマル酸モノメチル、およびイタコン酸モノメチルから選択される不飽和酸;
    (iv)スチレン、アルキル置換スチレン 1−ビニルナフタレン、2−ビニルナフタレン、3−メチルスチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、4−n−プロピルスチレン、4−t−ブチルスチレン、4−ドデシル−スチレン、4−シクロヘキシルスチレン、2−エチル−4−ベンジルスチレン、4−メトキシ−スチレン、4−ジメチルアミノスチレン、3,5−ジフェノキシスチレン、4−p−トリルスチレン、4−フェニルスチレン、4,5−ジメチル−1−ビニルナフタレン、および3−n−プロピル−2−ビニル−ナフタレンから選択されるビニル置換芳香族化合物;
    (v)塩化ビニル;
    (vi)塩化ビニリデン;
    (vii)ブタジエン;
    (viii)式:
    Figure 2015506404

    (式中、R 10 は、一般に1〜約10または12個の炭素原子を有するアルキル基である)
    のビニルエステル;
    (ix)式:
    Figure 2015506404

    (式中、R は望ましくは1〜約10個の炭素原子を有するアルキルである)
    のビニルエーテル;
    (x)式:
    Figure 2015506404

    (式中、R は水素原子またはメチル基を表し、R は水素原子、または1〜約18個の炭素原子を含むアルキル基(直鎖状または分枝状)を表す)
    のアクリルアミドモノマー;
    (xi)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸およびジメチルアミノプロピルメタクリルアミドから選択される官能化されたアクリルアミド;ならびに
    (xii) アクリロニトリル、メタクリロニトリルおよびエタクリロニトリルから選択されるアクリロニトリル
    から選択されるモノマーと共重合している、請求項7〜12のいずれかに記載の水性自己架橋性プレポリマー分散物。
  14. コーティングされた基材であって、その表面上に請求項13のいずれかに記載の自己架橋性プレポリマー分散物を有する基材から構成される、コーティングされた基材。
  15. (1)エポキシ化トリグリセリド油を(2)ケトン官能化カルボン酸またはアルデヒド官能化カルボン酸と反応させてペンダントアルデヒド基またはケトン基を有するエポキシ化トリグリセリド油反応生成物を形成させるステップを含む、水分散性、自己架橋プレポリマー組成物を作製する方法であって、前記方法は、前記エポキシ化トリグリセリド油をビニル官能化カルボン酸と反応させるステップ、または前記エポキシ化トリグリセリド油反応生成物を前記ビニル官能化カルボン酸と反応させるステップをさらに含み、そして前記方法は、a)ジもしくはポリカルボン酸の無水物を前記エポキシ化トリグリセリド反応生成物と反応させるステップ、またはb)前記エポキシ化トリグリセリド油反応生成物に400ダルトン未満の分子量の分散剤を添加するステップによる分散剤をさらに含む方法。
  16. 前記プレポリマーが、
    (i)式:
    Figure 2015506404

    (式中、R は、1〜約15個の炭素原子を含むアルキル基、合計1〜約10個の炭素原子を含むアルコキシアルキル基、1〜約10個の炭素原子を含むシアノアルキル基または1〜約18個の炭素原子を含むヒドロキシアルキル基である)
    のアルキルアクリレート;
    (ii)式:
    Figure 2015506404

    (式中、R は、1〜約15個の炭素原子を含むアルキル基、合計1〜約10個の炭素原子を含むアルコキシアルキル基、1〜約10個の炭素原子を含むシアノアルキル基または1〜約18個の炭素原子を含むヒドロキシアルキル基であり、R は、1〜約4個の炭素原子を含むアルキルである)
    のアルキルアルクアクリレート;
    (iii)アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、2−カルボキシエチルアクリレート、マレイン酸モノメチル、フマル酸モノメチル、およびイタコン酸モノメチルから選択される不飽和酸;
    (iv)スチレン、アルキル置換スチレン 1−ビニルナフタレン、2−ビニルナフタレン、3−メチルスチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、4−n−プロピルスチレン、4−t−ブチルスチレン、4−ドデシル−スチレン、4−シクロヘキシルスチレン、2−エチル−4−ベンジルスチレン、4−メトキシ−スチレン、4−ジメチルアミノスチレン、3,5−ジフェノキシスチレン、4−p−トリルスチレン、4−フェニルスチレン、4,5−ジメチル−1−ビニルナフタレン、および3−n−プロピル−2−ビニル−ナフタレンから選択されるビニル置換芳香族化合物;
    (v)塩化ビニル;
    (vi)塩化ビニリデン;
    (vii)ブタジエン;
    (viii)式:
    Figure 2015506404

    (式中、R 10 は、一般に1〜約10または12個の炭素原子を有するアルキル基である)
    のビニルエステル;
    (ix)式:
    Figure 2015506404

    (式中、R は望ましくは1〜約10個の炭素原子を有するアルキルである)
    のビニルエーテル;
    (x)式:
    Figure 2015506404

    (式中、R は水素原子またはメチル基を表し、R は水素原子、または1〜約18個の炭素原子を含むアルキル基(直鎖状または分枝状)を表す)
    のアクリルアミドモノマー;
    (xi)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸およびジメチルアミノプロピルメタクリルアミドから選択される官能化されたアクリルアミド;ならびに
    (xii) アクリロニトリル、メタクリロニトリルおよびエタクリロニトリルから選択されるアクリロニトリル
    から選択されるモノマーとさらに共重合している、請求項15に記載の方法。
  17. 請求項15または16に記載の方法によって作製される水分散性、自己架橋プレポリマー組成物。
  18. 請求項1〜6のいずれかに記載のプレポリマー組成物を別の水媒介性ポリマーに分散させることによって形成される水性分散物。
  19. ポリウレタンプレポリマーを、請求項13のいずれかに記載の水性分散物に分散させることによって形成される水性分散物。
JP2014554789A 2012-01-26 2013-01-23 水分散性、自己架橋性プレポリマー組成物 Active JP6209539B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261590847P 2012-01-26 2012-01-26
US61/590,847 2012-01-26
PCT/US2013/022670 WO2013112530A2 (en) 2012-01-26 2013-01-23 Water dispersible, self-crosslinkable prepolymer compositon

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015506404A JP2015506404A (ja) 2015-03-02
JP2015506404A5 true JP2015506404A5 (ja) 2016-03-10
JP6209539B2 JP6209539B2 (ja) 2017-10-04

Family

ID=47679042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014554789A Active JP6209539B2 (ja) 2012-01-26 2013-01-23 水分散性、自己架橋性プレポリマー組成物

Country Status (8)

Country Link
US (2) US9567311B2 (ja)
EP (1) EP2807207B1 (ja)
JP (1) JP6209539B2 (ja)
KR (1) KR20140128359A (ja)
CN (1) CN104159945B (ja)
ES (1) ES2613812T3 (ja)
TW (1) TWI561597B (ja)
WO (1) WO2013112530A2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2970537B1 (en) * 2013-03-11 2017-02-22 Lubrizol Advanced Materials, Inc. Process for preparing surfactant responsive emulsion polymers
WO2016153818A1 (en) 2015-03-20 2016-09-29 Lubrizol Advanced Materials, Inc. Blends of water dispersible polymer with dispersions of polymers from epoxidized triglycerides
US10577518B2 (en) * 2017-06-29 2020-03-03 Ppg Industries Ohio, Inc. Aqueous dispersions, coating compositions formed with aqueous dispersions, and multi-layer coatings
US11760836B2 (en) 2018-04-21 2023-09-19 Natural Fiber Welding, Inc. Curative
KR102538880B1 (ko) 2018-04-21 2023-06-05 네추럴 파이버 웰딩 인코포레이티드 경화제
US11396578B2 (en) 2018-04-21 2022-07-26 Natural Fiber Wielding, Inc. Curative
US10882951B2 (en) 2018-04-21 2021-01-05 Natural Fiber Welding, Inc. Curative and method
CN111363444A (zh) * 2020-05-11 2020-07-03 龙海市大华涂料有限公司 一种高附着自交联水性漆制备方法
CN113355169B (zh) * 2021-05-21 2024-04-05 东莞市浩彩油墨科技有限公司 一种多羟基水性植物油连接料及水性油墨的制备方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4066591A (en) * 1975-06-02 1978-01-03 Ppg Industries, Inc. Water-reduced urethane coating compositions
US4147679A (en) 1976-06-02 1979-04-03 Ppg Industries, Inc. Water-reduced urethane coating compositions
US4210565A (en) 1979-02-02 1980-07-01 Rohm And Haas Company Ambient or low-temperature curable coatings
DE3431144A1 (de) 1984-08-24 1986-03-06 Hüls AG, 4370 Marl Kaltvernetzende pur-dispersionen, ihre herstellung und verwendung
GB8904102D0 (en) 1988-03-09 1989-04-05 Ici Resins Bv Polyurethane coating compositions
EP0350157B2 (en) 1988-05-30 1997-12-17 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Aqueous coating composition
US4888383A (en) * 1988-08-03 1989-12-19 E. I. Du Pont De Nemours And Company Method for aqueous dispersion of polyurethane modified polyacrylics
JPH02206613A (ja) * 1989-02-04 1990-08-16 Daiken Trade & Ind Co Ltd 速硬化性油剤
DE4336206A1 (de) 1993-10-23 1995-04-27 Hoechst Ag Wäßrige selbstvernetzende Polyurethan-Vinyl-Hybrid-Dispersionen
US6239209B1 (en) 1999-02-23 2001-05-29 Reichhold, Inc. Air curable water-borne urethane-acrylic hybrids
DE19930770A1 (de) * 1999-07-03 2001-01-04 Cognis Deutschland Gmbh Verfahren zur Herstellung von Faserverbundwerkstoffen
US6794475B1 (en) * 2000-06-30 2004-09-21 Noveon Ip Holdings Corp. Antistatic polymers, blends, and articles
US6576702B2 (en) 2000-07-20 2003-06-10 Noveon Ip Holdings Corp. Plasticized waterborne polyurethane dispersions and manufacturing process
WO2008016843A1 (en) * 2006-07-31 2008-02-07 Lubrizol Advanced Materials, Inc. Aqueous dispersions of polyurethane compositions with ketone-hydrazide
US8568889B2 (en) 2008-02-19 2013-10-29 Lubrizol Advanced Materials, Inc. Aqueous polymer compositions obtained from epoxidized natural oils
US8018102B2 (en) * 2008-08-11 2011-09-13 General Electric Company Shielding of superconducting field coil in homopolar inductor alternator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015506404A5 (ja)
JP6209539B2 (ja) 水分散性、自己架橋性プレポリマー組成物
AU783213B2 (en) Binder compositions for direct-to-metal coatings
CN101903425B (zh) 改进早期水致发浊和抗化学品性的水性涂料
CN101679567A (zh) 聚合物及其用途
JP5654403B2 (ja) 防錆塗料用水性樹脂組成物
JP6106311B2 (ja) 自然乾燥型水性塗料組成物
JP6767504B2 (ja) 水性コーティング組成物及びその調製方法
CN110997833A (zh) 水性涂料组合物
CN106977654B (zh) 一种核壳结构自交联丙烯酸乳液及其制备方法
CN107406749A (zh) 减震性赋予剂和减震材料用树脂组合物
EP1215221B1 (en) Rosin-fatty acid vinylic emulsion compositions
CN101448860B (zh) 制备聚合物水分散体的方法、其乳液聚合物及用途
CN114316160A (zh) 一种丙烯酸乳液聚合物及基于聚合物的水性涂料制备方法
KR102390240B1 (ko) 에폭시 아크릴 하이브리드 수지
CN112239518A (zh) 改善涂层早期耐水性和光泽度的丙烯酸共聚乳液及其应用
CN109294364A (zh) 一种防腐水性涂料及其制备方法
JP4067145B2 (ja) 塗料用ラテックス
CA2199793A1 (en) Self-crosslinking coating formulation
WO2016153818A1 (en) Blends of water dispersible polymer with dispersions of polymers from epoxidized triglycerides
KR20150025464A (ko) 수용성 변성 에폭시 에스테르 수지 조성물의 제조방법 및 이에 의해 제조된 수용성 수지 조성물
JPH05214290A (ja) 水性塗料用樹脂組成物
WO2016190365A1 (ja) 自然乾燥型水性塗料組成物
CN109651916B (zh) 水性阻尼组合物
Wang et al. Ionically crosslinked core-shell particles for waterborne humidity-sensitive coatings