JP2015505302A - シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンに関する方法 - Google Patents
シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンに関する方法 Download PDFInfo
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Abstract
(a)CF3CHClCHCl2(233da)を与え、そして(b)233daを脱塩素化剤で処理してシス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンを含む化合物の混合物を生成させる工程を含み、好ましくは反応において生成するシス異性体の量は30%以上であるシス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(シス−1233zd)の製造方法を開示する。【選択図】なし
Description
本出願は、同じ出願人に所有されており共に係属している2011年12月7日出願の米国仮特許出願61/567,669(その開示事項を参照として本明細書中に包含する)に対する国内優先権を主張する。
本発明は、無視しうるオゾン層破壊係数(ODP)及び低い地球温暖化係数(GWP)を有し、発泡剤及び溶媒のような用途において用いるのに好適なヒドロクロロフルオロオレフィン(HCFO)の製造に関する。より詳しくは、本発明は、18.7℃の沸点を有するトランス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(トランス−1233zd)を、39.5℃の沸点を有するシス異性体(シス−1233zd)に転化させる方法に関する。
上記に記載したように、本発明はシス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(HCFO−1233zd(Z)、1233zd(Z)、又はシス−1233zdとして示すことができる)の製造に関する。本明細書において用いられる好ましい名称は1233zd(Z)である。1233zd(Z)は、例えばフォーム発泡及びエアゾール噴射剤用途において高地球温暖化材料に対する代替物としての用途を有する低地球温暖化化合物である。
1233zdの異性化合物は数多くの異なる方法によって製造することができる。例としては、CF3CH2CHCl2の脱塩化水素化(J. Am. Chem. Soc., 64 (1942), 1157-9);3−クロロ−1,1,1,3−テトラフルオロプロパンの脱フッ化水素化(米国特許7,829,747);及びハロゲン化プロパンのフッ素化(米国特許5,710,352、6,111,150、及び6,844,475);が挙げられる。他の方法は、米国特許6,958,424、及び5,616,819において示されている。米国特許公開2008/0103342及びPCT公開WO−2010/059496も参照。殆どの反応において、1233zdのトランス異性体が熱力学的に優勢な生成物であり、通常は殆どの製造プロセスにおいてシス異性体は僅か約3%〜5%しか得られない。
PCT公開WO−2010/068715においては、1233zdのトランス異性体を蒸気相中においてフッ素化Cr2O3触媒上で約300℃の温度で異性化することができる方法が提供されている。シス異性体の得られる量は、約2%〜3%の他の物質と合わせて僅か約10%である。したがって、このプロセスは、大量の所望の1233zdのシス異性体を生成させるために複数の繰り返しサイクルが必要である。
米国特許公開US−2012−0215041−A1(出願番号13/030,789)においては、1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロピンを、水素雰囲気下においてパラジウムを用いて還元してシス−1233zdを53%の収率で立体特異的に生成させる方法が記載されている。しかしながら、還元プロセスを注意深く制御しないと、過還元が起こって、CF3CH=CH2及びCF3CH2CH3の化合物が形成される可能性がある。
1233zdのシス(又はZ)異性体及びトランス(又はE)異性体は両方とも実用的な用途を有する。HCFO−1233zdのシス異性体は、より高い沸点のために、溶媒用途に関してトランス異性体よりも好適である。
米国特許6,362,383においては、(1)1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン(HCC−240fa)を、液相中、第1のフッ化水素化触媒の存在下において、相当量の1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(HCFO−1233zd)を含む反応生成物の混合物を得るのに好適な条件下でフッ化水素と反応させる第1反応工程;及び(2)1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(HFC−245fa)を得るために、第1工程から得られる1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(HCFO−1233zd)を、液相中、第2のフッ化水素化触媒の存在下において、好ましくは塩化水素を連続的に供給しながらフッ化水素と反応させる第2反応工程;によって1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(HFC-245fa)を製造する方法が教示されている。
上記の参照文献の開示事項は参照として本明細書中に包含する。
J. Am. Chem. Soc., 64 (1942), 1157-9)
而して、相当割合のシス異性体が存在する1233zdを生成させる方法、或いは更により好ましくは1233zdのシス異性体を立体特異的に製造する方法に対する必要性が未だ存在する。
本発明は、シス異性体の量が好ましくは約30%以上であるシス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(1233zd(Z))の製造方法を提供する。より好ましくは、シス異性体の量は約35%以上である。最も好ましくは、シス異性体の量は約45%以上である。
一態様においては、本方法は、(a)233da、即ちCF3CHClCHCl2を与え、そして(b)233daを、亜鉛又は亜鉛コンプレックスのような脱塩素化剤で処理して、所望の化合物であるシス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンを生成させる工程を含む。
他の態様においては、本方法は、233daを与え、そして(b)233daを、銅、マグネシウム、又は亜鉛/銅混合物のような脱塩素化剤で処理して、所望の化合物であるシス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンを生成させる工程を含む。
233daは、塩素化プロパンのフッ素化、及びトランス−1233zdの塩素化のような数多くの方法で与えることができる。而して、後者のプロセスは、実質的に、トランス−1233zdをシス−1233zdに異性化する手段を提供する。
而して、本発明の他の態様は、(a)トランス−1233zdを塩素化して233daを生成させ、そして(b)233daを脱塩素化剤で処理して所望の化合物であるシス−1233zdを生成させる工程を含む。
幾つかの態様においては、233daは塩素化プロパン化合物のフッ素化によって与えられる。
幾つかの態様においては、反応において溶媒を用いる。幾つかの態様においては、溶媒は、アルコール、エーテル、アミド、カルボン酸、及び水からなる群から選択される。好ましくは、溶媒は、水、アルコール、これらの混合物から選択される。より好ましくは、溶媒は水である。
幾つかの態様においては、反応において溶媒を用いる。幾つかの態様においては、溶媒は、アルコール、エーテル、アミド、カルボン酸、及び水からなる群から選択される。好ましくは、溶媒は、水、アルコール、これらの混合物から選択される。より好ましくは、溶媒は水である。
幾つかの態様においては、本方法は触媒を用いることを含む。好ましくは、触媒は鉱酸又はその混合物を含む群から選択される。幾つかの態様においては、鉱酸触媒はHClを含む。幾つかの態様においては、触媒はルイス酸触媒又はその混合物を含む。好ましくは、ルイス酸触媒は金属塩または複数の金属ハロゲン化物塩の混合物を含む。より好ましくは、金属塩は亜鉛ハロゲン化物塩を含む。最も好ましくは、亜鉛ハロゲン化物塩は塩化亜鉛を含む。幾つかの態様においては、金属塩はスズハロゲン化物塩を含む。好ましくは、スズハロゲン化物塩は塩化スズを含む。
幾つかの態様においては、反応温度範囲は溶媒の沸点よりも低い。而して、本発明において用いる反応温度は、約35℃〜約100℃、好ましくは約55℃〜90℃、より好ましくは約70℃〜85℃、最も好ましくは約75℃〜約82℃の範囲であってよい。反応条件に基づいて他の温度を用いることができる。
幾つかの態様においては、脱塩素化剤と233daとのモル比は少なくとも1:1である。好ましくは、233daに対する脱塩素化剤のモル比は1.1〜2.5である。
更に他の態様においては、本発明は、
(a)亜鉛、溶媒、及び触媒を含む配合物を混合し;
(b)混合物を選択された反応温度の数度以内まで加熱し;
(c)1233zdの生成は発熱性であるので、反応温度を制御するようにしてHCFC−233daを加え;
(d)反応を進行させ、必要に応じて233daを加え;そして
(e)1233zd(Z)を生成した状態で回収する;
工程を含むシス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンの製造方法を提供する。
更に他の態様においては、本発明は、
(a)亜鉛、溶媒、及び触媒を含む配合物を混合し;
(b)混合物を選択された反応温度の数度以内まで加熱し;
(c)1233zdの生成は発熱性であるので、反応温度を制御するようにしてHCFC−233daを加え;
(d)反応を進行させ、必要に応じて233daを加え;そして
(e)1233zd(Z)を生成した状態で回収する;
工程を含むシス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンの製造方法を提供する。
この方法の幾つかの態様においては、233daは、反応温度を維持するのに十分に遅い設定速度で機械的に加える。
この方法の幾つかの態様においては、反応の加熱は全ての233daが反応するのを確保する時間継続する。
この方法の幾つかの態様においては、反応の加熱は全ての233daが反応するのを確保する時間継続する。
好ましくは、1233zd(Z)は、生成した状態でプロセスから取り出す。
本発明の更に他の態様は、1,1,1,2,3,3−ヘキサクロロプロパンのフッ素化のようなフッ素化によってハロゲン化プロパンから直接233daを生成させる方法に関する。ハロゲン化プロパン化合物は、SbCl5、TiCl4、SnCl4、TaCl5、及びNbCl5のような金属触媒を用いて、変動する温度下でHFによってフッ素化することができる。
本発明の更に他の態様は、1,1,1,2,3,3−ヘキサクロロプロパンのフッ素化のようなフッ素化によってハロゲン化プロパンから直接233daを生成させる方法に関する。ハロゲン化プロパン化合物は、SbCl5、TiCl4、SnCl4、TaCl5、及びNbCl5のような金属触媒を用いて、変動する温度下でHFによってフッ素化することができる。
通常の反応においては、まず金属触媒を、モネルオートクレーブ内で70℃〜90℃において、更なる圧力上昇が検出されなくなるまで無水HFで処理する。次に、更なるHF、次に1,1,1,2,3,3−ヘキサクロロプロパンをオートクレーブ中に充填する。オートクレーブを密閉し、所望の反応温度に加熱し、その温度に特定の時間保持する。反応終了後、粗物質をGC及びNMRによって検査し、得られた生成物の混合物から所望の化合物である233daを単離する。
上記に記載したように、本発明は、シス異性体の量が30%以上であるシス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(1233zd(Z))の製造方法を提供する。本方法は、(a)CF3CHClCHCl2(233da)を与え、そして(b)233daを脱塩素化剤で処理して所望の生成物のシス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンを生成させる工程を含む。
上記に記載したように、233daは、塩素化プロパンのフッ素化、及びトランス−1233zdの塩素化のような数多くの方法で与えることができる。而して、後者のプロセスは、実質的に、トランス−1233zdをシス−1233zdに異性化する手段を実質的に提供する。
233daの脱塩素化のために種々の溶媒を用いることができる。好適な溶媒としては、アルコール、エーテル、アミド、カルボン酸、水が挙げられる。水及びアルコールが好ましく、水が最も好ましい。所望の場合には、溶媒は用いる必要がない。
また、触媒を用いることもできる。これらとしては、HClのような鉱酸、或いは金属塩、特に亜鉛及びスズのもの(例えば、ZnCl2、SnCl2など)のようなルイス酸が挙げられる。用いる亜鉛の活性に応じて、触媒は必要でない可能性がある。
大気圧における反応に関しては、反応温度は溶媒の沸点までに制限されるが、反応は溶媒の沸点より非常に低い温度で進行させることができる。適当な反応温度を見出すためには、233daの一部をZn/触媒/溶媒混合物に加えて、反応の徴候(放熱又は揮発性の1233zdの生成)が観察されるまで加熱を継続する。
而して、本発明において用いる通常の反応温度は、約35℃〜約100℃、好ましくは約55℃〜90℃、より好ましくは約70℃〜85℃、最も好ましくは約75℃〜約82℃の範囲であってよい。反応条件に基づいて他の温度を用いることができる。
233daに対する亜鉛のモル比は少なくとも1でなければならず、より高くてもよいが、3を超える比はあまり有利ではなく、撹拌がより困難になる可能性がある。233daに対する亜鉛のモル比は、通常は1.1〜2.5の範囲である。
通常の反応においては、亜鉛、溶媒、及び触媒を混合し、選択された反応温度の数度以内まで加熱する。次に、1233zdの生成は発熱性であるので、反応を制御するために233daを時間をかけて加える。反応混合物の温度は、最初に5〜10℃上昇する可能性があり、その後、233daの他の部分を加える前に元の反応温度に戻す。
或いは、233daは、所望の反応温度を維持するのに十分に遅い設定速度で機械的に加えることができる。添加の後、全ての233daが反応するのを確保するのに十分な時間、反応温度において加熱を継続する。一般に、1233zdは形成された状態で取り出すことが有利であるが、これは必須ではない。
実施例1:233daの製造:
塩素ガス(625g、8.80モル)を、0℃において、1233zd蒸気を回収するためにドライアイスアセトントラップを用いて、トランス−1233zd(959g、7.34モル)中にバブリングした。出発物質(1233zd)が完了するまで、反応の進行をGCによって追跡した。過剰の塩素を、亜硫酸ナトリウム溶液で、そして次に完了後に水で洗浄除去した。得られた粗233da(1462g、収率98.8%)は実質的に純粋(純度99.6%)であり、その後の実施例において更なる精製を行わないで用いた。
塩素ガス(625g、8.80モル)を、0℃において、1233zd蒸気を回収するためにドライアイスアセトントラップを用いて、トランス−1233zd(959g、7.34モル)中にバブリングした。出発物質(1233zd)が完了するまで、反応の進行をGCによって追跡した。過剰の塩素を、亜硫酸ナトリウム溶液で、そして次に完了後に水で洗浄除去した。得られた粗233da(1462g、収率98.8%)は実質的に純粋(純度99.6%)であり、その後の実施例において更なる精製を行わないで用いた。
実施例2:233daの製造:
実施例1に記載のようにして、塩素ガス(650g、9.15モル)を、0℃においてトランス−1233zd(1011g、7.75モル)中にバブリングした。233daが形成され、1525gが得られ、収率97.8%、純度99.0%であった。
実施例1に記載のようにして、塩素ガス(650g、9.15モル)を、0℃においてトランス−1233zd(1011g、7.75モル)中にバブリングした。233daが形成され、1525gが得られ、収率97.8%、純度99.0%であった。
実施例3:233daの製造:
450mLのモネルオートクレーブ中の15.5gのSbCl5(モル)に、窒素雰囲気下で18.0gの無水HFを加え、90℃に2時間加熱した。圧力は上昇を停止し、0℃に冷却し、窒素雰囲気下で塩基性スクラバーを通して排気した。−78℃において更に40.0gのHF、次に30.0gの1,1,1,2,3,3−ヘキサクロロプロパンをオートクレーブ中に充填した。
450mLのモネルオートクレーブ中の15.5gのSbCl5(モル)に、窒素雰囲気下で18.0gの無水HFを加え、90℃に2時間加熱した。圧力は上昇を停止し、0℃に冷却し、窒素雰囲気下で塩基性スクラバーを通して排気した。−78℃において更に40.0gのHF、次に30.0gの1,1,1,2,3,3−ヘキサクロロプロパンをオートクレーブ中に充填した。
混合物を密封し、100℃に15時間加熱した。混合物を0℃に冷却し、塩基性スクラバー溶液を通して排気した。オートクレーブ内部の混合物を40mLのDI水で希釈し、分液漏斗から分離した。有機層をDI水で2回、次に希釈NaHCO3溶液で洗浄した。9.5gの褐色の液体が回収され、これは、NMR分析によって測定して、38.6%の233da、並びにジクロロトリフルオロプロペン異性体のシス−1223xd(52.2%)及びトランス−1223xd(9.2%)の混合物を含んでいた。
実施例4:シス−1233zdの製造:
この反応のための容器は、実質的に、滴下漏斗、温度計、メカニカルスターラー、及び蒸留取出アダプター、次にドライアイスアセトントラップに接続されている36℃〜41℃で制御されている2フィートの還流凝縮器を取り付けた4つ口3000mLフラスコから構成される蒸留セットである。凝縮器を通過した留出物及び全ての物質を−50℃未満の冷トラップ中に回収した。ここで用いた233daは少なくとも99%の純度であった。
この反応のための容器は、実質的に、滴下漏斗、温度計、メカニカルスターラー、及び蒸留取出アダプター、次にドライアイスアセトントラップに接続されている36℃〜41℃で制御されている2フィートの還流凝縮器を取り付けた4つ口3000mLフラスコから構成される蒸留セットである。凝縮器を通過した留出物及び全ての物質を−50℃未満の冷トラップ中に回収した。ここで用いた233daは少なくとも99%の純度であった。
フラスコに2000mLのDI水、20mLの濃HCl、及び428gの亜鉛末を充填した。合計で652g(3.23モル)の233daを4〜5時間かけて加え、添加が完了した後に55℃から開始して80℃〜82℃に上昇させた。反応温度は80℃〜82℃において30〜45分間であった。冷トラップは362.0gの液体(収率85.8%)を含んでおり、これは42.4%のシス−1233zd、51.8%のトランス−1233zd、1.2%のCF3CCl=CHCl(HCFC−1223)、及び4.3%の233daであると分析された。
実施例5:シス−1233zdの製造:
実施例4に記載のようにして、323gの亜鉛末、及び497gの純度96.1%の233daを、55℃〜65℃の反応温度において5時間の全反応時間反応させた。冷トラップは300gの1233zd異性体(収率93.2%)を含んでおり、38.2%のシス−1233zd、60.4%のトランス−1233zd、0.5%のHCFC−1223、及び0.6%の233daであった。
実施例4に記載のようにして、323gの亜鉛末、及び497gの純度96.1%の233daを、55℃〜65℃の反応温度において5時間の全反応時間反応させた。冷トラップは300gの1233zd異性体(収率93.2%)を含んでおり、38.2%のシス−1233zd、60.4%のトランス−1233zd、0.5%のHCFC−1223、及び0.6%の233daであった。
実施例6:シス−1233zdの製造:
本実施例に関する反応器は、実質的に、滴下漏斗、温度計、及び12℃〜13℃に制御されている凝縮器を有する蒸留取出アダプターを取り付けた6インチの充填カラムを装備した100mLのフラスコから構成される蒸留セットである。凝縮器を通過した留出物及び全ての物質を−50℃未満の冷トラップ中に回収した。233daは93%の純度であり、トランス−1233zd塩素化プロセスによって得たものであった。
本実施例に関する反応器は、実質的に、滴下漏斗、温度計、及び12℃〜13℃に制御されている凝縮器を有する蒸留取出アダプターを取り付けた6インチの充填カラムを装備した100mLのフラスコから構成される蒸留セットである。凝縮器を通過した留出物及び全ての物質を−50℃未満の冷トラップ中に回収した。233daは93%の純度であり、トランス−1233zd塩素化プロセスによって得たものであった。
フラスコに、40mLのイソプロパノール、5滴の濃HCl、及び11gの亜鉛末を充填した。合計で13.0gの233daを40分間かけて加え、75℃の反応温度で開始して82℃に上昇させた。233daの添加が完了した後、82℃における加熱を1時間継続した。最後に、全てのシス異性体が回収されたことを確認するために、容器の温度を90℃に上昇させた。冷トラップは7.0gの液体を含んでおり、これは27.3%のシス−1233zd及び72.7%のトランス−1233zd(1233zd異性体に関して70%の全収率)であると分析された。
実施例7:シス−1233zdの製造:
実施例8に記載のようにして、40mLのDI水、5滴の濃HCl、11gの亜鉛末、及び11.7gの純度93%の233を、75℃〜80℃の温度において、4時間の全反応時間反応させた。冷トラップは6.4gの液体(収率84%)を含んでおり、48%のシス−1233zd及び52%のトランス−1233zdであった。
実施例8に記載のようにして、40mLのDI水、5滴の濃HCl、11gの亜鉛末、及び11.7gの純度93%の233を、75℃〜80℃の温度において、4時間の全反応時間反応させた。冷トラップは6.4gの液体(収率84%)を含んでおり、48%のシス−1233zd及び52%のトランス−1233zdであった。
実施例8:シス−1233zdの製造:
実施例8に記載のようにして、40mLのピリジン、5滴の濃HCl、12.7gの亜鉛末、及び12.4gの純度93%の233を、35℃〜80℃の温度範囲において、2時間の全反応時間反応させた。冷トラップは6.4gの液体を含んでおり、38.5%のシス−1233zd、54.5%のトランス−1233zd、及び7%の233daであった。
実施例8に記載のようにして、40mLのピリジン、5滴の濃HCl、12.7gの亜鉛末、及び12.4gの純度93%の233を、35℃〜80℃の温度範囲において、2時間の全反応時間反応させた。冷トラップは6.4gの液体を含んでおり、38.5%のシス−1233zd、54.5%のトランス−1233zd、及び7%の233daであった。
実施例9:シス−1233zdの製造:
実施例8に記載のようにして、40mLのイソプロパノール、5滴の濃HCl、THF中の12.3gのCuCl及び8.1gの亜鉛から製造した亜鉛銅合金(J. Org. Chem., 1970, 2057を参照)、及び10.0gの純度93%の233daを、75℃〜80℃の温度範囲において、3時間の全反応時間反応させた。冷トラップは8.4gの液体を含んでおり、14.8%のシス−1233zd、19.3%のトランス−1233zd、28.9%のイソプロパノール、及び33.1%のTHFであった。
実施例8に記載のようにして、40mLのイソプロパノール、5滴の濃HCl、THF中の12.3gのCuCl及び8.1gの亜鉛から製造した亜鉛銅合金(J. Org. Chem., 1970, 2057を参照)、及び10.0gの純度93%の233daを、75℃〜80℃の温度範囲において、3時間の全反応時間反応させた。冷トラップは8.4gの液体を含んでおり、14.8%のシス−1233zd、19.3%のトランス−1233zd、28.9%のイソプロパノール、及び33.1%のTHFであった。
実施例10:シス−1233zdの製造:
実施例8に記載のようにして、40mLのDMF、0.1gのCuI、8.1gの亜鉛末、及び10.0gの純度93%の233daを、80℃〜90℃の温度範囲において、3時間の全反応時間反応させた。冷トラップは4.7gの1233zd異性体(収率72%)を含んでおり、41%のシス−1233zd及び59%のトランス−1233zdであった。
実施例8に記載のようにして、40mLのDMF、0.1gのCuI、8.1gの亜鉛末、及び10.0gの純度93%の233daを、80℃〜90℃の温度範囲において、3時間の全反応時間反応させた。冷トラップは4.7gの1233zd異性体(収率72%)を含んでおり、41%のシス−1233zd及び59%のトランス−1233zdであった。
実施例11:シス−1233zdの製造:
実施例8に記載のようにして、40mLのDI水、5滴の濃HCl、亜鉛銅合金(THF中の8.1gの亜鉛末及び0.5gのCuClから製造した)、及び10.0gの純度93%の233daを、75℃〜80℃の温度範囲において、3時間の全反応時間反応させた。冷トラップは4.0gの1233zd異性体(収率62%)を含んでおり、28%のシス−1233zd及び72%のトランス−1233zdであった。
実施例8に記載のようにして、40mLのDI水、5滴の濃HCl、亜鉛銅合金(THF中の8.1gの亜鉛末及び0.5gのCuClから製造した)、及び10.0gの純度93%の233daを、75℃〜80℃の温度範囲において、3時間の全反応時間反応させた。冷トラップは4.0gの1233zd異性体(収率62%)を含んでおり、28%のシス−1233zd及び72%のトランス−1233zdであった。
本明細書において用いる単数形の「a」、「an」、及び「the」は、記載が他に明確に示していない限りにおいて、複数のものを包含する。更に、量、濃度、又は他の値若しくはパラメーターを、範囲、好ましい範囲、又はより高い好ましい値とより低い好ましい値のリストのいずれかとして与える場合には、これは、範囲が別々に開示されているかどうかにかかわらず、任意のより高い範囲限界又は好ましい値と、任意のより低い範囲限界又は好ましい値の任意の対から形成される全ての範囲を具体的に開示すると理解すべきである。本明細書において数値の範囲が示されている場合には、他に示されていない限りにおいて、この範囲はその端点及びこの範囲内の全ての整数及び小数を含むと意図される。本発明の範囲を、範囲を規定する際に示される具体的な値に限定することは意図しない。
本発明の他の態様は、本明細書及びここに開示する本発明の実施を考慮することにより当業者に明らかになるであろう。本明細書及び実施例は例示のみとしてみなすべきであり、発明の真の範囲及び精神は特許請求の範囲及びその均等範囲によって示されると意図される。
本発明の他の態様は、本明細書及びここに開示する本発明の実施を考慮することにより当業者に明らかになるであろう。本明細書及び実施例は例示のみとしてみなすべきであり、発明の真の範囲及び精神は特許請求の範囲及びその均等範囲によって示されると意図される。
本発明は以下の態様を含む。
[1]
(a)CF3CHClCHCl2(233da)を与え、そして(b)233daを脱塩素化剤で処理してシス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンを含む化合物の混合物を生成させる工程を含む、シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンの製造方法。
[2]
脱塩素化剤が、亜鉛、亜鉛化合物、複数の亜鉛化合物の混合物、銅、マグネシウム、及び亜鉛/銅合金、並びにこれらの混合物からなる群から選択される、[1]に記載の方法。
[3]
脱塩素化剤が亜鉛末とヨウ化第1銅の混合物を含む、[2]に記載の方法。
[4]
プロセスにおいて溶媒を用い、溶媒が、アルコール、エーテル、アミド、カルボン酸、水、及びこれらの混合物からなる群から選択される、[1]に記載の方法。
[5]
溶媒が水を含む、[4]に記載の方法。
[6]
触媒を使用することを更に含み、触媒が、鉱酸及びそれらの混合物;並びにルイス酸及びそれらの混合物;からなる群から選択される、[1]に記載の方法。
[7]
鉱酸触媒がHClを含む、[6]に記載の方法。
[8]
ルイス酸触媒が金属塩又は金属ハロゲン化物塩の混合物を含む、[6]に記載の方法。
[9]
金属塩が亜鉛ハロゲン化物塩又はスズハロゲン化物塩を含む、[8]に記載の方法。
[10]
塩のハロゲン化物が塩化物である、[9]に記載の方法。
本発明は以下の態様を含む。
[1]
(a)CF3CHClCHCl2(233da)を与え、そして(b)233daを脱塩素化剤で処理してシス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンを含む化合物の混合物を生成させる工程を含む、シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンの製造方法。
[2]
脱塩素化剤が、亜鉛、亜鉛化合物、複数の亜鉛化合物の混合物、銅、マグネシウム、及び亜鉛/銅合金、並びにこれらの混合物からなる群から選択される、[1]に記載の方法。
[3]
脱塩素化剤が亜鉛末とヨウ化第1銅の混合物を含む、[2]に記載の方法。
[4]
プロセスにおいて溶媒を用い、溶媒が、アルコール、エーテル、アミド、カルボン酸、水、及びこれらの混合物からなる群から選択される、[1]に記載の方法。
[5]
溶媒が水を含む、[4]に記載の方法。
[6]
触媒を使用することを更に含み、触媒が、鉱酸及びそれらの混合物;並びにルイス酸及びそれらの混合物;からなる群から選択される、[1]に記載の方法。
[7]
鉱酸触媒がHClを含む、[6]に記載の方法。
[8]
ルイス酸触媒が金属塩又は金属ハロゲン化物塩の混合物を含む、[6]に記載の方法。
[9]
金属塩が亜鉛ハロゲン化物塩又はスズハロゲン化物塩を含む、[8]に記載の方法。
[10]
塩のハロゲン化物が塩化物である、[9]に記載の方法。
Claims (10)
- (a)CF3CHClCHCl2(233da)を与え、そして(b)233daを脱塩素化剤で処理してシス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンを含む化合物の混合物を生成させる工程を含む、シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンの製造方法。
- 脱塩素化剤が、亜鉛、亜鉛化合物、複数の亜鉛化合物の混合物、銅、マグネシウム、及び亜鉛/銅合金、並びにこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
- 脱塩素化剤が亜鉛末とヨウ化第1銅の混合物を含む、請求項2に記載の方法。
- プロセスにおいて溶媒を用い、溶媒が、アルコール、エーテル、アミド、カルボン酸、水、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
- 溶媒が水を含む、請求項4に記載の方法。
- 触媒を使用することを更に含み、触媒が、鉱酸及びそれらの混合物;並びにルイス酸及びそれらの混合物;からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
- 鉱酸触媒がHClを含む、請求項6に記載の方法。
- ルイス酸触媒が金属塩又は金属ハロゲン化物塩の混合物を含む、請求項6に記載の方法。
- 金属塩が亜鉛ハロゲン化物塩又はスズハロゲン化物塩を含む、請求項8に記載の方法。
- 塩のハロゲン化物が塩化物である、請求項9に記載の方法。
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